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Transcription:

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ントの色の指定がそのようになっているだけであり Word と同様の方法でフォントの色を変更することができる その他 文字列の位置や背景色を変更したり より凝ったデザインを用いることも可能であるが それらについては後述する タイトルにはパワーポイントの練習 サブタイトルには自分の氏名を入力する ホーム ( 下図 ) スライドにあるの上のという部分をクリックすると 新しいスライドが挿入され ウインドウは右図のようになる 上記を行う まず ウインドウ左側の部分で このスライドが 2 枚目のものであることが分かるだろう 今度のスライドは 1 枚目と少し違っている Power Point には様々なレイアウトが準備されており 1 枚目のスライドは表紙用 2 枚目のスライドはタイトルとコンテンツというものである クリックしてテキストを入力という部分は箇条書きの設定となっており もっとも一般的に使用されるスライドのレイアウトである Word ほど多機能ではないが 文字に対するフォントや大きさなどの指定 箇条書きの設定など ( 段落番号を設定することも可能 ) は Word と同様にホームフォントあるいは段落から設定できる また必要ならば 表示表示ルーラーにチェックマークを付けてルーラーを表示し タブの機能も利用できる このスライドでは自己紹介のスライドを作成してみる タイトルは自己紹介とし その下には 氏名 出身地 趣味などを箇条書きで入力する フォントや文字の大きさ 箇条書き等の設定など行ってみよう また タブの設定も試してみると良い ファイルの保存と読み込み Power Point におけるファイルの保存や読み込みなどは Word 等と特に変わった点 - 2 -

はない この章で練習した結果は practice フォルダーに kadai8 として保存する 図とテキストボックス 新しいスライドを挿入する際には 先ほど用いたホームスライドの下という部分をクリックすると 右に示す Office テーマというものが現れ 様々なレイアウトが存在することがわかる これらをクリックすれば そのレイアウトのスライドが新たに挿入される また 既に存在するスライドの場合も そのスライドを表示させた上で ホームスライドをクリックまたはスライドの余白部分において レイアウト(L) により 右と同様のものが現れ このメニューからの指定で 既存のスライドのレイアウトを変更できる 既に存在するスライドを削除したい場合には ウインドウ左側で削除したいスライドを選択した上で Delete( または Back space) キーを押す または スライドの削除(D) を行う 様々なレイアウトのスライドを実際に挿入してみよう また 一度挿入したスライドのレイアウトを変更してみよう 最後には 1 枚目と 2 枚目以外のスライドを削除し 3 枚目のスライドとしてタイトルとコンテンツ (2 枚目のスライドと同じもの ) を挿入しておく スライドには文字だけでなく 図などを置くこともできる 新しいスライドの中央には以下のものが ( やや薄く ) 表示されている 表の挿入 グラフの挿入 SmartArt グラフィックの挿入 図をファイルから挿入 クリップアート Media クリップの挿入 ここでは図をファイルから挿入について説明する 図をファイルから挿入をクリックすると 図の挿入というダイアログボックスが現れるが このダイアログボックスの扱い方はファイルを開くのダイアログボックスと同様で 外部記憶装置上の図形ファイルを指定すればよい これで指定した図がスライドに挿入される スライドのタイトルを図の挿入とした上で data フォルダーにある zu というファイルを挿入する 以下 次節の終わりまでは説明に沿って練習を行う - 3 -

