事例集表紙1

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むつみ方面団夏季訓練 ( 中継送水訓練 ) 訓練概要 水利から離れた林野火災を想定し 中継送水訓練を実施 訓練実施要領 1 訓練想定柳地区において林野火災が発生 現場から水利まで遠距離のため 長尾川から消防車にて吸水し 可搬ポンプに中継送水する さらに消防車に中継し 火点に放水する また ジェットシ

レスキューフレーム(簡易起重機)訓練中引揚作業時、救助者、要救助者落下事故

筒先進入技術等の伝承の一方策について

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

はじめに 消防法の規定では 一定規模の建物の管理権原者は 防火管理者を定め 消防計画を作成し 防火管理上必要な業務の実施を定めています その中でも 消防計画に基づく訓練の実施は最も重要な事項です 特に特定防火対象物 ( 集会場 スーパー ホテル 病院等の不特定多数の人が出入りする施設 ) には 年

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目 次 はじめに P 1 1 消防団の任務 P 2 火災編 2 火災出動時の安全管理 P 2 3 出動時の留意事項 P 2 4 消防団車両運行上の留意事項 P 2 5 水利部署時の留意事項 P 3 6 ホース延長時の留意事項 P 3 7 送水時の留意事項 P 3 8 注水活動時の留意事項 P 4 9

目次 Ⅰ スタンドパイプセットについて 1 スタンドパイプセットの配備について 1 2 スタンドパイプセットとは 2 3 スタンドパイプセットの使用について 2 4 各種資器材の概要 3 Ⅱ 消火栓 1 概要 7 2 蕨市内における消火栓蓋の種類 7 3 消火栓の構造 8 Ⅲ 各種資機材等取扱要領

はじめに 訓練時における安全管理については 安全管理体制の整備について ( 昭和 58 年 7 月 26 日付け消防消第 90 号通知 ) により 訓練時における安全管理に関する要綱の案が例示さるとともに 訓練時における安全管理マニュアルが各消防本部等に通知されました そこで これら要綱やマニュアル

目次 火災編 P1~P3 地震 津波編 P4~P8 総括編 P9~P11

可能性重篤度優先度評価⑵ リスクアセスメントの目的 工事現場に潜在する労働災害の原因となる 危険性又は有害性 を特定し 負傷又は疾病の 災害の重大性 ( 重篤度 ) 及び 災害の可能性( 度合 ) からリスクを見積もり リスクのレベルを評価し レベルに応じたリスクの低減対策を講じることにより 労働災

ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

警防活動時等における安全管理マニュアル

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この災害体験ヒヤリハット体験集とは別に 安全セミナーの講師である富取様がまとめてくださった 体験集もございます ご要望の方は 関東商組事務局までご連絡ください 富取講師編集 事故事例ヒヤリハット体験集第 3 号 72 ページ 325 事例掲載 フォークリフト運転作業中 2 踏み間違え 前進と後進のギ

H30雑踏事故防止通達(公表用)

資料2 災害拠点病院の震災対策の現状と課題(5/7)

目次 ( )

20企広第  号

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資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

第2章 事務処理に関する審査指針

平成  年  月  日

スライド 1

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Ⅲ 診断判定モデル住宅事例 建物概要 2 階建て木造住宅延べ床面積 53 m2 1 昭和 56 年 6 月以降 2 地盤は普通か良い 3 鉄筋コンクリート基礎 4 屋根は軽い 5 健全である 6 壁量多い 7 筋かいあり 8 壁のバランスが良い 9 建物形状はほぼ整形 10 金物あり 老朽度 診断結

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第 2 回公民連携安全パトロール 実施状況 写真 51

かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン 第 1 目的等 1 目的 本ガイドラインは 近年の人工林における間伐作業の増加等を背景に かかり木の処理の作業における死亡災害が増加する傾向にあること等を踏まえ 労働安全衛生関係法令と相まって かかり木の処理に係る事前の実地調査の実施 新

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目次 第 1 はじめに 1 主旨 P1 2 平常時の安全管理対策 P1 3 消防団の活動と安全管理 P1 4 消防団の装備の基準 P2 第 2 総論 1 出動時 P3 2 出動から現場到着まで P3~P4 3 現場到着時 P5 4 引き揚げ時 P5 第 3 各論 1 活動時の安全管理 (1) 火災時

第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は

奏功事例 6 平成 21 年 1 20 時頃 多賀城 たばこ ( 不始末 ) 留守中の住宅から ピーピー とういう警報音に隣接共同住宅の隣人が気付き 119 番通報し 到着した消防隊が消火したもの 早期の発見により 床の一部だけの焼損で済んだ事例 奏功事例 7 20 時頃 塩釜 ガスこんろ 留守中の

