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目次 5G( ミリ波 ) 端末の特徴 地域別 5G 導入周波数 ミリ波導入へのポイント 電波防護に関連する 3GPP 規格概要 周波数帯 帯域幅 最大送信電力 電波防護の観点から Handheld 端末で想定されるアンテナモジュールの数と配置 6GHz 以下とミリ波帯アンテナの配置例 5G で考えら

資料1-2 5GHz帯無線LANの周波数拡張に係る技術的条件の検討開始

帯電話加入数携帯電話加入者数の推移 年 9 月末現在加入数 ( 人口普及率 ) 携帯電話: 約 13,930 万加入 (108.8%) 第 3 世代携帯電話 (3G): 約 10,730 万加入 (83.8%) 3.9 世代携帯電話 (LTE): 約 3,200 万加入 (25.0%)

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世界での接続機能を有するデバイス数の推移予測 様々な業界での IoT への注目 今後出現するアプリケーションやビジネスモデル 標準化やデバイス価格の低下などにより 接続デバイス数は増加すると予測 2022 年には合計 290 億のデバイスがネットワークに接続され そのうち 181 億以上は IoT

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5G が目指す世界 ( 目標性能 ) 世界的にほぼ共通の要求条件が合意されている今後 3GPP, ITU-R にて 評価条件とともに具体的な要求条件を決定 容量 /km 倍 大容量化 高速通信 ユーザ体感スループット 100 倍 ( ピークデータレート 10Gbps 以上 ) 5G 低

小型衛星から構成される衛星コンステレーションによる衛星通信システムの技術的条件 の検討開始について 1 概要 衛星搭載機器の小型軽量化や衛星打上げ費用の低廉化により 小型の人工衛星の実用化が比較的容易になった 中 低軌道に打ち上げた多数の小型衛星を連携させて一体的に運用する 衛星コンステレーション

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周波数再編アクションプラン(平成26年10月改定版)(案)意見書

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背景 オフィスや家庭での無線 LAN 利用に加えて スマートフォンの普及に伴い空港 駅や競技場 イベント会場におけるモバイルデータ オフロードが増えています さらに モノがインターネットにつながる IoT *2 (Internet of Things) などの進展によって 無線 LAN の通信量 (

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1. 検討の背景 2.5Gの基本コンセプト 3. 携帯電話用の周波数確保に向けた考え方 4.1.7GHz 帯へのLTE-Advancedの導入 5.LTE-Advanced 等の高度化 6.LTE-Advanced 等の技術的条件

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ネットワークにつながる IoT 端末の増加 1 予測 自動車 家電 ロボットなどあらゆるモノがインターネットにつながり 情報のやり取りをすることで 新たな付加価値を生み出す IoT 時代の本格的な到来が期待 スマートフォン PC の接続数の大きな増加が見込めないのに対し LPWA などインターネット

国内周波数分配の脚注 J1 8.3kHz 未満の周波数の割当ては 8.3kHz 以上の周波数帯を使用する業務に有害な混信を生じさせないことを条件とする J2 気象援助業務によるこの周波数帯の使用は 受信用に限る 当該周波数帯において 気象援助業務の局は 2013 年 1 月 1 日前に無線通信局に通

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平成25年度電波の利用状況調査の評価について

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航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し 航空機において 当該航空機から地表の定点までの見通し距離を測定するための設備 SSR:Secon

上り :75Mbps ( 帯域 20MHz 4 4MIMO の場合 ) 上り :5.7Mbps 2013 年 7 月現在 GSMA の発表によれば世界 75 か国 194 の事業者で導入されている LTE システムの多くは 上り回線と下り回線を別の周波数とした FDD 方式であるが 上り回線と下り回

面は 水平 垂直及び円偏波 ( 右旋及び左旋 ) であること ( キ ) 800MHz 帯の周波数の電波を使用する無線局については 下図以上の特性のフィルターを挿入すること ( キ ) 1,000MHz 以上の電波を使用する無線局の送信空中線の最大輻射の方向は 次に掲げる区分に従い それぞれに掲げる

(1000 字を超える長文のため 以下に主な意見趣旨を抜粋 ) 150MHz 帯生体検知通報システムについて 山岳救助用を含めて 142.5~ MHz と ~146.99MHz としたらどうか 登山者検知通報システムについては時間的なチャネル共用が可能のため 当該システムにお

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世界が認める高品質とキャリア x 通信スピードバリエーション SIM7000 シリーズ Cat.M1/NB-IoT 通信モジュール 4G Cat.M1/NB-IoT SIM7500 シリーズ Cat.1 通信モジュール 4G Cat.1 Vo(docomo/au) docomo/au Softban

