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1 全盲重度重複障害一障害点字ディスプレイ 平成 23 年度東京都立葛飾盲学校における ICT の活用の取組 ICT の活用による授業改善 - ICT の活用による確かな学力の育成と学びの広がりを目指して - 1 ねらい筑波技術大学を中心とした専門家との連携により ICT の活用を通して授業改善を行い 児童 生徒の確かな学力を育成するとともに 児童 生徒に学びの広がりや自己の無限の可能性について気付かせる 2 本校の現状本校は 幼稚部 小学部 中学部から構成されている 小学部 中学部においては 在籍している者の5 割が全盲 ( 主として聴覚及び触覚により環境の認知をする者 ) 残りの5 割が弱視 ( 視覚を中心に聴覚及び触覚を補助的手段として環境を認知する者 ) である 一方 知的障害を併せ有する幼児 児童 生徒の占める割合は約 8 割 そのうち重度の知的障害を有する幼児 児童 生徒が5 割 ( 全体の3 割 ) であり 児童 生徒の障害には多様な実態がある また 在籍する児童 生徒数が少ないことから 1 時間の授業の実施に当たって 児童 生徒の人数に比して準備する教材や個々に応じた配慮が多岐にわたるのも本校の特徴である このような現状を踏まえ 本校では 平成 22 年度から 一人一人の教員の授業力と視覚障害教育の専門性の向上を学校経営の大きな柱の一つとし 平成 23 年度からは授業力 専門性の向上につながる ICT の活用を推進している 3 研究の全体像今年度の研究においては 次の視点から視覚障害特別支援学校の授業改善における ICT 機器の活用の有効性と課題について検討する (1)ICT 機器の活用を通して 視覚に障害があることにより困難な学習場面を改善し 児童 生徒に確かな学力を定着させる (2)ICT 機器の活用を通して 視覚に障害があることにより不可能な学習場面を視覚に障害があっても学習可能な学習場面に転換し 児童 生徒に学びの広がりや自己の無限の可能性に気付かせる 点字プリンタ点字編集ソフト 単点図ディスプレイ スクリーンリーダー活字読み上げ装置ウェブブラウザ電子書籍 DAISY 画面拡大ソフトタッチパネル 弱視 図 1-1 視覚障害を補償する主な ICT 機器と適用の範囲 1

2 事例 1 視覚障害と知的障害 ( 自閉的傾向 ) を併せ有する生徒への ICT 機器を活用した点字書字指導の試み 1 事例の対象となる児童生徒及び指導形態 (1) 対象生徒 : 中学部 2 年 全盲 知的障害 ( 自閉的傾向 ) (2) 在籍学級 : 重度重複学級 (3) 指導形態 : 個別指導 2 指導内容 (1) 指導教科等 : 自立活動 (2) ねらい : ICT 機器に親しみ 学習手段の幅を広げる ICT 機器を用いて 点字の表書きでの表記を 効率よく行う ICT 機器を用いて 自分で書いた点字を読み 間違いを訂正できる 3 使用する ICT 機器 (1) ハードウェア 1 パソコン 2 学習者用 6 点入力キーボードカバー ( 自作 : 図 2-1) ( 特徴 ) 重度重複の生徒が入力しやすいように 6 図 点入力用キーボードカバー点とマス空けの入力ボタンを強調し 不要なキーに触れないようにカバーする ボタンはソフトなタッチで入力しやすいように工夫してある 3 指導者操作用の6 点入力可能なキーボード ( 特徴 ) 生徒の操作ミスを修正するたびにキーボードカバーを外して指導者が操作しては 生徒の学習意欲をそぐ恐れがある そこで もう1 台指導者専用のキーボードを接続し 生徒の操作を妨げずに画面を修正したり補助したりする 4 点字ディスプレイ ( 特徴 ) パソコンからの音声情報を 点字にして表示する 音声情報は一過性であるが 点字ディスプレイを接続して点字を表示させることで 聞き間違えや変換ミスを指で確認することがでる 画面の文字を目で追うように 