東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 目 次 1. はじめに 東日本大震災から 7 年間の道のり 宮古市東日本大震災復興計画 3 つの柱それぞれの取り組み (1) すまいと暮らしの再建 06 (2) 産業 経済復興 09 (3) 安全な地域づくり

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1 東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 宮古市東日本大震災復興計画計画期間平成 23 年度 ~ 平成 31 年度 (9 年間 ) 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度 31 年度 復旧期 再生期 発展期 鍬ヶ崎 光岸地地区のまちびらきでの熱気球搭乗体験 ( 平成 29 年 10 月 ) 平成 30 年 3 月岩手県宮古市

2 東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 目 次 1. はじめに 東日本大震災から 7 年間の道のり 宮古市東日本大震災復興計画 3 つの柱それぞれの取り組み (1) すまいと暮らしの再建 06 (2) 産業 経済復興 09 (3) 安全な地域づくり 発展期の取り組み中心市街地拠点施設整備 スマートコミュニティ 15 三陸ジオパーク 津波対策施設 16 道路交通網 1 7 フェリー航路 鉄路の復旧と新駅 おもな復興事業の現況 19 地震と津波の状況 (1) 地震発生日時平成 23 年 3 月 11 日 ( 金 ) 午後 2 時 46 分 (2) 震源地 三陸沖北緯 38 度 6.2 分 東経 142 度 51.6 分 牡鹿半島の東南東約 130km 付近 (3) 震源の深さ 約 24km (4) 地震の規模 マグニチュード 9.0 (5) 震度 震度 5 強 / 茂市 震度 5 弱 / 五月町 鍬ヶ崎 長沢 田老 川井 門馬田代 (6) 津波の最大波平成 23 年 3 月 11 日 ( 金 ) 午後 3 時 26 分 8.5m 以上 被害の状況 東日本大震災の概要 (1) 人的被害 死者 517 人 ( うち行方不明者 94 人 ) (2) 住家被害 4,449 棟 ( 全壊 2,677 棟 大規模半壊 688 棟 半壊 640 棟 一部損壊 444 棟 ) (3) 非住家被害 4,639 棟 ( 全壊 3,291 棟 大規模半壊 647 棟 半壊 534 棟 一部損壊 167 棟 ) (4) 被害推計額 総額 2,457 億円 国 県の施設 鉄道 電信電話 電気事業者関係等の被害を除く ( 主な被害推計額 / 住宅 1,496 億円 商工労働関係施設 281 億円 水産関係施設 215 億円 漁港施設 150 億円 ) (5) 被災世帯 4,582 世帯 11,979 人 被災世帯数は罹災程度が半壊以上 発災時数値 1

3 1 はじめに 本市に大きな爪痕を残した東日本大震災から 7 年が経過いたしました 宮古市は必ずや復興いたします この強い思いと 思いを共有する皆様のご支援とご協力をいただきながら 復興への歩みを進めております 平成 31 年度を最終年度とする復興計画は 復旧期 再生期 を経て 平成 30 年度は 震災以前よりも活力があり 魅力あふれるまちとして発展するための取り組みを行う 発展期 の中間年を迎えます 引き続き すまいと暮らしの再建 をはじめ 産業 経済復興 安全な地域づくり の3つの柱に基づき 復興の取り組みを進めてまいります すまいと暮らしの再建 につきましては 鍬ヶ崎 光岸地地区の都市再生区画整理事業における土地の引き渡しが3 月末に終了する見込みであり これをもって宅地整備は完了いたします すべての被災者の一日も早い暮らしの再建に向け 今後も一人ひとりに寄り添った支援をしてまいります 産業 経済復興 につきましては 生産者や事業者の再建を支援するとともに 担い手の確保 育成のための支援を拡充してまいります 道の駅たろうは4 月のグランドオープンを予定しております 三陸ジオパークのゲートウェイとして 交流人口の拡大と地域産業の振興に取り組んでまいります 安全な地域づくり につきましては 宮古駅南側に建設中の中心市街地拠点施設 イーストピアみやこ 宮古駅とをつなぐ自由通路 クロスデッキ は 7 月の完成 10 月の開設を予定しております 市民の安全 安心な暮らしを支える防災拠点として 着実に整備を進めてまいります いよいよ6 月には 岩手県初となる定期フェリー 宮蘭航路 が実現いたします また 復旧中の JR 山田線宮古 釜石間は 平成 30 年度中に全線の整備が完了し 三陸鉄道による一貫運行が行われる予定です 三陸沿岸道路や宮古盛岡横断道路 遠野市と川井地域をつなぐ国道 340 号 主要地方道重茂半島線 市北部環状線などの道路整備も着実に進んでおります これらの新たな交通ネットワークを活用し さらなる産業振興や地域発展に向けた取り組みを強化してまいります 活気と笑顔があふれる 森 川 海 とひとが共生する安らぎのまち の実現のため これからも市民の皆様と共に復興を成し遂げ 未来を切り開くまちづくり 宮古創生 に全力で取り組んでまいります 平成 30 年 3 月宮古市長山本正德 2

4 すまいと暮らしの再建産業 経済復興安全な地域づくりこれまでの主な動き 2 3 月 6 月 9 月 12 月 1 月 3 月 6 月 9 月 12 月 1 月 3 月 6 月項目避難者数 11,979 人避難者数 11,979 人宮古市魚市場業務再開宮古市魚市場業務再開田老魚市場業務再開田老魚市場業務再開養殖施設復旧率約 61% 養殖施設復旧率約 61% 避難者数 8,251 人避難者数 8,251 人 すまいの再建 第 1 次独自支援 すまいの再建 第 1 次独自支援 すまいの再建 第 2 次独自支援 すまいの再建 第 2 次独自支援住宅再建率約 19% 住宅再建率約 19% すべて完成すべて完成指定避難所すべて閉鎖指定避難所すべて閉鎖平成 24 年観光客数約 74 万人平成 24 年観光客数約 74 万人漁船復旧率約 90% 漁船復旧率約 90% 漁船復旧率約 14% 漁船復旧率約 14% 平成 23 年観光客数約 34 万人平成 23 年観光客数約 34 万人震災ガレキ処理率約 3% 震災ガレキ処理率約 3% 震災ガレキ処理率約 35% 震災ガレキ処理率約 35% 高台移転宅地整備率約 1% 高台移転宅地整備率約 1% 2011 年 ( 平成 23 年 ) 2012 年 ( 平成 24 年 ) 2013 年 ( 平成 25 年 ) 東日本大震災から 7 年間の道のり応急仮設住宅建設開始応急仮設住宅建設開始入居開始入居開始 2011( 平成 23 年 ) 2012( 平成 24 年 ) 2013( 平成 25 年 ) 3 三陸ジオパークが日本ジオパークに認定(9 月24 日) コミュニティFM みやこハーバーラジオ が開局(8 月26 日) 宮古市広域総合交流促進施設 シートピアなあど が復旧し 供用を再開(7 月6 日) 摂待地区漁業集落防災機能強化事業による宅地(3 戸)が完成(7 月) 三陸復興国立公園が創設(5 月24 日) 災害公営住宅建設予定を公表(5 月1 日) 安倍晋三首相が根本匠復興相とともに宮古市を視察(4 月6 日) 浦の沢 追切地区漁業集落防災機能強化事業による宅地(2 戸)が完成(3 月) 宮古市東日本大震災二周年追悼式を挙行(3 月11 日) 野田佳彦首相が宮古市を視察(10 月27 日) 宮古市災害対策本部を廃止(宮古市災害対策本部会議を78 回開催)(8 月31 日) 宮古市役所本庁舎1 階フロアが復旧(7 月2 日) 県が復旧 復興ロードマップ(総括工程表)を発表(6 月11 日) 平野達男復興相が宮古市を視察(5 月23 日) 被災住宅の再建支援の補助事業を開始(5 月) 震災がれきの仮設焼却炉が稼働(4 月) 東日本大震災復興まちづくり計画を策定(3 月30 日) 宮古市東日本大震災復興計画(推進計画)を策定(3 月30 日) 宮古盛岡横断道路 藤原 松山間 の中心杭設置式を実施(3 月25 日) 宮古市東日本大震災一周年追悼式を挙行(3 月11 日) 国が復興庁を設置し 盛岡市に岩手復興局 宮古市と釜石市に支所を設置(2 月10 日) 三陸沿岸道路 松山 田老間 の中心杭設置式を実施(12 月23 日) 東日本大震災復興特別区域法が成立(12 月7 日) 宮古市東日本大震災復興計画(基本計画)を策定(10 月31 日) グリーンピア三陸みやこ敷地内に共同仮設店舗 たろちゃんハウス がオープン(9 月25 日) 県が岩手県東日本大震災津波復興計画復興基本計画を策定(8 月11 日) 指定避難所を全て閉鎖(最大時85 箇所 8,889人が避難)(8 月10 日) 国が東日本大震災復興基本方針を策定(7 月29 日) 応急仮設住宅がすべて完成(62 箇所 2,010戸)(7月25 日) 宮古市東日本大震災犠牲者合同慰霊祭を挙行(6 月26 日) 東日本大震災復興基本法が成立(6 月20 日) 宮古市震災復興基本方針を策定(6 月1 日) 応急仮設住宅への入居を順次開始(5月15 日) 天皇皇后両陛下が被災地をご訪問(5 月6 日) 宮古市東日本大震災復興本部を設置(4 月19 日) 応急仮設住宅の建設を開始(3月25 日) 達増拓也岩手県知事が被災地を視察(3 月18 日) 東北地方太平洋沖地震 津波により宮古市災害対策本部を設置(3 月11 日)

