<1>2002 年度 DUO リーグの試み 1.DUO リーグの経緯 1996 年度から東京都文京区 豊島区の高体連及びクラブユースではじまったユース (U-18) リーグ 初年 度は 6 クラブ 10 チームによる 1 リーグ制であったが 本年度後期リーグでは 21 クラブ 29 チーム参 加とな

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Q & A Q1. 障害者雇用納付金の取り扱いはどうなるのでしょうか? A1. 新しい法定雇用率で算定していただくことになります 平成 31 年 4 月 1 日から同年 5 月 15 日までの間に申告していただく分から ( 申告対象期間が 平成 30 年 4 月から平 成 31 年 3 月までの分か

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秋季東京都大会は 春の選抜高校野球大会への出場権をかけた重要な大会です 東京都の頂点を決める高校球児たちの熱い戦いを ぜひご覧ください J:COM では試合当日の夜に試合結果のダイジェストを生放送! ダイジェスト番組 準決勝 決勝戦を地域情報アプリ ど ろーかる でライブ & アーカイブ配信も実施

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2. ポイント表ポイントランキングのポイントは下記のポイント表を使用いたします ク レート A B C D E F G H I J K L M N 優勝 準優勝

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日野市 東村山市

Transcription:

10 月例会報告 日時 会場 2002 年 11 月 1 日 ( 金 )19:15~ 筑波大学附属高校会議室 ~0:00 カリンカ 参加者( 会員 ) 上間匠( 東京大学大学院修士課程 ) 久保田淳 (FC 東京事業部 ) 中塚義実 ( 筑波大学附属高校 ) 中村淳 ( 筑波大附属高校 OB/ 筑波大学大学院修士課程 ) 村山勉 (JFA 事業部 ) 浜村真也 ( 大人のためのサッカー教室 ) 堀美和子 ( 国立スポーツ科学センター (JISS)) 宮崎雄司 ( アステカ代表 / サッカーマニア編集長 ) 参加者( 未会員 ) 石島崇 ( 和光高校 ) 大塚雅一 ( 都立西高校 ) 亀田耕司 ( 成蹊中 高 ) 小林利浩 ( 都立九段高校 ) 蔵森紀昭 ( 成城学園 ) 羽角哲弘 ( 筑波大学 ) 注 ) 参加者は所属や肩書を離れた個人の責任でこの会に参加しています 括弧内の肩書きはあくまでもコミュニケーションを促進するため便宜的に書き記したものであり 参加者の立場を規定するものではありません 10 月例会は 久しぶりに ユースサッカーリーグ の話題を 東京都高体連サッカー科学研究会 ( 兼ユ ースリーグ検討委員会 ) と共同で開催した ( 財 ) 日本サッカー協会 (JFA) が 川淵キャプテンのもとでユース年代のリーグ戦を全国各地で展開しようとしていることは9 月初旬の新聞等で報じられたとおりである 2002 年度から U-18 関東リーグが始まり 2003 年度からは9 地域でリーグが立ち上がり 高円宮杯全日本ユース選手権 につながることになる サロン 2002 では ユースリーグの先駆的な事例としての DUOリーグ の報告を中心に 早くからユースリーグ問題を月例会で取り上げてきたが 今回は JFAのこうした動向とともに 底辺からの組織化の動きについても取り上げた 本報告は 当日の発表と議論の内容及び若干の補足を含め 参加者のチェックを経て公表するものである 印は参加者の発言部分である 発言者を特定しない形で表記した ユース年代にリーグ戦を!- 底辺からトップまで 東京都高体連ユースリーグ検討委員会 < 目次 > <1>2002 年度 DUOリーグの試み <2> 東京都内各地区プレリーグ進捗状況 <3>JFAによるユースリーグ構想及びTFAにおける準備状況 <4>ディスカッション < 感想 意見 ( 中塚義実 )>

