-2-

Similar documents
JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

【H 制定】災害高機能型推進事業実施要領

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

0-1表紙

H28秋_24地方税財源

国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

生涯現役促進地域連携事業に係る企画書の評価等について 1 評価委員会の設置等 (1) 厚生労働省職業安定局雇用開発部高齢者雇用対策課 ( 以下 事務局 という ) に生涯現役促進地域連携事業の企画書評価のため 生涯現役促進地域連携事業企画書等評価委員会 ( 以下 評価委員会 という ) を設置する

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250>

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

4-(1)-ウ①

三沢市行政経営推進プラン

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

内部統制ガイドラインについて 資料

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

NICnet80

( ( 政策評価 経済 財政再生アクション プログラムとの関係 政策評価 アクシ経ョ済ン 財プ政ロ再グ生ラム 政策 施策 改革項目 第 K 一 P 階 I 層 ) 測定指標 第 K 二 P 階 I 層 ) 分野 : 定量的指標 定性的指標 KPI ( 第一階層 ) KPI ( 第二階層 ) 項目 中

untitled

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

< F2D EE888F8288FA48BC E6A7464>

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

施策吊

各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る


地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

第3節 重点的な取り組み

<8ED089EF8E91967B90AE94F5918D8D878CF095748BE0955D89BF88CF88F589EF2E786477>

<4D F736F F D2092B789AA8E EE B193FC974490E693498C9F93A28B4B92F E378DF492E8816A2E646F6378>

政策評価書3-3(4)

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

PowerPoint プレゼンテーション

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

スライド 1

八街市教育振興基本計画(平成26年~平成35年)

< F2D B90B389BB8EC08E7B8C7689E C4816A8E96914F90E096BE E6A746463>

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

Microsoft Word - H290324優先的検討規程(裁定).docx

包括規定 案

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

で広く体幹トレーニング推進することにより 健康なまち としてイメージア ップを図り魅力の向上につとめ 転出の抑制や転入の促進へとつなげる 数値目標 体幹づくりを通じて行う地域活性化事業 KPI 体幹トレーニング参加移住者数のべ人数年月のべ人数 申請時 0 0 H29.3 初年度 H30.

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

配布資料

第4次日田市行政改革に向けての方針

Microsoft PowerPoint - 04-検討プロセス及び検討体制

アジェンダ (1) 実践的 IT 人材育成の取り組み背景について (2) 当取り組みにおける 実践的 地域活性化に向けた産学連携プログラムについて 育成スケジュール カリキュラム概要 カリキュラム詳細 (3) H23 H24 年度カリキュラム成果紹介 郡山駅前活性化に資する活動について 特定業種に向

<4D F736F F D A6D92E894C5817A88C F8CF6955C97708E9197BF5F95CA8E DEC90AC8DCF82DD8F87816A646F63782E646F637

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

2-(5)-ア①-1 日米両政府への要請活動

27 年度当初予算 28 年度要求主な増減理由円)平 7 単 位 2 : 8 百年万度予訳(成 ( 目 ) 啓発広報費 2 平成 26 年度限りの経費 ( 重要事項に関する戦略的国際広報諸費に統合 ) 計 0 0 算内

17 石川県 事業計画書

< FB96408F E4F8F648CA788C990A88E73815E8FAC969392AC967B92AC926E8BE6817A2E786477>

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

三鷹市指定管理者制度導入の基本方針(仮称)検討試案

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

<4D F736F F D B4E88C4817A89A1956C8E738BB388E791E58D6A2E646F6378>

Taro-全員協議会【高エネ研南】

Ⅰ 男女平等の意識づくりと制度・慣習の見直し

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

愛媛県学力向上5か年計画

定量的な成果目標の設定が困難な場合 定量的な目標が設定できない理由及び定性的な成果目標 事業の妥当性を検証するための代替的な達成目標及び実績 定量的な目標が設定できない理由 迎賓施設としての機能を維持するため また 安定して一般公開等を行うために必要となる経年劣化等の不具合による改修工事等であるため

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

スライド 1

RO ( 改修 Rehabilitate- 運営等 Operate) 方式ハ民間事業者が公共施設等の設計及び建 BT( 建設 Build- 移転 Transfer) 方式設又は製造を担う手法民間建設借上方式 2 優先的検討の対象とする事業及び検討開始時期一優先的検討の対象とする事業建築物の整備等に関

