スライド 1

Similar documents
スライド 1

スライド 1

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

untitled

,, ( ) 5 ma ( ) 5V V 5 6 A B C D E F G H I J , LED LED, LED, 7 LED,, 7 LED ( ) V LED VCC 5V 7 LED VCC f g f a g b a b c e d e d c dp dp VCC (

スライド 1

Microsoft Word - 4章.doc

Microsoft PowerPoint - 工学ゼミⅢLED1回_2018

正転時とは反対に回転する これが逆転である 図 2(d) の様に 4 つのスイッチ全てが OFF の場合 DC モータには電流が流れず 停止する ただし 元々 DC モータが回転していた場合は 惰性でしばらく回転を続ける 図 2(e) の様に SW2 と SW4 を ON SW1 と SW3 を O

も 常に 2 つのコイルに電圧を印加する 2 層励磁方式や 1 つのコイルと 2 つのコイルに交互に電圧を印 2

untitled

スライド 1

3 1EEPROMElectrically Erasable PROM PROMProgrammable ROM 2 EEPROM 3

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 第8α章.ppt [互換モード]

BSF PORTA BCF PORTA MOVLWB MOVLWB MOVLWB MOVLWB , E=1, E=0 8 ビット 行表示 ディスプレイ制御 表示クリア エントリーモード CALLDSP MAIN BCF PORTA,3 R

Taro11-…e…L…X…g.jtd

Microsoft Word - 工学ゼミ3_テキスト

3 4 PIC

PowerPoint プレゼンテーション

64 松尾邦昭 2. 無線送受信装置 SANWA 製のラジコン送受信装置は, その機能性の豊富さと価格の安さを理由に多くのラジコン ファンに愛用されており, 今回使用した VG6000は, チャンネル数が6チャンネルあり, ヘリコプター制御用に設計 開発され使用されているものだが, 我々はこれをロボ

実習内容 PIC18C242 のポート B に接続した LED を点滅させます ( 他の実習と同じ内容です ) 8 個の LED に表示される値が +3 ずつインクリメントします MPLAB を使って MPASM アセンブラのソース ファイルをアセンブルします MPLAB とソース ファイルは配布し

Microsoft Word - 工学ゼミ3_テキスト

余白 : 上下 25.4mm, 左右 19mm (Word2012 での やや狭い 設定 ) マイコンプログラミング演習 I レポート 1 実験日 提出日 回路構築 /LED を用いた I/O 制御 [16pt] 班員と担当責任者第 0 班レポート作成

また RLF 命令は 図 2 示す様に RRF 命令とは逆に 各ビットを一つずつ 左方向に回転 ( ローテイト ) する命令である 8 ビット変数のアドレスを A とし C フラグに 0 を代入してから RLF A,1 を実行すると 変数の内容が 左に 1 ビットシフトし 最下位ビット (LSB)

PowerPoint プレゼンテーション

1.1 ラベル ラベルはカラム 1 から始まらなければならない ラベルの後にはコロン スペース タブ 改行が続いてよい ラベルはアルファベットかアンダーバーで始まり 英数字 アンダーバー クエスチョンマークを含んでよい ラベルは 32 文字までである デフォルトではこれらは大文字と小文字を区別するが

1. 購入物品リスト 電子部品名 用途 規格 単価 数量 合計 購入先 PIC16F84A-20/P PIC16F 秋月電子通商 カーボン抵抗 1/4W R0,R1 10kΩ 秋月電子通商 カーボン抵抗 1/4W R2,R2 追加分 300Ω 秋月

BANK1 MOVLW b' ' PIC16F648A独自 MOVWF CMCON コンパレータ OFF BCF INTCON,PEIE 周辺割り込み OFF PIC16F648A独自 MOVLW B' ' RB2/TX, RB1/RX PIC16F648A独自 MOVW

USB モジュール

回路 : Vdd GND 回路図と呼べるようなものではありません オシレータは外部 ( セラミック発振子 ) なので GP4 と GP5 は使えません 四角の枠内はモジュールなので ここから VDD GND TX RX の4 本をつなぐだけです 測定端子 (GP0) は 1MΩの抵抗と 2MΩの半固

