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1 大工技能者の育成 確保の仕組みづくりに向けた検討報告書 平成 27 年 3 月

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3 はじめに 木造住宅を含めた建築物の施工の中核的な存在である大工技能者の不足が危惧されている 大工技能者数は 特に若い世代の大工就業者が少なく 大工技能者の高齢化に伴う退職が進み 年々減少傾向にある 国勢調査によれば 2005 年に 54 万人いた大工は 2010 年には 40 万人に減少しており 5 年間でこれまでの最大の 14 万人の減少を招いた 現状 大工技能者 40 万人のうち 60 歳以上は約 11 万人と 3 割を占めており 高齢者割合が高い状況である そのため今後さらに 10 年以内での退職の増加が見込まれており 一定数の若年入職者が確保できなければ 住宅を含めた建築物の施工体制が空洞化してしまう恐れがある 一方 木造住宅の新築工事では 構造材のプレカットが 9 割に達する普及により 部材の墨付けや加工といった作業は大工技能者の手から離れ 施工の合理化が進んでいる 今日では 羽柄材のプレカット採用率が高まり 構造材 羽柄材 合板加工までをプレカット対応することが一般的になりつつある 同時に大工技能者に求められるものは 加工済み部材や既製部材を無駄なく正確に取り付ける技術や 図面 仕様書を理解する能力に変化している 一般社団法人日本木造住宅産業協会の会員においても アンケート調査を実施した結果 今後の職人不足に対する危機感は強く 何らかの対策を検討している会員も多い しかし これまで大工技能者を雇用し 育成するという取り組みを行っていない会員も多く 個社による育成手法を描き切れていない状況を生み出し将来に不安を抱いている 本書は大工技能者の現状と課題を踏まえ 当協会として 長期的 短期的な視点から 会員の大工技能者の確保 育成につながる対応策を検討したものである 本書をきっかけとして 大工技能者の育成 確保の仕組みづくりについて より多くの会員が参画し いっそうの活発な議論により取り組みが推進されることを期待している 生産技術委員会

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5 大工技能者の育成 確保の仕組みづくりに向けた検討報告書 目 次 1. 大工技能者を取り巻く現状 1 (1) 大工 工務店の推移 (1981 年 ~2011 年 ) (2) 大工技術に置き換わったプレカットの普及 (3) 現在の木造住宅新築工事を担う大工を標準大工とするレベルの設定 (4) 専門分化した大工技能者 (5) 大工技能者の育成 確保に向けた会員の意向把握と仕組みづくりの検討 2. 大工技能者等の育成 確保に関する会員へのアンケート調査 4 (1) アンケート調査の概要 (2) アンケート調査の結果 3. 既存の職業訓練施設等との連携についての検討 7 (1) ヒアリング調査の概要 (2) 大工技能者の育成に向けた教育 訓練施設との連携の可能性 4. 木住協による共同での大工技能者の育成手法の検討 9 (1) 育成手法の検討 (2) 育成手法 1. 既存の認定訓練校 教育機関等との連携 (3) 育成手法 2. 新たな育成システムの構築 5. 大工技能者の育成 確保の仕組みづくりに向けた検討 13 (1) 新規入職者向けの訓練への期待と課題 (2) 継続教育を含めた育成のための全体像を描く (3) 育成手法の整備に向けた次年度以降の取り組み 6. 資料編資料 1. 職人対策サブワーキング日程 16 資料 2. 会員の大工技能者に求める技術 技能 育成への考え方に関するアンケート調査 20 資料 3. 既存訓練施設等に対するヒアリング調査 58

6 1. 大工技能者を取り巻く現状 (1) 大工 工務店の推移 (1981 年 ~2011 年 ) 1981 年からの30 年間で 大工 工務店の事業所数は 約 55%(93,637 事業所 ) が減少し 従業員数は 約 60%(431,844 人 ) 減少している 建設業界全体と比較すると 業界全体では 事業所数の減少が約 5%(25,341 事業所 ) 従業員数の減少が約 20%(1,092,542 人 ) であることと比べ 大工 工務店は その数と従業員数が共に激減している 大工 工務店の事業所数は 2004 年までの23 年間で約 30%(49,300 事業所 ) 毎年徐々に減少し その後の7 年間に約 25%(44,337 事業所 ) 急速に減少した 減少した事業所数のほとんどは 0~49 人の事業所 であった また 従業員数は 1996 年まで約 70 万人規模で横ばいとなっていたが その後の15 年間で約 40 万人 これも急速に減少している これらの状況と完成工事高を総合して考察すると 特にバブル崩壊後の1996 以降 プレカットの普及と共に大工 工務店の業態が 内製型からアウトソーシング型に大きく変化してきたと考えられる 大工 工務店には 1 大工を抱え 下小屋を持ち手刻み加工を中心とした内製型 ( 棟梁型 ) の大工 工務店 ハウメーカー ビルダー 2 他の工務店から木工事を手間受けする下請け型の大工 工務店 3 営業マンと現場監督で組織され 全ての工事を下請けに発注するアウトソーシング型 ( ゼネコン型 ) 工務店の3つの業態がある 2011 年の経済センサスの元請 下請の完成工事高から推計すると 下請け型の比率は 大工工事業の約 85%( 約 25,000 事業所 ) 木造建築工事業の約 15%( 約 7,200 事業所 ) で 大工 工務店全体の約 4 割に当たる 1990 年からのプレカットの普及を考慮すると 内製型の大工 工務店は約 1 割と推計できるため ハウスメーカーに加え1990 年代のビルダーの台頭などにより内製型からアウトソーシング型に転換したものも含め 現状では約 5 割 ( 約 38,600 事業所 ) の工務店が アウトソーシング型の工務店になっていると考えられる 1990 年ごろは ハウスメーカーを除くほとんどの工務店が内製型であったことを考えると この工務店の転換が大工を育てる仕組みの根底を揺るがし 今日の大工不足を招く要因の一つとなった 1

7 (2) 大工技術に置き換わったプレカットの普及木造新設住宅に占めるプレカット率は 1990 年代から急速に普及し 2000 年に約 50% 2010 年に約 90% となった 構造材プレカットは 大工技術でしか実現できなかった墨付 手刻みを 機械による生産に置き換えることで 大工労働時間の短縮による労務費割合の引下げと工期の大幅な短縮を実現した 加えて 今日では羽柄材のプレカット採用率が高まり 構造材 羽柄材 合板加工までをプレカットに発注することが一般的になりつつある 加えてプレカットは 構造部材の供給側に 高い精度と安定した性能を求めた 旧来大工が担っていた木材の調達 樹種の選択 部材としての見立てや選別などの役割を プレカット側が担うことになった また 近年では伏図の作成もプレカット側が行うことも一般的となっている プレカットの普及により 住宅生産の合理化は急速に進み 同時に大工に求められる役割は現場における加工済み部材や既製部材の組み立て作業が中心となった 今日の大工はこの組み立て作業を無駄なく 正確に完成させる技術や 図面 仕様書を理解する能力を求められている 従来の墨付 手刻み 規矩術を学んだ大工の基準からすれば半人前とも言える大工の技術内容ではあるが これらの大工が今日の新築木造住宅の多くを担っていることは事実である 木住協をはじめ 木造住宅に関わる関係団体が参加する全国木造住宅生産体制推進協議会において 現在最も一般的な住宅であるプレカット構造材を用いた大壁造の新築住宅を 1 棟施工できる能力を持つ大工を標準大工として位置付けた能力評価基準も作成されつつある (3) 現在の木造住宅新築工事を担う大工を標準大工とするレベルの設定大工に求められる職業能力は 基本として安全管理 チームワークとコミュニケーション能力 現場マナー 社会的責任やコンプライアンスなどがある また これに加え 木造施工や道具に関する技術 技術を現場で正しく使える技能が求められる 大工技能者の育成 確保において その人材像を明確にするために現在最も一般的な住宅であるプレカット構造材を用いた大壁造の新築住宅を 1 棟施工できる能力を持つ大工を標準大工としたレベルの設定を行った また 安定的な人材確保や将来的に継続した大工の地位向上を図るために 技能 技術を正しく評価する指標となる大工像として 4 つのレベルを設定した レベル1/ 見習い大工 : 木材や架構の基礎的な知識に加え 大工道具 電動工具を安全に使用できる また 標準大工等からの指示を受け 手順を確認しながら作業にあたることができる レベル2/ 標準大工 : 一般的に普及しているプレカット構造材を用いた大壁造の新築住宅について 作業工程 役割を理解しており 建て方 下地取付 仕上げ作業ができる レベル3/ 上級大工 : 新築工事及びリフォーム工事において 伏図作成 木拾い 木材の選別や構造材の墨付 手刻みができる また 見習い大工への指示 各職方との段取りの調整ができる レベル4/ 上級熟練大工 : 棟梁を補佐し 棟梁代理として設計 営業 工事管理を行い 木造住宅に関する技能 技術を第三者に正しく説明 指導ができる また 真壁造 太鼓梁 入母屋などの部材について 墨付 手刻みができ 加えて和室の造作ができる 2

8 (4) 専門分化した大工技能者現在の木造住宅生産システムは 在来工法 ツーバイフォー工法 木質パネル工法 プレハブ工法など多様化しており その中で大工が担う業務は異なる また マンション等の RC 造 鉄骨造の内装 木工事などを請け負う職人も大工である それらの状況に合わせ 大工は求められる技術 技能により専門分化しており 下図に示す見取り図のような状況となっている 専門分化した大工の職種の見取り図 (5) 大工技能者の育成 確保に向けた会員の意向把握と仕組みづくりの検討これらの状況を踏まえ 木住協の会員向けサポートとして 会員企業の大工技能者の育成 確保につながる仕組みや運営体制等について議論を深めていく必要がある 平成 26 年度に実施された生産技術委員会生産管理ワーキング職人対策サブワーキングでは 会員アンケート調査による大工技能者等の育成 確保に関しての意向把握や 育成手法を検討するための既存訓練施設等へのヒアリング調査を通じ その仕組みづくりについて検討を行った 3

9 2. 大工技能者等の育成 確保に関する会員へのアンケート調査 (1) アンケート調査の概要 1 調査の目的一般社団法人日本木造住宅産業協会の会員に対し 大工技能者をはじめとした木造技術者の育成 確保等に関する考え方を把握し 今後の協会としての大工技能者育成について 会員が求める大工技能者のレベルや訓練内容について把握し 育成の仕組みについて検討を行うため アンケート調査を実施した 2 調査の対象及び時期本調査は一般社団法人日本木造住宅産業協会に会員登録を行っている事業者を対象に実施した 調査時期は 2014 年 8 月に配布した 3 配布数 回収率アンケート調査は 全国の会員 446 社に配布し 回答は 133 社 回収率は 29.8% であった 4 基本情報回答者の会員種別 ( 図 1-1) 施工エリア( 図 1-2) は以下の通りであった 得られた回答は 97.9% が 1 種会員あり 全体の 54.3% が 1 種 B 会員であった また 地域別では関東を施工エリアとしている会員が 37.0% であった (%) (%) 種 A 会員 38.3 北海道東北 種 B 会員 54.3 関東 種 C 会員 5.3 中部関西 種 A 会員 2 種 B 会員 中国四国九州 沖縄 図 1-1. 会員種別の内訳 図 1-2. 施工エリア別 4

10 (2) アンケート調査の結果 1 大工技能者の共同育成の仕組みへの期待今後の大工技能者不足への危機感は強く 木住協による大工技能者の共同育成の仕組みについて 事業規模によらず 62.2% の会員が必要であるとの認識を持っている 加えて 本アンケート調査は 木住協による共同育成の仕組みの具体像がない段階で実施しており 不必要との意見の中にも具体性がないことや地方であることなどが挙げられていることから 潜在的なニーズは高い状況にあると考えられる また 今後の大工技能者をはじめとする木造住宅に係る職方の不足について 大工技能者が不足するとの予測は 89.2% その他の職方 技術者についても 89.8% が不足すると予測しており 今後の大工技能者 職方 技術者の確保に危機感を抱いている結果であった 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北海道 棟未満 必要はない 37.8% 必要である 62.2% 東北関東中部関西 棟 ~ 100 棟未満 100 棟以上 必要である 必要はない 中国 四国 九州 沖縄 必要である 必要はない 図 2-1. 共同での大工技能者の育成の仕組みの必要性についてのアンケート調査結果 2 大工技能者における現在の不足状況と今後の不足予測及び確保方策現在の大工技能者の不足状況について 66.4% の会員が 大工技能者が不足している 状況である また 今後 大工技能者が不足するだろう と考えている会員は 89.2% であり 大工技能者不足に対する危機感は高い状況である 大工技能者の確保方法について 現在 39.2% の会員が大工技能者の不足に対して対策を持っていないとの結果であった また 44.8% の会員は即戦力となる大工技能者を確保する従来型の方法である 一方 育成は 32.0% の会員が取り組んでいるとの結果であった 今後の方策として 取組なしが 22.2% と減少しており 予測される不足状況に対して何らかの取組を行いたいとの意向が窺える 取り組みの方法として 即戦力となる大工技能者を従来型の方法で確保できると考えている会員も 53.8% であった 一方 育成全体は 42.7% であるものの 自社の社員として育成は 25.8% であり 現在の 23.0% と比較して変化が少ない結果であった また 年間完工棟数別で比較した場合 100 棟 / 年以上の会員が育成や確保方策を積極的に行っている 又は行う予定があるとの傾向が見られる結果であった (%) 不足している 66.4% 不足するだろう 89.2% 不足していない 33.6% 図 2-2. 大工技能者の不足状況 [ 現在 ] 不足することはない 10.8% 図 2-3. 大工技能者の不足状況 [ 今後 ] (%) 育成 32.0 育成 42.7 育成された大工を確保 44.8 育成された大工を確保 53.8 取組なし 39.2 取組を行う予定はない 図 2-4. 大工技能者の確保方法 [ 現在 ] 図 2-5. 大工技能者の確保方法 [ 今後 ]

11 3 標準大工が中心の住宅生産体制現在の新築物件の施工は標準大工が主力となっており 半数以上の回答が標準大工のみで新築物件を施工しているとの結果であった 大工技能者の雇用形態としては 95.3% の会員が請負大工により住宅生産を行っており また 74.4% の会員が社員大工 ( 正規雇用された社員 ) を雇用せず 請負大工のみでの住宅生産を行っている これまで育成という視点を持っていない会員も多く 個社による育成手法が見いだせない状況につながっていると考えられる (%) (%) 標準大工 上級大工 社員大工 25.6 建て方大工 ( フレーマー ) 18.0 請負契約 95.3 内装 造作大工 11.7 その他 0.8 図 2-6. 新築物件の施工を行う大工技能者のレベルと雇用形態 4 専門訓練施設への期待が高いが 育成するレベルは標準大工共同の仕組みで育成する大工技能者レベルについては 現在の住宅生産の主力である標準大工との回答が 84.8% と高く 戦力となる人材を安定的に確保したい意向が窺える 共同育成における訓練内容については 特に 木材 木造に関する知識 (74.3%) 図面 仕様書の理解 (68.9%) など 現場の OJT だけでは難しい内容への期待が高い結果であった 加えて 建て方の手順 金物取付 (63.5%) サッシ等の取り付け 防水 (54.1%) など OJT を中心とした訓練内容についても期待が高い結果であった 訓練内容については 見習い的な部分から標準大工や上級大工等に求められる内容も含まれており より詳細にニーズを整理 把握した上で会員間での共有化を進めていく必要がある 一方で 現在の職業訓練において実施している 構造材の墨付 手刻み について 施工エリアによって一定のニーズはあるものの 全体としては 17.6% と低い結果であり プレカット材を用いた家づくりに必要な人材を求めていることが窺える 訓練方法としては 専門訓練施設における指導 (87.3%) への要望が高い結果となった 座学 OJT に関しては専門訓練施設における指導と併せて選択しており 育成における補助的な役割と認識されている状況が窺える 一方で 前述の期待が高い訓練内容は 現在の認定職業訓練校等で行われている訓練内容と異なる内容であり より詳細に会員の意向を把握する必要があると考えられる 標準大工 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 その他 (%) (%) 大工道具の知識 管理 52.7 木材 木造に関する知識図面 仕様書の理解 構造材の墨付 手刻み地縄 水盛り 遣り方 建て方の手順 金物取付 63.5 下地材の取り付けサッシ等の取り付け 防水各部の仕上げ和室の造作 その他 10.8 (%) 座学 19.7 訓練施設等での指導 87.3 OJT 16.9 その他 2.8 図 2-7. 共同の仕組みで育成する大工技能者のレベル 訓練内容 訓練手法 6

12 3. 既存の職業訓練施設等との連携についての検討 (1) ヒアリング調査の概要 1ヒアリング調査の目的大工技能者の確保 育成に向けた方策の一つとして 会員が共同で利用できる大工技能者育成の仕組みの一つとして 既存の職業訓練施設等との連携が考えられる 既存の職業訓練施設等との連携の可能性について検討を行うため ヒアリング調査を通じて現在実施されている訓練内容について把握し 木住協との連携の可能性について検討を行った 2ヒアリング調査の項目 1) 職業訓練施設の概要について (ⅰ) 設立の経緯 実施している訓練コース ( 大工他 カリキュラム 人数等 ) (ⅱ) 訓練生の属性 ( 性別 年齢 雇用主 認定職業訓練校の場合等について ) (ⅲ) 運営体制について ( 座学 技能の教員 事務 ) 2) 職業訓練の概要について (ⅰ) 卒業時に目指す技能水準 ( 目標と実際の状況 ) (ⅱ) 就学中 卒業後の勤務状況 (ⅲ) 雇用主の動機 期待 3) 入学する生徒の経緯や動機 (ⅰ) 大工職を志望する生徒の動機 (ⅱ) 就職先を決めた経緯 ( 認定訓練校へ通えることを意識して就職した など ) 4) 大工技能者の育成における連携の可能性 (ⅰ) 既存の訓練コースを利用する (ⅱ) 新規に訓練コースを設立し 利用する (ⅲ) 施設利用 指導人材等での連携 (ⅳ) 訓練修了後の雇用とセットにした訓練生の募集 公共職業訓練施設の場合 3ヒアリング調査の日程 対象ヒアリングは以下の日程で実施した ヒアリング日程 ヒアリング対象 所在地 平成 26 年 9 月 24 日 東京建築カレッジ 東京都豊島区池袋 平成 26 年 9 月 24 日 ポリテクセンター関東 神奈川県横浜市旭区南希望が丘 78 平成 26 年 10 月 30 日 富士教育訓練センター 静岡県富士宮市根原 平成 26 年 10 月 31 日 学校法人富嶽学園日本建築専門学校 静岡県富士宮市上井出 平成 26 年 11 月 19 日 東京建築高等職業訓練校 東京都渋谷区神南

13 (2) 大工技能者の育成に向けた教育 訓練施設との連携の可能性ヒアリングを実施した訓練施設は 以下に分類される 1 認定職業訓練校 ( 東京建築カレッジ 東京建築高等職業訓練校 ) 2 公共職業能力開発施設 ( ポリテクセンター関東 ) 3 広域職業訓練施設 ( 富士教育訓練センター ) 4 専門学校 ( 日本建築専門学校 ) 以下に 各教育 訓練施設の概要を示す 訓練の対象者ヒアリング対象訓練施設訓練コース名称訓練方法訓練期間連携の可能性雇用条件受講対象 東京建築カレッジ認定職業訓練校木造建築科 東京建築高等職業訓練校 認定職業訓練校 木造建築科 組合員の正規雇用社員 組合員の正規雇用社員 新規入職者 OJT+ 集合訓練 ( 週 2) 2 年間 新規入職者 OJT+ 集合訓練 ( 週 1) 2 年間 施設経費 運営費等の負担について課題はあるが 受け入れについては基本的に前向きである 賃金助成等 既存の補助制度を受けるための事業所の要件や雇用条件を満たす必要がある 求職者向け短期職業訓練ポリテクセンター関東 企業向けオーダーメイド講座 建築 CAD 住環境コース 求職者 集合訓練 --- 実施企業による講座形式 [ 実技 座学 ] 6 ヶ月 12 時間単位 既存の訓練コースは求職者向け職業訓練であるため 新規入職者向けの訓練としては利用できない 大工技能者を育成する訓練コースはない 座学 実技等を組み合わせた短期訓練 [ 企業向けオーダーメイド講座 ] において 連携の可能性がある 富士教育訓練センター 既存の職業訓練コース 企業向けオーダーメイド講座 正規雇用社員 新規入職者 ~ ( 訓練コースによる ) 実施企業による 集合訓練 集合訓練 2 週間 ~ 2 ヶ月 短期の集中訓練 基本的には野丁場向けの訓練を主体として行っている 現在 大工技能者についてオーダーメイド型訓練の準備を進めている 団体がコースを整備 設立して教育 訓練に出すという形は可能 会員団体となれば認定職業訓練とすることも可能 学校法人富嶽学園日本建築専門学校 専門学校 --- 学生学校教育 4 年間 学校は年間を通じて使用している 春休みの短期間のみ 施設や指導員等での連携は可能性がある ヒアリングの結果 各教育 訓練施設とも受け入れや連携については前向きな姿勢であった しかし 認定職業訓練校においては 対象が正規雇用社員の大工技能者であることや施設経費 運営費等の負担について課題がある結果であった また 公共職業訓練施設等のオーダーメイドコースについては 自由に訓練内容を設定できる一方で コースの設立に時間を要することや 育成に関する費用負担について課題がある結果であった 8