<1>2002 年度 DUO リーグの試み 1.DUO リーグの経緯 1996 年度から東京都文京区 豊島区の高体連及びクラブユースではじまったユース (U-18) リーグ 初年 度は 6 クラブ 10 チームによる 1 リーグ制であったが 本年度後期リーグでは 21 クラブ 29 チーム参 加となっている 組織も少しずつ充実し 小さく立ち上げ大きく育てる ことが実現されている 2.2002 年度の活動方針 DUO リーグでは毎年 年度ごとの活動方針を掲げている 本年度は以下のとおり 1) 組織としてのDUOリーグを確立する (1) 適材適所の組織改革 (2)"IT" 革命の推進 (3)"FCDUO" の立ち上げ (4) リスクマネジメントの研究と実践 2) 東京都ユースリーグ創設に全力を尽くすこの目標と関連して 以下のトピックが本年度の新しい試みとして挙げられる < 前期 > 笹川スポーツ財団から助成金獲得( 年間 50 万円 ) 組織改革決行 事業部長に小金丸浩志 管理部長に丸山和男の両氏が就任 DUOリーグボランティア誕生 HP 担当の芳賀氏と順天堂大学のお姉さん ホームページ完成 "IT 革命 " 急速に進行中 (URLは http://www.duoleague.com/ または http://duoleague.com/) DUOリーグOBチーム 北区リーグに出現 "FCDUO" の前触れか < 後期 > 審判評価システム確立 毎試合 両チームから主審の5 段階評価 DUOホームページが本格的に稼動 -そのためには全チームがプロフィールを入力することが先決ここで引っかかり なかなか本格的に稼動しない DUOリーグ選抜の活性化 定期的に合同練習 DUOリーグ保険へ全員加入 DUOの試合のみフォローする DUOリーグトレーナー制度開始 会場にトレーナー帯同 3.DUOリーグのメンバーシップ制の確立 DUO リーグの活動を続ける中で リーグ組織のあり方 あるいは競技団体のあり方も見えてきた

現在のリーグ組織は 責任者としてのチェアマンと議決機関としての DUO リーグ会議のもとに 事 業部門と管理部門に分かれて加盟クラブが分担しながら運営している < 事業部門 > はじめは リーグ戦を行う だけだった リーグ戦への参加単位 すなわちチームごとに参加費を徴収し その枠の中で審判代や付添い大人手当てなどを出すのが原則で 今もリーグ戦についてはそうなっている 参加費は現在 1チームあたり 20,000 円 ( 前期は各チーム 18,000 円だったが 後期はDUOリーグ保険への加入費を便宜的にここに組み入れたため 20,000 円となった 次年度からは 保険料は個人会費に上乗せする予定 ) なので 審判手当ては3 人で 1,500 円しか出せないのが現状である 楽しむ人たちが参加費を払うことと集まったお金の範囲内で運営すること すなわち受益者負担と各事業独立採算が原則である 今は 競技部 = リーグ戦担当 ( 前期 後期及びフレッシュマンリーグ ) 強化 育成部 = トレセン担当 (D UO リーグ選抜 ) 審判部 ( 審判割り当て 審判講習会 ) FCDUO 担当の 各事業担当者とそれを統括 する事業部長を置き 小金丸浩志氏 ( 京華 ) が部長に就任している < 管理部門 > 2000 年度にプログラムを作ろうとしたときに プログラムの位置付けが議論になった そして リーグ戦参加者に配付するだけでなく メンバーの証としてプログラムを位置づけることにし 年間を通して メンバー であるという考えが導入された メンバーである個人( 高校生 ) は 年度会費を 500 円払って DUOリーガー となり 会員の証としてプログラムを前後期 2 冊受け取る形である しかしこれだけだと赤字になる ( プログラム単価 300 円以上 ) ので 各クラブから年度始めに加盟費を徴収し 補うことにした こうして 指導者が志を同じくする 高校 クラブユース あるいは大学や中学生選抜といった単位で年度会費 5,000 円を払って 加盟 し DUOクラブ となる形が確立した 個人からの会費とクラブからの加盟費に 賛助会員 ( スポンサー ) からの賛助金を含めて 管理費 とし リーグの基盤を保つようにしたのである 管理部門 は 財務部 = 会計担当 ( 会計管理 財務管理 保険管理 ) 広報部 (DUO リーグ通信 プ ログラム ホームページ ) からなり 各担当者と それを統括する管理部長を置き 丸山和男氏 ( 郁文館 / 文京区中学生選抜 ) が部長に就任している 日本の競技団体は競技会の主催から始まっているので 全部 登録 という用語が用いられ チーム 単位で年間を通して登録する形になっている 本来は 競技団体への 加盟 ( メンバーシップ ) と競技会への 参加 ( エントリー ) は分けて考えられるべきであって DUOリーグでは一から組織を作っていく中で そのことの重要性を体験 実感することができた

