GBRC Vol.37 No そこで 本報では 乾式二重床の床衝撃音低減性能に影響を与える要因と 遮音性能を考慮した集合住宅において標準的に用いられている乾式二重床の仕様 遮音性能を確保するための留意点等をこれまでに行った実験結果等を基に報告する 2. 乾式二重床の床衝撃音低減性能

Size: px
Start display at page:

Download "GBRC Vol.37 No そこで 本報では 乾式二重床の床衝撃音低減性能に影響を与える要因と 遮音性能を考慮した集合住宅において標準的に用いられている乾式二重床の仕様 遮音性能を確保するための留意点等をこれまでに行った実験結果等を基に報告する 2. 乾式二重床の床衝撃音低減性能"

Transcription

1 技術報告 乾式二重床における遮音性能確保の留意点 Important notices in dry double flooring system to ensure floor impact sound insulation. 高倉史洋 *1 1. はじめに乾式二重床は により床パネルを支え 床パネルを浮かせる床下地構造であり 床下に空間ができることから配管 配線の自由度が高まり メンテナンスも容易にできることや異なる床仕上げ材 ( や畳等 ) を用いた場合でも床スラブに段差処理を行う必要がなく バリアフリーにも対応しやすいことなどから 集合住宅を中心に普及している 集合住宅における床仕上げ構造の選定では 上下階間の床衝撃音遮断性能と家具等を設置した場合の床の変位等を表す耐荷重性能が重視され 特に床衝撃音遮断性能を左右する床衝撃音低減性能は商品選定 ( 仕様選定時 ) する際に確認する必須項目となっている場合が多い 乾式二重床の床衝撃音低減性能表記方法としては 公的試験機関あるいは各メーカーの試験室等において 床スラブ素面の状態と乾式二重床を施工した状態とで測定された床衝撃音レベルの差から求めた床衝撃音レベル低減量を基に算出する 推定 L 等級 が長く用いられてきた この 推定 L 等級 は試験室における床衝撃音レベル低減量から実際の建物での床衝撃音遮断性能を推定した結果を表示するものであったが 近年 実建物の躯体条件 ( 床スラブ厚さ 床スラブの種類 梁 柱などの関係 ) や 乾式二重床の壁際施工方法 ( 納まり ) が多種多様化していることから 推定 L 等級 と実建物の竣工時の性能 ( 空間性能 ) に差異が生じていた また 推定 L 等級 は試験体の条件 ( 床高 壁際納まりなど ) が明確に定められていなかったことから 各社独自の試験条件での試験結果を表示していたために 製品の相互比較も容易ではなかった 日本騒音制御工学会研究部会床衝撃音分科会においても 乾式二重床の製品資料における床衝撃音低減性能の表記方法に関した調査 検討が行われ メーカーのカタログに記載されている性能の表記方法や試験条件の違いについて報告されている 1) 推定 L 等級 での問題点を解決するため 2008 年に製品資料 ( カタログ等 ) における床衝撃音低減性能の表現方法を統一することと その場合の試験条件を統一することを目的として 床材の床衝撃音低減性能の等級表記指針 2) が発表された この表記方法では 乾式二重床の床衝撃音低減性能を ΔL 等級 という表記方法で行い 部材性能として性能を表記する形式となった ΔL 等級による評価では 集合住宅における標準的な納まりを再現する 標準型試験体 によって 製品の相互比較が可能となり また 床端部 ( 壁際 ) も実際の建物における一般壁際部納まりの沈み対策を再現することにより 推定 L 等級 と比べると実際の建物に施工された状態に近い性能が表示されるようになった しかしながら 躯体条件が実験室とは異なり壁際納まりも様々な仕様を含む実際の建物での竣工時の床衝撃音遮断性能の予測に関しては 研究段階 3) であり 一般的に実用化された予測手法はないのが現状である そのため 実建物の竣工時の性能に関しては 予測計算手法を用いて算出した躯体の床所撃音遮断性能に 実験室での乾式二重床の低減性能 ( 床衝撃音レベル低減量 ) から統計的あるいは経験的な補正値を加えて推定しているのが実状と考えられる *1 TAKAKURA Fumihiro: 有限会社泰成電機工業管理本部長博士 ( 工学 ) 12

2 GBRC Vol.37 No そこで 本報では 乾式二重床の床衝撃音低減性能に影響を与える要因と 遮音性能を考慮した集合住宅において標準的に用いられている乾式二重床の仕様 遮音性能を確保するための留意点等をこれまでに行った実験結果等を基に報告する 2. 乾式二重床の床衝撃音低減性能変化要因乾式二重床は 直貼り床に比べ構成部材や場所による施工方法の違いなども多く複雑であることから 床衝撃音低減性能の変化要因も多い 図 -1に乾式二重床の床衝撃音低減性能変化要因例を示す 2. 1 等の防振ゴムの硬度 形状や壁際に施工する防振システムネダには防振ゴムが付属されており 使用用途や要求性能によって 形状 ゴム硬度が決められる 防振ゴムを取り付けたあるいはネダの荷重時の変位が大きくなれば ( 柔らかくなれば ) 床衝撃音低減性能は高くなり 荷重時の変位が小さくなれば ( 硬くなれば ) 床衝撃音低減性能は低くなる傾向にある 防振ゴムはゴム硬度の高低と形状によって性能が決定されるため 同じゴム硬度でも性能が同一とはならないことがあるので注意が必要である 床衝撃音低減性能と耐荷重性能 ( 積載荷重試験 ) の関係を把握するために壁式構造実験室 ( スラブRC200mm) において床板の構成 床高 幅木との隙間 床材と壁の隙間などの条件が同一であるの異なる 4), 5) 試験体 20 体の床衝撃音レベル低減量を測定した結果を図 -2に示す 図-3に試験体断面の例を示す 測定結果は 耐荷重性能の測定結果により試験体をグループ1 3に分類し それぞれのグループの床衝撃音レベル低減量を示している 軽量床衝撃音 重量床衝撃音ともに荷重時の床の変位が大きいほど床衝撃音レベル低減量が大きくなる傾向になっており 防振ゴムの硬度 形状が床衝撃音低減性能に影響があることがわかる 2. 2 床板の構成 ( 床板の質量 剛性 ) 2.1で示したように 変位が大きい等を用いることによって床衝撃音遮断性能は向上するが 耐荷重性能の低下や歩行時に床が柔らかく感じることにつながるため 極端に変位の大きい防振ゴムの使用は避けなければならない 耐荷重性能や歩行感を損なわずに床衝撃音遮断性能を向上させるために 床パネルの上に合板等を施工し 床板の質量 剛性をあげる対策がよく取られる 乾式二重床の床衝撃音低減性能を向上させるために床板の構成材としては アスファルト系制振マットや合板 図 -1 乾式二重床の床衝撃音低減性能変化要因例図 -2 床衝撃音低減性能および耐荷重性能測定結果図 -3 試験体断面図 ( 例 ) ( 厚さ12mm) 強化せっこうボードなどがある 合板や強化せっこうボードは床衝撃音低減性能とともに耐荷重性能も向上することから 実現場においての使用事例は増加傾向にある RC150mmスラブの実験室で床板の構成を変えた場合の床衝撃音レベル低減量測定結果を図 -4に 試験体の断面図を図 -5に示す 13

3 GBRC Vol.37 No f = 2π k = ρc h k m 2 (1) f :1 次共振周波数 [Hz] m : 二重床床板の面密度 [kg m 2 ] k : 空気層のばね定数 [N/m] ρ : 空気の密度 (=1.205)[kg/m 3 ] c : 空気中の音の伝搬速度 (=340)[m/s] 図 -4 床衝撃音レベル低減量測定結果 h : 空気層厚さ [m] 図 -5 試験体断面図 軽量 重量床衝撃音ともに125Hz 帯域以上の周波数領域で合板 ( 厚 12mm) 制振マット( 厚 6mm) を施工することによって 床衝撃音レベル低減量は約 2dB 以上大きくなった 63Hz 帯域は軽量 重量床衝撃音ともに1dB 以下の変化であった 以上の結果より 合板や制振マットの施工は125Hz 帯域以上の周波数領域で有効な対策であると考えられる 2. 3 床高 ( 床下空気層の厚さ ) 乾式二重床上に大きな衝撃が加わると 床板が変形し 床下空気層が圧縮される そのため 床下の空気がばねの作用をし 共振周波数域で床衝撃音が増幅する現象がみられる この現象は 床下空気層の容積の小さい ( 床面積の小さい ) 居室 ( 壁先行工法の場合 ) や 幅木がと接触して施工され 空気層が密閉状態となる場合に顕著に表れ 重量床衝撃音遮断性能を低下させる 空気ばねによる1 次共振周波数は式 1によって計算される 式 (1) によって計算した ( 厚 20mm) 合板( 厚 12mm) ( 厚 12mm) で構成される床板の場合の床下空気層厚さと共振周波数の関係を図 -6に示す 図-6より共振周波数が63Hz 帯域になるのは空気層の厚さが15 ~ 60mmであるが 計算と 図 -6 床下空気層厚さと共振周波数の関係図 -7 吸音材の有無による床衝撃音レベル低減量の差実測値の差異 床スラブの不陸 防振ゴムのばね等の影響を考慮すると80mm 程度以上とするのが重量床衝撃音の対策と考えられる 2. 4 床下空気層への吸音材の設置実際の集合住宅の洋室で床下空気層に吸音材 (70mm 厚 : 不織布 ) を入れた場合と入れない場合の床衝撃音レベル低減量の測定結果を図 -7に示す 軽量床衝撃音では125Hz 帯域で2dB 程度吸音材を設置することによって床衝撃音レベル低減量が大きくなっ 14

4 GBRC Vol.37 No た 重量床衝撃音では63Hz 帯域において 吸音材を入れると約 5dB 床衝撃音レベル低減量が小さくなった これは吸音材を入れることによって加振時の空気の流通が遮られ 空気ばねによる共振現象によって床衝撃音が大きくなったものと考えられる 以上の結果より 床下への吸音材の設置は軽量床衝撃音では性能の差はほとんどなく 重量床衝撃音では室面積の小さい洋室等でこのような性能が低下する現象が顕著に生じるため 注意が必要である 2. 5 床端部の納まり ( 支持方法 施工方法 ) 床端部の支持方法による床衝撃音低減性能の変化を確認するために壁式構造実験室 (RC200mm) でその他の条件は同一にして 試験体端部の支持方法を 1 固定木際根太 2 防振システムネダにし 床衝撃音レベル低減量の測定を行った 図 -8に試験体断面図( 壁際 ) 図 -9 に床衝撃音レベル低減量測定結果を示す 防振システムネダに比べ固定木際根太にすると軽量床衝撃音では125Hz 帯域から500Hz 帯域まで4dB 以上床衝撃音レベル低減量が小さくなった 重量床衝撃音では床衝撃音遮断性能が決定することが多い63Hz 帯域で2dB 125Hz 帯域以上で5dB 以上 床衝撃音レベル低減量が小さくなった このことから一般部の仕様が同一であっても壁際の支持方法 ( 納まり ) によって床衝撃音低減性能が1ランク以上変化する可能性があり 壁際の納まりは性能に大きく影響すると考えられる 2. 6 幅木の種類 施工方法床と壁の隙間を隠すことや 壁の保護のために施工される幅木の種類や施工方法による床衝撃音低減性能の変化について検証するため 壁式構造実験室で乾式二重床の仕様は同一にして 現在 集合住宅において施工されている3 種類の幅木及び施工方法 ( 仕様 A. 幅木とを密着 仕様 B. 幅木をから2mm 浮かせて施工 仕様 C. 軟質ヒレ付き幅木とと密着させて施工 ) による床衝撃音レベル低減量を測定した 図 -10に壁際納まり断面図を 図-11に床衝撃音レベル低減量測定結果を示す 軽量床衝撃音レベル低減量の試験結果では 仕様 Aに比べ 仕様 B Cはすべての周波数帯域で床衝撃音レベル低減量が3 ~ 5dB 大きくなっており 幅木とを接触させないあるいは軟質材を介して接触させることにより床面から幅木 壁材 階下へと伝達する振動が低減された効果によるものと考えられる 重量床衝撃音レベル低減量の試験結果では 63Hz 帯域において 仕様 Bに対して仕様 A Cは5dB 程度性能が 図 -8 壁際試験体断面図図 -9 壁際支持方法による床衝撃音レベル低減量の差図 -10 壁際試験体断面図 ( 幅木の仕様 ) 図 -11 幅木による床衝撃音レベル低減量の変化 15

