リユース食器を使ったエコイベント・マニュアル

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こうざぶろうかつま
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1 リユース食器を使ったエコイベントマニュアル池田市立 3R 推進センター 2013/01/09

2 リユース食器を使ったエコイベントマニュアル使い捨てからリユースへイベントからごみを減らそう! 地域のお祭りやイベントなどでゴミ箱があふれている光景を見たことありませんか? ほとんどが使い捨て容器やコップ割りばしですこれらを何度も繰り返し洗って使用できる食器 = リユース食器に変えるともちろんごみは減りますよねゴミが減れば焼却する量が減る二酸化炭素の排出量が減って資源も節約できるまずは小さなところから少しずつ替えていきませんか? 主催者の皆さんが積極的にイベントで環境対策を行うことで参加者一人ひとりに日常生活を振り返りエコイベントを広めていくきっかけを与えることができますイベントから環境に配慮したライフスタイルを発信していきましょう! 目次導入準備編リユース食器を知ろう 1 1. リユース食器とは? 2. リユース食器の使い方 3. リユース食器活用のススメ 4. リユース食器を導入するには実践編リユース食器を使おう 3 1. 食器を準備する 2. 食器の回収計画をたてる 3. 食器を洗浄する 4. 食器を返却する 5. エコイベントを評価しよう衛生管理編リユース食器はこのように管理しています 9 1. エコミュージアムでの管理の仕方

3 リユース食器とは? 何度も繰り返し洗って使用できる ( リユースできる ) 食器で使い捨ての紙コップやプラスチック容器の替わりに使いますリユース食器を使うとイベントで出るごみの量を減らせます環境に配慮したライフスタイルを実践するきっかけを与えます紙皿よりも頑丈なので子どもでも持ちやすく屋外でも風に飛ばされませんリユース食器の使い方販売返却洗浄リユース食器活用のススメ関心のある多くの人々と目的や環境意識を共有すること! スムーズなリユース食器導入を図るためには多様な立場の人々と組織的に取り組むことが大切です関心のある多くの人々と自分たちが開催するイベントからごみを減らしたいという目的や環境意識を共有することがとても大切です目的共有のためのヒントどれくらいのごみがイベントで出ているか使われている使い捨て容器の数重量を調査しリユース食器を用いることでどの程度削減できるかを具体的に把握してみるリユース食器を導入することにより削減できるコストを算出し導入前との比較を行う 1

余裕をもって数を決める人数が全く読めない時は限定食はリユース食器使用と区切る衛生上通常の洗浄 ( 高熱処理をしていない洗浄 ) での使いまわしは避けて下さい STEP.

4 リユース食器を導入するには STEP.1 食器の準備 STEP.2 洗浄場所の確保 STEP.3 回収計画を練るさらにそれぞれの運営に関わるスタッフが必要ですリユース食器導入までの手順をどのように進めればいいのかを紹介します STEP.1 食器の準備食器の種類を決めるどの食器を使うか販売するものによって選ぶ利用する人によって選ぶ子どもが使う場合には小さめのものにする等食器の数を決めるどれくらいの数の食器を使うのか過去の販売数や当日の販売見込み数を把握し余裕をもって数を決める人数が全く読めない時は限定食はリユース食器使用と区切る衛生上通常の洗浄 ( 高熱処理をしていない洗浄 ) での使いまわしは避けて下さい STEP.2 洗浄場所の確保下洗いができる場所を確認しておく返却時には下洗いし乾燥させた状態で返却するため使用後なるべく早めに洗浄することが望ましい STEP.3 回収計画を練る必ず返却してもらえる計画を練る紛失破損があると弁償金が発生するため利用者にとって利用返却しやすく提供する側には貸出し回収洗浄の流れがスムーズに行われるような回収システムを整備する 2

用紙はエコミュージアムにて配布ホームページからもダウンロードできます貸出し日の1 週間前までには申し込みをすること 3

2 貸出し日にリユース食器を取りにいくエコミュージアムまで引取りにいく右のように消毒済みの食器をビニール袋に入れ

5 食器を準備する STEP.1 リユース食器貸出票に記入する用紙に必要事項を記入しエコミュージアムへ持参または FAX E メールにて申し込む用紙はエコミュージアムにて配布ホームページからもダウンロードできます貸出し日の1 週間前までには申し込みをすること 3 日前を過ぎると貸出しできない場合があります他と重複した場合には原則として早期に申し込みがあった方を優先します STEP.2 貸出し日にリユース食器を取りにいくエコミュージアムまで引取りにいく右のように消毒済みの食器をビニール袋に入れそれをケースに入れて貸出します引き渡し時に食器の種類数量の確認をおこないます精算は返却時におこないます STEP.3 衛生的な場所に保管する使用する直前までなるべくケースを開けずに衛生的な場所に保管しておく貸出し時には消毒滅菌した状態でケースに入れています野外などでは埃を避けシートをかぶせるなど衛生面には十分に気を付けましょう 3

