Q4 すべての事業主が個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A4 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています 特別徴収義務者に指定された事業主は 従業員に給与を支払う際に 個人住民税を特別

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法によって徴収することになっています したがって パートやアルバイトの従業員であっても この要件に該当する場合は特別徴収しなければなりません ただし 次のようなケースは特別徴収することが著しく困難なため 特別徴収の対象とならない場合があります ( 詳しくは各市町村の個人住民税担当課へご確認ください

Microsoft Word - 資料6-1 個人住民税の特別徴収に係るQ&A(事業者向け)

1 個人住民税とは 1 2 特別徴収とは (1) 特別徴収と普通徴収 1 (2) 特別徴収義務者の指定 1 3 特別徴収の流れ (1) 給与支払報告書の提出 2 (2) 特別徴収税額決定通知書等の送付 6 (3) 納期と納入方法 6 (4) 税額の変更通知 7 4 随時の手続き ( 納税義務者に異動

Microsoft Word - (修正版)特徴一斉指定Q&A

個人住民税 特別徴収 に係る Q&A 問 1 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? 答 1 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業者の方が 毎月の給与を支払う際に所得税などのように 個人住民税を徴収して ( 天引きして ) 納入していただく制度です 従業員の所得税は給与から源泉徴収し

目 次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 特別徴収制度のしくみ 1 (3) 特別徴収の対象になる方 2 (4) 給与支払報告書の提出 2 (5) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (6) 納期と納入方法 4 (7) 従業員が退職等で異動した場合の手

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいですか? 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりませんか? 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの引き去りはしなくても良いのですか? 特別徴収 のメリットは何ですか? 家族に対して支払う給

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいです 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりません 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの天引きはしなくても良いのです 特別徴収 のメリットは何です 家族に対して支払う給与から所得税を源泉

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいですか? 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりませんか? 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの天引きはしなくても良いのですか? 特別徴収 のメリットは何ですか? 家族に対して支払う給与

個人住民税 特別徴収Q&A

特別徴収制度説明会

個人住民税の特別徴収に関するQ&A

2 外国人従業員に関すること Q4 A4 特別徴収をしていた 従業員 Bさん ( 外国人 ) が退職し 帰国することになりました この場合 未徴収分の市民税はどうすればいいですか 従業員 Bさんが帰国する場合は できる限り未徴収分の市県民税を一括徴収してください なお 1 月 1 日以降 4 月 3

特別徴収制度説明会

田沼 薫  様

目次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 特別徴収のメリット 2 (3) 特別徴収の対象になる方 2 (4) 給与支払報告書の提出 3 (5) 特別徴収税額決定通知書の送付 5 (6) 納期と納入方法 6 (7) 税額の変更通知 6 (8) 退職


目次 1. 特別徴収制度とは 該当ページ (1) 新潟県での取り組み 2 (2) 特別徴収と普通徴収 3 (3) 特別徴収の対象者 5 (4) 特別徴収に該当しない人 6 2. 特別徴収事務の流れ特別徴収事務月別一覧表 8 (1) 総括表の送付 11 月から12 月 9 (2) 給与支払報告書の提出

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 従業員様向け 本文 H30.1 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? また利用することで どんなメリットがありますか? 回答 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業主が毎月の給与を支払う際に 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 (

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Microsoft Word - qa-jyuugyouin.doc

Microsoft PowerPoint - 【 版】H26年度特徴.pptx

お知らせ 11 月は 労働保険適用促進強化月間 です 労働者 ( パート アルバイトを含む ) を1 人でも雇っている事業主は 政府が管掌する労働保険 ( 労災保険 雇用保険 ) に加入することが法律で義務付けられています 労災保険は 労働者が業務上 又は通勤途上に被災した場合に事業主に代わって補償

Microsoft Word - qa-jigyounushi.doc

目次 1. 特別徴収制度とは 該当ページ (1) 新潟県での取り組み 2 (2) 特別徴収と普通徴収 3 (3) 特別徴収の対象者 5 (4) 特別徴収に該当しない人 6 2. 特別徴収事務の流れ特別徴収事務月別一覧表 8 (1) 総括表の送付 11 月から12 月 9 (2) 給与支払報告書の提出