指で繰り返し確認できるので音声と併用することで 情報処理能力が格段に向上する (2) ソフトウェア 1 スクリーンリーダー ( 画面読み上げソフト ) ( 特徴 )Windows の操作を音声で案内するスクリーンリーダー 2 点字入力 編集ソフト ( 特徴 )6 点入力及びローマ字かな入力のできる 点字エディター 画面には点字とかなで表示され 入力した文字を内蔵された音声が読み上げる 数学などで使用する点字の図形 ( グラフィック ) を作成 印刷もできる 3 作業終了を知らせるタイマー ( ソフト )( 図 2-2) 図 2-2 作業終了を知らせるタイマー ( 特徴 ) 作業の終了を好みの音楽で知らせ 作業終了 2

3 の動機付けを図るとともに 気持ちの切り替えを円滑に行わせる (3) その他 1 点字の文章を効率よく読み取るために工夫した 読み取りガイド ( 自作 : 図 2-3) ( 特徴 ) パソコン入力のためには 点字プリントからどうしても一旦手を離さなければならない プリントに手を戻して続きを捜すことは 重度重複の児童生徒にとってとても負担なことである なかなか手がかりを見つけられずにイライラして集中力が切れてしまったり 段落を飛ばして似た表現の場所から転写してしまったりする様子が見られたので それらを解消するために作成した 図 2-3 点字読取りガイド 4 使用した ICT 機器を選定した理由と選定のプロセス多くの盲学校では点字の書きの導入に 凸面書き点字タイプライタを活用している 凸面書き点字タイプライタ ( 図 2-4) は 打った点が 点字用紙の表面に読む面である凸面を上に出るため 書いた点字をすぐ読んで確認することができという特徴がある 重複障害の児童 生徒の点字学習を支援する場合においても 従来から凸面書き点字タイプライタが用いられている しかし 重複障害のある児童 生徒の中には 凸面書き点字タイプライタの操作に習熟できず 学習が進まない者も少なからず見られた 図 2-4 (1) 学習が進まなくなると思われる要素凸面書き点字タイプライタ 1 均一の力でキーを押し込めないために 点が抜けてしまったり薄い点が混ざったりする 2 キーの押し込みに相当の力が必要なため 長時間タイピングを続けることが困難である 3 点字を打てても 確認のための読みが苦手なために 学習が長続きしない 4 誤入力が全て紙に結果として残ってしまい そのこと自体に不満を感じる 5 点字を打刻するためのピンを行頭に移動させるためのレバー操作が負担である そこで ICT 機器を用いて点字学習を行うことで 上記のような凸面書き点字タイプライタを用いた点字学習の難点をカバーすることができると考え 凸面書き点字タイプライタを用いた点字学習に伸び悩みの見えた児童 生徒に ICT 機器を活用した点字学習を実践した (2) パソコンを利用した 6 点入力について点字入力ソフトを使うと 凸面書き点字タイプライタのように点字を直接パソコンに表記できる これらの操作を行うには キーボードが6 点同時押しに対応していなければならない 点字の6 点はJIS 配列キーボード上で 図 2-5のように対応している F 1の点 ( 左手人差し指 ) D 2の点 ( 左手中指 ) S 3の点 ( 左手薬指 ) J 4の点 ( 右手人差し指 ) K 5の点 ( 右手中指 ) L 6の点 ( 右手薬指 ) 図 2-5 JIS 配列キーボードと凸面書き点字タイプライタのキー 3