挿入された図をクリックすると 四隅に 各辺の中央に の印が現れる ( 右図 ) の部分をドラッグすると 図が縦横共に拡大 縮小する では縦方向あるいは横方向にだけ拡大 縮小する 中央上部にある は図を回転させたいときに用いる また 図の内部にマウスポインタを移動すると マウスポインタの先にというものが付いた形状となるが この状態でドラッグを行えば 図は移動する 図等だけを配置するスライドならば 上記でよいが 文章も併せて配置したいときには これでは困ってしまう 文字列を配置する一つの方法は ホーム図形描画 ( テキストボックス ) をクリックし スライド上 ( とりあえずの練習は スライド上の何も無い部分がよい ) をドラッグすると 右に示す枠が表示され その内部にカーソルがある ここで 適当な文字を入力すれば この枠内に その文字が表示される これは ( 横書き ) テキストボックスと呼ばれるもので Power Point だけでなく Word や Excel でも任意の位置に文字列を配置したいときに用いる 文字を入力していき テキストボックスの右端まで来ると自動的に改行される テキストボックスの大きさは図と同様の操作で変更できる ただし 高さについては文字列の長さにより自動的に決まってくるので 実質は横幅の調整で大きさを決める 移動も図と同様に行える ただし 文字列上にマウスポイントを移動すると マウスポインタがⅠの形 (Word の場合の通常のマウスポインタの形状 ) となり これでクリックを行うと その位置にカーソルを移動させるということになるので マウスポインタをテキストボックスの枠線辺りに移動し マウスポインタの先にが付いた形となったらドラッグを行う テキストボックスについてもフォントや段落の設定が自由に行える 次の練習を行うために 2 枚目の 自己紹介 のスライドを複製しておく これは そのスライドを表示させた上で ホームスライドで表示されるメニュー下部にある選択したスライドの複製 (D) あるいは左側のスライド一覧から 自己紹介 のスライドに対し スライドの複製 (A) を行えばよい 新しく複製された 自己紹介 のスライドを表示させておく 図が中心で それにコメントを付ける程度ならば 先ほどの方法でよいが 説明文等が中心で それに図を加えるという場合は 始めに文章の入力を行い 後から図を加えるという方法を使った方が便利だろう これには挿入画像図を指定する 後は 先ほど行った図をファイルから挿入と同様である これで箇条書きの文章に図が加わったが 文字列と図が重なってしまうと文字が読めなくなってしまう これを回避するには 図の位置を調整する他 入力した文字列の配置お変更できる 文字列の部分をクリックすると テキストボックスの場合と同様の枠線が表示される 実は この箇条書きの部分も ( 高さが設定されているなど特殊な部分はあるが ) テ - 4 -

キストボックスである 改行される位置や文字列の場所を変更し 図の位置も調整して文 章と図が重ならないようにする スライドショー 完成したスライドをプレゼンテーション等で利用する場合には スライドショーという機能を用いる スライドショースライドショーの開始には 最初から及び現在のスライドからの 2 つのボタンがあり これをクリックすれば該当するスライドからスライドショーが開始される また ウインドウ右下に ( スライドショー ) というボタン (p.1 図参照 ) があり これは現在のスライドからに該当する スライドショーを開始すると 該当するスライドが画面全体に表示される この後クリックを行うとスライドが順に切り替わる スライドの切り替えには クリックを行う他 Enter Page Down ( カーソルキーの ) を押せば次のスライドに Page Up を押せば一つ前のスライドに切り替わる また マウスにホイールボタンが付いている場合には これを回転させてもスライドが切り替わる ( この辺は マウスの設定にもよる ) 全てのスライドが表示された次には スライドショーの最後です クリックすると終了します というものが現れ クリックによりスライドショーは終了し 元の画面に戻る また 任意のスライドが表示されている状態で キーボード左上にある Esc キーを押すとスライドショーは終了する 通常の設定では スライドショーにおいてマウスポインタが表示されない ただし スライドショー実行中に マウスを移動させると画面上にマウスポインタが現れるようになる ( 暫く何もしないとマウスポインタは再び消える ) マウスを右クリックすると ( この場合はマウスポインタがどこにあってもよく またマウスポインタが表示されていない状態でもよい ) 右に示すメニューが表示される このメニューから前へ (P) やスライドショーの終了 (S) などを指定することにより スライドの切り替えや スライドショーの終了が行える また スライドへジャンプ (G) の部分にマウスポインタを移動させると 各スライドのタイトルが一覧表示され 任意のスライドに表示を変えることもできる スクリーン (C) にマウスポインタを移動し表示されるメニューからスクリーンを黒くする (B) を選択すると 表示が暗くなるので プロジェクターの投影を一時的に中断したいときなどに便利である ポインタオプション (O) で右のサブメニューが表示される ここで ボールペン (B) やフェルトペン (F) などをクリックし その後でマウスをドラッグすると その軌跡が線として表示される ( 線の形状が選択したものによって異なる ) 線の色はインクの色 (C) にマウスポインタを移動させて表示さ - 5 -

