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内容 USB3.0 概要 USB3.0コンプライアンス テストとは USB3.0コンプライアンス テスト詳細とソリューション トランスミッタ テストレシーバ テスト 関連新規格動向 Power Delivery 10Gbps SuperSpeed 2

USB3.0 と関連規格の推移 相関 給電 充電 IEC 62684 Common External Power Supply(Common EPS) USB1.0 USB1.1 USB2.0 1996 年 2.5W まで 1998 年 2000 年 1.5Mbps:Low-Speed(LS) 12Mbps:Full-Speed(FS) 3 USB-IF(Universal Serial Bus - Implementers Forum) その他の規格団体など PC と周辺機器を接続する標準的なインタフェースの 1 つ 現在では PC モバイルフォン タブレットに標準装備 PC とのインタフェースに限らずデジタル家電など様々な分野にて利用 本来のケーブル接続での高速インタフェースのみならず 手軽な電源としても共通的に利用されるようになり 拡大の一途をたどっている USB3.0 は PC 標準搭載化が進み 周辺機器 産業用カメラなどにも広がりを見せている USB BC 7.5W まで 480Mbps:High-Speed(HS) を追加 USB3.0 2008 年 HSIC USBVision USB PD 2012 年 100W まで 5Gbps:SuperSpeed(SS) 物理層を新たに追加 4.5W まで SSIC(SuperSpeed Inter-Chip)) USB3.1 マシンビジョン用 USB3.0 スクリューロック機構付きケーブルを使用ケーブル 2013 年中? 10Gbps(Gen2) (High Speed Inter-Chip) 物理層としてMIPI M-PHYを使用データ :480Mbps クロック : 240MHzDDR ExpressCard PCI Express 1+USB2.0 によるモバイル PC 用エッジ カード PCMCIA USB-IF に移管 チップ間接続

USB3.0: 概要 4 USB3.0 Specification Version 1.0 (SuperSpeed) :2008 年 11 月に発表 狙い : 大容量化したデータ ファイルの転送時間短縮化 (10 倍高速化 : 480Mbps 5Gbps) 特にフラッシュ ストレージ 外付け HDD SSD デジタル カメラ MP3 プレーヤ 携帯端末等 USB2.0 との後方互換 機構的な互換性 USB2.0 機器 USB3.0 機器接続可能 高速リンクのための Tx2 線 Rx2 線を追加したデュアル バス PCI Express 2.0 と SATA の双方に類似した高速リンク USB2.0 とまったく異なる物理層 アイコンで識別 規格 当初の色識別から変更 ただし多くは初期に決まった青を採用 ケーブル長 3m(1m/micro-B) まで 転送時間 (USB-IF の資料を元に計算 ) データ レート 4MB フラッシュ メディア容量 256M B 1GB 8GB 32GB USB2.0 480Mbps 0.1s 8.5s 33s 4.4 分 USB3.0 5Gbps 0.01s 0.8s 3.3s 26.4 s 17.6 分 1.76 分 bps:bit Per Second

USB3.0 コンプライアンス テストとは コンプライアンス テストはインテグレーターズ リストに掲載する場合に必要 USB3.0 としての規格 相互運用性を確認したという USB-IF からのお墨付き コンプライアンス テストをうけるには コンプライアンス ワークショップ USB-IF が公式のコンプライアンス テストを開始 (2010/4/26) 民間テスト会社ではアリオン株式会社 ( 東京 五反田 ) がサービス開始 当社の測定機材を導入 米国オレゴン州ヒルズボロ市にある PIL にて随時実施 テスト仕様 (CTS) はいまだ策定中 2009 年 9 月 Rev.0.9( 現在公開中 ) になってから大幅に変更 USB-IF のテスト フィクスチャ ( ハードウェア リファレンス チャンネル ) 販売開始 (2010/5/27) 公式のレシーバ テストに必要 コンプライアンスを取得しなくとも製品保証の観点からコンプライアンス テストに準じた測定は重要 5

