PowerPoint プレゼンテーション

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頭数が多く 人慣れも進んだサル群 柵を設置できない河川から侵入するシカ 技術体系の紹介 : 1.ICT による檻罠の遠隔監視 操作システム クラウドまるみえホカクン 加害獣の集中的な捕獲による密度低下や頭数削減のため 大型の檻 罠が普及しています これらの捕獲効率を向上させるための遠隔監視 操作シス

抜本的な鳥獣捕獲強化対策 平成 25 年 12 月 26 日環境省農林水産省

Microsoft Word - 鳥瓣被害韲æ�¢è¨‹çfl»ï¼‹H30-32;朕絇Ver

Microsoft Word - 01 変更計画書

現行見直し案見直し理由等 カラス 被害時期 : 通年 ニホンザル 被害対象 : 農作物全般への食害 農業施設へ被害 生活環境被害 ヒヨドリ 被害時期 : 通年 アナグマ 被害対象 : 果樹への食害 被害対象 : 農作物全般への食害 ハクビシン 被害対象 : 農作物全般への食害 住居侵入による生活環境

鳥獣被害対策に関する実態調査-参考事例集

イノシシH30年度別計画

人 3,500 3,000 狩猟登録者数の推移 3,241 3,180 3,202 3,247 3,373 合計 網 わな 銃 2,500 2,000 1,843 1,845 1,910 1,965 2,100 1,500 1,000 1,398 1,335 1,292 1,282 1,273 50

(別記様式第1号)

(別記様式第1号)

(様式第1号)

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Microsoft PowerPoint 特定鳥獣イノシシ研修(配布用) (2)

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1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣計画期間対象地域 シロガシラ イノシシ キジ平成 27 年度 ~ 平成 29 年度うるま市全域 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村名を記入 する 2. 鳥獣による農

計画作成年度

4 有害鳥獣捕獲マイスター等による捕獲技術の向上 ( 農林事務所 猟友会 ) わな猟免許新規取得者を対象に有害鳥獣捕獲マイスター等による捕獲技術研修 実地指導を実施 (6 農林事務所で 8 回実施計 147 人受講 ) 2 捕獲の強化 (1) ニホンジカの捕獲強化 ( 猟友会委託 ) 指定管理鳥獣捕

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Ⅰ~Ⅴ章 平成22年度地域生物多様性保全実証事業報告書(群馬県ニホンジカ個体数調整)3

(別記様式第1号)

秋子割合 現状評価と課題の整理 市内のイノシシ対策の現状を評価し, 課題を整理するため, 地理情報分析および捕獲状 況分析を行った ( 資料編参照 ). 1 地理情報分析による評価集落単位の各種行政資料 ( 捕獲情報, 防護柵設置状況, 市民からの要望など ) について, 地図上での分析 ( 地理情

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域対象鳥獣イノシシ ニホンジカ ヌートリア アライグマ ハシブトガラス ハシボソガラス ( 以下 カラス類 と言う ) ツキノワグマ ニホンザル カワラバト キジバト ( 以下 ハト類 という ) アオサギ ダイサギ( 以下 サギ類 という ) 計画

( 別記様式第 1 号 ) 計画作成年度平成 28 年度 計画変更年度平成 29 年度 計画主体 筑紫野市 筑紫野市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名所在地電話番号 F A X 番号メールアドレス 筑紫野市環境経済部農政課筑紫野市二日市西一丁目 1 番 1 号

(別紙様式第1号)

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域イノシシ ニホンジカ 中獣類 ( ハクビシン アライグマ そ対象鳥獣の他狩猟獣 ) カラス類 ( ハシブトガラス ハシボソガラス ) カモ類 ニホンザル ツキノワグマ計画期間平成 29 年度 ~ 平成 31 年度対象地域福井市 2. 鳥獣による農林

釧路湿原国立公園 釧路湿原生態系維持回復事業計画 平成 28 年 4 月 1 日


農業だより

目 次 1 被害状況 (1) 農作物被害の推移 1 (1) 人身被害 1 2 捕獲状況 (1) 捕獲数の推移 2 (2) 狩猟捕獲の状況 3 (3) 被害防止捕獲の状況 4 3 防護柵の設置状況 (1) 防護柵設置延長の推移 5 (2) 防護柵の維持管理 6 4 生息地における取組状況 6 5 モニ

