目次 ページ 1. はじめに 3 警告および注意事項 3 2. 作業手順 4 3. 洗浄 5 点検 4. 包装 8 5. 滅菌 9 6. 使用前の保管 ストライカー Trauma & Extremities 医療機器製造元 参考資料 11 付録 1 12 作業手順の検証に使用

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目次 ページ 1. はじめに 3 警告および注意事項 3 2. 作業手順 4 3. 洗浄 5 点検 4. 包装 8 5. 滅菌 9 6. 使用前の保管 10 7. ストライカー Trauma & Extremities 医療機器製造元 11 8. 参考資料 11 付録 1 12 作業手順の検証に使用した洗浄剤および消毒剤 12 付録 2 13 医療機器作動状況点検ガイドライン 13 付録 3 25 再使用可能フレキシブルリーマーの再処理 25 2

1. はじめに 本文書は EN ISO 17664 Sterilization of medical devices Information to be provided by the manufacturer for the processing of resterilizable medical devices ( 医療機器の滅菌 再滅菌可能な医療機器の処理に関して製造業者が提供すべき情報 ) の要件に基づいて作成されています 本文書は ストライカー Trauma & Extremities 医療機器製造元 ( 第 6 項の医療機器製造元の所在地を参照のこと ) が提供する医療機器について 使用前の準備段階で行われる作業内容を概説するために作成されました また 医療機器の耐用年数 交換時期を決定するための点検手順も説明されています 本文書は 洗浄前に分解する必要がある複数の部品からなる器具の組立 分解説明書 および製品に添付される説明書とともに提供される ものです ストライカー Trauma & Extremities は これらの説明書に記載された作業手順の有効性を実証しています 設備 作業担当者 洗浄剤 作業手順のすべてが作業の有効性に影響します 医療機関は 現場におけるこれらの組み合わせにより医療機器が安全かつ効果的に使用されていることを必ず確認 保証してください 別の処理方法が同様に適切である場合もあります ただし これらの方法は 実際に使用する担当者が確認しなければなりません 洗浄 滅菌に関する各国の基準がストライカー Trauma & Extremities の推奨事項と矛盾する場合は 各国の基準が優先されます 特にプリオンの不活化方法は多様であるため 各国の基準を優先してください 警告および注意事項 単回使用 というラベルが貼ってある医療機器は再使用のための作業を行うことはできません 単回使用の医療機器で納品時に滅菌されていない製品は 使用前に滅菌する必要があります 添付文書に別途具体的な説明がない場合は 本作業手順の当該項目を参照することができます 単回使用の医療機器は 一度使用した後には機能が低下するため 決して再使用しないでください 繰り返し使用 洗浄 再滅菌の条件により機械特性 物理的または化学的性質が変化し 設計や材料の完全性が損なわれ 安全性や性能が低下し 当該仕様の準拠にも影響する場合があります 必ず製品ラベルで単回使用か繰り返し使用か 洗浄や再滅菌が可能か等を確認してください ストライカー Trauma & Extremities の医療機器は 通常 世界保健機関 (WHO) ロベルト コッホ研究所 (RKI) などの定義による TSE ( 伝達性海綿状脳症 ) に感染する可能性がある組織に関わる外科手術には使用されません したがって 強力な薬剤 [ 水酸化ナトリウム (NaOH) 次亜塩素酸ナトリウム (NaOCl) など ] による除染作業は必要なく 材料が劣化するおそれから通常の作業では推奨されません 本文書で推奨される滅菌パラメータは プリオンの不活化を目的としたものではなく プリオンの不活化には不適切です 3

2. 作業手順 医療機器を再使用する場合 または新しい機器を初めて使用する場合に 前もって必要な一連の手順を以下のフローチャートにまとめています 各手順の詳細については以下の各項で説明しています 使用時 作業場所への運搬 全体の汚れを拭き取る 流水ですすぐ アルデヒドを含まない消毒液を入れた浸漬槽に浸す 機器に損傷を与えないよう注意する 洗浄までの時間は最小限に止める 洗浄準備 必要に応じて分解する 前洗浄 全体の汚れを拭き取る 洗浄液に浸漬する ブラシをかける 可動部は作動させて洗浄する 流水ですすぐ 点検する 吸収紙に載せて乾かす 手作業自動 ( 推奨 ) 手作業による洗浄 消毒 超音波洗浄装置に入れる (15 分間浸漬 ) ブラシまたは洗浄用ワイヤーブラシを使って洗浄する シリンジを使って / 流水ですすぐ 消毒液に浸漬する シリンジを使って / 流水ですすぐ 乾燥 ( 圧縮空気 / 拭き取り / 天火 ) 洗浄消毒器による自動洗浄 消毒 洗浄消毒器に入れる チューブを洗浄消毒器のすすぎ用注水口につなぐ 機器の位置を調整する 洗浄消毒器を作動させる (90 C で最低 5 分 ) 点検 乾燥 点検 目視点検 機能点検 滅菌 適切な包装 オートクレーブによる蒸気滅菌 保管 保管環境管理 保管期限管理 4