5 GBRC Vol.37 No 低下している 仕様A Cは床端部に空気が流通する隙 間がないことから 床下空気層が密閉状態になったこと により空気ばねの共振の影響で仕様Bに比べ性能が低下 壁先行工法 したものと考えられる 以上のように 幅木の仕様 施工方法による床衝撃音 低減性能への影響は音源によってそのメカニズムが異な るので 注意が必要である 3. 工法による床衝撃音低減性能の変化 乾式二重床の施工方法としては 壁先行工法と床先行 工法がある 住戸内の間仕切壁を施工した後に各居室の 床下地を施工する壁先行工法に対し 床先行工法は住戸 床先行工法 内の水廻り部を除く部分の床下地を連続して施工し 床 下地上に間仕切壁を施工し 各居室を形成する工法であ る 床先行工法は床下地の施工時間の短縮や床下配管 配線の自由度がさらに上がることなどから超高層集合住 宅を中心に増加傾向にある 3. 1 床衝撃音遮断性能のばらつき 床下地や床仕上げ材と壁が接触すると 接触部分を介 赤点線が隙間を管理する箇所 必ずしも隙間を空けるということでは なく 空ける 空けない 隙間幅を管理する箇所 図-12 床材と壁材の隙間を管理する箇所 して下階に振動が伝達し 軽量床衝撃音低減性能が低下 する また 床材と壁材の隙間が小さいと床下空気層が 密閉状態に近くなるため 重量床衝撃音低減性能が低下 する そのため 床材と壁材の隙間の管理は施工時の重 要確認事項である また 施工時に隙間が管理されてい ても木質系建材で構成される乾式二重床は温湿度環境の 変化によって構成部材が収縮し 施工時と竣工時におい て床材と壁材の隙間が変化している可能性がある 床衝 撃音遮断性能を確保するためにはこのような伸縮も考慮 して施工する必要がある 図-12に同一プランの住戸に おいて 壁先行工法と床先行工法の場合の床材と壁材の 隙間を管理する箇所を示す 図中の赤点線 壁先行工 図-13 同一プランの軽量床衝撃音レベル測定結果 図-14 同一プランの重量床衝撃音レベル測定結果 法が各居室の周囲のほとんどが管理箇所であるのに対 し 床先行工法では 戸境壁部と水廻り部のみであり 壁先行工法と比較すると 管理箇所は非常に少ない そ のため 施工精度や伸縮の影響を受けにくく 床衝撃音 遮断性能は安定する 図-13 14に床先行工法で施工さ れた集合住宅における同一プランの居室 14室 の床衝 撃音レベル測定結果を示す 3. 2 実生活上の性能差 図-15に上下階の床衝撃音遮断性能を考慮した場合の 敷居部における床先行工法の納まりと一般的な壁先行工 法による敷居部の納まりを示す 壁先行工法では木枠上 に敷居を施工する方法があるが 敷居上での歩行時 物 の落下時 襖の開閉時に敷居部に発生する振動が下階へ 16

6 GBRC Vol.37 No 畳 合板 敷居 仕様 A 床板の剛性が低い 木枠 補強用 ゴム硬度 83 度 防振システムネダ ゴム硬度 70 度 床板の剛性が低いため 間仕切壁部には非防振タイプ 壁先行工法 のを補強脚として施工 合板 敷居 畳 合板 仕様 B 合板 床板の剛性が高い 補強用 ゴム硬度 70 度 補強用 ゴム硬度 70 度 床板の剛性が高いため 間仕切壁部には防振タイプの を補強脚として施工可能 床先行工法 図-15 壁先行工法と床先行工法の敷居部の納まり 伝搬し 下階で放射される音は大きくなる 床先行工法では を施工し 床下地の剛性を 強化することにより 敷居部の下を防振タイプの 防振ゴムの硬度70 75度程度 で支持することが可能 図-16 床先行工法間仕切壁部断面 間仕切壁部に補強脚を施工する 補強脚の種類 ゴム硬 度等 は乾式二重床の床板構成により決められる 図 -16に床先行工法における間仕切壁部の断面を示す 仕様Aの場合 プラン変更により間仕切壁を移動すと となり 下階への音の伝搬は壁先行法に比べ小さくなる 補強が室中央に配置される可能性もあり その場 実建物において床衝撃音遮断性能を測定する方法 JIS 合には床衝撃音遮断性能が低下する 仕様Bの場合では A では 加振点は壁から50cm以上離すため 間仕切壁部補強脚に防振タイプのを施工すること 敷居上を加振することはなく 居室全体の床衝撃音遮断 が可能であるが 一般部のよりも性能の低い補強 性能としては表れてこないが実生活上では下階へ放射さ 脚であれば床衝撃音遮断性能が低下する れる音の大きさが工法によって異なる 3. 3 床先行工法の注意点 床先行工法は 床下地上に間仕切壁を施工するため 将来的なプラン変更の場合 床下地は解体 再施工する プラン変更に対応するためには 補強脚を施工するこ となく 間仕切壁施工時および家具設置に床の変位が少 ない仕様にする必要がある 図-17に間仕切壁部に補強脚が不要な床下地の割付 必要がないという特徴がある 通常の床先行工法の場合 図-18に断面図を示す この仕様は の施工間隔 間仕切壁近傍に家具を設置することにより床下地が変位 を小さくするとともに床板の剛性を高くし 耐荷重性能 し 間仕切壁及び天井の仕上げクロスへ影響 クロスの を向上させている 本仕様の床衝撃音低減性能および耐 破損など を及ぼす可能性があるため その対策として 荷重性能の測定結果を図-19に示す 床衝撃音低減性能 17

7 GBRC Vol.37 No 幅木 と 2mm の隙間を設けるか ヒレ付き幅木 床端部防振タイプ ゴム硬度 70 度 隙間の確保 床材-壁材 下地材 防振タイプ ゴム硬度 65 度 緩衝材 1820mm 600mm mm ゴム硬度 度程度 目地 約15mm mm 防振システムネダ ゴム硬度 度程度 を追加 図-20 図-17 床衝撃音遮断性能を考慮した 乾式二重床の一般的な仕様 例 間仕切壁部に補強脚の施工が不要な 乾式二重床の床下地割付 間仕切壁 幅木 メーカー指定の専用目地材 下地合板 12mm 硬質せっこうボード 12.5mm 20mm 合板等の目地が合 わないようにする 図-21 防振タイプ 間仕切り壁下に 補強タイプ不要 石仕上げ乾式二重床の仕様 4. 実際の建物での納まり事例 床衝撃音遮断性能を考慮する建物における乾式二重床 図-18 間仕切壁下への補強脚の施工が 不要な乾式二重床の断面 の一般的な断面 例 を図-20に 石仕上げの乾式二重 床の断面図を図-21に示す 石仕上げの場合 荷重時における石の破損 ひび割れ 欠け を防止することを目的に 一般的に床パネル上に 合板を2層施工する その際 合板の1層目と2層目の目 地をずらして施工することにより床板を一体化し 場所 による強度の差が小さくなるようにする 石仕上げは 合板を2層施工することや仕上げ材の質 量が大きいことから 通常の仕上げの仕様 図-20 に比べると基本的に床衝撃音低減性能は向上す るが 軽量床衝撃音の場合 石上を加振すると音源室内 に高周波数領域の音が大きく発生し 開口部等を通って 下階へ伝搬する側路伝搬音 空気伝搬音に注意が必要で ある 図-19 床衝撃音低減性能および耐荷重性能測定結果 実際の建物での納まり事例を図-22 25に示す 乾式 二重床での床衝撃音遮断性能の低下要因としては 硬質 部材 固定木際根太や非防振タイプの システム はΔLL Ⅱ -3 ΔLH Ⅱ -2であり 耐荷重性能は変位 ネダ の使用と床材と壁材の接触による振動伝達である の最大は2.2mm 局部集中荷重試験 載荷板φ80mm ことから 可能な限り床材と壁材の間は隙間を設けて施 100kgf であった 工し 硬質部材を用いなくてもいいように見切り材等を 18

8 GBRC Vol.37 No 内装壁 せっこうボード 3 5mm 15mm 程度 幅木 5 15mm 断熱材 採用することが床衝撃音遮断性能を確保するためには重 要となる 5. 施工管理 実建物において床衝撃音遮断性能を確保するために は 商品 仕様の選定と同時に施工管理にも留意する必 要がある 乾式二重床は構成部材が複雑であり 同一住 戸においても納まりが異なる場合がよくあるため 詳細 防振システムネダ 部分についても発注者 建設会社 工事業者で認識を統 図-22 壁際納まり例 一し 施工状況を管理する必要がある また そのため には施工要領書を作成し それに基づいて施工を行うこ WD 枠 床見切り材 とが重要である 表-1に施工要領書を基にした性能を確 保するためのチェック項目の例を示す ΔL等級の試験結果を基に床仕様を選定する場合 Δ L等級の試験時には再現されない掃出し部 敷居部 出 入口部の納まりに留意する必要がある 床衝撃音遮断性 能を低下させないためには 試験時に用いた部材と同じ 防振タイプ ものを使用する必要があり 硬質部材を使用すると性能 が低下する可能性がある また逆梁部において床高が確 保されない場合の施工方法や 施工途中での床の養生状 図-23 扉部納まり例 況などもあらかじめ決めておくことで 施工途中でのト ラブルや竣工後の不具合の発生を未然に防ぐことに役立 床見切り材 つ 表-1 施工要領書による確認項目 ΔL 等級試験時と同じ部材 納まり条件であるか 床パネルの割付 最少寸法 目地幅許容値など 防振システムネダ 防振システムネダの割付 間隔許容値 仕様箇所など 留め付け方法 釘 ビスの仕様 留め付け間隔など 接着養上期間 床下地材上への資材の仮置き量 補強箇所の有無 重量家具の設置予定箇所 図-24 掃出し部納まり例 特殊事例の有無 ピアノ 水槽の設置予定 逆梁部 断面詳細図 床下地割付図 パッキン材 温水式床暖房パネル 6. まとめ 本報では 乾式二重床の床衝撃音低減性能変化の要 因 傾向と 実建物における床衝撃音遮断性能確保の留 意点について示した 床衝撃音遮断性能の確保のために 防振タイプ は硬質部材を用いないこと 幅木や見切り材などを活用 して振動伝達経路を排除していくなどの対策を取る必要 があるが 快適な生活環境の構築には その他の性能評 価項目との関係にも留意する必要があり 耐荷重性能や 図-25 間仕切壁部納まり例 歩行感 意匠 経年変化 性能変化 など様々な項目を 総合的に考慮して仕様等を設定していく必要がある また 乾式二重床は 床下空間の有効利用 床衝撃音 19

9 GBRC Vol.37 No 低減性能 歩行感などの利点がある床仕上げ構造であるが 構成部材が多く 納まりが場所によって異なるなど直貼り工法に比べ複雑である 一部の施工方法の管理不足から大きく性能が低下する可能性があるため 施工要領書を基にした施工管理の徹底が性能確保には必要不可欠であると考えられる なお 本報は 平成 24 年 2 月 ~ 同年 3 月に実施された ( 財 ) 日本建築総合試験所主催の業務説明会 床材の床衝撃音低減性能の等級表記と遮音性能確保の要点 での筆者の報告内容の一部をまとめたものである 参考文献 1) 岡野利行他 : 乾式二重床のカタログにおける床衝撃音遮断性能表示の実状調査, 日本騒音制御工学会春季研究発表会講演論文集,pp.47-50, ) 財団法人日本建築総合試験所 : 床材の床衝撃音低減性能の表現方法に関する検討委員会報告書, ) 黒木拓他 : 乾式二重床を含む重量床衝撃音レベル予測計算法に関する検討, 日本建築学会大会学術講演梗概集,D-1 分冊,pp , ) 三室敬史他 : 同一試験体による乾式二重床の床衝撃音遮音性能および耐荷重性能についてその 1 試験体および試験方法の概要, 日本建築学会大会学術講演梗概集,D-1 分冊, pp , ) 佐藤英規他 : 同一試験体による乾式二重床の床衝撃音遮音性能および耐荷重性能についてその 2 試験結果の概要, 日本建築学会大会学術講演梗概集,D-1 分冊,pp , 執筆者 *1 高倉史洋 (TAKAKURA Fumihiro) 20

共通工法脚付パネル工法GBRC 業務説明会 (2012 年開催 ) の資料より閲覧専用 禁複写 禁転載 1. 乾式二重床の構成と種類 仕上げ材 下地材 ( 合板など ) 床パネル ( パーティクルボード ) 目地幅 :15mm 程度 隣接する床パネルとのレベル調整は不要 台座 ( パーティクルボード

