放射線被ばくによる過剰リスク自然放射線大地から0.46 生活の中の放射線被ばく量は? 放射線医学総合研究所ホームページより ( 出典 : 資源エネルギー庁 2000) 宇宙から 0.38 人工放射線体内の放射性物質空気中のラドン食物から0.24 から1.3 世界平均 1 人あたりの 2.4 m

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いぶきはらしない
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1 日本小児科学会日本小児保健協会日本小児科医会共催第 6 回子どもの食育を考えるフォーラム原子力災害における食品の放射線汚染と内部被ばくを考える福島県立医科大学放射線健康管理学講座大津留晶内容 1. 放射線の基礎知識 2. 原爆の人体影響 3. チェルノブイリ原発事故 4. 東電福島第一原発原子力災害平成 24 年 1 月 21 日飯田橋レインボービル被ばくと汚染の形式 1. 放射線の基礎知識外部被ばく内部被ばく表面汚染創ー放射線の単位ー Bq ベクレル放射能の強さ = 放射線を出す能力 (1Bq=1 秒間に 1 個の原子核が崩壊 ) (1Gy= 1 ジュール /1kg) 1 Sv = 1000 msv( ミリシーベルト ) 1 msv = 1000μSv( マイクロシーベルト ) グレイ Sv シーベルト人が受けた放射線の量 = 放射線が人体に与えるリスクの指標人体への影響は内部被ばくも外部被ばくもシーベルト (Sv) で表すことで同じ指標で評価できる 1

放射線被ばくによる過剰リスク自然放射線大地から0.46 生活の中の放射線被ばく量は?

: ~0.19 msv (~7μSv/ 時 ) 胸部単純 X 線 1 回あたり : 0.

100 牛乳 50 ほうれん草 200 干しシイタケ 700 ポテトチップス 400 干し昆布

以下をめざした食品放射線規制値年間 1mSv 以下をめざした規制値に変更予定 (H24.

2 放射線被ばくによる過剰リスク自然放射線大地から0.46 生活の中の放射線被ばく量は? 放射線医学総合研究所ホームページより ( 出典 : 資源エネルギー庁 2000) 宇宙から 0.38 人工放射線体内の放射性物質空気中のラドン食物から0.24 から1.3 世界平均 1 人あたりの 2.4 msv 1 年間放射線量 : (0.27μSv/ 時 ) 胸部 CT スキャン 1 回あたり : 6.9 msv (6900μSv) 食品内の放射性物質 (K-40) 東京ニューヨーク往復飛行機の旅 : ~0.19 msv (~7μSv/ 時 ) 胸部単純 X 線 1 回あたり : 0.06 msv (60μSv) 米 30 ドライミルク 200 お茶 600 魚 100 牛肉 100 牛乳 50 ほうれん草 200 干しシイタケ 700 ポテトチップス 400 干し昆布 2000 (Bq/kg) 参考 : 原子力安全研究会資料より年間内部被ばく 1mSv 以下をめざした食品放射線規制値年間 1mSv 以下をめざした規制値に変更予定 (H24.4 より施行予定厚生労働省発食安 1227 第 1 号 H23 年 12 月 27 日 ) 2. 原爆の人体影響 ( 人 / 年 ) RERF LSS Cohort(12 万人 ) よりがん ( 悪性腫瘍 ) 白血病良性疾患 2

1 万人年あたりの過剰症例数過剰相対リスク被爆者における放射線誘発白血病リスク 10 (DS02, 1950 年 ~2000 年 ) 被爆者における放射線発癌リスク 1.

5 0 0 1000mSv 2000mSv 3000mSv 100mSv (RERF LSS cohort より ) UNSCEAR 科学疫学上の線量 ICRP の放射線によるがん過剰死亡リスクの考え方

4 msv/y ミリシーベルト放射線医学総合研究所 HP より 1000 msv 被曝による固形がんの過剰発生リスクと被爆時年齢ならびに到達年齢の影響被爆時年齢 10 歳 30 歳 50 歳

