文書番号 タイトル Technical Information SYMC-SMS-071010-1 SMS8200 /8300 Version 7.5 アップグレード時の手順及び注意事項 対象機器 Symantec Mail /8300 Security Series 8200 ソフトウェアバージョン - プラットフォーム - 日付 200 7/10/10 参照 - 問合せ先 本書について 日商エレクトロニクス株式会社 ソリューションパートナ事業本部技術統括部 サポート第一グループ E-mail: -support@nissho symc -ele.co.jp SMS8200 /8300 Version 7.5 へのアップグレード時における注意事項が記述されています バージョンアップ時の注意事項 V7.5 へのアップグレードは V5を経由する必要がありますのでご使用のバージョンが V5 未満 のバージョンをご使用の場合は一度 V5 にソフトウェアップデート後に V7.5 へアップグレード する必要があります なお V7.5 へは全ての V5からのアップデートが可能です V4 から V7 へのアップグレードにおいて V5 を経由する必要がありますが SMS がプロキシを 利用する環境の場合には V5.0.0-16 にアップグレードしないで下さい その後 V7にアップ グレードすることが出来なくなります そのため プロキシを利用する環境では V5.0.0-40 を経由してアップグレードして下さい V4.1.3-7 未満をご使用の場合は V5にアップデートする前に V4.1.3-7 にソフトウェアアップデ ートが必要となります ご使用のバージョンの確認は下記の version コマンドにて確認ができます >version V5 及び V7.5 へのアップグレード時は検疫メールの削除を推奨します 検疫メールを削除せずにアップグレードを実施した場合はアップグレード後の初期起動時に数時 間かかります また正常に起動しない場合があります 1
正常に起動しない場合は CD リストアから以前ご使用のバージョンへのダウングレードとバックア ップファイルからのリストアが必要となります バックアップファイルのリストアはバックアップ時と同一バージョンへのみリストアが可能であ り異なるバージョンへのりストアは実施できません 尚 バージョンアップにおいては バージョンアップ後の各バージョンのリリースノートを参照して いただき 既知の問題などを確認した上で実施をお願いします http://www.nissho -ele.co.jp/product/symantec/support_info.htm 2
1.4.1.3-7 へのソフトウェアアップデート手順 現在ご利用のバージョンが 4.1.3-7 未満をご使用の場合のみ 4.1.3-7 へのソフトウェアアップデート が必要となります ご使用のバージョンが 4.1.3-7 の場合は 2.V5 へのアップグレード手順 へ進んでください (1)FTP サーバへのバックアップファイル作成 ( 必須作業 ) 本操作は SMS から疎通可能な FTP サーバが必要となります GUI にてSMSへログイン後に Administration -> Backup を開きます Backup をクリックし Now Store backup on a remote を選択します location using F FTPサーバの情報を入力後に Backup をクリックします Now バックアップファイル作成完了までに数分かかります 検疫をご利用の場合は数時間かかる場合 があります (2)MTA サービスの停止と Mail のフラッシュ ( 推奨作業 ) コンソールケーブルを本体背面に接続して CLI ログインを実施します SSH による接続も可能ですが セッションが切れる場合がありますのでコンソールケーブルによる 接続を推奨します 次のコマンドを入力し MTA サービスを停止させます >mta -control inbound -accept suspend Outbound のメールも SMSを経由する場合のみ下記コマンドを入力させます >mta -control outbound -accept suspend CLI にて下記コマンドを入力し Mail >mta -control Mail >mta-stats all flush のフラッシュを実施します の確認は下記コマンドにて確認ができます delivery_queued_msgs: inbound_queued_msgs: outbound_queued_msgs: の数字が の数に なります 3
(3)4.1.3-7 へのソフトウェアアップデートの実施 GUI の Administration -> Software Updates を開きます Version 欄の 4.1.3-7 のチェックボック スを選択して ViewDescription をクリックします 4.1.3-7 の Update 内容が表示されたらOK をクリ ックします Version 欄の 4.1.3-7 のチェックボックスが選択されている事を確認して Update をクリ ックします ネットワーク環境によりダウンロード完了までに数時間かかりますが途中で止めないようにご注 意ください OS のダウンロード完了後に自動で機器の再起動が実施されます 再機動後に全てのサービス が起動するまでに数十分かかる事がありますが起動途中で電源を OFF にしないようにご注意くだ さい 4
