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1 目次 v5.4 May.05 Excel VBA によるマクロの作成 st. 009//7 L st. 05/05/ 回目 (.5h) マクロの記述と実行 自作関数の作成 マクロの記録と再生 デバック処理 回目 (.5h) セル ワークシート操作 変数の型宣言 アニメーション作成 課題作成 提出課題 マクロと VBA 4. 提出課題 () 自分が考えた問題 ( 何をどうしたいか WH) () VBAスクリプト ( ソースコード ) () 実行結果 マクロの自動記録は不可 手書き不可 コメント挿入必須 様式はウェブからダウンロードしてください. 提出期限 回目終了から 週間以内に教員室前ボックスへ マクロ とは? 名 - コ マクロ ( 命令 ), ミクロの反対 本来手作業で行う Excel の処理を自動で 実行してくれる便利な機能のこと VBA とは? Visual Basic for Application というマクロ記述用のプログラミング言語 (Visual Basic とほぼ同じ ) 要は VBAで記述した処理命令群をマクロと呼ぶ

2 マクロのメリット 5 マクロを使うための準備 (Office00) 6 繰り返し行う処理に有効例えば ファイル オプション リボンのユーザー設定 4 開発 ( にチェック ) Routine Work データ入力 データ整理 計算 グラフ作成 印刷など 一連の操作をユーザーが 4 作成したボタン一つで 自動化できる マクロを使う上での注意 7 マクロの記述 ( その ) (Office00) 8 開発タブから Visual Basic (VBA 画面上で ) 挿入 4 標準モジュール 標準モジュールの挿入

3 マクロの記述 ( その ) 9 マクロファイルの保存 (Office00) 0. 私の名前は です というメッセージを表示するマクロを作成せよ.xls Office00 までの Excel ブック ( 通常のエクセルとマクロの区別なし ) コメントを表す記号 Sub あいさつ () 自分の名前を表示するマクロ MsgBox " 私の名前は 草間裕介 です " 確認実行 VBA の予約語は自動的に大文字に変換されるので 敢えて小文字で入力すること.xlsx.xlsm Office00 より Office00 の Excel ブック Office00 の Excel マクロ有効ブック VBAで入力 結果確認 ファイル 名前を付けて保存.xlsm を選択 マクロの実行 (Office00) 自作関数 ( 関数マクロ ) の記述 開発 マクロ ( 選択 ) 実行 4OK 4 ツール マクロ Visual Basic Editor 4 標準モジュール 5 Function 関数名 ( 引数 ) 4 5 標準モジュールの挿入 関数マクロは Function 文ではじめる

4 自作関数の作成 自作関数の書き方 4. 5 行目 A5 =*pi()*c 6 行目 挿入 関数 ユーザー定義 半径が与えられているとき 円周 円の面積および 球の体積を求める関数を作成せよ なお 5 行目にはワークシート関数を使った計算を 6 行目には自作関数 ( 円周率は.4 で ) を使った計算をして比較せよ 計算結果は小数点以下 5 桁で統一 r r 4 r / 半径 m ワークシート関数 自作関数. 答え 注意 VBA の予約語は自動的に大文字に変換されるので 敢えて小文字で入力すること Function 円周 ( 半径 ) ' 円周率を.4 とした自作関数円周 = *.4 * 半径 Function 面積 ( 半径 ) ' 円周率を.4 とした自作関数面積 =.4 * 半径 ^ Function 体積 ( 半径 ) ' 円周率を.4 とした自作関数体積 = 4 / *.4 * 半径 ^ 自作関数にワークシート関数を使う. 先のにおいて 7 行目に自作関数の中でワークシート関数を使う計算を追加して比較せよ 計算結果は小数点以下 5 桁で統一すること ワークシート関数.4 の自作関数 自作関数 + ワークシート関数 5. 答え 自作関数の改良 Function 円周 _ 改良版 ( 半径 ) ' 円周率に ワークシート関数 を使う自作関数円周 _ 改良版 = * Application _.WorksheetFunction.Pi() * 半径 Function 面積 _ 改良版 ( 半径 ) ' 円周率に ワークシート関数 を使う自作関数面積 _ 改良版 = Application _.WorksheetFunction.Pi() * 半径 ^ Function 体積 _ 改良版 ( 半径 ) ' 円周率に ワークシート関数 を使う自作関数 体積 _ 改良版 = 4 / * Application _.WorksheetFunction.Pi() * 半径 ^ もう一度! 注意 VBA の予約語は自動的に大文字に変換されるので 敢えて小文字で入力すること 半角 + _ で改行の意味 エクセルのワークシート関数を読み込む特殊命令文 6