基盤のところをもっとしっかりさせることが課題である NPO 法人化も視野に入れている JFA の規約では 負担金 という言い方になっている 組織の基盤となる部分を会員で応分に負担し ようということで DUO が形作ってきたのと同じ考え方 しかし 実際は大会に出るために登録するの で 大会登録のための 登録料 という言い方が一般的になっている <2> 東京都内各地区プレリーグ進捗状況 昨年度 9 月以降にプレリーグを行っていたが 今年度はプレリーグを年間通してやってみることにし て 各地区ごとに 1 年間のトライを行っている < 第 1 地区 >( 江戸川 江東 葛飾 墨田 荒川 ) 前期リーグの順位をもとに トップリーグとしてのAリーグと 下位リーグとしてのB C リーグに分かれ それぞれにチェアマンを置いて運営している 9 月下旬より始まったが日程消化が思うように行かないところもあり 年内に終わらず 1 月中旬までかかる見込み 昨年度に比較して 参加チームも理解を示し 協力的である 参加チームは以下のとおり Aリーグ 小岩 修徳 A 修徳 B 城東 A 関東一 葛飾野 A Bリーグ 修徳 C 安田学園 城東 B 東 日大一 隅田川 Cリーグ 葛西工 葛飾野 B 本所工 農産 南葛飾 < 第 2 地区 >( 足立 文京 豊島 中央 ) 9 月から第 14 回 DUOリーグが開幕 文京区と豊島区にある高校サッカー部が 17 クラブユースが1 後期だけ参加の文京区と豊島区の中学生選抜 そして大学が1と 計 21 の DUOクラブ から 29 チームが参加して 1 部 8チーム 2 部は7チームずつ3ブロックつくって行っている 1 部リーグ 本郷 A 三菱養和 京華 A 本郷 B 小石川 A 立教池袋 都立都島 A 小石川 B 2 部 Dリーグ 豊南 昭和一 A 駒込 豊島学院 A 小石川 C 獨協 B 豊島区中学生選抜 2 部 Uリーグ 巣鴨 A 筑波大附 郁文館 獨協 A 京華 B 都立都島 B 豊島学院 B 2 部 Oリーグ 学習院 城西 向丘 昭和一 B 巣鴨 B 淑徳巣鴨 文京区中学生選抜第 2 地区は足立区 中央区も含まれているが 本年度は現時点でリーグ戦が実施されていない < 第 3 地区 >( 板橋 台東 北 新宿 渋谷 ) 前期リーグは 北野 岩倉 駿台 A 駿台 B 戸山 成城 海城 国学院 A 国学院 B 聖学院の 10 チーム総当たり戦で行われた 未消化試合がいくつかあったが 駿台 Bの優勝が決定した時点 (8 月末 ) で前期リーグの日程を終了とし 優勝カップが贈られた 後期リーグは以下のグループ分けで 9 月初旬から始っている 会場の確保が大きな課題 リーグ1 駿台 A 国学院 A 成城 聖学院 岩倉リーグ2 駿台 B 国学院 B 北野 海城 < 第 4 地区 >( 千代田 港 品川 大田 島嶼部 ) 前期リーグの順位をもとに 上位リーグとしての セントラルリーグ と 下位リーグとしての テトリ

ス 岩鉄 の2リーグが並存する構造で 9 月より後期リーグが始まっている セントラルリーグ 高輪 正則学園 B 東京 A 明治学院 A 日比谷 A 立正 正則学園 A 九段テトリスリーグ 蒲田 明治学院 B 芝商業 芝 A 日比谷 B 大森工業 A 大崎 B 東京 B 岩鉄リーグ 芝 B 大島南 つばさ総合 大崎 A 大森工業 B 都立高専 八潮 < 第 5 地区 >( 練馬 中野 杉並 西東京市 ) 8 月末の高校選手権予選最終日にミーティングを行った 今期は高体連 10 クラブユース3の計 13 クラブから 26 チームが参加して 前期の結果をもとに2 部制で組織された 1 部を5チーム 2 2 部を 4チーム 4と リーグのチーム数を減らしたのは 日程が取れるかどうか心配だったため 高体連とクラブユースの日程が合わないことが大きな問題で 9 月の週末に雨が多かったこともあって 思うように試合が消化できないのが難点 新たに国学院久我山 日大二 武蔵丘が参加 グラウンド問題も解消した お客さんにならないように ということを徹底し 各リーグの運営責任者を中心に運営しているが 試合結果の連絡等がうまく行かないのが難点 また 高校生に審判を行わせるようにしているが 80 分ゲームをなかなかコントロールしきれないのが現状 1 部 Aリーグ 早高院 A 杉並ジュエントス 武蔵 A 中大杉並 A 保谷 B 1 部 Bリーグ 保谷 A 西 A 井草 Esperanca 東京 A 東亜 A 2 部 Aリーグ 実践 A 杉並 AjaxA 中大杉並 B 武蔵丘 A 2 部 Bリーグ 国学院久我山 A 日大二 A 西 B 武蔵 B 2 部 Cリーグ 早高院 B 日大二 B 国学院久我山 B 西 C 2 部 Dリーグ 武蔵丘 B 実践 B 早高院 C 杉並 AjaxB < 第 6 地区 >( 目黒 世田谷 町田市 狛江市 稲城市 ) 昨年度まで行っていたSリーグとMリーグを発展的に解消し 6 地区全域でのリーグを通年で行っている ただ 日程消化にばらつきがあり 目標の年内に順位決定戦まで全て終えることが困難になっており 1 月下旬までずれ込む模様 レベル別リーグとなっていないため 強化に結びつかないなどの問題点も挙がっており 来年度は改善の方向性も見えてきている Aグループ 駒場 野津田 農大一 玉川 国士舘 B トリプレッタA 日大三 狛江 成城学園 Bグループ 筑駒 日野台 千歳丘 学大附 B 都立大附 町田 トリプレッタB 駒沢大附 和光 Cグループ 国士舘 A 学大附 A 駒場学園 日本学演 深沢 山崎 玉川学園 桜美林 < 第 7 地区 >( 三鷹市 調布市 府中市 国立市 立川市 日野市 多摩市 八王子市 ) 昨年度と今年度前期のプレリーグを経て 後期からは府中西 頴明館も参加して 1 部 8チーム 2 部 6 チーム 2でリーグ戦を展開している (70 分 / 延長なし / ゲーム後に 30 分のB 戦 ) 1 部リーグ (8) 北多摩 八王子 富士森 堀越 A 堀越 B 松が谷 A 松が谷 B 明大中野八王子 2 部 Aリーグ (6) 堀越 C 八王子工業 南多摩 調布北 頴明館 三鷹 2 部 Bリーグ (6) 堀越 D 片倉 明星 八王子東 府中西 二商来年度は1 部リーグの上位 2チームが上位リーグに抜け 下位 2チームが2 部に降格するということで 来年度は2 部のA B 両リーグの上位 2 位チームずつが1 部に昇格することにした その効果か 1 部 2 部ともに熱戦が繰り広げられている 7 地区では 新人戦ベスト8から2 次リーグを行うこととなったため 試合日程がなかなか取れないの