(Microsoft Word - \220\255\215\364\222\361\214\276\217\221.docx)

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Microsoft Word 修正 特定計画(イノシシ)案

( 松尾委員 ) 調査は 10 年後なのか 環境が変わった時に計画の変更見直しは可能なのか 調査は必要に応じて実施可能 指定される状況でなくなれば 解除手続きはある ( 八代田委員 ) 今のままだとシカ被害が進んでいく可能性が高い 今後 捕獲強化を実施するのであれば 捕獲の効果を見るような調査を組む

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被害の現状 いま ニホンジカとイノシシが どのような問題をもたらしているのでしょうか? ニホンジカが日本の自然を食べつくす!? 日本に昔から生息しているニホンジカやイノシシは 近年 急速に生息数が増加し 全国で分布を広げています 増えすぎたニホンジカやイノシシが いま 日本全国で生態系や農林業 さら

アマミノクロウサギ保護増殖事業計画 平成 27 年 4 月 21 日 文部科学省 農林水産省 環境省

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(別記様式第1号)

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宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス


1 アライグマの 分布と被害対策 1 アライグマの分布 1977 昭和52 年にアライグマと少年のふれあいを題材とし たテレビアニメが全国ネットで放映されヒット作となった それ 以降 アライグマをペットとして飼いたいという需要が高まり海 外から大量に輸入された しかしアライグマは気性が荒く 成長 す


Microsoft Word - 資料4(修正).docx

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 ツキノワグマ カラス類 サギ類 カワウ カモ類 ハト類 スズメ イノシシ タヌキ ハクビシン ニホンジカ ニホンザル 計画期間 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 対象地域 長岡市全域 2. 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に

情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report Vol.2015-CVIM-196 No /3/7 深度情報を利用した害獣の自動計数システムの検討 中井一文 1 山本陽祐 1 木村佳嗣 1 江崎修央 1 山端直人 2 全国各地の集落で害獣による農作物の被害が深

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イノシシH30年度別計画(資料編)


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状況を適切に把握したうえで 科学的かつ計画的な個体数管理や被害管理の方針を定める必要がある そこで本研究では 兵庫県に生息するニホンザルの個体数調査を行い 個体数とその増減の傾向を把握するとともに 地域絶滅防止と被害抑制の観点から保護管理上留意すべき点について考察した 2. 方法 図 1 兵庫県のニ


福井県第二種特定鳥獣管理計画 ( ニホンザル ) ( 案 ) 平成 27 年月 福井県

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研究成果のとりまとめ 獣害回避のための野生動物調査 < 共同研究者畜産草地研究所塚田英晴 石川圭介 > < 共同研究者中央農業総合研究所竹内正彦 > 神津牧場は 上信国境の山間部にあり また 国定公園内に位置し鳥獣保護区に指定されている その結果 イノシシ シカを始めとする野生動物の出没が激しく 相

12 野生動物被害対策強化(H26朝林)

( 別記様式第 1 号 ) 計画作成年度 平成 27 年度 計画変更年度 平成 29 年度 計画主体 飯能市 飯能市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名産業環境部農林課所在地飯能市大字双柳 1 番地の 1 電話番号 F A X 番号 メール

実施計画の参考様式(この様式については、決定したものではありません

全国のニホンジカ及びイノシシの生息分布拡大状況 ニホンジカは昭和 53 年度から平成 26 年度までの36 年間で生息分布が約 2.5 倍に拡大 イノシシは昭和 53 年度から平成 26 年度までの36 年間で生息分布が約 1.7 倍に拡大 出典 : 全国のニホンジカ及びイノシシの生息分布拡大状況調

AI 人物検索サービス Takumi Eyes 監視カメラ映像から特定の人物をリアルタイムに追跡 ~ 2018 年 10 月 4 日 NTTコミュニケーションズ株式会社 アプリケーション & コンテンツサービス部 AI 推進室 宮原拓磨 Copyright NTT Communications Co