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2つ目については 端末や装置など 製品が複数あることを想定していると思われる 三瓶主任 :P.10 について 送信機はビームを絞っているのか ビームを絞ったにも関わらず 縦側に信号が漏れるということか 赤田氏 : 今日の資料にはないが 都心部ではビルからの反射により送信源がない方向からもビームが飛ん

UWB(Ultra Wide Band: 超広帯域 ) 無線システムについて UWB 無線システムの概要 UWB 無線システムとは : 非常に広い帯域幅にわたって電力を拡散させて 数百 Mbps 規模の高速通信を可能とする無線システム 電力 (W/MHz)

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電波法関係審査基準 ( 平成 13 年 1 月 6 日総務省訓令第 67 号 ) の一部を改正する訓令案新旧対照表 ( 下線部は変更箇所を示す ) 改正案 現行 別紙 2 ( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準 別紙 2 ( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準 第 1 ( 略 ) 第

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会合報告 ITU-R SG4( 衛星業務 ) 関連 WP 会合 (2016 年 4 月度 ) 報告 KDDI 株式会社グローバル技術 運用本部グローバルネットワーク オペレーションセンター副センター長 かわい河合 のぶゆき宣行 KDDI 株式会社グローバル技術 運用本部グローバルネットワーク オペレ


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2. 測位衛星のシステム提供者 ( プロバイダー ) 間の国際協力の重要性現在 全地球規模 ( 全球型 ) のグローバルな衛星測位システム (GNSS) として 米国の GPS 欧州の GALILEO ロシアの GLONASS 中国の北斗の 4 システムが整備される予定である また 地域型のシステム

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第5章ICT分野の基本データ276 2 無線局 我が国の無線局数は 26 年以降 一貫して増加傾向 217 年度末における無線局数 (PHSや無線 LAN 端末等の免許を要しない無線局を除く ) は 2 億 3,445 万局 ( 対前年度比 7.9% 増 ) うち携帯電話端末等の陸上移動局は2 億

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802.11ac技術の機器組込み時に理解しておきたいこと

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1 2.4GHz 帯周波数の使用状況 概要 国際分配 ( 第三地域 ) の概要 固定 移動 移動衛星 ( ) 無線標定 無線測位衛星 ( ) 固定移動無線標定アマチュア 固定移動無線標定 固定固定衛星 ( ) 移動 移動衛星 ( ) 固定固定衛星 ( ) 移動 放送衛星 固定移動 放送衛星 航空移動

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資料 4-3 < 新世代モバイル通信システム委員会技術検討作業班 ( 第 4 回 ) 資料 > 5G に向けた取組状況等について 2017 年 12 月 22 日 KDDI 株式会社

< 目次 > 1 LTE-Advanced の高度化について 2 5G に向けた取組状況について 3 < 参考 >5G(28GHz 帯 ) の共用検討について

1 LTE-Advanced の高度化について 2 5G に向けた取組状況について 3 < 参考 >5G(28GHz 帯 ) の共用検討について

モバイルトラヒック状況 モバイルトラヒックは 今後も継続的に増加することが想定されている 5G 展開における LTE 連携 5G への移行過渡期において LTE トラヒックは今後も増加の見込みであることから LTE の継続的な高度化が必要 Ericsson Mobility Report (2017 November) 5G LTE CAGR 42% WCDMA/HSPA GSM/EDGE 4

LTE-Advanced の高度化 ( キャリア アグリゲーション等 ) 今後も LTE-Advanced の継続的な高度化が必要 LTE-Advanced の更なる高度化 2014.5 国内初 CA 150 800MHz (10MHz 幅 ) 2.1GHz (10MHz 幅 ) 2015.2 220 110Mbps 110Mbps 2015.4 225 800MHz (10MHz 幅 ) 2.1GHz (20MHz 幅 ) 2015.10 300 700MHz (10MHz 幅 ) 800MHz (10MHz 幅 ) 2.1GHz (20MHz 幅 ) FDD-TD CA 2016.5 370 110Mbps 110Mbps 2.1GHz (20MHz 幅 ) MIMO 高度化 2016.12 440 4x4MIMO 220Mbps 4x4MIMO 220Mbps 4x4MIMO FDD-TD CA 2017.6 590 4x4MIMO 64QAM 220Mbps 4x4MIMO 64QAM 220Mbps 2.1GHz (20MHz 幅 ) 4CCCA 2017.9 558 139.5Mbps 139.5Mbps 3.5GHz 139.5Mbps 3.5GHz 139.5Mbps DL 256QAM 2017.9 708 3.5GHz 4x4MIMO 256QAM 279Mbps 3.5GHz 4x4MIMO 256QAM 279Mbps 2.1GHz (20MHz 幅 ) 5