が悩みである < 第 8 地区 >( 武蔵野市 小金井市 小平市 国分寺市 清瀬市 東久留米市 東村山市 東大和市 武蔵村山市 あきる野市 青梅市 西多摩郡 昭島市 福生市 ) 4 月に高体連の全加盟校に声をかけたところ 8 割の学校が参加を表明 クラブユースも含めて前期リーグは 参加 39 チームを6つのリーグに分けて総当たり戦を行った 後期は 前期の順位別にリーグを再編成して 計 42 チームが9 月より行っている ただし 青梅線沿線のOLリーグのみは地域性を考慮して独自のリーグとなっている 各リーグにチェアマンを置いて運営しているが 後期の開幕が遅れ また高体連の選手権予選との重なりもあって 1 位リーグは未消化である 最悪でも1 月には全日程を終えたいと考える 1 位リーグ 久留米 D 成蹊 B 創価 中大附 A 福生 B 東海大菅生 2 位リーグ 成蹊 A 武蔵 A 横河 FC 小金井北 福生 A 3 位リーグ 拓大一 国分寺 A 久留米 B 清瀬 アジアFC 4 位リーグ 武蔵野北 法政一 A 自由学園 レイソル青梅 東大和南 5 位リーグ 東京電気大 A 久留米 C 錦城 国分寺 B 東大和 6 位リーグ 武蔵 B 東村山 中大附 B 久留米 A 武蔵村山 7 位リーグ 小平南 A 東京電気大 B 法政一 B 東村山西 昭和 OLリーグ 五日市 青梅東 羽村 拝島 多摩工業 小平南 B 各リーグ選抜を作って8 地区の中でリーグ選抜対抗戦のようなことができればいいと考えている <3>JFA によるユースリーグ構想及び TFA における準備状況 1. 高円宮杯の改革 JFA としては 高体連もクラブユースも参加する 2 種全体のトップの大会として 高円宮杯を一番に 考えていた しかし この大会はいい大会だがあまり注目されない そこをてこ入れしようと考えた 2003 年度の高円宮杯の改革ポイントは以下の 3 つ 1) 時期が変わる国体のサッカー競技が 2002 年度から秋季から夏季に移った 来年からは9 月 10 日過ぎに国体が行われるため 従来行っていた8 月末 ~9 月初旬開催が不可能になった その結果 9 月下旬 ~10 月初旬開催となる 2) 大会形式が変わる従来は 16 チームによるノックアウト方式 ( プレ大会を含めて 13 回やっている ) これを 4チーム総当りの1 次ラウンドと 各グループ上位 2チームの計 8チームによるノックアウト方式の2 次ラウンドに分けて行うこととした 川淵キャプテンからは 1 次ラウンドの最後まで緊張感を持続させるためにも 24 チームの1 次ラウンド 16 チームの2 次ラウンド (1 次ラウンドの消化試合が減る ) で開催をとの要望もあったが そうすると週末開催としても4 週間必要になり運営上困難なため 今年度は見送

