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緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と


事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

第8章 災害復旧計画

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Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

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大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

(2) 本部の設置場所本部の設置場所は 原則として浦安市集合事務所 301 会議室とする (3) 関係機関との連絡体制関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を浦安市集合事務所に設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 連絡室は 浦安市集合事務所内に

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国土技術政策総合研究所 研究資料

介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

目  次

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

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第 5-1 表 防火防災訓練実施状況 ( 対象別 防災館を除く )( 平成 28 年度中 ) 町会 自治会防災市民組織女性防火組織その他の団体合 計 防災訓練 実施件数 9,403 件 1,128 件 227 件 9,812 件 17,779 件 参加人員 612,576 人 31,761 人 4,

第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

防災業務計画 株式会社ローソン

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

自主防災組織とは 地域住民が 自分たちの地域は自分たちで守る という意識に基づき自主的に結成し 自発的な防災活動を行っている組織 - 災害対策基本法では 住民の隣保協同の精神に基づく自発的な防災組織 と定義されている 主に町内会 自治会等の規模で設置 運営されており 組織の隊員はその地域に住んでいる

豪雨災害対策のための情報提供の推進について

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事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

手賀の杜自治会自主防災組織規約 第 1 条 ( 名称 ) この組織は 手賀の杜自治会自主防災組織 ( 以下 本組織 という ) と称する 第 2 条 ( 目的 ) 本組織は 手賀の杜自治会自治会規約第 1 条第 2 項に基づき 住民の隣保協同の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより 手賀の杜自

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2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

Microsoft PowerPoint - 【参考配布】広域.pptx

Microsoft PowerPoint - 修正●【HP版】概要版.ppt

基本目標 市民の生命と財産を守るために 消防や救 急医療体制の整備を図るとともに 水害や大 第2編 基本計画 規模地震などに対する予防対策と初動体制の 充実を図ります また 自主防災組織による 初動体制の確立とともに 防災意識の高揚を 図り 災害に強いまちづくりを推進します 第 1 災害に強いまちづ

平成16年新潟県中越地震 JR西日本福知山線列車事故 16年10月23日に発生した新潟県中越地震は 死者68人 災害関連死を含む という被害を もたらしました この地震を契機に 警察では 極めて高度な 救出救助能力を必要とする災害現場において 迅速かつ的確に被災者の救出救助を行う専門部 隊として 1

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

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可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

Microsoft Word - 目次

すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

第3編 災害応急対策

平成 30 年度コミュニティ助成事業実施要綱 第 1 趣旨一般財団法人自治総合センター ( 以下 自治総合センター という ) は 宝くじの社会貢献広報事業として この要綱の定めるところにより コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備 安全な地域づくりと共生のまちづくり 地域文化への支援や地域の

☆配布資料_熊本地震検証

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

安全防災小委員会活動報告 9 安全点検実施と報告 全国労働衛生週間 10 第 1プラザ安全点検パトロール 安全点検実施と報告 インフルエンザ予防に関する注意喚起 11 安全マネジメントシステム実施報告書( 第 3 四半期 ) の作成と提出 第 2プラザ安全点検パトロール 安全点検実施と報告 インフル

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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防災マニュアル 戸室 2 丁目自治会自主防災隊 自主防災隊組織図 任務と各役割 厚木市災害時要援護者支援制度実施要綱 要援護者支援体制について 戸室地区災害時における要援護者支援の活動プラン 要援護者への支援活動内容 災害時の要援護者支援に係る戸別訪問調査表 支援者連絡表 神奈川県立厚木高校避難所運


消防庁予算 ( 案 ) の概要 H30 当初 予算額 ( 案 )142.9 億円 ( 対前年度比 4.2 億円増 3.0% 増 ) 一般会計 億円 ( 対前年度比 0.2 億円減 0.2% 減 ) 復興特別会計 17.3 億円 ( 対前年度比 4.4 億円増 33.8% 増 ) H29

2. 大規模津波防災総合訓練実行委員会設立準備会 日 場 時 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 所 : 四日市市役所 6F 本部員会議室 準備会参加機関 : 中部管区警察局 陸上自衛隊第 10 師団海上自衛隊横須賀地方総監部 航空自衛隊中部

1 情報通信基盤の整備

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南海トラフ地震発生時の不安 南海トラフ地震が発生した場合 不安や危険に思うことは何ですか?( は 3 つまで ) 66.7% の人が 自宅の倒壊や損壊 49.2% の人が 家族等の安否やその確認手段 と答えています 自宅の

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防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

安全保障会議 ( 現行 ) の概要 ( 構成 ) 委員長 : 内閣官房長官 委 安全保障会議 ( 構成 ) 議長 : 内閣総理大臣 事態対処専門委員会 内閣総理大臣の諮問に基づき 以下の事項を審議 国防の基本方針 防衛計画の大綱 対処基本方針 武力攻撃事態 / 周辺事態等への対処 / 自衛隊法第 3

