Ⅱ. シナリオの準備 物語の用意 :1 つの物語を形成する 冒険行路 は複数の 冒険 からなり 1 つの冒険には複数の シナリオ があります 冒険行路 冒険 シナリオカードをプレイエリアに配置します 最初は 忘却海岸の危機 をプレイすることになりますが その場合 冒険行路は特に意味をなしません ルー

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1 Pathfinder Adventure: Rise of the Runelords / Paizo(Mike Selinker) ようこそヴァリシアへ パスファインダー アドベンチャー : ルーンロードの帰還 /Paizo( マイク セリンカー ) / 日本語版 /2~6 人 /90 分 それは滅んで久しい帝国の巨石遺構が散在する領域 峻険なる山々と豊かな海洋に囲まれた 霧に煙る 森と起伏が緩やかな平原の 険しくも荘厳なる地 その住人は頑健な開拓者や成り上がりの貴族であり こ の過酷な環境で歴史に自分の名を刻むことを望んでいた そんな開拓地を離れると 文明の恩恵に浴してい ない野獣や巨人が丘や森をうろつき ちょっとした冒険や勇敢さを必要とする伝説的偉業の源泉となっていた そんなヴァリシアの謎を全て解き明かしたいと言える者は未だいない その暗がりの影の中では太古の悪が再び 活動を始めていた 崩れ行く廃墟で暗黒の魔術が再びうなりをあげ 巨人どもは恐るべき軍団を組織している 狂信者は邪な 神の名において殺戮を行い 執念深いゴブリンたちは平和な町サンドポイントを焼き払おうと 邪悪な計画を 練っている ルーンロードたちが戻ってきた そんな怪しい噂が広まりつつある だが物語は未だ書かれていない その結末 を決めるのは君ら自身なのだ /// ゲームの目的 /// 冒険者たちのパーティは危険極まりない敵を打倒する探索行において常に時間に追われることになります 勇者たちはほとんどのシナリオにおいて 宿敵を追っていくつかの施設を調査することになります 時間切れにな る前に宿敵を追い詰めて倒す必要がありますが そのためには各施設 ( ロケーション ) を綺麗に掃討するか 守り抜く必要があります そうしなければ 彼らの邪悪な計画は止められなくなるでしょう クラス パックはどの冒険行路でも使用できるようにデザインされているため 左上のロゴはクラス パックのものになっています また 右上に P の文字のあるカードはプロモーションカードです 勇者 または 専用 属性のあるカードは その勇者を使用する場合のみ使用します それ以外のプロモーションカードは冒険行路の第 1 章を始める時に混ぜることが可能になります 分類 ( 種別 ) カードは以下の分類 ( 種別 ) に分けられます 勇者 ( キャラクター 称号 所在 ) 物語( 冒険行路 冒険 シナリオ ) 施設 追補( 部隊 ) 苦難 ( 宿敵 手下 怪物 障害 ) 支援( 武器 防具 道具 呪文 仲間 祝福 財宝 ) /// 冒険の準備 /// Ⅰ. 勇者作成 ( 既に作成済みの場合は飛ばす ) 勇者の選択 : 各プレイヤーで 1 人ずつ別々の勇者を選びます 1 人が複数の勇者を選択しても構いません それは ルーンロードの帰還 のアドベンチャーを通してその勇者が死亡するまで変えることはありません もし冒険の途中で勇者を変えたくなったら シナリオの開始前に 勇者死亡時のルール に則して新たに勇者を作成することもできます 勇者デッキの構築 : キャラクターシートの カードリスト は どの種別のカードが何枚必要かを表しています カードプールから種別ごとに必要な枚数分だけ 標準 属性のカードを任意に選び出し デッキを構築します 推奨デッキ リスト 武器 六尺棒 道具 灼熱石 防護の腕甲 写本エズレン 呪文 アーケインアーマー ディテクトマジック フォースミサイル インヴィジビリティ レヴィテート スリープ ライトニングタッチ 