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緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾向が強い 多剤耐性緑膿菌は5類感染症定点把握疾患
赤痢菌属 グラム陰性通性嫌気性桿菌 腸内細菌科 大腸菌属と近縁(遺伝子に基づく分類学上同種) ヒトとサルのみが自然宿主 通性細胞内寄生性菌 1898年 志賀潔が発見 酸に対する抵抗性は比較的高い このことは胃酸によ る殺菌を受けにくく 少量 10-100個程度 の菌でも発病 細菌性赤痢の膿粘血便
http://ja.wikipedia.org/wiki/
大腸菌 グラム陰性通性嫌気性桿菌 腸内細菌(温血動物の消化管特に大腸内) 各種の研究で材料とされたり 遺伝子を組み込んで 有用な化学物質の生産にも利用ーモデル生物 河川 湖 海水浴場などの環境水の汚れの程度の指 標 水道水からは検出されてはならない 人体には 血液中や尿路系に侵入した場合に病原体と なる 内毒素を産生するため 大腸菌による敗血症は 重篤なエンドトキシンショックを引き起こす
臨床症状 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_06/week06_3.jpg 無症候性から軽度の下痢 激しい腹痛 頻回の水様便 さら に 著しい血便とともに重篤な合併症を起こし死に至るものま で 様々 多くの場合 3 5 日の潜伏期をおいて 激しい腹痛をともな う頻回の水様便の後に 血便となる 出血性大腸炎 発熱は 軽度で 多くは37 台である 血便の初期には血液の混入は 少量であるが次第に増加し 典型例では便成分の少ない血液そ のものという状態になる 有症者の6 7%において 下痢などの初発症状発現の数日か ら2 週間以内に 溶血性尿毒症症候群 Hemolytic Uremic Syndrome, HUS または脳症などの重症な合併症が発症す る HUS を発症した患者の致死率は1 5%
FOM * NFLX ** KM *