~ 本からもらう心の栄養 ~ 子どもが手にした一冊の本 その中にはやさしい言葉やあたたかい愛情がたくさん込められています 子どもは家族に本を読んでもらったり 大人と一緒に絵本を見るのが大好きです 一日 10 分間でも本を介して子どもとふれあい 家族みんなで読書を楽しむ時間を積極的につくりましょう ひ

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意見等募集の結果について 案件第 2 次茨木市子ども読書活動推進計画 ( 案 ) について 結果の公表場所 ホームページ 情報ルーム ( 市役所南館 1 階 ) 各図書館 意見募集期間 意見提出件数 平成 27 年 2 月 6 日から 2 月 27 日まで 3 人 25 件 意見募集時公表資料 第

(4) 市町村立図書館の設置の動きまた 地域における子どもの読書活動を推進する中心的な役割を担う市町村立図書館にも読書環境の改善に向けた積極的な動きが見られ 第二次計画期間中には 1 市 3 町で本館及び分館が開館し 1 村では改築されました さらに今後は 3 市町において 公立図書館の新築 改築計

第2節 茨木市の現況

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小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

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Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

 

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も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

目次はじめに 1 第 1 章子どもの読書活動の意義と推進計画の基本的な考え方 3 1 子どもの読書活動の意義 3 2 第二次計画の成果と課題 3 3 推進計画の基本的な考え方 4 (1) 第三次利府町子ども読書活動推進計画の基本 4 (2) 計画の目標 4 (3) 数値目標 5 (4) 計画の期間

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町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

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はじめに 子どもは大人へと成長していく中で たくさんのことを学び 体験し その積み重ねによって人格を形成していきます その中で 多くの大人との巡り会いが 時には その子にとって人生に大きな影響を与えます それは 1 冊の本にも同じことが言えます 本は知らず知らずのうちに考えさせます 想像させます 集

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目次 第 1 章 北海道子どもの読書活動推進計画( 第四次計画 ) 策定の基本的な考え方 1 1 子どもの読書活動の意義とその推進の背景 1 2 計画策定の趣旨 1 3 基本理念 2 4 計画の性格 2 5 計画の期間及び推進状況の把握 2 6 計画の対象と各期の特徴 2 7 読書活動の対象 3 8

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目次 はじめに 1 第 1 章計画の策定にあたって 2 第 2 章基本方針 4 第 3 章子どもの読書活動推進のための具体的な取り組み 1 家庭における子どもの読書活動の推進 5 2 地域における子どもの読書活動の推進 6 3 図書館における子どもの読書活動の推進 9 4 学校等における子どもの読書

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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を生かした環境を構成することも求められます 3 安全で保健的な環境次に 施設などの環境整備を通して 保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること としています 子どもの健康と安全を守ることは保育所の基本的かつ重大な責任です 全職員が常に心を配り 確認を怠らず 子どもが安心 安全に過ごせる保育の環境

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

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はじめに 読書活動は子どもの こころ の成長にとって大切な要素の一つです 本の世界を楽しむなかで 言葉を学び 感性を磨き 表現力を高め 創造力を豊かなものにし 人生をより深く生きる力を身につけることができます しかし 子どもの生活調査によれば メディアの利用等に多くの時間が費やされ 読書の時間が減少

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

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香美町子どもの読書活動推進計画 平成 27 年 1 月 香美町教育委員会

~ 本からもらう心の栄養 ~ 子どもが手にした一冊の本 その中にはやさしい言葉やあたたかい愛情がたくさん込められています 子どもは家族に本を読んでもらったり 大人と一緒に絵本を見るのが大好きです 一日 10 分間でも本を介して子どもとふれあい 家族みんなで読書を楽しむ時間を積極的につくりましょう ひとりでも多く本好きな子どもが育つよう 私たち大人が手本になって子どもや家族をまきこみ 町じゅうみんなで一緒に読書を楽しみましょう 構成 第 1 章子どもの読書活動推進計画の趣旨及び基本方針について 1. 策定の経過 2. 計画の趣旨 3. 基本方針 4. 基本的な 4 つの取組 5. 施策の体系表 第 2 章子どもの読書活動の推進に向けて 1. 家庭 2. 地域 3. 学校 4. 教育委員会 公民館 < 資料 > 子どもの読書活動の推進に関する法律 ( 平成 13 年法律第 154 号 )