5 養殖施設復旧率約 99% 養殖施設復旧率約 99% 養殖施設復旧率 養殖施設復旧率 避難者数 6,174 人避難者数 6,174 人避難者数 4,518 人避難者数 4,518 人 すまいの再建 第 3 次独自支援 すまいの再建 第 3 次独自支援住宅再建率約 45% 住宅再建率約 45% 住宅再建率約 60% 住宅再建率約 60% 9 月 12 月 1 月 3 月 6 月 9 月 12 月 1 月 3 月 6 月 9 月 12 月災害公営住宅整備約 5% 災害公営住宅整備約 5% 災害公営住宅整備約 33% 災害公営住宅整備約 33% 水産加工施設再開率約 40% 水産加工施設再開率約 40% 水産加工施設再開率約 50% 水産加工施設再開率約 50% 漁港復旧率約 17% 漁港復旧率約 17% 漁港復旧率約 39% 漁港復旧率約 39% 漁船復旧率約 99% 漁船復旧率約 99% 平成 25 年観光客数約 111 万人平成 25 年観光客数約 111 万人平成 26 年観光客数約 123 万人平成 26 年観光客数約 123 万人スマートコミュニティカーシェアリング事業開始スマートコミュニティカーシェアリング事業開始震災ガレキ処理率 震災ガレキ処理率 高台移転宅地整備率約 10% 高台移転宅地整備率約 10% 高台移転宅地整備率約 32% 高台移転宅地整備率約 32% 2014 年 ( 平成 26 年 ) 2015 年 ( 平成 27 年 ) スマートコミュニティ津軽石及び田老地区メガソーラー完成スマートコミュニティ津軽石及び田老地区メガソーラー完成区画整理による宅地整備田老地区 区画整理による宅地整備田老地区 高台移転宅地整備率 高台移転宅地整備率 すまいの再建 第 4 次独自支援 すまいの再建 第 4 次独自支援平成 27 年観光客数約 122 万人平成 27 年観光客数約 122 万人 2014( 平成 26 年 ) 2015( 平成 27 年 ) 4 J R 山田線 平津戸 松草間 を走行中の列車が土砂に乗り上げ脱線(12 月11 日) 本町災害住宅 八木沢災害住宅の入居を開始(12 月) 髙木毅復興相が宮古市を視察(11 月22 日) 田老まちびらき記念式を挙行(11 月22 日) 田老災害住宅 田老三王災害住宅1~3 5 6号棟 金浜災害住宅の入居を開始(11 月) 津軽石災害住宅 鴨崎災害住宅の入居を開始(10 月) 黒田町災害住宅の入居を開始(9 月) 田老地区防災集団移転促進事業による宅地(1 59戸)が完成(9 月) 重茂災害住宅 西町災害住宅 上鼻災害住宅の入居を開始(8月) 宮古市応急仮設住宅撤去 集約化計画を策定(7 月1 日) 実田災害住宅の入居を開始(7月) 宮古市新市10 周年記念式典を挙行(6 月14 日) 高浜 金浜地区防災集団移転促進事業による宅地(40 戸)が完成(6 月) 日の出町災害住宅の入居を開始(6 月) 西ヶ丘災害住宅の入居を開始(5 月) 宮古港開港400周年記念開港時代行列 記念式典を挙行(4 月24 日) 和見町災害住宅 近内災害住宅2 号棟 崎山災害住宅 磯鶏災害住宅の入居を開始(4 月) 宮古市中心市街地拠点施設整備事業基本計画を策定(3 月25 日) 宮古市東日本大震災四周年追悼式を挙行(3 月11 日) 川崎近海汽船 がフェリー新航路 宮古 室蘭 開設の検討を開始(3 月10 日) JR山田線 宮古 釜石間 の復旧工事の着工式を実施(3 月7 日) 佐原第2災害住宅 宮町災害住宅の入居を開始(3月) 重茂地区漁業集落防災機能強化事業による宅地(17 戸)が完成(3 月) JR山田線 宮古 釜石間 の復旧及び三陸鉄道への移管について 関係自治体 三陸鉄道及びJR東日本が基本合意(2 月6 日) 竹下亘復興相が宮古市を視察(1 月22 日) 赤前地区防災集団移転促進事業による宅地(46 戸)が完成(1 月) 宮古市民文化会館が復旧し 式典と市民による舞台芸術発表を開催(12 月21 日) 赤前災害住宅の入居を開始(12 月) 宮古市中心市街地拠点施設整備事業基本構想を策定(11 月14 日) 音部地区漁業集落防災機能強化事業による宅地(3 戸)が完成(7 月) 石浜地区漁業集落防災機能強化事業による宅地(2 戸)が完成(7 月) リアスハーバー宮古が復旧し 供用を再開(5 月29 日) 環境省整備の震災メモリアルパーク中の浜がオープン(5 月24 日) 高浜災害住宅 近内災害住宅1 号棟の入居を開始(5 月) 三陸鉄道北リアス線 小本 田野畑間 の運転再開により 全線運転再開(4 月6 日) 震災による災害廃棄物の処理が完了(3 月31 日) 宮古市東日本大震災三周年追悼式を挙行(3 月11 日) 堀内地区漁業集落防災機能強化事業による宅地(2 戸)が完成(3 月) 法の脇地区防災集団移転促進事業による宅地(12 戸)が完成(3 月) 田老地区三王団地の現場見学会を開催(2 月2 日) 災害公営住宅の入居者募集を開始(1 月15 日) 千鶏地区漁業集落防災機能強化事業による宅地(3 戸)が完成(12 月) たろう観光ホテル等の震災遺構保存への支援を復興庁が発表(11 月15 日) 宮古盛岡横断道路 根市 箱石間 の中心杭設置式を実施(11 月8 日) 崎山地区防災集団移転促進事業による宅地(6 戸)が完成(10 月)