共通工法脚付パネル工法GBRC 業務説明会 (2012 年開催 ) の資料より閲覧専用 禁複写 禁転載 1. 乾式二重床の構成と種類 仕上げ材 下地材 ( 合板など ) 床パネル ( パーティクルボード ) 目地幅 :15mm 程度 隣接する床パネルとのレベル調整は不要 台座 ( パーティクルボード 乾式二重床に関する 遮音性能確保の留意点 ( 有 ) 泰成電機工業 管理本部 高倉史洋 1. 乾式二重床の構成と種類 乾式二重床 コンクリートスラブなど躯体の上にレベル調整可能なで床パネル支持し, 床板を浮かせる床下地ユニット 一般的には, 二重床, 置床 などと呼ばれる 床仕上げ材 ( フローリング ) 床パネル ( パーティクルボード ) ( レベル調整可能 ) ( 防振ゴム付 ) ( 防振ゴム付ネダ材

More information

グループ事業内容 グループ事業内容 トップシステムフロア エコエアーフローリング トップシステムフロア エコエアーフローリング オリジナルフローリング 管理 01 02

グループ事業内容 グループ事業内容 トップシステムフロア エコエアーフローリング トップシステムフロア エコエアーフローリング オリジナルフローリング 管理 01 02 トップシステムフロア トップ三段ゴム の特長 乾式二重床の床衝撃音レベル低減性能は共振周波数を低くすることで改善することが知られています 共振周波数を低くするには支持脚 ゴム形状が重要なポイントです ツバあり支持脚を採用している トップ三段 ゴム は共振周波数が低く 優れた床衝撃音レベル低減性能を発揮します その理由はツバ下面で受けた振動を トップ三段ゴム がコンクリートスラブに徐々に伝えることでゴムの硬化を防ぎ共振周波数が低くなります

More information

<4D F736F F F696E74202D2089B98BBF835F C8E86205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D2089B98BBF835F C8E86205B8CDD8AB B83685D> スギ CLT 床の音響試験 木造の建築設計に求められる地域材による CLT ( クロス ラミネイティド ティンバー ) の品質と仕様及び部材の仕様 構造モデルの検討と実証試験平成 24 年度林野庁 木材利用技術整備等支援事業 平成 25 年度 3 月 日本 CLT 協会 はじめに 欧州開発され 北米などでも利用が広がっている CLT は 日本でも合板 集成材 LVL に次ぐ 新たな木質材料となる可能性を持つ材料である

More information

PDF用.indd

PDF用.indd P OINT P OINT POINT P OINT 1 BARRIERLESS FLOOR BARRIERLESS FLOOR CONTENTS POINT 1-2 3-4 5-6 7-8 POINT 1 9-10 11 12 13 14 15 16 17-18 19-20 21-22 2 3 23-24 25-26 27-28 29-30 BARRIERLESS FLOOR 2 実証主義 KIRIIはより良い製品を皆様にお届けするために

More information

HP_GBRC-141, page Normalize_3 ( _GBRC-141.indb )

HP_GBRC-141, page Normalize_3 ( _GBRC-141.indb ) Performance rma Tests s for Floor Covering gs 43 EF a C t n L EF a C t n L U E PD U P D E 44 σ b PL bt σ b L P b t 45 46 GBRC Vol.35 No.3 2010.7 なお 摩耗輪のタイプと試験荷重は 製品規格の規定 により選択する 験体表面に滴下して時計皿で覆い 規定時間 24時間な

More information

2F( 音源室 ) ( 設計硬度 度 ) の 3 種類とした また, 試験体 14,1,16 については, 伝達力の低減を目的とし, 防振ゴム下に同様の発泡ポリエチレン材製の緩衝材 (3 3 1mm 厚 ) を設置した 試験体端部の際根太については, 防振した際根太 ( 防振際根太 ) を設置したも

2F( 音源室 ) ( 設計硬度 度 ) の 3 種類とした また, 試験体 14,1,16 については, 伝達力の低減を目的とし, 防振ゴム下に同様の発泡ポリエチレン材製の緩衝材 (3 3 1mm 厚 ) を設置した 試験体端部の際根太については, 防振した際根太 ( 防振際根太 ) を設置したも 日本建築学会技術報告集第 19 巻第 42 号,619-623,213 年 6 月 AIJ J. Technol. Des. Vol. 19, No.42, 619-623, Jun., 213 乾式二重床構造における断面仕様の違いによる床衝撃音レベル低減量に関する実験的検討 EXPERIMENTAL STUDY ON REDUCTION OF FLOOR IMPACT SOUND OF FLOATING

More information

乾式二重床の床下空気層の密閉度が重量床衝撃音レベル低減量に与える影響についてその 2 乾式二重床の床下空気層の密閉度が 重量床衝撃音レベル低減量に与える影響についてその 2 山内崇 * 1 大阪谷彰 * 1 松岡明彦 * 1 1. はじめに近年 集合住宅の床仕上げ構造に乾式二重床を採用するケースが増

乾式二重床の床下空気層の密閉度が重量床衝撃音レベル低減量に与える影響についてその 2 乾式二重床の床下空気層の密閉度が 重量床衝撃音レベル低減量に与える影響についてその 2 山内崇 * 1 大阪谷彰 * 1 松岡明彦 * 1 1. はじめに近年 集合住宅の床仕上げ構造に乾式二重床を採用するケースが増 戸田建設技術研究報告第 36 号 乾式二重床の床下空気層の密閉度が 重量床衝撃音レベル低減量に与える影響についてその 2 大阪谷彰 * 1 松岡明彦 * 1 山内崇 * 1 概 近年 集合住宅の床仕上げ構造に乾式二重床を採用するケースが増えている 乾式二重床の重量床衝撃音遮断性能は スラブ素面に対して 1 ~ 2 ランク程度性能が低下する場合が多い その対策のひとつとして端部に空気抜きを設けることは有効である

More information

設計目標値の例 設計時 ( 空間性能 ) 重量床衝撃音 L i,fmax,r,h(1) - ( スラブ素面 ) 軽量床衝撃音 L i, r,l - 45 竣工時 ( 空間性能 ) 重量床衝撃音 L i,fmax,r,h(1) - 55~ 軽量床衝撃音 L i, r,l 45~ 部材性能直張り床 ΔL

設計目標値の例 設計時 ( 空間性能 ) 重量床衝撃音 L i,fmax,r,h(1) - ( スラブ素面 ) 軽量床衝撃音 L i, r,l - 45 竣工時 ( 空間性能 ) 重量床衝撃音 L i,fmax,r,h(1) - 55~ 軽量床衝撃音 L i, r,l 45~ 部材性能直張り床 ΔL 集合住宅における遮音設計 および施工管理の留意点 ( 株 ) 熊谷組技術研究所 大脇雅直 集合住宅の遮音設計フロー ( 特に重量床衝撃音 ) 基本計画 平面詳細図での検討 スラブ構法 厚さの選定 設計目標値の確認 スラブ厚さの算定 設計目標値を満足しない場合 平面詳細図の見直し ( 南面 3 室等 ) スラブ計画の見直し ( 小梁の追加, スラブ厚さの変更 ) 乾式二重床の選定 施工管理 竣工測定

More information

2009 年 5 月 No.7 読者からの質問編 (2) Q 1. 集合住宅の遮音設計目標値には, どのようなものがありますか? Q 2. 遮音設計目標値と生活実感は, どのように対応するのでしょうか? Q 3. 建築の音環境に関する法律はどのようなものがありますか? 2009 年 6 月 No.8

2009 年 5 月 No.7 読者からの質問編 (2) Q 1. 集合住宅の遮音設計目標値には, どのようなものがありますか? Q 2. 遮音設計目標値と生活実感は, どのように対応するのでしょうか? Q 3. 建築の音環境に関する法律はどのようなものがありますか? 2009 年 6 月 No.8 目次一覧 シリーズ建築の音環境入門 No.1~59 No.1 から No.59 までの目次一覧を掲載します 必要に応じて活用頂ければ幸いです 2008 年 11 月 No.1 基礎編 (1) Q 1. 音とは? Q 2. 音の聞こえ方 Q 3. デシベル (db) の大きさとは? Q 4. 音の足し算, 引き算 Q 5. オクターブとは? Q 6. 等価騒音レベル (LAeq) とは? Q 7. 暗騒音とは?

More information

8. 音環境に関すること 住戸グループ分表

8. 音環境に関すること 住戸グループ分表 8 音環境に関すること グループ分けの考え方住戸のグループ分けは下記の条件により分類する i) 住戸の階区分 ( 最上階住戸 中間階住戸 最下階住戸 ) ii) 床スラブ 戸境壁等の構造躯体種別及び厚さ iii) 床仕上げ 戸境壁仕上げ サッシ遮音等級等の種別 iiii) その他 ( 間取りの違い ) 設計内容説明書の作成 1 共通 1) 住戸番号欄に住戸番号を記入する 住戸数が多い場合は別紙参照

More information

大脇 山下式 2012 予測計算シートの使い方 床衝撃音研究会

大脇 山下式 2012 予測計算シートの使い方 床衝撃音研究会 大脇 山下式 2012 予測計算シートの使い方 床衝撃音研究会 計算対象居室 基本計画の段階の計算例を示します 計算対象とする居室を図 1, スラブの断面図を図 2 に示します 今回の計算における音源室と受音室は同一プランとします 建物諸元スラブ : 波型中空スラブ ( 密度 ρ=2300kg/m 3, ヤング係数 E=2.4 10 10 N/m 2 ) スラブの支配面積 59.0m 2 (8,870mm

More information

大成建設技術センター報第 4 号 (7) 3. 測定方法と結果 3.1 床衝撃音遮断性能図 -3に示す建物 I において図 -2の間仕切壁( A-1, B) を各工法で施工し, 床衝撃音遮断性能 ( 重量 軽量 ) を JIS A1418-1,2 に準拠して測定した 測定結果を図 -4に示す 床先行

大成建設技術センター報第 4 号 (7) 3. 測定方法と結果 3.1 床衝撃音遮断性能図 -3に示す建物 I において図 -2の間仕切壁( A-1, B) を各工法で施工し, 床衝撃音遮断性能 ( 重量 軽量 ) を JIS A1418-1,2 に準拠して測定した 測定結果を図 -4に示す 床先行 大成建設技術センター報第 4 号 (7) 集合住宅における床先行工法の音響性能 浜田由記子 *1, 田端淳 *1, 河原塚透 *1, 池上龍太郎 *2 *3, 佐々木晴夫 Keywords : multiple dwelling houses, partition wall, floor preceding method, sound insulation performance, measurement

More information

<4D F736F F D CA8E A985F95B68DEC90AC977697CC81698EA DB91E8816A816995BD8CF5816A>

<4D F736F F D CA8E A985F95B68DEC90AC977697CC81698EA DB91E8816A816995BD8CF5816A> 枠組壁工法実大実験住宅における 床衝撃音遮断性能向上に関する実験的検討 平光 厚雄1 1独立行政法人築研究所 環境研究グループ 5-2 茨城県つくば市立原1 木造である枠組壁工法 ツーバイフォー工法 による木造耐火構造が可能となり 4年から防火地域 内において 4階共同住宅や特殊築物等への枠組壁工法の適用が可能となった 集合住宅の音環境性 能 特に床衝撃音遮断性能は コンクリート系築物と比較すると

More information

< C B835E B A837E B836E F18F6F94C52E786C73>

< C B835E B A837E B836E F18F6F94C52E786C73> 第 2 章住環境性能等のデータ収集 Ⅰ( 床遮音性能 ) 隣戸間の遮音性能は共同住宅等において居住者から最も要求される住環境性能の 1つである 遮音性能が充分に確保されないと 居住者の満足度を著しく低下させることになり 場合により深刻なクレームにつながる危険性もある このため CLT を共同住宅などの床版や界壁の材料として使用する場合には 事前にその遮音性能を検討し 問題を生じない水準の遮音性能を確保することが重要である

More information

PDF

PDF - 研究 - 二重床の軽量床衝撃音遮断性能 戸田正彦小林裕昇 前田典昭堤拓哉 Lightweight Floor Impact Sound Insulation of a Double Floor Masahiko TODA Hironobu KOBAYASHI Noriaki MAEDA Takuya TSUTSUMI The effects on lightweight floor impact

More information

JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521

JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 63 JIS A9521 F JIS A9521 F 計資料 JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521 F JIS A 6930 A JIS A9521