会場外に持ち出されないように注意しましょう C) ゴミステーションのとなりゴミの分別回収と混ざらないように注意しましょう STEP.

6 食器の回収計画をたてる STEP.1 回収場所を決める回収する場所は原則 1 ヶ所にするほうが望ましい回収しやすいポイント場所 A) 食器を利用するブースのとなり衛生上問題のないように食品を提供するブースと回収のブースははっきりと分けましょう B) 出入口付近 ( イベント会場に出入口がありある程度閉鎖されている場合 ) 会場外に持ち出されないように注意しましょう C) ゴミステーションのとなりゴミの分別回収と混ざらないように注意しましょう STEP.2 回収する人員数と役割分担を決める目安として 200 個使用の場合は最低 2 名必要考えられる役割回収場所の案内人ブースの前で誘導する / 約 1 名受付持ってこられた方から受け取る / 約 1 名食べ残し飲み残しの払い落とし洗う前にごみを分けておく / 約 1~2 名食器の分類( 複数種類使用の場合 ) 洗い場に持って行きやすく整理する / 約 1 名 STEP.3 回収ステーション ( 回収拠点 ) をつくろうとにかく目立たせる看板やポスターを貼って回収場所であることをアピールする食器を利用しているブースから離れている場合は会場の各地に回収ステーションはこちらといったポスターを貼り誘導する STEP2 で考えた役割をスムーズにおこなうための動線を考える必要な道具を準備する * 印はエコミュージアムにて無料貸出ししています * 回収ステーション用ポスター 4

* 回収した食器を入れるカゴ * 食べ残し ( 固体 ) 飲み残し ( 液体 )

( 地面が汚れないよう ) ゴミ袋エプロン ( 汚れよけ ) ゴム手袋など STEP.

ポスターは無料貸出ししています食器を渡す時に食器は必ず回収ステーションへ返してください

リユース食器は必ず回収ステーションへごみはゴミステーションへというアナウンスをかける

7 * 回収した食器を入れるカゴ * 食べ残し ( 固体 ) 飲み残し ( 液体 ) を分けて入れるバケツざる ( 液体の場合はバケツの上にざるを置くと固体と分類できる ) 新聞紙 ( 地面が汚れないよう ) ゴミ袋エプロン ( 汚れよけ ) ゴム手袋など STEP.4 回収を呼びかけよう提供する時に回収を説明するリユース食器使用のポスターを貼る * ポスターは無料貸出ししています食器を渡す時に食器は必ず回収ステーションへ返してくださいと呼びかける会場内でアナウンスをして呼びかける会場にスピーカーがある場合はリユース食器は必ず回収ステーションへごみはゴミステーションへというアナウンスをかけるさらに回収率を高くするにはデポジットシステムの導入デポジット= 預り金を上乗せすること食器購入相当額をデポジットとして飲食代に上乗せして販売し食器が戻れば預り金を返却する方法です食器の投棄散乱の防止回収できなかった場合の損失補填循環型社会に向けた意識の啓発にも効果的ですデポジットによる回収の方法 1 飲食代にデポジット料金を足して販売する例 ) 飲食代 500 円 + デポジット料金 100 円販売代金 600 円食器を紛失破損した場合 1 個に付き一律 100 円の弁償金がかかるためデポジット料金は同額の 100 円に設定するのが望ましい 2 使用した食器が全て回収ステーションに返却されたら販売時に加算したデポジット料金を利用者に返す食器に紛失破損があった場合はデポジット料金は返しません 5

3 洗浄するあらかじめ決めていた洗浄場所をつかう汚れによっては洗剤を使用し洗うがなるべく環境負荷の少ない洗剤を使用する必要ない場合には洗剤なしで洗浄してもよい衛生上なるべく当日中に洗浄するようにして下さいバケツざるカゴ等を借りている場合はそれらも合わせて洗う

