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Ⅰ. 事業概要 1. 調査 研究事業平成 26 年度は鉄源需給関連データの整備 充実に努め 国内動向とあわせ 中国 韓国 台湾 米国等海外データの収集を図るとともに 定例調査として鉄鋼蓄積量の推計 鉄スクラップ流通量調査による地域別流通実態の把握 市況モニター調査等を行い 合わせて加工スクラップ発生

化繊輸入は 近年上昇を続けており 2016 年は前年比 10% 増の 43 万トンとなりました 素材別には ポリエステル F 長繊維不織布が中心ですが 2016 年はポリエステル S の輸入も大幅増となりました 化学繊維輸出推移 化学繊維輸入推移 生産が微減 輸出が横ばい 輸

< 目次 > A. 総括 用語と内訳 A-1 生産額 1 機体 ( 機体本体 機体用部品 付属装置 室内装備 ) A-2 生産額 ( 分類 45 航空機のみ : 除 通信機器 タイヤ等 ) 2エンジン ( エンジン本体 エンジン用部品 ) B. 暦年 3 機器 補機等 ( エンジン用補機 航空計器

Microsoft Word ミル消費報告2014

,798 14, kg ,560 10, kg ,650 2, kg ,400 19, kg ,

平成28年 成田空港貿易概況(速報)

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製造業3. 東北の産業構造 ( 製造業 ) (1) 製造業 1 概況 製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% の増加 平成 26 年の東北地域の製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% と3 年連続の増加となった また 全国に占める割合は5.5% と前年

調査レポート NO42 目が離せない中国のスクラップ輸出 ( その 2) 目 次 年 6 月の鉄スクラップ輸出 (1) 輸出量全体 (2) 輸出品種

特集 平成 2 5 年 5 月 2 2 日東京税関調査部調査統計課 金の輸出入 2012 年の世界の金需要は 4,405 トン 2012 年に合金も含む金を日本は 132 トン輸出し 11 トン輸入しています 日本の 2006 年から 2010 年の平均年間金産出量は 10 トン足らずですが 200

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月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

ビール系飲料の輸入

電気事業分科会資料

6 アルミニウム (Al) 6.1 マテリアルフロー分析 (1) 世界の地金生産アルミニウムの原料であるボーキサイトの世界の鉱石埋蔵量は 概算 27,000 百万 t といわれている ボーキサイトは日本国内では産出しない 2009 年のアルミナの世界生産量は 76,400 千 t であり 主な生産地

1 概 況

扉〜目次

企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 9 月調査 ) 2008 年 10 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

中国の 2030 年鉄源需給を展望するにあたり世界にインパクトが大きいと思われる2 点を取り上げる 1. 粗鋼減産 ;2014 年 8 億 2,270 万 t の粗鋼生産は 2030 年に6 億 8,000 万 t に減少するとした中国 冶金工業規格研究院見通しに対して 減産の現実性や影響について分

平成 30 砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し 表 -1: 砂糖の需給見通し期間平成 29 砂糖年度項目 ( 実績見込み ) ( 単位 : 千トン ) 平成 30 砂糖年度 10 月 -12 月 1 月 -3 月 4 月 -6 月 7 月 -9 月 合計 消 分蜜糖 1,

報通信の現況 コンテンツ市場の動向 マルチユース市場の内訳をみると 映像系コンテンツ 1 兆 4,243 億円の主な内訳は 地上テレビ番組が 5,074 億円 映画ソフトが 4,884 億円 衛星 CATV 番組が 3,530 億円となっている 音声系コンテンツの内訳は 音楽ソフトであり 1,353

Taro-09 概要.jtd

参考資料2 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 2016年

第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2017 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 7,006 億円 ( 前年比 27.4% 増 ) で前年より増加し 4 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等であった 2017 年の九州の自動車生産台数

調査レポート NO 年の蓄積量から推定した韓国と中国の自給化状況 要旨. Prat 1 鉄鋼蓄積には回収できないもの 永久に使い続けるもの 不法投棄のものなどを含む 存在する国 ( 地域 ) の国土 鉄鋼業の歴史 社会を背負っており単純な国際比較はできない どんな経緯で今の蓄積があるか

< 図表 1> 米国の仕出し国 地域別自動車部品輸入実績 ( 単位 :100 万ドル ) 輸出国 シェア 1 メキシコ 11,740 13,692 16,045 17,056 19, % 2 カナダ 7,638 8,253 8,932

平成27年版高齢社会白書(全体版)

目次 小麦の流通の概要 小麦の種類と用途 現行の輸入小麦の政府売渡

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度 わが国は エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し 衣食住の面で欠くことのでき ない多くの資源を輸入に頼っている わが国海運は こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている 石 炭 100% 原 油 99.6% 天然ガ

図 2 製材品の流通経路 供給者 ( 製材工場 ) 製材品出荷量 (1+2+3) 製材品計 943 万 4 千m3 (100.0%) 国産材計 644 万 6 千m3 ( 68.3% 56.9%) 外材計 298 万 8 千m3 ( 31.7% 43.1%) 1 建築業者等 ( 需要者 ) への出荷

無印良品のスキンケア

愛媛の工業 ( 速報 ) - 平成 30 年工業統計調査 ( 速報 ) 結果から - 平成 29 年の愛媛県の製造業について ( 従業者 4 人以上の事業所 ) この速報は 平成 30 年 6 月 1 日現在で実施した 平成 30 年工業統計調査 をもとに 愛媛県内の製造事業所 ( 従業者 4 人以

シニア層の健康志向に支えられるフィットネスクラブ

第1章

以上転入 人口のあゆみ 人口の推移と年齢別転入 転出数 平成 9 年 月に市の人口は 万人を突破しました 市は大正 年に人口約 万人でスタートし 昭和 年には 万人 昭和 年には 0 万人になりました 終戦直後の昭和 0 年 月には 0 万人まで減少しましたが その後 高度経済成長期 ( 昭和 0

データ集 採用マーケットの動向 学生の動向 企業の採用動向 大学の就職支援 付録 ( 添付資料 ) -45-

資料 4 明石市の人口動向のポイント 平成 27 年中の人口の動きと近年の推移 参考資料 1: 人口の動き ( 平成 27 年中の人口動態 ) 参照 ⑴ 総人口 ( 参考資料 1:P.1 P.12~13) 明石市の総人口は平成 27 年 10 月 1 日現在で 293,509 人 POINT 総人口