6 2016( 平成 28 年 ) 2017( 平成 29 年 ) 2018( 平成 30 年 ) 5 三陸沿岸道路 田老真崎海岸IC 岩泉龍泉洞IC間 が供用を開始(3月21 日) 岩手県と合同で東日本大震災七周年追悼式を挙行(3 月11 日) 中心市街地拠点施設及び自由通路の愛称が イーストピアみやこ 及び クロスデッキ に決定(12 月21 日) 三陸沿岸道路 山田I C 宮古南I C 間 が供用を開始(震災後に事業着手した復興道路 復興支援道路としては初の開通区間)(11 月19 日) 平成27 年12 月の脱線事故のため運転を見合わせていたJR山田線 上米内 川内間 が復旧し運転を再開(11 月5 日) 鍬ヶ崎 光岸地まちびらき記念式を挙行(10 月28 日) 道の駅たろうに産直 交流施設 とれたろう がオープン(9月23 日) 川崎近海汽船 がフェリー新航路 宮古 室蘭 の営業開始日(平成30 年6月22 日)を発表(9 月1 日) 復旧した宮古運動公園の落成式を挙行(7 月12 日) 吉野正芳復興相が宮古市を視察(5 月1 日) 宮古市魚市場増築棟の落成式を挙行(4 月23 日) 鍬ヶ崎地区に整備したラウンドアバウト(環状交差点)の供用を開始(3 月12 日) 安倍晋三首相が宮古市を視察(3 月12 日) 宮古市東日本大震災六周年追悼式を挙行(3 月11 日) 山口災害住宅の入居を開始(市内整備25 団地76 6戸すべて完成)(2 月) 多良間村 宮古市姉妹市村締結20 周年記念祝賀会を挙行(1 月12 日) 中心市街地拠点施設建設工事安全祈願祭を挙行(11 月4 日) 第71 回国民体育大会 希望郷いわて国体 のセーリング及びレスリング競技会を開催(10 月2 日~10 日) 今村雅弘復興相が宮古市を視察(9 月15 日) 台風10 号の大雨で 道路の決壊や橋の流失 住宅地への浸水 土砂崩れなどが発生(8 月30 日) 田老診療所が三王団地に移転復旧し 供用を再開(8 月2 日) 田老地区中心部に移転した道の駅たろうが一部営業を開始(7 月31 日) 黒石市 宮古市姉妹都市締結50 周年記念祝賀会を挙行(7 月30 日) 崎山貝塚縄文の森公園複合施設がオープン(7 月16 日) 皇太子ご夫妻が岩手県沿岸被災地視察として本市をご訪問(6 月20 日~21 日) 震災の記憶を伝える 学ぶ防災 ツアー利用者が10 万人に達し 記念セレモニーを開催(5 月14 日) 田老野球場が移転復旧し 供用を再開(4 月22 日) 津軽石地区中心部に集約した公共施設の合同開所式を挙行(4 月20 日) 津波遺構 たろう観光ホテル の保存整備工事が完了し 一般公開を開始(4 月1 日) 田老三王災害住宅4 号棟 7 ~10 号棟 磯鶏上村災害住宅の入居を開始(4 月) 宮古市東日本大震災五周年追悼式を挙行(3 月11 日) 川崎近海汽船 がフェリー新航路 宮古 室蘭 開設を正式決定(3 月7 日) 市議会で 事務所(市役所)の位置を定める条例改正案が可決(2 月1 日) 国土交通省が田老地区中心部に移転する道の駅たろうを 重点道の駅 に選定(1 月27 日) 港町災害住宅の入居を開始(1月)スマートコミュニティ地産電力 ( 津軽石発電所 ) 供給開始スマートコミュニティ地産電力 ( 津軽石発電所 ) 供給開始スマートコミュニティ電気自動車用の急速充電サービス開始スマートコミュニティ電気自動車用の急速充電サービス開始避難者数 2,058 人避難者数 2,058 人避難者数 679 人避難者数 679 人避難者数 126 人避難者数 126 人住宅再建率約 94% 住宅再建率約 94% 住宅再建率約 99% 住宅再建率約 99% 住宅再建率約 83% 住宅再建率約 83% 1 月 3 月 6 月 9 月 12 月 1 月 3 月 6 月 9 月 12 月 1 月 3 月災害公営住宅整備 災害公営住宅整備 水産加工施設再開率 水産加工施設再開率 水産加工施設再開率約 80% 水産加工施設再開率約 80% 漁港復旧率約 ( 見込 ) 漁港復旧率約 ( 見込 ) 漁港復旧率約 83% 漁港復旧率約 83% 漁港復旧率約 67% 漁港復旧率約 67% 漁船復旧率 漁船復旧率 平成 28 年観光客数約 112 万人平成 28 年観光客数約 112 万人平成 29 年観光客数約 113 万人平成 29 年観光客数約 113 万人区画整理による宅地整備鍬ヶ崎 光岸地地区 ( 見込 ) 区画整理による宅地整備鍬ヶ崎 光岸地地区 ( 見込 ) 2017 年 ( 平成 29 年 ) 2018 年 ( 平成 30 年 ) 2016 年 ( 平成 28 年 ) 災害公営住宅整備約 97% 災害公営住宅整備約 97%

7 3宮古市東日本大震災復興計画 3 つの柱それぞれの取り組み (1) すまいと暮らしの再建 被災者の再建支援 避難者について 災害公営住宅や宅地の整備の進捗に伴い 住まいの再建が加速しています 今後も 一刻も早い住まいの再建に向け 支援を継続していきます 5,000 世帯 12,000 人 4,000 世帯 3,000 世帯 2,000 世帯 1,000 世帯 0 世帯 避難者の推移と住宅再建率 (H29.12 現在 ) 11,979 人 395 世帯 4,187 世帯 309 世帯 8,251 人 3,209 世帯 19% 45% 6,174 人 248 世帯 2,230 世帯 60% 181 世帯 83% 4,518 人 94% 99% 10,000 人 8,000 人 6,000 人 4,000 人 2,058 人 1,627 世帯 2,000 人 72 世帯 98 世帯 679 人 126 人 688 世帯 23 世帯 219 世帯 24 世帯 0 人発災時 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 義援金の配分 平成 29 年 12 月までに 国 県及び市に寄せられた義援金約 89 億円を延べ 18 回配分しました 90 億円 80 億円 70 億円 60 億円 75 億円 72.3 億円 3.2 万件 H23 年度 3,905 件 義援金の配分状況 (H29.12 現在 ) 80.2 億円 4.3 万件 支援金の交付 88.1 億円 88.7 億円 10 万件 87.4 億円 86.1 億円 84.3 億円 9.3 万件 5.4 万件 6.4 万件 8 万件 6 万件 4 万件 2 万件 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 配分額累計 H29 年度は H29.12 現在の数値です 支援金の交付状況 (H29.12 現在 ) 3,933 件 3,954 件 3,958 件 7.4 万件 8.4 万件 配分件数累計 住宅の被害に応じて支給する基礎支援金と住宅の再建方法に応じて支給する加算支援金を交付しています 平成 29 年 12 月までに 合わせて約 69 億円を交付しました (( 注 ) 平成 28 年度より 件数の集計方法をのべ支給件数から実支給件数に変更 ) 3,961 件 3,964 件 3,964 件 4000 件 戸 (5%) 市内市外人数住宅再建率 災害公営住宅の整備 H29 年度は H29.12 現在の数値です 計画した 25 団地 766 戸の災害公営住宅は 平成 29 年 1 月までにすべて完成しました 災害公営住宅整備事業の進捗状況 253 戸 (33%) 743 戸 (97%) 766 戸 () H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 75% 50% 25% 0% 50 億円 25 億円 0 億円 11 億円 1,010 件 32 億円 17 億円 1,386 件 33 億円 22 億円 1,659 件 27 億円 1,885 件 33 億円 33 億円 32 億円 35 億円 36 億円 2,157 件 2,284 件 2,384 件 33 億円 33 億円 33 億円 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 加算支援金額累計 加算支援金件数累計 基礎支援金額累計 基礎支援金件数累計 H29 年度は H29.12 現在の数値です 3000 件 2000 件 1000 件 0 件 整備戸数累計 ( 進捗率 ) 6