3. 洗浄 本説明書ではストライカー Trauma & Extremities の医療機器の洗浄方法として 手作業による洗浄と自動洗浄消毒器を使う洗浄の 2 つの方法を説明しています できるだけ自動洗浄消毒器を使って洗浄してください 自動洗浄作業の方が再現性が高いため信頼性も高く 作業員が汚染された機器や使用洗浄剤による危険にさらされる可能性も低くなります いずれの方法においても 作業員は常時 適切な保護衣や保護具を使用してください 特に洗浄剤については 洗剤メーカーが提供する説明書に従い 正しい取扱いと使用を心がけてください 機器を洗浄液や消毒液に浸す場合は 洗剤メーカーが目安として示す溶液濃度や浸漬時間を守ってください 高濃度 長時間の浸漬は 材質によっては変色や腐食の原因になることがあります また洗浄や消毒を十分に行わないですすいだ場合にも 変色や腐食が起こるおそれがあります 医療機器を洗浄または消毒する場合は 必ず専用の洗浄剤や消毒剤 ( 洗剤 ) を使用してください 入手できる洗浄剤や消毒剤の種類は国によっても違うため 付録 1 に適切な洗剤の選択基準を示しています 付録 1 にはストライカー Trauma & Extremities が本作業手順の検証で使用した洗浄剤 消毒剤の一覧も記載しています ストライカー Trauma & Extremities は洗浄剤や消毒剤を個別に推奨しているわけではありません 付録 1 に示すのは適切な洗剤の説明 目安です 洗浄剤や消毒剤の希釈水 および医療機器に使うすすぎ水の水質には十分な配慮が必要です すすぎ用に ( 薬局方の基準に従い ) 直前に精製した純水 高純度精製水 滅菌水などを使用する場合に推奨されるのは 生 菌数 10 cfu/ml 未満 エンドトキシン濃度 0.25 EU/ml 未満のすすぎ水です 硬水に金属石鹸が生じている場合 汚染微生物濃度やエンドトキシン濃度が高い場合は 機器の汚れにつながり 洗浄効果や消毒効果を損なうおそれがあります フレキシブルリーマーに関する具体的な指示は 付録 3 に示されています 注意 : ストライカー Trauma & Extremities のトレイは 医療機器の滅菌 運搬 保管に使用します 機器全体をトレイに載せて洗浄や消毒を行うことはできません 洗浄を完全に行うためには 機器をトレイから外してから洗浄してください 使用時期 使用直後 ( 使用後 2 時間以内 ) に まず吸収紙で全体の汚れを拭き取ってください また 医療機器を流水で丁寧にすすぐこと アルデヒドを含まない消毒液を入れた浸漬槽に医療機器を浸すことも付録 1 に挙げる基準に適合し 強く推奨される方法です 作業場所への運搬 運搬の際には 精密機器と重い機器を一緒にして運ばないなどの配慮をし 機器に損傷を与えないよう注意してください 特に刃先は医療機器に破損や損傷を与える危険性があるため 十分注意してください 洗浄を行う場所への移動はできるだけ迅速に行ってください 作業場所への運搬に時間がかかる場合は 医療機器の乾燥や汚れを防ぐため 湿った布で覆う 密閉した箱に入れて運ぶなどの措置を講じてください 洗浄準備 必要に応じて機器を分解します 操作方法に記載された説明や各国のストライカーが別途提供する情報を参照してください 前洗浄 留意事項 : 直後に手作業による洗浄および消毒を行う場合は 前洗浄作業を省略することができます 汚れがひどい医療機器を自動洗浄器で洗浄する場合は 超音波洗浄装置による前洗浄が推奨されます 必要な備品 装置 洗浄槽または機器全体を完全に浸漬できる大きさの容器 付録 1 の基準に適合した洗浄剤を使用し 洗浄直前に調合した洗浄液で 濃度 温度 浸漬時間は洗剤メーカーの説明書に記載された数値以上とする ( ただし 温度は 50 C を超えないこと ) ブラシ - 柔軟で丈夫なブラシ 瓶用ブラシ チューブ洗浄用ワイヤーブラシなど 洗剤メーカーが推奨する個人用保護具 ( 保護服 手袋 保護眼鏡 顔面保護具など ) 吸収紙 シリンジ ( 容量はすすぐチューブの大きさにより 1~50 ml) 注意 : 金属製のブラシやスチールウールは ( 前 ) 洗浄には使用しないでください 5

