重点課題 Ⅱ くらしの向上 5 防犯 防災 交通事故対策 1 犯罪及び交通事故の抑止 目指す姿 安全 安心な治安の確立と交通社会の実現を目指します 1. 政策目標の進捗状況 ( 件 ) 4, 1, 2. 現状分析 刑法犯認知件数 32,17 28,18 3, 23,942 21,365 18,895 18,835 2, 18,299 15,478 17, ( 人 ) 1 8 6 4 2 3, 25, 2, 15, 1, 5, H14 87 H14 H15 73 71 H15 H16 H16 H17 H18 H19 H2 交通事故死者数 65 H17 66 H18 6 H19 48 H2 H21 H25 52 刑法犯認知件数等の推移 (S4~) 限りなくゼロに近づける 56 H21 H22 ( 件 ) (%) 35, 1 認知件数 検挙件数 検挙率 3 ホ イントイント以上低下 S4 S42 S47 S52 S57 S62 H4 H9 H14 H19 H21 刑法犯認知件数は 平成 15 年以降減少傾向にあるが 昭和 4 年代前半の約 2 倍の水準 刑法犯検挙率は 7~8% 台で推移していた昭和 6 年代に比べ 3 ポイント以上低下 8 6 4 約 2 倍 2 政策目標の進捗状況犯罪抑止総合対策を強力に推進した結果 平成 21 年中の刑法犯認知件数は 15,478 件で前年比で 17.8% 減少し 目標を達成 ( 戦後のピークであった平成 14 年 (32,17 件 ) の 48.3% まで減少 ) 政策目標の進捗状況平成 21 年中の交通事故死者数は 52 人で前年より 4 人 (8.3%) 増加したが 交通事故抑止総合対策を推進した結果 1 年前の約半数 ピーク時の 3 分の 1 にまで減少 全国とのとの比較分析 25 位 重要窃盗犯検挙率 54.7% 5.9% 23 位重要犯罪検挙率 7.1% 6.5% 犯罪率 8. 6. 4. 2. 29 位 11.2 件 13.34 件 刑法犯認知件数減少率 -17.8% -6.3% 14 位刑法犯検挙率 1 位 43.% 32.% H21 年 内は全国平均値 刑法犯認知件数の対前年比の減少率 (-17.8%) が全国 1 位 刑法犯検挙率 重要犯罪検挙率及び重要窃盗犯検挙率が全国平均を上回る水準 満足度 4 3.5 3 2.5 平均 (4.1) 治安維持の重要度は高い 平成 22 年度県民アンケート 治安の維持 重要度 平均 (2.88) 2 4 4.5 5 8.3% 警察活動等に関するする県民県民の意識調査結果 ( 平成 21 年 ) ~ 治安に対するする意識 ~ 9.% 1.7% 34.6% 55.4% 良くなった 悪くなった 変わらない 無回答 居住地の体感治安について 悪くなった 変わらない と感じている県民の割合が 9.% と高い - 11 -
( 件 / 人 ) 12, 交通事故の推移 (S4~) ( 人 ) 18 1, 8, 6, 4, 2, 死者数 人身事故件数 負傷者数 S4 S45 S5 S55 S6 H2 H7 H12 H17 H21 16 14 12 1 8 約 2 倍 6 人身事故件数及び負傷者数は 平成 14 年以降減少傾向にあるが 昭和 5 年代前半の約 2 倍の水準 警察活動等に関するする県民県民の意識調査結果 ( 平成 21 年 ) ~ 県内の交通事故情勢 ~ 12.5% 61.5% 18.4% 18.5% 43.% 良くなった悪くなった変わらない分からない無回答 4 2 7.6% 県内の交通事故情勢について 悪くなった 変わらない と感じている県民の割合が 61.5% と高い 全国との比較分析 (%)35 3 25 2 15 1 5 H21 年 13 位 死者数に占める高齢者の割合 46.2% 49.9% 年齢層別に見た人口構成率と死者構成率の比較 H21 中 人口構成率 1 万人あたりの人身事故件数 8. 6. 4. 2. 死者構成率 15 位 人身事故件数の増加率 高齢者が他の年齢層に比べて非常に高い 58 件 595 件 46 位 4.% -3.8% 内は全国平均値 人身事故件数の増加率が全国ワースト 2 位 15 歳以下 16~24 歳 25~29 歳 3~39 歳 4~49 歳 5~59 歳 6~64 歳 65~79 歳 8 歳以上 人口構成率 14.4 9.8 5.6 13.8 12.5 14.1 7.5 16.5 5.6 死者構成率 4.2 6.3 4.2 1.4 8.3 12.5 4.2 31.3 18.8 平成 21 年中の交通事故死者数に占める高齢者の割合が 他の年齢層に比べて非常に高い 強み弱み 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 刑法犯認知件数は 平成 15 年以降減少傾向を示ここ数年減少傾向にある刑法犯認知件数は 年間 1 万件前後し 平成 21 年中の件数は 戦後のピークであった平成で推移していた昭和 4 年代の2 倍前後の水準 14 年 (32,17 件 ) の48.3% まで減少 重要犯罪等の徹底検挙 刑法犯認知件数の対前年比の減少率が 全国 1 位 刑法犯検挙率は 7~8% 台で推移していた昭和 6 年代に比べ 3ポイント以上低下 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全 被疑者の逃走時における自動車利用率が増加傾向対策の推進 