8 すまいの再建 への宮古市独自支援 被災者の住宅再建を支援するため すまいの再建促進事業 など 6 つの市独自支援により これまで延べ 2,301 件 約 36 億 7 千万円を支給しました 6 つの市独自支援策 1 すまいの再建促進事業 2 浸水宅地等復旧支援事業 3 地域木材利用住宅推進事業 4 定住促進住宅建築利子補給事業 5 浄化槽再設置支援事業 6 被災者転居費用支援事業 すまいの再建 独自支援の状況 (H29.12 現在 ) 40 億円 35 億円 30 億円 25 億円 20 億円 15 億円 10 億円 5 億円 0 億円 1,200 件 1,000 件 800 件 600 件 2.6 億円 0 億円 273 件 0 件 13.7 億円 1,157 件 763 件 27.3 億円 20.6 億円 1,882 件 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 被災者生活相談状況 (H29.12 現在 ) 合計 1,002 件合計 935 件 750 件 703 件 支給額累計 合計 946 件 660 件 合計 952 件 757 件 36.7 億円 34.2 億円 3,500 件 2,301 件 2,182 件 件数累計 H29 年度は H29.12 現在の数値です 被災者生活相談事業等の状況 3,000 件 2,500 件 2,000 件 1,500 件 1,000 件 500 件 市生活課相談窓口で被災者の生活相談を行っています また 定期的に 住まいの相談会 を実施しています 合計 869 件 777 件 合計 573 件 0 件 雇用の維持 確保 有効求人倍率の推移 国の震災等緊急雇用創出事業は平成 28 年度に終了しましたが 継続して常用雇用への移行を支援するトライアル雇用奨励金 離職者の資格取得訓練費用を助成する離職者資格取得支援補助金や再就職支援セミナーの実施などの支援をしています 2.0 倍 1.5 倍 1.0 倍 0.71 倍 0.70 倍 有効求人倍率の推移 ( 各年 11 月現在 ) 1.27 倍 0.91 倍 0.60 倍 0.82 倍 1.41 倍 1.47 倍 1.08 倍 1.00 倍 1.12 倍 1.10 倍 1.52 倍 1.26 倍 1.21 倍 1.56 倍 1.41 倍 1.37 倍 H23 年 H24 年 H25 年 H26 年 H27 年 H28 年 H29 年 宮古 保健 医療の確保 充実 岩手県 1.57 倍 1.45 倍 全国 1.56 倍 健康維持 増進と心のケアのための取り組み 被災者の心身の健康維持 増進のため これまでに延べ約 1 万 8 千世帯 ( うち 平成 29 年度は約 700 世帯 ( 平成 29 年 12 月末現在 )) への訪問を実施しました 今後も引き続き 訪問による健康調査等の支援を実施していきます 保健 医療施設の復旧 田老診療所は 平成 28 年 8 月に三王団地内に移転復旧しました 宮古保健センターは 市民総合体育館敷地内の仮設庁舎で業務を行っており 平成 30 年度に本復旧する見込みです (P15 中心市街地拠点施設整備事業参照 ) 400 件 200 件 0 件 252 件 232 件 286 件 195 件 92 件 518 件 55 件 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 窓口 住まいの相談会 H29 年度は H29.12 現在の数値です 福祉の充実 福祉支援の取り組み 被災者を対象に 障がい福祉サービス等の利用者負担の免除を実施しています また 千鶏保育所の流失に伴う重茂児童館までの送迎バスの運行を行っています 7

9 東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 学校教育環境の確保 充実 児童 生徒の教育環境を整えるための取り組み 赤前 重茂小学校及び第二中学校校庭の応急仮設住宅は 平成 29 年 2 月にすべて撤去され 同年 9 月に校庭の復旧工事が完了しました また 鍬ヶ崎小学校校庭の応急仮設住宅は 平成 30 年度に撤去される見込みです 震災に伴う通学バスの運行は 仮設住宅から通学する児童生徒がいなくなったため 平成 29 年 12 月で終了しました 学用品費や給食費などの必要な援助等は引き続き行っています 地域コミュニティの強化 再生 新たなコミュニティづくりのための取り組み 再建先の地域コミュニティを再生し活動を充実させるため 地域自治組織の設立や加入促進に支援を行っています 生涯学習等施設の復旧と文化財の保存 継承 社会教育施設の復旧 磯鶏公民館は平成 24 年 8 月 田老公民館は平成 25 年 6 月 津軽石及び鍬ヶ崎公民館は平成 28 年 3 月にそれぞれ復旧しました また 消防団第 11 分団屯所を併設した高浜地区センターは 平成 29 年 5 月に復旧を終え 供用を開始しています 堀内地区センターは平成 30 年 5 月に復旧する見込みです 文化財の保存 継承のための取り組み 復旧工事を終えた第二中学校校庭での応援歌練習の様子 ( 平成 29 年 8 月 ) 児童福祉施設の復旧 津軽石及び田老保育所は平成 28 年 4 月に移転復旧しました 復興事業に伴う埋蔵文化財発掘調査事業は 平成 23 年 5 月から実施し 調査対象 68 箇所すべての野外調査が完了しました 平成 28 年 7 月には 埋蔵文化財整理収蔵施設も併設した崎山貝塚縄文の森公園複合施設が完成し 資料整理及び発掘調査報告書の刊行作業を実施しています 田老保育所でのみずき団子作り ( 平成 30 年 1 月 ) スポーツレクリエーション施設の復旧 藤の川海水浴場は平成 25 年 3 月 リアスハーバー浮桟橋は平成 27 年 3 月 田老野球場は平成 28 年 3 月にそれぞれ復旧しました また 宮古運動公園は 平成 29 年 5 月に復旧工事を終え 7 月に供用を開始しました 埋蔵文化財整理収蔵施設での作業の様子 ( 平成 30 年 1 月 ) 文化施設の復旧 市民文化会館は平成 26 年 12 月に復旧し 芸術文化活動の中心拠点施設として大きな役割を果たすとともに 市の復興のシンボルとなっています 宮古運動公園のこけら落としイベントで陸上体験をする子どもたち ( 平成 29 年 7 月 ) 市民劇 拓け いのちの道を ~ 鞭牛和尚の挑戦 ~ フィナーレの様子 ( 平成 30 年 2 月 ) 8

10 (2) 産業 経済復興 農業の復興 再生 農地 農業用施設の復旧 農地 農業用施設を原形復旧工事やほ場整備などにより復旧してきました 平成 29 年 8 月に津軽石 赤前地区のほ場整備が完了し 耕作が再開されています 水産業の復興 再生 漁港の復旧 被災した市内 18 漁港の防波堤等の復旧は平成 29 年度末までに完了の見込みです 15 漁港 10 漁港 被災 18 漁港の状況 (H30.3 見込み ) 11 漁港 14 漁港 17 漁港 17 漁港 12 漁港 (67%) 18 漁港 15 漁港 (83%) 18 漁港 () 75% 50% 5 漁港 6 漁港 7 漁港 (39%) 25% 0 漁港 0 漁港 0 漁港 3 漁港 (17%) H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 (H30.3 末見込 ) 利用再開漁港累計復旧漁港累計 ( 復旧率 ) 0% 津軽石 赤前地区のほ場整備 ( 平成 30 年 1 月 ) 生産者の再建支援のための取り組み 被災農地等の復旧作業を共同で行う取り組みへの助成事業を行っています また 被災農業者に農業機械を貸与する事業を行っています 小港漁港でのアワビの仕分け作業 ( 平成 29 年 11 月 ) 林業の復興 再生 生産施設等の復旧 しいたけの価格は 福島第一原発事故による風評被害の影響により落ち込んでいましたが 回復の兆しが見えてきています 引き続き生産量の回復と生産者への支援に取り組みます 30.0t 20.0t 10.0t 22.7t 21.7t しいたけの生産量の推移 16.0t 15.5t 8.2t 9.3t 8.4t 水産業共同利用施設の復旧 被災した冷凍冷蔵施設等の水産関連施設を共同利用施設として復旧する事業を行い 平成 29 年度までに復旧希望の 106 施設が復旧しました 100 施設 75 施設 50 施設 25 施設 水産業共同利用施設の復旧状況 (H29.12 現在 ) 66 施設 (62% ) 94 施設 (88%) 101 施設 106 施設 97 施設 100 施設 (94%) (99%) (91%) (93%) 75% 50% 25% 9 0.0t H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 宮古市しいたけ主産地化推進協議会調べ 0 施設 4 施設 ( 4%) 0% H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 復旧施設数累計 ( 復旧率 ) H29 年度は H29.12 現在の数値です

