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Transcription:

はじめに このたびは シーメンス株式会社製 LOGO! をお買い求めいただきまして誠にありがとうございます 本書は LOGO! のシステム構成 仕様 および取り付け方法などのハードウェアの説明から 命令語などのソフトウェアの説明を記載しています ご使用の前に本書をよくお読みいただき 本製品の機能 性能を十分にご理解した上で正しくご使用いただきますようお願いいたします なお プログラミングソフトウェア LOGO! ソフト につきましては 本書と LOGO! ソフトプログラミングマニュアル をご覧下さい 1. 本書の一部あるいは全部を無断で複写 転載 販売 譲渡 賃貸することは固くお断りいたします 2. 本書の内容については 将来お断りなしに変更することがあります 3. 本書の内容については 万全を期して作成しましたが 万一誤りや記載もれなどがありましたら お買い求めの販売店またはシーメンス ( 株 ) までご連絡下さい i

製品を安全にご使用いただくために 製品を安全にご使用いただくために 本製品の取り付け 配線作業 運転および保守点検を行なう前に 本書をよくお読みいただき 正しくご使用下さい 本製品は弊社の厳しい品質管理体制のもとで製造されておりますが 万一本製品の故障により重大な事故や損害の発生のおそれのある用途へご使用の際は バックアップやフェールセーフ機能をシステムに追加して下さい 本書では 誤った取り扱いをした場合に生じることが予想される危険の度合いを 警告 注意 として区分しています それぞれの意味するところは以下の通りです 注意取り扱いを誤った場合 人が死亡または重傷を負う可能性があります 警告取り扱いを誤った場合 人が障害を負うか物的損害が発生する可能性があります 警告 取り付け 取り外し 配線作業および保守 点検は必ず電源を切って行って下さい 本製品の設置 配線 プログラムの入力および操作を行うには専門の知識が必要です 専門の知識のない一般消費者が扱うことはできません 非常停止回路やインターロック回路などは LOGO! の外部回路で構成して下さい これらの回路を LOGO! の内部で構成すると LOGO! が故障した場合 機械の暴走 破損や事故のおそれがあります 本書に記載の指示にしたがって取り付けて下さい 取り付けに不備があると落下 故障 誤動作の原因となります ii

製品を安全にご使用いただくために 注意 本製品は 装置内への組み込み設置専用品ですので 装置外へは設置できません カタログ 本書に記載の環境下で使用して下さい 高温 多湿 結露 腐食性 ガス 過度の振動 衝撃のある所で使用すると感電 火災 誤作動の原因になります 本製品の使用環境の汚染度は 汚染度 2 です 汚染度 2 の環境下で使用して下さい (IEC60664-1 規格に基づく ) 移動 運送時などに本製品を落下させないで下さい 本製品の破損や故障の原因となります 設置 配線作業時に配線くずやドリルの切り粉などが 本製品内に入らないように注意して下さい 配線くずなどが本製品内部に入りますと火災 故障 誤動作の原因になります 定格にあった電源を接続して下さい 定格と異なる電源を接続すると火災の原因になるおそれがあります 本製品の電源ラインの外側には IEC60127 承認品のヒューズをご使用下さい (LOGO! を組み込んだ機器を欧州に出荷する場合に適用 ) 出力回路には IEC60127 承認のヒューズをご使用下さい (LOGO! を組み込んだ機器を欧州に出荷する場合に適用 ) サーキットブレーカーは EU 承認品をご使用下さい (LOGO! を組み込んだ機器を欧州に出荷する場合に適用 ) 運転中の強制出力 運転 停止などの操作は 十分に安全を確認してから行って下さい 操作ミスにより機械の破損や事故の原因になることがあります リレー トランジスタなどの故障により 出力が ON あるいは OFF の状態になったままになることがあります 重大事故の可能性のある出力信号については 外部に状態を監視する回路を設けて下さい 分解 修理 改造等は行わないで下さい 製品を廃棄するときは 産業廃棄物として扱って下さい iii

目次 はじめに製品を安全にご使用いただくために とは の取り付けと配線 の構造 最大構成 異なる入力電源電圧の構成 の取り付けと取り外し レールへの取り付け 盤内への直付け の配線 電源の接続 入力部の接続 出力部の接続 電源投入時の状態 のプログラミング コネクタ ブロックとブロックナンバー. 回路図 プログラム方法概説 メニュー画面 プログラムの入力と開始 プログラミングモードへの切り替え 最初のプログラム プログラムのエディット ( 作成 編集 ) プログラム名の設定 パスワード を モードに切り替える 第二のプログラム ブロックの削除 iv

一連のブロックの削除 プログラム入力の修正 画面上の? プログラムの完全削除 ( オールクリア ) 夏時間 / 冬時間の設定 メモリ容量 ファンクション概要 コンスタント ( ) 基本ファンクション ( 開接点の直列接続立ち上がり検出 閉接点の並列接続立ち下がり検出 特殊ファンクション 入力の説明 設定時間 時計バックアップ時間 ( 時計の電源断時保障 ) 電源断時現在値保持 保護モード設定 アナログ値のゲインとオフセット計算 特殊ファンクションブロック ( リスト オンディレータイマ オフディレータイマ オン / オフディレータイマ 自己保持オンディレー 自己保持 リセット付オルタネイトスイッチ ショットパルス 立ち上がり検出インターバルタイムディレー v

週間タイムスイッチ 年間タイムスイッチ アップダウンカウンタ 稼働時間カウンタ パルス出力 デューティ比可変パルス出力 ランダムパルス出力 周波数スイッチ アナログスイッチ アナログ比較 消灯警報付オフディレースイッチ オルタネイトオフディレースイッチ メッセージ出力 ソフトウェアスイッチ のパラメータモード パラメータモードの変更 パラメータ パラメータ設定モード パラメータの変更 時間と日付の設定 メモリカートリッジ メモリカートリッジの概要 メモリカートリッジの取り外しと取り付け からメモリカートリッジにプログラム転送 メモリカートリッジから にプログラムを転送 プログラミングソフトウェア アプリケーション とパソコンの接続 vi

アプリケーション例 通路 階段の照明 階段 通路の照明 従来のソリューション を用いた照明システム 自動ドア 自動ドア 従来のソリューション を用いた自動ドアのシステム システムの向上 のソリューション 換気システム 換気システム 特長 門扉 門扉の制御 従来のソリューション との配線 を用いた門扉システム 複数の門扉の集中制御と監視 門扉の制御 蛍光灯 照明システム 従来のソリューション との配線 特長 雨水利用 雨水用ポンプの注意点 従来のソリューション を用いた雨水用ポンプシステム システムの向上 その他のアプリケーション例 vii

技術仕様 一般仕様 技術仕様 : 技術仕様 : 技術仕様 : 技術仕様 : 技術仕様 : シリーズ 技術仕様 : 技術仕様 : スキャンタイムの定義 ディスプレイなしの メニュー構造 オーダー番号表 索引 viii

1. LOGO! とは 操作ボタン および表示ユニット 電源 メモリーカードとパソコン通信ケーブル用のインタフェース 命令語 ( オン / オフディレー パルスリレーなど ) 週間 / 年間タイムスイッチ 増設モジュール は階段の照明 外部照明 シャッター 店頭のウィンドウ照明などの簡単な制御から ゲートの開閉 換気システム 雨水用のポンプなどの制御にもお使い頂けます バージョン情報 モデル型番電源 ベースモジュール 増設モジュール 入力 ( デジタル ) 入力 ( アナログ ) 出力 ( リレー ) LOGO! 230RC 100... 240VAC/DC 8-4 LOGO! 24RC 24VAC 8-4 LOGO! 12/24RC 12/24DC 8(I1-I8)*1 2(I7,I8) 4 LOGO! 24 24VDC 8(I1-I8)*1 2(I7,I8) 4: Tr*2 LOGO! 230RCo 100... 240VAC/DC 8-4 LOGO! 24RCo 24VAC 8-4 LOGO! 12/24RCo 12/24DC 8(I1-I8)*1 2(I7,I8) 4 LOGO! DM8 12/24R 12/24DC 4-4 LOGO! DM8 24 24VDC 4-4* Tr*2 LOGO! DM8 230R 100... 240VAC/DC 4-4 LOGO! AM2 12/24DC - 2 - はデジタル / アナログ共用 出力のみ 詳細は 技術仕様をご覧下さい 1

1.LOGO! とは 保証 認識 と承認 LOGO! は UL CSA FM 規格に準拠しています UL Underwriters Laboratories (UL) to UL 508 standard, file no. 116536 CSA Canadian Standard Association (CSA) to Standard C22.2 No. 142, File No. LR 48323 FM Factory Mutual (FM) Approval to Standard Class Number 3611, - Class I, Division 2, Group A, B, C, D - Class I, Zone 2, Group IIC LOGO! は CE マーキングに適合しており VDE0631 と IEC1131 の基準を満たしています また EN 55011( クラスB) にも適合しています さらに LOGO! は 以下の船舶対応も致しております ABS - American Bureau of Shipping( アメリカ ) BV - Bureau Verites( フランス ) DNV- Det Norske Veritas( ノルウェー ) GL - Germanischer Lloyd( ドイツ ) LRS - Lloyds Register of Shipping( イギリス ) PRS - Polski Rejestr Statkow( ポーランド ) LOGO! は F.A. 分野のみならず O.A. H.A. の分野でもご使用いただけます オーストラリアでのマーキング LOGO! は AS/NZ 2548 基準 (1995 年 ) の条件を満たしています 2

2. LOGO! LOGO! の構造ベース (CPU) モジュール * 3

2.LOGO! LOGO! の見分け方 LOGO! の名称そのものに その様々な特長についての情報が含まれています コミュニケーションモジュール LOGO! ASi AS interface LON LON Works EIB instabus EIB 4

2.LOGO! LOGO! の設置と配線設置と配線時の注意設置や配線作業の前に 本取り扱い説明書に記載されている 製品を安全にご使用いただくために の 警告 および 注意 に記載されている事項を必ずお読みください 警告 取付けや取り外し 配線作業および保守 点検は必ず電源を切って行ってください 感電および火災の原因となります 非常停止回路やインターロック回路などは LOGO! の外部回路で作成してください 非常停止回路やインターロック回路を LOGO! の内部で作成すると LOGO! が故障したときに 機械の暴走や破壊 事故の発生する恐れがあります LOGO! の設置 配線を行うには専門の知識が必要です 専門の知識のない一般消費者が扱うことはできません 注意 LOGO! の設置 配線を行う場合には 配線くずやドリルの切り粉などが LOGO! 内部に 入らないように注意してください 配線くずなどが LOGO! 内部に入ると 火災や故障 誤動作の原因になります 静電気破壊防止のため コネクタ類のピンに直接触れないようにしてください 入力線は 電源線 出力線 動力線と分離して配線してください 電線は UL1015AWG22 または UL1007AWG18 を使用してください 出力部のリレー トランジスタなどの故障により 出力が ON あるいは OFF の状態の ままになることがあります 重大事故の可能性のある出力信号については 外部に状態 を監視する回路を設けてください 出力モジュールには 負荷に応じたヒューズを使用してください マグネットやバルブなどのノイズ発生のある負荷を駆動するときには DC 電源ではダイ オード AC 電源ではサージアブソーバなどのご使用をおすすめします 電線は UL1015AWG22 または UL1007AWG18 を使用してください LOGO! の外形寸法は DIN 43880 に適合しています LOGO! は 35mm 幅の DIN レール (DIN EN 50022) に装着して使用します LOGO! の幅は ベース (CPU) モジュール 72mm 増設モジュール 36mm です 目次 項 LOGO! の取り付け / 取り外し 2. 1 LOGO! の配線 2. 2 LOGO! 電源投入時の状態 2. 3 5

2.LOGO! 2. 1 LOGO! の構造 2. 1. 1 最大構成アナログ入力端子付きの最大構成 (LOGO! 12/24RC LOGO! 12/24RCo LOGO! 24) I1...I6 AI1, AI2 I9...I12 I13...I16 I17...I20 I21...I24 LOGO! Basic LOGO! DM8 **** LOGO! DM8 **** LOGO! DM8 **** LOGO! DM8 **** AM2 AM2 AM2 AI3, AI4 AI5, AI6 AI7, AI8 注意 I7 / AI1 I8 / AI2 をそれぞれアナログ入力端子 AI1 AI2 として使用する場合は これらをデジタル入力端子 I7/I8 としても使用することはできません アナログ入力端子なしの最大構成 (LOGO! 24RC LOGO! 24RCo LOGO! 230RC LOGO! 230RCo) I1......I8 I9...I12 I13...I16 I17...I20 I21...I24 LOGO! Basic LOGO! DM8 **** LOGO! DM8 **** LOGO! DM8 **** LOGO! DM8 **** AM2 AM2 AM2 AM2 AI1, AI2 AI3, AI4 AI5, AI6 AI7, AI8 高速かつ最適な通信 LOGO! ベーシックと各種モジュール間の高速かつ最適な通信を確立するには 最初にデジタルモジュール 次にアナログモジュール ( 上記の例 ) となる構造をとることを推奨します 6

2.LOGO! 2. 1. 2 異なる入力電源電圧の構成 アナログモジュール (AM2) の電位は 右側のモジュールと分離しているので 全てのベース (CPU) モジュールと接続することができます アナログモジュール (AM2) の右側に接続された増設モジュールの電位は ベース (CPU) モジュールと分離しています したがってベース (CPU) モジュールの入力電源電圧と異なる入力電源電圧の増設モジュールを アナログモジュール (AM2) の右側に接続することができます 例 LOGO! 230RC LOGO! DM8 230R AM2 LOGO! DM8 24 AM2 LOGO! DM8 12/24R AM2 LOGO! DM8 24 注意 1. I/O 24 I1 I24 16 Q1 Q16 8 AI1 AI8 2. I/O CPU 3. LON Asi EIB, 4. LON 5. AM2 AM2 DM 230R 7

2.LOGO! 2. 2 LOGO! の取り付けと取り外し 2. 2.. 1 DIN レールへの取り付け LOGO! の取り付けは 下記の手順に従って行って下さい ベース (CPU) モジュール : 1. ベース (CPU) モジュールを DIN レールの上に置く 2. ベース (CPU) モジュール裏面の金具にきちんと留める 1 6 3 5 2 4 8

2.LOGO! 増設モジュール 3. ベース (CPU) モジュール右側のコネクタカバーを外す 4. 増設モジュールをベース (CPU) モジュールの右に取り付ける 5. 増設モジュールを左にスライドし ベース (CPU) モジュールに押し付ける 6. ドライバでスライダを押し下げながら, スライダがベース(CPU) モジュールにはまり ロックされるまで左に押す Repeat steps 3 to 6 is you want to install additional expansion modules. 追加の増設モジュールを取り付ける場合は 上記 3~6 の手順を繰り返します DIN レールの種類によっては金具が留まりにくい場合もあります その場合は LOGO! を取り外す場合と同様に裏面の金具を引き下げ もう一度繰り返します LOGO! の取り外しは下記の手順に従って行って下さい ベース (CPU) モジュールの取り外し ( 図 A): 1. 下図に示されている通りにドライバを DIN レールフックの下側の穴に差し込み 下向きに引く 1 2 2 4 1 3 2. ベース (CPU) モジュールを DIN レールから外す 9

2.LOGO! ベース (CPU) モジュールに増設モジュールが接続されている場合 ( 図 B): 1. ドライバでスライダを押し下げ 右に押す 2. 増設モジュールを右に押す 3. ドライバを DIN レールフックの下側の穴に差し込み 下向きに引く 4. 増設モジュールを DIN レールから外す すべての増設モジュールについて 上記 1~4 の手順を繰り返します 注意複数個の増設モジュールが取り付けられている場合は 必ず右端のモジュールから取り外します DIN レールへのモジュールの取り付け / 取り外しのために 隣接モジュールをスライドする必要がある場合は 取り付け / 取り外すモジュールと後続のモジュールのスライダ同士が接触しないように注意してください 2.2 2 盤内への直付け盤内への直付けの前に モジュール裏面に DIN レールフック ( 取扱説明書に同梱 ) を上側に差し込み 下側の DIN レールフックを外側に押します 両方の DIN レールフックを使って LOGO! を壁面に取り付けます DIN レールフック 10

2.LOGO! 取付穴寸法取り付け前に取付板を下図に従って取り付け穴をあけます 53,5 +/-0,2 35,5 +/-0,2 98 +/-0,3 1 2 2 2 n x 35,5 +/-0,2 単位 :mm 穴径 φ4 mm 1 LOGO! ベース (CPU) モジュール 2 LOGO! 増設モジュール 11

2.LOGO! 2. 3 LOGO! の配線 LOGO! の配線には ヘッドが 3mm 幅のマイナスドライバーを使用します 端子加工等の必要はありません 絶縁被覆を 7~10mm むき 導線部をよじってから結線してください 適合電線は 以下の通りです 1 2.0 mm 2 ( 日本 ) 1 2.5 mm 2 ( ドイツ ) 2 1.25 mm 2 ( 日本 ) 2 1.5 mm 2 ( ドイツ ) ( できれば棒端子をご使用することを推奨致します ) 2. 3. 1 電源の接続 LOGO! 230RC 230RCo は 定格電圧 DC/AC100V と DC/AC240V ( 最大幅 85V~ 264V) で使用します 主電源の周波数は 50Hz あるいは 60Hz での使用になります 230V で 26mA の電流を消費します LOGO! 12/24RC, LOGO! 12/24RCo LOGO! 24RCo は 定格電圧 DC12V:DC10.8 ~15.6V または DC24V:DC20.4~28.8V で使用します LOGO! 24RC LOGO! 24RCo は定格電圧 AC24V:AC20.4V~26.4V で使用します また LOGO! 24 は 定格電圧 DC24V:DC20.4V~28.8V で使用します 接続下図に従って LOGO! を主電源に接続します LOGO! DC 型 LOGO! AC 型 12

2.LOGO! 注意 LOGO! では 保護絶縁がされています 接地端子は必要ありません 電源部には 過負荷やショートに対する保護用として IEC60127 承認品のヒューズをご使用ください LOGO! 12/24RC 0.8A を推奨致します LOGO! 24 2.0A を推奨致します 交流電圧が印加される保護回路メタルオクサイドバリスタ (MOV) を使用してライン電圧のピークを抑制することができます 13

2.LOGO! 2. 3. 2 入力部の接続入力部には 押しボタンスイッチ 光電スイッチ PNPセンサなどのセンサを接続します (NPN センサは LOGO! 24RC LOGO! 24RCo 以外は直接接続できません ) LOGO! センサのつなぎ LOGO! 12/24RCo 24RCo LOGO! DM8 12/24R LOGO! 24 LOGO! DM8 24 I1 I6 I7 I8 I1 I6 I7 I8 信号状態 0 入力電流 <DC5V <1.0mA <DC5V <0.05mA <DC5V <1.0mA <DC5V <0.05mA 信号状態 1 入力電流 >DC8V >1.5mA >DC8V >0.1mA >DC8V >1.5mA >DC8V >0.1mA LOGO! 24 RC/RCo (AC) LOGO! 230 RC/RC RCo(AC) LOGO!DM8 230R (AC) LOGO! RC/RCo(DC) LOGO!DM8 230R (DC) 信号状態 0 入力電流 <AC5V <1.0mA <AC40V <0.03mA <DC30V <0.03mA 信号状態 1 入力電流 >AC12V >2.5mA >AC79V >0.08mA <DC79V <0.08mA 14

2.LOGO! 注意 LOGO! 230RC/RCo 2 I1 I4 I5 I8 2 LOGO! DM8 230R センサ接続 LOGO!230RC/RCo 増設モジュール:LOGO! DM8 230R(AC) への光電ランプ 二線式近接スイッチの接続 L1 N C L1 N スイッチ装置とシステム idec 信号状態の変化 0 1/1 0 信号状態が 0 から 1 に変化したとき信号状態 1 と 1 から 0 の変化の場合は 信号状態 0 が新しい信号状態を認識するために最低 1 つのスマートリレープログラム周期になければなりません プログラムプロセシングの周期時間は プログラムのサイズによって異なります LOGO! 12/24RC/RC RCo LOGO! 24 高速入力高速入力 ( 入力 5 入力 6) スマートリレー LOGO! 12/24RC / LOGO! 12/24RCo / LOGO! 24 は 周波数スイッチファンクションのための高速入力を備えています これら入力は前述の制約の適用を受けません 15

2.LOGO! 注意 0BA2 タイプのベース (CPU) モジュールと変わりがなく I5/I6 は高速入力です したがって 0BA2 タイプ作成したプログラムを無変更で 0BA3タイプモデル上で実行できます 増設モジュールに高速入力はありません アナログ入力 LOGO! 12/24RC / LOGO! 12/24RCo / LOGO! 24 の場合 I7 と I8 の入力は普通のデジタル入力またはアナログ入力として使えます LOGO! のプログラムの目的によって入力の使い方を選択します I7 と I8 入力をアナログ入力として使うときは AI1 と AI2 として使用します 注意 アナログ信号にはツイストした電線を必ず使用してください またできる限り短く使用してください 16

2.LOGO! センサ接続センサは 下図の通り LOGO! に接続します LOGO! 24... L+ M これらモデルの入力は絶縁されていないため 電源と同じ方法で接地する必要があります また LOGO! 12/24RC / LOGO! 12/24RCo / LOGO! 24 は 電源電圧とグラウンドの間の範囲のアナログ信号を取り込めます LOGO! 230... これらモデルの入力は 2 グループ (I1 ~I4 I5~I8) に分かれています 入力信号に供給する電圧は両方のグループ間では異なっていて差し支えありませんが 同一グループ内の入力電圧は一致している必要があります 注意 警告 2 AC DC 安全規格 (VDE0110...IEC61131-2...UL および CSA) で規定されているように 各入力グループ (I1~I4 または I5~I8) に電圧の異なる入力信号をつなげないでください 誤った電圧を接続すると 入力が取り込めません 17

2.LOGO! LOGO!:AM2 18

2.LOGO! 入力等価回路 LOGO! 230RC/RCo Co DM8 230R デジタル AC 入力 390kΩ 390kΩ 100nF LOGO! 24RC/RCo デジタル AC 入力 +5V 4.3kΩ N 100nF 510Ω 100nF LOGO! 12/24RC LOGO! 12/24RCo LOGO! DM8 12/24 24R デジタル DC 入力 3.3kΩ 100nF 2kΩ LOGO! 12/24RC LOGO! 12/24RCo AM2 12/24 アナログ入力 38kΩ 10nF 38kΩ +5V 19

2.LOGO! 2. 3. 3 出力部の接続 LOGO!: R タイプ ( 型番に R の付くタイプ ) 上記機種の出力部は リレー出力です リレー接点は それぞれ電源と入力から絶縁されています リレー出力注意点出力にはランプ 蛍光管 モータ コンタクタなどの負荷を接続することができます 定格電流は 抵抗負荷の場合は 10A 誘導性負荷の場合は 2A です ( 詳細は 技術仕様 リレー出力のスイッチ容量と寿命 をご覧ください ) 増設モジュール (DM8 230R DM8 12/24R) の定格電流は 抵抗負荷の場合は 5A 誘導性負荷の場合は 2A です 接続負荷を下図の通りに LOGO!R タイプ に接続します max. 16A トランジスタ出力の LOGO! 24 LOGO! 24 の出力部は トランジスタ出力になっています これらの出力は短絡保護および過負荷保護がされています また LOGO! 24 が負荷に電圧を供給するため 負荷用に別の電源を用意する必要はありません また 最大出力電流は 0.3A です 20

