スライド 1

Similar documents
Microsoft Word - Hよよ _景観形成ガイドライン (最終)●●● - コピー

<303689F090E041312D305F8B4B96CD947A92752E6169>

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

<4D F736F F D DB296C291E4CEDCB2C A815B83672E646F63>

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

地区計画パンフレットP.1

Microsoft Word - 09池町通り.doc

Microsoft Word - 景観計画 docx

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

地区整備計画書地区整備計画建築物等に関する事項地区の区分 地区の名称地区の面積 建築物等の用途の制限 建築物の敷地面積の最低限度 建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合の最高限度建築物の建築面積の敷地面積に対する割合の最高限度 壁面の位置の制限 独立住宅地区 A 約 21.9 ha (1) 長屋

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

Microsoft Word - 景観計画 docx

金沢都市計画地区計画の変更

<4D F736F F D CF8D5888C48C7689E68F91817A948E91BD B8A58926E8BE62E646F63>

草 津 市 景 観 形 成 ガイドライン 71

住宅地区 A 約 41.1 ha (1) 長屋 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) (2) 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 建基法 という ) 別表第 2( い ) 項第 3 号に掲げる共同住宅 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) 寄宿舎又は下宿 (3) 建基法別表第

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

<4D F736F F D F4289A1907B89EA8A5893B B9926E8BE681458C698ACF8C6090AC95FB906A88C45F8DC58F4994C >

<93CD8F6F82CC8EE888F882AB8A C576322E6169>

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位

スライド 1

第2章

<4D F736F F F696E74202D2095E58F CC81698E518D6C8E9197BF816A816997F08E6A92C789C1816A8251>

南部地区 地区の名称 南部地区建築物の用途の制限 ( ほなみ町 桜新町 ) 敷地面積の最低限度 ( 東原町 苗津町 長者町の各一部 ) 22.5ha 沿道業務地区 17.6ha 合計 40.1ha 建築物等の形態又は意匠の制限 沿道業務地区には 次に掲げる建物は建築してはならない マージャン屋 ぱち

スライド 1

JOB台帳の略件名

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

種別 名称 幅員等 延長又は面積 摘要 道路 区画道路 1 号区画道路 2 号区画道路 3 号区画道路 4 号区画道路 5 号区画道路 6 号区画道路 7 号 12.0m 12.0m 0.8~5.0m 2.6~8.3m 2.25m 1.65m 1.65m 約 790m 約 220m 約 700m 約

平井二丁目付近地区地区計画の概要 平井二丁目付近地区地区計画の概要をお示しします 詳しくは 同封の 平井二丁目付近 地区計画書 計画図 をご確認ください 地区計画の区域地区計画の対象区域は 下図のとおりです 平井二丁目付近地区 ( 約 28.6ha) 江戸川区平井一丁目 平井二丁目及び 小松川三丁目


Microsoft Word - 03第3章(p37-45)

地区整備築計画建物等に関する事項地区の 細区分 建築物の 敷地面積の 最低限度 壁面の位置の 制 限 建築物等の高さの最高限度 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限 垣又は柵の構造の制限 拠点サービス地区沿道サービス地区 A 沿道サービス地区 B 沿道サービス地区 C 一般住宅地区 160 m2

地区 の 区分 名称駅南口西街区地区駅南口東街区地区駅北口駅前広場地区 面積約 2.8 ha 約 0.6 ha 約 1.7 ha 用途地域による用途制限の他に 次の各号に掲げる建築物は 建築し てはならない 地区整備計画 建築物等に関する事項 建築物の 用途の制限 1. 指定道路 1 に面する敷地の

(案)

印西都市計画地区計画の変更 ( 印西市決定 ) 都市計画滝野地区地区計画を次のように変更する 名称滝野地区地区計画 位 置 印西市滝字新野及び字大割 滝野一丁目 滝野二丁目 滝野四丁目 滝野五丁目 滝野六丁目及び滝野七丁目の全部の区域並びに滝字大門及び滝野三丁目の各一部の区域 面積約 56.3 ha

PowerPoint プレゼンテーション

‘031209

(案)

福知山都市計画地区計画の変更(福知山市決定)