れるサブメニューで変更可能であり 消しゴム (R) やスライド上のインクを全て消去 (E) の機能については実際に試してみれば分かるだろう なお ボールペンなどの機能を使っているときには クリックを行ってもスライドは変わらない ( 次へ(N) などを利用することは可能 ) 通常の状態に戻すには ポインタオプション (O) で矢印 (A) を選択する 図形描画 ホーム図形描画には 右に示すような図形が並んでおり こうした図形をスライド上に描くことができる 更に 右側にある のボタンを使ってスクロールさせると これ以外の図形も現れる また をクリックすれば 全ての図形が分類別に表示される 5 枚目のスライドを白紙のレイアウトで挿入し 以下この節の終わりまでは このスライドを使って 説明に従って自由に練習を行ってよい 直線を引くには ( 直線 ) をクリックした後に ( この時スライド上にマウスポインタを移動すると その形状は+となる ) スライド上でドラッグを行えばよい ただし 1 回直線を引くと マウスポインタの形状は矢印に戻り 別の直線を引くには もう一度をクリックする必要がある 垂直 水平あるいは 45 の直線を引きたい時には Shift キーを押しながらドラッグを行う 直線を引いた直後 その直線の両端には が付く これはその直線が処理の対象となっている状態で この状態で の部分をドラッグすれば 直線の長さや角度を変更できる ( もう一方の端点は動かない ) 直線そのものを移動したい場合には 単にその直線をドラッグすればよい 線の色や種類 ( 線の太さ ) スタイル( 実線 点線等 ) を変更したい場合には その直線を処理対象とした上で ( その直線をクリック ) ホーム図形描画図形の枠線をクリックし 右のメニューを表示させる 線の色については ここから直接 あるいはその他の線の色 (M) をクリックして現れるダイアログボックスから指定する 太さ (W) 実線/ 点線 (S) 矢印(R) をクリックした場合には サブメニューが現れるので その中から該当するものを選ぶ 矢印付きの直線を引きたい場合には ( 矢印 ) をクリック後 ドラッグを行ってもよい この場合には ドラッグした終点に矢印が付く ( 正方形 / 長方形 ) をクリックし スライド上をドラッグすれば四角形が描かれる このとき Shift+ ドラッグとすれば 正方形となる こうした図形は周りを囲む枠線とその内部から構成されている 枠線の色や種類などの変更は直線の場合と同様である 内部の色などについてはホーム図形描画図形の塗りつぶしの機能を使って指定する またここで塗りつぶしなしとすれば枠線だけからなる図形となる 内部は塗りつぶされていないので 下の図形が見えるようになる ( 他の図形と重ねてみよう ) また枠線の色の設定で 枠線のない ( 正確に言えば 枠線の表示されない ) 図形とすることもできる ( 線なしを指定 ) 更 - 6 -

に ホーム図形描画図形の効果から影付きスタイルボタンや 3-D スタイルボタンにより 様々な効果を付けることもできる ( この辺は各自でいろいろ試してもらいたい ) ( 円 / 楕円 ) などについても同様である (Shift+ドラッグでどのようになるかも試してみるとよい) また ホーム図形描画または 図形の書式設定(O) を指定すると これらの設定などが行えるダイアログボックス ( 図形の書式設定 ) が表示される 図形についてもテキストボックスや直線と同様 大きさや位置の変更ができる なお移動の際 Shift を押しながらドラッグを行うと 水平あるいは垂直方向への移動となり ( この辺は実際に図形を利用する際には結構重宝する ) Ctrl を押しながら行えば コピーが行われる (Shift と Ctrl の両方を押しながら操作することもできる ) その他の様々な図形についても各自で試しておいてもらいたい 図形を回転させたい場合は その図形を指定した上で ホーム図形描画配置をクリックすると右に示すメニューが現れる ( 以下 これを配置のメニューと呼ぶ ) この配置のメニューにある回転 (O) にマウスポインタを移動させると サブメニューに右へ 90 度回転 (R) 等があるので 適当なものを指定すればよい その他の回転オプション (M) を指定すると 2 つ上の段落で述べた図形の書式設定のダイアログボックスがサイズの項目で現れ ( ここで述べている意味は 実際いやってみればすぐ分かる ) ここにある回転 (T) のボックスの数値を変更すれば 直ちにそれが図形に反映されるので それを見ながら適当な角度を指定すればよい ただし このダイアログボックスにはキャンセルのボタンが無い 変更をキャンセルしたい場合は 数値を元に戻すか 一度閉じるをクリックしてから 元に戻すの機能を利用する必要がある 複数の図形が重なった状態では 後に描いた図形が上にあり その下の図形は隠れてしまう ( 塗りつぶしなしを指定した場合を除く ) このように 描かれた図形には順序があり より後に描かれた図形が上となっている ( 一つ一つの図形やテキストボックスなどが透明なシート 1 枚ずつに書かれており それらを全て重ね合わせて見ているというイメージである ) この順序は変更できる 順序を変更するには その図形を指定した上で 配置のメニューを用いる 最前面へ移動 (R) を指定すれば 文字通り全ての図形等 ( テキストボックスなども含む ) のもっとも手前 ( 上部 ) となる 前面へ移動 (F) の場合は 先ほど述べたその図形が描かれている透明なシートを 1 段階手前に変更することになる 背面への移動も同様である 図形を指定する際に その図形が背面にあり うまくクリックできないような事態も発生する こうした場合には 配置のメニューにあるオブジェクトの選択と表示 (P) を指定すれば ウインドウ右側に 現在スライド上に存在する図形やテキストボックスなどの一覧が表示されるので そこから指定を行えばよい - 7 -

