IBM FormWave for WebSphere

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1 IBM FormWave for WebSphere バージョン フィックス パック 3 リリースノート 2011 年 01 月公開 本版は IBM FormWave for WebSphere バージョン に適用されます Copyright International Business Machines Corporation All rights reserved.

2 目次 はじめに... 4 フィックス パックの内容...4 モジュールごとの修正履歴...4 フィックス パックの適用手順... 5 機能拡張項目... 8 クライアント サービス...8 [ ] リッチ ユーザーインターフェースのDojo Toolkit 対応...8 [ ] IBM 拡張設定の 自動要求エンコーディング 対応...8 フロー エンジン... 9 [ ] setrollbackonlyフラグを設定するapiの追加...9 開発環境... 9 [ ] 表形式のレイアウトファイルの自動生成...9 修正項目 クライアント サービス [ ] リッチ ユーザーインターフェースのプロジェクトの検索画面で複数のプロジェクトが反映される [ ] リッチ ユーザーインターフェースで検索条件の内容が保持されたままになる 開発環境 [ ] 各ノードでのフィールド属性設定ダイアログのデフォルト属性の表示がおかしくなる [ ] インターフェース デザイナーでエラー チェックやサーバー登録時にエラーが発生する.. 11 操作ログ [ ] クライアント サービス 管理サービスへのログイン時のログ情報が取得できない フロー エンジン [ ] プログラムノードなどから取得できるコネクションに対してrollbackなどの処理ができない12 [ ] FilterConditionでORを含む条件を指定するとフロー エンジンの動作がおかしくなる [ ] 状況表示閲覧者 IDにグループを指定した場合にそのメンバーで取消し 取戻しができない. 13 付録 A これまでにリリースしたフィックス一覧 機能拡張項目 FixPack 1 追加分 クライアント サービス [ ] リッチ ユーザーインターフェースのDojo Toolkit 対応 [ ] クライアント サービスからFormWaveのバージョンを確認する方法の追加 その他 [ ] イベント処理で代行者を取得するAPIの拡張 FixPack 2 追加分 開発環境 [ ] プロジェクト テンプレート機能 その他 [ ] マルチ テナント環境構築ガイド 修正項目 FixPack 1 修正分 クライアント サービス [ ] 重複した代行レコードが生成される [ ] ListGeneratorの _usersでaltmanagerを指定するとエラーが発生する場合がある [ ] リッチ ユーザーインターフェースでブランク伝票一覧が 20 件までしか表示されない [ ] リッチ ユーザーインターフェースで代行者一覧およびグループ メンバー一覧のstartRowがリセットされない [ ] リッチ ユーザーインターフェースの検索条件入力画面でフィールド検索条件に不要な文字列が表示される [ ] リッチ ユーザーインターフェースの検索画面で日付フィールドの検索条件を指定した場合に正しくないリクエストが送信される...17 [ ] マルチ テナント機能で他テナントのアーカイブ定義が一覧に表示される [ ] Firefoxで状況表示を 2 回以上繰り返すとエラーが発生する... 18

3 開発環境 [ ] フィールド定義のエクスポート時にコメントが空白だと null が出力される 管理画面 [ ] 重複した代行レコードが生成される [ ] 管理者の一覧に admin ユーザーが表示されない [ ] マルチ テナント機能でどのテナントにも属さないユーザーを作成できてしまう [ ] マルチ テナント機能において管理者が自分自身の管理者権限を削除できてしまう [ ] Firefox と JRE のバージョンによる組み合わせによりログイン画面が表示されない フロー エンジン [ ] 同じ状況表示 ACL レコードが複数入る FixPack 2 修正分 開発環境 [ ] アーカイブ ノードのアーカイブ ID が不正な値に書き換えられてしまう [ ] 同期ノードのノード名を変更しても経路図に反映されない 全般 [ ] データベースへのログイン ユーザー ID と TenantInfo テーブルのスキーマ名が異なると テーブルアクセス時にエラーとなる

4 はじめに 本書は IBM FormWave TM for WebSphere V6.1.2 フィックス パック 3 のリリースノートです 本書では 今回のフィックス パックで修正された不具合や追加された新機能について説明します フィックス パックの内容 フィックス パックは ZIP 形式の圧縮ファイルで提供されます この圧縮ファイルは 以下のファイルを含んでいます FW6123_ReleaseNote.pdf FormConnect.jar plugin.xml fpjtemplate.ddl(.sql) associate.bat/associate_del.bat このファイルです FormWave 本体の修正モジュールです FormWave 開発環境の修正モジュールです FormWave の修正エンタープライズ アプリケーションです FormWave 開発環境の Eclipse プラグインの設定ファイルです プロジェクト テンプレート機能用に追加されたテーブルを作成するための DDL ファイルです プロジェクト テンプレート ファイル (fpjt ファイル ) および派生プロジェクト ファイル (xfpj ファイル ) とプロジェクト デザイナーとの関連付けを行うためのバッチ ファイルです com/ibm/formconnect/eventsrc/logging/handler/sample/sampleoperationloghandler 操作ログ機能のハンドラーの Java サンプルコードです doc/formwavev612fp2programmersguide.pdf 本フィックス パックに対応した製品マニュアルです doc/formwavev612multitenantguide.pdf マルチ テナント機能の環境を構築するための製品マニュアルです samples/template.jsp samples/template.css レイアウト生成ウイザードで使用するテンプレートファイルのサンプルです template.jsp ファイルから使用されている CSS ファイルのサンプルです モジュールごとの修正履歴 以下の表は V6.1.2 出荷版からの各モジュールの修正履歴です 各行のモジュールに対して 印のついている列に対応するフィックス バックで修正もしくは機能拡張が行われています なお 本フィックス パックには 出荷版から変更されたモジュールすべてが含まれています 表中で 今回のフィックス パックでは内容に変更がないものは コードの変更はないがファイル内のバージョン情報のみ FP3 に変更されているものは となっています 表中にないモジュールは出荷版から修正のないことを意味します 現在ご使用のバージョンとこの表をもとに 本フィックス パックに含まれるどのモジュールを適用する必要があるかをご確認ください なお 各モジュールの詳細な修正内容については 機能拡張項目 および 修正項目 を参照してください モジュール フィックス パック レベル FP1 FP2 FP3 JAR FormConnect.jar FCApplets.jar( 1) EAR その他 plugin.xml fpjtemplate.ddl(.sql) associate.bat/associate_del.bat

