JAF|国内競技車両規則2016年 第1編 レース車両規定

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1 第 編 レース車両規定 文中の太字斜体部分は 2015 年 JAF 国内競技車両規則第 編レース 車両規定からの改正箇所を示す

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3 第 章 車両の分類 第 1 章車両の分類 部門とグループ第 1 条国内競技車両部門 Ⅰ 量産車両 ( 公認車両および登録車両 ) N : 量産ツーリングカー N : 特殊ツーリングカー JAF GT : グランドツーリングカー JAF-GT MC: グランドツーリングカー マザーシャシー JAF GT : グランドツーリングカー 部門 Ⅱ 競技専用車両 ( ナショナルフォーミュラ ) S FJ: スーパー FJ F : フォーミュラ SF: スーパーフォーミュラ第 2 条国際競技車両部門 Ⅰ グループN : プロダクションカーグループA : ツーリングカーグループR : ツーリングカーまたは大規模量産プロダクションカー部門 Ⅱ グループR-GT:GTプロダクションカーグループGT3: カップグランドツーリングカーグループCN: プロダクションスポーツカーグループD : 国際フォーミュラレーシングカーグループE : フリーフォーミュラレーシングカー部門 Ⅲ グループF : レーシングトラック 9

4 第 章 レース車両の排気音量規制 第 2 章レース車両の排気音量規制 国内で開催されるJAF 公認レース競技会に参加するすべての車両は以下の排気音量に対する規制が適用される. 参加者は開催場所の周辺の環境を守るために国または地方自治体が制定した音量に関する法令およびオーガナイザーが決める排気音量に関する規定に従うこと ただし 最大音量は測定距離 mの場合 120dB(A) 以下とする JAFは 予告期間をもって最大音量を引き下げる権利を留保する. 参加車両の音量に関する規定は付則 レース車両の排気音量測定に関する指導要綱 に従うこと 10

5 部門 Ⅰ: 量産車両 ( 公認車両および登録車両 ) ( 第 章 第 章 ) 11

6 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 3 章公認車両および登録車両に関する一般規定 第 1 条定義 1.1) 公認車両一定期間内における同一車両 ( 同一車両 の項参照 ) の生産台数が量産に達すると認められた車両で 顧客に対する通常の販売 ( 通常の販売 の項参照 ) を目的としたものであり 車両型式が当該車両の公認書と合致していること この一定期間とは 連続する12 ヵ月間とする JAFは最少生産台数を調査し FIAに対し公認を申請することができる ( 公認 の項参照 ) 1.2) 同一車両同一の生産系列に属し同一の車体構造 ( 外部および内部 ) 同一の機械構造部分および同一のシャシー構造 ( モノコック構造の場合 このシャシーは車体と一体となっている ) を有する車両をいう 機械構造部分とはエンジン 駆動 懸架 操向および制動の諸装置をいう 1.3) 車両の型式 ( モデル ) 車体特有の設計や外観 同一機械構造のエンジン 電気モーターおよび駆動装置によって区別できる量産の車両をいう 同一型式の判定には打刻が参照される 1.4) グループ別最少生産台数グループ別最少生産台数を次のように定める 量産ツーリングカー (N ) 2,500 台特殊ツーリングカー (N ) 500 台 1.5) 通常の販売通常の販売とは 自動車製造者の通常の日本国内販売網を通じ 個々の顧客に対して車両を販売することをいう 1.6) 公認公認とはJAFおよび / あるいはFIAによる公式の証明であって 当該型式の車両の最少生産台数が 本規則のN N または 年 FIA 国際モータースポーツ競技規則付則 J 項のグループN A T のいずれかに その車を分類可能ならしめる生産の条件のもとで達成されたという証明である 12

7 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 公認申請は JAF 国内公認申請の場合 JAFにおいて審査公認される また FIA 公認申請の場合 JAFによってFIAに提出され 公認はFIA の規則に基づいて行われる 公認は現行規則が有効である年の前年の 月 日にまだ生産されている型式 またその 月 日以降に生産が開始された車両にのみ与えられる 生産車の公認はそのモデルが生産を中止した翌年から 年間有効である モデルの公認は一つのグループに対してのみ有効である すでに公認されているモデルがそのグループから他のグループに変更された場合 以前の公認は無効となる 公認書の発効日が競技会期間中である場合 この書式は該当する競技の全期間を通じて有効である 1.7) 公認書 JAFおよび / あるいはFIAによって公認されたすべての車両は 公認書とよばれる書類に記載される 公認書には その型式の識別を可能とするための諸元が記入される 公認記載項目 記入要領ならびに公認申請要領は FIA 車両公認規則 に示される 競技期間中いかなる時でも技術委員の求めに応じ 最新の該当する車両公認書を提示することが義務付けられる 提示しなかった場合は 当該競技への出場拒否までの罰則が与えられる 当該車両を車両公認書と照合のうえ検査した結果疑問のある場合 技術委員はその銘柄の車の販売店のために発行された整備説明書 または あらゆるスペアパーツを記載してあるカタログと照合する必要がある 参加者は自分の車両が生産された国のASNもしくはFIAから その車両の公認書 および必要な場合は追加公認書 ( 正常進化 変型公認の公認書等を含む ) の交付を受け 常に携帯することが義務付けられている 1.8) 登録車両 JAF 登録車両規定 ( モータースポーツイヤーブック参照 ) に基づいて登録された車両 1.9) 気筒容積別クラス車両はその気筒容積に従い 次の クラスに分けられる 13

8 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 1. 気筒容積 660cc を含み 660cc まで cc を超え 1,000cc 1,000cc 3. 1,000 1,150 1, ,150 1,400 1, ,400 1,500 1, , 00 1,600 1, ,600 2,000 2, ,000 2,500 2, ,500 3,000 3, ,000 3,500 3, ,500 4,000 4, ,000 4,500 4, ,500 5,000 5, ,000 5,500 5, ,500 6,000 6, ,000cc を超える車両 競技会特別規則では 第 1 クラス ( 気筒容積 6,000cc を超えるクラス ) につい てさらにクラス分けすることができる ただし その他のクラスを細分するこ とはできない 上記のクラスの分類は 過給されていないエンジンを備えた車両に対するも のである ( 過給装置付エンジンのクラス区分 :4.3.1) 参照 ) ある特定の競技の部門別に関し JAFによって反対措置が課せられない限 り オーガナイザーはすべてのクラスを特別規則書に記載する必要はなく ま たさらに その競技の特殊事情によっては つ あるいは幾つかの相次いだク ラスを合体させることは自由である 1.10) 車 体 ( ボディ ) 車体とは以下のことを意味する 外側 : 完全に懸架されている車両のすべての部分で 空気の流れにさらされ る部分 内側 : 車室内の見える範囲のすべての部分および荷物室 車体は次の形式に区別する 14

9 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 ) 完全に密閉されている車体構造の車両 ) 完全なオープンの車体構造の車両 ) コンバーティブルの車体構造の車両 : 開閉または脱着可能な屋根を備えた車両 [ 注 ]1.10.2) および1.10.3) の車両をオープンカーという 同一の系列に属する車体はすべて同種でなければならないが サンルーフ はこの限りではない コンバーティブル車両はオープン車両に適用される規則にすべて合致しなければならない 1.11) 電子システム ) クローズド-ループ電子制御システム以下の条件を満たす電子制御システムをいう ) 連続的に実際値 ( 可変制御 ) を監視するもの ) フィードバック信号を期待値 ( 参考可変値 ) と比較するもの ) 演算結果により自動的に調整するシステム 例 : シャシーの制御 オートマチックあるいはセミオートマチックトランスミッション 電子クラッチ ファイナル ディファレンシャル 調整式ショックアブソーバー 車高調整サスペンション 輪操舵など ) ドライバーが作動させ つもしくは複数のシステムに作用する単純な自動でない電気スイッチは 電子制御とはみなされない 1.12) テレメトリー走行中の車両とその車両の参加に関係しているあらゆる者との間で行われるデータの通信をいう 1.13) データロガー走行中の各部状況をセンサー等により数値データ化し記録するシステム データはメモリーに蓄積され 走行後確認することができる 第 2 条一般事項 2.1) 適合性競技に出場するすべての車両は本章および第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 に従うことが義務付けられる また その車両を改造する場合は その車両が属しているグループに対し許される範囲内とする 競技会期間中いかなるときでも 車両がそのすべてにわたってこれら規定を 15

10 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 遵守していることを競技会の技術委員および審査委員の求めに応じて説明および検証作業に応じることは各参加者の義務である 2.2) 許される変更の限度任意選択部品 / 仕様の公認はその車両の該当するグループに定められている最少生産台数と同生産数が原則として必要とされる ただし あるグループに対しては一定の条件により公認されるものもある 公認書に記載されている部品 / 仕様 ( 任意選択部品 / 仕様を含む ) および公認書には明示されていないが自動車製造者によって当該型式の車両に通常取り付けられている部品 / 仕様に対する改造および変更 ( 取り付け 取り外しを含む ) の限度は本規定によってグループの各々に対し明白に定められている 排気ガス対策装置は自由とするが これらを完全に取り除いた場合に生ずる穴を完全にふさがなければならない ただし 触媒装置については各グループの規則に従うこと JAFは 予告期間をもって触媒装置の装着を義務付ける 2.3) マグネシウム公認書に記載されているか もしくは自動車製造者によって当該型式の車両に通常取り付けられている部品 ( 以降 標準部品という ) を除き厚さ mm 未満のマグネシウム軽合金板の使用は禁止される 2.4) ねじ山の修理破損したねじ山は同一内径の新たなねじ山をきることによって修理することができる ( ヘリコイル形式 ) 第 3 条寸法および重量 3.1) 最低地上高車両の左右 つの側面のすべてのタイヤの空気が抜けた場合であっても 車両のいかなる部分も地表に接してはならない このテストはレース出走状態で ( ドライバーが搭乗し ) 平坦な面上で行われること 3.2) 最低重量ツーリングカー (N /N ) は それぞれの気筒容積に対し次の最低重量を必要とする 16

11 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 cc 以下, cc, cc, cc, cc, cc, cc, cc, cc, cc, cc, cc, cc, cc を超える N kg kg kg kg kg kg, kg, kg, kg, kg, kg, kg, kg, kg N kg kg kg kg kg kg kg, kg, kg, kg, kg, kg, kg, kg これらの重量は 出走可能な状態で一切の潤滑油 冷却水を満たし 燃料とドライバーを除く車両の真の最低重量である 競技中 いかなるときでも上記に記載されている最低重量より車両が軽くなっていてはならない 疑義がある場合 技術委員は 重量を検証するため 燃料タンク ( 複数 ) を空にすることができる 過給装置付エンジンを搭載する車両によるワンメイクレース および量産車で生産中止から 年を経過した車両によるワンメイクレースの場合 上記以外の最低重量を競技会特別規則書に規定できる 3.3) バラスト 個あるいは数個のバラストによって最低重量を満たすことが許される ただし バラストは十分な強度を有する単一構造体で 工具によって 車室または荷物室の床に目に見えるように取り付けられ 封印できる構造でなければならない 上記条件を満たせば 個のスペアホイールまたはリムをバラストとして使用してもよいが 当初の搭載位置に当初の取り付け方法で搭載しなければならない 3.4) 室内寸法本規定によって許されている改造が車両公認書に記載されている寸法に影響する場合 この寸法は当該車両に対する認可基準とは見なされない 17

12 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 4 条エンジン 4.1) 気筒容積気筒容積 : ピストンの上下運動により 個または複数の気筒内に生じる容積 Vをいう V= b 2 s n b=ボア s=ストローク n= 気筒数 4.2) 過給装置方法のいかんを問わず燃焼室内に充填される燃料と空気の混合気の重量を増加 ( 吸気または / あるいは排気系統内における通常の大気圧下での重量およびラム圧 流体力学的効果による重量の増加 ) させる装置をいう 燃料の加圧噴射および外部の空気をエンジンの吸気口に向かわせるための吸気装置は過給装置とはみなされない 4.3) 気筒容積の換算係数自然吸気ピストンエンジン以外のエンジンを搭載した車両の場合 以下に示す換算方式により自然吸気ピストンエンジンの気筒容積に相当する値を計算する いかなる場合も 換算によって得られた相当容積が その車両の実際の気筒容積とみなされる これは気筒容積別クラス分けの他 車室内寸法や最少座席 最低重量等についても適用される 4.3.1) 過給装置付エンジン過給装置付エンジンの車両は その公称気筒容積に ガソリンエンジンについては係数 1.7 ディーゼルエンジンについては係数 1.5 を乗じ それによって得られた値に相当するクラスの車両として扱われる 4.3.2) レシプロピストンエンジンとロータリーエンジン (NSU-WANKEL の特許による方式のもの ) との等価方式この排気容積の換算式は燃焼室の最大および最小容積の差に等しいものとする 4.4) タービンエンジンタービンエンジンの車両は 下記の換算方式により得られた値に相当するクラスの車両として扱われる 換算方式は次の通りとする 18

13 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 S(3.10 R) 7.63 C= S= 高圧ノズル面積 S はステーターブレードからの出口 ( ステーターが数個の段階をもつ場合に は第一段階からの出口 ) における空気の流れの面積を平方センチメートルで表す 測定は高圧タービンの第一段階の固定ブレード間の最小面積をとって行われる 第一段階のタービンステーターブレードが調節できる場合 それらを最大に開いた面積をもってSの測定値とする 高圧ノズルの面積は翼間隙の高さ 幅 数の積を平方センチメートルで表す R= 圧縮比 すなわちタービンエンジンのコンプレッサーの圧縮比 この圧縮比は下記の通り コンプレッサー各段の値を乗ずることによって得られる 亜音速軸流コンプレッサー (Subsonicaxialcompressor)= 段につき1.15 遷音速軸流コンプレッサー (Trans-sonicaxialcompressor)= 段につき1.5 遠心コンプレッサー (Radialcompressor)= 段につき4.25 したがって 遠心 段と亜音軸流 段を持つコンプレッサーの場合 または の 乗の圧縮比となる C= 立法センチメートルで表したレシプロピストンエンジンに対する等価気筒容積 4.5) ジェットエンジンおよびアフターバーナーシステムは禁止される 4.6) 排気系統と消音器排気口は熱を帯びた排気管によって焼損を生じないように適切な防熱措置を講じなければならない 排気系統は 暫定的であってはならない 排気ガスは 排気系統の末端からのみ排出することが許される シャシーの部分を排気ガスの排出のために使用することは許されない 4.6.1) 後方に向ける場合排気口の位置は燃料タンクの後方で地表から最大高さ45cm 最低高さ10cm とし 出走状態の車両上面視で車両外縁から内側に10cm 以内になければならない 19

14 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 4.6.2) 側方に向ける場合排気口の位置は当該構造の直上あるいは直下の車体の側面より突き出してはならず 高さは第 条に定める最低地上高を維持しなければならない また 車体側面から内側 10cm 以内とする なお N 車両については 基本車両が側方排気である場合を除き 後方排気でなければならない 4.6.3) 消音器を取り付ける場合車体の改造は ブラケットの取り付けを除き 許されない 消音器はできる限り生産車の消音器が取り付けられていた位置に取り付けること 4.7) 車室内においての始動運転席に着座したドライバーによって操作可能な 車両に搭載されている電気あるいは他のエネルギー源による始動装置を持たなければならない 第 5 条駆動系統すべての車両は競技をスタートする時点において 正常に作動する後退ギアを含むギアボックスを搭載していなければならない また この後退ギアは正常に着座したドライバーによって操作できなければならない 第 6 条ホイール スペアホイール 6.1) ホイールコンプリートホイール幅の測定 : ホイール幅は地上に置かれた車両に取り付けられた状態で測定する 車両はレース出走状態であって ドライバーが搭乗している状態とする ホイール幅の測定点は 地面に接している箇所を除くタイヤ周辺のいかなる箇所においても測定できるものとする コンプリートホイールの要素として 複合タイヤが装着されている場合 コンプリートホイールは これらのタイヤが使用されているグループに関する最大寸法に合致していなければならない コンプリートホイールの幅 : リムとタイヤを組合せた幅をいう 6.2) スペアホイールスペアホイールの搭載は義務付けられない 第 7 条タイヤタイヤは地表以外の部分と接触してはならない 20

15 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 8 条車体 8.1) ドアすべての車両は両側に少なくとも 枚の硬いドアを備えなければならず そのドアには閉鎖装置と蝶番を備えていなければならない 8.2) ホイールアーチ車両のホイールアーチは暫定的な性格のものであってはならず しっかりと固定されており かつ 車体との間に隙間があってはならない ホイールアーチはコンプリートホイールの上に張り出し ホイールハブ中心から計測して 少なくとも車輪回転軸を通過する垂直線の前 30 後 50 の範囲を効果的に覆うものでなければならない ホイールアーチのフランジ部は タイヤとの接触を避けるために内側に折り曲げなければならない 合成樹脂の場合 その部分を最小限切除することが許される 8.3) 車室 ) 車室とは 固定された前部隔壁と後部隔壁で仕切られた空間をいう ) ボックス車両等で 後部隔壁が明確な壁形状を形成されない構造で床面と連続している場合は 最後部座席シートバック背面の直後で 当該面と同等の角度を持った面を想定後部隔壁とし それと前部隔壁で仕切られた空間をいう ) 座席車両で 当初から後部隔壁が存在しない場合は 前部隔壁と ) で定義する想定後部隔壁または床の底部主平面 ( フランジを除いたサイドシル下面の直線部に平行な面 ) から立ち上がった面で仕切られた空間をいう ) 車室は エンジンルーム ガソリンタンク オイルタンク ギアボックス プロペラシャフトから隔壁で完全に隔離されていなければならない ) 車室の隔壁は 堅固で防火性に富んだ材質を持つものでなければならない ( 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 17 条参照 ) ) 危険性のあるすべての物体 バッテリー ( ドライバッテリーを除く ) 可燃性のある物品等 は 車室以外に搭載しなければならない なお 車室内に取り付けが許される付属品とは スペアホイール 工具 取り替え部品 安全装置 通信装置 バラスト ( 許されているもの ) ウインドスクリーンウォッシャー液容器 クールスーツ用諸装置などをいう 21

16 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 ) オイルタンクを荷物室に取り付ける場合は 漏油および耐火の隔壁で完全に仕切られていれば許される ) 車室内にヘルメットおよび工具の収納容器を設置する場合 その容器は難燃性の材質で造られなければならず 火災の場合に有毒ガスを発生してはならない ) オープン車両の搭乗者室および座席を覆ってはならない 8.4) 無線機器電波法に定める無線機器の競技車両への搭載および使用に際し その空中線 ( アンテナ ) を設置 / 固定するためルーフ部に最小限の穴を開けることは許される 8.5) サンルーフ同一型式においてすべての車両がサンルーフを標準装備している場合 サンルーフを取り外すことは禁止されるが 車体に一体化するという条件でリベット留め または溶接することは許される 同様にガラスサンルーフを 残りのルーフ部と同じ厚さを持つ他の材質 ( スチール アルミ ) へ変更することは許される ロールケージ取り付けに伴う レール部の最小限の改造は許される 第 9 条電気系統電気系統の定格電圧は イグニッションスイッチの供給回路の電圧を含み オリジナルを保たねばならない 第 10 条燃料系統 10.1) 燃料 燃焼物 ) 燃料は 通常のガソリンスタンドのポンプから販売されている ( 潤滑油以外のいかなる添加物も含まない ) ガソリンでなくてはならない 燃料は 次の特性を持たなければならない 無鉛燃料を使用し最大 102RONで90MON 最低 95RONで85MON という特性を有すること 測定はASTM 規格のD および D に準拠して行い 燃料を許可するか却下するかは 95% の信頼限度をもってAST M 規格 D3244 に基づいて決定する 比重は15 において kg/m 3 の間にあること (ASTM 規格 D4052 に沿って測定される ) 22

17 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 重量で酸素は最大 2.8%( 鉛の含有量が0.013g/l 以下の場合は最大 3.7%) 窒素は最大 0.5% で 残りの燃料は炭化水素のみで成り立っていて いかなる出力増強添加剤を含んでいないもの 窒素の含有量の測定はASTM 規格 D3228 に沿って 酸素の含有量は成分分析により公差 0.2% をもって行われる 過酸化水素および窒素酸化物の最大含有量 :100ppm(ASTM 規格 D3703) 鉛の最大含有量 :0.40g/l または これを下回って定められた 大会規定の定める量 (ASTM 規格 D3341 または D3237) ベンゼンの最大含有量: 容積比で %(ASTM 規格 D3606) リード式最大蒸気圧:900hPa(ASTM 規格 D323) 70 での蒸留液 :10% 47%(ASTM 規格 D86) 100 での蒸留液 :30% 70%(ASTM 規格 D86) 180 での蒸留液 : 最低 85%(ASTM 規格 D86) 最大最終沸騰点 :225 (ASTM 規格 D86) 最大残留物 : % 容積 (ASTM 規格 D86) オーガナイザーは上記に適合しない市販燃料を指定することができる ただし 組織許可申請時にその旨をJAFへ申請し承認を得なければならない ) ディーゼルディーゼルエンジンの場合 通常のガソリンスタンドのポンプから販売されている ( 潤滑油以外のいかなる添加物も含まない ) 軽油でなくてはならない ) 複数の燃料を混ぜて使用することを含み 指定された燃料に対し 空気を除き その他の気体 / 液体 / 固体を混入して使用することは一切禁止される ただし ロータリーエンジン搭載車両は エンジンオイルに限り 車両改造申告書にその種類を明記することにより 燃料への混入が認められる 10.2) 燃料タンクの容量 N N の各車両の燃料タンク総容量 ( 主タンクと補助タンクを合わせた ) は次の限界以下のものでなければならない ( ただし 当初の燃料タンクを使用する場合はその限りではない ) 気筒容積 700cc までの車両 60l 700cc を超え1,000cc までの車両 70l 1,000 1,400 80l 23

18 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 1,400cc を超える車両 95l 10.3) 燃料補給装置 ) 基準のカップリング ( 継ぎ手 ) サーキットに設備された集中方式 あるいは 参加者が用意した方式の場合 燃料補給ホースには車両に装着された基準の注入口に適合する漏出防止のカップリングを取り付けなければならない ( 取り付けのための寸法は第 3-1 図 第 3-1a 図および第 3-1b 図に示される 内径 Dは50mm(2インチ ) を超えてはならない ) D1 D2 D3 D4 L1 PP20M 2.0" 2.5" 2.25" 3.7" 6.3" PP20MR PF20MS PP15M 1.5" 1.5" 1.5" 2.5" 2.5" 2.0" 1.75" 1.75" 3.7" 3.7" 3.3" 6.3" 6.9" 5.7" PF30M PF40M 1.25" 1.65" 1.45" 2.68" 4.64" 1.25" 1.65" 1.45" 2.68" 4.64" PP125M 1.25" 1.75" 1.5" 2.9" 5.1" D1 D2 L3 L4 PP20F 2.0" 2.5" 6.75" 3.25" PP20FR PF31F 2.0" 1.75" 2.5" 2.12" 6.75" 5.3" 3.25" 3" PF41F 1.75" 2.12" 5.7" 3.38" PP15F 1.5" 2.0" 6.75" 3.25" PP125F 1.25" 1.75" 6.25" 3.1" 第 図 24

19 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 a 図 25

20 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 b 図 競技中に燃料補給を伴う競技に参加するすべての車両は この図に合致した燃料注入口を装備しなければならない この漏出防止カップリング継ぎ手はデッドマン機構の原理に合致していなければならず したがって開放状態のときに いかなる保持装置も組み込まれてはならない ( スプリングにより反力を与えられたボール方式 差し込みピン方式等 ) 26

21 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 空気孔には逆流防止バルブを取り付け また バルブは上述の注入口にあるような遮断方式を有し かつ 直径の寸法も同一でなければならない サーキットに集中方式を用意できない場合には 参加者は上記の手順で燃料補給を行うこと ) 燃料補給タンク燃料補給タンクは第 3-2 図でなければならず ( 第 3-1a 図に示された基準のカップリングを用いる場合 それと燃料補給タンクとの接続は第 3-2a 図の通りでなければならない ) 燃料補給中 空気孔の排出口は適切なカップリングで補給タンクの本体に接続すること 燃料補給タンクには適切な転倒防止策を施すこと 燃料ブラダーを剥き出しで使用することは認められない 燃料補給タンク本体は完全な円筒形でなければならない 27

22 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 図 1 オス型給油口 ( 基準のカップリング ) 2 給油ホース内径 :38mm(1.5 インチ ) 3 ブリーザーホース ( 半透明 ) 4 給油用コネクター内径 :38mm(1.5 インチ ) 5 ブリーザー用コネクター 6 自動遮断弁内径 :38mm(1.5 インチ ) 7 給油口キャップ ( 漏出防止の措置が講じられていること モンツァキャップは禁止 ) 8 火炎防止換気口 9 流量リストリクター 10 分別バルブ 9 流量リストリクター は FIA イベントのみ適用されます 28

23 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 ) 支柱 : 太さが50mm 以上のものが望ましい 本数は自由 ) 燃料補給タンクの高さ : 燃料補給タンク上面は地面から高さ mを超えてはならない ) 燃料補給タンクの寸法 :( ) タンクの深さ : 最大 40cm ( ) タンクの直径 : 最大 80cm ) 給油ホース :( ) 長さ : 柔軟性のある部分のみで最小 m( 図 9の流量リストリクター使用時は最小 2.5m) ( ) 内径 : 最大 38mm(1.5 インチ ) ) ブリーザーホース ( 半透明 ): ホースの長さは自由 また その中間に金属製のパイプ ( アルミパイプ等 ) を使用してもよいが ホースとの接続はクランプ等を使用することにより確実に漏出防止がなされなければならない ) コネクター ( 図 4 参照 ): 図に従い内径 38mm(1.5 インチ ) 以下の漏出防止コネクターを装備しなければならない ) 自動遮断弁 ( 図 6 参照 ): 燃料補給タンクとコネクター ( 図 4) の間に燃料流入を閉鎖できる内径 38mm(1.5 インチ ) 以下の自動遮断弁をとりつけること ) 給油口キャップ ( 図 7 参照 ): 漏出防止の措置が講じられていること ( モンツァキャップは禁止 ) ) 火炎防止 / 換気口 ( 図 8 参照 ): ( ) 分別バルブ ( 図 10 参照 ): 上部から換気口先端までの高さは 地面と垂直に計った状態で mなければならない ( ) 火炎防止 / 換気口の内径寸法は自由 10) 分別バルブ ( 図 10 参照 ): オーバーフローした燃料と気体化したガスを分別できるバルブを図の位置に取り付けなければならない 29

24 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 a 図 ) 燃料補給のアース燃料補給装置のすべての金属部品は電気的にアースされていること 下記が義務付けられる :. 各ピットにアースコネクターが つ備えられていること ( 航空機規格が推奨される ) 30

25 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定. 燃料補給装置 ( 塔 タンク ホース ノズル バルブおよびベントボトルを含む ) はレースが続行している間を通して 上記のアースコネクターに連結されているものとする. レース車両は 一時的であっても ピットで停車した際は 速やかにアースコネクターに連結されるものとする. および が実行されなかったり 実行されるまでは ホース ( 注入またはガス抜き ) を連結してはならない. すべての燃料取扱いピットクルーは静電気防御服の着用が推奨される 10.4) 簡易燃料補給方法 回のピットインにおける燃料補給が20l 以下の場合 下記の条件を満たした携行缶による補給が許される ) 耐圧性の金属性携行缶で容量が20l 以下であること ) 携行缶が 車両給油口まで内径 38mm(1.5 インチ ) 以下の耐油性ホースを接続できる構造となっていること ) バルブ径 38mm(1.5 インチ ) 以下でバルブ開閉が90 以内の角度で操作できる手元コックが携行缶から30cm 以内の位置に設置されていること ) 手元コックから車両の給油口までのホースの内部が目視でき 長さが50cm 以内であること ) 申請書および詳細を記載した特別規則書草案をJAFに提出し その承認を得たうえで公告すること 第 11 条ブレーキカーボン製ブレーキディスクの使用は禁止される 第 12 条障害者用操作装置第 編付則 アクセサリー等の自動車部品. に従った障害者用操作装置を装着することができる ただし健常者の使用は許されない 31

26 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 4 章公認車両および登録車両に関する安全規定 改造および付加物の取り付け等により競技会技術委員長が安全でない車両と判断した場合 その指示に従わなければならない 安全性確保の見地から その事例は JAFMOTORSPORTS 誌上に広報される場合がある 第 1 条配管類 1.1) 配管類の保護燃料およびオイルとブレーキ配管は 外部から損傷を受けぬよう ( 飛石 腐触 機械的損傷等 ) すべてを考慮して保護策をとらねばならない また 室内には絶対に火災および損傷を発生させない配慮を必要とする 量産車の装備がそのまま維持される場合は追加の防護は任意 防音材および防振材等を取り除くことにより配管や配線類が露出する場合には適切なる防護策を講じなければならない 燃料配管について 金属部品が絶縁部品によってボディシェルから隔離されている場合は ボディシェルと電気的に接続されていなければならない 1.2) 仕様および取り付け量産の装備が保持されない場合は以下の適用が義務付けられる ) 液体用配管の取り付け : ( ) 冷却水または潤滑油を収容する配管 : 車室外部になくてはならない ( ) 燃料または油圧液を収容する配管 : 車室を通過してよいが 第 4-1 図および第 4-2 図に従った前後の隔壁部分とブレーキ回路およびクラッチ液回路を除き 車室内部にいかなるコネクターも有さないこと ) 液体用配管の仕様 : 燃料配管 潤滑油配管および加圧される油圧液を収容する配管の取り付け具は下記の仕様に従って製造されていなくてはならない 柔軟なものである場合 これらの配管はネジ山のついたコネクター はめ込み式のコネクター あるいは自動的に密閉されるコネクターと 摩擦と炎に耐え得る ( 燃焼しない ) 外部網材を有していなくてはならない ( ) 燃料配管の仕様 ( インジェクターおよびタンクへ戻る配管上の冷却ラジエ -32-

27 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 ターへの連結部を除く ):135 (250 F) の最低作動温度で MPa(70bar /1000psi) の最低破裂圧力を有していなくてはならない ( ) 潤滑油の配管の仕様 :232 (450 F) の最低作動温度で MPa(70bar /1000psi) の最低破裂圧力を有していなくてはならない ( ) 加圧下にある油圧液を収容する配管の仕様 :232 (450 F) の最低作動温度で最低破裂圧力 28MPa(280bar/4000psi) を有しなくてはならない 油圧システムの作動圧力が14MPa(140bar/2000psi) を超える場合は 作動圧力の少なくとも倍の破裂圧力を有していなくてはならない 第 図 第 図第 2 条ブレーキ 2.1) ブレーキ同一のペダルによって作動する二重回路 ペダルは通常 すべてのホイールに作動するものであること 制動装置のパイプに漏れもしくは欠陥が生じた場合でも ペダルは少なくと -33-

28 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 も つのホイールに作動しなければならない 量産車にこのシステムが取り付けられている場合は変更を必要としない ペダルブラケットの安全のための補強は許される 2.2) 駐車ブレーキ駐車ブレーキ装置は左右同時に作動すること 第 3 条ファスナーの追加フロントおよびリアボンネットとトランクリッドには 少なくとも 個のファスナーを可能な限り離れた位置に取り付けること ファスナーは 赤 ( もしくは対照的に目立つ色 ) の矢印で明示されていなければならない 元のファスナーおよび開口を維持する装置 ( ダンパー等 ) は作動しないように処理するか取り除くこと 第 4 条安全ベルト安全ベルトは その材質 取り付け方法などを含め レース競技における安全ベルトに関する付則 に従ったフルハーネスタイプでなければならず その肩部ストラップは幅 75mm 以上を有していなければならない ( ヘッドアンドネックサポート指定ベルトを除く ) 安全ベルトを座席やその支持体に固定することは禁止される FIA 国際モータースポーツ競技規則付則 J 項第 253 条に定められた取り付け方法も許される ( 第 4-3 図 第 4-4 図参照 ) 第 図第 図第 5 条消火装置 消火系統すべての車両は手動消火器を装備することが義務付けられる 手動消火器を自動消火装置に取り替えることができる 5.1) 手動消火器手動消火器とは消火器単体をドライバー等が取り外して消火を行うための消火器をいう -34-

29 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 ) 取り付け各々の消火器の取り付けは クラッシュ時を考慮し 減速度 25G がいかなる方向に加えられても耐えられるように取り付けなければならず 取り付け方向は車両の前後方向中心線に対し直角に近い状態であること ( リベット留めは禁止される ) 金属製ストラップの付いたラピッドリリースメタル ( ワンタッチ金具 ) の装着のみ認められる ( 最低 箇所に装着することが推奨される ) すべての消火器は充分に保護されていなければならない ) 取り付け場所 取り外し消火器はドライバー等が容易に取り外せる位置に取り付けられなければならない ) 下記情報を各消火器に明記しなければならない - 容器の容量 - 消火剤の種類 - 消火剤の重量もしくは容量 - 消火器の点検日 ) 消火器の点検日は 消火剤の充填期日もしくは前回点検期日から 年以内とする ( 消火剤の充填期日もしくは前回の点検期日から 年を過ぎて使用してはならない ) ただし 年毎の点検を継続したとしても消火器の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使用することはできない - 消火器の製造者が 有効年数あるいは耐用年数を定めていない場合 その使用期限は製造期日 ( または初回充填期日 ) から 年間を目処とする - 消火剤の充填日もしくは前回検査日の表示が年 ( 月 ) 表示である場合 有効期間の起算日は当該年 ( 月 ) の末日とする ) 年毎に製造者 製造者が指定した工場 あるいは代理店等の有資格者による点検を受けること 外部が損傷している容器等機能 / 性能に影響を与える恐れがあると判断される場合には 装置を交換しなければならない ) 仕様 つあるいは つの消火剤容器とする 粉末 2.0kg 以上の内容量が必要である ( または FIA 国際モータースポーツ競技規則付則 J 項第 253 条に記された消火剤および内容量を装備してもよい ) すべての消火器は耐火性でなければならない -35-

30 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 参考 )2015 年国際モータースポーツ競技規則付則 J 項第 253 条 7.3) 手動消火器 7.3.1) すべての車両は下記 7.3.2) から7.3.5) もしくはFIA 基準 ( 後者の場合は下記 7.3.2) から7.3.5) は適用しない ) に従った消火器を1 個あるいは2 個装備していること 7.3.2) 認められる消火剤 AFFF FX G-TEC Viro3 粉末消火剤 FIA が公認したその他の消火剤 7.3.3) 消火剤の最少容量 AFFF:2.4l FX G-TEC:2.0kg Viro3:2.0kg Zero360:2.0kg 粉末 :2.0kg 7.3.4) すべての消火器は その内容物によって以下の封入圧力を有さなければならない AFFF: 製造者の指示に従う FX G-TEC およびViro3: 製造者の指示に従う Zero360: 製造者の指示に従う 粉末 : 最小 8bar 最大 13.5bar 更に 消火剤にAFFF が用いられている場合は 消火器それぞれに封入圧力を確認できる機構を備えていなければならない 7.3.5) 下記情報を各消火器に明記しなければならない - 容器の容量 - 消火剤の種類 - 消火剤の重量もしくは容量 - 消火器の日付が確認されなければならず それは消火剤の充填期日もしくは前回の検査期日から 年以内の日付 あるいは有効期限以内の日付でなければならない 5.2) 自動消火装置自動消火装置とは 車両に固定された消火装置が 車室内とエンジンルームに対し起動装置によって同時に作動するものをいう -36-