Microsoft Word - 景観形成基準


位置等 商業系施設 3-1 壁面後退 ( 景観ガイドライン P44) u 壁面を後退させ 緑化を創出させることで より潤いある道路空間が演出できます u イベントが行われる広場のような公開空地を設けることで 地域のにぎわい空間が演出でき 各種イベント等に活用することができます u 公開空地内に植栽等

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

公津西地区地区計画運用基準

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

<4D F736F F D AB97A788EAA593F1A58E4F929A96DA926E8BE68C7689E68C7689E68F E646F63>

地区整備計画 建築物等に関する事項 地区区分 地区の名称 国道 390 号バイパス沿道地区 ( 地域 1) ( 地域 2) ( 第地域 ) ( 第住居専用地域 ) ( 第住居専用地域 ) 面積約 9.8ha 約 3.0ha 約 3.4ha 約 0.7ha 約 0.7ha 約 3.3ha 建築物等の用

絶対高さ制限を定める高度地区についてのQ&A

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

スライド 1

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

2-1-5 屋外広告物の制限

大阪市再開発地区計画にかかる

PowerPoint プレゼンテーション

江戸川五丁目付近地区 地区計画(素案)説明会

平井二丁目付近地区のまちづくり 平井二丁目付近地区は JR 平井駅南東部の都市計画道路放射第 15 号線に接し 都市計画道路補助第 120 号線が南北に通るなど 交通利便性が高く 旧中川沿川のうるおいある環境を感じられる地区です しかし 耕地整理により形成された街区内などでは 幅員 4.0m 未満の

区域の整備 開発及び保全に関する方針 江戸川一丁目地区地区計画 計画書 計画決定 H 江戸川区告示第 433 号 計画変更 H 江戸川区告示第 27 号 計画変更 H 江戸川区告示第 482 号 名称江戸川一丁目地区地区計画 位置 江戸川区江戸川一丁目 江戸

<4D F736F F F696E74202D F819A93738E738C7689E690528B6389EF90E096BE8E9197BF BC205B8CDD8AB B83685D>

第 43 回四日市市都市計画審議会 第 80 号議案関連資料 1. 四日市都市計画地区計画の変更 ( 小古曽地区地区計画の決定 ) に関する地権者からの都市計画提案書について ( 関連資料 -1) 2. 小古曽地区地区計画比較表 ( 都市計画提案と地区計画決定 ) ( 関連資料 2) 1

渚地区計画について 地区計画とは? 一般にまちづくりは 都市 都市圏単位で広域的に定めた都市計画に基づき 都市計画法や建築基準法等によって土地利用や建築 開発行為等を規制することで進められていますが 都市の中には 特徴や条件の異なる様々な地域があり それぞれの地域で暮らしやすい環境を形成するには 地

地区の細区分 1 流通 業務地区 2 都市型居住地区 地区 建築物 建築物等の高さの最高限度 建築物等の高さの最高限度は 15mとする ただし 敷地面積が1,000m2以上あり かつ金沢市景観審議会において都市景観上支障がないと認められた場合は 25mとする 整備計画 等に関する事項 建築物等の形態

170413_福岡市ガイドライン.indd

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

都市計画図 外神田二・三丁目地区(PDF)

金沢市景観計画

<4D F736F F D2090E797A2836A B835E CC82DC82BF82C382AD82E88E77906A B8C91CE8FC6955C F97702E646F63>

(2) 建築物の敷地面積の最低限度地区整備計画商業 業務地区 -1 商業 業務地区-2 敷地面積は150m2以上とする ただし 土地区画整理事業での換地面積 150m2未満の場合は 換地面積とする 住宅地区敷地面積は200m2以上とする ただし 土地区画整理事業での換地面積 200m2未満の場合は

金沢市景観計画

茨木市では 緑あふれる魅力あるまちづくりを進めるため 民有地での緑化について その費用の一部を補助しています 生垣を設置 壁面を緑化 道路に面して新たに生垣を設置する 道路にはみ出している生垣を改良する [ 生垣緑化 ] 道路 壁面 擁壁 フェンス 市街化区域で 道路から眺望できる建築物や擁壁の壁面