14 4. 共同での大工技能者の育成手法の検討 (1) 育成手法の検討ヒアリング調査の結果より 共同での大工技能者の育成手法について 以下の2つについて利点 課題 育成対象等について整理を行った 1 既存の認定訓練校 教育機関等との連携 2 新たな育成システムの構築 (2) 育成手法 1. 既存の認定訓練校 教育機関等との連携 1 全建総連等の認定職業訓練校の大工育成コースと各団体の連携による育成 事例東京建築高等職業訓練校と東栄住宅 < 認定訓練校数 > 全国 134 ヶ所 ( 全建総連系 :79 ヶ所 その他 :55 ヶ所 ) 利点 厚労省による賃金助成( キャリア形成促進助成金 建設労働者確保育成助成金 ) が受けられる 中小企業 ( 資本又は出資額 3 億円以下又は常時雇用する労働者数 300 人以下 ) 雇用者以外は補助対象外 キャリア形成促進助成金 :Off-JT 800 円 /h 建設労働者確保育成助成金:5,000 円 / 日 職業訓練校における入校者確保の困難な状況が緩和される可能性がある 既存の仕組みの活用であるため合意形成が出来れば直ぐにでも開始可能である 課題 組合員以外の入校を全施設が行える状況とはなっていない 全建総連本部の職業訓練企画会議 ( 主要 6 訓練校の事務担当者会議 ) において 組合員以外への入校について積極的な対応をしていくことで合意形成中 全建総連本部は機関会議において提案の予定があり 一定のコンセンサスを得る方向 全建総連傘下ではない認定職業訓練校へのパイプは現段階でない 各組合が負担している施設経費を木住協( あるいは個社 ) が負担可能か? 現状として各組合の負担額は一定ではなく差が生じている 便宜上 組合員になれば ( 組合費は月 4000~5000 円程度 ) 組合が一定額を負担することは当然のこととなる 非組合員の場合は 当該訓練校に受講料とは別に一定の事務費を納入する方法もある 受講料は 組合員 非組合員によって金額の差がある場合がある 賃金助成を受けるための事業所としての要件 雇用条件( 正規雇用 社会保険等 ) を満たす必要がある 雇用主側の賃金台帳 就業規則 雇用契約書 出勤簿などの整備状況が不明である また 賃金補助の手続き指導者がいない状況にある 雇用保険適用事業所であれば 双方助成することが可能であるが 実際には手間がかかるということで申請していない事業所が多数存在する 書類作成を支援するということも検討する必要がある 育成対象 訓練期間 正規雇用の社員 初期訓練 2~3 年間 ( 週 1~2 回 ) 9

15 2ポリテクセンターとの連携により 訓練課程を作成し 育成 事例なし <ポリテクセンター > 全国 38 ヶ所 [ 住宅施工技術科 :8 ヶ所 リフォーム技術科 :32 ヶ所 ] 利点 受け入れに前向きな姿勢を持っている 既存の育成メニューによる新たなコース構築となるが 施設及び講師の心配がない 厚労省による賃金助成( キャリア形成促進助成金 建設労働者確保育成助成金 ) が受けられる 課題 短期または科目の訓練コースとなるので 入職時訓練から標準大工 上級大工までの訓練全体像を描いていないと中途半端な人材を育成することとなる 見習い大工から標準大工までの技能等について 基礎コース 建方大工コース 羽柄 軒仕舞コース 内装大工コースの4つを標準とすると共に その中の科目の細分化し 既存の育成内容とすり合わせを行う センター担当者と訓練コースを作成せねばならず 育成費用の確定等も含めて訓練コースの設立に時間を要する ポリテクセンターに関しては どこか1か所を対象としてモデルコースを作成し そのモデルを他の訓練施設へ反映させることも考えられる 目安として 座学 :20 人程度 実技 :10 人程度が同時受講可能 費用については 材料費等の有無 講師等により差はあるが 座学で 8,000 円 ~が目安となる 育成対象 訓練期間 正規雇用の社員 非正規 協力会社 請負大工 ポリテクセンターのユニット数による規定はあるが 基本的に自由に設立できる (6 時間単位 ) (3) 育成手法 2. 新たな育成システムの構築 1 科目講座と集中実技訓練 OJTの組み合わせによる育成 事例 団体: 全建総連若年入職者プログラム JBN 育成プログラム 個社: マノモクビルド 三和 利点 木住協や個社が実施することで それぞれの特徴に合わせた即戦力となる育成が可能となる 木住協は設計 営業向け講座を運営してきた実績もあり 不足する部分を付加することで科目講座はクリアできる可能性がある OJTでは 見習工として人員確保の一助となる 請負契約の大工も訓練の対象と出来る 新規入職者向けだけではなく 継続的な訓練への応用も可能となる 課題 訓練を実施する団体 個社に育成担当の部署が必要となる 入職時の初期訓練から標準大工 上級大工までの技術 技能の修得に関する全体像を描いていないと中途半端な人材を育成することとなる 集中実技訓練をどのように行うか 講師 場所等について検討が必要 集中実技訓練のみを訓練校等と連携して行うことも考えられる 10

16 東京 大阪等の都市圏での開催は可能だが 地方における個別散在的な育成要望については 実施費用が嵩みすぎる可能性がある 育成プログラムの作成 講師の選定等に時間を要する 既存の認定訓練校と連携し 訓練を実施することも考えられる 請負契約の大工に訓練を実施する場合の費用 手間等に基準を設ける必要がある キャリア形成助成金等の雇用主への助成はない 育成対象 訓練期間 正規雇用の社員 非正規 協力会社 請負大工 単発講座 短期集中訓練 通年講座など 2 広域団体認定訓練実施主体において 認定訓練課程を設立する 事例なし訓練施設 [ 富士教育訓練センター 三田建設技能研修センター ] 利点 既存の育成メニューによる新たなコース構築となるが 施設及び講師の心配がない 富士教育訓練センターの場合 会員団体になる 静岡県の認定訓練となるなどの要件を満たせば 厚労省の賃金助成 ( キャリア形成助成金 建設労働者確保育成助成金 ) を受けられる 入会金 20 万 ( 初年度のみ ) 特別会費 20 万 年会費 12 万 課題 訓練コースの主体は野丁場である また 施設ごとに担当者と訓練コースを作成せねばならず 育成費用の確定等も含めて訓練コースの設立に時間を要する 富士訓練センターでは 来年度からプレカット工法等を対象とした大工コースを立ち上げる予定であり そのコースを参照する方法も考えられる 短期集中訓練のため 入職時の初期訓練から標準大工 上級大工までの技術 技能の修得に関する全体像を描いていないと中途半端な人材を育成することとなる 認定訓練ではないオーダーメイド型の訓練も実施可能であるが 費用負担が大きくなる 育成対象 訓練期間 正規雇用の社員 短期間の集中訓練 11

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18 5. 大工技能者の育成 確保の仕組みづくりに向けた検討 (1) 新規入職者向けの訓練への期待と課題アンケート調査結果によれば 会員の求める大工技能者の技能レベルは プレカット構造材を用いて大壁造の住宅を仕上げる技能を保持する 標準大工 であり 現在 実質的に行われている大工技能者の育成方法は OJT によるものが多い アンケートでは 会員における共同育成の仕組みについて 62.2% が必要であるとの認識を持っており その教育 訓練内容として 木材 木造に関する知識 (74.3%) や図面 仕様書の理解 (68.9%) など OJT のみでは難しく座学による学習が効果的な内容への期待が多く 木住協として育成に向けたビジョンと支援体制を整備していくことが期待されている 会員向けアンケート結果と他団体で実施された同様のアンケート結果を比較した場合 以下の特徴が見いだせる 必要とされる大工技能者の技能レベルについては 伝統的な手刻みができる 上級大工 が求められる団体も一部あるが 木住協では 標準大工 の割合が高く 上級大工 が低く 育成する目標 目指す人材像も同様の結果となっている これは プレカット加工材を用いる工法を中心としている会員が多数を占めていることによるものと考えられる 大工技能者の確保方策については 説明会 紹介等を中心としており 正規雇用して自社で育成する意識は工務店や小規模住宅生産者が中心となっている団体よりも低い 大工技能者の共同育成の仕組みの必要性については 他団体は 86.6~95.8% が必要であるとの結果となっており 他団体と比較して最も低い結果であった これは 現在の会員が育成 確保において 説明会等により標準大工を確保できていることや 一部の会員は自社で独自に育成 訓練を実施していることに起因すると考えられる 共同育成で実施する訓練手法として 他団体では OJT を主とする育成が 80% 前後 訓練施設等での指導が 40% 前後であったが 木住協では OJT が 19.7% と低く 訓練施設等での指導が 87.3% と高い結果であった 共同育成で必要な訓練内容として 他団体と比較して構造材の墨付 手刻みが 17.6% と低く 建て方の手順 金物取り付けが 63.5% サッシ等の取り付けが 54.1% と高い結果であった これらのアンケート結果を踏まえ 育成の仕組みの検討を行うために 既存の各教育 訓練施設へのヒアリングを行い 新規入職者を対象とした共同育成についての可能性を探った 既存の認定職業訓練校等との連携については 十分に可能性が有り 認定職業訓練校の運営団体等との連携を進めていくことが必要である しかし 会員が求める大工技能者レベルはプレカット構造材を用いる新築住宅工事を任せられる標準大工への期待が高く 墨付 手刻みなどを訓練する既存の育成支援とのズレが生じている状況にある 一方で 短期集合訓練を中心とする会員向け大工育成講座は より会員のニーズに沿った形での技能者育成が可能であるが 集合訓練や個社での OJT など 訓練の全体像を描く必要があり 協会としての訓練実施体制の整備などが必要になる また 育成期間における技能者の雇用や講座の実施費用負担等について検討の必要がある 13

19 (2) 継続教育を含めた育成のための全体像を描く大工技能者の立場からは 墨付 手刻み等の技能を必要としないプレカット中心の建て方作業等の仕事のみでは充実感を得られないとの意見もあり 最終的なキャリアパスとして 独立し元請大工となる以外の将来像が描けないことで 早期の離職の契機なっているとの指摘もある 特に 収入面では 30 ~40 代でピークを迎え 体力の衰えと共に減少していくことが 将来に対する不安として挙げられており 新規入職者を増やすと共に 離職率を下げるためには これらの不安を解消できるキャリアパスを提示し 入職時訓練から継続教育までの訓練と育成する人材の全体像を描くことが必要とされている 継続訓練については より高いレベルの大工技能者として会員の人材確保の安定化につなげられるよう 短期集合訓練や講座等の実施体制について検討する必要がある 現在 木住協では 設計 営業向けを中心に多くの講座が実施されており これらの講座を有効に活用しながら 他の必要な講座や実技講習等を加えることにより 大工技能者のキャリアアップにつながる有効なプログラムを作成することが可能である 加えて この仕組みができると 会員の施工品質の向上 担保につながる また これらの訓練 講習等のキャリア履歴を木住協の仕組みとして保持することも考えられ 将来的に大工技能者の不足に対して 地域の会員内でのコンプライアンスに基づく融通などにつなげることも可能となる これら新規入職から継続教育までを含めた大工技能者育成の全体像を描くことが望まれる 大工技能者の訓練課程とキャリアパスのイメージ 14

20 (3) 育成手法の整備に向けた次年度以降の取り組み生産技術委員会生産管理ワーキング職人対策サブワーキングでは 会員アンケート調査 既存訓練施設等に対するヒアリング調査及びサブワーキング内の議論を踏まえ 大工技能者等の育成 確保に向けて 既存認定職業訓練校等との連携 短期集合訓練を中心とする大工育成講座などについて 会員向けの大工技能者育成に関する共同の仕組みとしての可能性の検討を行った 今年度の調査 検討結果として 次年度以降 今年度の議論 検討を踏まえた大工技能者等の不足への対応策について 育成する大工技能者等の対象 方法 レベルや育成の体制に関する以下の課題が挙げられた アンケート調査では 共同育成の仕組みの必要性 育成すべき大工技能者の技能レベルは 標準大工 訓練施設における育成の必要性などの一定の方向性についての結果が得られた また ヒアリング調査では 既存の職業訓練施設等との連携や新たな育成システムの構築についても可能性が十分にあるものの 訓練内容や訓練対象などや育成に関する費用等の課題が判明した これらを踏まえ サブワーキングにおける具体的な育成の仕組みの検討では 次年度以降取り組むべき課題として以下が挙げられた 共同育成の仕組みづくりは 育成対象とする大工技能者像( 新規入職者や見習い大工など ) を明確にする必要がある 現状の新築住宅工事においては 請負契約大工が主力となっているが 育成対象とする大工技能者の雇用関係 ( 正規雇用の社員大工 請負契約大工など ) を明確にしないと連携のあり方が異なってくる可能性がある 仮に育成の仕組みを共同化する場合 訓練内容や習得度の評価など 会員ニーズを把握する必要がある 育成に係る費用( 雇用 講座実費等 ) について どのような形であれば会員企業が利用したいと考えるのか 育成内容と合わせて検討していく必要がある 会員の安定的な人材確保や品質確保につながるよう 新規入職者向け訓練から継続教育を含めた訓練の全体像を描く中長期的な計画を持つ必要がある 各団体との連携による共同育成の仕組みを実施するためには 木住協としての考え方を整理し 連携先との協議に入る必要がある 次年度以降 前述の課題を解決し 具体的な育成手法の整備に向けた検討を進めていくために 以下の会員の意向把握を行う必要があるとの結論となった 本年度の成果となった アンケート調査内容やヒアリング内容 連携の可能性の検討内容の周知と共に 共同育成の仕組みについては 上記の課題を踏まえた再アンケートによる 育成の方向性の明確化する必要性 また 共同育成の仕組みに対して関心の高い中小会員企業へのヒアリングによる意向把握 本年度の成果を土台とし 上記の取り組みにより 会員の意向を丁寧に把握し 具体的な大工技能者育成の仕組みづくりの実現に向けた展開が期待される 加えて 大工技能者の育成 確保を中長期的な視点で捉え 大工技能者の育成ビジョンや体制整備についても検討が期待される 15

21 資料編 職人対策サブワーキング日程 会員の大工技能者に求める技術 技能 育成への考え方に関するアンケート調査 既存訓練施設等に対するヒアリング調査 16

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23 生産技術委員会生産管理ワーキング職人対策サブワーキング実施日程 SWG 日程 資料 主な議事内容 第 1 回 平成 26 年 6 月 13 日 資料 木住協共同での大工技能者育成の仕組みの検討 アンケート調査票( 案 ) 大工 工務店 事業所数 従業員等の推移 都道府県別大工人数 議事内容 アンケート調査について 大工の現状 共同育成の仕組みのイメージ 第 2 回 平成 26 年 7 月 11 日 資料 大工技能者の現状 アンケート調査票 建設と外国人技能実習生 建設業及び建築大工職種における外国人技能実習制度の現況 職種別技能実習 2 号移行申請者の推移 建設業職種の最終卒業学校推移 建設業職種の就労時間 建設業職種の助成就労者の推移 議事内容 アンケート調査について 建設業における人材活用について 住友林業建築技術専門校 ポラス建築技術訓練校ヒアリング 第 3 回 平成 26 年 9 月 2 日 資料 アンケート調査速報 議事内容 アンケート調査について 共同育成の仕組みについて 既存訓練施設に対するヒアリング調査について 第 4 回 平成 26 年 10 月 7 日 資料 ヒアリング調査報告( 東京建築カレッジ ポリテクセンター関東 ) アンケート調査中間報告 集計データ 議事内容 共同育成の仕組みについて ヒアリング調査について 第 5 回 平成 26 年 11 月 11 日 資料 アンケート調査の分析 ヒアリング調査報告( 日本建築専門学校 富士訓練センター ) 議事内容 アンケート調査結果について 共同育成の仕組みについて 第 6 回 平成 26 年 12 月 16 日 資料 アンケート調査報告書 共同育成の仕組み検討案 ヒアリング調査報告( 東京建築高等職業訓練校 ) 議事内容 共同育成の仕組みについて 第 7 回 平成 27 年 1 月 9 日 資料 他団体におけるアンケート調査結果[ 概要版 全体版 ] 大工技能者の育成とキャリアパス 建設業の雇用 育成に関する助成金 議事内容 とりまとめ及び成果報告について 第 8 回平成 27 年 2 月 17 日資料 報告書案 議事内容 本年度のとりまとめについて 次年度以降の職人対策の進め方について 18

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25 会員の大工技能者に求める技術 技能 育成への考え方に関するアンケート調査 目次 大工技能者の現状 ~ 標準大工と専門分化 ~ 22 会員の大工技能者に求める技術 技能 育成への考え方に関するアンケート調査結果の概要 アンケート調査の概要 アンケート調査の結果質問 1. 新築物件において求める大工技能者レベル 雇用形態 大工の過不足の状況 26 (1) 新築物件の施工にあたり求める大工技能者レベル (2) 新築物件の施工にあたる大工技能者の雇用形態 (3) 現在の大工技能者の不足の状況 (4) 今後の大工技能者の不足について (5) 現在 不足している大工技能者以外の職種 (6) 今後 不足が予測される大工技能者以外の職種 (7) 大工技能者 職方が不足する時期質問 2. 大工技能者 職方等への不足に対する取組と求める人材像 33 (1) 大工技能者の不足への対策 ( 現在 取り組んでいるもの ) (2) 大工技能者の不足への対策 ( 今後 取り組む予定のもの ) (3) 大工技能者の育成の仕組みについて (4) 取組により育成 確保を目指す大工技能者レベル (5) 行っている 行う予定の育成方法 (6) 各育成方法における訓練期間 (7) 育成対象となる大工技能者の雇用形態 (8) 大工技能者以外の職方 技術者の不足への対策 ( 現在 取り組んでいるもの ) (9) 大工技能者以外の職方 技術者の不足への対策 ( 今後 取り組みを検討しているもの ) (10) 大工技能者 職方不足に対する育成 確保以外の取組 検討質問 3. 木住協による大工技能者 技術者 職方の共同育成の仕組み 42 (1) 共同での大工技能者育成の仕組み の必要性 (2) 共同で育成する大工技能者レベル (3) 共同の育成で必要な内容 (4) 望ましい育成手法質問 4. 年間完工棟数 施工体制 大工人数 46 (1) 年間完工棟数 (2) 施工体制 (3) 施工する大工技能者の雇用状況 (4) 施工する大工の平均人数質問 5. 職人 技術者等の採用状況及び今後の意向 48 (1) 職人 技術者の社員としての中途採用 ( 現在 ) (2) 職人 技術者の社員としての中途採用 ( 今後 ) (3) 高齢者及び女性の就労について ( 現在 ) (4) 高齢者及び女性の就労について ( 今後 ) (5) 外国人の就労について ( 現在 ) (6) 外国人の就労について ( 今後 ) 資料. アンケート調査票 52 20

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27 大工技能者の現状 ~ 標準大工と専門分化 ~ 大工技能者は国勢調査 2005 年から 2010 年の 5 年間で 539,808 人から 397,400 人へと約 15 万人減少しており 毎年約 3 万人ずつ減少していることとなる また 60 歳以上の割合も 2005 年 :21.3% から 2010 年 :28.3% と高齢化が急速に進んでいる 同時に 25 歳未満の若年大工技術者が 2005 年 : 29,878 人から 2010 年 :12,300 人へと減少している プレカットの普及により住宅生産の合理化は急速に進み 同時に大工に求められる役割は現場における加工済み部材や既製部材の組み立て作業が中心となった 今日の大工はこの組み立て作業を無駄なく 正確に完成させる技術や 図面 仕様書を理解する能力を求められている 従来の墨付 手刻み 規矩術を学んだ大工の基準からすれば半人前とも言える大工の技術内容ではあるが これらの大工が今日の新築木造住宅の多くを担っていることは事実である 木住協をはじめ 木造住宅に関わる関係団体が参加する全国木造住宅生産体制推進協議会において 現在最も一般的な住宅であるプレカット構造材を用いた大壁造の新築住宅を 1 棟施工できる能力を持つ大工を標準大工として位置付けた能力評価基準も作成されつつある 現在の木造住宅生産システムは 在来工法 ツーバイフォー工法 木質パネル工法 プレハブ工法など多様化しており その中で大工が担う業務は異なる また マンション等の RC 造 鉄骨造の内装 木工事などを請け負う職人も大工である それらの状況に合わせ 大工は求められる技術 技能により専門分化しており 下図に示す見取り図のような状況となっている 専門分化した大工の職種の見取り図 22