8 食器を洗浄する STEP.1 回収した食器の食べ残し飲み残しを落としておくバケツざるを使って回収時にあらかじめ分けておく油汚れやソースなど汚れがひどい場合はティッシュなどでふき取っておく STEP.2 かるく下洗いをしておくご飯餅など時間をおくとこびりついてしまう場合は水に通しておくバケツに水をはっておき STEP1 のあとに水に通しておくとまとめて洗う時に洗いやすくなる STEP.3 洗浄するあらかじめ決めていた洗浄場所をつかう汚れによっては洗剤を使用し洗うがなるべく環境負荷の少ない洗剤を使用する必要ない場合には洗剤なしで洗浄してもよい衛生上なるべく当日中に洗浄するようにして下さいバケツざるカゴ等を借りている場合はそれらも合わせて洗う STEP.4 食器の数を数える出した枚数分返ってきているかを確認する数量の多いものは一度数えて数が合っていなくても何回か数えなおすと合う場合があります紛失があった場合は返却時に数を申請するためメモしておく破損があった場合は返却時に確認するので別に分けておく STEP.5 食器を元のケースに入れるケースが複数の場合は貸出し時に入っていたものと同じ食器を同数入れるようにするビニール袋に入れる必要はありません 6

9 食器を返却する STEP.1 貸出し時に受け取ったもの全てがそろっているか再確認するケースが全てそろっているか備品類 ( ポスターバケツざるカゴなど ) が全てそろっているか STEP.2 返却予定日までにエコミュージアムまで返却する数量の申請をするスタッフの方で数量確認をおこないます備品類も紛失破損の状況を確認します STEP.3 清算する紛失破損がある場合は弁償金を加算した金額となる備品類に紛失破損があった場合には別途弁償金をいただきますケース 2,400 円バケツ 800 円ざる 500 円カゴ 1,500 円ポスター類 1 枚 100 円 7

それらも種類重量を量ろう次回の参考にするため回収量を記録し回収品の写真を撮っておこう STEP.

良ければ次回も同じ配置要領でおこなえるよう記録しておきましょう悪ければどうして紛失したのか?

10 エコイベントを評価しよう STEP.1 イベントで出たごみを量ってみようどんな種類のごみが何キロ出たか量ろうリサイクル出来るものは分別しそれらも種類重量を量ろう次回の参考にするため回収量を記録し回収品の写真を撮っておこう STEP.2 全体でふり返ろうリユース食器の回収率はどうだったか? 良ければ次回も同じ配置要領でおこなえるよう記録しておきましょう悪ければどうして紛失したのか? その要因と解決策を話し合い次回へ活かそう利用者の反応はどうだったか? リユース食器に対して理解が得られたか? 不便感がなかったか? 利用者の生の声を報告しあい次回への参考にしよう関係者の反応はどうだったか? リユース食器を導入してみた感想( 良かった点大変だった点など ) を報告しようごみ削減の効果があらわれたか? リユース食器を導入する価値があったか? 意見交換しよう利用から洗浄まで全体について改善点を話し合い次回へ活かそう 8

11 エコミュージアムでの管理の仕方エコミュージアムではリユース食器の安心安全利用を心がけ衛生管理をおこなっています専用の食器洗浄機で再洗浄 80 以上の熱湯で消毒します熱湯消毒済みのふきんを使って拭きますこの時に食器に水滴が残らないようしっかりと拭き取ります新しいビニール袋に食器を入れ口をとじますケースに分類して入れホコリのかからない場所で保管します食器を扱う際には常に新しいビニール手袋 ( 食品衛生法適合品 ) を着用し作業をおこなっています 9

12 大阪府池田市栄本町 1-8 TEL&FAX リユース食器のご利用について相談を受け付けておりますお気軽にお問合せください

イベントを楽しみましょう

イベントを楽しみましょう町田市イベントごみ減量の手引き ~ イベントをエコに ~ 目次町田市のイベントをエコに 1 エコステップその1 ごみになるものを用意しない 2 エコステップその2 ごみの持ち帰りを呼びかける 3 イベントイメージアップのコツ 4 エコステップその3 分別ステーションを設置する 5 分別ステーションでエコのコツ 6 エコステップその4 エコな食器を使う 7 リユース食器を使ってエコのコツ 8 イベントをエコに!!