希少資源とベースメタルの リサイクル

調査結果の概要 1 人口 (1) 本県の人口 平成 30(2018) 年 10 月 1 日現在の本県の総人口は 1,952,926 人 ( 男 973,794 人 女 979,132 人 ) で 平成 29(2017) 年 10 月 1 日現在に比べ9,037 人の減少 ( 男 3,309 人減少

調査レポート NO46 2 鉄スクラップ供給力の分析による鉄鋼生産の方向性 世界 31 ヵ国の鉄鋼蓄積量を推計し 3 グループに分割して展望 7 頁を修正 目 次 はじめに

国内主要112行の第2四半期決算(中間期)預金・貸出金等実態調査

調査レポート NO51 2 ベトナムの鉄鋼 鉄源需給の現状 目 次 はじめに 年の粗鋼生産 (1) 粗鋼全体

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

7. 鉄 (Fe) 7.1 マテリアルフロー分析 鉄鋼製品は 鉄鉱石を主原料として高炉と転炉を用いる転炉法と 原料として主に鉄スクラップを用いて電気炉で製鋼する電気炉法の 2 種の製鋼法で製造される 国内粗鋼生産量は 1995 年には 1 億 164t であったが 1998 年には 9,355 万

第4章 日系家電メーカーにおけるグローバル化の進展と分業再編成

特集 平成 30 年分成田空港貿易概況 ( 速報 ) 平成 31 年 1 月 23 日 ( 水 ) 東京税関 本資料における 2018 年 の数値は速報値 本資料における 伸率 とは前年との比較によるもの 本資料における対中国の貿易額には対香港及び対マカオの貿易額を含む

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第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2016 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 3,346 億円 ( 前年比 15.6% 増 ) と 3 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等となっている 2016 年の九州の自動車生産台数は 135

はじめに日本アジア投資促進協議会及び資源新報社が企画した インド リサイクル調査ツアー に参加する機会を得た わずか4 日間の視察ツアーであったが インドの鉄鋼業やリサイクルの現状の一端を知るきっかけを得 活気あるインドを肌で感じることができた これを機会に この国の鉄鋼業について整理し 使用鉄源を

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一企業当たりの事業所数は 14. 事業所 ( 前年度差.6 事業所減 ) 常時従業者数 499 人 ( 前年度比.8% 減 ) 売上高は 23.4 億円 ( 同 2.9% 減 ) 製造企業の一企業当たりの売上高は 億円 ( 前年度比 3.9% 減 ) 営業利益は 1 億円 ( 同.6%

プレス資料

輸入動向平成 29 年の横浜税関における 自動車の輸入実績は 数量が 153,835 台 ( 対前年同期比 0.7% 増 ) 金額が 6,154 億 19 百万円 ( 同 12.5% 増 ) でした また 全国においては 数量が 359,907 台 ( 対前年同期比 2.4% 増 ) 金額が 1 兆

鶏卵流通統計調査 ( 平成 30 年 ) - 鶏卵生産量は 前年に比べ 1.0% 増加 - 調査結果 1 鶏卵の生産量平成 30 年の鶏卵生産量は262 万 7,764tで 前年に比べ1.0% 増加した 平成 31 年 3 月 5 日公表 図 1 鶏卵生産量の推移 ( 全国 ) ( 万 t) 270

輸入動向 Page 2 輸入額は増加 数量は減少傾向 額は 年毎に増減はあるものの増加傾向で 昨年 (215 年 ) の輸入額は392 億円と過去最大となりました これは 1 年前 (25 年 ) の約 1.5 倍 15 年前の約 2 倍の金額となります 特にコロンビア産のカーネーション マレーシア

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7 鉄 (Fe) -71-

資料5 汚濁負荷量の状況

アジア近隣 5 カ国における牛乳乳製品の輸入動向 資料 5-2 各国とも輸入額全体に占める脱脂粉乳及び全脂粉乳の割合が高い 高付加価値商品の販売が見込めるチーズ 育児用粉乳等についても各国で一定の割合を輸入 中国の輸入市場は規模が大きく 最近伸びているが割合の小さい LL 牛乳 (2.6%) 市場で

プレス資料

企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 12 月調査 ) 2009 年 1 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

平成 23 年航空輸送統計 ( 暦年 ) の概況について 平成 2 4 年 3 月 2 8 日国土交通省総合政策局情報政策本部情報政策課交通統計室担当 : 川口 (28742) ( 要旨 ) 1. 国内定期航空輸送実績 平成 23 年 (1 月 ~12 月 ) における国内定期航空輸送の旅客数は 7

2013 年 2 月 27 日 富士重工業 2013 年 1 月度 生産 国内販売国内販売 輸出実績 ( 速報 ) 生産 ( 単位 : 台 %) 台数 前年比 登録車 49, % 国内生産 軽自動車 0 0.0% 計 49, % 海外生産 登録車 16,

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目 次 Ⅰ. 総括編 1. 世界各地域の人口, 面積, 人口密度の推移と予測およびGDP( 名目 ) の状況 ( 1) 2. 世界の自動車保有状況と予測 ( 5) 3. 世界の自動車販売状況と予測 ( 9) 4. 世界の自動車生産状況と予測 ( 12) 5. 自動車産業にとって将来魅力のある国々 (

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はじめに 2012 年の鉄スクラップ輸出量は 史上第 2 位の 860 万 tを記録した しかし年平均対ドル円レートは 73 年 2 月の変動相場制移行後 最高値の 円だった 円高にも関わらず輸出増となったことについて 鉄スクラップ固有の特徴が存在すると捉え検証した 図表 1 鉄スクラッ

平成29年版高齢社会白書(全体版)

表紙

トラック運送事業の経営実態 全日本トラック協会は全国のトラック運送事業者 2,188 社 ( 有効数 ) の平成 25 年度事業報告書に基づき集計 分析した 経営分析報告書 ( 平成 25 年度決算版 ) をまとめた 全日本トラック協会が平成 4 年度から発行しているこの報告書は 会員事業者が自社の

