いま 町家を所有している人 居住 管理維持 固定資産税都市計画税 活用 ( 賃貸 ) 所得税住民税事業税消費税国民健康保険料介護保険料 相続 贈与 相続税贈与税 売 却 所得税住民税 ( 譲渡所得 ) 国民健康保険料介護保険料 ( 翌年のみ ) これから町家を購入する人 購入時 登録免許税不動産取得

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この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

スライド 1

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

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控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

私たちの市税

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

第 5 章 N

所得税確定申告セミナー

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2. 改正の趣旨 背景給与所得控除 公的年金等控除から基礎控除へ 10 万円シフトすることにより 配偶者控除等の所得控除について 控除対象となる配偶者や扶養親族の適用範囲に影響を及ぼさないようにするため 各種所得控除の基準となる配偶者や扶養親族の合計所得金額が調整される 具体的には 配偶者控除 配偶

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

相続税の改正 -平成23年度税制改正大綱

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

5 事業用の車両等を売却 ( 譲渡 ) した場合の売却益 ( 譲渡益 ) 売却損 ( 譲渡損 ) については 事業所得とはならない 総合課税の譲渡所得 ( 土地 建物以外 ) の扱いになり 所有期間 (5 年超か以下か ) によって長期譲渡所得 短期譲渡所得に区分される 6 使用可能期間が1 年未満

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2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

資産運用として考える アパート・マンション経営

土地 建物の譲渡に伴う課税 所得税 住民税 譲渡所得の計算個人が不動産を譲渡した場合には 出た利益 ( 譲渡所得 ) に対して所得税と住民税が課税されます 課税譲渡所得 = 譲渡収入金額 - 取得費 ( 1)- 譲渡費用 ( 2)- 特別控除額 1 取得費 : 譲渡した不動産の取得に要した費用 購入

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

このうち 申告納税額がある方 ( 納税人員 ) は640 万 8 千人で は41 兆 4,298 億円 申告納税額は3 兆 2,037 億円となっており 平成 28 年分と比較すると 人数 (+0.6%) (+ 3.4%) 及び申告納税額 (+4.6%) はいずれも増加しました 所得者区分別の状況イ

2011年税制改正のポイント

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

平成 28 年度市民税 県民税申告の手引き 申告書を提出しなければならない人平成 28 年 1 月 1 日現在 幸手市内に住所を有する人 (1 月 2 日以降に幸手市に転入した人は従前の住所地で申告を行ってください ) ただし 次に該当する人は この申告をする必要はありません 1 平成 27 年分の

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

p43-48 (不動産取得税)

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

東京太郎様 Inheritance Report 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 30 年 8 月 20 日作成

#210★祝7500【H30税法対策】「登録免許税ほか」優先暗記30【宅建動画の渋谷会】佐伯竜PDF

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

Microsoft Word - 第67号 来年からの贈与税改正と相続時精算課税を選択する際の注意点

(3) 年金所得者公的年金等の収入金額が400 万円以下であり かつ その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となる場合において公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20 万円以下である場合には 確定申告の必要はありません また 上記 (2) 又は (3) に該当する方であっても 医療費控除や住宅借入金

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

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ラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同

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経 ViewPoint 営相談 相続時における小規模宅地等の特例の改正 谷口敬三相談部東京相談室 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 ( 以下 小規模宅地等の特例 ) は 一定の要件を満たす宅地等 ( 特定事業用等宅地等 特定居住用宅地等 貸付事業用宅地等 ) につ

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

2. 二世帯住宅と特定居住用宅地等 [1] 区分所有なし : 外階段 / 親族が取得する場合 Q. 被相続人 A が所有する宅地の上に A の所有する建物があり 1 階に A が居住し 2 階に子 B とその家族が居住しています ( 建物内部では行き来ができない構造 ) A と B は別生計です こ

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

住宅借入金等特別控除の入力編

税法実務コース 所得税 学習スケジュール 回数 学 習 テ ー マ 内 容 第 1 章 テーマ1 所得税の仕組みテーマ2 所得税額の計算テーマ3 非課税所得 所得税の仕組み 税額計算 所得税が課税されないものについて学習します テーマ1 各種所得金額の計算の概要テーマ2 利子所得テーマ3 配当所得