Microsoft Word - マイコンを用いた信号# doc

Microsoft Word - 組込みプログラミング2018テキスト

スライド 1

<4D F736F F D C835E838A EA993AE90A78CE CC8A4A94AD2E646F63>

卒 業 研 究 報 告

前付(念).indd

PIC

Microsoft Word - テキスト.docx

PIC18 Istructios PIC16, PIC x Microchip Techology Icorporated. All Rights Reserved. PICmicro PIC18 52

序文

スライド 1

本日の内容 導入 回路の作製 回路図から配線図へ ブレッドボードを使った試作回路の作製 マイコンへのプログラム書き込み GPIOの実験

降圧コンバータIC のスナバ回路 : パワーマネジメント

製åfi†æ¡‹åƒ–.xlsx

BD9328EFJ-LB_Application Information : パワーマネジメント

2. アーキテクチャ 概 要 PIC16F8x ファミリは 命 令 語 長 14bit の RISC[1]で 命 令 は35 種 類 である 1 命 令 は4クロックで 実 行 されるが 実 際 にはパイプライン 処 理 [2]されている ノイマン 型 コンピュータ[3]と 違 いプログラムとデータ

スライド 1

Microsoft Word - PIC-USBマイコンボード_v1-02@WEB公開用資料.docx

SICE東北支部研究集会資料(2009年)

第 5 章復調回路 古橋武 5.1 組み立て 5.2 理論 ダイオードの特性と復調波形 バイアス回路と復調波形 復調回路 (II) 5.3 倍電圧検波回路 倍電圧検波回路 (I) バイアス回路付き倍電圧検波回路 本稿の Web ページ ht

スライド 1

Microsoft PowerPoint - Portable Power Supply 01.pptx

から付与します さらに, ゼロプレッシャー ICソケットの空き部分を使って, タイマー ICである555の動作チェックができます ユニバーサル基板の一部に555 用の発振回路を構成しています 555をソケットに差し込んで電源スイッチを入れると,ICが良品の場合は LEDが点滅します LEDが点滅しな

スライド 1

スライド 1

Łñ“’‘‚2004

プリント


Microsoft PowerPoint pptx

<4D F736F F D B D A778F4B835A EC B290882E646F63>

PFC回路とAC-DC変換回路の研究

本日の内容 導入 回路の作製 回路図から配線図へ ブレッドボードを使った試作回路の作製 マイコンへのプログラム書き込み GPIOの実験

Taro11-表紙と目次.PDF

PIC の書き込み解説 PICライターを使うときに間違った使い方を見受ける 書き込み失敗の原因は知識不足にある やってはいけないことをしている 単に失敗だけならまだしも部品を壊してしまう 正しい知識を身に着けよう 書き込みに必要なピンと意味 ICSPを意識した回路設計の必要性 ICSP:In Cir

SOPC Builder ペリフェラル 簡易ユーザ・ガイド - PIO (Parallel I/O)

Microsoft PowerPoint - 6.memory.ppt

Verilog HDL による回路設計記述

CMOS リニアイメージセンサ用駆動回路 C CMOS リニアイメージセンサ S 等用 C は当社製 CMOSリニアイメージセンサ S 等用に開発された駆動回路です USB 2.0インターフェースを用いて C と PCを接続

ex04_2012.ppt

C言語によるPIC(16F88)プログラミング実習テキスト

電気的特性 (Ta=25 C) 項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位 読み出し周波数 * 3 fop khz ラインレート * Hz 変換ゲイン Gc ゲイン =2-5 - e-/adu トリガ出力電圧 Highレベル Vdd V -