2.LOGO! 接続負荷は 下図の通りに LOGO! 24 に接続します 21

2.LOGO! 出力等価回路 LOGO! 12/24RC 12/24RCo 24RC 24RCo 230RC 230RCo LOGO!DM8 12/24R DM8 230R デジタルリレー出力 +24V LOGO! 24 LOGO! DM8 24 デジタル DC 出力 ( トランジスタソース出力 ) +24V al 10nF 22

2.LOGO! 2. 4 LOGO! 電源投入時の状態 : LOGO! には電源スイッチがありません 電源投入時に LOGO! がどのように動作するかは, 下記の要因によって決まります LOGO! 内にプログラムが保存されているか メモリーカードが挿入されているか 電源断前の LOGO! の状態 PC ケーブルが接続されているか以上の条件に対して LOGO! は下表のような表示をします LOGO! 23

2.LOGO! LOGO! を起動する際には 下記の 4 点にご注意ください 1. LOGO! 内にプログラムが存在せず またメモリーカード内にプログラムが存在しない場合 LOGO! は次のメッセージを表示します : No Program Press ESC( プログラムなし ESC を押してください ) 2. LOGO! 内にプログラムが存在せず メモリーカードにプログラムが存在する場合 自動的に LOGO! にメモリーカードのプログラムがコピーされます 3. LOGO! 内にプログラムが既に存在し メモリーカードにもプログラムが存在する場合 LOGO! にメモリーカードのプログラムが上書きされます ご注意下さい 4. LOGO! 内にプログラムが既に存在し メモリーカード内にプログラムが存在しない場合 LOGO! 内のプログラムを使用します ( コピーは行われません ) メモリーカードからコピーは行いませんが このような状況は避けてください 注意 1. プログラムを入力中に電源が切られると 電源断から回復した時点で LOGO! 内のプログラムは 削除されます そのため 必要に応じてメモリーカードにバックアップをおとりください 2. LOGO! の稼働中に メモリーカードの脱着は行わないでください メモリーカードが破損します 24

2.LOGO! LOGO! の動作モード LOGO! には 下記の二通りの動作モードがあります STOP RUN ディスプレイ有ディスプレイ無ディスプレイ有ディスプレイ無 No Program( プログラムなし ) と表示しているとき LOGO! をプログラミングモードに切り替えるとき 赤の LED が点灯しているとき LOGO! RCo タイプ 入力と出力およびメッセージ出力をモニタするためのマスク ( メインメニューで START と表示した後 ) LOGO! をパラメータモード切り替えるとき 緑の LED が点灯しているとき LOGO! RCo タイプ : LOGO! の動作 1. プログラムは 実行されません 2. 入力の読み取りは行いません 3. リレー接点が常に開接点であったり トランジスタ出力が OFF になっていることがあります LOGO! の動作 1. プログラムを実行します 2. 入力を読み取ります 3. リレー / トランジスタ出力を ON または OFF にします LOGO! 増設モジュールの動作モード LOGO! 増設モジュールには 3 つの動作モードがあり 状態に応じて緑 赤またはオレンジ の LED が点灯します LED 点灯 緑 (RUN) 赤 (STOP) オレンジ 増設モジュールは左のモジュールと通信中 増設モジュールは左のモジュールと通信中でない 増設モジュールを初期化中 注意 LOGO! 内にプログラムが既に存在し プログラムの入っているメモリカードが LOGO! 本体に挿入されいるときに プログラムの消去操作をした場合は 本体のみのプログラムが消去されます 25

3. LOGO! LOGO! は従来の複雑なラダープログラミングの方法を LOGO! の小型ディスプレイで表現できるように独自のファンクションブロックを選択し配置するという方法を実現しました LOGO! の表示パネルに合うようにラダー図を多少変更し 独特の命令ボックスという形で命令語を表現しました LOGO! 3 1 3 2 3 3 3 4 3 5 3 6 3 7 注意 ディスプレイ無しの LOGO! LOGO! 12/24RCo / LOGO! 24RCo/ LOGO!230RCo / には ディスプレイがありません 本体ではプログラムできません LOGO! ソフトウェア (LOGO! ソフト ) または別の LOGO! で作成したプログラムをメモリーカードで本体に転送します この章では LOGO! の使い方を簡単な例を用いて紹介します ファンクションブロックとファンクションブロックピン プログラミング プログラム転送 LOGO! のプログラミングには ファンクションブロック方式が採用されています 各ファンクションブロックには ピンと呼ばれる端子がついています プログラムは 出力から入力に向かって順番にファンクションブロックを配置していくと ファンクションブロックの機能に従って 入力条件から出力状態を計算します 本章では ファンクションブロックとその機能の定義をしてから ( 詳細は 3.2 3.3 参照 ) プログラムの方法を解説し( 詳細は 3.4 3.5 3.6 参照 ) 最後に メモリーカードを使用してのプログラムの転送方法 ( 詳細は 5 参照 ) や パソコンを使用したプログラム方法 ( 詳細は 7 参照 ) を解説します 26

3.LOGO! 3.1 コネクタ コネクタ ( 入出力端子 ) とは LOGO! の入力部と出力部のことで プログラム時に コンスタントブロックで入出力 (I Q) を設定すると LOGO! の入出力部に対応できます コンスタントブロックから出ているピンに入出力アドレスを設定することで LOGO! に入出力を認識させます モジュールの組み合わせ例 : L+ M I1 I2 I3 I4 I5 I6 I7 I8 L+ M I9 I10I11I12 L+ M L+ M L+ M I13I14I15I16 RUN/STOP RUN/STOP RUN/STOP PE 1 2 1 2 Q5 Q6 INPUT 2x (..10V/..20 ma) 1 2 1 2 Q9 Q10 1 2 1 2 1 2 1 2 Q1 Q2 Q3 Q4 1 2 1 2 Q7 Q8 A!3M3U3AI4M4U4 1 2 1 2 Q11 Q12 入力端子は アルファベットの I と数字で表されます ( 例 :I1) ハードウェアの入力部は 本体の右上部にあります ただし アナログモジュールの AM2 にかぎり 入力部が本体の下部にあります 出力端子は アルファベット Q と数字で表されます ( 例 :Q1) ハードウェアの出力部は 本体の下部にあります 注意 LOGO! は増設モジュールの入出力をタイプに関係なく認識し 読み取ります 各入出力にはモジュールの装着順に従ってナンバーが振られます プログラムで使用できる入出力とマーカは I1~I24 AI1~AI8 Q1~Q16 M1~M8 です LOGO! 12/24RC / LOGO! 12/24RCo と LOGO! 24 の場合 I7 / I8 はデジタル / アナログ兼用入力です I* とプログラムすると入力をデジタル信号として解釈し AI* とプログラムするとアナログ信号として解釈します 入力 AI* は実際にアナログ対応のコネクタでなければなりません 27

3.LOGO! コンスタントコンスタント (Co) とは LOGO! の全ての接続と信号状態を指します 入力と出力は 0 または 1 の状態になります 0 は入力に信号のない状態を示し 1 は信号のある状態を示します プログラム入力を容易にするための high low そして x コンスタント (Co) の hi (high) は 信号状態の 1 を表し lo (low) は 0 を表します また ブロックの入力を設定しない場合は x コンスタント (Co) を使用してください LOGO! は 次のコンスタントを認識します : コンスタント (Co ( Co) LOGO! ベース (CPU) モジュール デジタルモジュール DM アナログモジュール AM 入力 LOGO! 230RC/ RCo LOGO! 24RC LOGO! 12/24RC/RCo LOGO! 24 I1~I4 I5~I8 の 2 グループ I9~I24 I1~I8 LOGO! 12/24RC/RCo LOGO! 24 (I7/I8 は AI1/AI2 としても使用可能 ) 出力 Q1~Q4 Q5~Q16 なし lo 信号レベル 0 hi 信号レベル 1 x 未使用の接続 AI1(AI3) ~ AI8 28

3.LOGO! 3.2 ブロックとブロックナンバー この章では LOGO! での回路の作成方法とファンクションブロックの接続方法について紹介します ( 詳細は 3.3 参照 ) まず 在来の回路を LOGO! のプログラムに変える方法を紹介します ディスプレイには LOGO! のプログラムを実行させるためのコンスタントブロック (Co) 基本ファンクションブロック (GF) 特殊ファンクションブロック(SF) を表します ファンクションブロックは 選択することにより自動的にブロックナンバー (BN) が付けられ 次のブロックへ接続できます ブロックナンバーの特長 LOGO! でプログラムを作成する際には 出力コンスタントブロック (Q) から入力コンスタントブロック (I) へ向かってファンクションブロックを選択することによって接続していきます ファンクションブロックの入力ピンにブロックナンバーを設定します ブロックナンバーの設定により 指定されたブロックから入力コンスタント (I) までに作成された回路プログラムが書き加えられます この機能を用いると 何度も同じファンクションブロックを設定する必要がなく 回路図も整然と作成できます T1 B3 B2 B1 Q1 B1 B4 Q2 I1 B3 B2 B1 Q1 B4 Q2 * 次のプログラムパスを作成するときは 一旦 前のプログラムパスの出力コンスタントブロック (Q) に戻り を用いて新しくプログラムパスを作成します (LOGO! ソフトを使えばすぐにブロック回路図を作ることができます ) 29

3.LOGO! 以下にプログラム例を示します S1 S2 K1 外部機器 E1は スイッチ S1またはS2 のいずれかによって ON/OFF されます K1 E1 LOGO! では 上記のプログラムは以下のような OR ファンクションブロックを用いて表現されます 配線プログラム配線 LOGO! では スイッチS1とS2の並列回路をORブロックで表し スイッチS1が入力端子 I1 に スイッチS2 が入力端子 I2 に接続されます OR ブロック内の入力のうち二点のみを使用するため 三つ目の入力には 未使用 を表す を入力する必要があります OR ブロックの出力 Q1 は LOGO! のリレー出力端子 Q1 に対応し 外部機器 E1 が出力端子 Q1に接続されます 各種ブロック LOGO! のファンクションブロックは 入力情報を各ファンクションブロックの持っている機能に転換し 出力します プログラムするときにコンスタントブロック (Co) をファンクションブロックにつなげます これを行うには コンスタントブロックメニューから希望の接続を選びます 30

3.LOGO! ロジック操作 最も簡単なファンクションブロックは ロジック操作で行われます AND AND with RLO NAND NAND with RLO OR NOR XOR NOT I1 I2 x 1 Q 入力 I1 と I2 は OR ブロックに接続されています ブロックの残りの入力ピンは未使用のためコンスタントブロック (x) を入力します 特殊ファンクションブロックを強化しました オンディレータイマ オフディレータイマ オン / オフディレータイマ 自己保持のオンディレー 自己保持 リセット付オルタネイトスイッチ 1ショットパルス 立ち上り検出インターバルタイムディレー 週間タイムスイッチ 年間タイムスイッチ アップダウンカウンタ 稼働時間カウンタ パルス出力 デューティ比可変パルス出力 ランダムパルス出力 周波数スイッチ アナログスイッチ アナログ比較 消灯警報付オンディレースイッチ オルタネイトオフディレースイッチ メッセージ出力 31

3.LOGO! ソフトウェアスイッチ第 4 章で LOGO! の全ファンクションを紹介します 32

3.LOGO! LOGO! のブロック表示下図は LOGO! のディスプレイを表しています 回路の構造を確認するためのブロックナンバーを表示します LOGO! 表示他のブロックの接続が確認できます LOGO! が指定したブロックナンバー 入力 接続がないことを表します B02 > 1 I2 x B01 Q1 ファンクションブロック 出力 ブロックナンバーの指定プログラムにファンクションブロックを接続するごとに LOGO! がブロックナンバーを指定してきます LOGO! は ブロック間の接続を確認表示するためにブロックナンバーを使用します I1 I2 I3 B02 B01 B03 B01 I4 I5 I6 B01 B02 B03 x Q1 B01 Q1 プログラム内を ボタンを使って移動できます 33

3.LOGO! 3.3 回路図 回路は 次のように回路図 ( シーケンス回路図 ) に表されます E1 S1 S2 S3 S1 S2 K1 S3 S1 S2 S3 K1 E1 K1 LOGO! の回路を実現するファンクションブロックとコネクタ ( 入出力端子 ) を接続して回路 ( ブロックダイアグラム ) を作ります 入力の配線 L1 S1... 3 LOGO! I1 I2 x I3 x & Q1 N LOGO! の回路 ( ブロックダイアグラム ) を作成するには 出力コンスタントブロック (Q) からプログラムを作り始めます 出力に負荷 またはリレーを接続すると動作します 34

3.LOGO! 回路をファンクションダイアグラムに置換えます 出力から入力へのファンクションダイアグラムを作成します 第 1 ステップ : 出力 Q1 と 外部負荷と接続されている S3(I3) との直列接続ができます I3 x & Q1 第 2 ステップ : S1 と S2 は 並列に接続されています この並列接続は OR ファンクションブロックで対応させます I1 I2 x 1 I3 x & Q1 これでファンクションブロックの配置ができました 次に入力と出力を接続させる必要があります 配線 S1 から S3 スイッチを LOGO! の入力端子 ( ネジ端子 ) に接続します S1 を LOGO! の入力端子 I1 に接続します S2 を LOGO! の入力端子 I2 に接続します S3 を LOGO! の入力端子 I3 に接続します OR ファンクションブロックの入力端子のうち2つは使用され 3 つ目は未使用となります 3 つ目の入力端子に x を設定します 同様に ANDファンクションブロックも 2 つの入力端子が使用されています 従って 3つ目の入力端子は x を設定します AND ファンクションブロックの出力は Q1 のリレーをコントロールします 外部機器 E1 は Q1 に接続されています 35

3.LOGO! 配線の例次の図は 240V 仕様の LOGO! の配線の一つです 入力配線 出力配線 負荷 36

3.LOGO! 3.4 LOGO! プログラム方法概説 ルール 1: 動作モードの切り替え 回路をプログラミングモードにします 電源投入後 No Program Press ESC と表示されたときに ESC を押します 既存のプログラムの時間値とパラメータ値の変更は パラメータモードおよびプログラミングモードから行えます RUN モードに切り替えるには メインメニューの START を選択します RUN モードで ESC を押すと パラメータモードに戻ります パラメータモードからプログラミングモードに戻るには パラメータメニューの STOP を選択し Stop Prg に Yes と答え OK を選択します ルール 2: 出力コンスタントブロック (Q) と入力コンスタントブロック (I) 必ず回路は 出力から入力へとプログラミングして下さい 出力を幾つかのファンクションブロックに接続することはできますが 幾つかのファンクションブロックを 1つのファンクションブロックの入力に接続することはできません 同じプログラムパス内で 前にある入力に後から設定された出力を繋ぐことはできません ( 循環 回帰はできない ということです ) このような場合 マーカ ( 内部リレー ) を出力と一度つなげて その後につづくプログラムを設定してください ルール 3: カーソルとボタン操作 以下の操作方法を用いて プログラムが作成できます 1) カーソルがアンダーバーとして表示されている場合 カーソルを動かすことができま す : ボタンを使用して回路内でカーソルを動かします コンスタントブロック(Co) 基本ファンクションブロック(GF) 特殊ファンクションブ ロック (SF) ブロックナンバー(BN) を選択する時に OK を押します 回路作成の終了時に ESC を押します 2) カーソルがブロック状に表示されている場合 次に設定するコンスタントブロック (Co) 基本ファンクションブロック (GF) 特殊ファンクションブロック (SF) ブロックナンバー (BN) 選択して下さい コンスタントブロック (Co) 基本ファンクションブロック (GF) 特殊ファンクションブロック (SF) ブロックナンバー (BN) を選択する為に ボタンを使用します 選択を決定させる為に OK を押します 1 ステップさかのぼるためには ESC を押します 37

3.LOGO! ルール 4: : プランニング 新規ブロックダイアグラムを入力する前に シーケンス回路全体のブロックダイアグラムを紙に描くか あるいは LOGO! ソフトを使用してLOGO! にプログラムをダウンロードします これによってブロックダイアグラム全体が確認でき 作業の効率化が図れます LOGO! は 完成されたプログラムのみ保存することができます 未完成のプログラムの場合 最初に設定した出力コンスタントブロックへ戻り プログラミングモード以外のモードへ切り替えようとしても未配線の端子のあるブロックへ切り替わり プログラミングモードを終了することができません 38

3.LOGO! 3.5 メニュー画面 プログラミングモード メインメニュー >Program.. PC/Card.. Clock.. Start = LOGO! パラメータモード メインメニュー >Stop Set Param Set Clock Prg Name OK ESC OK ESC OK ESC プログラミングメニュー >Edit Prg Prg Name Clear Prg Password 転送メニュー >PC Card Card 時計メニュー >Set Clock S/W Time 39

3.LOGO! LOGO! では ファンクションブロック ( 命令語 ) とコネクタ ( 入出力端子 ) を組み合わせてプログラム ( ブロックダイアグラム ) を作成します 下図のプログラムを参照して下さい 配線 : スイッチを LOGO! のコネクタ入力端子に接続する プログラムをブロックダイアグラムに変換します ステップ 1: 出力コンスタントブロックQ1では S3と 別の命令ブロックが直列に接続されています この直列接続はANDブロックで設定されます ステップ 2: S1とS2は 並列に設定されています 並列接続は LOGO! ではORブロックで表されます これでプログラムが LOGO! に適合するブロックダイアグラムに変換されました 40

3.LOGO! 3.6 プログラムの入力と開始 プログラムを作成するのが終わり 次は LOGO! にダウンロードします 3.6.1 プログラミングモードへの切り替え LOGO! を電源につなげます 以下のメッセージがディスプレイに表示されます No Program Press ESC ESC を押して LOGO! をプログラミングモードに切り替えます LOGO! のメインメニューが表示されます >Program.. PC/Card.. Clock.. Start LOGO! のメインメニュー 最初の行の左端に > が表示されます ボタンを用いてこの > を上下に移動し LOGO! の動作モードの選択を行います > を Program.. の上に合わせ OK ボタンを押します すると LOGO! が プログラミングモードに入ります >Edit Prg Prg Name Clear Prg Password プログラミングメニュー 41

3.LOGO! ボタンを用いて > を上下に移動し Edit Prg の上で OK ボタンを押します すると 最初の出力が表示されます Q1 他の出力を選択する場合にも および ボタンを使用します プログラムの入力を開始します 注意 この場合 プログラムを LOGO! にパスワード付きで保存したわけではありませんから プログラム編集に直接進むことができます これがパスワード保護付きで保存されたプログラムであれば Edit Prg に OK で答えた後に パスワード入力画面が開きます 正しいパスワードを入力しなければ 編集に進むことはできません (3.6.5 参照 ) 3.6.2 最初のプログラム下図のプログラムをご覧下さい 二つのスイッチが並列に接続されています プログラム図では下図の通り表現されます S1 S2 K1 K1 E1 外部機器は スイッチS1 あるいはS2のいずれかによって ON になります LOGO! では この2つのスイッチの並列接続はORブロックで設定されます LOGO! のプログラムでは このプログラムは次のようになります I1とI2はORブロックの入力に接続され S1がI1に S2がI2に接続されています 42

3.LOGO! LOGO! のプログラムはこのようになります I1 I2 x >1 Q1 配線配線は下図の通りになります スイッチS1が入力 I1に作用し S2が入力 I2に作用します 外部機器は リレー出力に接続されています 43

3.LOGO! 3.6.3 プログラムのエディット ( 作成 編集 ) 次にプログラムを入力してみましょう まず出力 Q1が表示されています ( 出力側から入力側に向かってプログラムを作成します )(3. 7 項参照 ) Q1 LOGO! の最初の出力 Q1のQの部分にアンダーライン状のカーソルがあります このカーソルは プログラム内の現在の位置を示しています カーソルは ボタンを用いて移動できます 上図の段階でボタンを押すと カーソルが左に移動します Q1 カーソルはプログラム内の位置を示しています ここでは最初のファンクションブロック (ORファンクションブロック) だけを入力します OK ボタンを押して入力モードに切り替えます Co Q1 ここでは 長方形のブロック状のカーソルが表示されます コンスタントブロック あるいはファンクションブロックを選択することができます この段階では カーソルはアンダーラインの形ではなく 点滅する長方形 ( ブロック状 ) で表示されています 同時に最初の選択リストが 表示されます 基本ファンクション (GF) リストを選択し (GFが表示されるまで何度か ボタンを押す)OK ボタンを押します すると 基本ファンクション (GF) のリストの中の最初のブロックが表示されます 44

3.LOGO! & B01 Q1 基本ファンクションブロックのリストの中の最初のファンクションブロックは ANDです カーソルは長方形 ( ブロック状 ) で表示されていて これでファンクションブロックを選択します OR ファンクションブロックが表示されるまで ボタンを押します 1 B01 Q1 カーソルがまだファンクションブロック内にあり 長方形 ( ブロック状 ) で表示されています OK ボタンを押し ファンクションブロックの入力を終了します ディスプレイには左下図が表示されています 1 B01 Q1 ブロックナンバー B01 >1 Q1 これで最初のファンクションブロックの入力が 終了しました 入力したファンクションブロックには それぞれファンクションブロックナンバーが割り当てられます 次にファンクションブロックのコネクタ ( 入力端子 ) に値を入力します そのためにまず OK ボタンを押します Co 1 B01 Q1 コンスタント (Co) ブロックリストを選択し OK ボタンを押します 45

3.LOGO! x 1 B01 Q1 コンスタント (Co) ブロックリストの最初のアイテムは 記号です これは 入力が未使用であることを表す記号です あるいは ボタンを用いて入力コンスタンとブロックI1を選択します ボタンを押すと Co リストの先頭から I1 I2...lo と変化し 最後に x に戻ります ボタンを押すとリストの末尾から lo hi Q... と変化し 最後は I1 から x に戻ります I1 1 B01 Q1 OK ボタンを押します これで入力コンスタントブロックI1が ORファンクションブロックの入力端子に接続されました カーソルは ORファンクションブロック内の次の入力端子に移動します I1 1 B01 Q1 I1 B01 1 Q1 46

3.LOGO! 次に入力コンスタントブロックI2をORファンクションブロックの入力に接続します 下記の手順に従って下さい 1. 入力モードに切り替える : OK 2. コンスタントブロック (Co) リストを選択する : または 3. コンスタントブロック (Co) リストを確認する : OK 4. 入力コンスタントブロックI2を選択する : または 5. 入力コンスタントブロックI2を確認する : OK これで入力コンスタントブロック I2 が OR ブロックの入力端子に接続されました I1 I2 1 B01 Q1 I1 I2 B01 1 Q1 このプログラムでは OR ファンクションブロック内の一番下の入力端子への設定は必要ありません LOGO! では 不必要な ( 未使用の ) 入力端子には 記号を設定してください 1. 入力モードに切り替える : OK 2. コンスタントブロック (Co) リストを選択する : または 3. コンスタントブロック (Co) リストを確認する : OK 4. 入力端子に を選択する : または 5. 入力端子の を確認する : OK これで設定されたファンクションブロック内の入力端子の配線が 終了しました LOGO! は プログラムが完了したと解釈し ESC ボタンで出力コンスタントブロックQ1に戻ります 表示パネルには 左下図が表示され 作成プログラムは右下図のようになります B01 B01 Q1 I1 I2 x 1 Q1 最初のプログラムにもう一度戻りたいときには あるいはボタンを押してプログラム内でカーソルを移動するだけです 47