2 生息状況と被害の特徴 1970( 竹下資料 ) 1224 メッシュ 1978( 環境庁 ) 2288 メッシュ四国 207 高知 90 2 生息状況と被害の特徴 2003( 環境省 ) 3471 メッシュ 群れの分布の変遷 2009( 環境省 ) 3124 メッシュ四国 349 高知 124 分

(2) 丹沢におけるニホンジカ保護管理 ( 第 3 次神奈川県ニホンジカ保護管理計画 ) 計画期間 平成 24 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 計画対象区域 保護管理区域 : 丹沢山地を含む 8 市町村 ( 相模原市は緑区のうち一部 ) 分布拡大防止区域 : 丹沢山地周辺部

Dahua DMSS操作手順書

Microsoft Word - ニホンジカ特定計画_161110版


(1) 野生鳥獣による農作物被害状況 ( 全国及び九州 ) 野生鳥獣による全国の農作物被害額は 平成 22 年度において 239 億円で 前年度に比べて 26 億円 (12%) 増加 九州の農作物被害額についても 4 億円で 前年度に比べて 7 億 5 千万 (23%) 増加 九州の農作物被害額のう

1. 有害鳥獣対策の法規制の緩和と捕獲業務の体制強化 建議 農作物の大敵である有害鳥獣の被害防止対策につきましては 毎年 補助事業等の活用により ワイヤーメッシュ柵 電気牧柵器及び箱罠の設置等に多額の予算を計上していただき また その普及や管理に関する知識の伝達等にご尽力いただいておりますことに対し

ライフサイクル管理 Systemwalker Centric Manager カタログ

(別記様式第1号)

福井県第二種特定鳥獣管理計画 ( ニホンザル ) 平成 27 年 10 月 福井県

2 生息状況と被害の特徴 1970( 竹下資料 ) 1224 メッシュ 1978( 環境庁 ) 2288 メッシュ四国 207 高知 90 2 生息状況と被害の特徴 2003( 環境省 ) 3471 メッシュ 群れの分布の変遷 2009( 環境省 ) 3124 メッシュ四国 349 高知 124 分

シカ・イノシシ・タヌキ・ハクビシンの生態について

猟 流し猟 少人数巻狩り 林道車上狙撃 待ち伏せ猟 足くくりわな 囲いわな ) を実施し 各手法の特長や課題 適する時期 場所等を把握 秦野市三廻部と山北町世附で 神奈川県猟友会の捕獲熟練者との協働による猟犬を用いた少人数巻狩りを試行 山北町玄倉の捕獲困難地において 少人数捕獲に精通した NPO 法

国土技術政策総合研究所 研究資料

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 計画期間 イノシシ ( イノブタを含む ) ニホンジカカラス類サギ類 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 対象地域 産山村 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村

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「みえますねっと年間パック」のはじめかた・BB-HCMシリーズ

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目次 接続図... 3 起動方法... 4 メインメニュー画面の開き方... 4 スケジュール録画とモーション録画... 5 スケジュール録画の設定... 5 モーション録画設定... 7 手動録画の開始... 8 映像の検索と再生... 9 簡易再生... 9 日時検索再生... 9 再生画面の各

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1 ログイン

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資料編 18

ネットワークカメラ Edge Storage マニュアル ~SD / microsd で映像録画 再生 ~ ご注意このマニュアルは Firmware が Ver1.9.2 のカメラを対象としています Edge Storage 機能 (SD / microsd で映像録画 再生 ) をお使いになる 場

重要 ダイナミック DNS Update (RFC2136 準拠 ) について 当社では みえますねっと サービス以外の DDNS サービスに関する動作保証は一切行っ ていません したがって みえますねっと サービス以外の DDNS サービスの利用により カメラをお使いの環境に何らかの障害や損害が発

参考資料 1 特定鳥獣の保護 管理に係る都道府県アンケート項目 ( イノシシ ) 参考資料 2 イノシシの保護及び管理計画の現状と課題 ( 平成 24 年度整理状況 ) 議事概要議事 (1) イノシシの保護及び管理の現状と課題資料 1-1イノシシの近年の動向について 資料 1-2イノシシの保護及び管