28 会員の大工技能者に求める技術 技能 育成への考え方に関するアンケート調査結果まとめ 今後の大工技能者不足への危機感は強く 62.2% の会員が大工技能者の共同育成の仕組みが必要であると認識している 木住協による大工技能者の共同育成の仕組みについて 事業規模によらず 62.2% の会員が必要であるとの認識を持っている 加えて 本アンケート調査は 共同育成の仕組みの具体像がない段階で実施しており 不必要との意見の中にも具体性がないことや地方であることなどが挙げられていることから 潜在的なニーズは高い状況にあると考えられる また 今後の大工技能者をはじめとする木造住宅に係る職方の不足について 大工技能者が不足するとの予測は 89.2% その他の職方 技術者についても 89.8% が不足すると予測しており 今後の大工技能者 職方 技術者の確保に危機感を抱いている結果であった 大工技能者の育成 雇用がない住宅生産体制現在の大工技能者の不足対策として 説明会 紹介等を中心とした経験のある大工技能者を確保し 請負契約により住宅生産を行っている 95.3% の会員が請負大工により住宅生産を行っており また 74.4% の会員が社員大工を雇用せず 請負大工のみでの住宅生産を行っている これまで育成という視点を持っていない会員も多く 個社による育成手法が見いだせない状況につながっている 主力である標準大工を安定的に育成 確保するための仕組みが求められている 育成する大工技能者のレベルについては 住宅生産の主力となっている標準大工へのニーズが 84.8% と高く まずは戦力となる人材を安定的に確保したい意向が窺える 特に 共同での育成における内容については 木材 木造に関する知識 (74.3%) 図面 仕様書の理解 (68.9%) など 現場の OJT だけでは難しい内容への期待も高い また 建て方の手順 金物取付 (63.5%) サッシ等の取り付け 防水 (54.1%) など 作業を伴いながらの育成についてもニーズが高い結果であった 平均回答数は 5.0 と高く 総合的な訓練への期待が窺える 一方で 現在の職業訓練において実施している 構造材の墨付 手刻み について 施工エリアによって一定のニーズはあるものの 全体としては 17.6% と低い結果であり プレカット材を用いた家づくりに必要な人材を求めていることが窺える また 訓練方法としては 専門訓練施設における指導 (87.3%) への要望が高い結果となった 座学 OJT に関しては専門訓練施設における指導と併せて選択しており 育成における補助的な役割と認識されている状況が窺える 社員大工の育成と独立へのキャリアパス及び支援しかし 現在の大工技能者の位置付けは 前述の通り圧倒的に請負契約が多く (95.3%) 現状の仕組みにおいて職業能力開発法に拠る専門訓練施設の利用は難しい状況である 若年大工技能者を社員として雇用することを条件に 共同での育成の仕組みを検討していくことが求められている一方 独立へのキャリアパスや支援等の枠組みも検討していく必要がある また 独立した社員大工がその後も請負大工として継続する戦力となるような方策も求められている 23

29 現在の仕組みでは人材活用の幅は拡がらない 高齢者や女性の人材活用については 大工技能者をはじめとする職方への期待は低く 設計 営業 事務といったデスクワークでの活用が中心であることから 職方不足への直接的な解決策とはなりにくい状況にある 昨今活発な議論となる外国人労働者の活用についても 会員の期待は高いとはいえない 会員の住宅生産体制に合わせて選択できる共同育成の仕組みが必要である これらのことより 会員が実施する若年大工技能者の育成について 共同育成の仕組みを検討していくことが 今後の会員の安定的な人材確保と住宅生産につながると考えられる 仕組みとしては会員における大工技能者の役割や住宅生産体制が異なることから 複数のメニュー整備が必要と考えられ 会員各社が選択できるように整備していくことが求められる 24

30 1. アンケート調査の概要 1 調査の目的一般社団法人日本木造住宅産業協会の会員において 大工技能者をはじめとした木造技術者の育成 確保等に関する考え方を把握し 今後の協会としての大工技能者育成に係る仕組みの検討を行うため アンケート調査を実施した 2 調査の対象及び時期本調査は会員登録を行っている事業者を対象に実施した 調査時期は 2014 年 8 月に配布した 3 配布数 回収率アンケート調査は 全国の会員 446 社に配布し 回答は 133 社 回収率は 29.8% であった 4 基本情報回答者の会員種別 ( 図 1-1) 施工エリア( 図 1-2) は以下の通りであった 得られた回答は 97.9% が 1 種会員あり 全体の 54.3% が 1 種 B 会員であった また 地域別では関東を施工エリアとしている会員が 37.0% であった (%) (%) 種 A 会員 38.3 北海道東北 種 B 会員 54.3 関東 種 C 会員 5.3 中部関西 種 A 会員 2 種 B 会員 中国四国九州 沖縄 図 1-1. 会員種別の内訳 図 1-2. 施工エリア別 25

31 2. アンケート調査の結果 質問 1. 新築物件において求める大工技能者レベル 雇用形態 大工の過不足の状況 (1) 新築物件の施工にあたり求める大工技能者レベル 現在の新築物件の施工において 主力となっているのは標準大工 (81.3%) である 標準大工 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 その他 (%) % 20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 160% 全体 北海道 東北 関東中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 標準大工 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 その他 5.3 図 新築物件の施工に必要な大工技能者レベル ( 全体 施工エリア別 ) 新築物件の施工にあたり必要な大工技能者レベルは 標準大工が最も多く 81.3% 次いで上級大工が 29.7% であった ( 図 2-1-1) また 必要な大工技能者レベルとして標準大工のみとの回答は 55.5% であり 半数以上の回答が標準大工のみで新築物件を施工している現状であった 現在の新築物件の施工現場において 標準大工が主力となっている状況であることが 地域別での求める各大工技能者レベルは以下の傾向が見られた 標準大工/ 東北 関東 中部 四国で回答比率が高い 上級大工/ 関西 四国 九州 沖縄で回答比率が高い 建て方大工( フレーマー )/ 四国 九州 沖縄で回答比率が低い 内装 造作大工/ 関西で回答比率が高い (2) 新築物件の施工にあたる大工技能者の雇用形態 3/4 の会員が 請負契約 の大工技能者のみで新築物件の施工を行っている 大工技能者を 社員大工 として雇用している場合も 請負契約 の大工技能者を併用して新築物件の施工を行っている 社員大工 請負契約 (%) % 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 社員大工のみ請負大工のみ社員大工 + 請負大工 図 施工にあたる大工技能者の雇用形態 ( 全体 施工エリア 組み合わせ別 ) 大工技能者の雇用形態について 請負契約 の大工技能者により施工を行うとの回答が 95.3% であった また 社員大工 を雇用しているとの回答は 25.6% であった ( 図 2-1-2) 回答項目別に内訳を分析すると 請負契約 の大工技能者のみで施工を行っているとの回答は全体 26

32 の 74.4% を占める また 社員大工 と 請負契約 の大工技能者を併用しているとの回答は 20.9% であり 社員大工 のみで施工を行っているとの回答は 4.7% であった 社員大工 を雇用している場合も 請負契約 の大工技能者を併用して施工を行っている状況が窺える 施工エリア別では 北海道 東北 中国 四国では 社員大工 を雇用 ( 社員大工 社員大工 + 請負大工 ) し 家づくりを行っているとの回答が他地域に比べて高い傾向となっている また 請負契約 の大工 ( 請負大工 社員大工 + 請負大工 ) により家づくりを行っているとの回答は 東北 中部 中国 九州 沖縄で 100% であった その他の地域でも高い数字となっている 1 社員大工の雇用主社員大工の雇用主について 30 票が単独回答であり 複数回答は 3 票であった 自社で直接雇用しているとの回答が 72.7% 自社関連施工会社が 12.1% であった ( 図 2-1-3) また 協力工務店等で社員大工を雇用しているとの回答は 18.2% であった 自社での直接雇用関連施工会社での雇用協力工務店等での雇用その他 (%) 図 社員大工の雇用主 2 請負大工の契約主請負大工の契約主について 109 票が単独回答で有り 複数回答は 10 票であった 自社との請負契約が 80.0% と最も多く 基本的に自社 - 請負大工間で請負契約を交わし 施工を行っている ( 図 2-1-4) また 協力工務店 - 請負大工間での請負契約との回答も 23.3% であり 家づくりの体制により選択している状況が窺える 自社との請負契約関連施工会社との請負契約協力工務店等との請負契約その他 (%) 図 請負大工の契約主 1 2ともに自社にて雇用 請負契約を実施していることから 自社にて発注を行う方式で新築物件の施工を行っている会員が多い状況である 27

33 (3) 現在の大工技能者の不足の状況 現在 66.4% の会員が 大工技能者が不足している 状況である 現在の住宅生産の主力である標準大工が不足しているが 上級大工が不足している会員も 24.1% であった 施工エリアにより不足している大工技能者レベルは若干異なるものの 標準大工を基本とした育成 確保が必要な状況である 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 不足している 66.4% 不足していない 33.6% 北海道東北関東中部関西中国四国九州 沖縄 不足していない 不足している 図 現在の大工技能者の不足状況 [ 全国 施工エリア別 ] 現在の大工技能者の不足状況について 66.4% の会員が 不足している との回答であった ( 図 2-1-5) 施工エリア別の不足状況では北海道 関西 中国 九州 沖縄で 80% 以上が不足していると回答している 特に北海道では 90.9% と不足状況が顕著である また 関東 四国については 他地域よりも不足しているとの回答が低いが 70% 近くの回答が不足しているとの結果であった 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 標準大工上級大工建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 図 現在 不足している大工技能者のレベル [ 全国 施工エリア別 ] 不足している との回答者に対し 不足している大工技能者について伺ったところ 標準大工 との回答が最も多く 84.3% であった ( 図 2-1-6) また 上級大工 との回答は 24.1% であり 不足しているとの回答の内 1/4 程度の割合を占める結果であった 標準大工のみが不足しているとの回答は全体の 54.2% であり 他の大工技能者との複数回答も 30.1% 程度見られたが 現在の住宅生産の主力である標準大工に対して不足している状況であることが窺える 建て方大工 ( フレーマー ) との回答は 19.3% 内装 造作大工 は 18.1% であり 建て方のみ 造作のみを担当する大工技能者についても不足している状況である 施工エリア別の不足している大工技能者レベルは 標準大工 が関西 :62.5% 九州 沖縄:66.7% で他地域よりも低く 上級大工 が不足しているとの回答の比率が関西 :50.0% 九州 沖縄:40.0% と高い また 建て方大工 ( フレーマー ) について 東北:35.3% 関東:33.3% と他地域と比べて 28

34 高く 九州 沖縄では 13.3% と低くなっている また 内装大工 については 北海道 :33.3% 中部 :33.3% と他地域と比べて高い結果であった (4) 今後の大工技能者の不足について 今後 大工技能者が不足するだろう と考えている会員は 89.2% であり 大工技能者不足に対する危機感は高い状況である 施工エリア別では北海道 東北 九州 沖縄で 大工技能者が不足するだろう との回答が 100% となっており その他のエリアでも高い 不足することはない との回答は四国 :22.2% が最も高い結果であった 不足するだろう 89.2% 不足することはない 10.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 北海道 0.0 東北 関東中部関西中国四国 九州 沖縄 不足することはない 不足するだろう 図 今後の大工技能者の不足に対する予測 [ 全国 施工エリア別 ] 今後の大工技能者の不足状況について 89.2% の会員が 大工技能者が不足するだろう と予測しているとの結果であった ( 図 2-1-7) 施工エリア別の不足状況の予測では 北海道 東北 九州 沖縄が 100% となっており その他の施工エリアにおいても高い結果となっている 四国は他の施工エリアと比較して 不足することがない との回答が高い結果ではあるが 不足するだろう との回答が 77.8% と高い結果となった また いずれの施工エリアにおいても 現在の不足状況よりも高い結果となっており 会員において 今後の大工技能者不足が認識されている現状がはっきりと分かる結果であった 29

35 (5) 現在 不足している大工技能者以外の職種 特に基礎工 (56.6%) 左官(45.0%) が不足している 平均回答数は 2.80 であり 複数の職種で不足している状況である 大工技能者以外の職種について 不足職種はない が 17.8% であった 大工技能者の 不足していない との 33.6% と比較して 大工技能者以外の職種の不足感が高い結果となった 施工エリア別での不足状況は異なるが 概ね共通して 基礎工 左官工 外装工 タイル工 が不足している クロス工 は北海道 中部 屋根工 は北海道で不足しているとの回答が多い結果であった 電気工 設備工 については東北 関東で不足しているとの回答が見られるが 回答数 0 のエリアもあり 充足している傾向である 基礎工左官タイル工クロス工屋根工外装工電気工設備工その他不足職種はない (%) 図 大工技能者以外の職種の不足状況 現在 不足している大工技能者以外の職種 ( 図 2-1-8) について 全ての職種において 不足している との回答が見られたが 特に基礎工 左官との回答比率が高い結果であった 特に基礎工は 56.6% となっている また 外装工 タイル工 クロス工 屋根工も不足しているとの声が目立つ 不足している と回答した会員において 平均回答数は 2.80 であり 複数の職種において不足している状況が窺える 一方 不足している職種はない との回答は 17.8% であった 0% 50% 100% 150% 200% 250% 300% 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 基礎工左官タイル工クロス工屋根工外装工電気工設備工その他不足している職種はない 図 大工技能者以外の職種の不足状況 [ 施工エリア別 ] 職種ごとの不足状況について 施工エリア別での傾向 ( 図 2-1-9) を以下にまとめる 基礎工 は 四国を除き 60~70% と高い結果であった 四国では他の施工エリアと比較して 38.9% と低い結果であったが 不足している職種では最大値となっている 左官 は 北海道 中部 関西 九州 沖縄で 50% 以上となっている 外装工 は 北海道 中国 関東 東北 関西で 40% 以上となっており 中部 九州 沖縄でも 30% 代後半であった タイル工 は 九州 沖縄を除き 30% 前後であった クロス工 は 中国で 50% 北海道で 40% となっており 他エリアでも 30% 前後であった 屋根工 は 北海道で 50% であるものの 他エリアでは 30% 未満であったまた 四国は不足している職種がないとの回答が 33.3% であり 他エリアに比べて高い結果であった 30

36 (6) 今後 不足が予測される大工技能者以外の職種 特に基礎工 (58.3%) 左官(67.7%) への危機感が高い 平均回答数は 2.96 であり 現在よりも多くの職種での不足が懸念されている 大工技能者以外の職種について 不足する職種はない が 10.2% であった 大工技能者の 不足してすることはない との 10.8% と比較して 同等の不足に対する危機感を持っている状況である 施工エリア別での不足予測状況は異なるが 概ね共通して 左官工 基礎工 タイル工 外装工 が不足すると予測されている 屋根工 は北海道 東北 クロス工 は九州 沖縄以外で 20 ~30% 程度が不足すると予測している 電気工 設備工 については北海道で不足すると予測する回答が見られる また 東北 関西では 不足する職種はない が回答数 0 であった 基礎工左官タイル工クロス工屋根工外装工電気工設備工その他不足職種はない (%) 図 大工技能者以外の職種の不足予測 今後 不足が予測される大工技能者以外の職種 ( 図 ) について 全ての職種において 不足するだろう との回答が見られたが 現在の不足状況と同様 基礎工 左官 との回答比率が高い結果であった 特に左官は 67.7% となっており 現在の不足状況の回答から増加している また クロス工 外装工 以外の職種では 今後不足するだろうとの予測が現在の不足状況を上回る結果となっており 将来的に不足する状況になると考えている会員が多いことが窺える また 不足している と回答した会員にお いて 平均回答数は 2.96 であり 現在よりも多くの職種で不足すると予測している 一方 不足する職種はない との回答は 10.2% であった 0% 50% 100% 150% 200% 250% 300% 350% 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国九州 沖縄 基礎工左官タイル工クロス工屋根工外装工電気工設備工その他不足する職種はない 図 大工技能者以外の職種の不足予測 [ 施工エリア別 ] 施工エリア別 ( 図 ) では 不足する職種はない との回答が東北 関西で回答数 0 となっており 強い危機感が窺える 職種別では左官が全てのエリアで増加しており いずれも半数以上が 不足するだろう と回答している 職種ごとの不足状況について 施工エリア別での傾向を以下にまとめる 基礎工 は 全体的に高いが 特に九州 沖縄で 83.3% 東北で 81.8% と高くなっている また 東北 四国 九州 沖縄で 不足するだろう との回答が増加している 他エリアでは微増減にと 31

37 どまっている 左官 は 全てのエリアで 不足するだろう との回答が増加し 50~70% となっている 特に中部 関西 九州 沖縄で高くなっている また 東北 関東 四国では 20% 以上増加しており 現在は確保できているものの 将来的な確保には危機感を持っている状況である 外装工 は 現在の不足状況よりも改善すると考えられている 北海道では 50% であるが 他エリアでは 30% 前後となっている 特に四国は 17.6% に止まっている タイル工 は 全てのエリアでに 不足するだろう との回答が増加又は同値にあり 不足状況の改善が見えていない状況である 特に 東北 中国 九州 沖縄で増加している クロス工 は 現在の不足状況よりも改善すると考えられている 特に関西 中国 四国 九州 沖縄での回答数が減少している 屋根工 は 現在の不足状況と比較して大きな変化はなく 不足状況の改善が見えていない状況である また 東北 関西は 今後 不足する職種はない との回答が 0 であり 職方不足が深刻である状況が窺える (7) 大工技能者 職方が不足する時期 33.3% の会員が年間を通じて不足している 決算期 年内 年度内引き渡しが集中する下半期 (10 月 ~3 月 ) での不足状況が高い 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 160% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 月 ~3 月 4 月 ~6 月 7 月 ~9 月 10 月 ~12 月年間を通じて不足している 図 大工技能者 職方が不足する時期 [ 全国 施工エリア別 ] 大工技能者 職方が不足する時期 ( 図 ) について 年間を通じて不足しているとの回答が 33.3% であり 会員における大工技能者 職方の不足が深刻な状況になりつつあることが窺える また 時期別の回答では 特に決算期が集中する 1~3 月 年内引き渡しが集中する 10~12 月に不足するとの回答が多い 一方 4~6 月は不足しているとの回答が最も少ない期間であった 施工エリア別では 中部が 1~3 月 10~12 月に不足するとの回答が特に多かった そのため 年間を通じて不足するとの回答は他地域に比べて低い結果であった また 中国 九州 沖縄では 1~3 月に不足するとの回答が他地域に比べて高い傾向であった 関東 中国 四国では年間を通じて不足しているとの回答が 50% 以上となっており 他地域よりも不足感が高い結果であった 32

38 質問 2. 大工技能者 職方等への不足に対する取組と求める人材像 (1) 大工技能者の不足への対策 ( 現在 取り組んでいるもの ) 39.2% の会員が大工技能者の不足に対して対策を持っていない 44.8% の会員は即戦力となる大工技能者を確保する従来型の方法である 一方 育成は 32.0% の会 員が取り組んでおり 基本的に自社での社員大工技能者の育成を行っている 年間完工棟数別では 100 棟 / 年以上が育成や確保方策を積極的に行っている傾向が見られる 回答項目を大きく1 育成 2 育成された大工を確保 3 取組なしとして分類すると 現在 大工技能者の不足に対 育成 32.0 して取り組みを行っていないとの回答が 39.2% となって 育成された 大工を確保おり 不足を認識しつつも具体的な対策が行われていない 取組なし状況である ( 図 2-2-1) 39.2 確保方策としては 2 育成された大工を確保するとの回 答が 44.8% となっており 従来の方法で確保している会員 が多い状況である 項目別では説明会 紹介等による確保 自社での社員技術者の育成 23.0 自社関連会社でのが 26.2% と最多であった ( 図 2-2-2) 一方で 1 育成と社員技術者の育成 6.3 の回答も 32.0% であり 育成に対する取組も行われている 育成する協力会社への補助 5.6 状況が窺える 項目別では自社での育成が 23.0% と最多で 中途採用による確保 23.8 説明会 紹介等による確保 26.2 あった また 取組を行っている会員の平均回答数は 1.40 その他 4.8 現在 大工技能者の不足にであり 複数の取組により大工技能者を確保している状況対して取り組みは行っていない 38.9 が窺える 施工エリア別 ( 図 2-2-3) では 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 東北で3 取組なしが 18.2% と最 北海道 東北 小であり 1 育成 2 育成された関東 大工を確保ともに他エリアと比 中部 較して高い結果であった また 関西 中国 関西 中部では1 育成が2 育成さ 四国 れた大工を確保よりも高い結果 九州 沖縄 (%) 図 大工技能者不足に対する取組 [ 現在 大分類 ] (%) 図 大工技能者不足に対する取組 [ 現在 項目別 ] 育成育成された大工を確保取組なし であった 年間完工棟数別の取組状況 ( 図 2-2-4) では 100 棟以上の会員は 3 取組なしが 28.0% で最小となっており 1 育成 44.0% 2 育成された大工を確保 56.0% と高い結果であった 特に3 取組なしについて 50~ 100 棟未満の会員は 52.0% 50 棟未満の会員は 41.5% であり 会員の年間完工棟数による違いが明確に現れる結果であった 全体 50 棟未満 50 棟 ~ 100 棟未満 100 棟以上 図 大工技能者不足に対する取組 [ 現在 施工エリア別 ] 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 育成育成された大工を確保取組なし 図 大工技能者不足に対する取組 [ 現在 年間完工棟数別 ]