Microsoft Word - PPPPFI手法導入における優先的検討に係る指針

概算要求基準等の推移

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

第 1 部 施策編 4

平成18年度標準調査票

<4D F736F F D E E96914F955D89BF82CC906982DF95FB2E646F63>


<8EA98CC8955D89BF92B28F B9E924F946792AC816A2E786C73>

Microsoft Word - H180119コンパクトシティ説明用_仙台市_.doc

PowerPoint プレゼンテーション

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム (SATREPS) JST 中間評価 1 の実施要領 平成 29 年 6 月改定 JST 国際部 SATREPS グループ 1. 地球規模課題国際科学技術協力 (SATREPS) プロジェクトの中間評価について SATREPS は JST による研究支援お

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

1-澤田-インクル.indd

<4D F736F F D20815A96BC8CC389AE91E58A E EE B193FC974490E693498C9F93A297768D802E646F6378>

アクションプランの構成について

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける


01 【北海道】

Microsoft PowerPoint - kobetsuB4-slide-静山.ppt [互換モード]

奈良県 PPP/PFI 手法導入優先的検討規程 厳しい財政状況の中で 本県の公共施設等の整備や運営を効率的かつ効果的に進めるとともに 奈良県公共施設等総合管理計画の着実な進捗のためには これまで以上に民間との連携を図り その資金 能力 ノウハウ等を積極的に取り入れていくべきである そこで 本県におけ

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

Transcription:

Ⅰ 政策等の評価の実施状況等の概要 -1-

-2-

1 秋田県の評価制度の概要 (1) 実施機関評価は 次の実施機関がそれぞれ実施する 知事 教育委員会 公安委員会及び警察本部長 (2) 評価の対象評価の対象は 政策 施策 事業 ( 以下 政策等 という ) とし 個別対象 範囲など具体的な内容は 各実施機関が 政策等の評価に関する実施計画 ( 以下 実施計画 という ) で定める (3) 評価の在り方実施機関が評価を行う場合は 合理的な手法により できるだけ定量的に政策等の効果を把握し 必要性 効率性 有効性等の観点から自ら評価するとともに その結果を政策等に適切に反映させるものとする また 評価に当たっては 県民意見を採り入れるよう努めることとする (4) 評価の実施政策等の評価は 秋田県政策等の評価に関する条例 ( 以下 条例 という ) 及び 秋田県政策等の評価に関する基本方針 ( 以下 基本方針 という ) に基づき 各実施機関が毎年度定める実施計画により実施する 実施計画には 評価の実施に関する考え方 評価の対象 効果の把握 評価調書等の事項を定める (P124 参考資料 2 平成 29 年度知事が行う政策等の評価に関する実施計画の概要 以降を参照 ) (5) 評価結果の反映 活用実施機関は 政策等の評価結果を政策等の推進や企画 立案に反映させるとともに 予算編成や計画の進行管理等に活用する (6) 評価結果の公表実施機関は 政策等の評価を実施したときは その都度 県政情報資料室及び各地域振興局での供覧 県公式ウェブサトへの掲載などにより 評価に関する情報を公表する (7) 議会への報告知事は 毎年度 実施機関が作成した評価の実施状況及び評価結果の政策等への反映状況に関する報告書を取りまとめ これを県議会に報告するとともに公表する (8) 政策評価委員会の設置条例により設置された 秋田県政策評価委員会 は 実施機関の諮問に応じ 基本方針及び評価に関する事項 ( 評価結果 評価制度 ) を調査審議する -3-

2 評価の実施状況及び反映状況の概要 (1) 知事 1 政策評価 [ 目的 ] 政策評価は 政策の推進途上において 政策の推進状況や推進上の課題の 抽出 今後の推進方向など 政策の効果的な推進を図るための情報を提供す ることを目的として実施する ア 第 2 期ふるさと秋田元気創造プラン を構成する 6 つの戦略の 総合評価 結果 評価結果件数政策名 産業構造の転換に向けた産業 エネルギー戦略 国内外に打って出る攻めの農林水産戦略 B 6 未来の交流を創り 支える観光 交通戦略 元気な長寿社会を実現する健康 医療 福祉戦略 未来を担う教育 人づくり戦略 人口減少社会における地域力創造戦略 評価結果区分 A: 目標を達成 B: 目標を8 割以上達成 C: 目標達成が6 割以上 8 割未満 D: 目標達成が6 割未満 第 2 期ふるさと秋田元気創造プラン の進行管理に活用 ( 個別政策への対応方針は Ⅱ-1-(1) 政策評価 に記載 ) -4-

