資料2-3 金城祐子さん資料

Similar documents
1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

Microsoft Word - Ⅱ(輸入調整課・特産製品課・砂糖原料課)

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

第2章 食品卸売業の経営指標

<4D F736F F D E DE096B193AE8CFC92B28DB D322090BB91A28BC6208EFB89768D5C91A2>

求人票:リクルートスタッフィング様

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

資料4-3 木酢液の検討状況について

表紙2

NTA presentation JP [Compatibility Mode]


東洋インキグループの環境データ(2011〜2017年)

untitled

トレーサビリティ 原料ロット管理 CyberChefood は 食品製造工場の安心 安全 効率化を 支援するための 食品工場向け製造管理システム です 品質管理の徹底 HACCP対応 小分け作業 ミス防止 CyberChefood 原料の受入から在庫管理 小分け作業 賞味期限管理 投入 製造 作業ミ

基本的な表示事項

○食品表示マニュアル改版/前付け~3(6)

日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社

Nov 11

第5回東京都廃棄物審議会


フィジカルコンディショニング

PowerPoint プレゼンテーション

支援リスト3/30.xls

ポリエーテル系非イオン界面活性剤

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

出展企業紹介 出展企業名株式会社仙醸 年間売上高平成 29 年度 320 百万円従業員数 21 代表者氏名代表取締役社長黒河内貴 メッセージ 歴史 背景 銘柄の由来 幕末より 150 年近く清酒を醸造してきましたが 近年は酒造りで培われた製麹 糖化 発酵といった技術を清酒以外の商品の開発にも応用する

前ページの反応から ビタミン C はヨウ素によって酸化され ヨウ素はビタミン C によって還元された と説明できます あるいはビタミン C は還元剤として働き ヨウ素は酸化剤として働いた ともいう事ができます 定量法 ある物質の量や濃度を知りたいとき いくつかの定量法を使って調べることができます こ

Microsoft Word - 作成中.doc


回答者のうち 68% がこの一年間にクラウドソーシングを利用したと回答しており クラウドソーシングがかなり普及していることがわかる ( 表 2) また 利用したと回答した人(34 人 ) のうち 59%(20 人 ) が前年に比べて発注件数を増やすとともに 利用したことのない人 (11 人 ) のう

01_定食01 (しょうがだし)


< F2D82D482C782A4939C8B4B8A6992B28DB88C8B89CA816989EF8B63>

PROFILE

Microsoft PowerPoint - 13.ビール酵母錠剤化.ppt

< 目次 > 概要 1 1. 香港 2. 台湾 3. 韓国 4. 中国 5. シンガポール 6. マレーシア 7. ブルネイ 8. インドネシア 9. タイ 10. ベトナム ミャンマー 12. フィリピン 13. インド 14. 中

<4D F736F F D208DBB939C97DE8FEE95F18CB48D EA98EE58D7393AE8C7689E6816A2E646F63>

目次 1. 国内酒類業界の概況 3 (1) 事業環境 4 (2) 酒類別需要動向 5 (3) 供給動向 7 2. 法規制の動向 8 (1) 酒販規制の強化 9 (2) 段階的な酒税の税率改正 中長期的な業界環境の変化に対する見方 ( 弊行想定 ) 11 2

274-all

有価証券報告書・CG報告書比較分析

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料

地域食品ブランド表示基準(雛形)


卵及び卵製品の高度化基準

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

Transcription:

資料 2-3 沖縄県産 ( 南大東島産 ) ラム酒製造販売事業 ~CORCOR AGRICOLE ~ 南大東島 平成 17 年 10 月 株式会社グレイス ラム 1

目次 1. 事業化の背景 P3 2. 南大東島を選定した理由 P4 3. サトウキビから生まれた甘美な酒 ラム! P5 4. ラム酒の用途 P6 5. 日本国内のラム酒の市場環境 P7 6. 沖縄県産 ( 南大東島産 ) ラム酒製造販売事業計画 P8 7. 事業内容 P9~12 2

