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注意 : この日本語版文書は参考資料としてご利用ください 最新情報は必ずオリジナルの英語版をご参照願います SENT (Single-Edge Nibble Transmission) モジュール ハイライト 本セクションには下記の主要項目を記載しています 1.0 はじめに...2 2.0 レジスタ...3 3.0 プロトコルの概要...8 4.0 送信モード...9 5.0 受信モード...15 6.0 割り込み...19 7.0 省電力モード中の動作...19 8.0 リセットの影響...19 9.0 レジスタマップ...20 10.0 関連アプリケーションノート...21 11.0 参考資料...21 12.0 改訂履歴...22 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 1

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル 1.0 はじめに SENT は SAE J2716 の SENT Single-Edge Nibble Transmission for Automotive Applications に基づく単方向 / 単線式通信プロトコルです このプロトコルは信号値のポイントツーポイント送信を目的に設計され 一連の立ち下がりエッジに基づく信号システムを使います SENT は既存のシリアルデータソリューションよりも低コストで高分解能データ転送を可能にします SENT はデータをセンサからエンジン制御ユニット (ECU) 等のセントラルコントローラへ伝送する必要があるアプリケーションを主な用途とします 16 ビット SENT モジュールは SAE J2716 に基づく専用ハードウェアです このモジュールは以下の 3 つの主要モード向けに設定できます 非同期トランスミッタ ( 既定値 ) 同期トランスミッタ レシーバこのモジュールは以下の機能も備えています 自動データレート同期 受信モード中の CRC エラー自動検出 ( オプション ) 送信モード中のハードウェアによる CRC 計算 ( オプション ) ポーズパルス ( オプション ) のサポート 1 メッセージフレームのデータバッファリング 1 ~ 6 ニブルの範囲で選択可能な送受信データ長 フレーミングエラーの自動検出 ペリフェラルピンセレクト (PPS) を備えるデバイスでは 入力機能と出力機能を別々にピン割り当て可能図 1-1 に SENT モジュールの概要を示します 図 1-1: SENTx モジュールのブロック図 SENTxCON1 SENTxCON2 SENTxCON3 SENTxSTAT SENTxSYNC SENTxDATH/L SENTxTX Output Driver SENTx Edge Control Nibble Period Detector Tick Period Generator Edge Timing SENTxRX Edge Detect Sync Period Detector Control and Error Detection 凡例 : レシーバ専用 トランスミッタ専用 共通 DS70005145B_JP - p. 2 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール 2.0 レジスタ 各 SENT モジュールは以下のレジスタを備えます ( x はモジュール番号 ) SENTxCON1: コンフィグレーションとセットアップ制御 SENTxCON2: 送信モードでは TICKTIME<15:0> ビットを格納し 受信モードでは YNCMAX<15:0> ビットを格納 SENTxCON3: 送信モードでは FRAMETIME<15:0> ビットを格納し 受信モードでは SYNCMIN<15:0> ビットを格納 SENTxSTAT: ステータス情報 SENTxSYNC: 受信モード中にキャプチャした同期時間 SENTxDATH/L: メッセージフレームニブルデータ 2.1 制御レジスタ SENTxCON1 レジスタ ( レジスタ 2-1) は送信 / 受信モード選択 データ長 送信極性 CRC チェックサム計算を含むモジュールの大部分の機能を制御します SNTEN ビット (SENTxCON1<15>) をセットするとモジュールは有効になります SENTxSTAT レジスタ ( レジスタ 2-2) は送信および受信モードの両方で動作ステータスを示します 同期送信モード中にデータ送信をトリガするために使う SYNCTXEN (SENTxSTAT<0>) 以外の全てのビットは読み出し専用です 2.2 制御レジスタ ( データ値専用 ) モジュール動作の中心となるデータ値の保存用に 2 つのレジスタを使います これらは個々の制御ビットを格納しません これらのレジスタの使用方法については 4.0 送信モード と 5.0 受信モード で詳しく説明します SENTxCON2 レジスタは 16 ビットの読み書き可能レジスタです 送信モードの場合 このレジスタは TICKTIME<15:0> の 16 ビット値 ( ティッククロックジェネレータの周期 ) を保存します 受信モードの場合 このレジスタは SYNCMAX<15:0> の 16 ビット値 ( 同期パルスの最大許容時間 ) を保存します SENTxCON3 レジスタも 16 ビットの読み書き可能レジスタです 送信モードの場合 このレジスタは FRAMETIME<15:0> の 16 ビット値 ( ポーズパルスを使う場合のデータフレームの総ティック数 ) を保存します 受信モードの場合 このレジスタは SYNCMIN<15:0> の 16 ビット値 ( 同期パルスの最小許容時間 ) を保存します 2.3 データレジスタ SENTxSYNC レジスタは 16 ビットの読み書き可能レジスタです 送信モード中に このレジスタを使って同期パルスの時間をキャプチャします SYNCxDATH と SYNCxDATL は 16 ビットの読み書き可能レジスタです これらは送信データと受信データの保存用に使います 表 2-1 に示すように データはパッキングされた 4 個のニブルとして各レジスタに保存されます 表 2-1: SENTxDATH/L レジスタ内のパッキングされたメッセージニブル SENTxDATH SENTxDATL ビットレンジ 内容 ビットレンジ 内容 <15:12> ステータスニブル <15:12> データニブル 4 <11:8> データニブル 1 <11:8> データニブル 5 <7:4> データニブル 2 <7:4> データニブル 6 <3:0> データニブル 3 <3:0> CRC ニブル 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 3