別添 4 レファレンスアプローチと部門別アプローチの比較とエネルギー収支 A4.2. CO 2 排出量の差異について 1990~2012 年度における CO 2 排出量の差異の変動幅は -1.92%(2002 年度 )~1.96%(2008 年度 ) となっている なお エネルギーとして利用された廃

ビール系飲料の輸入

ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 2011 年は 数量 価額ともに過去最高 平成 24 年 11 月 21 日 門司税関 はじめに ぶり は 刺身 寿司 照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが 近年 その ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 2011 年全国税関別

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3.ごみの減量方法.PDF

シンデレラ合宿


製品案内 価格表 2014/4/1



PART GDP ( 人 ) 2,500,000 一般 特定派遣労働者数の計 一般派遣労働者数 2,000,000 2,022,035 特定派遣労働者数 1,842,841 1,672,398 1,7

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

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鉄源流通量調査結果 (2016 暦年 ) 1. 主要指標 2016 年 ( 平成 28 年 ) の主要指標を図表 1に示した 2016 年の粗鋼生産量は2 年連続の前年減となる1 億 477 万トンとなった ( 対前年 36 万トン減 同 0.3% 減 ) 炉別に見ると 転炉は3 年ぶりの前年増となる8,151 万トン ( 同 44 万トン増 同 0.5% 増 ) 電炉は2 年連続の前年減となる2,326 万トン ( 同 80 万トン減 同 3.3% 減 ) となった 国内の鉄スクラップ購入量は2 年連続の前年減となる2,185 万トン ( 同 17 万トン減 同 0.8% 減 ) となった 内訳を見ると 域内調達量は2 年連続の前年減となる1,879 万トン ( 同 16 万トン減 同 0.8% 減 ) 域内調達率は2 年ぶりの低下となる86.0%( 同 0.1ポイント低下 ) となり 域外調達量は2 年連続の減少となる306 万トン ( 同 1 万トン減 同 0.4% 減 ) となった 一方 炭素鋼スクラップ (HSコード:7204.41.000 7204.49.100 7204.49.200 7204.49.900) の輸出量は2 年連続の前年増となる852 万トン ( 同 95 万トン増 同 12.6% 増 ) となった スクラップ出荷量合計 ( 購入量と輸出量の合計 ) は4 年ぶりの前年増となる3,036 万トン ( 同 78 万トン増 同 2.6% 増 ) となった 図表 1 主要指標推移 スク国内 ラップ 単位 : 1,000M.T, % 対前年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 増減 % 購入量 24,216 24,681 22,015 21,845 169-0.8% 域内調達量 20,618 20,767 18,947 18,789 158-0.8% ( 域内調達率 ) 85.1 84.1 86.1 86.0 0.1 - 域外調達量 3,598 3,913 3,068 3,057 11-0.4% 1) 輸出量 2) 出荷量計 7,938 7,193 7,563 8,515 952 12.6% 32,154 31,874 29,577 30,360 783 2.6% 転炉粗鋼生産量 3) 電炉粗鋼生産量粗鋼生産量計 85,680 84,987 81,077 81,513 436 0.5% 24,915 25,679 24,057 23,261 796-3.3% 110,595 110,666 105,134 104,774 360-0.3% * 対象は全て炭素鋼スクラップのみ 1) HS コード : 7204.41.000 7204.49.100 7204.49.200(2015 年 1 月以降 ) 7204.49.900 の合計 2) 出荷量計 = 国内購入量 + 輸出量 3) 電炉粗鋼生産量 = 粗鋼生産量計 - 転炉粗鋼生産量 製鋼法別のスクラップ消費量 ( 購入スクラップの他 自家発生スクラップなどを含む ) を図表 2に示した クォータリーてつげんVol.62 2014 秋号の特集記事 3で示したように 2014 年 1 月の 生産動態統計 の改正により 銑鉄の全国消費量 在庫量 転炉 電炉 鋳物用等の需要部門別消費量 在庫量が把握出来なくなり 銑鉄消費量 銑鉄配合比 鉄屑配合比の算出が不可能となった 従い 以下スクラップ消費量に関してのみ記述する 転炉のスクラップ消費量は 3 年ぶりの前年増となる969 万トン ( 対前年 107 万トン増 前年比 12.4% 増 ) 電炉のスクラップ消費量は 2 年連続の前年減となる2,388 万トン ( 同 102 万トン減 同 4.1% 減 ) となった

粗鋼生産量 鉄源消費量 図表 2 製鋼法別スクラップ消費量 転炉 スクラップ消費量 スクラップ原単位 スクラップ配合率 粗鋼生産量 単位 : 1,000M.T( スクラップ原単位はkg) % 電炉 鉄源消費量 スクラップ消費量 スクラップ原単位 スクラップ配合率 2012 年 82,307 89,797 9,426 114.5 10.5% 24,925 26,414 26,131 1,048.4 98.9% 2013 年 85,680 93,251 10,484 122.4 11.2% 24,915 26,504 26,168 1,050.3 98.7% 2014 年 84,987 n.a. 10,365 122.0 n.a. 25,679 n.a. 26,505 1,032.2 n.a. 2015 年 81,077 n.a. 8,622 106.3 n.a. 24,057 n.a. 24,904 1,035.2 n.a. 2016 年 81,513 n.a. 9,694 118.9 n.a. 23,261 n.a. 23,882 1,026.7 n.a. 対前年 ( 増減 ) 436 1,072 12.6 796 1,022 8.5 (%) 0.5% 12.4% -3.3% -4.1% データ出所 : 経済産業省 *2014 年 1 月の統計調査改正により 鉄源消費量 スクラップ配合率の算定が不能となった 2. 地域別購入量と地域間流通量地域別鉄スクラップ購入量の推移を図表 3に示した 国内の購入量合計は2 年連続の前年減となる2,185 万トン ( 対前年 17 万トン減 同 0.8% 減 ) となった 地域別に見ると 北海道は3 年連続の前年減となる41.2 万トン ( 同 4.3 万トン減 同 9.5% 減 ) 東北も3 年連続の前年減となる101.8 万トン ( 同 2.4 万トン減 同 2.3% 減 ) も3 年連続の前年減となる466.4 万トン ( 同 18.4 万トン減 同 3.8% 減 ) 北陸も3 年連続の前年減となる94.2 万トン ( 同 2.8 万トン減 同 2.9% 減 ) と減少したが は2 年ぶりの前年増となる465.6 万トン ( 同 11.0 万トン増 同 2.4% 増 ) と増加に転じた また は3 年連続の前年減となる564.9 万トン ( 同 24.0 万トン減 同 4.1% 減 ) は2 年連続の前年減となる242.3 万トン ( 同 6.7 万トン減 同 2.7% 減 ) と減少したが は2 年ぶりの前年増となる208.1 万トン ( 同 30.8 万トン増 同 17.3% 増 ) となった 1,000M.T 図表 3 地域別購入量推移 30,000 北海道 25,000 20,000 15,000 23,884 24,216 643 657 1,078 1,144 5,551 5,568 1,061 1,083 4,285 4,313 24,681 560 1,122 5,459 1,069 4,742 22,015 21,845 456 412 1,042 1,018 4,848 4,664 970 942 4,546 4,656 東北北陸 10,000 5,000 0 6,104 6,385 6,368 5,890 5,649 3,015 2,772 2,843 2,490 2,423 2,147 2,293 2,516 1,773 2,081 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年