られた 3) 出場チームの選出方法が変わるこれまでは高体連 日本クラブユース連盟 (JCY) が別々の大会を用いて選出していたが これからは9 地域リーグの上位が出場する形になる リーグ戦をやらなければならない というのは前からあったが 高円宮杯の改革の話とうまくマッチングした 2. 既存の大会について 今後は各都道府県ごとにレベル別のリーグを設けて 日常的にリーグが活動の基盤になる形を目指して いる U-18 で形ができたら U-16 U-14 年代でもリーグの整備に努めたい リーグ構想は 既存の大 会を尊重しながら 地域の実情に応じて整備していくものである インターハイを目標としている高校は非常に多い 全国大会に出ているところは 夏の厳しい時期に と感じるだろうが 大多数はそこを目標にやっている リーグ戦がしっかりできてくればまた変わってくるかもしれないが 全国の多くの高校が目標にしている大会であり これをなくすことはあまりにも影響が大きすぎる 地域リーグに参加しているところについては スーパーシード 扱いとするなど 地域の実情にあった工夫が求められるだろう 国体の改革の話も出ており これを高校 1 年生以下の大会にする案も検討されている 高校選手権は完成されたシステムになっている 地区大会の決勝 全国大会での地元代表の試合を生中 継するという仕組みはこれから新たに作るのは非常に難しい これをそのまま捨ててしまうとか組み替 えるというのは得策ではない 高校単位 47 都道府県対抗というのもわかりやすい これに加えて高円宮杯を盛り上げていこうということである リーグ戦 カップ戦と 競技会が整備されてきたら チームごとにどの競技会にウェイトを置くかを考え ることになるのではないか 3.( 財 ) 東京都サッカー協会 (TFA) の準備 TFA 第 2 種委員会のサブグループのような位置付けで 東京都ユースリーグ準備委員会 が本年度より組織され 中塚が委員長となって準備を進めている 底辺からの組織化と トップから降りてくる部分をどうつなげるかがポイントだが 2005 年度を終えるまでには底辺からトップまでつながるような準備のスケジュール案をベースに検討している <2003 年度 >

現在各地でやっているプレリーグの上位リーグを作るここでは レベル別リーグが同時に進行できるかどうか 運営能力を高めることがねらいである 例えば グラウンドを持っている本郷 Aが上位リーグに進出し DUOリーグから抜けたときに DUOの運営は大丈夫なのか 本郷の会場で 13 時から上位リーグのゲームがあり 14 時 30 分からDUOの試合があるというようなきめ細かなスケジューリングができるかどうかが一つの課題 <2004 年度 > オフィシャルルールの世界 で 東京都ユースリーグを立ち上げる そのための規約の整備 運営能力の向上が不可欠 関東リーグとのつながりも視野に入れる <2005 年度 > 前後期リーグを通して 関東リーグからローカルリーグまでつながっている組織作りを目指す 大きな課題は 既存の大会との調整 ( 時間的 空間的 人的 金銭的など ) であり 学校との調整 ( 学校運動部の範囲内でできるか ) である <4> ディスカッション 1. スケジュールの調整に関して 1) トップレベルが過密にならないか U- 18 関東リーグや関西リーグの日程を調べてみた 今年の U-18 関東リーグは 開幕が3 月 26 日で最後が9 月 28 日 その中であるチームは 3 月 26 27 28 31 日で4 試合消化して4~5 月が丸明き 次が 6 月 1 日 7 月 12 日 そして8 月 20 21 日とやって最後が9 月 28 日といったスケジュールであった ワールドカップがあって変則的ではあっただろうが あるべき姿 とは言えないのではないか 関西リーグは8チーム総当たりを3~4 月の2ヶ月で行ったが あるチームは3 月ですべて終了 その時点で1 試合も消化していないチームがあるというのはおかしいのではないかと思った 短期集中開催型はリーグシステムとは言えない 単なる総当たり戦をやっているだけ もっとも大切な スポーツの生活化 が実現できていない 日程のことは底辺のリーグでも同様で 各連盟の既存の大会との日程調整 高体連とJCYの日程調整 さらに各学校の試験や行事日程を考慮していると日程を組むことはできない 学校から離れていかないとうまくいかないのではないか 既存の大会をどこまで尊重するか 土曜日リーグ戦 日曜日インターハイ予選でもOK それは別のチームが出ればいいではないかという考え方もある しかしその場合 どちらがメインなのかが難しい 現状ではインターハイにトップが出て 若手中心にリーグをやろうとなっているが 来年度から高円宮杯につながってくるとどうなるか 過密日程にしているだけ では意味がない 国士館大学のJFL 参加は 丸っきり別のチームで両方とも1 軍となっている 大学サッカーにトップチームを出すことを学連としては条件としたが JFLからすればこっちがトップとなるだろう 部員の人数が多く レベルの高い選手が多いのでチームを分けることができる 今年は大学の大会の成績が悪く JFLの方は成績が良かった