11 東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 宮古市魚市場の復旧 宮古市魚市場は 震災の 1 ヶ月後には仮復旧で業務を再開し その後 平成 24 年度中に本復旧しました また 平成 27 年度から 2 カ年にわたり行われた増築工事が完了し 平成 29 年 4 月から供用を開始しています 水産加工流通業の復興のための取り組み 平成 24 年度に策定した 宮古市水産加工流通業復興計画 に基づき 水産加工流通施設の整備に対する補助事業を実施し 平成 28 年度までに再建希望の 20 施設がすべて完成しました 100 億円 90 億円 80 億円 70 億円 60 億円 50 億円 4.4 万 t 74.4 億円 40 億円 H22 年度 宮古市魚市場の水揚げの推移 3.7 万 t 4.0 万 t 62.2 億円 60 億円 3.4 万 t 67 億円 4.1 万 t 84.2 億円 82.0 億円 2.4 万 t H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 水揚金額 74.7 億円 2.8 万 t 水揚量 4.5 万 t 4.0 万 t 3.5 万 t 3.0 万 t 2.5 万 t 2.0 万 t 20 施設 15 施設 10 施設 5 施設 0 施設 水産加工流通施設の状況 16 施設 20 施設 (80%) () 8 施設 10 (40%) 施設 (50%) H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 復旧施設数累計 ( 復旧率 ) 75% 50% 25% 0% 共同利用漁船の復旧 漁業の要である漁船を共同利用漁船として復旧する事業を行い 平成 27 年度までに復旧希望の 1,495 隻すべてが復旧しました 共同利用漁船の復旧状況 1,500 隻 1,250 隻 1,000 隻 750 隻 500 隻 218 隻 (14%) 250 隻 1,482 隻 1,494 隻 1,495 1,355 隻 (99%) (99%) 隻 () (90%) 75% 50% 25% 養殖施設の復旧 被災したワカメ コンブ等の養殖施設を共同利用施設として復旧する事業を行い 平成 26 年度までに再開希望の 2,079 施設すべてが復旧しました 2,000 施設 1,500 施設 1,000 施設 500 施設 1,042 施設 (50%) 養殖施設の復旧状況 1,287 施設 (61%) 2,070 施設 (99%) 2,079 施設 () 75% 50% 25% 0 隻 0% H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 0 施設 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 0% 復旧漁船数累計 ( 進捗率 ) 復旧施設数累計 ( 復旧率 ) 養殖漁業の水揚金額の推移 20 億円 17.7 億円 17.3 億円 19.0 億円 15 億円 15.0 億円 15.2 億円 14.6 億円 10 億円 5 億円 2.6 億円 0 億円 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 石浜漁港でのワカメ湯通し作業 ( 平成 29 年 4 月 ) 水揚金額 10

12 商業の復興 再生 事業再開のための取り組み 中心市街地の再建希望の事業者は グループ補助金等により ほぼ再建しています 平成 27 年 9 月にグループ補助金が交付決定された田老 鍬ヶ崎地区の事業者は まちづくり事業の進捗に伴い 再建が本格化しています 300 件 250 件 グループ補助金認定件数 (H29.12 現在 ) 222 件 225 件 225 件 256 件 256 件 256 件 6 億円 5 億円 震災復興中小企業者支援事業の状況 4.5 億円 5.0 億円 2,173 件 5.3 億円 2,647 件 2,500 件 200 件 4 億円 3.5 億円 4.0 億円 1,683 件 2,000 件 150 件 3 億円 2.5 億円 1,174 件 1,500 件 100 件 50 件 53 件 2 億円 1 億円 355 件 742 件 1,000 件 500 件 0 件 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 0 億円 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 0 件 認定件数累計 補助額累計 補助件数累計 H29 年度は H29.12 現在の数値です 観光の復興 再生 観光施設の復旧と誘客のための取り組み シートピアなあどは平成 25 年 7 月に供用を再開 姉吉キャンプ場はデイキャンプ場として平成 28 年 3 月に復旧しました また 震災による法面の崩落など危険個所の改修を行っていた浄土ヶ浜園地内道路は 平成 28 年度までに整備を完了しました 道の駅たろうは 平成 28 年 1 月に 重点道の駅 に選定され 同年 7 月に仮オープンしました 平成 30 年 4 月に本格オープンの見込みです 150 万人 100 万人 74 万人 観光客の入込状況の推移 111 万人 123 万人 122 万人 112 万人 113 万人 港湾の復興 再生 港湾の復興 再生のための取り組み 藤原ふ頭は 岸壁が平成 26 年 3 月に復旧し 工業用地海側には 防潮堤の整備が進められています 現在 藤原ふ頭にフェリーターミナルの建設が行われており 平成 30 年 6 月の定期フェリー 宮蘭航路 開設に向け 取り組みが進んでいます ( フェリー航路については P18 参照 ) 90 万 t 60 万 t 宮古港貨物取扱量の推移 44.2 万 t 53.3 万 t 73.0 万 t 66.7 万 t 50 万人 34 万人 30 万 t 23.4 万 t 15.0 万 t 27.5 万 t 0 万人 H23 年 H24 年 H25 年 H26 年 H27 年 H28 年 H29 年 0 万 t H22 年 H23 年 H24 年 H25 年 H26 年 H27 年 H28 年 11 道の駅たろうに産直 交流施設 とれたろう がオープン ( 平成 29 年 9 月 ) 津軽石河川敷で行われた元祖 宮古鮭まつりでの鮭のつかみ捕り ( 平成 29 年 12 月 )

13 東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ (3) 安全な地域づくり 災害に強いまちづくりの推進 都市再生区画整理事業の進捗状況 ( 鍬ヶ崎 光岸地地区 ) 平成 30 年 3 月までに宅地はすべて使用が可能となる見込みです 平成 30 年度は 公園の整備等を行います 漁業集落防災機能強化事業の進捗状況 本事業による 7 地区の宅地は 平成 27 年 3 月までにすべて完成しました また 水産施設用地の整備を行う田老野原地区は平成 29 年 10 月に完成 集落道の整備を行う女遊戸地区は平成 30 年 1 月に完成しました ( 地区別の現況は P19 参照 ) 鍬ヶ崎地区のラウンドアバウト ( 環状交差点 ) での交通安全教室 ( 平成 29 年 3 月 ) 完成した女遊戸地区の漁業集落道 ( 平成 30 年 1 月 ) ( 田老地区 ) 平成 28 年 3 月までに宅地はすべて使用が可能となり 平成 28 年度は 公園整備等を行いました 平成 30 年度は 防潮堤接続部の道路の整備を行います 区画整理が進む田老地区 ( 平成 30 年 3 月 ) 30 戸 20 戸 10 戸 漁業集落防災機能強化事業の進捗状況 2 戸 ( 6%) 10 戸 8 戸 (31%) (25%) 5 戸 (16%) 15 戸 (47%) 32 戸 () 50% 0 戸 H25.3 H25.7 H25.12 H26.3 H26.7 H27.3 0% 防災集団移転促進事業の進捗状況 累計整備戸数 ( 進捗率 ) 本事業による 5 地区の宅地は 平成 27 年 9 月までにすべて完成しました 引き続き 移転される方への建設補助 移転補助を行っています 250 戸 防災集団移転促進事業の進捗状況 263 戸 () 200 戸 75% 150 戸 100 戸 50 戸 0 戸 104 戸 (40%) 64 戸 (24%) 18 戸 6 戸 (7%) (2%) H25.10 H26.3 H27.1 H27.6 H27.9 累計整備戸数 ( 進捗率 ) 50% 25% 0% 完成した野原地区の水産施設用地 ( 平成 29 年 10 月 ) 津波復興拠点整備事業の進捗状況 中心市街地地区及び津軽石地区の 2 地区で事業を行い 津軽石地区では 地域活動と防災の新たな拠点として被災公共施設 3 施設 ( 保育所 公民館兼出張所及び消防屯所 ) を集約し 平成 28 年 4 月に供用開始しました ( 中心市街地地区については P15 参照 ) 12