ここをクリックしてダウンロードする ダウンロードした zip ファイルを解凍する とインストーラが現れます インストーラを 起動してインストールを開始しましょう イ ンストーラの [ Next > ] ボタンを押してい けばインストールできます ライセンスの画面では I accept the ter

p ss_kpic1094j03.indd

PIC (, 2, 3 ) PIC ( 1, 2, 3 ) 1 2 (, 2 ) PIC ( 1, 2 ) 2.1 (p.34) define #define (define ) (p.61) 1 30 (RD 7 /P SP 7 ) 32 (V DD ) IC

回路シミュレーションに必要な電子部品の SPICE モデル 回路シミュレータでシミュレーションを行うためには 使用する部品に対応した SPICE モデル が必要です SPICE モデルは 回路のシミュレーションを行うために必要な電子部品の振る舞い が記述されており いわば 回路シミュレーション用の部

割り込み 今までのプログラムは 順番にそって命令を実行していくのみ それはそれで良いが 不便な場合もある 例えば 時間のかかる周辺機器を使う場合 その周辺機器が動作を終了するまで CPU は待たなければいけない 方法 1( ポーリング ) 一定時間毎に 周辺機器の動作が終了したか調べる 終了していれ

VelilogHDL 回路を「言語」で記述する

スライド 1

目次 1 I2Cとは 13 結線写真 2 センサの多くがI2Cに対応 14 WHO_AM_I 3 マイコンでのI2C通信例 15 I2C読込みプログラム 4 とは 16 I2C読込みスクリプト概要① 5 タイミングパラメータ 17 I2C読込みスクリプト概要② 6 書込み 18 センサ読込みプログラ

アナログ回路 I 参考資料 版 LTspice を用いたアナログ回路 I の再現 第 2 回目の内容 電通大 先進理工 坂本克好 [ 目的と内容について ] この文章の目的は 電気通信大学 先進理工学科におけるアナログ回路 I の第二回目の実験内容について LTspice を用

NJU7291 概要 ウォッチドッグタイマ内蔵システムリセット IC NJU7291 は 電源電圧の瞬断や低下などの異常を瞬時に検出して リセット信号を発生する電源電圧監視用 IC です ウォッチドッグタイマが内蔵されており 各種マイコンシステムに フェイル セーフ機能を持たせることができます 特徴

Microsoft Word - PCMtoSPDIFmanual.doc

Microsoft Word - 006_01transistor.docx

CCD リニアイメージセンサ用駆動回路 C CCD リニアイメージセンサ (S11155/S ) 用 C は 当社製 CCDリニアイメージセンサ S11155/S 用に開発された駆動回路です S11155/S11156-

Microsoft PowerPoint - RL78G14_動画マニュアル_タイマRD.ppt [互換モード]

回路 7 レジスタ ( 同期イネーブル及び非同期リセット付 ) 入力データを保持するのに用いる記憶素子 使用用途として, マイクロプロセッサ内部で演算や実行状態の保持に用いられる Fig4-2 のレジスタは, クロック信号の立ち上がり時かつ 信号が 1 のときに外部からの 1 ビットデータ R をレ

高速度スイッチングダイオード

enus MLD-030-ST ブラシレス DC モータドライバ スイッチ詳細 内蔵ポテションメータ ピーク出力設定 ( モータ保護機能 ) 配線説明 ドライバ側マーク Ref+ Hu Hv Hw Ref- モータ配線色黄色茶色オレンジ青色灰色緑黒赤 安心のフェニックスコンタクト社製コネクターを搭載

(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周

スライド 1

arduino プログラミング課題集 ( Ver /06/01 ) arduino と各種ボードを組み合わせ 制御するためのプログラミングを学 ぼう! 1 入出力ポートの設定と利用方法 (1) 制御( コントロール ) する とは 外部装置( ペリフェラル ) が必要とする信号をマイ

ex05_2012.pptx

ReviveUSB(web)

-2 外からみたプロセッサ GND VCC CLK A0 A1 A2 A3 A4 A A6 A7 A8 A9 A10 A11 A12 A13 A14 A1 A16 A17 A18 A19 D0 D1 D2 D3 D4 D D6 D7 D8 D9 D10 D11 D12 D13 D14 D1 MEMR

