Microsoft PowerPoint - 【参考配布】広域.pptx

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緊急消防援助隊基本計画 の改定について (H26 H30 の第 3 期計画 ) 緊急消防援助隊基本計画について 平成 26 年 3 月消防庁 東日本大震災の教訓を活かし 南海トラフ地震等への対応力を強化するため 緊急消防援助隊の登録目標数 (H30) を 6000 隊に大幅増隊 総務大臣が 緊急消防

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緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

消防庁予算 ( 案 ) の概要 H30 当初 予算額 ( 案 )142.9 億円 ( 対前年度比 4.2 億円増 3.0% 増 ) 一般会計 億円 ( 対前年度比 0.2 億円減 0.2% 減 ) 復興特別会計 17.3 億円 ( 対前年度比 4.4 億円増 33.8% 増 ) H29

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

特集1-1表 緊急消防援助隊が出動した主な災害 死者 行方 不明者数 災 害 名 活動 日数 活動期間 出動延べ 隊数 14人 H8. 12. 6 7日間 72隊 平成12年有珠山噴火災害 H12. 3. 29 5 日間 65隊 25日間 381隊 平成15年十勝沖地震及び


プリント

発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

PowerPoint プレゼンテーション

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大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

平成 31 年度消防庁予算 ( 案 ) の概要 H31 当初 一般会計予算額 億円 ( 対前年度比 42.0 億円 33.5% 増 ) 復興特別会計予算額 26.7 億円 ( 対前年度比 9.4 億円 54.0% 増 ) H30 補正予算額 ( 案 ) 45.1 億円 ( 一般会計 )

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時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

平成16年新潟県中越地震 JR西日本福知山線列車事故 16年10月23日に発生した新潟県中越地震は 死者68人 災害関連死を含む という被害を もたらしました この地震を契機に 警察では 極めて高度な 救出救助能力を必要とする災害現場において 迅速かつ的確に被災者の救出救助を行う専門部 隊として 1

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

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南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画について 1. 具体計画の位置づけ 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 ) 第 4 条に規定する 南海トラフ地震防災対策推進基本計画 に基づき 南海トラフ地震の発生時の災害応急対策活動の具

第-8-表 大規模特殊災害時における広域航空消防応援実施要綱 に基づく広域航空応援の出動実績 過去0年間 平成7年月1日現在 単位 件 出動種別 年 平成 計 出動実績 林野火災 林野火災 風水害 以外の火災 8 0 8 9 爆発災害 火山災害 航空機事故

1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

02一般災害対策編-第3章.indd

Microsoft Word - RIN81_第8章.doc

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7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

消防の組織 市町村消防の原則 ( 消防組織法第 6 条 ) * 市町村消防費の平成 27 年度決算額は 2 兆 969 億円 * 都道府県は消防学校の運営や消防防災ヘリコプターの運航等を行っている ( 都道府県防災費の平成 27 年度決算額は 1,456 億円 ) 消防庁では 制度の企画 立案業務や

2. 大規模津波防災総合訓練実行委員会設立準備会 日 場 時 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 所 : 四日市市役所 6F 本部員会議室 準備会参加機関 : 中部管区警察局 陸上自衛隊第 10 師団海上自衛隊横須賀地方総監部 航空自衛隊中部

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!

1 情報通信基盤の整備

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

CONTENTS Vol.64 No.9 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

第3編 災害応急対策

(3) 設備復旧対策事例 ~ 基地局及びエントランス回線通信事業者各社で取り組んだ主な基地局あるいはネットワーク設備復旧対策としては 光ファイバー 衛星回線 無線 ( マイクロ ) 回線の活用による伝送路の復旧や 山頂などへの大ゾーン方式 ( 複数の基地局によるサービスエリアを1つの大きなゾーンとし

