第 5 章総合練習解説 1. 1 ページ目の 3 行を範囲指定する 項目 2 の部分の設定までは 3 行 (3 段落 ) 共通であるから この 3 行は範囲指定されたままとし もし何らかの原因で範囲指定が解除されてしまった場合は 範囲指定をやり直してから 続きの作業を行う まずは左インデントを使って 行頭を右側にずらす ルーラー上の左インデントマーカーの 部分をドラッグし だいたい 4 の辺りに移す ( 位置はこの通りである必要はない 以下同様 ) 次に項目 1 であるが これは左寄せのタブ設定を行えばよい ルーラー左端がとなっていることを確認し ( そうなっていない場合は この部分を何回かクリックし この表示となるようにする ) ルーラーの 10 の左側辺りをクリックする これでルーラー上に という記号が現れ タブの設定が行われた 今度は項目 2 であるが これは中央揃えとしたいので ルーラー左側を 1 回クリックし と表示されるようにする この状態で ルーラーの 18 の辺りをクリックすると中央揃えのタブ設定が成されるが 少し左に寄りすぎているので ルーラー上の を右側に少しドラッグする ( ここではわざと設定位置を変更する説明を行ったが もちろん最初から望ましい位置にタブ設定ができた場合は その位置を変更する必要はない ) 最後に項目 3 に対する設定であるが これは 1 2 行目と 3 行目の設定が異なるので それぞれ別に設定を行っても良いが ここでは 3 行全部に対して設定を行った後に 3 行目だけ変更するという方法をとった どちらで行っても構わない 範囲指定はそのままで ルーラー左側の表示を に変更し ルーラーの 32 辺りをクリックし 小数点揃えの設定を行う 続いてリーダーの設定を行う 範囲指定されたままの状態で 書式 (O) タブとリーダー (T) を指定し タブとリーダーのダイアログボックスを表示させる これらの段落には 3 つのタブ設定が成されているが 今リーダーを指定したいのは 3 番目のものであるから それをクリックし ( 種類の部分は小数点揃え (D) に が付いている ) リーダーとして (5) の点線を指定してから OK でこのダイアログボックスを閉じる 今度は 3 行目をクリックし 範囲指定を解除すると共に 3 行目にカーソルがある状態とする 再びタブとリーダーのダイアログボックスを表示し 3 番目のタブ設定を指定した上で 種類を小数点揃え (D) から右揃え (R) に変更し OK をクリックする 2. 2 ページ目を表示し 一番下の段落記号だけからなる部分を除き全ての段落を範囲指定する 書式 (O) 箇条書きと段落番号 (N) を指定し 開いたダイアログボックスにおいて 段落番号のタグをクリックする 右上にローマ数字の段落番号があるので これを指定 ( クリック ) する 次に変更 (T) ボタンをクリックし 段落番号の書式設定 のダイアログボックスを表示させる インデントなどの設定は後から行うことにし ここでは番号の配置 (U) のボックスを中央揃えとしておく 最後に OK をクリックすればよい
これで全体に対してローマ数字による段落番号の設定が行われたが この段階でⅡ~Ⅳが付いている段落は別指定となるので この部分を範囲指定し 書式 (O) 箇条書きと段落番号 (N) で開くダイアログボックスで今度は箇条書きを選択し を指定する より詳細な設定については このダイアログボックスで変更 (T)... 選択しても良いが ここでは画面上で直接編集することにする ( 従って このダイアログボックスは閉じる ) まずインデントであるが これはインデントボタンをクリックし 適当な位置 (1 あるいは 2 回のクリックで十分か ) とする 最後に 箇条書きの記号と文頭をもう少し詰めるために ルーラー上の左寄せタブ設定記号 及びぶら下げインデントマーカー ( の部分) を左側に少しドラッグしておく なお 今回は問題なくできたかもしれないが ルーラー上にインデントマーカーとタブ設定記号がほぼ同じ位置にある場合 ドラッグの対象はタブ設定記号となる このために インデントマーカーをドラッグしようとしてもうまくいかないという場合がある こうした時には タブ設定記号をひとまず別の位置に移動してから インデントマーカーの移動を行い その後でタブ設定記号を元の位置に戻すということを行えばよい その下の行 ( この段階ではⅡとなっている ) については 段落番号を解除する これはダイアログボックスを開き 解除することも可能であるが 文頭 ( な の直前) にカーソルを移動し