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新経営計画について Sanyo Innovation Plan 2017 株式会社三陽商会 2017 年 2 月 14 日

本日の内容 ページ 市場環境および自社現状に対する認識 2 Sanyo Innovation Plan 2017(SIP 2017) SIP 2017 の主要施策 10 17 ガバナンス強化 財務 / 資本政策 24

市場環境および自社現状に対する認識

2016 年の総括 市場環境 顧客の購買行動 ニーズの変化に対応できず 既存主販路である百貨店の売上が大きく縮小 売上高 ( チャネル別 )/ 営業利益率の推移 (14-16 年度 ) ( 単位 : 億円 ) 9% 7% 営業利益率 アウトレット その他 EC 通販 FB 路面店 百貨店 1,110 211 974 売上高 126 29 119 182 30 99 69 676 42 31% 744 643 466 2014 年度 2015 年度 -12% 2016 年度 2015 年 7 月以降 立ち上げた新規 2 ブランドの売上が計画を大きく下回り 全社売上高が前年比 69% 営業利益 -84 億円まで落ち込む 3

市場環境認識 1 事業領域 ライフスタイル消費財市場において 当社の主要領域である 衣料品 は市場構成比の 45% に留まり また成長領域の服飾雑貨 生活雑貨領域に対する事業展開は不十分 ライフスタイル消費財市場カテゴリ別の市場規模推移 ( 10-15, 単位 : 兆円 ) 当社取扱い 未着手 注力不足 18.8 19.0 19.4 1.8 1.8 1.8 1.8 1.8 1.9 2.3 2.3 2.3 2.0% 20.1 2.0 ( 単位 : 兆円 ) 20.5 20.8 2.1 2.1 2.0 2.0 2.0 2.3 2.3 2.4 0.9 0.9 0.9 1.0 1.1 1.1 1.3 1.3 1.4 1.4 1.4 1.4 1.8 1.8 1.9 2.1 2.3 2.4 市場構成比 ( 15) その他 1 インテリア コスメ ビューティ 鞄 / 革小物 靴 / 履物 アクセサリー 10% 10% 11% 5% 7% 12% 年平均成長率 カテゴリ別 ( 10-15) +3.4% +2.6% +1.0% +3.8% +1.3% +5.9% 領域別 ( 10-15) 生活雑貨 +2.2% 服飾雑貨 +4.0% 主要領域 8.9 9.1 9.2 9.3 9.4 9.4 衣料品 45% +1.0% 2010 2011 2012 2013 2014 2015 1. 文具 事務用品 玩具 キッチン用品 寝具 / タオル等 Source: 矢野経済研究所 アパレル産業白書 2016 鞄 袋物産業年鑑 2016 靴 履物産業年鑑 2017 ホームファッションブランド 2016 化粧品マーケティング総鑑 2016 アイウェアブランドマーケット 2016 時計市場 & ブランド年鑑 2017 宝石 貴金属市場年鑑 2016 文具 事務用品マーケティング総覧 2016 玩具産業白書 2017 4

市場環境認識 2 展開チャネル 当社の主要販売チャネルである百貨店は縮小 専門店 /EC 等が市場を牽引 ライフスタイル消費財市場 ( 単位 : 兆円 ) チャネル別衣料品の市場規模推移 ( 単位 : 兆円 ) 20.8 市場構成比 ( 15) 年平均成長率 ( 10-15) 1.0% 非衣料品 11.4 8.9 1.2 1.1 9.1 1.1 1.2 9.2 1.1 1.3 9.3 1.0 1.3 9.4 1.0 1.4 9.4 0.9 1.4 量販店 GMS 等 EC 通販 10% 15% 4.8% 4.3% 2.2 2.2 2.2 2.2 2.1 2.1 百貨店 22% 1.2% 衣料品 9.4 4.4 4.6 4.7 4.8 4.9 5.0 専門店 ( 路面店 SC FB 等 ) 53% 2.4% 2015 2010 2011 2012 2013 2014 2015 Source: 矢野経済研究所 アパレル産業白書 2016 5

