で中学校教育の中心的な役割である各教科の指導だけ Ⅱ でなく学級づくり生徒指導教育相談を含むを充実させることが喫緊の課題であるそれと共に学人間教育と音楽科教育１人間教育とは校全体で生徒たちの情操を育む環境づくり教育活動人間教育とは何よりもまず人間という名に値を根付か

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しほここけい
5 years ago
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1 人間教育を支える音楽科教育に関する一考察感性を磨く合唱劇の実践から A study on benefits of the musical education at school Through the practice of choral dramas in serch of inspiration 奈良学園大学人間教育学部瀧明知惠子 TAKIAKI Chieko Nara-Gakuen University Faculty of Education for Human Growth キーワード音楽科教育人間教育歌唱合唱総合的な学習の時間と音楽 Abstract This paper, we reaffirms the definition of humanistic education. I discuss the significance of music education that can support humanistic education. Then, It is considered through choral dramas, which are expressed fruitfully and developed to overall activities. In addiction, I explore the challenges of the future, and consider how music education becomes active. Keyword music education, humanistic education, singing and choir, music time in the period for integrated study Ⅰ 学校だからこそ得られる音楽の感動体験を通して生本論文の目的涯にわたっての生きる力の育成を図っていきたい東日本で発生した大地震と大津波そしてその後起ものであるこった福島の原発事故がもたらした悲しい現実は同少子高齢化社会が到来し産業経済の構造や就職じ震災を体験した阪神に住む私たちにとっては再びあの環境が変化していく中で若年層の精神的社会的の恐ろしい体験が蘇った瞬間でもあった大震災後な自立の遅れが指摘されている中学校現場では入学音楽は多くの被災した人々の心を慰めつづけているしてくる生徒が年々幼くなっていると感じてきた人東北の被災地を何度も訪れて歌で被災地を励ましてき間関係がうまく構築できず神経をすり減らし登校拒たアーティストたちは歌詞の一つ一つが深い意味を否に陥っている生徒また意思決定力が低く自己肯定持つということをこれほど感じたことはなかった感が持てず進路意識や目的意識が希薄なまま学校生と語っている心の復興に音楽が大切でありまさに活を過ごしている生徒たちも少なくない学校現場で生きる力を支えるものであるの反社会的非人間的な問題行動の増加などこれま 101

2 で中学校教育の中心的な役割である各教科の指導だけ Ⅱ でなく学級づくり生徒指導教育相談を含むを充実させることが喫緊の課題であるそれと共に学人間教育と音楽科教育１人間教育とは校全体で生徒たちの情操を育む環境づくり教育活動人間教育とは何よりもまず人間という名に値を根付かせ活性化させていくことが大事であると考する高次なあり方を目指す教育であり教育基本法のえる第 1 条の冒頭に規定されている人間は人格の完成を目指しという文言に対応するものである梶田叡一は現在の教育で決定的に不足している人梶田叡一は人間的な教育とは何かの中で日本間的成長の面を重視していくことの大切さを述べて１いるまた人間教育の総括的な目標の中に成長でそして多くの国で現在学校教育の根本的な問発達の問題点である感性の未発達においてを指摘しい直しが迫られている３と述べている学校現場でている長年音楽教育に携わり歌唱や合唱を始めとはいじめ不登校学力低下暴力行為 IT 機器にする音楽活動の指導にあたってきた中で力を合わせ関わる問題等が何年にもわたって取り上げられ社て音楽表現を創りあげていくことによって得られる感会問題ともなっているその原因と背景は複雑になっ動は生徒の豊かな感性を育んでいくのであるてきておりますます深刻化している梶田叡一は 1989 年人間教育研究協議会を発足させその総括しかしながら学校教育において音楽科授業は実質的的な目標として次の４か条を挙げている４には減少してきていることや学年が上がる毎に声を出さなくなる状況音楽科授業の成立が難しくなっている現状も取り上げられている２ 1 われわれは子ども一人ひとりが個性的で主体的現行の学習指導要領では生きる力の理念が引きな存在として成長していくのを援助していくこと継がれている社会のグローバル化の中で確かな学力こそが教育の究極的な使命であると考える人豊かな心健やかな身体の調和を重視しているのであ間教育 Education for Human Growth 特に子る音楽科の学習については豊かな心の醸成を担うども一人ひとりが世の中に主体的に参画し責ものとして位置づけられているつまり心の教育任を果たし良き市民社会人としてやっていけの実践の場として音楽科は期待されているのであるる力我々の世界を生きる力を身に付けてい教育課程における一つのかけがえのない教科としてくと同時に自分に与えられた生命を自覚し生この人間形成にかかわる学力育成に貢献することが求の喜びや躍動充実感を実感し生涯にわたってめられている自分の生命を深く生きていける力我の世界を合唱劇の取り組みでは生徒全員が個性特性を生か生きる力を身に付けていくことを願うわれわし力を合わせて感動の世界を創りあげる生徒自身れはこのための望ましい教育のあり方についてが互いに協力し合いひとつの作品を仕上げていく喜理論的実践的な研究に努めると共にその基盤とびを体験する中で音楽の素晴らしさと共に人としてなる教育制度やカリキュラム体系等について研究の素晴らしさを味わわせることができるし提言していく本論文では改めて人間教育の定義を確認し人間 2 われわれはすべての子どもに対して責任を持っ教育を支えるものとしての音楽科教育の意義果たて基礎的基本的な学力を実現する学力保障とすものについて論じるその際これまでの長年にわ同時にそうした学力を形成する上での基盤となたる学校現場の実践の一つである豊かな表現の工夫とりまた獲得した学力を自他のために役立てる基して総合的な表現活動へ発展させた取り組みの実践礎となりさらには生涯にわたる自己教育の土台から考察するまた今後の課題を探るとともに人間ともなる個性的な感性意欲思考力判断力形成に大きく関わる音楽科教育が学校教育の中で価値観実行力等々を責任を持って身に付けさせより活性化していくための方策を考察するる成長保障ことを目指すわれわれはこの両者を相互に関連させつつ共に重視していくことこそが学校教育に課せられた基本的使命であると 102