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

<4D F736F F D20819A95BD90AC E937890C590A789FC90B392F18CBE8F918C8B89CA95F18D EE8C9A8BA689EF976C A2E646F6378>

金融商品と資金運用

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平成19年度市民税のしおり

住宅借入金等特別控除の入力編

平成23年度税制改正の主要項目

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

Taro-H30/03

左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

1. 贈与税のながれ はじめに行う作業 1 データの 新規追加 2 税理士登録 3 受贈者登録 4 贈与者登録 贈与税申告書の作成 5 贈与税申告書 の作成 その他の帳票作成 印刷 6 税務代理権限証書 の作成 印刷 2

[2] 税率構造の見直し 相続税の税率構造が現行の6 段階から8 段階に変更されるとともに 最高税率が 50% から 55% に引き上げられることとなりました ただし 各法定相続人の取得金額が2 億円以下の場合の税率は と変わりありません この改正は 平成 27 年 1 月 1 日以後に相続または遺

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FX取引に係る確定申告について

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

以下本人の給与収入速報 平成 29 年度税制改正解説所得課税 ~ 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し 2 配偶者の給与収入が 万円超 15 万円以下の場合の改正案の控除額及び改正前後の影響について 配偶者特別控除 配偶者の給与収入 万円超 15 万円 15 万円以上 11 万円 11 万円以上 1

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

スライド 1


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である 12 遺留分とは 遺言の内容にかかわらず一定の相続人が確実に受け取ることができる一定の 割合のことである 直系尊属のみが相続人である場合は 被相続人の財産の 1/3 その 他の場合には 被相続人の財産の 1/2 である ただし 兄弟姉妹には遺留分はない 13 相続の放棄は 被相続人の生前に行

<4D F736F F D20947A8BF48ED28D548F9C A8BF48ED293C195CA8D548F9C82CC8CA992BC82B582C98AD682B782E >

税制改正を踏まえた生前贈与方法の検討<訂正版>

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

配偶者の税額軽減特例の有利な受け方 配偶者がいる場合の 相続税の具体的な計算例は以下の通りです 1. 設例 自宅 預貯金等の相続財産の遺産額 =2 億円 法定相続人 = 配偶者 + 子 2 人の合計 3 人 実際の遺産分割は 法定相続分の通りとする 未成年者控除 外国税額控除 生命保険金の非課税枠金

Transcription:

平成 26 年 8 月 21 日京都市景観 まちづくりセンター 株式会社みやこ不動産鑑定所 税理士 不動産鑑定士辻本尚子 1

いま 町家を所有している人 居住 管理維持 固定資産税都市計画税 活用 ( 賃貸 ) 所得税住民税事業税消費税国民健康保険料介護保険料 相続 贈与 相続税贈与税 売 却 所得税住民税 ( 譲渡所得 ) 国民健康保険料介護保険料 ( 翌年のみ ) これから町家を購入する人 購入時 登録免許税不動産取得税 両親等からの住宅資金 住宅資金贈与の非課税 購入に係る補助金等 すまい給付金木造住宅耐震診断士派遣事業等 購入後の減税等 住宅ローン控除リフォームローン控除リフォーム減税 2

固定資産税 ( 課税標準額 1.4%) 都市計画税 ( 課税標準額 0.3%) 軽減措置等 毎年 4 月 7 月 12 月 2 月に納付するあれ 毎年 4 月 1 日から 30 日までの間を 縦覧期間 といって 区役所で固定資産台帳を閲覧できるよ 住宅用地の課税標準の特例 ( 土地 ) 固定資産税 -200 m2以下は 1/6 200 m2超は 1/3 都市計画税 -200 m2以下は 1/3 200 m2超は 2/3 併用住宅の敷地 : 居住用部分が2/1 以上 すべて住宅用地居住用部分が1/4 以上 1/2 未満 0.5 が住宅用地 耐震工事 バリアフリー改修 省エネ改修を行った住宅に対する減額 ( 市役所 区役所 ) 耐震工事 : 平成 28 年末まで 1/2 減額を1 年バリアフリー改修 : 平成 28 年 3 月末まで 1/3 減額を1 年 65 歳以上 要介護 障がい者省エネ改修 : 平成 28 年 3 月末まで 1/3 減額を1 年 申請が必要 本人が居住していること 建物部分の減額は自分が住んでいる家しか適用されないけれど 土地部分は 住宅 が建っていれば軽減対象なんだ 3