2 仲間 夜警 賢者 旗持ち 武器 軽クロスボウ 2 短弓 2 投石具 防具 革鎧 道具 生命の呪符 かなてこ 聖水ハルスク 仲間 カラス 祝福 神々の祝福 5 こうしてゲームを繰り返すことによっていくつかのシナリオを完遂し デッキを成長させ 自分の勇者をカスタマイズし より強力な冒険 物語の結末へと挑むことができるようになるのです /// カード セット /// 識別符号 パスファインダー アドベンチャーの各カードには 2 つ 1 組の識別符号があります 左上隅には 冒険行路のロゴ 右上隅には特定の製品に対する文字もしくは数字があります 基本セットなら Basic の B 追加勇者パックなら Character の C 各冒険パックなら章番号に対応する 1 ~ 6 の数字があります 数字のない章番号を参照しなくてはならない場合 0 とみなします キーラレムメリシエルシオニヴァレロス 武器 鎚矛 六尺棒 防具 鎖帷子 木の盾 道具 聖水 呪文 キュア ガイダンス メンディング 仲間 護衛 祝福 神々の祝福 6 武器 投石具 道具 写本 盗賊七つ道具 呪文 キュア レヴィテート サンクチュアリ ストレングス 仲間 夜盗 賢者 楽人 祝福 神々の祝福 5 武器 短剣 投げ矢 防具 革鎧 道具 撒き菱 かなてこ 雄弁の霊薬 視認の霊薬 盗賊七つ道具 2 仲間 夜盗 護衛 祝福 神々の祝福 4 道具 灼熱石 防護の腕甲 頑健の霊薬 呪文 アーケインアーマー フォースミサイル インヴィジビリティ 仲間 護衛 楽人 案内人 2 祝福 神々の祝福 5 武器 短剣 鎚矛 片手剣 長剣 2 防具 鎖帷子 木の盾 2 道具 つるはし 隠身の霊薬 仲間 夜警 旗持ち 祝福 神々の祝福 3

2 Ⅱ. シナリオの準備 物語の用意 :1 つの物語を形成する 冒険行路 は複数の 冒険 からなり 1 つの冒険には複数の シナリオ があります 冒険行路 冒険 シナリオカードをプレイエリアに配置します 最初は 忘却海岸の危機 をプレイすることになりますが その場合 冒険行路は特に意味をなしません ルーンロードの帰還 ( 冒険行路 ) プロローグ : 忘却海岸の危難 ( 冒険 ) 1 章 ( 冒険 ) 終章 1 話 2 話 ( シナリオ ) 1 話 2 話 ( シナリオ ) 終話施設の用意 : シナリオカードの裏面には そのシナリオで使用する施設の名前が記載されています 勇者の人数が増えると使用する施設も増えます 勇者の人数以下の数字に対応する施設カードを全てプレイエリアに配置します 施設デッキの構築 : 施設カードには その施設のデッキを構成するカードの種別と枚数が 山札リスト に記載されています カードプールから種別ごとにランダムに必要な枚数を抜き出してデッキとし 施設カードの隣に配置します 宿敵と手下の追加 : シナリオカードには 1 体以上の 宿敵 と 1 種類以上の 手下 が指定されています そのリストに従って上から順に施設カードと同数枚抜き出します それらをシャッフルし 1 枚ずつ各施設デッキに追加します その後 各施設デッキをシャッフルします 祝福デッキの構築 : カードプールからランダムに 30 枚の祝福カードを抜き出してデッキとし シャッフルした後 プレイエリアに配置します 所在カードの配置 : 各プレイヤーはゲームを介する施設を選び そこに自分の勇者の所在カードを配置します 複数の勇者が同じ施設にいても構いません 開始時の手札を引く : キャラクターシートの手札制限枚数を確認し その数になるまで自分の勇者デッキからカードを引きます この時 手札に勇者ごとに定められた 好みの種別 のカードが 1 枚もなければ その手札を全て捨て札にし 改めて手札を引き直します これを 好みの種別 のカードが来るまで繰り返します その後 捨て札のカードをデッキに戻しシャッフルします * もし 好みの種別 が複数ある場合は 手札を引く前に内 1 つを選択して宣言する必要があります 