3.LOGO! ここでは プログラムの入力を終了し LOGO! をRUNモードにします そのためには 下記の手順に従って下さい 1. プログラミングメニューに戻る : ESC これでプログラミングメニューに戻ることができない場合は ファンクションブロックの配線がきちんと完了していないということです プログラムし忘れた箇所が ディスプレイに表示されます (LOGO! は完全なプログラムだけを保存 動作します ) 3.6.4.4 プログラム名の設定プログラムには名前をつけることができます プログラム名には英数字と一部の特殊記号を使用でき 長さは 16 文字までです 2. > を Prg Name に移動する : または 3. Prg Name を選択する : OK または ボタンでアルファベットの A(a) から Z(z) 数字および特殊記号を降順または昇順にたどることができます 希望する文字を選択し 確定します スペースを入力するには でカーソルを次の入力位置に移動します スペースはリストの先頭文字です 例 : ボタンをを 1 回押す : A ボタンを 4 回押す : { プログラム名には次頁の文字セットを使用できます 48

3.LOGO! A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9! # $ % & ( ) * +, -. / : ; < = >? @ [ ] ^ _ { } ~ プログラムに ABC という名前をつける場合の操作を説明します 1. A を選択 : 2. 次の文字に移動 : 3. B を選択 : 4. 次の文字に移動 : 5. C を選択 : 6. プログラム名を確定 : OK 以上でプログラム名の設定が終わり プログラムメニューに ABC ABC というプログラムが表示されます プログラム名の変更変更は プログラム名の設定と同じようにして行ないます 注意 プログラム名は プログラミングモードからしか変更できません プログラム名の読み出し読み出しは プログラミングモードまたはパラメータモードから行えます 49

3.LOGO! 3. 6. 5 パスワード パスワードはプログラムを不当な改変から保護するために使用します パスワードの設定パスワードは最長 10 文字まで 使用できる文字種はアルファベット大文字 (A~Z) だけです パスワードの設定と変更 削除は必ず パスワード メニューから行う必要があります プログラムメニューから 1. > を Password に移動する : または 2. Password を選択する : OK または ボタンで アルファベットを A Z または Z A の方向にたどり 希望する文字を選択します パスワード入力画面で表示される文字はアルファベット大文字だけですので ボタンを使えばアルファベットの最後の文字をすぐに表示させることができます ボタンを 1 回押す : Z ボタンを 2 回押す : Y 最初に作ったプログラムに AA というパスワードを設定します 画面表示は次の通りです Old: No Password New: 手順はプログラム名の設定と同じです New の下の入力フィールドで以下の操作を行います 3. A を選択 : 4. 次の文字へ : 5. A を選択 : 50

3.LOGO! 画面表示が次のようになります Old: No Password New: AA 6. パスワード全体を確定します : OK 以上でプログラムに AA AA というパスワードが設定されました 画面は再びプログラミングメニューに戻ります 注意 パスワード入力中に ESC を押すと LOGO! はプログラミングメニューに戻ります パスワードは保存されません パスワードは LOGO! ソフトからでも設定できます パスワードで保護されたプログラムは LOGO! ソフトにアップロードするにも LOGO! 上で編集するにも パスワードを正しく入力する必要があります パスワードの変更パスワードを変更するには 現在のパスワードを知っていなければなりません プログラミングメニューから 下記の操作を行います 1. > を Password に移動する : または 2. Password を選択する : OK Old の下に有効なパスワードを入力します ( この場合は AA AA ) 上記 3~6 の手順を繰り返します Old: AA New: 画面表示が次のようになります New の下に新しいパスワードを入力します 仮にここでは ZZ ZZ とします 3. Z を選択 : 4. 次の文字へ : 5. Z を選択 : 51

3.LOGO! 画面表示が次のようになります Old: AA New: ZZ 6. 新しいパスワードを確定します または 新しいパスワード ZZ ZZ が設定され プログラミングメニューに戻ります パスワードの削除別のオペレータがプログラムをエディットする場合など パスワードを無効にすることができます パスワードを変更する場合と同様 現在のパスワードを知っている必要があります ( この場合は ZZ ZZ ) プログラミングメニューから 下記の操作を行います 1. > を Password に移動する : または 2. Password を選択する : OK Old の下に有効なパスワードを入力します ( この場合は ZZ ZZ ) 上記 3~5 の手順を繰り返し OK で確定します 画面表示が次のようになります Old: AA ZZ New: ZZ ここで何も入力しなければ パスワードが削除されます 3. 空のパスワードを確定します : OK パスワードは削除され プログラミングメニューに戻ります 注意 パスワードを削除した後は プログラムをエディットする際にパスワードの入力を求められることはありません 今後のチュートリアルで作業をすばやく進めるために 先ほど設定したパスワードを削除しておいてください 52

3.LOGO! パスワードの誤入力パスワード入力画面で間違ったパスワードを入力し OK で確定すると LOGO! はエディットモードに移行せずに プログラミングメニューに戻ります 正しいパスワードが入力されるまで その繰り返しとなります 3. 6. 6 LOGO! を RUN モードに切り替える RUN モードへの切り替えはメインメニューから行います 1. メインメニューに戻る : ESC 2. > を Start に移動する : または 3. Start を選択する : OK LOGO! がプログラムに実行を開始します 画面表示は次のように変化します RUN モードでの LOGO! の表示 Mo 09:00 06.21.01 I:0.,1.,2. 123456789 0123456789 01234 Q:0.,1. 123456789 0123456 現在の日時 ( 時計付きモデルのみ ) 入力の状態 出力の状態 日時の表示未設定の場合 日時は点滅表示されます 入力の表示 I:0.,1.,2. 123456789 0123456789 01234 入力 I1~I9 入力 I10~I19 入力 I20~I24 出力の表示 Q:0.,1. 123456789 0123456 出力 Q1~Q9 出力 Q10~Q16 53

3.LOGO! LOGO!LOGO! が RUNモードにある という意味は? RUNモードでは LOGO! はプログラムを実行します すなわち 入力の信号状態を読み取り 入力したプログラムに基づいて出力の信号状態を決定して 出力を ON あるいは OFF にします I:0.,1.,2. 123456789 0123456789 01234 Q:0.,1. 123456789 0123456 LOGO! では入力あるいは出力の信号状態を下図の通り表現します 例を用いて説明します L1 S1 =1 I1 S2 I2 S1がONになると 入力コンスタントブロックI1に電圧がかかり 入力コンスタントブロックI1の信号状態が 1 になります I:0.,1., 123456789 0123456789 01234 Q:0.,1. 123456789 0123456 LOGO! はプログラムに基づいて出力の信号状態を決定します ここでは出力 Q1 の信号状態は 1 です N Q1 LOGO! 54

3.LOGO! 3 6 7 第二のプログラムを用いて下記の点を説明します 既存のプログラムに命令ファンクションブロックを挿入する方法 特殊ファンクションブロックを選択する方法 パラメータの入力方法 第二のプログラムを作成するには最初のプログラムを編集します 第二のプログラムのシーケンス回路図を見てみましょう L1 S1 S2 K1 K1 N E1 スイッチS1 又はS2がリレーを動作し リレーが外部機器 E 1を ON にし 12 分後再び OFF にします LOGO! のブロックダイアグラムではこのプログラムは下図のようになります I1 I2 x x T Q1 ORファンクションブロックと出力リレー Q1は最初のプログラムと同じです 新しく加わったものはオフディレーファンクションブロックだけです 下記の手順に従って最初のプログラムを編集します LOGO! のエディット編集モードに入ります 下記の手順に従って下さい 1. LOGO! をプログラミングモードに切り替えます (RUN モードで ESC を押す パラメータメニューで Stop を選択し OK ボタンを押す > を Yes に移動し もう一度 OK ボタンを押す ) 2. メインメニューから Program を選択します 3. プログラミングメニューから Edit Prg を選択します ( 必要に応じてパスワードを設定し OK で確定します ) これで既存のプログラムを編集することができます 55

3.LOGO! プログラムに新しいブロックを追加するにはカーソルをブロックナンバー B01(B01はORファンクションブロックの番号 ) のBの位置に移動します B01 Q1 カーソルを移動し を押します この段階で新しいブロックを挿入できます OK ボタンを押します BN Q1 LOGO! がブロックナンバー (BN) リストを表示します ボタンを用いて特殊ファンクションブロックのリストを選択します SF Q1 特殊ファンクションブロックのリストには特殊ファンクションブロックが含まれています OK ボタンを押します 特殊ファンクションブロックの最初のブロックが表示されます 56

3.LOGO! Trg T Q1 ファンクションブロック あるいは基本ファンクションブロックを選択すると LOGO! は その機能のブロックを表示します 長方形 ( ブロック状 ) のカーソルが 表示されます あるいは ボタンを用いて希望のファンクションブロックを選択します 希望のファンクションブロックを選択し ( 下図参照 : オフディレーファンクションブロック ) OK ボタンを押します B01 R T B02 Q1 オフディレーファンクションブロックには 入力端子が三つあります 一番上の入力はトリガ入力 (Trg) であり この入力を用いてオフディレーをスタートします この例では ORファンクションブロックB01がオフディレーをスタートするようになっています タイマと出力のリセットはリセットRを用いて行い オフディレーの設定時間はタイマTを用いて設定します この例ではオフディレーのリセットRは使用しないため を記入します 最初のプログラムで を入力した時と同じ方法を使用します 1. カーソルをRの下に合わせ : または 2. 入力モードに切り替える : OK 3. コンスタントブロック (Co) リストを選択する : または 4. コンスタントブロック (Co) リストを確認する : OK 5. を選択する : または 6. を確認する : OK 下図のように表示されている筈です B01 x T B02 Q1 57

3.LOGO! 次にオフディレーのタイマ T を入力します 1. カーソルがTの下にない場合 そこまで移動する : または 2. 入力モードに切り替える : OK パラメータのウィンドウが表示されます B02:T T=00:00s+ タイマ値 S= 秒 m= 分 h= 時 B02: ブロックナンバー B02 のパラメータ T: タイマパラメータは パラメータモードで表示され そこで編集することができます タイマの単位 タイマ値の最初の位置にカーソルが表示されます タイマ値を変更するには 下記の手順に従って下さい およびボタンを用いてカーソルを別の位置に移動する および ボタンを用いて値を変更する 新しいタイマ値を入力した後 OK ボタンを押します ここでは 12 分に時間を設定します (T=12:00) 1. カーソルを最初の位置に移動する : または 2. 1 を選択する : または 3. カーソルを二番目の位置に移動する : または 4. 2 を選択する : または 5. カーソルをユニットに移動する : または 6. 分 を表す単位 mを選択する : または 58

3.LOGO! パラメータの表示 / 非表示パラメータモードでパラメータを表示したくない場合... 1. カーソルを保護モードに移動する : または 2. 保護モード - を選択する : または 下図のように表示されているはずです B02:T T=12:00m+ or B02:T T=12:00m- パラメータモードでの設定値変更可パラメータモードでの設定値変更不可 3. 入力を終了する : OK 注意 保護モードと時間の単位はプログラミングモードからのみ変更可能です パラメータモードからは変更できません変更できません これで B02のブロックの入力は 完了しました LOGO! は 再びQ1 出力を表示します 表示画面でもう一度プログラムを見ることができます プログラム内を移動するには 矢印ボタンを使用します あるいはボタンを用いてブロック間を移動し あるいは ボタンを用いてブロックの入力間を移動します 最初のプログラムの時と同様の方法でプログラムの入力を終了します 1. プログラミングメニューに戻る : ESC 2. メインメニューに戻る : ESC 3. > を START に移動する : または 4. START を確認する : OK これで LOGO! が再び RUN モードに入りました Th 09:30 06.21.01 59

3.LOGO! 3.6.8 ブロックの削除下図のプログラムからブロックB02を削除します I1 I2 x B01 x T B02 Q1 そのためには下記の手順に従って下さい 1. プログラミングモードに切り替える 2. Edit Prg に移動する : または 3. Edit Prg を選択する : OK ( 必要に応じてパスワードを設定し OK を押す ) 4. ボタンを使って出力コンスタントブロック Q1 の入力上にカーソルを置く ( つまり B02 の下に ) B02 Q1 5. OK ボタンを押す 6. 以上で ブロックナンバー B02 ではなく B01 を直接出力コンスタントブロック Q01に接続することができました さらに 下記の手順を実行します - ファンクションブロックナンバーリスト (BN) を選択する : または - BN リストの選択を確定する : OK - B01 を選択する : または - B01 の選択を確定する : OK 結果 : ブロックナンバー B02 が削除され ブロックナンバー B01 が直接出力に接続されます 60

3.LOGO! 3. 6. 9 一連のブロックの削除下図のプログラムからブロックB01とB02を削除します I1 I2 x B0 x T B0 Q1 そのためには下記の手順に従って下さい 1. プログラミングモードに切り替える : 2. Edit prg を選択する : または 3. Edit prg の選択を確定する : OK ( 必要に応じてパスワードを設定し OK を押す ) 4. ボタンを使って出力コンスタントブロックQ1の入力上にカーソルを置く ( つまりB02の下に ) B02 Q1 5. OK ボタンを押す 6. 設定されているブロックナンバー B02ではなく Co( コンスタントブロック ) の中から x を選択し Q1 に接続します 手順は次の通りです -コンスタントブロック(Co) リストを選択する : または - Co リストの選択を確定する : OK - を選択する : または - の選択を確定する : OK 結果 : ブロックナンバー B02が削除されるとともに 入力側の後に続くすべてのブロックが削除される 61

3.LOGO! 3.6.10 プログラム入力の修正 LOGO! ではプログラム入力の修正を簡単に行うことができます 入力を終了していない場合 ESC を押して1ステップ戻ることができます 入力を終了した場合は同じステップを1からやり直します 1. カーソルを変更したいファンクションブロックの位置に移動する 2. 入力モードに切り替える : OK 3. ボタンで使用したいファンクションブロックを選択する 新しいファンクションブロックがもとのファンクションブロックと全く同じ入力点数をもつ場合にのみ 古いファンクションブロックと置換することができます また 古いファンクションブロックを削除し 全く新しいファンクションブロックを挿入することもできます 3.6.11 画面上の? プログラムの入力を終了し ESC ボタンを用いて Edit Prg を終了しようとすると LOGO! はまずブロック内の入力がすべて正しく配線されているかどうかを確認します 入力を配線し忘れた場合 そのファンクションブロックが表示され 間違いのある端子に? マークが表示されます 入力の配線が終了していない パラメータの値を指定していない B01 R? T? B02 Q1 プログラムを入力し パラメータ値を入力します これで ESC ボタンを押して Edit Prg を終了することができます 62

3.LOGO! 3.6.12 プログラムの完全削除 ( オールクリア ) プログラムを削除するには下記の手順に従って下さい 1. LOGO! をプログラミングモードに切り替える メインメニューが表示される >Program.. PC/Card.. Clock.. Start 2. > を Program 上に合わせ ( または ) OK ボタンを押す >Edit Prg Prg Name Clear Prg Set Clock LOGO! がプログラミングメニューに入る 3. > を Clear Prg に移動する : または 4. Clear Prg を確認する : OK Clear Prg >No Yes プログラムを誤って削除することがないように再度確認します プログラムを削除したくないなら > を No に移動し OK を押します LOGO! 内のプログラムを削除することが確実な場合 : 5. > を Yes に移動する : または 6. OK を押す LOGO! がプログラムを削除し プログラミングニューに戻ります 63

3.LOGO! 3.6.13 夏時間 / 冬時間の設定 夏時間 / 冬時間の自動切り替え機能は プログラミングモードの Clock メニューから ON/OFF することができます 1. LOGO! をプログラミングモードに切り替える 2. メインメニューが表示されるので Clock を選択する : または 3. Clock の選択を確定する : OK 4. > を S/W Time に移動する : または 5. S/W Time を選択する : OK 画面表示が次のようになります >On Off S/W Time Off 夏時間 / 冬時間の自動切り替え機能の現在の設定が最下行に表示されます 工場出荷時設定では この機能は OFF に設定されています 夏時間 / 冬時間の自動切り替えを有効にするにはこの機能を有効にし パラメータの設定または定義するには 以下の手順に従います 1. > を On に移動する : または 2. On を選択する : OK 画面表示が次のようになります >EU UK US.. 画面表示の説明 : EU EU : 欧州の夏 / 冬時間 UK UK : 英国の夏 / 冬時間 US US : 米国の夏 / 冬時間... :. 夏時間 / 冬時間の変更日と時間差を自由に設定可能 64

3.LOGO! EU 英国 米国の夏時間 / 冬時間の変更日と時間差は次のようにあらかじめプログラムさ れています 夏時間の始まり 夏時間の終わり 時間差 Δ EU 3 月最後の日曜 10 月の第 4 日曜 : 60 分 02:00 03:00 03:00 02:00 UK 3 月最後の日曜 10 月最後の日曜 : 60 分 02:00 03:00 03:00 02:00 US 4 月最初の日曜 10 月最後の日曜 : 60 分 02:00 03:00 03:00 02:00.. 任意の日付 02:00 02:00+ 時間差 任意の日付 03:00 03:00- 時間差 ユーザーが設定 ( 分単位 ) 注意事項時間差 Δは 0~180 分の間で設定できます 例 : 欧州の夏時間 / 冬時間切り替え機能を有効にする場合 3. > を EU に移動する : または 4. EU の選択を確定する : OK 画面表示が次のようになります >On Off S/W Time On EU 次いで 欧州の夏時間 / 冬時間設定が選択されたことを示すメッセージが表示されます パラメータの設定上記の国 / 地域の設定に該当しない場合は メニューの.. を選択し 夏 / 冬時間と時間差を自由に設定することができます 1. On をもう一度確定する : OK 2. > を.. に移動する : または 3. メニュー項目.. を確定する : OK 65

3.LOGO! 画面表示が次のようになります ブロックカーソル MM.DD + : 01.010 - : 01.01 =000 min 月 (MM) と日付 (DD) 夏時間開始時刻 時間差 ( 分単位 ) 例 : 夏時間の始まりが 3 月 31 日 終わりが11 月 1 日で 時間差が120 分 (2 時間 ) であるとします ボタンでブロックカーソルを左右に移動する ボタンでボタンでカーソル位置の数値を変更する 画面表示が次のようになります MM.DD + : 03.31 - : 11.01 =120 min 3 31 11 1 120 入力を終了したら OK ボタンを押す 以上で夏時間 / 冬時間の設定は終わりです 画面表示が次のようになります 夏時間 / 冬時間の切り替えが有効で パラメータはユーザー設定 (.. ) であることが分かります 注意 夏時間 / 冬時間の切り替えを無効にするには この画面で OFF を選択し OK ボタンを押します 66

3.LOGO! 3.7 メモリ容量 プログラムを作成するにあたっては 以下のような容量の制限があります 直列回路 ( ブロック ) の数 使用可能なメモリ 直列回路 ( ブロック ) の数入力と出力の間には 最大 56 個のファンクションブロックの直列回路を配置することができます * 但し 内部リレー (M1~M8) を使用して直列回路を増やすことは可能です メモリエリア LOGO! プログラムでは 決まった数のブロックを使用することができます さらに ファンクションブロックによっては その特別な機能のため メモリが必要なものがあります 特殊ファンクションに必要なメモリは 4つのメモリエリアに分けられています Par: LOGO! が 設定値を保存する場所です ( 例 : カウンタの設定値 ) RAM: LOGO! が 現在の実際値を保存する場所です ( 例 : カウンタの現在値 ) Timer( タイマ ): LOGO! が オフディレーなどのタイムファンクションの為に使用するエリアのことです REM: LOGO! が 保持すべき現在値を保存する場所です ( 例 : 稼働時間カウンタでのカウント値 ) 電源断時現在値保持を選んで使用できるブロックでは その電源断時現在値保持のスイッチがオンになっている場合のみにメモリエリアは使用されます 67

3.LOGO! LOGO! で使用できるリソース LOGO! のプログラムにて プログラムできるメモリ ( 容量 ) の最大量は以下の通りです : Par RAM REM 56 48 27 16 15 8 LOGO! は メモリ容量を監視し 実際使用できるだけのメモリの空きがあるファンクションのみのファンクションブロックのリストを提供します 下表は各メモリエリアで特殊ファンクションブロックが占有するメモリ量をまとめたものです Par RAM 1 1 1 0 2 1 1 0 2 1 1 0 REM 2 1 1 0 0 (1) 0 (1) 0 (1) 0 (1) 1 1 1 1 0 1 1 1 0 6 2 0 0 2 0 0 0 2 (2) 0 (2) 2 0 0 4 1 1 1 0 3 1 1 0 2 1 1 0 3 3 1 0 4 2 0 0 3 4 0 0 1 1 1 0 2 1 1 0 1 0 0 0 1 (1) 0 (1) * 電源断時現在値保持のある / 無いファンクションブロックのパラメータ設定によって 各ファンクションブロックは 以下のメモリ量を占有します 電源断時現在値保持設定オフ: (RAM エリア内メモリ ) 電源断時現在値保持設定オン: (REM エリア内メモリ ) 68

3.LOGO! メモリエリアの使用プログラムを作成している時 それ以上のファンクションブロックを入れることが出来なくなると メモリエリアが完全に占有されている ということを意味します LOGO! は まだ LOGO! に入れることが出来るファンクションブロックのみを提供します ファンクションブロックリストからブロックが LOGO! に入れることが出来ない場合 リストから選択することが出来なくなります メモリエリアが占有されている場合 回路のファンクションを最大限活用できるように再度プログラムを作成するか またはもう一つ LOGO! を増やさなければなりません 必要なメモリの量を求める回路の必要なメモリを計算する時 必ず個々のメモリエリアを考えに入れなければなりません 例 : プログラム例には以下が含まれています : ブロックメモリエリアファンクションナンバー Par RAM タイマ REM ブロック B01 OR 0 0 0 0 1 B02 AND 0 0 0 0 1 B03 週間タイムスイッチ 6 2 0 0 1 B04 オンディレー 1 1 1 0 1 B05 パルス出力 1 1 1 0 1 B06 AND 0 0 0 0 1 プログラムに使用されているメモリ 8 4 2 0 6 LOGO! のメモリ上限 48 27 16 15 56 LOGO! でまだ使用可能なメモリ 40 23 14 15 50 69

4. LOGO! ファンクション概要 概要エレメント一覧 LOGO! は プログラミングモードにおいて数々のエレメントを提供します これらのエレメントを 下記に示します Co: コンスタント一覧 (Connector) ( 4. 1 項参照 ) GF: 基本ファンクション一覧 ( 4. 2 項参照 ) SF: 特殊ファンクション一覧 (4. 3 項参照 ) BN: 回路で再利用可能なブロック一覧 リストの内容リストは LOGO! のなか全てのエレメントを表示します これらは LOGO! の持つ全てのコンスタント 基本ファンクション そして特殊ファンクションを指します また これらのエレメントは BN リストを出す前に作った全てのブロックも含みます LOGO! がそれ以上のファンクションを表示しなくなった時次の場合に LOGO! は それ以上のファンクションを表示しません : これ以上ブロックが入力できないときこれはメモリ不足であるか 使用可能のブロックが最大量 (56) に達してしまった場合に起こります 特別なブロックのメモリが LOGO! にあるメモリ容量を越えている 70