More information

断熱性床下地材 発売開始から 40 年以上 日本中の皆様にお選び頂いた シリーズ 様々な建築でご活用頂いています 特徴 Part.1 優れた 断熱性 一階部分の熱損失を 無断熱の場合と比べて大幅に低減! 床からの熱損失を断熱する事で 長期的な省エネを実現します 洋室 無断熱 サーモグラフィカメラで撮

断熱性床下地材 発売開始から 40 年以上 日本中の皆様にお選び頂いた シリーズ 様々な建築でご活用頂いています 特徴 Part.1 優れた 断熱性 一階部分の熱損失を 無断熱の場合と比べて大幅に低減! 床からの熱損失を断熱する事で 長期的な省エネを実現します 洋室 無断熱 サーモグラフィカメラで撮 断熱性床下地材 発売開始から 40 年以上 日本中の皆様にお選び頂いた シリーズ 様々な建築でご活用頂いています 特徴 Part.1 優れた 断熱性 一階部分の熱損失を 無断熱の場合と比べて大幅に低減! 床からの熱損失を断熱する事で 長期的な省エネを実現します 洋室 無断熱 サーモグラフィカメラで撮影した 33 mm + フローリングとフローリング 6 mm直貼り床の比較写真 (FL 表面温度 NF

More information

フ ク ビ

フ ク ビ フクビ クリーン OA フロア TN-50 施工要領書 目次 フクビクリーン OA フロア TN-50 は アンダーシートを敷設後 樹脂製フロアベースを敷き並べるだけで施工を完 了するリニューアル工事に最適な置敷タイプの OA フロアです この施工要領書は 快適な OA フロアを維持するに当たって 施工の際に是非守って頂きたいこと 実施して頂 きたいことをまとめたものです 1. クリーン OA フロア

More information

Microsoft PowerPoint 発表資料(PC) ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint 発表資料(PC) ppt [互換モード] 空港エプロン PC 舗装版の補強構造に関する研究 空港研究部空港施設研究室坪川将丈, 水上純一, 江崎徹 ( 現 九州地整 ), 小林雄二 ( 株 ) ピーエス三菱吉松慎哉, 青山敏幸, 野中聡 1 研究の背景 目的 東京国際空港西側旅客エプロン15 番 16 番スポットのPC 舗装部において, 雨水の混入, 繰返し荷重の作用等により泥化したグラウト材のポンピング現象が発生ング現象 ( 航空機翼程度の高さにまで達する

More information

屋内床タイル

屋内床タイル 内装床 施工マニュアル 2018.6.1 第 5 版 INDEX 1. 内装床の施工方法 2. 内装床の構成 (1) 戸建住宅 / 内装床 合板下地 床暖房仕様 (2) マンション / 内装床 二重床 床暖房仕様 (3) リビングフロアシステム ( ガス会社の床暖房システム ) マンション用 戸建住宅用 3. 納まり (1) 居室床 ~ フローリング (2) 内装床 ~ 外装床 内装床施工マニュアル

More information

階の施工方法 1 は, スパン表に従って 支点間距離が許容範囲内となるように施工します 2 根太受け金物は 原則的に床梁用を使用します ( 図 10) 釘打ちには 必ず 金物専用の ZN 釘を使用し 横架材へ ZN65 10 本 Ⅰ 形梁へ ZN40 4 本とします 3 火打梁を省略す

階の施工方法 1 は, スパン表に従って 支点間距離が許容範囲内となるように施工します 2 根太受け金物は 原則的に床梁用を使用します ( 図 10) 釘打ちには 必ず 金物専用の ZN 釘を使用し 横架材へ ZN65 10 本 Ⅰ 形梁へ ZN40 4 本とします 3 火打梁を省略す 3. 軸組構法での施工方法 3.1. 1 階の施工方法 1 は, スパン表に従って 支点間距離が許容範囲内となるように施工します 2 根太受け金物は 土台の取り付け面が基礎面より基礎芯側にずれている場合 土台用を使用します ( 図 6) 釘打ちには 必ず金物専用の ZN 釘を使用し 土台へ ZN65 8 本 Ⅰ 形梁へ ZN40 6 本とします は, 基礎と取り合う部分を切り欠いて金物に落とし込みます

More information

製品紹介 クイック 2 丸穴開口でケーブル 電線管貫通 ( 片面壁 ) 片面壁 ( 強化せっこうボード 21mm 重張壁 ) にも対応しています 共住区画 ( パイプシャフト住戸 ) 丸穴貫通部に! ( パテエース ) 本体を挿入 パテを充填 本体を挿入し パテを充填するだけの簡単施工で

製品紹介 クイック 2 丸穴開口でケーブル 電線管貫通 ( 片面壁 ) 片面壁 ( 強化せっこうボード 21mm 重張壁 ) にも対応しています 共住区画 ( パイプシャフト住戸 ) 丸穴貫通部に! ( パテエース ) 本体を挿入 パテを充填 本体を挿入し パテを充填するだけの簡単施工で 製品紹介 丸穴開口でケーブル 貫通 ( 片面壁 ) 片面壁 ( 強化せっこうボード 21mm 重張壁 ) にも対応しています 共住区画 ( パイプシャフト住戸 ) 丸穴貫通部に! を挿入 パテを充填 1 2 3 を挿入し パテを充填するだけの簡単施工です 半割れ構造で 配線 配管後に施工可能です ビス アンカー止め不要です の場合 ツバが一体成型されているので落下防止金具が不要です 全ての施工が壁

More information

温水洗浄便座性能試験項目および試験方法

温水洗浄便座性能試験項目および試験方法 性能試験方法書 Methods of Testing Performance 換気ユニット ( 居室用ファン ) Ventilation Units(for living room Use) 2018 年 3 月 30 日公表 施行 一般財団法人 Ⅰ 性能試験項目 優良住宅部品評価基準において 試験により性能等を確認する項目並びに試験方法等は下表に よるものとする 性能試験項目名性能試験方法備考頁

More information

チヨダせっこうボード 耐火 準耐火 遮音構造間仕切壁システム Chiyoda Gypsum Board FIREPROOFING & SOUNDPROOFING WALL SYSTEM H30 年 6 月版 面耐火間仕切壁準耐火構造間仕切壁スタッド工法 準耐火構造間仕切壁 準耐火ウォールシリーズ TLD 45~40 相当 準耐火ウォール 1212C

More information

Q A Q A Q A 1

Q A Q A Q A 1 CP EP 工法 シリーズカタログ 集 合 住 宅 用 乾 式 遮 音 二 重 床システム CP工法 シリーズ BL認定品 優良住宅部品 都市再生機構 工事共通仕様資材品 性 能 表 示 対 応 用 乾 式 遮 音 二 重 床システム CP-SE シリーズ 乾式断熱二重床システム 集合住宅 戸建住宅 商業施設 EP工法 シリーズ 遮音対策用根太 システム根太SG 内装用支持脚 遮音プラ木レン 優良住宅部品について

More information

CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐火性能の評価 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐

CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐火性能の評価 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 内容 Ⅰ はじめに 1) 木材 製材 集成材 CLT の特徴 テキスト p.45~5050 と燃えしろ の燃えしろを検討するにあたっての課題 1)CLT の燃えしろに関する実験的検討 壁パネルの非損傷性に関する実験的検討 等の防耐火性能に関する建築研究所のその他の取り組み Ⅳ

More information

フジタ技術研究報告第 44 号 1. はじめに 2. 実験概要 乾式二重床の集合住宅などにおいて 住戸内の床仕上げ構造との施工法には大きく分けて 床先行工法 ( 床を先に施工して その上にを建てる工法 ) と壁先行工法 ( を先に施工してからで区画された部分の床を施工する工法 ) がある 床先行工法

フジタ技術研究報告第 44 号 1. はじめに 2. 実験概要 乾式二重床の集合住宅などにおいて 住戸内の床仕上げ構造との施工法には大きく分けて 床先行工法 ( 床を先に施工して その上にを建てる工法 ) と壁先行工法 ( を先に施工してからで区画された部分の床を施工する工法 ) がある 床先行工法 フジタ技術研究報告第 44 号 28 年 乾式二重床先行工法の居住性能に関する検討床衝撃音 空気音遮断性能と体感振動について 小谷朋央貴 漆戸幸雄 概 要 今回 実験室において 乾式二重床仕上げ構造と発泡プラスティック系床下地構造材を用いた床仕上げ構造による床を床先行工法 壁先行工法で施工し 床衝撃音遮断性能 固体音低減性能 空気音遮断性能 隣室の床とへの振動伝搬性能 ( 体感振動 ) の比較検討実験を行った

More information

ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準 施工に施工部材の木造下地の鉄骨下地のその他各部外張断熱装飾部材の軒天材の工事管理 9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 外張断熱工法については 住宅会社 設

ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準 施工に施工部材の木造下地の鉄骨下地のその他各部外張断熱装飾部材の軒天材の工事管理 9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 外張断熱工法については 住宅会社 設 229 安全上のご注意商品の選定設計基準 施工基準施工にかかる前に標準施工法施工部材の施工方法木造下地の納まり鉄骨下地の納まりその他各部位の納まり外張断熱工法装飾部材の施工方法軒天材の施工方法工事管理 維持管理参考資料9. 外張断熱工法 1 設計施工上のポイント 2 横張りサイディング各部納まり図 3 縦張りサイディング各部納まり図 ご注意安全上の230 商品の選定施工基準かかる前に標準施工法施工方法納まり納まり位の納まり工法施工方法施工方法維持管理参考資料設計基準

More information

aquapanelindoor_rev04_171107_fix.indd

aquapanelindoor_rev04_171107_fix.indd 内装材システム Knauf Wetroom Solutions with AQUAPANEL Technology Inside 内装材システム 水廻りや高湿度環境に最適 曲面施工も可能 AQUAPANEL 内装材システムは世界各国で建設技術の革命を起こしてきました AQUAPANEL セメントボードインドアを中心とするこの画期的なシステムは 水廻りや高湿度環境における理想的な内装材システムです 性能

More information

Microsoft Word - 02木田.doc

Microsoft Word - 02木田.doc 安藤建設技術研究所報 集合住宅の床遮音性能 改訂インピーダンス法による重量床衝撃音レベル計算法の検証 木田 寛治 * 宮川 忠明 * 野本 利英 * Sound Insulation Performance of Concrete Slab in a Condominium Verification of heavyweight floor impact sound level calculation

More information

アド オーバンレール工法 株式会社アドヴァン

アド オーバンレール工法 株式会社アドヴァン アド オーバンレール工法 株式会社アドヴァン アド オーバンレール 1995 5 35 15 35 15 35 15 35 15 35 35 15 35 15 35 15 35 15 35 5 リブ 6 4.5 リブ 22.5 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 22.5 6 21.5 リブ 1 6 62 アド オーバンレール

More information

0302

0302 防振ゴム 総合カタログ 建築音響用 目次ボールダンパー YB-100 YB-200 YB-300 YB-400 4 5 6 7 丸型防振ゴム YMD YMD YMD YMDH YMDK 8 9 10 11 12 13 YMDG YH CH YC シールハンガー ( 吊り形防振ゴム ) 14 15 16 遮音ふさぎ材 17 YGS ストッパーゴム 18 YT 防振パッド 19 YGB ゴムブッシュ

More information

2.2 実験結果 3 ケースの音響透過損失測定結果を JIS A : 2000 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法 - 第 1 部 : 空気音遮断性能 付属書 1 に規定された建築部材の空気音遮断性能の等級曲線に載せて図 -2 に示す この結果によると次のことが言える 1case-0

2.2 実験結果 3 ケースの音響透過損失測定結果を JIS A : 2000 建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法 - 第 1 部 : 空気音遮断性能 付属書 1 に規定された建築部材の空気音遮断性能の等級曲線に載せて図 -2 に示す この結果によると次のことが言える 1case-0 鉄骨造建物の遮音性能に関する検討 耐火被覆材の遮音性能 河原塚透 *1 山口晃治 *1 *2 佐々木晴夫 Keywords : steel structure, fire resistive covering material, sound insulation 鉄骨構造, 耐火被覆材, 遮音性能 1. はじめに 2. 実験室における音響透過損失測定 近年, 都心部では付置義務等を背景として, 事務所と住宅が併設された鉄骨造の複合建物が増えている

More information

アド オオバンレール工法 株式会社アドヴァン

アド オオバンレール工法 株式会社アドヴァン アド オオバンレール工法 株式会社アドヴァン アド オオバンレール 5 35 35 35 35 35 1995 35 35 35 35 35 5 リブ 6 4.5 22.5 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25 22.5 リブ 6 1995 5 35 35 35 35 35 35 35 35 35 35 5 リブ 6 4.5 リブ