図表 4 鉄源の地域別流通状況 (2016 年 ) 単位 : 1,000M.T, % 出荷元 ( 構成比 ) C 他地区 域外調達率 D 域内 北海道 東北 北陸 A 国内スクラッフ から流入量 調達率 メーカー所在地 購入量計 A-B C/A B/A B 0 0 0 0 0 0 0 0 (1.9) 0 0 北海道 410.9 0 0 1.5 0 0 0 0 0 412.4 1.5 0.4 99.6 0 B 0 0 0 0 0 0 0 (4.7) 0 0 0 東北 0 835.1 167.0 11.9 4.1 0 0 0 0 1,018.1 183.0 18.0 82.0 0 0 B 0 0 0 0 0 0 (21.4) 0 0 0 0 74.8 4,583.1 2.4 1.3 0.7 0 0 1.9 4,664.3 81.1 1.7 98.3 0 0 0 B 0 0 0 0 0 (4.3) 0 0 0 北陸 0 99.0 35.4 715.3 92.2 0 0 0 0 941.9 226.6 24.1 75.9 0 0 0 0 B 0 0 0 0 (21.3) 0 0 0 3.0 3.6 116.2 23.9 4,473.0 32.1 2.2 2.1 0 4,656.3 183.2 3.9 96.1 0 0 0 0 0 B 0 0 0 (25.9) 0 0 0 0 0 173.2 128.3 312.8 4,131.8 725.2 178.1 0 5,649.4 1,517.6 26.9 73.1 0 0 0 0 0 0 B 0 0 (11.1) 0 0 0 0 1.2 31.5 4.1 50.2 100.8 1,746.6 482.9 5.2 2,422.5 675.9 27.9 72.1 0 0 0 0 0 0 0 B 0 (9.5) 0 0 0 1.1 1.1 15.4 0 2.4 1.9 136.4 1,892.9 29.3 2,080.5 187.7 9.0 91.0 ( 構成比 ) (1.9) (4.6) (23.4) (4.1) (22.6) (19.5) (11.9) (11.7) (0.2) (100.0) 0 0 0 G 国内向出荷計 415.0 1,014.8 5,121.9 887.4 4,936.1 4,267.4 2,610.5 2,556.0 36.4 21,845.4 3,056.7 14.0 86.0 H 他地区へ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 流出量 G-B 4.1 179.7 538.8 172.2 463.1 135.6 863.8 663.1 36.4 3,056.7 域外出荷率 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 域内調達量 の計 H/G (1.0) (17.7) (10.5) (19.4) (9.4) (3.2) (33.1) (25.9) (100.0) (14.0) 18,788.6 純流出入量 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 注 B: 域内調達量 H-C 2.6 3.3 457.7 54.5 279.8 1,382.0 188.0 475.4 36.4 0 ( 構成比 ) (6.1) (7.8) (39.4) (5.1) (16.7) (9.8) (3.9) (11.3) (100.0) 調査対象事業所数 : I 輸出量 517.2 661.6 3,356.0 434.4 1,420.1 837.4 328.4 959.7 0 8,515.0 1~3 月期 :86 事業所 ( 構成比 ) (3.1) (5.5) (27.9) (4.4) (20.9) (16.8) (9.7) (11.6) (0.1) (100.0) 4~6 月期 7~9 月期 10~12 月期 : 84 事業所 J 出荷量合計 932.2 1,676.4 8,478.0 1,321.9 6,356.2 5,104.8 2,938.9 3,515.7 36.4 30,360.4 G+I 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 調査対象品種 : 炭素鋼スクラップ 輸出量 : 切削くず及び打抜きくず (HSコード7204.41.000)+ の鉄鋼くず (HSコード7204.49.100 7204.49.200 7204.49.900)

図表 5 地域別購入量内訳 (2016 年 ) 単位 : 1,000M.T 北陸 0.4% 16.4% 北陸 1.2% 0.4% 東北 1.6% 北陸 3.8% 9.8% 北海道 412.4 99.6% 東北 1,018.1 82.0% 4,664.3 98.3% 東北 10.5% 北陸 941.9 75.9% 北陸 0.5% 0.0% 東北 2.5% 0.7% 0.0% 北海道 4,656.3 96.1% 北陸 2.3% 5.5% 3.1% 12.8% 3.2% 5,649.4 73.1% 4.2% 2.1% 北陸 0.2% 1.3% 東北 0.0% 19.9% 0.2% 2,422.5 72.1% 東北 0.7% 北海道 6.6% 1.4% 2,080.5 91.0% * 図表 4 に基づき作成

