固定価格買取制度の認定を受けた発電設備の公表 バイオマス発電の出力抑制対象の見直し 新エネルギーの開発 導入促進に対する支援措置の拡充 規制緩和等 4 再生可能エネルギー固定価格買取制度を効果的に運用する観点から 各地域での導入状況を的確に把握できるよう 固定価格買取制度の認定を受けた発電設備につい

Similar documents
資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

エネルギー規制 制度改革アクションプラン (11 月 1 日 ) の概要 重点課題と詳細リスト 現時点で政府が取り組むこととしている又は検討中の事項を 実施 検討事項詳細リスト (77 項目 ) として取りまとめ その中から 3つの柱で計 26 項目の重点課題を特定 1 電力システムの改革 (9 項

市町村から国への要望一覧 事項名要望内容改善案 ( 省庁名を記入してください ) いつまでに実施するか 効果 ( 現状との数値比較等 ) 再生可能エネルギーの導入促進 要望事項 1 政府は将来を見据えた責任あるエネルギー政策を実行するためにも エネルギー基本計画に掲げている再生可能エネルギーの導入量

バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

H28秋_24地方税財源

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

資料3

( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

申込代行事業者さまへのお知らせについて

PowerPoint プレゼンテーション

資料 2 接続可能量 (2017 年度算定値 ) の算定について 平成 29 年 9 月資源エネルギー庁

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

PowerPoint プレゼンテーション

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 1. 地球温暖化対策の推進 1-2 国内における温室効果ガスの排出抑制 租税特別措置等により達成しようとする目標 2030 年の電源構成における再生可能エネルギーの割合を 22~24% とする 租税特別措置等による達成目標に係る測定指

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

資料 1 申込代行事業者さまにご確認 ご対応いただく内容 1. 同封資料の内容について ご確認をお願いいたします 1 今回 当社からご確認させていただく対象は ( 資料 2) 今回確認の対象となる発電所一覧 に記載している発電所です 複数の発電所を申込みいただいた申込代行事業者さまについては ダイレ

PowerPoint プレゼンテーション

FIT/ 非 FIT 認定設備が併存する場合の逆潮流の扱いに関する検討状況 現在 一需要家内に FIT 認定設備と非 FIT 認定設備が併存する場合には FIT 制度に基づく買取量 ( 逆潮流量 ) を正確に計量するため 非 FIT 認定設備からの逆潮流は禁止されている (FIT 法施行規則第 5

スライド 1

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

これは 平成 27 年 12 月現在の清掃一組の清掃工場等の施設配置図です 建替え中の杉並清掃工場を除く 20 工場でごみ焼却による熱エネルギーを利用した発電を行っています 施設全体の焼却能力の規模としては 1 日当たり 11,700 トンとなります また 全工場の発電能力規模の合計は約 28 万キ

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

地熱発電を中核とする地熱エネルギーの活用が 我が国の安全で安定したエ ネルギー供給に貢献し 地球温暖化対策や地域経済の発展に寄与する様 以下 の施策が実施されることを要望致します 1. 固定価格買い取り制度 の恒久的な運用 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法 に基づく 再

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

< F2D816994D48D FA957493FC816A >

平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

untitled

接続契約締結先 電源接続案件募集プロセスへの参加の有無 東京電力パワーグリッド株式会社 有 ( エリア名 : 栃木県北部 中部エリア ) 無 工事費負担金 20,000,000 円 ( 税抜き ) 連系工事期間 特定 ( 買取 ) 契約締結先 平成 29 年 9 月 25 日 ~ 平成 31 年 1

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ


☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

Ⅱ 主な改革内容 上記の 3 つの目的からなる電力システム改革につき 以下の 3 つの柱を中心として 大胆な改革を現実的なスケジュールの下で着実に実行する 1. 広域系統運用の拡大 電力需給のひっ迫や出力変動のある再生可能エネルギーの導入拡大に対応するため 国の監督の下に 報告徴収等により系統利用者

日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社

(鉱工業技術研究組合法の一部改正)第五条 鉱工業技術研究組合法(昭和三十六年法律第八十一号)の一部を次のように改正する。

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素 まとめ Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 2