防災業務計画 株式会社ローソン

病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う

平成27年版 消防白書の概要 総務課 はじめに 阪神 淡路大震災から20年 2つの大震災を踏まえた消防防災体制の充実 平成27年は 阪神 淡路大震災から20年に当たる節目の年である この20年間 阪神 淡路大震災を教訓に 消 防においても様々な対応がなされてきた その1つが緊急消防援助隊であり 阪神

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

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2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

隊配備等の実質的な連携 調整設置部緊急消防援助隊の運用体制 都道府県知事 A 市長 都道府県災害対策本部 情報収集 連携 消防応援活動調整本部 都道府県知事 ( 又は委任を受けた都道府県職員 ) 都道府県職員 指揮支援部隊長 消防庁派遣職員 連絡活動報告部隊配備総合調整部隊移動 設置 A 市災害対策

大規模災害対策マニュアル

H28秋_24地方税財源

平成 27 年度に津波 大規模風水害対策車両 ( 津波や大規模風水害による冠水地域において機動的な人命救助を行うため 水陸両用バギーやボート等を積載した特殊車両 ) が国から無償貸与されました この車両は当組合を含めて貸与時に全国で17 台 関東では茨城県日立市消防本部と神奈川県平塚市消防本部に配備

( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

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1. 自衛隊と関係機関の連携 < 発災当初から 被災者の捜索や人命救助活動を全力で実施 > 警察 消防 海上保安庁等と協力し 津波等により孤立した地域や倒壊家屋等から多数の被災者を救出 米軍 警察 消防 海上保安庁等と共同し 被災 3 県の沿岸 河口部を中心とした集中捜索を実施 関係機関との連携 1

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Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

2 訓練想定 施設 ( ア ) 被害建物 ( 木造建物 ) 要救助者の配置状態 2 要救助者状況 倒流木 ( 丸太等 ) の下敷き 下腿と右腕が埋没している状態 倒流木 ( 丸太等 ) 及び多数の柱等の下敷き 隣接棟から流入してきた柱等が複雑に覆いかぶさっ 2 た状態 傷病程度等 ( イ ) 埋没車


00 表紙・目次

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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

Microsoft PowerPoint - 修正●【HP版】概要版.ppt

長野県消防防災ヘリコプター運航協議会会則

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☆配布資料_熊本地震検証

1 首都直下地震の概要想定震度分布 (23 区を中心として震度 6 強の想定 ) 首都直下地震 想定震度分布 出典 : 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) ( 平成 25 年 12 月 ) 2

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

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2 訓練主眼ブロック 北海道東北 訓練主眼 1 迅速性災害時にすべての活動に求められる迅速性の確認 ( 初動時の動きの確認 ) 2 想像力地域性を考慮し 起こり得る想定とすることにより危機感の醸成を図り また 誰が何をすべきかを想像し 具体化する訓練とする 3 連携 調整力 災害時に必要不可欠となる

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

先行的評価の対象とするユースケース 整理中. 災害対応に関するユースケース. 健康に関するユースケース. 移動に関するユースケース. 教育に関するユースケース. 小売 物流に関するユースケース 6. 製造 ( 提供した製品の保守を含む ) に関するユースケース 7. 農業に関するユースケース 8.

消防庁における緊急消防援助隊オペレーション

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PowerPoint プレゼンテーション

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平成 26 年度緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練実施上の重点推進事項等 第 1 訓練実施上の重点推進事項 別紙 1 1 全体的事項 (1) 基本的な考え方東日本大震災等過去の災害の教訓を踏まえるとともに 今後想定される南海トラフ地震や首都直下地震 さらには地域に応じて想定される大規模 特殊災害にお


2 研究開発の実施 研究開発事業については 次の事業を実施した これらの調査研究は 報告書としてまとめ 会員に配布した (1) ヘリコプターベースの運用に関する調査研究ヘリコプターは 通常ヘリポート ( 基地 ) を拠点として運用する したがって 基地を離陸して 災害発生場所に至り 活動が終了すれば