3. 洗浄 手順 医療機器を洗浄液に浸漬する 吸収紙と洗浄液を使って全体の汚れを拭き取る 必ず機器の表面全体を浸す シリンジを使ってチューブ類の隅々まで洗浄液が行き渡るようにする 洗浄液に浸漬するときに 機器の各部に空気が入らないようにする 浸漬時間は洗剤メーカーの説明書で推奨される浸漬時間以上とする 適切なブラシ ( 柔軟なブラシのみとし 金属製のブラシやスチールウールは使用しない ) または洗浄用ワイヤーブラシを使って機器全体を洗う 特に表面に凹凸がある場合や 汚れが落ちにくい部分に注意する ドリル先端 リーマ溝 ブローチの刃など骨切り用の部分には硬めの獣毛ブラシを使う チューブ類には内径に適した瓶用ブラシを使用する 必ずチューブ全体に 3 回以上ブラシを通す 連接型装置や可動部がある器具は作動させて洗浄する 流水で 1 分以上 洗浄液が完全に落ちるまですすぐ チューブ類 止り穴 ヒンジ 連結部などは特に注意する シリンジ ( 容量 1~50 ml) を 3 回以上使い 完全にすすぐ 汚れが残っていないか 目視点検し 必要に応じて上記の手順を繰り返す 吸収紙に載せて乾かす または速やかに洗浄手順に移る 手作業による洗浄および消毒 洗浄 必要な備品 装置 超音波洗浄器または医療機器全体を完全に浸漬できる大きさの容器 周波数 25~50 khz 洗剤メーカーの説明書にある温度とする 手作業による洗浄に使用する洗浄剤で かつ超音波洗浄に適した洗浄剤として 付録 1 の基準に適合した洗浄剤を使用する 濃度は洗剤メーカーの説明書に記載された濃度とする 適切なブラシ ( 柔軟なブラシのみとし 金属製のブラシやスチールウールは使用しない ) または ( 細いチューブなどには ) 洗浄用ワイヤーブラシを使って機器の隅々まで洗う シリンジ ( 容量はすすぐチューブの大きさにより 1~50 ml) すすぎ水は直前に精製した純水 高純度精製水または滅菌水を使用する 手順 : 洗浄液を入れた超音波洗浄器を用意する 濃度と温度は洗剤メーカーの説明書に従う 機器全体を浸漬し 15 分間以上洗浄する 適切なブラシ ( 柔軟なブラシのみとし 金属製のブラシやスチールウールは使用しない ) または ( 細いチューブなどには ) 洗浄用ワイヤーブラシを使って機器全体を洗う 特に表面に凹凸がある場合や 汚れが落ちにくい部分に注意する チューブ類 止り穴 ヒンジ 連結部などは特に注意する チューブ類はシリンジを使って 3 回以上すすぐ 指定されたすすぎ水を使用し 流水で 1 分以上 洗浄液が完全に落ちるまですすぐ チューブ類 見えにくい穴 ヒンジ 連結部などは特に注意する チューブ類はシリンジ ( 容量 1~50 ml) を使って 3 回以上すすぐ 超音波洗浄器による洗浄を終了した後にも ブラッシングが不十分なために汚れが残っている場合は 上記の洗浄作業を繰り返す 6

3. 洗浄 消毒 必要な備品 装置 医療機器全体を完全に浸漬できる大きさの消毒槽 温度は洗剤メーカーの説明書に従う 手作業による消毒に使用する消毒剤で かつ使用した洗浄剤と併用できる消毒剤として 付録 1 の基準に適合した消毒剤を使用する 濃度は洗剤メーカーの説明書に従う シリンジ ( 容量はすすぐチューブの大きさにより 1~50 ml) すすぎ水は直前に精製した純水 高純度精製水または滅菌水を使用する 医療用圧縮空気を通して乾燥させる ( 可能な場合 ) または糸くずの出ない清潔な布で拭き取る 手順 : 消毒槽に消毒液を入れる 濃度と温度は洗剤メーカーの説明書に従う 機器全体を浸漬する 浸漬時間は洗剤メーカーの説明書に記載された浸漬時間以上とする チューブ類はシリンジを使って 3 回以上すすぐ 指定されたすすぎ水を使用し 流水で 1 分以上 消毒液が完全に落ちるまですすぐ チューブ類 見えにくい穴 ヒンジ 連結部などは特に注意する シリンジ ( 容量 1~50ml) を使って 5 回以上すすぐ 医療用圧縮空気を通して乾燥させた後 糸くずの出ない清潔な布で拭き取る ( 必要な場合は 乾燥後さらに清潔な場所に置いて乾燥させる 時間は 2 時間までとする ) または天火を使い 110 C 未満で加熱する 汚れが残っていないか 目視点検し 必要に応じて手作業による洗浄および消毒を繰り返す 洗浄消毒器による自動洗浄 消毒 ( 推奨 ) 必要な備品 装置 洗浄消毒器は性能が正式に認められたものを用意し (ISO 15883に準拠し CE マークがあるもの または FDA が承認したもの ) 正確に設置し 作動状況を確認し 定期的に保守点検を行う 承認された熱水消毒法 (A0 値 > 3000 古い機器の場合は 90 C で 5 分間以上 化学的消毒法は機器の表面に消毒剤が残る危険性があるので推奨されない ) により消毒を行い 十分にすすいだ後 空気を通して乾燥させる ( すすぎ補助剤は機器の表面に残る危険性があるので推奨されない ) 最後に 直前に精製した純水 高純度精製水などで洗浄し すすぐ 自動洗浄に使用する洗浄剤は付録 1 の基準に適合した洗浄剤を使用する 濃度は洗剤メーカーの説明書に記載された濃度とする 手順 : 医療機器を洗浄消毒器に入れる チューブを洗浄消毒器のすすぎ用注水口につなぐ 注水口に直接つなぐことができない場合は ジェット噴射部にチューブを設置するか 射出槽の射出スリーブに挿入する 機器同士が触れ合わないようにする ( 洗浄中に機器が接触したまま動くと損傷の原因になり 洗浄作用に支障が生じる場合がある ) チューブ類が水平にならないよう また見えにくい穴が下方に向くよう ( 円滑な排水のため ) 医療機器の位置を調整する 部品が連結された装置は連接部を外して洗浄する 洗浄消毒器を作動させる 終了後 洗浄消毒器から医療機器を取り出す 汚れや湿気が残っていないか 各機器を目視点検する 汚れが残っている場合は 前洗浄を含む洗浄作業を繰り返す 湿気が残っている場合は 医療用圧縮空気を通して乾燥させた後 糸くずの出ない清潔な布で拭き取る ( 必要な場合は 乾燥後さらに清潔な場所に置いて乾燥させる 時間は 2 時間までとする ) または天火を使い 110 C 未満で加熱する 注意 : 化学的消毒法は機器の表面に化学残留物が残る危険性があるので推奨されません このような残留物は 滅菌の効果を妨げる可能性があります 7

