2 日目 (8 月 5 日土曜日 ) 午前中は二手に分かれた 昨年からのリピーターは上級編である大本営コースへ向かった 初級コースは平和公園での碑めぐり 資料館見学を経て 聖公会スタッフによるガイドにより 原爆死没者慰霊碑 平和の池 平和の灯 レストハウス 原爆の子の像 原爆ドーム そして照準の目標

Similar documents
神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は

平成 28 年度修学旅行 < 事前学習 > 三田市立高平小学校 6 年生は 担任を始めとする先生方の指導のもと 自主的 創造的に 修学旅行の事前学習を進めました 自分たちで設定した修学旅行の めあて は 6 年生の思いがいっぱいつまったものにな りました めあて 戦争のことを知るために 目で見たり話

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

イエスさまの公的な活動は 2 年から 3 年と言われます その短い時間の中で人々に与えた影響は 考えられないほど大きいものでした ここに今日 わたしたちが集まって礼拝しているのも そのせいです けれどもその 2 年ないし 3 年のイエスさまの活動はずっと順調であったわけではありません イエスを愛し慕

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

創世記5 創世記2章4節b~25

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

お話 文芸思潮

Microsoft Word - ◎中高科

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

今日 復活日の聖書日課には三人のマリアが出て来ました 日曜日の朝早く イエスの墓に行った二人のマリア マグダラのマリアともうひとりのマリア さらにもうひとりのマリアがその前に登場していました 旧約聖書 出エジプト記第 15 章 20 節です アロンの姉である女預言者ミリアムが小太鼓を手に取ると 他の

2

ヤソトン視察

牧会の祈り

2 市内中学校での平和パネル展及び平和講演会会場及び開催日 : 新井中学校 パネル展 11 月 18 日 ~11 月 25 日 講演会 11 月 25 日妙高中学校 パネル展 10 月 24 日 ~10 月 28 日 講演会 10 月 28 日妙高高原中学校 パネル展 11 月 14 日 ~11 月

Microsoft Word - Pastors_no_furi.doc

牧会の祈り

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

創世記5 創世記2章4節b~25

シネマルーム15_05.ec6


廿日市高等学校ホームページ作成について

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

一 マリヤへの恵みある教会に 何かというと 恵まれた女よ おめでとう と言う人がいました 女性のための聖書のクラスで 誰かが正しい答えを言ったら 恵まれた女よ おめでとう 感謝なことの証しをしたら 恵まれた女よ おめでとう 誰かが牧師に祈ってもらっている姿を見たら 恵まれた女よ おめでとう 彼女はい

ごあいさつ 本日 私 宝塚混声合唱団第 24 回音楽会 越 誠 大森先生 演奏 話 取 組 始 受難曲 最高傑作 教会音楽 最高峰 位置 作品 演奏 2 部構成 3 時間 及 大曲 福音書 受難 題材 作品 深 理解 必要 2 群 8 声部 合唱 団員 増強 一人 研鑽 求 音楽会 企画 今日 演奏

2010 年 2 月 21 日 ( 日 ) 22 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 13 出エジ 13 出エジプト記 9 章 13 節 ~10 章 29 節 最後の 3 つの災い 1. 文脈の確認 (1) エジプトに主からの 10 の災いが下る (2)10 の災いの記述は 考え抜

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

夢を超えたもの_Culture A.indd

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

特別な必要のあるセミナリー生徒のための便宜 障がいをもつ生徒やその他特別な状況にある生徒や学生は, 既に卒業証書を受けていても,21 歳になる まで毎年セミナリーへの出席を継続してや修了証書を受けることができます その後はインスティテュートに出席するよう勧められます セミナリーの証書および卒業証書す

KAI00-1_13431.pdf

<4D F736F F D C906C82D682CC8EE88E86>

の詩や歌があるかもしれません もちろん 賛美歌が挿入されることもあります しかし ほとんど の場合 礼拝のこの部分は 信経または信仰の宣言をそのクライマックスとして持つことが適切です 準備言葉の典礼が明らかになると それに対する準備とそれに対する祈りの反応がどのように適合しているかが分かりやすくなり