39 (2) 大工技能者の不足への対策 ( 今後 取り組む予定のもの ) 取組なしが現在の 39.2% から 22.2% に減少しており 予測している不足状況に対して何らかの取 組を行いたいとの意向が窺える 即戦力となる大工技能者を従来型の方法で確保できると考えている会員も 53.8% であった 自社での社員大工技能者の育成は 25.8% であり 現在と比較して伸びは少ない 年間完工棟数別では 100 棟 / 年以上が育成や確保方策を積極的に行う予定である傾向が見られる 回答項目を大きく1 育成 2 育成された大工を確保 3 取 組を行う予定はないとして分類する ( 図 2-2-5) と 3 取組 を行う予定はないとの回答が 22.2% と現在の状況から減少 育成 42.7 育成された大 しており 不足に対して何らかの取組を行う必要性を認識し 工を確保 取組を行う予ている状況である 確保方策としては 2 育成された大工を定はない 22.2 確保するとの回答が 53.8% となっており 従来の方法で確保 することを検討している会員が多い また 1 育成について も 42.7% となっており 育成への意識も高まっている状況が 自社での社員技術者の育成 25.8 自社関連会社での窺える 社員技術者の育成 9.2 項目別 ( 図 2-2-6) では説明会 紹介等による確保が 31.7% 育成する協力会社への補助 8.3 と最多であった 一方で 育成は自社関連会社や協力会社へ 中途採用による確保 25.8 説明会 紹介等による確保 31.7 の補助との回答が増加している また 今後取組を行う予定 その他 5.0 今後 大工技能者の不足に対してであると回答した会員の平均回答数は 1.50 であり 複数の取組を行う予定はない 21.7 取組により大工技能者の確保につなげたい意向を持ってい る状況が窺える 施工エリア別 ( 図 2-2-7) では 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 東北で3 取組を行う予定がないが 北海道 東北 % であった 東日本大震災後の職人 関東 中部 不足もあってか 今後に対する危機 関西 感が強いことが窺える また 北海 中国 道 関東を除く全てのエリアで1 育 四国 九州 沖縄 成が最多 ( 含同率 ) となっており 今 育成 育成された大工を確保 今後 取組を行う予定はない 後の職方不足に向けて育成の必要性 図 大工技能者不足に対する取組 [ 今後 施工エリア別 ] が認識されている結果であった 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 年間完工棟数別 ( 図 2-2-8) では 全体 棟以上の会員において3 取組を 50 棟未満 行う予定がないが 10.9% と最小とな 50 棟 ~ 100 棟未満っており 1 育成 52.2% 2 育成さ れた大工を確保 65.2% と高い結果で 100 棟以上 あった 育成 育成された大工を確保 今後 取組を行う予定はない 特に3 取組を行う予定がないにつ 図 大工技能者不足に対する取組 [ 今後 年間完工棟数別 ] いて 50~100 棟未満の会員は 32.0% 50 棟未満の会員は 29.7% であり 現在よりも取組への必要性が認識されている状況が窺える (%) 図 大工技能者不足に対する取組 [ 今後 大分類 ] (%) 図 大工技能者不足に対する取組 [ 今後 項目別 ] 34

40 (3) 大工技能者の育成の仕組みについて 大工技能者の育成の仕組みは3つに分類される大工技能者の育成の仕組みについて 平成 25 年度に木造技能者育成検討委員会がハウスメーカー 14 社を対象として行った 大工技能者の人材不足についての現状把握に係るヒアリング調査 の結果では 1. 専門訓練施設 +OJT 2.OJT 3.OJT+ 育成補助に分類される 前述のアンケート結果において 会員が行っている 又は行う予定である育成方法として 自社での育成が最多であることから 1. 又は2. の方法を基本として 支援体制を検討する必要がある (4) 取組により育成 確保を目指す大工技能者レベル 78.7% が現在の住宅生産の主力である標準大工を求めている 26.7% が上級大工との回答であり 施工エリアによりニーズに差があるものの よりレベルの高い人材を求めている状況も窺える 建て方大工 ( フレーマー ) は特に北海道で高い また 内装 造作大工は一定のニーズがある 前問において 何らかの取組を行う 又は行う予定があると回答した会員に対し 育成 確保する大工技能者レベルについて伺ったところ 標準大工との回答が 78.7% と最も高い結果であった ( 図 2-2-9) また 全てのレベルについて現在の住宅造りに必要な大工技能者に近い値となっており 現状に即した形での育成 確保を視野に入れていることが窺える 施工エリア別では 九州 沖縄は標準大工の割合が 64.3% と低く 上級大工が 42.9% と高くなっている また 北海道では建て方大工 ( フレーマー ) が 62.5% と高くなっている 内装 造作大工については 北海道 東北 関西において高い傾向であり 他エリアでも一定のニーズがある状況が窺える 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 160% 180% 全体北海道東北関東中部関西中国四国九州 沖縄 標準大工上級大工建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工その他 図 取組により育成 確保を目指す大工技能者レベル 35

41 (5) 行っている 行う予定の育成方法 不明の割合が 70.1% であり 個社が具体的な育成のイメージを描けていない 具体的な育成方法としては 専門訓練施設への期待が 46.9% と高い 不明 70.1% 何らかの育成手法を実施 検討 29.9% 専門訓練施設 OJT (%) 育成補助 37.5 図 実施又は検討している大工技能者の育成方法 行っている 行う予定の育成方法について 不明の割合が 70.1% と高くなっており 大工技能者の育成について個社が具体的な育成手法を描けていない可能性がある ( 図 ) 育成方法について得られた回答では 専門訓練施設での育成が 46.9% と最多である 次いで 育成補助 OJT との回答であった 指導大工の不在など OJT が難しい状況から 集合 集中訓練での育成への期待が高いと考えられる また 平均回答数は 1.06 であり ほとんどが単独の育成手法での回答であった 複数回答は専門訓練施設 +OJT 又は育成補助となっており 具体的な育成手法を描いている会員にとって 専門訓練施設への期待が高い結果であった (6) 各育成方法における訓練期間 ⅰ) 専門訓練施設での訓練期間 育成人数について ( 図 ) 専門訓練施設における育成期間として 3 年以上 2~3 年未満と比較的長期間にわたっての教育へのニーズがある 現在の職業能力開発促進法に基づく認定職業訓練校の長期訓練課程への期待も含まれていると考えられる 特に 3 年以上との回答が 41.7% であり 大工技能者の育成についてある程度の修行期間が必要であるとの認識が高いことが窺える また 育成人数については 1~2 人 / 年が 71.4% と最多となっており 個社で育成できる人数には限りがある状況と考えられる (%) (%) 年未満 8.3 1~2 人 年 ~2 年未満 年 ~3 年未満 ~4 人 年以上 人以上 14.3 図 専門訓練施設における訓練期間と育成人数 36

42 ⅱ)OJT の訓練期間 育成人数について ( 図 ) OJT による訓練期間として 3 年以上との回答が 42.9% と最多で有り 専門訓練施設と同様に比較的長期間にわたっての教育へのニーズがある 一方 2 年未満との意見も見られ 会員によって OJT に対する考え方や身につけさせたい技能にバラツキがあるといえる 育成人数では 1~2 人 / 年が 57.1% と最多となっているが 専門訓練施設と比較して 3~4 人との回答が多い 実質的に作業従事できない専門訓練施設と比較して 現場での作業従事で育成する OJT の方が育成人数を確保しやすい状況であることが窺える (%) (%) 年未満 ~2 人 年 ~2 年未満 年 ~3 年未満 ~4 人 年以上 人以上 14.3 図 OJT における訓練期間と育成人数 ⅲ) 育成補助による訓練期間 育成人数について ( 図 ) 育成補助の期間として 3 年以上と比較的長期間にわたっての教育へのニーズがある 一方 1~3 年未満との意見も見られ 事業者によって考え方や身につけさせたい技能にバラツキがあるといえる 最長は 5 年間との回答であった また 1 年未満との回答はなく ある程度の期間を補助する必要性があると考えている状況が窺える 育成人数では 1~2 人 / 年もしくは 5 人以上 / 年と育成人数に差が見られる 最多は 7 人 / 年の回答であった 育成補助の仕組みでは基本的に自社で若年大工を抱えないため 人数を確保しやすい状況とも考えられる (%) (%) 年未満 0.0 1~2 人 年 ~2 年未満 年 ~3 年未満 ~4 人 年以上 人以上 50.0 図 OJT における訓練期間と育成人数 37

43 (7) 育成対象となる大工技能者の雇用形態 育成対象として社員大工が 68.6% であり 認定職業訓練校等を利用する現在の仕組みについては理解がある状況と考えられる 社員大工 請負契約の両方を対象としている回答は少なく 対象を絞って実施 実施予定である 請負契約の大工のみを育成対象と考えている会員も多く 育成手法が描きにくい結果につながっていると考えられる 育成の対象となる大工の雇用形態として 社員大工が 68.6% 請負契約が 35.3% となり 主な対象は社員大工となっている ( 図 ) また 専門訓練施設を利用した育成へのニーズの状況より 現在の認定職業訓練校等を利用した育成に対する理解はある程度浸透していると考えられる 社員大工 請負契約の両方を対象とするとの回答は 2 票であり 育成対象を絞って実施 実施予定であることが窺える 請負契約の大工のみを育成対象とするとの回答も全体の 1/3 を占めているが 請負契約の大工を対象として育成する仕組みは限られており 育成手法が描きにくい状況につながっているとも考えられる 施工エリア別では 北海道 東北 関東 中部 四国では社員大工を対象としている比率が高い 特に中部と関東はその傾向が強い結果であった 九州 沖縄では請負契約の大工を育成対象としているとの回答が 60% と多い結果であった 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体北海道東北関東中部関西中国四国九州 沖縄 社員大工 請負契約 図 育成の対象となる大工技能者の雇用形態 育成対象とする社員大工の雇用主 ( 図 ) については 自社での直接雇用 が 79.4% であった 年間完工棟数別での分類では 自社での直接雇用 との回答が 50 棟未満で 100% 50~ 100 棟未満で 87.5% 100 棟以上で 66.7% であり 会員の事業規模 生産体制により育成対象となる社員大工の雇用主が異なる結果となった また 育成対象とする請負契約の大工との契約主については 自社との請負契約 との回答が 62.5% であった ( 図 ) 年間完工棟数別の分類では 50~100 棟未満で 自社との請負契約 が 100% となっている また 100 棟以上では 協力工務店との請負契約 が 55.6% となっており 社員大工の場合と比較して協力工務店を経由した育成の比率が高い傾向となっている また 100 棟以上は複数回答が最も多く 複数の発注ルートにより施工を行っていることが窺える 全体 50 棟未満 50 棟 ~ 100 棟未満 100 棟以上 全体 50 棟未満 50 棟 ~ 100 棟未満 100 棟以上 0% 20% 40% 60% 80% 100% 自社での直接雇用関連施工会社での雇用協力工務店等での雇用 図 育成対象となる社員大工の雇用主 0% 20% 40% 60% 80% 100% 自社との請負契約関連施工会社との請負契約協力工務店等との請負契約 図 育成対象となる請負大工の契約主 38

44 (8) 大工技能者以外の職方 技術者の不足への対策 ( 現在 取り組んでいるもの ) 49.6% が大工技能者以外の職方 技術者の不足に対して対策を持っていない 大工技能者と比較して育成との回答は少なく 基本的に育成された職方を確保している 年間完工棟数により取組状況が大きく異なる 現在 取り組んでいる大工技能者以外の職方 技術者の不足への対策について 取組を行っていない との回答が 49.6% と最多である ( 大工技能者では 38.9%)( 図 ) 質問 1-2. において 不足状況は大工技能者よりも深刻な状況が窺えたが 具体的な対策は行っていない状況であると考えられる また 取組を行っているとの回答では 説明会 紹介による確保 が 30.4% と主な方法となっており 自社での社員技術者の育成自社関連会社での社員技術者の育成育成する協力会社への補助 中途採用による確保 説明会 紹介等による確保 その他現在 技術者の不足に対して取り組みは行っていない (%) 育成での取組は大工と比較して少ない状況である 質問項目を大きく1 育成 2 育成された職方 技術 者を確保 3 取組なしとして分類する と 主な確保方策としては 2 育成された職方 技術者を確保するとの回答が 44.0% であった 1 育成は 12.8% となっており 大工技能者の 42.7% と 全体北海道東北関東 比較して育成への意識は低い 中部 23.3 関西 15.8 施工エリア別では 関東 関西 四国 九州 沖縄では取組を行っていないとの回答比率が高い 特に関西では 中国四国九州 沖縄 取組を行っていないとの回答が 57.9% との結果であった ( 図 ) 年間完工棟数別 ( 図 ) では 取組なしとの回答について 50 棟未満が 71.4% と最も高く 100 棟以上が 32.0% と最も低い結果であった 100 棟以上では育成された職方の確保が 58.0% と高いが 育成も 24.0% と最も高く 会員の事業規模や住宅生産体制により育成への取組に差がある状況が窺える 全体 50 棟未満 50 棟 ~ 100 棟未満 100 棟以上 図 大工技能者以外の職方 技術者不足への対策 [ 現在 項目別 ] 0% 20% 40% 60% 80% 100% 育成育成された職方を確保取組なし 図 大工技能者以外の職方 技術者不足への対策 [ 現在 施工エリア別 ] 0% 20% 40% 60% 80% 100% 育成育成された職方を確保取組なし 図 大工技能者以外の職方 技術者不足への対策 [ 現在 年間完工棟数別 ] 39

45 (9) 大工技能者以外の職方 技術者の不足への対策 ( 今後 取り組みを検討しているもの ) 37.5% が大工技能者以外の職方 技術者の不足に対して対策を検討していない 現在の取組状況よりも育成との回答が増加しているが 大工技能者と比較して育成との回答は少なく 基本的に育成された職方の確保を検討している 大工技能者と比較して 自社で雇用して育成しようと考えている会員は少ない 年間完工棟数により 大工技能者以外の職方 技術者不足への意識と取組が異なる 今後 取組を行う予定はない との回答が 37.5% と最多である ( 図 ) が 現在の状況と比べて減少しており 何らかの対策をとる必要があると考えられている 具体的な取組としては 説明会 紹介による確保 との回答が多く 従来型の育成済み職方の確保が中心となっており 育成での取組は少ない 職方 技術者は専門工事業者に分類されるため 自社が積極的に育 自社での社員技術者の育成自社関連会社での社員技術者の育成育成する協力会社への補助 中途採用による確保 説明会 紹介等による確保 その他今後 技術者の不足に対して取り組みは行う予定はない (%) 成に関わるという意識が低いことも要因と考えられ る 一方で 自社関連会社での育成が増加しているこ とから 育成を視野に入れている会員も若干ではある が存在する 質問項目を大きく1 育成 2 育成された職方 技術者を確保 3 取組なしとし 全体北海道 東北 35.0 て分類すると 主な確保方策としては 関東 育成された職方 技術者を確保すると中部 44.4 の回答が 51.3% であった ( 図 ) 1 育成は 20.2% であり 育成への意識は 関西中国 高いとは言えないが 現在との比較では 四国 23.5 九州 沖縄 と同様に増加している 施工エリア別では 現在の状況と比 較して 全エリアで3 取組なしが減少し ている 関東 九州 沖縄では 2 育成 された職方の確保が増加している また 全体 20.2 中部では1 育成が増加している 年間完工棟数別 ( 図 ) では 50 棟未満 14.3 取組予定なしとの回答について 50 棟 未満が 54.8% と最も高く 100 棟以上が 50 棟 ~ 100 棟未満 % と最も低い結果であった 100 棟以上では育成された職方の確保が 100 棟以上 % と高いが 育成も 36.4% と最も高 く 現在の取組状況と同様 会員の事業 規模や住宅生産体制により育成への取 組に差がある状況が窺える 図 大工技能者以外の職方 技術者不足への対策 [ 今後 項目別 ] 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 育成育成された職方を確保取組なし 図 大工技能者以外の職方 技術者不足への対策 [ 今後 施工エリア別 ] 0% 20% 40% 60% 80% 100% 育成育成された職方を確保取組なし 図 大工技能者以外の職方 技術者不足への対策 [ 今後 年間完工棟数別 ]

46 (10) 大工技能者 職方不足に対する育成 確保以外の取組 検討 育成 確保以外の方策として 着工時期の平準化が 68.5% であった 職人の育成支援を検討している会員は少ない 大工を基本技能として持ち 現場監督や外装工をこなせる多能工への期待がある 大工技能者や職方の育成 確保以外の取組 検討について 着工時期の平準化 との回答が最多で 68.5% であった ( 図 ) 質問 1-3の回答として 年間を通じて不足している は 33.3% であり 年末や決算期等の工事が集中する期間における不足の声も目立っていることから 平準化により工事量を均すことが有効な方法と考えられていることが窺えるが 平準化はこれまでも各社が取り組んでいる問題であり 解決に至っていない状況であると考えられる 次いで 多能工化 が 26.9% 工場生産の比率を高める が 25.9% と現場作業の効率化を図る回答が多数を占めている 一方 職人の育成支援 は 9.3% と低い割合であった 平均回答数は 1.54 であり 複数の対策により対応をしている会員が多い結果となった 施工エリア別では 北海道で 多能工化 との回答が 50% と特に高く 東北 関東 中部においても 比較的高い数字となっている また 工場生産の比率を高めるとの回答は 北海道で 70.0% 中国で 57.1% と高くなっている 0% 50% 100% 150% 200% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 多能工化工種の低減着工時期の平準化職人の育成支援工場生産の比率を高めるその他 図 大工技能者 職方不足に対する育成 確保以外の取組 検討 また 多能工に求 (%) (%) < 基本となる技能 > < マルチスキル > める 基本となる技 大工 86.2 大工 33.3 基礎工 10.3 基礎工 14.8 能 マルチスキル クロス工 6.9 クロス工 14.8 屋根工 6.9 屋根工 3.7 外装工 6.9 外装工 40.7 電気工 3.4 電気工 14.8 設備工 3.4 設備工 22.2 現場監督 20.7 現場監督 70.4 左官 6.9 左官 11.1 タイル工 6.9 タイル工 11.1 について 基本技能 として 大工 との回答は 86.2% であった 次いで 現場監 設計 3.4 設計 11.1 督 (20.7%) 営業 営業 13.8 営業 18.5 とび職 0.0 とび職 11.1 (13.8%) であった その他 6.9 その他 11.1 マルチスキル 図 多能工に求める 基本となる技能 と マルチスキル は 現場監督 が 70.4% 外装工 が 40.7% であり 管理業務や外装工事等への対応を求めている結果であった 一方 電気工事 設備工事 等の専門性の高い分野や 設計 への期待は低い傾向が見られる 41

47 質問 3. 木住協による大工技能者 技術者 職方の共同育成の仕組み (1) 共同での大工技能者育成の仕組み の必要性 会員の施工エリア 事業規模に依らず 共同育成の仕組みについて 必要である と考える会員が多い 必要はない と回答した会員にも潜在的なニーズはあると考えられる 共同での大工技能者育成の仕組み の必要性について 必要である との回答が 62.2% の結果であった ( 図 2-3-1) 施工エリア別では 東北で 必要である が 78.3% となっており 北海道 関東 中部 中国 四国において 必要である が 63.6~73.7% との結果であった 一方 関西で 必要である 必要はない が 50.0% ずつ また 九州 沖縄では 必要はない が 61.1% と唯一上回る結果となった 年間完工棟数別では 棟数が多くなるほど 必要である との回答比率が高く 100 棟以上では 70.0% 50 棟未満でも 53.5% との結果であった 必要である 理由については 個社での育成が難しいことや具体的な育成手法を持っていないこと 人材不足などが挙げられている また 木造住宅業界全体での育成の仕組みが必要との意見も多く見られた ( 表 2-3-1) 一方 必要はない 理由として 各社によって求める技能が異なることなどが挙げられている しかし 仕組みが分からない 地方であることなどの理由も見られることから 具体的な育成の仕組みを提示することが求められていることが窺える ( 表 2-3-2) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 北海道 棟未満 必要はない 37.8% 必要である 62.2% 東北関東中部関西中国 棟 ~ 100 棟未満 100 棟以上 必要である 必要はない 四国 九州 沖縄 必要である 必要はない 図 共同での大工技能者育成の仕組み の必要性について [ 全体 施工エリア別 年間完工棟数別 ] 表 必要である理由 ( 自由記入欄 ) 表 必要はない理由 ( 自由記入欄 ) 必要である理由 1 社で職人の育成まで難しい育成を検討したいが 作業ボリュームが大きくないと現実的でない中 木住協会員会社で協力して取り組んでいけば 外国人労働者を含め 仕組みを作り底辺を拡大させる 各会員会社の職人確保の情報があればたすかる木住協だけでなく他の組織との協同で業界全体での対策及び検討が必要業界全体での取り組み現在 大工棟梁が弟子を育てるのが様々な事情から難しいため 木住協での技能者育成を望みます 講習会の実施 技術の向上 技能者の意識改革 ( 品質 安全 マナーなど ) 今年から富士職業訓練学校に育成をお願いしていますが木造技術者の育成学校があれば行かせたいゼロからの育成が求められていくと思う 大工さんが不足してきた時に 共同育成された大工さん同士での応援をし合うことなど長期優良住宅 低炭素住宅 etcの国策に対応可能な技術力 UPの為手探り状態である 育成に参考としたい 必要であると考えるが 大工を目指す個人が少ないため難しいと思う 育成は必要だと思うが 大工育成の場合 1~2 年は育成できないのが現状なので 長い目で (10 代 ~20 代前半 ) 育成する人を選ばないといけないが 今の世代で 数年先を見据える人材を確保する方が難しいと思う 育成制度 情報共有化 ( 職人希望工務店 工事店とのマッチング等 ) 一社で育成するには負担が大きい基礎的な技術以外で木住協仕様部分について必要と思われる建設業界全体で 職人育成を図る必要があると思う高齢化が進み 次世代の職人の育成が必要なことには共感する為今後の技能者不足による対策の参考にしたい人材不足だから大工さんの高齢化 後継ぎ不足などあるので 若い人をどんどん育成して欲しい中小企業では技術学校などできない為 協会発足で技術習得を促進していただくと安心な為定期的な講習会 必要でない理由会社のやり方があると思うので仕組みが分からない為自社仕様に対する施工法の合理化推進は 一方で標準施工法との乖離を拡大する点もあり その両立は困難と考える 職人に求めるレベルを標準化しない方が良いから大工の雇用形態を考えると難しい難しいと思う会社の近くでなら必要大きな枠組みで上級大工育成は不可能地方なので対応が難しいと思う必要性はあると思うが技能者等と直接雇用関係に無く利用の可能性が低い 42