3 1 万人年あたりの過剰症例数過剰相対リスク被爆者における放射線誘発白血病リスク 10 (DS02, 1950 年 ~2000 年 ) 被爆者における放射線発癌リスク 1.5 (DS02, 年 ) mSv 2000mSv 100mSv (RERF LSS cohort より ) mSv 2000mSv 3000mSv 100mSv (RERF LSS cohort より ) UNSCEAR 科学疫学上の線量 ICRP の放射線によるがん過剰死亡リスクの考え方 ICRP 安全管理上の線量職業被ばく限度一般人の被ばく線量限度? 自然放射線レベル 2.4 msv/y ミリシーベルト放射線医学総合研究所 HP より 1000 msv 被曝による固形がんの過剰発生リスクと被爆時年齢ならびに到達年齢の影響被爆時年齢 10 歳 30 歳 50 歳固形がんのリスクも高線量では 20 才未満のリスクが高いしかし 500mSv 以下の被ばくではリスクが小さくて対照群 (5mSv 未満 ) との差はどの年齢でも観察されない (D. L. Preston et. al. Radiation Res. 168: 1-64, Data from RERF s LSS cohort) Preston et al. (2007) Radiat Res 168,

インド高自然放射線地域住民の発がんケララインド戸外平均線量 4 msv/ 年以上高い地域では ~70 msv/ 年

Nair et al, Health Phys 96, 55 (2009) 酒井一夫放射線の人体への影響胎児障害

胎児の発がん小児よりもリスクは低い 200mSv 以下では不明 * 遺伝的障害ショウジョウバエやマウスでは (2 世

100(6):428-36, 2008. チェルノブイリ原発事故 I-131 プルームシミュレーション 3.

5 msv/ 年 ) 37 185 GBq km-2 ( 1-5 Ci km-2) 185 555 GBq km-2

4 インド高自然放射線地域住民の発がんケララインド戸外平均線量 4 msv/ 年以上高い地域では ~70 msv/ 年癌の相対リスク急性の被ばく慢性の被ばく (msv) 総線量 (Gy) Nair et al, Health Phys 96, 55 (2009) 酒井一夫放射線の人体への影響胎児障害 100 msv 以上 (8~15 週齢 ) 200 msv 以上 (16~25 週齢 ) 主な障害は精神発育遅延胎児の発がん小児よりもリスクは低い 200mSv 以下では不明 * 遺伝的障害ショウジョウバエやマウスでは (2 世 ) 認められているがヒトでは認められていない * Preston, et al J Natl Cancer Inst 100(6):428-36, チェルノブイリ原発事故 I-131 プルームシミュレーション 3. チェルノブイリ原発事故 26 April 1986 ウクライナ Cs-137による地表汚染レベル別のチェルノブイリ住民 555K Bq/m 2 以上 : 27 万人 ( msv/ 年 ) KBq/m 2 : 700 万人 ( msv/ 年 ) GBq km-2 ( 1-5 Ci km-2) GBq km-2 (5-15 Ci km-2) >555 GBq km-2 (>15 Ci km-2) 30km zone around the Chernobyl nuclear plant River National border 4

137 Cs 40 K Cs-137 の内部被ばくと土壌汚染の関連 WBC で 90% の被検者は 100Bq/kg 以下 0.

50Bq/kg は 1000Bq 500Bq/kg は 10,000Bq 1991 年 5 月以降 10 年間で 20 万人の学童検診 - チェルノブイリ笹川プロジェクト - 0

1999 年 ) (%) 100 ウクライナジトミール州における内部被ばくチェルノブイリ原発事故後のベラルーシにおける子供の内部被ばく量 ( 実測 ) 10 1 0.1 <0.

01 0-20Bq/kg 20-70Bq/kg 70-200Bq/kg >200Bq/kg ( 林田直美医学のあゆみ, 239: 1007-1011, 2011 より改編 )

pdf 事故当時 0 から 10 歳の子どもへの放射線リスクに対する日本からの支援 2000Bq/body 30Bq/kg 40000 Bq/body 原子力百科事典