部隊の追加 : もし部隊カードを利用する勇者を使用する場合は そのプレイヤーは対応するカードを手札に加えます /// シナリオのプレイ /// 手番の行動 手番プレイヤーは以下のステップを順に処理していきます 使用するタイミングを指定されていないカードはステップの合間に何枚でもプレイでき いくつでも能力を使用できます 祝福ステップ : 手番開始時 祝福デッキから 1 枚引いて公開し祝福の捨て札置き場に表のまま配置します このステップを含む何らかの理由によって祝福デッキからカードを引く枚数が足りなければ パーティはそのシナリオに敗北します なお 手番開始時 に起動する能力は祝福カードを引いた後に発生します 譲渡ステップ : 同じ施設にいる他の勇者に自分の手札から 1 枚カードを渡すことができます 移動ステップ : 自分の所在カードを別の施設へ移動させることができます 移動によって施設を離れたり訪れたりすると それにより付随効果が起動することがあります また 何らかの効果で移動を強制される場合 必ず今いる施設とは別の施設を選択しなければなりません ただし 移動を制限する効果の影響下にあるなら 移動はできません 調査ステップ : 手番プレイヤーは 1 回だけ 今いる施設で調査を実行できます これは常に その手番で最初の調査でなくてはなりません 調査する場合 今いる施設デッキから 1 枚引いて公開します 勇者はそのカードと 遭遇 したことになります それが 支援 なら獲得を試みることができます そうしないなら自動的に失敗したものとして扱います 苦難 なら討伐か回避を試みなくてはなりません なお 追加で調査を可能にする効果や能力がありますが これらはいくつ重なってもただ 1 回分の追加として扱います 遭遇時起動効果の適用ステップ : 遭遇時に その遭遇したカードの能力が起動するとある場合 このステップで起動されます また カードとの遭遇の際に使用できると記されている他の能力やカードも ここで使用もしくはプレイできます 回避効果の適用ステップ ( あるなら ): 遭遇中のカードを回避する能力やカードがあるなら 使用もしくはプレイできます 遭遇したカードの能力が この回避に関係あるなら それらの効果もここで起動します 回避に成功したなら そのカード上の他の能力は一切起動することはありません 施設デッキに戻してシャッフルしてください これで この遭遇は終了します 行動前効果の適用ステップ ( あるなら ): 遭遇中のカードの上に 勇者の行動前に起動する能力があるなら このステップで起動します また 行動前に使用できると記されている他の能力やカードも ここで使用もしくはプレイできます 判定の実行ステップ : ほとんどのカードは獲得もしくは討伐するために判定を成功させなくてはなりません カードの判定の部分で ナシ もしくは 下記参照 とあった場合 そのカードの能力を参照して指示に従ってください 討伐もしくは獲得を自動的に成功させる能力があるなら 判定せずに使用しても構いません 判定後 その判定を契機として発生する効果を解決します 詳細は 判定の方法 の項を参照 次の判定の実行ステップ ( 必要なら ): 他にも判定があるなら このステップで解決します 例えば 再 装填のために判定が必要なら このステップで起動します また 行動後に使用できると記されている他の

3 能力やカードも ここで使用もしくはプレイできます 遭遇の解決ステップ : 支援の獲得のための判定に成功したなら その支援カードを手札に加えます そうでなければ追放します 苦難の討伐に必要とされる全判定に成功したなら その苦難カードを追放します そうでなければ それは討伐されていないため 施設デッキに戻してシャッフルします 遭遇中に移動する場合 遭遇後に起動する効果は一切起動しません 遭遇中に強制的に手番が終了した場合 通常はそのカードを施設デッキに戻してシャッフルします ただし それが召喚されたものだった場合 