久留米高校はプレリーグに4チーム出ているが 選手権予選に出ているチームではない 国分寺高校も 時々トップが出てくるが基本的にはトップチームではない 1チーム参加の東海大菅生もトップではない 人数が多くても引率の関係で1チームしか出せないところもある 現状は上につながっていないので2 軍 3 軍でもいいのだろうが 上につながり 勝負がかかってくると難しくなってくるのかなという感じがする 2) 高体連 クラブユースとの日程調整 ( 既存の大会との関係 ) 高体連もクラブユースも 連盟内で試合数を増やそうとしている そこでバッティングする どこかで割りきらなくてはならない 例えば連盟はカップ戦 協会はリーグ戦など 各連盟ががんばりすぎないことも大切では 選手権予選で審判の確保が難しかったといわれた 既存の大会がうまくいくように具体的なレベルでの検討が必要 3) 各都道府県 各学校間の日程調整 関東リーグを行う際に問題になるのは 1 都 7 県のスケジュールが全て違うこと 例えば インターハイ予選が少しずつずれている 県をまたぐときどちらに合わせるかが難しいと聞いている だから共通のカレンダーを作ることができない そのため 春休みに集中開催してそこでほとんどの試合を終えてしまうようなチームが出てきているのが現状 9 地域リーグは今のところ前期しかない 後期は選手権予選があるから明けている 社会人は毎年春から秋ということでシーズンがカチッとできあがっている ユース年代が完全にそのようになるのか イメージできない ユースリーグのあり方は 基本的には各地域にお任せ 東京のようにチーム数が多いところとチーム数の少ないところを同じに考えることはできない JFAとしては こうしたらいい というのが打ち出せないし 地域の実情に応じて作ってもらうのがよいと考える 高校生以下はどういうのがシーズンの単位になるのか DUOをはじめとするプレリーグでは 1 2 学期をシーズンとして3 学期をオフと捉えているが 本当に春と秋 2 回のリーグが運営できるか 上までつながるとなると 広く募集しなければならない 全部のチームが参加した場合 会場確保がネックとなってきつい 中間テストの日程を考慮すると難しい テスト前でもやりますということを許してくれるか 各学校のカレンダーが全部違うので 全部調整していたら絶対できない 学校カレンダーとは別にスポーツカレンダーを作って それに乗ってくるところが参加するということになるだろう 2. リーグの構造と運営 参加と加盟の単位 ( チームとクラブ ) について 1) リーグ構造 関東リーグには必ず毎年行けるようにするのか それとも4 部のチームはどんなにがんばってもその年は行けないようにするのか 学校を母体とすると簡単に 移籍 はできないだろうし 底辺の学校の生徒には上のリーグに出場する機会が得られない仕組みがいいのかどうか 割り切る ことも必要だが 高校生年代にどこまで割り切りが可能か難しい ユース年代であっても 移籍 を活性化することで解決できる 下のリーグにいても 能力のあるプレーヤーは移籍によって上のリーグのチームに移籍する そのとき 同じクラブ内のチームであれば移籍もしやすいだろう レベルに応じたチームをいくつか持っているような 組織としての体力のあるク