ボランティアの概要 位置づけ ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが 一般的には 自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為 を指してボランティア活動と言われており 活動の性格として 自主性 ( 主体性 ) 社会性 ( 連帯性 ) 無償性 ( 無給性 ) 等があげられる ボランティア活

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人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

東日本大震災 (H ) 地震時の情報収集や提供に関する課題 国 地方公共団体などが連携した被災者や物資輸送者への交通関係情報の提供 大震災直後は 各管理者から別々に通行止め情報等が提供されたため 被災地までの輸送ルートの選定が困難な状況 国が集約して提供を始めたのは10 日以上過ぎた3/

Microsoft Word - RIN11_第1章.doc

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

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ウ. 女性防火クラブ育成助成事業女性防火クラブなど主に家庭における初期消火活動 救出救護活動及び防火思想の高揚等に必要となる資器材等の整備に関する事業 エ. 幼年消防クラブ育成助成事業幼年消防クラブの育成及び防火思想の普及啓発に必要となる資器材等の整備に関する事業 オ. 女性消防隊育成助成事業女性消

第1節  計画の目的等

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

発災対応型防災訓練 皆さんが住むまちの中を訓練会場として 地震発生時に地域にある資器材を活用して 災害対応を行う防災訓練です 参加者は 煙 ( 発炎筒 ) などを見て初めて近所の火災を知り 近くの消火器などを利用して消火します 実施要領 1 事前に町会役員等と協議し 地域に数箇所の火災の発生場所を決

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1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

地域安心安全ステーション整備モデル事業 地域の安心 安全を確立するため 自主防災組織やコミュニティ等の住民パワーを活かし 防災と防犯が連携した取り組みを行うモデル事業を平成 16 年度より実施しており 平成 18 年度も引き続き実施していく (17 年度実施団体 100 団体 ) 資料 3-4 総務

Transcription:

1. 2004 年に発生した災害 2. これへの消防庁の取り組み 3. 消防防災を取り巻く状況の変化と課題 4. 消防庁としての具体的取り組み

1.2004 年に発生した災害 釧路沖 10 月 27 日 11 月 29 日 根室半島南東沖 留萌支庁南部 12 月 6 日 12 月 14 日

1.2004 年に発生した災害 ~ 死者 16 名 全半壊 5400 棟 三条市 中之島町など浸水 福井豪雨 7 月 18 日 ~ 死者行方不明 5 名 床上 床下浸水 14,000 棟 福井市など浸水により住民の孤立 新潟 福島豪雨 福井豪雨 台風被害 ( 観測史上最多の 10 個が上陸 ) 死者 95 名 床上 床下浸水 5 万棟 豊岡市など浸水により住民の孤立

1.2004 年に発生した災害 2,867 スマトラ沖地震 インド洋津波

2. 消防庁の取り組み 福井豪雨 地上部隊数及び出動人数累計 150 隊 614 名ボート 80 航空部隊 9 隊 65 人 救助 救急人員 453 名 ( 航空部隊 203 名 陸上部隊 205 名 ) 新潟 福島豪雨 地上部隊数及び出動人数累計 162 隊 622 名ボート 66 航空部隊 9 機 71 名 1,855 名救出 ( うち航空隊によるものが 92 名 ) 33 名救急搬送

2. 消防庁の取り組み 車からの救助現場 救助隊侵入経路 長岡市妙見堰におけるハイパーレスキューの救助活動 出動部隊数及び出動人数累計 480 隊 2,121 名 ( 消防防災ヘリ 20 機 ) 現地指揮本部 救助 救急人員 453 名 ( 航空部隊 282 名 陸上部隊 171 名 ) 妙見堰の崩落現場

2. 消防庁の取り組み (IRT: International Rescue Team) スマトラ沖地震 ( インド洋津波 )

間後 1 大規模災害への対応 Ⅰ 今後起こりうる地震の逼迫性 東海地震に係る被害 ( 想定 ) 死者数 7,900 人 ~9,200 人 ( 場合によっては約 1 万人超 ) 建物全壊 延焼棟数約 32 万棟 ~ 約 46 万棟 (32 時 東南海 南海地震に係る被害 ( 想定 ) 死者数 17,100 人 ~17,400 人 ( 場合によっては約 2 万人超 ) 建物全壊 延焼棟数約 43 万棟 ~ 約 62 万棟