31 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 ) 取り付け各々の消火装置の容器は クラッシュを考慮し 減速度 25G がいかなる方向に加わってもそれに耐えられるように取り付けられなければならない ) 操作 - 起動 つの系統は同時に起動しなければならない いかなる起動装置も認められる しかしながら 起動系統が機械式だけでない場合 主要エネルギー源からでないエネルギー源を備えなければならない 運転席に正常に着座し 安全ベルトを着用したドライバーが起動装置を操作できなければならない 車両の外部のいかなる者も同時に操作できること 外部からの起動装置はサーキットブレーカーに接して あるいは それと組み合わせて位置しなければならない また 赤色で縁取られた直径が最小 10cm の白色の円形内に赤色で Eの文字を描いたマークによって表示されなければならない 装置はいかなる車両姿勢にあっても たとえ車両が転倒した場合でも作動しなければならない ) 下記情報を各消火装置に明記しなければならない - 容器の容量 - 消火剤の種類 - 消火剤の重量もしくは容量 - 消火器の点検日 ) 消火装置の点検日は 消火剤の充填期日もしくは前回点検期日から 年以内とする ( 消火剤の充填期日もしくは前回の点検期日から 年を過ぎて使用してはならない ) ただし 年毎の点検を継続したとしても消火装置の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使用することはできない - 消火装置の製造者が 有効年数あるいは耐用年数を定めていない場合 その使用期限は製造期日 ( または初回充填期日 ) から 年間を目処とする - 消火剤の充填日もしくは前回検査日の表示が年 ( 月 ) 表示である場合 有効期間の起算日は当該年 ( 月 ) の末日とする ) 年毎に製造者 製造者が指定した工場 あるいは代理店などの有資格者による点検を受けること 外部が損傷している容器等機能 / 性能に影響を与える恐れがあると判断される場合には 装置を交換しなければならない -37-

32 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 ) 仕様 FIAテクニカルリストNo.16 の消火システム またはFIA 国際モータースポーツ競技規則付則 J 項第 259 条 14 項に記された消火剤および内容量を装備すること 消火装置は耐火性でなければならず また 充分に防護されていなければならない 消火剤の噴出ノズルは ドライバーに直接消火剤がかかることのないように取り付けなければならない ( 凍傷の危険 ) ) 放射時間車室内 : 最短 30 秒 / 最長 80 秒エンジン : 最短 10 秒 / 最長 40 秒両方の消火装置が同時に作動しなければならない 参考 )2015 年国際モータースポーツ競技規則付則 J 項第 259 条 ) 消火装置次の成分は使用が禁止される :BCF NAF ) すべての車両は つの消火装置を備えていなければならない つはコクピットへ放射されるもの もう つはエンジンルームへ放射されるものである 消火器の代りに 第 253 条 7.2 項の仕様に合致した消火システムを取り付けることが許される ) 認められる消火剤 FIA によって特に承認されたAFFF( テクニカルリスト No.6 を参照 ) ドライ粉末も許可される ただし 国の法規で上記の製品の使用を認めていない国で使用するか そうした国に由来する車両の場合に限られる ) 消火器最少容量 AFFF: 使用されるタイプによって容量が異なる ( テクニカルリスト No.6 を参照 ) ) 消火剤の最少容量クローズドカーオープンカー粉末 : コクピット 1.2kg 2.4kg エンジン 2.4kg 1.2kg AFFF: 使用されるタイプによって容量が異なる ( テクニカルリスト No.6 を参照 ) -38-

33 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 ) 放射時間エンジン : 最低 10 秒 / 最高 40 秒コクピット : 最低 30 秒 / 最高 80 秒両方の消火装置が同時に放射されなければならない ) すべての消火器はその内容物に応じて以下の封入圧力を有さなければならない 粉末 :13.5bar AFFF: 使用されるタイプによって圧力が異なる ( テクニカルリスト No. 6 を参照 ) 更に AFFF の場合 各消火器は容器内の圧力を確認できる手段を装備していなければならない ) 下記情報を各消火器に明記しなければならない : 容量 消火剤のタイプ 消火剤の重量または容量 消火器の日付が検査されねばならず 消火剤を詰めた日付もしくは最後に検査を受けた日付から 年を過ぎて使用してはならない 第 6 条ロールケージ 6.1) 全般ロールケージの取り付けが義務付けられる ロールケージは以下の何れかであること : a) 6.2 項以降の条項に記された要件に従い製作されたもの b) JAFまたは他のASNが公認あるいは認証したもの ( ロールケージ製造者のロールケージJAF 公認申請手続きに関する付則 に基づきJ AFが公認したものを含む ) JAFまたは他のASNが承認し 製造者を代表する資格を有する技術者が署名した公認の書類または証明書を 大会の車両検査委員に提出しなければならない 2003 年 月 日より ASNによって公認され販売されるすべての新規ケージは 当該製造者が貼付する識別プレートによって識別されなけれ -39-

34 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 ばならない この識別プレートは複製できたり移動できたりしてはならない ( 埋め込み 刻印 あるいは剥がすと破損するタイプのステッカー等による ) この識別プレートには製造者の名称 ASNの公認番号あるいは認証番号 製造者による個別の製造番号の記載がなければならない 同一の製造番号が記載されている証明書を車両に付帯させ これを大会の車両検査委員に提出しなければならない c) 安全ケージ公認規定に基づきFIAが公認したものこのロールケージはFIAにより公認された車両の公認書に対する追加公認 (VO) の対象とならなければならない 1997 年 1 月 1 日以降に公認され販売されたすべてのケージには 製造者の識別と製造番号がはっきりと視認できるようになっていなければならない ロールケージの公認書式には この情報の記入方法とその場所が特定されていなければならず 購入者は これに対応した製造番号の付された証明書を受領しなければならない 公認または認証されたロールケージに対する改造は禁止される 素材またはロールケージへの恒久的な変更を伴う ロールケージへの機械加工 溶接によるいかなる工程も改造と見なされる 事故により損傷を受けた公認あるいは認証されたロールケージに対するすべての補修作業は 当該ロールケージ製造者が実施するか あるいはその承認の下で実施されなければならない ロールケージのパイプには液体またはその他のものを通してはならない ロールケージは 搭乗者の乗降を著しく阻害してはならない ロールケージの一部あるいは全部へのクロームメッキは禁止される コクピット内部において 車体側面の部材とロールケージの間に次のものを通すことは禁止される - 電気ケーブル - 液体 ( ウインドウォッシャー液を除く ) 用配管 - 消火器用配管部材は ダッシュボードとトリムおよび後部座席を貫通して 搭乗者用の空 -40-

35 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 間へ侵入してもよい 後部座席は折り畳まれてよい 6.2) 定義 6.2.1) ロールケージコクピット内にボディシェルに近接して取り付けられる複数のパイプによる構造 その機能は 衝撃を受けた際のボディシェル ( シャシー ) の変形を抑制することである 6.2.2) ロールバー つの取り付け基部を有するフープ状のパイプフレーム 6.2.3) メインロールバー ( 第 図 ) 2009 年 12 月 31 日以前に公認または登録された車両 : 前部座席直後で車両の左右に亘って配置される 横方向で かつ垂直に近いワンピースのパイプによるフープ 2010 年 1 月 1 日から2011 年 12 月 31 日までに公認または登録された車両 : 前部座席直後で車両の左右に亘って配置される 横方向の垂直に対する最大角が ±10 のワンピースのパイプによるフープ 2012 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両 : 前部座席直後で車両の左右に亘って配置される 横方向の垂直に対する最大角が ±10 のワンピースのパイプによるフープ なお 当該パイプの中心線は単一平面上になければならない 6.2.4) フロントロールバー ( 第 図 ) メインロールバーと同様なものであるが その形状はウインドスクリーンピラーとスクリーン上端に沿うもの 6.2.5) サイドロールバー ( 第 図 ) 車両の前後方向中心線にほぼ平行で 垂直に近いワンピースのパイプによるフープで 車両の右側もしくは左側に沿って配置され そのフロント支柱はウインドスクリーンピラーに沿い そのリア支柱は垂直に近く かつ前部座席直後に配置される 年 月 日以降に公認または登録された車両については 当該リア支柱は横から見て真っ直ぐでなければならない -41-

36 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 6.2.6) ハーフ サイドロールバー ( 第 図 ) リア支柱のないサイドロールバーをいう 6.2.7) 前後方向の部材フロントおよびメインロールバーの上部に接合する車両の前後方向中心線にほぼ平行なシングルピースのパイプ 6.2.8) 横方向の部材ハーフ サイドロールバーまたはサイドロールバーの上部に接合するほぼ横方向のシングルピースのパイプ 6.2.9) 斜行部材メインロールバーの上部コーナーの一つ またはサイドロールバーの場合は横方向の部材の端部の一つと 反対側のロールバーの下部取り付け点との間 もしくはバックステー上端ともう一方のバックステーの下部取り付け点との間をつなぐ横方向のパイプ ) 取り外し可能な部材取り外しが可能でなければならないロールケージの部材 ) ケージの補強ロールケージの強度を増すために ケージに追加される部材 ) 取り付け基部通常は補強板の上になるが ロールバーのパイプをボディシェル / シャシーにボルト留めおよび / または溶接できるようにパイプ端に溶接されるプレート ) 補強板ロールバーの取り付け基部の下方に ボディシェル / シャシーへの荷重をより拡散するために ボディシェル / シャシーに取り付けられる金属板 ) ガセット ( 第 図 ) U 型に湾曲した金属板による湾曲部または連結部の補強 ( 第 - 図 ) その厚さは1.0mm 以上なければならない このガセットの端 (E 点 ) は 角の頂点 (S 点 ) から測って 連結される最も太いパイプ外径の 倍から 倍の距離に位置しなければならない 2013 年 月 日以降に公認または登録された車両については 角 (S 点 ) の頂点に切り抜きが許されるが その半径は連結される最も太いパイプの外径の 1.5 倍を超えてはならない ガセットの平坦な面には穴 つを設けることがで -42-

37 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 きるが その直径は連結される最も太いパイプの外径を超えてはならない 第 図 6.3) 仕様 6.3.1) 基本構造基本構造は 以下の設計のうちの一つに従い製作されなければならない : * メインロールバー 本 +フロントロールバー 本 + 前後方向の部材 本 + バックステー 本 + 取り付け基部 箇所 ( 第 - 図 ) または * サイドロールバー 本 + 横方向の部材 本 +バックステー 本 + 取り付け基部 箇所 ( 第 - 図 ) あるいは * メインロールバー 本 +ハーフ サイドロールバー 本 + 横方向の部材 本 +バックステー 本 + 取り付け基部 箇所 ( 第 - 図 ) 第 図第 図第 図メインロールバーの垂直部分は ボディシェルの内部輪郭にできるだけ近接したものでなければならず その下部の垂直部分の湾曲は 箇所のみでなければならない オープンカーの場合 メインロールバーの高さは ドライバーの脊柱に沿って座席の座面からメインロールバーの上部までを測定して少なくとも920mm なければならず かつ 通常に着座したドライバーのヘルメットから50mm 以上上方になければならない フロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロント支柱は ウインド -43-

38 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 スクリーンピラーに可能な限り近く沿わなければならず 2007 年 月 日以降に公認または登録された車両については そのウインドスクリーンピラーの底部に相当する高さに ヶ所のみ湾曲があるものでなければならない ロールケージの製作のためになされる横方向の部材のサイドロールバーへの連結 前後方向の部材のフロントおよびメインロールバーへの連結 ならびにハーフ サイドロールバーのメインロールバーへの連結は ルーフの高さにて実施されなければならない すべての場合において ルーフの高さに ヶ所を超えて取り外し可能な連結部を設けないことが推奨され 2008 年 月 日以降に公認または登録された車両については これが義務付けられる バックステーは ルーフラインおよびメインロールバーの外側湾曲頂部に近接して 車両の両側に取り付けられなければならず 取り外し可能な連結を用いてもよい 2003 年 月 日以降に公認または登録された車両については バックステーの形成する角度は垂直に対して少なくとも30 を有し後方へ延び まっすぐでなければならず 可能な限りボディシェルの内部側面に近接していなければならない 6.3.2) 設計基本構造が一旦決定したならば 義務付けられる部材と補強を加え完成されなければならない ( 項参照 ) それに対して任意の部材および補強を追加することができる ( 項参照 ) 明確に許されていない限り または ) に従った取り外し可能な連結具が使用されていない限り すべての部材および補強パイプはシングルピースでなければならない ) 義務付けの部材と補強 ) 斜行部材 2002 年 12 月 31 日以前に公認または登録された車両 : ロールケージは 第 - 図 第 -10 図 第 -11 図 第 -12 図 第 -26 図 および第 -27 図に示される斜行部材のうち 何れか つに合致しなければならない 斜行部材の方向が逆になっても構わない 第 -11 図の場合には ボディシ -44-

39 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 ェル / シャシー上の 箇所の取り付け点間の距離が300mm を超えてはならない 部材はまっすぐでなければならないが 取り外し可能であってよい 2003 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両 : ロールケージには 第 -12 図に従い2 本の斜行部材をメインロールバーに取り付けなければならず 交差部をガセットにより補強しなければならない 部材はまっすぐでなければならないが 取り外し可能であってよい 斜行部材の下端は メインロールバー取り付け基部から100mm 以内の箇所で連結していなければならない ( その計測については第 -58 図を参照 ) 斜行部材の上端は バックステーとの連結部から100mm 以内のメインロールバーに連結していなければならない 第 図 第 10 図 第 11 図第 12 図 ) ドアバー 本または複数の前後方向の部材が 第 -13 図 第 -14 図 第 -15 図および第 -16 図に従い (2008 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両については 第 -14 図 第 -15 図および第 -16 図 ) 車両の運転席側に取り付けなければならず 助手席側に取り付けることも強く推奨される 各図を組み合わせてもよい -45-

40 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 これらは取り外し可能であってよい この側面防護はできるだけ高くなければならないが 上部取り付け点はドア開口部の底部より計測しその高さの半分より高くなってはならない もし この上部の取付け点がドア開口部より前もしくは後に位置している場合 この高さの制限は バーとドア開口部との交差位置に相当する高さにも適用される X ( クロス-ストラット ) 形状のドアバーの場合 ( 第 -14 図 ) クロスストラットの下部取り付け点はボディシェル / シャシーの前後方向のメンバーに直接取り付けられ X 形状のうちの最低 本がシングルピース バーであることが推奨される ドアバーがフロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロントの支柱の補強 ( 第 -20 図 ) へ連結されることも認められる ( 第 -42A 図参照 ) 第 13 図 第 14 図 第 15 図第 16 図 ) ルーフの補強 2006 年 月 日以降に公認または登録された車両についてのみ : ロールケージの上部は 第 -17 図 第 -18 図および第 -19 図のいずれか つに合致していなければならない この補強はルーフのカーブに沿って構わない -46-

41 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 -17 図の場合に限り 本の部材のみを取り付けることが許されるが その前部の接続はドライバー側になければならない ( 第 -17A 図および第 -17B 図参照 ) この補強の端は ロールバーと部材との連結部から100mm 未満でなければならない ( 第 -18 図と第 -19 図の補強におけるV 字型の頂点には適用されない ) 年 月 日以降に公認または登録された車両についてのみ : V 字型の頂点のパイプの交差部 : パイプ同士がお互いに接合していない場合 それらのパイプの間の距離は ロールバーあるいは横方向の部材との接合部において mm を超えてはならない 第 17 図第 17A 図第 17B 図 この場合 運転席が右側になければならない この場合 運転席が左側になければならない 第 18 図 第 19 図 ) フロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロントの支柱の補強 2008 年 月 日以降に公認または登録された車両についてのみ : 寸法 <A>( 第 -20 図参照 ) が200mm を超える場合は フロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロントの支柱の補強をフロントロールバーの左右に取り付けなければならない この補強は曲げてよいが 横から見てまっすぐであり その曲げ角度は20-47-

42 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 を超えてはならない その上端は フロント ( サイド ) ロールバーと前後方向 ( 横方向 ) 部材の連結部から100mm 未満でなければならない ( その計測については第 -42A 図を参照 ) その下端は フロント ( サイド ) ロールバーの ( 前部 ) 取り付け基部より 100mm 未満でなければならない ( その計測については第 -58 図を参照 ) 第 20 図 ) コーナーと交差部の補強 2007 年 月 日以降に公認または登録された車両についてのみ : 以下の交差部 : - メインロールバーの斜行部材同士 - ルーフの補強 ( 第 -17 図の構成で かつ2008 年 月 日以降に公認または登録された車両についてのみ ) - ドアバー同士 ( 第 -14 図の構成 ) - ドアバーとフロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロントの支柱の補強 ( 第 -42A 図 ) は 項に合致する最低 つの相対するガセットにより補強されなければならない ドアバーとフロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロントの支柱の補強とが同一面上にない場合 項の寸法に合致することを条件に 金属板を組み合わせて補強することができる ( 第 -42A 図参照 ) ) 任意の部材と補強 項に規定されている指示事項を除き 第 -17 図 第 -26 図および第 -28 図 第 -38 図に示される部材と補強は任意であり 自由に取り付けできる -48-

43 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 これらは 溶接されるか 取り外し可能な連結具により取り付けされなければならない 上述のすべての部材および補強は 個別に使用されるか あるいは互いに組み合わせて使用することができる ) ルーフの補強 ( 第 17 図 第 19 図 第 28 図 第 29 図 ) 2005 年 12 月 31 日以前に公認または登録された車両についてのみ任意 第 -17 図の場合に限り 本の部材のみを取り付けることが許されるが その前部の接続はドライバー側になければならない ( 第 -17A 図および第 -17B 図参照 ) ) フロントロールバーあるいはサイドロールバーのフロントの支柱の補強 ( 第 20 図 ) 2007 年 12 月 31 日以前に公認または登録された車両についてのみ任意 この補強は曲げてよいが横から見てまっすぐであり その曲げ角度は20 を超えてはならない ) バックステーの斜行部材 ( 第 26 図 ) ルーフの補強が第 -19 図に合致したものであるならば 第 -26 図の構成を第 -27 図に置き換えることができる 年 月 日以降に公認または登録された車両についてのみ : 第 - 図に従ったルーフの補強が使用されている場合 第 - 図の構成が義務付けられる ) フロントサスペンション取り付け点 ( 第 30 図 ) 延長部分は フロントサスペンションの頂部取り付け点に連結しなければならない ) 横方向の部材 ( 第 31 図 第 35 図 ) メインロールバー内 あるいはバックステー同士の間に取り付けられた横方向の部材は 安全ベルトの取り付けに使用することができる ( 取り外し可能な連結具の使用は禁止される ) 第 -31 図および第 -32 図に示される部材については 中央の上下方向の部材と垂直の成す角度が30 以上でなければならない フロントロールバーに取り付けられる横方向の部材は 搭乗者のための空間を侵害してはならない -49-

44 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 これはできるだけ高い位置に設けることができるが その下端はダッシュボードの頂点より高い位置にあってはならない 2008 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両については フロントロールバーに取り付けられる横方向の部材は ステアリングコラムより下に位置してはならない ) コーナーと連結部の補強 ( 第 図 第 36 図 第 38 図 ) 補強は パイプあるいは に合致したU 型に湾曲した金属板によって実施されなければならない 補強材の厚さは1.0mm 以上なければならない このパイプによる補強の端は それらが取り付けられる部材の半分より下になったり これに沿ったりしてはならない ただし フロントロールバーの連結部の補強の端はこの限りではなく ドアバー / フロントロールバーの連結部を結んでよい 第 21 図第 22 図第 23 図 第 24 図第 25 図第 26 図 第 27 図第 28 図第 29 図 -50-

45 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 30 図第 31 図第 32 図 第 33 図第 34 図第 35 図 第 36 図第 37 図第 38 図 ) ロールケージの最低限の構成ロールケージの最低限の構成は 以下の通り定義される : 車両公認 登録時期 最低限の構成 2002 年 12 月 31 日以前 第 -39 図またはその左右対称 ( ただし 斜行部材は第 - 図 第 -12 図 あるいは第 -26 図 第 -27 図の方式も可 ) 2003 年 1 月 1 日 2005 年 12 月 31 日 2006 年 1 月 1 日 2007 年 12 月 31 日 2008 年 1 月 1 日以降 第 -40 図またはその左右対称 第 -41 図またはその左右対称 第 -42 図またはその左右対称 ドアバーおよびルーフの補強は 項および 項に従い異なる構 成でもよい -51-

46 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 39 図 第 40 図 第 41 図 第 42 図 第 42A 図 ) 取り外し可能な部材取り外し可能な部材が 安全ケージの構造の中に用いられている場合には 使用される取り外し可能な連結具はFIAにより承認された方式に従っていなければならない ( 第 -43 図 第 -53 図を参照 ) それらは一旦組み立てられたならば 溶接されてはならない ネジおよびボルトは 最低限 ISO 規格の8.8 以上の品質でなければならない 第 -46 図 第 -49 図および第 -53 図に合致する取り外し可能な連結具は 項に規定される任意の部材と補強の取り付けのみに使用され メインロールバー フロントロールバー ハーフ サイドロールバーおよびサイドロールバーの上部を連結するために使用することは禁止される 同様に 2008 年 月 日以降に公認または登録された車両については 第 -43 図および第 -52-

47 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 -52 図に示される連結具についても上述の連結のために使用することが禁止される ( 本条項は 2002 年 月 日以降に公認または登録された車両に対して適用される それ以前に公認または登録された車両については 2001 年国内競技車両規則の第 編第 章第 条 項を適用してよいが 新規にロールケージを製作する場合には 本条項に従った取り外し可能な連結具を用いることが推奨される ) 第 43 図 第 44 図 第 45 図 第 46 図 第 47 図 第 48 図 -53-

48 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 49 図 第 50 図 第 51 図 第 52 図 -54-

49 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 53 図 ) 追加の制約前後方向に見て ロールケージは 垂直方向の荷重を支えるフロントサスペンションおよびリアサスペンション部品 ( スプリングおよびショックアブソーバー ) の取り付け点の範囲内に全体が収まっていなければならない ロールケージとリア アンチロールバーのボディシェル / シャシーへの取り付け点との間には 上記制限を超えた補強を追加することが認められる これらの各取り付け点と安全ケージとは mm の単一のパイプで接続することができる 2003 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両のロールケージについて : ドア開口部に侵入するケージの補強は 下記の基準を満たしていなければならない ( 第 -55 図 ) - 寸法 A :300mm 以上 - 寸法 B:250mm 以下 - 寸法 C:300mm 以下 - 寸法 E: ドア開口部 (H) の高さの半分以下 2008 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両のロールケージについて : 前面投影面において フロントロールバーの上部コーナーの湾曲部と連結部の補強は フロントウインドスクリーンの第 -54 図に示す部分にのみ見えるように設けなければならない -55-

50 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 54 図 第 55 図 ) ロールケージのボディシェル / シャシーへの取り付け最少取り付け点数は : - フロントロールバーの各支柱につき 箇所 - サイドロールバーまたはハーフ サイドロールバーの各支柱につき 箇所 - メインロールバーの各支柱につき 箇所 - 各バックステーにつき 箇所 - 斜行部材が第 -11 図の方式である場合には その支柱 本につき 箇所ボディシェルへの取り付けを効果的に実施するために 当初の内装トリムは ロールケージおよびその取り付け点の周囲を切除したり 曲げることにより改造できる しかしながら この改造は室内装飾やトリムを完全に取り除くことを認めるものではない 必要に応じてヒューズボックスをロールケージの取り付けが可能となるように移動させることができる 特殊な場合 : 非鋼鉄製のボディシェル / シャシーの場合 ロールケージとボディシェル / -56-

51 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 シャシーとの溶接は一切禁止され ボディシェル / シャシー上に補強板を接着することのみ許される )2007 年 12 月 31 日以前に公認または登録された車両 ) 各支柱側の最少取り付け点における車体への取り付け基部は 面積 60cm 2 板厚 2.5mm 以上を有すること この取り付け基部は支柱に溶接されていなければならない ) 車体側の補強板は 面積 120cm 2 厚さ3.0mm 以上を有し 第 -56 図 第 - 58 図に示すように取り付けること ただし 第 -56 図 第 -58 図については 補強板を必ずしもボディシェルへ溶接しなくともよい ) 各支柱と車体との結合は 下記のいずれかの方法によること 1 直径 mm 以上 ( T 以上 ) のボルトを 本以上使用し 緩み止め効果のあるナット ( ワッシャー / セルフロッキング等 ) で 支柱の周辺に分散して取り付ける ( 第 -56 図 第 -62 図を参照 ) 第 - 図の場合は 取り付け部の側部を溶接プレートで塞ぐことができる 2 溶接により取り付ける場合 車体あるいは骨組み ( フレーム ) に溶接して取り付ける ロールバーの取り付け基部は 補強板無しで 直接ボディシェルに溶接してはならない 1および2の取り付け方法は最少限を示すものである ボルトの数を増加することや取り付け点の数を増やすことは許される )2008 年 1 月 1 日から2009 年 12 月 31 日までに公認または登録された車両フロント メイン サイドロールバーまたはハーフ サイドロールバーの取り付け点 : 各取り付け基部は 最低 mmの厚みを有する鋼鉄製の板により構成されていなければならない 各取り付け基部は 最低厚さ mmで最小表面積 120cm 2 のボディシェルに溶接された鋼鉄製補強板に 最低 本以上のボルトで固定されなければならない 120cm 2 の面積は 補強板とボディシェルとの接触面でなければならない 第 -56 図 第 -62 図に例示される 第 -56 図と第 -58 図については 補強板は必ずしもボディシェルに溶接されなくともよい -57-

52 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 - 図の場合は 取り付け部の側部を溶接プレートで塞ぐことができる 取り付けボルトは 最小直径がM で 最低限 ISO 規格の8.8 以上の品質を有していなければならない ボルトの留め具は セルフロック式あるいはロックワッシャーでなければならない バックステーの取り付け点 : 各バックステーは 少なくとも 本のM ボルトで 最小 60cm 2 を有する取り付け基部によって固定されるか ( 第 -63 図 ) 1 本の二面せん断のシングルボルトにより固定されなければならない ( 第 -64 図 ) ただし 後者は ボルトが適当な断面積と強度を有し カラーがバックステーの中に溶接されることを条件とする 以上は最低要件である さらに 使用する留め具の数を増やすことができ 取り付け基部のプレートを補強板に溶接したり ロールケージ (6.3.1 項で定義されたもの ) を ボディシェル / シャシーに溶接することができる )2010 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両フロント メイン サイドロールバーまたはハーフ サイドロールバーの取り付け点 : 各取り付け基部は 最低 mmの厚みを有する鋼鉄製の板により構成されていなければならない 各取り付け基部は 最低厚さ mm で最小表面積 120cm 2 のボディシェルに溶接された鋼鉄製補強板に 最低 本以上のボルトで固定されなければならない 120cm 2 の面積は 補強板とボディシェルとの接触面でなければならない 第 -56 図 第 -62 図に例示される 第 -58 図については 補強板は必ずしもボディシェルに溶接されなくともよい 第 - 図の場合は 取り付け部の側部を溶接プレートで塞ぐことができる 取り付けボルトは 最小直径がM で 最低限 ISO 規格の8.8 以上の品質を有していなければならない ボルトの留め具は セルフロック式あるいはロックワッシャーでなければならない -58-

53 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 つのボルトの間の角度 ( 取り付け基部の高さでパイプ軸から計測して 第 -56A 図参照 ) は60 未満となってはならない バックステーの取り付け点 : 各バックステーは 少なくとも 本のM ボルトで 最小 60cm 2 を有する取り付け基部によって固定されるか ( 第 -63 図 ) 1 本の二面せん断のシングルボルトにより固定されなければならない ( 第 -64 図 ) ただし 後者は ボルトが適当な断面積と強度を有し カラーがバックステーの中に溶接されることを条件とする 以上は最低要件である : さらに 使用する留め具の数を増やすことができ 取り付け基部のプレートを補強板に溶接したり ロールケージ (6.3.1 項で定義されたもの ) を ボディシェル / シャシーに溶接することができる 第 56 図 第 56A 図 第 57 図 第 58 図 -59-

54 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 59 図 第 60 図 第 61 図 第 62 図 第 63 図 6.3.3) 材質の仕様 円形の断面を有するパイプのみが認められる 第 64 図 -60-

55 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 使用されるパイプの仕様 : 材 質 最小引張強度 最小寸法 (mm) 用途 冷間引抜継ぎ目無し純炭素鋼 350N/mm または または メインロールバー ( 第 - 図および第 - 図 ) または 構造によってはサイドロールバーおよび後部横方向の部材 ( 第 - 図 ) ハーフ サイドロールバーおよび安全ケージのその他の部分 2008 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両については 認められる添加物の最大量は 炭素 0.3% マンガンが1.7% その他の物質については0.6% である 鋼材を選ぶにあたっては 伸びが大きいことと 溶接に適した質のものであることに注意を払わなければならない 年 月 日以前に公認または登録された車両については 年国内競技車両規則の同条項を適用してもよい 年 月 日以降に公認または登録された車両については パイプを曲げる場合は冷間加工処理によるものでなければならず 曲げの中心線の半径は 少なくともパイプの直径の 倍でなければならない 曲げる間にパイプが楕円形になる場合には 長い方の直径に対して 短い方の直径が0.9 かそれ以上の割合となっていなければならない 湾曲箇所にある表面は 波状や亀裂がなく 滑らかで均一でなければならない 6.3.4) 溶接についての指示溶接は管の端の全周に沿って施されなければならない すべての溶接は可能な限り高品質のものであり 全体的な溶融を施さなければならず できればガス被包アーク溶接を用いることが望ましい 溶接の外観が良好だからといって その品質が必ずしも保証されるものではないが 貧相な溶接は決して良い品質のものではない 熱処理を施した鋼鉄を使用する時には 製造者が特に指示した内容に従わなければならない ( 特別な溶接棒 ガス被包溶接 ) 6.3.5) 防護のための被覆 -61-

56 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 搭乗者の身体がロールケージに接触する可能性がある箇所には 防護のための難燃性の被覆が施されていなければならない 搭乗者のヘルメットがロールケージに接触する可能性がある箇所については FIA 基準 タイプAに合致したものが推奨される 第 7 条後方視界後方視界は リアウィンドウの少なくとも幅 50cm 高さ10cm の範囲を見渡せる つの室内ミラー および 個の室外ミラーによって確保されなければならない ただし リアウィンドウの上端と下端を結ぶ直線が水平に対して20 に満たない角度で傾斜している場合 室内ミラーを別途有効な後方視界を得る装置 ( 室内ミラーと同等の効果を得られる装置 ) に代えることが許される 第 8 条けん引用穴あきブラケットすべての車両はすべての競技に際し 前後にけん引用穴あきブラケットを備えなければならない このけん引用穴あきブラケットは 車両をけん引して移動するのに取り付け部分も含め十分な強度を有していなければならない 車両が砂地に停車したときでも使用が可能な位置に取り付けられていなければならない また これらは明確に視認でき 黄色 オレンジ色 あるいは赤色に塗装されていること 金属製のけん引用穴あきブラケットは下記の要件を満たすこと 1 材質は スチール製でなければならない 2 最小内径 :50mm( 車両に装着した状態で直径 50mm および長さ50mm の丸棒が通ること ) 3 内径の角部はRを付けて滑らかにすること 4 板製の場合 最小断面積 ( 取り付け部分も含む ):100mm 2 5 丸棒の場合 最小直径 :10mm なお 可倒式 およびケーブルフープ式 ( 上記 2を満たすこと ) も許される 第 9 条ウインドシールド前面ガラスは合わせガラスを常に備えていなければならない その外側表面には 枚あるいは複数枚の無色透明なフィルムを取り付けることができる 上端からガラス面に沿って10cm の幅で幻惑防止処置を施すことは許される 第 10 条ウインドシールドの安全固定装置ウインドシールドの安全固定装置を自由に設けてよい -62-

57 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 11 条サーキットブレーカー ( 主電源回路開閉装置 ) イグニッションスイッチおよび燃料ポンプスイッチは その位置が確認できるよう黄色で明示しなければならない イグニッションスイッチおよび燃料ポンプスイッチを変更する場合 ONの位置が上 OFFの位置が下になければならない 電子的に制御されないインジェクターを有するディーゼルエンジンに関しては サーキットブレーカーは エンジンに吸入される空気を遮断する装置に連動するようになっていなければならない また 運転席および車外から操作できるすべての回路を遮断する各々独立した放電防止型のサーキットブレーカー ( 主電源回路開閉装置 ) を装備しなければならない これらはすべての電気回路を遮断できるものであり エンジンを停止することができるものであること その場所は外部から容易に確認できる位置とし 赤色のスパークを底辺が最小 12cm の青色の三角形で囲んだ記号で表示すること 引くことにより機能する車外操作部を持つサーキットブレーカーをフロントウインドシールド支持枠の下方付近に設置すること ただし 車両の構造上フロントウインドシールド支持枠の下方付近に設置することが不可能な場合 センターピラーあるいはクォーターピラーの外部から操作可能な位置に装着することが許される 第 12 条安全燃料タンク 12.1) 安全燃料タンク安全燃料タンクを使用する場合 FIA 公認の安全燃料タンクの使用が義務付けられる 安全燃料タンクは約 年を経過した後に強度が急速に低下するため ブラダーは製造者が検査し 次の 年間までの使用を保証しない限り 製造年月日から 年以上経過したものを使用してはならない ただし その場合でも製造年月日から 年を超えて使用してはならない 取り付けは各車両定義の分類による改造規定に従うこと コレクタータンクを別に装着する場合は最大容量 lまでとする 安全燃料タンク本体 ( 燃料ブラダー ) が 当初から耐火 / 耐浸透性のケース ( コンテナ ) に収納されていない場合 コンテナに収納してから車体に取り付けねばならない コンテナは 厚さ1.0mm 以上のスチール または厚さ1.6mm 以上のアルミニウム あるいはそれらと同等以上の強度を有することを証明できる不燃 / 不浸透性の材質で作られており 燃料ブラダーに記載されている表示項目 ( 製造者 -63-

58 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 名 型式 製造に用いられた基準 製造年月日 製造番号 ) を判読できる窓または表示項目内容の証明書類を備えていなければならない なお ブラダーの表示項目内容の証明書類を備えられない場合に ブラダーの表示項目を判読するためのコンテナの窓が車体により直接確認できない状態に限って 車体に穴をあけて表示項目を確認するための窓を設ける必要最小限の改造は許される 摩擦や異物混入による燃料ブラダーの損傷を避けるため コンテナと燃料ブラダーとが密接していなければならず ( 付属品取り付け部を除く ) コンテナの内側に突起や鋭利な箇所があってはならない コンテナの車体への取り付けは暫定的であってはならず また 取り付けによりコンテナが変形するようなことがあってはならない 安全燃料タンクは当初の位置あるいは荷物室に取り付けることが許される N およびJAF-GTの車両についてはホイールベース間に搭載することが推奨される 漏出した燃料が車室内に滞留しない構造であること また 荷物室に設置した場合 難燃性材料による隔壁を取り付けなければならない 燃料タンクの位置の変更に伴い軽量化 補強が生じてはならない 当初の燃料タンクの移動によって生じた空間部をはめ板でふさぐことは許されるが 空気力学的効果が生じてはならない 給油口の位置 寸法ならびに給油口のキャップは車体の表面を超えて突出することなく また 車内に燃料が漏れて流出することが防止されるならば変更してもよい この給油口は窓枠に位置してもよい 燃料の給油口には 燃料供給ホースに適合する漏出防止カップリングが取り付けられていること ただし レース競技中に燃料補給を行わない車両については適用が除外される ( 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 10.3) 参照) 12.2) 自動燃料遮断装置エンジンにつながるすべての燃料補給パイプには自動の遮断弁がついていることを推奨する これら遮断弁は燃料タンクに直接位置し 燃料装置中の圧力のかかった配管の つが破損したり漏れたりした場合に すべての燃料配管を自動的に閉じ さらに通気管路は 重力で始動するロールオーバーバルブを備えていなければならない -64-