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル レジスタ 2-1: SENTxCON1: SENTx 制御レジスタ 1 R/W-0 U-0 R/W-0 U-0 R/W-0 R/W-0 R/W-0 R/W-0 SNTEN SNTSIDL RCVEN TXM (1) TXPOL (1) CRCEN bit 15 bit 8 R/W-0 R/W-0 U-0 R/W-0 U-0 R/W-1 R/W-1 R/W-0 PPP SPCEN (2) PS NIBCNT2 NIBCNT1 NIBCNT0 bit 7 bit 0 凡例 : R = 読み出し可能ビット W = 書き込み可能ビット U = 未実装ビット 0 として読み出し -n = POR 時の値 1 = ビットはセット 0 = ビットはクリア x = ビットは未知 bit 15 bit 14 bit 13 SNTEN: SENTx イネーブルビット 1 = モジュールを有効にする 0 = モジュールを無効にする未実装 : 0 として読み出し SNTSIDL: SENTx アイドル中停止ビット 1 = アイドル中もモジュールの動作を継続する 0 = アイドル中はモジュールの動作を停止する未実装 : 0 として読み出し bit 12 bit 11 RCVEN: SENTx 受信イネーブルビット 1 = モジュールはレシーバとして動作する 0 = モジュールはトランスミッタとして動作する bit 10 TXM: SENTx 送信モードビット (1) 1 = モジュールは SYNCTXEN ステータスビットを使ってトリガされた時にのみデータフレームを送信する 0 = モジュールが有効である間は連続的にデータフレームを送信する bit 9 TXPOL: SENTx 送信極性ビット (1) 1 = データ出力ピンのアイドル状態は LOW 0 = データ出力ピンのアイドル状態は HIGH bit 8 CRCEN: CRC イネーブルビット受信モード (RCVEN = 1) の場合 : 1 = J2716 方式で CRC 値を照合する 0 = CRC 値は照合しない送信モード (RCVEN = 0) の場合 : 1 = J2716 方式で CRC 値を計算する 0 = CRC 値は計算しない bit 7 PPP: ポーズパルス有無ビット 1 = SENTx メッセージをポーズパルス付きで送受信する 0 = SENTx メッセージをポーズパルスなしで送受信する bit 6 SPCEN: SPC (Short PWM Code) イネーブルビット (2) bit 5 bit 4 1 = 外部ソースからの SPC 制御を有効にする 0 = 外部ソースからの SPC 制御を無効にする 未実装 : SENTx として読み出し PS: プリスケーラ選択ビット 1 = 1:4 ( モジュールクロック = TCY/4) 0 = 1:1 ( モジュールクロック = TCY) Note 1: RCVEN = 1 の場合 これらの制御ビットは効力を持ちません 2: RCVEN = 0 の場合 このビットは効力を持ちません DS70005145B_JP - p. 4 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール レジスタ 2-1: SENTxCON1: SENTx 制御レジスタ 1 ( 続き ) bit 3 bit 2-0 未実装 : SENTx として読み出し NIBCNT<2:0>: ニブル数制御ビット 111 = 予約済み ( 使用禁止 ) 110 = データパケットあたり 6 個のデータニブル 101 = データパケットあたり 5 個のデータニブル 100 = データパケットあたり 4 個のデータニブル 011 = データパケットあたり 3 個のデータニブル 010 = データパケットあたり 2 個のデータニブル 001 = データパケットあたり 1 個のデータニブル 000 = 予約済み ( 使用禁止 ) Note 1: RCVEN = 1 の場合 これらの制御ビットは効力を持ちません 2: RCVEN = 0 の場合 このビットは効力を持ちません 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 5

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル レジスタ 2-2: SENTxSTAT: SENT x モジュールステータスレジスタ U-0 U-0 U-0 U-0 U-0 U-0 U-0 U-0 bit 15 bit 8 R-0 R-0 R-0 R-0 R/C-0 R/C-0 R-0 R/W-0, HC (1) PAUSE NIB2 NIB1 NIB0 CRCERR FRMERR RXIDLE SYNCTXEN bit 7 bit 0 凡例 : C = クリア可能ビット HC = ハードウェアクリア可能ビット R = 読み出し可能ビット W = 書き込み可能ビット U = 未実装ビット 0 として読み出し -n = POR 時の値 1 = ビットはセット 0 = ビットはクリア x = ビットは未知 bit 15-8 bit 7 未実装 : 0 として読み出し PAUSE: ポーズパルスステータスビット 1 = モジュールはポーズパルスを送受信中 0 = モジュールはポーズパルスを送受信中ではない bit 6-4 NIB<2:0>: ニブルステータスビット送信モード (RCVEN = 0) の場合 : 111 = モジュールは CRC ニブルを送信中 110 = モジュールはデータニブル 6 を送信中 101 = モジュールはデータニブル 5 を送信中 100 = モジュールはデータニブル 4 を送信中 011 = モジュールはデータニブル 3 を送信中 010 = モジュールはデータニブル 2 を送信中 001 = モジュールはデータニブル 1 を送信中 000 = モジュールはステータスニブルまたはポーズパルスを送信中 または何も送信していない受信モード (RCVEN = 1) の場合 : 111 = モジュールは CRC ニブルを受信中 またはエラー発生時に CRC ニブルを受信中であった 110 = モジュールはデータニブル 6 を受信中 またはエラー発生時にデータニブル 6 を受信中であった 101 = モジュールはデータニブル 5 を受信中 またはエラー発生時にデータニブル 5 を受信中であった 100 = モジュールはデータニブル 4 を受信中 またはエラー発生時にデータニブル 4 を受信中であった 011 = モジュールはデータニブル 3 を受信中 またはエラー発生時にデータニブル 3 を受信中であった 010 = モジュールはデータニブル 2 を受信中 またはエラー発生時にデータニブル 2 を受信中であった 001 = モジュールはデータニブル 1 を受信中 またはエラー発生時にデータニブル 1 を受信中であった 000 = モジュールはステータスニブルを受信中 または同期パルスを待機中 bit 3 CRCERR: CRC ステータスビット ( 受信モード専用 ) 1 = SENTxDATH/L 内のデータニブルに対して CRC エラーが発生した 0 = CRC エラーは発生していない bit 2 FRMERR: フレーミングエラーステータスビット ( 受信モード専用 ) 1 = 受信したデータニブルが 12 ティックよりも短いか 27 ティックよりも長かった 0 = フレーミングエラーは発生していない bit 1 RXIDLE: レシーバアイドルステータスビット ( 受信モード専用 ) 1 = SENTx データバスはアイドル状態中 (HIGH 状態が SYNCMAX 以上の時間持続している ) 0 = SENTx データバスはアイドル状態ではない Note 1: このビットは 受信モード中は読み出し専用であり 送信モード中は書き込み可能 ( セット / クリア可能 ) です DS70005145B_JP - p. 6 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール レジスタ 2-2: SENTxSTAT: SENT ( 続き )x モジュールステータスレジスタ ( 続き ) bit 0 SYNCTXEN: 同期パルスステータス / 送信イネーブルビット (1) 受信モード (RCVEN = 1) の場合 : 1 = 有効な同期パルスを検出した ( モジュールはニブルデータを受信中 ) 0 = 有効な同期パルスは検出していない ( モジュールはニブルデータを受信中ではない ) 同期送信モード (RCVEN = 0 TXM = 1) の場合 : 1 = モジュールは SENT データフレームを送信中 0 = モジュールはデータフレームを送信中ではない ( ソフトウェアでSYNCTXENをセットする事で次のデータフレーム送信を開始可能 ) 非同期送信モード (RCVEN = 0 TXM = 0) の場合 : SYNCTXEN は常に 1 として読み出され モジュールがフレームを連続的に送信中である事を示します Note 1: このビットは 受信モード中は読み出し専用であり 送信モード中は書き込み可能 ( セット / クリア可能 ) です 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 7