5 SampleOperationLogHandler.java template.jsp template.css マニュ プログラマーズ ガイド アル マルチ テナント環境構築ガイド : 修正 / 拡張 : 新規追加 : バージョン情報のみ変更 : 変更なし 1 FCApplets.jar は に含めてリリースされています フィックス パックの適用手順 1. 修正モジュールの適用 以下の手順にしたがって各修正モジュールを適用してください 1 の適用 FormWave が稼働するすべてのマシンについて以下の手順 (1)~(3) を実行してください (1) WebSphere Application Server の管理コンソールで FormWave 関連のエンタープライズ アプリケーションを停止してください 例 )FormWave FlowEngine MessageService (2) 現在ご利用の のバックアップを取り 今回のモジュールで置き換えて下さい は 以下のディレクトリーにあります (FormWave 導入ディレクトリー )/lib/ 例 )/opt/formwave/lib/ (3) WebSphere Application Server の管理コンソールで FormWave 関連のエンタープライズ アプリケーションを再始動すれば適用完了です 2 FormConnect.jar の適用 FormWave 開発ツールパッケージが導入されているすべてのマシンについて以下のファイルを置換してください 開発ツールパッケージ JRE 版の場合 : (FormWave 導入ディレクトリー ) com.ibm.formconnect.design.eclipse FormConnect.jar 開発ツールパッケージ Eclipse 版の場合 : (SDP 導入ディレクトリー ) eclipse plugins com.ibm.formconnect.design.eclipse FormConnect.jar 3 plugin.xml の適用 FormWave 開発ツールパッケージ Eclipse 版が導入されているすべてのマシンについて以下のファイルを置換してください (SDP 導入ディレクトリー ) eclipse plugins com.ibm.formconnect.design.eclipse plugin.xml 4 プロジェクト テンプレート機能用のテーブルの追加本フィックス パックで提供の fpjtemplate.ddl(oracle の場合には fpjtemplate.sql) ファイルを使用して プロジェクト テンプレート機能で使用するテーブルを追加します 5 プロジェクト ファイルとプロジェクト デザイナーとの関連付け本フィックス パックで提供の associate.bat ファイルを実行して プロジェクト テンプレート機能で新たに追加されたプロジェクト テンプレート ファイル (fpjt ファイル ) および派生プロジェクト ファイル (xfpj ファイル ) と プロジェクト デザイナーとの関連付けを行います FormWave の開発環境がインストール済みであることが 5

6 前提です 関連付けを削除する場合は associate_del.bat を実行してください 6 サンプル操作ログ ハンドラーに関連する修正の適用本フィックス パックに同梱のプログラマーズ ガイド P.200 の サンプル操作ログ ハンドラーの使用方法 にある手順を参照してください 以下は EAR ファイルの適用方法になります EAR ファイルを適用する場合には 必ず EAR ファイルの中に配置しております JSP ファイルや HTML ファイルなどのアプリケーションの成果物のバックアップをしてから作業を行ってください 7 の適用以下の手順 (1)~(5) を実行してください (1) 既存の ファイルの中に配置してあります アプリケーションの成果物 (JSP, HTML ファイルなどの Web リソースや クラスファイルや jar ファイルなど ) のバックアップを取得します (2) 本フィックス パックで提供の ファイルを Rational Software Development Platform や WAS に付属の Application Server Toolkit などにインポートします (3) インポートした ファイルに 以下の修正による変更が無いファイルについて手順 (1) でバックアップしたファイルを戻します 下記の変更ファイルについてカスタマイズされている場合は 上書きせずにカスタマイズ内容を新しいファイルに適用してください カスタマイズされていない場合は 手順 (1) でバックアップしたファイルを戻さずに新しいファイルをそのままご使用ください フィックス パック レベル FP1 FP3 変更ファイル AdminServiceWAR/admin/AppletTag.js AdminServiceWAR/admin/AdminMenu.html AdminServiceWAR/admin/AppletTag.js AdminServiceWAR/admin/ArchiveConfig.html AdminServiceWAR/admin/DeptConfig.html AdminServiceWAR/admin/FolderConfig.html AdminServiceWAR/admin/FormClassConfig.html AdminServiceWAR/admin/GroupConfig.html AdminServiceWAR/admin/NotAuthorizedPage.html AdminServiceWAR/admin/ProjectGroupConfig.html AdminServiceWAR/admin/RoleConfig.html AdminServiceWAR/admin/ServiceEndPointConfig.html AdminServiceWAR/admin/StatConfig.html AdminServiceWAR/admin/TenantInfoConfig.html AdminServiceWAR/admin/UserConfig.html ClientService/WebContent/fcscript/Util.js ClientService/WebContent/fcscript/widget/FCSearchFieldConditionDialog.js ClientService/WebContent/fcscript/widget/FCList.js ClientService/WebContent/fcscript/widget/FCGrid.js ClientService/WebContent/fcscript/widget/themes/FCButton.js ClientService/WebContent/rclient/CoolMenu.jsp ClientService/WebContent/rclient/SearchFormPage.jsp ClientService/WebContent/rclient/SearchResultPage.jsp ClientService/WebContent/rclient/script/CoolMenuFuncs.js ClientService/WebContent/rclient/script/SearchFormPageFuncsjs ClientService/WebContent/rclient/themes/CoolMenu.css ClientService/WebContent/rclient/themes/SearchFormPage.css ClientService/WebContent/rclient/themes/SearchResultPage.css ClientService/WebContent/fcscript/Util.js ClientService/WebContent/fcscript/widget/FCList.js ClientService/WebContent/fcscript/widget/FCGrid.js ClientService/WebContent/fcscript/widget/FCSearchFieldConditionDialog.js ClientService/WebContent/rclient/script/SearchFormPageFuncs.js (4) ear ファイルをエクスポートします (5) WAS の管理コンソールから 既存の FormWave アプリケーションを削除し 新たに手順 (4) でエクスポート した ear ファイルをインストールします インストール方法は 製品マニュアルの インストール ガイド 6