特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする人

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 事業主様向け 本文 ( 特別徴収とは ) 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? H30.1 回答 事業主が 従業員へ支払う毎月の給与から 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 ( 市町村民税と府民税 ) を徴収して ( 天引きして ) 従

特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務担当課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

特別徴収の事務は決して難しくありません この冊子で具体的な事務手続きについて分かりやすくご案内いたします 目 次 個人市 県民税について 1 特別徴収の義務 1 特別徴収義務者の指定 2 対象になる人 2 特別徴収の流れ 3 給与支払

特別徴収事業者特別徴収事業者であることであること が入札参加申請入札参加申請の要件要件に加わりますわります 個人住民税の特別徴収制度は 地方税法や各市町村の条例等で定められており 所得税の源泉徴収をしている従業員がいる場合は 特別徴収することが義務づけられています 伊佐市では 法令遵守の観点から こ

特別徴収税額の変更特別徴収税額を通知した後 その税額に誤りがあったり また これを変更する理由が生じたときは 市役所から 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 特別徴収義務者用 ) および 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 納税義務者用 ) を送付いたします これらの通知書が届いた際

問 4: パートやアルバイトの従業員も特別徴収 ( 給与天引き ) しなければならないのですか? 答 4: パートやアルバイトの従業員であっても 答 3に該当する場合は特別徴収 ( 給与天引き ) しなければなりません ただし 今回の県内一斉実施に当たっては 以下に該当する場合は 当分の間 特別徴収

納税義務者とは従業員等をいいます 特別徴収義務者用より詳細な内容になっています 市町村によっては個人情報保護から特別徴収義務者用の通知書が圧着 加工等されていることがあります この場合 開かずに本人に渡すよ う要請されています ミシン目で切り離し 各個人にお渡しください 6 月の給料袋に同封 するこ

目 次 1. 特別徴収について 3 2. 特別徴収の根拠法令等 3 3. 特別徴収義務者の指定について 4 4. 特別徴収のしくみ 4 5. 特別徴収義務者に指定した際に送付する書類等 4 6. 特別徴収の事務処理 5 1 給与支払報告書の提出義務 5 2 給与支払報告書提出後に給与所得者が退職等し

目次 個人住民税の特別徴収とは? 個人住民税 ( 市 県民税 ) とは? 特別徴収 ( 給与天引き ) と普通徴収 ( 個人払い ) の違い... 1 特別徴収事務の流れ 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 給与支払報告書の提出後

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PowerPoint プレゼンテーション

退職金についての市県民税はどうなるの? 私は平成 28 年 4 月に退職しました 勤続 30 年で退職金は 2,100 万円ですがこの退職 金に対する市県民税はいくらですか 通常の市県民税の課税は前年中の所得に対し翌年課税されるしくみになっていますが 退職金に対する課税については 他の所得と分離して

「公的年金からの特別徴収《Q&A

目次 個人住民税とは? 1 1) 個人住民税の特別徴収とは? 1 2) 普通徴収 ( 個人で納付 ) と特別徴収 ( 給不天引き ) の違い 1 特別徴収事務の流れ 2 1) 給不支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 3 2) 給不支払報告書の提出後に従業員等の異動があった場合 5 3) 個

公的年金からの特別徴収制度の見直しについて ( 平成 28 年 10 月以降適用 ) 公的年金からの特別徴収制度の見直しが行われ 平成 28 年 10 月以降に実施 される特別徴収より 下記のとおり制度が改正されました 1 特別徴収税額の算定方法の見直し 年間の公的年金からの特別徴収税額の平準化を図

Random thoughts relay No.186

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目 次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 対象になる方 2 (3) 給与支払報告書の提出 2 (4) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (5) 納期と納入方法 5 (6) 税額の変更通知 6 (7) 退職者 休職者の徴収方法 6 (8) 異動届

個人住民税の特別徴収の徹底に関するQ&A

住民税 所得税の税率国から地方への税源移譲に伴い 平成 19 年度から住民税所得割の税率が 10% に統一され 所得税の税率が 4 段階から 7 段階の累進税率に改正されています 住民税については平成 19 年度分 ( 平成 19 年 6 月納付分 ) 所得税については平成 19 年分 ( 平成 1