48 (2) 共同で育成する大工技能者レベル 共同育成で目指す大工技能者レベルは 標準大工 が 84.8% である 他のレベルは標準大工と加えて選択されており 標準大工が先ず目指すレベルと考えられている 標準大工に加えて選択される大工技能者レベルは施工エリア毎に異なっており 上級大工は関西 建て方大工 ( フレーマー ) は北海道 内装 造作大工は北海道 東北でニーズがある 共同での大工技能者育成の仕組み により育成する大工技能者レベルについて 現在の住宅生産の主力である 標準大工 が 84.8% であった ( 図 2-3-2) 標準大工 のみとの回答は 68.4% であり 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 は標準大工に加えて選択されていることから 標準大工 が先ず目指す大工技能者レベルとして考えられている 施工エリア別では 関西以西で 上級大工 の育成を行いたいとの意向が比較的高い傾向にあるが 基本となる技能レベルとしては 標準大工 という結果であった また 建て方大工 ( フレーマー ) は北海道で 42.9% と高く 九州 沖縄 東北 関西で 20~30% 前後となっている 施工エリアによっては上級大工よりも建て方大工へのニーズがある ( 北海道 東北 ) 結果であった 内装 造作大工 は北海道が 28.6% 東北 中部 関西で 20% 前後となっている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 160% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 標準大工上級大工建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 図 共同での大工技能者育成の仕組み で育成する大工技能者レベル [ 全体 施工エリア別 ] 43

49 (3) 共同の育成で必要な内容 現場の OJT だけでは難しい 木材 木造に関する知識 図面 仕様書の理解 への期待が高い 訓練項目の平均回答数は 5.0 であり 大工技能者に求められる技能 技術の総合的な訓練への期待が高い 現在の認定職業訓練校での訓練である 墨付 手刻み への期待は低い 共同の育成で必要と考える訓練内容について 木材 木造に関する知識 (74.3%) 図面 仕様書の理解 (68.9%) 建て方の手順 金物取付 (63.5%) への期待が高い 一方 構造材の墨付 手刻み (17.6%) 地縄 水盛り 遣り方 (18.9%) といった技能 技術への期待は低い その他の訓練内容については 50% 前後の結果となった ( 図 2-3-3) 訓練項目への平均回答数は 5.0 と高く 大工技能者として戦力となるために総合的な技能 技術を修得させたい意向であると考えられる 施工エリア別では 東北での回答数が最も高く 共同での育成において大工に求められる全体的な技能 技術を身につけさせたい意向を持っている 北海道 中部は他エリアと比較して回答数が少ないものの 4 項目以上の回答が得られている また 各訓練項目を施工エリア別に比較する ( 表 図 2-3-4) と訓練内容に関してニーズの違いがあることが窺える 特に 回答数としては少ない 構造材の墨付 手刻み について 四国におけるニーズが高い結果であった また 地縄 水盛り 遣り方 は北海道以外の施工エリアにおいて 一定のニーズがあることが窺える 大工道具の知識 管理 木材 木造に関する知識 図面 仕様書の理解 構造材の墨付 手刻み 地縄 水盛り 遣り方 建て方の手順 金物取付 下地材の取り付け サッシ等の取り付け 防水 各部の仕上げ 和室の造作 その他 (%) 図 共同での大工技能者育成の仕組み で必要と考える訓練内容 [ 全体 ] 表 訓練内容に関する施工エリア別の傾向 大工道具の知識 管理 東北 関東 関西 中国において 期待が高い 東北 関西では100% であった 中部 四国では若干低い割合で 木材 木造に関する知識 はあるが それぞれ65.0% 71.4% と他の項目と比較して高くなっ ている 図面 仕様書の理解 中部で65.0% と若干低いが その他のエリアでは70% 以上となっている 構造材の墨付 手刻み 北海道 九州 沖縄では0% である 四国では21.4% と最も高い 地縄 水盛り 遣り方 全体の割合としては低いが 各地域において一定の割合でニーズはある 建て方の手順 金物取付 四国は50.0% と他エリアよりも若干低い結果であったが 他の地域では60~70% 程度の割合となっている 下地材の取り付け 東北では52.9% 他エリアよりも期待が高い また 関東 (44.8%) 中国 (45.5%) 四国(42.9%) であった 東北で52.9% と最も高く 関東 (44.8%) 中国(45.5%) 四国サッシ等の取り付け 防水 (42.9%) であったが 他エリアでは40% 未満であった 各部の仕上げ 関西で70.0% と最も高いが 他エリアでは50% 前後であった 和室の造作 東北で58.8% と高いが 他エリアでは30% 前後であった 0% 100% 200% 300% 400% 500% 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 大工道具の知識 管理 木材 木造に関する知識 図面 仕様書の理解 構造材の墨付 手刻み 地縄 水盛り 遣り方 建て方の手順 金物取付 下地材の取り付け サッシ等の取り付け 防水 各部の仕上げ 和室の造作 その他 図 共同での大工技能者育成の仕組み で必要と考える訓練内容 [ 施工エリア別 ] 44

50 (4) 望ましい育成手法 訓練施設等での指導 が 87.3% と高い 座学 OJT は補助的なものとしてとらえられている 望ましい育成手法として 訓練施設等での指導 が 87.3% と期待が高い ( 図 2-3-5) 座学 OJT については 訓練施設等での指導 に加えて選択されており 補助的に実施するものとしてとらえられている 施工エリア別では 訓練施設等での指導 について 中国 九州 沖縄では 100% との結果であった 複数回答は北海道 四国で多く 座学 OJT への期待も窺える 座学 については北海道(50.0%) 四国 (33.3%) が高く その他のエリアでは 10~28% であった また OJT については四国(33.3%) が比較的高く その他のエリアでは 15~25% であった 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 全体北海道東北関東中部関西中国四国九州 沖縄 座学訓練施設等での指導 OJT その他 図 共同での大工技能者育成の仕組み の望ましい育成手法 [ 全体 施工エリア別 ] (5) 大工技能者以外に 共同育成の仕組みが求められる職方 技術者 共同育成の仕組みは必要ない との回答は 28.2% であり 大工技能者よりも低い結果である 特に不足の状況が深刻である左官 (46.6%) 基礎工(35.0%) へのニーズが高い 大工技能者以外に共同育成の仕組みが必要な職方 技術者については 左官 (46.6%) 基礎工(35.0%) への期待が高い結果であった ( 図 2-3-6) 一方で 共同育成の仕組みが必要な職種はない との回答も 28.2% であったが 大工技能者における 共同の育成の仕組みは必要ない の 37.8% よりも低い結果であった 0% 50% 100% 150% 200% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 基礎工左官タイル工クロス工屋根工外装工電気工設備工その他共同育成の仕組みが必要な職種はない 図 大工技能者以外で 共同育成の仕組み が必要な職方 技術者 [ 全体 施工エリア別 ] 施工エリア別では 東北で多くの職種について共同育成の仕組みが必要であるとの結果であった 特に クロス工 屋根工 外装工 はエリアでの差が顕著に表れている また 共同育成の仕組みが必要な職種はない との回答は四国 (35.3%) 北海道(33.3%) 関東(31.4%) が高く 他エリアでは 20% 前後の結果であった 45

51 質問 4. 年間完工棟数 施工体制 大工人数 (1) 年間完工棟数 50 棟未満 (36.6%) 50~100 棟未満 (21.1%) 100 棟以上 (42.3%) 木造軸組工法が中心である 年間完工棟数は 2X4 工法他も合算して算出している 年間完工棟数について 50 棟未満 50~100 棟未満 100 棟以上の 3 つに分類した ( 図 2-4-1) 工法は木造軸組工法が中心となっており 北海道では 2x4 も併せて施工しているとの回答が多かった ( 棟数は工法による種別を行わず 合算により算出 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 棟未満 50 棟 ~100 棟未満 100 棟以上図 年間完工棟数による分類 [ 全体 施工エリア別 ] (2) 施工体制 自社直接施工を基本としており 関連施工会社 協力工務店への発注は自社直接施工に加えて実施している 施工体制は 自社直接施工が 70.9% であった ( 図 2-4-2) 前問での年間完工棟数が多い会員は関連施工会社 協力工務店への発注を行う施工体制となっている 自社直接施工関連施工会社へ発注 (%) 協力工務店等への発注 ディーラー等から協力工務店等へ発注 その他 図 施工体制 46

52 (3) 施工する大工技能者の雇用状況 請負契約の大工技能者のみでの施工が 74.4% である 請負契約の大工技能者の育成課程について会員は関与しておらず 育成後に独立 請負契約となる育成像は描かれていない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 全体 自社直接施工 関連施工会社へ発注 協力工務店等への発注 社員大工請負契約大工社員大工 + 請負契約大工 図 施工する大工技能者の雇用状況 [ 全体 施工体制別 ] 施工にあたる大工について 請負契約の大工のみが 74.4% 社員大工のみが 16.8% 社員大工と請負大工を併用しているとの回答は 13.6% であった ( 図 2-4-3) 施工体制別に大工技能者の雇用状況を比較すると 関連施工会社へ発注 では 86.4% が請負契約のみの大工による住宅生産を行っている 自社直接施工 協力工務店への発注 は社員大工を雇用しているとの回答がそれぞれ 21.3% 18.8% であり 社員大工 + 請負契約も合算すると 34.4~もあるが 基 本的に請負契約のみでの住宅生産となっている また それぞれの施工体制において 一定の割合で社員大工 + 請負契約を併用している会員がいる状況であることから 会員の請負契約大工の確保は非常に重要な課題と考えられる 社員大工の所属先としては 自社で雇用 が 28.0%( 図 2-4-4) であるものの 関連施工会社 協力工務店 の回答 (%) 自社 28.0 関連施工会社協力工務店 も少なくない 一方 請負契約の大工の経歴 ( 図 2-4-5) では 社員大工 OB 関連施工会社社員大工 OB との回答は少なく その他の請負大工 が 65.6% との回答であった つまり 現在の住宅生産の主力となっている請負契約の大工の育成について 会員は関与していない状況であり 社員大工として育成後 請負大工へ移行する形にはなっていない 育成 = 人材確保につなげていく取組が求められている 自社社員大工 OB 関連施工会社社員大工 OB その他の請負大工 図 社員大工の所属先 (%) 図 請負契約大工の敬礼 65.6 (4) 施工する大工の平均人数施工体制における大工の平均人数 ( 社員大工 請負契約 ) について 年間完工棟数別では以下の結果であった 50 棟未満 11.0 人 50~100 棟未満 22.0 人 100 棟以上 人 全体 50 棟未満 50 棟 ~ 100 棟未満 0 人 50 人 100 人 150 人 200 人 250 人 Q4(4) 大工人数 ( 平均 ) 棟以上 図 施工する大工技能者の平均人数

53 質問 5. 職人 技術者等の採用状況及び今後の意向 (1) 職人 技術者の社員としての中途採用 ( 現在 ) 職人 技術者は中途採用の対象となりにくく 現在 社員として 中途採用をしていない が 75.4% である 他の職種と比較して 大工技能者は中途採用しているとの回答も得られたが 大工技能者のみを対象としているとの結果であった 現在 職人を社員として中途採用しているかの設問に対し 中途採用をしていない との回答が 75.4% と最も多く 職人は中途採用の対象となりにくいことが窺える ( 図 2-5-1) 中途採用している職種として 大工技能者は他の職種と比較して 19.7% と高い値になっている 大工技能者について中途採用を行っている回答のうち 70% が大工技能者のみを対象としている その他の職方については 大工技能者に加えて採用しているとの回答であった 大工基礎工左官タイル工クロス工屋根工外装工電気工設備工その他中途採用なし (%) 図 現在中途採用を行っている職人 技術者 (2) 職人 技術者の社員としての中途採用 ( 今後 ) 現在よりも中途採用の意向は高まるものの 中途採用をする予定はない が 67.2% である 大工技能者 左官については 現在の中途採用状況よりも今後の意向が高まっている 主に大工技 能者について 社員化による確保を考えている会員もいる 今後 職人を社員として中途採用する予定はあるかの設問に対し 中途採用をする予定はない との大工回答が 67.2% と最も多いが 現在と比較して中途採基礎工用する意向は高まっている ( 図 2-5-2) 左官タイル工中途採用を予定している職種として 大工がクロス工 27.9% と最も高く 現在の中途採用の状況よりも増屋根工加している その他の諸種に関しては 全体的に低外装工い結果であったが 左官については現在の中途採用電気工状況よりも若干需要が上がっている 設備工大工の中途採用を予定しているとの回答のうち その他中途採用 76.5% が大工のみを対象としており その他の職方予定なしについては大工に加えて採用を予定しているとの回答であった (%) 図 今後中途採用を行う予定の職人 技術者

54 (3) 高齢者及び女性の就労について ( 現在 )[A. 職方 B. 設計関連 現場対応 C. 営業 事務に分類 ] A. 職方は 40.5% であった 細目別では 大工技能者 (30.6%) が比較的高く 基礎工 (17.4%) 左官 (16.5%) と現在不足感の高い職種について 就労している傾向が見られた B. 設計関連 現場対応は 69.4% であった 細目別では 意匠設計 (39.7%) 等のデスクワーク業務が中心であり 現場対応業務は現場監督 (26.4%) アフターサービス(20.4%) であった C. 営業 事務は3 分類の中で最も高く 77.7% であった 特に事務 (66.9%) 営業(44.8%) における人材活用が多い状況である 0% 50% 100% 150% 200% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 職方設計関連 現場対応営業 事務作業従事していない 図 現在の高齢者 女性の就労状況 [ 大分類 ] 現在の高齢者及び女性の人材活用状況について 質問項目を A. 職方 B. 設計関連 現場対応 C. 営業 事務として3 つの分類を行った ( 図 2-5-3) ところ 全体の傾向として C. 営業 事務における作業従事が高い結果であった 施工エリア別では 北海道 東北において 複数回答が目立っている A. 職方については北海道 (77.8%) 東北(60.0%) と高く 特に北海道においてはB. 設計関連 現場対応よりも広く人材活用が行われている状況である 一方 中国 (33.3%) 関西 (38.9%) は他エリアと比較して低い結果であった B. 設計関連 現場対応は東北 (80.0%) 関西(83.3%) 中国 (83.3%) で高く 最も低い四国で 58.8% であった C. 営業 事務は現在の高齢者 女性の人材活用が最も行われており 北海道で 100% であった また 最も低い中部でも 73.3% と高い値であった 項目別 ( 図 2-5-4) では特に一般事務が 66.9% と高い比率を 大工 30.6 基礎工左官 タイル工 9.1 クロス工屋根工外装工電気工設備工その他の技術者 職人 意匠設計 39.7 構造設計 8.3 積算 28.1 CADオペレータープレゼンテーション作成 現場管理アフターサービス 営業 48.8 一般事務 その他の業務 9.9 作業従事していない 6.6 (%) 66.9 図 現在の高齢者 女性の就労状況 [ 項目別 ] 占めている B. 設計関連 現場対応では設計関連業務の項目において作業従事しているとの回答比率が高く 意匠設計 (39.7%) CAD オペレーター (37.2%) プレゼンテーション作成(34.7%) などのデスクワーク業務での回答が多い 現場対応等では現場監督 (26.4%) アフターサービス (20.4%) と設計関連業務よりも低い結果であった また 4 号特例により一般的な二階建て木造戸建て住宅では必要とされていない構造設計については 8.3% と低い結果であった A. 職方については 大工技能者が 30.6% 基礎工(17.4%) 左官(16.5%) との回答が目立った いずれも現在の不足している職種に該当しており 人材活用により対応している状況が窺える また 現在 高齢者 女性が 作業従事し 49

55 ていない との回答は全体の 6.6% であった (4) 高齢者及び女性の就労について ( 今後 ) 採用予定はない との回答が 12.1% であり 現在 作業従事していない から増加している 特にA. 職方について 現在の状況よりも 作業従事するとの回答は減少することから 職方不足に対する解決策として高齢者 女性の活用を考えている会員は少ない B. 設計関連 現場対応 C. 営業 事務では施工エリア別では 一部地域を除き減少傾向であるものの 全体では現在の活用状況と大きな差は生じていない 九州 沖縄では A. 職方での活用よりもB. 設計関連 現場対応 C. 営業 事務での高齢者 女性の人材活用を視野に入れている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 140% 160% 180% 全体 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 職方設計関連 現場対応営業 事務採用予定はない 図 現在の高齢者 女性の就労状況 [ 大分類 ] 今後の高齢者及び女性の人材活用の予定について 現在と同様 質問項目をA. 職方 B. 設計関連 現場対応 C. 営業 事務として3つの分類を行った ( 図 2-5-5) ところ 全体の傾向として 現在と比較し 採用予定はない との回答が 12.1% と増加している 施工エリア別では 現在と比較して全体的に回答数が減少している 九州 沖縄では B. 設計関連 現場対応 C. 営業 事務との回答率が現在と比べて増加している結果であった 項目別 ( 図 2-5-6) では A. 職方に分類される項目が顕著に減少しており 最大値が大工技能者の 9.9% であることから 職方不足に対する解決策として高齢者 女性の活用を検討している会員は少ない状況である C. 営業 事務では 営業が 49.5% と若干高くなるものの 事務が 45.1% へ減少している また B. 設計関連 現場対応では意匠設計 (34.1%) CAD オペレーター (35.2%) プレゼンテーション作成 (31.9%) などのデスクワーク業務が若干減少し 現場監督が 30.8% へ上昇している結果であった 大工 9.9 基礎工左官タイル工クロス工屋根工外装工電気工設備工その他の技術者 職人 意匠設計 34.1 構造設計 13.2 積算 CADオペレータープレゼンテーション作成現場管理 アフターサービス 18.7 営業一般事務 その他の業務採用予定はない (%) 図 今後の高齢者 女性の就労状況 [ 項目別 ] 50

56 (5) 外国人の就労について ( 現在 ) 5 人未満 協力会社での雇用が多い 外国人の就労状況について 現在作業従事している との回答は 18.9% であり 施工エリアでは関東 中部の事業者における比率が高い結果であった また 会員種別では 1 種 A 会員が 44.6% 1 種 B 会員が 33.3% であった 就業人数は5 人未満が 60.0% と最も多いが 20 人以上作業従事しているとの回答も見られた また 雇用形態は半数が協力会社での雇用との回答であった ( 図 2-5-7) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体北海道東北関東中部関西中国四国九州 沖縄 あるない 施工エリア 会員種別 関東 1 種 A 会員 中部 1 種 B 会員 中部 --- 関西 1 種 B 会員 種 A 会員 関東 1 種 A 会員 関東 1 種 A 会員 中部 1 種 B 会員 関東 1 種 A 会員 中国 1 種 B 会員 中部 1 種 A 会員 関東 1 種 B 会員 中部 --- 全国 1 種 A 会員 中部 1 種 B 会員 関東 1 種 A 会員 北海道, 関東 1 種 A 会員 中部 1 種 B 会員 関東 2 種 B 会員 東北, 関東 1 種 A 会員 関東 1 種 B 会員 東北 2 種 A 会員 中部 --- 関東 人未満 5~10 人未満 10~15 人未満 15~20 人未満 20 人以上 (%) 自社での雇用 自社施工会社での雇用 自社工場での雇用協力会社での雇用その他 (%) (6) 外国人の就労について ( 今後 ) 全体北海道東北関東中部関西中国四国九州 沖縄 51 図 外国人の就労状況アンケート結果まとめ [ 現在 ] 職方不足に対する解決策としての外国人労働者の雇用は期待されていない 外国人の就労について 今後 作業従事させる との回答は 17.7% であり 現在よりも減少する結果であった 会員種別では 1 種 A 会員が 40.0% 1 種 B 会員が 20.0% であった 施工エリアでは 現在の中心である関東 中部の事業者における比率は減少し 他エリアで増加している また 関東 中部の回答者について 現在外国人が就労しているとの回答の内 半数以上が今後の外国人雇用はしないとの回答になっており 減少した回答数を増加分で補う形となっている その他の地域については純増しているが 大きな伸びではなく 外国人労働者への期待は少ないといえる 施工エリア 会員種 四国 1 種 A 会員 関東 1 種 A 会員 82.3 関東, 中部 関西 1 種 B 会員 関東 1 種 B 会員 71.4 関東 1 種 A 会員 75.0 全国 1 種 A 会員関東 1 種 九州 沖縄 中国 1 種 B 会員 中部 1 種 A 会員 70.6 関東, 中部, 関西, 中国 東北 --- 全国 1 種 A 会員 75.0 中部 1 種 B 会員 83.3 関東 2 種 B 会員東北, 関東 1 種 A 会員 東北 2 種 A 会員 ある ない 中部 --- 東北, 中部, 関西, 四国 --- 図 外国人の就労状況アンケート結果まとめ [ 今後 ] 0% 20% 40% 60% 80% 100%

