嘱託職員就業規程ー高年齢者雇用ー 高年齢者雇用制度は 高年齢者 中堅 若手の雇用のベストミックスの下で 60 歳以降の定年到達者の高い能力 意欲および豊かな業務経験を有効に活用し 合わせてこれらの職員自身のさらなる奮起を期待した制度である ここに この制度を円滑に行うために 就業規程 ( 施設全体の就業規則の一部を形成 ) を定めたものである ( 目的 ) 第 1 条 この規程は ( 以下 という ) の就業規則に基づき 60 歳の定年に達 し退職した者を 1 年単位の契約更新で 65 歳まで雇用する場合 および 60 歳以降雇用した 者の労働諸条件を定めるものであり 施設と当該職員との間の労働契約の内容をなすものであ る 2 この規程に定めのない項目が発生した場合は 労働基準法その他の法令 規定等 を参考にその都度定めるものとする ( 嘱託職員の定義 ) 第 2 条 嘱託職員とは 高年齢者雇用安定法の趣旨に従い 60 歳の定年をもって退職し 当該退職の翌 日から 満 65 歳に達した日の属する年度の 3 月 31 日まで 1 年ごとの雇用契約期間を定めて 再雇用する者 および 60 歳以降新たに嘱託雇用した者をいう ( 遵守義務 ) 第 3 条嘱託職員は この規程およびの決めごとを誠実に守り 業務に取り組むものと する ( 再雇用の手続き ) 第 4 条 定年後の再雇用を希望する職員は 満 60 歳の定年予定日の3ヶ月前までに次の書類を所属長を経由して 長に提出する (1) 再雇用申請書 ( 所属長の意見書付き ) (2) 健康診断書 ( 申請日前 1カ月以内のものでが指定する検診項目を含むもの ) ( 再雇用 職場および職務の決定 ) 第 5 条 再雇用の決定および採用時の職場ならびに職務の決定については 本人の技能 健康状態 適性 業務の必要性等を勘案し 本人と話し合いの上 が決定するものとする た 271
だし その後の更新等については 第 13 条による ( 服務の心がまえ ) 第 6 条 嘱託職員は 熟練職員としての自覚の基に 業務に精励するとともに 本規程ならびに従業員就業規則その他の規程を守り 職員とも相互に協力しての発展および明るい職場を築くよう努めなければならない ( 職務上の遵守事項 ) 第 7 条 嘱託職員は 次の事項を守らなければならない (1) 常に心身の健康に留意し 明朗かつ礼儀正しく就業すること (2) 自己の職務権限を越えて専断的な行為をしたり 職務に関しての方針と異なる言動をとらないこと (3) 職務上の地位を利用して不正に金品その他を授受しないこと (4) 職場または職務に関連する場所において 性的いやがらせ ( セクシュアルハラスメント ) やいじめ ( パワーハラスメント ) に当たる行為をしないこと (5) 業務の遂行に当たっては の指示 命令に従って正確迅速に処理するとともに必要な事項については報告 連絡 相談を実行すること (6) 車輌の運行中は 交通法規および自動車使用管理規程を遵守し 安全運転に努めること (7) 許可なくの什器 備品などの物品を私有に供し または他人に貸与したり 持ち出したりしないこと (8) 就業時間中はもちろん 就業時間外においても 施設および関連施設内で 特定の政党 特定の団体および特定の宗教に関わる宣伝 布教 勧誘 署名活動等の活動をしないこと ( 秘密保持義務 ) 第 8 条 嘱託職員は 在職中はもちろん 退職後においても入所者及び関係者その他との業務 取引や提携などによって知り得た業務上の秘密や個人情報またはの不利益となる事項などを他に漏らしたり 他の目的に利用してはならない ( 勤務時間および勤務日数 ) 第 9 条勤務時間および勤務日数は 業務の必要性 本人の技能 健康状態等を勘案し 本人と話し合いの上 が決定し 個別に定めるものとする 2 本人の技能の低下および健康状態の変化等が認められる場合は 本人と話し合いのうえ 勤務時間および勤務日数の調整短縮を行うことがある 本人は健康状態等から調整を必要とする場合にはその旨申し出なければならない ( 休日 ) 第 10 条 嘱託職員の休日は 1 カ月を通じて 8 日以上とし 各人ごとに別に定める勤務割表によるも 272
のとする ( 時間外 休日勤務 ) 第 11 条 は 業務の都合により 本人と話し合いの上 契約時間を超えて時間外勤務 および休日勤務をさせることがある この場合においても 所轄労働基準監督署長に届け出ら れている 36 協定を厳守する ( 異動 ) 第 12 条 は 業務の都合により または本人の健康状態等により 職務の変更および勤 務場所の異動または勤務の変更等を行うことがある ( 労働契約 ) 第 13 条 この規程により雇用 ( 再雇用を含む ) する場合は 別紙嘱託職員契約書により契約書を作成し 互いに確認の上 雇用期間を1 年とする労働契約を結ぶものとする また契約期間の途中であってもどちらかが契約内容の変更を申出た場合には 話し合いの上 契約内容の変更をすることができるものとする ( 給与 ) 第 14 