各特別徴収義務者殿 市民税 県民税の特別徴収事務につきましては 日頃から格別のご協力をいただき厚くお礼申し上げます 本年度 特別徴収をお願いすることになりましたので その取り扱いに必要な関係書類をお送りします 特に この 特別徴収のしおり は 事務を円滑に進めていただくためのものです ご一読のうえ

計算してみましょう あなたの個人住民税はいくらになりますか? 高知市に住む T さんの場合 ( サラリーマン ) 家 族 妻 ( パートタイム労働者 収入 120 万円 : 所得 =120 万円 -65 万円 =55 万円 ) 子 人大学生 中学生 収 入 万円 社会保険料 万円 新生命保険料 万円

Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

特別徴収の事務処理 1 特別徴収とは 4 特別徴収税額の通知 ( 法第 321 条の 4) 特別徴収とは 所得税の源泉徴収と同じように 給与の支払をする者 ( 事業主 ) が 給与の支払を受ける者 ( 従業員 ) の毎月の給与から個人の市民税 県民税額を差し引き 翌月の 10 日までに納入していただ

市 県民税 ( 住民税 ) 市民税は 県民税と合わせて住民税と呼ばれ 住民のみなさんがそれぞれの税の負担能力に応じて分担し合うという性格をもつ税金で 個人が負担する個人市民税と 会社などが負担する法人市民税があります 市民税には 均等の額によって納めていただく均等割と 個人の所得に応じて納めていただ

特別徴収の事務手引き

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市民税

個人市県民税について 1 特別徴収の義務 1 特別徴収義務者の指定 2 特別徴収のメリット 2 特別徴収の対象になる人 2 給与支払報告書の提出 3 特別徴収税額決定通知書の送付 5 納期と納入方法 6 税額の変更通知 7 退職 休職者の徴収方法 7 異動届などの提出 8 退職して一括徴収の場合 8

納税義務者について Q 私自身は以前から社会保険に加入しているのに 国保税の納税通知書が私宛に届きましたがなぜですか? A 国保税は世帯主の方に納税義務があります ( 地方税法第 703 条の 4) 世帯主が国保以外の健康保険に加入していても ご家族のどなたかが国保に加入していれば あくまでも加入し

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年末調整のしくみ

従業員の個人住民税の特別徴収を実施していない事業者の方へ

給与所得控除 給与収入の金額控除額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下収入金額 20% + 54 万円 660 万円超 1,00

Taro 手引き(表紙)

個人住民税 ( 市民税 府民税 ) 特別徴収事務の取扱要領 京丹後市役所市民環境部税務課 電話 : 直通 HP: 特別徴収とは 特別徴収とは 給与支払者 ( 会社 事業所など ) が納税義務者 ( 納税義務のある

住民税とは??? 住民税とは 昨年の 1 月 1 日から 12 月 31 日までにある一定の収入がある国民に対する居住に関する税金となっています 税金には通常皆様が給与支給と共に控除されている 所得税 や住宅や車などにかかる税金などいろいろな種類があります その税金の種類の中の 1 つとして 住民税

給与所得控除 給与収入の金額 控 除 額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下 収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下 収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下 収入金額 20% + 54 万円 660 万円

介護保険制度 介護保険料に関する Q&A 御前崎市高齢者支援課 平成 30 年 12 月 vol.1

出先機関名市立病院事務局総務課 編集年度分類記号種別 書 目 24 C36 3 所得税 県市町村税関係 全 1 冊の 1 冊 索引番号 完結年月日文書番号 件 名 備 考 平成 24 年 3 月分住民税の納入について ( 伺い ) 平成 24 年 3 月分所得税の

所得税を源泉徴収する義務のある事業主 ( 給与支払者 ) は アルバイト等を含むすべての従業員 ( 納税義務者 ) から個人住民税を特別徴収 ( 給与天引き ) することが法令で義務づけられております えりも町では 納税者間の公平性 納税者の利便性等の確保を図るため 特別徴収の実施を徹底する取組を行