図表 6 地域別出荷量内訳 (2016 年 ) 単位 : 1,000M.T 輸出 55.5% 北海道 932.2 44.1% 輸出 39.5% 東北 1,676.4 49.8% 輸出 39.6% 8,478.0 54.1% 輸出 32.9% 北陸 1,321.9 54.1% 0.3% 北陸 5.9% 4.5% 0.2% 0.2% 0.4% 2.0% 1.4% 東北 2.0% 北陸 0.4% 0.3% 9.7% 1.8% 0.2% 東北 0.9% 北海道 0.0% 0.8% 4.9% 北陸 1.5% 東北 0.0% * 図表 4 に基づき作成 輸出 22.3% 6,356.2 70.4% 0.0% 2.0% 0.6% 0.0% 輸出 16.4% 5,104.8 80.9% 4.6% 輸出 11.2% 24.7% 2,938.9 59.4% 13.7% 5.1% 輸出 27.3% 3,515.7 53.8%

地域別の流通状況を図表 4 図表 5 図表 6に示した 域内調達量の合計は2 年連続の前年減となる1,879 万トン ( 対前年 16 万トン減 同 0.8% 減 ) となった 地域別に見ると 北海道は3 年連続の前年減となる41.1 万トン ( 同 4.2 万トン減 同 9.3% 減 ) 東北は2 年連続の前年減となる83.5 万トン ( 同 7.1 万トン減 同 7.9% 減 ) は3 年連続の前年減となる458.3 万トン ( 同 17.5 万トン減 同 3.7% 減 ) となったが 北陸は3 年ぶりの前年増となる71.5 万トン ( 同 1.6 万トン増 同 2.3% 増 ) は2 年ぶりの前年増となる447.3 万トン ( 同 2.8 万トン増 同 0.6% 増 ) と増加に転じた は5 年連続の前年減となる413.2 万トン ( 同 7.8 万トン減 同 1.8% 減 ) は2 年連続の前年減となる174.7 万トン ( 同 6.9 万トン減 同 3.8% 減 ) と減少が続いたが は2 年ぶりの前年増となる189.3 万トン ( 同 23.3 万トン増 同 14.0% 増 ) となった 全体の域内調達率は2 年ぶりの低下となる86.0%( 対前年 0.1ポイント低下 ) であった 地域別に見ると 北海道は2 年連続の上昇となる99.6%( 同 0.2ポイント上昇 ) 東北は6 年ぶりの低下となる82.0%( 同 5.0ポイント低下 ) は3 年連続の上昇となる98.3%( 同 0.1 ポイント上昇 ) 北陸は4 年連続の上昇となる75.9%( 同 3.8ポイント上昇 ) は2 年ぶりの低下となる96.1%( 同 1.7ポイント低下 ) は2 年連続の上昇となる73.1%( 同 1.7 ポイント上昇 ) は3 年ぶりの低下となる72.1%( 同 0.8ポイント低下 ) は2 年ぶりの低下となる91.0%( 同 2.6ポイント低下 ) となった 地域間の流通量を図表 7に示した 西送り量合計は3 年連続の前年減となる22.4 万トン ( 対前年 12.1 万トン減 同 35.2% 減 ) となった 内 からの移出量は2 年連続の前年減となる22.0 万トン ( 同 11.9 万トン減 同 35.0% 減 ) であった 3 地域への流入量を見ると への流入量は2 年連続の前年減となる151.8 万トン ( 同 16.3 万トン減 同 9.7% 減 ) 内 西送り量は2 年連続の前年減となる17.3 万トン ( 同 12.8 万トン減 同 42.6% 減 ) 域外調達率は2 年連続の低下となる26.9%( 同 1.7ポイント低下 ) となった への流入量は3 年ぶりの前年増となる67.6 万トン ( 同 0.2 万トン増 同 0.3% 増 ) 内 西送り量は6 年ぶりの前年増となる3.3 万トン ( 同 0.5 万トン増 同 17.4% 増 ) 域外調達率は3 年ぶりの上昇となる27.9%( 同 0.8ポイント上昇 ) となった への流入量は2 年ぶりの前年増となる18.8 万トン ( 同 7.5 万トン増 同 66.0% 増 ) 内 西送り量は2 年ぶりの前年増となる1.8 万トン ( 同 0.2 万トン増 同 13.9% 増 ) 域外調達率も2 年ぶりの上昇となる9.0%( 同 2.6ポイント上昇 ) となった また 3 地域への流入量 238.1 万トンに占める西送り量 22.4 万トンのシェアは3 年連続の低下となる9.4%( 同 4.6ポイント低下 ) となった からの移出量は2 年ぶりの前年増となる53.9 万トン ( 同 0.7 万トン増 同 1.2% 増 ) となり 輸出量は3 年連続の前年増となる335.6 万トン ( 同 29.0 万トン増 同 9.5% 増 ) となり 移輸出量合計では2 年ぶりの前年増となる389.5 万トン ( 同 29.6 万トン増 同 8.2% 増 ) となった 域外出荷率は2 年ぶりの上昇となる10.5%( 同 0.5ポイント上昇 ) となった