消防局の組織及び装備について

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

広域航空応援受援マニュアル

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1 埼玉東部消防組合の現況を緻密に把握し 課題を抽出するとともに 財政状況及び人口等の将来推計を見極め 将来の目標及び目標達成に向けた取り組み方針を策定する 2 消防行政の推進に当たり 健全な財政運営の視点に立ち 消防署所や消防車両等の消防施設の整備を図り もって消防 救急 救助体制の強化を図る 3

Microsoft PowerPoint - 資料2 防衛省資料(セット).pptx

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

2. 運用の基本方針 DMATの活動は 通常時に都道府県と医療機関との間で締結された協定及び厚生労働省 文部科学省 独立行政法人国立病院機構等により策定された防災計画等に基づくものである DMATの派遣は被災地域の都道府県の派遣要請に基づくものである ただし 厚生労働省は当分の間 被災地域の都道府県

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主な訓練 指揮統制本部開設訓練防災関係機関である自衛隊 警察 海上保安署 消防と市が連携して 災害現場への出動隊の派遣調整などを行いました 人命救助訓練 3 班 ( 自主防災会 防災士会 消防団 市の人命救助隊 ) に分かれ 各倒壊家屋前に設置されている障害物を撤去後 閉じ込められている負傷者の救出

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(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

Transcription:

参考配布 2 緊急消防援助隊の編成及び施設の 整備等に係る基本的な事項に関する計画 の改訂について

緊急消防援助隊基本計画 の改定について (H26 H30 の第 3 期計画 ) 緊急消防援助隊基本計画について 総務大臣が 緊急消防援助隊の編成及び施設の整備等に係る基本的な事項に関する計画 ( 基本計画 ) を策定 ( 消防組織法 45 財務大臣協議 ) 計画に基づいて消防庁長官が部隊を登録 これまでの基本計画の推移 第 1 期計画 (H16 20) 目標 3000 隊 第 2 期計画 (H21 25) 目標 4500 隊 平成 26 年 1 月現在 4600 隊が登録 第 3 期計画のポイント 平成 26 年 2 月消防庁 東日本大震災の教訓を活かし 南海トラフ地震等への対応力を強化するため 緊急消防援助隊の登録目標数 (H30) を 6000 隊に大幅増隊 南海トラフ地震等に備え 大規模かつ迅速な消火 救助 救急体制を確立する必要 大規模火災 倒壊家屋からの救助 広域医療搬送を行うため 消火 救助 救急の主要 3 部隊を増強主要 3 部隊 4230 隊 (+1100 隊 ) ( 内訳 ( 消火 +800 隊 ) ( 救助 +50 隊 ) ( 救急 +250 隊 )) 大規模地震時等の石油コンビナート災害等への対応力を充実強化する必要 特殊災害対策に特化した 精鋭部隊として ドラゴンハイパー コマンドユニット ( エネルギー 産業基盤災害即応部隊 ) を新設 (H30 までに全国に 12 部隊配備 ) 迅速に被災地に先遣出動させるため 統合機動部隊 を全国に 50 隊新設 ( 指揮隊 消火隊 救助隊 救急隊 後方支援隊等の隊員約 50 名で構成 ) 長期活動をバックアップする後方支援体制を強化することとし 拠点機能形成車両等の配備等により 全国で後方支援隊 (5 名 ) を 160 隊増隊 ( 増隊後 790 隊 ) 自衛隊 警察等の連携も含めた 通信体制を強化するため 全国に 50 隊の 通信支援隊 (5 名 ) を新設