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル 3.0 プロトコルの概要 図 3-1: SENT メッセージのフォーマット SENT メッセージは 立ち下がりエッジ間の時間に基づいてエンコード / デコードされます このプロトコルのタイミングは あらかじめ決められた時間単位 TTICK (3 ~ 90 µs の範囲で設定可能 ) に基づきます トランスミッタとトランシーバは同じ TTICK 値に設定しておく必要があります SENT 仕様は メッセージの通信において最大で 20% の TTICK 変動まで許容します 従ってトランスミッタとレシーバが異なるクロック源を使って動作する場合 それらのクロックの精度が多少低くても また時間および温度ドリフトが多少大きくても通信が可能です SENT メッセージは以下を含みます 同期 / 校正パルス : 長さ 56 ティック ステータスニブル : 長さ 12 ~ 27 ティック 最大 6 個のデータニブル : 長さ 12 ~ 27 ティック CRC ニブル : 長さ 12 ~ 27 ティック ポーズパルス ( オプション ): 長さ 12 ~ 768 ティック同期パルスの開始から CRC ニブルの終了までがメッセージフレームです オプションのポーズパルスを使う事で 長さ TFRAME ( 単位は一般的に μs) の SENT メッセージを構成します 図 3-1 に 典型的な 6 ニブルデータフレームの構造を示します 図には各セクションの最小 / 最大ティック数も示しています Sync Period Status Data 1 Data 2 Data 3 Data 4 Data 5 Data 6 CRC Pause (optional) 56 12-27 12-27 12-27 12-27 12-27 12-27 12-27 12-27 12-768 Message Frame Pause Pulse メッセージフレームは同期パルスで始まり この期間を使ってトランスミッタとレシーバ間で TTICK を同期します 送信モードに設定されたモジュールは ラインを 5 ティック間 LOW に駆動した後に 51 ティック間ハイインピーダンス状態にします 同期パルスの次に 4 ビットのステータスニブルが続きます これはデバイスステータスの識別用に使うか 追加のデータとして使えます ステータスニブルはデータニブルと同様にエンコードされます ステータスニブルの次に 1 ~ 6 個のデータニブルが続きます これらは 4 ビット長であり ( データ値 + 12) ティックとしてエンコードされます すなわち データ値が 0h であれば最小長の 12 ティック データ値が Fh であれば最大長の 27 ティックにエンコードされます 送信モードに設定されたモジュールは 最初の 5 ティック間でラインを LOW に駆動した後 残りの 7 ~ 22 ティック間でラインをハイインピーダンス状態にします データペイロードの次に CRC データニブルが続きます これは 6 データニブル専用の 4 ビット CRC 値です CRC は多項式 [x 4 + x 3 + x 2 + 1] ( シード値 = 0101) を使って計算します これに 0 をパディングする事でシフトエラーの検出を可能にします CRC ニブルはデータニブルと同様にフォーマットされます データ値は立ち下がりエッジから次の立ち下がりエッジまでの時間としてエンコードされるため SENT プロトコルのメッセージは可変長です アプリケーションによっては メッセージの受信間隔が常に一定になるよう ポーズパルスを使ってメッセージ長を揃えます 本モジュールは メッセージを一定周期で送信するために必要なポーズパルス長を自動的に計算するためのサポートを提供します 送信モードに設定されたモジュールは 最初の 5 ティック間でラインを LOW に駆動した後 残りのパルス期間でラインをハイインピーダンス状態にします Note: SENT Message (duration of TFRAME) SENT メッセージフレームは常にステータスニブルと CRC ニブルを含みます データニブルが 1 個 (SENTxCON1<2:0> = 001) の最短メッセージフレームは 同期パルスと 3 個のニブル ( ステータス / データ /CRC ニブルを 1 個ずつ ) を含みます DS70005145B_JP - p. 8 2014 Microchip Technology Inc.

4.0 送信モード 3.1 短縮および拡張シリアルメッセージフォーマット SENT モジュール J2716 仕様は 2 種類のオプションメッセージフォーマットとして 短縮シリアルメッセージフォーマットと拡張シリアルメッセージフォーマットを定義しています これらのメッセージフォーマットはどちらも 2 ビットのステータスニブルを使って より長いシリアルメッセージをエンコードします 1 つのメッセージは複数の SENT データフレームを使ってエンコードされます モジュールをトランスミッタとして設定した場合 アプリケーションは適切な値を書き込む事によって これらのシリアルメッセージをエンコードする必要があります モジュールをレシーバとして設定した場合 アプリケーションは受信したステータスニブルの内容を保存および解析する事によって これらのシリアルメッセージをデコードする必要があります RCVEN (SENTxCON1<11>) = 0 の場合 モジュールはトランスミッタとして動作します メッセージフレームはコンフィグレーションおよびデータレジスタを使って生成します 本モジュールは 2 種類の送信動作モードを備えています (TXM ビット (SENTxCON1<10>) で選択 ) 非同期モード (TXM = 0) は SNTEN ビット (SENTxCON1<15>) がセットされている時にデータメッセージフレームを連続的に送信します 同期モード (TXM = 1) は ソフトウェア制御によってメッセージを送信する事で SPC (Short PWM Code) を含む追加機能をサポートします 図 4-1 に送信モードのブロック図を示します 図 4-1: SENTx 送信モードのブロック図 SENTxCON1 SENTxCON2 SENTxCON3 SENTxSTAT SENTxSYNC SENTxDATH/L SENTx Edge Control Output Driver SENTxTX Tick Period Generator Edge Timing Control and Error Detection 4.1 送信モードのタイミング設定 送信モードでは SENTxCON2 と SENTxCON3 はそれぞれ TICKTIME<15:0> と FRAMETIME<15:0> の値を保持します SENT トランスミッタで使うティック周期 (TTICK) は TICKTIME<15:0> の値を SENTxCON2 レジスタに書き込む事によって設定します TICKTIME 値の計算式を式 4-1 に示します FCLK 値は FCY または FCY/4 のどちらかに設定できます ( プリスケーライネーブルビット PS (SENTxCON1<4>) で設定 ) 式 4-1: ティック周期の計算式 TICKTIME = (TTICK FCLK) 1 Where: FCLK = FCY/Prescaler 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 9