2 施策評価 [ 目的 ] 施策評価は 施策の推進途上において 施策の推進状況や推進上の課題の抽出 今後の推進方向など 施策の効果的な推進を図るための情報を提供することを目的として実施する ア 第 2 期ふるさと秋田元気創造プラン の6つの戦略及び5つの基本政策に掲 げる47の施策のうち 教育委員会が所管する5つの施策を除く42 施策の 総 合評価 の結果 評価結果 件数 主 な 施 策 名 新エネルギー立県秋田 の創造と環境 リサクル産業の拠点 化 A 5 秋田米を中心とした水田フル活用の推進 県と市町村の協働の推進 安全 安心なまちづくり 科学技術による活力ある地域づくり 企業の経営基盤の強化と地域産業の振興 オール秋田 で取り組むブランド農業の拡大 ビジネスとして継続 成長していく総合戦略産業としての観光の B 32 推進 元気で長生きできる健康づくりの推進 グローバル社会で活躍できる人材の育成 官民一体となった少子化対策の推進 健全な県土保全の推進 環境保全と循環型 低炭素社会の形成 子ども 若者の育成支援の推進 など 秋田の成長を牽引する企業の育成と成長分野への新たな事業展開 秋田の産業を支える人材の育成 C 5 高等教育の充実と地域貢献の促進 秋田への定着 移住 定住の拡大 子どもを産み 育てる環境の充実強化 評価結果区分 A: 目標を達成 B: 目標を8 割以上達成 C: 目標達成が6 割以上 8 割未満 D: 目標達成が6 割未満 平成 30 年度重点施策推進方針 の策定に反映 第 2 期ふるさと秋田元気創造プラン をはじめとする県政全般の進行管理に活用 ( 個別施策への対応方針は Ⅱ-1-(2) 施策評価 に記載 ) -5-

3 事業評価 目的設定 [ 目的 ] 目的設定は 事業の企画立案や実施に当たり 事業課題を明確化させ 事業実施の必要性や手段の妥当性を考察するとともに 事業実施により達成すべき状態 ( 指標及び目標値 ) を明らかにすることを目的とする 平成 28 年度補正予算及び平成 29 年度当初予算に要求した新規事業 平成 28 年度 2 月補正予算関係 ( 4 件 ) 平成 29 年度当初予算関係 (15 件 ) 平成 29 年度補正予算に新たに要求した新規事業 平成 29 年度 5 月補正予算関係 ( 3 件 ) 平成 29 年度 6 月補正予算関係 (29 件 ) 中間評価 [ 目的 ] 中間評価は 継続事業について 当該事業の見直しや改善を図り より効果的かつ効率的な事業推進のための課題と推進方向を示すことを目的として実施する ア 平成 29 年度当初予算に計上された296 件の継続事業の評価結果 A 継続 218 件 (74%) B 改善して継続 32 件 (11%) C 見直し 0 件 ( 0%) D 休廃止 0 件 ( 0%) E 終了 46 件 (15%) 中間評価の結果 D 休廃止 E 終了 とした場合でも 次年度以降 取組内容を見直した上で同じ事業名称で継続実施する場合もある 次年度の事業内容や事業量の見直し 予算要求に当たっての事業の優先度の 判定等に反映させるとともに 予算要求 予算編成の資料として活用 ( 個別事業への反映状況は 各事業評価調書に記載 ) 中間評価の判定基準 評価結果判定基準 A 継続 B 改善して継続 C 見直し D 休廃止 E 終了 必要性 有効性 効率性の全ての観点の評価結果が A 又は B 判定の場合各観点のいずれかの評価結果が C 判定の場合全ての観点の評価結果が C 判定の場合全ての観点の全ての評価項目が C 判定の場合事業期間が終了する場合 -6-

事後評価 [ 目的 ] 事後評価は 事業終了後に 事業目的の達成状況を把握し 類似事業の企画立案のほか 当該事業により整備された施設等にあっては効果的 効率的な利活用に有用な情報を提供することを目的として実施する ア 1 平成 23 年度及び平成 27 年度に完了した大規模事業 ( 一箇所当たりの事 業費が 10 億円以上の基盤整備事業及び施設整備事業 ) 又は平成 28 年度 に終了した事業費 1 千万円以上のソフト事業の計 10 件の評価結果 A 妥当性が高い 0 件 B 概ね妥当である 10 件 C 妥当性が低い 0 件 2 平成 28 年度に実施した地域重点施策推進事業 133 件 ( 地域施策推進事業 106 件 振興局調整費事業 27 件 ) 事業目的 必要性 や 事業の効果及び住民の満足度 の観点から 評価を実施 施設の管理 運営や将来の類似事業の企画立案に活用 -7-