59 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 始動の最中を除き すべての燃料ポンプはエンジンの稼動中にのみ作動すること 12.3) 燃料遮断バルブ燃料タンク給油口が直接タンクに連結していない場合 タンクの頂点にはバルブが設置されていることが望ましい バルブはタンク製造者によって供給され 事故のとき万一給油口が外れ落ちてしまった場合に密閉するものとする 給油口と安全燃料タンクを結ぶ配管が車室を通過する場合 配管のタンク側に燃料遮断バルブを備えなければならない 12.4) ブリーザー ) 燃料タンクにブリーザーを設置することができる ブリーザー回路にはワンウェイバルブを設け燃料の車外への排出を防止しなければならない ) 設置するブリーザー回路の配管は 燃料配管と同じ仕様 (1.2 項参照 ) でなければならない ) 車両のルーフにブリーザー装置の排出口を設けたタンクを装備することは認められる 第 13 条座席 ) 当初の座席を変更する場合 FIA 基準 またはFIA 基準 に従ったものの使用が強く推奨される なお 座席にヘッドレストが含まれていること ) 前部座席は後方に移動できる しかし 当初の後部座席の前端によって区切られた垂直面を越えてはならない ただし ヘッドレスト部分は考慮されない ) 助手席ならびに後部座席は ( それらのバックレストを含めて ) 取り外すことができる ) 当初の座席の取り付け具または支持具が変更される場合 支持具は以下のいずれかに取り付けられなければならない - 座席を固定するために使用されている当初の固定点 - 付則 J 項第 図に合致する座席固定用の固定点座席支持具は第 -65 図に従って 最小直径 mmのボルトを使用し 座席につき少なくとも 箇所で座席固定用の固定点に取り付けられなければならない 各取り付け点について 支持具 車体 / シャシーと当て板の接触面積は最低 40cm 2 であること ) 座席は 直径が最低 mmのボルトを使用し 座席の前部 ヶ所 後部 ヶ所 -65-

60 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 の ヶ所の支持具で固定され 補強部は座席に結合されていなくてはならない ) 支持具と当て板の最低の厚さは鋼鉄の場合は mm 軽合金の場合は mmを有さなければならない 各支持具の前後方向の長さは 最低でも60mm を有さねばならない ) 座席を調整するレールが使用される場合 当初から車両に設定されているもの または座席とともに設定されているものを使用しなければならない ) 運転席とサイドロールバーの間には機械装置の設置は許可されない ) 座席とドライバーの間にクッションを置く場合 このクッションの厚さは 50mm 以下でなければならない 第 65 図第 14 条ライトガラス製のライト類に無色透明の飛散防止対策を施さなければならない 第 15 条床防音材および防振材は取り外すことが許される カーペットは取り外さなければならない 第 16 条内張運転席と助手席のドアの内張り および 車体のドア開口部のプロテクターを除き 内張りを取り外すことは許される 天井の内張りは それが難燃材の場合を除き 取り外さなければならない 第 17 条火災に対する防護火災の場合 火炎の直接の通過を防止するため エンジンと搭乗者席の間に有効な防護遮へい物を取り付けなければならない 第 18 条ステアリングホイールステアリングホイールに切れ目があってはならない -66-

61 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 スイッチやメーター等を装着する場合 それらは突起した形状 ( トグルスイッチ等 ) であってはならず トグルスイッチ以外のスイッチやメーターを装着する場合は ドライバーと対面するステアリングホイールリムの全体で形成される平面よりもドライバーに近いところに位置してはならない 緩衝パッドの装着を推奨する 第 19 条オイルキャッチ装置オイルがコースに流出することを防ぐための確実な装置を備えなければならない その装置の取り付け方法は 針金やテープなどによる暫定的なものであってはならない エンジンオイルキャッチタンクを使用する場合 気筒容積が2,000cc までの車両に対しては l 気筒容積が2,000cc を超える車両に対しては lの容積がなければならない この容器はプラスチック あるいは透明な窓を備えたものでなければならない キャッチタンク取り付けに伴うブリーザーバブルおよびホース類の変更は認められる 回収されたオイルを重力によりエンジンへ還流させるシステムの取り付けは認められる この目的のためオイルパン またはヘッドカバーに最小限の改造が認められる エンジンオイル以外のオイルキャッチ装置を備えることが許される 第 20 条圧力制御バルブホイール上の圧力制御バルブは禁止される 第 21 条その他車両に搭載する部品等 ( スペアホイール 工具類 ) は 確実に固定されなければならない ステアリングロック / オートドアロックは取り外さなければならない 第 22 条ネット下記仕様に従ったネットをロールケージに取り付けて使用することを推奨する 帯の最小幅 :19mm 網目の最小寸法 :25 25mm 網目の最大寸法 :60 60mm 範囲 : ステアリングホイール中心より後方のフロントサイドウィンドウを覆うものとする -67-

62 第 章 量産ツーリングカー (N ) 第 5 章量産ツーリングカー (N ) 第 1 条車両 1.1) 定義量産ツーリングカー 1.2) 資格車両はFIAグループN A( ただし 1992 年までに公認されたスポーツ進化を除く ) JAF 量産ツーリングカーとして公認されているか またはJA F 登録車両として登録されていなければならず 少なくとも 個の座席を備えていなければならない 1.3) 基本車両公認あるいは登録された同一車両型式 1.4) 基本車両の資料公認書あるいは当該自動車製造者発行の国内向けカタログ 仕様書等 第 2 条許可される もしくは義務付けられる変更と付加物本章によって許されていないすべての変更および調整仕上げは厳禁される 車両に対して行うことのできる作業は 通常の整備に必要な作業または使用による摩耗 事故によって損傷した部品の交換に必要な作業のみである 許可されている変更および付加物の制限については 後記で規定される これら以外に 使用による摩耗 事故によって損傷した部品は いずれも 損傷した部品と全く同一の日本国内で販売されている部品によってのみ交換が許される 本車両は厳密に量産車であり 基本車両の資料と同一でなければならない オートマチック車両の車体への 基本車両に設定されたマニュアルミッションの搭載 および搭載のための最小限の改造が許される 本章の規定にかかわらず 第 章 レース車両の排気音量規制 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 を守らなければならない ただし 上記規定より本章の規定が厳しい場合は 本章を守らなければならない 本章に許される改造範囲を超える場合 第 章 特殊ツーリングカー (N ) に編入される 68

63 第 章 量産ツーリングカー (N ) 第 3 条エンジン 3.1) 気筒容積変更は許されない 3.2) サーモスタット自由 3.3) クーリングファンおよびファンシュラウド取り外しおよび変更が許される クーリングファンの変更に伴うファンシュラウドの最小限の変更は許される 3.4) エアクリーナーエアフィルターは自由 ただし エアフィルターボックスは当初のままでなければならない フィルターボックス前部に位置するボルトあるいはバンド等により装着されたパイプ ダクトおよびフィルターボックスとキャブレター あるいはスロットルボディ間のホースに補助的に取り付けられている装置 ( 吸気音防止レゾネーター ブローバイガス循環ホース等 ) を取り外すことができる ただし 取り外した後の穴は完全に塞がなくてはならない 3.5) オイルポンプシムおよびスペーサーによる油圧の調整機構に限り変更が許される 3.6) オイルフィルター自由 ただし 取り付け位置の著しい変更は許されない 3.7) キャブレターおよびインジェクションシステムベンチュリーの直径あるいはスロットル開口部を変更することはできない インジェクションシステムは 当初の形式が保持され かつ機能していなければならない エンジンに供給される燃料の量を調整しているキャブレターの部品 もしくは フューエルインジェクション装置の部品 ( エンジンコントロールユニット インジェクター コネクター プレッシャーレギュレーター エアフローメーター等を含む ) は流入する空気の量に影響がなければ 改造または交換することが許される 3.8) 燃料ポンプ安全燃料タンクを装着した場合に限り 燃料ポンプを変更することが認められ 元のポンプを取り除くことが許される 69

64 第 章 量産ツーリングカー (N ) 3.9) バルブスプリングバルブスプリングは自動車製造者の定めた数と取り付け部を変更することなく取り付けられることを条件に他のものと交換することができる 3.10) バルブおよびバルブシートバルブガイド バルブシートは基本車両に設定されている純正部品への変更は許される 3.11) カムシャフト基本車両に設定されている純正部品への変更は許される 3.12) ピストンおよびコンロッドピストンおよびコンロッドはバランス調整のみ許されるが それぞれ 個が未加工品であること 3.13) ヘッドガスケットヘッドガスケットの変更は許される 3.14) オイルパンオイルパンの外観変更は許されない ただし エンジンオイルの片寄り防止 および温度センサー取り付けのための追加加工は許される また エンジンへの取り付け位置および取り付け方法 / 作動原理を変えなければ オイルストレーナーの位置を変更することも許される 3.15) フライホイール基本車両に設定されている純正部品への変更は許される 3.16) 電気系統 電気的に諸装置を調整できる調整装置 ( エンジンコントロールユニット等のすべてのコンピューター類のコントローラーを含む ) は当初から装着されているものを除き車室内に設置されてはならない 点火装置は 装着ブラケットを含み 改造が許される ディストリビューター方式を同時点火方式 ( マルチコイル方式等 ) に変更することは許される 取り付け位置を除き バッテリーは自由 ただし リアバッテリー搭載車で 安全燃料タンクを装着するための最小限の取り付け位置の変更は許される 取り付けブラケット ボルトの変更も許される 70

65 第 章 量産ツーリングカー (N ) 3.17) 吸 排気系統吸気 排気マニホールドは国内向けの当初の部品と同一な純正部品との交換が許される ただし ポート内面に段付修正を行う場合 取り付け面より垂直に mmの奥行の範囲に限り シリンダーヘッド側を含み許される ) 吸気系統取り付け位置について 取り付け穴の修正によりポート合わせを行うことも許される インタークーラーのホースの変更は許される ) 排気系統排気マニホールドは防熱措置を施すことは許されるが 確認作業のため全面的に覆うことはできない 排気マニホールド後方 ( 過給装置付の場合 過給装置の後方 ) の部分は材質を除き自由とするが 取り外した場合 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 4.6.1) 4.6.2) に従って処理されていなければならない ただし 2010 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両については 触媒装置を装着しなければならない ) 排気口排気口はホイールベースの中央を通る垂直面の後方になければならない ) 消音器を取り付ける場合ブラケットの取り付けを除き 車体の改造は許されない 3.18) ウォーターラジエター車体側取り付け部の変更がなければ容量およびラジエターキャップ圧力の変更が許される ホース類の変更は許される 3.19) エンジンオイルクーラーオイルクーラーの取り付けおよび変更は許される 元のオイルクーラーを取り外すことも許される ただし 車体外部への取り付けは認められない 第 4 条シャシー 4.1) クラッチ取り付け方法および枚数の変更を行わなければ クラッチカバー クラッチ 71

66 第 章 量産ツーリングカー (N ) ディスク クラッチスプリングの変更は許される 4.2) トランスミッション ディファレンシャル基本車両に設定されている純正部品への変更は許される シフトレバーはボルトオンでのみ取り付けられる変更および改造が許される リミテッドスリップデフは いかなる改造も伴わずボルトオンでの取り付けのみが許される 4.2.1) オイルクーラー空冷式オイルクーラーおよび電動オイルポンプを取り付けることができる その取り付け具は当該装置に対して最小限にとどめること ただし 車体外部への取り付けは認められない 4.3) タイヤ公道走行の許される一般市販ラジアルタイヤとする 4.3.1) 装着できるタイヤの幅は基本車両の資料に記載されているサイズを最大とする 偏平率を変更してもよい 4.3.2) タイヤには いかなる場合も リグルーブを含み一切の加工も許されない 4.3.3)JAFは 競技会オーガナイザーからの申請に基づき 上記 4.3.1) に適合した競技専用タイヤの使用を許可する 使用許可願いおよび競技専用タイヤを使用する旨を記載した特別規則書草案をJAFに提出し その承認を得たうえで公告すること 4.4) ホイール 4.4.1) 基本車両の資料に記載された以外への径の変更は許されない ただし 上記 4.3) で選択したタイヤサイズのJATMA YEARBOOK( 日本自動車タイヤ協会規格 ) に許容された範囲におけるリムの幅が適用される 直径の異なるホイールは同時に装着できない 4.4.2) ホイールの材質は スチール製以外のものはアルミ合金製とし JWLまたはVIAマークの有るものとする 4.4.3) タイヤおよびホイールは いかなる場合も車両の他の部分と接触してはならない ホイールのオフセットは自由 ただし スペーサーは禁止される 4.5) ストラットおよびショックアブソーバー車体への取り付け位置と取り付け方法 数および作動原理を変えなければストラットおよびショックアブソーバーの変更は許される 72

67 第 章 量産ツーリングカー (N ) 当初から取り付けられているものを除き シェルケースの別タンクシステムは許されない また シェルケースの材質の変更は許されない 走行中に減衰力を変更できるシステムの搭載は許されない ストラットとナックルアームが一体構造となっている場合は 当初のナックルアームのタイロッドとの連結点の座標および材質が保持されていることを条件に ナックルアームの変更が許される 4.6) ストラットタワーバー車体への取り付け位置 取り付け方法および数を変えなければ変更することが許される ストラットタワーバーが当初から取り付けられていない車両の場合 ストラットタワーバーを ストラットアッパー取り付けボルトのみを利用して取り付けることが許される 4.7) スプリング車体への取り付け位置 取り付け方法 作動原理 およびスプリングの数を変えなければ 変更は許される 車高調整式への変更に伴うスプリングシートの変更 および挿入物の追加も許される 4.8) スタビライザーおよびスタビライザーブッシュスタビライザーは 径の変更が許される また 連結を含みその取り外しも許される ただし 可変式スタビライザーへの変更は認められない スタビライザーが当初から取り付けられていない車両については 基本車両に設定されている場合に限り 取り付けが許される 形状および寸法の変更が無ければ スタビライザーブッシュは 金属以外の他の材質に変更することが許される スタビライザーの径の変更に伴うブッシュ内径の変更は許される 4.9) ブレーキ 4.9.1) ブレーキシュー ライニングパッドおよびブレーキホースの交換 変更は許される 4.9.2) 標準で冷却ダクトが装着されていない場合 または標準で装着されている冷却ダクトを取り外した場合 以下に従い冷却ダクトを装着することが許される 73

68 第 章 量産ツーリングカー (N ) 標準の開口部を使用し フロントのみフレキシブルダクトによる冷却ダクトの装着が許される ただし 車体の外観形状に変更があってはならない 左右のダクトの各々の内径は50mm 以下とし その数は各々 本とする 4.9.3) ディスクブレーキのバックプレートの取り外しは許される サーボブレーキとの接続を外すことはできるが 取り外してはならない 4.9.4) アンチロック装置との接続を外すこと およびアンチロック装置を取り外すことは許される プロポーショニングバルブを取り外すことも許される また 取り外しに伴うパイプの修正 変更が許される 運転者が走行中に調整不可能なプロポーショニングバルブの追加は許される 4.10) ステアリングホイールおよびステアリングステアリングシャフトの変更または改造を行うことなく取り付けられるステアリングホイールとボスは自由 クイックリリースシステムに変更する場合 クイックリリース機構は ステアリングホイール軸と同中心のフランジにより構成されていなければならず フランジは陽極処理にて黄色く着色されるか その他の耐久性のあるコーティングにより黄色く着色され ステアリングホイール裏側のステアリングコラムに取り付けられなければならず ステアリングの軸に沿ってフランジを引くことによりリリースが行われなければならない ステアリングホイールの上下位置の調整は許される パワーステアリングのポンプと配管の接続を外すこと およびそれらを取り外すことは許される ステアリングロックは機能を解除しなければならない しかし 当該機能部分以外は変更されてはならない 4.11) ペダル類安全性 操作性を向上させる目的でペダルパッドを変更することは許される ペダル剛性向上のため マスターシリンダーまたはマスターバックに対してのみ ロッドおよびプレートをボディ構造部へ連結するという簡易補強が許され ストラットタワーバーと一体化することも許される 4.12) ラバーマウントおよびブッシュ類形状および寸法を変えなければ 金属への変更を除き 材質および硬度の変更が許される また スグリタイプのものをソリッドタイプに変更することが 74

69 第 章 量産ツーリングカー (N ) 許される 4.13) ドライブシャフトドライブシャフトブーツの材質を変更することが認められる 第 5 条車体 5.1) 外観 形状車体の外観や形状を変更することは許されない ただし 安全燃料タンクを搭載するために必要な最低限の車体の改造 ( 切除は不可 ) および漏出防止カップリング取り付けに伴う部材の付加および切除は認められる アンダーカバーを取り外すことは許される 5.2) 板厚車両のすべての車体パネルは常に基本車両の当初の材質および厚さと同一でなければならない (±10% の許容公差を認める 計測は平面もしくは大きな半径を有する部分で行われる ) 5.3) 座席ドライビングポジションを改善する目的で運転席を交換してもよい 座席を交換する場合 シートレールの強度は当初のものと同等以上でなければならず 車体側の取り付け部の変更は許されない 5.4) 室内ミラーおよび室外ミラー室内ミラーの追加を含め変更は許されない 5.5) 窓ガラス 5.5.1) フロントウィンドウフロントウインドシールドは第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条に適合しなければならない 5.5.2) サイドウィンドウ変更は許されない サイドウィンドウに対し無色透明なフィルム等での飛散防止対策を施すことを推奨する ただし 既存車両によるワンメイクレースは 競技会特別規則により 材質の変更を認めることができる 5.6) ドア防音材を取り外すことは許される ただし 取り外すことにより ドアの形状に変更をもたらすものであってはならない ウェザーストリップ等の保護材を取り除くことは許されない また ボルト 75

70 第 章 量産ツーリングカー (N ) オンであってもサイドドアビームを取り外してはならない ドア内部に衝撃吸収のため難燃性の衝撃吸収材を充填することが許される 電気式巻き上げ装置を手動式巻き上げ装置に取り替えることが許され 取り付けのための最小限の改造は認められる 5.7) ライト前照灯 尾灯 制動灯 方向指示灯は正常に作動しなければならない ガラス製のライト類は無色透明のガラス飛散防止策を必ず実施すること 5.8) 補助前照灯補助前照灯の追加 変更 交換または取り外しが許される 取り外す場合 装着部は当初のものを残さなければならない 5.8.1) 補助前照灯を装着するための穴補助前照灯のブラケットのために車体前部に穴を開けることは許されるが その目的は 装着のため に限定される 5.9) 補強車体の補強は 使用される材料が当初の形状に沿いそれと接触していれば許される 複合材料による補強は第 図のように片面にのみ許される また 車体 ( 排気系を含み ) ならびにサイドシル 各メンバー等の空洞部を第 図のように充填することにより補強することができる 補強によって標準部品の取り付けに影響があってはならない 第 図 76

71 第 章 量産ツーリングカー (N ) 第 図 5.10) 補助的付加物補助的付加物の取り外しは その配線も含み許される ( 例えば マッドガード アンダーガード ストーンガード オープン車両の幌およびその取り付け具 室内照明 ラジオ ヒーター エアコン モール類 エアバッグ ホーン リアワイパー等 ) 計器類 ( データロガー センサー 配線を含む ) の取り付け または取り外しが認められる 絶縁材を車両の床下 エンジン室 トランク内やホイール格納アーチ部から除去することは許される シャシー / 車体部にあって ボルトオンで取り付けてある使用していない支持体は取り外すことができる ヒールレストや消火器の取り付けブラケットおよび類似目的の部品 後部隔壁を新たに室内に設置することは許されるが 難燃材質であることおよびボルトなどで確実に車体に固定されていなければならない 5.11) エアジャッキエアジャッキの使用は許される ただし 圧搾気体の容器を搭載することは許されない 第 6 条配管 他 6.1) 配管オイルキャッチタンク等の取り付けに伴う最小限の変更のみ許される 6.2) 安全燃料タンク第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 12 条に基づく安全燃料タンクに交換することが許される 取り付けのための車体の改造は 第 条 5.1) で認められた改造を除き禁止される タンク下部の最低地上高は10cm 以上であること 取り付けに伴う燃料配管の変更は許される 77

72 第 章 量産ツーリングカー (N ) 6.3) 室内冷却用ダクトドライバーおよび室内補機類のための冷却ダクトを設置してもよい ただし 外観形状の変更を伴うものは許されない フレキシブルダクトをピラー等に簡易的に固定することなどは 外観形状の変更とはみなされない 78

73 第 章 特殊ツーリングカー (N ) 第 6 章特殊ツーリングカー (N ) 第 1 条車両の資格 1.1) 定義特殊ツーリングカー 1.2) 資格車両はFIAグループN A( スポーツ進化を含む ) B JAF 量産ツーリングカーまたは特殊ツーリングカーとして公認されているか もしくはJAF 登録車両として登録されていなければならず 少なくとも 個の座席を備えていなければならない 第 2 条許される改造すでに量産ツーリングカー (N ) に対して許されている改造限度に次の項目が加えられる 本章の規定にかかわらず 第 章 レース車両の排気音量規制 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 を守らなければならない ただし 上記規定より本章の規定が厳しい場合は 本章を守らなければならない 2.1) 材質の制限以下に示す材質は 各条項で認められているものを除き 使用することは許されない ただし 当該車両に標準で使用されている場合は当該部分にのみ使用が許される チタニウム マグネシウム カーボン アラミド繊維 2.2) 制御機能以下に示す制御機能を使用することは許されない ただし 当該車両に標準で使用されている場合は当該機能のみ使用が許される トラクションコントロール オートマチック / セミオートマチックギアボックス アクティブサスペンション アンチロックブレーキシステム シーケンシャルミッション 第 3 条エンジン 79

74 第 章 特殊ツーリングカー (N ) 車両と同一製造者の他の公認車両または登録車両の生産エンジンであれば 別車種のエンジンを搭載することができる エンジンの位置とその取り付けは 車体に対する当初のエンジンの方位と方向が保持されているならば エンジンルーム内で自由 3.1) 気筒容積気筒容積は 搭載しているエンジンが所属する第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 1.9) の気筒容積別クラス限度まで変更してよい ( 過給装置付エンジンは 各々の係数を乗じ それによって得られた値に相当するクラスの限度まで変更することができる ) 3.2) シリンダーブロック改造は自由 ただし シリンダーブロックは当初のものを使用すること 3.3) シリンダーヘッドおよびバルブリフターを含み自由 ただし シリンダーヘッドは当初のものを使用すること 3.4) ヘッドガスケット自由 3.5) カムシャフトおよび動弁系 ( バルブスプリングを含む ) 自由 ただし カムシャフトの位置 個数および駆動方式は変更できない 材質の変更は禁止される 3.6) ピストン ピストンピンおよびピストンリング自由 3.7) クランクシャフト コンロッド自由 ただし チタニウム合金の使用は許されない 3.8) フライホイール自由 ただし 材質はスチールに限定される 3.9) ベアリングプレーンベアリング ローラーベアリングなどベアリングは同種の他のものに変更してもよい 3.10) 吸気装置吸気系統は自由 ただし 可変吸気トランペットは禁止される 過給装置の装着は数に変更がなければ自由 ( 非装着エンジンに取り付ける 80

75 第 章 特殊ツーリングカー (N ) 場合 シングルに限られる ) 3.11) 燃料供給装置自由 ただし インジェクターは各シリンダーにつき基本車両の数を最大とする 3.12) 点火系統自由 3.13) 潤滑系統オイルポンプを変更してもよい オイルパンの変更および改造は自由 オイルクーラーは 車両の輪郭から突出するものであってはならない 3.14) ウォーターラジエター自由 3.15) その他の要素 ) ウォーターポンプおよび燃料ポンプ自由 ただし 車室内に燃料ポンプを取り付けることは許されない ) プーリー類 ベルト自由 3.16) 排気系統排気系統は材質を含み自由 ただし 2010 年 1 月 1 日以降に公認または登録された車両については 触媒装置を装着しなければならない 側方排気車両の排気口の高さは次の通り : ) 最低高 : 排気口の最低点は最低地上高を確保しなければならない ) 最大高 : 排気口の最高点は前後車輪回転軸を結ぶ線より高くなってはならない 3.17) マウント方法自由 第 4 条シャシー 4.1) クラッチ自由 ただし ツインプレートを最大とする 4.2) トランスミッションおよびコントロールレバー同一製造者のミッションの搭載 および搭載のための最小限の改造が許される ギアレシオの変更およびオイルクーラー オイルポンプの取り付けは自由 81

76 第 章 特殊ツーリングカー (N ) 4.3) 最終減速機と差動装置同一製造者のディファレンシャルの搭載 および搭載のための最小限の改造が許される 駆動方式の変更は許されない トランスミッションと最終減速機との間のシャフトは自由 ギアレシオは自由 オイルクーラー オイルポンプの取り付けは自由 4.4) アクスルスピンドルを含み自由 センターロック方式への変更は許されない 4.5) スプリングおよびスタビライザー自由 ただし 主要な形式は変更してはならない 補助スプリングの付加は許される 走行中にスタビライザーを運転席からコントロールすることは許されない 4.6) ショックアブソーバー自由 運転席から減衰力を調整することは許されない 4.7) サスペンションの要素当初の形式を保つならば変更 改造は自由 当初の形式とはストラット方式 ウイッシュボーン方式 トレーリングアーム方式 スウィングアクスル方式 リジッドアクスル方式の つをいう 4.8) ステアリングおよびステアリングギア自由 4.9) ホイールおよびタイヤホイールスペーサーを含み自由 4.10) ブレーキシステム自由 ただし 輪につき ピストン以下のキャリパーを 個とする ブレーキの冷却は空気による場合のみ認められ 各ブレーキには空気を送り込むフレキシブルダクトを設置することが許される 冷却用ダクトの断面は 80cm 2 以下であり 上から見た車両の輪郭から突出せず バンパーより上の車体に変更を生じない条件で付加することができる 駐車ブレーキは自由 駐車ブレーキを装着する場合 左右同時に かつ確実 82

77 第 章 特殊ツーリングカー (N ) に作動しなくてはならない 第 5 条車体 5.1) 車体の外部 5.1.1) バンパー ( ステーを含む ) 基本車両の全長の ± cm 以内であれば バンパーは自由 またバンパーの幅は1,850mm まで拡張が許されるが フェンダーと滑らかに接続すること 5.1.2) ボンネット トランクリッドボンネット トランクリッドは形状 主要構成要素を変えない限り合成樹脂 または軽金属への交換が許される ただし これらの部分は 十分な強度を満足し 走行中に開かないようにすること エンジンクーリングのため 内部構造が見えないことを条件にナカダクトおよび最大突出量が20mm のルーバーを設置することができる 5.1.3) 前部空力装置可動式でなく 基本車両の全長の ± cm 以内であれば 前部空力装置は自由であるが 上から見た車体輪郭に対する突出量は最大 cm までに制限される 前部空力装置をバンパーと一体に成形することができる 前車軸の中心より前方のアンダーパネルは自由 5.1.4) フェンダー車両の全幅を最大幅 1,850mm まで広げることができる タイヤは真上から見て 車輪回転の中心を通過する垂直線の前後に 回転の中心から計測して前後 60 の範囲において はみだしてはならない フェンダーは車体のシルエットから遊離した形状であってはならず かつ横方向および後方から機械構造物が見えてはならない タイヤが容易に取り外せる形状でなければならない 5.1.5) サイドスカートサイドスカートは 車体から遊離した形状でなければ取り付けることができるが 最低地上高はいかなる状態でも確保されなければならない 5.1.6) 後部空力装置車両の全長および全高を超えず 基本車両の最大幅以内で 外縁に mm 以上のRをつけることを条件に形状は自由 83

78 第 章 特殊ツーリングカー (N ) 後車軸の中心より後方のアンダーパネルは自由 ただし 上から見た車体輪郭から突出してはならない 5.1.7) 外部ミラー外部の後方視界用ミラーは車両の両側に有効に取り付けられていなければならない 各々の外部の後方視界用ミラーは最低 90cm 2 の反射面積を有していなくてはならない 5.1.8) 窓ガラスサイドウィンドウおよびリアウィンドウを無色透明な他の材質のものに変更することが許される ただし 取り付け位置および板厚の削減と形状の変更は認められない 取り付け部をタッピング ビス等で補強することが推奨される 5.1.9) 車体外部の改造フロントピラーおよびルーフドリップ部分の改造 サイドウィンドウガラス取り付け位置の変更 結果として空力持性の改善をもたらす車体の不可視部分の改造 および空力持性の改善をもたらす取り付けおよび切除等による車両の改造は一切許されない オープンカーのハードトップは ソフトトップ もしくはオプションにハードトップが設定されている場合 形状がそれに近似していなければならない 5.2) 車体の内部 5.2.1) ダッシュボード ( インストルメントパネル ) の変更および交換は許されるが取り外しは許されない 5.2.2) 燃料タンクの容量は第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 10.2) に規定された限界以内ならば自由 5.2.3) 排気管取り付けのためのサイドシルおよびフロアの最小限の改造は許される 5.2.4)FIA 基準 またはFIA 基準 に従った座席の使用が推奨される 標準のシートレールフレームの前後の位置を変更してはならない 第 6 条電装品および補機 6.1) ライト類の付加による最小限の変更 および前部霧灯の取り外しは許される ただし ヘッドライトの取り外しは配線を含み許されない リトラクタブルライトの可動システムの変更は許される 84

79 第 章 特殊ツーリングカー (N ) 6.2) バッテリーの位置は自由 ただし 強固に取り付けられ ドライバッテリーでない場合には車室から確実に隔離されなければならない 第 7 条安全燃料タンク第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 12 条に従った安全燃料タンクの装着が義務付けられる ただし 3.16) 排気系統 および4.7) サスペンションの要素の各条項が 第 章 量産ツーリングカー (N ) の規定の中の相当する条項に従って改造されており かつ 5.1.1) バンパーについてはステーおよびリインフォースメントを改造しない場合 安全燃料タンクの装着が免除される 安全燃料タンクの取り付けのための改造は許される タンク下部の最低地上高は 10cm 以上であること 安全燃料タンクをホイールベース間に搭載するため 安全燃料タンクが荷室および車室にまたがる場合は 次の事項を遵守しなければならない ) 前部座席の後端より後方に位置していなければならない ) タンクの両側は衝撃吸収構造とすることを強く推奨する ) 隔壁は後方視界を妨げる形状であってはならない ) 漏出した燃料は滞留してはならず また車室には浸入しないよう十分配慮されていなければならない 85

80 第 章グランドツーリングカー 300 第 7 章グランドツーリングカー 定義 : 最少 座席を有し 車両の片側面にそれぞれ 枚以上の乗降用ドアを有する自動車であり 以下の つに分類される. 本章第 節に規定するグランドツーリングカー (JAF-GT ). 本章第 節に規定するグランドツーリングカー マザーシャシー (JAF-G T MC) 第 節グランドツーリングカー (JAF-GT ) 第 1 条車両 1.1) 基本車両としての資格自動車製造者によって生産され 公道走行に適合し以下のいずれかの条件を満たすこと 1FIAグループN/A/GT /GT /GT JAF 量産ツーリングカーまたは特殊ツーリングカーとして公認された車両 2JAF 登録車両として登録された車両 1.2) 基本エンジン自動車製造者によって生産され 公道走行に適合し FIAおよび / または JAFによって認められたエンジン 1.3) オプション部品 FIAおよび / またはJAF 車両公認書 またはJAF 登録車両 JAF-G T 主要諸元登録書に記載されているオプション部品のみ使用が許される 第 2 条規則 2.1) 改造本節によって許されていないすべての改造は禁止される 本節の規定に係わらず第 章 レース車両の排気音量規制 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 および第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 を守らなければならない ただし 上記規定と同義の条項が本節にも規定されている場合は本節に従 -86-

81 第 章グランドツーリングカー 300 うこと 2.1.1) 材質の制限 ) 合成樹脂 ( カーボン / アラミド繊維を含む ) 本節で許されている場合 または基本車両 基本エンジンに標準で使用されている場合のみ当該部分に使用が許される ) チタニウム セラミック本節の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない ) 基本車両 基本エンジンに標準で使用されている場合のみ 当該部分に使用が許される ) 下記に指定された部品に使用が認められる 1エンジンコンロッド 2 吸 / 排気バルブ 3バルブリテーナー 4ヒートシールド 5アペックスシール ( ロータリーエンジン ) 6ブレーキキャリパーのピストン 7 過給装置 ) アルミ合金本節の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない 縦弾性係数が80Gpa を超えるアルミ合金の使用は ブレーキキャリパーを除き一切禁止される ) その他の材質本節の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない 比重 12.0 を超える材質の使用は禁止される 2.1.2) 制御機能の制限 ) 基本車両に設置されている制御機能であっても オートマチックまたは電子式のシャシーコントロールシステムあるいは機能は JAFに申請し承認されたアンチロックブレーキシステムおよびトラクションコントロールシステムを除き いずれも禁止される これには本節別表 に列記したシステムが含まれる ただし ドライバーが作動させ システムに作用する単純なオープンループ電動スイッチは電子式の制御とは見なされない ) ピットレーン指定速度を遵守するためのリミッターの使用 ( 付加 ) は認められる -87-

82 第 章グランドツーリングカー ) 規則への適合競技会期間中いかなるときでも 車両がそのすべてにわたってこれら規定を遵守していることを 競技会の技術委員および審査委員の求めに応じて説明および検証作業に応じることは 各参加者の義務である 2.2.1) 計測競技会期間中のすべての計測は 技術委員長の指定する場所において オーガナイザーによって用意された機材 器具によって行われる これらの場所 機材 器具 および計測方法に対する抗議は認められない 第 3 条車体および外部寸法本節により改造を許されている場合を除き 公認書 登録車両に関する資料に記載されている基本車両の諸元寸法および取り付けのためのボルト類を除いた外面形状を維持していなければならない 3.1) 寸法 3.1.1) 全長車両の全長は3.1.4) により認められるオーバーハング ホイールベース寸法の総和を超えてはならない 3.1.2) 最大高さフラットボトム底面からルーフの最高点 ( ルーフ基準面とし 局部的突起形状やルーフレール アンテナ等の付加部品は除く ) までの寸法は フラットボトム底面に垂直に計測して1,100mm 未満であってはならない また 本規定に適合するために サイドシル 床の削除が許され サイドシルの下側方向への嵩上げおよび床位置を移動することも認められる 3.1.3) オーバーハングおよびホイールベース ) フロントオーバーハングオーバーハングを 最大 950mm まで延長することができる ただし 基本車両のフロントバンパーの最前端から120mm を超えてはならない ) ホイールベース基本車両のホイールベースが2,600mm 以下の車両は最大 % まで延長することができる 基本車両のホイールベースが2,601mm 以上の車両は最大 % まで延長することができる ただし その中間点の位置は 基本車両のホイールベースの中間点 ( 基本車両の定義可能な位置からの寸法をJAFへ届け -88-