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル ポーズパルスを使う場合 フレーム周期 (TFRAME) を定義する必要があります これは FRAMETIME<15:0> の値を SENTxCON3 に書き込む事によって行います FRAMETIME 値の計算式を式 4-2 に示します ( 使用する単位は TTICK の場合と同じ ) データニブルの個数に対応する FRAMETIME のレンジを表 4-1 に示します 式 4-2: TFRAME の計算式 FRAMETIME = TFRAME (µs)/ttick Where: 848 + 12N FRAMETIME for 表 4-1: FRAMETIME<15:0> 値のレンジ データニブルの個数 最小 FRAMETIME<15:0> 値 最大 FRAMETIME<15:0> 値 1 149 860 2 176 872 3 203 884 4 230 896 5 257 908 6 284 920 4.2 CRC 計算 必要に応じ 本モジュールは例 4-1 に示す推奨方法で CRC を計算できます この CRC 計算は CRCEN ビット (SENTxCON1<8>) をセットすると有効になり CRC (SENTxDATAL<3:0>) レジスタビットは読み出し専用になります 計算が終了すると ハードウェアが計算した CRC 値が CRC<3:0> レジスタビットに格納されます CRCEN = 0 の場合 ハードウェアは CRC を計算せず CRC<3:0> ビットはソフトウェアで書き込み可能です この場合 アプリケーションで計算した CRC 値を CRC<3:0> に書き込む必要があります 例 4-1: 推奨する J2716 CRC の実装 #define NUM_NIBBLES 6 // Array holding received nibbles rec_data[num_nibbles]; // CRC lookup table crc_table = {0,13,7,10,14,3,9,4,1,12,6,11,15,2,8,5}; // Initialize checksum to seed value Checksum = 5; // For each data nibble, bit-wise XOR with lookup value from table for(i=0;i<num_nibbles;i++) { Checksum = rec_data[i] ^ crc_table[checksum]; } // Bit-wise XOR with additional 0 value Checksum = 0 ^ crc_table[checksum]; 4.3 トランスミッタステータスビット 送信モード中は SENTxSTAT レジスタがステータス情報と制御を提供します NIB<2:0> ステータスビット (SENTxSTAT<6:4>) は メッセージフレーム内で現在送信中のデータニブルを示します ポーズパルスを有効 (PPP (SENTxCON1<7>) = 1) にした場合 PAUSE ビット (SENTxSTAT<7>) は現在ポーズパルスを送信中かどうかを示します TXM をセットした場合 ( 同期送信モード ) SYNCTXEN ビット (SENTxSTAT<0>) を使って同期送信を開始します データニブル CRC ニブル ポーズパルスの送信が全て完了した時点で SYNCTXEN ビットは自動的にハードウェアによってクリアされます DS70005145B_JP - p. 10 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール 4.4 送信極性オプション SENT データピンの極性は TXPOL ビット (SENTxCON1<9>) をセットする事で反転できます この機能は外付けのトランスミッタ駆動回路を実装する場合に便利です 外付けのプルアップ抵抗回路を使うため ライン上のハイインピーダンス ( アイドル ) 状態は HIGH のままである事に注意してください 4.5 送信出力ピンと PPS ペリフェラルピンセレクト (PPS) を備えたデバイスでは SENTx 送信ピンの機能 (SENTxTX) は再配置可能です モジュールを送信モードで使う場合 対応する RPORx レジスタを使って SENTxTX を利用可能な I/O ピンに割り当てる必要があります 詳細は各デバイスのデータシートを参照してください 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 11

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル 4.6 非同期トランスミッタモード 本モジュールは既定値で非同期トランスミッタとして設定されます このモードでは SNTEN ビット (SENTxCON1<15>) がセットされている間 モジュールはメッセージフレームを連続的に送信します CRC ニブルの最後の立ち下がりエッジは同期パルスの最初の立ち下がりエッジとしても機能します CRC ニブルの送信完了時に割り込みが生成されます 図 4-2 と図 4-3 に制御 ステータス 割り込みイベントの関係を示します 図 4-2: SENTx データ送信 ( 非同期モード ) Sync (56 Ticks) Status Data 1 Data 2 Data 3 Data 4 Data 5 Data 6 CRC Sync (56 Ticks) SNTEN SENTx Data Out 5 Ticks SENTxIF NIB<2:0> 000 000 001 010 011 100 101 110 111 000 SYNCTXEN 図 4-3: SENTx データ送信 ( ポーズパルスあり ) Pause Sync (56 Ticks) Status Data 1 Data 2 Data 3 Data 4 Data 5 Data 6 CRC Pause (12-768 Ticks) Sync (56 Ticks) SENTx Data Out SENTxIF NIB<2:0> 000 000 001 010 011 100 101 110 111 000 PAUSE モジュールを設定するには 以下を明確にする必要があります ティック周期 (TTICK) ( 式 4-1) データニブルの個数 (N) CRC の計算方法 ( ハードウェアまたはソフトウェア ) ポーズパルスを使ってメッセージ周期を一定にするかどうか ポーズパルスを使う場合 SENT メッセージの総長 ( 式 4-2) DS70005145B_JP - p. 12 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール 図 4-4: SENTx データ送信 ( 同期モード ) モジュールの初期化方法は以下の通りです 1. RCVEN (SENTxCON1<11>) をクリアして送信モードに設定する 2. TXM (SENTxCON1<10>) をクリアして非同期送信モードに設定する 3. NIBCNT<2:0> (SENTxCON1<2:0>) にデータニブルの個数を書き込む 4. CRCEN (SENTxCON1<8>) をセットまたはクリアして CRC 計算の方法 ( ハードウェアまたはソフトウェア ) を設定する 5. SENTxCON2 に TICKTIME 値を書き込む 6. オプションのポーズパルスが必要な場合 PPP (SENTxCON1<7>) をセットしてこの機能を有効にし SENTxCON3 に FRAMETIME 値を書き込む 7. SENT 割り込みを有効にし 割り込み優先度を設定する 8. SENTxDATH/L に初期ステータスとデータ値を書き込む アプリケーションで計算した CRC 値を使う場合 (CRCEN = 0) メッセージのCRC 値を計算してCRC<3:0> に書き込む 9. SNTEN (SENTxCON1<15>) をセットしてモジュールを有効にする SENTxDATH/L に対する更新は CRC ニブルの送信完了後 次のメッセージフレームのステータスニブルの送信開始までに実行する必要があります これには メッセージフレーム完了割り込みを使ってデータ書き込みをトリガする事を推奨します 4.7 同期トランスミッタモード 本モジュールは同期トランスミッタとして設定する事もできます このモードでは モジュールは SYNCTXEN ビット (SENTxSTAT<0>) がセットされるたびにメッセージフレームを 1 つだけ送信します データフレームの送信が完了すると SYNCTXEN ビットはハードウェアでクリアされます ラインは CRC ニブルの送信を完了するために 5 ティック間 LOW に駆動された後に 3 ステートにされ SYNCTXEN が次にセットされるまでアイドル状態を維持します CRC ニブルの送信が完了してから 5 ティック後に割り込みが生成されます 図 4-4 に制御 ステータス 割り込みイベントの関係を示します Sync (56 Ticks) Status Data 1 Data 2 Data 3 Data 4 Data 5 Data 6 CRC SNTEN 5 Ticks Low SENTx Data Out NIB<2:0> 000 000 001 010 011 100 101 110 111 000 SYNCTXEN Software Sets SYNCTXEN Hardware Clears SYNCTXEN モジュールを設定するには 以下を明確にする必要があります ティック周期 (TTICK) (?4-1) データニブルの個数 CRC の計算方法 ( ハードウェアまたはソフトウェア ) 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 13