第 8 章 税 金 外国人の方であっても, 一定の要件に当てはまる場合には, 税金を納める必要があります 例えば, 日本国内で働いて得た収入があると, 原則として所得税を納めなければなりません また,1 月 1 日現在で日本に住所がある方は, 前年の所得について課税される住民税を納めなければなりませ

01-08_手引き書H31_CS6.indd

目 次 1 実施計画策定の目的 1 2 本市の現状 2 (1) 給与所得者に対する特別徴収の実施率 (2) 特別徴収未実施事業者の把握 (3) 個人住民税の収入状況等 3 本市の取組み 3 (1) 対象事業者の選定 (2) 指定予告通知等の発送 (3) 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の通知 (

目 次 個人住民税とは / 特別徴収とは 1 1 特別徴収義務者の指定 2 2 特別徴収の対象になる方 2 3 特別徴収事務の流れ 3 4 給与支払報告書の提出 3 5 特別徴収税額決定通知書の送付 7 6 納期と納入方法 9 7 税額の変更通知 10 8 退職者 休職者の徴収方法 10 9 給与所

目次 1 個人住民税について 特別徴収義務者の指定 特別徴収の対象になる方 特別徴収の対象にならない方 特別徴収事務の概要 給与支払報告書の提出 特別徴収税額通知書の送付 納期と納入方法

目 次 個人住民税について 1 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 対象になる方 2 (3) 給与支払報告書の提出 2 (4) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (5) 納期と納入方法 5 (6) 税額の変更通知 6 (7) 退職者 休職者の徴収方法 6 (8) 異動届の提

目 次 個住民税とは / 特別徴収とは 1 1 特別徴収義務者の指定 2 2 特別徴収の対象になる方 2 3 特別徴収事務の流れ 3 4 給与支払報告書の提出 3 5 特別徴収税額決定通知書の送付 7 6 納期と納入方法 9 7 税額の変更通知 10 8 退職者 休職者の徴収方法 10 9 給与所得

目 次 個人住民税について 1 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 対象になる方 2 (3) 給与支払報告書の提出 2 (4) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (5) 納期と納入方法 5 (6) 税額の変更通知 6 (7) 退職者 休職者の徴収方法 6 (8) 異動届の提

目 次 個人住民税について 3 個人住民税の特別徴収のしくみ 3 1 給与支払報告書の提出 4 2 特別徴収義務者の指定 8 3 特別徴収の対象になる従業員 8 4 特別徴収税額の通知 8 5 特別徴収税額の天引き 9 6 特別徴収税額の納入 9 7 特別徴収税額に変更があった場合 9 8 従業員が

( 目次 ) 1 特別徴収義務者の指定 P2 2 特別徴収の対象になる方 ( 従業員 ) P2 3 給与支払報告書等の提出 P2~5 普通徴収切替理由書 ( 兼仕切紙 ) の記載例 給与支払報告書 ( 個人別明細書 ) の記載例 給与支払報告書 ( 総括表 ) の記載例 4 特別徴収税額決定通知書の

1. 個人住民税 ( 市民税 県民税 ) について 県や市町村などの地方団体は 私たちが豊かで健康な暮らしができるよう 福祉 保健 教育 消防 ごみ 公園 道路等日々の生活の広い範囲にわたり様々な仕事をしています 個人住民税は 私たちの日常生活に身近な関わりを持つ仕事のための費用を住民がその能力に応

Microsoft Word - 総括表手引き H31.docx

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川崎市条例指定制度の手引き 川崎市 平成 24 年 7 月発行

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スライド 1

1. 各月の納期回数回回回回回回回回回回回回 納入の場所 平成 30 年度町民税 県民税の特別徴収について 1

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

Microsoft Word - 個人住民税特別徴収の事務手引き

平成 30 年度 ( 平成 29 年分 ) 給与支払報告書 ( 個人別明細書 ) の記載方法及び注意事項 1 支払を受ける者の住所 給与の支払を受ける者 ( 以下, 受給者といいます ) の平成 30 年 1 月 1 日現在の住所を記載してください なお, 平成 29 年中に退職された受給者について