4. LOGO! ファンクション概要 4. 1 コンスタント (Co ( Co) コンスタント (Co) は入力 出力 マーカ ( 内部リレー ) と固定された電圧レベル (high, low) を表します 入力 1) ) デジタル入力デジタル入力はアルファベットの I で表します 入力番号 (I1 I2 ) は LOGO! および増設モジュールの入力コネクタの番号 ( モジュール取り付け順 ) と対応しています 2) アナログ入力 LOGO! 24 / LOGO! 12/24RC / LOGO! 12/24RCo のモデルは アナログを備えています どのようにプログラムされているかによって AI1 と AI2 としても使える I7 と I8 を含みます 入力が I7 と I8 として使われている場合 適用されているシグナルはデジタル値として解釈されます AI1 と AI2 として使われている場合はアナログ値として解釈されます アナログモジュールを増設した場合 入力には既にあるアナログ入力の番号に続く番号が割り当てられます 出力出力はアルファベットの Q で表します 出力番号 (Q1 Q2 ) は LOGO! および増設モジュールの出力コネクタの番号 ( モジュール取り付け順 ) と対応しています マーカ ( 内部リレー ) マーカ ( 内部リレー ) は アルファベットの M で表します マーカ ( 内部リレー ) は 出力において入力と同じ値を持つ仮想出力です LOGO! は 8 つのマーカ ( 内部リレー )(M1 M8) があります L+ M I1 I2 I3 I4 I5 I6 I7 I8 L+ M I9 I10I11I12 L+ M L+ M L+ M I13I14I15I16 RUN/STOP RUN/STOP RUN/STOP PE 1 2 1 2 Q5 Q6 INPUT 2x (..10V/..20 ma) 1 2 1 2 Q9 Q10 1 2 1 2 1 2 1 2 Q1 Q2 Q3 Q4 1 2 1 2 Q7 Q8 A!3M3U3AI4M4U4 1 2 1 2 Q11 Q12 71

4. LOGO! ファンクション概要 スタートアップフラグマーカ ( 内部リレー ) の M8 は スタート時の1サイクルの間のみ ON となり スタートアップフラグとして使用できます 次のサイクルで OFF となり その後のサイクルでは M1~M7 と同じように使用できます 注意 マーカ ( 内部リレー ) 出力で適用された信号は必ずその前のプログラムサイクルの信号です プログラムサイクルの中では信号は変わりません レベル電圧レベルは hi と lo で表します ブロックが続けて 1=hi または 0=lo の信号状態にならなければいけない場合 入力は固定されたレベル 常に hi または lo の値で接続されます オープンコネクタファンクションブロックのコネクタピンが接続されていない場合 で表示されます I1 I2 x 1 Q この例では OR ブロックの 3 番目の入力は 接続されていないので で表示されています 72

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2 基本ファンクション (GF ( GF) 基本ファンクションは論理図を用いた基本的なオペレーションツールです 回路を入力する時に 基本ファンクションブロックを使用します 下記に基本ファンクションブロックを示します 右端の欄の数字は 基本ファンクションリスト内で占める各ブロックの位置を表わします 先頭位置から ボタンを何回押せば そのブロックを選択できるかが分かります 名称 LOGO! の表示 基本ファンクション GF リスト内の順番 開接点の直列接続 AND 1 開接点の直列接続立ち上がり検出 AND with RLO (AND ) 7 閉接点の並列接続 NAND 4 閉接点の並列接続立ち下がり検出 NAND with RLO (NAND ) 8 開接点の並列接続 OR 2 閉接点の直列接続 NOR 5 排他的論理和 XOR 6 閉接点の接続 NOT 3 73

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 1 AND 開接点の直列接続 このファンクションブロックは 入力 I1 I2 I3のすべてが ON である場合にのみ出力 Qが ON になります このファンクションブロックは 全ての入力が ON の場合だけ出力を ON します このブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力を ON として扱います AND ブロックの真理値表 I1 I2 I3 Q 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 0 1 0 0 0 1 0 1 0 1 1 0 0 1 1 1 1 74

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 2AND AND 開接点の直列接続立ち上がり検出 このファンクションブロックは入力が OFF ON に変化したときに 全ての入力が ON となっている場合に 1スキャンのみで出力が ON します このブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力を ON として扱います AND のタイムチャート 1 2 3 Q 75

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 3 NAND 閉接点の並列接続ブロック命令 このファンクションブロックは 全ての入力がONのときのみ出力がOFFしますこのブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力をONとして扱います NAND の真理値表 I1 I2 I3 Q 0 0 0 1 0 0 1 1 0 1 0 1 0 1 1 1 1 0 0 1 1 0 1 1 1 1 0 1 1 1 1 0 76

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 4 NAND 閉接点の並列接続立ち下がり検出 このファンクションブロックは 全ての入力がONの状態から 少なくとも1つの入力がOFFに変化したときに 1スキャンのみ出力をONにします このブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力を ON として扱います 立ち下がり検出 NAND のタイムチャート 1 2 3 Q 77

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 5 OR 閉接点の並列接続 (OR) このファンクションブロックでは 少なくとも1つの入力がONのとき 出力をONにします このブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力をOFFとして扱います OR の真理値表 I1 I2 I3 Q 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 0 1 0 1 1 1 1 0 0 1 1 0 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 78

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 6NOR 閉接点の直列接続 (NOR) ブロック命令 このファンクションブロックは 全ての入力が OFF の場合のみ 出力が ON になります このブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力を ON として扱います NOR の真理値表 I1 I2 I3 Q 0 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 0 1 0 0 0 1 0 1 0 1 1 0 0 1 1 1 0 79

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 7 XOR 排他的論理和接点 (XOR) の回路図ブロック命令 このファンクションブロックは 2つの入力状態が互いに異なる場合のとき 出力がONになります このブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力を OFF として扱います XOR の論理テーブル I1 I2 Q 0 0 0 0 1 1 1 0 1 1 1 0 80

4. LOGO! ファンクション概要 4. 2. 8NOT 閉接点 (NOT) の回路図 ブロック命令 このファンクションブロックは 入力の状態を反転させて出力します このブロックの入力ピンが接続されていなければ 自動的に入力を ON として扱います NOT の真理値表 I1 Q 0 1 1 0 81

4. LOGO! ファンクション概要 4. 3 特殊ファンクション (SF) 概要特殊ファンクションは入力表示が異なるため 基本ファンクションとは違い 個々の必要性に応じてタイムファンクション 電源断時現在値保持 そして様々なパラメータ値を設定する機能があります このセクションでは特殊ファンクションについて入力の説明と重要な情報を提供します 特殊ファンクションの詳細については 4.4 を参照してください 4. 3. 1 入力の説明接続入力他のブロック または LOGO! の入力への接続は次のように表現されます : S (set) : S 入力は出力をセットします R (reset) : R のリセット入力は他の入力の全てより優先で出力を 0 に切り替えます Trg (trigger) : ファンクションを実行させるために使う入力です Cnt (count) : カウント入力の記録をとる入力です Fre (frequency) : 査定される周波数信号は入力においてこの表示で適用されます Dir (direction) : たとえば どの方向にカウンタがカウントするかをセットする入力です En (enable) : この入力はブロックのファンクションをオン状態にします 入力が 0 の場合 ブロックは他のシグナルを無視します Inv (invert) : この入力が作動している時はブロックの出力シグナルが変換されます Ral (reset all) : 全ての内部の値がリセットされます 特殊ファンクションの入力においての X コネクタ X コネクタを特殊ファンクションの入力に接続した場合 これらの入力は 0 値が指定されます 例 : 低シグナルは入力に適用されます 82

4. LOGO! ファンクション概要 パラメータ入力入力信号を受けつけない入力がいくつかあります そのかわり ファンクションブロックに特定の値をパラメータとして入力します Par(parameter): この入力は接続できません ブロック用のパラメータをセットします T(time): この入力は接続できません ブロック用のタイマをセットします No(cam cam): この入力は接続できません 設定時刻をセットします P(priority): この入力は接続できません 優先順位 および RUN モードでメッセージ出力を確認する必要があるかどうかをセットします 4. 3. 2 設定時間パラメータ T いくつかの応用命令で時間 T の値をパラメータ入力することができます 時間を設定するとき 入力する値は時間基準の設定を必ず確認することに注意してください 設定時間 s( 秒 ) 秒 : 1/100 秒 m( 分 ) 分 : 秒 h( 時間 ) 時間 : 分 時間 T を 250 分にセットする : B01:T T=04.10h+ 時間単位 (h): 04.00 時間 240 分 00.10 時間 +10 分 250 分 注意 常に時間 T 0.10 秒に設定してください T=0.05 秒と T=0.00 秒の時は時間 T は特定されていません 83

4. LOGO! ファンクション概要 T の精度全ての電気構成要素は時間に影響を与えます これは設定時間 (T) に偏差を起こします LOGO! の最大偏差は ±0.02% です 例 : 1 時間 (3600 秒 ) では偏差は ±0.72 秒です 従って 1 分では偏差はたったの ±0.1 秒です タイムスイッチ ( 時計機能 ) の精度時計機能付タイプは時計機能のずれを起さないために 定期的にタイムスイッチは精密な時間基準をチェックし それに従って調整されます これによって最大時間誤差は一日に ±5 秒です 4. 3. 3 時計バックアップ時間 ( 時計の電源断時保障 ) LOGO! の内部クロックは電源断時でも作動しています 予備電源の持続は周囲の気温によって変わります 周囲気温 25 での電源断時保障は 80 時間です 4. 3. 4 電源断時現在値保持信号状態の切り替えとカウンタ値は応用命令で電源断時現在値保持することができます これを行うには 電源断時現在値保持はファンクションにおいて Rem=On になっていなければなりません 例外は稼動時間カウンタで これは Rem=On が基本設定です 4. 3. 5 保護モード設定パラメータ保護の設定は LOGO! のパラメータモードでパラメータが表示でき 変更できるかどうかを特定します 設定方法には 2 種類あります +: パラメータ設定は パラメータモードで表示され 変更することができます -: パラメータ設定は パラメータモードで表示されず プログラミングモードでしか変更することができません 84

4. LOGO! ファンクション概要 4. 3. 6 アナログ値のゲインとオフセット計算 ゲインとオフセットパラメータはアナログ値の内部表示を実際の測定値に調整することが できます パラメータ 最小 最大 端子電圧 (V) 0 10 内部値 0 1000 ゲイン (%) 0 1000 オフセット -999 +999 アナログ入力 (AI) に作用する 0 から 10V の端子電圧は 0 から 1000 の値で内部で変換されます 10V 以上の端子電圧は 内部値 1000 で表わされます ゲインパラメータはたとえば 1000%(10 の係数 ) のゲインを設定することができます オフセットパラメータは 測定値のゼロポイントを動かすことができます 計算式表示値 Ax=( 内部値 +オフセット ) ゲイン /100 ゲインは % で表わした倍率であり そのため式中で 100 で除算しています 85

4. LOGO! ファンクション概要 数値表測定値 電圧 内部値 オフセット ゲイン 表示値 Ax 0 5 10 0 500 1000 0 0 0 1 1 1 30 0 +70 0 5 10 0 5 10 0 5 10 0 5 10 0 5 10 0 10 0.02 0.02 0.02 0.02 0 3 10 0 500 1000 0 500 1000 0 500 1000 0 500 1000 0 500 1000 0 1000 2 2 2 2 0 300 1000 0 0 0 0 0 0 500 500 500 500 500 500 200 200 200 999 999 0 0 0 0 300 300 300 100 100 100 1000 1000 1000 1 1 1 100 100 100 100 100 100 1000 1000 1 10 100 1000 10 10 10 0 5 1 0 500 1000 0 5000 10000 5 10 15 500 1000 1500 200 300 800 9990 19990 0 0 2 20 30 0 70 アナログ比較応用命令 (4. 4. 18 項 ) の説明にアプリケーション例が 紹介されています アナログ入力については (4. 1 項 ) を参照してください 86

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4 特殊ファンクションブロック (SF) リスト LOGO! にプログラムを入力する時 SF リストで特殊ファンクションのブロックがあります 下記の表は回路図の表示とファンクションがパラメータ化できる電源断時現在値保持があるかどうかを表示しています 右端の欄の数字は 特殊ファンクションリスト内で占める各ブロックの位置を表わします 先頭位置から ボタンを何回押せば そのブロックを選択できるかが分かります 回路図 LOGO! のブロック命令 名称 電源断時現在値保持 SF リスト内の順番 オンディレータイマ 1 オフディレータイマ 2 オン / オフディレー 14 タイマ R Trg K1 K1 K1 Q 自己保持オンディレー 7 R S K1 K1 自己保持 ( ラッチリレー ) 有 5 リセット付オルタネイト 有 3 スイッチ 9 1 ショットパルス 87

4. LOGO! ファンクション概要 88 回路図回路図回路図回路図 LOGO! LOGO! LOGO! LOGO! のブロック命令ブロック命令ブロック命令ブロック命令名称名称名称名称電源断時電源断時電源断時電源断時現在値現在値現在値現在値保持保持保持保持 SF リストリストリストリスト内の順内の順内の順内の順番立ち上がり検出インターバルタイムディレー 18 週間タイムスイッチ 4 年間タイムスイッチ 13 アップダウンカウンタ有 10 稼働時間カウンタ 8 パルス出力 6 デューティ比可変パルス出力 12 ランダムパルス出力 15 周波数スイッチ 11

4. LOGO! ファンクション概要 回路図 LOGO! のブロック命令 名称 電源断時現在値保持 SF リスト内の順番 20 アナログスイッチ 21 アナログ比較 消灯警報付オンディレースイッチ 16 オルタネイトオフディレースイッチ 17 19 メッセージ出力 22 ソフトウェアスイッチ 有 注 ) どの機能もリセット (R) が他の入力より優先されます 89

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 1 オンディレータイマ 機能 オンディレータイマは パラメータの設定時間だけ出力が遅延されます ピン配列 LOGO! の表示 接続 Trg 入力 T パラメータ Q 出力 説明 Trg 入力はオンディレーのタイマをスタートさせます T は出力が ON に切り替わるまでのディレー時間です パラメータ T 時間経過時に Trg がまだ ON であれば Q 出力が ON します パラメータ T 4. 3. 2 項で説明している T パラメータのパラメータ値を参照してください タイムチャートタイムチャートの太線がオンディレーを表します Trg T a スタート Q T T 動作説明 Trg 入力の信号状態が0から1に変化すると タイマがスタートします Taはタイマの経過時間です Trg 入力の信号状態がTa 時間が経過するまでONのままの場合 出力がONにセット出力されます Trg 入力の信号状態がOFFの場合出力はOFFされます 電源断時 経過時間はリセットされます 90

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 2 オフディレータイマ機能オフディレータイマは パラメータの設定時間が経過するまでは出力が OFF 遅延されます ピン配列 LOGO! の表示 接続 説明 Trg 入力 Trg 入力が ON OFF に変化するとき オフディレータイマをスタートさせます R( リセット ) 入力 R( リセット ) 入力はオフディレーの経過時間をリセットし OFF します ( リセットは Trg より優先 ) T パラメータ Q 出力 T は Trg 入力が ON OFF に変化した後のディレー時間です Trg 入力がオンになるときに Q 出力が ON になります Trg 入力が OFF になったあと T 時間が経過するまで ON を保持します パラメータ T 4.3.2 項で説明している T パラメータのパラメータ値を参照してください タイムチャートタイムチャートの太線がオンディレーを表します Trg R Q T a スタート T T 動作説明 Trg 入力の信号状態が ON になると Q 出力はただちに ON します Trg の信号が OFF になると タイマが経過時間 Ta を測りはじめ 出力は ON のままになります Ta がパラメータで設定された時間に達したとき (Ta=T) Q 出力は OFF になります Trg 入力が再びオンからオフに切り替わったときに タイマはリセットされ 経過時間 Ta を測りなおします 電源断の場合 経過時間はリセットされます 自動照明システムなどに使用することができます 91

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 3 オン / オフディレータイマ機能オンオフディレータイマは 出力の変化が設定時間だけ遅延されます ピン配列 LOGO! の表示 接続 説明 Trg 入力 Par パラメータ Q 出力 Trg 入力での OFF ON への変化はオンディレーをスタートさせます ON OFF はオフディレーをスタートさせます. TH は出力が ON するまでの遅延時間です TL は出力が OFF にするまでの遅延時間です Trg が ON 状態のまま TH 時間経過した後 Q 出力が ON します TH が OFF 状態のまま TL 時間経過した後 Q 出力は OFF します パラメータ TH と TL 4. 3. 2 項で説明しているパラメータ TH と TL のデフォルト値を参照してください タイムチャートタイムチャートの太線がオンオフディレーを表します スタート スタート 92

4. LOGO! ファンクション概要 動作 Trg 入力の信号状態がOFFからONに変わるときに 設定時間 THがスタートします Trg 入力は少なくとも設定時間 THの間はONのままになっている場合 出力は時間 THが経過した後にONされます ( 入力がオンになる時間と出力がオンになる時間との間にずれが生じます ) 時間 THが経過する前にTrg 入力の信号状態がOFFした場合 時間はリセットされます 入力の信号状態がON OFFに切り替わった場合 設定時間 TLがスタートします Trg 入力は少なくともパラメータ時間 TLの間 OFFのままになっている場合 出力は時間 TL が経過した後にOFFされます ( 入力がオフになる時間と出力がオフになる時間との間にずれが生じます ) Trg 入力の信号状態が時間 TLが経過する前にONに切り替わった場合 時間はリセットされます 断電時 経過時間がリセットされます 4. 4. 4 自己保持オンディレー機能入力パルスに続いて パラメータの設定時間が経過したとき 出力が ON されます LOGO! の表示 接続 Trg 入力 R リセット 入力 T パラメータ Q 出力 説明 Trg 入力が OFF ON に変化したとき タイマをスタートさせます R( リセット ) 入力は経過時間をリセットし 出力も OFF します T は Trg 入力が OFF ON に変化したあと出力が ON するまでの遅延時間です Trg 入力が OFF ON に変化したとき T 時間が経過したときにオンになります パラメータ T 値を設定する場合は 4.3.2 項の注意書きを参照してください 93

4. LOGO! ファンクション概要 タイムチャートタイムチャートの太線が自己保持オンディレーを表します Trg R Q T a スタート T T 動作説明 Trg 入力の信号状態が OFF ON に変ったときに 経過時間 Ta が測りはじめます 経過時間 Ta がパラメータ T が設定された時間に達したとき (Ta=T) Q 出力は出力されます Trg 入力が再び ON になっても Ta には影響ありません R( リセット ) 入力の信号が ON しないときは Q 出力と Ta は 0 にリセットされません 電源断時 経過時間はリセットされます 4. 4. 5 自己保持機能出力 Q 出力を設定し もう一つの R( リセット ) 入力が出力をリセットします ピン配列 LOGO! の表示 接続 説明 S 入力 R 入力 S 入力 ( セット ) は Q 出力を ON されます R( リセット ) 入力は Q 出力を OFF されます S と R の信号状態が同時に ON であった場合 出力は OFF されます ( リセットは S 入力より優先順位が高い ) Par パラメータこのパラメータは電源断時現在値保持を ON または OFF に切替えるときに使います Rem: OFF: 電源断時現在値保持を OFF にします ( 保持されません ) ON: 信号状態は電源断時でも保持されます Q 出力 Q は S と同時に ON になり R( リセット ) 入力が ON されると OFF になります 94

4. LOGO! ファンクション概要 タイムチャート R S Q 動作説明ファンクションは フリップフロップの一種です 出力信号は入力の信号状態とその前の出力の信号状態によります S R Q 備考 0 0 X 値は変化しない 0 1 0 リセット 1 0 1 セット 1 1 0 リセット ( リセットはセットよりも優先順位が高い ) 電源断時時現在値保持が ON である場合 電源断の前に有効だった信号 ( 現在値 ) データは保持されており出力にセットされます 95

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 6 リセット付オルタネイトスイッチ 機能入力パルスによって出力はセットとリセットされます ピン配列 LOGO! の表示 接続 Trg 入力 R( リセット ) 入力 説明 Trg 入力は Q 出力を ON と OFF に切り替えます R( リセット ) 入力はオルタネイトをリセットし 出力を 0 にセットします ( リセットは Trg より優先順位が高い ) Par パラメータこのパラメータは電源断時現在値保持を ON または OFF に切り替えるときに使います Rem: Off: 電源断時現在値保持を OFF にします ( 保持されません ) On: 信号状態は電源断時でも保持されます Q 出力 Q は Trg が ON する度に ON OFF を繰り返します タイムチャートタイムチャートの太線は リセット付オルタネイトスイッチを表します Trg R Q 動作説明 Trg 入力のを OFF ON へ変化するたびに Q 出力は 信号状態を変えます ( 出力が ON または OFF に切り替わります ) R( リセット ) 入力はオルタネイトを元の状態に戻します 電源投入時 または電源断でオルタネイトはリセットされ 出力が OFF されます 96

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 71 ショットパルス機能入力信号が入ると設定時間のパルスを出力します ピン配列 LOGO! の表示 接続 Trg 入力 T パラメータ Q 出力 説明 Trg 入力は 1 ショットパルスのタイマをスタートします T は出力が OFF になるまでの時間です Q は Trg と同時に ON になります Trg が OFF になると T 時間が経過しなくても同時に OFF になります パラメータ T 値を設定する場合は 4.3.2 項の T パラメータの注意書きを参照してください タイムチャートタイムチャートの太線の部分は 1 ショットパルスを表します Trg Q T a T 動作の説明 Trg 入力の信号状態が ON になると 即座に Q 出力の信号が ON に変わります 同時に経過時間 Ta がスタートし 出力は設定されたままになります Ta が設定された T 時間に達した場合 (Ta=T) Q 出力は OFF にリセットされます ( パルス出力 ) 設定時間が経過する前に Trg 入力の信号状態が ON OFF に切り替わった場合 出力も同様に ON OFF に切り替わります 97

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 8 立ち上がり検出インターバルタイムディレー機能入力の立ち上がり信号によって 設定された時間だけ出力が ON します ピン配列 LOGO! の表示 接続 Trg 入力 T パラメータ Q 出力 説明 Trg 入力は立ち上がり検出インターバルタイムディレーのタイマをスタートします T は出力が OFF になるまでの時間です Q は Trg と同時に ON になります しかし Trg が OFF になっても T 時間が経過するまで ON を保持します パラメータ T 値を設定する場合は 4.3.2 の T パラメータの注意書きを参照してください タイムチャートタイムチャートの太線の部分は立ち上がり検出インターバルタイムを表します Trg Q T a スタート T T 動作説明 Trg 入力の信号が ON になると 即座に Q 出力の信号状態が ON します 同時に 設定時間 Ta がスタートします Ta が設定された時間に達した場合 (Ta=T) Q 出力は OFF にリセットされます ( パルス出力 ) 設定時間が経過する前に Trg 入力の信号の状態が再び OFF ON に切り替わった場合 時間 Ta はリセットされ再びカウントし 出力は Ta=T となるまで ON します 98