建設業フィンガー チェック 10 ~ 建設業労働災害撲滅運動 フィンガー チェック の対象 項目例 ~ 下記の 10 の対象のうち 該当する場合は フィンガー チェック項目例を参考にフィンガー チェック ヨシ により安全指差確認を行いましょう なお 本運動では 該当があれば必ず行うフィンガー チェッ

対応すべき行動_0921

リスク調査報告書(サンプル)


CONTENTS Vol.64 No.9 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~

ア救出は要救助者の状態を掌握し 救助資機材及び地形 地物を利用して行う イ必要に応じて破壊 援護注水 照明等を併用して行うものとする ウ多数の要救助者がある場合の救出順位は危険切迫のものを優先する エ梯子を利用する場合は 急激な延焼拡大等により退路を断たれる危険もあるので あらかじめ救出する場所 援


初任教育各種訓練の管理表 : 致命的な受傷をする可能性がある : 中程度の受傷をする可能性がある : 軽度の受傷をする可能性がある 消防活動訓練 (80h) 消防学校の対策 ( 全訓練共通項目教育訓練安全基準 ) 訓練目的分類指標訓練時間訓練内容訓練説明内容 消火活動における基本的知識 技術の習得が

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第 2 その他 1 各消防本部は 本通知に係る活動要領等の策定を 糸魚川市大規模火災を踏まえた 木造の建築物が多い地域などの大規模な火災につながる危険性の高い地域 の指定要領等について ( 平成 29 年 7 月 31 日付け消防消第 193 号 ) 糸魚川市大規模火災を踏まえた消防広域応援体制の強

消防計画

図 1 平成 8 年度の雪による被害状況等 ( 死者数 )( 消防庁発表 )(n=65) ( 件数 ) 雪崩による死者 屋根の雪下ろし等 除雪作業中の死者 下敷きによる死者落雪による死者倒壊した家屋の65 歳未満 65

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工事中の消防計画 第 1 工事計画について 1 工事概要 ( 別紙 1 ) 2 工事工程表 ( 別紙 2 ) 3 緊急時連絡体制 ( 別紙 3 ) 4 関連業者一覧 ( 別紙 4 ) 第 2 目的及び適用範囲 1 目的この計画は 消防法第 8 条第 1 項の規定に基づきにおける防火管理について必要な

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作成例

物 件 調 書

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

20企広第  号

過去 10 年間の業種別労働災害発生状況 ( 大垣労働基準監督署管内 ) 令和元年 4 月末現在年別 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 対前年比全産業 % (6

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Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

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表紙

第 2 部 各論 第 1 章 消火訓練等 第 1 節火災防ぎょ訓練 1 筒先操作訓練 (1) 訓練の内容筒先操作訓練は 消火する対象物に放水するため 取手 背負いひも及び可変ノズルのついた筒先を使用した筒先の背負い方 降ろし方 結合 離脱 基本注水姿勢 注水姿勢の方向 位置 注水形状の変換 筒先補助

資料 -2 空き家実態調査 中間報告

としてまとめました 準備実験では 試験体の内外に 518 カ所の温度センサー ( 熱電対 ) と 41 カ所の熱流センサー ( 熱流束計 ) を設置して計測を行ったほか ビデオカメラを試験体内に 13 台 試験体外に 9 台設置して火災の様子を観察しました 2.2 準備実験より得られたこと木造 3

可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!

1 トラック 荷台等からの墜落 転落による 死亡災害 1.1% 陸上貨物運送事業における労働災害の中で最も多かったのが トラック 荷台等からの墜落 転落 です このパターンの災害を分析すると 67% が 保護帽未着用 でした そのうちの多くが 高さがm 未満 の地点からの転落であり もし保護帽を着用

PowerPoint プレゼンテーション

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ


3 消防力の基準による消防活動モデル消防力の基準による市街地における消防活動モデルは次のとおりである 消火活動に必要な Aタイプ Bタイプ 市街地人口による署所と消防団 消防力 の消防力の配分 ス人命の検索救助 0.5 隊 0.5 隊 テ援護注水 ( 放水 ) 0.5 隊 0.5 隊 署所の消防力

港区マンション震災対策ハンドブック

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資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局


Microsoft Word - 雑踏事故の防止について.docx

非常災害対策計画 風水害 地震 火災 1 風水害 非常災害時の行動手段 警報発表 情報の収集 施設周辺の点検 職員の招集 参集 担当業務内容の確認や準備 施設の休業判断 職員や利用者への周知 施設外へ避難 施設内の安全な場所へ避難 家族への報告 健康ケアとメンタル対策 情報収集 テレビ ラジオ イン