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

10kW 以上の太陽光 風力 水力 地熱 バイオマス発電の場合 1. 再生可能エネルギー発電事業計画書 みなし認定用 様式第 19 1 経済産業大臣殿 再生可能エネルギー発電事業計画書 みなし認定用 (10kW 未満の太陽光発電を除く ) 年 5 月 1 日 ( ふりがな ) とうきょ

PowerPoint プレゼンテーション

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

別添 表 1 供給力確保に向けた緊急設置電源 ( その 1) 設置場所 定格出力 2 発電開始 2 運転開始 公表日 3 姉崎火力発電所 約 0.6 万 kw (0.14 万 kw 4 台 ) 平成 23 年 4 月 24 日平成 23 年 4 月 27 日 平成 23 年 4 月 15 日 袖ケ浦

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

スライド 1

4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) < 下記要件のいずれかを満たすもの > 年間稼働率 80% 以上と見込まれるもの kw あたりの資本費一定以下 2,000kW 未満 62 万円 /kw 以下 2,000kW 以上 2

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

資料1 第3回災害救助に関する実務検討会における意見に対する回答

総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの?

1. 調整力公募について 本年 4 月に施行された第 2 弾の改正電事法により 新しいライセンス制度が導入されたことを受け 一般送配電事業者が電力供給区域の周波数制御 需給バランス調整を行うこととなっている そのために必要な調整力を調達するにあたって 一般送配電事業者は原則として公募の方法で調達する

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

11

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

注 1: 要件の判断に係る算定に当たっては 複数の発電用の電気工作物が同一の接続地点に接続している場合は 一つの発電用の電気工作物とみなす 注 2: 特定発電用電気工作物に該当しない電気工作物は 発電事業の要件 ( 小売電気事業用等接続最大電力の合計が 1 万 kw 又は 10 万 kw を超えるも

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

資料9

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

( 考慮すべき視点 ) 内管について 都市ガスでは需要家の所有資産であるがガス事業者に技術基準適合維持義務を課しており 所有資産と保安責任区分とは一致していない LPガスでは 一般にガスメータの出口より先の消費設備までが需要家の資産であり 資産区分と保安責任区分が一致している 欧米ではガスメータを境

1. 指定運用方法の規定整備 今般の改正により 商品選択の失念等により運用商品を選択しない者への対応として あらかじめ定められた指定運用方法 に係る規定が整備されます 指定運用方法とは 施行日(2018 年 5 月 1 日 ) 以降 新たに確定拠出年金制度に加入された方が 最初の掛金納付日から確定拠

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

001p_......

PowerPoint プレゼンテーション

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

Microsoft PowerPoint - HP用(説明資料).ppt

2 空 白

News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

制度見直しに関する主な方向性については 次の通り考えるものとする 1. ビッグデータ時代におけるパーソナルデータ利活用に向けた見直し 個人情報及びプライバシーの保護に配慮したパーソナルデータの利用 流通を促進するため 個人データを加工して個人が特定される可能性を低減したデータに関し 個人情報及びプラ

スライド 1

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

<4D F736F F D E E96914F955D89BF82CC906982DF95FB2E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

はじめに 福島県は復興の大きな柱として 福島を 再生可能エネルギー先駆けの地 とすべく 再生可能エネルギーの拡大 関連する産業の集積 研究開発を進めている 2012 年 3 月に改訂された 福島県再生可能エネルギー推進ビジョン ( 改訂版 ) においては 2040 年頃を目途に福島県内の 1 次エネ

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250>

【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

目次 1. 策定の趣旨 2 2. 水素利活用による効果 3 3. 能代市で水素エネルギーに取り組む意義 5 4. 基本方針 7 5. 水素利活用に向けた取り組みの方向性 8 6. のしろ水素プロジェクト 10 1

資料6

第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

1-1 林地台帳の記載事項 1 林地台帳には 法改正案に規定されているものに加え 市町村の行政事務の円滑化や の施業集約化の効率化に資する情報を記載 ( 省令 通知で規定 ) 追加的な情報としては 経営計画の認定状況 保安林等法指定状況等を想定 ( これらはすでに市町村や 都道府県が有している情報

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

4-(1)-ウ①

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

1. はじめに 1 需要曲線の考え方については 第 8 回検討会 (2/1) 第 9 回検討会 (3/5) において 事務局案を提示してご議論いただいている 本日は これまでの議論を踏まえて 需要曲線の設計に必要となる考え方について整理を行う 具体的には 需要曲線の設計にあたり 目標調達量 目標調達