テクトロニクスの USB3.0 コンプライアンス テストへの活動 1. CW(Compliance Working) グループへの参加 常に最新の情報とソリューションを提供! 2. ルネサスエレクトロニクス様 ( 旧 NEC エレクトロニクス様 ) 富士通セミコンダクター様 ( 旧富士通マイクロエレクトロニクス様 ) のコンプライアンス認証取得に協力 3. 共著書籍による各執筆者 業界リーダとのつながり CQ 出版社 USB 3.0 設計のすべて ~ 規格書解説から物理層の仕組み 基板 ソフトウェア設計 コンプライアンス テストまで 2011 年 11 月 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/46/ 46421.html 4. 国内民間認証会社のアリオン株式会社は当社製品を採用! 6

USB3.0: コンプライアンス テスト ( 物理層 ) 1. トランスミッタ TD.1.1 :LFPS TD.1.3 : アイ ダイアグラム ジッタ測定 TD.1.4 :SSC プロファイル測定 2. レシーバ TD.1.2 :LFPS TD.1.5 : ジッタ耐性テスト 3. その他 USB30CV(Command Verifier) を使ってのコマンド ベリファイ テスト ( デバイス ) インターオペラビリティ テストなど USB2.0 コンプライアンス テスト 7

トランスミッタ テスト LFPS:TD.1.1 最初の Polling.LFPS を 5 バースト取込む ブレークアウト フィクスチャを使用 測定項目 tburst, Trepeat Tperiod trisefall2080 デューティ サイクル V CM-AC-LFPS V TX-DIFF-PP-LFPS 測定範囲 : バースト開始から 100ns 後 ~ バースト終了から 100ns 前 8

トランスミッタ テストアイ ダイアグラム ジッタ測定 :TD.1.3 SSC プロファイル測定 :TD.1.4 受信端 TP1 での波形捕捉 50Ω 終端した状態での規定 オシロスコープ入力に直接接続してテスト ( 送信側で AC 結合されている ) 40GS/s 以上で 1M-UI(Unit Interval) を捕捉 リファレンス チャンネルの適用 : 想定最長伝送路でテスト ホスト テスト : デバイス (17.5cm)+3mケーブル デバイス テスト : ホスト (27.5cm)+3mケーブル ソフトウエア的にフィルタを適用 リファレンス イコライザを適用 (CTLE:Continuous Time Linear Equalization) 上記結果のアイ ダイアグラム ジッタ SSC プロファイル測定 (TP1 ) TP1 コンプライアンス テスト点 (TP1 ) 9

コンプライアンス パターン 一度 コンプライアンス モードに入った場合 レシーバへの Ping.LFPS の入力によりトランスミッタは 9 種類のコンプライアンス パターンを順次出力 現時点では下記の CP0 と CP1 のみ使用 パターン シンボル 内容 コンプライアンス テストに使用するパターン 波形 CP0 D0.0 ( スクランブルされた ) 論理アイドル状態と同じ疑似ランダム パターン SKIP オーダード セットは含まない CP1 D10.2 ナイキスト周波数 (1ビット 0 1ビット 1 の繰り返し ビット レートの 1/2 : 2.5GHz) 引用 :Universal Serial Bus Specification 3.0, Rev.1.0, Nov.12, 2008 垂直軸 :120mV/div 水平軸 :1ns/div 10

トランスミッタ テストアイ ダイアグラム ジッタ測定 (TD.1.3): 測定項目 アイ高さ (CP0) ジッタ (Dual Dirac モデル ) Rj (δ-δ ) : ランダム ジッタ (CP1) 熱雑音やショット雑音などに起因 発生確率の広がりは無限大で P-P がない 実効値 あるいは σ で表現 極めて低い頻度でも大きなゆらぎが発生し 長期間の通信品質 (BER) に影響 Dj (δ-δ ) : デターミニスティック ジッタ (CP0) 隣接オシレータや伝送系の高周波損失などに起因 発生確率の広がりは有限 ジッタ マージンを低下させる Tj : トータル ジッタ 1 兆ビットに 1 回のエラー (BER10-12 ) を保証するために必要となる Rj の等価的な P-P 値と Dj の和 Tj=Dj (δ-δ)+14.068 Rj (δ-δ) Rj と Dj 測定結果から上記式で算出 4.9MHz 2 次 PLL ダンピング ファクタ 0.7 のジッタ伝達関数を持つ PLL で再生されたクロックを基準に測定 パラメータアイ高さ Rj (δ-δ ) Dj (δ-δ ) Tj 仕様 100mV~1200mV 46ps@BER10-12 (3.27ps rms) 以下 86ps 以下 132ps@BER10-12 以下 Rj : Random Jitter Dj : Deterministic Jitter Tj : Total Jitter 以上参考資料参照 BER: Bit Error Rate 11 USB3.0, Electrical Compliance Test Specification Rev.0.9 RC より

