4-2. 初年度着手整備事業 4-2-1. 運行に関する施策 (1) 青柳線 ( 申入れ路線 ) の整備 / 実証運行対象施策 整備方針 朝 夕は 長峰中学校までの通学支援便 ( 一般混乗 ) を運行し 中学生の通学の足を確保する 日中は ビーナちゃん 御狩野線 のルートを含めた乗合タクシーでの運行とする サービスレベルは現状を維持するものとし 機能の重複する 御狩野線 は 実証運行期間中は休止とする 乗合タクシールート 通学支援便運行区間 ( 人 ) 20 15 10 現行路線の便別利用状況 朝夕は中学生を対象とする通学支援便を運行 5 日中は乗合タクシーで運行 0 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 ( 時 ) 上り ( 青柳 茅野駅 ) 下り ( 茅野駅 青柳 ) 1 通学支援便 ( 朝 夕 ) と 2 乗合タクシー ( 日中 ) の概要 12 ともに定時定路線 運行本数 1: 朝夕各 2 便 2:1 日 5 便 (12 ともに平日のみ ) 実施主体 1: 交通事業者 2: 交通事業者 使用車両 1: バス車両 2: ワンボックスカー 運行経路 1 御狩野 国道 20 号 長峰中学校 茅野駅 2 ビーナちゃん 御狩野線 のルートを基本として設定 需要予測 1:13,100 人 / 年 2:4,900 人 / 年 運行経費 1: 約 1,020 万円 / 年 2: 約 480 万円 / 年 運行収入 1: 約 20 万円 / 年 2: 約 200 万円 行政負担 約 1,280 万円 / 年 - 10 -
(2) 上槻木線 ( 申入れ路線 ) の整備 / 実証運行対象施策 整備方針 一定の利用者がある路線として 役割分担により乗合タクシーで路線を存続する 利用者の少ない区間 ( 茶立場 以東) は廃止し 茅野駅 ~ 山田上 の運行とする 廃止する区間ではデマンド方式を導入する 現状のサービスレベルを基本としつつ 午後の往復利用にも配慮してダイヤを見直す 乗合タクシールート デマンドのサービスエリアのイメージ 茶立場 以東の区間の廃止 デマンドのサービスエリアは 現行の上槻木線と大日影線のサービスエリアをもとに イメージを示した 要望等を踏まえて最終的に設定する 乗合タクシー ( 茅野駅 ~ 山田上 ) の概要 定時定路線 運行本数 1 日 10 便 ( 平日のみ ) 実施主体使用車両運行経路需要予測運行経費運行収入行政負担 交通事業者ワンボックスカー経路 1: 茅野駅 粟沢橋 山田上 経路 2: 茅野駅 中央病院 山田上約 12,200 人 / 年約 680 万円 / 年約 460 万円 / 年約 220 万円 / 年 - 11 -
(3) 原村 ( 中新田 ) 線 ( 申入れ路線 ) の整備 / 実証運行対象施策 整備方針 宮川小学校への通学支援便 ( 一般混乗 ) を朝夕各 1 便運行し それ以外の便は乗合タクシーで運行する 利用者の少ない原村区間は廃止 茅野駅 ~ 丸山上 の運行とする サービスレベルは現状維持とする ( 人 ) 40 30 20 10 現行路線の便別利用状況 通学支援便の運行 0 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 ( 時 ) 上り ( 中新田 茅野駅 ) 下り ( 茅野駅 中新田 ) 原村村内区間の廃止 新たな運行システム導入エリア ( 原村村内 ) 1 通学支援便 ( 朝 夕 ) と 2 乗合タクシー ( 日中 ) の概要 12 ともに定時定路線 運行本数 1: 朝夕各 1 便 2:1 日 11 便 (12 ともに平日のみ ) 実施主体 1: 交通事業者 2: 交通事業者 使用車両 1: バス車両 2: ワンボックスカー 運行経路茅野駅 宮川小学校 ひばりヶ丘 みどりヶ丘 丸山上 (12 共通 ) 需要予測 1:6,300 人 / 年 2:12,500 人 / 年 運行経費 運行収入 1: 約 820 万円 / 年 2: 約 720 万円 / 年 1: 約 150 万円 / 年 2: 約 490 万円 / 年 行政負担 約 900 万円 / 年 - 12 -