ラブがリーグに参加するようになればこのような考えも可能 シーズンが終われば あるいはシーズン中でもチームを移れるようにする考えが必要 2) リーグ運営 いまやっているプレリーグ程度なら運営はできるが 東京都全体となってくるとリーグ参加の条件が厳しく問われてくるだろう 例えば 会場を確保できないチームはリーグに参加できないなど オフィシャルルールの世界はTFAが会場を確保してやっていくとしても 底辺のところでは一定の運営能力がないと参加できないのではないか 東京ではリーグに関わることができるところはそんなに多くはならないとすると そこにも矛盾を感じてしまう 運営についてはそれなりにがんばらないとだめ リーグを運営するのは参加者 その意識がないとだめ しかしハードについては東京に固有の問題か グランドを つくろう というのは難しいにしても 夜間照明をつけてもらう動きを起こすことも必要 運営能力がないチームは参加できないとなると 学校だと顧問がやる気がないと参加できないことになる 選手たちは試合が組めないからこそリーグに参加したいのに 学校単位だとそれが難しい 顧問の熱心さに左右されるような仕組みではだめ OBか地域か 学校を基盤としたクラブも含めて 長続きしていく組織を作らないといけない ポイントを押えればユースリーグはできる 社会人は 7,000 チームのピラミッドができている あそこのグランドが空いているというようなことは 動いている人が目配せしながらやっていくパワーの集結でいけるのではないか 社会人のエリースというクラブは レベル別に4チーム持っている 関東リーグに属するトップチームは横河グランドを貸してもらったりしながら運営しているが 下位リーグのチームもグランドの抽選会に出て行ったりして努力をしている こういったことが必要だろう 東京の場合はチーム数も多いしハードルも高い 東京で成功できればよそで成功しないわけがない 3) 参加と加盟 ( チームとクラブ ) 運営の当事者能力のあるところしかリーグには加盟できない ただ単に試合数をこなすためにという発想では無理 審判もやり 運営にもかかわる それも 熱心な顧問がいなくなったらなくなってしまうようなものでなく 長く続く組織 チームではなくクラブを育てることと一体とならなければならない リーグ戦は クラブ化をともなう 自分たちがいなくなってもそこに何かを育てていく 単なるチームではなく そこにクラブを育てるという意志を持っているところではないとリーグ運営の当事者にはなれない 最終的には学校単位ではなく 学校を離れた単位でないと無理だろう その意味では カップ戦の方が参加しやすいのではないか 予選直前になると急にやる気になって 予選の1 回戦で散るというスポーツライフがあっていい 同時に サッカー以外のスポーツのカップ戦にも参加できるようになれば いろんなスポーツが盛んになっていい カップ戦は 思い切り学校単位でやり 競技団体とは別の基準 例えば登録上はJCYであっても 学校代表として高体連主催の大会に参加できるということがあってもいいのではないか 大会参加資格の段階で割り切ってできるはず この国には学校ナショナリズムを残すような文化があってもいいと思う 学校から離れていくが 学校がハード面を持っている 夜の時間をクラブが利用し その代わりその学校の子どもたちも有効に利用するなど 学校とクラブが連携してできるのではないか オフィシャルの世界の他にローカルルールの世界を認めて ローカルで完結する者がいてもいい そ

のかわり運営をしっかりやってほしい リーグにだけ参加してカップ戦に参加しないところ また逆にカップ戦にだけ参加するところ いろいろできていい 4) 合同チームについて 中体連にしても高体連にしても合同チームなどの工夫があるが 小手先の工夫でしかない 本当にスポーツを残していきたいのなら学校から ( 形式的には ) 離れた クラブ を母体とするべきである 合同チームは 大会 ありき A 中学とB 中学がくっついて参加しないと中学校の大会には出られません 中学校の大会に出られないとこの子たちは大会に出られません というところから来ている 中学の大会でなくても地域でリーグ戦があって ABクラブで参加できればそれでいい その場合 これから育てていくのはABクラブの方 今年人数揃わなかったから他の部をかき集めて中学のナショナルチームを作って参加しました これもこれでいい 中体連 高体連は ある意味学校に特化して ノックアウトでやっていいのではないか しかし生活に根ざすのは 定期的に試合があるリーグシステムで それを運営していく 運営の当事者能力のあるクラブを地域で育てていく こういう考えとワンセットじゃないと長続きしていかないのではないかと思う 3. ハード面に関して ナイター代自体が非常に高い 安いナイターは開発されないものだろうか 部員がいないため遊んでいるグラウンドがある 学校の統廃合の中で学校の施設を利用できるようになっている ターゲットとして なくなる学校 に目をつけたい HPで都立学校開放一覧があるが 都立高校の開放はいい感じで使われていない 都立高校を借りられるのは試験期間だが 1 日単位の貸し出しとなっている そんなに長く使えるわけがない もったいない 管理者がいない中で学校開放されている場合もある 2 月後半の時点で翌年 1 年間のスケジュールが決まる その時点で登録している団体しか借りられない 試験期間以外は全て埋まっている 試験期間はテニスに貸している 地域と学校が同じテーブルで話す機会ができている そのような場を通して 今後は多少良くなると思う 東京都ユースリーグ という単位で登録して場所を押えることもできるのではないか いろんな区でスポーツ振興のマスタープランを作っている 区の行政の人は 区の施設を対象にスポーツ振興計画を考える 学校で言うと小 中学校であり 高校や大学の施設は よその施設 ということで対象外 自分たちの管理している範囲でしか考えていないのがもったいない 4. 年齢別リーグについて Jリーガーやトレセン 全国大会出場チームの選手の誕生月を調べたところ 1~3 月生まれ ( 早生まれ ) の子がピックアップされていない現状が明らかになり Jリーグアカデミーでそこのところを検討している 学校の 学年単位でチームを作っているからそうなっているのは明らか 1~3 月生まれのサッカータレントを逃している 学校の大会は学年でいいが スポーツの大会は誕生日で切った方がいいのではないか 誕生日が来たら次のカテゴリーに行く そうすると その子がいたおかげで補欠だった子が出られるようになる U-18 リーグの次には U-16 U-14 リーグを立ち上げる話は出ている 学校の中ではしょうがない F IFAのカレンダーは1 月 1 日で切っているので目に付いてしまうのではないか 70 年代にヨーロッパでそれが問題になって 切り方を1 月 1 日にしたが リーグは実は誕生日で切っ