トランスミッタ テスト SSC プロファイル測定 :TD.1.4 変調周波数 :30~33kHz 変移 :0~-0.5% 位相ジッタ :1.2ns 以内 600UI 内 CP1 にて測定 周期変動のタイム トレンド表示 周期の下限 (200ps-300PPM= 199.94ps) 変調周波数 周期偏差の測定 規格値との判定結果 12

Update! USB 3.0 トランスミッタ テスト構成 12.5GHz 以上の DSA70000C/D シリーズ あるいは MSO70000C シリーズ 最低 DSA71254C 型 DPOJET ジッタ / アイ ダイアグラム解析ソフトウェア (MSO/DSA70000C シリーズ標準付属 ) TekExpress ワンボタン自動測定ソリューション (opt. USB-TX) SigTest の統合 LFPS SSC コンプライアンス パターンの自動切替 AWG/AFG が必要 従来比 4 倍高速化 USB3ET テスト フィクスチャ (USB-IF より購入 ) AWG7122C-0608 型任意波形ジェネレータ ( レシーバ テストと共用 ) あるいは AFG3252C 型任意波形 / ファンクション ジェネレータ 13

USB 3.0 トランスミッタ テスト TP1 Tx Channel TP2 測定内容 アイ ダイアグラムとジッタ コンプライアンス パターンの切替が必須 低周波周期バースト信号 (LFPS) 測定 SSC 方法 テスト フィクスチャを使用し シリコン / コネクタのできる限り近傍で信号を捕捉 (TP2) ソフトウェア フィルタで信号の劣化と補正 ケーブル 基板 レシーバ動作 ( イコライザ ) をシミュレーション 自動 / 半自動でのコンプライアンス パターン切替信号 (Ping.LFPS) の入力 DSA70000C シリーズデジタル シグナル アナライザ CTLE Rj-δδ Dj-δδ Tj Eye Height AFG3000C シリーズファンクション / 任意波形ジェネレータ or AWG7000C シリーズ任意波形ジェネレータ USB3.0 チップ USB3_Rx USB3_Tx USB3_Tx USB3_Rx 被測定システム テスト フィクスチャ 14 Ping.LFPS

DPOJET ジッタ & アイ ダイアグラム解析ソフトウェア 周波数 / 周期 振幅 タイミングおよびジッタとアイ ダイアグラム測定 データ クロックおよびクロック - データ間 同時に 99 測定まで 別々の信号に対する測定も可能 Rj/Dj 測定 特定 BER でのアイ開口幅とトータル ジッタ予測 唯一の規格 業界団体で認定されたリアルタイム オシロスコープでの Rj/Dj 分離方法 (ANSI T11.2 FC-MJSQ) 真の Rj/Dj 測定と Rj (δ-δ) /Dj (δ-δ) 測定 Di の成分を Pj DCDj DDj に分離測定 様々なデータ解析を可能にする複数のプロットを表示可能 アイ ダイアグラム ヒストグラム スペクトラム バス タブ サイクル トレンド 外部クロック逓倍を含む様々なクロック リカバリ モデル PCI Express Gen2( システム ) LVDS パネル インタフェース DDR2/3 に不可欠 汎用 + 特定用途 (DDR PCI Express USB3.0 など ) TP1 にイコライザを適用した波形 TP1 の波形 レポート生成機能 MHTML 形式 (MIME Encapsulation of aggregate HTML)* *HTML ファイルや画像データを単一のアーカイブにまとめて保存できる形式 15

レシーバ テスト LFPS:TD.1.2 LFPS を Rx に入力し DUT が TSEQ を応答すること tperiod 50 ns, V TX-DIFF-PP-LFPS 800 mv, Duty Cycle 50%. tperiod 50 ns, V TX-DIFF-PP-LFPS 1200 mv, Duty Cycle 50%. tperiod 50 ns, V TX-DIFF-PP-LFPS 1000 mv, Duty Cycle 40%. tperiod 50 ns, V TX-DIFF-PP-LFPS 1000 mv, Duty Cycle 60%. AWG から LFPS 信号を Rx に入力 Tx の応答をオシロ スコープで確認 AWG による LFPS 印加シーケンス オシロ スコープによる TSEQ 応答確認 LFPS TSEQ 16