Microsoft Word - sample1.doc

【別紙】リーフレット①

Microsoft Word - 事業主用事務手引き(ほんとの最終)291005(溶込)

個人住民税の現年課税化に係る課題について

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1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

目 次 個人住民税とは / 特別徴収とは 1 1 特別徴収義務者の指定 2 2 特別徴収の対象になる方 2 3 特別徴収事務の流れ 3 4 給与支払報告書の提出 3 5 特別徴収税額決定通知書の送付 7 6 納期と納入方法 9 7 税額の変更通知 10 8 退職者 休職者の徴収方法 10 9 給与所

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

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Transcription:

Q1 個人住民税の 特別徴収 とはどのような制度ですか? A1 個人住民税の特別徴収とは 事業主 ( 給与支払者 ) が所得税の源泉徴収と同じように 従業員に毎月支払う給与から個人住民税を天引き ( 差し引き ) し 納税義務者である従業員 ( 給与所得者 ) に代わって 従業員がお住まいの市町村に納入していただく制度です 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています Q2 A2 今まで特別徴収しなくてもよかったのに どうして特別徴収しなければならなくなったのですか? 新たな法令改正などがあったわけではなく 今までも所得税の源泉徴収義務のある事業主については特別徴収をしていただく必要がありましたが それが徹底されていませんでした このため 平成 29 年度から福岡県と県内の全ての市町村が連携して 個人住民税の特別徴収の適正実施に取り組むこととしたところです 特別徴収義務は法令に基づいて事業主に課せられているものですので ご理解とご協力をお願いします Q3 全ての従業員の個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A3 従業員が前年中に給与の支払いを受けており かつ 4 月 1 日において給与の支払いを受けている場合は パートやアルバイトなどの方であっても 個人住民税を特別徴収の方法によって徴収することになっています したがって 上記要件に該当する従業員は全て 特別徴収しなければなりません ただし 次のようなケースに該当する従業員で特別徴収することが著しく困難な場合は 1 月末までに提出する給与支払報告の際に 普通徴収申請書 により申し出ることで 普通徴収 ( 従業員の方が納付書で年 4 回に分けて納付する方法 ) とすることもできます (A) 退職者又は給与支払報告書を提出した年の5 月 31 日までの退職予定者 (B) 給与の支払いがない月がある者 (C) 年間の給与の支払金額が 930,000 円以下である者 (D) 他から支給される給与から特別徴収されている者 ( 乙欄該当者 ) (E) 事業専従者 ( 事業主が個人の場合のみ該当 ) 普通徴収申請書の提出がない場合 全ての従業員の方が特別徴収となります 1

Q4 すべての事業主が個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A4 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています 特別徴収義務者に指定された事業主は 従業員に給与を支払う際に 個人住民税を特別徴収して市町村へ納入していただく必要があります ただし 次のようなケースに該当する場合は 1 月末までに提出する給与支払報告の際に 普通徴収申請書 により申し出ることで 特別徴収を行わないこともできます 1 常時 2 人以下の家事使用人のみに対して給与等の支払をする者 2 他市町村を含む給与受給者 ( 従業員 ) 総数が2 人以下である者 給与受給者 ( 従業員 ) 総数とは 市町村単位での人数ではなく事業所全体の受給者とする ただし A3に示す (A)~(E) に該当する従業員 ( 他市町村を含む ) を除く人数とする 普通徴収申請書の提出がない場合 全ての従業員の方が特別徴収となります Q5 以前から特別徴収しているのですが 何か変わるのですか? A5 既に特別徴収義務者に指定されている事業主の方についても これまで一部の従業員の方を普通徴収としていた場合 A3に示す (A)~(E) に該当する普通徴収が認められる要件に該当しない従業員について特別徴収していただく必要があります また 従業員がお住まいの一部の市町村において まだ特別徴収義務者としての指定を受けていない事業主の方は A3 及び A4の要件により新たに当該市町村から特別徴収義務者として指定される場合があります Q6 A6 何故 普通徴収申請書の提出や個人別明細書に略号の記入などをしなければならないのですか? 法令の規定では 給与の支払期間が1 月を超える期間としている者 や 外国航路を航行する船舶の乗組員 に該当する従業員など 毎月の給料から特別徴収することができない方を除いて全て特別徴収することとなっています また 事業主の方では 常時 2 人以下の家事使用人のみに対して給与等の支払をする者 以外は全て特別徴収義務者として指定されることとなっています 今回の取組にあたっては 非正規雇用の増加などの現状を踏まえ 法令の規定で普通徴収とすることができる者に加えて 県内市町村で統一した基準により普通徴収を認める者を追加しています 普通徴収として取り扱う従業員の方であるかを市町村で確認するためには 事業主の方から普通徴収申請書の提出や個人別明細書の摘要欄記入により申し出ていただくことが必要になります なお これらの事務手続きを行っていただけない場合は 普通徴収として取り扱う従業員の方であるか確認ができないため 法令に基づき全ての従業員の方が特別徴収となります 当該事務手続きについて ご理解とご協力をお願いします 2