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

Microsoft Word - h26_2_1.docx

Transcription:

都道府県から国への要望一覧 事項名要望内容改善案 ( 省庁名を記入してください ) いつまでに実施するか 効果 ( 現状との数値比較等 ) 北本連系線を含む送電網等の増強 電気事業者の再エネ事業者からの接続の請求に応ずる義務 系統連系に関する国の施策 固定価格買取制度に関する使用者 事業者への配慮 要望事項 1 北海道の豊富な新エネルギーのポテンシャルを十分に活かし 導入を拡大していくとともに 本州への送電も可能とするため 電力事業者のみならず 国が主体的に関与した北本連系線を含む送電網等の増強が必要である 地域間連系線等の強化に関するマスタープラン中間報告書 における増強モデルの仮定 : 追加導入約 270 万 kw に対し 必要な増強は 180 万 kw 2 再生可能エネルギー事業の安定的な運用を確保し 意欲的な導入を推進するため 電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法 第 5 条による接続義務を徹底すること また 再生可能エネルギーの系統連系に関する諸問題を解決するため 系統網の増強措置の計画的な推進や系統容量 連系費用の情報公開の促進など 国としてあらゆる策を講じること ( 長野県 ) 3 固定価格買取制度の賦課金による電気の使用者への負担に十分に配慮するとともに 事業者の安定した事業運営が可能となるよう 買取価格や期間などに十分に配慮した運用が必要である 経済産業省 我が国では風況が良く大規模な風力発電の立地可能な場所が北海道や東北に偏っていることから こうした地域と消費地を結ぶ送電網の強化が不可欠 このため 風力ポテンシャルが集中する北海道等において 地域内の送電網を整備実証する風力発電事業者を支援する補助事業を実施している 地域間連系線等の送電インフラの増強については 今後設立される 広域的運営推進機関 が中心となって整備を進めていくことになるが 国においても再生可能エネルギーの導入拡大に係る送電インフラの増強について 総合資源エネルギー調査会の下に設置された 新エネルギー小委員会 等の場において 政策方針を示すべく 今後 検討していく予定 経済産業省 系統の接続義務については 法律の規定に基づき 接続義務が徹底されるよう 引き続きしっかりと取り組んでまいりたい また 再生可能エネルギーの導入拡大にあたっては 系統の強化が重要であるが 増強規模の精査 費用負担の在り方などの課題がある 今後 生産地から消費地までを結ぶ送配電網の強化にあたっては 費用負担の在り方等も含めて総合資源エネルギー調査会の下に設置される 新エネルギー小委員会 等の場において 総合的に検討を行ってまいりたい また 連系費用については 連系ポイントによって費用は個別に全く異なってくるため 一律の情報公開になじみにくい面があるが これまでもバンク逆潮流対策に係る工事費用を電力会社が明確化した他 詳細な接続検討に先立つ事前相談においても 連系制限の有無 標準的な単価 工期等について開示しているところ 今後 系統の混雑状況など開示可能な情報について 更に検討し 更なる情報開示に取り組んでまいりたい 経済産業省 調達価格及び期間については 法律の規定に基づき 毎年度 最新のコストデータを踏まえ利潤にも配慮した形で 調達価格等算定委員会による算定作業を行っているところ 電気の使用者への負担が過重なものとならないよう配慮しつつ 固定価格買取制度の安定的かつ適切な運用に努めてまいりたい 関係省庁回答欄 地域内の送電網を整備実証する事業については 引き続き実施していく 今後 政府が示す政策方針や 広域的運営推進機関が策定する計画に基づき 地域間連系線等の送電インフラの増強を進めることとしており 国としても地域間連系線等の送電インフラの増強に取り組んでいくこととしている 地域間連系線等の送電インフラの増強への国の主体的な関与については 新エネルギー小委員会 等における検討状況を注視する必要がある 状況を見極めつつ 適切に取組を進めてまいりた い 系統網の増強のための送電網の強化については 新エネルギー小委員会 等の検討状況を注視する必要がある また 連系費用の情報公開の促進の要望は 事前相談の時点ではなく それ以前の段階で広く公にされていれば 再生可能エネルギー発電設備の立地についての検討が効率的に行えるとの趣旨からのもの このため 改善案の加筆部分は十分な回答になっていない この点についての具体的な改善案について いつまでに実施するかも含め 明確に示すべき 毎年度の調達価格及び調達期間の算定作業において 適切に取組を進めてまいりたい 事務局評価 国としての具体的な取組が適切かどうかについては 調達価格等の決定プロセスにおいて確認していく必要がある 1