表1-表4-2

<4D F736F F D20926E8BE68C7689E6895E97708AEE8F8088C E3589FC92F994C52E646F63>

新千里西町B団地地区地区計画

- 2 - 及び規模 地区の 区分 地区施設の配置 道路 3 路線 幅員 ~ m 延長 約 m 公園 1 箇所 面積 約 m2 公共緑地 4 箇所 面積 約 m2 2 箇所 幅員 m 面積 約 m2 ( の幅員 mのうち 以上を高木植栽空間とする ただ し 門柱 門扉等の施設については この限りでは

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

地区計画の届出とは

甲府市では 風致地区条例の運用基準や地区別景観計画の中でマンセル値により色彩の基準を設けています これは まちなみにおける色彩が景観形成の上で重要な要素になっており 美しいまちなみをつくるためには 個々の建築物や工作物の色彩が互いに秩序を持った関係で構成されていることが大切だからです この解説は 用

工作物(2) 一般市街地ゾーン 築物 要素形意色 態 匠 建築物等は 周辺の景観及び街並みと調和する形態 意匠とする 屋根や屋上建築設備 広告物は 建築物と統一感のある一体的なデザインとするなど 軽快なスカイラインを持った景観を形成する 大規模な施設では 配置を工夫したり 適度に分節するなど 圧迫感

立川基地跡地昭島地区に関する 都市計画素案説明会

緑ヶ丘地地計画 ( 前項つづき ) 地 計 画 地施設の設置及び規模 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地名称の分建築物の用途の制限 緑地広場歩道状空地行政センター地 ( A) 面積約 2,000 m2 計画図表示のとおり 面積約 150 m2 計画図表示のとおり 幅員 2m 延長約 290m

(2) 届出内容の確認方法について 建築計画内容を確認するために 委員会でチェックしやすい届出の 様式を作成しておくと便利です チェックしやすい様式としてチェックシートがあります 建築協定で定めている建築物に関する基準の項目を一覧表にし 建築主や代理者が建築計画の内容を記入できるものにしましょう 数

三郷市景観計画の届出等について ( 概略版 ) 平成 30 年 1 月 4 三郷市都市デザイン課計画景観係 概要 三郷市は 地域で育まれ まちづくりで形成された良好な景観とともに 課題となる景観も有しております さらには 近年 駅及び三郷インター周辺において新

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

05+説明資料

景観チェックシート ( 景観資源シート ) 全類型共通 届出者氏名行為の種類 行為の場所届出対象行為有り 無し < 計画地の周辺の景観資源の把握 > 鈴鹿らしい景観形成を考える際に留意すべき事項は地域によって異なるため, 計画地の周辺に身近な自然的景観資源や歴史的 文化的景観資源等の特徴的なものがあ

都市計画図 飯田橋駅西口地区(PDF)

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

環状第二号線沿道新橋地区街並み再生地区及び街並み再生方針について

多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

1 届出について Q1: 地区計画の届出が必要な行為にはどのようなものがありますか 地区整備計画が定められている区域において 下記の行為を行う場合は届出が必要になります 行為の種類内容 土地の区画形質の変更 ( 開発行為の許可申請を行うものは届出不要です ) 建築物の建築又は工作物の建設 建築物等の

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

<4D F736F F D2081A191E58B4B96CD BE977A8CF593FC82E8322E646F63>

地区区分とまちづくり方針 D

稲毛海岸5丁目地区

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

Transcription:

都市モノレール沿線地区景観地区指定に関する住民説明会 日時 : 平成 26 年 12 月 16 日場所 : 役所 9 階講堂 20 日場所 : 役所 9 階講堂

はじめに 目次 1 都市モノレール沿線地区に求められる景観 2これまでの取組み 3 都市モノレール沿線地区景観地区の基準 ( 案 ) 4 景観形成助成金交付の流れ ( 予定 ) 5 今後のスケジュール ( 案 )

1 都市モノレール沿線地区に求められる景観

1 都市モノレール沿線地区に求められる景観

1 都市モノレール沿線地区に求められる景観 県道浦添西原線 第 3 駅 タウンプラザかねひで

1 都市モノレール沿線地区に求められる景観 浦添グスク周辺エリア 景観地区又は重点地区の候補 ( 案 ) 1 茶山地区 2 沖縄都市モノレール沿線地区 3 当山地区