3 上記の一つ一つが教育の根源に関わる奥深い内容考え学力保障と成長保障の両全この認識を前である前記のいずれにおいても音楽科教育の関わ提とした理論的実践的な研究に努める 3 われわれは日本社会が今後進む道を考え子どりは大きいが特に 2 の個性的で主体的な人間的もがそうした未来社会に生きるために不可欠な教成長の基礎づくりを図る成長保障においてそし育課題について深い関心を持ち学校教育の中でて学力保障と成長保障の両者を相互関連させ重視していかねばならないと考える特に知識つつ共に重視していくことまた 3 の成長発達の爆発と情報化国際化と地球共同体への動きに対問題点である感性の未発達においてさらに 4 の病応するための教育とその基盤としてわれわれの理的現象いじめ学校ぎらい校内暴力などにお先人の智恵を掘り起こし深く理解し継承発展いて深く関わっていくものと考えるさせていく和文化教育新時代の和魂人類才の教育が重要であるという認識に立って研究し２人間教育と音楽科教育昭和 22 年に学校教育法が制定され学習指導工夫し提言する 4 われわれは現代の社会文化状況における子ども要領音楽科編試案では音楽教育の目標についの成長発達の問題点感性の未発達自己統制のては音楽美の理解感得を行いこれによって高い弱さ意識空間の閉鎖性実感的土台の伴わない美的情操と豊かな人間性とを養う６となっている表層のみの知識安易な現状是認人間的成長に以下改訂された指導要領において音楽科に託され対する無関心などに大きな関心を持つこれとている内容を記す同時にわれわれは現代の学校教育がはらむ病理的現象いじめ学校嫌い不登校校内暴力昭和 26 年学習指導要領音楽科編では音楽教育授業崩壊などや心理的重圧進学制度定食的の目標は音楽経験を通じて深い美的情操と豊カリキュラム教え込み的活動などに大きな関かな人間性とを養い心を持つこうした問題現象についてその実態円満な人格の発達をはかり好ましい社会人としてや問題構造の解明に努めると共に問題の抜本的の教養を高める７昭和 33 年第２次学習指導要領の改訂では目標な解決のために研究し工夫し提言するについて前回と大きく変わった点はない 1 の我々の世界を生きる力我の世界を昭和 43 年第３次学習指導要領の改訂では昭和生きる力については 2 つの世界の双方を生きる力 22 年試案以来美的情操の育成が目標であっ 5 の育成をとして下記のように示しているたがそれが情操に替わっている中学校では目標を音楽の表現や鑑賞の能力を高め鋭敏な直我々の世界 We-Our World を生きる人々と手を観力と豊かな感受性を育て創造的で情操豊かな人間性を養う８である繋ぎ支え合って生きる現象的な社会的な準拠枠昭和 52 年第４次学習指導要領の改訂では目標 frame of referennce で考え判断する ①我々の共同の世界みなの世界を生きるは表現および鑑賞の能力を伸ばし音楽性を高め ②自分の社会的立場役割で生きるるとともに音楽を愛好する心情を育て豊かな情 ③みんなに承認され指示されつつ生きる操を養う９である我の世界 I-My World を生きる自分自身を拠り平成元年の第５次学習指導要領の改訂では感性の所として一人旅をする本質的実存的な準拠枠で考育成が初めて目標に盛り込まれた感性についてえ判断する学習指導要領指導書では音楽に対する感性とい ①我の固有独自の世界を生きるう限定して用い方に対する解釈として音楽的感受 ②自分の実感納得本音で生きる性感覚的に需要される音楽の諸要素に関する刺激 ③自分を受容し自分を支えつつ生きるに対して音楽的反応する 10 とある平成 10 年の第５次学習指導要領の改訂では目標 103