固定価格買取制度の認定を受けた発電設備の公表 バイオマス発電の出力抑制対象の見直し 新エネルギーの開発 導入促進に対する支援措置の拡充 規制緩和等 4 再生可能エネルギー固定価格買取制度を効果的に運用する観点から 各地域での導入状況を的確に把握できるよう 固定価格買取制度の認定を受けた発電設備について 市町村別の認定件数及び稼動件数並びにそれらの出力規模別の内訳及び設置形態別 ( 屋根 土地等 ) の内訳を公表すること また 個人設置を除く 10kW 以上の発電設備については 名称 所在地 出力規模並びに設置者の名称及び所在地等を公表すること ( 長野県 ) 5 北海道の地産地消を推進するうえで重要なエネルギーであるバイオマス発電を 出力抑制対象の発電設備から除外するなど 他の新エネルギーと比べて不利とならない取扱が必要である 6 北海道は 風力と地熱のポテンシャルが高く 多くの計画 構想が提起されており その実現に向けては 円滑に事業を実施できる環境の整備が重要であり 引き続き環境アセスメントの迅速化や保安規制の合理化が必要である 経済産業省 認定を受けた発電設備に関する情報については 現在 毎月 電源の種類毎に 設備容量 件数について都道府県毎のデータを公表しているところ 市町村別の公表の方法についてもまずは設備容量 件数を 7 月中を目途に公開する予定 なお 設備認定時に事業者からは発電設備の情報 ( 発電所の出力 所在地 変換効率等 ) 発電事業者の情報 ( 事業者名 住所等 ) を届けさせているが 行政機関情報公開法上 特定の個人を識別することができる情報 や 法人等の競争上の地位その他正当な利益を害する情報 については 地方税法上に基づく請求等を除き非公開としている 今後 個々の発電設備に関する設置者及び所在地等の情報については これらの法令等との整合性を踏まえ どこまで公表できるか前向きに検討してまいりたい 経済産業省 バイオマス発電は 専焼のみならず混焼の発電所も多いことから どこまでを対象とすべきか また 混焼比率をどのように正確に測定するか等について課題がある 今後 バイオマス発電が出力抑制の局面において他の再生可能エネルギー電源に対して 理由なく劣後することがないよう 個別案件の状況も踏まえつつ 適切な運用を検討してまいりたい 環境省 環境アセスメントの迅速化については 国の審査期間の短縮に努め また 自治体の審査期間について実際に短縮している事例を示しながら短縮を促している 加えて 風力発電等のポテンシャルがあるエリアの環境基礎情報を整備し それを事業者に活用していただくことによって環境調査が一部省略できるよう 環境アセスメント基礎情報整備モデル事業 を行ってきており 北海道でも8 箇所をモデル地区として選定している 経済産業省 環境アセスメントについては 環境省の平成 26 年度新規予算事業として 環境アセスメント調査早期実施実証事業 を措置し 更なる環境アセスメントの迅速化を目指すこととしている また 保安規制合理化については これまで 規制改革実施計画 に記載された事項の実施により 風力発電所等における電気主任技術者の選任要件の明確化 ( 風力発電の電気主任技術者選任における統括事業場の設置 ) や地熱発電所におけるボイラー タービン主任技術者の選任を不要とする範囲の拡大 ( バイナリー発電設備に係るボイラー タービン主任技術者の選任及び工事計画届出等の不要化範囲の見直し ) 等に取り組んでおり 引き続き規制合理化に取り組んでいく 出来るだけ速やかに取組を進めてまいりたい 行政機関情報公開法上 特定の個人を識別できる情報 からは 事業を営む個人の当該事業に関する情報 は除かれている また どのような情報が 法人等の競争上の地位その他正当な利益を害する情報 なのか 改善案の加筆部分は十分な回答になっていない 国民負担によって支えられ 電気事業者に接続義務を課すことにより市場競争のリスクが著しく低減されている固定価格買取制度の下で利益を上げている事業者の情報は 広く公にすることが原則で 公表を控える情報は最小限のものにすべきであり 具体的な改善案について いつまでに実施するかも含め 明確に示すべき 状況を見極めつつ 適切に取組を進めてまいりた い 石炭火力発電におけるバイオマスの混焼比率は極めて小さいことが多く このようなケースがあるからといって専焼あるいはバイオガス発電を出力抑制対象から除かない理由にはならない 引き続き 国の審査期間の短縮に取り組み また 環境アセスメント基礎情報整備モデル事業 の調査エリアを拡大することなどにより 環境アセスメントの迅速化に繋げていきたい 北海道におかれても 既に協力をお願いしているとおり 環境アセスメント手続における自治体の審査期間の短縮に努めていただきたい 環境アセスメントについては 実証事業終了後 その成果をもって 前倒し環境調査の方法論の確立を目指すとともに 本年度の審査案件についても 引き続き迅速な審査に取り組んでいく また 保安規制についても事業者等からの要望を踏まえつつ 合理化に取り組んでいく 環境アセスメント基礎情報整備モデル事業の調査エリア拡大などについて 今後注視が必要である 前倒し環境調査の方法論の確立などについて 今後注視が必要である 2