5 マクロの自動記録 ( その ) 7 マクロの自動記録 ( その ) (Office00) 人の試験成績を順番 ( 数学順 英語順 総得点順 番号順 ) にそれぞれ並び替えるマクロを作成せよ マクロの記録 開発 氏名と得点は適当で何でも良い 数学順と入力 4 OK すると記録が始まる マクロの自動記録 ( その ) 9 マクロの自動記録 ( その 4) 0 データ 並べ替えの順で選択 数学 OK 降順 並び替える範囲全部をドラッグする これは消さないように! もし消してしまったら 表示 ツールバー 記録終了 4 選択範囲外のどこかのセル ( 例えば E) をクリックしてドラッグ範囲をはずす 5 記録終了

6 マクロの便利な実行方法 ( その ) マクロの便利な実行方法 ( その ) 5. 先の例題で ワークシート上に4つのマクロを実行するためのボタンをそれぞれ配置し ワンクリックでマクロの実行を可能にせよ (Office00では) 表示 ツールバー フォーム 4 右上から 番目をクリック 4 5 予め登録しておいたマクロ ( 例えば数学順 ) を割り当てる 6 ボタンを配置したい場所をクリック デバック ( その ) デバック ( その ) 4 文法エラーの例 Sub 文法エラー () msgbox こんにちは " " 忘れ 関数エラー の例 Sub 関数エラー () msbox " こんにちは " g 忘れ 赤で反転した部分に文法エラーあり 青で反転した部分に関数エラーか変数エラーあり リセットボタンで復旧

7 デバック ( その ) 5 セル操作 ( その ) 6 実行エラー の例 ( 一番厄介 ) Sub 実行エラー () MsgBox [ ] リセットボタンで復旧黄で処理が停止しただけ ( エクセルが何をしたらよいか? になっている状態 ) 6. 次のマクロを記述して実行してみよ Sub 選択セルへの値入力 () アクティブなセルに Excel VBA と入力 ActiveCell.Value = "Excel VBA" Sub 選択範囲への値入力 () 選択範囲全セルに Excel VBA と入力 Selection.Value = "Excel VBA" 忘れているのでまた! 注意 VBA の予約語は自動的に大文字に変換されるので 敢えて小文字で入力すること セル操作 ( その ) 7 セル操作 ( その ) 8 8. 次のマクロを記述して実行してみよ 9. 選択したセルの値にを足した値をメッセージボックスに表示するマクロを作成せよ Sub セルの選択 () セル A0 をアクティブ ( 選択状態 ) にする Range("a0").Select Sub セル範囲の選択 () セル A C0 をアクティブにする Range("a:c0").Select 選択 セル A5 を選択した状態 ( アクティブな状態という ) でマクロを実行すれば 結果 +=4 となるはず

8 セル操作 ( その 4) 9 ワークシート操作 ( その ) 0 9. 選択したセルの値にを足した値をメッセージボックスに表示するマクロを作成せよ 7. 次のマクロを記述して実行してみよ 答え Sub 選択セルに を足して表示 () 選択セルに + した結果を表示する a = ActiveCell.Value a = a + MsgBox a Sub 指定セルへの値入力 () セル A に Excel VBA と入力 Range("a").Value = "Excel VBA" Sub 指定ワークシートのセルへの値入力 () ワークシート のセル B5 に Excel VBA と入力 Worksheets("sheet") _.Range("b5").Value = "Excel VBA" 暗黙宣言の危険性 暗黙宣言のリスク回避 0. 次のマクロの実行結果は何になるか? そして このマクロに何の問題があるか考えよ 0. 次のマクロの実行結果は何になるか? そして このマクロに何の問題があるか考えよ ヒント Sub test() 変数 testdata の内容に.4 して結果を表示 testdata = 00 x = testdate *.4 MsgBox x VB で変数宣言を行わないで変数を使うと 自動的に Variant 型 ( 万能 ) になる 便利だが 答え Option Explicit Sub test_ 改良版 () 変数 testdata の内容を.4 して結果を表示 Dim testdata As Double Dim x As Double testdata = 00 x = testdata *.4 MsgBox x 解決策 Option Explicit を宣言暗黙宣言を止める命令