基本的な考え方 緊急消防援助隊の 6000 隊への大幅増隊 東日本大震災を上回る被害が想定される南海トラフ地震等に備え 大規模かつ迅速な部隊投入のための体制整備が不可欠であり 平成 30 年度の登録目標数を 6000 隊に大幅増隊 国家的な非常時を想定して 大規模火災 倒壊家屋からの救助 広域医療搬送を行うため 消火 救助 救急の主要 3 部隊を増強することとし 登録を積極的に推進 緊急消防援助隊設備整備費補助金及び無償使用制度の活用に当たっては 新規登録への対応を優先 区分 指揮支援隊 統合機動部隊指揮隊 エネルギー 産業基盤災害即応部隊指揮隊 任務 速やかに被災地に赴き 市町村長等の支援活動を実施 迅速に先遣出動し 緊急度の高い消防活動及び後続隊の活動のための情報収集を実施 石油タンク火災等のエネルギー 産業基盤災害に特化した災害対応を実施 平成 26 年 1 月現在 平成 25 年度末目標 平成 30 年度末目標 ( 案 ) 備考 38 隊概ね 40 隊概ね 60 隊 ( +20) 増強 概ね 50 隊 ( +50) 概ね 12 隊 ( +12) 都道府県大隊指揮隊 都道府県隊を統括 活動を管理 111 隊 概ね 110 隊 概ね 160 隊 ( +50) 増強 消火小隊 消火活動を実施 1,633 隊 概ね1,700 隊 概ね2,500 隊 (+800) 増強 救助小隊 要救助者の検索 救助活動を実施 412 隊 概ね 430 隊 概ね 480 隊 ( +50) 増強 救急小隊 救急活動を実施 1,044 隊 概ね1,000 隊 概ね1,250 隊 (+250) 増強 後方支援小隊 輸送活動や補給活動等を実施 736 隊 概ね 630 隊 概ね 790 隊 (+160) 増強 通信支援小隊 通信確保の支援活動を実施 概ね 50 隊 ( +50) 新設 航空小隊 航空機を用いた消防活動を実施 74 隊 概ね 70 隊 概ね 80 隊 ( +10) 増強 水上小隊 消防艇を用いた消防活動を実施 18 隊 概ね 20 隊 概ね 20 隊 ( ±0) 特殊災害小隊 特殊災害に対応するための消防活動を実施 276 隊 概ね 260 隊 概ね 300 隊 ( +40) 増強 特殊装備小隊 特別な装備を用いた消防活動を実施 373 隊 概ね 340 隊 概ね 380 隊 ( +40) 増強 合計概ね6,000 隊 4,600 隊概ね4,500 隊 重複 ( 概ね100 隊 ) を除く (+1,500) 新設 新設

情報収集ロボット放水ロボット ( 無人走行放水車 ) ドラゴンハイパー コマンドユニットの新設 車両等の開発 1 ドラゴンハイパー コマンドユニット ( エネルギー 産業基盤災害即応部隊 ) の新設 配備 東日本大震災での千葉県市原市や宮城県仙台市で発生したような石油コンビナート災害に対応するため 国民の安全 安心を脅かすだけでなく サプライチェーンの途絶など経済的にも大きな影響を与えるエネルギー 産業基盤の被災に備え国土強靱化の観点から 応急対応能力を高める必要 そのため 緊急消防援助隊に 特殊災害対応に特化したエネルギー 産業基盤災害即応部隊 ( ドラゴンハイパー コマンドユニット ) を新設 ( 日本再興戦略 (H25.6.14 閣議決定 ) の中短期工程表 ) 平成 30 年度までに 全国 12 地域に部隊配備予定 即応部隊の中核となるエネルギー 産業基盤災害対応型消防水利システムを配備するとともに エネルギー 産業基盤災害対応のための消防ロボットを研究開発 2 エネルギー 産業基盤災害対応型消防水利システムの配備 本システムは 以下の2 台で構成 1 大型放水砲搭載ホース延長車 : 大容量放水を実施 延長 1kmホース積載 2 大容量送水ポンプ車 : 小型強力ポンプを積載し 海 川等の様々な水利に対応するとともに大容量送水を実施 H26 予算案 4.6 億円 (2.3 億円 2システム ) ( 当面 今後 3 年間で全国 7ブロックに各 1システムの早期配備を目標 ) 大型放水砲搭載ホース延長車 3 エネルギー 産業基盤災害対応のための消防ロボットの研究開発 写真は現時点でのイメージ 大容量送水ポンプ車 情報収集ロボット 放水ロボットを研究開発するとともに 順次 実用化 高度化 (H26 予算案 2.1 億円 ) G 空間 ICT を活用し 精度の高い遠隔操作を実現 人が近づけない現場でも近接し 消防職員の安全向上