第 1 章子どもの読書活動推進計画の趣旨及び基本方針について 1. 策定の経過 国では平成 13 年 12 月に 子どもの読書活動の推進に関する法律 が施行され 平成 14 年 8 月には 子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画 ( 第 1 次基本計画 ) が定められました この基本計画は 全ての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう 環境の整備を積極的に推進することを基本理念とし 概ね 5 年間にわたる計画で 国の施策の基本的方針と具体的な方策を明らかにしています その後 第 1 次基本計画 策定後の社会情勢や子どもの読書環境を取り巻く状況の変化等を踏まえ 平成 20 年 3 月には 第 2 次基本計画 そして平成 25 年 5 月には 第 3 次基本計画 が定められています 兵庫県教育委員会では 子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画 に基づき 平成 16 年 3 月に ひょうご子どもの読書活動推進計画 が策定されました さらに策定から 5 年が経過し これまでの取組の成果や課題を踏まえた改定作業を行い 平成 21 年度から 26 年度までの 5 年間の計画として 第 2 次となる ひょうご子どもの読書活動推進計画 を定めています 香美町教育委員会ではこれらを踏まえ 教育振興に関する中期的な総合計画として策定した 香美町教育振興基本計画 ( 平成 24 年度から平成 33 年度までの 10 年間 ) との整合性を図りながら 親子で読書に親しむことにより子どもたちが豊かな心をはぐくむとともに 生涯にわたって自ら学ぶ力を養うことができるよう 子どもの読書活動の推進に関する施策をまとめ 平成 26 年度に 香美町子どもの読書活動推進計画 を策定しました 計画の対象は おおむね 18 歳以下のすべての子どもと 子どもの読書活動の推進に関わる保護者 ボランティア 行政関係者等です 計画の期間は 平成 26 年度から平成 31 年度までの 5 年間とします なお 計画期間中においても必要に応じ 見直しを行うものとします また 当該年度の具体的な取組内容については 香美町教育の重点 に示されています 香美町教育委員会が中心になってすすめる 3 つの町民運動 ( 読書 あいさつ 体力づくり ) と合わせて 家庭 地域 学校等が連携 協力し 香美町子どもの読書活動推進計画 をもとに さらなる取り組みを進めます 1

2. 計画の趣旨 現代は テレビ ゲーム インターネット 携帯電話などの情報メディアの急速な発展により子どもたちの生活環境は大きく変化し 情報が氾濫する中で 活字離れ 読書離れが急速に進み 読解力や表現力等国語力の低下をはじめ 短絡的な行動を起こす等 豊かな心の欠如が大きな社会問題となっています 子どもにとって 読書 は 基礎学力の向上につながるだけでなく 感性を磨き 表現力や創造力を高めるうえで不可欠であるとともに さまざまな本との出会いをとおして 人生をよりよく生きるための力を養っていきます とりわけ乳幼児期から読書に親しむような環境の中で育った子どもは 生涯にわたって自ら学ぶ読書習慣を身につけることができます 一度身につけた読書習慣は大人になってからもあらゆる場面で役立ち 主体的に判断して課題を解決するための資質や能力となります そして 自分が生まれ育ったふるさとを誇りに思えるような人として成長できるよう 家庭 地域 学校 教育委員会が一体となって読書に親しむことができる環境づくりを進め 子どもの読書活動を推進します 子どもが手にした一冊の本 その本から 新しい発見や感動をし 夢 希望 志をもち チャレンジする勇気を持つ 自分が生まれ育ったふるさと香美町の先人や伝統 先人の知恵や工夫から知識を学び 創造し 未来へつなげる 2

3. 基本方針 乳幼児期から本に親しむ 出会い 環境 習慣づくり 本をもっと好きになる 3 つのキーワード 1 いろいろな本を手にする = 出会いづくり 身近な大人が良い本を選んで子どもに手渡す 2 行ってみたくなる図書室 = 環境づくり あそこに行けば何かあるぞ 今月は何かが違うぞ と思わせる 仕掛け を工夫する 3 自分からすすんで本を読む = 習慣づくり 子どもがたくさんの本とふれあう機会をつくる 乳幼児から本に親しむよう読み聞かせを積極的に取り組む等 子どもの発達段階に応じて子ども自身が読書の楽しさを知る 出会いづくり 子どもが読書活動に関心を高めるような本を身近な場所に整える 環境づくり 習慣づくり に家庭 地域 学校 教育委員会が連携を強化します 4. 基本的な 4 つの取組 (1) 読書が楽しいとみんなが実感できる 家庭 (2) 大人が手本になって子どもへ読書の面白さを伝える 地域 (3) 自然に本に手を伸ばす子どもを育てる 学校 (4) 家庭 地域 学校と良書を結ぶ 教育委員会 公民館 (1) 読書が楽しいとみんなが実感できる 家庭 親や家族がすすんで本を読む姿を子どもに見せるとともに 同じ本を子どもと一緒に読み感想を話し合うなど 大人が子どもをまきこんで読書に親しむ家庭づくりに取り組みます (2) 大人が手本になって子どもへ読書の面白さを伝える 地域 子どもの読書活動の推進には 子どもと本を結ぶ読書ボランティアの存在が重要な役割を果たしています 子どもたちが 本を読むのは面白い と心から思えるような魅力的なしかけを 大人からはたらきかけます 3