7 を参照してください 2. フィックス パックの適用確認 修正モジュールを適用後に 以下の手順にしたがって FormWave のバージョンを確認してください (1) FormWave 導入ディレクトリー下の engine ディレクトリーに移動します (2) 以下のコマンドを実行します Windows 版 : fctool FWVersion [Enter] AIX 版 /Linux 版 :./fctool.sh FWVersion [Enter] (3) コマンドの実行結果を確認します の FixPack 3 場合は IBM FormWave for WebSphere Version : と表示されます 開発ツールパッケージのバージョンは プロジェクト マネージャーの サーバー の表示部分で確認することができます また プロジェクト デザイナーを起動して プリファレンス メニューの プロジェクト デザイナーについて を表示することでも確認することができます 7

8 機能拡張項目 クライアント サービス [ ] リッチ ユーザーインターフェースの Dojo Toolkit 対応 機能概要リッチ ユーザーインターフェースのサンプル画面および FormWave JavaScript ライブラリーを Dojo Toolkit に対応しました 機能詳細 V6.1.2 GA 版では Dojo Toolkit V6.1.2 FP1 では Dojo Toolkit までがサポート対象となっていましたが WAS Feature Pack for Web2.0 V1.0.1 を導入した場合 Dojo Toolkit のバージョンは が導入されますので Dojo Toolkit でも正常に動作するように対応しました [ ] IBM 拡張設定の 自動要求エンコーディング 対応 機能概要 IBM の拡張設定である 自動要求エンコーディング を設定した場合に 正常に動作させるための機能を追加しました 機能詳細 IBM 拡張設定である 自動要求エンコーディング の設定に対応していないために もしこのフラグを設定すると 状況表示の検索文字列が文字化けしてしまい 正常に状況表示が検索できない問題が発生します 検索文字を FormWave の内部でもエンコーディングを行っているために 二重でエンコーディングされてしますのが原因です この問題を回避するために fcinstall.properties ファイルに以下のプロパティを true に設定することで FormWave の内部では 検索文字のエンコーディングを行なわないようになります これにより 自動要求エンコーディング を設定しても正常に動作するようになります client.auto.encoding=true また FormWave がサンプルとして提供している JSP ファイルの中でもエンコードを行うロジックが入っています 自動要求エンコーディング を設定した場合には もし FormWave 提供の JSP ファイルをカスタマイズして使用されている場合 JSP ファイルの修正を行う必要があります 例えば BlueMenu.jsp ファイルでは 以下の部分のエンコードロジックが不要になります 例 : BlueMenu.jsp ファイルの場合 (L739~L747) <% String ss = (request.getparametervalues("ss") == null)?"": request.getparametervalues("ss")[0]; %> // WAS 側の 自動要求エンコード を有効にした場合には この部分の処理が不要ですので // コメントアウトしてください // String enc = request.getcharacterencoding(); // if (enc == null) { // enc = "ISO "; // } // if (!enc.equals("shift_jis")) { // ss = new String(ss.getBytes(enc), "Shift_JIS"); // } String sm = (request.getparemetervalues("sm") == null?"":request.getparametervalues("sm")[0]; 8