Microsoft Word - AK8133_MS0930_J_05.doc

割り込み 今までのプログラムは 順番にそって命令を実行していくのみ それはそれで良いが 不便な場合もある 例えば 時間のかかる周辺機器を使う場合 その周辺機器が動作を終了するまで CPU は待たなければいけない 方法 1( ポーリング ) 一定時間毎に 周辺機器の動作が終了したか調べる 終了していれ

Ver.1-5 Date レゾルバ変換器 (R/D 変換器 ) R D 1416 取扱説明書 レゾルバデジタル変換器 (RD1416) サーボテクノ株式会社 神奈川県相模原市中央区相模原 TEL: FAX:

何回も達成感を感じることができる副教材としての電子ルーレット 昨年度までの実践 (~ 平成 23 年度 ) ですが 今年もこの電子ルーレットを用いて授業を進めます 前任校の名前で済みません この様な文はパワーポイントのノートでも書けますが ワードに貼り付ける方式で作ると図の大きさや文書の挿入などより

Transcription:

8. ステッピングモータの制御を学ぼう 秋月電子通商 PIC ステッピングモータドライバキット ( 小型モータ付き ) を参照しました. 回路製作の詳細は第 0 章を参照してください. 1

2 第 0 章図 28 より完成写真 ( マイコン回路 + ステッピングモータ駆動回路 )

PIC マイコンによるステッピングモータの制御 PIC16F84 R 1 R 2 RB6 RB0 ステッピングモータ S 1 S 2 RB7 RB1 RB2 VR 1 R 3 RA1 RB3 C 1 Tr 1 RA0 秋月電子通商 PIC ステッピングモータドライバキット ( 小型モータ付き ) より 3

PORTB レジスタが ****1*** であると PIC16F84 RB0 RB1 RB2 トランジスタがオンとなり電流 i が流れる. ステッピングモータ RB3 電流 i DC 8~1 4

PIC16F84 PORTB レジスタが ****0101 であると RB0 RB1 0V ステッピングモータ 電流 i RB2 電流 i RB3 0V 5

PIC16F84 PORTB レジスタが ****0101 RB0 0V 回転 電流 i ****0110 RB1 と変わると一定角度 (1.8 ) ステッピングモータは回転する. RB2 電流 i RB3 0V 6

PIC16F84 PORTB レジスタが RB0 0V ****0101 回転 電流 i ****0110 RB1 ****1010 と変わるとさらに 1.8 回転する. RB2 0V 電流 i RB3 7

PIC16F84 PORTB レジスタが RB0 ****0101 回転 電流 i ****0110 RB1 0V ****1010 ****1001 RB2 0V 電流 i と変わるとさらに 1.8 回転する. RB3 8

PIC16F84 PORTB レジスタが RB0 ****0101 回転 ****0110 ****1010 ****1001 と変わり続けるとモータは回転しつづける. RB1 RB2 RB3 9

PIC16F84 PORTB レジスタが ****0101 ****1001 ****1010 ****0110 と変わり続けるとモータは逆回転しつづける. RB0 RB1 RB2 RB3 逆回転 10

8.1 ステッピングモータの定速制御 ;Stepping Motor Control Program INCLUDE"p16F84.inc" list p=16f84 このソースファイルを打ち込んで下さい. 注意 CONFIG の前のアンダーバーは 2 つあります. CONFIG _HS_OSC & _WDT_OFF & _PWRTE_OFF & _CP_OFF Memory EQU 0x0C MEM1 EQU Memory+0 ;MEM1 at 0C TIME1 EQU Memory+1 ;TIME1 at 0D TIME2 EQU Memory+2 ;TIME2 at 0E TIME3 EQU Memory+3 ;TIME3 at 0F START ORG 0 GOTO START ;Main Program starts at START ORG 4 ポート B の設定 ;Setting of Port B BSF STATUS,RP0 ;Selection of Bank 1 MOVLW B'11000000' MOVWF TRISB ;RB0-6 -> Output Port, RB6,7 -> Input Port BCF STATUS,RP0 ;Selection of Bank 0 MOVLW B'00000101' ;'00000101' -> (W) MOVWF PORTB ;(W) -> (PORTB) 11 ポート B の下位 4 桁に 0101 を出力