レシーバ テストジッタ耐性テスト :TD.1.5 ジッタ周波数 ジッタ量を変えた数種類のパターンを使用 ( 次スライド参照 ) 低周波 (PLL カットオフ周波数以下 ): クロック リカバリ回路のジッタ吸収の度合いの確認 高周波 : データ リカバリ回路のセンス アンプの時間方向余裕度の確認 TP1 として入力 ディエンファシス SSC を適用 リファレンス チャンネルの損失を適用 デバイス : ホスト +3m ケーブル ホスト : デバイス +3m ケーブル TP1+CTLE でジッタを校正 信号振幅 : SSC オンにて ホスト :180mV デバイス :145mV CP0 にて Sj : SSC オフにて 40.0 ps +0/- 10%@50MHz CP1 にて Rj : SSC オフにて 2.42 ps ±10% RMS 30.8ps±10% p-p 17

レシーバ テスト : ジッタ周波数 / 振幅 測定時間 仕様は BER10-12 測定時間短縮のため BER10-10 として測定 ジッタ周波数あたり 600 秒 6 秒へ短縮 ( 計 4200 秒 42 秒に短縮 ) 2.996 10 10 ビット長 (2.996 10 9 シンボル ) でエラーがなければ 95% の確かさで BER10-10 とみなす 引用 :USB3.0, Electrical Compliance Methodology White Paper Rev.0.5 USB3.0, Electrical Compliance Test Specification Rev.0.5 Pj Rj RMS (UI) 0.0121 (2.4ps) 周波数 ~0.9RC 0.9 UI( 0.9) UI( ~0.9RC ) 500kHz 2 (400ps) 2.265 (453ps) 1MHz 1 (200ps) 1.132 (226.4ps) 2MHz 0.5 (100ps) 0.566 (113.2ps) 4.9MHz 10MHz 50MHz 20MHz 33MHz 50MHz 0.2 (40ps) 0.232 (46.4ps) 18

USB 3.0 レシーバ テスト / 特性評価構成 BERTScope BSA C シリーズによる 8.5Gbps 以上の BSA C シリーズ ビット エラー レート テスタ BSA85C 型 Opt.STR ストレス信号生成 CR125A 型クロック リカバリ ユニット Update! DPP125C 型デジタル プリエンファシス ユニット BSAUSB3 バンドル BSASWITCH スイッチ ケーブル BSAUSB3SFT 自動ソフトウェア CR125ABCL 高性能位相マッチング ケーブル USB3ET テスト フィクスチャ (USB-IF) 19

USB 3.0 レシーバ テスト / 特性評価 BERTScope BSA C シリーズによる 信号発生からエラー検出まで 1 台で対応 6Gbps を超える規格 ジッタ マージン テストなどに威力を発揮 ジッタ校正のためにはオシロスコープが必要 テスト フィクスチャ ( 疑似チャンネル ) Tx USB3.0 スイッチディエンファシス ユニットクロック リカバリ ユニット BERT ビット エラー レート テスタ SSC Rj Pj Counts Symbol Errors Host/Device USB3_Rx USB3_Tx Tx 20

USB 3.0 レシーバ テスト / 特性評価構成 AWG7000C シリーズと : オシロスコープ内蔵フレーム & ビット エラー ディテクタによる 12.5GHz 以上の MSO/DSA70000C シリーズ あるいは DSA70000D シリーズ 最低 DSA71254C 型 フレーム & ビット エラー ディテクタ Opt. ERRDT フレーム & ビット エラー ディテクタ TekExpress ワンボタン自動測定ソリューション (opt. USB RMT) AWG オシロスコープ内蔵エラー ディテクタをコントロール ジッタ耐性テスト ジッタ マージン テスト - 規定振幅以外でのテスト AWG7122C-0608 型 24GS/s 任意波形ジェネレータ SDX100 SerialXpress ジッタ生成ソフトウェア Opt. ISI S パラメータ フィルタ /ISI 生成 Opt. SSC スペクトラム拡散クロック生成 USB3ET テスト フィクスチャ (USB-IF) その他 SMA-SMA ペア ケーブル 2 対以上 その他 21