防衛庁指示応急復旧の支援等災市町村の応国民保護法の援指示消防庁消防庁安否情報安否情報民間機関 その他省庁 警察庁安全確保 交通規制等 総理是正指示厚生労働省医療提供のための措置等議警察庁 安全保障会議 ( 事態対処専門委員会 ) 武力攻撃事態等対策本部 連絡調整内閣官房 避難措置の 警報発令被警地域情報収集有事集 警報の伝達 避難の指示都 救援の実施道府県被地戒長に避警避域ブ災区等関力難報難情ロ域にし攻情ッ情 指設指市撃報報ク定示長災報示収収会警村害集集議市 警報の伝達 消防町村 住民の避難誘導避警難報情 自主防災組織自主防災組織 ( ( 婦人防火クラブ等婦人防火クラブ等 ) ) 総務大臣: 安保会議常任議員 総務審議官 消防庁長官: 専門委員会委員 避難措置の指示報 避難情報総務省 国民保護計画協議助 言訓練ブ ロック会自主防災組織等支援物資資 機材被災情報収財政措置財政措置協議 助言国民保護計画物資 資機材自主防等支援訓練 地域情報自主防等支援物資 資機材被災情報収集防御 軽減 武力攻撃災害警戒区域設定避難誘導訓報調整武地域住民 の策定安否情収集消防練消団 実施イメージ 平時 基本指針 報 国民保護協議会 の設置 国民保護計画 の作成 国民保護協議会 の設置 国民保護計画 の作成

4. 消防庁としての具体的取り組み 4 地方団体の体制強化 Ⅱ 災害時要援護者対策 平成 16 年度の水害において 介助が必要な高齢者や一人暮らしの高齢者の方の逃げ遅れによる死者が多くなっている 対応例 災害時要援護者の同意を得た台帳づくりを行い 自主防災組織やボランティアが訓練等を通じて日頃から所在を確認しておくとともに 発災後に援助 福祉部局が所有している行政情報を消防本部 消防団も共有し 発災後に迅速に対応 国としての対応 集中豪雨時等における情報伝達及び高齢者等の避難支援に関する検討会

4. 消防庁としての具体的取り組み 5 地域防災力の強化 婦人防火クラブの現況 1 婦人防火クラブの現況 1 婦人防火クラブ数 2 婦人防火クラブ員数 14,625 クラブ 2,273,882 人 2 婦人防火クラブ活動事例 1 防災知識の普及啓発 2 応急救護訓練 3 消火器取扱訓練 4 放水訓練 5 消防施設の見学会

4. 消防庁としての具体的取り組み 5 地域防災力の強化 婦人防火クラブへの期待 1. 婦人防火クラブの意義 1ボランティア精神にあふれた女性たちの集まり 2 住宅防火が活動の原点 ( 建物火災の死者の 8 割は住宅火災 ) 2. 婦人防火クラブの活動の充実 1 組織率の拡充 幅広い世代の女性の参加 2 消防署 消防団 学校 町内会 自主防災組織などとの連携 3 家庭防火から安全 安心な地域づくりへ 防火の啓発 診断 地震安全チェック 防災訓練 救急救命講習の普及 教育との連携 ( 幼年 少年消防クラブなどの指導 教育 ) 福祉との連携 ( 一人暮し老人宅への声かけ 訪問など )

4. 消防庁としての具体的取り組み 5 地域防災力の強化 婦人防火クラブの活動 搬送訓練昭和区ホーム ファイヤー モニターズ クラブ連合会 ( 愛知県名古屋市 ) 救護訓練女性消防クラブ平塚パワーズ ( 神奈川県平塚市 )

4. 消防庁としての具体的取り組み 5 地域防災力の強化 婦人防火クラブの活動 消火訓練女性消防クラブ平塚パワーズ ( 神奈川県平塚市 ) 救命訓練昭和区ホーム ファイヤー モニターズ クラブ連合会 ( 愛知県名古屋市 )

4. 消防庁としての具体的取り組み 5 地域防災力の強化 Ⅱ 自主防災組織活性化のための方策 1 2 3 4 住民の自主的な活動を促す工夫 リーダーの選任の工夫 他の地域の自主防災組織等との連携 婦人防火クラブ 福祉ボランティア活動等との連携 平成 16 年度の消防庁の施策資機材整備の充実 補助金制度 e-カレッジなどによる防災教育の充実

4. 消防庁としての具体的取り組み 5 地域防災力の強化 Ⅳ 地域安心安全ステーション整備モデル事業 小学校区単位で整備 公民館や消防団詰所等を活用 救出救護 情報連絡 避難誘導 防犯等のため資機材等を整備 具体的施策 消防 ( 例 ) 応急手当講習等を実施 ステーションへの情報提供 ノウハウ提供等 連携 自主防災組織など各種コミュニティ組織 警察 ( 例 ) 防災訓練の実施 地域パトロールの協議 活動の支援等 市町村 市町村 消防 警察と協力し 地域安心安全パトロールを実施 ( 例 ) 安心 安全のシンボルカラー 青 の回転灯を使用したパトロール ステーションに対して 救出救護用資機材 (AED など ) 情報連絡用資機材 ( 携帯用無線機など ) 消火用資機材 避難用資機材等の防災資機材を配備し ステーションを中核とした防災訓練や応急手当講習等の実施を推進 自主防災組織や各種コミュニティ組織が 市町村を通じて消防 警察等地域の各種組織と協力しながらステーションを拠点として行う防災 防犯活動について その各種活動状況を検証 取りまとめのうえ 他地域への普及啓発を展開