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル モジュールを同期送信モードに初期化する手順は以下の通りです 1. RCVEN ビット (SENTxCON1<11>) をクリアして送信モードに設定する 2. TXM ビット (SENTxCON1<10>) をセットして同期送信モードに設定する 3. NIBCNT<2:0> (SENTxCON1<2:0>) にデータニブルの個数を書き込む 4. CRCEN (SENTxCON1<8>) をセットまたはクリアして CRC 計算の方法 ( ハードウェアまたはソフトウェア ) を設定する 5. SENTxCON2 に TICKTIME 値を書き込む 6. SENT 割り込みを有効にし 割り込み優先度を設定する 7. SNTEN ビット (SENTxCON1<15>) をセットしてモジュールを有効にする アプリケーションがデータ送信可能になったら以下を実行します 1. SENTxDATH/L レジスタに送信データを書き込む 2. SYNCTXEN ビットをセットして送信を始める SENTxDATH/L に対する更新は CRC ニブルの送信完了後 次のメッセージフレームのステータスニブルの送信開始までに実行する必要があります これには メッセージフレーム完了割り込みを使ってデータ書き込みをトリガするか SYNCTXEN ビットをポーリングする事を推奨します Note: 次のメッセージフレームの送信を開始する前に ソフトウェアで追加の待機時間が必要になる場合があります J2716 仕様は SENT データライン上で最大 18 μs の立ち上がり時間を許容しています 立ち上がり時間には外付けプルアップ抵抗と SENT データライン上の EMI フィルタが影響します 待機時間は [ 同期時間 (56 ティック ) + 20%] よりも長くする事を推奨します 4.7.1 SPC (SHORT PWM CODE) のサポート SPC (Short PWM Code) は 同期モードを使ってユーザソフトウェアで実装できます SPC は双方向通信を可能にします 例えば レシーバからトランスミッタに対してメッセージフレームの送信 モードの変更 センサの校正を要求できます SPC パルスはレシーバが生成するアクティブ LOW パルスです 本モジュールは SPC パルスを検出するためのハードウェア機能を備えていないため SENT データピン上の SPC パルスはアプリケーションで検出する必要があります トランスミッタがアイドル状態である時に ユーザソフトウェアは以下のいずれかの方法を使って SENT データピン上の SPC パルスを検出できます 対応する PORTx レジスタを使ってデータピンの状態をポーリングする SENT データピンに多重化されている入力キャプチャ周辺モジュールを有効にする 状態変化通知 (CN) 入力または SENT データピンに多重化されているコンパレータを有効にする SPC パルスを検出した後 アプリケーションは SPC パルスの検出に使った周辺モジュールを無効にし SYNCTXEN ビットをセットする事で SENT 送信を開始します DS70005145B_JP - p. 14 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール 5.0 受信モード RCVEN (SENTxCON1<11>) = 1 の場合 モジュールはレシーバとして動作可能です モジュールは有効なシリアルデータをデコードし SENTxDATH/L レジスタに書き込みます エラーおよびステータス情報は SENTxSTAT および SENTxSYNC レジスタによって示されます キャプチャした同期時間は SENTxSYNC レジスタに格納されます 図 5-1 に受信モードにおけるモジュールのブロック図を示します 図 5-1: SENTx 受信モードのブロック図 SENTxCON1 SENTxCON SENTxCON3 SENTxSTAT SENTxSYNC SENTxDATH/L SENTxRX Edge Detect Sync Period Detector Control and Error Detection Nibble Period Detector Tick Period Generator Edge Timing 5.1 受信モードのタイミング計算 モジュールを受信モードに設定した場合 SENTxCON2 および SENTxCON3 レジスタは同期パルスの検証に使う上限値 (SYNCMAX<15:0>) と下限値 (SYNCMIN<15:0>) を保持します SYNCMIN と SYNCMAX は公称同期時間の ±20% です レシーバは このレンジから外れる同期パルスを拒絶します SYNCMIN と SYNCMAX の計算式を式 5-1 に示します 送信モードと同様に FRCV の値は PS ビットの設定に応じて FCY または FCY/4 のどちらかです 式 5-1: SYNCMIN と SYNCMAX の計算式 SyncCount = 8 FRCV TTICK SYNCMIN = 0.8 SyncCount SYNCMAX = 1.2 SyncCount Where: FRCV = FCY/Prescaler Note: SENT プロトコルは連続するメッセージ間のタイミング変動を 1.5625% (1/64) まで許容します この条件を満たすかどうかを確認するため データフレームを受信するたびに SENTxSYNC にキャプチャした値を保存し 次のデータフレームでキャプチャした値と比較します 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 15