追放します これで この遭遇は終了します 閉鎖ステップ : 施設デッキが尽き その施設がまだ閉鎖されていなければ この時点で 1 回だけ閉鎖を試みることができる その施設の 閉鎖条件 に従ってください 終了ステップ : 手番終了時に適用される全ての効果を処理します 強制的に手番を終了しなくてはならない場合を除き この段階でも手番中の勇者はカードをプレイしたり能力を使用することができます その後で 手札調整 を行います 手札調整 : まず 手札調整時 と指定された能力やカードを試用もしくはプレイできます 次に 好きな枚数だけ手札からカードを捨てることができます そして 自分の手札制限枚数と手札の数が同じになるように捨てるもしくは引かなくてはなりません これで手番は終了です 左隣のプレイヤーが次の手番を実行します カードプレイ時の行動 カード自体の文面で許されているなら 誰でもそのカードをプレイすることができます カードをプレイするとは そのカードで規定された何らかの行動を実行し カード上の能力を使用することです 既に配置されているカードの能力を起動した際も カードをプレイしたとみたします 支援をプレイしたとみたすと規定されている能力の使用もまた カードをプレイしたとみなします 公開 : 場に出します 使用した判定やステップが終了した段階で手札に戻します 配置 : 特に支持されていない限り 自分の山札付近に公開して配置します 配置されている限りカードの効果は有効です 配置されたカードは手札にもデッキにも捨て札にも存在しないとみなします ただし プレイせずに支援カードを配置するようなことがあったら その効果は無視します 捨て札 : 捨て札置き場に配置します 再装填 : 自分のデッキの一番底に裏にして戻します 埋蔵 : プレイエリア外の分かる所に配置します 以降 そのシナリオが終わるまで そのカードに影響を与えることはできません 追放 : そのカードを対応する種別のカードプールに戻してシャッフルします 判定の方法 ゲーム中に何度も 何かのために判定を成功させる必要が出てきます 新しい武器を手に入れるとか 怪物を討伐するとかです 判定を要求されたら それを望んで失敗することはできません 苦難カードには 討伐判定 という欄があり そのカードの討伐難易度が設定されています 判定に成功した場合 その苦難カードを追放します 失敗なら普通は元いた施設デッキに戻してシャッフルします 支援カードには 獲得判定 という欄があり そのカードの入手難易度が設定されています 判定に成功した場合 その支援カードを手札に加えます 失敗なら追放します 判定を実行するにあたって以下のステップを順に処理していきます 各判定では各勇者とも 特定の種別のカードを最大で 1 枚ずつしかプレイできませんし 各能力を複数回使用することもできません つまり 判定を有利にする呪文を既にプレイしているなら ダメージを減らす呪文は使用できません 特性値の選択 : 判定を要求するカードには必ず その判定にどの特性値が使用できるのか指定があります その中から実際に判定に使う特性値を 1 つ選択します 例えば 敏捷 解除 筋力 近接 とあったら そのうち判定に使うものを 1 つ指定します 勇者がいずれの特性値も保有していない場合でも判定自体は可能ですが 振れるダイスは最低の d4 となります 難易度の決定 : 判定を成功させるには 出目の合計に修正を加えた 達成値 が判定で指定された難易度以上でなくてはなりません その難易度を上下させるカードもあります 難易度に影響を与える全カード全能力を加算して難易度を決定します 判定に影響するカードのプレイと能力の使用 ( 任意 ): 判定に影響するカードのプレイや能力の使用が可能です ダイスの用意 : 使用する特性値とプレイするカードや使用する能力によって 振るダイスの種類と数が決定します ダイスを振る : 用意したダイスを全部振り 出目を合計し 全ての修正値を加え 