More information

板ガラスの斜め入射音響透過損失に関する実験的検討その 2 斜め入射音響透過損失の算出方法に関する検討 板ガラスの斜め入射音響透過損失に関する実験的検討 その 2 斜め入射音響透過損失の算出方法に関する検討 松岡明彦 * 1 大阪谷彰 * 2 山内崇 * 1 小林正明 * 1 1. はじめに近年は室内

板ガラスの斜め入射音響透過損失に関する実験的検討その 2 斜め入射音響透過損失の算出方法に関する検討 板ガラスの斜め入射音響透過損失に関する実験的検討 その 2 斜め入射音響透過損失の算出方法に関する検討 松岡明彦 * 1 大阪谷彰 * 2 山内崇 * 1 小林正明 * 1 1. はじめに近年は室内 戸田建設技術研究報告第 37 号 板ガラスの斜め入射音響透過損失に関する実験的検討 その 2 斜め入射音響透過損失の算出方法に関する検討 大阪谷彰 * 2 山内崇 * 1 小林正明 * 1 松岡明彦 * 1 概 板ガラスの音響透過損失は ガラスの大きさ 固定方法 構造 ( 単板や複層など ) が及ぼす影響とともに 入射角によっても大きく変化する そのため 建物に近接した騒音源が存在する場合の室内騒音計算には

More information

3. 試験体および実験条件 試験体は丸孔千鳥配置 (6 配置 ) のステンレス製パンチングメタルであり, 寸法は 70mm 70mm である 実験条件は, 孔径および板厚をパラメータとし ( 開口率は一定 ), および実験風速を変化させて計測する ( 表 -1, 図 -4, 図 -) パンチングメタ

3. 試験体および実験条件 試験体は丸孔千鳥配置 (6 配置 ) のステンレス製パンチングメタルであり, 寸法は 70mm 70mm である 実験条件は, 孔径および板厚をパラメータとし ( 開口率は一定 ), および実験風速を変化させて計測する ( 表 -1, 図 -4, 図 -) パンチングメタ パンチングメタルから発生する風騒音に関する研究 孔径および板厚による影響 吉川優 *1 浅見豊 *1 田端淳 *2 *2 冨高隆 Keywords : perforated metal, low noise wind tunnel test, aerodynamic noise パンチングメタル, 低騒音風洞実験, 風騒音 1. はじめにバルコニー手摺や目隠しパネル, または化粧部材としてパンチングメタルが広く使用されている

More information

目次 1. 適用範囲 2 2. 製品概要 2-1 工法概要 参考納まり図 特長 3 3. 材料 3-1 材質 製品規格 副資材 捨張合板仕様 専用工具 床高さ調整範囲 6 4. 割付例 7 5. 現場施工フローチャー

目次 1. 適用範囲 2 2. 製品概要 2-1 工法概要 参考納まり図 特長 3 3. 材料 3-1 材質 製品規格 副資材 捨張合板仕様 専用工具 床高さ調整範囲 6 4. 割付例 7 5. 現場施工フローチャー フクビ フリーフロアー EP 工法シリーズ 施工要領書 目次 1. 適用範囲 2 2. 製品概要 2-1 工法概要 2 2-2 参考納まり図 2 2-3 特長 3 3. 材料 3-1 材質 4 3-2 製品規格 4 3-3 副資材 5 3-4 捨張合板仕様 5 3-5 専用工具 5 3-6 床高さ調整範囲 6 4. 割付例 7 5. 現場施工フローチャート 8 6. 施工手順 9,10,11 7.

More information

別表 1 ( 本社 ) 新築一戸建て F35( 通常型 ) の業務手数料 確認申請併用 ( 単位 : 円消費税抜き ) 住宅性能評現場検査価申請併用設計検査設計建設中間検査竣工検査 10,000 13,000 12,000 5,000 8,000 5,000 5,000 8,000 10,000 5

別表 1 ( 本社 ) 新築一戸建て F35( 通常型 ) の業務手数料 確認申請併用 ( 単位 : 円消費税抜き ) 住宅性能評現場検査価申請併用設計検査設計建設中間検査竣工検査 10,000 13,000 12,000 5,000 8,000 5,000 5,000 8,000 10,000 5 別表 1 ( 本社 ) 新築一戸建て F35( 通常型 ) の業務手数料 住宅性能評現場検査価申請併用検査中間検査竣工検査 10,000 13,000 12,000 5,000 8,000 5,000 5,000 8,000 10,000 5,000 5,000 3,000 5,000 5,000 3,000 5,000 3,000 3,000 () ( 申請不要 ) 3,000 3,000 *2

More information

<4D F736F F D B835F C982E682E98F6497CA8FB08FD58C8289B98ED AB945C975C91AA8C768E5A B83675F8

<4D F736F F D B835F C982E682E98F6497CA8FB08FD58C8289B98ED AB945C975C91AA8C768E5A B83675F8 集合住宅における インピーダンス法による重量床衝撃音遮断性能予測計算法 を改訂 有限会社音研 ( 代表取締役石川義治本社 埼玉県八潮市 ) は, 信州大学名誉教授山下恭弘監修のもと株式会社熊谷組 ( 取締役社長大田弘本社 東京都新宿区 ), 有限会社泰成電機工業 ( 代表取締役社長片桐佑介本社 長野県駒ヶ根市 ), フジモリ産業株式会社 ( 代表取締役社長山根光本社 東京都品川区 ), 野原産業株式会社

More information

Microsoft Word - 遮音測定概要.doc

Microsoft Word - 遮音測定概要.doc 新築マンション等で行われる遮音性能調査の概要 部材 ( 床 壁 窓等 ) の遮音性能 ( 周波数分析が必要です ) 1 床衝撃音遮断性能 ( 重量 軽量 ) 1-1 重量床衝撃音 ( 評価 :LH-50,LH-55 等 周波数分析 ) ( 子供の飛跳ねや走り回りなど重く柔らかい衝撃に対応 ) 1-2 軽量床衝撃音 ( 評価 :LL-40,LL-45 等 周波数分析 ) ( 靴履き歩行など軽量で硬い衝撃に対応

More information

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外 4. ブレース接合部 本章では, ブレース接合部について,4 つの部位のディテールを紹介し, それぞれ問題となる点や改善策等を示す. (1) ブレースねらい点とガセットプレートの形状 (H 形柱, 弱軸方向 ) 対象部位の概要 H 形柱弱軸方向にガセットプレートタイプでブレースが取り付く場合, ブレースの傾きやねらい点に応じてガセットプレートの形状等を適切に設計する. 検討対象とする接合部ディテール

More information

ブレースの配置と耐力

ブレースの配置と耐力 システム天井新耐震基準 平成 20 年 10 月制定平成 23 年 9 月改定 1 はじめに 平成 13 年芸予地震 平成 15 年十勝沖地震 および平成 17 年宮城沖地震において 天井の脱落被害が発生し 大規 模空間の天井の崩落対策についての技術的助言 1) 2) 3) が国土交通省から出されたことを契機に 各方面で天井の耐震性に関する研究や実験が行われてきました ロックウール工業会においては

More information

性能基準 計算ルート 性能基準 計算ルート の評価フロー項目 床 壁 天井等は断熱材以外にも色々な材料で構成されていますので 各材料の熱伝導率と厚さで熱抵抗値を求 め それを合算して各部位のを逆算します 計算で求める方法が3種 あらかじめ示された構成の数値で求 める方法が2種あります 面積を拾う 詳

性能基準 計算ルート 性能基準 計算ルート の評価フロー項目 床 壁 天井等は断熱材以外にも色々な材料で構成されていますので 各材料の熱伝導率と厚さで熱抵抗値を求 め それを合算して各部位のを逆算します 計算で求める方法が3種 あらかじめ示された構成の数値で求 める方法が2種あります 面積を拾う 詳 省 エ ネ ル ギ ー 基 準 住 宅 省エネルギー基準の具体的な内容と算出方法 性能基準 計算ルート の評価フロー 外皮平均は 各部位の面積 温度差係数などを求め計算し また 平均日射熱取得率は 各部 位の面積 日射熱取得率 などを求め計算します U 温度差係数 H 屋根 天井 ドア 窓 床 基礎 外皮熱損失量 q 外皮熱損失量 q 外皮等の 面積の合計 ΣA 外皮平均 冷房期の平均日射熱取得率

More information

<4D F736F F D F93BF938782B782AC82F A282BD94F196D891A28C9A927A95A882C982A882AF82E B98FB082CC8A4A94AD2E646F63>

<4D F736F F D F93BF938782B782AC82F A282BD94F196D891A28C9A927A95A882C982A882AF82E B98FB082CC8A4A94AD2E646F63> P L L 40 7dB 9dB L H 50 1 RC P 1) 2 2) ( 1) 3 (1) P (2) P 30mm (3) P * 1 2.1 4 () 3 2 3 150mm( 120mm 30mm) 2.2 2.2.1 Pulse (B&K ) JIS A 1418-1 -2 db 12 10 3) 1 2 L 5dB 4( L H -55 L L -50 ) 1 2 2.2.2 (

More information

別添 2-3 木造建物の安全確認カルテ 木造建物の安全確認 カルテ 建物名称 住所 記入年月日 記入者 (1) 事前確認項目 ( 構造設計者 または建築施工業者担当者等構造に詳しい者とともに調査し記入してください ) 1. 建築物用途 : 1 学校 ( 屋内運動場は除く ) 2 保育園 幼稚園 3 公民館 4 集会所 5 神社 寺院 6 劇場 ホール 7 事務所ビル 8その他 ( ) 屋内運動場

More information

3. 製品仕様 1パーティクルボード ( 以下 パーチとする ) ( 厚さ )20mm ( 幅 )600mm ( 長さ )1820mm 注意万協フロアー指定のパーチをご使用ください パーチはぬらさないでください 直射日光の当たる場所に長時間放置しないでください 2 支持脚の構成 YPE-370 以上

3. 製品仕様 1パーティクルボード ( 以下 パーチとする ) ( 厚さ )20mm ( 幅 )600mm ( 長さ )1820mm 注意万協フロアー指定のパーチをご使用ください パーチはぬらさないでください 直射日光の当たる場所に長時間放置しないでください 2 支持脚の構成 YPE-370 以上 万協フロアー YPE タイプ施工要領書 1. はじめに このたびは弊社二重床をご採用いただきありがとうございます 製品の特性を充分に生かし 安全で美しい仕上がりに施工して頂くために本書をよく読み 正しくお取り扱いくださいますようお願いします 2. 施工工具一覧 電動ノコギリ ( 丸ノコ ) ドライバー (+) インパクトドライバー ( ビス留めの場合 ) 釘打機 ( コンプレッサー )( 釘留めの場合

More information

設計内容説明書【音環境用】

設計内容説明書【音環境用】 設計内容説明書 共同住宅等 - 住戸評価用 ( 音環境 8-1イ ) 選択項目 重量床衝撃音対策等級 音環境に関すること 性能表示事項 8-1 イ重量床衝撃音 対策等級 確認 設計内容説明欄 上階界床 該当なし 項目 設計内容説明欄 最高 最低 該当なし 上階 仕上表受音室名 ( ) ( ) ( ) ( ) 界床 平面図 特認 特別評価方法認定による 構造図 下階界床 床構造 均質単板スラブボイドスラブ

More information

第 2 章 構造解析 8

第 2 章 構造解析 8 第 2 章 構造解析 8 2.1. 目的 FITSAT-1 の外郭構造が, 打ち上げ時の加速度等によって発生する局所的な応力, 及び温度変化によってビスに発生する引っ張り応力に対して, 十分な強度を有することを明らかにする. 解析には SolidWorks2011 を用いた. 2.2. 適用文書 (1)JMX-2011303B: JEM 搭載用小型衛星放出機構を利用する小型衛星への構造 フラクチャコントロール計画書

More information

二重床下地 という 参考図参照) として施工する方法がある 二重床下地は 支持脚の高さを一定程度容易に調整することができること また コンクリートスラブと床パネルとの間には給排水管等を配置できる空間があることから 施工が比較的容易なものとなっている 2 本院の検査結果 ( 検査の観点 着眼点 対象及