4 公共事業箇所評価 新規箇所評価 [ 目的 ] 公共事業新規箇所評価は 県が新たに実施しようとする公共事業の必要性や効率性等について箇所毎に評価を行い 翌年度の事業の着手等の判断を行うための有用な情報を得ることを目的として実施する 評価実施中のため 次年度の報告書に記載 継続箇所評価 [ 目的 ] 公共事業継続箇所評価は 県が継続して実施している公共事業の必要性や効率性等について箇所毎に評価を行い 翌年度の事業継続 中止等の判断を行うための有用な情報を得ることを目的として実施する 評価実施中のため 次年度の報告書に記載 終了箇所評価 [ 目的 ] 公共事業終了箇所評価は 県が実施した公共事業の有効性等について箇所毎に評価を行い 適切な維持管理や利活用の検討及び同種事業の計画 調査等に反映するための有用な情報を得ることを目的として実施する 評価実施中のため 次年度の報告書に記載 -8-

5 研究課題評価 [ 目的 ] 研究課題評価は 研究予算等の効率的な配分 研究者の意欲の向上等競争的で開かれた研究開発環境の実現 県民に対する説明責任を果たすとともに研究開発に対する県民の理解と支持を得ることを目的として実施する 目的設定 [ 目的 ] 目的設定は 研究課題の企画立案や実施に当たり 研究課題を明確化させ 研究実施の必要性や手段の妥当性を考察するとともに 研究により達成すべき状態を明らかにすることを目的とする 評価実施中のため 次年度の報告書に記載 中間評価 [ 目的 ] 中間評価は 評価実施年度に予算計上している継続研究課題について これまでの進捗状況や目標達成可能性 研究を取り巻く状況の変化等の観点から 引き続き研究を続けることの適否を判断するための有用な情報を提供することを目的として実施する ア 平成 28 年度以前に着手し 平成 29 年度予算計上の研究課題 31 件の 評価結果 A 当初計画より大きな成果が期待できる 1 件 ( 3%) B+ 当初計画より成果が期待できる 12 件 ( 39%) B 当初計画どおりの成果が期待できる 18 件 ( 58%) C さらなる努力が必要である 0 件 ( 0%) D 継続する意義は低い 0 件 ( 0%) 研究計画内容の見直しや研究課題に係る今後の対応方針及び予算要求に反映させるとともに 予算要求 予算編成の資料として活用 ( 各評価の反映状況は Ⅱ-1-(9) 研究課題評価 に記載 ) -9-

事後評価 [ 目的 ] 事後評価は 評価実施年度の前年度に研究期間が終了した研究課題について 最終到達目標の達成度 研究成果の効果の観点から研究結果を評価し 次期研究計画の策定等に活用することを目的として実施する ア 平成 28 年度に終了した研究課題 10 件の評価結果 S 見込みを上回る 1 件 ( 10%) A 見込みをやや上回る 1 件 ( 10%) B 見込みどおり 8 件 ( 80%) C 見込みをやや下回る 0 件 ( 0%) D 見込みを下回る 0 件 ( 0%) 実施中又は将来の類似研究の設定等に反映させるとともに 研究機関の研究基本方針や研究計画の策定の検討資料として活用 -10-

6 経営評価 [ 目的 ] 経営評価は 公営企業の経営状況について 計画的 効率的な経営を行うための情報提供をすることを目的として実施する ア 知事が経営している2 事業会計の経営評価の結果 A 着実に推進 1 件 B 改善を図りながら推進 1 件 C 見直しが必要 0 件 次年度に向けた事業会計の推進方向 事業内容の見直し等に反映させるとともに 平成 30 年度の予算編成方針などに活用 ( 個別会計への反映状況は Ⅱ-1-(10) 経営評価 に記載 ) -11-