3. 洗浄 点検 滅菌作業の準備に移る前に 各医療機器を点検する 通常は 十分な陽光 照明で拡大鏡等を用いず目視点検を行えば十分である 目視でわかる汚れや腐食がないかどうか 機器の各部分を点検する 以下の部分には特に注意する 合わせ面 ヒンジ フレキシブルリーマのシャフト部など汚れが残りやすい部分 凹所 ( 穴 チューブなど ) ドリル溝の刃先に近い部分 ブローチややすりの刃の側面など 汚れが詰まりやすい部分 刃先は切れ味が良いか 傷んでいないか確認する 破損のおそれがある機器については 不具合が生じない程度か 組織や手術用手袋を傷めるようなばりができていないかを確認する * 必要に応じて 機能点検も行う 連結部がきちんと連結されているかどうか確認する 可動部がある医療機器は正確に動くかどうか確認する ( 必要であれば医療用潤滑剤を塗布し 蒸気滅菌に備える ) 回転具 ( 多目的ドリルビット リーマなど ) は歪みがないかどうか確認する ( 平面上で回転させるだけで確認できる ) IM リーマなど 可撓性のある 器具は スパイラル部分が破損していないか確認する * 注記 : ストライカー Trauma & Extremities は再使用可能な医療機器について 通常 最大使用回数を指定していません 再使用可能な医療機器の耐用年数は 使用法 使用期間 不使用時の取扱いなどさまざまな要因により異なります 各医療機器の耐用年数を決定する最良の方法は 使用前に慎重に点検し 機能テストを行うことです 詳細は付録 2 を参照してください 4. 包装 二重包装必要に応じて 洗浄 消毒および点検が済んだ医療機器を組み立て 専用トレイに配置します ストライカー Trauma & Extremities のトレイは二重に包装してください ストライカー Trauma & Extremities は 米国では ANSI/AAMI ST79 に準拠し FDA により認可された滅菌用包装材料を使用することを推奨しています 最終段階で滅菌される医療機器の包装は以下の規格 要件を満たす必要があります EN ISO 11607 蒸気滅菌に適していること 機器および滅菌包装材が機械的損傷を受けないよう十分に保護されていること 器具とインプラントトレイの重量に適切なグレード 硬質滅菌容器一般的に使用される二重包装滅菌法に加え ステンレス鋼製トレイを使用して ストライカー Trauma & Extremities によって提供される再使用可能な医療用装置を滅菌するという同じ目的に Aesculap JK シリーズ硬質滅菌容器を使用できます ( 例 1 および 2 を参照 ) 注記 : 着脱可能ドロアトレイを使用する場合は 積載および包装の状態によって 乾燥作業の変更が必要になることがあります ストライカー Trauma & Extremities では 乾燥時間を 45 分に延長するか 着脱可能ドロアトレイを 2 つに分けて フルサイズの容器内に並べて配置するようお勧めします 使用する滅菌装置に適した乾燥時間については 各病院の責任において検証してください 硬質滅菌容器を使用する場合は 製造業者 (Aesculap) の取扱説明書をよく読んでください 例 1: 着脱可能ドロアトレイ 例 2: ハーフおよびフルサイズのメタルトレイ 8 * 詳細は付録 3 を参照のこと