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル 5.2 レシーバのステータス モジュールをレシーバとして設定した場合 (RCVEN = 0) 受信メッセージのステータス ( ニブルのステータス ラインの状態 同期およびポーズパルスの状態 ) は SENTxSTAT レジスタに保存されます 図 5-2 に 信号内の SENT データと SENTxSTAT ステータスビットの関係を示します 図 5-2: SENTx のデータ受信 ( ポーズパルスあり ) Line Idle Sync (56 Ticks) Status Data 1 Data 2 Data 3 Data 4 Data 5 Data 6 CRC Pause (12-768 Ticks) Sync (56 Ticks) SENT Data In SENTxIF NIB<2:0> 000 000 001 010 011 100 101 110 111 000 PAUSE SYNC IDLE Note: SENT データラインの HIGH 状態が同期パルスの最大許容時間 (SYNCMAX 値 ) よりも長く続いた場合 レシーバはアイドル状態です 5.3 受信入力ピンと PPS ペリフェラルピンセレクト (PPS) を備えたデバイスでは SENT 受信ピンの機能 (SENTxRX) は再配置可能です モジュールを受信モードで使う場合 対応する RPINRx または RPORx レジスタを使って SENTxRX を利用可能な I/O ピンに割り当てる必要があります SPC (Short PWM Code) のサポートが必要な場合 パルス出力をサポートするために双方向に割り当て可能なピンを使う必要があります 5.4 受信の設定手順 モジュールを設定するには 以下を明確にする必要があります ティック周期 (TTICK) ( 式 4-1) データニブルの個数 CRC の計算方法 ( ハードウェアまたはソフトウェア ) ポーズパルスを使うかどうか Note: アプリケーションソフトウェアを使って CRC アルゴリズムを実装する事ができます その場合 CRCEN (SENTxCON1<8>) をクリアする事でハードウェアによる CRC 照合を無効にします 受信した CRC 値 (SENTxDATA<3:0>) は アプリケーションで計算した CRC 値と照合します DS70005145B_JP - p. 16 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール モジュールを受信モードに初期化する手順は以下の通りです 1. RCVEN (SENTxCON1<11>) をセットして受信モードに設定する 2. NIBCNT<2:0> (SENTxCON1<2:0>) にデータニブルの個数を書き込む 3. CRCEN (SENTxCON1<8>) をセットまたはクリアして CRC 計算の方法 ( ハードウェア またはソフトウェア ) を設定する 4. ポーズパルスが含まれる場合 PPP (SENTxCON1<7>) をセットする 5. SENTxCON2 に SYNCMAX ( 公称同期時間 + 20%) を書き込む 6. SENTxCON3 に SYNCMIN ( 公称同期時間 - 20%) を書き込む 7. SENT 割り込みを有効にし 割り込み優先度を設定する 8. SNTEN ビット (SENTxCON1<15>) をセットしてモジュールを有効にする CRC ニブルの受信後 次のメッセージフレームのステータスニブルが始まるまでに受信デー タを SENTxDATH/L レジスタから読み出す必要があります これには メッセージフレーム完 了割り込みトリガの使用を推奨します 5.5 エラー対応 本モジュールはフレーミングエラーと CRC 不一致を自動的に検出してフラグを立てる機能を備えています フレーミングエラーは ステータスまたはデータニブルが 12 ~ 27 ティックのレンジ内ではない場合に検出されます フレーミングエラーが検出されると FRMERR ビット (SENTxSTAT<2>) がセットされ 受信エラー割り込みが生成されます その後 モジュールは SYNCTXEN (SENTxSTAT<0>) をクリアし 後続の同期パルスを待機します FRMERR ビットは モジュールが次の有効な同期パルスを検出して SYNCTXEN を 1 にセットするまでセットされたままです 必要に応じて アプリケーションで FRMERR ビットをクリアする事もできます Note: PPP ビットがセットされている場合 モジュールは後続の有効な同期パルスでフレーミングエラーを生成しません これは ポーズパルスが有効な同期パルスとして解釈されて その後の実際の同期パルスがフレームエラーとして解釈される可能性があるためです PPP = 1 の場合でも ニブルデータのフレーミングエラーは検出されます CRC の照合に失敗すると CRCERR ビット (SENTxSTAT<3>) がセットされ 受信エラー割り込みが生成されます 後続のメッセージで有効な同期パルスを受信するまで CRCERR ビットはセットされたままです 必要に応じて ソフトウェアで CRCERR ビットをクリアする事もできます CRC エラー時に割り込みを生成するには CRCEN ビット (SENTxCON1<8>) をセットする必要があります 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 17

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル 5.6 SPC (Short PWM Code) のサポート 本 SENT モジュールは 他の周辺モジュールを併用する事で SPC をサポートします SPCEN ビット (SENTxCON1<6>) は 出力コンペア (OC) モジュールによる SENT データ入力ピンの制御を有効にします 一般的に 特定の SENTx モジュールに対して特定の OC モジュールがハードウェアで割り当てられています 詳細は各デバイスのデータシートを参照してください SENT モジュールを SPC 動作向けに初期化する手順は以下の通りです 1. SPCEN (SENTxCON1<6>) ビットをセットする事で他の周辺モジュールによる SENT データピンの制御を有効にする 2. デバイスがペリフェラルピンセレクトを備えている場合 SENTxTX 機能を SENTxRX と同じ I/O ピンに割り当てる 3. 出力コンペアモジュールを以下のように設定する a) トリガモードに設定する b) シングルショット アクティブ HIGH パルスに設定する c) 周期およびデューティサイクルレジスタを必要なパルス長が得られるよう設定する 以上を設定した後に 以下の手順で SPC パルストリガを使います 1. RXIDLE ビット (SENTxSTAT<1>) をポーリングする事で ラインがハイインピーダンス状態である事を確認する 2. OC モジュールのトリガビットをセットして SPC パルスをトリガする SPC パルスのアクティブ期間中は SENT レシーバのエッジ検出は無効になり SENT データ入力ピンは OC モジュールによって LOW に駆動されます この時点でレシーバロジックはリセットされ 新しいデータフレームを受信する準備が整います パルスが終了すると OC モジュールは SENT データ入力ピンの制御を解放し SENT モジュールの入力エッジ検出が再度有効になります これにより センサからのデータフレームが受信可能になります Note: SPC プロトコルを実装する場合 SENT 送信デバイスは CRC ニブルを終了する立ち下がりエッジの後にデータバスをハイインピーダンス状態のままにする必要があります この時 SENT データラインは外付けプルアップ抵抗によって HIGH にプルされます レシーバデバイスが SENT データライン上で LOW パルスを生成する事によってデータを要求するまで 全てのトランスミッタデバイスはデータバスを駆動しない事が必要です SENT データピンを手動で制御する事で SPC プロトコルを実装する事も可能です その場合の手順は以下の通りです 1. SNTEN ビットをクリアしてレシーバ動作を無効にする 2. SENT データピンに対応する PORTx および TRISx レジスタを使ってデータピンを必要な期間 LOW に駆動する 3. TRISx レジスタを使って SENT データピンをハイインピーダンス状態に戻す 4. SNTEN ビットをセットしてレシーバ動作を再開する DS70005145B_JP - p. 18 2014 Microchip Technology Inc.

SENT モジュール 6.0 割り込み 各 SENT モジュールは自身の動作に関連する 2 個の割り込みビット (SENTx 送受信割り込みフラグ (SENTxIF) とSENTxエラー割り込みフラグ (SENTxEIF)) を備えています 対応するSENTx 割り込みイネーブルビット (SENTxIE SENTxEIE) をセットする事で そのモジュールからデバイスレベルの割り込みを生成する事が可能になります 送受信割り込みは 送信モード中にメッセージフレームの送信が完了した時点 または受信モード中にメッセージフレームの受信に成功した時点で生成されます エラー割り込みは受信モード中にフレームエラーまたは CRC エラーが発生した時点で生成されます 送信モードはエラー割り込みを生成しません 7.0 省電力モード中の動作 8.0 リセットの影響 7.1 スリープモード SENT モジュールはデバイスのスリープ中に動作しません アプリケーションでデバイスをスリープに移行させる必要がある場合 SNTEN ビット (SENTxCON1<15>) をクリアして SENT モジュールを停止する必要があります トランスミッタとして動作している場合 アプリケーションはメッセージの送信が完了するまで待機してからデバイスをスリープに移行させる事ができます 7.2 アイドルモード デバイスがアイドルに移行した時のSENTモジュールの動作は2 通りに選択できます SNTSIDL (SENTxCON1<13>) = 1 の場合 デバイスがアイドルに移行するとモジュールの動作は停止します この場合のシステムの挙動は上記のスリープの場合と同じです SNTSIDL = 0 の場合 デバイスがアイドルに移行した後も SENT モジュールは送信または受信処理を継続します トランスミッタモードで動作している場合 デバイスがアイドルから復帰してデータを書き換えない限り SENT モジュールは SENTxDATH/L 内のデータを使ってメッセージを送信し続けます SENT モジュールが受信モードで動作している場合 デバイスがアイドルから復帰してデータを読み出さない限り SENTxDATH/L レジスタ内の古いデータは失われます デバイスリセットが発生すると 全てのレジスタはリセット状態に戻ります これにより SENT モジュールは停止し 実行中であった全てのメッセージフレームの送受信は中止されます アナログ入力と多重化されている全ての SENT ピンはアナログ入力として設定されます 対応する TRISx ビットもセットされ 全てのピンは入力として設定されます 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 19