① 都 市 モ ノ レ ール 沿 線 地 区 に 求 め られ る 景 観 沖縄まちなみミュージアムの候補 沖縄都市モノレール沿線地区 仲間地区 茶山地区 まちなみミュージアムとは 沖縄県特有の風土に根ざしたまち なみや地域の人々の暮らしなどの 様々な景観の魅力を博物館の展 示物と見立て その地域を1つの 屋根のない博物館として認定 顕 彰する沖縄県の全域的な取り組み であり 現在県内24地区が参加し ています

1 都市モノレール沿線地区に求められる景観 景観地区とは 景観地区とは 市街地の良好な景観の形成を図るため 都市計画として定める地区であります すでに 一定の美観が存在する地区や 今後良好な景観を形成していこうとする地区について 幅広く活用ができます 景観地区は 全国で 36 地区が定められており (H25.1.1 現在 ) 中心市街地や歴史的なまちなみを持つ地区などで 良好な景観形成を積極的に誘導することを目的に定められております 沖縄県では 石垣市に 3 地区 ( 観音堂地区 川平地域景観地区 獅子森景観地区 ) で 自然景観や眺望と調和したまちなみを目指した景観地区が それぞれ定められています

1 都市モノレール沿線地区に求められる景観 景観地区で定めるもの 景観地区には 建築物のデザインや色彩などの形態意匠の制限 ( 必須 ) 建築物の高さや壁面の位置の制限 ( 選択 ) を定めます また 必要に応じて市町村の条例で工作物の形態意匠の制限や開発行為や土砂の堆積などに関する制限を定めることもできます 建築物の デザイン 建築物の 高さ 壁面の 位置 建築物の 色彩 工作物の 形態意匠

1 都市モノレール沿線地区に求められる景観 必須事項 選択事項 種類 位置 区域 面積 名称 都市計画法 第 8 条 都市計画 として 定めることで 制限できる 1 建築物の 形態意匠 の制限 2 建築物の高さの最高限度又は最低限度 3 壁面位置の制限 4 建築物の敷地面積の最低限度 景観法 第 61 条 5 工作物の形態意匠の制限 条例に 定めることで 制限できる 6 工作物の高さの最高限度又は最低限度 7 壁面後退区域における工作物の設置の制限 景観法第 72 条 8 開発行為など 景観法 第 73 条

2 これまでの取組み 平成 25 年 3 月 1 日に 専門家と地域代表者からなる 都市モノレール沿線地区景観まちづくり協議会 を設置しております 協議会のご意見などを踏まえ 本地区の景観まちづくりについて検討を行っております 第 1 回 (H25.3.1) 対象地区のまちづくりの概要第 2 回 (H25.3.25) まちづくりの将来像と方針の検討第 3 回 (H25.6.25) 沿線地区の特性と課題 まちづくりの将来像と方針の検討第 4 回 (H25.8.27 ) 用途地域等第 5 回 (9/12) 高度地区等第 6 回 (9/25) 高度地区等 第 7 回 (10/16) 景観地区指定に向けた基準案の検討 ( 龍潭通り視察 ) 第 8 回 (11/19) 第 9 回 (H26 2/25) 第 10 回 (H26 3/27) 景観地区指定に向けた基準案の検討 ( その 1~ その 3) ( 事務局 ) 景観地区計画の素案作成 第 11 回 (H26 11/4) 景観地区指定に向けた基準案の検討 ( その 4) 景観まちづくり審議会 ( 平成 26 年 8 月 26 日 ) 景観地区基準案の住民説明会 ( 平成 26 年 12 月 16 日 20 日 )

2 これまでの取組み 協議会で検討した概要については かわら版 として整理しております

2 これまでの取組み 都市モノレール沿線地区(8.0ha) 1 用途地域 H27 年 4 月初旬告示予定 2 特別用途地区 H27 年 4 月初旬告示予定 3 高度地区 (18m) H26 年 9 月 18 日告示 4 景観地区