USB 3.0 レシーバ テスト / 特性評価構成 AWG7000C シリーズと : オシロスコープ内蔵フレーム & ビット エラー ディテクタによる 測定内容 ジッタ耐性 低周波周期バースト信号応答確認 方法 規定のジッタ周波数 ジッタ振幅を持った信号を生成 ハードウェア チャンネルで信号を劣化させ入力 ループバック パターンのエラーをオシロスコープ内蔵のエラー ディテクタで検出 オシロスコープ シンボル エラー AWG7000C シリーズ任意波形ジェネレータ USB3_Rx SSC Rj Pj Host/Device USB3_Tx 22

Update! USB3.0 解析機能 :Opt.SR-USB USB3.0 バス解析 問題箇所をアナログ波形で確認 回路途中の信号にもプロービング / 解析可能 デコード表示 バス イベント テーブル表示 サーチ & マーク デスクランブルをサポート プロトコル トリガ ハードウェア ベース MSO/DSA/DPO70K シリーズ ( Windows 7 搭載機種 ) サポート 階層バス表示 :8B10B 物理層 リンク層 トランザクション層 パケット識別のみ? 23

レシーバ テスト ソリューション比較 BERTScope AWG テクトロニクスの 2 つのレシーバ テスト ソリューション BERTScopeとAWG 完全自動のレシーバ コンプライアンスとジッタ トレランス テストをサポート SSC ディエンファシスなどの柔軟なレシーバ テスト条件印加 各種高速シリアル規格サポート 非同期クロックのインターフェース サポート (SKP オーダ セット挿抜 ) BERTScope ソリューションの特徴 28.6Gbpsまでの次世代高速シリアル規格に対応 Thunderbolt, SAS12G, 10G KR, PCI Express 3.0など レシーバ テスト条件の迅速な変更 確認 Rxエラー時のエラー ロケーション解析 デバッグ ツールのサポート 真のビット エラー測定 ジッタ解析が可能 AWG ソリューションの特徴 MIPI, HDMI/MHL, USB 3.0, SATAなどのソリューションと共通プラットフォーム 柔軟なパターン シーケンサ マルチ レベルサポートによるTxとRxの共通テスト セットアップ シームレスな自動測定 オシロ スコープによるエラー ディテクタ オプション SATA OOB USB3 LFPSテストサポート Sパラメータ モデル ( タッチストーン ) を用いたチャネル ロス解析 (ISIボード不要) ダイレクト シンセシス法による高周波 / 振幅ジッタ印加可能 24

今後予定されているコンプライアンス テスト変更点 ECN 012 USB3.0 Reference Equalizer ロング チャネル (3m cable + long host PCB ) 用のイコライザに加えて ショート チャネル (No cable + short) host PCB) 用のイコライザを追加 ECN 015 Support of SSC in USB3.0 Products (Jul,2012) Tx/Rx コンプライアンス テストは SSC をかけて行うことの明確化 ECN 019 Maximum Length of Cable Assemblies that implement MicroUSB Connectors ( May,2013) Micro-B コネクタをもつ Device のロス バジェットを増やすため最大ケーブル長 ( ロス ) を 3m(7.5dB) から 1m(3.5dB) へ変更 25

New! SDLAビジュアライザによる USB3の詳細リンク解析への応用 Tx( トランスミッタ ) チャネル特性 (Sパラメータ) Embed チャネルエンベッド ( 通過後 ) Equalize イコライザ後 (De-Embed) Pre-Emphasis + - + - + - + - + - + - + - + - Equalizer Comp. Tx Rx De-embed テスト フィクスチャの影響を除去し ( カスタム テスト フィクスチャへの対応 ) Embed 任意のリファレンス チャネル特性 (S パラメータ ) をシミュレーション Equalization(Tx/Rx) 任意の Tx ディエンファシス /Rx CTLE をシミュレーション 26

SDLA ビジュアライザ USB3 詳細解析のためのリンク シミュレーションを提供 フィクスチャ ディエンベッド CTLE 適用 ディエンファシス適用 チャネル エンベッド 27