Q7 普通徴収申請書とは どのような書類ですか? A7 右図に示す様式で 平成 29 年度 (28 年所得分 ) の給与支払報告から使用します 記載方法等の詳細については 個人住民税特別徴収事務の手引き をご覧ください 福岡県 各市町村のホームページに掲載します 平成 2 8 年 6 月以降の掲載予定としています 指定番号普通徴収申請書 ( 福岡県内市町村用 ) 個人 法人番号 市町長宛事業主名 この申請書以降の者は 下記理由により特別徴収できないため 普通徴収として申請します 略号理由人数 A 退職者又は退職予定者 (5 月末まで ) 人 B 給与の支払いがない月がある者人 C 年間の給与の支払金額が 930,000 円以下の者人 D 他の事業主から特別徴収されている者 ( 乙欄該当者 ) 人 E 事業専従者 ( 事業主が個人の場合のみ該当 ) 人 F 給与受給者総数が2 人以下 全従業員数からA~Eの該当者を除く人数 普通徴収申請書合計人数人 重要 普通徴収を申請する従業員の方の個人別明細書の摘要欄に 上記略号のA~Fを記入してください 上記要件に該当する従業員の方であっても 特別徴収することができる場合は申請の必要はありません 普通徴収申請書の提出がない場合 特別徴収となります 記載要領もご確認ください 人 提出方法 総括表 個人別明細書 ( 特別徴収 ) 普通徴収申請書 個人別明細書 ( 普通徴収 ) 一束にしてご提出ください Q8 A8 普通徴収申請書の要件に該当する従業員がいる場合は 必ず普通徴収として申請しなければならないのですか? 普通徴収申請書の要件に該当する従業員の方であっても 特別徴収することができる場合は申請の必要はありません この場合 法令の規定に基づき特別徴収の取り扱いとなります Q9 A9 従業員から普通徴収にしてほしいと言われています これまでは 特別徴収 と 普通徴収 とで選択できる ( 選択制 ) と思っていたのですが? 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収しなければならないことになっています 特別徴収制度は以前から定められており 従業員個々の希望により 普通徴収 を選択することができる制度ではありません Q10 A10 従業員が少ないし 経理事務の負担も増えるので特別徴収はしたくないのですが? 従業員が少ないことや 経理担当者がいないといった理由で特別徴収を行わないことは認められていません 個人住民税の特別徴収は 市町村から通知された特別徴収税額を毎月の給与から引き去り 翌月の10 日までにそれぞれの市町村に納入していただくことになりますが 所得税の源泉徴収のように 税額計算や年末調整等の事務は必要ありません 地方税法等に基づき 個人住民税の特別徴収を適正に実施するため ご理解とご協力をお願いします なお 従業員が常時 10 人未満の事業所の場合は 各市町村に対し申請して承認を受けることにより 年 12 回の納期を年 2 回にする制度 ( 納期の特例 ) を利用できます 6 月分から11 月分 12 月 10 日までに納入 12 月分から5 月分 6 月 10 日までに納入 3