14 上下水道の復旧 整備の取り組み状況 これまでに各地区の被災した上下水道施設の復旧 復興工事を行ってきました 平成 29 年度には新川町 藤原地区の浸水対策のためのポンプ場整備に着手しています 河川復旧 整備を進めている藤原地区のポンプ場 ( 平成 30 年 1 月 ) 被災した 21 箇所の河川については これまでに 19 箇所が復旧し 平成 30 年度中の完了を見込んでいます 災害廃棄物処理 災害廃棄物の適正処理を実施し 平成 25 年度末までにすべての処理が完了しました 災害廃棄物処理事業 100 万 t 400 億円 億円 80 万 t 60 万 t 40 万 t 20 万 t 0 万 t 71.9 億円 3.0 万 t H23 年度 億円 28.3 万 t H24 年度 累計処理量 80.5 万 t H25 年度 累計事業費 300 億円 200 億円 100 億円 0 億円 市内幹線道路 生活関連道路の復旧 整備 災害に強い交通ネットワークの形成被災した 39 箇所の道路については これまでに 35 箇所 高規格幹線道路等整備促進のための取り組み 国及び県による復興道路 復興支援道路事業の促進のため 地元との調整などへの協力を行っています 市道北部環状線の山口 ~ 佐原間は 平成 28 年 12 月に供用を開始し 近内 ~ 山口間は 平成 30 年度に供用を開始する見込みです ( 路線別の現況は P19 道路交通網は P17 参照 ) が復旧し 平成 30 年度中の完了を見込んでいます また 復興関連の市道 10 路線の整備を行っており 平成 28 年度までに 4 路線 ( 釜ヶ沢東線 駒形 1 号線 金浜 6 号線及び赤前上下線 ) が完了しました 平成 29 年度中に 1 路線 ( 新田平乙部地区道路 ) 平成 30 年度に 1 路線 ( 磯鶏金浜線金浜工区 ) の完了を見込んでいます 残る 4 路線 ( 前須賀日立浜線 河南高浜線 高浜地区道路及び荒巻笹見内地区道路 ) についても 引き続き 事業を推進していきます 近内地区と山口地区を結ぶ北部環状線第 2 トンネル貫通式 ( 平成 29 年 12 月 ) 三王団地と国道 45 号を結ぶ新田平乙部地区道路 ( 平成 29 年 12 月 ) 公共交通の復旧と再生のための取り組み 三陸鉄道は 平成 26 年 4 月 6 日から全線で運転を再開しています 100 万人 三陸鉄道の利用者数の推移 JR 山田線 ( 宮古 - 釜石間 ) は 平成 27 年 2 月に関係自治体 三陸鉄道及び JR 東日本が鉄道の復旧及び三陸鉄道への移管に基本合意し 平成 31 年 3 月の運行再開に向け 現在復旧工事が進められています ( 鉄路の復旧と新駅については P18 参照 ) 80 万人 60 万人 40 万人 85 万人 30 万人 39 万人 50 万人 69 万人 60 万人 51 万人 20 万人 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 13 運行再開に向け工事が進む宮古駅構内 ( 写真中央は車両整備等を行う検修庫 )( 平成 30 年 2 月 ) 提供 : JR 東日本盛岡支社

15 東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 地域防災力の向上 津波避難路等の整備 宮古市都市防災総合推進事業計画を策定し 整備を進めています 藤原地区の避難路は 平成 30 年 2 月に完成しました 整備が進む藤原地区の避難路 ( 平成 30 年 1 月 ) 津波避難誘導標識の整備 平成 29 年度までに 計画している 171 基のうち 74 基の設置が完了しました 千鶏地区に整備された津波避難誘導標識 ( 平成 29 年 11 月 ) 100 基 75 基 50 基 25 基 0 基 津波避難誘導標識整備事業の進捗状況 5 基 (3%) 27 基 (16%) 52 基 (30%) 52 基 (30%) 72 基 (42%) 74 基 (43%) H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 地域防災力向上促進のための取り組み 地域防災のリーダー育成のため 平成 24 年度から平成 27 年度まで防災士養成講座を開催し 331 人が防災士に合格しました 引き続き スキルアップのためのセミナーを開催しています 300 人 200 人 100 人 0 人 68 人 防災士合格者数の推移 157 人 237 人 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 合格者数累計 災害記憶の後世への継承 331 人 震災資料の整理と震災記録の作成 平成 25 年度に 東日本大震災宮古市の記録 第 1 巻 ( 津波史編 ) 平成 28 年度に被災体験や証言を収録した第 2 巻 ( 復興 防災編 / 記憶伝承編 ) を刊行しました 津波遺構たろう観光ホテルの活用 平成 24 年度から 田老地区で災害の記憶を伝える防災学習ツアー 学ぶ防災 を行っており 一般旅行をはじめ 教育旅行や企業研修等で活用され 多くの方が来訪しています 平成 28 年 5 月には これまでの利用者が 10 万人に達し 記念セレモニーを開催しました 今後 エレベーター棟の整備を予定しています 津波浸水表示板の整備 平成 28 年度までに 計画した 65 箇所すべての設置が完了しました 標識整備数累計 ( 進捗率 ) 15 万人 10 万人 5 万人 1.9 万人 学ぶ防災実績 (H29.12 現在 ) 5 万人 7.8 万人 9.8 万人 11.9 万人 13.7 万人 鍬ヶ崎地区の第 6 分団屯所に設置されている浸水表示板 ( 平成 30 年 1 月 ) 0 万人 H24 年度 H25 年度 H26 年度 H27 年度 H28 年度 H29 年度 利用者数累計 H29 年度は H29.12 現在の数値です 消防力向上のための取り組み 消防ポンプ車及び小型動力ポンプ積載車は平成 23 年度にすべて復旧しました また 消防屯所は 平成 29 年度までにすべて復旧しました 合築整備された高浜地区センター及び第 11 分団屯所 ( 平成 29 年 5 月 ) 津波遺構たろう観光ホテル屋上から視察する吉野復興相 ( 平成 29 年 10 月 ) 14

16 4 発展期の取り組み 中心市街地拠点施設整備事業 外観のイメージ 内部のイメージ 施設概要 建設地 宮古市宮町一丁目ほか敷地面積 約 15,697 m2主要用途 市民交流センター ( 仮称 ) 市本庁舎 宮古保健センター建築面積 約 5,218 m2延べ面積 約 14,435 m2構造種別 鉄骨造 / 耐震構造階数 高さ 地上 6 階 約 26m 駐車場 188 台 ( 来客用 137 台 公用車 51 台 ) ほか駐輪場付属施設 避難通路 ( 自由通路 ) エントランス ゲート ( 宮古駅側入口 ) 公用車車庫棟 3 つの機能をもった複合施設です 市民総選挙により 施設の愛称が イーストピアみやこ 自由通路の愛称が クロスデッキ に決定しました 市民交流センター ( 仮称 ) では 音楽スタジオや運動スタジオ 創作スタジオ等を配置し ガラス越しに活動の様子を見ることができます 防災機能を備え 災害発生時には 避難者の一部避難場所となります スマートコミュニティ スケジュール 平成 28 年 9 月に建設工事に着手 平成 30 年 7 月の完成 10 月の供用開始を見込みます 再生可能エネルギーを 地産地消 で無駄なく有効に活用するため 官民連携により取り組んでいます CEMS( 地域エネルギー管理システム ) を活用し 需要と供給のバランスがとれたエネルギー利用を目指します <エネルギーの創出 > メガソーラー H ~ 津軽石発電所 (1,607kw/ 約 2.5ha) H ~ 田老発電所 (2,367kw/ 約 3.4ha) 特色 津波浸水により住宅等の建築を制限された区域に設置 <エネルギーの供給 > 地域新電力 H28.9.1~ 地産電力 ( 津軽石発電所 ) 供給開始公共施設や民間施設など125 施設へ供給中 (H 現在 ) <エネルギーの有効活用 > BEMS ( ビル用省エネ機器 ) H ~ 公共施設 2ヵ所に設置 運用 H 公共施設 5ヵ所に設置 運用 カーシェアリング H26.4.1~ 自動車共同利用サービス開始 特色 災害時は避難所などで非常用電源として活用 給電設備 H29.2.1~ 道の駅 ( みやこ たろう やまびこ館 ) で電気自動車用の急速充電サービス開始 特色 地産電力を供給 引き続き スマートコミュニティのさらなる推進を図る計画です 15 再生可能エネルギーの 地産地消 が始まっています 詳しくはこちらスマートコミュニティ推進協議会 HP 宮古スマコミイメージキャラクター あかりちゃん すむすむ