(4) 原村 ( 美濃戸口 ) 線 ( 申入れ路線 ) の整備 / 実証運行対象施策 整備方針 茅野駅 ~ 穴山 ~ 払沢車庫 ( 原村 ) を経路とした定時定路線バスを運行する ( 払沢車庫より東の区間は廃止 ) 茅野駅 ~ 美濃戸口 は 諏訪バス ( 株 ) が時期を特定 ( 土日祝日及び多客期など ) して自主的に運行する ( ペンション区間に新たなバス停を設置する ) 美濃戸口連絡便 美濃戸口までの便は 諏訪バス ( 株 ) が時期を特定して自主的に運行 茅野駅 ~ 払沢車庫 の運行に対する原村の強い要望を受け 美濃戸口線の一部を経路とする定時定路線バスを運行 原村村内区間の廃止 払沢車庫 新たな運行システム導入エリア ( 原村村内 ) 払沢車庫 以東の区間の廃止 定時定路線バス( 茅野駅 ~ 穴山 ~ 払沢車庫 ( 原村 )) の概要 定時定路線運行本数 1 日 11 便 ( 平日のみ ) 実施主体 交通事業者 使用車両 バス車両 運行経路 1: 茅野駅 粟沢橋 穴山 払沢車庫 ( 原村 ) 2: 茅野駅 中央病院 穴山 払沢車庫 ( 原村 ) 1 と 2 の運行本数は 要望等を踏まえて最終的に設定する 需要予測 約 11,800 人 / 年 運行経費 運行収入 行政負担 約 1,100 万円 / 年 約 630 万円 / 年 約 470 万円 / 年 - 13 -
(5) メルヘン街道バス ( 申入れ路線 ) の整備 / 実証運行対象施策 整備方針 諏訪バス ( 株 ) が現状便の運行を継続する 観光戦略として 一部の便を 縄文の湯 尖石縄文考古館 回りのルートに変更する 平日に限り 試験的に 通学支援便 を増設する ( 初年度以降の整備事業 ) 縄文の湯 尖石縄文考古館 市の観光施設を経由する新たな運行ルート 諏訪バス ( 株 ) 運行区間 通学支援便ルート 尖石縄文考古館以東のルートについては 要望等を踏まえて最終的に設定する 現行路線の運行ダイヤ 10:10 13:10 15:45 上り 10:49 13:49 16:24 新たな運行ルートへの変更候補となる便 下り 9:20 12:20 14:55 10:00 13:00 15:35 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 現行路線のルート変更 の概要 運行本数 定時定路線 1 日 6 便のうち 2 便を変更 実施主体諏訪バス ( 株 ) 使用車両運行経路需要予測運行経費運行収入行政負担 メルヘンバス車両茅野駅 ピアみどり 縄文の湯 尖石縄文考古館 横谷観音約 5,300 人 / 年約 1,150 万円 / 年約 470 万円 / 年約 680 万円 / 年 - 14 -
(6) 泉野 豊平地区における デマンド方式 の導入 / 実証運行対象施策 整備方針 泉野 豊平地区にデマンド方式を導入する 大日影線 は廃止 上槻木線 は山田上以東の区間を廃止とする 基本ルート デマンドの対象エリアのイメージ ( 泉野 豊平地区 ) 現行路線 : 大日影線 ( 補助路線 ) 茅野市役所 デマンドの目的エリアのイメージ ( 茅野市市街地 ) 諏訪中央病院 現行路線 : 上槻木線 ( 申入れ路線 ) デマンドの対象エリアと目的エリアは 現行の上槻木線と大日影線のサービスエリアをもとに イメージを示した 要望等を踏まえて最終的に設定する 泉野 豊平地区におけるデマンド方式の概要 運行エリア 対象エリア / 泉野 豊平地区 目的エリア / 茅野市街地 1: 通勤 通学時間帯 定時定路線方式 2: その他の時間帯 ドア ツー ドア方式 ( 基本ダイヤあり ) 運行本数 1: 朝夕各 2 便 2:1 日 3 往復 (12 ともに平日のみ ) 実施主体 12 ともに交通事業者 使用車両 運行経路 12 ともにワンボックスカー 1: 対象エリア ク リーンヒルス ウ ィレッシ 上槻木 小屋場 中道 御作田 大日影 上場沢 塩之目 上古田 下古田 目的エリア 諏訪中央病院 茅野市役所 茅野駅 2:1 を基本ルート ( 約 23km 所要時間約 45 分 ) とし 予約 ( デマンド ) に応じて経路を選択して運行 需要予測 1: 約 1,400 人 / 年 2:4,800 人 / 年 運行経費 A: 既存システム活用 約 860 万円 / 年 B: 専用システム導入 約 1,920 万円 / 年 運行収入 1: 約 60 万円 / 年 2: 約 280 万円 / 年 行政負担約 520 万円 / 年 (A の既存システムを活用した場合 ) 運行経費 :A タクシー事業者の既存システムを活用した場合 B デマンド運行の専用システムを導入した場合 - 15 -
(7) 原村村内における 新たな運行システム の構築 / 実証運行対象施策 整備方針 朝 夕は 列車が すずらんの里駅 に到着する時刻に合わせてピストン運行とする 日中は 1 台又は 2 台の車両を使用し 原村線バスダイヤに合わせた村内循環車両を運行する ( もみの湯送迎福祉バス は 村内循環車両に転換) 循環車両は 払沢車庫及び原村役場周辺を基点とした4 方向の経路での運行とし 富士見町への移動もあわせて補完していく 諏訪中央病院 原村 ( 美濃戸口 ) 線 茅野駅 ~ 払沢車庫 として運行 美濃戸口連絡便は諏訪バス ( 株 ) が自主運行 交通結節点 ( 払沢車庫 ) 原村( 中新田 ) 線 原村区間を廃止 ( 茅野駅から払沢車庫前につながる定時定路線バスの運行 原村線の 払沢車庫 より東区間は廃止 役場周辺 ~ すずらんの里駅 をピストン運行する朝 夕の通学支援車両 富士見高原病院商業施設等 1 通学支援車両( 朝 夕 ) と2 村内循環車両( 日中 ) の概要 定時定路線 (12 共通 ) 運行本数 1: 朝夕 2 経路で各 2 便 2:4 方向に1 日各 3 便 いずれも順回り 逆回り2 台で対応実施主体交通事業者 原村 (12 共通 ) 使用車両運行経路需要予測運行経費運行収入行政負担 12 ともにワンボックスカー 1: 原村役場周辺 各方面 ( 中新田回り やつがね回り ) すずらんの里駅 2: 原村役場周辺 各方面 ( 柏木 柳沢 ヘ ンション 中新田 ( 富士見駅周辺 )) 原村役場周辺 1: 約 2,200 人 / 年 2: 約 1,700 人 / 年 約 1,570 万円 1: 約 90 万円 / 年 2: 約 90 万円 / 年 約 1,390 万円 - 16 -
4-2-2. 公共交通利用促進に関する施策 (1) わかりやすい 使いやすい公共交通サービスの提供 / 国庫補助対象施策 施策の概要 新しい地域公共交通体系の概要をわかりやすく表示したパンフレットの全戸配布 ホームページ等への掲載など 事前に見ることのできる利用前情報の充実を図る 実施主体 : 茅野市 原村 初めての人でもわかりやすいバス停の時刻表示の作成や 利用者の要望を踏まえたバス停位置の改善など 使いやすいバス乗り場を提供する 実施主体 : 茅野市 原村 交通事業者 パンフレットの全戸配布 ( 茅野市 原村 ) 茅野市 原村バス路線図 ( イメージ ) わかりやすく 使いやすいバス停への改善 茅野市 原村地域バス路線図 ( イメージ ) 茅野市 原村地域バス時刻表 大日影線 茅野駅 ク リーンヒルス ウ ィレッシ ク リーンヒルス ウ ィレッシ 茅野駅茅野駅発ク リーンヒルス 着ク リーンヒルス 発茅野駅着 既存バス停の表示内容は 発車時刻 と 行先 であり 必要最小限のバス情報を掲示している - 17 -