; Main Program ポート B の上位 2 桁 (RB6,7) を MEM1 へ STEP1 MOVF PORTB,0 ;(RB)->(W) ANDLW B'11000000' ;(W) and 11000000 -> (W) MOVWF MEM1 ;(W) -> (MEM1) BTFSS MEM1,7 ;If the 7th bit = 1, Then skip CALL RotateR BTFSS MEM1,6 ;If the 6th bit = 1, Then skip CALL RotateL GOTO STEP1 SW1 が on (RB7 = 0) でサブルーチン 1 を CALL ;End of Main Program SW2 が on (RB6 = 0) でサブルーチン 2 を CALL ;Sub Routine1 RotateR MOVLW B'00000101' ;'00000101' -> (W) MOVWF PORTB ;(W) -> (PORTB) CALL COUNT1 MOVLW B'00000110' MOVWF PORTB CALL MOVLW MOVWF CALL MOVLW MOVWF CALL RETURN COUNT1 B'00001010' PORTB COUNT1 B'00001001' PORTB COUNT1 サブルーチン 1 右回転 ****0101 ****0110 ****1010 ****1001 12

;Sub Program2 RotateL MOVLW B'00000101 MOVWF PORTB CALL COUNT1 MOVLW B'00001001' MOVWF PORTB CALL COUNT1 MOVLW B'00001010' MOVWF PORTB CALL COUNT1 MOVLW B'00000110' MOVWF PORTB CALL COUNT1 RETURN サブルーチン 2 左回転 ****0101 ****1001 ****1010 ;Idling timer COUNT1 MOVLW 0x16 MOVWF TIME1 STEPM MOVWF TIME2 STEPM1 MOVWF TIME3 STEPM2 DECFSZ TIME3,1 GOTO STEPM2 DECFSZ TIME2,1 GOTO STEPM1 DECFSZ TIME1,1 GOTO STEPM RETURN END 時間稼ぎルーチン ****0110 マイコンの動作が速すぎる (1サイクル = 1µ s) のでこれは時間を稼ぐだけのプログラム. シミュレーションでは0x16を0x02として, このプログラムの動きを確認して下さい. 実際にステップモータを動かすときには,0x0F 以上でないとマイコンの出力の変化が速すぎて 13 ステップモータは動かないので注意して下さい.

8.2 ステッピングモータの速度制御を学ぼう 14

8.2 ステッピングモータの速度制御を学ぼう ;Stepping Motor Control Program(Speed Control using RC) INCLUDE"p16F84.inc" list p=16f84 CONFIG _HS_OSC & _WDT_OFF & _PWRTE_OFF & _CP_OFF Memory EQU 0x0C OutMode EQU Memory+0 ;OutMode TIME1 EQU Memory+1 ;TIME1 ORG 0 GOTO START ;Main Program starts at START 以下のプログラムを打ち込んで,PICマイコンに書き込み, 実際にステップモータの回転数を制御できることを確認してください START ORG 4 CALL PortSet ;Port setting routine CALL IniSet ;Initial setting routine ポートの設定 レジスタ, ポートの初期値の設定 ; Main Program STEP1 CALL C5 ;Discharge and charge of C5 routine CALL Rotate ;Rotating Step Motor GOTO ;End of Main Program STEP1 コンデンサ C5 の放電, 充電 ステップモータの回転