5 137 Cs 40 K Cs-137 の内部被ばくと土壌汚染の関連 WBC で 90% の被検者は 100Bq/kg 以下 0.3% が 500Bq/kg を超えていた Cs Bq/kg の実効線量は約 1mSv 但し WBC 検出限界は 540Bq 体重 20kg の子供の場合 50Bq/kg は 1000Bq 500Bq/kg は 10,000Bq 1991 年 5 月以降 10 年間で 20 万人の学童検診 - チェルノブイリ笹川プロジェクト土壌中のセシウム 137 の汚染密度 (KBq/m 2 ) ( チェルノブイリ原発事故被災児の検診成績 : 放射線科学第 42 巻第 10 号 -12 号 1999 年 ) (%) 100 ウクライナジトミール州における内部被ばくチェルノブイリ原発事故後のベラルーシにおける子供の内部被ばく量 ( 実測 ) <0.1mSv 0.1-1mSv 1-5mSv 5-10mSv 10mSv 原著にもデータ採取時期の明記なし (1990 年代後半 ~2000 年前後と思われます ) Bq/kg 20-70Bq/kg Bq/kg >200Bq/kg ( 林田直美医学のあゆみ, 239: , 2011 より改編 ) 長期汚染地域の住民のための放射線防護の実用的手引きより引用事故当時 0 から 10 歳の子どもへの放射線リスクに対する日本からの支援 2000Bq/body 30Bq/kg Bq/body 原子力百科事典 ATOMICA より引用左グラフ : 食卓にあがった放射能 ( 高木仁三郎渡辺美紀子著七つ森書館 ) より引用 1991 年 96 年までの 12 万の検診で 64 名の甲状腺癌 4 名の白血病を認めた 5

年間患者総数ベラルーシゴメリ地区における小児甲状腺癌の生年別頻度 (1998 年 ~2000

4 月 27 日 ~12 月 31 日 1987 年 1 月 1 日 ~ 1989 年 12 月 31

children and adolescents- Malignant 19% Benign 81% 31

Lancet 358:1965-66, 2001 ベラルーシにおける小児甲状腺がんの年度別発生頻度 (0

, Arq Bras Endocrinal Metab 2007) 2006 年チェルノブイリ事故 20

精神的な障害 ( 不顕性 ) が最大の健康影響 ; 至急対策が必要東北地方太平洋沖地震 (2011 年

6 年間患者総数ベラルーシゴメリ地区における小児甲状腺癌の生年別頻度 (1998 年 ~2000 年における検診結果 ) 1983 年 1 月 1 日 ~ 1986 年 4 月 26 日生 1986 年 4 月 27 日 ~12 月 31 日 1987 年 1 月 1 日 ~ 1989 年 12 月 31 日生小児甲状腺結節の悪性度の割合 -Thyroid nodules detected in 128 children and adolescents- Malignant 19% Benign 81% 31 人 / 9720 人 1 人 / 2409 人 0 / 9472 人 Y. Shibata et al. Lancet 358: , 2001 ベラルーシにおける小児甲状腺がんの年度別発生頻度 (0 15 歳 ) (Demidchik YE, et.al., Arq Bras Endocrinal Metab 2007) 2006 年チェルノブイリ事故 20 周年のまとめ IAEA WHO など 8 国際機関およびロシアベラルーシウクライナ 3 共和国合同会議 (UNSCEAR2008 報告書 ) 健康影響のある人 1. 急性放射線障害の症状 134 人 (237 人が入院 ) 3 ヶ月以内に 28 人死亡その後 20 年間に 15 人死亡 2. 小児甲状腺癌約 4800 人以上そのうち死亡が確認された人 9 名 (-15 名 ) 2012/3/4 原発事故の放射性ヨウ素の食事からの内部被ばくが原因 3. 白血病も含めその他の疾患の増加は確認されていない 4. 精神的な障害 ( 不顕性 ) が最大の健康影響 ; 至急対策が必要東北地方太平洋沖地震 (2011 年 3 月 11 日 14:46 Mw:9.0) とその後の津波による全電源喪失などにより発生 4. 東電福島第 1 原発原子力災害福島第 1 原子力発電所 1 号機 2 号機 3 号機 ( 運転中 ) 緊急炉心停止注水機能 ( 冷却能力 ) 喪失水素爆発による建屋破壊 4 号機 ( 定期検査中 ) 燃料プールの冷却能力喪失爆発による建屋破壊放射性物質の環境への漏えい 36 福島第一原子力発電所 6

1 22:00 2 22:00 7:00 15:00 1 1 1 福島第 1 原発事故と住民退避避難住民に対する放射線スクリーニング 3/11 16:45 原災法第 15 条事象通報 21:23 半径 3km 圏避難指示 3/12 5:44(13H 後 ) 半径 10km 圏避難指示

206,825 人 102 人 (μsv/ 時 ) いわき市 25 20 15 10 5 0 南相馬市福島県内の原発事故後の空間線量経過福島市飯館村県北福島市県中郡山市 1 合庁 3 階県中郡山市 2

金 3/19( ) 土 3/20( ) 日 3/21( ) 月 3/22( ) 火 3/23( ) 水 3/24( ) 木 3/25( ) 金 3/26( ) 土 3/27( ) 日 3/28( ) 月 3/29( ) 火 3/30( ) 水 3/31( ) 木 ) 4/1( 金 )

131はヨウ素 131: 590 万テラベクレル 3 月 11 日から4 月 5 日までの大気中へ放出された放射能の総量として放射性ヨウ素 : 15 万テラベクレル放射性セシウム : 1.2 万テラベクレル (16 万 TBq) (1.