4 は表現及び鑑賞の幅広い活動を通して音楽を愛感情の一種としての情操は情緒などの感情に比べて好する心情を育てるとともに音楽に対する感性をさらに複雑で価値を伴ったものとしてより高い価値へ豊かにし音楽活動の基礎的な能力を伸ばし豊かの指向を伴うものであるまた新教育学大辞典でな情操を養う 11 であるは具体的には小中学校の教科における道徳図工美術音楽保健体育などを指し暗記偏重の教育とさ以上のように音楽活動を通して音楽を愛好するれがちな数学理科社会などとは対置される総合心情や感性を育むと共に音楽活動の基礎的な力を育的な学習の時間での福祉体験やボランティア地域て最終的には情操を養うという点で人間形成に寄与社会の中での勤労体験学習もこの一環として理解さすることが期待されているのである情操を養うといれることが多いと記されている感情や情緒を育みうことは豊かな心を育くんでいくということであ創造的で個性的な心を豊かにするための教育活動をる生徒が音楽の良さや美しさを感じとりながら思進めていかねばと思う考し判断し表現するという指導課程を大切にした音楽活動を通じて養われる情操は美的情操を中心教育活動が望まれるとしたものに深くかかわっている例えば音楽を聴生きる力という学力形成において音楽科だからいてこれは楽しくて美しいと感じるとさらにそこかこそできる貢献がある音楽科では知覚感受の力らもっと美しいものを探し求めようとする心のことを学力の中核に位置づけることで自ら学び考える力であるを育成することができる一方董芳勝は人間育成や社会性育成に関わる音楽知覚感受がキーワードである小島は人間形科教育として次のように述べている成への音楽科特有の貢献として次のように記している中学校教育における音楽科授業では合唱や合奏な感じることは認識の一種であるただ認識は認識でどの集団活動において他者や学級での協力体制づくも事象を量として記号や数字で認識するのではなくりに大きく貢献している音楽指導とともに協力事象を質として質のまま感性でとらえて認識するこや団結が音楽活動をより充実させる要素であるととであるこの世界を質的にとらえる力を一般的に感も言える他者との関係性を重視する指導は人間性性とか感受性とか言ったりするこの力を音楽科は育育成や社会性育成を目的とする道徳教育に大きく関与てることができるなぜなら音楽とは人間が世界を質しているのである音楽の感性的な面がこれらと結び的にとらえとらえた質を音を媒体として直接的につけられ音楽科授業を行う意義が道徳教育に置かれ表現したものであるからである人間形成には世界をていると感じるのだ 13 量的にとらえる能力だけでなく質的ににとらえる能力の育成が不可欠である両者が関連しあってバラン生きる力という学力形成の枠組みで音楽科が人スよく育つことが必要である生きる力には創造間形成に大きく関わり音楽科だからこそできる貢献力をもって人や事象とかかわる力が基盤になければ成があると言えるりたたないそのために事象を記号や数でとらえて科学的に処理していく能力ばかりでなくそれと相互３心理的発達から見た児童生徒の状況作用をもって事象の質をとらえて科学的に処理して中学生は発達的には思春期の真只中であり無意識いく能力を育てていかねばならないそれを行うのがのうちにも自分の人生を自分の力で形づくろうとする学校教育である 12 時期である思春期の精神的葛藤や行動様式の獲得は人間の成長発達にとって必要な関門であり発達課題豊かな情操を養うは音楽科の目指す方向目標でであるとされている 14 この発達課題がクリアできある情操 sentimento とは高い精神活動に伴っないと後年になって何らかの症状や問題に結びつきて起こる感情であり情緒より知的で安定感がありやすいと言われている持続できる情緒的態度と広辞苑では記されている 104 思春期の精神的葛藤をただ取り除いてやるだけでは

5 教育にならない生徒がそうした困難な中にあってるそういった中で思考力判断力表現力を育て自ら課題を克服できるよう見守り自信を持たせ落ていくためには学校の教育課程の中で音楽教育を充ち着いた学校生活を送れるような接し方や指導が何よ実させていくことは大切だと考える新学習指導要領においては授業時数の増加や総合的りも大切であると考えるな学習の縮減選択教科の標準授業時数の枠外実施なテレビ等で報道される青少年の凶悪な事件は都会で起こる特殊な出来事ではなく今やどこにでもおど必修教科を中心とした教育課程の編成を特色としこり得る事件として認識される時代であるその背景生徒の確かな学力の向上が新教育課程の大きなねらとしては情報化社会の中で大人文化の影響を受けていとしているいる少年少女たちの存在があるその一方で社会全音楽科では残念ながら授業時数の増加は無くこれ体の価値観の多様化道徳意識の低下や拝金主義親まで通りの授業数は確保しているしかしながら中になりきれない人たちの子育ての失敗親子の世代感学校では音楽科が授業の補充や発展的な内容を展開しの不明確さエイジレスなどの問題がある 15 と指ていた個人選択授業が無くなり総合的な学習の時間摘されているは小中学校とも減少し実質的には音楽教育の場は 1980 年代から社会的な問題となっているいじめ減少していると言える健やかな身体や豊かなこころ不登校の問題はこれまでの教育観を大きくゆるがせを育むというねらいの下子どもの全人格的な人間性ていると言える増加する不登校生の状況は長期化しを育成する教育実践を進めていかねばと考える青年のひきこもりの問題にもおよんでいる学校音楽科では表現の内容を歌唱器楽音楽不登校の問題と表裏一体ともいえるのはいじめづくり創作で構成し我が国や郷土の伝統音楽にの問題である目にみえにくいいじめの問題の発見は関する歌唱の共通教材の充実音楽科の学習に即し難しく生徒同士の対人関係は変化しやすくまわりた言葉の活用や共通事項を踏まえた指導が求めらの大人教師親等から見えにくくなっている学れている校や家庭友だち関係の中でのストレスや不満不平成 20 年の第６次学習指導要領の改訂 16 安がいじめという問題に発展し不登校の増加に拍車 ࠑᖹᡂ ᖺ 㸴ḟᏛ ᣦᑟせ㡿 ᨵゞ ᨵゞをかけているとも言える ࠒ そういった中で学校生活の中で心の豊かさや情緒㸯ゝㄒά ᐇ 㡢ᴦ ᙧ ࡃࡗ の豊かさを育む教育活動を進めていかねばと考えるせ ᵓ㐀㛵ゎࡋ ࡁࠊ そういった取り組みが人間の成長過程になくてはなら ᣐ ࡗ ᢈホࡍ ࠊ 㡢ᴦ Ⰻࡉ ぬものと考える ࡋࡉ ࡇ 㔜どࡍ ࠋ 㸰 Ꮫᢏ ᅵ ᩍ ᐇ 㸱 ఏ ᑐࡍ ᩍ ᐇ ၐḷ ４現行学習指導要領と音楽科教育 ᴦჾ ᣦᑟ ᐇࡉࡏ ࠋ 昭和 22 年に学校教育法が制定され学習指導㸲㐨ᚨᩍ ᐇ 㐨ᚨ 㛫せ ࡋ 要領が実施されて以来音楽科教育は大きな転換期を Ꮫ ᩍ ά య ࡌ ࠊ ᚐ 㐩迎えている ẁ㝵 ࡋ ࡇ ࡋࡓࠋ 時代が 21 世紀を迎えた時教育関係者だけでなく ᩍ 㐨ᚨᩍ 㛵㐃 ࡍ 社会を挙げて学力について論議がなされている中央 ࡉ ࠋᏛ ᩍ ࡋ ࠊ ᚐࡓࡕ 審議会は平成 19 年これまでの審議のまとめを出㛵 ࡃ 㞟ᅋᛶ ᡂࡍ ࡇ ᚲせ ࠊ㡢ᴦ ᩍ 㐨ᚨᩍ 㛵㐃しているその中で学校で育てるべき学力として生 ࡘ ࠊ㐃ᦠ ᅗ ࡀ ᥎㐍ࡋ ࡃ きる力という理念が掲げられている基礎的基本 ࠋ 的な知識及び技能を習得させこれらを活用して課題㸳 య㦂ά ᐇࠉ ᮏㄽ ࡅ ၐ を解決するために必要な思考力判断力表現力を育 య㦂 ᇶ ࡃ ά ᐇ ᒎࡉࡏ 成するとともに主体的に学習に取り組む態度を養う ࡃࡇ ࠊ ᚐ ពḧ 㐀ຊ ために言語活動を充実することなどをねらいとしてい ࡗ ࡃ ࠋ 㸴 ᑠᏛ ẁ㝵 ࡅ እᅜㄒά ࡘ 105 ࠑ㡢ᴦ Ꮫ ᶆࠒ ࠕ ཬ 㚷 ᖜᗈ ά ࡋ ࠊ㡢ᴦ ឡ