図表 7 地域間流通量 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 単位 : 1,000M.T, % 対前年増減 % 西送り量 479 755 741 345 224 121-35.2% 内から 389 675 701 339 220 119-35.0% への流入量 1,283 1,634 1,880 1,680 1,518 163-9.7% 内西送り量 265 526 541 301 173 128-42.6% ( 域外調達率 ) 21.0 25.6 29.5 28.5 26.9 1.7 への流入量 776 853 844 674 676 2 0.3% 内西送り量 193 106 75 28 33 5 17.4% ( 域外調達率 ) 25.7 30.8 29.7 27.1 27.9 0.8 への流入量 210 339 450 113 188 75 66.0% 内西送り量 20 124 125 15 18 2 13.9% ( 域外調達率 ) 9.8 14.8 17.9 6.4 9.0 2.6 からの移出量 661 925 934 532 539 7 1.2% 輸出量 3,129 2,622 2,755 3,066 3,356 290 9.5% 移輸出計 3,789 3,548 3,688 3,598 3,895 296 8.2% ( 域外出荷率 ) 10.8 14.5 14.8 10.1 10.5 0.5 * 西送りとは が 東北 北海道 から購入した量 * 域外調達率 = 他地域からの購入量 / 購入量合計 * 域外出荷率 = 国内他地域への移出量 / 国内向け出荷量計 3. 地域別出荷量と輸出量地域別出荷量の推移を図表 8に示した スクラップ出荷量合計は4 年ぶりの前年増となる3,036 万トン ( 対前年 78 万トン増 同 2.6% 増 ) となった 地域別に見ると 北海道は3 年連続の前年減となる93.2 万トン ( 同 3.1 万トン減 同 3.2% 減 ) 東北は4 年ぶりの前年増となる167.6 万トン ( 同 6.4 万トン増 同 4.0% 増 ) は2 年ぶりの前年増となる847.8 万トン ( 同 12.1 万トン増 同 1.5% 増 ) 北陸は3 年ぶりの前年増となる132.2 万トン ( 同 12.6 万トン増 同 10.6% 増 ) は2 年ぶりの前年増となる635.6 万トン ( 同 16.5 万トン増 同 2.7% 増 ) は4 年連続の前年減となる510.5 万トン ( 同 1 万トン減 同 0.2% 減 ) は2 年連続の前年減となる293.9 万トン ( 同 3.7 万トン減 同 1.2% 減 ) は2 年ぶりの前年増となる351.6 万トン ( 同 36.7 万トン増 同 11.6% 増 ) となった 尚 シェアは北海道 3.1% 東北 5.5% 27.9% 北陸 4.4% 20.9% 16.8% 9.7% 11.6% であった 1,000M.T 図表 8 地域別出荷量 ( 輸出含む ) 推移 35,000 30,000 25,000 32,282 32,154 31,874 995 1,072 1,021 2,047 2,022 1,854 9,219 8,990 9,044 29,577 964 1,612 8,357 30,360 932 1,676 8,478 北海道東北北陸 20,000 1,319 1,341 1,313 1,196 1,322 15,000 6,271 6,463 6,591 6,191 6,356 10,000 5,790 5,713 5,421 5,115 5,105 5,000 0 3,285 3,052 3,096 2,976 2,939 3,250 3,434 3,502 3,149 3,516 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年

地域別輸出量について図表 9に示した 炭素鋼スクラップの輸出量は2 年連続の前年増となる852 万トン ( 対前年 95 万トン増 同 12.6% 増 ) となった 地域別に見ると 北海道は4 年連続の前年増となる51.7 万トン ( 同 1.1 万トン増 2.2% 増 ) 東北は4 年ぶりの前年増となる66.2 万トン ( 同 14.7 万トン増 28.5% 増 ) は3 年連続の前年増となる335.6 万トン ( 同 29.0 万トン増 9.5% 増 ) 北陸は4 年ぶりの前年増となる43.4 万トン ( 同 8.5 万トン増 24.3% 増 ) は3 年ぶりの前年増となる142.0 万トン ( 同 22.8 万トン増 19.2% 増 ) は2 年連続の前年増となる83.7 万トン ( 同 7.6 万トン増 10.0% 増 ) は2 年ぶりの前年減となる32.8 万トン ( 同 0.2 万トン減 0.6% 減 ) は2 年連続の前年増となる96.0 万トン ( 同 11.7 万トン増 13.9% 増 ) となった 尚 シェアは北海道 6.1% 東北 7.8% 39.4% 北陸 5.1% 16.7% 9.8% 3.9% 11.3% であった 1,000M.T 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 図表 9 地域別輸出量 8,398 8,515 349 7,938 517 769 413 7,563 7,193 662 715 506 452 515 644 3,129 2,622 3,356 3,066 2,755 483 453 434 349 425 1,586 1,634 1,420 1,192 1,320 833 765 761 837 320 342 703 166 330 328 929 993 727 843 960 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 北海道東北北陸 4. 品種別 地域別国内購入量品種別の購入量推移を図表 10に示した 国内の購入量合計は2 年連続の前年減となる2,185 万トン ( 対前年 17 万トン減 同 0.8% 減 ) となった 内 加工スクラップは2 年ぶりの前年増となる680.7 万トン ( 同 27.7 万トン増 同 4.2% 増 ) 老廃スクラップは2 年連続の前年減となる1,504 万トン ( 同 45 万トン減 同 2.9% 減 ) であった 加工スクラップが増加し老廃スクラップが減少したことから 加工スクラップ構成比は31.2% と 前年から1.5ポイント上昇した 老廃スクラップでは ヘビースクラップ (HS H1 H2 ) の購入量は1,231 万トン ( 同 43 万トン減 同 3.3% 減 ) となった ヘビースクラップの内訳を見ると HSが3 年ぶりの前年増となる317.6 万トン ( 同 14.3 万トン増 同 4.7% 増 ) H1が2 年連続の前年減となる303.4 万トン ( 同 9.2 万トン減 2.9% 減 ) H2も2 年連続の前年減となる306.4 万トン ( 同 34.1 万トン減 10.0% 減 ) ヘビースクラップも2 年連続の前年減となる303.2 万トン ( 同 13.6 万トン減 4.3% 減 ) となった なお シュレッダースクラップは2 年連続の前年減となる169.5 万トン ( 同 3.7 万トン減 2.2% 減 ) プレススクラップは4 年連続の前年減となる52.9 万トン ( 同 4.2 万トン減 7.4% 減 ) となった

加工スクラップでは 新断スクラップは2 年ぶりの前年増となる401.5 万トン ( 対前年 24.1 万トン増 同 6.4% 増 ) 鋼ダライ粉は2 年連続の前年減となる201.1 万トン ( 同 7.7 万トン減 同 3.7% 減 ) 銑スクラップは2 年ぶりの前年増となる78.2 万トン ( 同 11.3 万トン増 同 17.0% 増 ) となった 2016 年の品種シェアは 配合甲山 ( 可鍛コロ ) 0.2% 新断スクラップ ( 含新断プレス ) 18.4% HS 14.5% H1 13.9% H2 14.0% (H3 H4) 13.9% ヘビースクラップ計 56.3% シュレッダースクラップ 7.8% プレススクラップ 2.4% 鋼ダライ粉 ( 含 Dプレス )9.2% 銑スクラップ 3.6% となった 地域別品種別の購入量を図表 11に 同国内出荷量を図表 12に 地域別品種別購入比率を図表 13に 地域別品種別購入比率を図表 14に示した