1. 事業化の背景 1. 沖縄県の基幹作物であるサトウキビの生産は年々低迷しており また 製糖用の買取価格も政府的配慮で決定れている為 将来にわたって安定しているとは言いがたい現状にあります そこで サトウキビの生産を回復し 基幹作物として復権するためには サトウキビの多面的な利用を考えていかなければなりません また 製糖工場での副産物である 糖蜜 についても 産業廃棄物になりかねないため 業界では 有効利用が課題となっています 2. そこで お砂糖以外にサトウキビから何ができるか? を考えた場合 お酢 や ラム酒 の製造が可能となります 3. 当該事業計画では サトウキビの島 のイメージを持つ南大東島で ラム酒を製造し 離島地域振興並びに サトウキビ産業の活性化を図り 県産品の代表銘柄という位置付けを目指します そして! ラム酒は 糖蜜 を活用して製造することができるので 資源の有効利用という面において 環境行動につながります 3

2. 南大東島を選定した理由 1. 南大東島は 砂糖の島 として開拓され 現在でも島の大部分がサトウキビ畑という環境である 2. 南大東島の製糖工場 ( 大東糖業 ) で産出される製糖時の副産物 糖蜜 からラム酒を造ることで 資源の有効利用になり環境行動が可能となる 3. 南大東島には 酒造所がなく 地酒がない 4. 原材料 100% 南大東島産で造るラム酒は 今後の南大東島の観光産業のためにも 特産品としての可能性をもっている 5. 南大東村は 島の岩壁を通して地下浸透してきた太平洋の海水をバランスよく配合し 軟水化 ( カルシウム マグネシウムの含有量が少ない ) して供給している 日本人の嗜好に最もあったミネラルウォーターが軟水であり ラム酒造りに最も適した水といえる ( 試作品造りの結果より ) このようなことから 南大東島はラム酒造りに最も適した島 として選定しました 4

3. サトウキビから生まれた甘美な酒 ラム! 1. ラム酒とは サトウキビを原料とする蒸留酒のことで 一般的にはサトウキビを製糖した時の副産物である 糖蜜 を原料とし 発酵 蒸留して造られます また わずかですが サトウキビの搾り汁 を発酵 蒸留して造る国もあります 2. ジャマイカやキューバ等のカリブ海諸国が発祥の地であり 海賊の酒 カリブ海の酒 サトウキビの島の酒 などといわれています 3. ラム酒を色によって分類すれば ホワイトラム ゴールドラム ダークラムの三大別にすることができます 4. ラム酒の風味を基準にするならば ライトラム ミディアムラム ヘビーラムに分けることができます 5. アルコール % は 40% が基本であり 中には 75.5% のラム酒も存在します 6. ラム酒は 世界 4 大スピリッツのひとつです ( ラム ウォッカ ジン テキーラ ) 5

4. ラム酒の用途 ラム酒は サトウキビが主原料であるため 甘みが活きている酒です その特徴が素となり 飲料のみならず食品関連業界では 幅広く活用されています 最近では 食品関連以外に ラム酒配合の香水 等も発売されています 飲料業界 オンザロック カクテルのベース 料理業界 料理の味 香りつけ お菓子業界 お菓子の味 香りつけ 加工食品業界 ラム酒漬けフルーツ ラム酒漬けハム その他の業界 ラム酒配合香水 6

5. 日本国内のラム酒の市場環境 輸入ラム酒について 日本国内では 9 割以上が輸入に依存して います 国内のラム酒輸入量 : 約 211 万リットル / 年 (720ml ボトル換算で約 300 万本 ) 124 億円以上の市場規模となります 27 ヵ国の主要な輸入国の中でも ジャマイカ キューバ バハマ プエルトリコなどが主要国となっています 240 220 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 220 199 ラム酒輸入量 227 200 211 97 年 98 年 99 年 2000 年 2001 年 輸入比率 ハバマ 7% フ エルトリコ 10% シ ャマイカ 60% キューバ 4% フランス 19% 7

6. 会社概要 会社名 : 株式会社グレイス ラム工場所在地 : 沖縄県島尻郡南大東村字旧東 39 番地の 1 那覇事業所 : 沖縄県那覇市西 1-7-9 コンシェール西 102 資本金 : 10,000 千円 ( 沖縄電力 51% 金城祐子 34% 南大東村 10% 浦崎麻由子 5%) 代表取締役 : 金城祐子 常務取締役 : 浦崎麻由子 非常勤取締役 : 大嶺克成 ( 沖縄電力事業開発部長 ) 非常勤取締役 : 濱里保之 ( 南大東村産業課長 ) 非常勤取締役 : 吉里正清 ( 南大東村サトウキビ生産者 ) 非常勤監査役 : 照屋聡 ( 沖縄電力事業開発部係長 ) 従 業 員 : 社員 4 名 ( ゼネラルマネージャー 工場長 技術者 工場事務員 ) 事業内容沖縄県産 ( 南大東島産 ) サトウキビを主原料としたラム酒製造販売事業 8