Back space を用いても解除できる 左インデントの設定はルーラー上の左インデントマーカーをドラッグして行う ( 後で その他の段落のインデントを調整した時に 位置がずれるかもしれないが その場合は 後から修正を行えばよい ) 今度はその他の行について 段落番号と文頭の間隔を少し詰めておく まず Ⅰの段落にカーソルを移動し タブ設定記号とぶら下げインデントマーカーを左側に少しドラッグする 続いて Ⅱ~Ⅳの段落を範囲指定し 同様の操作を行えばよい ただしこれについては 教科書では触れなかったのであるが 実は Ⅰの段落を範囲指定した後 Ⅱ~Ⅳの段落を Ctrl を押しながら範囲指定すると 範囲指定の追加が行われ Ⅰの段落とⅡ~Ⅳの段落だけが範囲指定された状態とすることができる この状態で上記操作を行えば 1 回の操作で実現することができる 最後に全体を見渡し インデント位置などがうまく行っているかどうかを確かめ 必要ならば微調整を行えばよい その際に 段落番号あるいは箇条書きの記号と文頭との間が イメージ通りの幅とならない場合は ファイル ページ設定 (U)... を指定し 開いたダイアログボックスでグリッド線 (W)... をクリックすれば グリッド線 のダイアログボックスが開く ここで文字グリッド線の間隔 (Z) のボックスを 0.01 字として OK をクリックしておけば ( 再び ページ設定 のダイアログボックスが表示されるが ここでも OK をクリック ) この後ルーラー上のタブ設定記号やインデントマーカーはスムーズに動くようになる このグリッド線の設定を変更するという方法以外に Alt キーを押しながらインデントマーカー ( タブ設定も同様 ) をドラッグするという方法もある こちらの方が設定変更などをしなくても良いので使いやすいだろう ( すいません 教科書執筆時点ではこの操作法は知りませんでした ) ここではかなり細かく位置の指定なども行っているが 通常利用する文書の場合はそこまで
やる必要はないかもしれない しかし場合によっては プレゼンテーション用の資料などで できるだけ綺麗な文書を作りたいという場合もある 状況に応じて どこまで凝るかは判断してもらいたい この総合問題においては 自己の判断で綺麗にできあがったと思える程度になっていれば それでよい 3. 最後は 3 ページ目に表を作るのであるから まず 2 ページ目の最後 ( 文書全体の最後 ) の段落記号の前にカーソルを移動し ( これ以上後ろにカーソルを持ってくることはできない ) Ctrl+Enter により改ページを行う 表の作成は 以下の手順で行う ただし順序については 必ずしも下の順がよいということではない 1 まず 4 行 6 列の表を作成し 適当にセル結合を行い実現することにする ( 下図参照 ) 以下の説明では この表の行と列を次章で扱う Excel と同様に 行を 1~4 で表し 列の方を A~F で表すことにする 1 2 3 4 A B C D E F 2 1 行目は A~C 列に 所属 学部 在籍番号と順に入力する セルの移動にはマウスポインタを利用しても良いが キーボードの Tab キーを用いても良い この段階ではまだ 体裁についてはあまり考えず 後で調整することにする 3 罫線ツールバーを表示しておく ( 罫線 (A) 罫線を引く (W)) 4 1 行目の右側 3 列 (D~F 列 ) をセル結合する このためには 1 行目右側の 3 つのセル ( 升目 ) を範囲指定し 罫線ツールバーのセル結合ボタンをクリックする また 罫線削除ボタンを利用しても良い 更に罫線ツールバーを使わずに 範囲指定後 右クリックによってセル結合を行うことも出来る この辺は各自のやりやすい方法でよいだろう 5 2 行目と 3 行目の A 列にはそれぞれ ふりがな 氏名と入力する 6 印の部分は E 列と F 列を使うので E 列の 2 行目と 3 行目 F 列の 2 行目と 3 行目をそれぞれセル結合する この操作はそれぞれの列で行わないと 全てのセル結合がなされてしまうので注意 7 E 列の 2 行目 ( と 3 行目を結合したもの ) に 印と入力する 8 2 行目の B~D 列および 3 行目の B~D 列をそれぞれセル結合しておく 9 4 行目は A~F 列全てをセル結合してしまう 10 4 行目の内部には 種別 1. 教授 4. 職員などと入力する 4. の前にはタブ記号を入れておく 改行は普通に Enter を押せばよい 1. の部分は 全て半角で 数字 ドット ( ピリオド ) 空白を入れた Tab 記号を入力する場合 単に Tab を打ち込むとうまく行かないの