57 アンケート調査票 本アンケート調査は 別紙で示した大工技能者の現状に対し 今後の大工技能者等の木造技能者の育成 確保に向けて 木住協会員が共同して取り組む大工技能者育成の仕組み を検討するため 会員各位が大工技能者に求める技術 技能 育成への考え方を把握 整理するためのアンケートです 選択肢における大工技能者の種類について標準大工 : 建て方から内装 造作まで一括して請け負うことのできる大工上級大工 : 標準大工の技術 技能に加え 墨付 手刻みができる大工フレーマー ( 建て方大工 ): 建て方のみを請け負う大工内装 造作大工 : 内装工事のみを請け負う大工 基本情報 会社名 [ ] 回答者 [( 部署名 ) ( 氏名 ) ] 会員種類 < > 種 < A B C > 正会員 / 賛助会員 連絡先 [tel: ] 施工エリア [ 北海道 東北 関東 中部 関西 中国 四国 九州 沖縄 ] 質問 1. 御社の新築施工物件において求める木造技術者等 及び木造技術者等の雇用形態 過不足状況等に ついてお伺いします 質問 1-1. 大工技能者に求める技能 技術及び雇用形態 過不足の状況 予測についてお伺いします (1) 御社の新築物件の施工にあたり 必要な大工技能者についてご回答下さい 標準大工 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 その他 ( ) (2) 新築物件における大工技能者の雇用形態についてご回答ください 社員大工 [ 自社での直接雇用 関連施工会社での雇用 協力工務店等での雇用 その他 ( )] 請負契約 [ 自社との請負契約 関連施工会社との請負契約 協力工務店等との請負契約 その他 ( )] (3) 現在の御社の新築物件の施工にあたり 大工技能者の過不足状況 また不足している場合は不足して いる大工技能者の種類をご回答ください 不足していない 不足している 不足している大工技能者 [ 標準大工 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 その他 ( )] (4) 今後 御社の新築物件を担う大工技能者の過不足についての予測をご回答ください 不足することはない 不足するだろう 質問 1-2. 大工技能者以外の技術者 職人における過不足の状況 予測についてお伺いします (1) 現在 技術者 職人の確保が難しく 不足している職種についてご回答下さい 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 その他 ( )( ) 不足している職種はない (2) 今後 技術者 職人の確保が難しくなると予測される職種についてご回答下さい 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 その他 ( )( ) 不足する職種はない 質問 1-3. 大工技能者 技術者 職人が不足する時期 又は不足することが予測される時期についてご回 答下さい 不足していない場合は質問 2へお進みください 1 月 ~3 月 4 月 ~6 月 7 月 ~9 月 10 月 ~12 月 年間を通じて不足している 52

58 大工技能者 大工技能者以外の技術者 職人について 不足している 又は今後不足するとお考えの場合 質問 2 にご回答ください 質問 2. 御社の対策として取り組み 検討されている方法についてお伺いします 質問 2-1. 大工技能者の不足に対する対策及び目指す人材像 育成方法についてお伺いします (1) 大工技能者の不足への対策 ( 現在取り組んでおられるもの ) についてご回答ください 自社での社員技術者の育成 自社関連会社での社員技術者の育成 育成する協力会社への補助 中途採用による確保 説明会 紹介等による確保 その他 ( ) 現在 大工技能者の不足に対して取り組みは行っていない (2) 大工技能者の不足への対策 ( 今後取り組む予定 検討を行っているもの ) についてご回答ください 自社での社員技術者の育成 自社関連会社での社員技術者の育成 育成する協力会社への補助 中途採用による確保 説明会 紹介等による確保 その他 ( ) 今後 大工技能者の不足に対して取り組みは行う予定はない (1)(2) で何らかの育成を行っている 又は検討しているとご回答の場合 以下の (3)(4) についてもご回答願 います 育成を行っていない 行う予定はないとご回答の場合 質問 2-2へお進みください (3) 大工技能者の育成における目標や目指す人材像についてご回答下さい 標準大工 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 その他 ( ) (4) 御社で行っている 又は検討されている育成に対する取り組み及び育成人数についてご回答下さい 専門訓練施設 [ 訓練期間 : ( 年 ヶ月 日 ) 育成人数 : 人 / 年間 ] OJT [ 訓練期間 : ( 年 ヶ月 日 ) 育成人数 : 人 / 年間 ] 育成補助 [ 補助対象 :( ) 訓練期間 : ( 年 ヶ月 日 ) 育成人数 : 人 / 年間 ] (5)(4) での育成について 対象となる大工技能者ついてご回答下さい 社員大工 [ 自社での直接雇用 関連施工会社での雇用 協力工務店等での雇用 その他 ( )] 請負契約 [ 自社との請負契約 関連施工会社との請負契約 協力工務店等との請負契約 その他 ( )] 質問 2-2. 大工技能者以外の技術者 職人不足に対する対策及び目指す人材像 育成方法についてお伺いします (1) 大工技能者以外の技術者 職人不足への対策 ( 現在取り組んでおられるもの ) についてご回答ください 自社での社員技術者の育成 自社関連会社での社員技術者の育成 育成する協力会社への補助 中途採用による確保 説明会 紹介等による確保 その他 ( ) 現在 技術者の不足に対して取り組みは行っていない (2) 大工職以外の技術者 職人不足への対策 ( 今後取り組む予定 検討を行っているもの ) 自社での社員技術者の育成 自社関連会社での社員技術者の育成 育成する協力会社への補助 中途採用による確保 説明会 紹介等による確保 その他 ( ) 今後 技術者の不足に対して取り組みは行う予定はない 質問 2-3. その他に大工技能者 技術者 職人不足に対して取り組み 検討を行っている対策についてご回答ください 多能工化 工種の低減 着工時期の平準化 職人の育成支援 工場生産の比率を高める 53 その他 ( )

59 質問 2-3. で多能工化とご回答の場合 目指す多能工の人材像について 質問 2-4. についてもご回答下さい 該当しない場合は 質問 3へ進んでください 質問 2-4. 目指す多能工の人材像として 基幹となる技能 マルチスキルとして身につける技能をご回答下さい ( 例 : 現場監督 設計を兼ねる大工 の場合 基本となる技能 : 大工 マルチスキル : 現場監督 設計 ) 基本となる技能 : 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 現場監督 設計 営業 とび職 その他 ( ) マルチスキル : 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 現場監督 設計 営業 とび職 その他 ( ) 基本となる技能 : 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 現場監督 設計 営業 とび職 その他 ( ) マルチスキル : 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 現場監督 設計 営業 とび職 その他 ( ) 基本となる技能 : 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 現場監督 設計 営業 とび職 その他 ( ) マルチスキル : 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 現場監督 設計 営業 とび職 その他 ( ) 質問 3. 木住協による大工技能者 技術者 職人の共同育成の仕組みについてお伺いします (1) 木住協共同での大工技能者育成の仕組みに対する必要の有無 考え方をご回答下さい 必要である ( ) 必要はない ( ) (1) で必要であるとご回答の場合 以下の質問についてもご回答願います 必要でないとご回答の場合 (5) へお進 みください (2) 共同で育成する場合 求める大工技能者の種別についてご回答下さい 標準大工 上級大工 建て方大工 ( フレーマー ) 内装 造作大工 その他 ( ) (3) 共同での育成について どのような内容が必要と考えられますか 大工道具の知識 管理 木材 木造に関する知識 図面 仕様書の理解 構造材の墨付 手刻み 地縄 水盛り 遣り方 建て方の手順 金物取付 下地材の取り付け サッシ等の取り付け 防水 各部の仕上げ 和室の造作 その他 ( ) (4)(3) でご回答頂いた内容について どのような育成手法が望ましいでしょうか 座学 訓練施設等での指導 OJT その他 ( ) (5) 大工技能者の他に 同様の仕組みでの育成が求められる技術者について ご回答下さい 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 その他 ( )( ) 共同育成の仕組みが必要な職種はない 54

60 質問 4. 御社の新築住宅に関する施工実績及び体制についてお伺いします (1) 過去 3 年度における御社の年間完工棟数 ( 住宅 併用住宅 ) についてご回答下さい 平成 25 年度実績 木造軸組工法 ( ) 棟 ツーバイフォー工法 ( ) 棟 鉄骨造 ( ) 棟 その他 ( )( ) 棟 平成 24 年度実績 木造軸組工法 ( ) 棟 ツーバイフォー工法 ( ) 棟 鉄骨造 ( ) 棟 その他 ( )( ) 棟 平成 23 年度実績 木造軸組工法 ( ) 棟 ツーバイフォー工法 ( ) 棟 鉄骨造 ( ) 棟 その他 ( )( ) 棟 (2) 御社新築物件の建築工事における施工者についてご回答下さい また それぞれの施工体制の占める割合をご回答下さい 1 自社直接施工 ( )% 2 関連施工会社へ発注 ( )% 3 協力工務店等へ発注 ( )% 4ディーラー等から協力工務店等へ発注 ( )% 5その他 ( )% (3) 御社の施工にあたる大工技能者の所属 契約関係等について (2) でご回答頂いた施工体制別にご回答下さい 施工体制 社員大工 [ 自社社員大工 関連施工会社社員大工 協力工務店社員大工 ] 請負大工 [ 自社社員大工 OB 関連施工会社社員大工 OB その他の請負大工 ] 施工体制 社員大工 [ 自社社員大工 関連施工会社社員大工 協力工務店社員大工 ] 請負大工 [ 自社社員大工 OB 関連施工会社社員大工 OB その他の請負大工 ] 施工体制 社員大工 [ 自社社員大工 関連施工会社社員大工 協力工務店社員大工 ] 請負大工 [ 自社社員大工 OB 関連施工会社社員大工 OB その他の請負大工 ] (4)(3) で回答頂いた大工技能者について 現在 御社物件の施工を行っている大工技能者の組数 人数 についてご回答下さい 自 社 社 員 大 工 ( ) 組 ( ) 人 関連施工会社社員大工 ( ) 組 ( ) 人 協力工務店社員大工 ( ) 組 ( ) 人 自社社員大工 OB ( ) 組 ( ) 人 関連施工会社社員大工 OB ( ) 組 ( ) 人 その他の請負大工 ( ) 組 ( ) 人 55

61 質問 5. 技術者等に関する採用状況 及び今後の意向についてお伺いします 質問 5-1. 大工技能者 技術者 職人の中途採用の状況及び意向についてお伺いします (1) 現在 社員として中途採用を行っている技術者 職人についてご回答下さい 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 その他 ( )( ) 現在 中途採用している技術者 職人はいない (2) 今後 社員として中途採用する予定がある技術者 職人についてご回答下さい 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 その他 ( )( ) 社員として中途採用する予定はない 質問 5-2. 高齢者 女性の人材活用の状況及び意向についてお伺いします (1) 現在 御社において 高齢者 女性が働いている職種についてご回答下さい 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 その他の技術者 職人 ( )( )( ) 意匠設計 構造設計 積算 CAD オペレーター プレゼンテーション作成 現場管理 アフターサービス 営業 一般事務 その他の業務 ( )( )( ) 作業従事していない (2) 今後 高齢者 女性の採用を行う予定がある職種についてご回答下さい 大工 基礎工 左官 タイル工 クロス工 屋根工 外装工 電気工 設備工 その他の技術者 職人 ( )( )( ) 意匠設計 構造設計 積算 CAD オペレーター プレゼンテーション作成 現場管理 アフターサービス 営業 一般事務 その他の業務 ( )( )( ) 作業従事していない 質問 5-3. 外国人労働者の就労状況及び意向についてお伺いします (1) 現在 御社の物件の施工にあたり 外国人労働者の就労している職種についてご回答ください ある ( 職種 : 人数 : ) ない (1) であるとご回答の場合 (2) もご回答下さい ないとご回答の場合 (3) へ進んで下さい (2) 就労されている外国人労働者の雇用主についてご回答下さい 自社での雇用 自社施工会社での雇用 自社工場での雇用 協力会社での雇用 その他 ( (3) 今後 外国人労働者の就労を検討する職種についてご回答ください ある ( 職種 : ) ない アンケート返送 問合せ先 一般社団法人日本木造住宅産業協会 東京都港区六本木 全特六本木ビル WEST 棟 2 階 TEL: ( 代表 )/FAX:

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63 既存訓練施設等に対するヒアリング調査 目次 ヒアリング調査の概要 60 (1) 東京建築カレッジ 61 (2) ポリテクセンター関東 65 (3) 富士教育訓練センター 72 (4) 日本建築専門学校 76 (5) 東京建築高等職業訓練校 79 58

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65 ヒアリング調査の概要 1. 目的 大工職の確保 育成に向けた方策の一つとして 木住協会員が共同で利用できる大工技能者育成の仕組みの一つとして 既存の職業訓練施設等との連携が考えられる 既存の職業訓練施設等との連携の可能性について ヒアリング調査を通じて把握し 木住協における会員共同での育成手法について検討を行う 2. ヒアリング調査の項目 1) 職業訓練施設の概要について 1 設立の経緯 実施している訓練コース ( 大工他 カリキュラム 人数等 ) 2 訓練生の属性 ( 性別 年齢 雇用主 認定職業訓練校の場合等について ) 3 運営体制について ( 座学 技能の教員 事務 ) 2) 職業訓練の概要について 1 卒業時に目指す技能水準 ( 目標と実際の状況 ) 2 就学中 卒業後の勤務状況 3 雇用主の動機 期待 3) 入学する生徒の経緯や動機 1 大工職を志望する生徒の動機 2 就職先を決めた経緯 ( 認定訓練校へ通えることを意識して就職した など ) 4) 大工技能者の育成における連携の可能性 1 既存の訓練コースを利用する 2 新規に訓練コースを設立し 利用する 3 施設利用 指導人材等での連携 4 訓練修了後の雇用とセットにした訓練生の募集 公共職業訓練施設の場合 3. ヒアリング調査の日程 対象ヒアリングは以下の日程で実施した ヒアリング日程 ヒアリング対象 所在地 平成 26 年 9 月 24 日 東京建築カレッジ 東京都豊島区池袋 平成 26 年 9 月 24 日 ポリテクセンター関東 神奈川県横浜市旭区南希望が丘 78 平成 26 年 10 月 30 日 富士教育訓練センター 静岡県富士宮市根原 平成 26 年 10 月 31 日 学校法人富嶽学園日本建築専門学校 静岡県富士宮市上井出 平成 26 年 11 月 19 日 東京建築高等職業訓練校 東京都渋谷区神南

66 (1) 東京建築カレッジ日時平成 26 年 9 月 24 日 ( 木 ) 10:00~ 場 所 職業能力開発短期大学校東京建築カレッジ 東京都豊島区池袋 訓練施設運営者 ヒアリング参加者 ( 敬称略 ) ヒアリング内容 ( 順不同 ) 職業訓練法人東京土建技術研修センター 東京建築カレッジ教務部長 東洋大学 株式会社エー エス ディー 株式会社桧家住宅 ポラテック株式会社 一般社団法人日本木造住宅産業協会 株式会社現代計画研究所 西岡貴之 秋山哲一 内山岳彦 山田祐二 篠田則夫 荒井一好 松澤ひろ美 加来照彦 樋口祥一 松井渓 木住協との連携について 木住協のような他団体の組織と連携して 育成を行うことは考えられるか 設立の経緯として 町場の後継者を共同で育成するという意味では微妙な立場になる 但し 母体団体の組合加入者も大手やハウスメーカーに勤める人も増えてきている状況なので 以前のような考え方からは変えていく必要もあると感じている 近年は 20 人の学生を確保することも難しくなってきているので 安定して学生を確保する連携は考えられる 但し 補助金の条件として中小企業に限られているので 大手からの入校は相当な持ち出しがあるので 学校運営に響くことが考えられる 直接に大手からの送り出しは難しいが 下請けや施工会社を通じては可能と思います (1) 東京建築カレッジの特徴 設立の経緯 働きながら学ぶということが大きな特徴である 東京土建は建築産業であれば誰でも加入できる一般労働組合だが 元来は町場の職人を主体 町場の中へ住宅メーカーやゼネコンが進出して プレカットが普及し 町場の職人の賃金単価が下落してしまう中で 地域の工務店では資金的にも技能的にも育成が困難な状況の下で 共同で後継者を育成していくという目的で学校が作られた 個人レベルの事業主が多いのか 母体団体の 11 万程度の組合員がいて 法人事業主が 1 万以上 法人といっても規模的には数人程度 (2) 学校運営について 運営費は生徒の学費と東京都の補助金で運営費全体の約半分を賄っている 残りは母体の東京土建が負担している状況 国と東京都の補助金の名称は 能力開発促進法に基づいている 認定訓練助成事業費補助金 訓練校への補助金は経費の 1/2 となっているが 生徒一人あたりの基本となる金額で上限が定められている 61

67 (3) 訓練生について 働くところというのはどういったところが多いか 学校自体は木造大工技術に重点をおいているが 入校条件としては業務内容の制約は設けていない 20 代前半までの大工職が 8 割前後と殆どであり 親子関係にある大工が多い 原則的には東京土建の組合員でないと入校できないのか 本人か送出し事業主が 東京土建または全建総連傘下の組合に加入していれば授業料を 3 万円 / 月 会員外の場合は授業料を 3 万 8 千 / 月としている 僅かだが会員外の生徒もいる 生徒は東京の方が多いですか 東京が多いですが 近県から来る人もいる 今は茨城の牛久から通う生徒がいる 過去には山梨県から泊りがけで通う生徒もいる 現在の生徒数は 1 年生 :17 人 2 年生 :15 人 1 学年の上限を 30 人 開校当初は 40 名程の入校者がいた 開講から 15 期までは例年 30 人前後 15 期以降かは入校時 20 人 5 人程度が辞めて 15 人卒業のペース 親子や親族関係の生徒は多くて半数程度 辞める生徒は 大工を辞めてしまうのか 会社は続けて学校を辞めるのか 色々だが 近年の状況は未経験での入職 入校が多いため 入ってみたら建築産業の辛さに耐えられず辞めてしまうことがみられる 以前はある程度の経験者で入校する人が多かったので 金曜 土曜を抜けることが難しくて学校を辞めて仕事を取る人が多かった 入学試験が前年の秋から行われているが 入校する生徒は見習い 2 年目という生徒になるのか 入学試験は複数回に分けて (5~6 回 ) 行っている 1 回の試験は少ないときは 1 人 多くて 4, 5 人が受験 親子関係であれば高校在学中に受験して 卒業したら親の会社や知り合いの会社に預けられることが決まっている 就職先が決まっていない生徒の場合 母体の組合が就職先をあっせんして対応できる 4 月の入学式までに勤務先を決める形になる 17 期では 20 人入校のうち 8 人の就職先を紹介している 例年はだいたい 5 人以内 就業先が決まっていないで受験する生徒は どういった経緯で本校を知り 入校を希望するのか 高卒で入校する人については 高校の進路指導宛に配布しているパンフレットや先生の紹介 ホームページを見て希望するという流れが多いと思う 大工職以外の入校はあるか 大工職に限定していないので他職で 左官 電気設備等もいる 近年の傾向としては 建築カレッジの卒業で 2 球建築士の受験資格が得られるので 設計を目指す設計事務所で働く人の入校が増えている また 1 級建築士を持っているが木造について勉強をしたいということで入校する人も過去にいた 最近は入校時は未経験の人が多いので 他職でも学校の授業についてくることは可能 女性は増えつつありますか 就職先を見つけることも難しく 少ないので何とも言えない (4) 訓練課程 訓練時間 キャリア形成助成金等について 能力開発促進法上は高度職業訓練専門課程居住システム系建築科という訓練科にあたり 他にはポリテクカレッジや県立の公共訓練校に同じ訓練科が設置されているが そちらは全日制 県立の学校への調査では 同じ過程への生徒数が増えているという 但し 卒業後に大工になるのは 1,2 人で殆どは現場監督に就職するのが実状だという ( ポリテクカレッジ等の高度職業訓練専門課程居住システム系建築科 ) 規程上では訓練時間は年間 1400 時間であり 2 年間で 2800 時間の授業時間 1 日 5 時限 1 時限あたり 100 分 ( 規定上は 2 時間でカウント ) のため 1 日 10 時間 授業日は金曜 土曜で週 2 日 年間約 100 日 そのため Off-Jt( 集合訓練 ) 時間数は 1000 時間程度にしかならないため 残りを OJT( 分散訓練 ) として普段の業務時間も訓練に組み入れている 62