Q11 A11 納期の特例を利用すれば 毎月の給与から住民税を引き去らなくてもよいのですか? 納期の特例は 特別徴収した住民税を半年分まとめて納めることができる制度ですので 毎月の給与からの引き去りは通常どおり行っていただく必要があります 給与から引き去りをした住民税を預かっていただき 年 2 回に分け納入してください Q12 特別徴収のメリットはなんですか? A12 毎月の給与から天引きされるため 従業員の方が納期ごとに金融機関や市役所 町村役場等の納入場所へ納税に行く手間が省ける上 納め忘れが無くなるので 滞納となって延滞金が発生する心配もなくなります また 普通徴収 ( 個人納付 ) では年 4 回の支払いですが 特別徴収では 12 か月に分割して毎月の給与から差し引かれますので 1 回あたりの負担が緩和されます Q13 A13 給与支払報告書を提出した後 従業員が退職 転職等をした場合の手続きはどうなりますか? 退職 休職又は転職など 従業員に異動があったときは 給与支払報告に係る給与所得者異動届出書 を提出していただく必要があります 異動届出書については 異動が生じた翌月の 10 日までに各市町村へ提出をお願いします Q14 年の途中で退職等した場合の徴収方法はどうなりますか? 毎月の給与から個人住民税を特別徴収されていた従業員が退職等により給与の支払いを受けなくなった場合には その翌月以降に特別徴収をすることができなくなった残りの税額は普通徴収の方法により徴収することになります ただし 次のような場合は 普通徴収ではなく特別徴収の方法による徴収となります A14 1 退職後に再就職し 一定期間内に納税義務者が引き続き転職先からの特別徴収を希望した場合 2 6 月 1 日から12 月 31 日までに退職等をした場合で 納税義務者本人から残りの税額を特別徴収の方法でまとめて徴収されたい旨の申出があった場合 3 翌年 1 月 1 日から4 月 30 日までに退職等をした場合で 元の勤務先から 5 月 31 日までに支払われる予定の給与 退職金等が残りの税額を超える場合なお この場合は納税義務者本人の申出がなくても 元の勤務先から5 月 3 1 日までの間に支払われる給与等から 残りの税額を一括して特別徴収しなければなりません 4

Q15 A15 特別徴収事務に必要な市町村ごとの様式などを まとめて入手できる方法はないのですか? 普通徴収を申し出るための 普通徴収申請書 従業員の退職 休職又は転職時などに提出する 給与支払報告に係る給与所得者異動届出書 や納期の特例を申請するための 納期の特例に関する承認の申請書 などの市町村ごとの様式や各種資料については 福岡県のホームページ内に専用ページを作成し 事業者の方がダウンロードできる環境を整備することとしています なお 利用開始については 平成 28 年 6 月以降を予定しています Q16 毎月の税額が変わることはないですか? A16 個人住民税は前年の所得に対して計算していますので 税額が変わることは基本的にありません ただし 従業員の方が申告期限後に確定申告を提出したり 扶養親族等の状況が後から判明した場合などから 個人住民税を再計算した結果 税額が変わることがあります このような場合は 引き去りが済んでいない残りの月で税額を調整した変更通知書をお送りいたします また 税額が大幅に減り還付が生じる場合は 変更通知書をお送りするとともに 納めていただいた税額の返金方法などについて後日 市町村の住民税担当課から連絡させていただきます Q17 間違った税額で納めたり 納めるのを忘れた場合はどうなりますか? A17 納入した税額に過不足があった場合は 差額について確認の連絡をいたします 納期限を過ぎて納入された場合は 納入した税額と納期限から経過した日数によっては延滞金がかかってしまうことがあります 市町村の収納を担当する課等から督促状等をお送りして連絡いたしますが 納入忘れのないよう納期限までに納めてください Q18 特別徴収を拒否したらどうなるのですか? A18 地方税法第 321 条の 5 の規定により 特別徴収義務者は特別徴収税額決定通知書に記載された税額を納期限内に納入する義務があります したがって 特別徴収を拒否した結果 納期限を経過した場合は 税金を滞納していることとなり 地方税法第 331 条に基づく滞納処分を行うこととなります また 地方税法第 324 条第 3 項の規定により 納入すべき個人の市町村民税に係る納入金の全部又は一部を納入しなかった特別徴収義務者は 10 年以下の懲役若しくは 200 万円以下の罰金に処し 又はこれを併科する こととされています 5