新エネルギーの開発 導入促進に対する支援措置の拡充 規制緩和等 7 小水力発電について 水利使用手続きの簡素化 円滑化に向けた措置が講じられてきたところであるが 引き続き 非かんがい期等における水利権取得の弾力的な運用など 簡素化 円滑化の取組が必要である 8 自然公園における地熱に関する規制の緩和や手続きの簡素化に向けた措置が講じられてきているところであるが 事業化可能性の高い地域における更なる緩和等の措置の検討が必要である 9 平成 25 年度税制改正において 環境関連投資促進税制の対象設備の拡充等が行われたところであるが 新エネルギーの一層の導入や省エネルギーの更なる促進を図るために 既存の投資促進税制の税額控除率 (7%) 又は特別償却率 (30%) を上回る税制優遇措置の実施が必要である 国土交通省 昨年の河川法改正により 河川から取水した農業用水等を活用するいわゆる従属発電について 許可制に代えて登録制が創設 導入された ( 平成 25 年 12 月 11 日施行 ) これにより 関係行政機関への協議等が不要となり 水利権取得までの標準処理期間が大幅に短縮 (5ヶ月 1ヶ月 ) されるなど 水利使用手続の簡素化 円滑化を図っている 小水力発電について 非かんがい期などに新たに発電目的のために取水する場合の水利使用許可手続の簡素化への取組として 地域の実情に応じて 生態系や景観への影響調査を省略することができること 取水施設等の構造図等を省略することができること 河川管理者が調査した河川流量や河川環境のデータを活用できること等の通知を 地方整備局及び都道府県等に対し発出 ( 平成 25 年 7 月 1 日及び12 月 11 日 ) した 上記を含む小水力発電に係る簡素化措置についての 地方整備局 事務所及び都道府県等の河川管理担当者に対する説明会の実施 ( 平成 25 年 7~ 8 月 平成 26 年 1 月 ) 及び国土交通省ホームページによる周知とともに ホームページから河川流量や河川環境のデータを入手できるようにするなど手続の簡素化 円滑化に取り組んでいる 環境省 国立 国定公園内における地熱発電施設については 平成 24 年に発出した通知により一部規制を緩和し 第 2 種 第 3 種特別地域内においても 地域の関係者との合意形成を図り 自然環境や風致景観等への影響を最小限にとどめるような優良事例であれば 設置の可能性について個別に検討していくこととしている 通知の考え方に基づき 各地で事業者による地元との調整や調査 検討が緒についたところであり 個々の事例に対応する中で 事業者との迅速かつ丁寧な調整を図ってまいりたい 経済産業省 平成 25 年度税制改正において 太陽光発電と風力発電に即時償却制度を導入したところ なお 平成 26 年度税制改正において 生産性向上設備投資促進税制を創設しており 生産性 ( エネルギー生産性を含む ) の向上に資する設備投資に税制措置を講じている ( 即時償却の活用が可能 ) 一級水系における小水力発電の許可又は登録件数は 水利使用手続の簡素化 円滑化により 14 件 ( 平成 20~24 年度の年平均 ) から 42 件 ( 平成 25 年度 ) と大幅に増加している 引き続き事務所等に設置した相談窓口などを通じて 地域の実情に応じた小水力発電のプロジェクト形成を積極的に支援してまいりたい 資源探査等の調査の段階ごとに事業の確実性が高まっていくという地熱開発の特性に鑑み 個々の事例の進捗に合わせ 事業者の具体的な意見も踏まえて対応を検討する 今般閣議決定したエネルギー基本計画において 再生可能エネルギーについては 2013 年度から 3 年程度 導入を最大限加速 することとしており これまでのエネルギー基本計画を踏まえて示した水準を更に上回る水準の導入を目指すこととしている なお 再生可能エネルギー等の設備投資を促進する本税制による措置は 今後の税制プロセスにおいて検討したい 10 電気自動車は 航続距離が短く 冬期はさらに航続距離が低下することから 安心して移動できるようにするためには 適正な配置間隔で面的な充電器設備の充実が課題となっているが 北海道の整備状況は大都市圏に比べ不足しており 次世代自動車充電インフラ整備促進事業の拡充 継続が必要である 経済産業省 次世代自動車充電インフラ整備促進事業において 充電インフラの整備を推進 平成 25 年度には 47 都道府県及び高速道路会社 4 社が充電インフラ整備に関するビジョンを策定し ビジョンに基づいて設置される充電器への補助率を優遇 ( 補助率 2/3( それ以外は 1/2)) している 現在 事業を実施中 平成 26 年 1 月 21 日に申請期間を 1 年延長し 補助金の申請期間を平成 27 年 2 月 27 日までとしている 電気自動車の普及には 充電インフラの整備を進めていくことが不可欠であり 引き続き 北海道庁と連携し インフラの充実に向けて積極的に取り組んでまいりたい 3