(2) 教育委員会 1 施策評価 [ 目的 ] 施策評価は 施策の推進途上において 施策の推進状況や推進上の課題の抽出 今後の推進方向など 施策の効果的な推進を図るための情報を提供することを目的として実施する ア 第 2 期ふるさと秋田元気創造プラン の 6 つの戦略及び 5 つの基本政策に掲 げる 47 の施策のうち 教育委員会が所管する次の 5 施策の 総合評価 の結果 評価結果件数主な施策名 確かな学力の定着と独創性や表現力の育成 A 2 生涯学習を行動に結び付ける環境と芸術 文化に親しむ機会づ くり 自らの未来を切り開き社会に貢献する人材の育成 B 3 豊かな心と健やかな体の育成 良好で魅力ある学びの場づくり 評価結果区分 A: 目標を達成 B: 目標を8 割以上達成 C: 目標達成が6 割以上 8 割未満 D: 目標達成が6 割未満 平成 30 年度重点施策推進方針 の策定に反映 第 2 期ふるさと秋田元気創造プラン をはじめとする教育行政全般の進行管理に活用 ( 個別施策の反映状況は Ⅱ-2-(1) 施策評価 に記載 ) 2 事業評価 目的設定 [ 目的 ] 目的設定は 事業の企画立案や実施に当たり 事業課題を明確化させ 事業実施の必要性や手段の妥当性を考察するとともに 事業実施により達成すべき状態 ( 指標及び目標値 ) を明らかにすることを目的とする 平成 29 年度当初予算に要求した新規事業 平成 29 年度当初予算関係 (6 件 ) 平成 29 年度補正予算に新たに要求した新規事業 平成 29 年度 5 月補正予算関係 (1 件 ) 平成 29 年度 6 月補正予算関係 (3 件 ) 中間評価 [ 目的 ] 中間評価は 継続事業について 当該事業の見直しや改善を図り より効果的かつ効率的な事業推進のための課題と推進方向を示すことを目的として実施する -12-

ア 平成 29 年度当初予算に計上された34 件の継続事業の評価結果 A 継続 18 件 (53%) B 改善して継続 10 件 (29%) C 見直し 0 件 ( 0%) D 休廃止 0 件 ( 0%) E 終了 6 件 (18%) 中間評価の結果 D 休廃止 E 終了 とした場合でも 次年度以降 取組内容を見直した上で同じ事業名称で継続実施する場合もある 次年度の事業内容や事業量の見直し及び予算要求に当たっての事業の優先度の判定等に反映させるとともに 予算要求 予算編成の資料として活用 ( 個別事業の反映状況は 各事業評価調書に記載 ) 中間評価の判定基準 評価結果 判 定 基 準 A 継続 全ての観点の評価結果が A 又は B 判定の場合 B 改善して継続 各観点のいずれかの評価結果が C 判定の場合 C 見直し 全ての観点の評価結果が C 判定の場合 D 休廃止 全ての観点の全ての点検項目が C 判定の場合 E 終了 事業期間が終了する場合 事後評価 [ 目的 ] 事後評価は 事業終了後に 事業目的の達成状況を把握し 類似事業の企画立案のほか 当該事業により整備された施設等にあっては効果的 効率的な利活用に有用な情報を提供することを目的として実施する ア 平成 23 年度及び平成 27 年度に完了した大規模事業 ( 一箇所当たりの事業費 が10 億円以上の施設整備事業 ) 又は平成 28 年度に終了した事業費 1 千万円 以上のソフト事業の計 1 件の評価結果 A 妥当性が高い 0 件 B 概ね妥当である 1 件 C 妥当性が低い 0 件 評価の結果は 施設の管理 運営や将来の類似事業の企画立案に活用 -13-

(3) 公安委員会及び警察本部長 1 政策評価 [ 目的 ] 政策評価は 政策の推進途上において 政策を構成する施策について 重点的に推進する施策を明らかにするとともに 政策の推進状況や推進上の課題 今後の推進方向など 政策の効果的な推進を図るための情報を提供することを目的として実施する ア 平成 28 年秋田県警察運営の基本方針と重点目標 にある 重点目標 のうち 第 2 期ふるさと秋田元気創造プラン に関連する4 項目の政策評価 ( 総合評価 ) の結果 A 目標達成 B 目標を8 割以上達成 C 目標達成が6 割以上 8 割未満 D 目標達成が6 割未満 3 件 1 件 0 件 0 件 警察運営の重点目標等及び秋田県が定める 平成 30 年度重点施策推進方針 の策定に反映させるほか その進行管理に活用 ( 個別政策の反映状況は Ⅱ-3-(1) 政策評価 に記載 ) 2 施策評価 [ 目的 ] 施策評価は 施策の推進途上において より効果的に施策を推進するための情報を提供することを目的として実施する ア 平成 28 年秋田県警察運営の基本方針と重点目標 にある 重点目標 の 実施項目 のうち 予算措置をして行う事業を伴う7 件の施策評価 ( 総合評価 ) の結果 A 着実に推進 7 件 B 改善を図りながら推進 0 件 C 見直しが必要 0 件 警察運営上重点的に推進すべき事項等に反映させ その管理に活用 ( 個別施策の反映状況は Ⅱ-3-(2) 施策評価 に記載 ) -14-