達成値を出します マイナス修正がどれだけあったとしても 達成値の下限は 0 です 負傷 ( あるなら ): 怪物の討伐判定に失敗した場合 勇者は難易度と達成値の差だけのダメージを受けます カードに特別なルールが記されていない限り このダメージは戦闘ダメージであるとみなされます 負傷 ダメージを受けることになったら 自分を含む各勇者はダメージの種類が適合してそのダメージに関連したカードもしくは能力のみ プレイもしくは使用することができます ダメージに影響を与えるカードと能力の効果の適用がすべて完了したら 残ったダメージと同枚数 手札からカードを捨てます 手札枚数が足りない場合 あるだけ捨てます ( 残りのダメージは無視します )

4 瀕死と死亡 いかなる理由であれ 自分のデッキから 1 枚以上引くよう指示され その枚数だけそれが実行できない場合 その勇者は 瀕死 の状態になります デッキ 手札 捨て札の全てを埋蔵し すぐさま手番は終了します 瀕死の間は あらゆる行動が一切できなくなります 瀕死の勇者に影響する という指示がない限り 瀕死の勇者はいかなる影響も受けません この状態からの組成は極めて強力なカードでしか実行できません シナリオが終了するまでに蘇生できなかった勇者は完全に死亡することになります シナリオ終了後 他の勇者は死亡した勇者のカードをデッキを組み直す際に自分のデッキに組み込むことができます ここで組み込まれなかったカードは全てカードプールに戻します 全勇者が瀕死になった場合 プレイヤーたちはそのシナリオに敗北します 勇者が死亡したプレイヤーは 次のシナリオは別の勇者で始めてください 勇者デッキの構築 の項に従って新たな勇者デッキを組みます ただし 3 章以降の冒険を始める場合 [ 標準 ] 属性に縛られなくなります これからプレイする冒険の章番号より 2 つ以上章番号の小さいカードは全て使用できるようになります カードの召喚と追加 時にカードを召喚したり デッキに追加したりするよう指示があります その場合 指定されたカードをカードプールから抜き出して指示に従います もし 召喚すべきカードが既に場にありカードプールにない場合 それがあたかもあるかのように処理を行います 召喚されたカードは特別な指示がない限り 処理が終わった時点で消滅します ( カードプールに戻す ) また 宿敵や手下が召喚され 討伐したとしても シナリオが終了したり 閉鎖を試みることはできません なぜなら 召喚されたカードは施設デッキ内のカードではないからです 施設の閉鎖 ゲーム中 様々な方法で施設を閉鎖する機会が訪れます 一般的には 施設デッキが尽きた場合か 施設内の手下を討伐した時です ( その場合 その手下カードに指示があります ) 閉鎖条件で指示された条件を満たすことができたなら 宿敵 を見つけるために施設デッキを探索してください 実際に宿敵がいたら その施設デッキの宿敵以外のカードを追放します この時 施設の閉鎖はできませんが 宿敵の居場所を把握したことになります また この時 部隊カードが追放されるなら そうせずに遭遇することができます 宿敵との遭遇 殆どのシナリオには宿敵が 1 体設定されています 勇者たちが最後に戦わなければならない最強最悪の苦難です 宿敵は他の怪物と多くの点で一緒ですが 通常の怪物や手下と異なり 宿敵は単純に倒せばよいというものではありません 追い詰めなくてはならないのです 即ち 他の全施設を閉鎖し 宿敵が逃亡先として選ぶことができる場所がなくなるようにする必要があります 宿敵と遭遇した場合 以下の順に処理していきます 施設の一時的な閉鎖 : 宿敵に遭遇した時 何よりも先に他の閉鎖されていない各施設にいる各勇者はそれぞれ閉鎖条件を満たそうと試みることができます ( 施設デッキが尽きている必要はありません ) 何らかの理由で この処理が完了する前に移動してしまった勇者は移動先の施設の閉鎖を試みることができます