17 東日本大震災からの 三陸ジオパーク これまでの 7 年間と今後の取り組み 三陸ジオパークは 平成２５年９月に日本ジオパークとして認定されました エリアは 青森県八戸市から宮城県 の気仙沼市までの３県 16 市町村で その海岸線は約 300 にもおよぶ日本最大のジオパークです 三陸ジオパークには １３０か所のサイトがあり そのうち宮古市には 浄土ヶ浜をはじめとする１７か所のサイ トがあります ジオパークとは ジオパークとは 大地 ジオ と人間の関係を見つめなおす公園です 地球科学的に価値の高い地質 地形のある自然遺産を保護 保全し 教育や防災 観光などに活用し 地域の持続可能な発展を目指すものです 宮 古 市 内 の サ イト ⑥震災メモリアルパーク中の浜 ①田老の防潮堤 ⑩崎山貝塚 ④津波記念碑 ⑪浄土ヶ浜 ⑫魹ケ崎 ⑦潮吹穴 ⑤三王岩 ③津波到達点 ⑮腹帯の混在岩 ②津波遺構たろう観光ホテル ⑧日出島 ⑬十二神山 ⑨ローソク岩 ⑭黒森神社 黒森神楽 津波対策施設 岩手県事業 (防潮堤1.0km 水門等=4基) H29.3 完成 ⑪神林海岸 11 ( 防潮堤 0.7km 水門等 =7 基 ) H29.3 完成 ⑯津軽石川 ( 防潮堤 0.9km) H30年度完成見込み 5 ⑤田代川 田老港 ( 水門 =1 基 ) H32 年度完成見込み H32 年度完成見込み ⑥宿漁港海岸 宮古湾 ( 防潮堤 0.2km 水門 =1 基 ) 6 ⑧宮古港海岸 ( 鍬ヶ崎 ) H29.3 完成 (防潮堤1.2km 陸閘等 =5基 ) 3 ( 防潮堤 1.2km 水門 =4 基 ) 10 ⑮金浜海岸 4 ④田老漁港海岸 106 H28.9 完成 ②摂待海岸 ③田老海岸 川 ( 防潮堤 0.4km 陸閘 =1 基 ) H26.7 完成 H32 年度完成見込み H30年度完成見込み 106 ( 防潮林 0.3km) ( 防潮堤 0.1km 水門 =1 基 ) ( 防潮堤 2.2km 陸閘 =12 基 ) ⑭宮古港海岸 ( 高浜 ) ①摂待地区 1 2 完成 未完成 ⑩宮古港海岸 ( 藤原 ) 伊 ⑰早池峰山 宮古市事業 津波対策施設のうち 防潮堤 水門及び防潮林の整備の進捗 状況は 図のとおりです 平成 32 年度までにすべて完成する見込みです 閉 ⑯薬師川渓流の古生界 H29.6 完成 ( 防潮堤 1.6km 陸閘 =9 基 ) ⑫高浜海岸 H29.3 完成 閉 ⑬高浜海岸 伊 106 川 (防潮堤0.1km 水門等 =3基 ) 7 ( 防潮堤 1.0km 陸閘等 =4 基 ) ⑦宮古大沢海岸 H30年度完成見込み H29.3 完成 ⑲白浜 ( 宮古 ) 漁港海岸 宮古湾 ( 防潮堤 0.2km 水門 =1 基 ) H30年度完成見込み ( 防潮堤 0.9km) 17 H30年度完成見込み 106 ⑨閉伊川 ( 水門 =1 基 ) ⑰赤前海岸 ( 防潮堤 0.8km 樋門 =1 基 ) H30.3 完成 ⑱津軽石漁港海岸 19 重茂川 H32年度完成見込み ( 防潮堤 0.6km 水門 =1 基 ) H30.3 完成 ⑳里海岸 ( 防潮堤 0.3km 樋門 =1 基 ) 重茂川 41 H29.12 完成 16

18 道路交通網 洋野町軽米町九戸町一戸町久慈市葛巻町岩手町 (3.4km) 田の盛岡市岩泉町沢IC(宮古盛岡横断道路仮)川目 IC( 仮 ) 宮古市 H31 年度都南川目簗区川H 平界(達道32 道7津曽供用見込み年路度(路k戸(松(部6供m8.k)草1道用.未路7公道4見km表路km込m))み)東北横断自動車道釜石秋田線釜石秋田線三二戸市 三陸沿岸道路田老岩泉道路 (6km) 路東山田宮古道路 (14km) 山田道路 (7.8km) 山田南 IC H30 年度供用見込み大槌 IC( 仮 ) (8km) H31 年度供用見込み釡石北 IC (4.8km) 釡石両石 IC (4.6km) 釡石 JCT( 仮 ) 吉浜釜石道路 (14km) H30 年度供用見込み吉浜 IC 吉浜道路 (3.6km) 三 陸 沿 岸 道 路 北部環状線 三宮古盛岡横断道路三陸45 沿岸道北自動車H31 年度供用見込み手代森IC(仮)普代村簗道路 (6km) 紫波町 山田町 道軽米町 平泉町 宮守 IC 一関市 遠野市 遠野 IC 宮守 ~ 遠野 (9km) 遠野道路 (11km) H30 年度供用見込み 陸前高田市 気仙沼市 遠野住田IC階上 IC( 仮 ) 釜石市 大船渡市 侍浜 IC( 仮 ) 久慈北 IC 久慈 IC 野田村 H32 年度供用見込み 宮古箱石道路 (33km) 釜石西 IC 仙人峠道路 (18.4km) 普代村 田野畑村 田老真崎海岸 IC 山田町 山田 IC 大槌町 釜石道路 (6km) H30 年度供用見込み 普代 IC 田野畑北 IC( 仮 ) 三陸 IC 大船渡碁石海岸 IC 陸前高田 IC 唐桑北 IC 洋野階上道路 (23km) H32 年度供用見込み 久慈北道路 (7.4km) H31 年度供用見込み 久慈道路 (3.2km) 野田久慈道路 (25km) 未公表 田野畑南 IC( 仮 ) 普代道路 (4.2km) 尾肝要普代道路 (8km) 尾肝要道路 (4.5km) 田野畑道路 (6km) 未公表 岩泉道路 (6.2km) 岩泉龍泉洞 IC 田老北 IC 宮田老真崎海岸 IC~ 田老北 IC(4km) 古田老宮古中央 IC~ 道田老真崎海岸 IC(17km) 路(H32 年度供用見込み 21km宮古中央 IC ))田老真崎海岸 宮古南 IC H32 年度供用見込み 宮古道路 (4.8km) H30 年度供用見込み (5.6km) 大船渡三陸道路 (17.6km) 高田道路 (7.5km) 唐桑高田道路 (10km) H30 年度供用見込み 釜石山田道路(23km) 道路交通網 現在 三陸沿岸道路 ( 八戸 久慈自動車道 三陸北縦貫道路 三陸縦貫自動車道 ) 宮古盛岡横断道路 ( 宮古 盛岡 ) 東北横断自動車道釜石秋田線 ( 釜石 花巻 ) 県道重茂半島線 市道北部環状線 などの道路整備が進んでいます これらの道路交通網は 災害時などに 命を守る道 として 避難 救命救急 復旧支援などの機能を担うほか 新たな流通 経済効果が期待されています 根市 IC( 仮 ) 松山 IC( 仮 ) 路宮古盛岡横断道路 宮古西道路 (7.3km) 県施工 (3.3km) H30 年度供用見込み 市施工 (1.3km) H30 年度供用見込み 宮古中央 IC H30 年度供用見込み 宮古市 県施工 (2.3km) H28.12 供用 国施工 (4km) H32 年度供用見込み H30 年度供用見込み 重茂半島線 H30 年度供用見込み H29.12 供用 H30.3 供用 H30 年度供用見込み 三陸沿岸道路 宮古盛岡横断道路 東北横断自動車道釜石秋田線 北部環状線 重茂半島線 供用区間 事業中 計画路線 国道 県道 市道 ( 図は平成 3 0 年 3 月 21 日現在 ) 17

19 東日本大震災からの これまでの 7 年間と今後の取り組み フェリー航路 札幌 平成３０年６月22日に本市と室蘭市を結ぶ岩手県初の定期フェリー航路が開設されます 航路が開設されると 新たな観光ルートの創出や 道路交通網の整備と合わせた物流 の効率化など 人 物の様々な交流が期待されます 室蘭市 航路の概要 運航計画 １日１往復 宮古 ８ ００発 室蘭 １８ ００着 室蘭 ２０ ００発 宮古 翌６ ００着 シルバークィーン 川崎近海汽船株式会社 ６００名 トラック ６９台 １２ｍ換算 乗用車 ２０台 使用船舶 定 員 積載能力 盛岡 宮古市 仙台 期待される効果 三陸沿岸道路や宮古盛岡横断道路の整備 とあわせて 陸 海のアクセス向上と物流 のコストダウンが図られます 三陸ジオパークと洞爺湖有珠山ジオパー ク巡りなど 新たな観光 交流の可能性が 広がります 鉄路の復旧と新駅 藤原ふ頭に建設中のフェリーターミナル 完成イメージ 室蘭市にある白鳥大橋の夜景 洋野町 久慈駅 久慈市 田老駅 岩泉町 佐羽根駅 一の渡駅 宮古市 宮古駅 宮古駅 磯鶏駅 新設 八木沢 宮古短大駅 新設 払川駅 山田町 津軽石駅 大槌町 釜石駅 大船渡市 陸前高田市 盛駅 三陸鉄道 ) 南リアス線 釜石市 J R 山田線 復(旧工事中 山口団地駅 3 月より三陸鉄道リアス線として一貫運行 新設 新田老駅 31 年 田野畑村 平成 普代村 三陸鉄道北リアス線 東北新幹 線 野田村 摂待駅 ＪＲ山田線 宮古 釜石間 は ＪＲ東日本から三 陸 鉄 道 への移 管 が決 まっ ており 平 成 ３１年 ３月 の 運行再開に向け工事が進められています 地域の交通利便性を高め 沿線の活性化及び利用 促 進 を図 るため 復 興 後 の新 たなまちづくりにあわ せ 山田線に 八木沢 宮古短大駅 と 払川駅 の整 備 また 三陸鉄道北リアス線に 新田老駅 の整備 を予定しています 八木沢 宮古短大駅 と 払川駅 は 平成３１年 ３月の運行再開に合わせた供用開始 新田老駅 は 平成３１年度中の供用開始を予定しています 運行再開に向け工事が進む津軽石駅構内の様子 平成 30 年２月 提供 : JR 東日本盛岡支社 18