税金の種類 ( 収益課税 ) 所得税 ( 累進課税 5%~40%) 平成 27 年からは最高 45% 復興特別所得税 ( 所得税の 2.1%) 平成 25 年 ~ 平成 49 年の 25 年間 住民税均等割 4,000 円 +1,000 円 ( 平成 26 年から ) 所得割 10% http://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000028143.html 国民健康保険料最高 81 万円 http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/00000606 24.html 後期高齢者医療制度 75 歳以上 http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/00001178 42.html 敬老乗車証 軽減措置等 住宅ローン控除 省エネ改修工事バリアフリー改修工事 5 年以上のローン 50 万円以上の工事増改築 10 年以上のローン 100 万円以上の工事 自己資金で改修した場合は税額控除既存住宅の耐震改修バリアフリー改修工事省エネ改修工事 計算明細書と工事証明書等の必要書類の添付 http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/j utakukentiku_house_fr2_000011.html 税務署に確定申告を要す http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/12 10.htm 4

- = 家賃収入必要経費不動産所得 貸家 ( 居住用 : 消費税非課税 )( 2) テナント ( 事業用 : 消費税課税 )( 2) 固定資産税事業税 ( 1) 消費税 ( 2) 減価償却費修繕費損害保険料不動産屋さんへの仲介手数料申確その他 ( 消耗品費 通信費等 ) 告定 1 事業税は青色申告特別控除前の不動産所得が 290 万円以上の部分の 5% 2 消費税は居住用以外の賃貸の収入が 1000 万円を超えると課税事業者になります 不動産所得が発生したら確定申告しないといけないけれど 修繕費が大きくでたりして赤字になったときは ほかの所得と損益通算できるんだ 相続税の財産評価でも貸家は減額されるよ 5

不動産所得が発生することによって増減する税金と保険料 所得税 ( 累進課税 ) 所得に応じて5~40% 復興特別所得税 ( 一律 ) 所得税の2.1% 平成 49 年末まで 住民税 ( 一律 ) 住民税の課税所得の 10%( 所得割部分 ) 平成 27 年分から 4000 万円超は 45% になります 国民健康保険 後期高齢者医療保険 介護保険 所得に応じて増減 ( 増減額 最高額等は市町村によって違います ) 消費税 住宅以外の貸付収入が 1000 万円以上の場合簡易課税か本則課税のどちらか選択 事業税 消費税と事業税は経費になるけれど 所得税 住民税 健康保険料は経費にはできないよ 青色申告特別控除前の不動産所得が 290 万円以上 ( 課税所得 -290 万円 ) 5% 6

貸家業を始めるにあたって要する届け出 ( 税務署に出します ) 個人事業の開業 廃業届出書事業的規模の不動産貸付けを開始したときは 開業の日から 1 か月以内 所得税の青色申告承認申請書不動産の貸付けを始めた年分から青色申告をしようとする場合は 開業の日から 2 か月以内 青色申告は特典いろいろ! 青色申告特別控除 65 万円もしくは 10 万円 青色事業専従者給与生計が同じ家族に給与を出せる 貸倒引当金貸倒引当金を経費に入れられる 純損失の繰越しと繰戻し 3 年間の純損失の繰越繰り戻し還付 7

相続税のしくみ 相続税の基礎控除は 27 年から大きく減額される! 8

平成 27 年 1 月 1 日施行相続税の税制改正 9

相続時の財産評価の特例 次のような小規模宅地を相続で取得した時対象面積課税割合 事業を引き継ぎ その事業用の土地を引き継いだとき ( 不動産貸付業等を除く ) 被相続人の事業の用に供されていた宅地等で 相続税の期限までにその事業を引き継ぎ その宅地等を所有し かつ事業を営んでいる事 同居していた家を相続し その家に引き続き住むとき 不動産貸付業等の事業を引き継ぎ その土地を貸付事業の用に供しているとき 400 m2まで 20% H26/12/31 まで 240 m2 H27 年 1 月以降 330 m2まで 20% 200 m2まで 50% 文化財建造物の場合 相続税の評価において その利用上の制限の程度に応じた適正な評価を受けることができます 亡くなった親族の事業を引き継いだり 生計を一にしている親族の事業や家を相続したときは 相続税の計算上 資産価額をぐっと減額して計算してもらえるんだ 10