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 9 週間タイムスイッチ週間タイムスイッチは LOGO! 24RC などCのついている型式でのみ使用することができます (Cはクロックの略) クロックにはそれぞれ三つの時間設定機能があります 次にクロックの命令ブロックを図解します 注意 LOGO! 24 では 週間タイムスイッチは使用できません 機能出力はパラメータで設定するオン オフの時刻と曜日によってコントロールします 色々な曜日の組み合わせがサポートされています ピン配列 LOGO! の表示 接続 パラメータカム 1, カム 2, カム 3 Q 出力 説明 カムパラメータは週間タイムスイッチの各カムの ON/OFF を設定します 曜日 時刻を設定する必要があります Q はパラメータカムと同時に ON になります タイムチャート (3 ( つの例 ) 1 2 1 1 1 1 1 3 1 3 ( 月 ) ( 火 ) ( 水 ) ( 木 ) ( 金 ) ( 土 ) ( 日 ) Q カム 1: 毎日 :06:30 から 08:00 カム 2: 火曜日 :03:10 から 04:15 カム 3: 土曜日と日曜日 :16:30 から 23:10 動作説明各週間タイムスイッチには 3 つのセッティングカムがあって それぞれはタイムウィンドウをつくるときに使います カムでタイムウィンドウの ON と OFF の時刻をセットします ON 時刻は 出力を ON にします 99

4. LOGO! ファンクション概要 OFF 時刻にて週間タイムスイッチの出力を OFF にします 一つのカムで ON 時刻を設定して 同時刻に違うカムに OFF 時刻を設定した場合 ON と OFF 時刻が対立してしまいます このような場合には カム 3, カム 2, カム 1 の順番が優先順位です パラメータ設定ウィンドウ例として カム No.1 のパラメータ設定ウィンドウは下記の通りです : ブロック B01 Cam No. B01:No1 D=MTWTFSS+ On =06:30 Off=08:00 曜日 ( 毎日 ) 4. 3. 5 項の パラメータの表示 非表示 - 保護モードの設定 を参照 ON 時間 (06.30 時間 ) OFF 時間 (08.00 時間 ) 曜日 D= の後のアルファベットは次の意味を表します : M: 月曜日 T: 火曜日 W: 水曜日 T: 木曜日 F: 金曜日 S: 土曜日 S: 日曜日 大文字はその曜日が選択されたことを意味します _ はその曜日が選択されていな いことを意味します 時間の切り替え 00:00 から 23:59 の間の時間をセットすることができます : は ON/OFF の切り替えがないことを意味します 100

4. LOGO! ファンクション概要 週間タイムスイッチの設定次のように時間の切り替えの入力を行います : 1. カーソルを一つのタイムスイッチのカム (No) パラメータ ( 例 :No.1) に合わせます 2. OK を押します LOGO! はそのカムのパラメータ設定ウィンドウを開きます カーソルは曜日に合わせます 3. と キーで一つ以上の曜日を選択します 4. キーでカーソルを ON 時間のはじめの位置に動かします 5. ON 時間をセットします と キーで値を変えます カーソルを移動するにはとキーを使います -:- 値は最初の桁から必ず順に選択します (-:-はプログラムが設定されていないことを意味します ) 6. キーでカーソルを OFF 時間のはじめの位置に動かします 7. OFF 時間をセットします ( ステップ 5 と同じ手順 ) 8. OK を押して入力を終了させます カーソルをパラメータ No2( カム 2) に合わせます これで他のカムをパラメータ化することができます 注 ) タイムスイッチの正確性に関しては 4. 3. 2 項の技術的な詳述を参照してください 週間タイムスイッチ : 例週間タイムスイッチの出力を毎日 05:30 から 07:40 の間に ON にする必要があります それに加えて 出力を火曜日に 03:10 から 04:15 の間に ON にし 週末には 16:30 から 23:10 の間に ON にする必要があります 3 つのカムはこれが必要です カム 1 カム 1 は週間タイムスイッチの出力を毎日 05:30 から 07:40 の間に ON にします B01:No1 D=MTWTFSS+ On =05:30 Off=07:40 101

4. LOGO! ファンクション概要 カム 2 カム 2 は週間タイムスイッチの出力を火曜日の 03:10 から 04:15 の間に ON にします B01:No2 D=-T-----+ On =03:10 Off=04:15 カム 3 カム 3 は週間タイムスイッチの出力を土曜日と日曜日の 16:30 から 23:10 の間に ON にします B01:No3 D=-----SS+ On =16:30 Off=23:10 1 21 1 1 1 1 3 1 3 T ( 月 ) ( 火 ) ( 水 ) ( 木 ) ( 金 ) ( 土 ) ( 日 ) Q カム 1 毎日 5:30 から 7:40 まで ON カム 2 ( 火 ) カム 3 土 日 3:10 から 4:15 まで ON 16:30 から 23:10 まで ON 4. 4. 10 年間タイムスイッチ年間タイムスイッチは LOGO! 24RCなどCのついている形式でのみ使用することが出来ます (Cはクロックの略) 注意 LOGO! 24 では 年間タイムスイッチは使用できません 機能出力はパラメータで設定するオンの時刻 オフの時刻の日付によってコントロールします 102

4. LOGO! ファンクション概要 ピン配列 LOGO! の表示 接続 No パラメータ Q 出力 説明 カムパラメータは 年間タイムスイッチの ON/OFF 時刻を限定します Q は 外形のカムと同時に ON になります タイムチャート MM.DD+ オン =02.20 オフ =04.03 Feb. Mar. Apr. 2 月 20 日 4 月 3 日 00:00 00:00 On Off 動作説明 ON 時刻の時に出力を ON にし OFF 時刻の時に出力を OFF にします OFF 日付は出力が 0 にリセットされる日付を示します 103

4. LOGO! ファンクション概要 パラメータ設定 LOGO! の出力は毎年 3 月 1 日に ON にし 4 月 4 日に OFF にする必要があり 7 月 7 日にまた ON にし 11 月 19 日に OFF にする必要があります このためには各タイマが一つの ON 時間を形成する 2 つの年間カレンダタイマが必要です 出力は OR ブロックによって接続されます B01:No MM.DD On =03.01 Off=04.04 B02:No MM.DD On =07.07 Off=11.19 3 月 1 日に ON 4 月 4 日に OFF さらに 7 月 7 日に ON 11 月 19 日に OFF 3 月 1 日 00:00 4 月 4 日 00:00 7 月 7 日 00:00 11 月 19 日 00:00 104

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 11 アップダウンカウンタ簡単な説明入力パルスが入り次第 内部カウンタがアップ またはダウンにカウントし始め カウント値に達したとき出力が設定されます カウントする方向 ( アップかダウン ) は 別の入力で設定します ピン配列 LOGO! の表示 接続 R( リセット ) 入力 Cnt 入力 Dir 入力 Par パラメータ Q 出力 説明 R( リセット ) 入力は内部カウント値と出力をリセットします ( リセットは Cnt 入力より優先されます ) カウンタは Cnt 入力における OFF ON の信号状態の変化をカウントします ON OFF の信号状態の変化はカウントされません 入力コネクタの最大カウント周波数は 5Hz です Dir 入力ではカウントする方向を次のように設定します : Dir=OFF: カウントアップします Dir=ON: カウントダウンしますカウントアップしていたものを Dir=ON の入力が入った時点でカウントダウンし始めます Par はカウント設定 ( 限度 ) 値です 内部カウンタがその値に達した場合 出力は ON されます Rem は電源断時現在値保持を作動させます Q はカウント設定値に達した場合に ON になります タイムチャート R Cnt Dir Par 0 内部カウント値 Cnt Q 105

4. LOGO! ファンクション概要 動作説明 Cnt 入力の立ち上がり微分で内部カウンタ値は 1 だけ増加 (Dir=OFF) または減少 (Dir=ON) します 内部カウンタ値が Par で設定した値以上になると出力 Q が ON します R( リセット ) 入力で内部カウンタ値 000000 にし 出力をリセットすることができます R=1 のときは 出力は OFF されたままで Cnt 入力のパルスはカウントされません Par パラメータ設定 B03:Par Lim= 000100+ Rem=off カウント値 4.3.5 の パラメータの表示 非表示 - 保護モードの設定 を参照電源断時現在値保持なし 内部カウンタ値が Par 以上である場合 出力 Q がセットされます カウンタ出力はその後値が Par 以上の値を越えてもカウントされ続けます Lim :0から 999999 の間の値です Rem : このパラメータは内部 Cnt カウンタの電源断時現在値保持を ON/OFF に切り替えます Off= 電源断時現在値保持なし On= Cnt カウンタ現在値は電源断時でも保持されます 電源断時現在値保持が ON である場合 電源断の時にカウンタ現在値はそのままで その値は電気が復帰した時点では電源断時前の値で保持されます 106

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 12 稼働時間カウンタ機能入力が ON したとき 時間のカウントを始めます 決められた時間が経過したときに出力されます ピン配列 LOGO! の表示 接続 R( リセット ) 入力 En 入力 Ral 入力 説明 Ral 入力が OFF のとき 出力をリセットする入力です OT と MI は R 入力が ON のとき カウンタを一時停止し OFF になると再びカウントを始めます その間の一時停止時間は積算されます ON のとき OT と MI がカウントを開始します OFF のとき OT と MI のカウントは一時停止します R 入力が OFF の間 Ral 入力が ON すると 出力と MI と OT が OFF になり Ral 入力が OFF になると MI と OT がカウントを開始します MI= 設定時間 パラメータ (MI) Q 出力 出力までの時間を設定します MN が 0 になったとき 出力します MN= 設定時間までの残り時間 OT= 内部カウンタ 107

4. LOGO! ファンクション概要 タイムチャート R En Ral Q MN=MI Par: MI=5h MN=0 OT 1h x R x-r=1h R または Ral が ON のとき 経過時間 OT は停止します MI= 設定時間 MN= 設定時間までの残り時間 OT= 内部カウンタ 動作説明 En 入力が ON のとき 設定時間 MI 残り時間 MN と経過時間 OT をカウントします 残り時間 (MN) が 0 に達したとき Q 出力は ON になります R( リセット ) 入力が ON のとき Q 出力と残り時間 (MN) を設定時間 (MI) にリセットします 内部カウンタ (OT) は一時停止し R( リセット ) 入力が OFF になるとカウントを再開し 積算を継続します Ral 入力が ON のとき Q 出力と残り時間 (MN) および内部カウンタ(OT) もリセットし Ral 入力が OFF になると カウントを開始します MN と OT の表示 ディスプレイ付き LOGO!: プログラム実行中にパラメータモードで MN と OT の現在値を確認できます ディスプレイ無し LOGO! ソフトを使ってこれらの値を読み出すことができます 108

4. LOGO! ファンクション概要 そのためには LOGO! の電源投入前に PC ケーブルを接続する必要があります 1. ツール 転送メニューから 稼動時間カウンタ を選択します LOGO! との接続が自動的に確立され 現在値が読み出されます 2. インフォボックスが開き そこにデータが表示されます 注意 稼動時間カウンタを読み出すためにパスワードを入力する必要はありません ディスプレイのない LOGO! に赤のメモリーカード (LOGO! カード赤 ) が装着されている場合 稼動時間カウンタを読み出すことはできません PC ケーブルを接続するために赤のメモリーカード (LOGO! カード赤 ) を外した瞬間に LOGO! 内のプログラムが削除されるためです OT の限度 R( リセット ) 入力で設定時間 (MI) をリセットしても 積算された時間は内部カウンタ (OT) に保存されています 内部カウンタ (OT) の最大は 9999 時間です OT によって 稼動時間カウンタの電源断時現在値保存は保証されます パラメータ Par の設定 B03:Par MI = 0000h+ 設定時間を表示保護モード設定 MI はパラメータ時間です 設定可能な値は 0 から 9999 です 109

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 13 パルス出力機能バラメータ設定時間のクロックパルス出力です ( フリッカ出力 ) ピン配列 LOGO! の表示 接続 説明 En 入力 T パラメータ Q 出力 En 入力はパルス出力を ON/OFF します T は出力が ON/OFF になる時間です Q は T ごと 周期的に ON/OFF を繰り返します パラメータ T 値を特定するには 4.3.2 項を参照してください タイムチャートタイムチャートの太線がパルス出力を表します En Q T T T T 動作説明パラメータ T は ON/OFF 時間の長さを設定します En 入力でパルス出力を ON にします En 入力の信号状態が OFF に変るまでパラメータで設定した T 時間ごとに周期的に ON/OFF を繰り返します T で設定できる時間は 0.1 秒以上でなければなりません T=0.05 と T=0.00 は 定義されていません 110

4. LOGO! ファンクション概要 リレー出力についての注意点 : 負荷のついたリレー出力は切り替え動作毎にハード的に少しずつ消耗されていきます LOGO! 出力が何回切り替え動作を行えるかを調べるには テクニカルデータの章を参照してください (A 章参照 ) 4. 4. 14 デューティ比可変パルス出力機能出力パルスの波形はパルス持続時間 / 中断時間比率によって修正できます ピン配列 LOGO! の表示 接続 En 入力 Inv 入力 Par パラメータ Q 出力 説明 En 入力はデューティ比可変パルス出力を ON/OFF します Inv 入力はデューティ比可変出力の出力周期を逆転させます TH と TL を設定します Q は TH と TL と周期的に ON/OFF を繰り返します タイムチャートタイムチャートの太線の所がデューティー比可変パルス出力を表します En Inv Q T H T L T H T L T H T H T L 動作説明パルス持続時間 (TH) と中断時間 (TL) は パラメータ設定できます カーソルを使って時間を秒 分 時間で設定できます Inv 入力によって出力周期を逆転することができます 111

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 15 ランダムパルスパルス出力機能出力は パラメータの Max オンディレー Max オフディレーで設定し ON/OFF に切替わります ピン配列 LOGO! の表示 接続 En 入力 Par パラメータ 説明 En 入力での立ち上がりランダムパルス出力の ON ディレー時間をスタートさせます 立下りはランダムパルス出力の OFF ディレー時間をスタートさせます ON ディレー時間は 0 秒から TH の間でランダムに設定されます OFF ディレー時間は 0 秒から TL の間でランダムに設定されます Q 出力 Q は En 入力が設定されたままの場合 ON ディレー時間が経過した後に ON になり その間にまた En 入力が設定されなければ OFF ディレー時間が経過した後に OFF になります パラメータ TH と TL 4.3.2 項にあるパラメータ TH と TL のデフォルト値に注意して下さい タイムチャート En Q スタート タイムチャート内の太線はランダム出力を表します T H T L 112

4. LOGO! ファンクション概要 動作説明 En 入力の信号状態が OFF ON に変化する場合 0 秒から TH(Max オンディレー ) のランダムパルス時間が決定され タイマがスタートされます En 入力の信号状態が少なくともパラメータ設定時間は ON を保持し 出力はパラメータ設定時間が経過した後に ON になります En 入力の信号状態が パラメータ設定時間を経過する前に OFF に切り替わった場合 タイマはリセットされます En 入力の信号状態が ON OFF に切り替わった場合 0 秒から TH(Max オフディレー ) のランダム時間は決定され タイマスタートします En 入力の信号状態が 少なくともパラメータ設定時間の間まで OFF のままである場合 出力はパラメータ設定時間が経過した後に OFF します En 入力での信号状態が パラメータ設定時間が経過する前に ON に切り替わった場合 タイマはリセットされます 電源断時の場合 経過時間はリセットされます 4.4.16 周波数スイッチ機能入力パルスの周波数が パラメータの ON/OFF スレッシュホールドの設定により出力が ON/OFF に切り替わります ( 高速入力対応機種 :LOGO! 12/24RC, 12/24RCo, LOGO! 24) ピン配列 LOGO! の表示 接続 説明 Fre Par Fre 入力 Par パラメータ カウントするパルスを入力します I5/I6 高速入力 (24V 入力 : 最大 1kHz) に対応 他の入力は低周波数に対応 周波数スイッチ ON:ON スレッシュホールド周波数スイッチ OFF:OFF スレッシュホールドゲート時間 : 入力パルスがカウントされる時間 Q 出力 Par 設定により 出力が ON/OFF に切り替わります 113

4. LOGO! ファンクション概要 タイムチャート * Q G_T fre fa = 6 fa = 10 fa = 8 fa = 5 SW = 9 SW = 5 動作説明周波数度スイッチは Fre 入力での信号を測ります 入力パルスは ゲート時間 (G_T) でカウントされます ゲート時間単位で受け取った入力パルスの周波数が ON スレッシュホールドで設定した値より高い場合 Q 出力は ON になります 入力パルスの周波数が OFF スレッシュホールドで設定した値と同じか それより低い場合に Q 出力は OFF にになります Par パラメータの設定 B03:Par SW =0050+ SW =0048 G_T:01:00s ON スレッシュホールド保護モード設定 OFF スレッシュホールドパルスのゲート時間 SW が ON スレッシュホールドです 0000 から 9999 のどのような周波数にでも設定可能です SW が OFF スレッシュホールドです 0000 から 9999 のどのような周波数にでも設定可能です G_T は Fre に適用されたパルスがカウントされる時間です G_T は 00.05s から 99.95s の間で設定可能です * 注 ) G_T を 1s として設定すると fa パラメータの周波数 (Hz) です fa は常に G_T 単位の時間毎に計られたパルスの合計です 114

4. LOGO! ファンクション概要 4.4.17 アナログスイッチ機能アナログ値が スレッシュホールド高を超えると出力は ON になります アナログ値が スレッシュホールド低より下がると出力は OFF になります ( アナログ入力対応機種 :LOGO! 24 12/24RC 12/24/RCo AM2 12/24) ピン配列 LOGO! の表示 接続 説明 Ax 入力 Ax 入力では AI1~AI8 のアナログ信号を取り込みます 0-10V は 0-1000 に対応します ( 内部値 ) Par パラメータゲイン : 1 から 1000% オフセット : 範囲 ±999 スレッシュホールド高 : -19990 から 19990 スレッシュホールド低 -19990 から 19990 Q 出力 Q はスレッシュホールド値によって ON OFF されます ゲインとオフセットパラメータセクション 4.3.6 項にあるゲインとオフセットパラメータに関する情報を参照してください タイミングチャート 1000 SW SW Ax 0 Q 115

4. LOGO! ファンクション概要 動作説明アナログスイッチは アナログ入力 (AI1~AI8) のアナログ信号値を読み取ります 読み取られたアナログ値は オフセットが足され その値にゲインが掛けられます この値がスレッシュホールド高を超えると Q 出力は ON します Q は値がスレッシュホールド低より下がると Q 出力は OFF します Par パラメータ設定ゲインとオフセットパラメータは 関連するアプリケーションに使用されているセンサを適応する為に使われます パラメータ指定 B03:Par SW =+00000 SW =+00000 =0050+ オンスレッシュホールドオフスレッシュホールドゲイン保護モードの設定 キーを押します SW =+00000 SW =+00000 =0050+ =+200 オフセット パラメータモードでの表示 ( 例 ): B02:Par SW =+400 SW =+200 Ax =+20 116

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 18 アナログ比較機能 AxとAy の差が設定されたスッレシュホールド値を超えたとき 出力はオンになります ( アナログ入力対応機種 :LOGO! 24 12/24RC 12/24RCo AM2 12/24) ピン配列 表示 接続 Ax Ay 入力 Par パラメータ : Δ Q 出力 説明 Ax と Ay 入力では その差を評価するアナログ信号として適用します AI1~AI8 のコネクタを使用してください Δ: スレッシュホールド値 : ゲイン値の範囲 0 1000% : オフセット値の範囲 ±999 Ax と Ay の差がスレッシュホールド値を超えたとき Q は ON します ゲインとオフセットパラメータセクション 4.3.6 項にあるゲインとオフセットパラメータに関する情報を参照してください タイミングチャート 1000 Ax 0 1000 Ay 0 1000 Ax-Ay 0 >200-200 Q For Ax - Ay > 200 117

4. LOGO! ファンクション概要 動作説明アナログ比較のファンクションブロックは 下記の演算操作を行います : 1. パラメータ設定された Ax と Ay にオフセットが加えられます 2. Ax と Ay は ゲインパラメータによって積算されます 3. このファンクションは アナログ値 Ax と Ay の差を出します この値がΔで設定したスレッシュホールド値を超えたとき Q は ON します それ以外は Q は OFF します 計算の方法 Q が ON となる条件 : [(Ax+ オフセット ) ゲイン ]-[(Ax+ オフセット ) ゲイン ]> スレッシュホールド値 パラメータ設定ゲインとオフセットのパラメータは 使用するセンサと適合させるときに使用します B03:Par =00000+ =0050 =+200 スレッシュホールド値保護モード設定ゲインオフセット アプリケーション例暖房システムを管理において たとえば AI1 に接続したセンサと AI2 に接続したセンサで温度を比較します AI1 は 暖房機近傍の温度を測定し AI2 は室温を測定します 室温が暖房機近傍の温度と 15 以上の温度差となったとき アナログスイッチが起動します LOGO! をパラメータモードに設定すると 測定中の温度を表示します このアプリケーションを満たすには -30~+70 を DC0V から DC10V に変換できる温度センサが必要となります 118

4. LOGO! ファンクション概要 アプリケーション -30~+70 =DC0V~DC10V 0 設定範囲 : -30 から +70 =100 温度差 :15 4.3.6 も参照 内部表示 0~1000 300 ( オフセット =-300) 1000 ( ゲイン =100/1000=0.1=10%) スレッシュホールド値 =15 パラメータ指定 B03:Par =00015+ =0010 =-300 パラメータモードでの表示 ( 例 ) B03:Par = 20 Ax = 10 Ay = 30 B03:Par = 30 Ax = 10 Ay =-20 119

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 19 消灯警報付オフディレースイッチ 機能 入力パルスに続いて パラメータ設定時間タイマがスタートします 定義された時間が経過すると 出力はリセットされます OFF 警報が実際の OFF 時間の 15 秒前出されます ピン配列 LOGO! の表示 接続 Trg 入力 T パラメータ Q 出力 説明 消灯警報付オフディレースイッチの時間をスタートするために Trg 入力します T は Q が OFF ON に切り替わるまでの時間です 時間は分で設定されます Q は T 時間が経過したときに OFF になります 実際の OFF 時間の 15 秒前に出力が OFF に 1 秒間設定されます T パラメータ 値を特定する時 4.3.2 項にある注意書きを参照してください タイムチャート Trg Q Ta 警報継続 ( オフディレー時間 ) T 1s 15s 警報時間 ( スイッチオフされる時間 ) 120

4. LOGO! ファンクション概要 動作説明 Trg 入力信号状態が OFF ON に切り替わると Q 出力は ON します Trg が ON OFF に切り替わると Q 出力は ON のまま 経過時間 Ta がスタートします Ta が T 時間に達する 15 秒前 Q 出力は OFF に 1 秒間リセットされます 経過時間 Ta が T 時間に達すると Q 出力は OFF にリセットされます Ta が作動している間に Trg 入力が再度 ON OFF に切り替わると Ta はリセットされます 電源断時の場合 経過時間はリセットされます タイムベースの変更 時間基準を変更すると警報時間と持続時間は次の値になります 時間設定 警報時間 持続期間 秒 750ms 50 ms 分 15 秒 1 秒 時間 15 分 1 分 * スキャンタイム 25ms 未満のプログラムにのみ適当 技術仕様 B にある サイクル時間の定義 も参照してください 121