Microsoft Word - 06.doc

Microsoft Word - surfing

Transcription:

攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業 ICT 技術を用いたシカ イノシシ サルの 防除 捕獲 処理一環体系技術の実証 三重県農業研究所 静岡大学鳥羽商船高等専門学校 ( 株 ) アイエスイーアイワスチール ( 株 ) 長崎県農林技術開発センター ( 株 ) 末松電子製作所 ( 株 ) 三生

農業を辞めたい理由 (2011 山端 )

課題 背景 イノシシ シカ 防護柵は普及しているが 集落周辺での加害獣は増加している 柵の周辺からの侵入により被害軽減が困難な事例も多い 抜本的な鳥獣捕獲強化対策 では ニホンジカ イノシシの生息数を 10 年後までに半減との目標が設定 1 高密度地域のモニタリングと計画的かつ集中的な捕獲技術 2 加害獣を捕獲した際の 省力的な処理技術の定着 サル 組織的な追い払い 被害軽減効果が出ている 接近を的確に共有 周知できる技術が不足 複数集落での連携した追い払いなど 更なる対策は不十分 追い払い等が効果を発揮しない 100 頭を越える多頭群も多い 攻めの農林水産本部 とりまとめでは 地域ぐるみの追い払い 3 サルの接近警戒システム 情報共有して追い払い体制構築 4 多頭群の集中的捕獲 群れの個体数をコントロールする

近年の鳥獣被害防止対策交付金等により 防護柵の設置が進んでいます 三重県では 5 年間で 32 億円 1500km(!)

効果も出ています 102 カ所 21 カ所 被害指数 353 金額換算 820 万円 被害指数 36 金額換算 32 万円

しかし その外側で動物は増えています 注 : イメージ

効果が出る 組織的な追い払い 行動様式

サルにも効果がある多獣種防護柵も普及しつつある + 線 -( アース )

S 地区の H19 年と H23 の被害の比較 29 カ所 11 カ所 被害指数 135 金額換算 380 万円 被害があった農地の数や被害程度も改善した 被害指数 15 金額換算 32 万円 サルによる食害 (H18 H19 年度 H 地区集落調査より )

しかし 追い払い等が困難な程の多頭群が存在する 63 141 146 54 58 78 88

伊賀のサル群の管理目標 具体的な役割分担がイメージできないと 被害対策も思うように進展しない 63 141 50 追い払いや集落の防護柵等の被害対策 = 地域 54 146 78 50 50 58 50 群れの管理や計画策定 = 行政 88

被害地域に多数の檻を集中配備!! 既存の被害分布や生息密度出没情報等のデータ Web による多数の大型檻 罠遠隔管理技術 ( 株 ) アイエスイー クラウドによる捕獲や出没情報の一元管理技術 鳥羽商船高専 静岡大学 サルの接近情報自動検知システム 捕獲効率と移動性が高い捕獲檻開発 ( 株 ) アイワスチール 一元的な管理により総合的な計画策定や PDCA サイクル構築が可能に!! 電気ショッカー等による止め刺し簡易化技術 長崎県農林技術開発センター ( 株 ) 末松電子 ( 株 ) 三生 接近情報の配信 追い払い体制の構築 サル接近中! 被害軽減効果 経済効果 営農意欲 etc 総合的な獣害軽減の現地実証 三重県農業研究所 個体数削減 行動域変化 etc 伊賀市三重県 NPO サルどこネット他 複数檻の Web 監視によるシカ イノシシ サルの集中的な捕獲と省力化 捕獲獣処理の省力化 総合的な現地実証地域 : 伊賀市大山田 伊賀地区

Web による多数の大型檻 罠の遠隔監視 操作技術担当 :( 株 ) アイ エス イー ネットワークカメラ投光器 移動可能な組み立て式囲い罠 箱罠 ソーラーパネルバッテリーボックス制御ボックス電子トリガー