二重床下地 という 参考図参照) として施工する方法がある 二重床下地は 支持脚の高さを一定程度容易に調整することができること また コンクリートスラブと床パネルとの間には給排水管等を配置できる空間があることから 施工が比較的容易なものとなっている 2 本院の検査結果 ( 検査の観点 着眼点 対象及 是正改善の処置を求めたものの全文 公営住宅等整備事業等における二重床下地に係る工事費の積算について ( 平成 29 年 9 月 28 日付け国土交通大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 34 条の規定により 下記のとおり是正改善の処置を求める 記 1 工事の概要 (1) 公営住宅等の整備の概要地方公共団体は 公営住宅法 ( 昭和 26 年法律第 193 号 ) 住宅地区改良法 ( 昭和 35

More information

空間性能として検討することとし 今後の測定法 評価法の検討に供することとした タイヤを用いた L 等級評価 変換関数の提示 居住者反応による検証 ( 文献 2,3) 膨大な実測データの蓄積 性能表示制度 各種基準に利用 タイヤを用いた L 等級とボールを用いた A 特性の相関関係 ( 本報告の内容

空間性能として検討することとし 今後の測定法 評価法の検討に供することとした タイヤを用いた L 等級評価 変換関数の提示 居住者反応による検証 ( 文献 2,3) 膨大な実測データの蓄積 性能表示制度 各種基準に利用 タイヤを用いた L 等級とボールを用いた A 特性の相関関係 ( 本報告の内容 日本建築学会技術報告集第 21 巻第 48 号,677-682,2015 年 6 月 AIJ J. Technol. Des. Vol. 21, No.48, 677-682, Jun., 2015 床衝撃音遮断性能評価量の相関関係に関する実態把握 ACTUAL SITUATION OF CORRELATION ABOUT FLOOR IMPACT SOUND INSULATION RATING 鹿倉潤二

More information

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外

Microsoft Word - 建築研究資料143-1章以外 3.H 形断面柱を用いた柱梁接合部 本章では,H 形断面柱を用いた柱梁接合部に関して,6 つの部位の接合部ディテールを紹介し, それらについて, それぞれ問題となる点や改善策等を示す. (1) 柱梁接合部の標準ディテール 対象部位の概要 H 形柱を用いた柱梁接合部の標準ディテール 検討対象とする接合部ディテール 検討課題 各接合形式における柱梁接合部の各部位の材質 板厚を検討する. 34 検討課題に対応した接合部ディテールの例

More information

< B837B B835E82C982A882AF82E991CF905593AE90AB8CFC8FE382C98AD682B782E988EA8D6C8E40>

< B837B B835E82C982A882AF82E991CF905593AE90AB8CFC8FE382C98AD682B782E988EA8D6C8E40> 1 / 4 SANYO DENKI TECHNICAL REPORT No.10 November-2000 一般論文 日置洋 Hiroshi Hioki 清水明 Akira Shimizu 石井秀幸 Hideyuki Ishii 小野寺悟 Satoru Onodera 1. まえがき サーボモータを使用する機械の小型軽量化と高応答化への要求に伴い サーボモータは振動の大きな環境で使用される用途が多くなってきた

More information

付録 A 住宅の平均熱貫流率算出に用いる建材等の熱物性値等 A.1 建材等の熱物性値 表 A.1 に住宅の平均熱貫流率算出に用いる建材等の熱物性値を示す 表 A.1 に定める建材以外におい て 一般的に用いられ JIS で熱物性値の定めのある断熱材の熱物性値を参考として表 A.2 に示す 表 A.2 に 掲げる断熱材は JIS 表示品であることが確認できた場合 当該 JIS に定める熱物性値を用いることができる

More information

屋内床タイル

屋内床タイル 内装床 施工マニュアル 2017.7 改訂版 INDEX 1. 内装床の施工方法 2. 内装床の構成 (1) 戸建住宅 / 内装床 合板下地 床暖房仕様 (2) マンション / 内装床 二重床 床暖房仕様 (3) リビングフロアシステム ( ガス会社の床暖房システム ) マンション用 戸建住宅用 3. 納まり (1) 居室床 ~ フローリング (2) 内装床 ~ 外装床 内装床施工マニュアル は 住宅の屋内床

More information

備編 水処理関連機器 ヘリカルポート ルーツタイプ ロータリブロワ連機器曝気用ルーツブロワ RS 型設 機構 独自のヘリカル機構 ブロワはうるさいもの ブロワの騒音は宿命的なもの と考えられがちでした それは 従来のルーツブロワでは ケーシング内の空気を一気に吐き出す構造のため 大きな衝撃や脈動が生

備編 水処理関連機器 ヘリカルポート ルーツタイプ ロータリブロワ連機器曝気用ルーツブロワ RS 型設 機構 独自のヘリカル機構 ブロワはうるさいもの ブロワの騒音は宿命的なもの と考えられがちでした それは 従来のルーツブロワでは ケーシング内の空気を一気に吐き出す構造のため 大きな衝撃や脈動が生 備編 水処理関連機器 ヘリカルポート ルーツタイプ ロータリブロワ連機器曝気用ルーツブロワ RS 型設 機構 独自のヘリカル機構 ブロワはうるさいもの ブロワの騒音は宿命的なもの と考えられがちでした それは 従来のルーツブロワでは ケーシング内の空気を一気に吐き出す構造のため 大きな衝撃や脈動が生じ これが騒音の原因になったからです ツルミのルーツブロワは 吸込口 吐出し口をヘリカル構造としています

More information

国土技術政策総合研究所資料

国土技術政策総合研究所資料 5. 鉄筋コンクリート橋脚の耐震補強設計における考え方 5.1 平成 24 年の道路橋示方書における鉄筋コンクリート橋脚に関する規定の改定のねらい H24 道示 Ⅴの改定においては, 橋の耐震性能と部材に求められる限界状態の関係をより明確にすることによる耐震設計の説明性の向上を図るとともに, 次の2 点に対応するために, 耐震性能に応じた限界状態に相当する変位を直接的に算出する方法に見直した 1)

More information

耐雪型歩道柵 (P 種 )H=1.1m ランク 3 ( 基礎ブロック ) 平成年月日

耐雪型歩道柵 (P 種 )H=1.1m ランク 3 ( 基礎ブロック ) 平成年月日 耐雪型歩道柵 (P 種 )H=1.1m ランク 3 ( 基礎ブロック ) 平成年月日 目 次 1. 目的 1 2. 耐雪型の設置計画 1 3. 構造諸元 1 4. 許容応力度 1 4-1 使用部材の許容応力度 ( SS400,STK410 相当 1 4-2 無筋コンクリートの引張応力度 1 4-3 地盤の耐荷力 1 5. 設計荷重 2 5-1 鉛直力 ( 沈降力 ) 2 5-2) 水平力 ( クリープ力

More information

強化プラスチック裏込め材の 耐荷実験 実験報告書 平成 26 年 6 月 5 日 ( 株 ) アスモ建築事務所石橋一彦建築構造研究室千葉工業大学名誉教授石橋一彦

強化プラスチック裏込め材の 耐荷実験 実験報告書 平成 26 年 6 月 5 日 ( 株 ) アスモ建築事務所石橋一彦建築構造研究室千葉工業大学名誉教授石橋一彦 強化プラスチック裏込め材の 耐荷実験 実験報告書 平成 26 年 6 月 5 日 ( 株 ) アスモ建築事務所石橋一彦建築構造研究室千葉工業大学名誉教授石橋一彦 1. 実験目的 大和建工株式会社の依頼を受け 地下建設土留め工事の矢板と腹起こしの間に施工する 強 化プラスチック製の裏込め材 の耐荷試験を行って 設計荷重を保証できることを証明する 2. 試験体 試験体の実測に基づく形状を次に示す 実験に供する試験体は3

More information

別添 1 カルテ記入例 鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造建物の安全確認カルテ 記入例 建物名称 ビル 記入年月日 平成 26 年 月 日 住所 東京都千代田区永田町 - - 記入者 (1) 事前確認項目 ( 構造設計者 または建築施工業者担当者等構造に詳しい者とともに調査し記入してください ) 1. 建築物用途 : 1 学校 ( 屋内運動場は除く ) 2 保育園 幼稚園 3 公民館 4

More information

スライド 1

スライド 1 よく分かる! 省令準耐火 ( 木造軸組工法 ) ~ 基準の概要 & よくある質問 ~ Web セミナー用テキスト 1 目次 省令準耐火構造の住宅 の特徴 木造軸組工法による省令準耐火構造 ( 概要 ) よくある質問 省令準耐火構造の住宅 のメリットとは? 2 省令準耐火構造の住宅 の特徴 3 省令準耐火構造の住宅 の特徴 特徴 1 外部からの延焼防止 特徴 2 各室防火 特徴 3 他室への延焼遅延

More information

プリント

プリント sanwacompany グリンプス設計概要 特徴とパーツ構成 支柱用キャップ トータルデザイン 外構フェンス 外壁用スクリーン材 インテリアパーティションなど 様々な建築デザインのスクリーンパネルとして 活用できる建築内外装のトータルデザインが可能な商品です 間仕切りタイプフェンス 隣地境界にも施工がしやすい間仕切りタイプです 支柱前面に取り付けるタイプではないので 敷地から後退する必要がありません

More information

Microsoft Word - 【最終版】190313_Park wood 高森竣工 0312 FINAL

Microsoft Word - 【最終版】190313_Park wood 高森竣工 0312 FINAL 報道関係各位 2019 年 3 月 13 日 三菱地所株式会社 本初 CLT を床材として利 した 層建築物 PARK WOOD 森 竣 期短縮 国内の森林資源循環への貢献を 指す 三菱地所株式会社は 仙台市泉区 泉パークタウン 内で進めていた賃貸マンション PARK WOOD 高森 が 2019 年 2 月 22 日に竣工し 本日 3 月 13 日に竣工式を執り行いました 本プロジェクトは CLT

More information

CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 2)~ 構造設計法の開発 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 2)~ 構造設計法の開発 ~ 構造研究グループ荒木康弘 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 2)~ 構造設計法の開発 ~

CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 2)~ 構造設計法の開発 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 2)~ 構造設計法の開発 ~ 構造研究グループ荒木康弘 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 2)~ 構造設計法の開発 ~ CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 2)~ 構造設計法の開発 ~ 構造研究グループ荒木康弘 CLT 構造の特徴 構法上の特徴 構造上の特徴 講演内容 構造設計法の策定に向けた取り組み CLT 建物の現状の課題 設計法策定に向けた取り組み ( モデル化の方法 各種実験による検証 ) 今後の展望 2 構造の構法上の特徴軸組構法の建て方 鉛直荷重水平力 ( 自重 雪地震 風 ) 柱や梁で支持壁で抵抗

More information

Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料

Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料 外皮平均熱貫流率 及び平均日射熱取得率算定のための補助資料 1. 計算対象部位 1 2. 外皮等の面積の算定ルール 2 (1) 屋根 天井 2 (2) 壁 2 1) 水平方向の面積算定 2 2) 木造部位における垂直方向の面積算定 3 3) 鉄筋コンクリート造部位における垂直方向の面積算定 5 4) 鉄骨造部位における垂直方向の面積算定 6 5) 基礎廻り 7 6) 地下室 8 (3) 床 9 (4)

More information

<8CBB8BB58C9F8DB E B D891A D9C91A A2E786C73>

<8CBB8BB58C9F8DB E B D891A D9C91A A2E786C73> 一戸建て用 第 1 面 現地調査用 現況検査チェックシート 木造 鉄骨造も含む 戸建住宅 基本情報 検査対象住宅 住宅所有者 様邸 所在地 検査依頼主 会社名 担当者 現況検査立会者 会社名 担当者 構造 木造 S 造 階数 地上階 地下階 建築時期 S H 年延床面積. m2 検査事業者名称 資格 一級建築士 登録第号 氏名 印 建築士事務所 一級建築士事務所 知事登録第号 建築士事務所名 住所

More information

2016_11月版

2016_11月版 旭ファイバーグラス 断熱材製品一覧 2018.06.01 熱伝導率の測定温度 : 23 JIS A 9523 23 70 アクリアネクスト α ( 高性能防湿フィルム付 ミクロン厚 JIS A 6930 同等品 ) 熱抵抗値熱伝導率丌燃材料 施工坪数施工部位厚さ幅長さ 壁 ACN アルファ 395 6 枚 ACNアルファ GWHG20-34 高性能 20 2880 430 6 枚 約 2.3 坪分壁

More information

Microsoft Word - 防露試験ガイドライン doc

Microsoft Word - 防露試験ガイドライン doc 計算の結果による温熱環境 ( 結露の発生を防止する対策 ) に関する試験ガイドライン 一般社団法人住宅性能評価 表示協会 ( 平成 21 年 11 月 2 日制定 ) このガイドラインは 5-1 省エネルギー対策等級 の (3) イ3 結露の発生を防止する対策に関する基準において 計算の結果をもとに結露の発生を防止する特別の構造方法に関する試験を行う際の方法を定めるものである 1. 定義 (1) 試験