緊急消防援助隊の機動力の強化 1 統合機動部隊 の新設 緊急消防援助隊出動決定後に緊急に出動 先遣し 被災地での救助 消火活動 さらには後続する緊急消防援助隊の活動に資する情報収集 提供を行う 統合機動部隊 を新設 ( 全国で 50 部隊程度 ) 統合機動部隊は 基本的に同一消防本部の緊急消防援助隊登録小隊の中から部隊を指定 ( 新規に隊を編成するのではなく 既存登録隊を再編成し 指揮隊のみ新たに創設 ) 派遣元 報提供 後続へ情 統合機動部隊 ( イメージ ) 統合機動部隊指揮隊 1 隊消火小隊 3 隊程度救助小隊 3 隊程度救急小隊 3 隊程度通信支援小隊 1 隊後方支援小隊 1 隊 先遣出動 被災地 2 津波 大規模風水害対策車両の配備 津波や大規模風水害による冠水地域において機動的な人命救助を行うため 水陸両用バギー ( ) やボート等を積載した特殊車両を配備促進 H24 補正 H25 当初配備 15 台 H26 当初予算案 1 億円 (0.5 億円 2 台 ) H26 年度以降 消防研究センターで開発された消火 救急活動にも対応可能な水陸両用バギーを積載予定 消火タイプ 救急タイプ 水陸両用バギー 取り外し可能な消火 救急用設備を搭載 津波 大規模風水害対策車両

緊急消防援助隊の後方支援体制の強化 1 後方支援体制の強化 過酷な災害現場においては 完全な自給自足を目指した後方支援体制の確立が不可欠 長期化する活動を支えるための後方支援小隊を790 隊 (+160 隊 ) に増隊 2 拠点機能形成車両の配備 長期かつ大規模な部隊出動が見込まれる被災地の前線において 大型エアーテント等 ( 合計 100 人宿泊可 ) や暖かい食事の提供やトイレ シャワー等の消防応援活動を支える拠点機能を形成する特殊車両を配備促進 H24 補正 H25 当初配備 6 台 H26 当初予算案 2.4 億円 (1.2 億円 2 台 ) 大型エアーテント 拠点機能形成車両 3 救助活動等拠点施設の整備 道路寸断により陸路出動が困難となる場合に ヘリコプターにより迅速に投入された救助隊が自立的に救助活動を展開するための拠点として H26 から消防防災施設整備費補助金の補助対象施設に追加 ヘリコプター離着陸場 資機材保管等施設及び自家給油施設により構成 救助活動等拠点施設 ( イメージ )

実動部隊等関係機関の連携強化 1 通信支援体制の強化 大規模災害現場では 緊急消防援助隊のみならず 多様な関係機関が活動することから 緊急消防援助隊の部隊間 緊急消防援助隊と関係機関の間において 通信確保が極めて重要 災害現場 防災相互波 緊急消防援助隊の通信支援を行う 通信支援小隊 を創設 全国に50 隊配備 無償使用制度により配備した無線中継車を活用 新型防災無線機 通信半径 3km 2 実動部隊等関係機関の参画による全国訓練 地域ブロック合同訓練の実施 特に 自衛隊 警察 DMAT 等の実動部隊間において 具体的な連携強化を目指し 以下の訓練の中で取組み促進 平成 27 年度全国訓練を実施 (H22 実績規模約 2500 人 ) 毎年度全国 6 ブロックで合同訓練を実施自衛隊の道路啓開 + 消防の救助活動地域に密着する警察 + 消防で迅速な合同救助活動消防による救助 救急 +DMAT の応急救護 上記の訓練を通じ 防災相互波等による通信確保 現場合同指揮所の設置など 具体的な課題に関する連携の枠組みを標準化