6 ࡘ ࠊ㐃ᦠ ᅗ ࡀ ᥎㐍ࡋ ࡃ ࠋ 㸳 య㦂ά ᐇࠉ ᮏㄽ ࡅ ၐ య㦂 ᇶ ࡃ ά ᐇ ᒎࡉࡏ ࡃࡇ ࠊ ᚐ ពḧ 㐀ຊ ࡗ ࡃ ࠋ が出現した 17 㸴 ᑠᏛ ẁ㝵 ࡅ እᅜㄒά ࡘ これまで筆者が実践してきた合唱組曲合唱劇の ࠑ㡢ᴦ Ꮫ ᶆࠒ 取り組みでは生徒一人ひとりが個性特性を生かし ࠕ ཬ 㚷 ᖜᗈ ά ࡋ ࠊ㡢ᴦ ឡ ዲࡍ ᚰ ࠊ㡢ᴦ ᑐࡍ 力を合わせて感動の世界を創りあげる音楽の授業と ឤᛶ リࠊ㡢ᴦά ᇶ ຊ 連携した総合的な学習の時間で教科で培った力を発 ఙ ࡋࠊ㡢ᴦ ࡘ ゎ ࠊ 展させ個人や集団の思いを表現する生徒自身が互㣴 ࠉࠉࠉ いに協力し合いひとつの作品を仕上げていく喜びを ࠑ㡢ᴦ ᨵゞせⅬࠒ 体験する中で音楽の素晴らしさと共に人としての素㸯 ෆᐜ ᵓᡂ ᨵၿ 㚷㛵 ࡍ ຊ ᡂࡍ ඹ ᚲせ ࠕ 晴らしさを味わわせる取り組みである取組の中から ඹ 㡯 ᪂ࡓ タࡅࡓࠋ 生徒たちに成就感や達成感を味わわせたいと考え実践してきた㸰 ḷၐᩍ ᥦ 㸱 ᡃࡀᅜ ఏ ḷၐ ᐇ 音楽の授業で基本指導を行いクラス合唱から学年㸲 ᴦჾ ᢅ ㊃合唱の醍醐味を体感させさらに物語性のある大編成㸳 స ᣦᑟෆᐜ Ⅼ の合唱劇に取り組みを発展させる音楽教師として各㸴㚷㡿ᇦ ᨵၿ 教科の教師へ共につくりあげる素晴らしさを説き各㸵 ᕫ ࢪ ᛮ ఏ ࡗࡓ ࠊ ពᅗ ඹឤࡋࡓ ࡁ ࡍ ࠋ 専門での分担をコアカリキュラムとして提案し学年㡢ᴦ 㛵ࡍ ㄒグ ࡘ ࠊᑠᏛ 全体で一つの合唱劇を創り上げていく合唱を中心と ࡍ㡢 ఇ グ ຍ ࡍࠋ するが独唱重唱の場面を編曲し生徒の特性を発揮させより豊かな表現を目指すのである伴奏はピ Ⅲ アノで作曲されているものが多いが生徒に演奏しや音楽科を核とした合唱劇への取り組みすく編曲したり朗読のバックのピアノ演奏を加えたりピアノだけでなく生徒が取り組みたい楽器の楽１合唱劇とは合唱活動の発展としての合唱劇の実践は小学校を譜をつくるなど創意工夫を重ねてきている中心に音楽劇というかたちでかなり以前から行われ音楽には共に演奏することで連帯感を持たせる力がているまた近年ではミュージカルやオペレッタとある孤独感を抱きやすい思春期の中学生には前向いう名称で行われている平成 14 年度から総合的きに生きるエネルギーになるこの連帯感が必要であるな学習の時間が設置され他教科と連携しあい音しかしながら限られた時間数で生徒が心揺さぶられ楽科を核とした総合的な表現活動として広く行われるような一体感を感じる授業を成立させるためには他るようになったのである教科や学校行事と連携しながら計画的に行っていく必歌唱合唱は器楽と違って演奏しながら別の動作要があるをすることが容易であるまた歌うだけでなく演ずるということは物事を注意深く観察する姿勢を養いより豊かな表現力を導くのである２音楽科教育と学校行事学校行事の目標は学校行事を通して望ましい人青島広志は合唱劇が定着していく過程を次のように間性を形成し集団への所属感や連帯感を深め公共述べている昭和 40 年代から幾つかの合唱団では試の精神を養い協力してより良い学校生活を築こうとみられていた ①客との交流を深める意味で簡単な手する自主的実践的な態度を育てようとする 18 と拍子や振りを付けたステージを採り入れていた ②マある文化祭や音楽会などで音楽科の活動を広げ深めスゲームとも呼ぶべきパントマイムを用いたポピュ歌声の響く学校づくりを目指していきたいものであるラー系の曲種の上演限られた時間の中で基本は授業でしっかり指導し学 ③現代音楽の一分野ジャンルとしてシアターピースと呼ばれる儀式めいた視覚級学年で協力しあった取り組みを充実させ音楽的行的要素を持つ作品の演奏そして昭和 50 年代になっ事を成功させていきたい１年間の学校生活の中で音楽活動は学校行事や生て物語性を持つ合唱オペラとでも言うべき型タイプ 106