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 20 オルタネイトオフディレースイッチ機能次の2つの違うファンクションを持つスイッチです OFF ディレーを持つ回路インパルススイッチ 照明スイッチ ピン配列 LOGO! の表示 接続 説明 Trg 入力 Par パラメータ Q 出力 Trg 入力を通して Q 出力を ON にします ( オフディレー または永久点灯 )Q 出力が ON になったとき Trg 入力で OFF にリセットすることができます TH は出力が OFF になるまでの時間です TL は照明スイッチを起動するための設定時間の長さです Q 出力は Trg と同時に ON になり Trg の入力の時間によってパラメータ設定時間の後に OFF になります または Trg 入力の立ち上がり時にリセットされます パラメータ TH と TL 値を設定するときは 4.3.2 項の注意書きを参照してください ( 常に時間 T 0.10 秒に設定してください T=0.05 秒と T=0.00 秒のとき時間 T は未定義となります ) タイムチャート Trig Q T L T a T H 122

4. LOGO! ファンクション概要 動作説明 Trg 入力の信号状態が OFF ON に切り替わると経過時間 Ta がスタートし Q 出力は ON されます Ta が TH 時間 ( オフの時刻 ) に達すると Q 出力は OFF されます 電源断時の場合 経過時間はリセットされます Trg 入力の信号状態が OFF ON に切り替わり ON 状態が少なくとも TL 時間 ( 照明 ) の間設定されたままの場合 点灯ファンクションが作動し Q 出力は ON になります Trg 入力が OFF に切り替わると TH はリセットされ Q 出力は OFF になります 123

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 21 メッセージ出力機能 RUN 中にメッセージ出力の表示ができます 表示できるキャラクターは 21(h) から 7F(h) です ピン配列 LOGO! の表示 En P Par 接続 En 入力 P パラメータ Par パラメータ Q 出力 説明 En 入力の信号状態が OFF から ON に切り替わるとメッセージ出力を出力します P はメッセージ出力の優先順位を決定します Quit: メッセージの確認 Par はメッセージ出力のテキストです Q は En 入力と同じ状態を持ちます 制限最大 5 つのメッセージ出力のファンクションブロックが可能です 動作説明 En 入力の信号が OFF から ON に切り替わったとき パラメータ設定したメッセージ出力が LOGO! の RUN モードで表示されます 確認なしの場合 (Quit=Off): En 入力の信号状態が ON から OFF に切り替わった場合 メッセージ出力は表示されません 確認ありの場合 (Quit=On): En 入力の信号状態が ON から OFF に切り替わっても メッセージ出力は表示されたままで オペレータが OK ボタンで確認した後に初めて消去されます En 入力が ON の間は メッセージ出力を確認 消去することはできません 複数のメッセージ出力を設定しているときは その中で最も優先順位の高いメッセージが表示されます ( 最低 =0 最高 =9) 標準表示とメッセージ出力表示を と ボタンを使って切り替えることができます 124

4. LOGO! ファンクション概要 設定方法 たとえば メッセージ出力を設定すると次のように表示します En=1 Motor 2 3000 Hours Maintenance Th 09 30 01.06.21 パラメータ設定設定ウィンドウプライオリティと確認の要否をパラメータ設定するには 次のように操作します ここでは テキスト出力のファンクションブロックが選択されている状態から説明します ファンクションブロックの P を選択すると下記の表示になります ここで または ボタンでプライオリティを設定することができます B03:P Priority 0 Quit=Off P のパラメータ設定ウィンドウプライオリティ確認の要否 ( この場合は無し ) 1. 優先度を 1 に上げる : カーソルを 0 に合わせ 2. Quit に移動する : 3. Quit を有効にする : または 画面表示が次のようになります B03:P Priority 1 Quit=On P のパラメータ設定ウィンドウプライオリティ確認の要否 ( この場合は有り ) 125

4. LOGO! ファンクション概要 4. 設定内容を確認する : OK メッセージテキストをパラメータ設定するには 次のように操作します プライオリティの設定と同じ状態から ファンクションブロックの Par を選択すると下記の表示になります ( パラメータ設定モード )........ Par のパラメータ設定ウィンドウ ボタンを使用してメッセージテキストを入力する行 (..) を選びます OK ボタンを押すと 行編集モードになります ここで表示できるキャラクターは 21(h)~7F(h) です と ボタンを使用して表示したい文字 ( アルファベット その他 ) を選びます カーソルをある位置から違う場所に移す時はとボタンを使用します 変更を適用するには OK を押し 編集モードを出るには Esc を押します これで設定が完了します パラメータ ( 例 測定値またはファンクション値の表示 ) を行にメッセージテキストとして出力するには この行をボタンで選択し キーを押します OK を押して確定し 入力モードを開きます B01>T とボタンを使用して 表示するブロックと該当するパラメータを選択します と ボタンを使用して 表示するブロックまたはパラメータを選択します OK を押してパラメータを選択します ESC を押してパラメータモードを終了します これで変更が適用されます 126

4. LOGO! ファンクション概要 上位ビット 0 1 2 3 4 5 6 7 下位ビット 0 SP 0 @ P ` p 10 進数 32 48 64 80 96 112 1! 1 A Q a q 10 進数 33 49 65 81 97 113 2 2 B R b r 10 進数 34 50 66 82 98 114 3 # 3 C S c s 10 進数 35 51 67 83 99 115 4 $ 4 D T d t 10 進数 36 52 68 84 100 116 5 % 5 E U e u 10 進数 37 53 69 85 101 117 6 & 6 F V f v 10 進数 38 54 70 86 102 118 7 7 G W g w 10 進数 39 55 71 87 103 119 8 ( 8 H X h x 10 進数 40 56 72 88 104 120 9 ) 9 I Y i y 10 進数 41 57 73 89 105 121 A * : J Z j z 10 進数 42 58 74 90 106 122 B + ; K [ k { 10 進数 43 59 75 91 107 123 C, < L l 10 進数 44 60 76 92 108 124 D - = M ] m } 10 進数 45 61 77 93 109 125 E. > N ^ n ~ 10 進数 46 62 78 94 110 126 F /? O _ o 10 進数 47 63 79 95 111 127 127

4. LOGO! ファンクション概要 4. 4. 22 ソフトウェアスイッチ 機能 メカニカルなモメンタリスイッチまたはオルタネイトスイッチの働きを実現する論理ファンクションです ピン配列 LOGO! の表示 接続 En 入力パラメータ Par Q 出力 説明 パラメータモードで Switch=ON の設定が行われているときに En 入力が OFF ON に変ると Q 出力が ON になります パラメータモードから : ファンクションを 1 サイクルだけ動作するモメンタリとして使用するか オルタネイトとして使用するかを設定します Rem: off = 電源断時現在値保存無し on = 電源断時現在値保存有り RUN モード : Switch: モメンタリまたはオルタネイトを ON /OFF します En=ON Switch=On のときに OK ボタンを押して確認すると 出力は ON になります 出荷時設定出荷時 Par は モメンタリ に設定されています タイミングチャート 128

4. LOGO! ファンクション概要 動作説明 En 入力が ON のときに パラメータモードで Switch=On に設定し OK ボタンを押すと 出力が ON になります その際 モメンタリ オルタネイトのいずれの機能にパラメータ設定されているかは関係しません 下記の条件で出力は OFF にリセットされます En 入力が ON OFF に切り替わった 設定がモメントの場合に ON になった後 1 サイクルが経過した パラメータモードで Switch=Off の設定が行われ OK で確定された パラメータ Par の設定プログラミングモードから : 1. ソフトウェアスイッチ ファンクションを選択 2. En 入力を定義し OK ボタンで確定する カーソルは Par の下に移動します 3. Par の入力モードに切り替える : OK ( カーソルが On の上に移動します ) モメント機能を選択 電源断時現在値保存なし Par をオルタネイト 電源断時現在値保存を有効 (Rem=On) にするには 次のように操作します 4. モメンタリ オルタネイトの切り替え または B03:Par On/Off Rem=Off オルタネイト機能を選択 電源断時現在値保存なし 5. 電源断時現在値保存設定に移動する : または 6. 電源断時現在値保存を有効にする : または 129

4. LOGO! ファンクション概要 B03:Par On/Off Rem=On オルタネイト機能を選択 電源断時現在値保存有り 7. 表示を確認する : OK パラメータモード (RUN モード ) から : パラメータ Switch を ON/OFF できます RUN モードで LOGO! の画面表示は次のようになっています B03:Par Switch=Off ここでは Switch=On の設定方法を説明します 1. 入力モードに切り替えます : OK ( カーソルは Off の上に移動 ) 2. Off を On に変更する : または 3. 表示を確認する : OK B03:Par Switch=On 130

5.LOGO! のパラメータモード 注意 LOGO! 131

5.LOGO! 5. 1. パラメータモードの変更 RUN ESC パラメータメニューのメニュー項目 ( オプション ) の説明 Stop 1. Stop または 2. Stop OK 3. Yes または 4. Yes OK 132

5. LOGO! Set Param 5.1.1 5.1.3 Set Clock LOGO! (LOGO! C ) Set Clock Set Clock LOGO! 5.2 Prg Name このメニュー項目からプログラム名を読むことができます パラメータモードからプログラム名を変更することはできません 5. 1. 1 パラメータパラメーターには次のようなものがあります : タイムリレーでのディレー時間 タイムスイッチの切り換え時間( カム ) カウンタのスレッシュホールド値 稼動時間カウンタの監視時間 周波数スイッチの切り換えスレッシュホールド値パラメータは 以下の表示のように ブロック番号で区分されます B01:T B01: ブロック番号 T: パラメータの省略記号 T : ブロック B** でタイマTを設定できます No1 : ブロック B** の No1 にスイッチ時間を設定できます Par : ブロック B** の Par にカウンタの設定値を設定できます 133

5.LOGO! 5.1.2 パラメータ設定モードパラメータ設定モードに入るには以下の手順に従ってください 1. パラメータメニューから Set Param を選択する : または 2. OK キーを押す 最初のパラメータが表示されます B01:T T = 12:00m T a = 00:00m パラメータパラメータに設定した値 LOGO! の現在時間 設定可能なパラメータがないときは下図の通り表示されます No Param Press ESC 変更可能なパラメータがありません ESC キーを押すとパラメータメニューに戻ります 3. 希望のパラメータを選択します : または 別のウィンドウにパラメータが表示されます 4. 設定パラメータを変更するには 目的のパラメータを選択し OK ボタンを押します 134

5. LOGO! 5.1..1.3 パラメータの変更 パラメータを変更するには まずパラメータ設定モードに入らなければなりません ( 前項 パラメータの選択 参照) パラメータの変更は プログラミングモードでパラメータを入力した時と同様に行います 1. 変更を行う箇所にカーソルを移動する : または 2. 値を変更する : または 3. 値を確定する : OK または ボタンで値を変更する OK キーで確定する パラメータモードでは パラメータTのディレー時間の単位も保護モード設定も変更できません これは プログラミングモードでのみ変更することができます タイマ T の設定時間パラメータモードで時間 Tを表示すると 下図のようになります B01:T T = 12:00m 設定した時間 T T a = 00:00m 現在時間 Ta 設定した時間 T は変更することができます 135

5.LOGO! タイムスイッチの設定時間パラメータモードでタイムスイッチのパラメータを表示すると 下図のようになります B01:No1 1 Day = Su On =09:00 Off=10:00 0 1 タイムスイッチの信号状態が表示されます タイムスイッチが OFF( 出力の信号状態 0 ) タイムスイッチが ON( 出力の信号状態 1 ) タイムスイッチの信号状態は 3 つのカム (No1 No2 No3) によって決定されます カウンタの現在値パラメータモードでカウンタのパラメータを表示すると 下図のようになります B03:Par Lim=000300 カウントアップ設定値 Cnt=000028 現在のカウント値 稼働時間カウンタの現在値パラメータモードで稼働時間カウンタのパラメータを表示すると 下図のようになります B05:Par MI = 0100h MN = 0017h OT =00083h スレッシュホールドスイッチの現在値パラメータモードでスレッシュホールドスイッチのパラメータを表示すると 下図のようになります B06:Par SW =0050 SW =0048 fa =0012 136

5. LOGO! 5. 2 時間と日付と日付の設定 時間と日付は下記モードで設定することができます パラメータモード プログラミングモード パラメータモードで時間設定 1. パラメータモードに切り替える 5.1 を参照 2. Set Clock を選択し ( または ) OK を押す カーソルは曜日の前にあります 3. 曜日を選択する : または 4. カーソルを次の位置に移動する : 5. 値を変更する : または 6. 時計を正しい時間にセットする ステップ4と5を繰り返す 7. 日付けを正しくセットする ステップ4と5を繰り返す 8. 入力を終了する : OK プログラミングモードで時間と日付をと日付を設定 1. プログラミングモードに切り替える (RUN モードからは メニュー項目 Stop を選択します ) 2. Clock.. を選択し ( または ) OK ボタンを押す 3. Set Clock を選択し ( または ) OK ボタンを押す ここから先は上記手順に従って 曜日と時間 日付をセットすることができます 137

6. メモリカード LOGO! は 1つのプログラムしか保存することができません プログラムの変更や 前のプログラムを削除せずに新規作成を行いたい場合は どこかに保存しなければなりません このようなときに メモリカードを使用します LOGO! に保存されたプログラムを メモリカードに転送することができます このメモリカードを他のLOGO! に挿入し LOGO! にプログラムを転送することもできます メモリカードは 以下のように使用します : プログラム保存 プログラム転送 LOGO! LOGO! LOGO! 138

6 6. 1 メモリカードの概要 メモリカード ( 黄色 ) メモリカード ( 黄色 ) は プログラムの読み出し 書き込みができます メモリカード ( 赤色 ) 保護機能付きメモリカード ( 赤色 ) には 書き込まれたプログラムを保護する機能があります プログラム実行中は赤色メモリカードを LOGO! から抜き取らないでください 保護されたプログラムはそのままでは変更できませんが 正しいパスワードが入力された後は 保護機能は働きません プログラムを作成し 赤色メモリカードに書き込む場合は 変更の必要に備えてプログラムにパスワードを設定しておきます 互換性 0BA3 タイプモデルモデル間 : 0BA3 タイプモデルで作成したメモリカードは 他の 0BA3 タイプモデルに持っていっても読み込むことができます 0BA3 タイプモデル 0BA2 タイプモデルモデル間 : 0BA3 モデルで作成したメモリカードは 0BA3 タイプモデルでしか読み込めません (No Program 表示がされます ) 上位互換性 0BA0 0BA1 0BA2 タイプモデルで作成したメモリカードは すべての 0BA3 タイプモデルで読み込むことができます 注意 位互換性に関して : 場合によって プログラムの変換または LOGO! ベース (CPU) モジュールへの追加ハードウェアの取り付けが必要となることがあります 下位互換性はございませんのでご使用のタイプを良くご確認ください タイプナンバーは ESC ボタン OK ボタンの下段に書かれているタイプオーダー番号最後の番号を確認してください ( 例 ) 6ED1052-1FB00-0BA3 (LOGO!230RC の場合 ) ここをご確認ください 139

6 6. 2. メモリカードの取り外しと取り付け メモリカードの取り外し方法は 以下の通りです メモリカードの上部のくぼみにマイナスドライバを注意深く差し込み マイナスドライバを少し上部へ上げるようにして メモリカードを浮かせます 140

6 注意 メモリカードの開いている挿入口には 指や配線くず ドリルの切り粉などが本製品内部に入らないように注意してください メモリカードは L1 と N が誤って配線されている場合 ソケットに電流が通じている可能性があります プログラムの入力 および操作を行うには専門の知識が必要です メモリカードの交換も専門の知識を有する技術者が行ってください メモリカードの取り外しと取り付けは 必ず電源を切った状態で行ってください 保護機能付メモリカードのプログラムは LOGO! 本体にメモリカードを取り付け LOGO! 本体からプログラム転送してください 電源断でメモリカードを取り外し 再投入すると LOGO! は No Program を表示します 操作中に 保護機能付メモリカードを取り外すことは 操作上深刻な事態を引き起こしますので 絶対に避けてください メモリカードの取り付け間違った方向にメモリカードを挿入しないように LOGO! 本体の挿入口の右下部分は 角が斜めに切り込んでいます きっちりと止まるまで メモリカードを挿入口に挿入してください 141

6 6. 3 LOGO! からメモリカードにプログラム転送 メモリカードにプログラムを転送するには下記の手順に従ってください 1. メモリカードを挿入する 2. LOGO! をプログラミングモードに切り替える RUN モードで ESC を押し メニューから Stop を実行します LOGO! のメインメニュー >Program.. PC/Card.. Clock.. Start 3. > を PC/Card... に移動する : 4. OK ボタンを押す 転送メニューが表示されます >PC Card Card = LOGO! 5. > を Card に移動する : 6. OK ボタンを押す LOGO! からプログラムをメモリカードに転送します LOGO! プログラムの転送が終了すると 自動的にメインメニューに戻ります >Program.. PC/Card.. Clock.. Start これでメモリカード上にプログラム転送が完了しました これでメモリカードを取り外しても結構です メモリカードを取り外した後は カバーをかぶせることを忘れないでください プログラム転送中に電源断が発生したら 電源断から回復した後に改めてプログラムの転送を行ってください 142

6 注意 メモリカード LOGO! 143

6 6. 4 メモリカードから LOGO! にプログラム転送 メモリカード内のプログラムは 二通りの方法で LOGO! に転送できます LOGO! の起動と同時に自動的にプログラム転送を行う場合 下記の手順に従ってください 1. LOGO! をプログラミングモードに切り替える 2. 電源を OFF にする 3. 挿入口からカバーを取り外す 4. 挿入口にメモリカードを挿入する 5. 再び電源を ON にする 注意 メモリカードから LOGO! にプログラムが転送されます プログラム転送中は 画面上で # が点滅します 転送が終了するとメインメニューが表示されます >Program.. PC/Card.. Clock.. Start > を Start に移動すると LOGO! が RUN モードに入ります LOGO! をRUNモードに入れる前に LOGO! で制御するシステムに欠陥がないことを確認する必要があります PC/CARDメニューを用いてプログラム転送メモリカードから LOGO! にプログラム転送するには 下記の手順に従ってください 1. メモリカードを挿入する 2. LOGO! をプログラミングモードに切り替える RUN モードからは ESC を押し メニュー項目 Stop を選択 >Program.. PC/Card.. Clock.. Start 3. > を PC/Card に移動する : 4. OK ボタンを押して 転送メニューを表示させる 144

6 5. > を Card に移動する : または で移動する LOGO! 6. OK ボタンを押す メモリカードから LOGO! にプログラム転送されます プログラム転送が終了するとメインメニューに戻ります 保護機能付メモリカード ( 赤色 ) のプログラム内容を変更するときは 下記の手順に従ってください 1. 保護機能付メモリカードを挿入する 2. LOGO! をプログラミングモードに切り替える 3. > を キーを使って Clear Prg に移動し OK ボタンを押す これで保護機能付メモリカードのプログラムを消去しました 新たなプログラムを書き込むときは 上記のプログラム転送手順に従って下さい 145

7. LOGO! ソフトプログラミングソフトウェア LOGO! ソフトプログラミングソフトウェアは パーソナルコンピュータ ( パソコン ) のプログラムパッケージとして利用することができます ソフトウェアには 次の機能があります アプリケーションプログラムのオフライン作成 パソコン上で回路 またはプログラムのシミュレーション 回路ブロック図の作成と印刷 プログラムをハードディスク あるいは他の記録媒体に保存 プログラム転送 - LOGO! - LOGO! / LOGO! の選択 LOGO! ソフトプログラミングソフトウェアは 従来のプログラム方法より操作性が向上しました 1. 先ず 机上でアプリケーションを作成します 2. パソコンでアプリケーションをシミュレーションし 使用する前に 回路が正常に動作するか確認します 3. 回路全体のブロック図 または出力によって分類されたいくつかのブロック図を印刷します 4. パソコンのファイルシステムに回路を保存することができます これにより 変更を施したいときに 回路を直接呼び出すことができます 5. 作成したプログラムは いくつかのボタンを押すだけで LOGO! に転送します LOGO! は 短時間でプログラム作成を実現します 146

7. LOGO! LOGO! ソフト LOGO! のコントロールプログラムを簡単に そして効率的に作ることができます ( 押しボタンによるワイヤリング ) プログラムは ドラッグ & ドロップを使用してパソコンで作成します 初めにプログラムを作成し 次に完成したプログラムに必要な LOGO! を選ぶこともできれば LOGO! のバリエーションを決定したうえでプログラムを作成することもできます 最大の特長は オフラインプログラムシミュレーションです これによって複数の特殊ファンクションの状態を同時にディスプレイすることが可能になり 作成プログラムを応用しての文書化ができるようになりました また プログラムソフトでは 詳しいオンラインヘルプも参照することができます LOGO! ソフトは Windows 95/98 Windows NT4.0 Windows Me Windows 2000 の環境で使用すると プログラムを最大限に活用することができます LOGO! ソフト V3.0 LOGO! ソフトのバージョン V3.0 に関しては このマニュアル内で全てのファンクションが説明されています LOGO! ソフト V1.0 と V2.0 をご使用のお客様 LOGO! ソフト V1.0 と V2.0 をご使用のお客様は 0BA3 タイプを使用する場合は アップグレードソフトを使用してのバージョンアップをお薦めします ( ただし 日本語対応はされておりません ) アップグレードとインフォメーション下記のホームページよりアップグレードのソフトとデモサンプルプログラムをダウンロードすることができます ( ただし 日本語は対応されておりません ) (URL http://www.ad.siemens.de/logo/html_00/sofware.htm) 147

7. LOGO! 7.1 LOGO! ソフト 必要条件 LOGO! ソフトを使用するには 以下の条件が満たされなくてはなりません IBM 互換性のパソコン Pentium 200MHz 以上 (PentiumⅡプロセッサ 266MHz 推奨 ) 64MB 以上の RAM (128MB 推奨 ) 90MB 以上のハードディスク空き容量 Microsoft Windows95/98/Me あるいは Windows NT4.0/Windows 2000 SVGA グラフィックカード 解像度 800 600 256 色 (1024 768 推奨 ) CD-ROM ドライブとマウス MS-IME をお使いください 他の漢字変換システムでは ご使用になれません 併用されている場合は 誤動作を招くおそれがありますので MS-IME 以外の漢字変換システムをアンインストールしてください インストールと操作インストールをする前に 製品説明書と CD-ROM にあるテキストファイルを読んでください LOGO! ソフトをインストールするには インストールプログラムの指示に従ってください インストールプログラムを開始するには 下記のように進めてください 1. SETUP.EXE を選択し 起動してください 2. インストールプログラムにある指示に従ってください LOGO! ソフトの詳細は オンラインヘルプをご覧ください 148