83 第 章グランドツーリングカー 300 出なければならない ) を基点として前後方向に+/-30mm の範囲で移動することが認められる ) リアオーバーハング基本車両のリアオーバーハングが950mm 未満の車両は最大 950mm まで延長することができる 3.2) ウィンドウ 3.2.1) フロントウィンドウフロントウインドシールドは第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条に適合しなければならない ただし ) ウインドシールド表面の保護のための無色 透明なフィルムの貼付が許される ) ウインドシールドを厚さ mm 以上のポリカーボネイトに変更することができる 3.2.2) その他のウィンドウ ) 取り付け位置 板厚と形状に変更がなければ車室内を透視することができる他の材質に交換してもよい ) ドアウィンドウガラスは機能が保持されているならば 作動方法 方式を変更することが許され ドライバー側ドアにはドアウィンドウガラスを取り付けなくともよい この場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 22 条 ネット に従った保護ネットを装備すること ) 車室の換気用開口部を設置することが許されるが 各々のウィンドウに追加された開口部の面積は該当するウィンドウ面積の15% を超えてはならない 開口部の形状は自由 ) ウィンドウガラスの外側面上に 外側面から垂直に計測した突出量が最大で50mm までのエアスクープを設置することができる ) ドアウィンドウガラスを除いたウィンドウガラスは ウェザーストリップ モール等の補助的付加物を取り外し 車体本体に直接取り付けることができる ) ドアウィンドウ後方の車体側面に設置されたウィンドウは ドアウィンドウガラスの外側面を延長した面まで突出させることができる ) パーテーションウィンドウを防火壁に置き換えることができる -89-

84 第 章グランドツーリングカー 300 ) サイドウィンドウおよびリアウィンドウに色付きガラスまたはウィンドウフィルムを使用する場合 m 離れた位置から車室内のドライバーを目視できなければならない ) ドア ( ドア車両の場合は前部ドア) より後方でかつ後部隔壁より後方に位置するウィンドウについては不透視であってもよいが 塗装する場合は車体色と異なる塗色により明確に区分されなければならない 3.3) 車体 3.3.1) 車体の材質変更前後バンパー フェンダー ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート およびトランクリッドの材質は 十分な強度を保持し 形状を変えない限り合成樹脂または軽金属へ交換することが許される ただし ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲートにガラスによる構成が含まれていて その材質を変更する場合は ガラスにより構成されていた部分が見切り線により明確に区分されなければならず 当該部分を塗装する場合は車体色と異なる塗色により明確に区分されなければならない また 本節が認める場合に限り形状を変更することができ ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート トランクリッドは強度が維持されるならば その裏面の補強部材を削除することが許される 3.3.2) ドア ) ドア外面形状は フラットボトム底面から120mm までの範囲を削除することが出来るが それ以外の部分は当初の形状を維持しなければならない ドアの裏面形状を変更することが認められる ) ドアの材質は 十分な強度を保持することで合成樹脂または軽金属へ交換することが許される ) ドアヒンジは 万一の事故の際にドライバーが速やかに脱出できるようにする目的のためにのみ 交換が許される ) 項により切除される範囲にドアヒンジが含まれる場合は当該ドアヒンジの変更が認められる ドアの後部ドアは開閉機能を維持する場合にはドアヒンジ ドアロックを3.3.4) に準拠した 箇所以上のファスナーに置き換えることができる ) ドアミラーを移設した場合 当初のドアミラーベースを合成樹脂または軽金属へ変更することは認められる -90-

85 第 章グランドツーリングカー 300 ) ドア車両の後部ドアは 拡幅された後部フェンダー外側面まで後部ドアを拡幅することができる 後部ドアの開閉機能は自由 3.3.3) 車体の開口部 ) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート およびトランクリッドの開口 ) 外面形状を大幅に変更しない範囲で放熱 冷却を目的とした開口部の設置 閉鎖が許されるが 開口部を塞ぐ場合 塞がれた範囲は当初の形状を保持 または外包絡面を形成しなければならない 但し ボンネット ( エンジンフードを含む ) の開口部は下記の条件を満たさなければならない 1ボンネット ( エンジンフードを含む ) 後縁から100mm 前方であること 2 開口部の前後長はボンネット ( エンジンフードを含む ) 後縁から最大 1,000mm 3 最大幅は車両の前後方向中心線から左右にそれぞれ最大 625mm 第 7-1 図 ) リアハッチゲートおよびトランクリッドに外面形状を大幅に変更しない範囲で放熱 冷却を目的とした開口部の設置が許される ) ハッチゲートの形状の変更を伴う開口部を設けてもよいが 当初のウィンドウ範囲に設ける場合 変更される形状の範囲はリアハッチゲートの当初ウィンドウ面積の15% を超えてはならず 開口部の最大幅は合計 400mmで 車両の前後方向中心線に対し対称でなければならない ) 開口部に最大突出量 20mm までのルーバー リップ等を取り付けること および開口部に接続するダクトを追加することは許されるが 真上から見た -91-

86 第 章グランドツーリングカー 300 場合に当該開口部に接続するダクト以外の内部構造が見えてはならない ) フェンダーの開口コンプリートホイール後端より後方のフェンダーにブレーキ冷却後の空気を排出させるための排気口を設置することが許されるが これら排気口は側面および上面から内部が見える構造であってはならない リアホイールの後面にブレーキ冷却後の空気を排出する排気口を構成した場合は 後車輪軸中心を通る水平面より下を除き 空気以外の排出防止のため ルーバーまたは細密なワイヤーメッシュによる構造でなければならない フェンダーに排気管を通すための開口を設ける場合 その開口部は排気管の直径の / までの隙間を有してよい ) 天井部分の開口天井部分に開口部を つ設置することができるが 下記の条件を満たさなければならない ) フロントウインドシールド後端より100mm 以上後方であること ただし リアエンジンの吸気用の場合は後部隔壁最高端位置より後方であること ( エアダクトを天井部分の開口部に接続することができる ) 基本車両に標準としてエンジン用ルーフ上吸気ダクトが存在する場合に限り ルーフ上からのエンジン吸気が認められる ただし ダクト形状は基本車両のそれから変更することはできない ただし 2015 年以前に製造された競技車両は 基本車両に標準としてエンジン用ルーフ上吸気ダクトが存在しない場合でも ルーフ上からのエンジン吸気が認められる ) 開口部の前後長は天井全長の / を超えないこと ) 最大幅は400mm で 車両の前後方向中心線に対し対称であること ) 車両上面視で開口部の範囲に車体の表面から垂直に計測して最大高さ 40mm までのエアスクープを設けることが許されるが 当該構造以外は車体の表面から突出しないこと ) 真上から見た場合に内部が見えないこと ) 室内側の構造体は天井の内側面より150mm を超えない範囲に位置し ドライバーの頭部より100mm 以上のヘッドクリアランスが保持できること ) 車体側面の開口ヒートエクスチェンジャーの冷却用等の外気の導入のため ドア車両の場 -92-

87 第 章グランドツーリングカー 300 合は後部ドアに ドア車両の場合はドア後方のボディサイドパネルに 以下の条件で開口部を設置することができる )1 ドア車両の場合 : 後部ドア外周見切り線の内側で フラットボトム底面から770mm 上方を通過する平行な面の下側の範囲 ( 第 7-2 図斜線部 ) とする 2 ドア車両の場合 : フラットボトム底面から770 mm上方を通過する平行な面の下側で ドア後端見切り線 ドア下部見切り線の後方延長線および後車輪軸中心を通りフラットボトム底面に垂直な面により囲まれた範囲内 ( 第 7-3 図斜線部 ) とする ) 開口部は側面 上面より内部が見える構造であってはならない ) ルーバー形状は禁止され 開口部には最大突出量 50mmまでのエアスクープを設置することが許される ただし 競技車両の最大幅を超えてはならない 第 7-2 図 -93-

88 第 章グランドツーリングカー 300 第 7-3 図 ) 車体後部の開口車体後部の開口部はルーバー 細密なワイヤーメッシュまたはパンチングメタル等で覆わなければならない 3.3.4) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート トランクリッドのヒンジヒンジ類は第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 ファスナーの追加 に規定されるファスナーにより 少なくとも ケ所が安全に固定され 走行中に開かないようにすることを条件に取り外すことができる エンジンおよび燃料タンクが設置されている箇所においては これらのファスナーは工具を必要とすることなく取り外すことができなければならない ファスナーは 赤 ( もしくは対照的に目立つ色 ) の矢印で明示されていなければならない 3.3.5) 車体 ( モノコック構造体 ) と隔壁本節で改造が許されている場合を除き 車室部分は当初の車体 ( モノコック構造体 ) が維持され フェンダー バンパーおよびフィニッシャーに被われていない車体構造は残されていなければならない 前部隔壁および後部隔壁を除き 車室に当初からある開口部は塞いでもよい ) 前部隔壁 ( カウルトップ部を含む ) ) 当初の前部隔壁を削除し 車室を完全に隔離する新たな隔壁を設置することが出来る -94-

89 第 章グランドツーリングカー 300 ただし カウルトップ部を削除した場合フロントウィンドウ下端部支持構造は新たに構築しなければならない カウルトップカバーは 材質 形状自由 ただし 車両前面視におけるボンネット後端外縁より上に突出してはならない ) 室内換気のため ) の開口に接続する開口が車室の隔離機能を維持することを条件に認められる 車室の換気口とボンネット ( エンジンフードを含む ) 裏面に設置されたダクトを接合する場合 エンジンルームに火災が発生した場合に 車室に火炎が侵入するのを防止できる構造でなければならない ) 前部隔壁基準面 ( 車両前側の面 ) を設置できる範囲隔壁の前後方向位置は基準車の元の位置から ±250mm の範囲とする ) 前部隔壁 ) の開口部の接続構造 または当初から存在する開口部を塞ぐ素材の形状と材質形状 : 自由 材質 : 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 )3.3.8) 床部のトンネル設置 ) および本項により許されている改造 および3.3.6) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造 に規定したパイプフレーム構造をロールケージに接続するための開口部を設けることはできるが 開口部を設ける必要が生じた場合であっても その大きさは必要最小限に留められなければならない ) 後部隔壁 ) 当初の車体の後部隔壁を削除し 新たな隔壁を設置することができる ) 側面透視で運転席の座席後方に位置し車室を完全に隔離する後部隔壁を有することが義務付けられる ただし 室内換気の排気のため )3) の開口に接続する最小限の開口が車室の隔離機能を維持することを条件に認められる -95-

90 第 章グランドツーリングカー 300 第 7-4 図 ) 後部隔壁 )3) の開口部の接続構造 または当初から存在する開口部を塞ぐ素材の形状と材質形状 : 自由 材質 : 堅固で防火性に富んだ材質により構成されていなければならない 1 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 210mm 以上の厚さのハニカム構造を持つカーボンファイバー材 33.5mm 以上の厚さを持つカーボンファイバーコンポジット ) 床の底部主平面を延長した面と後部隔壁の主平面を延長した面とを繋ぐ構造とすることができる ) リアミッドシップエンジン車両 ) 前部隔壁 および ) 後部隔壁 の他に以下が適用される ) エンジンルームと荷物室を隔離する隔壁およびエンジンルームと荷物室の床を削除することが許されるが 荷物室の床部分にある補強部材等の車体の強度に影響のある部材はその限りではない ) 荷物室に燃料タンクを設置する場合 エンジンルームと荷物室を隔離する隔壁の切除は禁止される ) エンジンルームと荷物室を隔離する隔壁に設置されているメンバーは 車体強度に影響を及ぼさなければ脱着式に変更することが許される 3.3.6) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造前部隔壁より前方および / または後部隔壁より後方の主構造 ( フレーム構造 ) は これを切除し ロールケージに接続するパイプフレーム構造に置き換える -96-

91 第 章グランドツーリングカー 300 ことが許される 後部隔壁後方の車体構造 ( モノコック構造体 ) を兼ねていた外板部分の材質については 十分な強度を保持し ) 天井部分の開口 に許される条件以外に形状を変えない限り 合成樹脂または軽金属へ交換することが許され 各ドア フェンダー トランクリッドと分離される構造の場合に限り着脱が許される ただし 当該部分は 前面 後面 側面視でシルエットから遊離していてはならず ヒンジ ロック機構 または3.3.4) に準拠した 箇所以上のファスナーにより堅固に固定できなければならない 前部隔壁より前方の主構造 ( フレーム構造 ) をロールケージに接続するパイプフレーム構造に置き換える場合 12.7) 前( 後 ) 面防護構造 に規定される衝撃吸収構造体 ( クラッシャブルストラクチャー ) の設置が義務付けられる パイプフレーム構造は下記条件を満たさなければならない ) 材質 : スチール製であること ) 強度要件 : 前後方向に5.5W 横方向に1.5W 垂直方向に1.5W(W=1500kg) の荷重を負荷しても耐え得ること ( ) 上記荷重を負荷する部位前部パイプフレーム : 衝撃吸収構造体の取り付け箇所後部パイプフレーム : 当該パイプフレームの後端 ( ) 上記荷重を負荷する条件 1 車室床部 ( キャビン ) を固定する 2 出走状態とする ( 例 ; サスペンションを取り付けるための穴等は開けた状態 エンジン ギアボックス フラットボトム等にストレスメンバーとしての機能を持たせる場合は それらを搭載した状態 ) ( ) 強度要件を満たす証明のJAFへの提出 1 静荷重試験の結果 強度計算結果 ( 強度計算書 ) もしくは強度解析結果 2ロールケージおよびパイプフレームの構造概略図および使用パイプの材質 寸法本証明は 同一型式でかつ設計変更がなされない限り 毎年度の提出は不要である -97-

92 第 章グランドツーリングカー 300 ) ロールケージへの取り付け方法 パイプ径と肉厚パイプの形状を含め自由 ただし パイプフレーム構造の装着に伴うFIA/JAF 公認ロールケージに対する一切の加工 改造は認められない ) エンジンを取り外しても 車体を懸架している部分が正常に作動しなければならない 3.3.7) フラットボトム 床タイヤハウス 外部ミラーを除き 車両の真下から見える車体部分の全幅に渡り下記に適合するフラットボトムの設置が義務付けられる ) 前車輪軸中心線と後車輪軸中心線の間の車両下面に いかなる状況においても堅固な平面を持つ不浸透性の連続した固体を 堅固に固定しなければならない 材質は自由 フラットボトムは 最小幅 950mm で車両の前後方向中心線に対し対称であること この面は 複数枚で構成されてよいが各々の隙間は mm 以内であり 平面全域に渡り平面公差は垂直方向に最大で mm とする ) フラットボトムは いかなる場合も空力的効果を有してはならない ) 隔壁より前方 排気管が通過する部分 ( サイドシルを除く ) センタートンネル およびリアエンジン車両のトンネルを除き 車室の床とフラットボトムの間を空気が流れる構造であってはならない 第 7-5 図 -98-

93 第 章グランドツーリングカー 300 ) 車両のすべての懸架される部分は 3.4.1) 前部空力装置 に関わらず 一切フラットボトムにより形成される平面より下方に位置してはならない ) フラットボトムの周縁部には 最大半径 25mm の上向きの湾曲を形成することが許される ) フラットボトムに 次に従い開口部を設けることが許される ( ) エアジャッキ用の開口部 ( ) 排気管の放熱用の開口部 排気管の直径に相当する幅まで 排気管の形状に沿っていること 最大直径 50mm 以下 数は自由 ( ) センサー用の開口部 ( 最大 φ20) ただし 車高センサーの光軸の通過のため 最大 20mm 50mmの穴 ( スリット ) を 個迄設置することができる ) フラットボトムは フランジを除いたサイドシル下面の直線部を最上部として設置することが許される ただし フラットボトムが 基本車両の床と干渉する場合 元の床を改造すること あるいは ) ) 形状と材質 に規定される材質により新たな平板状の床を形成することが許される ) フラットボトム設置のため サイドシル下面の直線部より下部に位置する部分は折り曲げあるいは切除できる 第 7-6 図 ) )( ) タイヤハウスの形状 を満足すること -99-

94 第 章グランドツーリングカー 300 )JAFによって指定されるスキッドブロックを前後それぞれ つずつ装着しなければならない スキッドブロックは最少 8mm の厚さを円周部の か所以上で有していなければならない 3.3.8) 床部のトンネル設置 ) センタートンネル基本車両のセンタートンネルを削除し以下に定める寸法内で新たなトンネルを構築することが出来る 材質 : 堅固で防火性に富んだ材質により構成されていなければならない 1 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 第 7-7 図 ) 排気管用トンネル 1 床面の上方向に対してフラットボトム形状に影響を及ぼさないことを条件に幅 210mm および高さ210mm までのトンネルを 本設置することができる ただし フロントに左右バンクを有するエンジンを持つ車両の場合 左右に各々 本のトンネルを構成することが認められる 2 壁面の改造が直径 210mm の円に外接する四角形の範囲まで許される 3.3.9) ボデイサイドパネル サイドシル ) ボデイサイドパネル サイドシル 床 ) ドアウィンドウ下部見切りより下方のボデイサイドパネルおよびサイドシル 床は 当初のボデイサイドパネルおよびサイドシル 床を削除し新たに設置することができる ) 形状と材質形状 : 自由 -100-

95 第 章グランドツーリングカー 300 ただし ボデイサイドパネルとサイドシルはフラットボトム底面から その250mm 以上上方までの範囲で 車両幅方向で ドア外側面下端とドア外側面下端から120mm 内側の間に外側面を有さなければならない ただし 3.3.8) ) 排気管用トンネル による改造は許される 材質 : 堅固で防火性に富んだ下記の材質により構成されていなければならない 1 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 210mm 以上の厚さのハニカム構造を持つカーボンファイバー材 33.5mm 以上の厚さを持つカーボンファイバーコンポジット ) サイドシル内部を空気が流れる構造は禁止される ) フロントフェンダーとリアフェンダーの間で ドアの下方の範囲は 基本車両の外面 ( ドアアウターパネル又は サイドシル外側面 又はサイドシルカバー外側面 ) を拡幅しサイドシルカバーを設置してもよいが 拡幅されない部分は基本車両と同一の面を保持していなければならない 本部位の最外側面とサイドシルとの間には 空気が流れる構造は禁止され 最外側面に排気管を通すための開口を設ける場合 車両側面視で直径 120mm の円に外接する四角形の範囲まで許される ) サイドシルカバーを設置する場合 材質は自由 第 7-8 図 -101-

96 第 章グランドツーリングカー 300 第 7-9 図 ) バンパー ) フロントバンパー ) 車両の前後方向中心線と垂直に交わり かつそれと左右対称で 基本車両最大幅の75% の長さを有する直線が 車両を真上から見たフロントバンパーの輪郭に接する両端の間 ( 第 7-10 図に示す基準点 P とP の間 ) で フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる上部形状は基本車両の形状を維持しなければならない ) 上記 ) に定める基準点 P とP ( 第 7-10 図 ) の間で フラットボトム底面から上方 40mm を超え300mm 以下の部分のバンパーは 基本車両バンパー輪郭の内側の範囲であれば開口部の追加を含み改造できる ) バンパー内側の補強部材は自由 ) リアバンパー ) 車両の前後方向中心線と垂直に交わり かつそれと左右対称で 基本車両最大幅の80% の長さを有する直線が 車両を真上から見たリアバンパーの輪郭に接する両端の間 ( 第 7-10 図に示す基準点 P とP の間 ) で フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる上部形状は基本車両の形状を維持しなければならない ) 車両の左右後車輪軸中心を結ぶ線から車両後端の平行線上で 前後方向中心から左右 665mm の点で30 の角度を持って交差し 競技車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側の範囲 ( 第 7-11 図に示される ) でフラットボトム底面から300mm 以下の部分を改造する ( 切除も含む ) ことが出来る ただし 車両の前後方向中心から左右 650mm までの範囲に -102-

97 第 章グランドツーリングカー 300 わたりバンパーの改造部分の底面は水平な面を保持しなければならない ) バンパー内側の補強部材は自由 第 7-10 図 第 7-11 図 ) フェンダーの拡幅に伴うバンパー形状の変更バンパー形状の変更は次の条件によってのみ許される 形状変更の検査を容易にするため テンプレートを所持していなければならない ) フロントバンパーの形状を変更できる範囲車両を真上から見て 第 7-10 図に示す基準点 P とP を結ぶ直線に対し 各々の基準点を基点として 30 の角度を持つ直線と 車両の前後方向中心線に平行で車体最外側に接する直線がそれぞれ交差する範囲の内側とする さらに 各々の交点部分は 車両を真上から見て曲げ (R) を有していなければならない ただし 当該規定の範囲に位置するフロントバンパーは カナードおよびそれに類似する形状 ( 車両の前後方向に延びる棚形状 ) であってはならない -103-

98 第 章グランドツーリングカー 300 ) リアバンパーの形状を変更できる範囲 )- フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる上部車両を真上から見て 第 7-10 図に示す基準点 P とP を結ぶ直線に対し 各々の基準点を基点として 30 の角度を持つ直線と 車両の前後方向中心線に平行で車体最外側に接する直線がそれぞれ交差する範囲の内側とする さらに 各々の交点部分は 車両を真上から見て曲げ (R) を有していなければならない )- フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる下部車両を真上から見て 車両の左右後輪車軸中心を結ぶ線から車両後端の平行線上で 前後方向中心から左右 665mm の点で30 の角度を持って交差し 競技車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側の範囲 ( 第 7-11 図に示される ) とする さらに 各々の交点部分は 車両を真上から見て曲げ (R) を有していなければならない ) フェンダー ) フェンダーを車両全幅寸法で最大 1,950mm まで拡幅させることができるが フロントフェンダー前部およびリアフェンダー後部は 車両を真上から見たときに ) フェンダーの拡幅に伴うバンパー形状の変更 に規定された範囲内に収まらなければならない フロントフェンダーの後縁はドア前端に存在する見切り線を超えて延長されてはならない ( フロントフェンダーの前後方向の寸法は拡大することができない ) 第 7-12 図 ) 拡幅されるフェンダーのデザインに制限は無いが 開口の設置は ) -104-

99 第 章グランドツーリングカー 300 フェンダーの開口 に従い 車両外面の鋭角的な突起部分には半径 mm 以上のR 形状を有し 拡幅されない部分については 基本車両と同一な面を保持していなければならない ) 基本車両のフェンダーがエンジンの吸気や冷却のための開口部を有する形状の場合で そのフェンダーを拡幅した結果 開口部の寸法変更 あるいは開口部が閉鎖された形状となることも認められる ただし 開口部の寸法変更が伴う場合であっても ) フェンダーの開口 に従わなければならない ) バンパーがフェンダーの内側に包括される構造は 基本車両と同一構造である場合にのみ許される ) フェンダーは 基本車両の側面視におけるフェンダー上端外縁を超えてはならない ただし ) タイヤハウス によって設置されたタイヤハウスが干渉する場合は 設置されたタイヤハウス上端に接する曲面部をフェンダー上端外縁より突出させることが許され突出部は滑らかなアールで周辺と繋げることが出来る 第 7-13 図 ) 当初のリアフェンダーがリアピラーと一体構造の場合 フェンダーはリアウィンドウの最下端を通過する水平面より下側とする ) タイヤハウス ) 前 / 後コンプリートホイールを収納するため 基本車両の構造にかかわらず ホイールアーチの内側に面構成による独立したタイヤハウスが存在していなければならず 材質は自由 ) タイヤハウスは コンプリートホイールが直進状態の出走状態で 以下の範囲に設置されなければならない -105-

100 第 章グランドツーリングカー 300 ( ) フラットボトム底面と平行で 車輪中心を通る平面より上 : 車輪軸中心から半径 410mm の範囲内 車両の左右方向の位置は自由 ( ) フラットボトム底面と平行で 車輪中心を通る平面より下 : 左右車輪軸中心を通りフラットボトム底面に垂直な平面に平行で車両の前後方向に各々 410mm 間の平面の範囲内 車両左右方向の位置は自由 ( ) タイヤハウスの形状 1タイヤハウスの形状は自由 2フラットボトム前端より後方で フラットボトム後端より前方のタイヤハウスの範囲において フラットボトム底面から50mm 未満の高さにあるタイヤハウスと車体構造 ( 第 編第 章第 条 1.10) 車体 ) は 下面視でフラットボトムに覆われていなければならない フロントタイヤハウスの例 -106-

101 第 章グランドツーリングカー 300 リアタイヤハウスの例 第 7-14 図 ( ) タイヤハウスの車両後方部に ) フェンダーの開口 で設置されたブレーキ冷却後の空気を排出させるための排気口につながる開口形状を形成してもよい ( ) 懸架装置 操舵装置およびブレーキ冷却のためのダクトを貫通させるための開口 排気管放熱用の開口を設けることが許される ) 基本車両のタイヤハウスが ) に規定される寸法を超えて構築されている場合は 基本車両の寸法以内でなければならない ) タイヤハウスの前端あるいは後端が隔壁と干渉する場合 前部隔壁にステアリングを直進状態にして前車輪軸中心から半径 460mm 後部隔壁に後車輪軸中心から半径 410mm の範囲内に限り改造を行うことができる ) ) により規定される範囲内に存在するサイドシルは削除することが認められる ) タイヤハウスを構築するため 当初のサイドレールアッパーとその周辺骨格は サスペンションストラットの上部取り付け点が当該部位に設置される場合を除き 車体強度の低下がないことを条件にこれを除去することが認められる ) ドライブシャフトがサイドメンバーと干渉する場合 車体強度を確保できる補強を施すことを条件に 当該部分の最小限の範囲を加工することが許される -107-

102 第 章グランドツーリングカー ) サイドスカートサイドスカートは 次の条件を満たすことにより設置が許され その材質は自由 ) 出走状態の車両の車輪軸中心を通る水平面より下であること ) 拡幅された車両の最大幅までの範囲内に取り付けること ) 前 / 後縁および側縁は半径 mm 以上のR 形状を有していること ) サイドスカートの外側面は 基本車両の外側面より内側に入り込まないこと ) フラットボトムと隙間無く 前後フェンダーとも接合されなければならない ) エンジンベイ ) ラジエターサポートとそのサポートメンバーは取り外してもよい ) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート トランクリッド ) タイヤハウス によって設置されたタイヤハウスとの干渉が生じる部分は設置されたタイヤハウス上端に接する曲面形状で突出させることが許される 突出部は滑らかなアールで周辺およびフェンダーとつながる形状とすることが許される ) 荷物室荷物室の床部分は改造 あるいは除去することができるが 地面が見えてはならない ) 改造の場合 :. ) 床下の後部空力部品を設定しない場合 : 1 第 7-15 図 Aのような形状は禁止される 2 床面は 平面でフラットボトムに平行 であること ( 第 7-15 図 B 参照 ) 3 床面が 平面でフラットボトムに平行 であれば フラットボトムの高さまで下げることが許される. ) 床下の後部空力部品を設定する場合 : 1 床下の後部空力部品が車両後端部分まで設置されている場合 ( 第 7-15 図 C 参照 ) その上面の床面形状は自由 2 床下の後部空力部品が前後方向の途中まで設置されている場合 その後端 -108-

103 第 章グランドツーリングカー 300 より後部の床面の形状は同様に 平面でフラットボトムに平行 であること ( 第 7-15 図 D 参照 ) 3 床下の後部空力部品と床面の間を空気が前後に流れないこと 第 7-15 図. ) 床下の後部空力部品設置の有無にかかわらず 荷物室床面の上側の空間にはラジエターを通過した空気のみ流れることが許される 車体最下面 ( 荷物室床面 ) の上側 ( の空間 ) を空気が流れる構造で 当該開口部が荷物室内等に設置されたラジエターを通過する空気の排出を目的とする場合は 開口部面積はラジエターコア面積以下でなければならない ) 床部分を除去した場合 : 1 衝突に対する影響を最小限に抑える目的により 衝撃吸収構造を設置することが認められる 2 車体強度の保持のためにクロスメンバーを自由に追加してもよい ) 荷物室に安全燃料タンクを搭載する場合 : 燃料タンクの脱落防止のため 補強部材による構造体を追加することが許される ) オープンカーのハードトップオープンカーのハードトップは次の条件に従うことにより取り付けることが許される ) 形状 : ソフトトップ もしくはオプションにハードトップが設定されている場合は 形状がそれに近似していなければならない -109-

104 第 章グランドツーリングカー 300 ) 材質 : 堅固で防火性に富んだ材質であり 以下の何れかで構成されていなければならない ただし 取り付け部 ( フランジ部を含む ) を除く 1 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 210mm 以上の厚さのハニカム構造を持つカーボンファイバー材 33.5mm 以上の厚さを持つカーボンファイバーコンポジット ) 最高点 : 当該車両カタログに記載されている 面図の最高点を当該車両の最高点とする ) 固定方法 : 車体への固定は自由 ただし 公認ロールケージへの固定は一切の加工を伴ってはならない ) 車室の内部荷物室を除き 車室内には当初から設置されている以外の機械構造部分が存在してはならない ダッシュボード ( インストルメントパネル ) の変更および交換は許されるが取り外しは許されない 補機類 ( 電装品 ) の冷却およびドライバーの冷却のため 車室内に難燃性材質のフレキシブルエアダクトを設置すること また これを3.3.19) 補助的付加物 に規定されたエアスクープに接続することが許されるが ドライバーの視界を妨げてはならない オイルタンクは車室内に設置されてはならない ) 補強車体 ( 隔壁を含む ) の補強は 運転席 助手席のための空間を含めた区域を侵害しなければ自由に行うことができる ) 補助的付加物霜取り装置 車室の換気装置は当初の換気口が残され 外観形状を大幅に変更しない範囲 ( 最大突出量 20mm) であれば自由 3.4) 空力装置 3.4.1) 前部空力装置 1 車体下部には 左右前車輪軸中心を結ぶ線から最大 950mm までの前方の平行線上で 前後方向中心から左右 460mm の点で30 の角度を持って交差し 競 -110-

105 第 章グランドツーリングカー 300 技車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側でフラットボトム底面から130mm の範囲に 前部空力装置を設置することが許される 第 7-16 図 2 材質は自由 3 前縁および側縁は 車両の最外側に位置する場合 半径 mm 以上のR 形状を有していること 4 車体下部の構造体は前部コンプリートホイールの前端を通過する垂直面より前方に位置するフェンダーの下部と接合することができる 51の検査のためのテンプレートを所持していなければならない 6フラップ ( カナード ) は 以下の範囲内に取り付けることができる ( 第 - 図 ) (ⅰ) 車両のフラットボトム底面の250mm 上方を通る平行面より下 (ⅱ) 前部コンプリートホイールより前で P1 P2 点の外側 (ⅲ) 左右前車輪軸中心を結ぶ線から最大 950mm までの前方の平行線上で 前後方向中心から左右 460mm の点で30 の角度を持って交差し 競技車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内 -111-

106 第 章グランドツーリングカー 300 側 (ⅳ) 車体外縁から 120mm 以内 第 7-17 図 3.4.2) 後部空力装置後部空力装置は 次の条件に従うことにより リアエアスポイラーもしくはリアウイングの何れかを取り付けることができる ) 数は 構成であること ) 翼の枚数は 枚であり 翼断面の何れの部分も400mm 150mm の長方形に収まること ( ガーニーフラップを含むが支持体と翼端板は除く ) ) 高さは オプション部品を除いた天井の最高点 ( フラットボトム底面から 1,100mm) を限度とする ) 幅は最大 1,900mm( 支持体と翼端板を含む ) 車両の後端の左右後車輪軸中心を結ぶ線に平行な線上で 前後方向中心から左右 665mm の各点で30 の角度を持って交差し 基本車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側の範囲 ( 第 -18 図に示される ) を車体輪郭の外縁と見なし その輪郭から突出しないこと -112-

107 第 章グランドツーリングカー 300 第 7-18 図 ) 車両を横から見て車体輪郭およびリアフェンダーの見切り線より上部もしくはトランクリッド ( エンジンフード ) 面上に位置すること ( リアフェンダー上に空力装置を設置することは許されない ) ) 後車輪軸の中心線を通過するフラットボトム底面に垂直な面より後方に位置すること ) 翼端板を含み 前縁および側縁は半径 mm 以上のR 形状を有していること ) 形状および材質は自由 トランクリッドに取り付ける場合 支持体の取り付け剛性を確保するためにトランクリッド内側に補強を施してもよい ) 構造体を取り外すことなくトランクリッド リアハッチゲートが開閉できること 3.4.3) 後部床下の空力装置以下に従い完全にフラットで開口部のない傾斜のあるプレートを追加することが認められる 後車輪軸の中心より後方の床下で 車両の前後方向の中心線から左右 650mm までの範囲には 基本車両に設定されている空力部品 もしくは以下に従った完全にフラットで開口部のない傾斜のあるプレート ( 傾斜プレート ) のみ設置することが認められる なお 当該空力部品または傾斜プレートの何れも装着しないことは認められるが 併設は認められない -113-

108 第 章グランドツーリングカー 300 ただし 傾斜プレートの前端を移動することにより 車両の構造物が傾斜プレートに干渉する場合は当該部位をフラットボトム面に平行な直方体形状で突出することが許される 材質は自由 傾斜プレートの有無に関わらず 車両の前後方向の中心線から左右 650mm を超える部分で 後車輪軸の中心線を通過するフラットボトム底面に垂直な面より後方 かつフラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面より下については自由とする ) フラットボトムの後端 ( 後車輪軸中心線を通過する垂直面 ) と車体最後端を通過する垂直面の間に位置すること ) 傾斜プレートの最大幅は1300mm で 車両の前後方向中心線に対し対称であること ) 傾斜プレートのいかなる点も フラットボトムより150mm 以上上方に位置してはならない ) 排気管および空冷式クーラーラジエターの設置は認められる 第 7-19 図. ) 傾斜プレート側方に遮蔽版を設置することは任意であり 設置する場合の形状と材質は自由. ) 基本車両の後部車体に取り外し可能なグリル等の補助的付加物がある場合は 次の条件に従い当該付加物を取り外してもよい - 補助的付加物より下部に車体部分が存在し 傾斜プレートとの間に隙間が無 -114-

109 第 章グランドツーリングカー 300 い場合 補助的付加物を取り外した後にできる空間は ) 車体後部の開口 に従って処置が施されること ) フラットボトムの後端と傾斜プレートの前端を連続的に接合しなければならず つなぎ目の部分は最大半径 25mm の湾曲を有してもよい ) 垂直整流板は次の条件下で設置することが認められ 材質は自由 ( ) 車両の前後方向の中心線と平行であること ( ) いかなる空力的効果も有さないこと ( ) 最大 枚 ( ) 垂直整流板はプレート後端部より後方に延長できるが 幅 1300mm 以内の最高端はフラットボトム面から150mm 以下であり 最後端は車輌輪郭の内側に位置していなければならない 延長部分の上部を車体に固定する場合は第 7-20 図の通りの開口を必要とする -115-