7 徒会行事において行事そのものを充実させ豊かな活や選択授業の発展として行事とリンクさせこれまで動に盛り上げている学校全体で取り組む行事は心も実践してきた取り組みがある豊かにたくましく生きる力を育む大切な活動である 19 学年や学校全体で行う合唱組曲合唱劇である総は授業と行事と芸術教育とは合的な学習の時間が設置されてからはこれらの取学校教育での３つの大きな柱でありいずれも広い意り組みを充実発展させてきた以下その取り組みを味で学校教育での授業であると述べているが今日も紹介する斉藤喜博なお生き続ける教育活動の原点であると考える生徒一人ひとりの可能性を具体的に開く創造的な授業の実４指導事例指導構成筆者は兵庫県西宮市内の公立中学校において平成践とともに感情や情緒を育み心を豊かにするため７年から平成 13 年にかけて合唱劇に取り組んだの教育活動を進めていかねばと考える本事例は兵庫県西宮市立 A 中学校 2 年生生徒数様々な行事においては教科の時間に取り組んだ学び 273 名における実践を分析し考察したを発表する場であり異学年集団の学びの場でもあると共に感動と絆を育む活動となっている文化的行事 1 題材についてでは保護者や地域の方々との交流の場ともなってお合唱組曲 The Sound of Music22 り生徒の全力を尽くし協力しあった取り組みを鑑賞ナチスドイツの魔手が迫りつつあったオーストリアしていただく中で大きな声援をいただき豊かな時間を共有する場となっているこういった活動は学校へ退役海軍大佐トラップ男爵の 7 人の子どもたちの家庭の信頼に繋がっていくものであり心をゆさぶり人教師として尼僧院から派遣された見習い修道女マリアとしてもっとも大切な心の育みを行なっていく取り組があふれるような愛で子ども達を包みついには厳格みであるなトラップ大佐と結ばれてスイスに亡命するというストーリーである作曲家リチャードロジャースと作詞家オスカーハマースタイン 1 世がミュージカル化し 3. 総合的な学習と音楽科教育世界中で大ヒットを記録した平成 10 年の学習指導要領の改訂において総合的な学習の時間が創設されたわけだが音楽科は実質合唱構成の作品としても価値のあるもので物語に的に授業数が減じられたしかしながら音楽の授業沿って合唱独唱重唱朗読などからなる歌詞のを核としこの総合的な学習の時間で音楽科活動の内容にふさわしい伴奏をさまざまな楽器を入れて工夫充実発展させることが可能となった総合的な学習することもできる愛と希望に満ちあふれた美しい組における音楽科の基本構想は音と言葉と動きを表現曲で魅力ある教材であるこの作品を教材としてとりあげた理由として ①物媒体としたコミュニケーションの実現を目指す 20 は具体的な提案としてモノドラマ合語性があり場面のイメージがふくらませやすい ② 唱を中心とした実践を提案しているモノドラマ合長年歌い続けらてきた美しく魅力的な歌唱曲が多く含唱とは国語教材に取材した語りにバックサまれている ③ダンスなど身体表現も加えることがでウンドをつけこれをバックミュージックで接続きる ④合唱重唱独唱合奏朗読ダンスといっ的に包み込む以下略またモノドラマ合た総合的な音楽的活動が可能である山本文茂唱では特に音楽科と国語科の関係を重視しているがこの方法原理を体育科や図工科との関連に拡大して適 2 指導目標用していけばミューズ的表現の理想は必ず実現さ音楽科れると考えるその他各小学校中学校で音楽を核と a. 音楽活動の喜びを味わわせ音楽性を伸長する 21 した様々な取り組みが展開されている b. 音楽を愛好する豊かな感性を育成する横断的総合的な指導を行うことが提言され音楽 c. 生徒の個性や能力を多様な表現活動を通して生かす科からも様々な理論や実践が提案されている筆者のとともにさらに一層伸長する学校においても音楽表現活動を主体とした音楽の授業総合 107