自社認識 : 当社の強み 弱み 強みとしてきた 良いものづくり だけでは 顧客 マーケットの変化への対応には不十分保守的なビジネスモデルとマインドが弱みとして顕在化 強み : 世界最高水準のものづくり基盤 弱み : 保守的なビジネスモデルとマインド 70 年を超える歴史で磨き上げられた世界最高水準の生産ノウハウ 国内自社工場をはじめとした強い生産基盤 従業員の誠実さ 真面目な組織風土に根差したクラフトマンシップ 良いものを作れば売れる という強いメーカー気質の裏返しによる 顧客 / マーケティング意識の弱さ 百貨店に偏った販路と 直営チャネルでの販売力の弱さ 従来の方法や枠組みを超えた発想や 抜本的改革を実行するリーダーシップ マインドの不足 6

Sanyo Innovation Project の実行 当社は 2016 年 7 月に中期 5 カ年経営計画を取り下げ実行力のある新経営計画策定のため全社を巻き込んだ改革プロジェクトに着手 若手リーダー現場社員 MD 改革 WG 営業販売 WG 業務改革 WG 新規事業 WG 既存事業 WG EC WG 執行役員各 WG リーダー 構造改革分科会 成長戦略分科会 取締役執行役員 経営改革委員会 WG= ワーキング グループ 7

本プロジェクトにおける組織体制の見直し 新経営計画 (SIP 2017) の実行に向けた新組織体制は 1 月より始動 2016 年 7 月 プロジェクトスタート 2016 年 10 月 2016 年 12 月 2017 年 1 月 1 日 本日 Sanyo 構造改革 Innovation Project の進捗状況 中期 5 ヶ年経営計画の取り下げ 構造改革と新経営計画の目指す方向性 新経営計画 (SIP 2017) の公表 新経営計画 (SIP 2017) の遂行に向けた体制整備 代表取締役社長の交代本プロジェクトの経営改革委員会における岩田委員長が代表取締役に就任 (1/1~) 組織体制の変更 マーケット対応力の強化のため マーケティング コミュニケーション本部を新設 中堅 若手人材の登用新たな三陽商会を担う中堅 若手人材の登用を推進 組織構造のフラット化責任 権限の明確化と意思決定スピードの向上を意図した組織構造のフラット化を実行 経営 中堅 ビジネス部長クラスを本部長クラスへ抜擢 グループ長クラスをビジネス部長クラスへ抜擢 5 階層 3 階層 若手 187 ユニット 155 ユニット 8

本プロジェクトにおける検討テーマ全体像 1 月の新組織体制変更以降 主要施策のほぼ全てが実行フェイズに移行 検討テーマ 実行フェイズに移行済み 期待効果 売上向上 粗利改善 販管費効率化 組織力向上 BS 改善 構造改革分科会 成長戦略分科会 営業 販売 MD 改革 業務改革 既存事業 新規事業 EC ガバナンス強化 財務改革 不採算ブランド 売場撤退 / 売場生産性向上営業の業務再定義 効率化売場販売力強化のための仕組み 制度設計 MDプロセスの標準化 高度化企画 / 生産業務の再定義 効率化滞留在庫処分の促進サプライチェーン全体の適正化 ( 生産 調達 物流 ) 働き方変革による業務効率化 モチベーションアップ成長戦略に適合した新組織体制案の設計新組織 役割に適合した人事評価制度の再設計管理会計期間の変更 (3-8 月 /9-2 月へ ) 既存事業のブランド強化 / チャネル展開拡充コーポレートブランド強化 ( コート事業 ) ライフスタイル型ストア事業の展開強化 M&A 含むインオーガニック成長 ECの成長加速 デジタルを活用した新規事業の展開 取締役会の機能強化 任意の指名委員会の設置 政策保有株式の売却 保有不動産の有効活用 / 売却 9

Sanyo Innovation Plan 2017(SIP 2017)