9 また BlueMenu.jsp の他にも 以下の JSP ファイルに同じロジックが入っていますので カスタマイズして使用されている場合には 以下のファイルもあわせて修正してください 状況表示の検索フィールド LightMenu.jsp Status.jsp アドレス帳の検索フィールド Users.jsp フロー エンジン [ ] setrollbackonly フラグを設定する API の追加 機能概要プログラムノード フロー エンジンのイベント処理 通知フレームワークの Java プログラムから 2PC のトランザクションに対して setrollbackonly のフラグを設定するための API を追加しました 機能詳細プログラムノード フロー エンジンのイベント処理 通知フレームワークのそれぞれのコンポーネントが使用可能である以下のクラスに setrollbackonly() の API を追加しました この API を呼び出すことにより 伝票処理全体のトランザクションがロールバックされます プログラムノード用 : JavaProgramNode クラスフロー エンジンのイベント処理用 : EngineEventContext クラス通知フレームワーク用 : NofiticationContext クラス また この API は フロー エンジンが 2PC モードで動作している場合にのみ有効です フロー エンジンが 1PC モードで動作している場合には この API を呼び出してもトランザクションはロールバックされません 開発環境 [ ] 表形式のレイアウトファイルの自動生成 機能概要レイアウト生成ウイザードにて 表形式のレイアウトファイルを自動生成する機能を追加しました 機能詳細レイアウト生成ウイザードにフィールドの出力形式として 表形式で出力する フィールドを 2 列で出力する の 2 つの設定を追加しました これにより フィールドが表形式で出力されたレイアウトファイルを自動で生成することができるようになりました また レイアウトのテンプレート JSP ファイルを使用した場合には フィールドタイプごとに以下の class 属性を付加するようにしました この class 属性値を利用した CSS ファイルを組み合わせて使用していただくことで 簡単にきれいなレイアウトファイルを作成することができるようになります また 本フィックス パックの sample ディレクトリー以下に サンプルのテンプレート JSP ファイル (template.jsp) と CSS ファイル (template.css) がありますので 必要に応じてカスタマイズして使用してください 9

10 出力タイプテキストフィールドテキストエリア隠しフィールドラジオボタンチェックボックスドロップダウンリストリストボックススタティックテキスト class 属性値 fw_textfieldstyle fw_textareastyle fw_hiddenstyle fw_radiostyle fw_checkboxstyle fw_liststyle fw_liststyle fw_statictextstyle また この機能を使用したレイアウト生成の Flash デモを以下の URL からご覧いただくことができますので 是非ご覧ください FormConnect.jar 修正項目 クライアント サービス [ ] リッチ ユーザーインターフェースのプロジェクトの検索画面で複数のプロジェクトが反映される 障害概要リッチ ユーザーインターフェースの検索機能画面のプロジェクト選択画面において 複数のプロジェクトのラジオボタンをクリックして OK ボタンを押すと 検索画面のフィールドに クリックした複数のプロジェクトがカンマ区切りで反映されてしまいます 障害詳細ラジオボタンでは複数の行を選択できませんが 検索画面のフィールドへ値を反映する時に 最後に選択された値ではなく クリックしたすべての値を反映してしまっているのが原因でした 影響範囲リッチ ユーザーインターフェースを使用していない場合には問題ありません また リッチ ユーザーインターフェースを使用している場合でも 検索機能を使用していない場合には問題ありません [ ] リッチ ユーザーインターフェースで検索条件の内容が保持されたままになる 障害概要リッチ ユーザーインターフェースの状況表示一覧画面で 検索を実行した後に アーカイブ一覧画面を開いてアーカイブ伝票を検索しようとすると 状況表示一覧画面で検索した文字列が表示されたままになる場合があります 障害詳細リッチ ユーザーインターフェースにおいて まず状況表示の一覧画面を開いて 任意の条件で状況表示の検索を行います その検索を行った後に アーカイブ伝票の一覧画面の検索部分を表示すると 先ほど状況表示で検索した時の情報が残ってしまう場合があります 一覧画面を切り替えた時に 内部で保持している検索条件がクリアされていないのが原因でした 影響範囲リッチ ユーザーインターフェースを使用していない場合は問題ありません また 検索文字列はフィールド上に残ってしまいますが 文字列を上書きして検索すれば正常に検索はできます 10

11 開発環境 [ ] 各ノードでのフィールド属性設定ダイアログのデフォルト属性の表示がおかしくなる 障害概要各ノードでのフィールド属性の設定ダイアログで デフォルト属性の表示がおかしくなる場合があります 障害詳細人が処理するノード ( 処理者 上司 グループなど ) でのフィールド属性の設定ダイアログにおいて 例えば 起票者 ノードでフィールド属性の設定を行った場合に その 起票者 以外のノード 例えば 上司 ノードの設定ダイアログを開くと デフォルト 属性の値が 起票者 ノードで設定した値が表示されてしまいます 値を表示する時に フィールド定義のデフォルトの設定値ではなく ノードで設定した値を表示しているのが原因です 影響範囲間違った値が表示されていますが FormWave の内部では正常な値を保持していますので動作に影響はありません FormConnect.jar [ ] インターフェース デザイナーでエラー チェックやサーバー登録時にエラーが発生する 障害概要インターフェース デザイナーで エラー チェックやサーバー登録を行おうとすると 内部でエラーが発生して 処理が先に進まない現象が発生する場合があります 障害詳細この現象は インターフェース デザイナーでフィールド グループを定義した後に プロジェクト デザイナーからフィールド グループに含まれているフィールドを削除した場合に発生します この現象が発生すると 画面上は処理が先に進まなくなり 開発環境のログファイルには 以下のようなエラーが出力されます java.lang.nullpointerexception at com.ibm.formconnect.design.soa.interfacedesignerverifier.verifyfieldgroupcontent at com.ibm.formconnect.design.soa.interfacedesignerverifier.verifyfieldgroupdefinition at com.ibm.formconnect.design.soa.interfacedesignerverifier.verify at com.ibm.formconnect.design.soa.interfaceeditor.verify at com.ibm.formconnect.design.soa.interfacedesignerframe.projectregister at com.ibm.formconnect.design.soa.interfacedesignerframe.projectregister at com.ibm.formconnect.design.soa.interfacedesignerframe.registprojectaction at com.ibm.formconnect.design.soa.registprojectaction.run プロジェクト デザイナーでフィールドを削除した時に フィールド グループの定義から このフィールドを削除していないのが原因でした 影響範囲インターフェース デザイナーを使用していない場合には影響ありません また フィールド グループに含まれているフィールドをインターフェース デザイナーで削除した場合には この現象は発生しません FormConnect.jar 11