8 a. 創造的な学習活動を通して主体的に取り組む態度を感性と心情の育成育成する c. 感動体験を共有することを通して連帯感を育成する d. すぐれたもの美しいものに触れ感動できる豊かな 3 指導計画 108

9 ④ 体育館コアカリキュラム a. 音楽科を中心に関係の教科が時期内容の分担 ࢫ ࢪ 時間数等についての検討会を行う b. 各教科が年間計画の中に総合的な学習の時間に関わる内容に必要な時間を確保しておく c. 総合的な学習の時間は学年全体で行うので学年の教師全員が参加する㺝㺪㺽㺵㺧㺏㺷㺢㺡㺣㺎㺨㺼㺛 ۼ 㸦㸧 ۼۼۼۼۼۼ 㸦ჾᴦ ࢧ 㸧 ۼۼۼۼۼ 㸦 ၐ 㔜ၐ㸧 ᣦ Ⅳ 分析と考察１分析取組み後の生徒の感想から生徒たちが達成感充実感に満たされた様子がうかがえる以下取り組みを終えて成果と課題を書かせた際の生徒の声を紹介するパート練習でリーダーとして頑張れたとても緊張したがみんなと一緒に声を出したので思い切り歌えた緊張して歌えるかどうか心配したけれど歌っているときは学年の心が一つになれたような気がしたみんなと頑張ろうと声をかけ合って臨んだ特に後半は堂々と歌いきれた気がするみんなと一つになった達成感がとてもありました大きな声を出すことから練習がはじまった声がかすれるのどが痛くなるなどいろんなことを乗り越えてここまできた ᩍ ෆ ᐜ 㡢ᴦ ၐ 㔜ዌ 㔜ዌ ၐ これからもあの時のように一人一人が何事にも一生懸命できたらいいと思いましたぼくも指揮ををやっ కዌ㸦㺩㺽㺏㺧㸪㺪㺷㺎㺢㸪㺚㺻㺜㺙㺐㺙㺼㺎㸪㺢㺼㺵㺯㸪㺖㺵㺶㺦㺍㺢㸧てみたい独唱をさせてください吹奏楽部で練習 ⱥㄒ Ꮚ㡢㺏㺖㺜㺻㺢 ព ࡉࡏ㸪ḷモ ព してきたことが生かせて良かった協力の大切さをゎࡉࡏ㸪 ࡋ 㡢 ࡉࡏ ࠋ 知った力を合わせあったからこそやり遂げたことの ᬒ సᡂ㸦 స ቨ ศᢸ ไస㸧満足感がある人の前で歌ったり朗読したりするこ ᅜㄒㄒゎㄞ㺣㺸㺎㺞㺎とに少し自信がついたなど య リ ࡏࡓࢲ ࢫ స㸪 ⱥㄒ表現活動の基盤となる合唱については大人数での合唱は苦手とする生徒にとっては安心して歌いそ 109