4 手持ちのJIS 配列キーボード上のこれらの6つのキーを同時に押して め の字が表示できた場合は そのキーボードは6 点入力に対応している < 確認方法 > すべてのプログラム アクセサリ メモ帳 を開く FDSJKLのキーを同時に押して入力 画面に FDSJKL の6つの文字が一度に表示されれば 6 点入力対応のキーボードということになる ( FDSJKL の並び順は不同 6つの文字が一度に表示されればOK ) 画面に3つや4つの文字しか表示されない場合は 6 点入力には不対応 フルキーでのローマ字入力のみをする場合は 6 点入力に対応している必要はないが 点字データを編集する場合には必要になる (3) 授業の流れ 1 パソコンによる6 点入力で 50 音 濁音 拗音等の確認 2 30 までの数字入力の確認 3 点字印刷した物語を読み 句読点 マス空けなどを意識しながらパソコンで正確に転写する 4 点字プリントと点字ディスプレイを同時に比較させながら誤表記を確認させ 同じ表現になるよう訂正 編集させる 6 タイマーにより作業の終了を知らせる 図 2-6 ICT 機器を活用した点字学習システム 5 ICT 機器活用の効果キーボードカバーを利用したパソコンによる6 点入力 ( 点字 ) の利点は 以下のように考えられる 1 キーボードのタッチがソフトなため 点の抜けによる誤表記が減る また 入力操作による手の疲労を軽減できるので 以前よりも長い時間作業に取り組むことができる 2 入力した文字 ( 点字 ) は点字編集ソフトが音声で読み上げるので 耳で確認しながら入力を続けることができる 3 点字ディスプレイを併用することで 入力した点字を指で確認することができるが 紙の場合と異なり 誤字はその場で消去され残らない 4 レバー操作等は不要であり 行送り等も自動で行われる 行替えによる行頭への移動も Enter キーのみで行うことができ 文章の訂正 編集が手軽にできる 実践により 生徒に次のような変容が見られた 1 入力操作の工夫によって誤入力が減った また 音声のフィードバックにより 誤入力にすぐに気付きスムースに修正が行えた 2 凸面書き点字タイプライタからの入力方法の切り替えのため マス空けや改行が丁寧に行えず ベタ打ちの状態であったが 点字ディスプレイと併用することで点字プリントの表記と照らし合わせることができ 気持ちの上で納得しながら修正を行うことができた 3 操作方法及び作業内容に見通しが持てるようになると 50 分間集中して授業に取り組めるようになり 表記も正確さが増していった 4 本生徒の好きな曲をタイマー音 ( エレクトリカルパレード ) にセットしたソフト 4

5 を用意し この音が流れたら作業を終わりにします という取り決めを本児と交わし 授業に取り入れたところ効果覿面で タイマー音が鳴るとすっと手をひざに置き 作業を終わってもいいですか?( 本人を尊重するため ) はい という流れが出来上がった 6 まとめと今後の課題授業を重ねるにつれ 楽しかった またやりたい という本生徒の発言が聞かれるようになり 凸面書き点字タイプライタを使用していた時期の受身的な学習から主体的な学習へと大きく変化したことが伺える このことから 点字学習に ICT 機器を利用したことは 点字表記の技術的な向上のみならず 学習の達成感を本生徒に受け止めさせるのに大いに役立ったといえる また 今回の授業の特徴として ICT 機器を生徒に有効に活用させるための補助教具を3つ利用していることが上げられる 1 6 点入力可能なキーボード及び 6 点入力専用に工夫されたキーボードカバー ( 自作 : 図 2-1) 2 点字の文章を効率よく読み取るために工夫した読み取りガイド ( 自作 : 図 2-3) 3 指導者操作用の6 点入力可能なキーボード これらの教具は 重度重複の生徒に ICT 機器を活用させるために作ったもので これらがなければ ICT 機器活用の効果も半減し 生徒の集中力もここまでは上がらなかったであろう 今後 ICT 機器の活用を盲学校の重度重複の児童生徒に広めていくには 個々の生徒のニーズに応じた ICT 機器を活用するための工夫が様々に行われ それらをデータベース化して授業者が共有できる環境を用意していくことが求められる 図 2-7 中心に指導者が座り 左右の生徒を同時指導するように配置した様子 5

