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BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1. 絶縁型 Flyback コンバータ DCM( 電流不連続 ) モード設計事例 Vin AC85V -64V Filter D1 800V 0.1A D 800V 0.1A DA1 C1 450V 100uF D4 RB160L-60 R6 150 R4 75k W Q1 R8005ANX R5 10 R7 100k C3 3300pF 500V D3 FRD 800V 0.5A C11 Lp T1 Ns C1 R17 D6 RF1001TD C7 35V 1000uF C8 35V 1000uF Vout 1V 3A GND R8 0. 1W R 3.9M R1 10k IC1 BM1P061FJ R10 C 50V 10uF R9 10 D5 RF05VAS Nd R11 k R1 1k R14 43k R15.7k C10 R3 39k C5 47pF C4 1000pF C6 PC1 PC817 4 3 1 C9 0.1uF U TL431 R13 1k R16 1k 図 1-1. 絶縁型 Fly back 回路例 <Fly Back コンバータ基本動作 > 1 スイッチング Turn ON 時 スイッチング Turn OFF 時 VIN Ns OFF VIN Ns ON Ip Lp Ls Lp Ls Is ON OFF MOSFET が ON すると トランスの一次側巻線 Lp に電流 Ip が流れ エネルギーが蓄えられます この時 ダイオードは OFF しています MOSFET が OFF すると 蓄えられたエネルギーがトランスの二次側巻線 Ls からダイオードを通じて出力されます この時 MOSFET は OFF しています VIN Ip ton Lp VO Is Ip toff Ns Ls Ns ton VO VIN toff 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. /9 013.03 - Rev.A

BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1-1. トランス ;T1 の設計 1-1-1. フライバック電圧 VOR の決定フライバック電圧 VOR を決定して 巻数比 :Ns Duty 比を求めます ton VOR VO VIN Ns toff VOR Ns VO VOR Duty VIN VOR VIN VOR VIN=95V(AC85Vx1.4x0.8) VOR=65V Vf=1V とすると VOR VOR 65V 5 Ns VO Vout Vf 1V 1V VOR 65V Duty(max) 0.406 VIN(min) VOR 95V 65V GND 図 1-.MOSFET Vds (*)Duty が 0.5 以上の場合は 0.5 以下になるように VOR を調整します 1-1-. 二次側巻線インダクタンス Ls 二次側の最大電流 Ispk の算出電源効率を考慮して Iomax=Io x 1. =3.6A とすると Ls< Vout Vf 1- Duty Iomaxfswmax 1V1V1-0.406 3.6A70kHz 9.1uH Iomax 3.6A Ispk 1.1A 1- Duty(max) 1-0.406 図 1-3. 一次側電流波形と二次側電流波 1-1-3. 一次側巻線インダクタンス Lp 一次側の最大電流 Ippk の算出 Lp Ls Ns 9.1uH5 8uH Ns 1 Ippk Ispk 1.1A.4A 5 1-1-4. トランスサイズの決定 Po=36W より トランスのコアサイズを EER8 とします 表 1-1. 出力電力とトランスコア 出力電力 Po(W) コアサイズ コア断面積 Ae(mm ) ~30 EI5/EE5 41 ~60 EI8/EE8/EER8 84 (*) 上記の値は目安です 詳細はトランスメーカー等にご確認ください 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. 3/9 013.03 - Rev.A

BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1-1-5. 一次側巻線数 の算出 VINton LpIppk AeBsat AeBsat 一般的なフェライトコアの磁束密度 B(T) の最大値は 0.4T@100 となっておりますので Bsat=0.3T とします Lp Ippk 8uH.4A 1.9 turns Ae Bsat 84mm 0.3T は ターン以上にします 磁気飽和を起こさないために AL-Value-NI 特性から を設定します AL-Value=150nH/turns とすると Lp 8uH 38.9turns AL - Value 150nH/turns NI Ippk 40turns.4A 96.8A turns 40 ターンとします EER8 の AL-Value-NI 特性から許容範囲であることを確認します 許容範囲から外れる場合には を調整します AL-Value=150nH/turns NI=96.8A turns 1-1-6. 二次側巻線数 Ns の算出 図 1-4.EER8 AL-Value-NILimit 特性 (JFE MB3 EER8.5A) 5 Ns 40 Ns 8 turns 5 8 ターンとします 1-1-7.VCC 巻線数 Nd の算出 VCC=15V Vf_vcc=1V とすると VCC Vf_vcc 15V1V Nd Ns 8turns 9.85turns Vout Vf 1V1V 10ターンとします これより トランス仕様は以下となります 表 1-. トランス仕様 ( 参考 ) Core JFE MB3 EER8.5A or compatible Lp 8 uh 40 turns Ns 8 turns Nd 10 turns 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. 4/9 013.03 - Rev.A

BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1-. 主要部品選定 1--1.MOSFET;Q1 MOSFET の選定には 最大ドレイン-ソース間電圧 ピーク電流 Ron による損失 パッケージの最大許容損失などを考慮します 特に ワールドワイド入力 (AC85V-AC64V など ) の場合 低入力電圧時に MOSFET の ON 時間が長くなり Ron 損失による発熱が大きくなります 製品に組み込んだ状態にて確認を行い 必要に応じてヒートシンク等の放熱を行って下さい 本設計例では ワールドワイド入力 Ippk=.4A から R8005ANX(800V 5A 1.6Ω) とします 1--. 入力コンデンサ ;C1 入力コンデンサ容量は表 1-3 より選定します Pout=1Vx3A=36W より C1:x36=7 100uF とします 表 1-3. 入力コンデンサ選定表入力電圧 (Vac) Cin(uF) 85-64 X Pout(W) 180-64 1 x Pout(W) (*) 上記の値は全波整流時の目安です 保持時間などの仕様に合わせて選定して下さい コンデンサの耐圧は Vac(max) x 1.41 となります AC64V の場合 64V x 1.41 = 37V ですので 400V 以上とします 1--3. 電流検出抵抗 ;R8 電流検出抵抗は 一次側に流れる電流を制限し 出力の過負荷に対して保護する目的と 電流モード制御のスロープ補償に使用します このため トランスの一次側インダクタンスや入力電圧により制限を受ける場合があります また BM1PXXX シリーズは 過負荷保護に AC 電圧補正機能を内蔵しております これは 入力電圧の違い (AC100V と AC00V など ) により 過負荷保護ポイントのズレを補正します Duty Vcs 0mV/us Vcs_limit Vcs ton 0mV/us R8 fsw Ippk Ippk Ippk 0.406 0.4V 0mV/us 65kHz 0.17 Ω 0. Ωとします.4A 過負荷保護ポイントにつきましては 製品に組み込んだ状態での確認をお願いします また 検出抵抗の損失 P_R8 は P_R8(peak) Ippk R8.4 0. 1.17W P_R8(rms) Iprms R8 Ippk Duty 3 R8.4 0.406 3 0. 0.15W 耐パルス性を考慮して 1W 以上とします 耐パルスにつきましては 同じ電力定格でも抵抗の構造等によって変わる場合があります ご使用になる抵抗メーカーにご確認ください 1--4.VCC 用ダイオード ;D5 VCC 用ダイオードは高速ダイオードを推奨します VCC 用ダイオードに印加される逆電圧は Nd Vdr VCC(max) +VINmax VCC(max)=9V とすると 10 Vdr 9V+37V 1V 40 マージンを考慮して 1.5V/0.7=175V 00V 品を選定します ( 例. ローム RF05VAS 00V 0.5A) 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. 5/9 013.03 - Rev.A

BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1--5.VCC 用コンデンサ ;C VCC 用コンデンサは IC の VCC 電圧を安定させるために必要です 容量は.uF 以上を推奨します ( 例.50V 10uF) また 電源投入時の IC の起動時間を決定します VCC 用コンデンサ容量と起動時間の特性は図 1-5 の通りです 図 1-5. 起動時間 ( 参考値 ) 1--6.VCC 巻線用サージ電圧制限抵抗 ;R9 トランスのリーケージ インダクタンス (Lleak) により MOSFET がオンからオフになった瞬間 大きなサージ電圧 ( スパイクノイズ ) が発生します このサージ電圧が VCC 巻線に誘起され VCC 電圧が上昇して IC の VCC 過電圧保護にかかる場合があります VCC 巻線に誘起されるサージ電圧を軽減するために制限抵抗 R(5~Ω 程度 ) を挿入します VCC 電圧の上昇につきましては 製品に組み込んだ状態での確認をお願いします 1--7. スナバ回路 ;C3,D3,R4 トランスのリーケージ インダクタンス (Lleak) により MOSFET がオンからオフになった瞬間 大きなサージ電圧 ( スパイクノイズ ) が発生します このサージ電圧は MOSFET のドレイン-ソース間に印加されるため 最悪の場合 MOSFET の破壊に至る場合がございます このサージ電圧を抑制するためにRCD スナバ回路を推奨いたします 1クランプ電圧 (Vclamp) クランプ Ripple 電圧 (Vripple) の決定クランプ電圧は MOSFET の耐圧からマージンを考慮して決定します Vclamp=800V x 0.8 = 640V クランプRipple 電圧 (Vripple) は 50V 程度にします R4 の決定 Vclamp R4 Vclamp Lleak Ip - VOR fsw(max) Lleak=Lp x 10% = 8uH x 10% = 3uH とすると 640V - 65V R4 640V 3uH.4 70kHz 78k Ω 75k Ωとします R4 の損失 P_R4 は P_R4 Vclamp - VIN 640-37 R4 3C3 の決定 Vclamp C3 Vripple fsw(min) 75k Ω となります マージンを考慮して W 品とします 0.96W 640V R4 50V 60kHz 844pF 75k Ω 3300pF とします C3 にかかる電圧は 640V-64x1.41=68V となります マージンを考慮して 400V 以上とします 4D3 の決定ダイオードはファストリカバリーダイオードをご使用下さい 耐圧は MOSFET の Vds(max) 以上の電圧にします サージ電圧は トランスのリーケージ インダクタンスの他に 基板のパターンの影響も受けます 製品に組み込んだ状態にて Vds 電圧の確認を行い 必要に応じてスナバ回路の調整を行って下さい 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. 6/9 013.03 - Rev.A

BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1--8. 出力整流ダイオード ;D6 出力整流ダイオードは 高速ダイオード ( ショットキーバリヤダイオード ファストリカバリーダイオード ) を使用してください 出力ダイオードに印加される逆電圧は, Ns Vdr Vout(max) +VINmax となります Vout(max)=1V+5%=1.6V とすると Vdr 1.6V+37V 8 40 87V マージンを考慮して 87.4V/0.7=15V 00V 品を選定します また ダイオードの損失 ( 概算値 ) は Pd=Vf x Iout=1V x 3A=3W となります ( 例. ローム RF1001TD:00V 10A, TO-0F パッケージ ) 電圧マージンは 70% 以下 電流は 50% 以下で使用することを推奨します 製品に組み込んだ状態にて温度上昇の確認を行い 必要に応じて部品の再検討 ヒートシンク等の放熱を行って下さい 1--9. 出力コンデンサ ;C7,C8 出力コンデンサは 出力負荷で許容可能な Peak to Peak の Ripple 電圧 (ΔVpp) と Ripple 電流で決まります MOSFET がオンの時 出力ダイオードはオフ状態です この時 出力コンデンサから負荷に電流を供給します MOSFET がオフの時に出力ダイオードはオン状態になり この時に出力コンデンサにチャージするとともに負荷電流も供給します ΔVpp=00mV とすると ΔVpp Z_C< Ispk 0.V 1.1A 0.0165 Ω at 60kHz (fsw min) 一般的なスイッチング電源用電解コンデンサ ( 低インピーダンス品 ) では インピーダンスは 100kHz で規定されていますので 100kHz に換算します Z_C <0.0165 Is(rms) Ispk Ω Ripple 電流 Is(rms) は 1 - Duty 3 60 100 0.01 1.1A Ω at 1-0.406 3 100kHz 5.384A コンデンサの耐圧は 出力電圧の 倍程度を目安にします Vout x = 1V x = 4V 5V 以上とします これらの条件に合う電解コンデンサを選定してください ( 例. スイッチング電源用の低インピーダンスタイプ 35V 1000uF x パラ ) (*) 実際の Ripple 電圧 Ripple 電流は実機での確認をお願いします 1--10.MOSFET ゲート回路 ;R5,R6,D4 MOSFET のゲート回路は MOSFET の損失 ノイズに影響します スイッチングターンオン時のスピードは R5+R6 ターンオフ時は引き抜き用ダイオード D4 を通じて R5 で調整します ( 例.R5:Ω 0.5W R6:150Ω D4:SBD 60V 1A) DCM( 電流不連続 ) モードの場合 スイッチング損失は 基本的にはターンオン時は発生せず ターンオフ時の損失が支配的となります ターンオフ時のスイッチング損失を軽減するためには R5 を小さくしてターンオフスピードを上げることになりますが 急峻な電流変化となりスイッチングノイズが大きくなります 損失 ( 発熱 ) とノイズはトレードオフの関係にありますので 製品に組み込んだ状態にて MOSFET の温度上昇とノイズ測定を行い 必要に応じて調整を行って下さい また R5 にはパルス電流が流れますので ご使用になる抵抗の耐パルス性をご確認下さい 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. 7/9 013.03 - Rev.A

BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1--11.AC 起動 / 停止電圧設定 ;R,R3 BM1PXXX はブラウンアウト / イン機能を内蔵しております AC 起動 / 停止電圧は R,R3 にて調整します ACMONI 端子しきい値 ; 上昇時 1.0V 下降時 0.7V より AC ON 電圧 1.0V 1.41 R R3 R3 AC OFF 電圧 0.7V 1.41 R R3 R3 R=3.9MΩ R3=39kΩとします この時 AC ON 電圧 =AC7V AC OFF 電圧 =AC50V となります 1-3.EMI 対策 EMI 対策としましては 以下をご確認ください (*) 定数は参考値です ノイズの影響により調整してください 入力部にフィルタ追加 一次側と二次側間にコンデンサ追加(C10;Y-Cap 00pF 程度 ) MOSFET の DS 間にコンデンサ追加 (C11;1kV 10~100pF 程度 ) (DS 間にコンデンサを追加した場合 損失が増加します 温度上昇を確認して調整して下さい ) ダイオードに RC スナバ追加 (C1;500V 1000pF, R17;10Ω 1W 程度 ) 1-4. 出力ノイズ対策出力ノイズ対策としましては 出力に LC フィルタ (L;10uH C10;10uF~100uF 程度 ) を追加して下さい (*) 定数は参考値です ノイズの影響により調整してください 図 1-6.LC フィルタ追加回路 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. 8/9 013.03 - Rev.A

BMP0XX series PWM Flyback converter Technical Design 1-5. レイアウト案本回路のレイアウト案 ( 一例 ) を図 1-7 に示します 片面基板 リード部品面視 赤字部品は表面実装部品になります DA1 C1 C3 R4 T1 Heat sink Vin N D3 Vin L Q1 D6 R7 C7 D1 JP D R1 R R8 JP R3 C5 Heat sink JP IC1 C C4 PC1 C10 IC C8 JP GND Vout 90mm 図 1-7. レイアウト案 ( 一例 ) 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. 9/9 013.03 - Rev.A

Notice ROHM Customer Support System http://www.rohm.co.jp/contact/ 013 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. R110A