条 給与は 本人の能力 技術 健康状態 業務に対する貢献度等を勘案し が決定 し 個別に定めるものとする ただし 年金 扶養控除等との関係で本人が給与について希望 した場合には これを考慮するものとする ( 賞与 ) 第 15 条 賞与は 原則として支給しない ただし の業績および への貢献度 により 支給することがある ただし 年金 扶養控除等との関係で本人が辞退等の希望をし た場合には これを考慮するものとする ( 退職金 ) 第 16 条退職金は 原則として支給しない ただし への貢献度によって 功労金を支給 することがある ( 社会保険等の取扱い ) 第 17 条 社会保険等の取扱いについては 勤務時間 勤務日数等を考慮し 本人と話し合いの上 そ の都度 が決定するものとする ( 年次有給休暇 ) 第 18 条 嘱託職員の年次有給休暇は 別表のとおりとする 273
( 育児 介護休業 ) 第 19 条 嘱託職員の育児 介護休業については 職員に準ずるものとする ( 退職 ) 第 20 条 嘱託職員が次の各号の一に該当するときには退職とし 雇用関係は消滅する (1) 満 65 歳に達した日の属する年度の3 月 31 日 (2) 死亡したとき (3) 退職を願い出て が承諾したとき (4) 解雇したとき (5) 私傷病により欠勤し 3カ月を経過しても回復しない場合 ( ただし長期欠勤の途中で雇用期間が満了したときは 当該雇用期間末日をもって雇用終了とする ) ( 解雇 ) 第 21 条 嘱託職員が次の各号の一に該当するときには 雇用期間の途中であっても雇用は終了するものとする (1) 傷病以外の事由で引き続き7 日以上欠勤したとき (2) 精神または身体の障害により 業務に耐えられないと判断されるとき (3) 勤務成績または能力が著しく劣ると判断されるとき (4) 職員就業規則に定める懲戒事由に該当し 解雇と決定されたとき ( 表彰 ) 第 22 条は 嘱託職員が発明 善行 交通事故防止 災害防止その他表彰事案が発生したときは 表彰する 2 表彰は 賞品または賞金を授与する ( 懲戒の事由 ) 第 23 条 嘱託職員が次のいずれかに該当するときは 懲戒解雇する ただし 情状により減給 出勤停止 またはけん責とすることがある ただし 次期の更新は原則として行わないものとする (1) この規則に違反したときその他指示命令等に反したとき (2) 正当な理由なく無断欠勤 14 日以上に及び出勤の督促に応じないとき (3) 故意または重大な過失によりに重大な損害を与えたとき (4) 素行不良で著しく内の秩序または風紀を乱したとき (5) 業務秘密または個人情報を漏えいし に損害を与えたとき またはの信用を毀損し若しくは職場秩序を乱したとき (6) その他嘱託職員として著しい非行 社会秩序違反その他不当または違法な行為のあったとき (7) 雇用を継続しがたい不都合な事由があったとき 274
附 則 この規程は 平成年月日より実施する 別表年次有給休暇 ₁ 嘱託職員 ( 再雇用者 ) の年次有給休暇の付与日数の算定基礎は 再雇用前の継続勤務年数と再雇用以後の継続勤務年数を通算した期間と 週所定労働時間または週所定労働日数若しくは 1 年間の週所定労働日数に応じたものとする (2) 60 歳以降雇用者の年次有給休暇は 下記の表を準用する 週所定労働時間再雇用前の継続勤務年数と再雇用以後の継続勤務年数を通算した期間週所定 1 年間の所定労働日数労働日数 ( 週以外の期間で定められている場合 ) 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 以上 30 時間以上 10 日 11 日 12 日 14 日 16 日 18 日 20 日 5 日 217 日以上 4 日 169 日 216 日 7 日 8 日 9 日 10 日 12 日 13 日 15 日 30 時間 3 日 121 日 168 日 5 日 6 日 6 日 8 日 9 日 10 日 11 日未満 2 日 73 日 120 日 3 日 4 日 4 日 5 日 6 日 6 日 7 日 1 日 48 日 72 日 1 日 2 日 2 日 2 日 3 日 3 日 3 日 ₂ 再雇用後 短時間勤務者となった場合は 次の基準日 ( 継続勤務が 6ヶ月を超えることとなる日を 起算日として当該起算日から 1 年ごとに区切った場合の起算日に対応する日 ) までは 定年到達時点 の有給休暇日数のままで 次の基準日以降は所定労働日数等の変更に応じて前項の定めより付与す る ₃ 年次有給休暇の1 年間の総日数は20 日を限度とし 有効期間は2 年間を超えないものとする ₄ 年次有給休暇の請求手続きは あらかじめ ( なるべく3 日前 ) に所属長を通して に届 け出るものとする ₅ 年次有給休暇に関する給与の計算は 1 日の所定勤務時間働いたと同様の取扱いとする ₆ 年次有給休暇の請求の日に休暇を与えることが業務の正常な運営を妨げる場合においては 他の日 に変更させることがある 275