7 1 22: :00 7:00 15: 福島第 1 原発事故と住民退避避難住民に対する放射線スクリーニング 3/11 16:45 原災法第 15 条事象通報 21:23 半径 3km 圏避難指示 3/12 5:44(13H 後 ) 半径 10km 圏避難指示 15:36 1 号機水素爆発 18:25 (26H 後 ) 半径 20km 圏避難指示 3/14 11:01 3 号機水素爆発 3/15 2 号機 4 号機で水素爆発 11:00(4 日後 ) 半径 30km 圏屋内退避指示 38 スクリーニング人数 100,000cpm 以上の人数 206,825 人 102 人 (μsv/ 時 ) いわき市南相馬市福島県内の原発事故後の空間線量経過福島市飯館村県北福島市県中郡山市 1 合庁 3 階県中郡山市 2 東側入口県南白河市会津会津若松市南会津南会津町相双南相馬市いわきいわき市平玉川村福島空港飯舘村飯舘村役場いわき市中央台北小学校田村市船引田村総合体育館 3/113/12( 土 3/13( ) 日 3/14( ) 月 3/15( ) 火 3/16( ) 水 3/17( ) 木 3/18( ) 金 3/19( ) 土 3/20( ) 日 3/21( ) 月 3/22( ) 火 3/23( ) 水 3/24( ) 木 3/25( ) 金 3/26( ) 土 3/27( ) 日 3/28( ) 月 3/29( ) 火 3/30( ) 水 3/31( ) 木 ) 4/1( 金 ) 4/2( 土 ) 4/3( 日 ) 4/4( 月 ) 4/5( 火 ) 4/6( 水 ) 4/7( 木 ) 4/8( 金 ) 4/9( 土 ) -5 3/11 3/15 3/19 3/23 4/1 4/9 福島第 1 発電所からの放出量緊急停止直後 : 原子炉内にあったヨウ素 131はヨウ素 131: 590 万テラベクレル 3 月 11 日から4 月 5 日までの大気中へ放出された放射能の総量として放射性ヨウ素 : 15 万テラベクレル放射性セシウム : 1.2 万テラベクレル (16 万 TBq) (1.5 万 TBq) 4 月 12 日原子力安全委員会発表 (6 月原子力対策本部発表 ) チェルノブイリ原発事故放射性ヨウ素万テラベクレル放射性セシウム 28 万テラベクレル 131 I, 133 I, 134 Cs 137 Cs, 90 Sr, 132 Te 原子力災害による被ばくの特徴 Inhalation 内部被ばく飲食内部被ばく外部被ばく食物 Fallout 土壌汚染植物穀物牛河川魚飲料水 7

いわき市川俣町飯館村の子供 1080 名の甲状腺の被ばく線量推定現地災害対策本部実施

8 いわき市川俣町飯館村の子供 1080 名の甲状腺の被ばく線量推定現地災害対策本部実施 ( 第 67 回原子力安全委員会資料より ) 内部被ばく線量評価の問題点時が経つほど線量が不明確になってゆく甲状腺がんの発症するリスクは甲状腺に 100mSv 以上の被ばくから増加甲状腺だけに 35mSv ダストサンプリング ( 空気中の放射性物質 ) 水道水モニタリング検査結果福島県ホームページから 4 月 24 日以降は通常の検査では不検出が持続水道水井戸水湧き水からも放射性物質は検出されていません食品に関するモニタリング結果 8

産地結果 (Bq/kg) 採取日採取区分食品分類品目検査機関市町村 ( 購入日 ) I-131 Cs-134 Cs-137 福島県流通品野菜類インゲン福島県流通品野菜類いちご福島県流通品野菜類リンゴ福島県流通品野菜類ナシ福島県流通品野菜類カキ田村市非流通品野菜類大豆棚倉町非流通品野菜類大豆棚倉町非流通品野菜類大豆只見町非流通品

17 < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H23.11.17 < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H23.11.17 < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H23.11.17 < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H23.11.17 < 50 < 50 衛生研究所福島県農業総合 H23.11.16 < 12 < 13 < 12 センター福島県農業総合 H23.