3 事業評価 事前評価 [ 目的 ] 事前評価は 事業の企画立案に当たり 当該事業の実施の可否を検討する上で有用な情報を提供することを目的として実施する 今年度は事前評価の対象事業なし 中間評価 [ 目的 ] 中間評価は 継続事業について 当該事業の見直しや改善を図り より効果的 効率的に推進するために有用な情報を提供することを目的として実施する ア評価実施年度の当初予算及び補正予算に計上されている継続事業で 政策予算に係る事業 ( ただし 県有施設等の維持事業 部内事業で直接県民を対象としない事業を除く ) 及び経常事業に係る事業のうち県民の安全対策として継続している事業 11 件の評価結果 [ 事業の妥当性 ] A 妥当性が高い 10 件 B 概ね妥当である 1 件 C 妥当性が低い 0 件 [ 対応方針 ] 現状維持で継続 見直して継続 休廃止 11 件 0 件 0 件 次年度の事業内容や事業量の見直し 予算要求に当たっての事業の優先度等に反映させるほか 予算要求時の資料として活用 ( 個別事業の反映状況は Ⅱ-3-(3) 事業評価 ( 中間評価 ) に記載 ) 事後評価 [ 目的 ] 事後評価は 事業終了後に 事業目的の達成状況を把握し 事業の継続又は類似事業の企画立案の効果的かつ効率的な利活用に有用な情報を提供することを目的として実施する 今年度は事後評価の対象事業なし -15-

3 政策評価委員会の調査審議結果等の概要 (1) 秋田県政策評価委員会 の調査審議結果等 平成 29 年度は 各実施機関 ( 知事 教育委員会 公安委員会 警察本部長 ) が実施した政策等の評価結果等について 調査審議を行った 委員会の開催状況 調査審議の結果 県の対応状況の概要は次のとおりである 1 秋田県政策評価委員会 委員会の開催状況 第 1 回 ( 平成 29 年 7 月 31 日 ) 知事が実施した評価結果について ( 政策評価 4 件 施策評価 4 件 事業 ( 中間 ) 評価 4 件 ) 第 2 回 ( 平成 29 年 8 月 7 日 ) 教育委員会が実施した評価結果について ( 政策評価 1 件 施策評価 1 件 事業 ( 中間 ) 評価 1 件 ) 公安委員会及び警察本部長が実施した評価結果について ( 政策評価 1 件 施策評価 1 件 事業 ( 中間 ) 評価 1 件 ) 調査審議の結果 調査審議対象となった各実施機関が行った評価結果については 概ね妥当とされた ( 調査審議した政策 施策 事業に対する個別の意見は 各評価調書に記載 ) 対応状況 政策評価委員会での意見等を踏まえ 平成 30 年度の実施計画を定めることにしている -16-

(2) 秋田県政策評価委員会公共事業評価専門委員会 の調査審議結果等 平成 29 年度は 農林水産部及び建設部が所管する公共事業に係る新規箇所評価 継続箇所評価及び終了箇所評価の結果並びに対応方針 ( 案 ) について調査審議を行う予定である 専門委員会の開催状況 第 1 回 ( 平成 29 年 9 月以降開催予定 ) 公共事業新規箇所評価の評価結果及び対応方針 ( 案 ) について 第 2 回 ( 平成 29 年 10 月以降開催予定 ) 公共事業継続箇所評価及び公共事業終了箇所評価の評価結果並びに対応方針 ( 案 ) について -17-

(3) 秋田県政策評価委員会研究評価専門委員会 の調査審議結果等 平成 29 年度は 各公設試験研究機関が実施する研究課題に係る中間評価及び事後評価の結果等について 調査審議を行った 専門委員会の開催状況 調査審議の結果 県の対応状況の概要は次のとおりである 専門委員会の開催状況 第 1 回 ( 平成 29 年 8 月 3 日 ) 平成 29 年度研究課題評価結果 (41 件 ) について 調査審議の結果 評価結果について承認された 対応状況 専門委員会での提言 意見等を踏まえ 平成 30 年度の実施計画を定めることとしている -18-