MARC データに求められるものは? 迅速性 書店発売日にはデータが存在 網羅性 出版取次以外からも収集 正確性 図書現物からのデータ作成何重もの形を変えた校正 整合性 一定の規則に基づいて 約 300 万件の累積データを参照しながら作成 情報の多様性 本を選んだり提供するために必要な様々な項目 内

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2.0.7C 記述の情報源 記述のための情報源は 以下の優先順位で採用する 1) タイトル画面 2) その他の内部情報 ( メニュー プログラム記述 リードミー ファイル 索引など ) 3) その他の情報源 情報源自体が最新のものに変更されることから 確認できる最新のものを情報源として採用する 2.

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Transcription:

書誌情報データベースの紹介 ~TRC MARC~ 2010 年 4 月 27 日大日本印刷株式会社株式会社図書館流通センター

MARC データに求められるものは? 迅速性 書店発売日にはデータが存在 網羅性 出版取次以外からも収集 正確性 図書現物からのデータ作成何重もの形を変えた校正 整合性 一定の規則に基づいて 約 300 万件の累積データを参照しながら作成 情報の多様性 本を選んだり提供するために必要な様々な項目 内容細目 目次などの詳細な情報 拡張性 典拠ファイルにより同一著者 同一主題の資料を関連付けて検索可能 更新性 書評 受賞情報など図書刊行後に追加される情報を更新 2

TRC MARC の概要 TRC MARC の特徴 ( 整備された本に関するデータベース ) タグによるコントロール 一定の規則に基づくデータ作成 利便性の高い正確なデータ より詳細な内容に関するデータ 目次情報ファイル累積総数 :20.626 件 内容細目ファイル 累積総数 :127,728 件 MARC 記述 = 識別 ( 個別資料の特定 ) タイトル 著者 版表示 出版者 出版年ページ数 大きさ シリーズ名原タイトル 書誌的来歴 ISBN 価格など 標目 = 検索 発見 タイトルヨミ 著者ヨミ分類 件名 ( 内容を数字 統制された言葉で表現 ) など 選書に役立つ情報 内容紹介 児童用内容紹介 著者紹介書評情報 受賞情報本文の言語 しかけつき ソフトカバーなど累積総数 :2,980,075 件 MARC の関連付けを行なう (MARC の精度維持の役割も担う ) 全集典拠ファイル シリーズ典拠ファイル 出版者典拠ファイル 件名典拠ファイル 学習件名典拠ファイル 累積総数 :238.033 件 累積総数 : 98,080 件 累積総数 : 181,693 件 累積総数 : 92.839 件内統一標目 : 76.369 件 累積総数 : 9,842 件内統一標目 : 6,362 件 個人名典拠ファイル累積総数 : 912,612 件内統一形 : 678,226 件 3 累積件数は 2010 年 3 月末現在 団体名典拠ファイル累積総数 : 218,384 件内統一形 : 124,166 件 TRC MARC 及び周辺ファイルの関係図

TRC MARC 和図書累積件数 3,000,000 2,500,000 2,000,000 件数 1,500,000 1,000,000 500,000 0 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010 作成年新刊案内掲載分新刊案内非掲載分遡及入力 ( 図書館蔵書などの既刊書 ) 4 2010.4.19 現在 2,987,033 件

1989 年 3 月末 (460 館 ) TRC MARC 利活用の推移 ( 公共 378 館大学 専門 62 館学校 20 館 ) 1999 年 3 月末 (2,713 館 ) ( 公共 1,839 館大学 専門 189 館学校 685 館 ) CD-ROM 提供館 1,202 館学術情報センター経由 755 機関 2010 年 1 月末 (7,981 館 ) ( 公共 3,090 館大学 専門 43 館学校 4,848 館 ) CD-ROM 提供館 1,003 館 WEB 経由 ( 公共 )2,066 館 WEB 経由 ( 学校 )3,828 館 国立情報学研究所経由 1,224 機関 5