More information

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5 8 屋根リフォームの設計 8-1 8-2 適用条件 屋根リフォームの流れ 8-3 適性診断の種類 8-4 屋根診断の手法 137 設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物

More information

ARCHITREND ZERO 外皮性能計算編

ARCHITREND ZERO 外皮性能計算編 外皮平均熱貫流率 (U A 値 ) と平均 射熱取得率 (η A 値 ) を計算し 目標等級以上になるか確認します 住宅の改正省エネルギー基準の 建築主の判断基準 による外皮性能の評価方法となります 外皮等の面積を算定する際 寸法の取り方は特定 政庁 申請機関によって異なる場合があります 申請を う際には 必ず事前に地域の特定 政庁 申請機関に確認を ってから作業を進めてください 初期設定の確認 変更

More information

<4D F736F F D208E9197BF A082C68E7B8D A815B82CC8D5C91A28AEE8F C4816A2E646F63>

<4D F736F F D208E9197BF A082C68E7B8D A815B82CC8D5C91A28AEE8F C4816A2E646F63> 資料 9 液化石油ガス法施行規則関係技術基準 (KHK0739) 地上設置式バルク貯槽に係るあと施工アンカーの構造等 ( 案 ) 地盤面上に設置するバルク貯槽を基礎と固定する方法として あと施工アンカーにより行う 場合の構造 設計 施工等は次の基準によるものとする 1. あと施工アンカーの構造及び種類あと施工アンカーとは アンカー本体又はアンカー筋の一端をコンクリート製の基礎に埋め込み バルク貯槽の支柱やサドル等に定着することで

More information

<4D F736F F D E C982A882AF82E98E E968D8082D682CC91CE899E82C982C282A282C4>

<4D F736F F D E C982A882AF82E98E E968D8082D682CC91CE899E82C982C282A282C4> 20180410 評価室事務局 インスペクションにおいて指摘された劣化事象についての考え方 Ⅰ インスペクションに基づく劣化事象への対応の考え方インスペクションで指摘された劣化事象は 様式 8 添付図面 維持保全計画の中で 今回補修するもの 維持保全計画に記載して将来対応とするもの に区別して 全ていずれかの対応を行う必要があります 評価基準 及び認定基準に規定されている構造耐力上主要な部分に著しい劣化事象が生じている部分及び雨漏りが生じている部分

More information

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ 8 屋根リフォームの設計 8-1 適用条件 1) 適合対象建築物 2) 建築物の構造 規模 8-2 屋根リフォームの流れ 8-3 適性診断の種類 1) 屋根診断 2) 木造住宅用耐震診断 1) 下地チェックシート 2) 屋根診断方法 161 設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1

More information

図 維持管理の流れと診断の位置付け 1) 22 22

図 維持管理の流れと診断の位置付け 1) 22 22 第 2 章. 調査 診断技術 2.1 維持管理における調査 診断の位置付け (1) 土木構造物の維持管理コンクリート部材や鋼部材で構成される土木構造物は 立地環境や作用外力の影響により経年とともに性能が低下する場合が多い このため あらかじめ設定された予定供用年数までは構造物に要求される性能を満足するように適切に維持管理を行うことが必要となる 土木構造物の要求性能とは 構造物の供用目的や重要度等を考慮して設定するものである

More information

1. 空港における融雪 除雪対策の必要性 除雪作業状況 H12 除雪出動日数除雪出動回数 H13 H14 H15 H16 例 : 新千歳空港の除雪出動状況 2. 検討の方針 冬季の道路交通安全確保方策 ロードヒーティング 2

1. 空港における融雪 除雪対策の必要性 除雪作業状況 H12 除雪出動日数除雪出動回数 H13 H14 H15 H16 例 : 新千歳空港の除雪出動状況 2. 検討の方針 冬季の道路交通安全確保方策 ロードヒーティング 2 寒冷地空港における定時性向上のための融雪装置導入に関する舗装構造の検討 国土技術政策総合研究所空港研究部空港施設研究室水上純一 研究内容 1. 空港における融雪 除雪対策の必要性 2. 検討の方針 3. 検討内容 ( 各種実施試験 ) 4.. まとめ 1 1. 空港における融雪 除雪対策の必要性 除雪作業状況 35 3 25 2 15 1 5 H12 除雪出動日数除雪出動回数 H13 H14 H15

More information

< A CF906B935688E48E7B8D4897E12E786C73>

< A CF906B935688E48E7B8D4897E12E786C73> 耐震天井の施工事例 1 吊ボルトは約 900mm 以下の間隔で設置し 支持材に緊結する 1 吊ボルトは 原則 斜めではなく垂直に吊る取り付けとする 2 端部は周囲の端からクリアランス +150 150mm の位置に設置する 3 天井形態が傾斜している場合や曲面的な場合は の負担する荷重が平面的 ( 水平 ) な場合とは異なることを踏まえ適切な間隔および取付けとする 4 溶接や折板からの吊り元は使用せず

More information

軸受内部すきまと予圧 δeff =δo (δf +δt ) (8.1) δeff: 運転すきま mm δo: 軸受内部すきま mm δf : しめしろによる内部すきまの減少量 mm δt: 内輪と外輪の温度差による内部すきまの減少量 mm (1) しめしろによる内部すきまの減少量しめしろを与えて軸受

軸受内部すきまと予圧 δeff =δo (δf +δt ) (8.1) δeff: 運転すきま mm δo: 軸受内部すきま mm δf : しめしろによる内部すきまの減少量 mm δt: 内輪と外輪の温度差による内部すきまの減少量 mm (1) しめしろによる内部すきまの減少量しめしろを与えて軸受 軸受内部すきまと予圧 8. 軸受内部すきまと予圧 8. 1 軸受内部すきま軸受内部すきまとは, 軸又はハウジングに取り付ける前の状態で, 図 8.1に示すように内輪又は外輪のいずれかを固定して, 固定されていない軌道輪をラジアル方向又はアキシアル方向に移動させたときの軌道輪の移動量をいう 移動させる方向によって, それぞれラジアル内部すきま又はアキシアル内部すきまと呼ぶ 軸受内部すきまを測定する場合は,

More information

一般揚水用立形多段うず巻インラインポンプ設備編 陸上ポンプ一般社団法人公共建築協会殿の 立形遠心ポンプ 評価品です TCR 型ポンプ 要部標準仕様 特殊仕様 ポンプ ラン 立 上記以外の特殊仕様につきましては最寄りの営業店迄お問い合わせください 特別付属品 JIS20K 相フランジ ( ボルト パッ

一般揚水用立形多段うず巻インラインポンプ設備編 陸上ポンプ一般社団法人公共建築協会殿の 立形遠心ポンプ 評価品です TCR 型ポンプ 要部標準仕様 特殊仕様 ポンプ ラン 立 上記以外の特殊仕様につきましては最寄りの営業店迄お問い合わせください 特別付属品 JIS20K 相フランジ ( ボルト パッ 設備編 陸上ポンプ一般社団法人公共建築協会殿の 立形遠心ポンプ 評価品です TCR ポンプ 要部標準仕様 特殊仕様 ポンプ ラン 立 上記以外の特殊仕様につきましては最寄りの営業店迄お問い合わせください 特別付属品 JISK 相フランジ ( ボルト パッキン付 )1 特殊ねじ込みフランジ仕様 ( 特殊仕様 ) ン 説明 下記のは説明用例です 0 90 の広範囲の温度に対応する機種バリ エーション 内部主要部材はステンレスのプレス加工のため

More information

マイナス電位発生機能付 床暖房システム マイナス電位発生機能と床暖房のダブル効果でオールシーズン快適ライフ! イオン くんにしてからリラックスできる時間が増えたように感じます 家族にも笑顔が増えましたね 床暖房にしてから部屋の空気がきれいになりました 何よりも家族みんなの健康が一番だね

マイナス電位発生機能付 床暖房システム マイナス電位発生機能と床暖房のダブル効果でオールシーズン快適ライフ! イオン くんにしてからリラックスできる時間が増えたように感じます 家族にも笑顔が増えましたね 床暖房にしてから部屋の空気がきれいになりました 何よりも家族みんなの健康が一番だね マイナス電位発生機能付 床暖房 シ ス テ ム マイナス電位発生機能と 床暖房のダブル効果で オールシーズン快適ライフ 2017年3月現在 改 山陽電気工業株式会社 マイナス電位発生機能付 床暖房システム マイナス電位発生機能と床暖房のダブル効果でオールシーズン快適ライフ! イオン くんにしてからリラックスできる時間が増えたように感じます 家族にも笑顔が増えましたね 床暖房にしてから部屋の空気がきれいになりました

More information

Microsoft PowerPoint - 01_内田 先生.pptx

Microsoft PowerPoint - 01_内田 先生.pptx 平成 24 年度 SCOPE 研究開発助成成果報告会 ( 平成 22 年度採択 ) 塩害劣化した RC スラブの一例 非破壊評価を援用した港湾コンクリート構造物の塩害劣化予測手法の開発 かぶりコンクリートのはく落 大阪大学大学院鎌田敏郎佐賀大学大学院 内田慎哉 の腐食によりコンクリート表面に発生したひび割れ ( 腐食ひび割れ ) コンクリート構造物の合理的な維持管理 ( 理想 ) 開発した手法 点検

More information

<8D5C91A28C768E5A8F91836C C768E5A8F A2E786C73>

<8D5C91A28C768E5A8F91836C C768E5A8F A2E786C73> スカイセイフティネット構造計算書 スカイテック株式会社 1. 標準寸法 2. 設計条件 (1) 荷重 通常の使用では スカイセーフティネットに人や物は乗せないことを原則とするが 仮定の荷重としてアスファルト ルーフィング1 巻 30kgが1スパンに1 個乗ったとした場合を考える ネットの自重は12kgf/1 枚 これに単管 (2.73kgf/m) を1m 辺り2 本考える 従ってネット自重は合計で

More information

B5正誤表.indd

B5正誤表.indd 取付け軽量物中量物重量物中量物中量物重量物中量物 取付け軽量物中量物重量物中量物中量物重量物中量物 M 16 M 16 新版建築設備の耐震設計施工法 正誤表 頁訂正箇所誤正 1 枠内 4 行目 の耐震設計 施行法を主とし, 併せて機器確保のための既存建築物における耐震診断の要点についても記述する 14 枠内 2,14 行目各階の震動応答各階の振動応答 14 枠内 12 行目式中 k 2 Z D s

More information

<8E7B8D E838A8358C495CA8E86352E786C73>

<8E7B8D E838A8358C495CA8E86352E786C73> 施工状況現場検査チェックシート 見本 別紙 5 6 枚 記載された内容は 事実の相違ないことを住宅検査員 施工 ( 管理 ) 者連名で報告します 住宅の名称 住宅の所在地 工事施工者 住所代表者氏名又は名称電話 : - - 印 ゆうゆう検査員 施工 ( 管理 ) 者 建築士番号氏名電話 : - - 住所氏名電話 : - - 印 印 検査対象工程検査年月日検査員の署名施工 ( 管理 ) 者の署名 第

More information

第 14 章柱同寸筋かいの接合方法と壁倍率に関する検討 510

第 14 章柱同寸筋かいの接合方法と壁倍率に関する検討 510 第 14 章柱同寸筋かいの接合方法と壁倍率に関する検討 5 14.1 検討の背景と目的 9 mm角以上の木材のたすき掛け筋かいは 施行令第 46 条第 4 項表 1においてその仕様と耐力が規定されている 既往の研究 1では 9 mm角筋かい耐力壁の壁倍率が 5. を満たさないことが報告されているが 筋かい端部の仕様が告示第 146 号の仕様と異なっている 本報では告示どおりの仕様とし 9 mm角以上の筋かいたすき掛けの基礎的なデータの取得を目的として検討を行った

More information

問 3 次に示す材料及び厚さの板のうち 音響透過損失が最も大きいものはどれか ただし 各材料の密度は下表のとおりとし 屈曲振動の影響は無視できるものとする 材料 厚さ (mm) 材料 密度 (kg/m 3 ) (1) 合板 10 合板 (2) 鉄板 2 鉄 (3)