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

先発隊: 大久野島 忠海港から大久野島行きのフェリーに乗って 大久野島に向かった 到着後 島内の毒ガス資料館を見学した 資料館内の会議室で 毒ガス製造に関する DVD を鑑賞し その後に展示を見学した 軍馬用の防護服や 当時毒ガスの製造所で働いていた方々の証言集などが展示されており 毒ガスの悲惨さを


第 8 回平和市長会議総会 会期 : 平成 25 年 (2013 年 )8 月 3 日 ( 土 )~6 日 ( 火 ) 会場 : 広島国際会議場 グランドプリンスホテル広島グランドプリンスホテル広島は 8 月 3 日 ( 土 )19 時から行う歓迎レセプションの会場となります 総会メイン会場の広島国

別記第 3 号様式 団体名 活動計画表 平成年月日 ( ) 6:30 起床 洗面等 冬季 (11 月 ~2 月 ) 起床時刻 7:00 7:00 7:30 8:45 朝のつどい 美化活動 朝食 活動準備 この時間帯に寝具の整頓 シーツの返却 晴天時活動内容 入所日入所前活動 ( 立寄先 ) を記入

第 3 席 1-3 題名 : 初節句 初めてのこいのぼり 撮影日 :5 月 4 日 式典広場 撮影者 : 太田千尋 住所 : 沖縄県豊見城市 画面半分を明るく覆うこいのぼりの下 ペアルックで子に語り掛ける父の言葉が伝わってくるよう 仲良くこいのぼりを眺める姿がこどもの日のイメージにあっている 特別賞

下関市立大学広報第71号

人によって被災状況は違いますが 家族を失い 家を失い それまでの人生で築いてきたものをすべて失うという悲劇に突然見舞われ 茫然自失状況に追い込まれての絶望感 これらのことを想像すると 悲しみが一挙に襲ってきました 本当に悲しい出来事です 被災者にとっては 悲しみだけではなく 空しさや 憤りや 絶望が

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必

全メニュー 改

( 別添 ) 大雨警報 注意報の土壌雨量指数基準値平成 23 年 5 月 31 日現在 市町村等をまとめた地域 市町村等 地域メッシュコード (1km 格子対応 ) 注意報 土壌雨量指数 広島 呉 広島市 広島 呉 広島市 広島 呉

癒しの業と宣教 ( ルカ 4:38~44) 1) ルカ福音書講義 (23) 章 38 イエス 2) は会堂から立ちあがり シモンの家 3) に入った シモンのしゅうとめが 高熱 4) で苦しめられており 彼らは 5) 彼女のことをイエス 6) に願った 39 彼は彼女の枕


(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

住民生活における安全・安心政策研究

2 を重んじてきた人たちがいたからでした そういう人たちに対して 自分は宗教に熱心であると思っても つまり 形 を整えることに一生懸命であっても と語りかけているのです 今の私たちに当てはめるならば 洗礼を受けたといっても とか どんなに礼拝を守っているとしても とか あるいは 奉仕を一生懸命やって

何度もふるいにかけて 麦の実とごみとを分けるように 信仰が本物かどうかを何度も試される 父なる神さまのお許しのなかで サタンの激しい攻撃が始まる この時 もしかしたら 誰が一番偉いか 誰が一番大きいかという争論で ペテロがやはり一番だろうと 弟子たちもペテロ自身を自他共に思っていたのかも知れません

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

式次第 Program 開式 8:00 原爆死没者名簿奉納 8:00 広島市長遺族代表 Opening DedicationoftheRegisteroftheNames ofthefalenatomicbombvictims MayorofHiroshima Representativesofth

表紙サンプル

京まち工房50_9.indd

( ) U ( )

( )

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

集会祈願全能永遠の神よ ヨルダン川で洗礼を受けられたイエスにあなたは聖霊を注ぎ 愛する子であることを示してくださいました 洗礼によって新たに生まれ あなたの子どもとされたわたしたちが いつもみ心に従うことができますように 聖霊の交わりの中で あなたとともに世々に行き 支配しておられるみ子 わたしたち

共科 通目 基礎情報学コンピュータ演習 -A( 絵画 映像メディア表現を含む ) コンピュータ演習 -A( デザイン 映像メディア表現を含む ) コンピュータ演習 -B( 絵画 映像メディア表現を含む ) コンピュータ演習 -B( デザイン 映像メディア表現を含む ) コンピュータ演習 -A( 絵画