複雑な図形などでは 直線などいくつかの図形を組み合わせて実現することがある こうしてできあがった図形の位置などを変更する時 その構成要素一つ一つを移動させるのは面倒である このような場合には 複数の図形を同時に指定することを行えばよい 複数の図形を同時に指定するには 始めに一つの図形を指定し それに続く指定を行う際に Shift を押しながらクリックとすれば それまで指定されていた図形に加えて 新たに指定した図形が付け加わる この状態で 例えば移動を行えば 指定された図形全てが同時に移動する ただし いくつかの図形を組み合わせてできたものを恒常的に利用するのならば それをグループ化しておけばよい これは 複数の図形を同時に指定した上で 配置のメニューを表示し グループ化 (G) を指定すれば その時点で指定されていた図形が一つの図形として扱われるようになる グループ化したものを取りやめること ( グループ解除 ) や グループ解除したものを再びグループ化すること ( 再グループ化 ) もできる 正確にきれいな図形を描くのは意外と難しい こうした図形を描きたいときにはグリッド線というものを表示させた方が作業を行いやすい グリッド線の表示は 表示表示グリッド線にチェックマークを付ける これでスライド上に点線で縦横のマス目が表示される グリッド線を消したい時にはチェックマークを外す グリッドに関する設定を行うには表示表示または グリッドとガイド(I) を指定し 右に示すダイアログボックスを表示させる グリッド線の間隔は 中央の間隔 (P): のボックスで設定できる 図形の移動などでは 描画オブジェクトをグリッド線に合わせる (G) にチェックマークが付いているので カクカクとして動きになるが Atl キーを押しながらドラッグを行えば滑らかに動く ここまでの練習をいろいろ行った 5 枚目のスライドはそのままとし 6 枚目のスライドを挿入する レイアウトについてはタイトルのみとし タイトルは図形の練習 その下に次ページ上の図形を描いてみる 左側の図形は 円と 2 本の直線からなる図形を 1 つ作り それをコピー 回転などを行って完成させたものである 基本となる円と 2 本の直線からなる図形 ( 一番左側の図形 ) をまず作ることにする この図を描くには次のようにすると良い まず 正円を描くのであるが 後で直線と組み合わせることを考えると この円の中心はグリッド上にあった方がよい グリッドの間隔を 1cm または 0.5cm(2 グリッド /cm) とし 描画オブジェクトをグリッド線に合わせる設定で グリッドを表示しておく 円の中心をグリッド上に配置するには Ctrl を押しながら円を描けば実現される 今は正円を描くので Ctrl と Shift の両方を押しながら描く ( 必要ならば この円を移動した後 ) 円の中心と水平な左側から直線を 1 本描く ( 正確に水平となるようにグリッドを利用している ) 円と接する部分は必ずしもグリッド上にはないかもしれないので ここでは適当な直線を描いてから Alt キーを押しながら 直線の端点を移動させればうまく - 8 -