7. LOGO! 7.2 LOGO! とパソコンの接続 通信ケーブルの接続 LOGO! をパソコンに接続するには 通信ケーブルが必要になります ( オーダー番号 6ED1057-1AA00-0BA0) LOGO! のカバー あるいはメモリーカードを取り外し 通信ケーブルを接続します もう一方の D サブコネクタをパソコンのシリアルポートに繋いでください LOGO! を PC LOGO! モードに切替 LOGO! を PC LOGO! モードに切り替えるには 下記のように操作を行います 1. LOGO! をプログラミングモードに切り替える (RUN モードで ESC を押し メニュ ー項目 Stop を実行する ) 2. PC/Card を選択する : または 3. OK ボタンを押す 4. PC を選択する : または 5. OK ボタンを押す これで LOGO! は PC LOGO! モードに切替わり 下記を表示します = LOGO! この状態で電源を切り 再投入すると LOGO! は自動的に PC LOGO! モードになり パソコンから LOGO! にアクセスすることができます ESC ボタンを押すとプログラムに戻ります 注意事項 LOGO! ソフトで作成したプログラムにパスワードを設定した場合 PC LOGO! の転送を行うとプログラムとパスワードが LOGO! ソフトにダウンロードされます LOGO! 上で作成し パスワードを設定したプログラムを LOGO! ソフトにアップロードするには 正しいパスワードを入力する必要があります 149

8. アプリケーション例 を実際使用できるアプリケーションの例を用意しました 各例においては従来のソリューションも参考のために示してあります に関しては シーケンス回路とブロックダイアグラムによるプログラムを示してあります 目次通路 階段の照明自動ドア換気システム門扉複数の門扉の集中制御と監視蛍光灯雨水利用その他のアプリケーション例 項 注意 上記のアプリケーションは サンプルプログラムとして 内に含まれています アプリケーションの例は を使用した一般的なものであり 独自のプログラムを作成することができます システムが正常に動作するかは必ず確認してください 150

アプリケーション例 8. 1 階段 通路の照明 8. 1. 1 階段通路の照明 階段に誰かいると照明を にします 階段に誰もいないと照明を にします 光熱費の節約 8. 1. 2 従来のソリューションこれまでは下記のいずかれの方法で照明のコントロールを行っていました オルタネイトスイッチを用いた方法 自動階段照明を用いた方法 上記の二つのシステムの場合 配線の仕方は同じです 制御ボックス or スイッチ 使用する機器 スイッチ 自動照明装置 あるいはオルタネイトスイッチ オルタネイトスイッチを用いた場合 まずどれかスイッチを押すと照明が になり 次に再びどれかスイッチを押すと照明は になります 問題点 : 照明を にするのを忘れる 151

アプリケーション例 自動照明装置を用いた照明システム自動照明装置を用いた場合 まず どれかスイッチを押すと照明が になり 前もって設定した時間が経過すると自動的に照明が になります 問題点 : 長時間照明を の状態にしたままでおくことができません また 通電中に 状態を保持するスイッチが 自動照明装置に組み込まれているため 操作しにくくなります 8. 1. 3. LOGO! を用いた照明システムオルタネイトスイッチや自動照明機器を用いなければならなかったソリューションも で置き換えることができます でどちらの機能 ( タイマ オルタネイトスイッチ ) も可能になります その上 配線を変えないで他の機能を追加することもできます 下記のような例が考えられます を用いたオルタネイト を用いての自動階段照明システム 下記のようなマルチ機能 - 照明 : スイッチを押す ( 設定時間後は になる ) - 照明 保持 : スイッチを二度押す - 照明 : スイッチを二秒間押す 152

アプリケーション例 LOGO! 230RC を用いた照明システムの配線 照明 スイッチ を用いた照明システムは 廊下 階段用の照明システムの場合と同じように配線をします LOGO! の特殊ファンクションブロック : リセット付オルタネイトスイッチ スイッチ 照明 入力 を することによって出力 の を切り替えます LOGO! の特殊ファンクションブロック : オフディレースイッチ スイッチ 照明 入力 が になると 出力 が になり 分後 になります 153

アプリケーション例 LOGO! の特殊ファンクションブロック : LOGO! オルタネイトオフディレースイッチオフディレースイッチ スイッチ 照明 I1 にスイッチからパルス信号が入力されると 出力 Q が ON になり あらかじめ設定された時間 T H にわたり照明が点灯します あらかじめ設定された時間 T L 以上にわたりスイッチを押しつづけると 点灯ファンクションが作動し Q 出力が ON になり 照明が点灯します 154

アプリケーション例 8. 2 自動ドア スーパーマーケットや公共の建物 銀行 病院などにある自動ドアの制御例です 8. 2. 1 自動ドア 誰かが自動ドアに近づいたとき 自動的にドアを開きます ドアの辺りに誰もいなくなるまでドアが開いた状態を保ちます ドアの辺りに誰もいなくなったとき 一定時間後に自動的にドアを閉めます 屋外 動作検知器 B1 S1 リミットスイッチ閉 S2 リミットスイッチ閉 屋内 B2 動作検知器 Q1 メインスイッチ 動作検知器 メインスイッチ 155

アプリケーション例 8. 2. 2 従来のソリューションセンサの あるいは が 人の動きを感知すると すぐに がドアを開けます 一定時間の間 何も感知されない場合 によってドアが閉められます 補助回路 L1 S2 K3 K3 B1 B2 K3 K3 S2 S1 K4 B1 K2 K1 B2 K1 K2 K3 K4 N 開閉ドア開く待ち時間 8. 2. 3 LOGO! を用いた自動ドアのシステム では上図のプログラムを簡略化することができます 動作感知器とリミットスイッチとマスタコンタクタを に接続するだけで済みます LOGO! 230RC を用いた自動ドアシステムの配線 開 閉 156

アプリケーション例 使用する機器 : マスタコンタクタ : マスタコンタクタ : リミット スイッチ : リミット スイッチ : 赤外線センサ ( 外 ) : 赤外線センサ ( 中 ) LOGO! の機能を使用して簡略化したプログラムが下図です 動作検知器 I1 I2 x x 10 s Q2 1 & Q1 開 リミットスイッチドア開放 I4 1 リミットスイッチ I3 & Q2 ドア閉 閉 1 Q1 8. 2. 4 システムの向上下記の機能を利用して の使い勝手を向上することができます コントロールスイッチを追加できます : 開 - 自動 - 閉 の出力にブザーを接続し ドアが閉じる前に鳴らすことができます 時間や方向でドアの開閉を制御できます ( 例 : 開店時間の間だけドアを開くようにしたり 閉店時間後は中からしか開かないようにしたりできます ) 157

アプリケーション例 8. 2. 5 LOGO! 230RC のソリューション 開閉ブザー 命令ブロックを使ったプログラム No1: 月 金 Day= Mo..Fr On = 09:00 Off =18:00 No2: 土 Day= Sa On = 08:00 Off =13:00 No1: 月 金 Day= Mo..Fr On = 09:00 Off =19:00 No2: 土 Day= Sa On = 08:00 Off =14:00 I1 検知器 B1 I2 検知器 B2 x 動作の検出 x x x T= 10 s モータ開放 閉出力 Q2 I4 リミットスイッチドア開放 I5 コントロールスイッチドア開閉用 x Q1 閉 モータ閉鎖 リミットスイッチドア閉鎖用 I3 動作検知器 B1 動作検知器 B2 閉出力 Q1 I1 I2 コントロールスイッチドア開閉用 I6 x Q2 閉 158

アプリケーション例 動作の検出開店時間中は 人が外から入ろうとすると センサ がドアを開きます 誰かが店の中から外へ出ようとすると センサ がドアを開きます 閉店時間後は 店から出る人のためにセンサ が 一時間の間だけドアを開きます ドアを開くためのモータ下記の場合に出力 が になり ドアを開きます のスイッチが動作しているとき ( ドアを開の状態に保ちます ) センサが誰かがドアに近づいてきたのを感知したとき ドアが完全に開ききっていないとき ( のリミット スイッチ) ドアを閉じるためのモータ下記の場合に出力 が になり ドアを閉じます のコントロールスイッチが動作しているとき ( ドアを閉の状態に保ちます ) センサが誰もドアの辺りにいないのを感知したとき ドアがまだ完全に閉じていないとき ( のリミットスイッチ) ブザーブザーは出力 に接続します ブザーは ドアが閉じる時に一秒間だけ ( 上図の場合 ) 鳴ります ブロックダイアグラムでは に下図のプログラムを入力します 閉接点出力 Q2 x Q3 ブザー T= 1 s 159

アプリケーション例 排気用換気扇 新鮮な空気用換気扇 8. 3 換気システム 8. 3. 1 換気システム換気装置は フローモニタによって制御されています 一定時間が経過した後に空気の流れが検出されない場合には システムが になり エラー通知が行われます ストップスイッチを押してこれを確認します 新鮮な空気用換気扇 フローセンサ フローセンサ 排気用換気扇 フローモニタの他にも この換気モニタシステムには いくつものスイッチがついていますが は1 台でそれを置換することができます LOGO! 230RC を用いた換気システムの配線 排気用換気扇 新鮮な空気用換気扇 160

アプリケーション例 マスタコンタクタ マスタコンタクタ ストップスイッチ スタートスイッチ フローモニタ フローモニタ 警告ランプ 警告ランプ LOGO! のファンクションブロックを用いたプログラム を用いたときの換気システムのブロックダイヤグラムは 下図の通りになります 1 Q3 2 x Q1 排気用換気扇 Q1 Q1 x I3 Q2 新鮮な空気用換気扇 x I3 x Q2 x 新鮮な空気用フローセンサ I4 T= 10 s x T= 10 s Off I2 x Q3 161

アプリケーション例 8. 3. 2 特長 を使用すると 多くのスイッチを 台で置換することができるので 取り付けに費やす時間とスイッチボックス内のスペースを節約できます エラーが発生したときや停電になったときには 未接続のままの出力 を信号接点として代わりに使用することができます 改良ソリューションの機能ダイアグラム と の換気装置は 下図の通り になります オン I1 エラー Q3 オフ I2 x T= 30 s Q1 排気用換気扇 排気用換気扇 排気用フローセンサ Q1 I3 x T= 10 s Q2 新鮮な空気用換気扇 排気用フローセンサ I3 排気用換気扇新鮮な空気用フローセンサ I4 Q2 x x T= 10 s T= 10 s x I2 Q3 エラー 出力 からメッセージを出力することも可能です エラー メッセージ システムの動作中は 出力 は常に になっており 停電が発生したりシステム内で異常が発生した場合にのみ になります 162

アプリケーション例 8. 4 門扉 圧力安全カバー 警告ランプ ゲートは 車両が行き来するときにのみ開きます ゲートは 警備員が管理します 8. 4. 1 門扉の制御 ゲートは警備員が ゲート用の制御盤で管理します ゲートは通常 完全に開いているか完全に閉じた状態にありますが 開閉の動作は簡単に中断することができます 警告ランプはゲートが動き始める5 秒前に点滅を始め ゲートの動作が完了するまで継続します 安全バーは ゲートが閉まる時に何かが挟まっていると 動作を中断します 8. 4. 2 従来のソリューション自動ゲートには 様々な制御システムを使用することができます ここでは そのうちの つのプログラム図を示します Auxiliary circuit L1 > > 開閉警告ランプ開閉 163

アプリケーション例 8. 4. 3 LOGO! 230RC との配線 使用する機器 マスタコンタクタ マスタコンタクタ ストップスイッチ オープンスイッチ クローズスイッチ オープンポジションスイッチ クローズポジションスイッチ 安全バー 164

アプリケーション例 165 LOGO! LOGO! LOGO! LOGO! のファンクションブロックを用いたプログラムのファンクションブロックを用いたプログラムのファンクションブロックを用いたプログラムのファンクションブロックを用いたプログラムオープンスイッチとクローズスイッチは 門扉が逆方向に動作していない場合に限り ゲートの開閉をします 門扉は ストップスイッチを押した時 あるいはリミットスイッチに達した時に動作を中断します また 安全バーも門扉の動作を中断します 8. 8. 8. 8. 4. 4. 4. 4. 4 LOGO! LOGO! LOGO! LOGO! を用いた門扉システムを用いた門扉システムを用いた門扉システムを用いた門扉システムこの門扉システムでは 安全バーが物体を検知すると 自動的に門扉が開きます 開 警告ランプ 閉 ゲート閉ストップスイッチ解放スタートスイッチ安全バー閉鎖スタートスイッチ 解放スタートスイッチ 閉鎖スタートスイッチ解放スタートスイッチストップスイッチゲート開 安全バー ゲート閉 ストップスイッチ 解放スタートスイッチ 開 閉 安全バーゲート閉ストップスイッチ閉鎖スタートスイッチ

アプリケーション例 8. 5 複数の門扉の集中制御と監視 マスタ 1 安全バー 2 警告ランプ 企業の敷地への入口は 通常数箇所あります 全ゲートが 常時警備員によってゲートごとに監視されているわけではありません したがって ゲートは 中央ゲートハウスの警備員によって 監視 操作されなければなりません また 警備員がゲートごとに開閉できなければなりません 全ゲートに 1 つの LOGO! 230RC と 1 つの AS-i 通信モジュールを装着します バスはモジュールとマスタを相互接続します 本章では ゲート制御システムについて説明します 他のゲート制御システムの構造も同じです 166

アプリケーション例 8.5.1 門扉の制御 全ゲートは 引きひもスイッチで開閉します ゲートは通常 完全に開いているか完全に閉じた状態にあります 全ゲートはゲートごとのプッシュボタンで開閉できます ゲートはゲートハウスと接続されているバスリンクを経由して開閉できます ゲートオープンまたはゲートクローズのステータスが表示されます 警告ランプはゲートが動き始める5 秒前に点滅を始め ゲートの動作が完了するまで継続します 安全バーは ゲートが閉まる時に何かが挟まっていると 動作を中断します LOGO! 230RC + AS-i 通信モジュールとの配線 ゲートゲート警告ランプ 167

アプリケーション例 使用するコンポーネント K1 オープン用メインコンタクタ K2 クローズ用メインコンタクタ S0(NO 接点 ) オープン引きひもスイッチ S1(NO 接点 ) クローズ引きひもスイッチ S2(NO 接点 ) オープンスイッチ S3(NO 接点 ) クローズプッシュボタン S4(NC 接点 ) オープンゲートポジションスイッチ S5(NC 接点 ) クローズゲートポジションスイッチ S6(NC 接点 ) 安全バー 上位制御システム Q5 Q6 I9 I10 オープンゲートポジションスイッチクローズゲートポジションスイッチオープンゲート外部プッシュボタンクローズゲート外部プッシュボタン 168

アプリケーション例 LOGO! ソリューションのブロックダイアグラム ゲート開 ゲート開 ゲート開 ゲート開 ゲート開 手動でゲート開 ゲート開 手動でゲート閉ゲート閉安全バーゲート閉 ゲート閉 閉 閉 安全バー ゲート閉 安全バー 警告ランプ ゲート開 開 閉 ゲート閉 オープンゲートスタートプッシュボタンとクローズゲートスタートプッシュボタンは 門扉が逆方向に動作していない場合に限り ゲートの開閉をします 門扉は リミットスイッチに達した時に動作を中断します また 安全バーも門扉の動作を中断します 169

アプリケーション例 8. 6 蛍光灯 蛍光灯 1 蛍光灯 2 蛍光灯 3 蛍光灯 4 オフィス 廊下 どのような照明システムが必要になるかによって 必要な電球と蛍光灯の種類や数は 異なります 光熱費節約のためには 主に蛍光灯を何列かに分けて使用します 8. 6. 1 照明システム 蛍光灯は設置カ所ごとに します 日光で十分明るい場合は 光度感知センサがそれを感知し 窓際の照明は自動的に になります 毎晩 時には蛍光灯をすべて にします どんな場合でも設置カ所ごとに蛍光灯を できるようにします 170

アプリケーション例 8. 6.2 従来のソリューション蛍光灯は ドア付近のスイッチからオルタネイトスイッチを通じて されます それとは別に クロック タイムスイッチ や光度感知センサによって本線からリセットすることもできます 本線からスイッチを にしても 設置カ所ごとにスイッチの を行うことができるように スイッチ 命令をパルスリレーで切断します K3 K4 K5 K6 使用する機器 スイッチ から 光度感知センサ クロック タイム スイッチ パルスリレー および リモコンスイッチ 本線 の入力つき から 従来のソリューションの問題点 回路の量が大きくなります 機械接点を多く必要とするということは それだけメンテナンス費用もかかります システムの変更を行うのが難しくなります 171

アプリケーション例 8. 6. 3 LOGO! 230RC との配線 蛍光灯 1 蛍光灯 2 蛍光灯 3 蛍光灯 4 使用する機器 ~ スイッチ光度感知センサ LOGO! の命令ブロックを用いたプログラム 172

アプリケーション例 8. 6. 4 特長 蛍光灯を に直接接続できます 最大出力電流を越えてしまう場合は リレーを追加してください 光度感知センサは の入力に直接接続できます タイムスイッチは に含まれているため必要ありません スイッチ数を削減してスペースを節約することができます 照明システムの機能を簡単に変更できます スイッチ時間を追加することができます 光度感知センサは すべての蛍光灯に応用することができます 173

アプリケーション例 8. 7 雨水利用 海外では 水道水と併用して雨水を利用する家庭が増えつつあります これは経済的な上に環境保護にも役立ちます 雨水は次のようなことに使えます 本システムは 水道の代わりに下記のような目的で使うことができます 下図は雨水の再利用を図解したものです 飲料水供給 雨水引き入れ口 K4 圧力スイッチ S1 制御ボックス内の LOGO! 雨水用の大きなタンク ポンプ M1 圧力タンク保護雨水利用 S2 S3 S4 水道引き入れ口 スイッチ 水道引き入れ口 スイッチ空防止システム スイッチ空防止システム スイッチ タンクに雨水がたまり そこからポンプでパイプに汲み出されます 飲料水と同様にこの方法で雨水を汲み出すことができます タンクが空になると飲料水を入れます 8. 7. 1 雨水用ポンプの注意点 タンクには常に水が入っていなければなりません 雨水が足りなくなると飲料水で補給します 飲料水に切り替えると 飲料水システムの中に雨水が入らないようにしなければいけません 雨水用のタンクの水が一定量以下になると ポンプは しません ( タンクが空になってしまわないように ) 174

アプリケーション例 8. 7. 2 従来のソリューション L1 K3 S3 S2 K2 S1 p< S4 K3 S3 K4 K1 N K2 K3 K4 Y1 ポンプ 空防止 制御時間タイマ 水道引き入れ口 ポンプとソレノイドバルブが圧力スイッチによって制御されており 雨水用のタンクの中には 3つのフロートスイッチがあります 圧力がある一定の値以下になると ポンプが になります 圧力が一定に戻ると ポンプは数秒の遅延時間の後 再び になります 遅延時間は 一定時間の間水を汲み出すときに ポンプが頻繁に になるのを防ぐためにあります 8. 7. 3 を用いた雨水用ポンプシステム ポンプ 水道引き入れ口 175

アプリケーション例 の他には ポンプを制御する圧力スイッチとフロートスイッチが必要になります 三相モータを使用する場合は マスタコンダクタも必要になります また 出力リレー で処理できる以上の電流を必要とする単相モータを使用する場合 コンダクタが必要になります ソレノイドバルブの電力消費量は小さいため 通常 直接制御できます 使用する機器 ~ マスタコンタクタソレノイドバルブ 圧力スイッチフロートスイッチ LOGO! の命令ブロックを用いたプログラム 圧力スイッチ I1 x T = 20 s x ポンプ Q1 ドライ保護フロートスイッチオン I3 ドライ保護フロートスイッチオン I4 飲料水供給フロートスイッチオフ 飲料水供給フロートスイッチオフ I3 I2 飲料水供給 Q2 8. 7. 4 システムの向上上図のブロックダイアグラムを見ると ポンプとソレノイド バルブの配線方法がわかります を用いれば 従来では外部機器を使用しなければならなかったところを簡略化できます 設定時刻にポンプを 水が足りなくなったときの通知 故障の通知 176

アプリケーション例 8.8 その他のアプリケーション例 ソフト内に紹介したアプリケーションと合わせて アプリケーション事例が紹介されています 次に挙げるのは ソフトでの紹介例です 温室内植物の水管理 ベルトコンベヤの制御管理 折り曲げ機の制御管理 店のショーウィンドウの照明 ベルシステム 例 学校のチャイム 駐車場の監視 戸外照明 巻き上げ式シャッタの制御管理 室内 / 戸外照明 クリーム攪拌機の制御管理 スポーツホールの照明 種類の負荷装置の消耗調整 横断面の大きいケーブルの溶接用機械の連続制御管理 段階別スイッチ 例 : 換気扇 ボイラの連続操作 中央オペレータ制御管理と視覚化 ( 複数ポンプ / ペアポンプの制御管理 ) 切断機 例 : ヒューズ用 稼働時間の監視 例 : ソーラ エネルギ システム 加減速用のペダル操作制御 上下作動する昇降装置制御管理 繊維の染色 加熱ベルトとベルトコンベヤの制御管理 コンクリートサイロ装置の制御管理 ガス殺菌 自動飼育機の制御管理 例 : マスの餌やり機 つのコンプレッサの切り替え回路の例 つのモメンタリ スイッチで操作する上下 ( 左右 ) 制御 連続 ( サイクル ) タイマ 第 アラーム 換気の制御管理 177

アプリケーション例 カム タイマ ポンプの制御管理 ポンプ / ファンの作動制御 詳細は ソフト内サンプル事例集のオンラインヘルプにてご確認ください 178

技術仕様 A.1 一般仕様 項目ベース (CPU) モジュールサイズ (W H D) 重量取り付け 増設モジュールサイズ (W H D) 重量取り付け 周囲環境周囲温度水平取り付け垂直取り付け 準拠している安全規格 Cold:IEC 60068 2 1 Heat:IEC 60068 2 2 仕様 72 90 55mm 約 190g 35mm 幅 DIN レールまたはパネル取り付け 36 90 55mm 約 190g 35mm 幅 DIN レールまたはパネル取り付け 0~+55 0 ~ +45 (LOGO! DM8 12/24R LOGO! DM8 230R) 0~+55 0 ~ +45 (LOGO! DM8 12/24R LOGO! DM8 230R) -40 ~+70 保存 / 運搬温度 相対湿度 IEC 60068 2 30 10~85% 結露無し 気圧 795~1080hPa 使用環境 腐食性ガスのないこと 構造環境条件 保護構造 IP20 耐振動 IEC 60068 2 6 5~9Hz ( 片振幅 3.5mm) 9~150Hz ( 加速度 1G) 耐衝撃 IEC 60068 2 27 150m/s 2 IEC 60068 には VDE 0631 が含まれます 179

技術仕様 項目 準拠している安全規格 仕様 落下 IEC 60068 2 31 落下高度 50mm 落下 ( 梱包状態 ) IEC 60068 2 32 1m EMC 静電気放電 IEC 1000 4 2 Severity3 8kV 気中放電 6kV 接触放電 放射電磁界 IEC 1000 4 3 10V/m エミッション EN 55011 リミットクラス B グループ 1 EMC 放出干渉 EN 50081 2 EN 50082 2 バーストパルス IEC 1000 4 4 Severity3 サージイミュニティ (LOGO! 230 シリーズのみに適用 ) IEC 1000 4 5 Severity2 IEC-/VDE に関する情報 安全規格 クリアランス距離と漏洩電流の IEC 60664 IEC 611131-2 規格クリア 測定 EN 50178 ドラフト 11/94 UL 508 CSA C22.2 No 142 また LOGO! 230RC LOGO! 230RCo には VDE 0631 絶縁強度 IEC 611131 規格クリア 2kV( 電源と信号ライン ) 0.5kV( 電源ライン ) 対称 1kV( 電源ライン ) 非対称 180