DS70005145B_JP - p. 20 2014 Microchip Technology Inc. 9.0 レジスタマップ 表 9-1: SENT モジュール関連の特殊機能レジスタ SENT モジュールに関連する特殊機能レジスタの一覧を表 9-1 に示します File Name Bit 15 Bit 14 Bit 13 Bit 12 Bit 11 Bit 10 Bit 9 Bit 8 Bit 7 Bit 6 Bit 5 Bit 4 Bit 3 Bit 2 Bit 1 Bit 0 全リセット SENTxCON1 SNTEN SNTSIDL RCVEN TXM TXPOL CRCEN PPP SPCEN PS NIBCNT2 NIBCNT1 NIBCNT0 0006 SENTxCON2 TICKTIME<15:0>( 送信モード ) または YNCMAX<15:0>( 受信モード ) FFFF SENTxCON3 FRAMETIME<15:0>( 送信モード ) または SYNCMIN<15:0>( 受信モード ) FFFF SENTxSTAT PAUSE NIB2 NIB1 NIB0 CRCERR FRMERR RXIDLE SYNCTXEN 0000 SENTxSYNC 同期時間 ( 送信モード ) 0000 SENTxDATH ステータスニブル データニブル 1 データニブル 2 データニブル 3 0000 SENTxDATL データニブル 4 データニブル 5 データニブル 6 CRC データニブル 0000 凡例 : = 未実装 0 として読み出し リセット値は 16 進表記です dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル

SENT モジュール 10.0 関連アプリケーションノート 本書に関連するアプリケーションノートの一覧を以下に記載します 一部のアプリケーションノートは 16 ビットデバイス向けではありません ただし概念は共通しており 変更が必要であったり制限事項が存在するものの利用が可能です SENT モジュールに関連する最新のアプリケーションノートは以下の通りです タイトルアプリケーションノート番号現在 関連するアプリケーションノートはありません Note: dspic33/pic24f ファミリ関連のアプリケーションノートとサンプルコードは Microchip 社のウェブサイト (www.microchip.com) でご覧になれます 11.0 参考資料 タイトル : SENT Single-Edge Nibble Transmission for Automotive Applications 著者 : SAE International http://www.sae.org/ 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 21

dspic33/pic24 ファミリリファレンスマニュアル 12.0 改訂履歴 リビジョン A (2013 年 11 月 ) 本書の初版です リビジョン B (2014 年 4 月 ) 本書の表題を Single-Ended Nibble Transmission (SENT) Module から Single-Edge Nibble Transmission (SENT) Module に変更しました 参考資料として SENT - Single-Edge Nibble Transmission for Automotive Applications (SAE International) を追加しました DS70005145B_JP - p. 22 2014 Microchip Technology Inc.

Microchip 社製デバイスのコード保護機能に関して次の点にご注意ください Microchip 社製品は 該当する Microchip 社データシートに記載の仕様を満たしています Microchip 社では 通常の条件ならびに仕様に従って使用した場合 Microchip 社製品のセキュリティレベルは 現在市場に流通している同種製品の中でも最も高度であると考えています しかし コード保護機能を解除するための不正かつ違法な方法が存在する事もまた事実です 弊社の理解ではこうした手法は Microchip 社データシートにある動作仕様書以外の方法で Microchip 社製品を使用する事になります このような行為は知的所有権の侵害に該当する可能性が非常に高いと言えます Microchip 社は コードの保全性に懸念を抱くお客様と連携し 対応策に取り組んでいきます Microchip 社を含む全ての半導体メーカーで 自社のコードのセキュリティを完全に保証できる企業はありません コード保護機能とは Microchip 社が製品を 解読不能 として保証するものではありません コード保護機能は常に進歩しています Microchip 社では 常に製品のコード保護機能の改善に取り組んでいます Microchip 社のコード保護機能の侵害は デジタルミレニアム著作権法に違反します そのような行為によってソフトウェアまたはその他の著 本書に記載されているデバイスアプリケーション等に関する情報は ユーザの便宜のためにのみ提供されているものであり 更新によって無効とされる事があります お客様のアプリケーションが仕様を満たす事を保証する責任は お客様にあります Microchip 社は 明示的 暗黙的 書面 口頭 法定のいずれであるかを問わず 本書に記載されている情報に関して 状態 品質 性能 商品性 特定目的への適合性をはじめとする いかなる類の表明も保証も行いません Microchip 社は 本書の情報およびその使用に起因する一切の責任を否認します Microchip 社の明示的な書面による承認なしに 生命維持装置あるいは生命安全用途に Microchip 社の製品を使用する事は全て購入者のリスクとし また購入者はこれによって発生したあらゆる損害 クレーム 訴訟 費用に関して Microchip 社は擁護され 免責され 損害をうけない事に同意するものとします 暗黙的あるいは明示的を問わず Microchip 社が知的財産権を保有しているライセンスは一切譲渡されません 商標 Microchip 社の名称と Microchip ロゴ dspic FlashFlex KEELOQ KEELOQ ロゴ MPLAB PIC PICmicro PICSTART PIC 32 ロゴ rfpic SST SST ロゴ SuperFlash UNI/O は 米国およびその他の国における Microchip Technology Incorporated の登録商標です FilterLab Hampshire HI-TECH C Linear Active Thermistor MTP SEEVAL Embedded Control Solutions Company は 米国における Microchip Technology Incorporated の登録商標です Silicon Storage Technology は その他の国における Microchip Technology Incorporated の登録商標です Analog-for-the-Digital Age Application Maestro BodyCom chipkit chipkit ロゴ CodeGuard dspicdem dspicdem.net dspicworks dsspeak ECAN ECONOMONITOR FanSense HI-TIDE In-Circuit Serial Programming ICSP Mindi MiWi MPASM MPF MPLAB 認証ロゴ MPLIB MPLINK mtouch Omniscient Code Generation PICC PICC-18 PICDEM PICDEM.net PICkit PICtail REAL ICE rflab Select Mode SQI Serial Quad I/O Total Endurance TSHARC UniWinDriver WiperLock ZENA Z-Scale は 米国およびその他の国における Microchip Technology Incorporated の登録商標です SQTP は 米国における Microchip Technology Incorporated のサービスマークです GestICとULPPは その他の国におけるMicrochip Technology Germany II GmbH & Co. & KG (Microchip Technology Incorporated の子会社 ) の登録商標です その他 本書に記載されている商標は各社に帰属します 2013, Microchip Technology Incorporated, Printed in the U.S.A., All Rights Reserved. ISBN: 978-1-63276-146-0 QUALITY MANAGEMENT SYSTEM CERTIFIED BY DNV == ISO/TS 16949 == Microchip 社では Chandler および Tempe ( アリゾナ州 ) Gresham ( オレゴン州 ) の本部 設計部およびウェハー製造工場そしてカリフォルニア州とインドのデザインセンターが ISO/TS-16949:2009 認証を取得しています Microchip 社の品質システムプロセスおよび手順は PIC MCU および dspic DSC KEELOQ コードホッピングデバイス シリアル EEPROM マイクロペリフェラル 不揮発性メモリ アナログ製品に採用されています さらに 開発システムの設計と製造に関する Microchip 社の品質システムは ISO 9001:2000 認証を取得しています 2014 Microchip Technology Inc. DS70005145B_JP - p. 23