;Port Setting Sub-Routine PortSet BSF STATUS,RP0 ;Selection of Bank 1 MOVLW B'00000010' RA0 出力ポート,RA1 入力ポート MOVWF TRISA ;RA0 -> Output Port, RA1->Input Port MOVLW B'11000000' RB0~5 出力ポート,RB6, 7 入力ポート MOVWF TRISB ;RB0-6 -> Output Port, RB6,7 -> Input Port BCF STATUS,RP0 ;Selection of Bank 0 RETURN ステップモータへの初期出力設定 (4 通りの出力のどれ でも良いが, ここでは ****0101 としている.) ;Initial Setting Sub-Routine IniSet MOVLW B'00000101' ;'00000101' -> (W) MOVWF PORTB ;(W) -> (PORTB) MOVLW MOVWF RETURN B'00000000' OutMode OutMode はステップモータの 4 通りの出力に番号を付けて, それを出力モードと呼んだもの. モード番号 PotrBへの出力 0 0101 1 0110 2 1010 3 1001 16

;Discharge and Charge of C5 Sub-routine C5 BSF PORTA,0 ;1 -> (RA0) CALL Idtimer ;(Discharge of C5) BCF PORTA,0 ;0 -> (RA0) (Charge of C5) STEP2 BTFSS PORTA,1 ;If the 1-th bit = 1, then skip the next command line GOTO STEP2 RETURN VR 1 PIC16F84 VR 1 C 5 を充電する. V C1 5 V PIC16F84 R 3 RA1 R 3 RA1 V C5 C 5 Tr 1 RA0 V C5 C 5 Tr 1 RA0 C 5 を放電する. V C1 0 V Tr 1 オン BSF PORTA,0 によりポート A の第 0 ビットに を出力する. Tr 1 オフ BCF PORTA,0 によりポートAの第 0ビットに0Vを出力する. コンデンサ C 5 の電荷を放出して, コンデンサの両端電圧 V C5 をゼロとする命令 コンデンサ C 5 に電荷を充電して, コンデンサの両端電圧 V C5 を上昇させる. ポート A の第 1 ビットが 1 ( 約 ) となるまで待つ命令 17

電源 R 1 +VR 1 1~11kΩ 抵抗 VR 1 の値でコンデンサ C 5 の両端電圧 V C5 が になるまでの時間が変わる V C5 C 5 10µF t = 0 で SW オフ R 1 +VR 1 = 1 kω 充電までの待ち時間が短く ステップモータは早く回る [V] V C5 R 1 +VR 1 = 11 kω 充電までの待ち時間が長く ステップモータは遅く回る [s] V C5 のシミュレーション結果 18

;Rotating Step Motor routine Rotate BTFSS OutMode,0 ;If the 0-th bit = 1, then skip the next command line GOTO CaseX0 GOTO CaseX1 CaseX0 BTFSS OutMode,1 ;If the 1-th bit = 1, then skip the next command line GOTO Case00 GOTO Case10 CaseX1 BTFSS OutMode,1 ;If the 1-th bit = 1, then skip the next command line GOTO Case01 GOTO Case11 Case00 MOVLW B'00000110' ; '00000101' -> '00000110' GOTO Fin Case01 MOVLW B'00001010' ; '00000110' -> '00001010' GOTO Fin Case10 MOVLW B'00001001' ; '00001010' -> '00001001' GOTO Fin Case11 MOVLW B'00000101' ;'00001001' -> '00000101' Fin MOVWF PORTB ;(W) -> (PORTB) INCF OutMode,1 ;(OutMode) + 1 -> (OutMode) RETURN モード番号の更新 OutMode の下 2 桁のみ意味がある. INCF により順次 00 01 10 11 00 と変化する. ****0101 Case00 ****0110 Case01 ****1010 Case10 ****1001 Case11 19

0xFF = D 255 時間稼ぎルーチン ;Idling timer Idtimer MOVLW 0xFF MOVWF TIME1 STEPM DECFSZ TIME1,1 GOTO STEPM RETURN サイクル数 1 1 1 Skip の時は 2 2 2 2 サイクル 254 (1+2)+ 2 =764 サイクル 2 サイクル END 合計 768 サイクル 1 サイクルに 4 クロックを使用する. 1 クロックはセラミック発振子が約 4MHz で動作するので 1/4MHz = 0.25 µs よって 768 4 0.25 µs =. 770 µs 20

2004 年 8 月 21