遺言の種類は大きく 3 種類あるけれど 公正証書遺言がオススメだよ 費用 自筆証書遺言公正証書遺言秘密証書遺言 ほとんど掛からない 公証役場手数料 (16,000 円 ~) 証人依頼代 公証役場手数料 (11,000 円 ) 証人依頼代 証人不要二人必要二人必要 保管 本人 推定相続人 遺言執行者 受遺者 友人など 原本は公証役場 正本と謄本 ( 写し ) は本人 推定相続人 受遺者 遺言執行者など 本人 推定相続人 遺言執行者 受遺者 友人など 秘密性 遺言の存在 内容共に秘密にできる 遺言の存在 内容共に秘密にできない 証人から内容が漏れる可能性がある 遺言の存在は秘密にできないが 遺言の内容は秘密にできる 紛失 変造の可能性 共にある 紛失の場合は再発行できる 変造の可能性はない 共にある 検認必要不要必要 特に有利な点 費用がほとんど掛からない 証人が必要でなく いつでもどこでも簡単に書ける 新たに作りなおす事も容易にできる 家庭裁判所での検認が必要ない 公証人が作成するので 無効な遺言書となること 変造されることが少ない 紛失しても謄本を再発行してもらえる 公証役場に提出するので 作成日が特定できる 費用があまりかからない 特に不利な点 紛失 変造 隠匿 ( 隠すこと ) 等の可能性が高い 遺言の要件を満たしていないと無効な遺言となる可能性がある 家庭裁判所での検認が必要 費用が余分に掛かる 紛失 変造 隠匿 ( 隠すこと ) 等の可能性がある 遺言の要件を満たしていないと無効な遺言となる可能性がある 家庭裁判所での検認が必要 11

贈与税 - 暦年課税 - 1 年間 (1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) に贈与を受けた財産の価額の合計額 ( 課税価格 ) から基礎控除額 110 万円を差し引いた残額 ( 基礎控除後の課税価格 ) について 次の速算表により贈与税額を計算します 26 年 12 月 31 日まで 27 年 1 月 1 日より 贈与税はもらうひとが払うんだ 暦年贈与だと受贈者ひとりあたり 110 万円までは贈与税はかからないよ 婚姻期間 20 年以上の夫婦の間で居住用不動産等の贈与があった場合には 一定の要件に当てはまれば 贈与税の申告をすることにより基礎控除額 110 万円のほかに最高 2,000 万円までの配偶者控除が受けられます 12

贈与税 - 相続時精算課税 - 贈与を受けたときに贈与財産に対する贈与税を支払い 贈与者が亡くなったときにその贈与財産と相続財産とを合計した価額を基に相続税額を計算し 既に支払った贈与税額を控除するものです 相続時精算課税は次の要件に該当する場合に贈与者が異なるごとに選択することができます なお 一度この相続時精算課税を選択すると その後 同じ贈与者からの贈与について 暦年課税 へ変更することはできません 対象者 贈与時の計算方法 ( 贈与を受けた財産の価額の合計 -2500 万円 ) 20% 65 歳以上の親 20 歳以上の贈与者の推定相続人である子 ( 子が亡くなっているときは 20 歳以上の孫 ) 相続時の計算方法 すでに贈与を受けた財産の価額の合計 + 相続財産の価額 相続税 - 既に支払った贈与税 たくさん財産がある親から相続時精算課税で贈与を受けると 相続税と合計したら納税額が多くなることもあるから 選択は慎重に! 13

暦年贈与課税価格 - 基礎控除 (110 万円 ) 税率 - 速算表の控除額 = 贈与税額 贈与税の速算表 http://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4408.htm 相続時精算課税 http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4103.htm 住宅資金の贈与に関する特例 1( 直系尊属からの贈与の特例 ) https://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4508.htm 住宅資金の贈与に関する特例 2( 相続時精算課税の特例 ) https://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4503.htm 住宅等を贈与された場合の配偶者控除 https://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4452.htm 14