5. 滅菌 注意 : 耐熱性の低い材料を使った医療機器をオートクレーブに入れる場合は 上に何も載せないようにしてください! 蒸気滅菌 ( 湿式過熱 ) が推奨されます オートクレーブ処理は 医療機器の滅菌が可能な処理としてストライカー社が検証した方法ですが オートクレーブの設計や性能が処理効果に影響する場合があります 各医療機関は 日頃医療機器を操作している技師に実際に使用しているオートクレーブを稼働させることで 処理効果を検証してください 滅菌処理 オートクレーブによる蒸気 ( 湿式過熱 ) 滅菌では 前もって真空ポンプで強制的に空気抜きを行うことが推奨されます オートクレーブは EN 285/ EN 13060 EN ISO 17665 および ANSI AAMI ST79 の規格に準拠し 検証 保守点検を行ってください ストライカー社は 医療機器をトレイ ( ケース ) ごと滅菌する方法としてオートクレーブ処理の検証を行いました 機器はトレイに載せた状態で滅菌されます トレイに留め具や凹所があり 複数の部品からなる器具も組み立てた状態のまま設置できるようになっている場合は 滅菌作業のために器具を分解する必要はありません 右表に ストライカー Trauma & Extremities が検証し 推奨する滅菌パラメータを示します 注意 : ストライカー Trauma & Extremities は 再使用可能な器具に フラッシュ 滅菌を採用することはお勧めしません USA* 方法 サイクル 温度 1 曝露時間 方法 サイクル 1 曝露時間 温度 EN ISO 17665 および ANSI/AAMI ST79 に従った湿式過熱滅菌 事前真空方式 (Pre-Vac) 132 C (270 F) 4 分間 乾燥時間 ² 30 分間 ( 最小乾燥時間 チャンバー内 ) 冷却時間 60 分間 ( 最小冷却時間 室温 ) USA 以外 * EN ISO 17665 に従った湿式過熱滅菌 飽和蒸気 強制的な空気抜き 4 分間世界保健機関 (WHO) ロベルト コッホ研究所 (RKI) などの推奨に従い 曝露時間は 18 分まで延長することができる ストライカー Trauma & Extremities の医療機器はこうした滅菌サイクルに耐える製品である 132~137 C (270~277 F) 乾燥時間 ² 推奨 : 30 分間 ( 最小乾燥時間 チャンバー内 ) 警告 : ストライカー Trauma & Extremities は 蒸気滅菌に Trauma & Extremities が検証していない硬質容器を使用することはお勧めしません ( 第 4 章 包装 の承認済み構成を参照 ) 検証していない硬質容器を使用した場合 その構成によって蒸気の浸透が制限され 医療機器の効果的な滅菌と乾燥が妨げられる可能性があります 該当する IFU ( 取扱説明書 ) に記載がない限り 単回使用のインプラントおよび器具は再滅菌しないでください 1 曝露時間 : 機器およびチャンバー全体が滅菌温度にある時間 2 乾燥時間 : チャンバーから蒸気を抜き チャンバー内の圧力を下げ 排気を続けるか 温風その他の気体を注入 排出するか いずれかの方法により凝縮液を蒸発させるのに必要な時間 乾燥時間は 積載状態と包装状態 包装方法 および包装材により異なります 使用する滅菌装置に適した乾燥時間については 各病院の責任において検証してください 9

5. 滅菌 EN ISO 17665 により 滅菌方法や滅菌装置の検証を行う最終責任は病院にあることをご承知置きください 最適な処理を確実に行うには 各滅菌チャンバー 包装方法 積載状態について すべての方法を全サイクルにわたって検証してください * 注意 : これらのパラメータは必ずしもストライカー Trauma & Extremities の全製品ラインに適用されるものではありません 例外については 別途検証された滅菌方法が適用されます これについては使用説明書に記載されており 義務的な性質の特例となっています 製品に添付文書がない場合 ある製品に適用可能な滅菌パラメータについて疑義がある場合は メーカーにお問い合わせください メーカーの所在地は第 7 項を参照してください 他の滅菌法 (UK NL など )* 方法 サイクル 1 曝露時間 温度 EN ISO 17665 に従った湿式過熱滅菌 飽和蒸気 強制的な空気抜き 3 分間世界保健機関 (WHO) ロベルト コッホ研究所 (RKI) などの推奨に従い 曝露時間は 18 分まで延長することができる ストライカー Trauma & Extremities の医療機器はこうした滅菌サイクルに耐える製品である 134 C~138 C (273 F~280 F) 乾燥時間 ² 推奨 : 30 分間 ( 最小乾燥時間 チャンバー内 ) 6. 使用前の保管 滅菌後の医療機器は滅菌包装材に入れ 埃のない乾燥した場所に保管してください 保管期間は無菌遮断方法 保管方法 環境条件 取扱い条件などにより異なります 滅菌済みの医療機器の次回使用までの最長保管期間は 各医療機関で決定してください 1 曝露時間 : 機器およびチャンバー全体が滅菌温度にある時間 2 乾燥時間 : チャンバーから蒸気を抜き チャンバー内の圧力を下げ 排気を続けるか 温風その他の気体を注入 排出するか いずれかの方法により凝縮液を蒸発させるのに必要な時間 乾燥時間は 積載状態 包装方法と包装材により異なる 各病院の責任で 使用する滅菌装置に適した乾燥時間を検証する 10