LTE-Advanced 高度化について ( 将来対応 ) 3GPP Rel.15 以降も LTE-Advanced の高度化が検討されている ( 主要技術は下記 ) LTE-Advanced の継続的な高度化のため 今後も技術的条件の検討が必要 HPUE UL CA HPUE : High Power User Equipment DL 1024QAM Rel. 14 の HPUE は 1 キャリアのみ対象 ( 現在制度整備中 ) Rel. 15 では HPUE で UL CA に対応するよう機能拡張を実施中 最大空中線電力 26dBm 最大空中線電力 26dBm 20MHz 幅 20MHz 幅 20MHz 幅 下りリンクデータチャネルの変調方式について 更なる多値化で一度に運べる情報量を増やす 256QAM 最大速度が理論上 1.25 倍に! 1024QAM HPUE (Rel.14) UL CA 対応 HPUE (Rel.15) Bits per symbol:8 Bits per symbol:10 20MHz 幅は最大の帯域幅 6

LTE-Advanced 高度化について ( 将来対応 ) Band 41(2.5GHz 帯 ) と Band 42 (3.5GHz 帯 ) を用いた 最大 4 キャリアによる UL CA をサポート Rel. 14 HPUE 最大 26dBm Band42 20MHz Band42 幅 20MHz 幅 20MHz 幅 Band41 Band41 4UL CA 同時利用Rel. 15 HPUE 最大 26dBm 4CC CA Shortened TTI 無線アクセス部分の低遅延を実現 <Frame structure type 1(FDD)> 下り :2-symbol, 7-symbol の stti の導入 上り :2-symbol, 4-symbol, 7-symbol の stti の導入 <Frame structure type 2(TDD)> 上り下りともに 7-symbol の stti の導入 14symbol(TTI) =1ms データの先頭 14symbol(TTI) = 1ms CC : Component Carrier 7symbol(TTI)7symbol(TTI)7symbol(TTI)7symbol(TTI) 既存周波数帯の NR 化 下記は主な周波数帯 ( 下線は国内利用の周波数帯 ) NR:New Radio B1 (2GHz 帯 ) B3 (1.7GHz 帯 ) B7 (2.5GHz 帯 ) B8 (900MHz 帯 ) B20 (800MHz 帯 ) B28 (700MHz 帯 ) B41(2.5GHz 帯 ) B42(3.5GHz 帯 ) B66 (2GHz 帯 ) B71 (600MHz 帯 ) 7

1 LTE-Advanced の高度化について 2 5G に向けた取組状況について 3 < 参考 >5G(28GHz 帯 ) の共用検討について

実証実験を通じ 5G により開ける世界の可能性を追求中 高速移動環境 ICT 施工 低遅延 自動車 (>190km/h) 電車 (100km/h) 遠隔存在 安心 安全 より良い社会へ 高度セキュリティシステム スマートステーション * 一部は総務省技術試験事務 5G 総合実証試験にて実施 スマートスクール 高精細映像 VR/AR 空撮映像配信スタジアム自由視点 VR 旅行エンターテインメント 9

3GPP 標準化 周波数割り当てを踏まえた想定ロードマップ 高速 大容量サービスを主体に5Gサービスを開始し 3GPP 標準化状況を踏まえて 順次低遅延サービス SA 化等の高度化を図り 段階的に5Gを導入していく想定 東京オリンピックを踏まえ 2020 年度までに高速 大容量サービスを主体に NSAベースでサービス開始を目指す Rel.16 仕様化 (19 年 12 月 ) に基づき 低遅延や高信頼性サービス等を含む高度化を図る 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2021 年度 2022 年度 2023 年度 ~ イベント 3GPP 標準化 周波数割当て 5G 商用予定 Rel.15 12 月 NSA Fix 6 月 : SA Fix Rel.16 WRC-19 東京五輪 12 月 : 3GPP Rel-16 Fix 5G 周波数割当 追加周波数割当 ( 想定 ) 商用化 ( 高速 / 大容量主体を想定 ) 高度化 ( 低遅延や高信頼性本格対応 ) 新周波数多接続対応 10