直線が円に接するようにできるだろう 次に この直線をコピーし コピーした直線に対し 上下反転を行ってから 左側の端点が一致するように移動すれば綺麗に仕上がるだろう 次に今描いた円と直線からなる図形をグループ化し コピーを 3 つ作る 一つのコピーをコピー元と一致するように移動し 左右反転を行う そのまま Shift を押しながらドラッグすることにより移動すれば 水平に移動することができる 残りの 2 つの図形をそれぞれ右 左に 90 度回転し 上に示したように配置する 最後に 図形の塗りつぶしを使って円内の色を設定する ここでは 左側は赤 上は黄色 右を青 下を緑とした 以下これらの図形を指すときに赤い図形 黄色い図形などと呼ぶことにする ( アニメーションの節で利用する ) 右側の図形は 四角と丸で一番上の図形を描き 適当な色で塗りつぶす 次にこの四角と丸を同時に指定し Ctrl+Shift+ドラッグにより 同じ図形を縦に 3 つ並べる その上で 真ん中の図形は四角が前面にくるように順序を変更し 下の図形は丸の部分を塗りつぶしなしとした これ以降は 図形の移動等は行わないので グリッドは非表示としておくと良いだろう デザインと配色 ここまで用いてきたスライドは 基本的に白地に黒の文字というものであったが Power Point ではテーマという形で様々なデザインのスライドが準備されている テーマの一覧は デザインのリボンにある テーマによる違いがよく分かるように 2 枚目のスライド ( 自己紹介を描いたもの ) を表示させ デザインのリボンを選択する デザインテーマには 様々なものが並んでいる この部分にマウスポインタを移動するだけで ( クリックの必要はない ) 現在のスライドがどのようになるか表示される 図形描画と同様 右側の や で異なるテーマが表示され をクリックすれば一覧表示となる 気に入ったものが見つかれば それをクリックすればよい これにより 全てのスライドに指定したテーマが適用される デザインテーマの右側には といったものがあり これらをクリックして表示されるメニューから各テーマの配色や利用するフォン - 9 -

トを変更できる どのようなテーマがあるかを見て 自分の気に入ったテーマに変更してみよう 配色やフォントについても試してみるとよい ただし 自分で選択したものが次節を行う際にあまり適していない場合は その時点でテーマ等を変更した方がいいだろう アニメーション ここまで作ってきたスライドでは スライドの上に配置された文字列 ( テキストボックス ) や図 図形 ( 以下これらをコンポーネントと総称することにする ) は固定的なものであった しかし Power Point では コンポーネントを 始めは表示されていないが スライドショーの途中で表示させるなどということを行わせることができる こうした効果をアニメーションと呼んでいる 言葉による説明では分かりにくいので 実際にやってみよう 6 枚目のスライドを表示し 右に示す赤い図形をクリックし 処理の対象とする ( この図形はグループ化されているはずである そうでなければグループ化を行ってから この作業を行う ) アニメーションアニメーションのボックスにあるアピールを指定する アニメーションの指定を行うと その時点でデモンストレーションが行われるが もう少ししっかり確認してみるためはスライドショーを行えばよい 今は 6 枚目のスライドを見ればよいので 6 枚目のスライドが表示された状態で ウインドウ右下の ( スライドショー ) をクリックする これでスライドショーが開始され 6 枚目のスライドが表示されるが この時点で赤い図形は表示されていない クリックを行うと 赤い図形が現れる アニメーションアニメーションにあるボックスの右下にあるをクリックすると 様々なアニメーションの一覧が 開始 強調 終了及びアニメーションの軌跡という分類で表示される 開始は 上記の練習問題で見たように 指定したものをスライドショーの途中で現れるようにするものである 強調は 表示されているものに対する効果 終了は表示を止める 更に アニメーションの一覧メニュー下部にあるその他の開始効果 (E) 等を指定すると ダイアログボックスが表示される ここから より多くのアニメーションの設定が行える これも実際に確認してみよう 先ほどアニメーションの設定を行った赤い図形に対し 強調にあるスピン 終了にあるクリアをそれぞれ指定する それ以外のアニメーションも試してみよう ( アニメーションの軌跡については 本書では説明しない ) アニメーションの設定は 一つの対象に対し 複数を組み合わせて設定することもできる アニメーションアニメーションの詳細設定アニメーションの追加を指定すると 先ほどと同様アニメーションの一覧が表示される こちらからアニメーションの設定を行うと それまでのアニメーションの設定はそのままで 新たに指定したものが追加される こうした作業では その設定が確認できるようにアニメーションアニメーションの詳細設定アニメーションウインドウを指定しておくとよい これによりウインドウ右側にアニメーションウインドウという領域が現れ ( こうしたものを作業ウインドウと呼んでいる ) ここに設定した - 10 -