図表 10 鉄スクラップの品種別購入量推移 単位 : 1,000M.T, % 1,000M.T 国内購入スクラップ 炭素鋼スクラップ 新断スクラップ ( 含新断プレス ) ヘビースクラップ 品種 配合甲山 ( 可鍛コロ ) HS H1 H2 (H3 H4) 小計 シュレッダースクラップ プレススクラップ 鋼ダライ粉 ( 含 D プレス ) 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 購入量構成比購入量構成比購入量構成比購入量構成比 39 0.2 34 0.1 48 0.2 35 0.2 3,751 15.5 3,967 16.1 3,774 17.1 4,015 18.4 3,573 14.8 3,260 13.2 3,033 13.8 3,176 14.5 3,809 15.7 3,943 16.0 3,125 14.2 3,034 13.9 3,954 16.3 3,956 16.0 3,405 15.5 3,064 14.0 3,437 14.2 3,570 14.5 3,169 14.4 3,032 13.9 14,773 61.0 14,729 59.7 12,733 57.8 12,307 56.3 1,952 8.1 2,004 8.1 1,733 7.9 1,695 7.8 647 2.7 635 2.6 572 2.6 529 2.4 2,007 8.3 2,172 8.8 2,088 9.5 2,011 9.2 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 24,216 3,751 3,573 3,809 3,954 24,681 3,967 3,260 3,943 3,956 22,015 21,845 3,774 4,015 3,033 3,176 3,125 3,034 3,405 3,064 配合甲山 ( 可鍛コロ ) 新断 ( 含新断プレス ) HS H1 H2 ヘビー シュレッダー プレス 鋼ダライ粉 ( 含 D プレス ) 銑スクラップ 合計 316 1.3 403 1.6 399 1.8 471 2.2 計 23,485 97.0 23,943 97.0 21,346 97.0 21,064 96.4 3,437 3,570 3,169 3,032 銑スクラップ合計 731 3.0 738 3.0 668 3.0 782 3.6 24,216 100.0 24,681 100.0 22,015 100.0 21,845 100.0 5,000 1,952 647 2,004 1,733 1,695 635 572 529 2,007 2,172 2,088 2,011 加工スクラップ老廃スクラップ 6,489 26.8 6,876 27.9 6,530 29.7 6,807 31.2 17,727 73.2 17,804 72.1 15,484 70.3 15,038 68.8 0 316 403 399 471 731 738 668 782 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 * この表における 加工スクラップ とは新断 鋼ダライ粉 銑スクラップをいい これ以外を 老廃スクラップ という

メーカー所在地 図表 11 鉄スクラップの品種別購入量 (2016 年 ) 北海道東北北陸中 四国 単位 : 1,000M.T 合計 国内購入スクラップ 品種 炭素鋼スクラップ ヘビースクラップ 配合甲山 ( 可鍛コロ ) 新断スクラップ ( 含新断プレス ) シュレッダースクラップ プレススクラップ HS H1 H2 (H3 H4) 小計 A B A B C 鋼ダライ粉 ( 含 D プレス ) 計 銑スクラップ 合計 0.1 3.3 20.0 12.0 35.4 18.2 284.3 611.4 53.1 1,274.5 919.4 339.4 514.2 4,014.7 62.2 45.3 505.2 118.0 777.1 804.7 542.3 321.6 3,176.3 63.2 181.6 638.4 55.2 357.8 1,261.2 303.1 173.3 3,033.7 46.6 172.2 929.7 204.3 529.3 483.1 320.8 378.2 3,064.2 89.1 141.7 594.5 295.1 502.4 726.0 380.0 303.6 3,032.5 261.2 540.8 2,667.7 672.6 2,166.6 3,275.0 1,546.2 1,176.7 12,306.7 68.1 68.7 449.0 82.7 241.4 216.6 144.7 173.5 1,444.8 16.5 2.1 88.3 34.8 54.3 31.9 18.4 3.9 250.2 5.3 0.0 39.4 8.7 43.7 11.8 17.8 14.7 141.4 5.9 0.1 0.6 1.1 3.0 5.4 1.5 17.7 14.9 31.1 106.3 3.2 36.3 112.7 28.5 37.2 370.2 16.2 55.6 431.9 43.2 663.3 540.0 184.6 76.1 2,010.8 6.0 146.8 6.6 67.9 191.9 38.7 13.4 471.3 412.4 982.8 4,541.5 906.1 4,551.0 5,302.7 2,343.8 2,023.3 21,063.5 35.3 122.8 35.8 105.3 346.7 78.7 57.2 781.8 412.4 1,018.1 4,664.3 941.9 4,656.3 5,649.4 2,422.5 2,080.5 21,845.4 加工スクラップ 老廃スクラップ 34.4 375.3 1,166.1 132.1 2,043.1 1,806.1 602.7 647.6 6,807.4 378.0 642.8 3,498.2 809.8 2,613.2 3,843.3 1,819.8 1,433.0 15,038.0 * この表における 加工スクラップ とは新断 鋼ダライ粉 銑スクラップをいい これ以外を 老廃スクラップ という