Vision/Mission 経営理念 ファッションを通じ 美しく豊かな生活文化を創造し 社会の発展に貢献します 当社の経営理念を共有 再認識し 時代の変化をとらえ 生活者 と 社会 の変化に柔軟に対応常に新たな価値の提供をすることで 生活者と社会から必要とされる企業としてあり続ける Sanyo Innovation( 三陽刷新 ) とは ものづくりの深化とビジネスモデルの進化を通じ 総合ファッションカンパニー への構造転換を果たすこと Vision/Mission アパレル事業をコアとしながらもライフスタイル全般に関わるサービスを提供する 総合ファッションカンパニー ( メーカー リテーラー プラットフォーマー ) へと進化 11

行動指針 Vision/Mission 実現のため 継承 と 革新 を行動指針として浸透 継承 革新 アパレルメーカーとして世界最高水準のモノづくりの追求メーカーとして世界最高水準のものづくりの追求 祖業であるコート事業の拡販 100 年コート を中心に 商品ラインナップを拡げ 国内 / 海外における直営 / 卸展開を拡大 世界最高水準の自社工場の最大活用 ファクトリーブランドとしての製造受託 工場と顧客をダイレクトに結ぶ直販型ビジネスの展開 既存事業における提案力強化 百貨店を中心とする既存ビジネスモデルにおける MD 変革と商品提案力の強化 新たな販路へ 新たな顧客へ 新たな商品開発へ / サービスへ 新たな販路 直販型ビジネス ( 都市型商業施設 +EC) 海外市場 ( 北米 アジア等 ) への市場拡大 新たな顧客 20 代後半から 30 代の顧客作り 新たな商品 / サービス 衣 食 住 美 健 遊 知 をキーワードに新たな価値を持った商品 サービス ビジネスの開発と提供 自社 EC プラットフォームを活用した他社との取組み サステイナブル エシカルを切り口に 地球に優しいファッション を提供価値とするビジネスの開発 12

SIP 2017: 数値目標 直営 EC にリソースを集中 トップライン向上と利益改善を図り 2018 年度に黒字化中期的には売上高 800 億円 営業利益率 5% ROE5% を目指す 2016 実績 3 ヵ年数値目標 ( 単位 : 億円 ) 2017 2018 2019 年平均成長率 (2017-2019,%) 中期目標 売上 676 7% 6% 1% 6% 10% 630 4% 7% 8% 1% 11% 630 4% 6% 10% 1% 12% 650 5% 4% 1% 12% 14% Total 1.6% その他 13.0% アウトレット 専門店卸 EC 直営店 0.3% 23.0% 23.6% 14.7% 800 69% 68% 66% 63% 百貨店 2.7% 営業利益 ( 利益率 ) 84 ( 12.5%) 30 ( 4.8%) 黒字化 20 (3.1%) 営業利益率 5% ROE 5% 13

SIP 2017: 営業利益の改善 経営改革委員会で検討された施策の積み上げにより 営業利益 20 億円を 2019 年の必達目標とする 2016 実績 実施済施策 構造改革施策 成長戦略施策 2019 計画 ( 単位 : 億円 ) ブランド撤退による粗利減少 ブランド撤退による販管費削減 商品評価損 / 処分損計上 希望退職による人件費削減 8 4 3 5 14 20 10 4 8 19 12 12 28 不採算売場撤退に伴う粗利減 不採算売場撤退に伴う販管費減 店舗販売員の生産性向上 オフィス賃料削減 MD の標準化 高度化を通じた粗利改善 在庫コントロールによる評価損 / 処分損の削減 サフ ライチェーン適正化による生産原価の低減 直営出店強化 コーホ レートフ ラント 事業の強化 EC 売上の拡大 84 24 26 営業 販売 WG 業務改革 WG MD 改革 WG 既存事業 WG EC WG 14