110 第 章グランドツーリングカー 300 第 7-20 図 ) 追加した傾斜パネルに 次に従い開口部を設けることが許される ( ) エアジャッキ用の開口部 ( ) 排気管の放熱用の開口部 排気管の直径に相当する幅まで 排気管の形状に沿っていること -116-

111 第 章グランドツーリングカー 300 最大直径 50mm 以下 数は自由 ( ) センサー用開口部最大 20mm 50mm を 個迄設置することができる ) 床下の後部空力部品を設定する場合で その左右方向の寸法が 車両の前後方向中心線からそれぞれ650mm に満たない場合 その端部から車両の前後方向中心線から650mm までの範囲には 排気管 オイルクーラー ( 配管を含む ) を除き 傾斜パネル面より下に位置する構造物があってはならない 第 4 条重量 4.1) 最低重量本節別表 に従った最低重量を保持しなければならない JAFは性能の均等化を図るため 年度途中でも事前予告をもって最低重量を変更することがある 4.2) バラスト 個あるいは数個のバラストによって最低重量を満たすことが許される 搭載位置および取り付け方法は自由であるが バラストおよび車体側の取り付け部共に十分な強度がなければならない 第 5 条エンジン 5.1) エンジンの型式および位置基本車両と同一製造者のエンジンを搭載することができる エンジンの取り付け方位 方向 位置は 前部隔壁より前方 または後部隔壁より後方であれば自由 エンジンの搭載位置は基本車両から変更は認められない 当初のエンジンルーム内においてエンジンの取り付け方位 方向 位置は自由である ただし 2016 年以前に製造された競技車両のエンジンの取り付け方位 方向 位置は前部隔壁より前方 または後部隔壁より後方であれば自由 5.2) エンジンの改造 5.2.1) 気筒容積気筒容積の変更は許される 5.2.2) 過給装置自由 -117-

112 第 章グランドツーリングカー ) シリンダーヘッド シリンダーブロック補強は許される 5.2.4) クランクシャフト コンロッド自由 5.2.5) ベアリング当初の形式 ( プレーンベアリング ローラーベアリング等 ) が保持されているならば自由 5.2.6) ヘッドガスケット自由 5.2.7) カムシャフトおよび動弁系 ( バルブスプリングを含む ) カムシャフトの位置 / 個数および駆動方式の変更は禁止されるが その他の要素は自由 基本エンジンに設置され 機構がそれと同一の場合のみ可変バルブタイミングの使用が許される 5.2.8) ピストン ピストンピンおよびピストンリング自由 5.2.9) フライホイール自由 ) 点火系統自由 ) 潤滑系統次に定める制約の他は自由 オイルクーラーは上方から見て 車両の輪郭から突出するものであってはならない 車体の外側に取り付ける場合 出走状態の車両の車輪軸中心を通る水平面より下に位置しなければならない 5.3) 吸気系統次に定める制約の他は自由 ウォーターインジェクション 可変インレットポート 調整式吸気装置は 基本車両または基本エンジンに設置されている場合のみ使用が許される 可変吸気トランペットは許されない -118-

113 第 章グランドツーリングカー ) エアリストリクター金属性であり円形断面を有する つまたは つの長さが最小 mmの平行孔を有するエアリストリクターを取り付けなければならない エンジンに吸入される空気は すべてこのエアリストリクターを通過しなければならず エアリストリクターの上流で吸入空気の全量を強制的に遮断した場合 直ちにエンジンが停止しなければならない ) エアリストリクター径本節別表 に規定されたエアリストリクター径を競技会期間中いかなる時でも遵守しなければならない JAFは性能の均等化を図るため 年度途中でも事前予告をもってエアリストリクター径を変更することがある ) 過給装置付きエンジンエアリストリクターの設置は 過給装置のホイールブレードの最先端を通過する垂直面から最高 50mm 上流までの間 あるいは空気漏れの無い一体部品で最低 の開口部を有する円錐体により過給装置吸気口直径の上流に設置されなくてはならない エアリストリクターと円錐体が一体構造で設置される場合は 過給装置のハウジング側と段差を設けることなく接合されていなければならない JAFは性能の均等化を図るため 事前予告をもって過給圧制限を実施することがある 第 7-21 図 ) 自然吸気エンジンエアボックスの設置が義務付けられ エアリストリクターがエアボックスの吸入口に取り付けられていなければならない エアボックスは -119-

114 第 章グランドツーリングカー 300 )1,000mm 500mm 500mm を超えてはならない ) エアボックス前方の吸気ダクト類は車体外観を変更しない限り自由 また エアボックスの内部構造 材質も自由 ) エアボックスおよびエアボックス前方の吸気ダクト類は エンジンが稼動中に吸入空気の全量を強制的に遮断した場合エンジンが停止し 破損 損傷しない強度を保持していなければならない 5.3.2) エアリストリクターの免除気筒容積が2,000cc 迄の自然吸気レシプロエンジンを使用する場合 吸気のすべてを つの開口部から得るならばエアリストリクターの装着を義務としない 5.3.3) 吸気温度 ) インタークーラー吸入空気の冷却のためのインタークーラーは取り付け位置 配管を含めて自由 ただし 配管は空気の通り道としてのみ機能すること インタークーラー以外のエンジンに供給される空気の温度を下げる目的または効果を持ついかなる装置 システム 手続き 構造もしくは設計はすべて禁止される 5.4) 冷却ウォーターラジエターは 機能が基本車両と同一であれば 自由 ウォーターポンプは自由 ウォーターラジエター オイルクーラーおよびエンジン各部の冷却は 空気のみが認められ 空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される ヒートエクスチェンジャーの使用は認められる エンジン補機類の冷却のためエンジンルーム内にフレキシブルエアダクトを設置することが認められる 5.5) 排気系統排気系統は自由 ただし ) すべての排気ガスが通過する 少なくとも つの触媒装置が設置されなければならない 触媒装置はJAFに申請し承認されなければならず 当該触 -120-

115 第 章グランドツーリングカー 300 媒装置を使用して初めて参加する競技会の ヵ月前までに申請しなければならない ) いかなる可変排気装置も禁止される 側方排気車両の排気管の高さは次の通り : ) 最低高 : 排気口の最低点は最低地上高を確保しなければならない ) 最大高 : 排気口の最高点はフラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面より高くなってはならない 5.6) ロータリーエンジン 5.6.1) ローターエンジンを使用する場合 過給装置は禁止される 5.6.2) ローターエンジンを使用する場合 本節別表 に規定されたエアリストリクターを設置しなくてはならない 5.6.3) 自然吸気のロータリーエンジンを使用する場合 吸気のすべてを つの開口部から得るならばエアリストリクターの装着を義務としない 5.6.4) ロ一タリーエンジンのポート方式自由 第 6 条配管とポンプおよび燃料タンク 6.1) 6.2) および6.3) に従っていることを条件に自由 6.1) 燃料タンク安全燃料タンクの装着が義務付けられる 安全燃料タンクと給油口の接合部は 多少の車体の変形を吸収して燃料漏れを発生させないフレキシブルジョイント構造でなければならない 6.1.1) 燃料タンクの位置すべての安全燃料タンクは 当初の位置 ホイールベース間に設置され 下記の条件が満たされなければならない ) 少なくとも厚さ10mm を有する衝撃吸収構造体で囲われる構造でなければならない ) 安全燃料タンクを搭載するために車室の床を切除することができる ) ) 後部隔壁 ) に規定する材質で構成された堅固で防火性に富んだ防火壁によりドライバーとエンジンルームから隔離されなければならない この際 3.3.5) 車体( モノコック構造体 ) と隔壁 による隔壁もしくは開口部の無い床を防火壁と見なすことができる -121-

116 第 章グランドツーリングカー 300 防火壁を床から天井まで設けた場合 後方視界を確保するため 合わせガラスによる最小限の大きさの窓を設けてもよい ) 漏出した燃料は滞留してはならず また車室に浸入しないよう十分配慮されていなければならない 6.1.2) 燃料タンクとエンジンの間にあるすべての燃料配管は自動閉鎖 分離バルブを備えることが望ましい このバルブは 燃料タンクから燃料配管取り付け具を引き抜いたり 燃料配管取り付け具を破損するのに必要な荷重の50% 以下の負荷で作動するものでなければならない 6.1.3) 燃料供給装置車室内 車体外部への設置を禁止されることを除き自由 6.1.4) タンク給油口が直接タンクに連結していない場合 タンクの頂点にはバルブが設置されていることが望ましい バルブはタンク製造者によって供給され 事故のとき万一給油口が外れ落ちてしまった場合に密閉するものであること 6.1.5) 給油口の位置 ) 最低高 : 給油口の中心はフラットボトム底面から595mm 上方を通過する平行面より低くなってはならない ) 給油口中心と排気口端部との距離は上面視で1,000mm 以上離れていなければならない 第 7-22 図 -122-

117 第 章グランドツーリングカー ) 燃料タンクの容量車両に搭載できる燃料の総容量は100l とする JAFは事前予告をもって 燃料タンクの総容量を減じることがある 6.3) 燃料タンクの数 6.2) 燃料タンクの容量 に規定される容量の範囲内であれば複数の安全燃料タンクを搭載することが許される ただし コレクタータンクの数は つに限定される 6.4) 燃料の冷却車載の燃料供給配管に 燃料の温度を下げるための冷却装置を設けることができるが その冷却は外気の自然流による空冷式に限定される 第 7 条電装品 7.1) バッテリー密閉式のバッテリーを使用しなければならず ショート防止のための絶縁が施されていなくてはならない バッテリーの搭載位置は 運転席を除き自由 バッテリーの銘柄 容量は自由 7.2) 照明前照灯 ターンシグナルランプは運転席においてその点灯を確認できるインジケーターを設けなければならない 7.2.1) 前照灯 ) 前照灯は当初の位置に基本車両の形状と機能を保持し 主光軸は前方向であり 前方の車両およびコース周辺のオフィシャルから点灯を認識できる 少なくとも基本車両と同等の照度を維持しなければならない 左右交互に点滅する前照灯は禁止される ) 黄色またはアンバー色の前照灯カバーを備えなければならない ) 基本車両と同一のライトユニット ( 発光バルブを除く ) を設置できない場合 ヘッドライトレンズ面は最小直径 100mm 相当が保持されなければならない ) 照度 ( あるいは光度 ) 向上のための光源の変更は認められる ) リトラクタブル構造の場合 リトラクター機能を削除し 透明な材料の使用により前方を照射するよう改造することが許される -123-

118 第 章グランドツーリングカー ) その他の灯火類 ) 尾灯 制動灯当初の形状を維持し 当初と同等以上の照度を維持しなければならない ) 方向指示器前後の車両およびコース周辺のオフィシャルから点滅が認識できなければならず レンズ面は最小直径 30mm 相当を有すること サイドマーカーは取り外しを含め自由... ) レインライト車両後部には 競技会期間中を通し正常に作動する 以下に規定されるレインライトのいずれかを装備しなければならない 1 ECE R 公道規準に従い承認されている ( あるいはその他の国の同等またはさらに厳しい規準に従い承認されている ) レインライト 2 FIAに承認された つのレインライト ( テクニカルリストNo. ) 3 2と同等の輝度を持つ以下規定に従ったレインライト - 車両後方から見えるレンズ面の面積は最小 cm 2 最大 cm 2 - 光度は cd 以上 cd 以下 - 発光色は赤色のみそのレインライトは 以下の条件を満たさなければならない - 発光パターンは点灯のみ - 他の光源回路と独立した回路で確立されること - 車両中心線に直角で 車両後方を向いていること - 後方からはっきりと見えるものであること - 車両中心線から cm 以内の位置に取り付けられること -フラットボトム底面から最低 cm 上方にあること -リアホイール中心線よりフラットボトム底面と平行に計測して レンズの表面が cm 以上後方にあること -ドライバーが車両に正常に着座した時にスイッチを操作できること上記の つの計測はレンズ面の中心で計測される ) その他の灯火当初の灯火を取り外し その結果生じた開口部にダクトを接続することが許される -124-

119 第 章グランドツーリングカー ) ワイパーフロントウィンドウワイパー構成を変更することができるが 少なくとも つのワイパーが装備されていなければならず 競技期間中は常に運転席からの操作により有効に作動しなければならない 第 8 条駆動系 8.1) 駆動方式基本車両の駆動方式に関わらず変更は許される 運動エネルギー回生システムに関する付則 に従いJAFに申請し承認を受けた運動エネルギー回生システムの使用が認められる 8.2) クラッチ 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていればクラッチは自由 8.3) トランスミッションおよびコントロールレバー最大 速および後退ギアで構成されていなければならない 取り付け位置は自由 パドルシフトシステムの使用は認められる 8.4) 最終減速機と差動装置 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば自由 ビスカスクラッチは 車両が走行中に制御することができなければ使用が許される 8.5) プロペラシャフトとドライブシャフト自由 8.6) 冷却駆動系統の冷却は 空気のみが認められ 空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される オイルクーラーの取り付けは自由 第 9 条サスペンションおよびステアリング 9.1) サスペンションの形式と取り付け基本車両のサスペンション形式からの変更および改造は自由 ただし サスペンションの車体側の取り付け点を移動した場合でも エンジンを取り外したときにサスペンションが正常に作動しなければならない -125-

120 第 章グランドツーリングカー ) スタビライザー取り付けブラケットを含み自由 走行中にドライバーによって機械的方法で調整することのみが許され 他のいかなる方法によっても走行中に調整可能であってはならない 9.3) アクスルスピンドルを含み自由 センターロック方式への変更は許される 9.4) スプリング 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば補助スプリングの追加を含めて自由 9.5) ショックアブソーバー 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば自由 9.6) サスペンションアームすべてのサスペンションアームは金属製でなければならない 9.7) クロームメッキスチール製のサスペンションアームにクロームメッキを施すことは禁止される 9.8) ステアリングステアリングホイールと操向装置 ( ステアリングギアボックス リンク ) と操向車輪とは 唯一機械的に連結されていなければならない また パワーステアリングは プログラム可能な制御を備えていない単一のシステムである場合に限り使用することができる ステアリングホイールは クイックリリースシステムを備えていなければならず その方式はステアリングコラム上に配置された同心円状のフランジを引く方法によるものでなければならない ステアリングホイールの形状は自由 衝撃吸収装置付きステアリングコラムの設置を推奨する 第 10 条ブレーキ 10.1) ブレーキシステム 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば自由 ただし マスターシリンダーからキャリパーの間の配管経路に 液圧センサー ブレーキランプスイッチ プロポーショニングバルブ以外のセンサー デ -126-

121 第 章グランドツーリングカー 300 バイス類が存在しないこと 駐車ブレーキの設置は任意とする ただし 駐車ブレーキを装備する場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 2.2) 駐車ブレーキ の規定に従わなければならない 10.2) ブレーキキャリパー各ホイールには最大 ピストンまでのシングルキャリパーが許されるが キャリパーの各ピストンの断面は円形でなければならない 10.3) ブレーキの冷却空気による冷却以外 いかなる物質の噴射 噴霧による方法も禁止される ただし ブレーキキャリパーは液体を循環させる方式で冷却してもよい バンパーより上の車体に変更を生じることがなく ホイールベース間の車体下部に空力的効果をもたらす形状でない限り 冷却用にダクトを装着することができる つのブレーキに設置されるエアダクトの数と寸法は自由 ダクトの材質は自由 10.4) ブレーキディスク各輪に鉄製の最大 つのブレーキディスクが許される 第 11 条ホイールおよびタイヤ 11.1) 寸法 ) コンプリートホイール最大径 最大幅最大径 : インチ最大幅 : インチ 11.2) ホイールの材質材質はアルミニウムに限定され 本の最低重量は10kg とする ただし エアバルブを含み バランスウエイトは除くものとする ホイールの付属品は コンプリートホイール最大幅を超えることなくボルト等で固定される場合に限り認められる 11.3) ホイールの固定自由 ただし 固定がセンターナット つによって行われる場合 赤または蛍光オレンジ色の安全スプリング あるいは同等の機能をもった他のシステムが車両の走行中に取り付けられていなければならず ホイール交換後も同様に -127-

122 第 章グランドツーリングカー 300 設置されていなければならない 11.4) エアジャッキ圧搾気体の容器を除き エアジャッキの搭載は自由 第 12 条安全装備 装置安全に関するすべての項目は第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 に次の事項を加えて適用する 12.1) 安全ベルト安全ベルトのストラップは 本の肩部ストラップと 本の腰部ストラップおよび 本以上の脚部ストラップの着用が義務付けられる 安全ベルトはFIA 基準 8853/98 に従い公認されたものを使用しなければならない 安全ベルトはそれぞれのストラップが単独で車体に取り付けられていなければならない 左右の腰ベルトを同一公認番号の腰ベルトに限りそれぞれ 本まで用意することができ 片側 本の腰ベルトを 箇所の車体側取り付け点に取り付けてもよい 12.2) 後方視界用ミラー第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 火災に対する防護 によりパーテーションウィンドウを隔壁化した場合 および6.1.1) により防火壁を床から天井まで設置した場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 後方視界 に関わらず 室内ミラーを除去すること 同等の機能を持つ他の機構へ変更することは認められる ただし 後方視界を確保できなければならず また 車体外部両側面に基本車両に設置されているもの または100cm 以上の面積の室外ミラーを設置しなければならない 12.3) 座席 ヘッドレストドライバー頭部周辺にエネルギーを吸収する不燃材を詰めた補強部分を持つ FIA 公認競技用シート ( 基準 または ) を使用しなければならない 車両の前後方向の中心線を超えない限り 運転席位置を中央部へ移動することが認められる ヘッドレストはヘルメットをつけたドライバーの頭部が保持され 加速時に後方へ動くようなものではなく ロールオーバーバーとヘッドレストの間に挟 -128-

123 第 章グランドツーリングカー 300 まらないようになっていなければならない ヘッドレストの両側面の間隔は 400mm 以下で 最低 20mm のエネルギー吸収材が両側面に取り付けられていることが推奨される 12.4) 座席とロールケージおよび側面防護構造の関係シート中心での座面最低点を含み 車両中心線およびフラットボトム面に垂直な平面内において 下記寸法を確保すること ( 第 7-23 図参照 ) ただし シートスライドを有する場合 スライド位置は任意とする ) シート座面中心とサイドロールバー間の距離は950mm 以上確保すること ) シート座面中心と側面防護構造との水平方向距離は250mm 以上 垂直方向の高さ差は430mm 以下とする 第 7-23 図 12.5) ドライバーヘルメットとロールケージの関係ドライバーが正常に着座して真っすぐ前を向いた状態で 車両を側面から見た場合 第 7-24 図に示す範囲にロールケージが存在してはならない -129-

124 第 章グランドツーリングカー 300 第 7-24 図 12.6) ドアと運転席間の構成物ドアと運転席間にはロールケージのサイドバーを除き機械構成部分が設置されていてはならない 衝撃吸収装置 ニーパッド 給水用ボトルは機械構成部品とみなさない 12.7) 前 ( 後 ) 面防護構造車両の前面に衝撃吸収構造体を設置する場合は フロントコンプリートホイール前端よりも前方のサイドレールに最小限の改造を施すことが許される 3.3.6) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造 によるパイプフレーム構造を設置する場合 以下に示す衝撃吸収構造体を設置しなければならない ) 構造体を取り付ける部位前部パイプフレームより前方とする 後部については義務付けない ( 任意 ) ) 要求性能車重 1500kg 車速 12m/s でフルラップ前面衝突したときの車体の平均減速度は25G を下回らなければならず ms 以上の間最大減速度 60G を超えることがあってはならない ) 動的衝撃試験台車に衝撃吸収構造体単体を取り付け 動的試験を実施し 試験実施施設の責任者の署名のある証明書の発行を受けなければならず JAFへ当該証明書の写しを提出しなければならない -130-

125 第 章グランドツーリングカー 300 本証明書の写しは 同一型式でかつ設計変更がなされない限り 毎年度の提出は不要である 12.8) 側面防護構造 ) 第 -25 図に従い 本の側部防護バーが追加されたロールケージ構造を構成している場合を除き ( ドア外板の板厚を増加する等の措置を施すことを推奨する ) 運転席側ドアの内部に衝撃吸収のため難燃性の衝撃吸収材を充填すること および / または衝撃吸収構造を施すこと 第 -25 図 ) ドライバー側ドアが基本車両と同一である場合 ドア内部の当初の衝撃吸収構造の削除は認められず 第 章 公認車両と登録車両に関する安全規定 第 条 ロールケージ で規定されるロールバーと同一の材質 寸法の追加バーを施さなければならない ) ドアの材質を変更した場合は第 章 公認車両と登録車両に関する安全規定 第 条 ) ドアバー によるドアバーを追加設置しなければならない なお 基本となるドアバーの形態とは第 章 公認車両と登録車両に関する安全規定 第 条第 4-13 図とし 第 4-14 図 第 4-15 図 第 4-16 図の形状はドアバーを追加した構造と見なされる ただし JAF/FIA 公認ロールケージでドアバーが構成されていない場合は ) および当該条項適用は必須とはされない ) 運転席側ドアとロールケージの間に衝撃吸収装置を設置することは認められる 12.9) ドライバーの脱出時間正常に着座したドライバーが緊急時に車室から脱出するときに 運転者側ドアより 秒以内に 助手席側ドアより 秒以内に脱出できる構造でなければならない -131-

126 第 章グランドツーリングカー ) 消火装置第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 5.2) 自動消火装置 に定められた自動消火装置の装着が義務付けられる 第 13 条その他の要素 13.1) 各種ガード サポート類ラジエターガード タンクガードおよびサンプガードの設置は認められる ただし 3.3.6) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造 を満足すること 材質は マグネシウムを除き 自由 13.2) ハンディウェイト取り付け装置ハンディウェイトを固定できる堅牢なウェイト固定装置を競技会の技術委員が容易に確認できる位置に装備しなければならない -132-

127 第 章グランドツーリングカー 300 別表 第 条 2.1.2) 制御機能の制限 による禁止項目の具体的事例 0 禁止されるシステム等オートマチックギアボックス動力作動式クラッチ電動または自動調整のファイナルドライブディファレンシャルシステム ( 例えば 電子制御および / または外部ポンプ等を持つ気圧式あるいは油圧式のスリップコントロールを備えたディファレンシャル等 ) 電動または自動調整のショックアブソーバー サスペンションあるいは車高調整四輪操舵可動バラストエンジン以外のクローズドループ電子制御システム走行中に運転席からショックアブソーバー サスペンションスプリングの調整を行う装置テレメトリーシステムアクティブサスペンション 別表 最低重量とエアリストリクター 気筒容積区分最低重量区分 (kg) 数 (cc) 1,100 1,150 1,200 2,000cc 装着免除 2,000cc< ,500cc ,500cc< ,000cc ,000cc< ,500cc ,500cc< ,000cc ,000cc< ,500cc ,500cc< ,000cc ,000cc< ,500cc ,500cc< * 過給装置付きエンジンは 気筒容積に係数 1.7 を乗じ それによって得られた 値に相当する区分のテーブルが適用される -133-

128 第 章グランドツーリングカー 300 第 節グランドツーリングカー マザーシャシー (JAF-GT MC) 第 条車両 1.1) 基本車両としての資格自動車製造者によって生産され 公道走行に適合し以下のいずれかの条件を満たすこと 1FIAグループN/A/GT /GT /GT JAF 量産ツーリングカーまたは特殊ツーリングカーとして公認された車両 2JAF 登録車両として登録された車両 3JAFによって認められた車両 1.2) 基本エンジン自動車製造者によって生産され 公道走行に適合し JAFによって認められたエンジン 1.3) オプション部品 FIAおよび / またはJAF 車両公認書 またはJAF 登録車両 JAF-G T 主要諸元登録書に記載されているオプション部品のみ使用が許される 第 条規則 2.1) 改造本節によって許されていないすべての改造は禁止される 本節の規定にかかわらず 第 章 レース車両の排気音量規制 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 および第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 を守らなければならない ただし 上記規定と同義の条項が本節にも規定されている場合は本節に従うこと 2.1.1) 材質の制限 ) 合成樹脂 ( カーボン / アラミド繊維を含む ) 本節で許されている場合 または基本車両 基本エンジンに標準で使用されている場合のみ当該部分に使用が許される ) チタニウム セラミック本節の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない ) 基本車両 基本エンジンに標準で使用されている場合のみ 当該部分に使用が許される -134-

129 第 章グランドツーリングカー 300 ) 下記に指定された部品に使用が認められる 1ブレーキキャリパーのピストン ) アルミ合金本節の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない 縦弾性係数が80Gpa を超えるアルミ合金の使用は ブレーキキャリパーを除き一切禁止される ) その他の材質本節の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない 比重 12.0 を超える材質の使用は禁止される 2.1.2) 制御機能の制限 ) 基本車両に設置されている制御機能であっても オートマチックまたは電子式のシャシーコントロールシステムあるいは機能は JAFに申請し承認されたアンチロックブレーキシステムおよびトラクションコントロールシステムを除き いずれも禁止される これには本節別表 に列記したシステムが含まれる ただし ドライバーが作動させ システムに作用する単純なオープンループ電動スイッチは電子式の制御とは見なされない ) ピットレーン指定速度を遵守するためのリミッターの使用 ( 付加 ) は認められる 2.2) 規則への適合競技会期間中いかなるときでも 車両がそのすべてにわたってこれら規定を遵守していることを 競技会の技術委員および審査委員の求めに応じて説明および検証作業に応じることは 各参加者の義務である 2.2.1) 計測競技会期間中のすべての計測は 技術委員長の指定する場所において オーガナイザーによって用意された機材 器具によって行われる これらの場所 機材 器具 および計測方法に対する抗議は認められない 第 条車体および外部寸法本節により改造を許されている場合を除き 公認書 登録車両などに関する資料に記載された基本車両の諸元寸法および取り付けのためのボルト類を除いた外面形状を維持していなければならない -135-

130 第 章グランドツーリングカー ) 寸法 3.1.1) 全長車両の全長は3.1.3) により認められるオーバーハング ホイールベース寸法の総和を超えてはならない 3.1.2) 最大高さフラットボトム底面からルーフの最高点 ( ルーフ基準面とし 局部的突起形状やルーフレール アンテナ等の付加部品は除く ) までの寸法は フラットボトム底面に垂直に計測して1,100mm 未満であってはならない また 本規定に適合するために サイドシル 床の削除が許され サイドシルの下側方向への嵩上げおよび床位置を移動することも認められる 3.1.3) オーバーハングおよびホイールベース ) フロントオーバーハングオーバーハングを 最大 950mm まで延長することができる ただし 基本車両のフロントバンパーの最前端から120mm を超えてはならない 基本車両のオーバーハングが950mm 以上の場合 基本車両のオーバーハング長を最大とする 但し 3.4.1) で定められるJAFによって認められたフロントアンダーパネルについては その前端部は前輪車軸中心より最大 950mm でなければならない ) ホイールベースホイールベースは2,750mm+/-10mm とする ホイールベースを2,750mm+/-10mm に適合させる為にベース車両のホイールベースから伸縮させる場合 Aピラーより前および / もしくはCピラーより後方で調整しなければならない ) リアオーバーハング基本車両のリアオーバーハングが950mm 未満の車両は最大 950mm まで延長することができる 基本車両のオーバーハングが950mm 以上の場合 基本車両のオーバーハング長さを最大とする ただし 3.4.3) で定められるJ AFによって認められたリアディフューザーについては その後端部は後輪車軸中心より最大 950mm でなければならない -136-

131 第 章グランドツーリングカー ) ウィンドウ 3.2.1) フロントウィンドウフロントウインドシールドは第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条に適合しなければならない ただし ) ウインドシールド表面の保護のための無色 透明なフィルムの貼付が許される ) ウインドシールドを厚さ mm 以上のポリカーボネイトに変更することができる 3.2.2) その他のウィンドウ ) 取り付け位置 板厚と形状に変更がなければ車室内を透視することができる他の材質に交換してもよい ) ドアウィンドウガラスは機能が保持されているならば 作動方法 方式を変更することが許され ドライバー側ドアにはドアウィンドウガラスを取り付けなくともよい この場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 ネット に従った保護ネットを装備すること ) 車室の換気用開口部を設置することが許されるが 各々のウィンドウに追加された開口部の面積は該当するウィンドウ面積の15% を超えてはならない 開口部の形状は自由 ) ウィンドウガラスの外側面上に 外側面から垂直に計測した突出量が最大で50mm までのエアスクープを設置することができる ) ドアウィンドウガラスを除いたウィンドウガラスは ウェザーストリップ モール等の補助的付加物を取り外し 車体本体に直接取り付けることができる ) ドアウィンドウ後方の車体側面に設置されたウィンドウは ドアウィンドウガラスの外側面を延長した面まで突出させることができる ) パーテーションウィンドウを防火壁に置き換えることができる ) サイドウィンドウおよびリアウィンドウに色付きガラスまたはウィンドウフィルムを使用する場合 m 離れた位置から車室内のドライバーを目視できなければならない ) ドア ( ドア車両の場合は前部ドア) より後方でかつ後部隔壁より後方に位置するウィンドウについては不透視であってもよいが 塗装する場合は車 -137-

132 第 章グランドツーリングカー 300 体色と異なる塗色により明確に区分されなければならない 3.3) 車体 3.3.1) 車体の材質変更基本車両の車体形状 (Aピラー ルーフ B/Cピラー ウィンドウ ) を維持することを条件に 車体材質を合成樹脂または軽金属へ変更することが認められる ただし ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲートにガラスによる構成が含まれていて その材質を変更する場合は ガラスにより構成されていた部分が見切り線により明確に区分されなければならず 当該部分を塗装する場合は車体色と異なる塗色により明確に区分されなければならない 3.3.2) ドア ) ドア外面形状は フラットボトム底面から120mm までの範囲を削除することが出来るが それ以外の部分は当初の形状を維持しなければならない ドアの裏面形状を変更することが認められる ) ドアの材質は 十分な強度を保持することで合成樹脂または軽金属へ交換することが許される ) ドアヒンジは 万一の事故の際にドライバーが速やかに脱出できるようにする目的のためにのみ 交換が許される ) 項により切除される範囲にドアヒンジが含まれる場合は当該ドアヒンジの変更が認められる ドアの後部ドアは開閉機能を維持する場合にはドアヒンジ ドアロックを3.3.4) に準拠した 箇所以上のファスナーに置き換えることができる ) ドアミラーを移設した場合 当初のドアミラーベースを合成樹脂または軽金属へ変更することは認められる ) ドア車両の後部ドアは 拡幅された後部フェンダー外側面まで後部ドアを拡幅することができる 後部ドアの開閉機能は自由 3.3.3) 車体の開口部 ) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート およびトランクリッドの開口 ) 外面形状を大幅に変更しない範囲で放熱 冷却を目的とした開口部の設置 閉鎖が許されるが 開口部を塞ぐ場合 塞がれた範囲は当初の形状を保持 または外包絡面を形成しなければならない -138-

133 第 章グランドツーリングカー 300 但し ボンネット ( エンジンフードを含む ) の開口部は下記の条件を満たさなければならない 1ボンネット ( エンジンフードを含む ) 後縁から100mm 前方であること 2 開口部の前後長はボンネット ( エンジンフードを含む ) 後縁から最大 1,000mm 3 最大幅は車両の前後方向中心線から左右にそれぞれ最大 625mm 第 図 ) リアハッチゲートおよびトランクリッドに外面形状を大幅に変更しない範囲で放熱 冷却を目的とした開口部の設置が許される ) ハッチゲートの形状の変更を伴う開口部を設けてもよいが 当初のウィンドウ範囲に設ける場合 変更される形状の範囲はリアハッチゲートの当初ウィンドウ面積の15% を超えてはならず 開口部の最大幅は合計 400mmで 車両の前後方向中心線に対し対称でなければならない ) 開口部に最大突出量 20mm までのルーバー リップ等を取り付けること および開口部に接続するダクトを追加することは許されるが 真上から見た場合に当該開口部に接続するダクト以外の内部構造が見えてはならない ) フェンダーの開口コンプリートホイール後端より後方のフェンダーにブレーキ冷却後の空気を排出させるための排気口を設置することが許されるが これら排気口は側面および上面から内部が見える構造であってはならない リアホイールの後面にブレーキ冷却後の空気を排出する排気口を構成した場合は 後車輪軸中心を通る水平面より下を除き 空気以外の排出防止のため ルーバーまたは細密なワイヤーメッシュによる構造でなければならない -139-

134 第 章グランドツーリングカー 300 フェンダーに排気管を通すための開口を設ける場合 その開口部は排気管の直径の / までの隙間を有してよい ) 天井部分の開口天井部分に開口部を つ設置することができるが 下記の条件を満たさなければならない ) フロントウインドシールド後端より100mm 以上後方であること ただし リアエンジンの吸気用の場合は後部隔壁最高端位置より後方であること ( エアダクトを天井部分の開口部に接続することができる ) 基本車両に標準としてエンジン用ルーフ上吸気ダクトが存在する場合に限り ルーフ上からのエンジン吸気が認められる ただし ダクト形状は基本車両のそれから変更することはできない ただし 2015 年以前に製造された競技車両は 基本車両に標準としてエンジン用ルーフ上吸気ダクトが存在しない場合でも ルーフ上からのエンジン吸気が認められる ) 開口部の前後長は天井全長の / を超えないこと ) 最大幅は400mm で 車両の前後方向中心線に対し対称であること ) 車両上面視で開口部の範囲に車体の表面から垂直に計測して最大高さ 40mm までのエアスクープを設けることが許されるが 当該構造以外は車体の表面から突出しないこと ) 真上から見た場合に内部が見えないこと ) 室内側の構造体は天井の内側面より150mm を超えない範囲に位置し ドライバーの頭部より100mm 以上のヘッドクリアランスが保持できること ) 車体側面の開口車体部品冷却用の外気の導入のため ドア車両の場合は後部ドアに ドア車両の場合はドア後方のボディサイドパネルに 以下の条件で開口部を設置することができる )1 ドア車両の場合 : 後部ドア外周見切り線の内側で フラットボトム底面から770mm 上方を通過する平行な面の下側の範囲 ( 第 図斜線部 ) とする 2 ドア車両の場合 : フラットボトム底面から770mm 上方を通過する平行な面の下側で ドア後端見切り線 ドア下部見切り線の後方延長線および後車輪軸中心を通 -140-

135 第 章グランドツーリングカー 300 りフラットボトム底面に垂直な面により囲まれた範囲内 (7-3 図斜線部 ) とする ) 導入された空気は冷却対象部品を通過後 拡散されなければならず いかなる空力的効果も有してはならない ) 開口部は側面 上面より内部が見える構造であってはならない ) ルーバー形状は禁止され 開口部には最大突出量 50mm までのエアスクープを設置することが許される ただし 競技車両の最大幅を越えてはならない 第 図 ) 車体後部の開口 第 図 車体後部の開口部はルーバー 細密なワイヤーメッシュまたはパンチングメ -141-