12 操作ログ [ ] クライアント サービス 管理サービスへのログイン時のログ情報が取得できない 障害概要クライアント サービス 管理サービスへログインした時の操作ログ情報が取得できません 障害詳細クライアント サービス 管理サービスへログインしたタイミングで 操作ログ用のハンドラーの呼び出しが行われていないのが原因です 影響範囲この現象はフィックス パック 1, フィックス パック 2 をご使用の場合に発生します GA 版をご使用の場合には この現象は発生しません フロー エンジン [ ] プログラムノードなどから取得できるコネクションに対して rollback などの処理ができない 機能概要フロー エンジンが 1PC モードで動作している場合に プログラムノード フロー エンジンのイベント処理 通知フレームワークの Java プログラムから取得可能な DB のコネクションに対して commit や rollback の処理ができません 機能詳細フロー エンジンが 1PC モードで動作している場合にも プログラムノード フロー エンジンのイベント処理 通知フレームワークの Java プログラムから取得可能な DB のコネクションに対して commit や rollback の処理を行っても その処理が無効になっているのが原因でした 影響範囲フロー エンジンが 2PC モードで動作している場合には 元々 ローカルトランザクションで commit や rollback などの処理を行うことはできませんので影響ありません [ ] FilterCondition で OR を含む条件を指定するとフロー エンジンの動作がおかしくなる 機能概要 FilterCondition, APFilterCondition の設定で OR を含む条件を指定すると サスペンドされた伝票に対してのスキップ処理が繰り返され 動作がおかしくなる場合があります 機能詳細 FilterCondition, APFilterCondition に OR の条件を指定した場合に フロー エンジンが ServerQueue テーブルから処理するレコードを取得する時に発行する SQL の where 句にそのまま指定された条件を付加していたため 不正な SQL が発行されてしまいました FilterCondition で指定した条件を where 句に付加する時に その条件を括弧で囲んでいないのが原因でした 影響範囲 FilterCondition を指定していない場合には影響ありません また指定していても OR を含まない条件や OR を含んでいても条件全体を括弧で囲んでいる場合には影響ありません 12

13 [ ] 状況表示閲覧者 ID にグループを指定した場合にそのメンバーで取消し 取戻しができない 機能概要状況表示閲覧者 ID にグループを指定して そのグループのメンバーが伝票の取消し 取戻し処理を行った場合に フロー エンジン側で処理がスキップされてしまい 取消し 取戻し処理が正常に行われない場合があります 機能詳細プロジェクトの定義で取消し 取戻し処理が禁止に設定されている場合でも その伝票の管理者または状況表示閲覧者 ID に指定したユーザーまたはグループのメンバーは取消し 取戻し処理を行うことができます 状況表示閲覧者 ID にグループを指定した場合に そのグループのメンバーで取消し 取戻し処理を行なうと フロー エンジン側で処理がスキップされてしまい正常に処理が行われません 取消し 取戻し処理の権限チェックで 状況表示閲覧者 ID にグループが指定されていることを考慮されていないのが原因でした 影響範囲状況表示閲覧者 ID にグループを指定していても 伝票の取消し 取戻しが禁止されていない場合には影響ありません また 状況表示閲覧者 ID にユーザーを指定している場合には影響ありません 13

14 付録 A これまでにリリースしたフィックス一覧 機能拡張項目 FixPack 1 追加分 クライアント サービス [ ] リッチ ユーザーインターフェースの Dojo Toolkit 対応 機能概要リッチ ユーザーインターフェースのサンプル画面および FormWave JavaScript ライブラリーを Dojo Toolkit に対応しました 機能詳細 V6.1.2 GA 版では Dojo Toolkit のみがサポート対象となっていましたが WAS Feature Pack for Web を導入した場合 Dojo Toolkit のバージョンは が導入されますので Dojo Toolkit でも正常に動作するように対応しました [ ] クライアント サービスから FormWave のバージョンを確認する方法の追加 機能概要クライアント サービスで使用されている のバージョンを表示します 機能詳細 Web ブラウザーで以下の URL を指定すると 画面にクライアント サービスが参照している のバージョン情報が表示されます ホスト名 )/( アプリケーション名 )/client/version.html V6.1.2 FixPack 1 の場合は以下のようになります IBM FormWave for WebSphere V (Build 5 APR 2010) (C) Copyright IBM Corp All rights reserved. その他 [ ] イベント処理で代行者を取得する API の拡張 機能概要クライアント サービス フロー エンジン両方のイベント処理から使用可能な 代行者を取得するための API を拡張します 機能詳細クライアント サービス フロー エンジンのイベント処理から取得できるイベントコンテキスト (ClientEventContext, EngineEventContext) に以下の 4 つの API を追加しました 1. getcurrentallstaticdelegatees(string userid) 指定されたユーザーの 現在有効なすべての静的代行者を取得します UserInformation の Vector を返します 2. getcurrentstaticdelegatees(string userid)