SIP 2017 施策全体像 : 構造改革 2016 年 7 月以降 経営改革委員会で立案した施策が実行フェイズに移行 構造改革施策の一覧 営業販売 WG 業務改革 WG MD 改革 WG 不採算売場の撤退 店舗販売員の生産性向上 売場販売力強化のための仕組み 制度設計 オフィス賃料削減 働き方改革 組織体制改革 MD の標準化 高度化を通じた粗利改善 在庫コントロールによる評価損 / 処分損の削減 サプライチェーンの適正化による生産原価の低減 施策内容 2017 年 6 月末までに累計 140 売場 2017 年 12 月末まで累計 220 売場を撤退 ブランド / 売場毎の売上に見合った販売員配置を通じ FA 人件費を前売比率 12.5% まで低減 売場販売力を高めるため 本社販売マネジャーの KPI を見直し PDCA の仕組みも高度化 契約中のオフィスビルの賃借契約を見直し 賃料及び付随費用を削減 フレキシブルな働き方導入 フリーアドレス導入 全社員アンケート等を通じた業務改革の推進 組織のフラット化 権限 責任の明確化 成長戦略に対応した組織体制に変革全社標準 MDプロセス導入を通じPDCAサイクルを高度化 それによりプロパー販売比率の拡大 値引率 値引額の低減を実現総消化率重視のモニタリングと 期中企画 追加の強化により期末在庫を最小化 期末在庫残高 90 億円 (2019 年 ) をターゲット 取組先の選択と集中 現状の直貿比率 6% を 25% 目標に拡大 SCMのムリ ムダ効率化 を通じ 生産原価を低減 19 年までの利益改善額 ( 億円 ) - 10-4 - - 8 8 4 15

SIP 2017 施策全体像 : 成長戦略 更なる成長施策については 今後の検討を通じて具体化を予定 成長戦略施策の一覧 既存事業 WG 直営出店強化 コーポレートブランド事業の強化 施策内容 都市型商業施設を中心に 19 年までに 15 店出店目標 ( 投資額 :5~6 億円を想定 ) MD 改革 WG と連動した生産体制の整備 デジタル活用を含むストア運営力の強化 専門店卸 直営店 海外の新規開拓 コートを中心に商品ラインアップを拡充 クリエイションとマーケティングを強化 19 年までの利益改善額 ( 億円 ) 3 5 EC WG 更なる成長施策の方向性 EC 売上の拡大 新たな販路の開拓 新たな顧客の創造 新たな商品 / サービス / ビジネスの開発 提供 EC 売上を 16 年 42 億円から 19 年 80 億円に拡大 EC 専用商材の拡充 istore の機能強化 ( レコメンド 決済等 ) ブランド別 WEB サイトの強化 等 世界最高水準の技術をもつ自社工場を活用したファクトリーブランドを EC を含む 顧客直販型ビジネス で展開 海外市場の開拓も視野 ファッションを軸に 新しいもの 価値あるもの を幅広く求める 20 代後半から 30 代消費者を開拓 エシカル オーガニック エコを軸とした幅広い領域におけるユニークで新しい商品 サービスの開発と それらを持つ事業者へのプラットフォーム提供 ( 協業 事業提携 M&A も視野 ) 14 各ビジネス部および WG での検討を通じ具体化 16

SIP 2017 の主要施策

主要施策 1MD 標準化 高度化を通じた粗利改善 MD の標準化 高度化 サプライチェーンの適正化を通じ 2019 年に粗利率 50% を実現 プライスラインの適正化 MD の標準化 高度化 シーズン MD の細分化 カテゴリ サブカテゴリの標準化 / カテゴリ構成の適正化 店頭基点での品番数設計ロジックの導入 商品タイプ別販売期間 発注数量設計ロジックの導入 店舗タイプ別 MD の精緻化 期中追加仕入比率の向上 建値消化率の向上 値引率の改善 総消化率の改善 在庫評価損 処分損の低減 粗利率の改善 2019 年 50% を実現 (17 年比 +4%) 在庫コントロール 総消化率重視のモニタリング 直貿比率の拡大 / 取組先政策の見直し サプライチェーンの適正化 商品グレード別生産プロセスの再定義 商品原価の低減 サプライチェーン上のムダ ムラ撲滅 18