136 第 章グランドツーリングカー 300 タル等で覆わなければならない 3.3.4) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート トランクリッドのヒンジヒンジ類は第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 ファスナーの追加 に規定されるファスナーにより 少なくとも ケ所が安全に固定され 走行中に開かないようにすることを条件に取り外すことができる エンジンおよび燃料タンクが設置されている箇所においては これらのファスナーは工具を必要とすることなく取り外すことができなければならない ファスナーは 赤 ( もしくは対照的に目立つ色 ) の矢印で明示されていなければならない 3.3.5) 車体 ( モノコック構造体 ) と隔壁 ) 車体 ( モノコック構造体 ) 車室部分はJAFによって認められたモノコックおよびロールケージを設置しなければならない ) 前部隔壁 ( カウルトップ部を含む ) ) により設置されたモノコックの前面パネル およびモノコックとカウルトップの間に設置されるパネルを前部隔壁とみなすことができる ただし カウルトップ部を削除した場合フロントウィンドウ下端部支持構造は新たに構築しなければならない カウルトップカバーは 材質 形状自由 ただし 車両前面視におけるボンネット後端外縁より上に突出してはならない ) 室内換気のため ) の開口に接続する開口が車室の隔離機能を維持することを条件に認められる 車室の換気口とボンネット ( エンジンフードを含む ) 裏面に設置されたダクトを接合する場合 エンジンルームに火災が発生した場合に 車室に火炎が侵入するのを防止できる構造でなければならない ) 前部隔壁 ) の開口部の接続構造 または当初から存在する開口部を塞ぐ素材の形状と材質形状 : 自由 材質 :1 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 -142-

137 第 章グランドツーリングカー mm 以上の厚さのハニカム構造を持つカーボンファイバー材 33.5mm 以上の厚さを持つカーボンファイバーコンポジット )3.3.8) 床部のトンネル設置 ) および本項により許されている改造 および3.3.6) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造 に規定したパイプフレーム構造をロールケージに接続するための開口部を設けることはできるが 開口部を設ける必要が生じた場合であっても その大きさは必要最小限に留められなければならない ) 後部隔壁 ) 当初の車体の後部隔壁を削除し 新たな隔壁を設置することができる その際 により設置されたモノコックの後面パネル後部隔壁の一部とみなすことができる ) 側面透視で運転席の座席後方に位置し車室を完全に隔離する後部隔壁を有することが義務付けられる ただし 室内換気の排気のため ) ) の開口に接続する最小限の開口が車室の隔離機能を維持することを条件に認められる 第 図 ) 後部隔壁 ) ) の開口部の接続構造 または当初から存在する開口部を塞ぐ素材の形状と材質形状 : 自由 材質 : 堅固で防火性に富んだ材質により構成されていなければならない ) リアミッドシップエンジン車両 ) 前部隔壁 および ) 後部隔壁 の他に以下が適用される エンジンルームと荷物室を隔離する隔壁およびエンジンルームと荷物室の床 -143-

138 第 章グランドツーリングカー 300 を削除することが許される 3.3.6) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造前部隔壁より前方および / または後部隔壁より後方の主構造 ( フレーム構造 ) は これを切除し モノコックに接続する十分な強度を有したフレーム構造に置き換えることが許される 後部隔壁後方の車体構造 ( モノコック構造体 ) を兼ねていた外板部分の材質については 十分な強度を保持し ) 天井部分の開口 に許される条件以外に形状を変えない限り 合成樹脂または軽金属へ交換することが許され 各ドア フェンダー トランクリッドと分離される構造の場合に限り着脱が許される ただし 当該部分は 前面 後面 側面視でシルエットから遊離していてはならず ヒンジ ロック機構 または3.3.4) に準拠した 箇所以上のファスナーにより堅固に固定できなければならない 前部隔壁より前方の主構造 ( フレーム構造 ) をモノコックに接続するフレーム構造に置き換える場合 12.5) 前( 後 ) 面防護構造 に規定される衝撃吸収構造体 ( クラッシャブルストラクチャー ) の設置が義務付けられる フレーム構造は下記条件を満たさなければならない ) 材質 : スチール製であること ) 強度要件 : 前後方向に5.5W 横方向に1.5W 垂直方向に1.5W(W=1,500kg) の荷重を負荷しても耐え得ること ( ) 上記荷重を負荷する部位前部パイプフレーム : 衝撃吸収構造体の取り付け箇所後部パイプフレーム : 当該パイプフレームの後端 ( ) 上記荷重を負荷する条件 1 車室床部 ( キャビン ) を固定する 2 出走状態とする ( 例 ; サスペンションを取り付けるための穴等は開けた状態 エンジン ギアボックス フラットボトム等にストレスメンバーとしての機能を持たせる場合は それらを搭載した状態 ) ( ) 強度要件を満たす証明のJAFへの提出 1 静荷重試験の結果 強度計算結果 ( 強度計算書 ) もしくは強度解析結果 2ロールケージおよびパイプフレームの構造概略図および使用パイプの -144-

139 第 章グランドツーリングカー 300 材質 寸法本証明は 同一型式でかつ設計変更がなされない限り 毎年度の提出は不要である ) ロールケージへの取り付けロールケージに対する一切の加工 改造は認められない ) エンジンを取り外しても 車体を懸架している部分が正常に作動しなければならない 3.3.7) フラットボトム 床タイヤハウス 外部ミラーを除き 車両の真下から見える車体部分の全幅に渡り下記に適合するフラットボトムの設置が義務付けられる ) 前車輪軸中心線と後車輪軸中心線の間の車両下面に いかなる状況においても堅固な平面を持つ不浸透性の連続した固体を 堅固に固定しなければならない 材質は自由 フラットボトムは 最小幅 950mm で車両の前後方向中心線に対し対称であること この面は 複数枚で構成されてよいが各々の隙間は mm 以内であり 平面全域に渡り平面公差は垂直方向に最大で mm とする ) フラットボトムは いかなる場合も空力的効果を有してはならない ) 隔壁より前方 排気管が通過する部分 ( サイドシルを除く ) センタートンネル およびリアエンジン車両のトンネルを除き 車室の床とフラットボトムの間を空気が流れる構造であってはならない -145-

140 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 ) 車両のすべての懸架される部分は.4.1) 前部空力装置 に関わらず 一切フラットボトムにより形成される平面より下方に位置してはならない ) フラットボトムの周縁部には 最大半径 25mm の上向きの湾曲を形成することが許される ) フラットボトムに 次に従い開口部を設けることが許される ( ) エアジャッキ用の開口部 ( ) 排気管の放熱用の開口部 - 排気管の直径に相当する幅まで - 排気管の形状に沿っていること - 最大直径 50mm 以下 - 数は自由 ( ) センサー用の開口部 ( 最大 φ20) ただし 車高センサーの光軸の通過のため 最大 20mm 50mmの穴 ( スリット ) を 個迄設置することができる )JAFによって認められたスキッドブロックを前後それぞれ1つずつ装着しなければならない スキッドブロックは最少 mmの厚さを円周部の1か所以上で有していなければならない ) )( ) タイヤハウスの形状 を満足すること 3.3.8) 床部のトンネル設置排気管用トンネル 1 床面の上方向に対してフラットボトム形状に影響を及ぼさないことを条件 -146-

141 第 章グランドツーリングカー 300 に幅 210mm および高さ210mm までのトンネルを 本設置することができる ただし フロントに左右バンクを有するエンジンを持つ車両の場合 左右に各々 本のトンネルを構成することが認められる 2 壁面の改造が直径 210mm の円に外接する四角形の範囲まで許される 3.3.9) ボディサイドパネル サイドシル ) ボディサイドパネル サイドシル 床 ) ドアウィンドウ下部見切りより下方のボディサイドパネルおよびサイドシル 床は 当初のボディサイドパネルおよびサイドシル 床を削除し新たに設置することができる ) 形状と材質形状 : 自由ただし ボディサイドパネルとサイドシルはフラットボトム底面から その250mm 以上上方までの範囲で 車両幅方向で ドア外側面下端とドア外側面下端から120mm 内側の間に外側面を有さなければならない ただし 3.3.8) ) 排気管用トンネル による改造は許される 材質 : 堅固で防火性に富んだ下記の材質により構成されていなければならない 1 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 210mm 以上の厚さのハニカム構造を持つカーボンファイバー材 33.5mm 以上の厚さを持つカーボンファイバーコンポジット ) サイドシル内部を空気が流れる構造は禁止される ) フロントフェンダーとリアフェンダーの間で ドアの下方の範囲は 基本車両の外面 ( ドアアウターパネル又は サイドシル外側面 又はサイドシルカバー外側面 ) を拡幅しサイドシルカバーを設置してもよいが 拡幅されない部分は基本車両と同一の面を保持していなければならない 本部位の最外側面とサイドシルとの間には 空気が流れる構造は禁止され 最外側面に排気管を通すための開口を設ける場合 車両側面視で直径 120mm の円に外接する四角形の範囲まで許される ) サイドシルカバーを設置する場合 材質は自由 -147-

142 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 第 図 ) バンパー ) フロントバンパー ) 車両の前後方向中心線と垂直に交わり かつそれと左右対称で 基本車両最大幅の75% の長さを有する直線が 車両を真上から見たフロントバンパーの輪郭に接する両端の間 ( 第 図に示す基準点 P とP の間 ) で フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる上部形状は基本車両の形状を維持しなければならない ) 上記 ) に定める基準点 P とP ( 第 図 ) の間で フラットボトム底面から上方 40mm を超え300mm 以下の部分のバンパーは 基本車両バンパー輪郭の内側の範囲であれば開口部の追加を含み改造できる ) バンパー内側の補強部材は自由 ) リアバンパー ) 車両の前後方向中心線と垂直に交わり かつそれと左右対称で 基本車両 -148-

143 第 章グランドツーリングカー 300 最大幅の80% の長さを有する直線が 車両を真上から見たリアバンパーの輪郭に接する両端の間 ( 第 図に示す基準点 P とP の間 ) で フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる上部形状は基本車両の形状を維持しなければならない ) 車両の左右後車輪軸中心を結ぶ線から車両後端の平行線上で 前後方向中心から左右 665mm の点で の角度を持って交差し 競技車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側の範囲 ( 第 図に示される ) でフラットボトム底面から300mm 以下の部分を改造する ( 切除も含む ) ことが出来る ただし 車両の前後方向中心から左右 650mm までの範囲にわたりバンパーの改造部分の底面は水平な面を保持しなければならない ) バンパー内側の補強部材は自由 第 図 第 図 ) フェンダーの拡幅に伴うバンパー形状の変更バンパー形状の変更は次の条件によってのみ許される 形状変更の検査を容易にするため テンプレートを所持していなければなら -149-

144 第 章グランドツーリングカー 300 ない ) フロントバンパーの形状を変更できる範囲車両を真上から見て 第 図に示す基準点 P とP を結ぶ直線に対し 各々の基準点を基点として の角度を持つ直線と 車両の前後方向中心線に平行で車体最外側に接する直線がそれぞれ交差する範囲の内側とする さらに 各々の交点部分は 車両を真上から見て曲げ (R) を有していなければならない ただし 当該規定の範囲に位置するフロントバンパーは カナードおよびそれに類似する形状 ( 車両の前後方向に延びる棚形状 ) であってはならない ) リアバンパーの形状を変更できる範囲 )- フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる上部車両を真上から見て 第 図に示す基準点 P とP を結ぶ直線に対し 各々の基準点を基点として 30 の角度を持つ直線と 車両の前後方向中心線に平行で車体最外側に接する直線がそれぞれ交差する範囲の内側とする さらに 各々の交点部分は 車両を真上から見て曲げ (R) を有していなければならない )- フラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面によって区分けされる下部車両を真上から見て 車両の左右後車輪軸中心を結ぶ線から車両後端の平行線上で 前後方向中心から左右 665mm の点で30 の角度を持って交差し 競技車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側の範囲 ( 第 図に示される ) とする さらに 各々の交点部分は 車両を真上から見て曲げ (R) を有していなければならない ) フェンダー ) フェンダーを車両全幅寸法で最大 1,950mm まで拡幅させることができるが フロントフェンダー前部およびリアフェンダー後部は 車両を真上から見たときに ) フェンダーの拡幅に伴うバンパー形状の変更 に規定された範囲内に収まらなければならない フロントフェンダーの後縁はドア前端に存在する見切り線を超えて延長されてはならない ( フロントフェンダーの前後方向の寸法は拡大することができない ) -150-

145 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 ) 拡幅されるフェンダーのデザインに制限は無いが 開口の設置は ) フェンダーの開口 に従い 車両外面の鋭角的な突起部分には半径 mm 以上のR 形状を有し 拡幅されない部分については 基本車両と同一な面を保持していなければならない ) 基本車両のフェンダーがエンジンの吸気や冷却のための開口部を有する形状の場合で そのフェンダーを拡幅した結果 開口部の寸法変更 あるいは開口部が閉鎖された形状となることも認められる ただし 開口部の寸法変更が伴う場合であっても ) フェンダーの開口 に従わなければならない ) バンパーがフェンダーの内側に包括される構造は 基本車両と同一構造である場合にのみ許される ) フェンダーは 基本車両の側面視におけるフェンダー上端外縁を超えてはならない ただし ) タイヤハウス によって設置されたタイヤハウスが干渉する場合は 設置されたタイヤハウス上端に接する曲面部をフェンダー上端外縁より突出させることが許され突出部は滑らかなアールで周辺と繋げることが出来る -151-

146 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 ) 当初のリアフェンダーがリアピラーと一体構造の場合 フェンダーはリアウィンドウの最下端を通過する水平面より下側とする ) タイヤハウス ) 前 / 後コンプリートホイールを収納するため 基本車両の構造にかかわらず ホイールアーチの内側に面構成による独立したタイヤハウスが存在していなければならず 材質は自由 ) タイヤハウスは コンプリートホイールが直進状態の出走状態で 以下の範囲に設置されなければならない ( ) フラットボトム底面と平行で 車輪中心を通る平面より上 : 車輪軸中心から半径 410mm の範囲内 車両の左右方向の位置は自由 ( ) フラットボトム底面と平行で 車輪中心を通る平面より下 : 左右車輪軸中心を通りフラットボトム底面に垂直な平面に平行で車両の前後方向に各々 410mm 間の平面の範囲内 車両左右方向の位置は自由 ( ) タイヤハウスの形状 1タイヤハウスの形状は自由 2フラットボトム前端より後方で フラットボトム後端より前方のタイヤハウスの範囲において フラットボトム底面から mm 未満の高さにあるタイヤハウスと車体構造 ( 第 編第 章第 条 1.10) 車体 ) は 下面視でフラットボトムに覆われていなければならない -152-

147 第 章グランドツーリングカー 300 フロントタイヤハウスの例 リアタイヤハウスの例 第 図 ( ) タイヤハウスの車両後方部に ) フェンダーの開口 で設置されたブレーキ冷却後の空気を排出させるための排気口につながる開口形状を形成してもよい ( ) 懸架装置 操舵装置およびブレーキ冷却のためのダクトを貫通させるための開口 排気管放熱用の開口を設けることが許される ) 基本車両のタイヤハウスが ) に規定される寸法を超えて構築されている場合は 基本車両の寸法以内でなければならない -153-

148 第 章グランドツーリングカー 300 ) タイヤハウスの前端あるいは後端が隔壁と干渉する場合 前部隔壁にステアリングを直進状態にして前車輪軸中心から半径 460mm 後部隔壁に後車輪軸中心から半径 410mm の範囲内に限り改造を行うことができる ) ) により規定される範囲内に存在するサイドシルは削除することが認められる ) サイドスカートサイドスカートは 次の条件を満たすことにより設置が許され その材質は自由 ) 出走状態の車両の車輪軸中心を通る水平面より下であること ) 拡幅された車両の最大幅までの範囲内に取り付けること ) 前 / 後縁および側縁は半径 mm 以上のR 形状を有していること ) サイドスカートの外側面は 基本車両の外側面より内側に入り込まないこと ) フラットボトムと隙間無く 前後フェンダーとも接合されなければならない ) エンジンベイ ) ラジエターサポートとそのサポートメンバーは取り外してもよい ) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート トランクリッド ) タイヤハウス によって設置されたタイヤハウスとの干渉が生じる部分は設置されたタイヤハウス上端に接する曲面形状で突出させることが許される 突出部は滑らかなアールで周辺およびフェンダーとつながる形状とすることが許される ) 荷物室荷物室の床部分を除去することができるが タイヤハウス部および本節で認められた開口部を除いて床下の後部空力装置を装着した状態で地面が見えてはならない -154-

149 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 ) 床下の後部空力部品設置の上側の空間にはヒートエクスチェンジャーを通過した空気のみ流れることが許される 車体最下面 ( 荷物室床面 ) の上側 ( の空間 ) を空気が流れる構造で 当該開口部が荷物室内等に設置されたラジエターを通過する空気の排出を目的とする場合は 開口部面積はラジエターコア面積以下でなければならない ) 床部分を除去した場合 : 1 衝突に対する影響を最小限に抑える目的により 衝撃吸収構造を設置することが認められる 2 車体強度の保持のためにクロスメンバーを自由に追加してもよい ) オープンカーのハードトップオープンカーのハードトップは次の条件に従うことにより取り付けることが許される ) 形状 : ソフトトップ もしくはオプションにハードトップが設定されている場合は 形状がそれに近似していなければならない ) 材質 : 堅固で防火性に富んだ材質であり 以下の何れかで構成されていなければならない ただし 取り付け部 ( フランジ部を含む ) を除く 1 基本車両のモノコックを形成する素材と同一素材 同一以上の厚さを持つ材料 210mm 以上の厚さのハニカム構造を持つカーボンファイバー材 -155-

150 第 章グランドツーリングカー mm 以上の厚さを持つカーボンファイバーコンポジット ) 最高点 : 当該車両カタログに記載されている 面図の最高点を当該車両の最高点とする ) 固定方法 : 車体への固定は自由 ただし 公認ロールケージへの固定は一切の加工を伴ってはならない ) 車室の内部ダッシュボードの取り外し及び新たに設置することが認められる 但し 衝撃を受けて車室内構成部品が飛散したり ドライバーが衝突したりしないよう配慮されていなければならない 補機類 ( 電装品 ) の冷却およびドライバーの冷却のため 車室内に難燃性材質のフレキシブルエアダクトを設置すること また これを3.3.19) 補助的付加物 に規定されたエアスクープに接続することが許されるが ドライバーの視界および緊急時の救出を妨げてはならない オイルタンクは車室内に設置されてはならない ) 補強車体 ( 隔壁を含む ) の補強は 運転席 助手席のための空間を含めた区域を侵害しなければ自由に行うことができる ただし モノコックおよびロールケージに対する加工 変更は JAFが認めた場合に限り許される ) 補助的付加物霜取り装置 車室の換気装置は当初の換気口が残され 外観形状を大幅に変更しない範囲 ( 最大突出量 20mm) であれば自由 3.4) 空力装置 3.4.1) 前部空力装置 1JAFによって認められたフロントアンダーパネルの使用が義務付けられる 2JAFによって認められたアンダーパネルを使用した上で 下記範囲内で改造することができる 3 出走状態でフロントバンパー内側に入るエリアで フロントバンパーとの接合および / もしくは フロントアンダーパネルの固定を補強する為に必要な部材を追加することができる 但し JAFによって認められたアンダーパネルに対しては接着 ( および接着に際してのサンディング ) のみ認められ 一切の機械的加工は認められない -156-

151 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 4 接着される部材の材質は自由 5フラップ ( カナード ) は 以下の範囲内に取り付けることができる ( 第 図 ) (ⅰ) 車両のフラットボトム底面の mm 上方を通る平行面より下 (ⅱ) 前部コンプリートホイールより前で P P 点の外側 (ⅲ) 左右前車輪軸中心を結ぶ線から最大 950mm までの前方の平行線上で 前後方向中心から左右 460mm の点で30 の角度を持って交差し 競技車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側 (ⅳ) 車体外縁から120mm 以内 (ⅴ) 車両の最外側に位置しない場合 形状は自由 -157-

152 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 3.4.2) 後部空力装置後部空力装置は 次の条件に従うことにより リアエアスポイラーもしくはリアウイングの何れかを取り付けることができる ) 数は 構成であること ) 翼の枚数は 枚であり 翼断面の何れの部分も400mm 150mm の長方形に収まること ( ガーニーフラップを含むが支持体と翼端板は除く ) ) 高さは オプション部品を除いた天井の最高点 ( フラットボトム底面から 1,100mm) を限度とする ) 幅は最大 1,900mm( 支持体と翼端板を含む ) 車両の後端の左右後車輪軸中心を結ぶ線に平行な線上で 前後方向中心から左右 665mm の各点で30 の角度を持って交差し 基本車両の前後方向中心と平行に引かれる最外側線の交わる線の内側の範囲 ( 第 16 図に示される ) を車体輪郭の外縁と見なし その輪郭から突出しないこと -158-

153 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 ) 車両を横から見て車体輪郭およびリアフェンダーの見切り線より上部もしくはトランクリッド ( エンジンフード ) 面上に位置すること ( リアフェンダー上に空力装置を設置することは許されない ) ) 後車輪軸の中心線を通過するフラットボトム底面に垂直な面より後方に位置すること ) 翼端板を含み 前縁および側縁は半径 mm 以上のR 形状を有していること ) 形状および材質は自由 トランクリッドに取り付ける場合 支持体の取り付け剛性を確保するためにトランクリッド内側に補強を施してもよい ) 構造体を取り外すことなくトランクリッド リアハッチゲートが開閉できること 3.4.3) 後部床下の空力装置 1JAFによって認められたリアディフューザーの使用が義務付けられる 2JAFによって認められたリアディフューザーを使用した上で 下記範囲内で改造することができる 3 傾斜プレートより上面であることを条件に 車体部品を取り付けることが認められるが JAFによって認められたリアディフューザーに対しては接着 ( および接着に際してのサンディング ) のみ認められ 一切の機械的加工は認められない -159-

154 第 章グランドツーリングカー 垂直整流板は次の条件下で設置することが認められ 材質は自由 ( ) 車両の前後方向の中心線と平行であること ( ) いかなる空力的効果も有さないこと ( ) 最大 枚 ( ) 取付位置はJAFによって認められたリアディフューザーにあらかじめ設けられている穴のみ認められる 第 図 -160-

155 第 章グランドツーリングカー 傾斜パネルに 次に従い開口部を設けることが許される ( ) エアジャッキ用の開口部 ( ) 排気管の放熱用の開口部 - 排気管の直径に相当する幅まで - 排気管の形状に沿っていること - 最大直径 50mm 以下 - 数は自由 ( ) センサー用開口部最大 20mm 50mm を 個迄設置することができる ( ) ブリーザーホース用開口部第 条重量 4.1) 最低重量本節別表 に従った最低重量を保持しなければならない JAFは性能の均等化を図るため 年度途中でも事前予告をもって最低重量を変更することがある 4.2) バラスト 個あるいは数個のバラストによって最低重量を満たすことが許される 搭載位置および取り付け方法は自由であるが バラストおよび車体側の取り付け部共に十分な強度がなければならない 第 条エンジン 5.1) エンジンの型式 JAFによって認められたエンジンのみ使用することができる 5.2) エンジンの位置エンジンの搭載位置は基本車両から変更は認められない 当初のエンジンルーム内においてエンジンの取り付け方位 方向 位置は自由である 5.3) エンジンの改造 JAFによって認められたエンジンについては供給状態から変更することはできない 5.4) 潤滑系統オイルクーラーは上方から見て 車両の輪郭から突出するものであってはならない 車体の外側に取り付ける場合 出走状態の車両の車輪軸中心を通る水 -161-

156 第 章グランドツーリングカー 300 平面より下に位置しなければならない 5.5) 吸気系統 JAFによって認められたエンジンに当初から取り付けられているもの以外は自由 5.5.1) エアリストリクター金属性であり円形断面を有する つまたは つの長さが最小 mmの平行孔を有するエアリストリクターを取り付けなければならない エンジンに吸入される空気は すべてこのエアリストリクターを通過しなければならず エアリストリクターの上流で吸入空気の全量を強制的に遮断した場合 直ちにエンジンが停止しなければならない 5.5.2) エアリストリクター径本節別表 に規定されたエアリストリクター径を競技会期間中いかなる時でも遵守しなければならない JAFは性能の均等化を図るため 年度途中でも事前予告をもってエアリストリクター径を変更することがある 5.5.3) エアボックスエアボックスの設置が義務付けられ エアリストリクターがエアボックスの吸入口に取り付けられていなければならない エアボックスは )1,000mm 500mm 500mm を超えてはならない ) エアボックス前方の吸気ダクト類は車体外観を変更しない限り自由 また エアボックスの内部構造 材質も自由 ) エアボックスおよびエアボックス前方の吸気ダクト類は エンジンが稼動中に吸入空気の全量を強制的に遮断した場合エンジンが停止し 破損 損傷しない強度を保持していなければならない 5.6) 冷却ウォーターラジエターは 機能が基本車両と同一であれば 自由 ウォーターラジエター オイルクーラーおよびエンジン各部の冷却は 空気のみが認められ 空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される ヒートエクスチェンジャーの使用は認められる -162-

157 第 章グランドツーリングカー 300 エンジン補機類の冷却のためエンジンルーム内にフレキシブルエアダクトを設置することが認められる 5.7) 排気系統排気系統は自由 ただし ) すべての排気ガスが通過する 少なくとも つの触媒装置が設置されなければならない 触媒装置はJAFに申請し承認されなければならず 当該触媒装置を使用して初めて参加する競技会の か月前までに申請しなければならない ) いかなる可変排気装置も禁止される 側方排気車両の排気管の高さは次の通り : ) 最低高 : 排気口の最低点は最低地上高を確保しなければならない ) 最大高 : 排気口の最高点はフラットボトム底面から300mm 上方を通過する平行面より高くなってはならない 第 条配管とポンプおよび燃料タンク 6.1) 6.2) および6.3) に従っていることを条件に自由 6.1) 燃料タンク JAFによって認められた安全燃料タンクのみ使用が認められる 安全燃料タンクと給油口の接合部は 多少の車体の変形を吸収して燃料漏れを発生させないフレキシブルジョイント構造でなければならない 6.1.1) 燃料タンクの位置すべての安全燃料タンクは JAFによって認められたモノコックの指定位置に位置しなければならない 漏出した燃料は滞留してはならず また車室に浸入しないよう十分配慮されていなければならない 6.1.2) 燃料タンクとエンジンの間にあるすべての燃料配管は自動閉鎖 分離バルブを備えることが望ましい このバルブは 燃料タンクから燃料配管取り付け具を引き抜いたり 燃料配管取り付け具を破損するのに必要な荷重の % 以下の負荷で作動するものでなければならない 6.1.3) 燃料供給装置車室内 車体外部への設置を禁止されることを除き自由 6.1.4) タンク給油口が直接タンクに連結していない場合 タンクの頂点にはバルブ -163-

158 第 章グランドツーリングカー 300 が設置されていることが望ましい バルブはタンク製造者によって供給され 事故のとき万一給油口が外れ落ちてしまった場合に密閉するものであること 6.1.5) 給油口の位置 ) 最低高 : 給油口の中心はフラットボトム底面から595mm 上方を通過する平行面より低くなってはならない ) 給油口中心と排気口端部との距離は上面視で1,000mm 以上離れていなければならない 6.2) 燃料タンクの容量 第 図 車両に搭載できる燃料の総容量は L とする JAF は事前予告をもって 燃料タンクの総容量を減じることがある 6.3) 燃料コレクタータンクの数 コレクタータンクの数は つに限定される 6.4) 燃料の冷却 第 条 車載の燃料供給配管に 燃料の温度を下げるための冷却装置を設けることが できるが その冷却は外気の自然流による空冷式に限定される 電装品 7.1) バッテリー 密閉式のバッテリーを使用しなければならず ショート防止のための絶縁が -164-

159 第 章グランドツーリングカー 300 施されていなくてはならない バッテリーの搭載位置は 運転席を除き自由 バッテリーの銘柄 容量は自由 7.2) 照明前照灯 ターンシグナルランプは運転席においてその点灯を確認できるインジケーターを設けなければならない 7.2.1) 前照灯 ) 前照灯は当初の位置に基本車両の形状と機能を保持し 主光軸は前方向であり 前方の車両およびコース周辺のオフィシャルから点灯を認識できる 少なくとも基本車両と同等の照度を維持しなければならない 左右交互に点滅する前照灯は禁止される ) 黄色またはアンバー色の前照灯カバーを備えなければならない ) 照度 ( あるいは光度 ) 向上のための光源の変更は認められる ) リトラクタブル構造の場合 リトラクター機能を削除し 透明な材料の使用により前方を照射するよう改造することが許される 7.2.2) その他の灯火類 ) 尾灯 制動灯当初の形状を維持し 当初と同等以上の照度を維持しなければならない ) 方向指示器前後の車両およびコース周辺のオフィシャルから点滅が認識できなければならない サイドマーカーは取り外しを含め自由 ) レインライト車両後部には 競技会期間中を通し正常に作動する 以下に規定されるレインライトのいずれかを装備しなければならない 1ECE R 公道規準に従い承認されている ( あるいはその他の国の同等またはさらに厳しい規準に従い承認されている ) レインライト 2FIAに承認された つのレインライト ( テクニカルリストNo.19) 32と同等の輝度を持つ以下規定に従ったレインライト - 車両後方から見えるレンズ面の面積は最小 30cm 最大 140cm - 光度は150cd 以上 300cd 以下 -165-

160 第 章グランドツーリングカー 発行色は赤色のみそのレインライトは 以下の条件を満たさなければならない - 発光パターンは点灯のみ - 他の光源回路と独立した回路で確立されること - 車両の中心線に直角で 車両後方を向いていること - 後方からはっきりと見えるものであること - 車両中心線から10cm 以内の位置に取り付けられること - 基準面から最低 35cm 上方にあること -リアホイール中心線より基準面と平行に計測して レンズの表面が 45cm 以上後方にあること -ドライバーが車両に正常に着座した時にスイッチを操作できること上記の つの計測はレンズ面の中心で計測される ) その他の灯火当初の灯火を取り外し その結果生じた開口部にダクトを接続することが許される 7.2.3) ワイパーフロントウィンドウワイパー構成を変更することができるが 少なくとも つのワイパーが装備されていなければならず 競技期間中は常に運転席からの操作により有効に作動しなければならない 第 条駆動系 8.1) 駆動方式基本車両の駆動方式に関わらず変更は許される 8.2) クラッチ 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていればクラッチは自由 8.3) トランスミッションおよびコントロールレバー最大 速および後退ギアで構成されていなければならない 取り付け位置は自由 パドルシフトシステムの使用が認められる 8.4) 最終減速機と差動装置 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば自由 ビスカスクラッチは 車両が走行中に制御することができなければ使用が許 -166-

161 第 章グランドツーリングカー 300 される 8.5) プロペラシャフトとドライブシャフト自由 8.6) 冷却駆動系統の冷却は 空気のみが認められ 空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される オイルクーラーの取り付けは車外に露出しないことを条件に自由 第 条サスペンションおよびステアリング 9.1) サスペンションの形式と取り付け基本車両のサスペンション形式からの変更および改造は自由 ただし サスペンションの車体側の取り付け点を移動した場合でも エンジンを取り外したときにサスペンションが正常に作動しなければならない 9.2) スタビライザー取り付けブラケットを含み自由 走行中にドライバーによって機械的方法で調整することのみが許され 他のいかなる方法によっても走行中に調整可能であってはならない 9.3) アクスルスピンドルを含み自由 センターロック方式への変更は許される 9.4) スプリング 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば補助スプリングの追加を含めて自由 9.5) ショックアブソーバー 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば自由 9.6) サスペンションアームすべてのサスペンションアームは金属製でなければならない 9.7) クロームメッキスチール製のサスペンションアームにクロームメッキを施すことは禁止される 9.8) ステアリングステアリングホイールと操向装置 ( ステアリングギアボックス リンク ) と操向車輪とは 唯一機械的に連結されていなければならない -167-

162 第 章グランドツーリングカー 300 また パワーステアリングは プログラム可能な制御を備えていない単一のシステムである場合に限り使用することができる ステアリングホイールの形状は自由 クイックリリースシステムを備えていなければならず その方式はステアリングコラム上に配置された同心円状のフランジを引く方法によるものでなければならない 衝撃吸収装置付きステアリングコラムの設置を推奨する 第 条ブレーキ 10.1) ブレーキシステム 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば自由 ただし マスターシリンダーからキャリパーの間の配管経路に 液圧センサー ブレーキランプスイッチ プロポーショニングバルブ JAFによって認められたABS 油圧ユニット以外のセンサー デバイス類が存在しないこと 駐車ブレーキの設置は任意とする ただし 駐車ブレーキを装備する場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 2.2) 駐車ブレーキ の規定に従わなければならない 10.2) ブレーキキャリパー各ホイールには最大 ピストンまでのシングルキャリパーが許されるが キャリパーの各ピストンの断面は円形でなければならない 10.3) ブレーキの冷却空気による冷却以外 いかなる物質の噴射 噴霧による方法も禁止される ただし ブレーキキャリパーは液体を循環させる方式で冷却してもよい ) 及び ) に準じ バンパーより上の車体に変更を生じることがなく ホイールベース間の車体下部に空力的効果をもたらす形状でない限り 冷却用にダクトを装着することができる つのブレーキに設置されるエアダクトの数と寸法は自由 ダクトの材質は自由 10.4) ブレーキディスク各輪に鉄製の最大 つのブレーキディスクが許される 第 条ホイールおよびタイヤ 11.1) 寸法 ) コンプリートホイール最大径 最大幅 -168-

163 第 章グランドツーリングカー 300 最大径 :28 インチ最大幅 :14 インチなお コンプリートホイール最大幅が インチを超える場合は以下を条件とする ) 材質はアルミニウムに限定する ) 最低重量は10kg/ 本とする ただし エアバルブを含み バランスウェイトは除く 11.2) ホイールの材質材質はアルミニウムに限定され 本の最低重量は10kg とする ただし エアバルブを含み バランスウエイトは除くものとする ホイールの付属品は コンプリートホイール最大幅を超えることなくボルト等で固定される場合に限り認められる 11.3) ホイールの固定自由 ただし 固定がセンターナット つによって行われる場合 赤または蛍光オレンジ色の安全スプリング あるいは同等の機能をもった他のシステムが車両の走行中に取り付けられていなければならず ホイール交換後も同様に設置されていなければならない 11.4) エアジャッキ圧搾気体の容器を除き エアジャッキの搭載は自由 第 条安全装備 装置安全に関するすべての項目は第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 に次の事項を加えて適用する 12.1) 安全ベルト安全ベルトのストラップは 本の肩部ストラップと 本の腰部ストラップおよび 本以上の脚部ストラップの着用が義務付けられる 安全ベルトはFIA 基準 8853/98 に従い公認されたものを使用しなければならない 安全ベルトはそれぞれのストラップが単独で車体に取り付けられていなければならない 左右の腰ベルトを同一公認番号の腰ベルトに限りそれぞれ 本まで用意することができ 片側 本の腰ベルトを 箇所の車体側取り付け点に取り付けてもよい -169-