景観形成の考え方 〇第 4 次総合計画〇景観まちづくり計画 〇前田地区地域懇談会〇都市モノレール沿線地区景観まちづくり協議会 沿道地区の位置づけ ( 総合計画 ) ウラオソイ廻廊プラン カルチャー発信プラン ( 景観計画 ) 水と緑の大循環地区 都市を貫く軸線地区 沿道地区の目標 1 歴史 緑の回廊で包まれ 浦添グスクの風 薫る住みよいまち前田 2 浦添の歴史文化と都市軸が融合する歩いて楽しい浦添グスクの麓のまち前田 景観形成の方針 1 歴史と緑の回廊で包まれたまち 2 浦添グスクの麓にふさわしいまち 3 安全安心で快適に歩ける住みよいまち 4 地域コミュニティに支えられた賑わい 交流のあるまち 遠景 中景 遠景 中景 近景 中景 景観形成の考え方 1 歴史性を感じさせる街並み を形成する グスクの麓のまちにふさわしい家並み景観を形成する 屋根 ( 素材 形態 ) 2 グスクが感じられる街並み とする 主要視点場から浦添グスクの稜線が見えるような沿道建築物の高さとする 建築高 3 歩いて楽しい賑わいある街 並みを創出する 安全快適に歩け賑わいと交流を生み出す観点から街並みを誘導する ( 民地 ) 外壁意匠等 ( 軒 外壁素材 色 壁面後退 垣 柵 塀 駐車場 屋外設備の配置など ) 個性ある街並み ( 地場素材利用 ) の観点から格子 花ブロック 琉球石灰岩など

景観形成のイメージ 遠景 中景 1 歴史性を感じさせる街並みを形成する グスクの麓のまちにふさわしい家並み景観を形成する 屋根 ( 素材 形態 )

景観形成のイメージ 遠景 中景 2 グスクが感じられる街並みとする 主要視点場から浦添グスクの稜線が見えるような沿道建築物の高さとする 建築高

景観形成のイメージ 近景 中景 3 歩いて楽しい賑わいある街並みを創出する 安全快適に歩け賑わいと交流を生み出す観点から街並みを誘導する ( 民地 ) 外壁意匠等 ( 軒 外壁素材 色 壁面後退 垣 柵 塀 駐車場 壁面後退後の地面など ) 軒の設置 壁面での格子や花ブロック

賑わいあるシンボルロードのイメージ

景観地区における景観形成基準 ( 案 ) 対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (1) 形態意匠に関する制限 ア ) 配置 浦添グスク周辺のまちなみの連続性を確保する建物配置とする 建築物が大規模になる場合は 分節化 分棟化などを図る 連続性を確保する建物配置 歩道 歩道

分節化 分棟化 歩道 ( 分節化 ) ( 分棟化 ) 歩道 歩道

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (1) 形態意匠に関する制限 イ ) 屋根 ( 形態 素材 勾配 屋根の出 ) < 助成あり > 浦添グスク周辺の歴史的地区にふさわしい赤瓦葺の勾配屋根とし 形態 素材等は以下とする 寄棟 ( 方形含む ) 入母屋 切妻 ( 県道側の平入 ) 琉球赤瓦 S 字瓦 断熱瓦 4~5 寸勾配 主要視点場 ( 浦添グスク 都市モノレール駅舎及び車窓 県道など ) から赤瓦の家並が十分見えるよう配慮する 屋根形態 寄棟造 ( よせむねづくり ) 四方向に傾斜する屋根 2 つの三角形と 2 つの台形の屋根で構成 雨仕舞いが良い 方形造 ( ほうぎょうづくり ) 正方形の平面で寄棟とした場合 屋根は全て三角形となる 入母屋造 ( いりもやづくり ) 上部は切妻造 下部は寄棟造 日本で最も格式高い屋根形式 切妻造 ( きりづまづくり ) 屋根の最頂部の棟から地上に向かって2つの傾斜面をもち山形となる

屋根素材 琉球赤瓦 琉球王朝時代からの伝統的な瓦 男瓦と女瓦から構成されている 瓦の接続部分は漆喰で塗り固めるため 耐震耐風に優れている S 型瓦 在来瓦の男瓦と女瓦を一体化 施工が容易 屋根全体の軽量化 漆喰を使用しない施工も可能断熱瓦 断熱効果に優れ 漆喰なしで使用可能 屋根勾配 4 10 5 10 立ち上がり寸法 =4 寸 立ち上がり寸法 =5 寸 水平寸法 =10 寸 水平寸法 =10 寸 屋根勾配 5 寸とは 水平寸法 10 寸に対し 立ち上がり寸法が 5 寸の場合