20 5 おもな復興事業の現況 東日本大震災からの ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 区分 事業主体 路線 箇所名等 事業概要 現況 区分 事業主体路線 箇所名等事業概要現況 田老岩泉道路 ( 田老北 ~ 岩泉 ) H30.3 供用開始 1 崎山宮古線 鍬ヶ崎 H29.3 供用開始 宮古田老道路田老真崎海岸 IC~ 田老北 IC H30.3 供用開始 ( 宮古中央 ~ 田老北 ) 宮古中央 IC~ 田老真崎海岸 IC H32 年度供用見込み 2 重茂半島線 熊の平 ~ 堀内 H30 年度供用見込み 宮古道路 H25.3 宮古中央インター線 ( 宮古中央インター線 ) ( 千徳大橋 ) 供用開始 1 三陸沿岸道路 3 重茂半島線 堀内 ~ 津軽石 H30 年度供用見込み 国山田宮古道路まちづくり H29.11 供用開始 ( 山田 ~ 宮古南 ) 連携道路県 4 重茂半島線里 H30 年度供用見込み復興道路川井 ~ 箱石地区 H32 年度供用見込み 5 重茂半島線千鶏 H30.3 供用開始 宮古箱石道路 下川井地区 H31 年度供用見込み ( 宮古 ~ 箱石 ) 蟇目 ~ 腹帯地区 H32 年度供用見込み藤原 ~ 松山 IC H32 年度供用見込み 6 重茂半島線 石浜 H30 年度供用見込み 2 宮古盛岡平津戸松草道路横断道路 ( 平津戸 岩井 ~ 松草 ) H 起工式 7 重茂半島線 川代 H29.12 供用開始 戸数 36 戸区界道路 1-1 田老三王 Ⅰ H32 年度供用見込み木造 2 階 H27.10 完成 ( 区界 ~ 簗川 ) 戸数 29 戸松山 IC~ 根市 1-2 田老三王 Ⅱ 宮古西道路木造 1 階 木造 2 階 H28.3 完成 H30 年度供用見込み戸数 6 戸 1-3 田老三王 Ⅲ H28.3 完成小国 H25.11 供用開始木造 1 階 復興支援 戸数 40 戸 2 田老和井内道路 H30.3 供用見込み RC 造 5 階 H27.11 完成 道路 3 国道 340 号戸数 24 戸県 3 崎山 H27.3 完成立丸峠 H30 年度供用見込み RC 造 4 階戸数 26 戸 4 日の出町木造 2 階 H27.4 完成押角峠 H32 年度供用見込み戸数 40 戸 5 港町 RC 造 5 階 H27.12 完成 4 重茂半島線白浜 ~ 堀内 H27.3 供用開始戸数 23 戸 6 和見町 RC 造 5 階 H27.3 完成復興関連 5 津軽石停車場線津軽石 H30 年度供用見込み戸数 24 戸道路 7 黒田町 6 市道山口 ~ 佐原市 RC 造 5 階 H27.8 完成 H28.12 供用開始北部環状線近内 ~ 山口 H30 年度供用見込み戸数 23 戸 8 山口 RC 造 4 階 H29.1 完成区域面積 :19.0ha 1 田老地区対象戸数 :220 戸 H28.3 完成災害公営土地区画戸数 40 戸 ( 民 180 戸 公 40 戸 ) 住宅 9-1 近内 Ⅰ H26.3 完成 RC 造 5 階整理 2 鍬ヶ崎 区域面積 :23.8ha 対象戸数 :270 戸 H30.3 完成光岸地地区 ( 民 230 戸 公 40 戸 ) 9-2 近内 Ⅱ 戸数 40 戸 H27.3 完成 RC 造 5 階 対象戸数 :230 戸 1 田老地区 H27.9 完成 ( 民 159 戸 公 71 戸 ) 10 西ヶ丘戸数 24 戸 RC 造 4 階 H27.4 完成 2 崎山地区 ( 大付 ) 対象戸数 :30 戸 ( 民 6 戸 公 24 戸 ) H25.12 完成 11 高浜 戸数 12 戸木造 2 階 H26.4 完成 防災集団 3 高浜 対象戸数 :52 戸 H27.6 完成金浜地区 ( 民 40 戸 公 12 戸 ) 12 金浜戸数 12 戸移転 ( 整備保留 : 民 1 戸 ) 木造 2 階 4 法之脇地区対象戸数 :12 戸 13 赤前戸数 14 戸 ( 津軽石 ) ( 民 12 戸 ) H26.3 完成木造 2 階 H27.11 完成 H26.11 完成 5 赤前地区 対象戸数 :46 戸 H27.1 完成 14 重茂戸数 4 戸 ( 民 46 戸 ) ( 整備保留 : 民 4 戸 ) 木造 1 階 H27.6 完成 1 津軽石地区区域面積 : 約 1.2ha 1 本町戸数 34 戸 H29.2 完成津波復興 RC 造 8 階拠点市 2 中心市街地地区区域面積 : 約 1.6ha 2-1 西町 1 号棟戸数 30 戸 H30 年度完成見込み RC 造 5 階 H27.9 完成 H27.6 完成 1 摂待地区対象戸数 :3 戸 2-2 西町 2 号棟戸数 23 戸 H27.6 完成 H25.7 完成 RC 造 4 階 ( 民 3 戸 ) 3 津軽石戸数 35 戸 H27.7 完成 2 堀内地区対象戸数 :2 戸 H26.3 完成 RC 造 5 階 ( 民 2 戸 ) 3 浦の沢 4 上村戸数 24 戸 H28.3 完成対象戸数 :2 戸 H25.3 完成 RC 造 4 階追切地区 ( 民 2 戸 ) 1 上鼻戸数 24 戸 H27.7 完成対象戸数 :3 戸 RC 造 4 階 4 音部地区漁業集落 ( 民 3 戸 ) H26.7 完成 2 八木沢戸数 42 戸 H27.10 完成防災機能対象戸数 :21 戸 RC 造 5 階 5 重茂地区強化 ( 民 17 戸 公 4 戸 ) H27.3 完成 3 佐原戸数 50 戸 H27.2 完成対象戸数 :3 戸 RC 造 5 階 6 千鶏地区 ( 民 3 戸 ) H25.12 完成 4 磯鶏戸数 30 戸 H27.3 完成 S 造 2 階 7 女遊戸地区集落道他 H30.1 完成 5 宮町戸数 20 戸 H27.3 完成 S 造 3 階対象戸数 :2 戸 8 石浜地区 ( 民 2 戸 ) H26.7 完成 6 鴨崎町戸数 20 戸 H27.9 完成 S 造 3 階 9 田老野原地区集落道 用地造成 H29.10 完成戸数 17 戸 7 実田 S 造 3 階 H27.7 完成 民 : 民間宅地公 : 公営住宅 スケジュールは 平成 30 年 3 月 21 日現在における計画であり 今後 変更する可能性があります 県(市営)県(県営)東日本大震災からの復興 ~ これまでの 7 年間と今後の取り組み ~ 平成 30 年 3 月 岩手県宮古市企画部復興推進課 岩手県宮古市新川町 2 番 1 号 電話番号 ( 代表 ) FAX ホームページ 電子メール fukkou@city.miyako.iwate.jp