2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

<92508F838F578C76955C81408EE88E9D82BF8E9197BF2E786C7378>


PowerPoint Presentation

seisho_166_校正.indd


2

たかさご社協だより235号.ec8

さまいイエス様は生きておられる! ふくいんしょしょうふくいんしょしょうふくいんしょマタイによる福音書 28 章とマルコによる福音書 16 章とルカによる福音書 24 章ふくいんしょしょうかはなしさいわヨハネによる福音書 20 章に書かれているお話の再話 しょうと せいしょものがたり ミニ聖書物語 フ

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

Microsoft Word 年4月30日説教「気づく」.doc

2

とは言えないような気がします 弟子達もすぐには主の復活を信じることが出来ない人達だったのです この人達はどうして主の復活を信じるようになったのでしょうか この最初の弟子達の証言によってイースターのメッセージが全世界に告げられていったことは事実です それだけにこの最初の弟子達が復活の信仰を持つようにな

2016 年 2 月 14 日川越教会 すべての民と共に 加藤享 [ 聖書 ] ローマの信徒への手紙 15 章 7~13 節だから 神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れてくださったように あなたがたも互いに相手を受け入れなさい わたしは言う キリストは神の真実を現すために 割礼ある者たちに

<4D F736F F D208BB388E78EC08F4B E7793B188C B98A CA48B86816A8DC58F498D652E646F6378>

県人会報1月号

束の地カナンに入ることが許されなかった 9 死を前にして ヨシュアを後継者に任命し 120 歳でモアブのネボ山で死んだ 10 モーセという人は 地上のだれにもまさって非常に謙遜であった ( 民数記 12:3) 11 自分を しもべとして神の家全体のために忠実でした ( ヘフ ル 3:5) 新約聖書に

2 神はイスラエルをぶどうの木 ぶどうの実にたとえられました 神に選ばれたイスラエルは 本来その実を結ばせるべき存在でした しかし 聖書は次のように語っています エレミヤ書 2:21 わたしは あなたをことごとく純良種の良いぶどうとして植えたのに どうしてあなたは わたしにとって 質の悪い雑種のぶど

はじめに この式を見るとインドの人たちは間髪を入れずに という答が出るそうです インドの小学校の子どもたちは までのかけ算の答をすべて丸暗記しているからです ( 日本では 9 9 までのかけ算の答を九九の暗唱で覚えますね ) そればかりではありません 6

第 1 学年音楽科 1 音楽を学ぶ意義 目的 何のために学ぶのか 表現及び鑑賞の幅広い活動を通して, 音楽を愛好するとともに, 音楽活動の基礎的な能力を伸ばし, 音楽文化についての理解を深め, 広く音楽に親しむ 2 学習到達目標 この 1 年間を通して どのような力をつけていくのか 音楽活動の楽しさ

※ ポイント ※

いろいろな衣装を知ろう

307号表紙5G.ai

校長通信 2018 年 12 月 No.4 東京都立大田桜台高校のホームページをご覧いただきありがとうございます 12 月 11 日 ( 火 )~14 日 ( 金 ) 2 年生修学旅行報告 宮島で撮影した紅葉 12 月 11 日 ( 火 )~14 日 ( 金 ) 2 年生が広島 松山方面での修学旅行

中学校ま ~ るいテーブル会議議事概要 開催日時 平成 30 年 12 月 4 日 ( 火 )19:30~21:00 会場能楽の里文化交流会館 2 階大会議室 1 開会 2 あいさつ教育長本日は PTA 役員の方や学校関係者 行政関係者が集まり 学校の状況について情報共有をし どのように子ども達の成

<8DC58F492D398C8E8D C8E C18F57816A2E696E6464>

ヨハネの手紙講解 神のあかし ヨハネの手紙第一 5:1~21 1. 油注がれた者 新改訳改訂第 3 版 Ⅰヨハネ 5:1 イエスがキリストであると信じる者はだれでも 神によって生まれたのです 生んでくださった方を愛する者はだれでも その方によって生まれた者をも愛します イエスがキリストであると信じる

P01-PDF.indd

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

セキュリティ・ミニキャンプin新潟2015 開催報告

Transcription:

ヒロシマ平和旅考 2017 小さな群れよ 恐れるな あなたがたの父は喜んで神の国をくださる ルカによる福音書 12 章 32 節 ヒロシマの地で 平和を実現するために何ができるか 旅を通して自ら考え 行動する 神戸国際大学と附属高校は 日本聖公会とカトリックの合同プログラムである 広島平和礼拝 2017 に参加した これが本学院でいう ヒロシマ平和旅考 ( りょこう ) である 有志の高校生 13 名 ( うち 2 名は昨年から連続で参加 ) を含み 高校教員 大学生 大学職員の総勢 36 名の巡礼となった 大学生には日本人のほか スリランカ ベトナム ネパール フィリピン 中国からの留学生もいた 大学 高校それぞれで参加者を乗せたチャーターバスは 最初の目的地である宮島口へ向かった 1 日目 (8 月 4 日金曜日 ) 昨年大学生が訪れた廿日市市の宮島 世界文化遺産にして 日本三景のひとつ 日本人学生だけでなく留学生たちにも好評であった 今年は高校生にもぜひということで 全員が訪れた 宮島口からフェリーに乗り換え 嚴島神社を見学し 島内を観光した 人の思いを超えた存在に対する畏敬の念を 古 ( いにしえ ) の日本人はどのように表現しようとしたか 一行は白と朱のコントラストが優美な社殿で各々思いをめぐらせた 野生の鹿が多数いるが 人に対して友好的だ 観光後 大学側は宮島口のバックパッカーズに宿泊 高校側はチャーターバスで広島市に向かい 日本聖公会広島復活教会に宿泊 ここが 3 日間お世話になる活動拠点である 夕食 開会礼拝 入浴で 1 日目を終えた か涸れた谷に鹿が水を求めるように神よ わたしの魂はあなたを求める ( 詩篇 42:2)

2 日目 (8 月 5 日土曜日 ) 午前中は二手に分かれた 昨年からのリピーターは上級編である大本営コースへ向かった 初級コースは平和公園での碑めぐり 資料館見学を経て 聖公会スタッフによるガイドにより 原爆死没者慰霊碑 平和の池 平和の灯 レストハウス 原爆の子の像 原爆ドーム そして照準の目標とされた相生橋を渡り 原爆供養塔 韓国人原爆犠牲者慰霊碑 被爆した墓石を訪れた 72 年前のこの場所で ある者は瞬時に命を奪われ ある者は焼けただれた両腕を苦痛のあまり前に突き出したまま町をさまよい またある者は後年になって病気に苦しんだ この人たちがこのような苦しみを受けるに値する どんな罪を犯したというのか 一行は憤り 嘆き そして祈った 教会に戻った一行は 昼食にハヤシライスをいただき また自らも給仕を手伝った 高校生はその後 核兵器廃絶署名活動に備え 制服に着替えて待機した 人よ 何が善であり主が何をお前に求めておられるかはお前に告げられている 正義を行い 慈しみを愛しへりくだって神と共に歩むこと これである ( ミカ 6:8)

午後はまず 被爆体験を拝聴した 今年は原爆の記憶を合唱で伝える指導をしてきた 益田遥氏 高校生はその後再び平和公園に移り 聖公会関係学校と合同で 核兵器廃絶署名運動を実施した 英語も通じたようである 平和のきずなで結ばれて 霊による一致を保つように努めなさい ( エフェソ 4:3)

夕方 高校 大学の一行は原爆供養塔の前にて聖公会とカトリック合同で行なわれる 祈りのつどい に参加した 主よあなたの道を の賛美で開会 各方面から平和のメッセージが述べられるごとに キリストの平和 が繰り返し歌われた この歌は簡潔な歌詞に素朴な旋律を持つ 初めての高校生も繰り返す間に覚えた様子 開会直前 日本人学生が外国人留学生に短く歌唱指導する場面も見られた 集会後 いよいよ平和行進 聖公会 カトリック混成部隊の一同は 列をなして歌いつつ広島の街を歩き 2 キロほど離れたカトリック世界平和記念聖堂を目指した 話すことばがちがうけれど主に向かう心はみんな同じこどもだからアーメン ハレルヤ 自由になって光の中をひとつになって歩いて行こうウォーク イン ザ ライト との賛美を通して 私たちが平和を祈り 平和を実現するために行動していることを世に訴えた 日没前 大学側は宮島口の宿泊場所に戻り 高校側は広島復活教会に戻った そこで配達された お好み焼き を聖公会関係学校中高生みんなで夕食にいただき わかちあいの時を持った なぜ 8 月 6 日にヒロシマを訪れようと思ったか 署名活動の感想から発展して平和のためにできることを付箋に書き込み 男女混合のグループに分かれて語り合い 整理してグループごとの発表を聴き合う 男子校の本校生は少々緊張気味 来年の共学化へ向けた心の準備になったか キリストの平和が私たちの心のすみずみにまでゆきわたりますように ( 曲 / 詞 : 塩田泉 )