10 頑張って下さいなどの美しさを共有できる場であり自信を持たせること文化行事で発表する中で会場が一体感に包まれにもつながっている独唱や重唱を含め歌詞を読み取り合唱するだけでもイメージを促すことはできるが感動を共有している様子が感じとれる保護者からは演じること物語に入り込み劇化することで生徒たち生徒の熱演に感動し励まされたりエネルギーをものうちにある感性を刺激するのである教師のイメーらったと喜びを表した文章が多く見られた生徒たちジを初めから全面に出すのでなく主体的な表現活動の歌声が保護者や地域にとって楽しみの一つになっを大切にすることで生徒自身のイメージが自由に広ているという意味で地域の文化として浸透し根付がっていくのであるいていると言える学校文化から地域の文化へと広がり定着しているのである楽器演奏についてはシンセサイザーフルートオーボエクラリネットバイオリンギタードラムなど生徒のやってみたいという意欲を大切にし楽器を加２考察えていった演奏しやすく編曲するなど工夫を重ね合唱劇の取り組みでは一人ではできない仲間とることで様々な楽器演奏が加わり合唱劇はさらにの歌声と心を合わせた心の響き合いがある現代の生豊かな表現ができるようになったこのように生徒が徒たちはたくさんの情報に囲まれ多様な音楽を楽し主体的に意欲的に取り組むことによってさまざまなめる状況にはあるがそれらは個々の楽しみであるこ表現力を高め身につけることができるのであるとが多い人と人のつながりの中で得られる音楽の喜びや感動こそが豊かな心を育成し調和のとれた人他の教科と連携し総合的な学習の時間で総合表現である合唱劇に取り組む中で生徒たちが様々な課題を解間形成につながり生きる力の礎となっていくと考える決していく姿や表現力やコミュニケーション能力の生徒たちは協力し合い心を一つにして築き合う喜向上が育まれていくことが感想や意見から窺えたび達成感に満たされるまた学年を超えて異学年総合表現活動する中で他の教科と連携し教科の学びの演奏を聴き合うことで学び合いより良い表現活動だけでは得られないより豊かな学びがあり総合的な力の意欲につながっている上級生特に最高学年の演の向上を生徒自身が実感している仲間と協力して活奏は下級生の手本となれるよう練習の積み上げに動する大切さを学びとりその後の生活はクラスやも力が入りその素晴らしい演奏に触れた時下級生は学年の仲間との連帯感が育まれより意欲的に取り組来年はそのレベルに達したいという意欲の原動力となむ姿が見られたるまた学び合いは生徒間だけでなく他教科の教師も巻き込み学校全体の文化レベルを向上させていまた共に取り組んだ他教科の教員からの意見を紹る学校全体が新たな創造の意欲に溢れるこのよう介する総合の時間に毎日合唱劇に向けての練習ができるのな好循環が生まれるまでにはいわゆる伝統を創ってはやはり日常生活がガタガタせずいいですねいくまでには歳月がかかるこういった好循環を産み年々レベルアップしていて大変素晴らしいものにだせるよう着任した学校で教職員の理解協力を得ながら尽力してきたそれは行事だけでなく学校全体なっていますね今年も感動して涙が出ましたを活性化させ生活全体が落ち着くと共に授業への音楽活動が定着していく中で生徒の生活に潤いを集中につながっていった与え落ち着いた状況になっていくことを多くの教皆で声をあわせて歌うつまり合唱するという師が実感していることは歌うということと集団を作るというこ保護者や地域からの感想を紹介すると人間のもっとも基本的な行為に深く根ざしたも合唱や独唱朗読伴奏など皆すばらしい熱演でビッのなのであるクリしました子どもたちがみんな一生懸命に歌っていて感動しました子どもたちの感動的な発表はこれまでの音楽活動を通して自分の能力を十分発きっと学校生活のすべての面が充実しているからだと揮できていない生徒には心の弱さがあることを痛感し思いました意欲的に表現する姿に本当に感動しまている心を解放させ鍛えることが一人一人の能力したこれからも仲間とつくりあげる喜びを大切にや個性を十分に発揮させることに繋がりたくましく 110

11 生きようとする心が育まれていくと考える特に思春 Ⅴ 期に心を鍛え育てることは人間形成においても大切まとめと今後の課題生徒たちにとって思ったことを自己の外に表出ででありその心を育てることに音楽の持っている力がきることは大事なことであるその意味で音楽は成長大きく関わっている期の教育方法として大変すぐれていると考える生徒が感じたことを自由に表現したりイメージをふくらませるなど自分の思いや感情へと発展させるまた仲間との融合や一体感は学校生活での大事な教師の専門的なアドバイスは生徒の主体的な活動を促体験である自分の役割を果たすまわりの仲間と協しながら行っていくことが大事であるまた生徒の力し合うといった今日大変重要視されている社会自主的な活動や発表の満足感成就感は先輩の発表や性を育てる意味からも有効な活動である後輩の発表を鑑賞することで互いに触発されより合唱劇については総合的な表現を創りあげていく良い作品を生みだそうとする原動力となるこのよう中で個性や創造性や協調性が培われていく生徒たに文化的な活動を積み上げていくことにより毎年ちの心を開放し生徒たちの心を安定させより学習学校全体の取り組みの質が向上し学校文化となってへの意欲の向上にもつながるのである合唱劇をはじ引き継がれていく一連の取り組みは生徒の情操を育めとする音楽科を核とした総合的な表現を創りあげてみ人間形成に大きく関わっていくのである音楽科いくことは知識の習得だけでなく心の開放によっの学習指導要領の歌唱領域ではしばしば心情情景て創造性協調性が生まれる音楽活動によって生をイメージして歌うということが指導計画に用いきる力につながる豊かな心を育んでいくのである平成 20 年度に改定された学習指導要領では各教られる歌詞から得たイメージから発生させる活動が科へ道徳教育との関連を考慮するよう示され学校教多い音楽教育における歌唱表現において音楽的思考を発育として生徒らに他者との関係づくりや集団性を育揮させるために演じることは大きな効果をもたらす成することの必要性が言われている中学校教育におと考えられる本来歌唱表現のためにイメージをける音楽科授業では合唱や合奏などの集団活動におふくらませるときは歌詞や楽譜を何度も読み込みいて音楽力を高めるだけでなく他者や学級での協言葉音符などにより創造していくものである劇活力や団結する力も培っている他者との関係性を重視動であれば生徒たちが抱く歌唱表現のためのイメーする指導は音楽の感性的な面と結びつき人間性育成ジは物語から生じるため劇世界に入り込み仮想体や社会性育成を目的とする道徳教育とつながるもので験することでイメージがふくらみやすいのであるある道徳教育においても音楽科授業を行う意義は大きい合唱劇は音楽を通してストーリーの流れや登場人このように音楽科教育は人間の成長や発達において物の心理とその変化や場面の描写等を総合的に表現していくものであるそのため生徒たちの総合的な音楽欠くことのできないものであるしかしながら学校能力をを高めるためには質の高い音楽教材の使用が教育において徐々にその活動の場はせばめられてい不可欠であり良い教材を精選していくことを心がけるのが現状であるだからこそ限られた時間の中でねばならない生徒の個性や創造性を重視した活動を進めていかねばと考える音楽には共に演奏することで連帯感を持たせる力がある孤独感を抱きやすい思春期の中学生には前向新しい学力観における音楽科教育をどのように展開きに生きるエネルギーになるこの一体感が必要であるしていくのかまた授業だけでなく学校行事であると考える限られた時間数で生徒が心揺さぶられる合唱コンクール学年合唱全校合唱合唱劇など一体感を感じるような授業を成立させるために他教教科学習を基盤とした発展的な実践としての活動は音科や学校行事と連携しながら計画的に進めていくこ楽科として見過ごすことのできない活動である教育とが大切である現場ではともすれば必修授業の時間確保や学校行事の精選の名のもとに音楽会やコンクールの中止など徐々に学校教育における音楽科の位置がせばめられて 111