これに成功した施設は一時的に閉鎖されることになり その施設が その遭遇において宿敵の逃亡先にならない という効果しかありません よって 通常の完全閉鎖時に伴う他の効果は発生しませんし その遭遇が終了したら一時的閉鎖は解除されます 宿敵との遭遇 : 他の苦難との遭遇と基本的には一緒ですが 宿敵カードやシナリオカードにある特殊ルールを確認してください 宿敵を倒したならその施設を閉鎖 : その施設の閉鎖条件を満たす必要はありません 施設の閉鎖 の項に従い 他の宿敵がいないかその施設デッキを探索した後 適切な処理を行います 宿敵の逃亡判定 : 他に閉鎖されていない施設が 1 つでもあったら 宿敵はそのうち 1 つへと逃亡します 宿敵を討伐したら : 閉鎖されていない施設の数を数え そこから 1 を引いた数だけの祝福をカードプールからランダムに抜き出し 宿敵カードと混ぜてシャッフルします その後 1 枚ずつ閉鎖されていない各施設デッキに追加してシャッフルします 宿敵を討伐し損ねたら : 討伐した場合と異なり 祝福カードは祝福デッキから抜き出します 宿敵の逃げ場所がなくなったら勝利 : 基本的には宿敵を追い詰めて討伐した時点で勝利となりますが シナリオによっては別の勝利条件が設定されている場合があります その場合は その宿敵を追放し プレイを続行します /// シナリオの終了 /// シナリオ 冒険 冒険行路の終了 探索しても宿敵がいなければ 完全閉鎖時 の効果を適用します まず 閉鎖前 と指定のある効果を適用し 施設の全カードを追放します 最後に 閉鎖時 と指定のある効果を適用し その施設カードを裏返します 勇者たちは完全閉鎖された施設にも移動することは可能です もしそこに何らかのカードがあるなら通常通りに調査して遭遇することができます 敗北 勝利 祝福デッキから必要なだけのカードが引けなくなった時 全勇者が瀕死になった時 宿敵を追い詰めて討伐した時 シナリオカードにある勝利条件を満たした時

5 敗北した場合 : そのシナリオを完遂したことにはなりません 次のシナリオに行く前に 今一度同じシナリオに挑み 勝利する必要があります ただし 全勇者が瀕死になって敗北した場合 通常 勇者は死亡したとして扱われます 勝利した場合 : シナリオカードに規定された報酬を獲得します また 今回のシナリオが冒険カードに記された最後のシナリオだったなら 冒険カードの報酬も獲得します 冒険行路も同様です 財宝 を獲得する場合 それはパーティの勇者間で自由に分けてください 同じシナリオ 冒険 冒険行路から報酬を受け取ることができるのは 特別な記述がない限り それぞれ一回きりです 更に言えば 同じシナリオや以前のシナリオを繰り返し行う必要はなく またそうすべきではありません 次のシナリオに進みましょう どちらの場合でも : 配置されている支援カードの内 特定の条件を満たした時に 追放される と記されているなら それらの条件を満たしたものとして追放します /// 次のシナリオへ /// 各シナリオの終了後 それぞれ自分の勇者デッキを組み直す必要があります それぞれのプレイヤーは勇者ごとに手札 捨て札 デッキ 埋蔵したカード 配置したカードを全て回収します その後 以下の順に処理していきます カードの交換 : 他プレイヤー ( 他勇者 ) との間で自由にカードを交換することができます 単に譲渡することも可能ですが デッキの種別 枚数構成は必ず勇者ごとにカードリストと一致しなければなりません デッキの再構築 : 自分たちのパーティが保有するカードを融通し合い 勇者ごとに勇者デッキを再構築します もし 必要な種別のカードが足りないためにルールに則したデッキを組むことができないなら 勇者デッキの構築 の項に従って足りない分だけカードプールから補充します ただし 3 章以降の冒険を始める場合 [ 標準 ] 属性に縛られなくなります これからプレイする冒険の章番号より 2 つ以上章番号の小さいカードは全て使用できるようになります /// ルール補足 /// 大原則 カードとルールブックの記述が異なる場合 基本的にはカードを優先します ただし ルールで できない とあることはどんなカードの記述でも覆すことはできません カード同士の記述が異なる場合 以下の優先順に従います 冒険行路 > 冒険 > シナリオ > 施設 > 追補 > 勇者 > その他上記優先順位とは別に 同じことに対してあるカードが できない 別のカードが できる となった場合 できない が優先されます カードの指示が実現不可能であった場合 ( 例えば 手札を 3 枚捨て札にしなければならないのに 手札が 1 枚しかない場合 ) 最大限従った上で それを無視します( 例の場合は手札 1 枚を捨て札にして 残りは無視します ) ただし 祝福デッキと勇者デッキからカードを引くよう指示があった場合には無視はできず 敗北や瀕死の処理を行います 注意すべきルール カードとの遭遇の際 各ステップにおいて 同じ種別のカードは最大で各勇者 1 枚までプレイできる 判定に祝福でダイスを加える場合 その勇者がその判定で使用するのと同じダイスになる 判定で使用できる特性値を勇者が持っていない場合 d4 を使用する 複数の判定を要する苦難の場合 遭遇した勇者がその内少なくとも 1 つを引き受ければ 他の判定は同じ施設にいる別の勇者が肩代わりできる 自分と同じ施設にいる勇者 には自分も含まれる 次への準備 : 生き残った全勇者のデッキの再構築が終わった段階で 余ったカードは全てカードプールに戻します 死亡した勇者がいれば この段階で新たに作成するのがよいでしょう シナリオが進み冒険を完了したなら 次の冒険に挑むことになります その場合 次の冒険パックの全カードをカードプールに混ぜます もしクラス パックを持っているなら 次の冒険の章番号と同じ番号のカードを全て同様に混ぜ入れます 次なるシナリオへ挑みましょう!

6 Pathfinder Adventure: Summary 手番 1. 祝福デッキから 1 枚を引いて公開し 捨て札にする 2.( 任意 ) 同じ施設の勇者 1 人に 1 枚カードを譲渡 3.( 任意 ) 他の施設へ移動 4.( 任意 ) 施設デッキを調査する 5.( 任意 ) 施設デッキが尽きているなら 閉鎖を試みる 6. 手番終了時の効果を適用し 手札を調整する 遭遇 1. 遭遇時の効果を適用 2. 回避効果の適用 3. 行動前の効果の適用 4. 判定の実行 5.( 必要なら ) 次の判定の実行 6. 行動後の効果の実行 7. 遭遇の解決 判定方法 1. 使用する特性値を決定 2. 難易度の決定 3.( 任意 ) 判定に影響するカードのプレイ及び能力の使用 4. ダイスの用意 5. ダイスを振る 6.( 判定に失敗したら ) 負傷 宿敵との遭遇 1. 施設の一時的閉鎖を試みる 2. 宿敵と遭遇 3.( 討伐したなら ) その施設を閉鎖 4. 宿敵の逃亡処理 5.( 逃亡先がなければ ) 勝利! 神々の祝福早見表戦闘ゴラムエラスティル非戦闘トローグカリストアサーレンレイイロリシェリンアイオメデイ呪文ファラズマ再装填デズナ 筋力敏捷筋力敏捷耐久知力判断魅力呪文のプレイ時効果再装填

7 エラッタ ( 誤 正 ) [B] 呪文 : チャーム パーソン ~ 埋蔵ではなく捨て札にする ~ 埋蔵ではなく追放する [B] 呪文 : メンディング [ 信仰 ] [ 秘術 ] もしくは [ 信仰 ] [B] 武器 : 鎚鉾 の属性 [ 基本 ] [ 標準 ] [B] 武器 : 六尺棒 の属性 [ 基本 ] [ 標準 ] [B] 防具 : 革鎧 公開するなら ~ 再装填するなら ~ [B] 道具 : 写本 [ 知識 ] [ 教養 ] [B] 道具 : 知識の書 知識判定 教養判定 [1] シナリオ : 動乱のサンドポイント の裏面 薬種商 薬屋 [1] シナリオ : シスルトップ潜入 シヘドロンのメダル サイヘドロンのメダル