15 指定されたユーザーの 現在のフローの伝票定義に関して有効な静的代行者を取得します UserInformation の Vector を返します 3. getcurrentdynamicdelegatees(string userid) 指定されたユーザーの 現在有効なすべての動的代行者を取得します UserInformation の Vector を返します 4. getcurrentdynamicdelegatees(string userid, String formrecordid) 指定されたユーザーの 指定した伝票 (formrecordid) に関して有効な動的代行者を取得します UserInformation の Vector を返します FixPack 2 追加分 開発環境 [ ] プロジェクト テンプレート機能 機能概要複数のプロジェクトで共通の定義部分をテンプレート化して再利用できる機能を提供します 機能詳細プロジェクトを開発する際に 複数のプロジェクト データに共通の定義部分を切り出しプロジェクト テンプレートとして登録 保存できる機能を提供します プロジェクト テンプレートからは それをベースとした派生プロジェクトをいくつでも作成することができます この機能により 類似したプロジェクトの効率的な開発やマルチ テナント環境下での複数テナントへの効率的なプロジェクトの展開が可能となります この機能の使用方法については 本フィックス パックに同梱のプログラマーズ ガイドの 第 13 章プロジェクト テンプレート機能 を参照してください, FormConnect.jar, plugin.xml, fpjtemplate.ddl(.sql), associate.bat/associate_del.bat その他 [ ] マルチ テナント環境構築ガイド 機能概要マルチ テナント環境を構築するための新規ガイドを作成しました 機能詳細 V6.1.2 より追加されたマルチ テナント機能の環境を構築する時のガイドを作成しました 本フィックス パックに同梱の FormWaveV612MultiTenantGuide.pdf で提供されています FormWaveV612MultiTenantGuide.pdf 修正項目 FixPack 1 修正分 クライアント サービス 15

16 [ ] 重複した代行レコードが生成される 障害概要すでに存在する代行権限と全く同じ条件の代行権限を追加することができてしまう 障害詳細代行者の設定画面から すでに存在する代行権限と全く同じ条件の代行権限を指定して追加ボタンを押します そうすると 代行権限が追加され Delegation テーブルに重複した内容のレコードが生成されます 本来は 全く同じ条件の代行レコードが複数生成される必要はないため 代行権限を追加する時に 全く同じ権限のレコードが存在した場合には 追加しないように修正しました 影響範囲重複した代行レコードが作成されても動作上の影響はありません [ ] ListGenerator の _users で AltManager を指定するとエラーが発生する場合がある 障害概要 ListGenerator のタイプが _users の時に addcolumn でアクセス ルール ID の AltManager を指定すると エラーが発生する場合がある 障害詳細 ListGenerator のタイプが "_users" のとき addcolumn でアクセス ルール ID の AltManager を指定すると 代替上司が存在しなかったり 複数存在して特定できない場合などにエラーが発生しました addcolumn でアクセス ルール ID の Manager を指定した場合には 上司が特定できない場合でもエラーが発生せずに空文字が戻ります この動作と同様に AltManager を指定した時にも エラーが発生するのではなく空文字を戻すように修正しました 影響範囲 addcolumn でアクセス ルール ID の AltManager を指定していない場合には影響ありません また指定していても AltManager が一意に特定される場合には影響ありません [ ] リッチ ユーザーインターフェースでブランク伝票一覧が 20 件までしか表示されない 障害概要リッチ ユーザーインターフェースのサンプル画面でブランク伝票の一覧を表示した時に ブランク伝票が 20 件までしか表示されない 障害詳細リッチ ユーザーインターフェースのサンプル画面を使用してブランク伝票の一覧を開いた時に ログインしたユーザーが起票できる伝票が 21 件以上登録されていても 20 件までしか表示されませんでした ブランク伝票の一覧を表示する時にも maxrows に 20 がセットされていることが原因ですので ブランク伝票の一覧を表示する時には maxrows に 0 を設定するように修正しました 影響範囲リッチ ユーザーインターフェースを使用していない場合には影響ありません 16

17 [ ] リッチ ユーザーインターフェースで代行者一覧およびグループ メンバー一覧の startrow がリセットされない 障害概要リッチ ユーザーインターフェースのサンプル画面を使用して 代行者の一覧およびグループ メンバーの一覧を表示した時に 開始件数が 1 からでなく途中から表示される場合がある 障害詳細リッチ ユーザーインターフェースのサンプル画面を使用して まず処理待ちなどの伝票一覧を表示し ページ移動のリンクをクリックして 2 ページ目へ遷移させます その状態から 代行者一覧およびグループ メンバー一覧を表示すると 開始件数 (startrow) が 1 からではなく 2 ページ目から表示される場合があります 代行者一覧およびグループ メンバー一覧の表示の際に startrow が 1 にリセットされていないのが原因でしたので リセットするように修正しました 影響範囲リッチ ユーザーインターフェースを使用していない場合には影響ありません [ ] リッチ ユーザーインターフェースの検索条件入力画面でフィールド検索条件に不要な文字列が表示される 障害概要リッチ ユーザーインターフェースの検索条件入力画面で アーカイブのフィールド検索条件を指定すると その検索条件のリストに不要な文字列が表示される 障害詳細リッチ ユーザーインターフェースの検索条件入力画面にログインして アーカイブ検索条件のフィールド検索条件を追加します その際 テキスト型フィールドに対して 等しい 以外の条件を指定します そうすると フィールド検索条件をリストするテーブルに 指定した条件が追加されますが この時のフィールド値の表示に "( 完全一致 )" という不要なテキストが付加されてしまいます 影響範囲検索機能を使用していない場合には影響ありません また検索機能を使用していても リッチ ユーザーインターフェイスの検索画面を使用していない場合には影響ありません [ ] リッチ ユーザーインターフェースの検索画面で日付フィールドの検索条件を指定した場合に正しくないリクエストが送信される 障害概要リッチ ユーザーインターフェースの検索画面で アーカイブの日付フィールドの検索条件を指定した場合に 正しくないリクエストが送信される 障害詳細リッチ ユーザーインターフェースの検索条件入力画面から 日付フィールドに対して 以前 の検索条件を追加します ( 例 : 2010/04/01 以前 ) この場合に 条件値で指定された日付に対して 本来は 23:59:59 の時間情報を付加してサーバーへ送信するのが正しいですが 実際には 0:0:0 を付加してサーバーへ送信していました そのため 指定した日付の当日の情報が検索結果に含まれない現象が発生しました 影響範囲検索機能を使用していない場合には影響ありません また検索機能を使用していても リッチ ユーザーインターフェイスの検索画面を使用していない場合には影響ありません 17

