Article ID: NVSI-100207JP Created: 2010/02/03 Revised: - Quantum Scalar i40/netvault Backup 動作検証 1. 概要 Quantum i40 は小中規模のビジネス向けのテープ ライブラリです 優れた管理機能を有し 操作も非常に簡単です Quantum i40 と NetVault Backup(NVBU) を使用することで最適なバックアップ ソリューションを構築することが可能です 本検証では NVBU で i40 を使用する際の基本的な操作を検証します 2. 環境 NVB サーバ環境 ハードウェア Host SuperMirco SuperServer 6025B-3 CPU Intel Xeon E5335 2.00GHz x 2 Memory 2GB NIC Intel PRO/1000 x 2 FC HBA LSI7104XP-LC ソフトウェア OS Windows Server 2003 Standard Edition SP2 (x86) NetVault Core Ver 8.5 テープ装置 ハードウェア Vendor Quantum Model Scalar i40 Drive LTO4 x 1 Slot Data Slot: 35, I/E port: 5 Page(s): 1/16
3. 検証項目 手順 3.1. デバイス テンプレートのインストール Scalar i40 を使用するには NVBU に Scalar i40 用のデバイス テンプレートをインストールする必要があります 下記の手順に従ってインストールを行います 3.1.1. バックボーン社のウェブサイト (http://www.bakbone.co.jp/products/netvault_device_template_download.html) で使用しようとしているデバイスのテンプレートが NVBU に組み込まれているかを確認します Quantum 社のリストを見ると Quantum Scalar i40/i80 が NVB8.2.2 から対応しており 8.2.2 および 8.5 で DT と記載されており別途ダウンロードが必要なことがわかります このページから必要なデバイス テンプレートをダウンロードし NVB GUI を起動するマシンにコピーしておきます 3.1.2. デバイス テンプレートのインストールはクライアント管理画面から行います クライアント管理画面を開き NVB サーバのアイコン上で右クリックし ソフトウェアのインストール を選択します Page(s): 2/16
3.1.3. ファイルを選択する画面が表示されます コピーしたデバイス テンプレート (pchd_qi4080-35-0-3- 0.npk) を選択します 開く をクリックします 3.1.4. デバイス テンプレートがインストールされたことを知らせる画面が表示されます OK をクリックして画面を閉じます 以上で デバイス テンプレートがインストールされました 3.2. デバイスの登録 ( デバイス自動設定が可能な場合 ) 3.2.1. NVBU コンソールからデバイス管理をクリックします Page(s): 3/16
3.2.2 デバイスの自動設定が可能な環境では デバイス自動設定画面が表示されます はい をクリックします 3.2.3 表示される内容に問題が無ければ 次へ をクリックします 3.2.4 デバイスの追加に成功したら 終了 をクリックします Page(s): 4/16
3.2.5 デバイス管理画面に i40 が追加されます 最下段には構成されている I/E ポートも表示されます 3.3. デバイスの登録 ( 手動での登録 ) 3.3.1. デバイスの自動設定が可能では無い場合 3.2.2 の手順でデバイス自動設定画面は表示されず デイバス管理画面が表示されます その際は 手動でデバイスの登録を行います 追加 メニューから ライブラリの追加 を選択します Page(s): 5/16
3.3.2. ライブラリ追加画面が表示されます (1) ライブラリ選択タブで表示されている NVBU マシンをダブルクリックします NVBU マシンで使用可能なデバイスが検知されます さらに (2) 検知されたデバイスをダブルクリックします 右側のペインに i40 のイメージが表示されます これにより 管理者が追加しようとしているデバイスと NVBU が認識しているデバイスが一致していることが確認できます NVBU が認識しているデバイスが適切でない場合は タイプ プルダウン メニューを選択し もっとも適切と思われるデバイスを手動で選択します (1) (2) 3.3.3. ドライブ選択タブに移動します 同じように NVBU マシンをダブルクリックします NVBU マシンで使用可能なドライブが検出されます 検出されたドライブをさらにダブルクリックします 右側のペインにドライブのイメージが表示されます 適切なドライブが表示されない場合は タイプ プルダウン メニューを選択し 最も適切なドライブを手動で選択します Page(s): 6/16
3.3.4. 正しい構成が確認されたら 左上の 詳細の保存 アイコンをクリックします 3.3.5. ライブラリ追加が成功した旨の画面が表示されます 表示を確認後 OK をクリックします 3.3.6. デバイス管理画面でライブラリが正常に追加されたことを確認します 3.4. テープの交換 ( ライブラリのドアを開ける ) テープを交換する方法としてライブラリのドアを開けて交換する方法があります この方式では 大量のテープを交換するのに有効な手法です ただし 交換中はバックアップ ジョブなどでライブラリ装置を使用することはできなくなります Page(s): 7/16
3.4.1. ドライブにテープが入っている場合は テープをスロットに戻しておきます デバイス管理画面で表示されるドライブ上で右クリックし アンロード を選択します 3.4.2. 表示されているライブラリ装置上で右クリックし ドアを開く を選択します Page(s): 8/16
3.4.3. デバイス管理画面上でドアが開いている状態が示されます この状態で ライブラリ装置側でマガジン排出等の操作を行い テープを入れ替えます 3.4.4. テープを入れ替えたマガジンをライブラリ装置に挿入します その後 NVBU のデバイス管理画面においてライブラリ上で右クリックし ドアを閉める を選択します Page(s): 9/16
3.4.5. 新たに挿入したテープが認識され ライブラリが使用可能となります 3.5. テープの交換 (I/E ポートを利用する ) この手法だと ライブラリ装置を動作させたままテープの交換が行えます 3.5.1. デバイス管理画面で 排出したいメディア上で右クリックを行い エクスポート を選択します I/E ポートにテープが移動します ( テープがドライブにある場合 ) Page(s): 10/16
( テープがスロットにある場合 ) 3.5.2. I/E ポートにテープが移動します Page(s): 11/16
3.5.3. ライブラリ上で右クリックを行い Entry/Exit ポートを開く を選択します 3.5.4. I/E ポートが開かれている状態が表示されます この時 デバイス管理画面上では I/E ポートは表示されなくなります Page(s): 12/16
3.5.5. ライブラリ装置側で I/E ポートを介してテープを入れ替えます 新たにテープを挿入した場合は i40 側でそのテープをどのライブラリ パーティションに入れるかの指定を行う必要があります 環境に応じて適切な設定をします ( NVBU での i40 のサポートは 1 パーティション構成を前提としています 複数パーティションを構成した場合も NVBU を使用することは可能ですが その環境固有の問題には対応できない場合もあります ご注意ください ) 3.5.6. 入れ替えが終わったら NVBU のデバイス管理画面に戻り ライブラリ上で右クリックを行い Entry/Exit ポートを閉める を選択します Page(s): 13/16
3.5.7. デバイス管理画面上でテープがスロットに移動され使用可能となっていることが認識されます 3.6. バックアップ リストア 3.6.1. ファイルシステム プラグインでのバックアップを試します バックアップ画面を開き選択タブでバックアップ 対象を選びます ターゲット タブで i40 を指定し バックアップを行います Page(s): 14/16
3.6.2. ジョブ管理画面でジョブが成功したことを確認します 3.6.3. リストア画面を開きます 選択タブで取得したバックアップデータを選択します また名前を変更してリストアを行います Page(s): 15/16
3.6.4. ジョブ管理画面でジョブが成功したことを確認します 合わせて 指定したファイルがリストアされていることも確認します 4. まとめ NetVault Backup と Quantum Scalar i40 を使用して基本的な動作が確認できました 以上 Page(s): 16/16