図表 12 鉄スクラップの品種別国内出荷量 (2016 年 ) 国内購入スクラップ 品種 炭素鋼スクラップ ヘビースクラップ 計 銑スクラップ 合計 供給業者所在地 配合甲山 ( 可鍛コロ ) 新断スクラップ ( 含新断プレス ) シュレッダースクラップ プレススクラップ HS H1 H2 (H3 H4) 小計 A B A B C 鋼ダライ粉 ( 含 D プレス ) 単位 : 1,000M.T 北海道 東北 北陸 中 四国 合計 0.1 11.8 11.6 12.0 35.4 16.7 144.5 788.5 70.7 1,378.2 628.6 483.7 503.6 0.2 4,014.7 62.2 86.7 544.6 106.1 794.6 507.0 714.2 359.0 1.9 3,176.3 63.4 189.7 687.9 92.9 410.2 1,027.9 317.1 244.4 0.2 3,033.7 46.6 206.0 975.7 159.7 562.5 355.8 315.3 441.0 1.7 3,064.2 89.2 192.5 652.6 225.5 540.9 616.0 284.1 429.2 2.5 3,032.5 261.4 674.9 2,860.9 584.2 2,308.1 2,506.7 1,630.7 1,473.6 6.3 12,306.7 71.7 75.7 470.0 74.2 226.5 208.8 125.8 192.0 0.1 1,444.8 16.8 3.7 89.5 30.8 56.8 30.0 19.2 3.4 0.0 250.2 5.3 1.2 38.2 13.4 44.2 4.3 18.9 15.9 141.4 5.9 0.2 0.6 1.0 3.1 5.1 1.8 17.7 14.9 28.9 123.0 5.3 51.3 78.6 30.1 37.6 0.4 370.2 16.2 59.6 430.8 79.8 685.3 465.5 195.9 77.7 0.0 2,010.8 6.0 3.6 148.6 7.0 70.0 173.8 24.4 37.8 471.3 415.0 992.1 4,950.2 866.4 4,823.5 4,108.1 2,545.5 2,355.5 7.1 21,063.5 22.7 171.7 21.0 112.5 159.2 65.0 200.4 29.3 781.8 415.0 1,014.8 5,121.9 887.4 4,936.1 4,267.4 2,610.5 2,556.0 36.4 21,845.4 加工スクラップ 老廃スクラップ 32.9 226.8 1,391.0 171.4 2,176.0 1,253.3 744.6 781.7 29.5 6,807.4 382.1 788.0 3,730.9 716.0 2,760.0 3,014.0 1,865.9 1,774.2 6.8 15,038.0 * この表における 加工スクラップ とは新断 鋼ダライ粉 銑スクラップをいい これ以外を 老廃スクラップ という

メーカー所在地 図表 13 鉄スクラップの品種別購入比率 (2016 年 ) 北海道東北北陸中 四国 合計 単位 : % 国内購入スクラップ 品種 炭素鋼スクラップ ヘビースクラップ 配合甲山 ( 可鍛コロ ) 新断スクラップ ( 含新断プレス ) シュレッダースクラップ プレススクラップ 銑スクラップ 合計 HS H1 H2 (H3 H4) 小計 計 A B A B C 鋼ダライ粉 ( 含 D プレス ) 0.0 0.1 0.8 0.6 0.2 4.4 27.9 13.1 5.6 27.4 16.3 14.0 24.7 18.4 15.1 4.4 10.8 12.5 16.7 14.2 22.4 15.5 14.5 15.3 17.8 13.7 5.9 7.7 22.3 12.5 8.3 13.9 11.3 16.9 19.9 21.7 11.4 8.6 13.2 18.2 14.0 21.6 13.9 12.7 31.3 10.8 12.9 15.7 14.6 13.9 (63.3) (53.1) (57.2) (71.4) (46.5) (58.0) (63.8) (56.6) (56.3) 16.5 6.8 9.6 8.8 5.2 3.8 6.0 8.3 6.6 4.0 0.2 1.9 3.7 1.2 0.6 0.8 0.2 1.1 1.3 0.0 0.8 0.9 0.9 0.2 0.7 0.7 0.6 1.4 0.0 0.0 0.1 0.1 0.2 0.1 0.1 3.6 3.1 2.3 0.3 0.8 2.0 1.2 1.8 1.7 3.9 5.5 9.3 4.6 14.2 9.6 7.6 3.7 9.2 1.5 3.1 0.7 1.5 3.4 1.6 0.6 2.2 (100.0) (96.5) (97.4) (96.2) (97.7) (93.9) (96.8) (97.2) (96.4) 3.5 2.6 3.8 2.3 6.1 3.2 2.8 3.6 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 加工スクラップ 老廃スクラップ 8.3 36.9 25.0 14.0 43.9 32.0 24.9 31.1 31.2 91.7 63.1 75.0 86.0 56.1 68.0 75.1 68.9 68.8 * この表における 加工スクラップ とは新断 鋼ダライ粉 銑スクラップをいい これ以外を 老廃スクラップ という

メーカー所在地 図表 14 鉄スクラップの品種別構成比 (2016 年 ) 北海道東北北陸中 四国 合計 単位 : % 国内購入スクラップ 品種 炭素鋼スクラップ ヘビースクラップ 配合甲山 ( 可鍛コロ ) 新断スクラップ ( 含新断プレス ) シュレッダースクラップ プレススクラップ HS H1 H2 (H3 H4) 小計 0.2 9.4 56.4 34.0 100.0 0.5 7.1 15.2 1.3 31.7 22.9 8.5 12.8 100.0 2.0 1.4 15.9 3.7 24.5 25.3 17.1 10.1 100.0 2.1 6.0 21.0 1.8 11.8 41.6 10.0 5.7 100.0 1.5 5.6 30.3 6.7 17.3 15.8 10.5 12.3 100.0 2.9 4.7 19.6 9.7 16.6 23.9 12.5 10.0 100.0 (2.1) (4.4) (21.7) (5.5) (17.6) (26.6) (12.6) (9.6) (100.0) A 4.7 4.8 31.1 5.7 16.7 15.0 10.0 12.0 100.0 B 6.6 0.8 35.3 13.9 21.7 12.7 7.4 1.6 100.0 A 3.8 0.0 27.8 6.2 30.9 8.4 12.6 10.4 100.0 B 33.4 0.5 3.4 6.4 17.1 30.4 8.7 100.0 C 4.0 8.4 28.7 0.9 9.8 30.4 7.7 10.0 100.0 鋼ダライ粉 ( 含 Dプレス ) 計銑スクラップ合計 0.8 2.8 21.5 2.1 33.0 26.9 9.2 3.8 100.0 1.3 31.2 1.4 14.4 40.7 8.2 2.8 100.0 (2.0) (4.7) (21.6) (4.3) (21.6) (25.2) (11.1) (9.6) (100.0) 4.5 15.7 4.6 13.5 44.3 10.1 7.3 100.0 1.9 4.7 21.4 4.3 21.3 25.9 11.1 9.5 100.0 加工スクラップ 老廃スクラップ 0.5 5.5 17.1 1.9 30.0 26.5 8.9 9.5 100.0 2.5 4.3 23.3 5.4 17.4 25.6 12.1 9.5 100.0 * この表における 加工スクラップ とは新断 鋼ダライ粉 銑スクラップをいい これ以外を 老廃スクラップ という