許可方針

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

目次 直轄工事における事故発生状況 1 ( 平成 16 年度 ~ 平成 28 年度 ) 2 直轄工事における事故発生状況 2 ( 平成 21 年度 ~ 平成 28 年度 ) 3 直轄工事における事故発生状況 3 ( 平成 28 年 ) 4 事例 1 重機事故 ( クレーン関係 ) 労働災害 5 事例

その他の法令等 消防法京都市火災予防条例道路法廃棄物の処理及び清掃に関する法律 対象 状況屋外における火災予防上危険なもの ( 火災の危険が迫っている場合のみに限定 ) 空き家, 空き地で火災予防上危険なもの認定区域内に生じている道路の交通に支障を及ぼすおそれのある行為自己所有地でごみ ( 一般廃棄

安全衛生規程

取得後の経過修繕 改築様式第 11 号 ( 第 62 条関係 ) 不動産り災申告書 ( 宛先 ) 消防署長 年月日 届出者 住 所 氏 名 印 職 業 電話便号 り災年月日年月日 り災物件 の所在地 り災物件と 届出者との関係 占有者 管理者 所有者 建築 取得年月 年 月 建築又は取得金額 1 坪

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

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目次 組立 施工の前に P.1 開口部の確認 P.2 同梱一覧 P.3 組立 施工 1. 枠の組立 P.8 2. 埋込敷居の床貼込み寸法 P.9 3. 枠の取付 P 敷居の取付 P ケーシングの取付 P 床付ガイドピン 振止めストッパーの取付上吊りタイプ P.16

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その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建


【資料2】安全帯災害統計・災害事例

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赤平市錦町 2 丁目 6 番 18 赤平市錦町 3 丁目 5 番 3 赤平市錦町 3 丁目 5 番 4 赤平市錦町 3 丁目 5 番 5 赤平市錦町 3 丁目 5 番 6 赤平市錦町 3 丁目 5 番 7 赤平市錦町 3 丁目 5 番 8 赤平市錦町 3 丁目 5 番 9 赤平市錦町 3 丁目 5

111 その他 ( 廃校舎 ) (1) 施設概要 施設名称元湯川小学校所属課総務課 大分類その他中分類廃校舎 所在地湯川垣内硲 校舎 木造昭和 37 年 3 月 31 日旧 (3) 等 適切な管理ができておらず 施設に崩落の危険性があるため 除却を行う 除却等を行

Microsoft Word - 24yobou.doc

2. 具体的な実施内容 平成 27 年度 避難訓練実施計画 実施災害の想定 実施時間 4 月 想定 ( 地震 ) 子ども達に 地震とは何かを分かりやすく知らせ 地震の時の身の守り方を知らせる 保育士の動きの確認 5 月 想定 ( 火災 初期消火 ) 厨房からの出火を想定し 園庭に避難する その後近く

工場立地法の概要

第3類危険物の物質別詳細 練習問題

国土技術政策総合研究所 研究資料

00 表紙・目次

Transcription:

事故 ヒヤリハット 17 建設中の木造 2 階建て住宅のに出動し 筒先担当員として放水場所を確保するため梯子を屋根に架け上りかけた際 はしごを架けた場所が薄暗く不安定な樋に架けてしまったため はしごの上部の片方が外れ梯子が 180 度展開してしまいぶら下がった状態になった 負傷者なし 着梯場所の安全確認を励行する 登梯前に他の団員がはしごを確保し ヨシ! の合図で登梯する 登梯後は はしご先端をロープ等で結着する 18 2 階建てのに出動し 2 階部分の消火作業をするため 折りたたみはしごを 2 階のベランダに架けて進入しようとした際 はしごを確保する人員を配置しておらず ベランダとはしごを固定していなかったため はしごが倒れそうになり転落しそうになった 負傷なし はしごを2 階にかける場合 ロープ等により固定する はしごを確保する人員を配置する 24

25 事故 ヒヤリハット 19 夜間の高所作業をするときは照明を徹底し 安全確認の上で活動する 瓦 スレートなどは放水により滑りやすくなっているので部分破壊して足場を確保する 深夜のに出動し 筒先担当員として効果的な放水場所を確保するため 隣接する車庫の屋根に上がり移動していた際 照明器具を活用していなかったため周囲が暗く車庫の屋根のスレートが劣化している部分に気がつかずスレートを破損し地面に転落した 足首骨折

事故 ヒヤリハット 20 工場のに出動し 筒先担当員として軽量鉄骨平屋建て スレートぶき工場の屋根に上り 工場内に放水していた際 筒先要員交代のため 1m ほど移動したとき 屋根板が焼け てスレートのみ残存している箇所があり スレートも熱で もろくなっていたため スレートが破れ片足が落下した スレート屋根 トタン ビニール屋根等は踏み抜きによる転落の危険性 が高いので原則として登らない やむを得ず活動する場合には 積載は しご等で足場を確保する 26 下腿部挫創