侵入検知センサー

動物が侵入したらメールで通報する機能も 接続用 URL

一対一対応 現在は 1 対 1 捕獲罠の遠隔監視 罠の作動 管理データをクラウド化 複数捕獲罠の遠隔監視 複数罠を一括して遠隔監視 作動 録画データを複数管理者が共有

クラウド型まる三重ホカクンへの改良 旧型まる三重ホカクン クラウド型まる三重ホカクン 改良 全国に普及している旧型まる三重ホカクン 改良 クラウド型まる三重ホカクン として生まれ変わります! 18

サル接近検知センサーの開発担当 : 静岡大学

サル接近検知センサーの開発担当 : 静岡大学 進行方向などの予測も可能になれば

サル接近検知センサーの開発担当 : 静岡大学

複数の集落が連携した追い払い体制が構築できる

クラウドによる情報の一元管理と共有 担当 : 鳥羽商船高専 利用者に合わせた情報提供 捕獲罠の遠隔監視 罠の作動 クラウド大容量 高速回線 複数捕獲罠の遠隔監視 作動 猿へ発信器装着 過去の動画や檻への侵入状況 既存の行政資料 被害状況 密度情報 一元的なモニタリングと総合的な計画策定 猿の接近情報の提供

マルチディスプレイ過去画像閲覧 マルチ シングル トップ 情報共有 地図 設定 管理 IN OUT 決定 IN OUT 決定 IN OUT 決定 IN OUT 決定 録画時間が灰色で表示再生ボタンですべての罠の映像が再生 IN OUT 決定 1 2 0:00 3:00 6:00 侵入メールの場所には マークが付く 3 管理罠が多い場合は上下分割し それぞれスクロール可能とする 4 倍速 エクスポート

過去画像の閲覧 情報共有 マルチシングル トップ 情報共有 地図 設定 管理 2014 年 11 月 4 日 22:10:05 IN OUT 決定 捕 罠外 罠内の害獣の数入力フォーム 捕獲 ボタンで捕獲実績入力 倍速 タイムスライダーと再生 停止ボタン 1 ヶ月程度の害獣の数の変化捕獲実績含む

スマホ用画面 投光器 カメラリセット 50% 捕獲 山端 : そろそろ落としますか? 斎田 : いや 檻の外にあと 2 頭居ますから それが入ったら コメント : クラウド型まるみえホカクンの共有機能を加え 行政資料等の共有機能を加え ホカクラウドとして商品化 ( 普及可能 ) 予定 ログイン画面管理罠一覧状態確認 捕獲

捕獲効率の高い檻の開発担当 : アイワスチール ( 株 )

2.5m 2.4m 4.8m 7.2m(180*4) トリガーは と殺室側面 移動性が高く 全獣種が捕獲できるように

捕獲効率の向上を目指して ( 改良点 ) 開口部を大きくした 開口高 100cm 開口高 165cm 現行 おりべえ 改良 おりべえ

移動性の向上を目指して 壁面ゲートをパネル化した

完成した改良 おりべえ プロトタイプ

考察および課題 改良 おりべえ の良かった点 1 開口部が大きくなった 同時に多頭数の餌付けが出来る餌付け期間の短縮

本事業で提案する移動檻とは

地域に集中配備して実証 担当 : 三重県農業研究所

市の 1/4 約 50 集落旧 3 町 1 村

推定生息数 66,094 頭捕獲目標 17,800 頭 / 年

生息個体数 ( 頭 ) 生息個体数の推定値と捕獲計画に沿った予測値 200,000 推定生息数 66,094 頭捕獲目標 17,800 頭 / 年 160,000 120,000 80,000 90% 信頼限界 ( 下限 ) 50% 信頼限界 ( 下限 ) 中央値 50% 信頼限界 ( 上限 ) 95% 信頼限界 ( 上限 ) 40,000 0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 年度

県域のベイズ推定を基にした 伊賀市の換算頭数 7,500 頭程度か?( 参考値 )

有害捕獲 624 頭 狩猟捕獲 1,182 頭 合計約 1,800 頭

約 100 頭

約 60 頭 約 120 頭 除去 約 40 頭 80 頭 除去 約 80 頭 40 頭 約 50 頭 約 40 頭 約 100 頭 40 頭 約 130 頭 40 頭