7. ストライカー Trauma & Extremities 医療機器製造元 Stryker Trauma GmbH Prof.-Küntscher-Str. 1-5 D-24232 Schönkirchen ドイツ電話 : +49-4348-702 0 Stryker Leibinger GmbH & Co KG Boetzinger Str. 41 D-79111 Freiburg ドイツ電話 : +49-761-4512 0 Stryker GmbH Bohnackerweg 1 CH-2545 Selzach スイス電話 : +41-32-641 6666 8. 参考資料 ( 一部の国のみ ) 1. EN ISO 11607 (ANSI AAMI ISO 11607): 最終段階で滅菌される医療機器の包装 2. EN ISO 17665 (ANSI AAMI ISO 17665): ヘルスケア製品の滅菌 - 湿熱 3. ANSI/AAMI ST77: Containment devices for reusable medical device sterilization ( 再使用可能な医療機器の滅菌のための保管装置 ) 6. 曝露時間に関する世界保健機関 (WHO) およびロベルト コッホ研究所 (RKI) による推奨事項 : WHO/CDS/CSR/APH/ 2000.3 付録 III 第 2 項の 6 RKI Bundesgesundheitsblatt 通知 2002 年 4 月 45:376-394 表 11 7. Verbund für angewandte Hygiene e.v.(vah) Desinfektionsmittel- Liste, (VAH 消毒剤リスト DGHM 消毒剤リストに置き換える ) 4. ANSI/AAMI ST79: Comprehensive guide to steam sterilization and sterility assurance in health care facilities ( 医療機関における蒸気滅菌および無菌性保証の総合ガイド ) 5. EN ISO 17664 (ANSI AAMI ST81): 医療機器の滅菌 再滅菌可能な医療機器の処理に関して製造業者が提供すべき情報 11

付録 1 作業手順の検証に使用した洗浄剤および消毒剤 アルミニウム合金を使用した医療機器には 中性の洗浄剤 消毒剤を使用してください * 強アルカリ性の洗浄剤やヨウ素または塩素を含む溶液を使うと アルミニウムが溶解 腐食し 機器の破損の原因になることがありますので 使用は避けてください 自動洗浄 ( 洗浄消毒器による洗浄 ) にはできるだけ弱アルカリ性 (ph 10.9 まで ) の洗剤を使用してください ただし 各機器について推奨される洗剤がある場合は これを使用してください 必ず 洗剤メーカーが提供する説明書に従って使用してください メーカーの説明書および安全性データシートに従い 作業員の身体保護具を用意してください 下記以外の洗剤を使用する場合は メーカーの情報 物理試験などを参照し 適合性を確認してください 以下の事項は必ず遵守してください 洗浄剤や消毒剤のメーカーによる説明 指示 警告などに従うこと 金属やプラスチックを材料とする医療機器の洗浄 消毒用の洗剤のみ使用すること (VAH/DGHM FDA 承認または CE マークにより ) 効果が承認された消毒剤のみ使用すること 以下に挙げる物質が洗浄剤や消毒剤に含まれていないことを確認してください 有機酸 鉱酸および酸化性酸 ( 最少許容 ph 値 5.5) 強アルカリ溶液 ( 最大許容 ph 値 10.9*) 有機溶剤 ( 例 : アセトン エーテル アルコール ベンジン ) 酸化剤 ( 例 : 過酸化物 次亜塩素酸 ) ハロゲン ( 塩素 ヨウ素 臭素 ) ハロゲン化芳香族炭化水素 注 : 以下にストライカー Trauma & Extremities が本文書の作業手順の検証に使用した洗浄剤の一覧を示します 他にも使用できる製品があり ストライカー Trauma & Extremities は以下の製品を他製品に優先して使用するよう推奨しているわけではありません 他製品も使用する機器によっては同等あるいはそれ以上の効果が期待できる可能性があります 前洗浄用および手作業による洗浄用の洗剤 ( 検証に使用 ) メーカー製品名備考 Johnson and Johnson Cidezyme/Enzol アルミニウム製の機器に適 している 手作業による消毒用の洗剤 ( 検証に使用 ) メーカー製品名備考 Johnson and Johnson Cidex OPA アルミニウム製の機器に適 している 洗浄消毒器による自動洗浄 消毒用の洗剤 ( 検証に使用 ) メーカー製品名備考 Dr. Weigert Neodisher Mediclean forte アルミニウム製の医療機器 には推奨されない * * アルミニウム製の機器には 中性洗剤 酵素洗剤の使用が推奨される (Neodisher Medizym など ) 12

付録 2 医療機器作動状況点検ガイドライン 以下に 繰り返し使用というラベルがあるストライカー Trauma & Extremities の医療機器すべてに適用する必要があるガイドラインを示します 以下に示す機能点検は 他の器具や部品との接合部分についても実施されます 以下に示す故障モードが発生するのは 製品寿命に達した場合 誤用や整備不良の場合などです ストライカー Trauma & Extremities は再使用可能な医療機器について 通常 最大使用回数を規定していません 再使用可能な医療機器の耐用年数は 使用法 使用期間 不使用時の取扱いなどさまざまな要因により異なります 各医療機器の耐用年数を決定する最良の方法は 使用前に慎重に点検し 機能テストを行うことです ただし 機器によっては耐用年数が決定 確認され 使用回数または有効期限として明示している場合があります 繰り返し使用ドリルビットの機能点検 接合部の腐食 説明と機能 : 繰り返し使用ドリルビット チューブ付きドリルビット 座金 タップ コアドリル 潜在的な故障モード : 接合部の不具合 ( 腐食 ) 刃溝の摩損や摩耗 先端 螺旋溝の歪み 予防保全 : 定期的に機能点検 目視点検を行ってください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください 先端の摩損 摩耗ドリルの先端を点検する ( 赤丸部分 ) 刃溝のくぼみ 13