3GPP 標準化 周波数割り当てを踏まえた想定ロードマップ embb 映像中継 監視カメラ映像 Upload コネクテッドカー IoT 低遅延 NSA: Non-Standalone SA : Standalone 2020 年度 ~ 2022 年度 ~ WRC-19 バンド New RAT 割当て済みバンド 28GHz Below6GHz 既存 3GPP バンド 4G NSA 高速 / 大容量 emtc NB-IoT Rel.13,14 5G 無線区間低遅延化 NSA SA 高速 / 大容量 emtc NB-IoT YY YY 5G E2E 低遅延化 2023 年度 ~ NSA 高速 / 大容量 5G E2E 低遅延化 サービス当初から高速 Rel.16による高密度 大容量多接続 SA IoT Rel.16 11

5G で実現するユースケースと周波数活用例 ニーズ サービスに応じて必要な周波数を活用して 5G ネットワークを構築 屋内対策 Below6GHzで屋内もカバー 遠隔医療 自治体 消防 CA LTE 建機 農機制御 C-Plane U-Plane LTE-Advanced NSA(Non-Standalone) Below6GHz 28GHz スタジアム高精細映像 28GHz IoT コネクテッドカー 12

1 LTE-Advanced の高度化について 2 5G に向けた取組状況について 3 < 参考 >5G(28GHz 帯 ) の共用検討について

5G(28GHz 帯 ) の共用検討について WRC-19 1 議題に関する共用検討についてITU-R 内の作業部会で検討が行われており 国内外での 28GHz 帯に関連する共用検討等の状況を参照しつつ 本作業班での共用検討を進めていくことが望ましい 1:2019 年に開催される国際電気通信連合 (ITU) の世界無線通信会議 (WRC) 干渉構成図 ( 議題 1.13) 実線 : 希望波 破線 : 干渉波 端末 5G 基地局 B 端末 衛星 ( 受信機 ) 干渉シナリオ A: 地球局 (FSS) 基地局 / 端末 (MS) 干渉シナリオ B: 基地局 / 端末 (MS) 通信衛星 (FSS) A 地球局 1 衛星関連の国内外の検討動向を把握 WRC-19 議題 1.13 2 (TG5/1 4 主管 )(*1) WRC-19 議題 1.5 3 (WP4A 5 主管 ) 非静止衛星システムの技術基準策定に向けた国内検討 (*1) 対象周波数は異なるが 同様の共用検討手法の適用が考えられる 2WP4A では 干渉シナリオ A において移動型地球局も検討が必要 ( 日本沿岸 上空にも同地球局を搭載した外国船舶 航空機が来着するため国際基準との整合要 ) 2 議題 1.13:IMTの将来開発に向けたIMT 周波数の特定に関する議題 3 議題 1.5 : 固定衛星業務の静止衛星と通信する動く地球局による 17.7-19.7GHz 帯及び27.5-29.5GHz 帯の使用に関する議題 4 TG5/1 :ITU-R 配下で議題 1.13を検討しWRC-19での当該議題の審議に資する文書 (CPMテキスト) を作成する作業部会 (Task Group 5/1) 5 WP4A : 衛星関連議題を扱うSG4 配下において 固定衛星業務 (FSS) 放送衛星業務 (BSS) を扱う作業部会 14

5G(28GHz 帯 ) の共用検討 検討部門 検討期限 (CPM テキスト案 ) 共用検討完了見込み (*1) 干渉シナリオ (*2) 周波数帯 (GHz) ITU-R TG5/1 2018 年 8 月 2018 年 5 月 A & B 24.25-27.5 ITU-R WP4A 2018 年 7 月 2018 年 2 月 A 27.5-29.5 非静止衛星システムの技術基準策定に向けた国内検討 (*3) - A & B 27.5-29.5 備考 WRC-19 議題 1.13 (24.25-86GHz 帯での IMT 特定検討 ) WRC-19 議題 1.5 (17.7-19.7GHz 帯 /27.5-29.5GHz 帯での ESIM 使用の検討 ) (*1) ITU-R TG5/1 については 1 月会合で検討対象の項目 内容が出揃い 5 月会合で検討の最終化予定 (*2) 干渉シナリオは以下のとおり ( 前頁の図も参照 ) A: 地球局 (FSS) 基地局 / 端末 (MS) B: 基地局 / 端末 (MS) 通信衛星 (FSS(GSO/NGSO)) (*3) OneWeb LeoSat 等 今後事業展開が見込まれる非静止衛星通信システムの制度整備に向けた検討 ( 衛星を巡る諸問題に関する調査検討作業班報告書 ( 平成 29 年 6 月 15 日 ) 15