主要視点場から赤瓦の家並みが十分見えるよう配慮 浦添グスクからの眺望イメージ 駅舎からの眺望イメージ モノレール車窓からの眺望イメージ 県道交差点からの眺望イメージ

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (1) 形態意匠に関する制限 軒の形態意匠イメージ ウ ) 軒 < 助成あり > 県道側の 1 階に赤瓦葺の軒を設けるものとし 軒高 素材等は以下とする 軒高は概ね 3m 琉球赤瓦 S 字瓦 断熱瓦 4~5 寸勾配 軒の出 0.5m 以上 軒の長さは建築物間口の 2/3 以上 軒裏の意匠は歴史性に調和するよう十分配慮する

全階壁面後退の例 2 階以上持ち出しの例 3 階以上持ち出しの例 軒の出 0.5m 以上 4~5 寸勾配 軒高概ね 3m 軒高 軒の出 軒高 軒の出 宅地 歩道 宅地 歩道 宅地 歩道

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (1) 形態意匠に関する制限 外壁色のイメージ エ ) 外壁色 統一感あるまちなみとするため 建築物の外壁の色彩 ( マンセル カラーシステム ) 以下の範囲とする <2 階以上の層 > 明度 8 以上 彩度 2 以下 色相は YR~Y の範囲 <1 階の層 > 明度 7 以上 彩度 2 以下 色相は YR~Y の範囲 かつ 1 階は 2 階より 明度は 1.0 下げる 但し コンクリート打ち放しや木材 石材などの自然素材による場合は上記の限りではない 意匠的にアクセントとして上記の明度 彩度の範囲外の色を組み合わせて用いる場合は その面の見付面積の 1/10 以内とする

外壁色のイメージ < 色相 YR~Y の範囲 > ( マンセル カラーシステム ) <1 階の層 > <2 階以上の層 > 色相 :YR~Y 明度 :7 以上 彩度 :2 以下 色相 :YR 明度 :8 以上 ~Y 彩度 :2 以下

外壁色のイメージ

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (1) 形態意匠に関する制限 オ ) 県道に面する外壁意匠 < 助成あり > 赤瓦勾配屋根のまちなみと調和した外壁意匠とする 素材等は 格子 花ブロック 琉球石灰岩 ( 貼付け含む ) その他自然素材等を推奨する 県道側 1 階をピロティにする場合は まちなみの連続性を確保するため全面開口にしない 県道に面する外壁のイメージ

ピロティの場合全面開口にしない

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (1) 形態意匠に関する制限 カ ) 屋外設備 屋外設備は通りから目立たないよう配置する やむを得ず通りから見える位置に配置する場合は 修景 遮蔽等の措置を施す 屋外設備のイメージ

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (1) 形態意匠に関する制限 壁面後退部分の地面のイメージ キ ) 壁面後退部分の地面 < 助成あり > 外壁意匠と調和した仕上げとする 素材等は芝生 琉球石灰岩 県道歩道と同じ素材 その他自然素材等を推奨する

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (2) 壁面の位置に関する制限 ア ) 壁面後退 1 階及び 2 階の壁面後退は県道境界線から 0.5m 以上とする 壁面後退のイメージ

全階壁面後退の例 2 階以上持ち出しの例 3 階以上持ち出しの例 壁面の後退距離 壁面の後退距離 壁面の後退距離 宅地 歩道 宅地 歩道 宅地 歩道

対象項目基準 ( 案 ) 1. 建築物 (3) 高さに関する制限 ア ) 最高限度 建築物の高さの最高限度は 18m とする ( 高度地区指定による ) 最高限度のイメージ 建築物 建築物 地盤面 地盤面 地盤面とは 建築物が周囲の地面と接する位置の平均の高さにおける水平面です 高低差が 3m を越える場合は高低差 3m 以内ごとの平均の高さとなります Xm D D 建築物の高さは 地盤面から最上部までの高さをいいます 屋根上のアンテナなどは高さにはいりません