68 OJT 部分の時間数を管理しているのか 原則的にはそうなる 出勤簿や訓練内容の提出 報告会を開いている 補助金は Off-JT と OJT で分かれているのか 送出し事業所が貰える助成金というのはキャリア形成助成金になる 金曜 土曜日の集合訓練も賃金を保障している事が助成の条件となる 数年前までは キャリア形成助成金を受けている生徒は殆どいなかったが 近年は殆ど全員がキャリア形成助成金の申請を受けている 数年前までキャリア形成助成金を受けていなかった生徒が多かったのはなぜか いままでは金額が低かったり 申請の手続きが煩雑だったりした また外注扱いで正規雇用ではないこともあったので申請ができなかった また きちんと把握している訳ではないが 昔の方が見習いでもある程度の賃金は得ていたので 事業主が賃金を保障して受けられる助成額との関係で有利ではなかったこともある 今は高卒で未経験で入職すると最低賃金ぎりぎりの状況で 事業主にとっても助成を受けることが有利ということが有る 助成金の仕組みとして雇用保険が必須ですが 個人事業主と同居する親族の従業員は雇用保険に入れない 自分の子供を入れても助成が受けられなくなるので 制度と合っていない 但し 法人として親と別居して生計を別として 他の従業員を入れて同等の扱いにすることで雇用保険に加入できる 入学金や授業料は本人が負担しているのか 生徒によって まちまち 以前は本人負担が多かったが 助成金を申請するような会社は比較的に授業料を負担しているところが多い 講師はどういった人か 講師で 1 定数以上のコマ数を担当されているのは 50 人程度 1 コマのみの特別授業などで来る人を合計すると 100 人程度の指導員がいる 普段は建築で仕事をしている 組合員また組合外部の人もいる 学生が在学中に取得する資格について 授業の中では資格取得の内容は無いが 石綿の作業員などの資格を案内している 実務経験が無いと受けられないので 在学中に取れる資格は多くない (5) その他 卒業した OB は現在 どうしているか分かるか 卒業生で指導員になる人も何人か出てきている 辞めている人も少数いる 親子関係にある人が多いこともあり 会社を継承している 就職した先で継続しているといった人が多い OB 会は組織しているが なかなか上手く機能していない 手刻み技術が不要な仕事も多い中で 墨付 手刻みの技能を教える意味をどう考えていますか 仕事の中で技能を使う場面は少ないが 大工技術の基本と考えている 以前はプレカット材を加工する人も 木材知識や木を見る目が十分ではなかったので ひどい材が出て来ることもあった そのような時に 技術 技能を身につけていれば判断が出来る また 今後はリフォームの仕事が多くなる中で 組立工では対応できない 指導員を工業高校などへ講師として送り出しすることはありますか 指導員のうち 数名は地域の高校などで指導もしている カレッジが講師を送り出すのではなく 技能検定の検定員などの場で工業高校の先生らと交流が生まれて個人として呼ばれるということが多いと思う 以上 63

69 < パンフレットより抜粋 > 64

70 (2) ポリテクセンター関東 日 時 平成 26 年 9 月 24 日 ( 木 ) 14:30~ 場 所 ポリテクセンター関東 神奈川県横浜市旭区南希望が丘 78 訓練施設運営者 独立行政法人高齢 障害 求職者雇用支援機構 ヒアリング参加者 ポリテクセンター関東就職支援主幹 山崎泉 ( 敬称略 ) 東洋大学 秋山哲一 株式会社アールシーコア 鎌田広道 株式会社現代計画研究所 加来照彦樋口祥一松井渓 ヒアリング内容 ( 順不同 ) 木住協との連携について 既存の訓練コースは新規入職者の入職前訓練に対しては使えない 継続教育の座学などでの連携はできる 1コースずつ完結させて12 時間 1コース 10 回のように組 むなど [ 既存のカリキュラム利用又はオーダーメイド型の講座 ] 東北 九州では住宅施工技術科( 昔の大工育成の流れを汲むカリキュラム ) を選択している施設もある [ 岩手 秋田 新潟 山梨 山口 佐世保 熊本の7 施設 ] 年齢等を考慮すると 大工養成としての 職業訓練ではない 若年者訓練は上層部からの指示で行っている 業界団体として働きかける方法も考えられる その際に は 企業実習 (1ヶ月) が訓練に組み込まれる (1) 住環境計画科の訓練科について 現在 ポリテクセンター関東で実施している訓練は 建築 CADリフォームコース 建築 CAD 住環境コース の2 科 定員は各 20 名で それぞれ半年の訓練期間となっている どちらの科も平均年齢 35~40 歳くらいである 近年は年齢層が高くなってきているが 経験者はほぼいない 住環境コースは設備が入っているコース 全国で 12 施設ある 47 都道府県にポリテクセンターはあるが 建築は全ての都道府県にあるわけではない 全国的には住宅リフォーム技術科( リフォームコース ) が多い 躯体が中心で設備はカリキュラムに入っていない 施設によっては吸排気等を扱っているが 基本は建築の躯体を対象としている 東北 九州では住宅施工技術科( 昔の大工育成の流れを汲むカリキュラム ) を選択している施設もある [ 岩手 秋田 新潟 山梨 山口 佐世保 熊本の7 施設 ] そこでは道具の研ぎ等も入っているが 受講生の年齢は 20 代後半から 50 代までがいる これから大工になろうという年齢層ではない 一回社会を経験しており 基本的に大工養成という形で職業訓練は行われていないというのが実情である 住宅リフォーム技術科では ゼロベースから立ち上げる 土台の蟻 ホゾ等の刻み加工は自分たちでやる 刻みはある程度やるが 大工になる方はいないので 研ぎはやらずに替え刃式のノミ カンナ ( カンナはほとんど使わない ) を使う あとは電動工具 ( ホゾ取り機 角ノミ等 ) を使っての加工を行う リフォーム技術科は 躯体はそのままで下地 配管 配線 仕上げまでをやる (2) 訓練時間 訓練時間 8:50 ラジオ体操 9:00~3:05 訓練 6 時間 ( 昼食 45 分 ) 月 ~ 金 訓練期間:6ヶ月( 延べ 648 時間 + 就職講話等で 670 時間 ) 65

71 (3) 建築 CAD 住環境コースについて ⅰ) 各地のポリテクセンターとの違い 実習場の広さ 予算配分は各ポリテクセンターで異なる ポリテクセンター関東はその中でも比較的使わせてもらっている方である 全国全てが同じプログラムではない 関東に関しては 受講生自身が設計し 型番 製品を選定し 施工するというスタイルをとっている 同じものを設計 施工しているポリテクもある 神奈川県と同時期募集となっている 両方説明会に行かれた受講生は大概こっちにくる ブースだけというよりは様々な体験ができるようにプログラムを意識している 機械 電気電子系も自分たちで設計し 製品を作るというスタイルでやっている ⅱ) リフォームコースとの違い 住宅リフォーム技術科は一棟設計する 申請図面 壁量計算からプレゼンまで行う 住環境コースは住宅性能表示のモデルプランを外構 水回り リビングの設計を行う 構造躯体はいじらない制限で 10 課題の中から選択する ⅲ) カリキュラム 就職 就職に関しては自分が大工になる というわけではない 現場や設計などの業務を行う上で 訓練により身につけた技術を活かして仕事をするという目的でやっている方が多い 架構の骨組みの知識 段取りなど 現場や設計の仕事をする上でここでの技術が活かされるというのが主眼となっている 就職先は工務店が多い 現場監督や企画 設計等 最近増えてきているのは設備を扱う業者 流通側で体業者と話をする人材や設備会社が持っているリフォーム部門など 太陽光や住設をつける仕事になる方もいる 多能工の求人機器や内装もやる 賃貸の原状回復の仕事 短期的にやる業務内容 介護リフォームの職方など 地方に行くと年配の受講生が多くなるなど 地域によって状況は異なる 同じ職種に進むという訓練ではない どの職種に進んでも活かされるベースの技術をやっている 経験者はほぼいない 6ヶ月でそこまで育成する 就職率は 95%( 前回修了生 ) 前半 3ヶ月は部材名称や役割 製図 法規 計画 構造 CAD など 二級建築士の科目を網羅する あとは設計課題を渡して プレゼン等を行う 後半 3ヶ月で設計 施工の実習 実習課題の工程等も生徒がつくる 進捗確認 KY( 危険予知 ) を毎朝行うなど 現場に近い状況を再現している プレゼンや施工図として展開図を書かせる 高さや位置関係が分かる 展開図を用いて前回の解体をしながら下地の割り付けなど 施工方法を確認していく 図面番号を固定していて 全ての班(1 班 2~3 名程度 ) が 10 枚程度ずつ作成する 割り付け図を作成し 数量拾いを行う 再利用 新規購入なども考えながら作成する 実際の仕事では拾い忘れなどがあり トラブルにもつながるので 現場に近い状況で訓練を行う 予定数と使用数や 工程の管理など 班ごとに調整するなどの対応も行っている 訓練の中でいろいろな職種を経験する 班での作業になるので 意見の調整や提案シートの作成 現場の管理 監理 ボード張り 断熱材施工 電気配線など 工事のタイミングや職方同士の調整など 実務的な部分について訓練を通して経験できる 集合でやることによるチームプレイの重要性や工事の流れを体験できる ( ロールプレイ ) など 道具の管理や掃除の必要性なども含めて指導する 卒業生からは知らないうちに色々なことが身についているとの声があった ( 現場で尻餅をつかないなどの礼儀的な部分も含めて ) 班によって施工面積などが違う お互いに応援し合うなどの対応をして工程を進めていく 班組はくじ引き 会社に行ったら好き 嫌いでチームにはならない 定員 20 人 最初の三ヶ月で就職が4~5 人決まる 15 人程度で班分けする 66

72 照明や住設などの機器は班で選択する 設計も同じ班で行い 施工まで行う 現在 4 年目で これまでに7 期修了生を出している 各班でどんな図面になっているか プレゼンを通じて全員で共有する 各班毎にファイルを持っているが 誰か一人しか知らない状況はつくらない 応援で作業を手伝う際には その班のリーダーから指示をしてもらう 途中で就職が決まる人も退所する人と訓練を継続する人もいる 基本的には訓練期間中に内定をもらうようにしており 内定をもらって最後までいるようにする 訓練期間中に 本人が応募して面接にいく 訓練は3 時には終わる 職業訓練は就職するための訓練であり 求人先に訪問票をもらって書類を提出する 就職の活動による休みという括りになり 雇用保険は支給される 就職が早く決まる場合もあり 訓練途中で退所する生徒もいる 訓練修了までいることもある 途中で退所するのは概ね5 人程度 6ヶ月間の過ごし方が大事 残って勉強する人もいるし 治療等に当てる人もいる 訓練期間中に資格取得を行う人もいる ( ビル設備コースではボイラーや電気 危険物などないと仕事にならないので勉強している人が多い ) ⅳ) 実習について 解体を通じて下地の入れ方などを確認していく リフォーム技術科は新築を作ってリフォームをするので2 回施工できる 住環境計画科は2 回できないので解体も含めて授業としている 解体 図面作成 給排水 電気 換気量計算 ( 設備関係の座学と織り交ぜてやる ) 解体は7 月上旬にやり そこから図面作成等に入る 実際に作業をやっている期間は 8 月 25 日からの一ヶ月程度となる 排水経路等も実習で行う 継ぎ手の拾いなども含めて 電灯図 配線図 複線図まで作成する ルート決めをして施工を行う (4) 指導体制 資格取得 実習場等 実技指導の体制は2 人で行っている ( どちらも ) 組織の人員配置上 難しい 座学は一人で行うが 実習は安全性を確保するために2 人体制となっている 丸ノコ安全教育は行っている 実習場に施設があれば玉かけ等の資格を出せる 認定を受けていればぼりテクセンターで訓練期間中に資格を出せる 道具は全て貸与としている 訓練生はテキスト2 冊 作業着 帽子を用意してくる 靴はスニーカーで良い 求職者なので極力お金がかからないように配慮している ( テキスト代約 8000 円 ) 実習場は一科しか使えない広さになっており 3ヶ月毎に住宅リフォーム技術科と住環境コースで順番に使う 施設は年間通じて使用している (5) 入所時の状況について 最近は景気が良く 求人が多いので訓練科全体の応募は減っている 住環境計画科は倍率 2.5 倍と高い 入所選考 ( 学科 面接 ) を行う 落ちた片は自分でがんばる (6) 訓練生の動機 他業種の方が多いとのことだったが 仕事や給与の待遇が悪いと言うことが要因としてあげられるが 何に魅力を持って課程を選んでいるのか ( 鎌田 ) 昔から興味があった 建築の学校を出ていても他業種についていた など背景は様々である 介護計の仕事をしていてリフォームなどを通じて興味を持った 就職率の高いコースに集まる 男性だとビル設備と迷う ビル設備は一職種について就職するコースであり 住環境計画科は就職先に幅がある どこか一部分に興味があれば幅が広がる 67

73 応募者 40 人のうち上の10 人はこの仕事をやりたいと言える人 下の10 人はとりあえず来ましたという人 真ん中の20 人はビジョンが曖昧だが 建築に興味 意欲があれば入所してもらうという判断をする 年齢が多様というのが特色で 職を離れているからモチベーションが高い人が多く それに他の訓練生が引っ張られていく 相乗効果で高めていく (7) 評価 成績等について 成績は受講生自身が成績をつける 習得度状況 0: 知らないからテキストを見ればできるなど 企業から問い合わせがあれば実習の中での状況をお知らせするが 指導側が成績をつけるという形では行っていない 一律ではかれない部分もあり 一職種についてというくくりでもない 成績は就職先には行かない 提示してくださいと言われれば提示するが 今まで成績を気にする雇用者はいない 面接に行けば企業側が人材をきちんと評価する 就職先は職種ではなく 業務内容で見るように指導している 業務内容について できる仕事 できない仕事を事前に把握し チャレンジできるものを応募していく 企業側の評価は比較的高いと考えている (8) 企業側の考え方 ⅰ) 求人票を出す経緯 求人を出す企業側は施設見学等に来ている センター側からも企業に積極的にアプローチしている 訓練を見て 求人を決断する企業も多い 最近多いのは企業向けのコースを通じて訓練やセンターを知り 求人を出したいという声もある 会社で社員教育をするよりも 効率的であるとの声が高い 訓練生が面接に行って知るなど 訓練生にパンフレットを持って行ってもらい 自身の紹介とともに訓練コースを知ってもらうきっかけとしている 職員が企業訪問をして説明をしている リピーターの企業も多い 今期生のうち 5 社くらいは1 回とってもらっている企業である ⅱ) 求人 企業側の評価 ハローワークの求人票もあるが ポリテクのオリジナル書式もあり ダイレクトに求人を行う企業もある 訓練生はもともと業界での就業を希望しており 離職率が低く 就職後の意欲も高い 他業種からの就職なので前職でのならわしや慣例をもってこない 自由な発想で仕事をするので経験がない方が良いとの声もある そういった面から 継続的に求人を出してくれる企業も多い 社会人経験があり ビジネスマナーや事務的な仕事への対応等ができている 建築と設備の両方を知っている人へのニーズが高い 住設機器を取り扱っている会社 社員教育をゼロからしなくても良いというメリットがある お客さんの前にいきなり出すわけにはいかないが 仕事についての基礎理解が早い (9) 就職した人のその後について 訓練生同士で連絡を取っており 転職などの情報は入ってくる 卒業生は基本的に同じ業界で継続して働いている場合が多い (10) 課題等 ヨーロッパは失業率が高く 厚い手当などの施策もあるが それの日本版という考え方 ( 秋山 ) 職業訓練の認知度が低い 4 月 10 月に神奈川県が募集をかけているので 神奈川県によってフォローされている部分もある ハローワーク経由で知る人が多い 雇用保険受給者向けの一定の説明の場に借りて訓練という選択もあることを説明しに行く 68

74 若手向けのジョブカフェなどの取組もあり ハローワーク自体も色々考えて取組を行っている 失業に対するイメージが悪い (11) 訓練生の通所範囲及び雇用保険 東京にポリテクがない 埼玉に建築がない 埼玉や東京から来る 神奈川でも小田原などから来る 交通費はハローワークから支給される 交通費と雇用保険が支給される 雇用保険をもらえない若年者訓練は保護者等の同意 一般の人は給付金というのもある 出席日数が8 割を超えていれば月 10 万まで補助が出る 6ヶ月間雇用保険をもらえる 訓練期間中に切れる場合は園長もできる 2 年以内に訓練を受けた人は再度訓練を受けることはできないことになっている (12) 訓練での連携 利用の可能性ポリテクセンターのオーダーメイド講座 訓練内容で企業向けのオーダーセミナー等を実施しており 要望もある 設計者向けの電気配線など 訓練の中からかいつまんでコースを作り 受講する 座学は出張講座が可能だが 作業を伴う場合はセンターの設備を使用して講座を行う 12 時間が単位で 3 時間 4 回 6 時間 2などの組み合わせが自由 企業側の要望やセンターの施設状況に応じて相談する 12の倍数なら増やせる 4 月は電気 電子や機械系は派遣企業が派遣社員の育成に 基礎を教えるオーダーセミナーがたくさん入っている 新人教育に利用している 実習も連続でやっている方がスピードも速い 座学なら跳び石でもいいが 実習を伴う場合は固まってやっている方が良い 休みを考慮して工程を進めていくなどの配慮も訓練できる カリキュラムによっては実習施設が1 週間あくこともあり 利用状況によっては使用することもできる可能性がある あいている場所を借りて実技実習等はできる 利用費は何千円という単位でできる 教室だけ貸してくださいという企業もある コース設定をして外部講師や職員などが実施する能力開発セミナーもある 元々ある内容に入れるのであればそれが一番手っ取り早い 人数さえ集まれば実施できる カリキュラムは3 日で1つの単位を消化する形式 3でサブシステムとなり それが6コでシステムとなっている システム2コ サブシステム2コで三ヶ月 それぞれのポリテク毎に選択してカリキュラムを作成する カリキュラムは本部で精査をする 基本的に地域の求職状況に合わせて選択できる 実際には単位毎になっているが 実習等では相互的に絡ませながら消化していく部分もある 最終的に 6コが終わるということで トータルで全体を消化する カリキュラムのこれとこれを組み合わせて講座を組むこともできる オーダーメイド型は施設毎に受けられる 本部に申請が必要であるが 申請があれば全国で共通したプログラムで講座を実施できる 地域によっては建築の科に橋渡し訓練付きとしているところもある 兵庫県では地域の建設業協会から要望があり 協会がタイアップして実施している 橋渡し=ビジネスマナー + 企業実習 求人をとってくれているところとタイアップしている タイアップすれば建築のコースもできるのか?( 加来 ) 運営側には結構負担であり 本部の要望もある 入所時期がずれたりする 一回カリキュラムができれば 今ある要素の中から選択していく形で講座内容も柔軟に対応できる カリキュラム参考資料カリキュラムモデル検索 < 69

75 [ 実習場 ] 建築 CAD 住環境コース実習棟 建築 CAD リフォームコース実習棟 建築 CAD 住環境コース工程表 KY 数量等 70

76 [ 建築 CAD リフォームコース実習棟 ] 71

77 (3) 富士教育訓練センター 日 時 平成 26 年 10 月 30 日 ( 木 ) 14:00~ 場 所 職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会富士教育訓練センター静岡県富士宮市根原 訓練施設運営者 ヒアリング参加者 ( 敬称略 ) 職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会富士教育訓練センター校長富士教育訓練センター教育訓練課課長富士教育訓練センター広報企画課課長代理一般社団法人日本木造住宅産業協会 小松原学渡辺敏幸加賀美武荒井一好 株式会社現代計画研究所樋口祥一松井渓ヒアリング内容 ( 順不同 ) 木住協との連携について 木造住宅で求められる基礎から仕上げまでの工程で どの程度をカバーできるのか 地方で大工を雇用する中小工務店から 大工でオーダーメイド型訓練の依頼が多く寄せられており 準備を進めている 地縄 水盛り 基礎は訓練を実施している 刻みは行っていないが プレカットの軸組は有るので組立ても可能 下地 外壁仕上 屋根 太陽光パネル サッシ UBの実習も可能 訓練を実施する場合に協会との連携の形はどのようになるのか 団体が整備して教育 訓練に出すという形は可能 認定訓練とするには コース毎に 2/3 以上の会員がいる必要が有る為 団体が会員となれば認定訓練の要件を満たせる形になる 多数の業界団体で連携して育成いくことは考える時に 複数の団体で 2/3 をクリアしていれば 認定訓練とすることは可能か 単独ではないかと思うが 詳細は調べて回答します 傘下の企業が 団体会員や賛助会員にも入っている場合は会員と見なせる 工務店の場合は いずれかの会員団体に所属する可能性がある 新たに会員団体とならなくても可能 会員団体になることで 直接調整を行い 新たなカリキュラムを構築して 主宰を明確に示せる利点がある 会員団体になるにはどうすればいいのか 申込み後に 理事会で承認が得られれば入会金 年会費を納める 年会費は約 30 万円 年会費は約 12 万円 資料などを後程木活協宛てにお送りする 富士教育訓練センターの運営費内訳はどのようになっているのか 厚労省の助成金が約 1/3 残り 2/3 の内で訓練負担金が多くを占めており その他は年会費等 富士教育訓練センターと全国の訓練校との協力関係はあるのか いままで殆ど無い 富士教育訓練センター設立時に三田を参考にしているが オーダーメイド型コースでお客さんのニーズを組み上げることを 富士独自の柱として 設立している 72