ているのではないか フランスでの体験談で 高校 3 年生のある生徒が 今までユースの試合に出ていたのに突然大人のC チームに出るようになった その時にはよくわからないまま おまえ昇格したんだよな とはげましたが もしかするとそれは 誕生日が来たことによって上の年代に押し上げられたのではないかと思った 水泳はそうなっている ジュニアオリンピックは高校を卒業しても 18 歳であればOK 5. その他 2005 年の話 ( 底辺からトップまでのユースリーグの組織化 ) はすごく大きなことだと思う いろんな組織の協力を得て実現させていくことが大切 今は皆さんがフルパワーでやってらっしゃるが これに向けて動くときに 行政側の力を入れるしかない 現場としてのスケジュールや問題点を調整する努力と合わせて 行政への働きかけ 広報活動や理解者を増やし 広げていく活動がもっともっと必要となるのではないか 行政の中で校庭開放やっている部署と学校体育をやっている部署が異なる 現場で場所を確保しながら そこをつないでいくことも スポーツの現場サイドができることではないか ハンドボール部がない又は部活動が盛んでない学校の生徒を集めていろんなことをやっているが ハンドボールの指導をしていて問題になるのがグランドの確保 サッカーがどんどん発展していく中で ハンドボールでグランドがほとんどとれなくなっていることもある ナイター設備についても平日は定時制のある学校では借りられない 全体を考える中で進めていけばいいが 小さい中でやっているとひずみが出てくる 照明をつけて 夜使いたい すると夜管理する人が必要 人の生活時間帯も多様にならないと もともとある資源を有効活用できるようになるための前提条件なのではないか < 感想 意見 ( 中塚義実 )> レベルに合ったユースリーグの整備 ( 衛星型サッカー環境 と呼んでいる) は長年の願いであり ライフワークの一つでもあるが 川淵キャプテン就任も含め ここのところ急速に勢いづいてきたように感じる 一気に突っ走るぞ~と思うが その前に気になる点を指摘しておきたい そもそも リーグ戦 リーグシステム って一体何? みんなちゃんと意味わかってるの? はっきりさせておきたいが いま始めなくてはならないのは 数チームの固まりをつくって総当たり戦をしてチャンピオンを決める 方法としてでなく スポーツを日常生活に位置づける仕組み としてのリーグシステムである そしてそれは これまでのスポーツ観から脱却し スポーツ本来のあり方に立ち返るための大事な一歩なのである こうした本質を置き去りにしたまま リーグ戦という形だけが先行しようとする傾向に危惧の念を抱いている 一番大事なのは DUOリーグの理念 の最初に掲げてある スポーツの生活化 である ( 歯磨き感覚 とも言う ) 平日のトレーニングと週末のゲーム それがある期間続いてシーズンを形作るのがリーグシステムである 普通の生活の中にサッカーがある レベルに応じてその比重は異なるだろうが 生活の中に無理なく存在するサッカー つまり文化としてのサッカー ( スポーツ ) を育てることである それは必

然的に スポーツの受け皿としてのクラブを育てることにつながるだろう 学校運動部同士のチーム対 抗戦にとどまっていても仕方がないのである リーグシステムを整備する中でいろんな課題に直面する その課題解決のプロセスこそが 21 世紀のゆ たかなスポーツ環境 づくりに他ならない だからこの話は面白い 教育界でできないのなら スポーツ界が先にやればいい 他のスポーツでできないのなら サッカーが先にやればいい オフィシャルルールの世界でできないのなら ローカルルールの世界で先にやればいい できないところにあわせる必要はない できるところから始めていこう いずれわかってもらえるだろう とするなら リーグ戦という形だけが先行しようとする傾向 も 当面は良しとするか 2005 年度末に 底辺からトップまでつながり 2010 年ごろには 学校 ではなく クラブ が加盟単位となっている これぐらい時間の流れで考えよう 以上