JICA 73 2016 9 2 14:30 17:30 JICA 1 113 1. 2. 1 9 23 3. 4. 1 2 5. WG 1 6. 7. 74 10 3 14:30 8.
ナイジェリア連邦共和国 ラゴス都市鉄道整備事業準備調査 ( 有償資金協力協力準備調査 ) 環境社会配慮助言委員会案件概要資料 2016 年 9 月 2 日アフリカ部アフリカ第一課
目次 1. 事業の背景と必要性 2. 事業の目的と概要 3. 事業対象地域図 4. 事業対象地域概況 5. 環境社会配慮事項 6. スケジュール
1. 事業の背景と必要性 (1) ナイジェリア運輸交通セクターの課題 ナイジェリアでは急速な都市化に伴う交通渋滞及び公害等の都市問題が深刻化 商業の中心地であるラゴス州では 特に経済の中心的な機能を担うラゴス島及びビクトリア島において慢性的な交通渋滞が発生し 環境が悪化している (2) ラゴス州の開発計画 ラゴス州は2009 年に 戦略交通マスタープラン (Strategic Transport Master Plan(STMP)) を策定(2014 年に一部改訂 ) 都市鉄道やバス路線を開発して渋滞を緩和することを計画 2016 年 9 月時点では BRT1 路線が完工 運行中 また LRT BRT 各 1 路線が建設中 本事業は STMPにおいて ラゴス島及びビクトリア島に計画された路線に 新交通システムを建設することで ラゴス州中心部の公共交通の利便性向上及び公害の減少 気候変動の緩和に寄与する
2. 事業の目的と概要 (1) 事業目的ラゴス州において新交通システムを建設することにより 輸送需要への対応と 自動車やバイクから公共交通機関へのモーダルシフトを図り 交通渋滞の緩和と交通公害の減少 気候変動の緩和に寄与するもの (2) 事業概要 ( ア ) 内容 ( 詳細は協力準備調査にて確認中 ) 新交通システム建設に係る土木 軌道工事 電気 通信 信号関連工事 車両調達 車両基地建設 コンサルティング サービス ( イ ) 実施機関ラゴス州交通局 (Lagos Metropolitan Area Transport Authority: LAMATA) ( ウ ) 協力準備調査期間調査全体 :2016 年 2 月 ~2017 年 7 月 <Stage 1> 調査 路線計画 システム比較等 (2016 年 2 月 ~2016 年 7 月 ) <Stage 2> 調査 概略設計 事業効果測定等 (2016 年 9 月 ~2017 年 7 月 )
2. 事業の目的と概要 中央分離帯を利用した路線 駅の建設イメージ Platform Car Limit And Track Platform Civil Work Structure Concoarse Stairs, Escalator, Elevator Road Stairs, Escalator, Elevator Pedestrian way Carrageway Carrageway Pedestrian way 道路標準横断図 ( 中央分離帯あり ) 駅部の導入イメージ
3. 事業対象地域図 ラゴス州 STMP における路線計画 ( 赤枠部分が本事業対象地域 ) Ifo Sagamu 出典 :Google マップ Redeem Otta Agbado Mile12 Free Trade Zone Ojo Marina Ajah Lekki Airport Okokomaiko National Theater
3. 事業対象地域図 利用者利便性や施工性 環境社会配慮調査を踏まえた提案路線計画
事業対象地の交通の概況 4. 事業対象地域概況 幹線道路の渋滞 BRT ミニバス 三輪タクシー
4. 事業対象地域概況 ビクトリア島とラゴス島では 幹線道路の多くで道路渋滞が発生 一般道路で 20km/h 以下の場合には 混雑 平均旅行速度 (km/h) 20 km/h 未満 20 40 km/h 未満 40 60 km/h 未満 60 km/h 以上 出典 : 改訂 STMP LAMATA
路線沿線の概況 1 4. 事業対象地域概況 提案ルート ラゴス島 Awolowo Road Five Cowrie Creek (Falomo Bridge より ) ビクトリア島 Federal palace 前交差点 OpenStreetMap contributors Lekki Epe Expressway 車両基地候補地
路線沿線の概況 2 4. 事業対象地域概況 提案ルート ラゴス島 Five Cowrie Creek Yesuf Abiodun 周辺 ビクトリア島 Federal Palace 前交差点 OpenStreetMap contributors Adetokunbo Ademola Street
5. 環境社会配慮事項 (1) 助言を求める項目第 1 回 : 環境社会配慮のスコーピング案第 2 回 : 準備調査最終報告書ドラフト (2) 適用ガイドライン 国際協力機構環境社会配慮ガイドライン (2010 年 4 月公布 ) (3) カテゴリ分類カテゴリ分類 :A 分類の根拠 : 国際協力機構環境社会配慮ガイドライン (2010 年 4 月公布 ) に掲げる影響を及ぼしやすい特性に該当するため
5. 環境社会配慮事項 (4) 環境配慮 ナイジェリアのEIA 法によって 環境に負の影響を与える恐れのあるすべての開発プロジェクトに対して 環境アセスメントの実施が義務付けられている ( 鉄道セクターについては 新規路線及び付帯施設の建設事業 ( モノレールを含む ) にEIAが求められており 本事業も該当 ) 工事中は 大気汚染 水質汚濁 土壌汚染 廃棄物 騒音 振動による影響が想定される 供用後は 車両走行による騒音 振動による影響 デポからの廃水が想定される 計画路線沿線及びその周辺には 国立公園や保護区等の影響を受けやすい地域は存在しないが 生態系への影響については調査で確認する
5. 環境社会配慮事項 (5) 社会配慮 工事前の用地取得 住民移転について 基本的に既存の道路用地内で路線が計画されるため 用地取得は最小限に抑えられる見込みであるが 一部非正規住民の移転の可能性がある その規模については調査の中で確認する 社会経済調査を通じ 事業対象地の占有者を把握するとともに RAP 案の作成を通じた適切な補償 支援策の策定を支援 車両基地については約 5ヘクタールの用地が必要になる見込み なお 候補地は未利用地部分と一部建設機材のヤードとして利用されている部分があるが 今のところ住民の居住は確認されていない 本事業により 日照権や景観 工事中の既存交通にも影響が想定される 詳細については調査の中で確認する
6. スケジュール 2016 2017 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 現地調査 ( 全体 ) 環境社会配慮調査 現地調査 国内作業 EIA 案作成 DF/R +EIA 審査 ( ナイジェリア連邦環境省 ) F/R RAP 案作成 許認可取得 ステークホルダー会議 環境社会配慮助言委員会 第 1 回ステークホルダー会議 第 2 回ステークホルダー会議 全体会合 WG( スコーピング案 ) WG(DF/R)
2016 9 2 JICA
JICA GL 2.7 AB A A A
WG 33 6 2/3 31/2 45 1 JICA WG JICA WG 4
DFR WG DFRFR DFR WG WG DFR
WG JICA JICA WG WG
WG WG WG 14 7 WG WG WG WG
WG 7 /WG 30 200 / WG WG WG WG JICA WG WG
EIA/RAP EIA/RAP EIA RAP JICA JICA GL WG JICA
1 / WG JICA JICA WG WG WG 5
JICA GL OP4.12 JICA GL JICA
WG DFR SCWGDFR WG WG JICA WG 1 1
4
Zone B DFR No.1 No.4 No.7 No.14 No.26