(3) 自然に本に手を伸ばす子どもを育てる 学校 学年が上がるにつれて 興味の対象が広がり子どもたちは読書をすることから遠のいていくようです 子どもたちの 読みたい 調べたい という欲求に応えられるような学校図書室を目指して 充実させていきます (4) 家庭 地域 学校と良書を結ぶ 教育委員会 公民館 子どもたちがすすんで読書ができるよう 公民館図書室の蔵書の充実をはじめ 移動図書館車を計画的に巡回させる等 質の高いサービスの向上を図ります 4

5. 施策の体系表 本からもらう心の栄養 家庭 地域 学校 教育委員会公民館 家読 ( うちどく ) のすすめ! 大人が夢中になる読書! 本好きな子どもの育成! 町じゅう図書館 の推進! 読書が楽しいとみんなが実感できる 大人が手本になって子どもへ読書の面白さを伝える 自然に本に手を伸ばす子どもを育てる 家庭 地域 学校と本を結ぶ 具体的な実践項目 家族で 家読 ( うちどく ) 子どもへ就寝前に本の読み聞かせ 一日 10 分間読書 カバンの中にいつも一冊の本 買い物の時の書店への立ち寄り 公民館図書室の積極的な利用 移動図書館の積極的な利用等 ( 地域 ) 昼休み読書 待ち時間読書 スキルアップ読書 いきいきサロンで読書会等 ( 読書ボランティア ) 学校や幼 保 こども園 子育て 子育ち支援センターなどでの読み聞かせ会 紙芝居 人形劇などの取組等 朝読書の促進 移動図書館の受け入れ 団体貸出し本の活用 校内での読み聞かせ会の推進 ボランティアの積極的な活用等 ( 家庭へのはたらきかけ ) 移動図書館の巡回場所の拡張 リクエスト本のスピーディーな購入 地区公民館の図書コーナーの充実 積極的に読書を行った家族の表彰 ( 地域へのはたらきかけ ) おすすめ本の紹介 読書ボランティアの養成 活躍の場の提供 ( 学校へのはたらきかけ ) 移動図書館の巡回 学習図書の団体貸出し等 香美町教育振興基本計画 3 つの町民運動 パンフレットより 5

第 2 章子どもの読書活動の推進に向けて 1. 家庭 家庭の役割 家庭での読書があたりまえの習慣になるよう 親や家族が手本となって自ら読書を楽しむ姿を子どもに見せるのが効果的です また 子どもが興味を持ち 関心を示すような本を手にとれる所に置く等 読書に親しむ環境をつくることも大切です 現状と課題 書店が少ない ( 購入しようと思ってもすぐには手に入らない ) 身近な所に公共図書館がないため 読書意欲があがりにくい オンライン書店での本の購入が手軽で良いが 子どもだけでは利用できない 親は 子どもの習い事等で忙しく読書を楽しむ時間のゆとりがない 目標 家読 ( うちどく ) のすすめ 家族みんなで読書! 目標達成のための具体的な実践項目 家読( うちどく ) の推進 就寝前に子どもへ本の読み聞かせ 一日 10 分間読書 カバンの中にいつも一冊の本 買物時の書店への立ち寄り 公民館図書室の積極的な利用 移動図書館の積極的な利用等 家読 ( うちどく ) とは = 家族ぐるみで本を読むこと 家読 は 朝の読書 の家庭版として 読書を通して家族のコミュニケーションを深めること を目的とした新しい読書運動です 家族みんなで同じ本を読み 読んだ本について語り合う これ が 家読 の基本です 子どもさんたちの意見を中心に それぞれ家庭の事情にあったルールを決 めて 週一回 あるいは月一回 家族みんなで本について語らい 親子の思いを交流することで 家族の絆がさらに深まります 6