11 データセンターは 冷房電力などを大量に消費することから その削減が課題となるが 積雪寒冷という特性を有する北海道は 外気冷房や雪氷冷熱エネルギーなどを活用することにより 冷房電力の大幅な削減が可能であることから 北海道への国のクラウド データセンターの設置など環境配慮型データセンターの集積の促進と 北海道と海外 本州と結ぶ安定的かつ大容量な光海底通信ケーブル網の拠点化が必要である 総務省 通信ネットワークの整備 構築が民間事業者の自主的な取組により進められてきている中 総務省では 東京圏に集中するデータセンターの地域分散化を図るため 平成 25 年度税制改正により データセンター地域分散化促進税制 を整備したところ また 環境配慮型データセンターについては 平成 25 年度より データセンターにおける省エネ型設備等の導入に際し その補助を行う 省エネ型データセンター構築 活用促進事業 を環境省と連携して実施しているところ 現時点では 本税制の北海道における適用実績はないが 総務省では 引き続き本税制の周知を行い 北海道をはじめとした東京圏以外の地域への データセンターの分散化に努めて参りたい また 平成 27 年度以降のデータセンターに係る税制については 事業者の具体的な意見等を踏まえて対応を検討して参りたい また 省エネ型データセンター構築 活用促進事業 については 北海道における補助実績はないが 全国では 平成 25 年度の補助件数は 3 件 平成 26 年度については 6 月 6 日現在 5 件を採択している データセンター地域分散化促進税制 の適用見込みは約 200 者とされているが 活用実績のない北海道以外の府県において活用が進んでいるのか不明 他の地域においても活用が進んでいないのであれば 北海道での活用を見込むことは困難 まずは実績値を明らかにすべき 新エネルギーの開発 導入促進に対する支援措置の拡充 規制緩和等 地域をフィールドとした調査研究 技術開発について 最適地である北海道への集積促進 12 食料やエネルギーの貯蔵 供給機能の強化によるバックアップ拠点の整備のほか 北海道が強みを持つ食産業の一層の振興に向けて 工業団地内における熱融通の仕組みの構築も視野に入れながら 植物工場の誘致に取り組んでいるところであり その促進を図るために 植物工場の製造業みなしによる工業団地造成利子補給金の返還免除などの措置が必要である 13 規制改革実施計画 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) に掲げられた規制改革事項の着実な実施が必要である 14 大型蓄電システム緊急実証事業の着実な推進を図るとともに 実証結果を踏まえた低コスト化や汎用化 得られた知見等の普及など 蓄電池の導入拡大に向けた支援が必要である 15 北海道においては 新エネルギーの導入に向けた動きが活発化している一方で 系統規模が小さいことから 導入拡大に支障が生じているところであり 送電網の運用技術の高度化に向けた実証事業や 配電網強化に資する技術開発 実証事業等を行う必要性が高い ( 適地である ) ことから 例えば電力系統出力変動対応技術研究開発事業など関連事業での道内関係案件の優先的な採択や 道外企業や研究機関が実施する技術開発 実証事業の北海道への誘致促進が必要である また 道北地域における 風力発電のための送電網整備実証事業 の推進に向けて 固定価格買取制度における買取価格の確定時期の早期化が必要である 経済産業省 本件については制度改正 ( 注 ) が必要であり 北海道からの要望を踏まえ 関係省庁との調整を検討したい ( 注 ) 現行の工業団地造成利子補給金事務処理要領においては 