2.V5 へのアップグレード手順 V4.1.3-7 へソフトウェアアップデートが完了している事が前提となります (1)FTP サーバへのバックアップファイル作成 ご使用のバージョンが 4.1.3-7 未満で 1.4.1.3-7 へのソフトウェアアップデート手順 にてバックア ップを取得した場合 本作業は不要です 本操作は SMS から疎通可能な FTP サーバが必要となりますのでご用意ください GUI にてSMSへログイン後に Administration -> Backup を開きます Backup をクリックし Now Store backup on a remote を選択します location using F FTPサーバの情報を入力後に Backup をクリックします Now バックアップファイル作成完了までに数分かかります 検疫をご利用の場合は数時間かかる場合 があります (2)MTA サービスの停止 コンソールケーブルを本体背面に接続して CLI ログインを実施します SSH による接続も可能ですが セッションが切れる場合がありますのでコンソールケーブルによる 接続を推奨します 次のコマンドを入力し MTA サービスを停止させます >mta -control inbound -accept suspend Outbound のメールも SMSを経由する場合のみ下記コマンドを入力させます >mta -control outbound -accept suspend (3)Mail のフラッシュ CLI にて下記コマンドを入力し Mail >mta -control Mail >mta-stats all flush のフラッシュを実施します の確認は下記コマンドにて確認ができます delivery_queued_msgs: inbound_queued_msgs: outbound_queued_msgs: の数字が の数に なります (4) 検疫メールの削除 ( 検疫機能をご利用の場合のみ ) GUI にてSMSへログイン後に Quarantine を開きます すべて削除 をクリックし検疫メールを全 て削除します 5
(5)Control サービスの停止 Center CLI にて下記コマンドを入力し Control サービスを停止させます Center 本操作実施後は GUI にてログインができなくなります > service bcc stop (6) アップグレードの実施 CLI の install コマンドにてアップグレードを行います > install 5.0.0-40 ネットワーク環境によりダウンロード完了までに数時間かかりますが途中で止めないようにご注 意ください OS のダウンロード完了後に自動で機器の再起動が実施されます再機動後に全てのサービスが 起動するまでに数時間かかる事がありますが起動途中で電源を OFF にしないようにご注意くださ い V4 よりV7.5 へ一度にアップグレードせずに V5で運用される場合は V5.0.0-40 にソフトウェアアッ プデートされる事を推奨します SMSがプロキシを利用する環境の場合には V5.0.0-16 にアップグレードしないで下さい その後 V7 にアップグレード出来なくなります プロキシを利用する環境では V5.0.0-40 を経由してアップグレードして下さい 6
3.V7.5 へのアップグレード手順 V5へソフトウェアアップデートが完了している事が前提となります (1)FTP サーバへのバックアップファイル作成 本操作は SMS から疎通可能な FTP サーバが必要となりますのでご用意ください GUI にて SMS へログイン後に管理 -> バックアップを開きます 今すぐにバックアップ をクリックし FTP を使ってリモートの場所にバックアップを格納する を 選択します FTP サーバの情報を入力後に 今すぐにバックアップ をクリックします バックアップファイル作成完了までに数分かかります 検疫をご利用の場合は数時間かかる場合 があります (2)MTA サービスの停止 GUI にて SMS へログイン後に管理 -> ホスト -> LocalHost を開きます 着信メッセージを受け入れない を選択し保存をクリックします (3)Mail のフラッシュ CLI にて下記コマンドを入力し Mail >mta -control Mail >mta-stats all flush のフラッシュを実施します の確認は下記コマンドにて確認ができます delivery_queued_msgs: inbound_queued_msgs: outbound_queued_msgs: の数字が の数に なります (4) 検疫メールの削除 ( 検疫機能をご利用の場合のみ ) GUI にて SMS へログイン後に検疫を開きます すべて削除 をクリックし検疫メールを全て削除 します 7
(5)Control サービスの停止 Center CLI にて下記コマンドを入力し Control サービスを停止させます Center 本操作実施後は GUI にてログインができなくなります > service controlcenter stop (6) アップグレードの実施 CLI の install コマンドにてアップグレードを行います > install 7.5.0-23 ネットワーク環境によりダウンロード完了までに数時間かかりますが途中で止めないようにご注 意ください ダウンロード中に下記のエラーが表示された場合は再度 install コマンドにてアップグレードを実施 してください E: Unable to fetch some -get archives, update --fix or -missing? maybe try with run apt Fetched 152MB in /s) 59m50s (42.3kB Err No such file or directory OS のダウンロード完了後に自動で機器の再起動が実施されます再機動後に全てのサービスが 起動するまでに数時間かかる事がありますが起動途中で電源を OFF にしないようにご注意くださ い 8
アップグレードサポートに関して弊社ではアップグレード作業時のメール配送に影響を与えない為に 評価機の貸し出しを有償にて受け付けております 詳しくは弊社担当営業までお問い合わせください 作業に伴うお問い合わせは 原則として保守契約を締結しているお客様を対象に平日 9-17 時にて承りますのでご了承の程お願い致します お問い合わせ先 V5 及び V7.5 へのアップグレードに関するお問い合わせは 保守契約に記載の連絡先にお問い 合わせください 参考情報 <Symantec Knowledge Base> How to upgrade a Symantec Mail version Security 4.x to appliance version 5. so http://service1.symantec.com/support/ent -brightmailkb.nsf/docid/200611091 改訂履歴 2007/10/10 初版 2009/11/18 第二版バージョンアップ時の注意事項 V5へのアップグレード手順を変更 以上 9