技術仕様 A.2 技術仕様 :LOGO! : 230RC/230Rco /230Rco/DM8 /DM8 230R 項目 LOGO! 230RC LOGO! 230RCo LOGO! DM8 230R 電源定格動作電圧 AC/DC 100/240V AC/DC 100/240V 電圧変動範囲 AC85~253V DC85~253V AC85~253V DC85~253V 定格周波数 50/60Hz(47~63Hz) 50/60Hz(47~63Hz) 消費電流 AC100V AC240V DC115V DC230V 10~30mA 10~20mA 5~15mA 5~10mA 10~30mA 10~20mA 5~15mA 5~10mA 許容瞬停時間 AC/DC100V AC/DC240V 消費電力 AC100V AC240V DC100V DC240V 耐電圧 [ 電源 入力端子 ( 一括 )- 出力端子 ( 一括 )] 絶縁抵抗 [ 電源端子 -FG 間入出力端子 -FG 間 ] 10ms 20ms 1.1~3.5 W 2.4~4.8 W 0.5~1.8 W 1.2~2.4 W AC2500V 1 分間 DC500V 1 分間 10ms 20ms 1.1~3.5 W 2.4~4.8 W 0.5~1.8 W 1.2~2.4 W AC2500V 1 分間 DC500V 1 分間 10MΩ 以上 (DC500V メガ ) 10MΩ 以上 (DC500V メガ ) 時計バックアップ時間 80 時間 (25 ) 時計精度 最大 ±5 秒 / 日 デジタル入力入力信号 AC 入力 AC 入力 入力点数 8(I1~I8) 4 定格入力電源 AC100~240V 使用入力電圧範囲 AC 85~264V 電気的絶縁 なし なし 動作レベル OFF 電圧 ON 電圧 OFF 電圧 ON 電圧 AC40V 未満 AC79V 以上 DC30V 未満 DC79V 以上 AC40V 未満 AC79V 以上 DC30V 未満 DC79V 以上 動作レベル OFF 電流 ON 電流 0.03mA 未満 0.08mA 以上 0.03mA 未満 0.08mA 以上 181

技術仕様 項目 LOGO! 230RC LOGO! 230RCo LOGO! DM8 230R 入力遅れ時間 OFF ON ON OFF 50ms (Typ) 50ms (Typ) 50ms (Typ) 50ms (Typ) 電源からの線路長 100m 100m デジタル出力出力信号 リレー接点 リレー接点 出力点数 接点構成 4 点 (Q1~Q4) 独立 1a 接点 4 点 独立 1a 接点 電気的絶縁 あり あり 最大負荷電流 抵抗負荷 誘導負荷 短絡保護 AC DC12/24V 10A AC 100/120V 10A AC 230/240V 10A AC DC12/24V 2A AC 100/120V 3A AC 230/240V 3A 外付けヒューズ要最大 16A リレー出力 AC DC12/24V 5A AC 100/120V 5A AC 230/240V 5A AC DC12/24V 2A AC 100/120V 3A AC 230/240V 3A 外付けヒューズ要最大 16A リレー出力 最小開閉負荷 10mA DC12V 10mA DC12V 初期接触抵抗 100mΩ 以下 (1A DC24V 時 ) 100mΩ 以下 (1A DC24V 時 ) 機械的寿命 1000 万回 ( 無負荷 ) 1000 万回 ( 無負荷 ) 電気的寿命 10 万回抵抗負荷 :10A にて 1800 回 / 時スイッチレート ( 出力応答時間 ) 10 万回抵抗負荷 :10A にて 1800 回 / 時 機械的負荷 10Hz 10Hz 抵抗負荷 / ランプ 2Hz 2Hz 誘導性負荷 0.5Hz 0.5Hz 白熱灯負荷 ( スイッチサイクル :25000 回 ) 1000W(AC230/240V) 500W(AC100/120V) 1000W(AC230/240V) 500W(AC100/120V) 電気ギアを持つ蛍光灯 10 58W(AC230/240V) 10 58W(AC230/240V) ( スイッチサイクル :25000 回 ) 補償をもつ蛍光灯 1 58W(AC230/240V) 1 58W(AC230/240V) ( スイッチサイクル :25000 回 ) 補償をもたない蛍光灯 10 58W(AC230/240V) 10 58W(AC230/240V) ( スイッチサイクル :25000 回 ) 短絡回路防止 cos1 電源保護 600A 電源保護 600A 短絡回路防止 cos0.5~0.7 電源保護 900A 電源保護 900A 出力の並列接続 禁止 禁止 出力リレー保護 最大 16A 最大 16A ディレーティング 全温度領域中なし 全温度領域中なし 出力の並列スイッチ 禁止 禁止 182

技術仕様 A.3 技術仕様 :LOGO! : 24 LOGO! 24RC LOGO! 24RCo LOGO! DM8 24 項目 LOGO! 24 LOGO! DM8 24 LOGO! 24RC(AC) LOGO! 24RCo(AC) 電源定格動作電圧 DC24V AC24V 電圧変動範囲 DC20.4~28.8V AC20.4~26.4V 定格周波数 - 50/60Hz(47~63Hz) 消費電流 LOGO! 24 20~120mA 10~25mA LOGO! DM8 24 30~45mA 許容瞬断時間 - 5ms 消費電力 LOGO! 24 0.5~2.9W 0.2~0.6W LOGO! DM8 24 0.8~1.1W 耐電圧 [ 電源 入力端子 ( 一括 )- - AC2500V 1 分間 DC500V 1 分間 出力端子 ( 一括 )] 絶縁抵抗 10MΩ 以上 (DC500V メガ ) [ 電源端子 -FG 間入出力端子 -FG 間 ] - 逆極性保護 あり あり 時計バックアップ時間 - 80 時間 (25 ) 時計精度 - 最大 ±5 秒 / 日 デジタル入力入力信号 DC 入力 AC 入力 入力点数 LOGO! 24 :8(I1~I8) 8(I1~I8) LOGO! DM8 24 :4 アナログ入力点数 2(I7~I8) - (I7 I8 はテ シ タル / アナロク 共有 ) LOGO 24 のみ アナログ入力範囲 DC 0V~10V - ( 最大定格入力 :DC28.8V) 電気的絶縁 なし なし 動作レベル OFF 電圧 ON 電圧動作レベル OFF 電流 ON 電流 DC5V 未満 DC8V 以上 1.0mA 未満 (I1~I6) 0.05mA 未満 (I7~I8) 1.5mA 以上 (I1~I6) 0.1mA 以上 (I7~I8) AC5V 未満 AC12V 以上 1.0mA 未満 2.5mA 以上 183

技術仕様 入力遅れ時間 OFF ON ON OFF 項目 LOGO! 24 LOGO! DM8 24 1.5ms(I1~I4) 1.0ms 以下 (I5 I6) 300ms (I7 I8) 1.5ms(I1~I4) 1.0ms 以下 (I5 I6) 300ms (I7 I8) 1.5ms 1.5ms LOGO! 24RC(AC) LOGO! 24RCo(AC) 電源からの線路長 100m 100m デジタル出力出力信号 トランジスタソース出力 リレー接点 出力点数 接点構成 4 点 ( 独立コモン ) 4 点 (Q1~Q4) 独立 1a 接点 電気的絶縁 なし あり 出力電圧 電源供給電圧 - (DC20.4~28.8V) 最大負荷電流 0.3A 抵抗負荷 誘導負荷 AC DC12/24V 10A AC 100/120V 10A AC 230/240V 10A AC DC12/24V 2A AC 100/120V 3A AC 230/240V 3A 短絡保護 電流制限回路内蔵 1A 外付けヒューズ要最大 16A 最小開閉負荷 - 10mA DC12V 初期接触抵抗 - 100mΩ 以下 (1A DC24V 時 ) 機械的寿命 - 1000 万回 ( 無負荷 10Hz) 電気的寿命 - 10 万回抵抗負荷 :10A にて 1800 回 / 時 スイッチレート機械的負荷 - 10Hz 電気的負荷 10Hz - 抵抗負荷 / ランプ 10Hz 2Hz 誘導性負荷 0.5Hz 0.5Hz 白熱灯負荷 - 1000W ( スイッチサイクル :25000 回 ) 電気ギアを持つ蛍光灯 - 10 58W ( スイッチサイクル :25000 回 ) 補償を持つ蛍光灯 - 1 58W ( スイッチサイクル :25000 回 ) 補償を持たない蛍光灯 - 10 58W ( スイッチサイクル :25000 回 ) 短絡回路防止 cos1 あり 電力保護 600A 184

技術仕様 項目 LOGO! 24 LOGO! DM8 24 LOGO! 24RC(AC) LOGO! 24RCo(AC) 短絡回路防止 cos0.5~0.7 - 電力保護 900A 出力の並列接続 禁止 禁止 出力リレー保護 - 最大 16A 短絡回路の電流制限 1A - ディレーティング 全温度領域中なし 全温度領域中なし 185

技術仕様 A.4 技術仕様 :LOGO! : 12/24RC LOGO! 12/24RCo LOGO!! DM8 12/24R 項目 LOGO! 12/24RC LOGO! 12/24RCo LOGO! DM8 12/24R 電源定格動作電圧 DC12/24V DC12/24V 電圧変動範囲 DC10.8~15.6V DC20.4~28.8V DC10.8~15.6V DC20.4~28.8V 消費電流 DC12V DC24V 10~100mA 10~75mA 30~100mA 30~75mA 許容瞬停時間 DC12V DC24V 消費電力 DC12V DC24V 耐電圧 [ 電源 入力端子 ( 一括 )- 出力端子 ( 一括 )] 絶縁抵抗 [ 電源端子 -FG 間入出力端子 -FG 間 ] 2ms 5ms 0.1~1.2W 0.2~1.8W AC2500V 1 分間 DC500V 1 分間 2ms 5ms 0.4~1.2W 0.8~1.8W AC2500V 1 分間 DC500V 1 分間 10MΩ 以上 (DC500V メガ ) 10MΩ 以上 (DC500V メガ ) 時計バックアップ時間 80 時間 (25 ) 時計精度 最大 ±5 秒 / 日 デジタル入力入力信号 DC 入力 DC 入力 入力点数 8 (I1~I8) 4 アナログ入力点数 2(I7~I8) (I7 I8 はテ シ タル / アナロク 共有 ) アナログ入力範囲 DC 0V~10V ( 最大定格入力 :DC28.8V) 電気的絶縁 なし なし 動作レベル OFF 電圧 ON 電圧 DC5V 未満 DC8V 以上 DC5V 未満 DC8V 以上 動作レベル OFF 電流 ON 電流 1.0mA 未満 (I1~I6) 0.05mA 未満 (I7~I8) 1.5mA 以上 (I1~I6) 0.1mA 以上 (I7~I8) 1.0mA 未満 1.5mA 以上 186

技術仕様 入力遅れ時間 OFF ON ON OFF 項目 LOGO! 12/24RC LOGO! 12/24RCo 1.5ms (I1~I4) 1.0ms 以下 (I5 I6) 300ms (I7 I8) 1.5ms (I1~I4) 1.0ms 以下 (I5 I6) 300ms (I7 I8) 1.5ms 1.5ms LOGO! DM8 12/24R 電源からの線路長 100m 100m デジタル出力出力信号 リレー接点 出力点数 接点構成 4 点 (Q1~Q4) 独立 1a 接点 4 点 独立 1a 接点 電気的絶縁 あり あり 最大負荷電流 抵抗負荷 誘導負荷 AC DC12/24V 10A AC 100/120V 10A AC 230/240V 10A AC DC12/24V 2A AC 100/120V 3A AC 230/240V 3A AC DC12/24V 5A AC 100/120V 5A AC 230/240V 5A AC DC12/24V 2A AC 100/120V 3A AC 230/240V 3A 短絡保護 外付けヒューズ要最大 16A リレー出力 外付けヒューズ要最大 16A リレー出力 最小開閉負荷 500mA DC12V 500mA DC12V 初期接触抵抗 100mΩ 以下 (1A DC24V 時 ) 100mΩ 以下 (1A DC24V 時 ) 機械的寿命 1000 万回 ( 無負荷 ) 1000 万回 ( 無負荷 ) 電気的寿命 10 万回抵抗負荷 :10A にて 1800 回 / 時 10 万回抵抗負荷 :10A にて 1800 回 / 時 スイッチレート ( 出力応答時間 ) 機械的負荷 10Hz 10Hz 抵抗負荷 / ランプ 2Hz 2Hz 誘導性負荷 0.5Hz 0.5Hz 白熱灯負荷 ( スイッチサイクル :25000 回 ) 1000W(AC230/240V) 500W(AC100/120V) 1000W(AC230/240V) 500W(AC100/120V) 電気ギアを持つ蛍光灯 10 58W(AC230/240V) 10 58W(AC230/240V) ( スイッチサイクル :25000 回 ) 補償をもつ蛍光灯 1 58W(AC230/240V) 1 58W(AC230/240V) ( スイッチサイクル :25000 回 ) 補償をもたない蛍光灯 10 58W(AC230/240V) 10 58W(AC230/240V) ( スイッチサイクル :25000 回 ) 短絡回路防止 cos1 電源保護 600A 電源保護 600A 短絡回路防止 cos0.5~0.7 電源保護 900A 電源保護 900A 出力の並列接続 禁止 禁止 出力リレー保護 最大 16A 最大 16A 187

技術仕様 ディレーティング 全温度領域中なし 全温度領域中なし 出力の並列スイッチ 禁止 禁止 188

技術仕様 A.5 技術仕様 :LOGO! : AM2 電源 定格動作電圧 電圧変動範囲 消費電流 許容瞬停時間 消費電力 12V 24V 電気的絶縁 項目 極の逆転防止機能 接地端子 アナログ入力 入力点数 2 型式 入力範囲 分解能 サイクルタイム ( アナログ値生成 ) 電気的絶縁 ケーブル長 ( シールド付きより線 ) エンコーダへの電源供給 12/24 V DC 10.8... 15.6 V DC 20.4... 28.8 V DC 25... 50 ma 5 ms 0.3... 0.6 W 0.6... 1.2 W なし あり LOGO! AM2 アースおよびアナログ測定ラインのシールド用 単極 0-10 V または 0-20 ma 10 ビット 0-1000 に標準化 50 ms なし 10m なし エラーリミット +/- 1.5% 干渉周波数抑制 55 Hz 189

技術仕様 リレー出力のスイッチ容量と寿命 誘導性負荷 スイッチサイクル / 百万 スイッチング電流 (A) 図 A IEC947-5-1 DC13/AC15 に準拠した誘導性抵抗のついたコンダクトのスイッチ容量と寿命 抵抗負荷 スイッチサイクル / 百万 スイッチング電流 (A) 図 B 抵抗負荷のついたコンダクトのスイッチ容量と寿命 190

技術仕様 A.6 技術仕様 :LOGO! : Power 12V シリーズ LOGO! Power 12 V は LOGO! 用のスイッチ電源モジュールです 電流容量により下記の 2 種類があります LOGO! Power 12 V / 1.9 A LOGO! Power 12 V / 4.5 A 入力 定格入力電圧 AC 120 ~ 230 V 入力電圧範囲 AC 85 ~ 264 V 電源周波数 47 ~ 63 Hz 停電保持時間 > 40 ms(ac 187 V 時 ) 入力電流 0.3 ~ 0.18 A 0.73 ~ 0.43 A 突入電流 (25 C) 15 A 以下 30 A 以下 過電圧保護回路 内蔵 メイン回路用推奨サーキットブレーカー IEC 898 > 6 A 特性 D > 10 A 特性 C 出力定格出力電圧許容電圧範囲電圧可変範囲残留リップル DC 12 V ± 3 % DC 11.1 ~ 12.9 V < 200 mv pp 定格出力電流電流制限 1.9 A 2.4 A 4.5 A 4.5 A 効率 80 % 並列接続による電力アップ 有り EMC 放射妨害電界強度 EN 50081-1, EN 55022 クラス B 電磁干渉 EN 50082 2 安全 一時側 / 二次側の絶縁 有り SELV(EN 60950/VDE 0805 に準拠 ) 保護クラス II(IEC 536/VDE 0106 T1 による ) 保護等級 IP 20(EN 60529/VDE 470 T1 による ) CE マーキング UL/CSA 規格 FM 承認 有り有り UL 508 / CSA 22.2 準備中 191

技術仕様 LOGO! Power 12 V / 1.9 A LOGO! Power 12 V / 4.5 A 動作データ 周囲温度 -20 ~ ±55 C 輸送 / 保管時温度 40 ~ ±70 C 入力接続 各端子に対してそれぞれ 1 x. 2.5 mm 2 または 2 x 1.5 mm 2 L1 および N 出力接続 端子 2 つごとにそれぞれ 1x.2.5 mm 2 または 2 x 1.5 mm 2 L± および M 取付け 35 mm DIN レールにスナップオン取付け 寸法 (WxHxD) mm 72 x 80 x 55 126 x 90 x 55 重量 0.2 kg 0.4 kg 192

技術仕様 A.7 技術仕様 :LOGO! : 24V LOGO! Power 24 V は LOGO! 用のスイッチ電源モジュールです 電流容量により下記の 2 種類があります LOGO! Power 24 V / 1.3 1 3 A LOGO! Power 24 V / 2.5 2 A 入力 定格入力電圧 AC 120 ~ 230 V 入力電圧範囲 AC 85 ~ 264 V 電源周波数 47 ~ 63 Hz 停電保持時間 > 40 ms(ac 187 V 時 ) 入力電流 0.48 ~ 0.3 A 0.85 ~ 0.5 A 突入電流 (25 C) 15 A 以下 30 A 以下 過電圧保護回路 内蔵 メイン回路用推奨サーキットブレーカー IEC 898 6 A 特性 D 10 A 特性 C 出力定格出力電圧許容電圧範囲電圧可変範囲残留リップル DC 24 V ± 3 % DC 22.2 ~ 25.8 V < 250 mv pp 定格出力電流電流制限 1.3 A 1.6 A 2.5 A 2.8 A 効率 80 % 並列接続による電力アップ 有り EMC 放射妨害電界強度 EN 50081-1, EN 55022 クラス B 電磁干渉 EN 50082 2 安全 一時側 / 二次側の絶縁 有り SELV(EN 60950/VDE 0805 に準拠 ) 保護クラス II(IEC 536/VDE 0106 T1 による ) 保護等級 IP 20(EN 60529/VDE 470 T1 による ) CE マーキング UL/CSA 規格 FM 認定 有り有り UL 508 / CSA 22.2 有り ; クラス I, Div. 2, T4 193

技術仕様 LOGO! Power 24 V / 1,3 A LOGO! Power 24 V / 2.5 A 動作データ 周囲温度 -20 ~ ±55 C 輸送 / 保管時温度 40 ~ ±70 C 入力接続 各端子に対してそれぞれ 1 x. 2.5 mm 2 または 2 x 1.5 mm 2 L1 および N 出力接続 端子 2 つごとにそれぞれ 1x.2.5 mm 2 または 2 x 1.5 mm 2 L± および M 取付け 35 mm DIN レールにスナップオン取付け 寸法 (W H D) mm 72 x 80 x 55 126 x 90 x 55 重量 0.2 kg 0.4 kg 194

技術仕様 A.8 技術仕様 :LOGO! : Contact 24/230 LOGO! Contact 24 および LOGO! Contact 230 は 20 A 4 kw までの抵抗負荷 ( ノイズ 電磁干渉無し ) 用のスイッチモジュールです LOGO! Contact 24 LOGO! Contact 230 動作電圧 DC 24 V AC 230 V; 50/60 Hz スイッチング容量使用カテゴリAC 1:55 C での抵抗負荷のスイッチング 400 V での動作電流 400 V の交流負荷出力 20 A 13 kw 使用カテゴリ AC 2 AC 3: スリップリングまたはかご型回転子付きモータ 400 V での動作電流 400 V の交流負荷出力短絡保護タイプ 1 タイプ 2 接続ケーブル 8.4 A 4 kw 25 A 10 A エンドスリーブ付きより線単線 2 x(0.75 ~ 2.5)mm 2 2 x(1 ~ 2.5)mm 2 1 x 4 mm 2 寸法 (WxHxD) mm 36 x 72 x 55 周囲温度 25 ~ ±55 C 保管時温度 50 ~ ±80 C 195

技術仕様 B スキャンタイムの定義 プログラムサイクルとは プログラムの完全な実行のことです 主に入力の読み込み プログラムの処理 続く出力の読み出しを行います スキャンタイムは プログラムを一通り実行するのに必要な時間です プログラムサイクルに必要な時間は 短いテストプログラムを使用することによって求められます パラメータモードで処理を行う際に値が算出され これにより 現在のスキャンタイムを計算することができます テストプログラム 1. 出力 またはマーカ ( 内部リレー ) と周波数スイッチを接続するか hi 信号によってスイッチが入力されるパルス発生出力をスイッチングするプログラムを作ります Hi B02 B01 Q 出力または T Par Qx B マーカ ( 内部リレー ) 2.2 つのブロックを下図のようにパラメータを設定します スキャンタイムに基づき パルス出力が周波数スイッチに出力します 周波数スイッチの時間間隔は 2 秒にセットされています B02:T T =00.00s+ B01:Par SW =1000+ SW =0000 G_T =02.00s 196

技術仕様 3. 次にプログラムをスタートし LOGO! をパラメータモードに切り替えます パラメータモードでは 周波数スイッチのパラメータを見ることができます B01:Par SW =1000+ SW =0000 fa =0086 4. fa の逆数値は 現在のプログラムがメモリに保存されている状態の LOGO! のスキャンタイム時間と同じです 1/fa= スキャンタイム時間 ( 秒 ) 解説パルス出力 (T=0) は プログラムが実行されるたびに 出力信号を変えます よってあるレベル (high あるいは low) は ちょうど 1 サイクル中持続されます 1 ピリオドは 2 サイクルから成ることになります 周波数スイッチは 2 秒ごとのピリオドの比率を明らかにし その結果 1 秒ごとのサイクルの比率が分かります サイクル時間 1 ピリオド =1 パルス =2 サイクル ピリオド 197

技術仕様 C ディスプレイなしの LOGO! LOGO! 12/24RCo LOGO! 24RCo LOGO!230RCo は ディスプレイのないバージョンです 操作時にディスプレイや操作ボタンを必要としないアプリケーションでご使用ください 下図は LOGO! 230RCo の例です ディスプレイなしのプログラミングディスプレイなしの LOGO! でプログラムを行うには 2 通りあります LOGO! ソフトを使用してパソコン上でプログラムを作り それを LOGO! に転送する メモリカードから LOGO! へプログラムを転送する 操作における特徴電源に接続するだけで LOGO! は運転する準備ができます ディスプレイなしの LOGO! は 電源を切断することによって停止することができます スタートアップにおける特徴メモリカードが挿入された場合 LOGO! の電源が投入されると メモリカードに保存されているプログラムは 本体にコピーされます これは 既存のプログラムに上書きします 通信ケーブルが挿入された場合 LOGO! は電源が投入されると自動的に PC LOGO! モードになります LOGO! ソフトを使用することで LOGO! にあるプログラムを読んだり LOGO! に保存したりすることができます プログラムメモリに すでに有効なプログラムが存在する場合 LOGO! は電源が投入されると 自動的に STOP から RUN モードに切り替わります 198