SDLA ビジュアライザフィクスチャ ディエンベッドの効果例 フィクスチャのディエンベッドあり Eye-H = 262mV Tj = 83.3ps フィクスチャのディエンベッドなし Eye-H = 248mV Tj = 82.3ps テクトロニクス / ケースレー 28 イノベーション フォーラム2013

USB3.0 測定 (Tx): まとめ オシロスコープで 50Ω 終端し コンプライアンス パターンで評価 コンプライアンス パターン :CP0 CP1 を使用 Ping.LFPS の入力で切替え 2 次 PLL/4.9MHz 帯域 PLL でリカバリしたクロックを基準にアイ ダイアグラムとジッタを評価 1M-UI を測定 ジッタは Dj (δ-δ) Rj (δ-δ) を測定 前者は CP0 後者は CP1 で測定 トータル ジッタ @BER10-12 を算出 Tj=Dj (δ-δ)+14.069 Rj (δ-δ) SSC の変調周波数 変移 位相ジッタ (600UI) を測定 デバイスはホスト + ケーブル ホストはデバイス + ケーブルのチャンネルを加味した TP1( レシーバ入力 ) で評価 ソフトウェアによるリファレンス チャンネル エミュレーションを使用 規定のイコライザ (CTLE) を適用して測定 USB3.0, Electrical Compliance Test Specification Rev.0.9 より 29

USB3.0 測定 (Rx): まとめ レシーバのジッタ耐性テスト 規定のジッタ周波数とジッタ振幅を加えてのテスト 外部機器で Tx データのエラーを検出 ループバック モードで Rx が受信したデータを Tx より出力し 外部機器 ( エラー ディテクタ BERT) でエラーをカウント 当社ではオシロスコープ内蔵型のエラー ディテクタも入手可能 TX テストと同じ接続 環境で 波形を確認しながらの RX テストが可能 規格は BER10-12 ただし測定は 1/100 の時間で測定 デバイスはホスト + ケーブル ホストはデバイス + ケーブルのチャンネル損失を印加 ハードウェア リファレンス チャンネルを使用 ディエンファシス SSC を適用 2 種類の自動 Rx テスト ソリューション BERTScope 豊富な Rx エラー解析 デバッグ ツール サポート 次世代高速シリアル規格にも対応 AWG + Scope エラー ディテクタ シンプルで共通化された Tx/Rx テスト セットアップ 広範囲なシリアル規格にも対応 30

最近の動き :USB PD( パワー デリバリ ) 概要 例えばバッテリ モバイル機器およびバス パワード ストレージの双方に対し AC 電源を持つディスプレイから電源を供給することが狙い デバイスからも電源供給可能に USB Power Delivery Specification Revision 1.0 :2012 年 7 月に発表 10W から 100W まで 5 種類のパワー プロファイル :5V 2A 12V 1.5A~20V 5A 現在の USB2.0 USB3.0 と互換性を保持した PD レセプタクル / プラグを使用 プラグ側に ID を持ち どのタイプのケーブルが接続されたかを検出 VBUS に対して低速のシリアル リンクを AC 結合で設け 接続されたデバイスとネゴシーエションの上 どのプロファイルを持つデバイスか認識し 供給電圧 電流量を決める シリアル リンクはキャリア 23.2MHz(±0.8MHz) の FSK(Frequency Shift Keying) 変調方式 270~330kbps 当社のソリューション 2.5W 4.5W 7.5W New! プロトコル デコーダ (4B5B) USB2.0 USB3.0 USB BC 31 10W 18W 36W 60W 100W USB PD

最近の動き :10Gbps SuperSpeed 概要 現在の USB3.0 を 10Gbps に上げる規格 5Gbps を Gen1 10Gbps を Gen2 とし USB3.1 として CY13Q3 リリースを目指して準備中 現在 0.9 をレビュー中 Enhanced SuperSpeed SuperSpeedPlus とも 当社のソリューション トランスミッタ New! DPOJET op.ssp (27 測定項目 ) New! SDLA Visualizer (SDLA64) 解析用 オシロ帯域推奨 :20GHz(16GHz 以上 ) AFG/AWG によるテスト パターン変更 レシーバ BSA125C 型, DPP125C 型, CR125A 型 BSASWITCH 型 ( 改造が必要 ) 32

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