植物工場は利子補給金の対象業種に含まれていないため 植物工場について返還を免除するためには 事務処理要領を改正する必要がある 内閣府 規制改革実施計画 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) において 内閣府は 本計画に定められた措置を積極的に推進するとともに 毎年度末にその実施状況に関するフォローアップを行う その結果は 規制改革会議に報告するとともに 公表する とされていることを踏まえ 毎年度のフォローアップを行う 経済産業省 大型蓄電システム緊急実証事業は引き続き着実な推進を図る また 併せて 系統用大型蓄電池の発電コストを半分程度にするための技術高度化事業や 長寿命化等を図る技術開発事業を継続する 経済産業省 送配電網に関する実証事業については 公平性の観点から提案公募という形式を取っており 事業者からの提案については外部有識者による専門委員会を設けて採択の是否について判断を行っている 送電網の運用技術の高度化や 配電網強化に資する技術開発 実証事業等に引き続き精力的に取り組み その成果が北海道にもしっかりと活用されるよう 引き続き 取組を進めてまいりたい また 調達価格のあり方を含む固定価格買取制度についても 法律の規定に基づき 再生可能エネルギー政策全体について総合的に検討を行う中で議論を行ってまいりたい 財務省の確認を終えたところであり 要望どおりの制度改正を 6 月中に行う 平成 25 年度末時点の各省庁における実施内容及び今後の予定について 各省庁の協力を得つつフォローアップを行っており その結果は 6 月中に規制改革会議に報告のうえ公表予定 なお 再生可能エネルギーに係る規制は規制改革会議の重点的フォローアップ事項の一つとされており 昨年 12 月に 9 月 30 日時点のフォローアップ調査結果を実施した その結果は 12 月 13 日の規制改革会議創業 IT 等 WG に報告し 内閣府規制改革会議情報ホームページで公表済 その時点で 各省庁の取組状況に進捗遅れなどの問題は無かった 大型蓄電池システム緊急実証事業については 平成 26 年度末までに東北 平成 27 年度末までに北海道における変電所に大型蓄電システムを設置 導入する予定 また 系統用大型蓄電池の低コスト化については 2020 年を目処に現在の半分程度にすることを目標としている 引き続き 取組を継続してまいりたい 送配電網に関する実証事業の成果が北海道にもしっかり活用されるよう 国の具体的な取組について確認していくことが必要 さらに 買取価格の確定時期の早期化について 今後の再エネ政策全体の総合的な検討における議論の状況を注視していく必要がある 4

地域をフィールドとした調査研究 技術開発について 最適地である北海道への集積促進 16 北海道は 多様なエネルギー資源や冷涼で広大な土地を有するといった特色があり 未来を担う可能性のある様々な環境配慮型の先端技術の実証 開発を行う適地であると考えており 各種エネルギー新技術の開発や新エネルギーの多角的な活用に関し 関連企業 団体を支援 誘致し 実証研究プロジェクトを北海道へ集積する必要がある 経済産業省 現在 企業立地促進法に基づき 地域への企業立地を推進しているところ 具体的には 地方自治体が 地域において効果的 効率的な産業機能を集積させるべき区域と業種を指定した基本計画を策定し 指定された区域に 当該業種に属する企業が新たに立地することに対して 地方交付税の減収補填等の支援を行っている 北海道においても バイオマス資源や太陽光発電等 新エネルギーを活用した産業の集積を促進する計画が策定されており 当省としてもこれに基づき支援を行ってまいりたい 引き続き 取組を継続してまいりたい 5