18 [ ] マルチ テナント機能で他テナントのアーカイブ定義が一覧に表示される 障害概要マルチ テナント機能を使用している場合に あるユーザーがアーカイブ定義の一覧を表示した時に 他のテナントで定義したアーカイブ定義が表示される場合がある 障害詳細マルチ テナント機能を使用して 各テナントでテナントローカルのアーカイブを作成し そのアーカイブ定義で 伝票ごとのアクセス制御 を使用するように設定します その時に あるユーザーが アーカイブ定義一覧の画面を表示した時に そのユーザーが属していない他のテナントで定義したローカルのアーカイブ定義が一覧に表示されてしまいました 影響範囲マルチ テナント機能を使用していない場合には影響ありません また マルチ テナント機能を使用していても アーカイブを使用していない場合や アーカイブの定義で 伝票ごとのアクセス制御 を使用していない場合には影響ありません [ ] Firefox で状況表示を 2 回以上繰り返すとエラーが発生する 障害概要 Firefox を使用して 送付済みや処理済み伝票から 状況表示 戻る 状況表示と状況表示を 2 回以上繰り返すとエラーが発生する 障害詳細 Firefox を使用して 送付済みや処理済み伝票をオープンして 状況表示 戻る 状況表示と画面を遷移させて 状況表示を 2 回以上繰り返します そうすると DYOC00109: 伝票がメモリー中にありません 再度オープンし直してください のエラーが出力され 状況表示が表示できませんでした 影響範囲 Internet Explorer を使用している場合には影響ありません 開発環境 [ ] フィールド定義のエクスポート時にコメントが空白だと null が出力される 障害概要コメントが空白であるフィールド定義をエクスポートすると そのフィールドのコメント箇所に null という文字が出力される 障害詳細プロジェクト デザイナーで フィールド定義をエクスポートした際に コメントが空白であったフィールドのコメント箇所に "null" という文字が出力されました 既存のプロジェクト ファイルをプロジェクト デザイナーによりオープンした後でエクスポートすると出力されますが 新規にプロジェクト ファイルを作成してエクスポートした直後は出力されません 影響範囲フィールド定義のエクスポートを行なわない場合には影響ありません FormConnect.jar 18

19 管理画面 [ ] 重複した代行レコードが生成される 障害概要すでに存在する代行権限と全く同じ条件の代行権限を追加することができてしまう 障害詳細代行者の設定画面から すでに存在する代行権限と全く同じ条件の代行権限を指定して追加ボタンを押します そうすると 代行権限が追加され Delegation テーブルに重複した内容のレコードが生成されます 本来は 全く同じ条件の代行レコードが複数生成される必要はないため 代行権限を追加する時に 全く同じ権限のレコードが存在した場合には 追加しないように修正しました 影響範囲重複した代行レコードが作成されても動作上の影響はありません [ ] 管理者の一覧に admin ユーザーが表示されない 障害概要管理者の一覧に FormWave のシステム デフォルトの管理者 admin ユーザーが表示されない 障害詳細メニューの 管理者 を選択した時に表示される管理者の一覧に FormWave のシステム デフォルトで登録される管理者 admin ユーザーが表示されませんでした 影響範囲管理者一覧には表示されませんが admin ユーザーの管理者としての動作には影響ありません [ ] マルチ テナント機能でどのテナントにも属さないユーザーを作成できてしまう 障害概要マルチ テナント機能を使用している場合に どのテナントにも属していないユーザーを作成することができてしまう 障害詳細マルチ テナント機能を使用していて テナント情報が一つの定義されていない状態で ユーザーの追加画面を表示します この時に テナント ID に指定できるテナントが存在しないため そのままユーザーの追加を行うと どのテナントにも属さないユーザーが作成されてしまいました 影響範囲マルチ テナント機能を使用していない場合には影響ありません また マルチ テナント機能を使用している場合でも テナントが最低一つ定義されていれば この現象は発生しません [ ] マルチ テナント機能において管理者が自分自身の管理者権限を削除できてしまう 障害概要 19