9 産地結果 (Bq/kg) 採取日採取区分食品分類品目検査機関市町村 ( 購入日 ) I-131 Cs-134 Cs-137 福島県流通品野菜類インゲン福島県流通品野菜類いちご福島県流通品野菜類リンゴ福島県流通品野菜類ナシ福島県流通品野菜類カキ田村市非流通品野菜類大豆棚倉町非流通品野菜類大豆棚倉町非流通品野菜類大豆只見町非流通品野菜類乾しいたけ南会津町非流通品野菜類乾しいたけ会津坂下町非流通品野菜類乾しいたけ会津美里町非流通品野菜類乾しいたけ浅川町非流通品野菜類大豆白河市非流通品野菜類大豆田村市非流通品野菜類大豆白河市非流通品野菜類乾しいたけ田村市非流通品野菜類大豆福島県流通品野菜類精米国立医薬品食品 H < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H < 50 < 50 衛生研究所国立医薬品食品 H < 50 < 50 衛生研究所福島県農業総合 H < 12 < 13 < 12 センター福島県農業総合 H < 8.2 < 14 < 12 センター福島県農業総合 H < 12 < 12 < 11 センター福島県衛生研究 H < 所福島県衛生研究 H < 6.9 < 所福島県衛生研究 H < 所福島県衛生研究 H < 6.0 < 所福島県農業総合 H < 9.2 < 13 < 11 センター福島県農業総合 H < センター福島県農業総合 H < 11 < 14 < 11 センター福島県衛生研究 H < 所福島県農業総合 H < 8.0 < 11 < 11 センター国立医薬品食品 H <50 <50 衛生研究所 (Bq/kg) 2000 会津地域の農産物の放射線検査ほうれん草 (2200Bq) 会津若松市乾燥きくらげ (550Bq) 放射性セシウム規制値 3 月 5 月 7 月 9 月 11 月 2011 年 1 月 3 月乾シイタケ (910Bq) 畑シメジ (820Bq) 放射性セシウム規制値喜多方市 ( 朝日新聞 2012 年 1 月 18 日版 Koizumi A. et. al. Environ Health Prev Med 2011 より ) 浪江町浪江町飯舘村 90 Sr/ 137 Cs 比 = 月 8 日原子力安全委員会の評価で約 1/2000~1/10000 ( チェルノブイリでは 1/9 程度 ) ( 89 Sr の半減期 50 日 90 Sr は 29 年 ) 4 月 26 日文部科学省発表資料 9

10 Bq/body 今回の福島原発事故の特徴緊急炉心停止には成功したがメルトダウンと水素爆発によりレベル 7 の大事故健康リスク環境汚染核種は I-131, Cs-134, 137 が主体 Sr, Pu は考えなくていいレベル子供達の内部被ばくによる健康リスクは I- 131 が最も重要不十分な点はあったが食品や水の汚染検査により出荷制限や摂取制限がなされ内部被ばくは低減された現時点では低線量率ではあるが Cs-134, 137 の外部および内部被ばくが制御が課題核実験フォールアウトデータ 1000 核実験フォールアウトと小児白血病大規模な癌登録がある 11 カ国における解析年 Fallout peak 年 (R. Wakeford et.al. Radiat Environ Biophysics 49: , 2010) まとめ原発事故により福島県が高バックグラウンド ( 低線量被ばく ) 地域となった放射性物質の環境汚染ともなう健康リスクをさらに低減するため環境からの外部被ばくに加え食物連鎖による内部被ばくを抑制する継続的な努力が必要食品や土壌環境のモニタリングが流通レベルと生活レベルで一般化できれば普通に生活しても子供達の放射線健康リスクは極めて小さいと思われる単に線量低減というだけでなく社会的な面や心身両面からの多角的な長期サポート体制構築が重要 10

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C CF88F589EF816993DE97C789EF8FEA816A2E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF C CF88F589EF816993DE97C789EF8FEA816A2E B8CDD8AB B83685D> 資料 1 食品中の放射性物質による健康影響について平成 24 年 10 月食品安全委員会 1 放射線放射性物質について 2 放射線とは物質を通過する高速の粒子高いエネルギーの電磁波ガンマ (γ) 線 / エックス (X) 線ガンマ線はエックス線と同様の電磁波物質を透過する力がアルファ線やベータ線に比べて強いベータ (β) 線電子の流れ薄いアルミニウム板で遮ることができるアルファ (α)