6 事例 2 盲弱混合学習グループへのアニメーションを活用した一斉指導の試み 1 事例の対象となる生徒及び指導形態 (1) 対象生徒 : 中学部 3 年 5 名 ( 全盲 1 名 弱視 4 名 ) (2) 在籍学級 : 普通学級 (3) 指導形態 : 一斉指導 2 指導の内容 (1) 指導教科等 : 技術 家庭技術分野 (2) ねらい : 力の伝達の方法を知る 歯車の種類を知る 図 3-1 点図ディスプレイを触察している様子 3 使用する ICT 機器等 (1) ハードウェア 1 パソコン 2 点図ディスプレイ (2) ソフトウェア 1 ウェブブラウザ 図 3-2 点図ディスプレイに表示された教材 4 使用した ICT 機器を選定した理由と選定のプロセス本学級の全盲の生徒は 点字の触読や凸図の読み取りは正確にできるが 空間の認知には課題や苦手意識がみられる 本授業の前段階として 図形の読み取りの学習を行ってきた それにより 簡単な三面図の読み取りができるようになった そこで 全盲の生徒は点図ディスプレイを使用してアニメーションのように変化する凸図の読み取りを行い 学習手段として墨字を使用する生徒は画面に映し出された図形や動画を見ながら説明を聞くことで 全員が同時に同じものを確認しながら理解を深めることができると考え 上記の機器を選定した なお 教材は インターネット上の教材を使用し 弱視生徒 4 名については 市販のウェブブラウザとそれに搭載されている画面拡大機能を活用した 5 ICT 機器活用の効果点図ディスプレイを使用したことで 一斉指導が可能になり 生徒の学習にかかる時間を十分に確保できるようになる 本学習グループでは 弱視の生徒たちは手元のプリントや画面に映し出されたアニメーションを見て学習を進めることができるが 全盲の生徒はプリントを触るだけでの理解は難しく その都度教員による個別の対応が必要であり その間他の生徒の待ち時間ができてしまう そこで 画面に映し出しているものと全盲の生徒が触るものを同じにすることで 何について説明をしているのか 触っている図のどの部分に注目すればよいのかが分かりやすく 弱視の生徒の待ち時間も少なくなる 6 まとめと今後の課題実際に授業を行ったところ 生徒から 言葉で説明されるよりも実際に図を触りながらの方がわかりやすい という声が聞かれた 一方で 細かい部分を触ると全体の形が分かりにくくなることがあるので 難しい という感想が出された さらに 凸図による動画では 速さの違いを読み取ることが難しいことが分かった 今後の課題としては 点図ディスプレイでも読み取りやすく 同時に画面で映し出しても弱視の生徒が読み取りやすい教材の条件を明らかにすることが求められる 6

7 事例 3 視覚障害と知的障害を併せ有する児童に対する文字指導 数指導の試み 1 事例の対象となる児童及び指導形態 ( 個別 ) (1) 対象児童 : 小学部 4 年 弱視 知的障害 ( ダウン症 ) 1 名 (2) 在籍学級 : 重度重複学級 (3) 指導形態 : 個別指導 2 指導の内容 (1) 指導教科等 : 国語 算数 (2) ねらい : JIS 配列のキーボードを用い カナ入力で文字の入力ができる カタカナで書き表す言葉の種類を知り 適切に使用できる 和が 10 以内の加法計算 被減数が 10 以内の減法計算ができる 3 使用する ICT 機器等 (1) ハードウェア 1 パソコン (2) ソフトウェア 1 スクリーンリーダー 1 スライド作成ソフト 2 各教科学習支援ソフト ( 図 4-1 国語支援ソフト )( 図 4-2 算数支援ソフト ) 4 使用した ICT 機器を選定した理由と選定のプロセス印刷物や具体物を使用した学習では 教材が本児にとって見えにくかったり教材を注視 追視することが難しかったりする場面があった そこで パソコンを活用したところ 教材の注視 追視する時間が長くなったり ひらがなの書き順やカタカナの字形を目で確認しながら覚えようとしたりするなど 学習への意欲が高まる様子がみられた これらの実態を踏まえ 次の視点から計画的に ICT 機器を活用した授業を計画した 1 