主要施策 1MD 標準化 高度化を通じた粗利改善 計画生産への偏重を改め 顧客 マーケット動向をより意識し あるべきシーズン MD 数量設計 期中追加仕入の活用を全ブランドで実践 シーズン MD の細分化 MD サイクルを 6 シーズンに細分化し 仕入の期初偏重を是正 2 ヶ月タームでの企画サイクルとし 実績振り返りと企画立案の精度を向上 消費サイクルに対応しやすい 3-8 月 /9-2 月での企画サイクルに変更 従来 今後 1-6 月 7-12 月 春夏 秋冬 3-4 月 5-6 月 7-8 月 9-10 月 11-12 月 春夏 夏 夏秋 ( セール期 ) 秋冬 冬 1-2 月 冬春 ( セール期 ) 店頭基点での品番数設計ロジックの導入 商品タイプ別販売期間 発注数量設計ロジックの導入 店舗タイプ別 MD の精緻化 期中追加仕入比率の向上 MD 改革による仕入構成の変化 ( 比率イメージ :%) 従来 今後 60 期初 80 期中余剰 30 10 10 100 90 期待される効果 仕入型数 数量設計の精緻化 標準店舗に必要な SKU 1 をブランド毎に設定 SKU 過多を防止 定番 売れ筋 見せ筋のタイプ別に販売期間を設定 数量過多を防止 全社標準 MD フォーマットを導入 PDCA を高度化 期中追加比率の向上 期初仕入を抑え 期中での売れ筋リピートを増やすことで消化率向上と在庫抑制を実現 1. Size Keeping Unit: 最小在庫管理単位 ( 色 サイズまで ) 19

主要施策 2EC 売上の拡大 istore ブランドサイトの機能強化 EC 商材拡充を中心に 年 24% 成長を見込む利益率の高い EC の拡大により 全社の利益率を改善 EC 売上高の成長計画 (2016-19 年, 売上高 : 億円 ) EC 売上拡大に向けた主な施策 パーソナライズ機能の拡充 顧客行動分析を通じた レコメンドや WEB 接客サービスの提供 42 11 31 年平均成長率 : 24% 52 12 40 65 20 45 80 25 55 外部 EC モール 自社 EC 決済機能強化 istore 改善 主力ブランドのブランドサイト強化 外部 EC の拡大 EC 専用商材 / ブランド展開 決済画面での離脱率の改善や 会員登録の簡素化 UI 1 /UX 2 の改善を含めた istore のデザインリニューアル マッキントッシュフィロソフィーをはじめ 主力ブランドサイトの独立化 新規 EC モールとの取り引き開始 既存展開モールへのブランド / 商材追加 EC 専用商材の仕入枠を拡充 各ブランドが EC 成長にコミット 2016 2017 2018 2019 1. User Interface: 画面表示 ウインドウ メニューの言葉などの表現や操作感 2. User Experience: 利用者がサービスを通じて得る顧客体験 ロイヤルティサービスの強化 SANYO メンバーシップ会員向けのサイトリニューアル 専用アプリ導入等 20

主要施策 3 コーポレートブランド事業の強化 祖業であるコートを中心としたコーポレートブランド事業の商品 チャネル拡大により 2019 年に 25 億円の売上を計画 コーポレートブランド事業の成長計画 (2016-19 年, 売上高 : 億円 ) 7 12 21 25 核となるコート事業の成長に向けた主な施策 新規チャネル開拓 専門店卸 / 都市型商業施設 / 海外の開拓 SANYO コートとして守るべき要素は維持しつつも 新規チャネルに向けた商品ラインを拡大 セレクトショップや EC 通販への売込を強化 2016 2017 2018 2019 商品ラインアップの拡充 2017 年 ~18 年 セレクトショップをはじめとした専門店 海外への卸を拡大 2018 年 ~ 素材開発 チャネルの開拓 デザインバリエーション拡充 外部人材との協業 マーケティング強化 コートを軸とした新たなアウターアイテム開発や 素材メーカーとの共同開発 メディアやチャネルとのコラボレーションを積極的に展開 Web を中心としたマーケティング強化 ブランドサイトのリニューアル 自社工場の技術力を訴求するコンテンツの強化 21