7. 事業内容 1. 事業目標 サトウキビの島 のイメージを持つ南大東島のサトウキビを主原料とし 化学香料や合成着色料を使用しない 無添加 無着色の沖縄県産ラム酒を製造し 南大東島の特産品 県産品の代表銘柄という位置付けを目指します 糖蜜及びサトウキビの有効利用を通じ 基幹作物であるサトウキビ産業の活性化を図り南大東島及び県経済の振興に寄与します 2. 提供する商品 CORCOR( コルコル )/ アルコール40%/ ホワイトラム サトウキヒ を製糖した時の副産物である糖蜜を発酵させ 蒸留し ラム酒を製造します CORCORAGRICOLE( コルコルアグリコール )/ アルコール40%/ ホワイトラム サトウキビ搾り汁を発酵させ 蒸留し ラム酒を製造します アグリコールタイプのラム酒は世界でも数が少なく 希少価値のある商品とされています 9

3. 事業戦略 1 国内で消費されているラム酒の 9 割以上が輸入に依存している中 消費者が食の安全性を求めている現代社会において 輸入食品に不安を抱いているのが現状であり 食を提供する各業界においても 素材にこだわりを持ち 無添加 無着色の商品を求める傾向があります 化学香料や着色料が使用されている既存のラム酒と違って 無添加 無着色で安全なラム酒を製造し 国産ラム酒 とりわけ沖縄県産 ( 南大東島産 ) ラム酒として販売しています 2 また 品質を重視するためにも大量生産するのではなく 少量生産で生産者の見える商品 個性のある独自性を持った商品 希少性価値のある商品として販売しています 3 販路は 酒販店への卸 インターネット販売やカタログ販売 工場直売を展開しています 4 ラム酒需要のあるそれぞれの業界へ新商品である 無添加 無着色の沖縄県産 ( 南大東島産 ) ラム酒 として提供しています 化学香料 合成着色料 無添加 無着色 10

4. 生産オペレーション計画 1 工場スタッフ ( 正社員 3 名 パート2 名 ) 工場長 : 玉那覇力 製造責任者技術者 : 野原康伸 工場長補佐 備品整備担当事務員 : 濱里郁子 工場事務 庶務全般パート :2 名 瓶詰め ラベル貼り 2 糖蜜ラム酒 ( コルコル ) サトウキビ搾り汁ラム酒 ( コルコルアグリコール ) の2 種類を製造します 3 平成 17 年度は 月産 5,000 本 ( 年間 60,000 本 ) を製造します 4 平成 18 年度より前年度対比 月産 500 本増で 月産 5,500 本 ( 年間 66,000 本 ) の製造となります 5 平成 21 年度には月産 7,000 本 ( 年間 84,000 本 ) の製造を見込んでいます 5. 原料仕入計画 1 糖蜜は大東糖業株式会社より仕入れます コルコルとして誕生します 2 サトウキビは 吉里正清氏 ( サトウキビ生産者 ) より仕入れます 3 南大東島の淡水化水を使用します コルコルアグリコールとして誕生します 11

6. ラム酒製造工程と環境行動 原料サトウキビ 原料糖蜜 所要日数約 5~6 ヶ月 1 2 3 4 5 6 原料調整 殺菌 アルコール発酵 粗留蒸留熟成 所要日数 : 約 14 日 所要日数 :1 日 濃度調整 7 原料サトウキビは搾汁機で搾り ジュースにする 糖蜜を有効利用しています バガスは畑に肥料として還元しています 蒸留廃液を畑に還元しています ろ過 8 原料糖蜜は 加水して練状を液状にする 1. 糖度を計り加水し 糖度調整をする 所要日数 :1 日 2. 熱交換器で原料を殺菌する 3. 発酵タンクに原料を移し 酵母を入れて発酵させる ( 約 14 日 ) 4. もろみの粗留を行う 5. 粗留液を混ぜ合わせて再蒸留し 原酒ができる 所要日数 :12 日 瓶詰め 9 6. 熟成タンクに移し 6 ヶ月間熟成させる 7. アルコール度数を確認し 濃度調整を行う 8. 製品を冷却したのち ろ過機で不純物を取り除く 9. 瓶詰めを行う 製品 箱詰め ラベル 10 10. ラベルを貼る 11. 箱詰めを行う 12. 製品 12 11 12