2. 地域 地域 ( 読書ボランティア ) の役割 地域の読書ボランティアは子どもと本をつなぎ 読書の面白さを伝える大切な役割を持った人たちです 魅力的な本をもっと子どもたちに伝えたいという思いを持った読書ボランティアの自主性や意欲を尊重しながら グループ同士の交流や研さんを行うことが必要です 現状と課題 全ての小学校区に読書ボランティアがおり 学校での朝読書等で読み聞かせを行っている 子育て 子育ち支援センターで親子を対象におはなし会を開催している 読書ボランティアの読み聞かせ技術の向上が必要 ボランティアグループ同士の交流 情報交換等がない 目標 大人が夢中になる読書! 目標達成のための具体的な実践項目 地域の取組 昼休み読書 待ち時間読書 スキルアップ読書 いきいきサロンで読書会等読書ボランティアの取組 学校や幼稚園 保育所 認定こども園 子育て 子育ち支援センター等での読み聞かせ会 紙芝居 人形劇等の取組 読み聞かせボランティアの研修会 情報交換会の開催等 7

3. 学校 学校の役割 調べ学習を通して本を上手に活用し学力をつけること 好きな本を自ら選び おはなしの世界を楽しむこと このふたつの方向からのアプローチに応えられるような学校図書室 ( 図書コーナー ) の充実が大切です 現状と課題 ほとんどの小 中学校で 朝読書 が行われている 各学年で児童 生徒の読書の足跡を残す 読書記録簿 ( カード ) 等を作っている 親子読書や読み聞かせ会等 各学校園でさまざまな取組がされている 本好きな子どもが育っている一方 図書室には古い児童書が多い 調べ学習に活用できるような最新の情報を網羅した事典などが少ない 目標 本好きな子どもの育成! 目標達成のための具体的な実践項目 朝読書等の積極的な取組 移動図書館車の受け入れ 団体貸出し本の活用 校内での読み聞かせ会等の実施 読書ボランティアの積極的な活用 利用しやすい快適な読書環境づくり 等 8

4. 教育委員会 公民館 教育委員会 公民館の役割 平成 26 年度全国学力 学習状況調査で 香美町内の児童 生徒の質問紙から見えた課題点として 小 中学生とも読書を含む家庭学習の時間がやや少ない傾向がありました また 平成 25 年度に行った町内の公立学校園の保護者および地域住民を対象にした 香美町教育環境についてのアンケート で 3 つの町民運動の取組状況についてたずねたところ 保護者 町民ともに読書に関する項目について回答が少なく 読書運動への自発的な取り組みが少ないことがわかりました これを受けて 子どもたちが本のすばらしさを理解し 本をもっと読もう という気持ちが育つよう 教育委員会や公民館が主体となり 家庭 地域 学校へのはたらきかけ等を積極的に行い さらなる読書活動の推進を図っていきます 具体的には 香住区中央公民館図書室を中核に図書環境を充実し 地域の情報拠点となる図書室を目指します 地区公民館の図書コーナーは 新刊 話題の本コーナーを設ける等 気軽に立ち寄れる それぞれの地域のニーズに対応した図書環境づくりを進めます また 公民館の図書を充実させることにより 親子でいつでも手軽に本が楽しめるようにするとともに 小 中学校をはじめ保育所や幼稚園 認定こども園 子育て 子育ち支援センター 児童館等と連携 協力して乳幼児期から読書に親しむことのできる環境づくりを進めます さらに各中央公民館は 子どもの読書活動の推進に関する各種情報を収集 提供する等 情報発信に努めます そして各地区公民館は 中央公民館と密接な連携をとりながら地域住民が集う拠点を目指し 読書活動を進めます 現状と課題 中央公民館 2 カ所 地区公民館 9 カ所 まほろば ( 子ども読書広場 ) にそれぞれ図書室や図書コーナーがあり すべての町民が利用できるが 貸出数が伸びていない 移動図書館車が 2 台あり 村岡区 小代区を毎月巡回しているほか 計画的に学校や子育て 子育ち支援センターにも巡回しているが 貸出数が伸びていない 読書ボランティアによるおはなし会などを公民館で開催している 図書検索システムを町ホームページで試験運用し 図書室の利用推進を図 9