78 国交省との分担はどのようになっているのか あくまで管轄は厚生労働省 国交省は建設業も関係していることから 指導内容や基幹技能者等で横断的な立場で関わっている プレカットの木造住宅の一連の施工内容の訓練カリキュラムで 内容として認定訓練の助成に問題は無いか 内容的な問題はクリアできると思う 助成で指摘されるのは 本来は企業で行うべき研修を訓練校へ投げてくるのは助成の対象にならない 高校を卒業したばかりの新規入職者が 用語や現場マナーを知らないという話を良く聞く そのような内容を入職者の訓練に入れられないか カリキュラムへの項目の入れ方だと思う (1) 富士教育訓練センターの設立の経緯 建物は 元々が国交省の建物で 現在は振興基金が所有しているものを借りて運営 運営の母体団体は 専門工事業の 33 団体会員 建替えは詳細を検討中 受け入れ規模の拡大と既存校舎の耐震補強を行う 建て替え後は現在 220 名の受け入れ体制を 320~330 名程度に拡充する予定である (2) 育成人数 訓練コース 平成 25 年度約 人が出入りしており 約 5000 社が携わる 平成 25 年度の教育訓練人日数 ( 延べ日数 )44608 人日 専門工事業を中心とした団体会員 賛助会員で構成される 現在 33 団体会員 近年はゼネコンから 1000 人以上が送り出される ゼネコンの新入社員を対象に 現場管理の目線から職長業務を体験する訓練を行う オーダーメイド型コースで ゼネコン側とカリキュラム内容の事前調整を行う 一般募集するコースは 56 コース その他にオーダーメイド型訓練を合わせると 200 以上のコースが実施されており 全体の半分以上をオーダーメイド型のコースが占める 訓練期間は長いコースでは 4 ヵ月 短いコースは 2 泊 3 日等 平均的には 1 週間から 10 日間が主流である 新規入職者への訓練が主流 4 月 5 月 6 月が多い 4 月は延べ 9,500 人程度の訓練が集中する 訓練の成果として 新人を即戦力として育成するということではない 利用者の主目的として資格取得 多いところは訓練期間中で4つ程取得させる その後 実務を行い 再度資格取得のため利用する 高卒(18 歳 )~ 大卒 (22 歳 ) 程度が主流 年齢制限は設けていない 中途採用の新規入職者で 30 代以上も見られるようになってきたが 20 歳前後が殆ど 正社員として雇用が殆ど 個人で入校する場合 授業料を実費負担となるため殆どいない 近年は設計会社も参入し ゼネコンと同様に納まりや現場技能への理解を深める目的で現場実務の体験訓練を行う 73

79 (3) 訓練費用 助成金等 ゼネコンが行うオーダーメイド型の訓練は 大手のため助成は無く経費全額を企業が負担 一般募集コースについては 中小企業であればキャリア形成促進助成金と建設労働者確保育成助成金で ほぼ全額を賄える計算になる その他に訓練期間中の賃金は企業が負担する 新規入職者が即戦力となる事は難しいが 即成果として現場で必要となる資格を技能講習 特別教育をコースに盛り込む オーダーメイド型コースで企業によっては 4~5 種類の資格を取らせている コースにより 下請協力会が推奨するものは協力会から下請け会員へ支援金が出される オーダーメイド型コースは現場管理等の初期入職者訓練が主であり 職人 技能者の養成としては一般募集コースを案内している 15 年ほど前にも多能工の位置付けを検討したが 失敗例が多かった 新規入職者から訓練して多能工を育成しても 受け入れる企業の上司 先輩が多能工ではないため 中途半端に便利屋的に扱われてしまうために定着しなかった 左官がタイルを勉強するという形で 基礎が出来ている部分を軸にした多能工の育成を実施している 最初から最後まで作業に携われるという多能工のイメージと 自分の職域から少し外れた部分ができる多能工のイメージがある 旗日 土曜日は授業を行い 訓練時間数をそこで稼ぐようにしている (4) 指導者の経歴 現場経験者が殆どである 引退した方も現役もいる 年に 2 回程度の講師会を開き 各指導員が担当する日程を事前に調整する 訓練科講師は 6 人体制 指導員の確保は 設立当初から指導員による紹介の連鎖で全国から来ており 会員団体からの送出しは多くない 指導員全体では 120 人前後 指導員免許は皆取得している (5)1 日の訓練の流れ 6:30 起床 洗面 7:00 食事 7:50 朝礼 点呼 ラジオ体操指差呼称 安全意識 挨拶訓練体験発表 工程内ミーティング作業 昼食 17:00 作業 22:00 門限 23:00 就寝その日の工程が終わるまでは作業継続 現場と同じ流れを徹底してやらせる 日曜日も自主的なゼミが開けるよう指導員が常駐する 74

80 (6) 施設概要 75

81 (4) 日本建築専門学校 日 時 平成 26 年 10 月 31 日 ( 金 ) 10:00~ 場 所 学校法人富嶽学園日本建築専門学校静岡県富士宮市上井出 2730 番地の 5 訓練施設運営者 ヒアリング参加者 ( 敬称略 ) 学校法人富嶽学園 日本建築専門学校副理事長 事務局長 杉浦重光 日本建築専門学校教員 長谷川幸基 株式会社エー エス ディー内山岳彦三井化学産資株式会社黄倉二郎一般社団法人日本木造住宅産業協会荒井一好松澤ひろ美株式会社現代計画研究所樋口祥一松井渓ヒアリング内容 ( 順不同 ) 木住協との連携について 現在 中央工学校の学生が夏休みの5 日間滞在し 2 級技能士レベルの実習を実施している 通常時は授業があるため 施設 指導面での連携は難しい 春休みから新学期開校までの期間において 施設や指導員等での連携は可能性がある ( 修了式 3/10 前後 ~ 新学期会誌 4/10 までの期間 ) (1) 設立の経緯 創立者である菊池安治氏と中村昌生氏により 棟梁( 大工技術 技能 ) を育成 継承するための学校として設立した 大学教育で木造をきちんと教えているところがない また 工業高校も木造建築の魅を教えられないことから 学校の設立を目指した 当初大学としての認可を目指したが 費用 事務面でのハードルが高く 専門学校とした 菊池建設とは資本関係はなく 卒業生も自由に進路を選択する (2) カリキュラム等 4 年制 全寮制 全寮制としているのは昔の徒弟制度の継承的な意味合いもある 先輩が後輩を指導するなど 卒業生も指導することもある 4 年制は当初大学としての設立を目指したことによる 取得単位:200 単位 大学の 124 単位と比較して多く カリキュラム的な余裕はない プラスとなっている 76 単位は大工技術の授業である 授業時間: 月 ~ 金 (9:00~16:10) 卒業後は四年制大学と同等の受験資格が得られる 在学中にフォークリフト 玉掛け 小型移動式クレーンの資格を取得できる 教習所から出張教習を受けて 校内で教習を行う 1ヶ月に3 種類程度の仕口 継手を身に付けていくようにカリキュラムを組んでいる 76

82 (3) 生徒数 志望動機等 1 学年 20~30 人前後 募集人数は 40 名 基本的に高卒で入学するが 20 歳を超えて入学する人も 1 割程度いる ( 大卒後入学や社会人経験者など ) 工業高校卒業生は 2 割程度で ほとんどは普通科の生徒である 女性は現在 4 名 学年により在籍状況が異なる 小さい頃に木造建築に関する感動を持っている生徒が多い 全国から応募はある (4) 卒業後の進路 ここ 10 年は大工職への就職が 6 割前後と多くなっている ハウスメーカーの下請け工務店への就職は少ない 自前で受注し 伝統工法の住宅を建てる一人親方や中小工務店を志望する生徒が多い 求人票や OB 知人の紹介等も行うが 基本的には本人に就職志望先を探して連絡を取らせる 社会保険等の加入状況は起業によって異なるのが現状である その他の就職として 建設会社等の施工管理などへの進路が多い 大工として就職した卒業生の定着率は高い 独立して経営者となっている生徒もいる (5) 指導体制 講師 30 名 ( 常勤 4 名 うち 2 名は専門学校 OB) (6) 地域との関わり 地域のイベントや公共的な物件 社寺等の工事を実習として行うなどの関わりがある 図面作成から実施している (7) 授業料等 入学金 280,000 円 授業料 実習費等 943,600 円 ( 年間 ) 寮費 食費 793,120 円 ( 年間 ) その他教科書 参考書 実習書用具 : 約 23 万 補助金等はなく 入学金 事業量の範囲で学校運営をしている 道具の貸与はない 職人としての意識 ( 道具を大切にする ) を入学当初から教育として行う 生徒によっては道具を自分で買い足していく ( 砥石屋等 業者が学校に来る ) 道具は技能検定に必要なものをそろえる : 尺ノコ 八寸ノコ 差し金 ( 尺 cm) 墨壺 ノミ( 三本 ) 自由スコヤ カンナ2 枚 奨学金の制度もあるが 経済的な状況もあり 近年はアルバイトも認めざるを得ない状況もある 77

83 8 施設概要 敷地面積は 15,000 坪 78

84 (5) 東京建築職業訓練校 日 時 平成 26 年 11 月 19 日 ( 水 ) 15:00~ 場 所 東京建築高等職業訓練校東京都渋谷区神南 ヒアリング参加者 ( 敬称略 ) 東京建築高等職業訓練校事務局長 一般社団法人日本木造住宅産業協会 山内誉主也 荒井一好 株式会社現代計画研究所樋口祥一松井渓ヒアリング内容 ( 順不同 ) 木住協との連携について 東栄住宅の大工技能者の受け入れについて 2011 年秋から協議を開始し 2012 年 4 月より東栄住宅の社員大工を生徒として受け入れている 東栄住宅の関連会社 ( 東栄ホームサービス ) の社員大工として雇用し 訓練校の補助基準 ( 中小企業 ) をクリアしている 会員企業の社員で訓練を受けたい場合の条件 条件は特に設けていないが 中卒は2 年間の実務経験が必要 大きな数が動くときには理事会で相談する必要があるが 東栄住宅が入るときの経緯では 技能職を育てたいという志 中小企業 として採用し 訓練校に入校するということを条件とした 資本総額 3 億未満 又は労働者数 300 名以下 木住協が間に入っても入らなくても個社で大きな数字が動く場合は同様の流れになる 部分的な受講は可能か?( 座学だけ など一部に乗っかるような形 ) 訓練校としては別コースを造ることは考えていない 過去は聴講生という形で訓練校実技に通っていた例はある ( 東栄住宅の世話役 ) 工業高校の非常勤の先生が聴講生として実技に通った 指導的な立場の方が例外的にという形 ユニオンとしては 標準大工 上級大工の狭間が多いと考えており 部分的な技術向上の短期コースを設立することが方向としては考えられる ( 座学 実技ともに継続教育的な部分で利用 ) 全建総連東京都連の全体の動きに合わせて考えていきたい 短期のコースをつくることは可能だが 雇用保険の建設労働者確保育成の訓練 研修コースを利用していく方が 勝手が良さそうと考えている ( 認定訓練コースは訓練校に対する経費助成 技能育成コースが助成額が必要経費の 2/3 がでる形であり 補助額が高い ) (1) 東京建築高等職業訓練校の設立の経緯 1958 年設立で現在 58 期生募集中 特徴的な方針: 実技 / 大工の手道具を使って作成する 学科 / 実技に関連する工作法 規矩術に重点を置き 基本の製図についても時間を大きく配分している 設立当時 労働組合で技能者を育てていくという流れがあった 対象としては大工に絞って訓練科を設立した 訓練校は建設ユニオンから補助を受けているが 任意団体として独立している 運営は授業料 東京都の補助が大半 建設ユニオンからも 150 万程度補助してもらっている 建設ユニオン : 労働組合 79

85 (2) 育成人数 運営体制 訓練コース 延べ修了者普通課程 :1,654 名 ( 女性約 100 名 ) 短期課程 :2,563 名 ( 建築 :1,979 名 塗装 :584 名 ) 基本は大工ということでやっているが 家づくりの基本を学ぶというところで 設計関係や現場監督なども入校している 女性に関しては設計関係が多い 外国人労働者の事例はない 対象は大体が高校卒業後の新規学卒者 求人部を通じて 訓練校に通うことを条件に高卒者を対象に雇用している 訓練生の雇用主は組合員の企業に限らず広げている 訓練生の属性現在 46 名 ( 男性 44 名 女性 2 名 )(1 年生 /28 名 2 年生 /18 名 ) 募集人数は 50 名 ( 各学年 ) 2015 予定は現段階で東栄 :11 名 求人 8 名 10 代 :31 人 20 代 :7 人 30 代 :2 人 40 代 :5 人 60 代 :1 人 9 割方が未経験者である 30 代 40 代は転職で未経験 30 代 40 代で大工になろうという下調べの段階で訓練校を知り 就職先にも話をつけて通っているなど 途中で辞める人は2 年間を通じて 2 割程度 今の2 年生は離職率が低く 辞めたのは 1 名 1 年生は 28 名 現在 25 名 ( 一年生で辞めた人は以下の入校の経緯のうち 1が1 人 2が2 人 二年生は1が一人 ) 東栄住宅は離職率が低い 入校の経緯 1 首都圏建設産業ユニオン 全建総連東京都連 近県組合 単組関係 大工 大工等の子息など ( インターネットを通じて直接申し込みをする ) が 3 割 2 東京建設業組合求人部 :2 割 3 東栄ホームサービス ( 株 ):5 割 ( 毎年 10 名 2 年間 ) 雇用主 : 中小 零細の町場工務店 ( 元請け 下請けの比率は各社それぞれ ) 生徒の通学範囲: 東京 神奈川 千葉 埼玉 訓練校の認定を受けるため 他県の生徒受け入れに制限はあるが それを超えることはない 1のように個別で入ってくる事業者の労働条件はそれぞれ別の状況である 東京都からの監査の質問項目で 労働基準法を遵守することについては指導しているという形である 認定訓練校の悩みとして 厚労省のチェックが厳しくなっている キャリア形成等の助成金を受けようとする場合 従業員の証明として雇用保険の被保険者番号を書かせるところが増えてきている 東京都はまだ事業主印で認める形である 社員の定義が事業主によってまちまちの状況もある ( 特に他職種から転職し 訓練校に通う 30 代 40 代に多い 専属外注的な扱いの場合もある ) 法律的にはきわどいところ 雇用主の期待 実技に関しては墨付 手刻みは大工の基本だが 現場では中々出来ない 学科については現場で教えることが出来ない内容が多いので そのあたりを身に付けて欲しい 同世代の仲間づくり 80

86 訓練校 OBなども多い 訓練校に通わせていて 卒業後に新たに利用するなどのリピートも多い 求人部関係の定着率(4 年間 ) は 7 割程度 2 割は1 年目に辞めてしまう 現実とのギャップなど 残りの 1 割は他の工務店等に移るなど 引き抜きの対象になりやすいとの意見もある 大きいところで 20 人規模の会社 毎年新入社員を入れているというところは数社のみ 基本的に零細企業が多い 運営体制( 講師 事務局 ) 普通課程 : 学科教諭 5 名 実技指導員 :8 名 事務局 :1 名 訓練コース 1 普通課程 (2 年間 ) 対象 : 初級 ( 新規学卒者 建築大工等の未経験者 ) 及び中級 ( 建築大工等経験者 ) 費用 : 入学金 35,000 円 ( 申込時に納入 ) 授業料 13,000 円 / 月教科書 教材 製図用紙 実技実習用材料等は無料製図用具 手道具一式 ( カンナ 2 丁 ノミ 8 本 差し金 ノコ ( 一式 10 万程度 )) 作業着は本人又は事業所 訓練生派遣事業主への助成キャリア形成促進助成金 建設労働者確保育成助成金日額 1 万円 月 4 万程度 費用負担 基本は事業主負担 助成の基準になっている 9 割近くはきちんとやっている 訓練場所/ 学科 : 全建総連会館 実技 : 府中 ( 職業能力開発施設 ) を借りて実施 東京都立多摩職業能力開発センター府中校は就職支援 キャリア形成 オーダーメイド講座等を実施している 訓練期間 2 年間 ( 毎週土曜日 9:00~17:00 1 年次 :47 日 2 年次 :52 日 ) 訓練時間 1 年次 :1,675 時間 2 年次 :1,696 時間 ( 分散訓練 (OJT) 込み ) 試験等はなく 雇用等の条件が整っていれば入校できる 訓練期間中の資格取得: 訓練校としては特になし (1 年目 ) 道具の使い方 墨差し 蟻継ぎ 腰掛け鎌継ぎ 台持ち金輪 階段 朝顔箱 棒隅木 差し口 造作 (2 年目 ) 丸太 四方転び ( 踏み台 脚立 ) 回り階段 棒隅木 振れ垂木 入隅 振れ隅木 柱立て転び踏み台 2 技能向上訓練 (1 2 級技能検定試験準備講習会 )( 短期課程 :3 日間 18 時間 ) 対象: 訓練校修了生及び中 上級者 費用:15,000 円 3 二級建築施工管理技士の資格取得のための訓練 ( 短期課程 :20 日間 58.5 時間 ) 費用:70,000 円 4その他 ( 短期課程 ) 建築塗装 1 2 級技能検定に向けての講習 81

87 (3) 卒業時に目指す技能水準 建築大工 1 級技能検定レベルを理解し 作製できること 製図に関しては2 級建築士レベルを目標としている 普通職業訓練修了証が授与され すぐに建築大工 2 級技能検定を受検できる 終了時の技能照査に合格すれば 建築大工 2 級技能検定の学科試験免除 修了後 一定の要件を満たせば実務経験 3 年で 2 級建築士試験を受験可 ( 高卒の場合 ) 修了後の実務経験 7 年で職業訓練指導員免許取得のための講習の受講 (48 時間 ) が可能 見習い工の定着に効果が期待できる 事業所により仕事内容が異なるが 町場の工務店ではリフォーム主体のところもある 東栄住宅の関係では 3 年目で新築の工事を出来る卒業生も出てきている 図面を見て組み立てていく というところが訓練校に通う生徒とそうでない新規学卒者では伸び方が違うと感じている (4) 東京建設業組合求人部について 新規学卒者を対象とした統一採用募集要項により 以下を統一して募集する 初任給等の給与 賞与 就業期間 労働時間 休日 福利厚生 ( 社会保険 労働保険の適用 ) 教育訓練等 職種に限らず 一律条件をそろえている 4 年間は年間昇給額等を共通にしている ( 例 : 年 5000 円以上など ) 休日は緩い条件となっている GW 夏期 正月で合計 17 日以上 その他週 1 日以上 1966 年に東京都より集団求人団体として認可を受けて設立 ハローワーク渋谷で管轄内外事業所の求人手続き 高校等への訪問 就職面接の支援を事務局で一括化している 東京都下では1 団体だけである 高卒の新卒者を対象に 募集 採用 見習い工の育成を行う 大工 現場監督として採用した場合は訓練校に事業主負担で通学させることを条件としている ( 建設業で募集 ) 見習い期間を4 年間としており その間は給与その他の条件を募集要項に記載している また 4 年後に見習工修了式を開催している 事業主側からは正直 4 年間使い物にならない かつては見習い工が人間的扱いを受けていない状況もあり 発足した経緯もある 求人部への加入要件は全建総連傘下の組合に加入し 求人部に理解のある事業所で構成している 現在 27 事業所 ( 工務店 23 左官 2 塗装 1 タイル 1) 事業所数は下げ止まっている 採用したいという事業所は増加している 都内 近県の事業所 訓練生同士の労働条件 仕事内容等のギャップはある 創立以来 1,541 名の見習工を採用し 修了者は 789 名 訓練校自体には求人部に所属していなくても通える 金の卵世代を対象とした東北からの集団就職の窓口であった 当時は自動車屋 電気屋などの他の産業も集団求人団体を抱え 東北を回っていたという話は聞く 訓練校に通いたいがどこに就職すればよいか という相談はあるのか 希にある たいていの場合は年齢が 30 代で大工未経験の方など ただ 30 代を 18 歳と同条件で 82

88 雇用するのは難しい部分もある < 近年の状況 > 9 社 19 名募集依頼 : 現在採用に至っているのが 7 名 昨年は 5 社 13 名の募集依頼 採用に至ったのは 5 名 応募が来なかった 東日本大震災以後は充足率が低くなった 震災前は工業高校から問い合わせがあった 昨年度までは都内工業高校の建築科を回っていたが 昨年度実績が低かったため 今年度からは普通科 建築科のない工業高校も回っている 最近は加入の問い合わせもあるが 赤字覚悟で育成する覚悟がないと難しい (5) 東京建築カレッジや他の訓練校との連携 東京都連としてのつながり 12 月に実施する都連主催のイベントでは カレッジと訓練校の紹介を並行して行うなど 青年技能大会など イベント時はどちらも参加する カレッジ設立の際に携わった経緯( ノウハウの提供 先生の紹介など ) もある カリキュラムや指導面での連携はない 助成金などの運営面で個人的に問い合わせがある程度 以上 83

89 84

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Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事 社会保険加入促進計画の推進状況について 平成 27 年 1 月 19 日 一般社団法人全国建設業協会 Ⅰ 取組み強化キャンペーンの実施 目的 全建社会保険加入促進計画 の推進及び 適切な賃金水準の確保 の趣旨の徹底イ. 取組み強化セミナー等の実施都道府県協会関係者に対してセミナーを開催 全建協議員会において国土交通省労働資材対策室長の講話( 平成 2 5 年 9 月 19 日 ( 木 )) 全国建設労働問題連絡協議会においてセミナーを実施(

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