アニメーションが表示される アニメーションウインドウで適当なアニメーションを指定した上で 下部にあるの上下の矢印をクリックすればアニメーションが実施される順序が変更される ( アニメーションウインドウで対象を直接上下にドラッグしてもよい ) 対象となる図形等を指定した上で アニメーションアニメーションからなしを指定すると ( ボックス内になしが表示されている場合は 直接それを指定してもよい ) その図形等に設定された全てのアニメーションの設定が解除される アニメーションウインドウにおいて 適当なアニメーションに対し右クリックを行い現れるメニューで削除 (R) を指定した場合には そのアニメーション設定だけが解除される まず 赤い図形に設定された全てのアニメーションを解除した上で 開始のスライドインを指定する 次に アニメーションアニメーションの詳細設定アニメーションの追加からスピン及びワイプを順に指定する この結果 アニメーションウインドウには 3 つの項目が並ぶ このスライドについてスライドショーを実施すると 最初は赤い図形は表示されず 1 回クリックすると下から現れ もう 1 回クリックすると 図形が回転する 更にクリックを行うと下から消えていく アニメーションの順序を変更してスライドショーがどのようになるか試してみよう 最後には元の順序に戻しておく ここまでは スライドショーでクリックを行うとアニメーションの動作が開始した この開始のタイミングを変更するには アニメーションウインドウで該当するアニメーションを指定した上で アニメーションタイミング開始 : のボックスをクリックし 右のメニューを表示する 直前の動作と同時は 一つ前のアニメーション ( 無い場合はそのスライドの開始 ) と同時にアニメーションが実行される 直前の動作の後を指定した場合は 開始 : のボックスの下にある遅延 : のボックスで適当な値 ( 表示はされないが 単位は秒 ) を指定すると 直前のアニメーションの動作後 指定した時間遅延して動作が開始する 先ほど設定したスピンについて 始めに直前の動作と同時を指定し スライドショーで見てみる 赤い図形は クリックを行うと現れるが 回転しながら つまりスピンの動作を行いながら現れる 2 回目のクリックでは スピンの動作は既に終了しているので ワイプが行われる 今度は直前の動作の後を指定し 遅延のボックスの値を 01.00 にする スライドショーでは 1 回目のクリックで下から赤い図形が現れ ( スライドイン ) そのまま待っていると(1 秒間 ) スピンが行われる ついでに継続時間 : のボックスも試してみよう このボックスの値を 04.00 とした場合と 01.00 にした場合の違いをスライドショーで確認してみる アニメーションウインドウのアニメーションで タイミング (T) を指定すると次ページ右上のダイアログボックスが表示される ここにはくり返し (R): というボックスがある 先ほどまでスピンでは 1 回転するだけだったが このボックスを書き換えることにより 複数回 - 11 -

次にクリックが行われるまで あるいはスライドの終了まで回転をくり返すようになる このダイアログボックスで効果のタブを指定すると ( 最初に 効果のオプション (E) を指定してもよい) ここからもアニメーションに関する設定が行える ただし 効果については どのような設定が行えるかはアニメーションの種類による 最初に スピンのアニメーションについて タイミング及び効果の設定を行ってみよう スライドインやワイプについてもどのような効果があるか見てみよう テキストボックスに対しては 更に多くのアニメーションが可能になっている 今見ているスライドには図形の演習というタイトルが付いている この部分をクリックした後 アニメーションアニメーションのボックス内にあるアピール フェード等にマウスポインタを移動する これだけでどのようなアニメーションが行われるのかを見ることができる どのようになるかをいろいろ見てみよう ただし このボックス右下のを行うと見えなくなってしまうので でボックスの内容を切り替えて試してみるのがよいだろう 重要初心者はアニメーションを多用しがちであるが アニメーションはプレゼンテーションの中でもっとも強調したい所だけに使うなど 最低限の利用にした方が良い 特に派手なアニメーションは よほどのことがない限り プレゼンテーションの途中で行うことは避けた方が良いだろう プレゼンテーションは相手にアピールする場であるが 不要なアニメーションは相手を不快にするだけである アニメーションをなぜ使うのか プレゼンテーションの際にそのアニメーションをどのように活用するのかをよく考えた方がいいだろう スライドの印刷 作成した Power Point のスライドを印刷し 資料として配付する場合には ファイル印刷を指定し 印刷を行えばよいが このままでは 1 つのスライドが紙 1 枚に印刷されてしまう 設定の部分にあるフルページサイズのスライドという部分をクリックすると右のメニューが現れ 中段の配付資料の部分で 1 枚の紙にいくつかのスライドを配置して印刷する設定が行える - 12 -