問 3 次に示す材料及び厚さの板のうち 音響透過損失が最も大きいものはどれか ただし 各材料の密度は下表のとおりとし 屈曲振動の影響は無視できるものとする 材料 厚さ (mm) 材料 密度 (kg/m 3 ) (1) 合板 10 合板 (2) 鉄板 2 鉄 (3) 公害防止管理者受験対策 kougai.net (http://www.kougai.net) 平成 18 年度公害防止管理者過去問題 ミス等を発見された方は報告していただけると幸いです ご迷惑をおかけしております kougainet@gmail.com 騒音 振動特論 問 1 図に示す寸法の膨張室形消音器の透過損失が最大となる周波数は何 Hz か ただし 音速は 340m/s とする (1) 25

More information

2カタログゼンブALL DETA修正のコピー

2カタログゼンブALL DETA修正のコピー 動く壁面がフロアを大きく活かす 本社 東京都新宿区坂町17-4 メゾン四谷坂町101号 160-0002 TEL 03-3353-0201 代 FAX 03-3353-7168 http://www.nichiaco.net e-mail:info@nichiaco.net CONTENTS シリーズ施工例 WSDW SSD-G( スクリーンタイプ ) 7 SSD-G( スクリーンタイプ特注品 )

More information

Microsoft Word -

Microsoft Word - 床衝撃音の衝撃源に関する一考察 床衝撃音の衝撃源に関する一考察 Study on Impact Source o Floor Impact Sound 岩本毅 TAKESHI IWAMOTO 嶋田泰 YASUSHI SHIMADA 赤尾伸一 SHIN-ICHI AKAO 集合住宅で多く用いられる防音木質床の床衝撃音低減量について, 衝撃源の観点から実験と考察を行った 乾式二重床の軽量床衝撃音は衝撃力と床衝撃音レベルにある程度線形性が見られるものの,

More information

資料 7( 第 4 回原案作成委員会 H 枠組壁工法用構造用たて継ぎ材の日本農林規格平成 3 年 (1991 年 )5 月に制定された枠組壁工法用構造用たて継ぎ材の日本農林規格 ( 平成 3 年 5 月 27 日農林水産省告示第 701 号 ) の第 4 条においてたて継ぎ部のフィ

資料 7( 第 4 回原案作成委員会 H 枠組壁工法用構造用たて継ぎ材の日本農林規格平成 3 年 (1991 年 )5 月に制定された枠組壁工法用構造用たて継ぎ材の日本農林規格 ( 平成 3 年 5 月 27 日農林水産省告示第 701 号 ) の第 4 条においてたて継ぎ部のフィ 資料 7( 第 4 回原案作成委員会 H27.11. 平成 27 年 11 月 9 日 森林総合研究所平松靖 マイクロフィンガージョイントに関する資料 1. 集成材の日本農林規格等でフィンガージョイントの形状に関する基準が定められた経緯 1.1 たて継ぎ木材の製造基準 ( 案 ) フィンガージョイントの形状に関する基準値が定められた規格 基準およびその時期を別紙 1 に整理した 国内におけるフィンガージョイントに関する基準は

More information

強化 LVL 接合板および接合ピンを用いた木質構造フレームの開発 奈良県森林技術センター中田欣作 1. はじめに集成材を用いた木質構造で一般的に用いられている金物の代わりに スギ材単板を積層熱圧した強化 LVL を接合部材として用いる接合方法を開発した この接合方法では 集成材と接合板である強化 L

強化 LVL 接合板および接合ピンを用いた木質構造フレームの開発 奈良県森林技術センター中田欣作 1. はじめに集成材を用いた木質構造で一般的に用いられている金物の代わりに スギ材単板を積層熱圧した強化 LVL を接合部材として用いる接合方法を開発した この接合方法では 集成材と接合板である強化 L 強化 LVL 接合板および接合ピンを用いた木質構造フレームの開発 奈良県森林技術センター中田欣作 1. はじめに集成材を用いた木質構造で一般的に用いられている金物の代わりに スギ材単板を積層熱圧した強化 LVL を接合部材として用いる接合方法を開発した この接合方法では 集成材と接合板である強化 LVL の同時穴あけ加工が容易に行えるため 現場での加工性と接合精度が非常に良くなる また 金物を用いたときの課題とされる火災安全性

More information

Microsoft Word - 技術資料Vol.2.docx

Microsoft Word - 技術資料Vol.2.docx 技術資料 Vol.2 Civil Engineering & Consultants 株式会社クレアテック東京都千代田区西神田 2 丁目 5-8 共和 15 番館 6 階 TEL:03-6268-9108 / FAX:03-6268-9109 http://www.createc-jp.com/ ( 株 ) クレアテック技術資料 Vol.2 P.1 解析種別キーワード解析の目的解析の概要 3 次元静的線形解析

More information

(Microsoft Word - \221\346\202R\225\322\221\346\202Q\217\315.docx)

(Microsoft Word - \221\346\202R\225\322\221\346\202Q\217\315.docx) 第 2 章 CLT パネル工法における鋼板挿入型接合部の 耐力向上に関する研究 2.1 一般事項 試験概要 1. 試験名称 CLT パネル工法における鋼板挿入型接合部の耐力向上に関する研究 2. 試験の目的 内容 試験目的 ~ 補強用長ビスを面外方向に用いることによる割裂抑制の効果 ~ CLT パネルを用いた鋼板挿入型接合部の試験体に引張力を加えたと き 鋼板挿入部から割裂が生じることが確認され 接合部の最大耐力

More information

<4D F736F F D2089C692EB BF B C838C815B CC AF834B E2895BD90AC E368C8E29>

<4D F736F F D2089C692EB BF B C838C815B CC AF834B E2895BD90AC E368C8E29> 運転音に配慮した 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム の据付けガイドブック 平成 28 年 6 月 燃料電池実用化推進協議会 目次 エネファームの運転音について 1 エネファームの据付け要領 2 1. 据付け場所の選定 2 2. 据付け方法 2 3. 試運転時の確認 2 4. 据付け後の対応 2 表 1 の据付け場所に関する配慮点 3 表 2 据付け推奨例 4 エネファームの運転音について家庭用燃料電池コージェネレーションシステム

More information

Microsoft Word - AANC doc

Microsoft Word - AANC doc 特集 集合住宅のフリープラン化と音環境 SI 住宅の遮音性能実測例 SI 住宅の遮音性能実測例 - 逆スラブ PCa 工法を用いた中層住宅 - A Measurement of Air-borne and Impact Sound in Mid Rise Sustainable Open Housing by The Frame Precast Concrete and Reversed Slab

More information

施工業者様用 TM-KMSP-06 ケムストップ Ⅱ ( パネル型 ) テクニカル マニュアル 目 次 1 基本構成 1-1 主要部材名称 1 ページ 1-2 納まり図 1 ページ 3 確認事項 3-1 点検 11 ページ 2 本体の取付け 2-1 取付け時の注意 3 ページ 2-2 取付けの準備

施工業者様用 TM-KMSP-06 ケムストップ Ⅱ ( パネル型 ) テクニカル マニュアル 目 次 1 基本構成 1-1 主要部材名称 1 ページ 1-2 納まり図 1 ページ 3 確認事項 3-1 点検 11 ページ 2 本体の取付け 2-1 取付け時の注意 3 ページ 2-2 取付けの準備 施工業者様用 TM-KMSP-06 ケムストップ Ⅱ ( 型 ) テクニカル マニュアル 目 次 1 基本構成 1-1 主要部材名称 1 ページ 1-2 納まり図 1 ページ 3 確認事項 3-1 点検 11 ページ 2 本体の取付け 2-1 取付け時の注意 3 ページ 2-2 取付けの準備 3 ページ 2-3 の取付け 3 ページ 2-4 の取付け 3 ページ 2-5 の取付け 4 ページ 2-6

More information

Microsoft Word - TK_tec-data_ doc

Microsoft Word - TK_tec-data_ doc 御中 縦引配管固定金具 パイプロック 技術資料 作成 :2003 年 7 月 1 日改訂 :2012 年 12 月 10 日 因幡電機産業株式会社技術開発センター 1/9 1. 縦引配管固定金具 パイプロック とは 従来の縦引配管の施工方法では 従来工法では (1) 塩ビコーティング立バンドで施工する場合塩ビコーティング立バンドで銅管を直接すると ガス側銅管の温度上昇により 塩ビコーティングが溶け

More information

5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ

5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ 気密性能の確保と防露への配慮 5章 5章 5 1 気密性能の確保と防露への配慮 気密性能の確保 5 1 1 住宅の気密化の目的 住宅の気密化の目的は 以下の4つが挙げられる 図 5.1.1 (1)漏気負荷を減らし省エネルギー化と室内温度環境の快適性向上を図る (2)壁体通気を抑制し断熱性能の低下を防止する (3)壁体内結露を防止する (4)計画換気の性能保持 1) 図 5.1.1 気密化の目的 -

More information

もくじ 1. 表紙 2. もくじ 3. 床施工前 > 透湿防水シート 4. 床施工前 > 断熱材用受け材 5. 床施工前 >ユニットバス人通口 6. 床施工 > 床用透湿防水シートの施工 7. 床施工 >セルローズファイバー吹込み工事 8. 壁施工前 > 横胴縁 気密コンセントカバー 9. 壁施工前

もくじ 1. 表紙 2. もくじ 3. 床施工前 > 透湿防水シート 4. 床施工前 > 断熱材用受け材 5. 床施工前 >ユニットバス人通口 6. 床施工 > 床用透湿防水シートの施工 7. 床施工 >セルローズファイバー吹込み工事 8. 壁施工前 > 横胴縁 気密コンセントカバー 9. 壁施工前 施工マニュアル ( 納まり ) 日本製紙木材株式会社 2012 もくじ 1. 表紙 2. もくじ 3. 床施工前 > 透湿防水シート 4. 床施工前 > 断熱材用受け材 5. 床施工前 >ユニットバス人通口 6. 床施工 > 床用透湿防水シートの施工 7. 床施工 >セルローズファイバー吹込み工事 8. 壁施工前 > 横胴縁 気密コンセントカバー 9. 壁施工前 > 開口部廻りの処置 10. 壁施工

More information

<4D F736F F D2091E6358FCD31328B438FDB A5182F08ADC82DE816A2E646F6378>

<4D F736F F D2091E6358FCD31328B438FDB A5182F08ADC82DE816A2E646F6378> 注 : 大阪管区気象台における平成 15 年から平成 24 年の観測データを元に作成 図 5-12-3 日最大平均風速の風向出現頻度 346 5.12. 2 施設の存在に伴う影響の予測 評価 (1) 予測内容施設の存在に伴う影響として 建築物の出現が事業計画地周辺の風環境に及ぼす影響について 風洞実験により予測した 予測内容は表 5-12-2 に示すとおりである 表 5-12-2 予測内容 予測項目予測範囲

More information

平成 23 年度 JAXA 航空プログラム公募型研究報告会資料集 (23 年度採用分 ) 21 計測ひずみによる CFRP 翼構造の荷重 応力同定と損傷モニタリング 東北大学福永久雄 ひずみ応答の計測データ 静的分布荷重同定動的分布荷重同定 ひずみゲージ応力 ひずみ分布の予測 or PZT センサ損

平成 23 年度 JAXA 航空プログラム公募型研究報告会資料集 (23 年度採用分 ) 21 計測ひずみによる CFRP 翼構造の荷重 応力同定と損傷モニタリング 東北大学福永久雄 ひずみ応答の計測データ 静的分布荷重同定動的分布荷重同定 ひずみゲージ応力 ひずみ分布の予測 or PZT センサ損 平成 3 年度 JAXA 航空プログラム公募型研究報告会資料集 (3 年度採用分 1 計測ひずみによる CFRP 翼構造の荷重 応力同定と損傷モニタリング 東北大学福永久雄 ひずみ応答の計測データ 静的分布荷重同定動的分布荷重同定 ひずみゲージ応力 ひずみ分布の予測 or PZT センサ損傷発生位置の推定発表内容 (1 荷重同定 1:11 点衝撃荷重同定 ( 荷重同定 : 分布荷重同定 (3 今後の予定

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 長期優良住宅先導的モデル事業提案内容とりまとめ Ⅱ.. 既存住宅等の改修部門に関する提案内容とりまとめ ( 独 ) 建築研究所 長期優良住宅先導的モデル事業評価室 1 既存住宅等の改修部門に関する提案とりまとめ - 本とりまとめの趣旨 - 新築住宅に比べるとまだ不十分な既存住宅の改修の取組みが進むよう 今後重要性が増すと考えられる主要な提案内容をとりまとめ 情報発信 今後 本事業等を通じたさらなる取組みが行われ

More information