12 いるのが現状である学校教育全体計画の一環として参考引用文献意図的に計画的に活動の輪を広げていくことが大切で 1 梶田叡一人間的な教育とは何か教育フォーラあるこのような活動が音楽活動の内容充実を図ってム第４号いくのである音楽科授業が学校行事と強く結びつく 2 立石裕子中学校音楽科における歌唱合唱活動ことにより音楽活動が広がり深まりその質を向上の在り方に関する一考察広島大学大学院教育させ学校文化の礎となっている学研究科音楽文化教育学研究紀要生涯学習の視点から生活と音楽との関わりを考えてみた場合学校の中での音楽科教育が果たす役割は一西園芳信層大きくなっている現行学習指導要領において強調くなる合唱指導の方法諸要素や曲想と科どもとされている伝統文化を大切に我が国独自の文化を育の関わりに注目して 2009 年んでいこうとするとき生徒が豊かな社会生活を送る千成俊夫音楽の授業成立に関する一考察北ための基礎として身に着けることができる音楽教育を海道大学教育学部紀要考えていかねばならない音楽教育に携わる者として小椋里美川畑啓子子どもが歌いた 3 梶田叡一人間的な教育とは何か教育フォーラム第４号その必要性を訴えるとともに今後どのように充実した音楽活動を展開させていくかよく吟味し指導の系 4 同上統化を図っていかねばと考える 5 梶田叡一新しい学習指導要領の理念と課題 P 年間教育現場で体験してきたことによる見解は決して観念的な意見として一言で片付けられるもので 6 文部省学習指導要領音楽科編試案 1947 はないと考える今後縮小されていくという危惧よ 7 文部省学習指導要領音楽編 1951 りも新しい学力観における音楽科教育をどのように 8 文部省学習指導要領音楽編 1968 展開していくのかまた音楽科はなぜ必要なのかその 9 文部省存在意義を説明し明示していかねばと考えるその 10 文部省小学校指導書ためには改めて授業を見直しつながりある３年間を 11 文部省学習指導要領音楽編前提にしたカリキュラムを組んでいく必要があるそ 12 小島律子これからの小学校音楽科教育 P.394 学習指導要領音楽編 1977 あかつき株式会社してどのようにすれば内容を低めないで密度の濃 P.9 音楽編 1989 音楽編董芳勝これからの小学校音楽科教育い授業を個々の能力にあった形で行うことができるかあかつき株式会社を検討していく必要がある P 日本学校音楽教育実践学会思春期の発達特性とまた感情に大きく関わる教育としての音楽ではど音楽教育 P.10 のような音楽学習を成長期のどの時期におこなうこと 2003 が精神的成長の上で必要で効果的かについても考え 15 同上を広げることも重要である音楽が人間的発達と成長 16 平成 20 年文部科学省学習指導要領音楽編を促し望ましい効用があることまでは認識されても P.29 楽編 17 青島広志合唱劇についてそれがどのようなものでどの時期にどのような音楽音読売新聞学習が適当かについても研究を進めていく必要がある 18 文部科学省学習指導要領音楽編と考える特別活動斉藤喜博授業国土社山本文茂モノドラマ合唱の教育的可能性音楽の発見ミューズ的表現音楽の友社 P 加藤富美子横断的総合的学習にチャレンジ音楽之友社山本文茂国語教材によ

13 るモノドラマ合唱音楽之友社 1996, 山本文茂モノドラマ合唱を活用した音楽劇白いぼうしごんぎつね, 麦畑音楽之友社 1999, 教育音楽小学校別冊音楽科がかかわる総合的な学習実践事例音楽之友社 ) 瀧明知恵子音楽を通した感動体験から豊かな心を育む~ 音楽劇の取り組みから~ 教育フォーラム特集 52 号人間教育研究協議会金子書房 ) 山本文茂モノドラマ合唱の教育的可能性音楽の発見ミューズ的表現音楽の友社 P

「主体的･対話的で深い学び」の実現に向けて

「主体的･対話的で深い学び」の実現に向けて主体的対話的で深い学びの実現に向けて國學院大學教授田村学学習指導要領改訂の方向性新しい時代に必要となる資質能力の育成と学習評価の充実学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力人間性の涵養生きて働く知識技能の習得未知の状況にも対応できる思考力判断力表現力等の育成何ができるようになるかよりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を共有し社会と連携協働しながら