付録 2 ドリルビット : 概要 ドリルビット : ねじれ ドリルビット : 刃溝の摩損 摩耗 ドリルビット : 螺旋溝 - 刃溝の歪み ドリルビット : 刃溝や螺旋溝の摩損 摩耗 14

付録 2 リーマの機能点検 説明と機能 : 髄内用リーマ リーマの頭 リーマシャフト部 リーマシャフト : 歪み 潜在的な故障モード : 接合部の不具合 刃溝の摩損や摩耗 リーマシャフト部の先端 螺旋溝の歪み 予防保全 : 定期的に機能点検 目視点検を行ってください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください 使用後すぐにシャフトから汚れを除去しないと 蓄積して次の滅菌時に焼き固まる可能性があります リーマビット : 刃溝の摩損 摩耗 フレキシブルリーマーの損傷を防ぐため シャフトを湾曲しすぎないようにしてください 参考として最大直径が 長さの半分を超えるほど湾曲させないようにしてください 再使用可能フレキシブルリーマーの再処理の詳細なガイダンスについては 付録 3 を参照してください 刃溝の潰れ 刃溝や先端の摩損 摩耗 15

付録 2 スクリュードライバーの刃の機能点検 説明と機能 : 自動停止機能の有無に関わらず さまざまな先端形状のスクリュードライバー 潜在的な故障モード : 刃の歪み ( ねじれ ) 刃の歪み ( 摩損 ) 刃の折損による自動停止機能の不具合 スクリューの頭に対応する先端部分の摩損 摩耗 予防保全 : 自動停止機能があるスクリュードライバーには 適切な器具用スプレーを使用してください 定期的に機能点検 目視点検を行ってください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください 対応する備品 ( スクリュードライバーに対応するスクリュー ) について定期的な機能点検を行ってください 六角ドライバーの先端 : 折損 六角ドライバーの先端 : 歪み 六角ドライバーの先端 : 摩損 16

付録 2 六角ドライバーの先端 : 歪み 六角ドライバーの先端 : 歪み ガンマラグスクリュードライバー : 歪み ペグの折損 17

付録 2 ガンマラグスクリュードライバーの先端部ロッド : 破損 脱線 同上 同上 トルクリミッタの機能点検 説明と機能 : 解除機能の有無に関わらず すべてのトルクリミッタや表示器を含む 潜在的な故障モード : 摩耗による誤作動 腐食や汚れ 予防保全 : 自動停止機能があるスクリュードライバーには 適切な器具用スプレーを使用してください トルク試験機を使用してトルク精度を頻繁に点検してください 説明書に従い 定期的に機能点検や目視点検を行ってください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください 18

付録 2 ベンディング器具の機能点検 説明と機能 : インプラントを曲げるために使用する器具 潜在的な故障モード : 隣接面の腐食 種類が違う金属の接合部の腐食 頻繁に使用する機能面の腐食 レーザー彫刻部の腐食 端部の歪みや破損は インプラントの破損 特に機能面での不具合の原因となることがあります 予防保全 : 定期的に機能点検 目視点検を行ってください 可動部や合わせ面には 適切な器具用スプレーを使用してください 点検の際に誤差があればすべて是正してください 使用後 洗浄後には加湿してください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください ベンディング用鉗子 : 切断部の表面に腐食 鉗子の分岐部に誤差 レーザー刻印部にわずかな腐食 19

付録 2 はさみと切断器具の機能点検 説明と機能 : 組織や骨の切断に使用するすべての器具 ( はさみや骨刀 ) およびインプラントの切断に使用するすべての器具 ( カッターなど ) 潜在的な故障モード : 刃先の破損 切断機能の劣化 スプリングの破損 連結部の不具合 予防保全 : 可動部や合わせ面には 適切な器具用スプレーを使用してください 器具の取扱いに注意してください 器具の臨床使用前に 刃先の点検を行ってください 刃先や器具の先端に破損があると 切断機能が制限される場合があります 連結部がある器具に使用する潤滑油として ストライカー社はシリコンを使わない非鉱油系潤滑油を推奨します 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください はさみの先端 はさみの先端の破損 - 切断機能が制限される場合があります 刃先の破損 - 切断機能が制限される場合があります 正常なカッター スプリングの破損 連結部の不具合 20