3 日目 (8 月 6 日日曜日 ) 8 月 6 日は 朝から暑い日だった ( 井伏鱒二原作 / 今村昌平監督 黒い雨 ) 高校生たちは起床後すぐに身辺整理で忘れ物防止をするとともに 各自朝食を済ませた 大学側が宿泊場所から教会に来て 平和記念礼拝に参加するのと同時並行で 高校側は平和公園の平和記念式典で市長の平和宣言や首相のスピーチを聞いた その周囲にはデモ行進と警備隊が横目で見えるなど 危険を避けつつ いま ここという独特の雰囲気を感じ取った ここに到着してから素直に笑えない 原爆ドームが昨日までとちがって見える もうにっこり笑ってVサインをしている場合ではない 人類はなぜ戦争をするのか 戦争を最も望まなかった昭和天皇と 戦争を避けるためすいしひょうに最も努力した連合艦隊司令長官との悲劇の儀式 出師の表 に象徴されるように 避けるに避けられなかった戦争 ポツダム宣言を 重要視しない から 黙殺 へ 徹底抗戦を貫こうとする軍部に対して下ったご聖断 みことのりうけたまわつつし承詔必謹 ( しょうしょうひっきん : 詔を承りては必ず謹め ) により戦争を終わらせるのがいかに難しかったか 72 年前に絶対悪が放たれた まさにあの空の下に立ち さまざまな思いが交錯する 教会では 平和記念礼拝の直後 日曜日の礼拝 聖餐式がある 教会に戻った高校生は 日曜礼拝が始まる前に自分たちが泊めていただいたフロアを掃除をしてから礼拝堂へ向かい 心を整えた それにしても じゃんけんで勝った人がトイレそうじ とは 聖職者の気の利いたことばかけ 2 名の者が当たったが 喜んで トイレそうじ大臣 の職務を全う 主において常に喜びなさい ( フィリピ 4:4) 礼拝説教では 平和を実現するために主イエスが私たちに何を求めておられるかを知るための手がかりが分かりやすく語られた 聖書箇所はルカによる福音書 9 章 27 節以下に記された ペトロとヨハネとヤコブが目撃しエクソドスエクソドスた主イエスの変容 現れたモーセとエリヤともに ご自分の最期について語られる場面だ それは出エジプト記に記されたイスラエルの民がヨルダンを目指すように 主イエスが私たちの罪を贖って死すべき人の子から復活エクソドスの主へと大移動なさることを意味する 祈って主に伺うことの大切さ 聖書を開けば即座に指針が与えられるわけではないことがユーモラスに伝わった 何がどうユーモラスなのか 関心ある方はマタイ 27:5 ルカ 10:37 ヨハネ 13:27 の順に参照のこと そうではなく 日々聖書を読み続ける中で 自分を導くことばに出会える 祈り続け 聖書を読み続ける中で 神の導きと悪の誘惑を識別して行動する知恵が与えられるのだ 礼拝後 記念撮影を経てチャーターバスで帰路に就く 神戸に帰れば甲子園 全校応援が待っている 神国付高校 ( 野球関連のニュース等では神戸国際大学付属高校だが 神の国が付いている高校とも読める ) のナインは スポーツと芸術が出会う聖地で戦う 筆者は吹奏楽の陣頭指揮 これらも平和を実現する活動だ

Wir setzen uns mit Tränen nieder Und rufen dir im Grabe zu: Ruhe sanfte, sanfte ruh! Matthäus-Passion, Johann Sebastian Bach われら涙流しつつひざまずき 御墓なる汝の上に願いまつる 安らかに憩いたまえ 憩いたまえ安らかに! よしむ バッハ マタイ受難曲 ( 杉山好 訳 ) Photographed and reported by Shingo Sebastian Yamato