164 第 章グランドツーリングカー ) 後方視界用ミラー第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 火災に対する防護 によりパーテーションウィンドウを隔壁化した場合 および6.1.1) により防火壁を床から天井まで設置した場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 後方視界 に関わらず 室内ミラーを除去すること 同等の機能を持つ他の機構へ変更することは認められる ただし 後方視界を確保できなければならず また 車体外部両側面に基本車両に設置されているもの または100cm 以上の面積の室外ミラーを設置しなければならない 12.3) 座席 ヘッドレストドライバー頭部周辺にエネルギーを吸収する不燃材を詰めた補強部分を持つ FIA 公認競技用シート ( 基準 または ) を使用しなければならない 車両の前後方向の中心線を超えない限り 運転席位置を中央部へ移動することが認められる ヘッドレストはヘルメットをつけたドライバーの頭部が保持され 加速時に後方へ動くようなものではなく ロールオーバーバーとヘッドレストの間に挟まらないようになっていなければならない ヘッドレストの両側面の間隔は 400mm 以下で 最低 20mm のエネルギー吸収材が両側面に取り付けられていることが推奨される 12.4) 座席とロールケージおよび側面防護構造の関係シート中心での座面最低点を含み 車両中心線およびフラットボトム面に垂直な平面内において 下記寸法を確保すること ( 第 21 図参照 ) ただし シートスライドを有する場合 スライド位置は任意とする ) シート座面中心とサイドロールバー間の距離は950mm 以上確保すること ) シート座面中心と側面防護構造との水平方向距離は250mm 以上 垂直方向の高さ差は430mm 以下とする -170-

165 第 章グランドツーリングカー 300 第 図 12.5) ドライバーヘルメットとロールケージの関係 ドライバーが正常に着座して真っすぐ前を向いた状態で 車両を側面から見 た場合 第 図に示す範囲にロールケージが存在してはならない 第 図 12.6) ドアと運転席間の構成物ドアと運転席間にはロールケージのサイドバーを除き機械構成部分が設置されていてはならない 衝撃吸収装置 ニーパッド 給水用ボトルは機械構成部品とみなさない 12.7) 前 ( 後 ) 面防護構造 JAFによって認められた衝撃吸収装置を設置しなければならない -171-

166 第 章グランドツーリングカー 300 ) 構造体を取り付ける部位前部フレーム構造より前方とする 後部については義務付けない ( 任意 ) ) 要求性能車重 1,500kg 車速 12m/s でフルラップ前面衝突したときの車体の平均減速度は25G を下回らなければならず ms 以上の間最大減速度 60G を超えることがあってはならない ) 動的衝撃試験台車に衝撃吸収構造体単体を取り付け 動的試験を実施し 試験実施施設の責任者の署名のある証明書の発行を受けなければならず JAFへ当該証明書の写しを提出しなければならない ) 運転席側ドアとロールケージの間に衝撃吸収装置を設置することは認められる 12.8) ドライバーの脱出時間正常に着座したドライバーが緊急時に車室から脱出するときに 運転者側ドアより 秒以内に 助手席側ドアより 秒以内に脱出できる構造でなければならない 12.9) 消火装置第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 5.2) 自動消火装置 に定められた自動消火装置の装着が義務付けられる 第 条その他の要素 13.1) 各種ガード サポート類ラジエターガード タンクガードおよびサンプガードの設置は認められる ただし 3.4.6) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造 を満足すること 材質は マグネシウムを除き 自由 13.2) ハンディウェイト取り付け装置ハンディウェイトを固定できる堅牢なウェイト固定装置を競技会の技術委員が容易に確認できる位置に装備しなければならない -172-

167 第 章グランドツーリングカー 300 別表 第 条 2.1.2) 制御機能の制限 による禁止項目の具体的事例 禁止されるシステム等オートマチックギアボックス動力作動式クラッチ電動または自動調整のファイナルドライブディファレンシャルシステム ( 例えば 電子制御および / または外部ポンプ等を持つ気圧式あるいは油圧式のスリップコントロールを備えたディファレンシャル等 ) 電動または自動調整のショックアブソーバー サスペンションあるいは車高調整四輪操舵可動バラストエンジン以外のクローズドループ電子制御システム走行中に運転席からショックアブソーバー サスペンションスプリングの調整を行う装置テレメトリーシステムアクティブサスペンション 別表 最低重量とエアリストリクター 数 1 2 1, 最低重量区分 (kg) 1, ,

168 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 第 章グランドツーリングカー (JAF-GT500) 第 1 条車両 1.1) 定義グランドツーリングカー 最少 座席を有し 車両の片側面にそれぞれ 枚の乗降用ドアを有する自動車 1.2) 基本車両としての資格自動車製造者によって生産され 公道走行に適合し以下のいずれかの条件を満たすこと 1 FIAグループN/A/GT /GT JAF 量産ツーリングカーまたは特殊ツーリングカーとして公認された車両 2 JAF 登録車両として登録された車両 3 JAFによって認められた車両 4 DMSBによってDTM 基本車両として認められた車両 1.3) オプション部品 FIAおよび / またはJAF 車両公認書 またはJAF 登録車両 JAF-G T 主要諸元登録書に記載されているオプション部品の使用が許される DMSBによってDTM 基本車両と認められた車両については DMSBにより認められたオプション部品の使用が認められる 第 2 条規則 2.1) 改造本章によって許されていないすべての改造は禁止される 本章の規定にかかわらず 第 章 レース車両の排気音量規制 第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 および第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 を守らなければならない ただし 上記規定と同義の条項が本章にも規定されている場合は本章に従うこと 2.1.1) 材質の制限 ) 合成樹脂 ( カーボン / アラミド繊維を含む ) -174-

169 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 本章で許されている場合 または基本車両に標準で使用されている場合のみ 当該部分に使用が許される ) チタニウム セラミック ベリリウム本章の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない ブレーキキャリパーのピストン ハブベアリング ヒートシールド フロントディフューザー フラットボトムの擦り板 および本章第 条 エンジン ) 材料の規制 により明確に使用が許されている部位 または基本車両に使用されている当該部分にのみ使用が許される ) アルミ合金本章の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない 縦弾性係数が80Gpa を超えるアルミ合金の使用は ブレーキキャリパーを除き一切禁止される ) その他の材質本章の規定にかかわらず 以下を遵守しなければならない 比重 12.0 を超える材質の使用は禁止される 2.1.2) 制御機能の制限 ) 基本車両に設置されている制御機能であっても オートマチックまたは電子式のシャシーコントロールシステムあるいは機能はいずれも禁止される これには本章別表 に列記したシステムが含まれる ただし ドライバーが作動させ システムに作用する単純なオープンループ電動スイッチは電子式の制御とは見なされない ) 制限される制御機能使用の疑義を防止するため 駆動輪と駆動系に車速センサーを取り付けることは禁止される ただし 車両に最大 つのセンサーを非駆動輪に対してのみ取り付けることを認める 制限される制御機能の使用検証のために オーガナイザーはJAFの承認の下に 特定車両を指定して複数のセンサーの取り付けを指示することができる ) ピットレーン指定速度を遵守するためのリミッターの使用 ( 付加 ) は認められる 2.2) 規則への適合競技会期間中いかなるときでも 車両がそのすべてにわたってこれら規定を -175-

170 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 遵守していることを 競技会の技術委員および審査委員の求めに応じて説明および検証作業に応じることは 各参加者の義務である 2.3) 計測競技会期間中のすべての計測は 技術委員長の指定する場所において オーガナイザーによって用意された機材 器具によって行われる これらの場所 機材 器具 および計測方法に対する抗議は認められない 第 3 条車体および外部寸法本章により改造を許されている場合を除き 公認書 登録車両に関する資料に記載された基本車両の諸元寸法 寸法公差 および取り付けのためのボルト類を除いた外面形状を維持していなければならない 3.1) 寸法 3.1.1) デザインライン (3.3.1) より上部 ) 全長は4,650mm とする ) フロントオーバーハングは875mm とする ) 前車輪軸中心より後方の長さは3,775mm とする これら寸法 ( リアウィングおよびリアウィング サポートは含まない ) は 3.3.2) によりJAFに申請し承認された形状から +/-6mm の公差が許される 3.1.2) デザインライン (3.3.1) より下部 ) 全長は4,725mm を超えてはならない ) フロントオーバーハングは925mm を超えてはならない ) 前車輪軸中心より後方の長さは3,800mm を超えてはならない ( リアウィングおよびリアウィング サポート フロントスプリッターおよびリアディフィーザーは含まない ) 3.1.3) フロントスプリッターを含む車両の全長は最大で4,775mm とする ( リアウィングおよびリアウィング サポートは含まない ) 3.1.4) 最大高さフラットボトム底面からルーフの最高点 ( ルーフ基準面とし 局部的突起形状やルーフレール アンテナ等の付加部品は除く ) までの寸法は フラットボトム底面に垂直に計測して1,150mm 未満であってはならない また 本規定に適合するために サイドシル 床の削除が許され サイドシルの下側方向への嵩上げおよび床位置を移動することも認められる -176-

171 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 3.1.5) 最低地上高 ) スキッドブロック に従うこと 3.1.6) ホイールベースホイールベースは2,750mm+/-10mm でなければならない 3.2) ウィンドウ 3.2.1) フロントウィンドウフロントウインドシールドは第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条に適合しなければならない ただし ) 車両前面視におけるボンネット後端外縁より下側を削除することができる ) ウインドシールド表面の保護のための無色 透明なフィルムの貼付が許される ) ウインドシールドを厚さ5.8mm 以上のポリカーボネイトに変更することができる ) 外面形状を大幅に変更しない範囲でかつ十分な強度を有していれば 取り付け方法は自由 3.2.2) その他のウィンドウ ) 取り付け位置 形状に変更がなければ車室内を透視することができるポリカーボネイトに交換してもよい ただし 板厚はサイドウィンドウで2.8mm 以上 リアウィンドウで3.8mm 以上の厚さを有しなければならない なお リアクォーターウィンドウをポリカーボネイトへ交換した場合 クイックリフューエルバルブ装着用ブラケットにより車室内を透視できなくてもよい ) ドアウィンドウガラスドアウィンドウガラスが維持される場合 その機能を保持するために作動方法 方式を変更することが許される ) ドアウィンドウガラスを除いたウィンドウガラスは ウェザーストリップ モール等の補助的付加物を取り外し 車体本体に直接取り付けることができる ) パーテーションウィンドウを防火壁に置き換えることができる ) サイドウィンドウに色付きガラスまたはウィンドウフィルムを使用する場 -177-

172 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 合 m 離れた位置から車室内のドライバーを目視できなければならない ) リアウィンドウに以下条件で穴を開けることが許される i) 車室内の換気を目的とした穴リアウインドウ端部に沿って両側から80mm 以内 上端部から 200mm 下方の範囲で 穴の合計面積が10,000mm² 以上 30,000mm² 以下 穴の個数は自由 i) エアコンシステムの放熱 冷却を目的とした穴幅 1,200mm 以下で面積 40,000mm² 以下の穴一箇所 この穴はエアコンシステムを搭載する場合に限り認められる 第 - 図 3.3) 車体 3.3.1) デザインライン以下の第 - 図 第 - a 図および第 - b 図に示される太線をデザインラインと定義する 第 - 図 : デザインライン - 側面図 -178-

173 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 第 - a 図 : デザインライン - 後面図 第 - b 図 : デザインライン - 前面図 3.3.2) デザインラインより上のボディ外形空気の流れに晒され ドアおよびウインドウが閉められた状態でデザインラインより上に位置する競技車両の全ての範囲はJAFに申請し承認された形状を維持していなければならない 3.3.3) デザインラインより下に位置する競技車両の全ての範囲は 本規則に従って自由に設計することが許されるが デザインラインより上方同様にJAFに申請し承認された形状を維持しなければならない 3.3.4) 車体の材質変更車体の材質変更は認められる 3.3.5) ドア ) ドア外面形状は フラットボトム底面から275mm までの範囲を削除することが出来るが それ以外の部分は当初の形状を維持しなければならない ドアの裏面形状を変更することが認められる ) ドアヒンジは 万一の事故の際にドライバーが速やかに脱出できるようにする目的のためにのみ 交換が許される ) 項により切除される範囲にドアヒンジが含まれる場合は当該ドアヒンジの変更が認められる ) ドアミラーを移設した場合 当初のドアミラーベースの不透明な区域をドアウィンドウと一体の透明部材として設計することができる -179-

174 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 3.3.6) 車体の開口部 ) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート およびトランクリッドの開口 ) 外面形状を大幅に変更しない範囲で放熱 冷却を目的とした開口部の設置 閉鎖が許されるが 開口部を塞ぐ場合 塞がれた範囲は当初の形状を保持 または外包絡面を形成しなければならない ) リアハッチゲートおよびトランクリッドに外面形状を大幅に変更しない範囲で放熱 冷却を目的とした開口部の設置が許される ) フェンダーの開口 ) 前後コンプリートホイール後端より後方のフェンダーにブレーキ冷却後の空気を排出させるための排気口を設置することが許されるが これら排気口は側面および上面から内部が見える構造であってはならない ) 後部フェンダーに10.3) ブレーキの冷却 で認められるダクトに接続する開口がフラットボトム底面から325mm 上方の平面より下に許されるが 側面および上面から見た場合に接続されるダクト以外の内部構造が見えてはならない ) ホイールアーチ上面に以下の範囲で開口を設けてよいが 上面視でコンプリートホイールが見えてはならない 前車輪軸中心より200mm 前方から150mm 後方の間車両の前後方向の中心線から850mm から965mmの間 ) 天井部分の開口 ) ドライバーの救出のためにヘルメットの上部に少なくとも mm ( 公差 ± 5mm) の四角形の開口部がなければならない 開口部の角部は最大 R80mm で丸めることが許される ) その開口部はカバーによって閉鎖しなければならない そのカバーは解除ファスナーで車体外部から操作できるようにしなければならない カバーにより生じる分離線は最大 2mm のクリアランスを有し その隙間は装飾用ストリップで埋めてはならない ) 吊り上げ装置用開口部車両吊り上げ用ソケットに吊り上げ器具を挿入するための開口部がなければならない -180-

175 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) この開口部に容易に剥がせるステッカーを貼付することは認められる ) その他の開口補助的付加物等を取り外した結果生ずる車体後部 ( 後面 ) の開口部は ルーバー 細密なワイヤーメッシュまたはパンチングメタル等で覆わなければならない 3.3.7) ボンネット ( エンジンフードを含む ) リアハッチゲート トランクリッドのヒンジヒンジ類は第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 ファスナーの追加 に規定されるファスナーにより 少なくとも ヶ所が安全に固定され 走行中に開かないようにすることを条件に取り外すことができる エンジンおよび燃料タンクが設置されている箇所においては これらのファスナーは工具を必要とすることなく取り外すことができなければならない ファスナーは 赤 ( もしくは対照的に目立つ色 ) の矢印で明示されていなければならない 3.3.8) 車体 ( モノコック構造体 ) と隔壁 ) 車体 ( モノコック構造体 ) JAFの指定するモノコック構造体のみの使用が認められる ) 前部隔壁 ( カウルトップ部を含む ) ) 当初の前部隔壁を削除し 車室を完全に隔離する新たな隔壁を設置することが出来る ただし カウルトップ部を削除した場合フロントウィンドウ下端部支持構造は新たに構築しなければならない カウルトップカバーは 材質 形状自由 ただし 車両前面視におけるボンネット後端外縁より上に突出してはならない ) 室内換気のため ) の開口に接続する開口が車室の隔離機能を維持することを条件に認められる 車室の換気口とボンネット ( エンジンフードを含む ) 裏面に設置されたダクトを接合する場合 エンジンルームに火災が発生した場合に 車室に火炎が侵入するのを防止できる構造でなければならない ) 前部隔壁 ( バルクヘッド ) ) の開口部の接続構造 または当初から存在する開口部を塞ぐ素材の形状と材質 -181-

176 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 形状 : 自由 材質 : 堅固で防火性に富んだ下記の材質により構成されていなければならない ) 後部隔壁後部隔壁 ( バルクヘッド ) ) ) の開口部の接続構造 または当初から存在する開口部を塞ぐ素材の形状と材質形状 : 自由 材質 : 堅固で防火性に富んだ材質により構成されていなければならない 3.3.9) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造 JAFに申請し承認されたパイプフレーム構造のみの使用が認められる ) フラットボトム スキッドブロック ) フラットボトム JAFの規定するフラットボトムの装着が義務付けられる ) スキッドブロック JAFの規定するスキッドブロックの装着が義務付けられる ) 最大外形車両を真上から見た最大外形は下記の例外部位を除き第 - 図に示される範囲を超えてはならない 例外部位 ) リアウィングおよびリアウィングサポートの部品 ) 外部ミラー ) フロントスプリッターの部品 ) フリックボックス ( カナード ) ) リアディフューザー ) フラットボトム底面から275mm より下のホイール -182-

177 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 第 - 図 ) フロントバンパー ) デザインラインより下の部分は最大外形の範囲内で改造が認められる ) バンパー内側の補強部材は自由 ) リアバンパー ) デザインラインより下の部分は最大外形の範囲内で改造が認められる ) バンパー内側の補強部材は自由 ) フェンダーデザインラインより下方のフェンダーを車両全幅寸法で最大 1,950mm- /+ mm まで拡幅させることができるが フロントフェンダー前部およびリアフェンダー後部は 車両を真上から見たときに ) 最大外形 に規定された範囲内に収まらなければならない フロントフェンダーの後縁はドア前端に存在する見切り線を超えて延長されてはならない ) タイヤハウス 第 - 図 -183-

178 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) ) 前 / 後コンプリートホイールを収納するため 基本車両の構造にかかわらず ホイールアーチの内側に面構成による独立したタイヤハウスが存在していなければならず 材質は自由 ) タイヤハウスの形状タイヤハウスの形状は自由 ) フロントフェンダーへのルーバーの設置が認められる ) オープンカーのハードトップオープンカーのハードトップは次の条件に従うことにより取り付けることが許される ) 形状 : ソフトトップ もしくはオプションにハードトップが設定されている場合は 形状がそれに近似していなければならない ) 材質 : 堅固で防火性に富んだ材質でなければならない ) 最高点 : 当該車両カタログに記載されている 面図の最高点を当該車両の最高点とする ) 固定方法 : 車体への固定は自由 ただし ロールケージへの固定は一切の加工を伴ってはならない ) 車室の内部荷物室を除き 車室内には当初から設置されている以外の機械構造部分が存在してはならない ダッシュボード ( インストルメントパネル ) の変更および交換は許されるが取り外しは許されない 補機類 ( 電装品 ) の冷却およびドライバーの冷却のため 車室内に難燃性材質のフレキシブルエアダクトを設置することが許されるが ドライバーの視界および緊急時の救出を妨げてはならない オイルタンクは車室内に設置されてはならない ) 補強車体 ( 隔壁を含む ) の補強は 運転席 助手席のための空間を含めた区域を侵害しなければ自由 ) 補助的付加物車両の動きに何らの影響も及ぼさない補助的付加物の取り付け もしくは取り外しは 快適性を高める装備品 絶縁材 使用しない支持体 モール類等と -184-

179 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) ともに その配線も含み許される 3.4) 空力装置本章で許されていない場合 すべての空力装置は 車体に対して非可動であり堅固に取り付けられていなければならない 3.4.1) 前部空力装置 ( スプリッター ) )JAFの規定するフロントスプリッターの装着が義務付けられる ) 以下の範囲内 ( フリックボックス領域という ) において追加部品の装着が認められる 側面視において フロントディフューザーより上面で前車輪軸中心より 300mm 以上前方 かつ デザインラインより下方の範囲 また 平面視において フロントディフューザー外形線より内側で フロントスカート外形線より外側 および ボディ外形線より外側の範囲 ) 追加の部品を装着した車体外表面はJAFに申請し承認された形状を維持しなければならない 3.4.2) 後部空力装置後部空力装置は 次の条件に従うことにより リアエアスポイラーおよびリアウイングを取り付けることができる ) リアスポイラートランクリッド上面に車体前後方向中心線から左右それぞれ575mm 前車輪軸中心から3,725mm フラットボトム底面から800mm の範囲に設置することができる ) リアウイングおよびリアウイングステー )JAFの指定するリアウイングおよびリアウイングステーの装着が義務付けられる ) 数は 構成であること ) 翼の枚数は 枚であり 翼断面の何れの部分も長さ380mm 高さ200mm の長方形に収まること ( ガーニーフラップを含むが支持体と翼端板は除く ) ) 高さは フラットボトム底面から1,160mm を限度とする ) 幅は最大 1,390mm( 支持体と翼端板を含む ) ) 車両を横から見て車体輪郭およびリアフェンダーの見切り線より上部もしくはトランクリッド ( エンジンフード ) 面上に位置すること ( リアフェン -185-

180 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) ダー上に空力装置を設置することは許されない ) ) 後車輪軸の中心線を通過するフラットボトム底面に垂直な面より後方に位置すること ) 翼端板を含み 前縁および側縁は半径 mm 以上のR 形状を有していること ) 形状および材質は自由 トランクリッドに取り付ける場合 支持体の取り付け剛性を確保するためにトランクリッド内側に補強を施してもよい ) 構造体を取り外すことなくトランクリッド リアハッチゲートが開閉できること 11) 翼端板の板厚は10mm 以上であること 3.4.3) 後部床下の空力装置 JAFの規定するリアディフューザーの装着が義務付けられる 第 4 条重量 4.1) 最低重量最低重量は 1,020kg を保持しなければならない 4.2) バラスト 個あるいは数個のバラストによって最低重量を満たすことが許される 搭載位置および取り付け方法は自由であるが バラストおよび車体側の取り付け部共に十分な強度がなければならない 第 5 条エンジン以下の条項を除き自由 5.1.1) エンジンの型式および排気量認められるエンジンはJAFに申請し承認を受けた過給器付き筒内直接噴射の直列 気筒で 排気量 2,000cc を超えることの無いエンジンのみである 当該エンジンを使用して初めて参加する競技会の2ヶ月前までに申請しなければならない 申請は シーズンに 回に限られる 5.1.2) エンジンの位置搭載されるエンジンは 基本車両の搭載位置に車両前後方向で配置されなければならない 5.1.3) クランク軸は車両前後方向に配され シリンダーは直立に配置されなけれ -186-

181 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) ばならない 5.1.4) シリンダーにつき インジェクターとする 5.1.5) シリンダーにつき吸気 バルブ 排気 バルブとする 5.1.6) バルブスプリングはコイル式とする 5.1.7) カムシャフトは最大 本とする 5.1.8) 可変バルブタイミング機構は禁止される 5.1.9) 可変圧縮比機構は禁止される ) デッキハイトは制限しない ) ボア径は88±2.0mm とする ) クランクシャフトのピン径およびメインジャーナル径は自由 ) クランクシャフトベアリングは プレーンベアリングとする ) クランク中心からサンプ底面までの距離は最小 100mm とする ) エンジン全長 ( エンジン前後のマウンティング面間 ) は500±0.5mm とする ) エンジン重量は最低 85kg とする ただし 下記部品は含まない オルタネーター スターター フライホイールおよびスタッドボルト オイル 水 ECU 排気管およびそのガスケット( ヘッド- 排気管間 ) エアフィルタ クラッチ一式 遮熱板 ) 材料の規制各部品の材料規制は以下の通りとする a) アルミ合金または鉄合金に制限される部品シリンダーヘッドカバー シリンダーヘッド シリンダーブロック サンプ フロントカバー リアカバー シリンダーライナ ( スリーブ ) b) チタン合金 鉄合金またはニッケル合金に制限される部品バルブ バルブスプリングリテーナ バルブコッタ ターボセンターハウジング c) 鉄合金に制限される部品カムシャフト バルブスプリング ピストンピン クランクシャフト コンロッド フライホイール d) アルミ合金に制限される部品ピストン e) コバルト 鉄またはニッケルをベースとした合金に制限される部品 -187-

182 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) ボルト ナット類 f) セラミックを使用して良い部品点火プラグ センサー類 g) 金属間化合物 マグネシウム合金禁止 ( ターボコンプレッサーハウジングのみマグネシウム合金可 ) h) ダイヤモンドライクカーボンコーティング (DLC) の禁止ピストン シリンダーライナ ( スリーブ ) ) 過給装置過給装置は JAFに申請し承認された 仕様のみとする 5.2) エンジンの改造以下の部位を開発制限領域とし 製造者により製作された状態を維持していなければならない 1クランクケースAssy 鋳造物 7ボア中心間隔 ( サンプ ブロック ) 8オイルポンプ 2 鋳造シリンダーヘッド 9ウォーターポンプ 3 点火プラグ位置 10スカベンジポンプ 4バルブ角 11カムシャフト位置 5クランクシャフト 12カム駆動用ギア 6バルブ中心線間間隔 13ベアリング最小径 5.2.1) 燃料系統 ) 燃料ポンプ JAFに申請し承認された高圧燃料ポンプおよびポンプカムプロフィールの使用が義務付けられる 車室内 車体外部への設置を禁止される ) 燃料流量制限機構 JAFに申請し承認された燃料流量制限機構を装着しなければならない ) 燃圧高圧側 200bar 低圧側 8bar を上限とする ) 燃料インジェクター JAFに申請し承認された燃料インジェクターの使用が義務付けられる 個 / シリンダーとする -188-

183 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 5.2.2) 点火系統点火プラグは 気筒当り 本とする 5.2.3) 潤滑系統オイルクーラーは上方から見て 車両の輪郭から突出するものであってはならない 5.3) 吸気系統可変インレットポート 調整式吸気装置 可変吸気トランペットは許されない 5.3.1) インタークーラー吸入空気冷却のためのインタークーラーは1 個で そのコア ( フィンピッチ 厚さ ) はJAFに申請し承認された仕様とする インタークーラー以外のエンジンに供給される空気の温度を下げる目的または効果を持ついかなる装置 システム 手続き 構造もしくは設計はすべて禁止される 5.4) 冷却 5.4.1) ウォーターラジエターのコアは JAFに申請し承認を受けた仕様とする ウォーターラジエター オイルクーラーおよびエンジン各部の冷却は 空気のみが認められ 空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される 5.4.2) ヒートエクスチェンジャーの使用は認められる 5.5) 排気系統排気系統は自由 ただし ) すべての排気ガスが通過する 少なくとも つの触媒装置が設置されなければならない 触媒装置はJAFに申請し承認されなければならない ) いかなる可変排気装置も禁止される )FAS(FreshAirSystem) パス ( アンチラグシステムの配管 ) は禁止される )FR 車両のエンジン排気は車両右側面の前車輪軸中心から1,350mm~1,600mm フラットボトム底面から150mm~400mm の制限範囲に排出されなければならない -189-

184 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) )MR 車両のエンジン排気は車両右後面の 250mm~500mm フラットボトム底面から210mm~460mm の制限範囲に排出されなければならない 5.6) エンジンコントロールコンピューター JAFの指定するエンジンコントロールコンピューターを使用しなければならない 第 6 条配管および燃料タンク 6.1) 6.2) および6.3) に従っていることを条件に自由 6.1) 燃料タンク JAFの指定する安全燃料タンクの装着が義務付けられる 安全燃料タンクと給油口の接合部は 多少の車体の変形を吸収して燃料漏れを発生させないフレキシブルジョイント構造でなければならない 6.1.1) すべての安全燃料タンクは JAFの指定するモノコック構造体の指定された位置に設置されなければならない 漏出した燃料は滞留してはならず また車室に浸入しないよう十分配慮されていなければならない 6.1.2) 燃料タンクとエンジンの間にあるすべての燃料配管は自動閉鎖 分離バルブを備えることが望ましい このバルブは 燃料タンクから燃料配管取り付け具を引き抜いたり 燃料配管取り付け具を破損するのに必要な荷重の50% 以下の負荷で作動するものでなければならない 6.1.3) タンク給油口が直接タンクに連結していない場合 タンクの頂点にはバルブが設置されていることが望ましい バルブはタンク製造者によって供給され 事故のとき万一給油口が外れ落ちてしまった場合に密閉するものであること 6.2) 燃料タンクの容量車両に搭載できる燃料の総容量は100l とする 事前予告をもって 燃料タンクの総容量を減じることがある 6.3) 燃料の冷却車載の燃料供給配管に 燃料の温度を下げるための冷却装置を設けることができるが その冷却は外気の自然流による空冷式に限定される 第 7 条電装品 -190-

185 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 7.1) バッテリー JAFの指定する密閉式のバッテリーを使用しなければならず ショート防止のための絶縁が施されていなくてはならない バッテリーの搭載位置は 運転席を除き自由 7.2) 照明前照灯 ターンシグナルランプは運転席においてその点灯を確認できるインジケーターを設けなければならない 7.2.1) 前照灯前照灯は当初の位置に基本車両の形状と機能を保持し 主光軸は前方向であり 前方の車両およびコース周辺のオフィシャルから点灯を認識できる 少なくとも基本車両と同等の照度を維持しなければならない 左右交互に点滅する前照灯は禁止される 照度 ( あるいは光度 ) 向上のための光源の変更は認められる リトラクタブル構造の場合 リトラクター機能を削除し 透明な材料の使用により前方を照射するよう改造することが許される 7.2.2) その他の灯火類 ) 尾灯 制動灯当初の形状を維持し 当初と同等以上の照度を維持しなければならない ) 方向指示器前後の車両およびコース周辺のオフィシャルから点滅が認識できなければならない サイドマーカーは取り外しを含め自由 ) レインライト車両後部には 競技会期間中を通し正常に作動する 以下に規定されるレインライトのいずれかを装備しなければならない 1 ECER38 公道規準に従い承認されている ( あるいはその他の国の同等またはさらに厳しい規準に従い承認されている ) レインライト 2 FIAに承認された つのレインライト ( テクニカルリストNo.19) 3 2と同等の輝度を持つ以下規定に従ったレインライト - 車両後方から見えるレンズ面の面積は最小 30cm 2 最大 140cm 2 - 光度は150cd 以上 300cd 以下 -191-

186 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) - 発光色は赤色のみそのレインライトは 以下の条件を満たさなければならない - 発光パターンは点灯のみ - 他の光源回路と独立した回路で確立されること - 車両中心線に直角で 車両後方を向いていること - 後方からはっきりと見えるものであること - 車両中心線から cm 以内の位置に取り付けられること -フラットボトム底面から最低 35cm 上方にあること -リアホイール中心線よりフラットボトム底面と平行に計測して レンズの表面が45cm 以上後方にあること -ドライバーが車両に正常に着座した時にスイッチを操作できること上記の つの計測はレンズ面の中心で計測される ) その他の灯火当初の灯火を取り外し その結果生じた開口部にダクトを接続することが許される 7.2.3) ワイパーフロントウィンドウワイパー構成を変更することが出来るが 少なくとも つのワイパーが装備されていなければならず競技期間中は常に運転席からの操作により有効に作動しなければならない ワイパーモーターはJAFが指定する部品を使用しなければならない 第 8 条駆動系 8.1) 駆動方式基本車両の駆動方式に関わらず後輪による駆動のみが許される 運動エネルギー回生システムに関する付則 に従いJAFに申請し承認を受けた運動エネルギー回生システムの使用が認められる 8.2) クラッチ JAFの指定するクラッチを使用しなければならない なお 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たすこと 8.3) トランスミッションおよびコントロールレバー JAFの指定するギアボックスを使用しなければならない 最大 速および後退ギアで構成されていなければならない -192-

187 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) パドルシフトシステムの使用は認められる 8.4) 最終減速機と差動装置 JAFの指定するギアボックスの最終減速装置と差動装置を使用しなければならない また 45/65 のランプ角のみ使用してよい ランプの差動方向は自由 なお 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たすこと 8.5) プロペラシャフトとドライブシャフト JAFの指定するプロペラシャフトとドライブシャフトを使用しなければならない 8.6) 冷却駆動系統の冷却は 空気のみが認められ 空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される オイルクーラーの取り付けは自由 第 9 条サスペンションおよびステアリング 9.1) サスペンションの形式と取り付け基本車両のサスペンション形式からの変更および改造は自由 9.2) スタビライザー 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば取り付けブラケットを含み自由 走行中にドライバーによってスタビライザーを調整することは禁止される 9.3) アクスルスピンドルを含み自由 センターロック方式への変更は許される 9.4) スプリング 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たしていれば補助スプリングの追加を含めて自由 9.5) ショックアブソーバー JAFの指定するショックアブソーバーを使用しなければならない 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たすこと 9.6) サスペンションアームすべてのサスペンションアームは金属製でなければならない 9.7) クロームメッキ -193-

188 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) スチール製のサスペンションアームにクロームメッキを施すことは禁止される 9.8) ステアリングステアリングホイールと操向装置 ( ステアリングギアボックス リンク ) と操向車輪とは 唯一機械的に連結されていなければならない 9.8.1)JAFの指定するパワーステアリングを使用しなければならない パワーステアリングは プログラム可能な制御を備えていない単一のシステムである場合に限り使用することができる また パワーステアリングポンプはJAF の指定するものでなければならない 9.8.2)JAFの指定するクイックリリースシステムを備えていなければならない クイックリリースシステムはステアリングコラム上に配置された同心円状のフランジを引く方法によるものでなければならない 9.8.3) ステアリングホイールの形状は自由 9.8.4) 衝撃吸収装置付きステアリングコラムの設置を推奨する 第 10 条ブレーキ 10.1) ブレーキシステム JAFの指定するブレーキシステムを使用しなければならない 2.1.2) 制御機能の制限 の条件を満たすこと ただし マスターシリンダーからキャリパーの間の配管経路に 液圧センサー ブレーキランプスイッチ プロポーショニングバルブ以外のセンサー デバイス類が存在しないこと 駐車ブレーキの設置は任意とする ただし 駐車ブレーキを装備する場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 2.2) 駐車ブレーキ の規定に従わなければならない 10.2) ブレーキキャリパー JAFの指定するブレーキキャリパーを使用しなければならない 10.3) ブレーキの冷却空気による冷却および水噴射による冷却以外 いかなる物質の噴射 噴霧による方法も禁止される 空力的効果をもたらす形状でない限り 冷却用にエアダクトを装着することができる -194-

189 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) エアダクトは 3.2) ウィンドウ 3.3.5) 車体の開口部 ) フェンダー ) タイヤハウス で許される開口部( 天井部分の開口を除く ) と接続してもよいが 前部隔壁 後部隔壁を貫通してはならない つのブレーキに設置されるエアダクトの数と寸法は自由 ダクトの材質は自由 10.4) ブレーキディスク ブレーキパッド各輪にJAFの指定するブレーキディスク ブレーキバッドを使用しなければならない 第 11 条ホイールおよびタイヤ 11.1) コンプリートホイールの最大寸法は以下のとおり フロント : 最大幅 336mm 最大外径 685mm リア : 最大幅 356mm 最大外径 712mm 11.2) ホイール ) ホイールのサイズは フロント :12J-18 リア:13J-18 とする ) ホイールの最低重量は以下のとおり フロント : 9.5kg リア :10.0kg ) ホイールの材質ホイールの材質はアルミニウム合金 5000 系および6000 系のみとする ホイールの付属品は コンプリートホイール最大幅を超えることなくボルト等で固定される場合に限り認められる 11.3) ホイールの固定自由 ただし 固定がセンターナット つによって行われる場合 赤または蛍光オレンジ色の安全スプリング あるいは同等の機能をもった他のシステムが車両の走行中に取り付けられていなければならず ホイール交換後も同様に設置されていなければならない 11.4) エアジャッキ JAFの指定するエアジャッキを使用しなければならない 第 12 条安全装備 装置安全に関するすべての項目は第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 に次の事項を加えて適用する -195-