事故 ヒヤリハット として隣接するの 2 階の瓦屋根の上から放水をしてい た際 夜間で周囲が薄暗く 屋根瓦が放水で濡れていたため 足を滑らせ火の中へ転落しそうになった 21 RC 造 2 階建てテナントビルのに出動し 筒先担当員 負傷なし 止め用長靴や命綱を着用し 1人で行動せず筒先補助員を配置し安全管 滑りやすい状態の瓦屋根に登っての作業は 転落を防止するため 滑り 理に十分注意する 27

28 事故 ヒヤリハット一時停水後の再送水時は筒先担当員と機関員との連携を密にし 適正な送水圧力を維持する 屋根の上など足場が不安定な場所で放水する際には 数人でホースを保持し 必要に応じて監視員を配置する 両上肢 両下肢負傷工場に出動し 出火の隣のの屋根の上から筒先担当員として放水作業に従事した いったん火炎が下火になったので一時放水を止めたが まだ火が出ていたため再び放水を指示した際 急激に高い圧力で送水されこと及び屋根の上で足場が悪かったことから筒先をささえきれず 屋根から転落した 22

事故 ヒヤリハット ていた際 他隊との意思の疎通が上手くとれず 反対側に 部署していた隊の放水を直に受け転倒した 23 に出動し 2 階建て住宅の 1 階東側から放水をし 負傷者なし 全体の状況を見ながら部署位置を決める 指揮者は災害現場全体の状況を確認して的確な指揮を執る や周囲の状況変化を注視し 危険の兆候を先取りして部署位置を移 動する 29

事故 ヒヤリハット 24 早朝の住宅に出動し 筒先担当員として放水作業中 2 階部分に回った火を消そうと放水した際 出火の反 対側からも放水がされていたため 屋根瓦が飛来し 頭部 をかすめた 反対側から放水が行われている場合は 他の方向へ移動してから放水す る 日頃から 着装訓練を徹底して行う 30 負傷なし ヘルメット 着装のため

事故 ヒヤリハット の玄関前から放水していた際 の反対側に部署し ていた他隊からの放水により屋根瓦が飛ばされ落下した 25 木造 2 階建て住宅のに出動し 筒先担当員として出火 負傷なし 発生しないように部隊の活動指示を行う 現場指揮者は 活動隊の位置を把握し 反対側からの放水による事故が 隊長は他隊の活動場所をできる限り把握し 隊員の安全確保に努める 31

32 事故 ヒヤリハット木造は早期に全体に炎が伝わり 開口部から火炎が激しく噴出するので 突風の風下での防御は延焼の開口部を避け 壁面など遮へい物を活用した放水体勢を取る 手及び顔面火傷木造平屋に出動し 筒先担当員として延焼に向かい最先端で放水作業中 突風により急激に炎が吹き返し その火炎により負傷した 26

事故 ヒヤリハット 2 階建て住宅に出動し 火元の 2 階で消火活動中 物 入れの戸を開けた瞬間 火が噴出した 27 負傷なし 守る 炎上の室内で戸を開ける場合は 戸に隠れて噴出する火炎から身を 噴霧注水で戸の全面を覆って火炎の噴出を防止する 33

事故 ヒヤリハット 28 耐火構造 5 階建ての工場に出動し 消防職員が呼吸保護具を装着して火点及び有毒ガスの有無を確認中の 1 階の火点室内に 待機指示を確認せず 火点を確認しようと呼吸保護具なしに室内に進入したところ室内に濃煙が充満していた 負傷なし 呼吸器等 保護具の装着をしていない団員は炎上中の内への進入は絶対にさせない 29 鉄骨造 2 階建て家具工場のに出動し 筒先担当員としてボイラー室内部での消火作業中 天井と壁はモルタル仕上げされていたが老朽化及びの熱によりモルタルがはく離し天井が落下した 直前に ミシッ という音がしたので危険を感じ退去した直後に落下した 負傷者なし 室内進入に際しては 放水により落下の危険性がある物を払い落とす 天井や壁のたわみやゆがみに注意し 落下危険の兆候を察知する 34

事故 ヒヤリハット 防職員が筒先を保持し屋内進入する際に 団員がホース延 長の補助に付き に近づいたところ 熱と水分で 膨張したモルタルが剥離して落下し 保安帽を直撃した 30 木造 2 階建ての共同住宅のに出動し 消火作業中 消 負傷なし らみ等が生じたら直ちに避難する 耐火性の化粧モルタルなどは剥離落下する危険性があるので 亀裂 膨 には 常に倒壊の危険性があるので 監視員の配置 立入禁止 区域の設定を行う 35