20 マルチ テナント機能を使用している場合に ログインしているローカル管理者が 管理者の設定画面から 自分自身を削除できてしまう 障害詳細マルチ テナント機能を使用していて ローカル管理者の権限でログインします 左メニューの 管理者 を選択して 管理者の一覧から自分自身を選択して 削除ボタンを押します 確認ダイアログで OK ボタンを押すと 管理者の削除処理は成功して ログインユーザー自身の管理権限が削除できてしまいました 影響範囲マルチ テナント機能を使用していない場合には影響ありません また マルチ テナント機能を使用している場合にも グローバル管理者の権限でログインしている場合には影響ありません [ ] Firefox と JRE のバージョンによる組み合わせによりログイン画面が表示されない 障害概要 Firefox と JRE のバージョンの組み合わせにより 管理画面にアクセスした時にログイン画面が表示されない場合がある 障害詳細 Firefox V3.0 または V3.5 + Sun の JRE V5.0, V6.0 の組み合わせで 管理画面にアクセスすると 以下のエラーダイアログが出力され ログイン画面が表示されない場合がありました Java 以降のバージョンをサポートしているブラウザーを必要とするアプレットが見つかりました Microsoft Internet Explorer 4.0 またはそれ以降 Netscape Communicator 4.06 またはそれ以降 JDK のバージョンチェックを行う JavaScript のロジックに問題がありましたので修正しました 影響範囲 Internet Explorer を使用している場合には影響ありません フロー エンジン [ ] 同じ状況表示 ACL レコードが複数入る 障害概要全く同じ条件の状況表示 ACL レコードが複数生成される場合がある 障害詳細例えば 起票者 承認者 第二承認者というような経路があり 状況表示は処理者も参照可能 が設定されているとします 伝票を起票後に 承認者 が承認処理を行って 第二承認者 が差戻しを行ったとします この時点で 承認者 と 第二承認者 に状況表示の参照権限が与えられます その後 承認者 が再び承認処理を行うと 承認者 に状況表示の参照権限が再度付加され 重複した状況表示の ACL レコードが作成されます 本来は 全く同じ条件の ACL レコードが複数生成される必要はないため ACL レコードを追加する時に 全く同じ条件の ACL が存在した場合には 追加しないように修正しました 影響範囲重複した状況表示 ACL レコードが作成されても動作上の影響はありません 20

21 FixPack 2 修正分 開発環境 [ ] アーカイブ ノードのアーカイブ ID が不正な値に書き換えられてしまう 障害概要マルチ テナント機能がオンの場合に プロジェクト デザイナーでアーカイブ ノードのアーカイブ ID の値が自動で不正な値に書き換えられてしまう 障害詳細マルチ テナント機能がオンの場合に プロジェクト デザイナーからサーバー登録を実行する際に アーカイブ ノードのアーカイブ ID の値が不正な値に自動で書き換えられてしまいます 具体的には アーカイブ ID の指定に フィールド を選択して任意のフィールド名を設定していると サーバー登録のタイミングで自動的にテナント情報 ( デリミターとテナント ID) がフィールド名に付加されてしまいます 影響範囲マルチ テナント機能がオンでない場合は影響ありません また マルチ テナント機能がオンであっても 経路定義上にアーカイブ ノードが無い場合は影響ありません FormConnect.jar [ ] 同期ノードのノード名を変更しても経路図に反映されない 障害概要プロジェクト デザイナーで同期ノードのノード名を変更しても 経路図のノード アイコンの表示に反映されない場合がある 障害詳細プロジェクト デザイナーの経路図で同期ノードを選択し プロパティ タブでノード名を変更しても経路図のノード アイコンに表示されるノード名に変更が反映されない場合があります ただし ノード名の変更がノード アイコンに反映されていない状態であっても ファイルに保存される時やサーバー登録が実行される時には変更した値で処理が実行されます 影響範囲経路定義上に同期ノードが無い場合は影響ありません FormConnect.jar 全般 [ ] データベースへのログイン ユーザー ID と TenantInfo テーブルのスキーマ名が異なると テーブルアクセス時にエラーとなる 障害概要マルチ テナント機能がオンの場合に データベースへアクセスするログイン ユーザー ID と TenantInfo テーブルのスキーマ名が異なると クライアント サービスやフロー エンジンで TenanntInfo テーブルへのアクセス時にエラーとなる 障害詳細データベースへアクセスするログイン ユーザー ID は アプリケーション サーバーの管理画面で データソース毎に設定されます またアプリケーションから各テーブルへのアクセス時にスキーマ名を指定しない場合に規定値としてログイン ユーザー ID が使われます FormWave では FormWave リポジトリーアクセス時のスキーマ名を fcservice.properties に保持し 利用していましたが TenantInfo テーブルへのアクセス時にその設定を参照してい 21

22 ませんでした そのため データベースへのログイン ユーザー ID と スキーマ名が異なると 実行時に TenantInfo テーブルが見つからず エラーとなり すべての操作が出来なくなります 影響範囲マルチ テナント機能がオンでない場合は影響ありません また マルチ テナント機能がオンであっても データベースへのログイン ユーザー ID と TenantInfo テーブルのスキーマ名が同じならば 影響ありません 22

23 商標 本書中 以下の用語は International Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標です IBM FormWave DB2 WebSphere Rational AIX 本書中 International Business Machines Corporation 以外の商標または登録商標は以下の通りです "Java" およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標です Microsoft, Windows, Windows NT, および Windows ロゴは Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です Linux は Linus Torvalds の米国及びその他の国における商標です 他の会社名 製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標または登録商標です 23

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