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課税譲渡所得の計算方法 申告 確定 ほか 住宅を買い換えた場合の課税の特例等 税率 土地や建物を売った年の 1 月 1 日現在で その土地や建物の所有期間が 5 年を超える場合は 長期譲渡所得 に 5 年以下の場合は 短期譲渡所得 になります ( 注 ) 確定申告の際には 所得税と併せて基準所得税額 ( 所得税額から 所得税額から差し引かれる金額を差し引いた後の金額 ) に 2.1% を掛けて計算した復興特別所得税を申告 納付することになります 17

課税の特例 住宅の譲渡に係る 3,000 万円控除 軽減税率の特例売った年の 1 月 1 日現在で そのマイホームの所有期間が 10 年を超えている場合 譲渡価額 -( 取得費 + 譲渡費用 )-3,000 万円 = 課税譲渡所得 住宅の買換え特例 課税の特例 住宅の買換による損失の繰越控除等売った年の 1 月 1 日現在で 所有期間が 5 年を超えるマイホームの譲渡損失が生じた場合 住宅の譲渡損の繰越控除等 3,000 万円控除の特例と併用可能 譲渡価額が 1.5 億円以下 売った年の 1 月 1 日現在で所有期間 10 年超 居住期間 10 年以上の場合など 一定の要件に該当する場合は その譲渡益の課税を繰り延べる特例が受けられます 売ったマイホームの代わりに新たなマイホームを取得し 年末においてその新たなマイホームの取得に係る住宅ローン残高がある場合は 一定の要件の下で 売ったマイホームの譲渡損失の金額について損益通算及び繰越控除をすることができます マイホームの譲渡契約締結日の前日において住宅ローン残高があるマイホームを売った場合は 一定の要件の下で そのマイホームの譲渡損失 ( 住宅ローン残高からマイホームの譲渡対価の額を控除した残額を限度とします ) の金額について損益通算及び繰越控除をすることができます 住んでいる家を売ったり買い換えたり さらに住宅ローンが残っていたりするときはいろんな特例があるよ 18

印紙税 売買契約書 贈与契約書に貼るもの平成 9 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの間に作成されるものについては印紙税の軽減があります 取引金額によって変わります 登録免許税 登記のときに納める税金 住宅用家屋にかかる登録免許税は税率の特例があります 固定資産税評価額によって変わります 不動産取得税 購入後に府税事務所から通知がきます 所得税 ( 税務署へ確定申告が必要です ) 借入金で一定のマイホームの購入や増改築をした場合には 住宅ローン控除が出来ます 住宅借入金等特別控除とは 居住者が住宅ローン等を利用して マイホームを新築 取得又は増改築等 ( 以下 取得等 といいます ) をし 平成 29 年 12 月 31 日までに自己の居住の用に供するなど一定の要件を満たす場合において その取得等に係る住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を 居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除するものです http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1214.htm 特定取得 とは 住宅の増改築等に係る費用の額に含まれる消費税額等 ( 消費税額及び地方消費税額の合計額をいいます 以下同じです ) が 消費税率の引上げ後の 8% 又は 10% の税率により課されるべき消費税額等である場合におけるその住宅の増改築等をいいます 19

所得税 ( 税務署へ確定申告が必要です ) 自己資金で 一定の改修をした場合は税額控除が出来ます 耐震改修工事をした場合 バリアフリー改修工事をした場合 省エネ改修工事をした場合 例住宅耐震改修特別控除の適用要居住者が住宅耐震改修を行った場合で 住宅耐震改修特別控除の適用を受けることができるのは 次のすべての要件を満たすときです (1) 昭和 56 年 5 月 31 日以前に建築された家屋であって 自己の居住の用に供する家屋であること なお 居住の用に供する家屋を二つ以上所有する場合には 主として居住の用に供する一つの家屋に限られます (2) 耐震改修をした家屋が 現行の耐震基準に適合するものであること 住宅耐震改修特別控除の控除額の計算方法平成 26 年 4 月 1 日から平成 29 年 12 月 31 日までの間に住宅耐震改修をした場合住宅耐震改修に係る耐震工事の標準的な費用の額 ( 補助金等の交付を受ける場合には その補助金等の額を控除した金額 ) の 10%( 最高 25 万円 ) ご注意! ここに記載したものは原則的なケースです 個別的には各種の条件がありますので 事前に必ず税理士に相談してください 20