見え方に応じた教材の提示 2 見え方に応じたアニメーションの活用 3 目と手の協応の力を高めるためのキーボードの活用これらの視点から効果的な指導を行うために 上記の機器を選定した 5 ICT 機器活用の効果国語 算数に対するパソコン活用の効果は以下のように考えられる 1 スクリーンリーダーを利用することにより 児童が操作や入力の間違いに自ら気付くことができ 即座に対応できる 2 スライド作成ソフトや学習支援ソフトを使用することで 注視 追視ができる時間が長くなり 数え間違えが少なくなったり 筆順を確実に覚えられるようになったりする 6 まとめと今後の課題これまでの実践をふまえ 知的障害を併せ有する弱視の児童への ICT 機器の活用にについて 次のような成果と課題がみられた (1) 成果 1 授業中に教材の属性 ( 大きさ 配色等 ) の調整が短時間で行えるため 一人一人の見え方に応じた教材を 本人のフィードバックを受けながら提示できる 2 様々な入力機器があり 本人にとってストレスが最も少ない方法を選択できる (2) 課題 1 児童一人一人に応じた見えやすい画面設定をスムーズに設定する方法を開発する 2 タッチパネルやマウス等 キーボード以外の入力措置の使用技術習得のための指導プログラムを明らかにする 7

8 事例 4 弱視児童に対する ICT 機器を活用したインターネット検索の指導の試み 1 事例の対象となる児童 および指導形態 ( 個別 ) (1) 対象児童 : 小学部 4 5 年 弱視児 4 名 (2) 在籍学級 : 普通学級 (3) 指導形態 : 一斉指導 2 指導の内容 (1) 指導教科等 : 総合的な学習の時間 (2) ねらい : 自分の関心に基づきインタ ネットを使って調べることができる 調べたことを理解し まとめ 発表することができる 個々の実態に応じたソフトウェアを使うことができる 3 使用する ICT 機器等 (1) ハードウェア 1 パソコン 2 拡大文字が刻印された JIS 配列キーボード 3 タッチパネル機能付きディスプレイ (2) ソフトウェア 1 音声ブラウザ ( ウェブページ読み上げソフト ) 2 画面拡大ソフト 4 使用した ICT 機器を選定した理由と選定のプロセス対象児童の実態は次の通りである 1 キーボードに刻印された文字は認識することができるが JIS 配列キーボードによる文字入力に時間がかかる児童 2 名 2 キーボードに刻印された文字や拡大されたウェブページの認識が難しいが 6 点入力ができる児童 1 名 3 キーボードに刻印された文字の認識はできるが キーボードによる文字入力ができない児童 1 名 これらの実態を踏まえ インターネットによる検索をする際に 文字入力が難しい児童に対しては HTML テキストでインデックスページをあらかじめ作成し タッチパネルで選択できるようにした テキストの内容が見えにくい児童に対しては 画面拡大ソフトを使用した 併せて 音声ブラウザを使って内容を音声で確認できる環境を用意した 5 ICT の使用効果弱視児の ICT の使用の利点は以下の 2 点があげられる 1 視覚的に把握する情報が多いウェブページを音声ブラウザを利用することにより ウェブページの構成や内容が確認できる 2 タッチパネルと HTML による自作インデックスページを組み合わせることにより マウスポインタを追視したり キーボードによる文字入力をしたりせず 直接 該当する語に触れるだけで 目的のウェブページを閲覧することができる 6 まとめと今後の課題これまでの実践をふまえ 次のような成果と課題がみられた (1) 成果 1 タッチパネルを使用することで 直感的な操作が可能になった 2 音声で内容を確認することで 主体的な調べ学習が容易になった (2) 課題 1 児童の実態に応じたインデックスページを随時更新していく必要がある 2 マウス キーボード等 タッチパネル以外の入力措置の使用技術習得のための指導プログラムを明らかにする 8