電子出版物に向けた課題 電子出版物への対応に向けて 販売 流通形態が電子出版物とリアルの本とでは異なる場合がある 電子出版物の場合 章単位 記事単位などでの販売 同じ内容でも 電子出版物のフォーマットが異なる また 閲覧端末が異なる 電子出版物への対応に向けて目次情報ファイル 内容細目ファイルの活用 並びに MARC の拡張などを検討 6

- 参考資料 - 7

参考資料 :MARC とは? Machine Readable Cataloging( 機械可読目録 ) 書誌記述 標目 所在記号などの目録記入に記載される情報を 一定のフォーマットにより コンピュータで処理できるような媒体に記録すること または記録したもの 著者目録用カード コルテジアーニ, ジャン ピエールギザの大ピラミッド 5000 年の謎を解く ジャン = ピエール 出典 : 日本目録規則 1987 年版改訂 3 版 記述ユニットカード 242.03 コギザの大ピラミッド 5000 年の謎を解くジャン = ピエール コルテジアーニ著吉村作治監修山田美明訳大阪創元社 2008.10 142p 18cm ( 知の再発見 双書 141) 所在記号注 :ISBD( 国際標準書誌記述 ) の区切り記号は使用していない 原タイトル :Les grandes pyramides 文献 :p142 ISBN:978-4-422-21201-2 1. ギザノダイピラミッド *a1. コルテジアーニ, ジャン ピエール : Corteggiani,Jean Pierre a2. ヨシムラ, サクジ a3. ヤマダ, ヨシ 記述 アキ s1. ピラミッド 242.03 1500 標目 <242> 08053939 もともと図書館での管理にしか使われていなかった図書目録 MARC となり 一般の人が本を探し 本を選ぶためにかかせないツールとして進化し続けている ( 図書館 Web OPAC での本の検索 ) OPAC(Online Public Access Catalog) 8

参考資料 :TRC MARC 内容細目の事例 TRC MARC の項目 内容細目 9

参考資料 :TRC MARC の項目 目次情報の事例 TRC MARC の項目目次情報 10

参考資料 : 典拠ファイルの活用事例 ( 個人名典拠ファイル )1 個人名に関する情報 ( 著者または伝記 人物研究の人名 ) 特定の人物の著作をもれなく検索 例えば ノーベル賞を受賞した小林誠さんの書いた本を読みたいと思ったら 小林誠コバヤシマコト の文字列だけで検索すると 31 冊ヒット 11 別の小林誠の本もまじってしまう!

参考資料 : 典拠ファイルの活用事例 ( 個人名典拠ファイル )2 個人名典拠ファイルを利用して ノーベル賞受賞者の 小林誠 だけを検索 本人の著作は 6 冊! 12 特定の著者の本だけを絞り込んだ検索

参考資料 : 典拠ファイルの活用事例 ( 個人名典拠ファイル )3 特定の人物の著作をもれなく検索 例えば... 作家 ヨハンナ シュピリ の本をすべて読みたいと思ったら ヨハンナ シュピリ の文字列で検索すると 9 件の MARC がヒット これだけ? もっとたくさん作品があると思ったけど 13

参考資料 : 典拠ファイルの活用事例 ( 個人名典拠ファイル )4 個人名典拠ファイルで ヨハンナ シュピリ を検索 ヨハンナ スピリなどいろいろな形で出てくる すべての著作 173 件が検索できる! いろいろな形で表記される著者の本もすべて検索できる 14

参考資料 : 典拠ファイルの活用事例 ( 個人名典拠ファイル )5 別名義の著作をもれなく検索 例えば... 作家 エド マクベイン の本をすべて読みたいと思ったら個人名典拠ファイルで エド マクベイン を検索 ペンネームなど別の名前で書かれた本もすべて検索できる 15

参考資料 : 典拠ファイルの活用事例 ( 個人名典拠ファイル )6 同姓同名の区別 異表記同一人の同定 別名同一人の認識 コントロールされた人名データベースの構築 = 単純な文字列検索では実現できない高度な検索に対応 16

- 以上 - 17