運転者対策の推進 犯罪が広域化 スピード化 複雑 多様化平成 21 年中における1 万人当たりの人身事故件数は 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもさせない対策の推進 58 件 ( 全国平均 595 件 ) で 全国上位子どもに不安を与える事案の届出件数が高水準で推移 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策の推進 交通環境の整備 交通事故死者数に占める高齢者の割合が 他の年齢層に比べて非常に高い 平成 21 年中における人身事故件数及び負傷者数は 対前年比でいずれも増加 人身事故件数に占める自転車事故件数の割合が依然として高水準 老朽化に伴う更新対象の信号灯器及び信号柱の増加 ( 平成 21 年度末更新対象数 : 信号灯器 ~6,666 灯 信号柱 ~2,34 本 ) ニーズが高いもの 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 重要犯罪等の徹底検挙 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもさせない対策の推進 犯罪防止や治安の維持に関するニーズが高い 居住地の体感治安について 悪くなった 変わらない と感じている県民の割合が 9.% と高い 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策の推進 運転者対策の推進 交通環境の整備 交通安全に関するニーズが高い 県内の交通情勢について 悪くなった 変わらない と感じている県民の割合が 61.5% と高い ニーズが低いもの - 12 -
3. 平成 21 年度の取組成果の評価 1. 犯罪及び交通事故の抑止 ( 件 ) 刑法犯認知件数の推移 2 18 16 14 12 1 H19 H2 H21 刑法犯認知件数 18299 18835 15478 施策成果の進捗状況平成 15 年以降減少傾向にあった刑法犯認知件数は 平成 2 年に増加に転じたが 平成 21 年は前年対比で17.8% 減少しており 街頭活動の強化と自主防犯活動の促進等による犯罪抑止総合対策の成果がみられる ( 人 ) 交通事故死者数の推移 8 6 4 2 H19 H2 H21 交通事故死者数 6 48 52 施策成果の進捗状況死者数は前年を 4 人上回ったものの 過去最高の 156 人を記録した昭和 45 年の 3 分の 1 にまで減少しており 交通安全教育 交通指導取締及び交通環境の整備等の成果がみられる 取組指標等 平成 19 年度平成 2 年度平成 21 年度 自主防犯活動の促進等に関する取組 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもさせないための取組 防犯講習会の実施回数 ( 回 / 年 ) 1,239 1,44 1,66 防犯に関する意識の高揚及び知識の普及を目的として 防犯講習を実施 青色防犯パトロール団体数 ( 団体 / 年度 ) 187 197 26 地域における防犯パトロールにより 子どもの見守り活動をはじめとした防犯活動を実施 街頭警察活動に関する取組 交番相談員 1 人当たりの相談等の取扱件数 ( 件 / 年 ) 1,815 2,654 2,525 交番勤務員が不在時に 各種相談の受理等警察官の補完的業務を行い 住民の要望に応える 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策に関する取組 運転者対策に関する取組 交通安全教室の実施回数 ( 回 / 年 ) 2,296 2,373 1,96 高齢者 女性 小中高生等各階層ごとにきめ細かな交通安全教室を実施 自転車交通安全教室の実施回数 ( 回 / 年 ) 152 194 257 自転車利用者に対し 実技指導等を含めた交通安全教育を実施 運転者対策に関する取組 指定罪種の交通指導取締件数 ( 件 / 年 ) 35,187 31,19 33,557 無免許運転 飲酒運転等の重大事故に直結する悪質 危険な交通違反に対する取締りを実施 交通環境の整備に関する取組 信号灯器のLED 化率 (%) 21.8 26.5 3.4 信号灯器の視認性を向上させるため 灯器をLED 化 その他の取組 交番 駐在所の整備交番 駐在所の老朽化等に伴い整備を実施 ( 公共事業 ) 突発重要犯罪等に対するヘリTV 映像の活用 ( 回 / 年 ) - - 128 突発重要犯罪等に的確に対応するため ヘリTV 映像を活用 - - - 警察官の増員 ( 人 / 年度 ) 2 16 警察官の増員により治安基盤を強化 これまでの成果 平成 21 年中の刑法犯認知件数は15,478 件で 対前年比で17.8% 減少 平成 21 年中の交通事故死者数 人身事故件数及び負傷者数はいずれも前年を上回ったが 死者数は過去最高のこれまでの成果 156 人を記録した昭和 45 年の3 分の1にまで減少 - 13 -