190 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 12.1) 安全ベルト安全ベルトのストラップは 本の肩部ストラップと 本の腰部ストラップおよび 本の脚部ストラップの着用が義務付けられる 安全ベルトはFIA 基準 8853/98 に従い公認されたものを使用しなければならない 安全ベルトはそれぞれのストラップが単独で車体に取り付けられていなければならない 左右の腰ベルトを同一公認番号の腰ベルトに限りそれぞれ 本まで用意することができ 片側 本の腰ベルトを 箇所の車体側取り付け点に取り付けてもよい 12.2) 後方視界用ミラー第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 17 条 火災に対する防護 によりパーテーションウィンドウを隔壁化した場合 および6.1.1) により防火壁を床から天井まで設置した場合 第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条 後方視界 に関わらず 室内ミラーを除去すること 同等の機能を持つ他の機構へ変更することは認められる ただし 後方視界を確保できなければならず また 車体外部両側面に基本車両に設置されているもの または100cm 2 以上の面積の室外ミラーを設置しなければならない 12.3) 座席 ヘッドレスト JAFの指定するヘッドレストを使用しなければならない ヘッドレストはヘルメットをつけたドライバーの頭部が保持され 加速時に後方へ動くようなものではなく ロールオーバーバーとヘッドレストの間に挟まらないようになっていなければならない ヘッドレストの両側面の間隔は400mm 以下で 最低 20mm のエネルギー吸収材が両側面に取り付けられていることが推奨される 12.4) ドアと運転席間の構成物ドアと運転席間にはロールケージのサイドバーおよびペダルスライダーのレバーを除き機械構成部分が設置されていてはならない 衝撃吸収装置 ニーパッド 給水用ボトル ダクトは機械構成部品とみなさない 12.5) 前 / 後面防護構造車両の前面および後面にJAFの指定する衝撃吸収構造体を設置しなければならない -196-

191 第 章 グランドツーリングカー 500(JAF-GT500) 12.6) 側面防護構造 JAFの指定する側面衝撃吸収構造体を設置しなければならない 12.7) 消火装置第 章 公認車両および登録車両に関する安全規定 第 条. ) 自動消火装置 に定められたJAFが指定する自動消火装置の装着が義務付けられる 第 13 条 その他の要素 13.1) 各種ガード サポート類ラジエターガード タンクガードおよびサンプガードの設置は認められる ただし 3.3.8) 前部隔壁の前方 後部隔壁の後方の車体構造 を満足すること 材質は マグネシウムを除き 自由 13.2) ハンディウェイト取り付け装置ハンディウェイトを固定できる堅牢なウェイト固定装置を競技会の技術委員が容易に確認できる位置に装備しなければならない 別表 第 条 2.1.2) 制御機能の制限 による禁止項目の具体的事例 禁止されるシステム等アンチロックブレーキシステムトラクションコントロールオートマチックギアボックス動力作動式クラッチ電動または自動調整のファイナルドライブディファレンシャルシステム ( 例えば 電子制御および / または外部ポンプ等を持つ気圧式あるいは油圧式のスリップコントロールを備えたディファレンシャル等 ) 電動または自動調整のショックアブソーバー サスペンションあるいは車高調整四輪操舵可動バラストエンジン以外のクローズドループ電子制御システム走行中に運転席からショックアブソーバー サスペンションスプリングの調整を行う装置テレメトリーシステムアクティブサスペンション -197-

192 -198-

193 部門 Ⅱ: 競技専用車両 ( ナショナルフォーミュラ ) ( 第 章 第 12 章 ) -199-

194

195 第 章競技専用車両 ( ナショナルフォーミュラ ) に関する定義 第 9 章競技専用車両 ( ナショナルフォーミュラ ) に関する定義 1.1) フォーミュラ車両サーキットあるいはクローズドコース上で行われるスピードレースのためにのみに設計された 輪自動車をいう 1.2) 自動車直線上に並べられていない少なくとも つの車輪によって走行し 少なくとも つの車輪が操舵に また少なくとも つの車輪が推進に使用される陸上車両をいう 1.3) 陸上車両それ自体の手段によって 地表に対する実際上の支えを常時保持して推進し その推進および操舵装置は乗車したドライバーの制御下にある移動装置をいう 1.4) 車体ロールオーバー構造体ならびにエンジン トランスミッションおよび走行装置で機械的機構に明らかに関連する部分を除き 外気にさらされている車両のすべての主要懸架部分をいう エアボックス ラジエターおよび排気系統 (S Fは除く ) は車体の一部とみなされる 1.5) 空気力学的装置空気力学的な動作に影響することを基本機能とした車体の部分をいう 1.6) ホイールフランジとリムをいう 1.7) コンプリートホイールフランジ リムおよびタイヤをいう 1.8) 自動車の銘柄フォーミュラレーシングカーの場合 自動車の銘柄とは完成車のことをいう 製造者が自身で生産しないエンジンを取り付けた場合 その車両は 合成 とみなされ エンジン製造者名と車両製造者名が連名となる 車両製造者名が常にエンジン製造者名の前に付く 合成車が選手権のタイトルのかかったカップ あるいはトロフィーを獲得した場合には この賞は車両の製造者に与えられる -201-

196 第 章 競技専用車両 ( ナショナルフォーミュラ ) に関する定義 1.9) 競技競技とは フリー走行 公式予選およびレースからなる 1.10) 重量車両重量とは レース用装備品をすべて着用した状態のドライバーを含めた競技の行われているすべての期間中の重量をいう ( すべての燃料を含まない ) 1.11) レーシング重量すべての燃料タンクを満たし ドライバーが搭乗し 出走可能な状態の車両重量をいう 1.12) 気筒容積エンジンの気筒内でのピストン運動により排出される容積をいう この容積は 立方センチメートルであらわされる エンジンの気筒容積を算出する場合のπの数値は とする 1.13) 過給装置何らかの方法により 燃焼室に充填される燃料 / 空気の混合気の重量を増加 ( インテークおよび / またはエキゾーストシステム内における通常の大気圧 ラム効果および力学的効果によって吸入される重量を超えて増加 ) させる装置をいう 燃料の加圧噴射は 過給装置とはみなされない 1.14) 主要構造体サスペンションまたはスプリングの負荷が伝えられる車両のすべての主要構造体で シャシー上の前部サスペンション最前部から後部にあるサスペンションの最後部にまで縦方向に延びている部分をいう 1.15) 懸架 サスペンションスプリングを介在して車体 / シャシーからすべてのコンプリートホイールを懸架する手段 1.16) コクピットドライバーを収容する容積をいう 1.17) サバイバルセルすべての燃料タンクとコクピットを収容する連続した閉鎖構造体をいう 1.18) アクティブサスペンション車両が動いているときにサスペンションのいかなる部分および車高を制御するすべての方式をいう -202-

197 第 章競技専用車両 ( ナショナルフォーミュラ ) に関する定義 1.19) 複合構造一枚の薄板から成る層の集まり もしくはコアの材質の両側に接着された 枚の外板で構成される断面を有する同質でない材質をいう 1.20) テレメトリー走行中の車両とその車両の参加に関係しているあらゆる者との間で行われるデータの通信をいう 1.21) セミオートマチック ギアボックスドライバーがギアの変更を要した際に ギアが入るようにするためにエンジン クラッチ またはギアセレクターの内の つ以上を瞬間的に制御するものをいう 1.22) コクピットのパッドドライバーの居住性の向上と安全性確保のみを目的としたコクピット内部に配置される非構造部品をいう この材質はすべて工具を使用しなくても即座に取り外せる機構になっていなくてはならない -203-

198 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 第 10 章スーパー FJ(S-FJ) 第 1 条規定 1.1) 改定に関する公表年月日 JAFは 毎年遅くとも10 月にこれらの規定に関する改定内容を発表し 通常 翌年の 月 日から施行する ただし 安全上の理由による改定は上記にかかわらず直ちに施行する 1.2) 危険な構造自動車が危険とみなされた場合 その車両は競技会の審査委員会によって除外されることがある 1.3) 規則の遵守車両は 競技期間中いかなる時でも これらの規則に合致していなければならず 第 編付則 S-FJ 車両規定の競技会用実施細則 をも遵守すること 1.4) 測定すべての測定は 車両が平坦な水平面の上に静止した状態で行われなければならない 1.5) 競技参加者の義務競技参加者は競技期間中 いかなる時でも自己のS-FJ 車両が本規定に合致していることを 車両検査委員および競技会審査委員会に立証する義務がある 1.6) アクティブサスペンションアクティブサスペンションは禁止される 1.7) 材質規制以下の材質の使用は禁止される マグネシウム / チタニウム / カーボン / アラミド繊維 1.8) クロームメッキサスペンションに対するクロームメッキは禁止される 第 2 条車体と寸法 2.1) 車幅ステアリングホイールを直進状態にしたときのコンプリートホイールを含む -204-

199 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 車体の全幅は 1,700mm を超えてはならない 2.2) フロントホイールの中心線より前方の幅フロントホイールの中心線より前方の車体は 幅 1,300mm を超えてはならない 2.3) フロントホイールとリアホイールの間の幅と形状フロントホイールの中心線より後方とリアホイールの中心線の前方にある車体の最大幅は 1,300mm を超えてはならない この中に側面防護体は含まれる リアホイールの中心線より前方の車体で リアコンプリートホイールの高さより上方の車体のいかなる部分も 車両の縦方向軸の中心から450mm を超えてはならない 2.4) リアホイールの中心線より後方の幅リアホイールの中心線から後方の車体の幅は 900mm を超えてはならない 2.5) オーバーハングリアホイールの中心線より後方 600mm 以上の所には 車両のいかなる部分もあってはならない フロントホイールの中心線より前方 900mm 以上の所には 車両のいかなる部分もあってはならない ホイールの中心線とは左右のハブセンター間を結ぶ中心線をいう 2.6) 高さドライバーが正常に着座し また正常にレース装備した車両のいかなる部分も 安全ロール構造体を除き 地上から900mm を超えてはならない 安全ロール構造体のうち 地上高 900mm を超える部分は 車両の性能に大きく影響を与えるような空気力学的形状をもってはならない 2.7) ホイールベース / トレッド最小ホイールベース :2,200mm 最小トレッド :1,200mm 最低地上高 :50mm( レース用装備品をすべて着用したドライバーが正常に着座した状態 ) 縦 350mm 横 350mm 高さ50mm の最低地上高測定板に触れることなく通過できなければならない -205-

200 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 2.8) フラットボトム 2.8.1) 前部コンプリートホイールの後端と後部コンプリートホイールの前端との間にあって 車両の真下から見える車両のすべての構成部分は ±10mmの許容範囲内で つの平面上 ( フラットボトム ) に位置しなければならない また フラットボトムの後端はリアコンプリートホイールの前端からリアホイールの中心線の間で終結しなければならない これらすべての部分は いかなる状況下にあっても 均一で 固形で 堅固に固定されており ( 車体 / シャシー構成に関していかなる遊びもあってはならない ) 水 空気を通さない面であること これらの部分によって形成される表面の周囲は 最大半径 50mmの上向きの湾曲を形成することが許される フラットボトム後端部の形状は 上向きに平面で立ち上げることが許されるが その高さはフラットボトムを形成する平面から上方に20mm 以内とする 2.8.2) ±10mm の許容差が 考えられる製造上の問題点を網羅するために規定に導入されているが これは フラットボトム の精神に反する設計を許すためのものではない 2.8.3) いかなるスキッド スカートあるいは フラットボトム から突出している他の装置 ( 上と同様に導入された ±10mm の許容差 ) も 本条文に関連する規定に抵触するため フラットボトム区画から取り除かなければならない 2.8.4) 車両の底部を保護するため スキッドをフラットボトム区画の外に配置することができるが 本規則第 条 車体と寸法 は遵守されなければならない なお スキッドの端部は半径 mm 以上の面を持つこととする 2.8.5) 上記フラットボトムの後端より後方において地表と車両の主要部分との間を全面的あるいは部分的に遮断するような空気力学的構造物は一切禁止される ( ディフューザー構造等の禁止 ) 車両の空気力学的影響を有する特定の部分は : - 車体の主要部分にしっかりと取り付けられていなくてはならず ( しっかりと取り付けるとは 固定されていない部分があってはならないという意味である ) - 車体の突出部と固定されていなくてはならない 車両の主要部と地表との間隙を連結するいかなる装置あるいは構造体は あらゆる状況下でも禁止される -206-

201 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) いかなる状況下にあっても本条によって規定される表面によって生ずる幾何学平面より下部に位置してはならない 2.8.6) エンジンの搭載位置エンジンブロック背面 ( ベルハウジングと接する面 ) はリアホイールの中心線より260mm 以内とする 2.9) 空気力学的装置空気力学的装置は前後のウイングおよび翼端板を除き一切禁止される ただし ドライバーが風 飛石等を防ぐため 開口部に沿って最小限のウインドスクリーンを取り付けることは許される その取り付けは暫定的なものであってはならない リアサスペンション フロントピックアップより後方で かつアッパーピックアップより下方にカウルを取り付けることは許されない 2.9.1) ウイング各フロントウイングおよびリアウイングは 枚で構成され 枚以上で構成することは禁止する ウイング形状は前方および上方から見て長方形であること 各翼端板は平板とするが フロントウイングの翼端板の前側 ( 前から見えるすべての面 ) は半径 mm 以上の面を持つこととする 前端の角部 ( 上側 下側とも ) には最小半径 35mmのRを付けることが推奨される この場合 R 形状を形作る範囲に限り平板とならないことは認められる リアウイングの取り付け支持方法はセンターマウントとする リアウイングの車体への取り付けに関するウイング側固定構造は車両中心線を基準として対称とし その取り付け構造のすべては300mm 以内であること 2.10) コクピット ) コクピット開口部コクピットに入るための開口部は図に示される水平版 ( テンプレート ) が ステアリングホイールを取り外した状態で車両上部から垂直に挿入できるものでなくてはならない テンプレートをコクピットの開口部の最も低い点から下方へ25mm 下げることが可能でなくてはならない 測定時には ドライバーサイドパッドは取り外すこと ドライバーは ドアを開けたり その他の部分を移動させることなく 乗降 -207-

202 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) できなくてはならない 第 10- 図 ) 脱出時間コクピットは ドライバーが通常の位置に着座し すべての運転装置を取り付け 安全ベルトを締めてステアリングホイールが最も不都合な状態にあっても ドライバーが 秒以内に外に出られるよう設計されていなくてはならない 2.11) ステアリングホイールステアリングホイールは迅速に取り外せる機構を備えていなくてはならない その開放 ( 取り外し ) 方法は ステアリングホイール後方のステアリングコラムに設置された同心円状のフランジを引く方法によるものでなくてはならない ステアリングラックは フロントアクスル軸より前方に取り付けなければならない ステアリングホイールに切れ目があってはならない スイッチ メーター その他の部品等を装着する場合 それらは突起した形状 ( トグルスイッチ等 ) であってはならず ドライバーと対面するステアリングホイールリム全体で形成される平面よりドライバーに近いところに位置してはならない 緩衝パッドの装着を推奨する 第 3 条重量 3.1) 最低重量大会期間中を通じ kg を下回ってはならない 3.2) バラストバラストはその取り外しに工具を必要とするような方法で固定されるならば -208-

203 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 使用することが許される 技術委員が封印を施すことができるようなものでなければならない 第 4 条エンジン 4.1) エンジンの種類国土交通省の指定を受けた量産車両に搭載されているエンジンを使用しなければならない 4.2) エンジンの形式レシプロピストンによるエンジンのみ認められる 4.3) 最大容積 1,510cc を含み1,510cc までとする 4.4) シリンダーの最大数最大 とする 4.5) 過給装置は禁止される 4.6) シリンダーヘッドのバルブ数はシリンダー当たり 個とする 4.7) エンジンの改造限度エンジンおよび補機は次の各項目を除き変更してはならない ただし シャシーにエンジンを搭載するための最小限の変更は許される エンジン補修のためのオーバーサイズピストンの使用は ボアの拡大が 0.25mm までのものに限り許される ただし ピストンは純正部品に限る 4.8) サーモスタット自由 4.9) オイルフィルター自由 4.10) エアフィルターゴミの進入を防ぐ目的のメッシュやエアクリーナーの取り付けはスロットルボディ端面から200mm 以内で自由とする エアファンネルはスロットルボディ端面より長さ120mm 以下 最大径 140mm 以下とし 開口部は車両の後方を向いていること インダクションボックスまたは走行により吸気圧を上げる構造のダクト カウル等の取り付けは許されない また リアカウルを取り付けた場合 エアファンネル後端面は横からと後方 -209-

204 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) から見えること 4.11) 燃料ポンプ自由 4.12) 潤滑系統自由 ただし ドライサンプ方式は禁止される 4.13) クラッチディスククラッチディスクは当初の枚数を変更しなければ自由 クラッチカバーは元の取り付け寸法 形状を変えなければ変更は許される 4.14) ファンベルト自由 4.15) フライホイール軽量加工は許される ただし リングギア径寸法は保持されなければならない 4.16) オルタネーター取り外しは許されない また 発電機能は正常に機能していなければならない 4.17) バルブスプリングいかなる他のものとも交換が許される ただし 製造者の定めた数を変更してはならず 当初の取り付け部を変更することなく取り付けられること バルブスプリング調整用のスプリングシートの取り付けは許される 4.18) シリンダーブロックボーリング ホーニングの加工のみ許される 4.19) シリンダーヘッド面削は平面研磨に限り mm まで許される 4.20) 調整 仕上げクランクシャフト ピストン ピストンピンのバランス取りのみ許される 4.21) 性能の均等化 JAFは性能の均等化のため 事前予告をもって出力制限装置を取り付ける権利を留保する 4.22) 排気管排気マニホールドは防熱措置を施すことは許されるが 確認作業のため全面 -210-

205 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 的に覆うことはできない 排気マニホールド後方部分は自由 ただし サイレンサーを除き材質は鉄系で磁力に反応すること 排気管の出口は それが水平に かつ後方に向けられている場合 地面から 400mm 以下の高さでなければならない 走行中の可変装置は禁止される 触媒装置の装着を義務付ける 装着する触媒装置はJAFに申請し承認を受けたものとする 取付け位置は排気管最後端とし 取外しにより触媒装置内部を前後から容易に視認できる方式としなければならない 4.23) 排気音量測定すべての車両は第 2 章 レース車両の排気音量規制 に従うこと 第 5 条始動 5.1) 始動装置電気エネルギー源による始動装置を車両に搭載しなければならず ドライバーが正常に着座した状態で作動できなければならない また 始動装置は常にエンジンを始動できるものでなくてはならない 5.2) エンジン始動グリッド上およびピットエリアにおいて 補助的に外部よりエネルギー源を 車両に一時的に接続してエンジンを始動することができる 第 6 条駆動装置 6.1) 駆動車両は 輪でのみ駆動されなければならない 6.2) ギアボックスの型式前進ギアの最大数は 段とし シ-ケンシャルシフト方式は禁止される 6.3) 後退ギアすべての車両は 競技期間中いかなる時にもエンジンがかかっている間 通常に使用できる後退ギアを備えていなくてはならない 6.4) 横置きギアボックスおよびリアアクスル ( リアホイールハブセンター ) より前方のギアボックスは禁止される 6.5) ギアボックス日本製に限り許される 6.6) ディファレンシャルデフの差動を制限する装置は禁止される -211-

206 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 第 7 条サスペンション 7.1) コクピットから調整できるスタビライザーは禁止される 第 8 条燃料パイプとタンク ケーブルおよび電気装置 8.1) ライン / ケーブル / 電気装置ケーブルラインおよび電気装置が その取り付け位置 / 材質または連結方法等に関して航空機工業基準に準拠していない場合 次のことを生じるいかなる漏れもないよう取り付けられなければならない -コクピット内の液体たまり -コクピット内への液体の侵入 - 電線または電気装置と液体の接触もし ケーブルラインあるいは電気装置がコクピットを通過する またはコクピット内に取り付けられている場合 それらは防火材でかつ液体の侵入を防ぐ材料によって完全に覆われていなければならない 電気系 燃料系へのMIL 規格品の使用は禁止される 8.2) パイプラインすべての燃料の配管は最大作動温度 135 で 4.1MPa(41bar) の最低破裂圧力を有していなければならない 8.3) 燃料タンク下記に従い JAF/FIA 公認の安全燃料タンクの装着が義務付けられる A) 最大容量 20l までのタンクを 個 なお コレクタータンクの使用は禁止される B) 取り付け位置はシートバックと主要ロール構造体のバルクヘッドの間とする C) すべての燃料タンクには 製造者名 タンクの製造に際し適用された仕様 ( 規格 ) 製造月日が表示されていなければならない 8.4) 燃料タンクの給油キャップ燃料タンクの給油キャップは車体より突出してはならない 衝撃の際や不完全なロックによりキャップが緩まないように設計されていなければならない 燃料給油口は衝突により 破損されやすい場所を避けて取り付けなければならない -212-

207 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 空気孔はコクピットの後方 250mm 以上の場所に位置すること 8.5) オイルキャッチタンク車両には最小 lのオイルキャッチタンクを装着しなければならない ブリーザーはこのキャッチタンクに排出しなければならない この容器は透明なプラスチック製であるか 透明な窓わくを備えること ミッションケースより後方に位置してはならない 第 9 条制動装置 9.1) 重回路すべての車両は 同一のペダルによって操作される少なくとも 系統の回路を有する制動装置を装備しなければならない この装置の つの回路に漏れ もしくは欠陥が生じた場合でも ペダルは少なくとも 輪のホイールを依然として制御できなければならない 9.2) ブレーキ圧の調整アンチロックブレーキおよびパワーブレーキは禁止される 9.3) 材質と加工ブレーキディスクは鉄製に限定され ディスクへの穴あけ 溝切りは禁止される ベンチレーテッドディスクは禁止される 9.4) ブレーキキャリパーすべてのブレーキキャリパーは 同質の金属材で作られていなければならず 最大 ピストンまでとし 各ホイールにつき 個でなければならない 9.5) ブレーキダクトブレーキを冷却するためのすべてのダクト類および空気力学的付加物はすべて禁止される 第 10 条タイヤとホイール 10.1) タイヤ競技専用タイヤの装着が許される ただし タイヤの径は左右同一でなければならない 10.2) ホイールの数ホイールの数は 本に限定される 10.3) ホイールの寸法ホイールの幅は インチを超えてはならない -213-

208 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) ホイールリム径は13 インチを超えてはならない 10.4) 材質すべてのホイールは 均質の鉄またはアルミ合金で作られていなければならない ( ただし アルミ合金の場合はJWLまたはVIA 規格に合致していること ) 第 11 条安全装置 11.1) 消火器すべての車両は 内容量 kg 以上の粉末消火器 またはFIA 国際モータースポーツ競技規則付則 J 項第 253 条 に記された消火剤および内容量 あるいは同第 259 条 14 に記された消火器を ドライバーが速やかに操作できるように搭載しなければならない 取り付け位置は車体構造の内側とし コクピット内とエンジンルームに同時に散布する 系統の消火装置でなければならない 11.2) 記載項目 ) 以下の情報を各消火器に明記しなければならない : a) 容器の容量 b) 消火剤の種類 c) 消火剤の重量もしくは容量 d) 消火器の点検日 ) 消火装置の点検日は 消火剤の充填期日もしくは前回点検期日から 年以内とする ( 消火剤の充填日もしくは前回の点検期日から 年を過ぎて使用してはならない ) ただし 年毎の点検を継続したとしても消火装置の製造者が定めた有効年数あるいは耐用年数を超えて使用することはできない - 消火装置の製造者が 有効年数あるいは耐用年数を定めていない場合 その使用期限は製造期日 ( または初回充填期日 ) から 年間を目処とする - 消火剤の充填日もしくは前回検査日の表示が年 ( 月 ) 表示である場合 有効期間の起算日は当該年 ( 月 ) の末日とする ) 年毎に製造者 製造者が指定した工場 あるいは代理店などの有資格者による点検を受けること 11.3) 電気回路開閉装置 ( サーキットブレーカー ) ドライバーが安全ベルトを装着し ステアリングホイールをつけ運転席に着座した状態で操作できる放電防止つきサーキットブレーカーによって 点火装 -214-

209 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 置 燃料ポンプ および電気回路を遮断することができなくてはならない スイッチはコクピットの右側に取り付けられ白い縁どりをした底辺が 100mm の青い三角の中に赤色のスパークを描いた標識で表示されていなくてはならない また 外部からでも容易に操作できるような構造になっていなければならない 11.4) 後方視界用ミラーすべての車両は ドライバーが後方と車両の両側を見ることができるよう取り付けられた最低 つのミラーを有していなくてはならない 各ミラーの反射面の最小幅は150mm で 少なくともそれが縦 50mm にわたり維持されていなければならない 各コーナー部については最大半径 10mmのR が上記寸法内で許される 技術委員は 通常に着座したドライバーが確実に後方車両を確認できるような検証を実施することができる 11.5) 安全ベルト 本の肩部ストラップ 本の腰部ストラップおよび 本の脚部ストラップの装着が義務付けられる これらのストラップは 車両に確実に固定され FIA 基準 8853/98 に合致していなければならない 11.6) 尾灯すべての車両には 競技会中作動する少なくとも白熱球の21 ワット相当以上の明るさをもつ赤色警告灯を装備していなくてはならない ) 車両の縦方向の中心線に対して90 で後方に面していること ) 後方からはっきりと見えること ) 車両の中心線より100mm 以上の所に取り付けないこと ) 地上から最低 400mm の所にあること ) その表面は最小 2,000mm 2 の面積を有すること ) 車両に正常に着座したドライバーによって点灯できるものでなくてはならない 11.7) ヘッドレスト サイドパッドすべての車両は 直径 50mm のパッドを介し垂直に833N(85kg) の荷重を加えた時に 50mm 以上変形しないヘッドレストを備えていなくてはならない -215-

210 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) ヘッドレストは 40,000mm 2 以上の領域にわたり その厚さが50 60mmの衝撃吸収材を有しなければならず 連続的であり 突出した部分があってはならない 衝撃吸収材は FIA が指定したCONFORForm CF45(Blue) またはそれと同等の性能を有するとJAFが認めた材質でなければならない また 正常な着座位置にあるドライバーのヘルメットの両側に直接沿う位置のコックピット両側の 少なくとも25,000mm 2 の領域にわたり その厚さが50 60mm の衝撃吸収材によるパッドを装備しなくてはならない ヘッドレスト サイドパッドの上面は 少なくともコックピット開口部と同じ高さでなければならず 工具を使用しなくても取り外せるような構造になっていなければならない 固定具を使用する場合には 黄色による識別 あるいは矢印によりその所在が明確に表示されていなければならない ヘッドレスト サイドパッドは 事故による衝撃がドライバーの頭部に加わった時に ドライバーのヘルメットが最初に接触する場所になければならない 第 12 条安全構造 12.1) 車体構造 ) 車体の構造は左右対称でなければならない すなわち その車を水平にし 計量した場合 いずれの片側半分の重量も全体の重量の半分でなければならないが その半分の重量の ± % の誤差が許される 車両はすべてのタンクを満たし ( 燃料 水 オイル ) バラストを除いた状態で計測される ) スペースフレーム前端のバルクヘッドから主要ロール構造体のバルクヘッドまでの間は スペースフレームに厚さ1.6mm の鉄板を溶接で組み合わせた構造でなければならない ( フロントバルクヘッド フロアパネル サイドパネルの 面に取り付けなければならない ) この鉄板には機能部品の搭載構成上に必要な部分的な開口は許されるが 開口部は最小限の大きさでかつ大きな強度低下がおこらないように考慮されていなければならない 開口部にスペースフレームが存在する部位についてはこの限りではない ) スペースフレーム構造とは最低限主要となる 本のパイプを四隅に配置し バルクヘッドと斜材とによりトラス構造をなすフレーム形式をいう ) スペーススレームをウォーターパイプおよびオイルパイプに併用してはな -216-

211 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) らない ) 主要となる 本のパイプは最外径 28mm 以上の真円で肉厚 1.6mm 以上の丸パイプ 最外形の対向する二辺の長さが各々 28mm 以上で肉厚 1.6mm 以上の正方形もしくは長方形の角パイプ 短辺 28mm 以上かつ長辺 54mm 以上で肉厚 1.6mm 以上の扁平パイプ ( 長方形を除く ) のいずれかを使用しなければならない ドライバーの足部裏面からドライバー座席の背部までの範囲において上記の主要となる 本のパイプは車両の中心線から150mm 以上離れた場所に位置しなければならない ) フロント サスペンション アームの車体側取り付け点は車体構造すなわちスペースフレームの外側に位置しなければならず 取り付け点より車体構造の内部に向かう方向にはスペースフレームを構成するパイプ または肉厚 1.6mm 以上の鉄板がなければならない ) ドライバーの足部裏面からドライバー座席の背部までのいかなる点でもコクピットの内部断面積は80,000mm 2 以下であってはならず また最小幅はコクピットの全長を通じ300mm 以上で 主要ロール構造体の前部から前方へ 600mm の部分については500mm 以上を確保しなければならない ただし 四隅に配置される主要となるパイプ以外でフレーム底面を構成するパイプは上記の最小幅に含まれない ) 主要ロール構造体バルクヘッドから後方のスペースフレームはベルハウジングで終了してもよい 12.2) 前部衝撃吸収構造体前部衝撃吸収構造体は前部横断隔壁の前方 300mm の位置に少なくとも 20,000mm 2 の断面を有し 前部横断隔壁と接する部分の断面は横 240mm 以上 縦 250mm 以上でなければならない この前部衝撃吸収構造体は前面 上下左右面で構成され 取り付けに際しての最小の曲げ加工 ( 最大曲げ半径 10mm) を除き平面板でなければならず 前部衝撃吸収構造体部材はアルミニウム合金 5052 またはこれと同等以上の強度を有していなければならない 部材の肉厚は2mm を下回ってはならない 前部衝撃吸収構造体の上面板には穴を開けられるが 元の強度が維持されていなければならない ドライバーが通常に着座した状態で 操作されていない位置にあるペダルの -217-

212 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 上に乗せられた足の裏は フロントホィール中心線より前方に位置してはならない 12.3) 側面防護体ドライバーを防護するために 車両の両側に側面防護体を設けなければならない 側面防護体の構造は 車両の中心線から最小 550mm のところに高さ300mm 以上 前後長さは第 ロール構造体の前端から燃料タンク後端までを覆うもので 外径 25.4mm 以上 肉厚 1.2mm 以上のパイプで四角い構造とし 角は半径 100mm( 外 Rで測定し112.7mm の円弧に対して ± mm) 以内で曲げることが出来る この四角い構造材とメインフレーム間は 上下各 本の外径 25.4mm 以上 肉厚 1.2mm 以上のハイプを水平な配置で繋げなければならない この水平に配置されたパイプの取り付け高さは 側面防護体の半径 100mm 以内とする パイプ同士の取付け間隔は上下が最低 140mm 上側同士および下側同士は 350mm 以上離れていなければならない 側面防護体およびこれを構成する取付け水平パイプは 上面および車体側面から見てすべて側面防護体カウルにて覆われていなければならない 側面防護体カウルは車体側面から見て側面防護体をすべて覆わねばならず かつ側面には穴やスリット等の空気が通過できる構造であってはならない ただし 側面防護体の最後端より後方はこの限りではない 側面防護体カウルの材質はFRP に限定する 12.4) ロール構造体 第 10- 図 -218-

213 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) ) 安全構造の基本目的はドライバーの防護にある この目的は設計の基本考察である ) すべての車両は少なくとも つのロール構造体を装備しなければならない 主要ロール構造体は ドライバーの後方に位置しなければならない 第 構造体は ステアリングホイールの前方になければならないが いかなる地点においてもステアリングホイールのリム上端の前方 250mm 以上前にあってはならない 主要ロール構造体は 第 ロール構造体の後方に500mm 以上離れていなければならない つのロール構造体は いかなる時でもそれらの頂点を結ぶ線より ドライバーが正常に着座し ヘルメットをかぶり シートベルトを締めた状態の時 そのドライバーのヘルメットの頂点およびステアリングホイールのリム上端が下に来るような高さがなければならない ) 第 ロール構造体は外径 35mm 以上 肉厚 mm 以上の冷間仕上継目無鋼管を使用し 曲げはR125mm( 外 Rで測定し142.5mm の円弧に対して ± mm) 以上の 回曲げで構成しなければならない ) 主要ロール構造体の頂点は コクピット底面から垂直に測定し 少なくとも950mm 以上なければならない ) 主要ロール構造体の頂点は 通常の運転姿勢におけるドライバーのヘルメットの頂点から少なくとも50mm 以上 上方になければならない ) 主要ロール構造体の頂点より50mm 低いところを通る水平面上に構成される主要ロール構造体の垂直投影面積は最低 10,000mm 2 なければならない ) 主要ロール構造体は コクピット底面から垂直に高さ500mm の位置で その全幅は400mm 以上なければならない 主要ロール構造体は外径 35mm 以上 肉厚 mm 以上の冷間仕上継目無鋼管を主材として使用し その曲げ部はR 50mm( 外 Rで測定し67.5mm の円弧に対して ± mm) 以上の 回曲げで構成しなければならない 円弧の内心角は180 を超えてはならない ) 主要ロール構造体より後方にのびる後方支持部材は 外径 25.4mm 以上 肉厚 1.6mm 以上の冷間仕上継目無鋼管を使用し 取り付けはフレーム構造体に連結されて強固に取り付けられなければならず その角度は水平より60 以内でなければならない -219-

214 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 12.5) 側面ロール構造体コクピット両側面には車体下面より最低 500mm の高さに側面ロール構造体を取り付けること 側面ロール構造体は 直径 25.4mm 以上 肉厚 1.6mm 以上の鉄パイプで構成され 主要構造体と第 構造体を強固に連結されなければならない 12.6) ロール構造体の強度主要ロール構造体および第 ロール構造体の頂点に 次の最小荷重が同時に加わっても耐えられるものでなければならない -1.5W 横方向 -5.5W 前後方向 -7.5W 垂直方向 Wは4.802KN(490kgf) とする 参加者は 車体製造責任者またはその設計者による証明書を 競技会の技術委員の求めに応じ提出しなければならない 証明書には このロール構造体の図面または写真が添付され このロール構造体が上記荷重に耐え得ることが明記されていなければならない 一般考察 : ) ボルト ナットを使用する場合には その数に応じて十分な最小寸法を必要とする その材質は最上級のものであること ( 航空機用 ) スクエアヘッドボルト ナットは使用しないこと ) 構造の主たる部分には継ぎ目の無い 本のパイプを使用し 曲折部分は滑らかに連続的に曲げられており ひだ あるいは壁部に欠損がないこと ) 溶接は全体にわたって最高の技能を持って行われるべきである ( 通常アーク溶接 または特別の場合にはヘリアーク溶接が使われる ) ) スペースフレーム構造に関し ロール構造体はそれにかかる荷重を広い面積に分散するように車両に取り付けられることが重要である ロール構造体を単一なパイプ あるいは継ぎ足されたパイプに付帯させるだけでは不十分である それぞれの取り付け部にはガセットを使用しその断面積は使用するパイプの断面積以上の面積であること また これらは強固に補強されていなければならない -220-

215 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) ロール構造体はフレームの延長として設計されるべきで 単なるフレームの付属として考えるべきではない 基本構造の強度は十分な考慮が払われるべきである 例えば荷重を分散させるため補強バーあるいはプレートを付加すること 第 13 条燃料第 章 公認車両および登録車両に関する一般規定 第 10 条 10.1) 燃料- 燃焼物 に従うこと -221-

216 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 第 10- 図 -222-

217 第 10 章 スーパー FJ(S-FJ) 第 10- 図 -223-

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