9 変数の型 マクロによる動画作成 ( その ) 4 表記 データ型 値の種類 Integer 整数 バイト整数 Long 長い整数 4バイト整数 Single 単精度浮動小数点 4バイト浮動少数点 Double 倍精度浮動小数点 8バイト浮動少数点 String 文字列 文字列 Range セル座標又は範囲 例えば A:D Variant 万能 何でもOK その他 まだ幾つかある. =B0+$C$6 周波数 f=0 GHz 時刻 t=0 s の進行波を λ/0 刻みで 周期分グラフ表示せよ コピー コピー =0e9 =*PI()*C =e8/c =*PI()/C =0 =C/0 =SIN($C$*$C$5 -$C$4*B0) マクロによる動画作成 ( その ) 5 複合参照 ( 次元配列 ) 6. グラフ描画した進行波をΔt=T/0 刻みで動画にせよ. 斜入射の平面波を動画にせよ Option Explicit Sub sinwave() Dim period As Double Dim freq As Double Dim dt As Double Dim t As Double Dim i As Long ' 周期 ' 周波数 ' 時間ステップ ' 時刻 ' 繰り返し回数 x [m] freq = Range("c").Value period = / freq dt = period / 0 Range("c5").Activate t = Range("c5").Value For i = To 00 Range("c5").Value = t + i * dt 時 : 分 : 秒 'Application.Wait (Now + TimeValue("00:00:0")) Next ゆっくり描画させたい場合 処理を停止する時間設定 G4 の式 G4 =SIN($C$*$C$8-$C$6*G$-$C$7*$F4) y [m] コピー

10 スミスチャート 7 正弦波関数の自作 ( その ) 8 4. スミスチャートを描画し 任意の複素反射係数を表示せよ 5. 三角関数 sin x, cos x, tan x を作成せよ Option Explicit Function my_sin(x As Double, nmax As Integer) As Double ************************************************************************** **** 級数展開した際の各項の商が常に x^ のオーダーであることを利用する方法 **** 参考文献 ************************************************************************** Dim sum As Double Dim t As Double Dim pi As Double Dim n As Double 7 つの複素反射係数をスミスチャート上にそれぞれ表示している このワークシートの詳細は ``T5 工学実験マイクロ波 を参照してください pi = 円周率 π の定義 ; 誤差 0^(-4) オーダー x = x - CInt(x / ( * pi)) * * pi 範囲を -π~π にする sum = x ' 級数の合計値 t = x ' 初期項の値 For n = To nmax t = t * -(x * x) / (( * n + ) * ( * n)) 第 n 項と第 n- 項の商を第 n- 項に掛ける sum = sum + t ' Next my_sin = sum 続く 正弦波関数の自作 ( その ) 9 便利なショートカットキー ( その ) 続き 三角関数 sin x, cos x, tan x を作成せよ Function my_cos(x As Double, nmax As Integer) As Double '************************************************************************** '**** 自作の sin を呼び出す方法 '**** 参考文献 '************************************************************************** Dim pi As Double pi = ' 円周率 π の定義 ; 誤差 0^(-4) オーダー my_cos = my_sin(pi / - x, nmax) Function my_tan(x As Double, nmax As Integer) As Double '************************************************************************** '**** 自作の sin と cos を呼び出す方法 '**** 参考文献 '************************************************************************** Dim pi As Double pi = ' 円周率 π の定義 ; 誤差 0^(-4) オーダー Alt + Tab Ctrl + Z PrintScreen Alt + PrintScreen Alt + F8 Alt + F アプリケーションの切り替え直前操作の実行結果を元に戻す画面全体のイメージをクリップボーボードにコピー選択ウィンドウのイメージをクリップボードにコピー マクロ ダイアログボックスの表示 VBEの起動 my_tan = my_sin(x, nmax) / my_cos(x, nmax)

11 便利なショートカットキー ( その ) 4 図書紹介 4 F セル内の編集がオフのとき オンに切り替 える Shift + F コメント挿入 Alt + Enter セル内で改行 Ctrl + A 全選択 Ctrl + C 選択されたセルのコピー Ctrl + X 選択されたセルの切り取り Ctrl + V 直前にコピーした内容のペースト Ctrl + Pageup(Down) ブック内のワークシート切り替え Shift + 方向キー 選択範囲を上下左右に拡張 Ctrl + Shift + 方向キー アクティブセルと同じ行や列にあるデータ入力されているセルまで選択範囲を拡張 Amazon Excel VBA で検索! 図書館の本がすべて良い本 ( 自分に合う ) とは限らない ウェブのレビュー情報を参考に レポート提出ボックス 4 マクロを使うための準備 (Office00) 44 Excel VBA によるマクロの作成 氏名書きましたか? 手書き不可です できるだけワードで作成してください ( 様式はウェブからダウンロードしてください ) 低 は絶対にしない! マクロ セキュリティ 中 (M) を選択

12 マクロの記述 (Office00) 45 マクロの実行 (Office00) 46 本実行は VBEでなくエクセルワークシートで ツール マクロ マクロ 4 実行の順で行う ツールのマクロ Visual Basic (VBA 画面上で ) 挿入 4 標準モジュール 標準モジュールの挿入 マクロの自動記録 (Office00) 47 ツール マクロ 新しいマクロの記録 数学順と入力 4 OK すると記録が始まる