大型捕獲檻を設置 51

シカは 10km 15km 範囲で 130 頭 捕獲不足数 100~150 頭 9~3 月で 130 頭捕獲 30 頭 14 頭 群 101 頭 目標は達成

連続捕獲できている 捕獲方法として有用であることは確認 一ツ家 1 ヶ所で現在合計 30 頭 8 6 9 月 26 日シカ 2 捕獲 10 月 18 日シカ 4 捕獲 11 月 2 日シカ ( オス ) 1 捕獲 11 月 6 日シカ ( メス )1 捕獲 12 月 8 日シカ 2 捕獲 12 月 25 日シカ 1 捕獲 1 月 21 日シカ 1 捕獲 2 月 26 日シカ 1 捕獲 4 月 23 日シカ 1 捕獲 4 2 2 月 4 日シカ 1 捕獲 4 月 2 日シカ 1 捕獲 0 8 月 5 日 9 月 5 日 10 月 5 日 11 月 5 日 12 月 5 日 1 月 5 日 2 月 5 日 3 月 5 日 4 月 5 日 -2-4 -6-8 9 月 23 日シカ 5 捕獲 10 月 28 日シカ ( オス )1 捕獲 11 月 5 日シカ ( オス )1 捕獲 12 月 3 日シカ 1 捕獲 12 月 21 日シカ 1 捕獲 1 月 6 日シカ 1 捕獲 2 月 9,10 日シカ 1 捕獲 3 月 1 日シカ 1 捕獲 4 月 15 日シカ 1 捕獲 in シカ in イノシシ in サル out シカ out イノシシ out サル

効果検証頭 1 ライトセンサス 頭 10 8 子延 2 一つ家川北友生上阿波 6 4 2 0 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 月

効果検証 2 被害軽減効果 (1 例 ) 河川と道路が平行し 囲えない シカの侵入 侵入するシカ 13 頭を捕獲 集落内のシカ被害解消

40 頭弱に見えるが 結果は 62 頭!!

群れの頭数管理が進みつつあります 5 群で約 440 頭 捕獲による分裂しかけ (?)1 群 約 120 頭 消滅 80 頭 10 頭 約 80 頭 25 頭 約 100 頭 28 頭 約 130 頭 28 頭

組織的な追い払い 山と里で棲み分けを

群れの頭数管理が進みつつあります 5 群で約 440 頭 捕獲による分裂しかけ (?)1 群 約 120 頭 消滅 80 頭 10 頭 約 80 頭 25 頭 約 100 頭 28 頭 約 130 頭 28 頭

複数の集落が連携した追い払い体制が構築できる

H19 群れを全滅させてほしい追い払っても無駄 H25 この程度なら追い払えるもう ( これ以上は ) 捕る必要はない

サル遊動域 2 群程度の小範囲モデル被害軽減率 50% なら 20 集落のうち 10 集落で 5 年間 檻 + 監視装置 =130 万円 2 セット = 260 万円 人件費 200 万円 1= 200 万円 5 電気ショッカー 5 基 25 万円エサなどの諸経費 100 万円 5 1,800 万円程度 実証地域を参考にした広域モデルなら被害軽減率 50% なら 50 集落のうち 20 集落で 5 年間 檻 + 監視装置 =130 万円 14 セット = 1,800 万円 人件費 200 万円 3= 600 万円 5 電気ショッカー 5 基 25 万円エサなどの諸経費 100 万円 5 5,500 万円程度 > > 1 集落の獣害 200 万円 0.5=100 万円 100 万円 10= 1,000 万円 5 = 5,000 万円 1 集落の獣害 200 万円 0.5=100 万円 100 万円 20= 2,000 万円 5 =10,000 万円

1 人の行政担当者と 数名のスタッ フ + 地元の協力で 1 市 50 集落 ( 合併前行政区の 3 町 1 村程度 ) 程度なら十分対応可能 課題は 人材育成 ( 体制整備はできているので そのための研修制度など )