っている 乳幼児健診の待ち時間等でブックリストの配布や絵本の読み聞かせを行っている 放課後児童クラブや放課後子ども教室で絵本の読み聞かせ等の読書タイムをとり入れている 目標 町じゅう図書館 の推進! 目標達成のための具体的な実践項目 家庭へのはたらきかけ 乳幼児期からの積極的な読み聞かせの働きかけ 家庭での読み聞かせの普及啓発 テレビ ゲーム等のルールづくりと読書運動の啓発 リクエスト本のスピーディーな購入 積極的な読書活動等に対する表彰 移動図書館車の巡回場所の拡充 公民館に地域住民が気軽に集い 読書が楽しめる カフェ のような空間づくり 中央公民館図書室の読書環境の整備と図書資料の充実 地区公民館図書コーナーの充実地域 ( 読書ボランティア ) へのはたらきかけ おすすめ本の紹介( 図書だより ホームページなどで ) 事業所等へ図書の団体貸出し 読書ボランティアの育成と連携 活躍の場の提供 読み聞かせ講演会 読書ボランティアの交流会等開催学校へのはたらきかけ 学校への移動図書館車の巡回 本わか文庫 本のリクエスト事業の充実等 10

< 資料 > 子ども読書活動の推進に関する法律 ( 平成 13 年法律第 154 号 ) ( 目的 ) 第 1 条この法律は 子どもの読書活動の推進に関し 基本理念を定め 並びに国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに 子どもの読書活動の推進に関する必要な事項を定めることにより 子どもの読書活動の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進し もって子どもの健やかな成長に資することを目的とする ( 基本理念 ) 第 2 条子ども ( おおむね18 歳以下の者をいう 以下同じ ) の読書活動は 子どもが 言葉を学び 感性を磨き 表現力を高め 創造力を豊かなものにし 人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであることにかんがみ すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう 積極的にそのための環境の整備が推進されなければならない ( 国の責務 ) 第 3 条国は 前条の基本理念 ( 以下 基本理念 という ) にのっとり 子どもの読書活動の推進に関する施策を総合的に策定し 及び実施する責務を有する ( 地方公共団体の責務 ) 第 4 条地方公共団体は 基本理念にのっとり 国との連携を図りつつ その地域の実情を踏まえ 子どもの読書活動の推進に関する施策を策定し 及び実施する責務を有する ( 事業者の努力 ) 第 5 条事業者は その事業活動を行うに当たっては 基本理念にのっとり 子どもの読書活動が推進されるよう 子どもの健やかな成長に資する書籍等の提供に努めるものとする ( 保護者の役割 ) 第 6 条父母その他の保護者は 子どもの読書活動の機会の充実及び読書活動の習慣化に積極的な役割を果たすものとする ( 関係機関等との連携強化 ) 第 7 条国及び地方公共団体は 子どもの読書活動の推進に関する施策が円滑に実施されるよう 学校 図書館その他の関係機関及び民間団体との連携の強化その他必要な体制の整備に努めるものとする ( 子ども読書活動推進基本計画 ) 第 8 条政府は 子どもの読書活動の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため 子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画 ( 以下 子ども読書活動推進基本計画 という ) を策定しなければならない 11

2 政府は 子ども読書活動推進基本計画を策定したときは 遅滞なく これを国会に報告するとともに 公表しなければならない 3 前項の規定は 子ども読書活動推進基本計画の変更について準用する ( 都道府県子ども読書活動推進計画等 ) 第 9 条都道府県は 子ども読書活動推進基本計画を基本とするとともに 当該都道府県における子どもの読書活動の推進の状況等を踏まえ 当該都道府県における子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画 ( 以下 都道府県子ども読書活動推進計画 という ) を策定するよう努めなければならない 2 市町村は 子ども読書活動推進基本計画 ( 都道府県子ども読書活動推進計画が策定されているときは 子ども読書活動推進基本計画及び都道府県子ども読書活動推進計画 ) を基本とするとともに 当該市町村における子どもの読書活動の推進の状況等を踏まえ 当該市町村における子どもの読書活動の推進に関する施策についての計画 ( 以下 市町村子ども読書活動推進計画 という ) を策定するよう努めなければならない 3 都道府県又は市町村は 都道府県子ども読書活動推進計画又は市町村子ども読書活動推進計画を策定したときは これを公表しなければならない 4 前項の規定は 都道府県子ども読書活動推進計画又は市町村子ども読書活動推進計画の変更について準用する ( 子ども読書の日 ) 第 10 条国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに 子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため 子ども読書の日を設ける 2 子ども読書の日は 4 月 23 日とする 3 国及び地方公共団体は 子ども読書の日の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めなければならない ( 財政上の措置等 ) 第 11 条国及び地方公共団体は 子どもの読書活動の推進に関する施策を実施するため必要な財政上の措置その他の措置を講ずるよう努めるものとする 附則この法律は 公布の日から施行する 12