各国の営業所とサービス 北米本社 2355 West Chandler Blvd. Chandler, AZ 85224-6199 Tel:480-792-7200 Fax:480-792-7277 技術サポート : http://www.microchip.com/ support URL: www.microchip.com アトランタ Duluth, GA Tel:678-957-9614 Fax:678-957-1455 オースティン (TX) Tel:512-257-3370 ボストン Westborough, MA Tel:774-760-0087 Fax:774-760-0088 シカゴ Itasca, IL Tel:630-285-0071 Fax:630-285-0075 クリーブランド Independence, OH Tel:216-447-0464 Fax:216-447-0643 ダラス Addison, TX Tel:972-818-7423 Fax:972-818-2924 デトロイト Novi, MI Tel:248-848-4000 ヒューストン (TX) Tel:281-894-5983 インディアナポリス Noblesville, IN Tel:317-773-8323 Fax:317-773-5453 ロサンゼルス Mission Viejo, CA Tel:949-462-9523 Fax:949-462-9608 ニューヨーク (NY) Tel:631-435-6000 サンノゼ (CA) Tel:408-735-9110 カナダ - トロント Tel:905-673-0699 Fax:905-673-6509 アジア / 太平洋アジア太平洋支社 Suites 3707-14, 37th Floor Tower 6, The Gateway Harbour City, Kowloon Hong Kong Tel:852-2943-5100 Fax:852-2401-3431 オーストラリア - シドニー Tel:61-2-9868-6733 Fax:61-2-9868-6755 中国 - 北京 Tel:86-10-8569-7000 Fax:86-10-8528-2104 中国 - 成都 Tel:86-28-8665-5511 Fax:86-28-8665-7889 中国 - 重慶 Tel:86-23-8980-9588 Fax:86-23-8980-9500 中国 - 杭州 Tel:86-571-8792-8115 Fax:86-571-8792-8116 中国 - 香港 SAR Tel:852-2943-5100 Fax:852-2401-3431 中国 - 南京 Tel:86-25-8473-2460 Fax:86-25-8473-2470 中国 - 青島 Tel:86-532-8502-7355 Fax:86-532-8502-7205 中国 - 上海 Tel:86-21-5407-5533 Fax:86-21-5407-5066 中国 - 瀋陽 Tel:86-24-2334-2829 Fax:86-24-2334-2393 中国 - 深圳 Tel:86-755-8864-2200 Fax:86-755-8203-1760 中国 - 武漢 Tel:86-27-5980-5300 Fax:86-27-5980-5118 中国 - 西安 Tel:86-29-8833-7252 Fax:86-29-8833-7256 中国 - 厦門 Tel:86-592-2388138 Fax:86-592-2388130 中国 - 珠海 Tel:86-756-3210040 Fax:86-756-3210049 アジア / 太平洋 インド - バンガロール Tel:91-80-3090-4444 Fax:91-80-3090-4123 インド - ニューデリー Tel:91-11-4160-8631 Fax:91-11-4160-8632 インド - プネ Tel:91-20-3019-1500 日本 - 大阪 Tel:81-6-6152-7160 Fax:81-6-6152-9310 日本 - 東京 Tel:81-3-6880-3770 Fax:81-3-6880-3771 韓国 - 大邱 Tel:82-53-744-4301 Fax:82-53-744-4302 韓国 - ソウル Tel:82-2-554-7200 Fax:82-2-558-5932 または 82-2-558-5934 マレーシア - クアラルンプール Tel:60-3-6201-9857 Fax:60-3-6201-9859 マレーシア - ペナン Tel:60-4-227-8870 Fax:60-4-227-4068 フィリピン - マニラ Tel:63-2-634-9065 Fax:63-2-634-9069 シンガポール Tel:65-6334-8870 Fax:65-6334-8850 台湾 - 新竹 Tel:886-3-5778-366 Fax:886-3-5770-955 台湾 - 高雄 Tel:886-7-213-7830 台湾 - 台北 Tel:886-2-2508-8600 Fax:886-2-2508-0102 タイ - バンコク Tel:66-2-694-1351 Fax:66-2-694-1350 ヨーロッパオーストリア - ヴェルス Tel:43-7242-2244-39 Fax:43-7242-2244-393 デンマーク - コペンハーゲン Tel:45-4450-2828 Fax:45-4485-2829 フランス - パリ Tel:33-1-69-53-63-20 Fax:33-1-69-30-90-79 ドイツ - デュッセルドルフ Tel:49-2129-3766400 ドイツ - ミュンヘン Tel:49-89-627-144-0 Fax:49-89-627-144-44 ドイツ - プフォルツハイム Tel:49-7231-424750 イタリア - ミラノ Tel:39-0331-742611 Fax:39-0331-466781 イタリア - ベニス Tel:39-049-7625286 オランダ - ドリューネン Tel:31-416-690399 Fax:31-416-690340 ポーランド - ワルシャワ Tel:48-22-3325737 スペイン - マドリッド Tel:34-91-708-08-90 Fax:34-91-708-08-91 スウェーデン - ストックホルム Tel:46-8-5090-4654 イギリス - ウォーキンガム Tel:44-118-921-5800 Fax:44-118-921-5820 03/25/14 DS70005145B_JP - p. 24 2014 Microchip Technology Inc.