主要施策 4 販売力強化のための仕組み 制度設計 百貨店売場は PDCA のレベルアップ 接客力の磨き込み直営売場は 店舗での顧客分析ノウハウの確立を通して販売力を向上 対象売場 施策内容 期待される効果 百貨店 販売マネジャー FA の仮説検証能力の向上 仮説検証プロセスの標準化 ベストプラクティスの横展開 月次 週次での販売マネジャー研修を通じた PDCA サイクルの高度化 標準化 マッキントッシュロンドンにてパイロット実施 2017 年下期以降に他ブランドに展開店頭接客クオリティの更なる磨き込みにより 2017 年下期に平均店頭小売売上高 +10% ブラックボックス化されていたプロセス ( 週次 をターゲット月次の売上 KPI 管理 ) の標準化により ブランド間での比較分析やベストプラクティスの横展開を促進 直営店 来店客の購買行動分析に基づく施策立案 実行 従来感覚的に捉えていたリアル店舗での購買プロセスを AI の活用により可視化 定量的に分析 施策に落とし込み マッキントッシュフィロソフィー直営店にてパイロット実施 直営店強化ブランドであるクレストブリッジ ラブレスへの展開も視野 ストア運営 VMD 商品展開の継続的改善が根付くことによる既存店売上高向上 22

更なる成長施策の方向性 新たな販路 新たな顧客に対する新たな商品 サービスを提供他社との協業 事業提携 M&A 等も視野に 更なる成長を目指す 直販型ビジネスの展開 工場と生活者を結ぶ新たなサプライチェーンの構築による直販型ビジネスの展開 EC の活用と都市型商業施設での展開 (2018 年出店予定 ) 海外市場の開拓 自社工場でのハイクオリティなものづくりの訴求 海外大手 EC プレイヤーとの協業 20 代後半から 30 代の顧客作り ファッションを軸に 新しいもの 価値あるもの を幅広く求める消費者を開拓 メーカーの考える こだわりの逸品 でなく デイリーに着回せる上質なリアルクローズ 生活雑貨を求める消費者をターゲット 継承 と 革新 の融合による 新たなサプライチェーンの具現化 エシカル オーガニック エコを軸としたブランド 商品開発 当社出資先 Skin Aware に代表される 地球に優しいファッション の提供 Skin Aware プラットフォームの提供 当社以外の新たなコンテンツを当社が提供する EC プラットフォーム上に集約 展開 SANYO メンバーシップ活用による送客 23

ガバナンス強化 財務 / 資本政策

コーポレートガバナンス SIP 2017 の着実な実行に向けて ガバナンス体制の更なる強化を実施 ガバナンス強化策 1 取締役会の社外比率を向上 より客観的かつ実効性のある議論を行うため社外取締役の割合を高める構成へ 社外役員比率 :37.5% 社外役員比率 :42.9% 社外 社外 2 3 任意の指名委員会の設置 取締役の任期短縮 (2 年 1 年 ) 役員等の指名の決定に関する手続きの客観性および透明性を確保 委員長 委員 社外取締役 社外取締役代表取締役社長兼社長執行役員 毎年の総会において 現経営陣の続投の是非を株主に問うことで 株主目線の経営をさらに追求 4 買収防衛策の廃止 SIP 2017 に全力で取り組むことで 企業価値を向上させることが株主共同の利益に資すると再認識 25

財務 資本政策 財務戦略の基本的な考え方 中長期的な企業価値向上に向けた資産効率と財務安定性を重視しながら 成長投資への余力と株主還元のバランスを勘案し 柔軟な資本政策を遂行する 資本配分の考え方 投資方針 中長期の目標である ROE5% を達成すべく 規律ある投資を実践 成長施策である直販型ビジネス EC や M&A などのインオーガニック成長に向けた投資機会においては 慎重に投資効率を見極めつつ積極的に投資を実行 投資実行後も随時モニタリングを実施 投資効果を分析把握する体制へ 株主還元 1 株当たり配当額 4 円の安定配当を当面維持 26

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