付録 2 照準器の機能点検 説明と機能 : インプラント ( ネイル プレート ) の固定用穴を特定する照準器 潜在的な故障モード : 器具の打痕 ポリマー材のひび割れ スレッドの破損 ネイルアダプタの歪み 接合ピンの位置ずれ 予防保全 : 可動部や合わせ面には 適切な器具用スプレーを使用してください 器具の取扱いに注意してください 照準器に打撃を与えないでください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください 器具金属部の打痕 ポリマー材のひび割れ 機能面の打痕 ひび割れ 21

付録 2 ネイルアダプタの歪み スレッドの破損 接合ピンの位置ずれ ( ピンの面が表面と同一でなければならない ) 22

付録 2 ドリルガイドの機能点検 説明と機能 : ドリリング中の軟組織保護用のスリーブ 潜在的な故障モード : 表面のかき傷 スリーブ先端のくぼみ 予防保全 : 可動部や合わせ面には 適切な器具用スプレーを使用してください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください ドリルガイド : 外観 ドリルガイドスリーブスリーブ先端のくぼみ 軟組織保護用スリーブ : 外観 組織保護用スリーブ : スリーブ先端のくぼみ ドリルガイドスリーブ表面のかき傷 軟組織保護用スリーブ : 軟組織保護用スリーブ先端のくぼみ 組織保護用スリーブ : アセンブリ部による表面の破損 ドリルガイド : ドリルガイド先端のくぼみ 23

付録 2 鉗子 クランプ 保持器具の機能点検 説明と機能 : 骨片の位置再現 ワイヤーテンショナーを使ってワイヤーを張った後のワイヤーの締め付け 潜在的な故障モード : 機能面の歪み ( 歯や固定機能など ) ハンドルの緩み 隣接面の腐食 部品の接合部の腐食 頻繁に使用する機能面の腐食 レーザー刻印部の腐食 締め付けディスクが腐食すると圧力がかかったときに破損することがあります 予防保全 : 可動部や合わせ面には 適切な器具用スプレーを使用してください 故障の場合は 使用を停止し 器具を交換してください 再使用の前に必ず 締め付けディスクに特に気をつけてワイヤーポストを点検してください 腐食の兆候やひび割れがある場合には そのワイヤーポストを使用しないでください 鉗子の歯の歪み 固定機能の劣化 鉗子のハンドルの歪み ワイヤーテンショナーの締め付けディスクの応力腐食 鉗子の歯の歪み 24

付録 3 再使用可能フレキシブルリーマーの再処理 再処理 : 再使用可能フレキシブルリーマーシャフトは 洗浄の要求が厳しいインストルメントとされています それぞれの場合において 洗浄 滅菌 点検 およびメンテナンスの手順に厳密に従う必要があります さらに 次の技術的情報を取り入れる必要があります 使用直後に まず紙で全体の汚れを拭き取る必要があります また 機器をすすぐこと アルデヒドを含まない消毒液を入れた浸漬槽に機器を浸すことを強く推奨します 使用直後の汚れがシャフトから落ちない場合 その後の滅菌で付着物が発生し 永久に焼き付く可能性があります フレキシブルリーマーシャフトは ブラシでこするかすすぐ度に湾曲および回転させ 汚れが落ちやすくなるようにする必要があります 手作業より自動洗浄処理が好ましく 可能な場合にはこれを行います 自動洗浄処理の方が高い再現性および信頼性が得られます 自動洗浄による方法 : チューブを洗浄消毒器のすすぎ用注水口につないでください 注水口に直接つなぐことができない場合は ジェット噴射部にチューブを設置するか 射出槽の射出スリーブに挿入してください 手作業で行う場合は 前洗浄手順を実施する必要があります この手順は超音波洗浄器で実施することを推奨します 予防保全 : 各医療機器の耐用年数を決定する最良の方法は 滅菌準備前に慎重に点検し 機能テストを行うことです 特にスパイラル部分では 変形により機器の洗浄性が低下し 汚れがスパイラル部分に入る可能性があるため 損傷の有無を目視で確認する必要があります フレキシブルリーマーシャフトは確立されたステンレスインストルメントスチール a を使用して制御された処理環境で製造され 耐用年数期間中に酸化 ( 腐食 ) しないように不活性ガス条件下で溶接します 洗浄および消毒処理の資格 : 記載されているマニュアルおよび自動による方法が適切であることを示すため フレキシブルリーマーシャフトに対して標準化微生物学的効率性比較対象試験を実施しました 芽胞を含有する人工的汚染を使用した最悪な場合の条件下でシャフトを汚染させました 説明書に従ってシャフトを再処理後 芽胞の現象が確認されました 手作業と自動による方法は 別々に適切とされました 少なくとも 3 log step の芽胞数減少を容認できると見なしました b すべての一連の試験において リーマーシャフトで少なくとも 3.4 log step の対数減衰を達成しました 得られたデータに基づき 再使用可能フレキシブルリーマーシャフトに対して行う場合に 両方の洗浄処理が適切であることが無事に示されました c a EN 10270-3 / EN 10088-1 b AAMI TIR 30:2011 セクション 7.5 c 試験報告書 #083333-10A/B # 114764-10A/B Medical Device Services GmbH Gilching ドイツ 報告書は要求に応じてご提供いたします 25

注 26

注 27

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