で Ctrl+Tab とする 11 これでとりあえずの入力は終わり 続いて体裁を整える 12 1 行目および 3 行目については 2 段階程度高さを広くした ここで 2 段階というのは 行グリッドの設定の変更を行っていないならば 0.5 行に設定されているので 1 行分ということになる この辺は適当でも良いが 1 行目と 3 行目の高さは同じとなっていた方が良いだろう 13 1~3 行目全体を範囲指定し 教科書 90 ページ最下段にあるを利用する方法で 中央にある中央揃えを選択することにより 上下 左右共に中央揃えとする 14 1~3 行目の A 列の配置を 均等割り付けとする ( 範囲指定し 均等割り付けボタンをクリック ) 列の幅については 好みに応じて変更すればよい( ここでは少し幅を狭めた ) 13では均等揃えが出来ないので 14は別途行う必要があり また 13より先に行った場合には 13で別の設定となってしまうことから 13の後で行う方がよい 15 1 行目 B 列の学部は右揃えとし 列幅は適当に調節する ( ここでは調節しなかった ) 16 印の部分の幅を調整し 併せて 表全体の右側も適当な大きさとする この辺の大きさは各自の好みで自由に行って良い 17 4 行目については 種別の途中に空白を 2 つ程入れた これも各自の好みの問題である 4 行目の中の 2~4 行目を範囲指定し 左インデント及びタブ位置の設定を行う この方法は以前の問題と同様の方法で行えばよい 18 罫線ツールバーで点線を選択し ( 点線は 2 種類あるが どちらでも良い ) ふりがなと氏名の間をドラッグすることにより この部分の罫線を点線とする 19 罫線ツールバーにおける線の種類を実線で 太さをやや太く ( ここでは 3pt とした ) 設定し 表の外枠をなぞり 外枠を太くする これには 表全体を範囲指定した上で 罫線ツールバーの外枠を指定しても良い 20 最後に 表全体を範囲指定した上で 中央揃えボタンをクリックし 表を中央揃えとする 以上が 第 5 章総合問題に関する解説であるが 表の作成部分については ここで説明した方法がもっとも良いというわけでもないだろう ここで示したような やや複雑な表を作成する場合には 試行錯誤的に行うことはやむを得ないと思う こうした表は少し時間がかかってでも 作成できることが重要である また 細かい配置等については ここで示したものが最善というよりも 各自の好みやその時の状況に応じて調整する必要がある ( 空欄の部分に入る内容により 大きさは変化するだろうし その部分に後から手で書き込む場合には 大きめにしておく必要があるだろう ) 今回の課題については 自分で納得がいくものであれば それを正解と考えて良い いずれにせよ ここで行ったような細かい設定は やや時間のかかるものであるから ここまで凝る必要のない場合もあるだろうし また 場合によっては極力綺麗に仕上げなくてはならないこともある 結局は そのような細かい設定も出来る能力を身に付けた上で 状況に応じてどの様にするか判断するということになる
2002/06/25 09:00 永井雅人 1 行目 これは 1 つ目 1 1.23 2 行目 こっちは 2 つ目 2345 456.7 3 行目 これで終わり 67890 途中に. がある 1
2002/06/25 09:00 永井雅人 I. 段落番号の特徴としては インデントやタブの機能を使って 1 行目と 2 行目以降の行の左端が綺麗に揃うようにしてくれる 段落を追加すると 自動的に段落番号も追加される 途中に段落を挿入すると 段落番号が付け直されるなどがある II. 箇条書きについても 行左端の処理を行ってくれる III. Ⅰのように途中に違う設定の段落を入れることもできる IV. ただし 全てが自動で行われるということは便利な場合もあるが かえって煩わしいと感じることがある 特に 行頭が箇条書きや段落番号に該当する文字で始まる段落を入力すると 箇条書きや段落番号の設定にしたくない場合でも Enter を押すと設定が成されてしまう このような時は 始めに段落を作ってから 文字の入力を行えばよい ( 文字を入力してから その段落では Enter を入力しない ) 箇条書きの記号や段落番号の直後には タブ記号が入っています 2
2002/06/25 09:00 永井雅人 所属学部在籍番号 ふりがな 氏 名 印 種 別 1. 教授 4. 職員 2. 助教授 講師 5. 大学院生 3. 助手 6. 学生 3