対象項目基準 ( 案 ) 2. 工作物 (1) 垣 柵 塀 ア ) 配置 素材 < 助成あり > 浦添グスク周辺の歴史的地区にふさわしいまちなみの連続性を確保するため 県道側に垣 柵 塀を設ける場合は以下とする < 建築物が立地する場合 > 県道側歩道境界線から 1.0m 以内に設ける 県道側に設ける垣 柵 塀等の延べ延長は 県道側敷地間口の 1/2 以下とする < 建築物が立地しない場合 > 県道側歩道境界線から 1.0m 以内に設ける 開口部は 1 ヶ所又は 2 ヶ所とし 各々 3m 以下とする 高さは概ね 1.5~2.0m とする 素材等は琉球石灰岩 ( 貼付け含む ) 生垣 しっくい塗り その他自然素材等を推奨する

建築物が立地する場合 歩道境界から 1m 歩道境界から 1m 敷地間口 (A) a b c 敷地間口 (A) 歩道 A/2 (a+b+c)

建築物が立地しない場合 ( 平面 ) 敷地 歩道境界から 1m 開口部 3m 以下 開口部 3m 以下 歩道 隣地境界 隣地境界 ( 立面 ) 高さ 1.5~2.0m 開口部 3m 以下 開口部 3m 以下

対象項目基準 ( 案 ) 2. 工作物 (2) 自動販売機 ア ) 配置 色 自動販売機を設ける場合は 通りから目立たないよ う設置場所や配置に配慮する 基調となる色は茶系統の落着いた色とする 自動販売機のイメージ

対象項目基準 ( 案 ) 2. 工作物 (3) 石敢當 ア ) 素材 形態 色彩 石敢當を設ける場合は 周辺景観に馴染むよう素材 形態 色彩等に配置する 石敢當のイメージ

4 景観形成助成金交付の流れ ( 予定 ) 助成交付対象について 赤瓦勾配屋根 県道に面する 外壁意匠 赤瓦勾配軒 壁面後退 部分の地面 工作物

4 景観形成助成金交付の流れ ( 予定 ) 助成交付対象素材 赤瓦勾配屋根 琉球赤瓦 S 字瓦 断熱瓦 赤瓦勾配軒 琉球赤瓦 S 字瓦 断熱瓦 県道に面する 外壁意匠 格子 花ブロック 琉球石灰岩 その他自然素材等 推奨 壁面後退 部分の地面 芝生 琉球石灰岩 県道歩道と同じ素材 その他自然素材等 推奨 工作物 琉球石灰岩 生垣 しっくい塗り その他自然素材等 推奨

4 景観形成助成金交付の流れ ( 予定 ) 助成率及び助成限度額 ( 案 ) 交付対象行為 助成率及び助成限度額 赤瓦屋根等の工事 工事費の 1/2 以内かつ限度額 100 万円 格子 花ブロック等の工事 工事費の 1/2 以内かつ限度額 50 万円 石積み 石張り等の工事 工事費の 1/2 以内かつ限度額 50 万円 芝生 生垣等の工事 工事費の 1/2 以内かつ限度額 20 万円 その他自然素材等の工事 工事費の 1/2 以内かつ限度額 20 万円 景観まちづくり重点地区助成金交付より案を作成している 今後 助成率及び助成限度額の引き上げについて検討するところである

4 景観形成助成金交付の流れ ( 予定 ) 助成交付手続きの流れ助成を希望する者交付対象行為の実施助成を希望する者助成を希望する者助成を希望する者助成を希望する者事前協議交付決定完了報告額の確定請求交付申請

景観地区指定に向けてのスケジュール ( 案 ) 地区住民への説明 意見聴取 協議会 その他市の作業 平成 26 年 12 月 平成 26 年 12 月 ~ 都市モノレール沿線地区景観地区 ( 素案 ) 説明会 沖縄県との事前協議 景観地区 ( 原案 ) 作成 意見書の提出 市条例に基づく案 ( 景観地区 ) の公告縦覧 平成 27 年度 那覇広域都市計画景観地区の指定説明会 意見書の提出 公聴会 意見書の提出 都市計画法に基づく案の 公告縦覧 都市計画審議会 都市計画 ( 景観地区 ) 決定 告示

ご清聴ありがとうございました