4. 平成 23 年度に向けた課題の明確化 < ニーズが高いもの 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 重要犯罪等の徹底検挙 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもさせない対策の推進 犯罪防止や治安の維持に関するニーズが高い 居住地の体感治安について 悪くなった 変わらない と感じている県民の割合が 9.% と高い 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策の推進 運転者対策の推進 交通環境の整備 交通安全に関するニーズが高い 県内の交通情勢について 悪くなった 変わらない と感じている県民の割合が 61.5% と高い 取組を維持維持するする課題 運転者対策の推進 交通環境の整備 積極的推進 積極的に取り組む課題 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもさせない対策の推進 重要犯罪等の徹底検挙 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策の推進 < ニーズが低いもの 取組を縮小縮小するする課題 積極的推進 取組を見直見直す課題 < 政策目標の進捗状況 犯罪抑止総合対策を強力に推進した結果 平成 21 年中の刑法犯認知件数は 15,478 件で前年比で17.8% 減少し 目標を達成 ( 戦後のピークであった平成 14 年の48.3% まで減少 ) 平成 21 年中の交通事故死者数は 52 人で前年より4 人 (8.3%) 増加したが 交通事故抑止総合対策を推進した結果 1 年前の約半数 ピーク時の3 分の1にまで減少 < 取組成果の評価 平成 15 年以降減少傾向にあった刑法犯認知件数は 平成 2 年に増加に転じたが 平成 21 年は前年対比で 17.8% 減少しており 街頭活動の強化と自主防犯活動の促進等による犯罪抑止総合対策の成果がみられる 死者数は前年を4 人上回ったものの 過去最高の156 人を記録した昭和 45 年の3 分の1にまで減少しており 交通安全教育 交通指導取締及び交通環境の整備の成果がみられる < 強み 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 刑法犯認知件数は 平成 15 年以降減少傾向を示し 平成 21 年中の件数は 戦後のピークであった平成 14 年 (32,17 件 ) の 48.3% まで減少 刑法犯認知件数の対前年比の減少率が 全国 1 位 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策の推進 運転者対策の推進 平成 21 年中における 1 万人当たりの人身事故件数は 58 件 ( 全国平均 595 件 ) で 全国上位 < 弱み 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 ここ数年減少傾向にある刑法犯認知件数は 年間 1 万件前後で推移していた昭和 4 年代の 2 倍前後の水準 重要犯罪等の徹底検挙 刑法犯検挙率は 7~8% 台で推移していた昭和 6 年代に比べ 3 ポイント以上低下 被疑者の逃走時における自動車利用率が増加傾向 犯罪が広域化 スピード化 複雑 多様化 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもさせない対策の推進 子どもに不安を与える事案の届出件数が高水準で推移 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策の推進 運転者対策の推進 交通環境の整備 交通事故死者数に占める高齢者の割合が 他の年齢層に比べて非常に高い 平成 21 年中における人身事故件数及び負傷者数は 対前年比でいずれも増加 人身事故件数に占める自転車事故件数の割合が依然として高水準 老朽化に伴う更新対象の信号灯器及び信号柱の増加 - 14 -
5. それぞれの課題についての今後の取組方針 重要犯罪等の徹底検挙 積極的に取り組む課題 街頭警察活動の強化と自主防犯活動の促進等 子どもを犯罪の被害者にも加害者にもさせない対策の推進 今後の取組方針 職務質問等による犯罪検挙活動の強化及び不審者 防犯情報等の発信 自主防犯活動に対する支援等の実施 重層的な防犯ネットワークの整備及び社会の規範意識の向上と絆の強化に向けた取組の推進 罪種別防犯教室の開催 防犯アドバイザーによる防犯指導 スクールサポーターによる非行被害防止や立ち直り支援等の推進 各種捜査支援システムの有効活用等による重要犯罪への迅速 的確な対応と侵入窃盗犯の検挙及び被害回復の推進 高齢歩行者 自転車利用者を重点とした交通安全対策の推進 高齢歩行教育システム 自転車シミュレータの活用による参加 体験 実践型の交通安全教育の推進 運転者対策の推進 交通環境の整備 取組を維持する課題 今後の取組方針 飲酒運転をはじめとする交通事故に直結する悪質 危険 迷惑性の高い違反に重点指向した交通指導取締りの強化 高齢運転者標識表示車両に対する優先駐車スペースの拡充等高齢運転者支援対策の推進 歩行者 自転車が安心して通行でき ドライバーにわかりやすい交通安全施設整備の推進 ( 特に 交通安全施設の老朽化に伴う更新を進める ) 奈良県みんなでつくる交通安全対策プラン 奈良県みんなでつくる渋滞解消プラン 等に基づき 道路管理者と警察本部が連携して 効率的 効果的な交通対策を推進 - 15 -