PowerPoint プレゼンテーション

Transcription

1 文部科学省指定 英語教育強化地域拠点事業 英語教育研究中間報告会 宇治黄檗学園 宇治市立宇治小学校 黄檗中学校 京都府立東宇治高等学校 平成２９年２月１日 水

2 積み上げ方式 による小中一貫校の開設 学年 年度宇治小学校 24 年度宇治黄檗学園 ( 宇治小 6 学年 + 黄檗中 1 学年 ) 25 年度宇治黄檗学園 ( 宇治小 6 学年 + 黄檗中 2 学年 ) 26 年度宇治黄檗学園宇治小 6 学年 + 黄檗中 3 学年 27 年度 開校初年度開校 2 年目開校 3 年目開校 4 年目 28 年度開校 5 年目 2

3 校訓 たかく すずしく たくましく 教育目標 高い志を持ち 他者と協調しながら たくましく生き抜く人間を育成する

4 めざす児童生徒像 高い志を持って 学びの道を究める人 さわやかな心 優しい心を持った人 強い意志を持って 人生を切り拓く人 1 小 中学校が一体化した学校運営 29 年間の系統的な学習指導 39 年間の継続性のある生徒指導 4 家庭 地域と進める学校づくり

5 学園の課題 小中の系統性を意識した教科指導の必要性 思いや気持ちを 言葉 で表現することが拙い 人とつながっていく力が弱い

6 研究仮説 1 自分の思いを受け止めてもらえるという学習環境のもとに お互いを認め合うやりとりが大切であると感じた児童生徒は 母語を一つのものさしとして 他の言語においても共通点や相違点を見つけ 言葉への興味関心を高めていくのではないか 2 言葉そのものを学ぶ英語 国語の学習到達目標を設定し それらの各目標を達成するための授業改善を図ることで より効果的な ことばの学び を深めていくのではないか

7 研究主題 多様な考えや思いを持つ他者を理解し 自分の考えを正確に伝える児童生徒の育成 ことばの学び プロジェクト

8 ことばの学び プロジェクト 英語 国語教育部豊かに言葉を活用させる 環境整備部 学習環境を整える コミュニケーション部 コミュニケーション力を身につける 集団づくり研究部人間関係力を育てる

9 ことばの学び プロジェクト 集団づくり研究部 テーマ : 人間関係力を育てる

10 集団づくり研究部の取組 1 ことばの学びプロジェクト ピアサポート 人間関係を豊かにする学習の場 を設定するプログラムを実践する 実践活動 1 小 どんなふうに言ったらいいのかな 実践応用 2 小 縦割り活動 実践活動 3 中 聞き方 話し方

11 集団づくり研究部の取組 2 ことばの学びプロジェクト 安心して話せるグループづくり 教師のねらいや目的を共有化した 小集団づくりの活用 安心して 自分の意見を言い合える学級組織を構成する 最も小さな学習グループ 班 の役割を教師全員が共有していくことで ことばで学ぶ 場をより活性化させる QU 調査児童生徒教育相談アンケート等

12 ことばの学び プロジェクト コミュニケーション部 テーマ : コミュニケーション力を身につける

13 コミュニケーション部の取組 1 ことばの学びプロジェクト 聞く話す力 話し合う力 コミュニケーション力の育成 コメント力 プレゼンテー ション力

14 コミュニケーション部の取組 2 ことばの学びプロジェクト 聞く話す力 1 聞く話すカード 朝スピーチ 1 分間スピーチ メモの取組 聞く話す力 2 朝トレーニング 言葉集め 文作り

15 コミュニケーション部の取組 3 ことばの学びプロジェクト 話し合う力 場の設定 話し合いの仕方の順序検討

16 ことばの学び プロジェクト 環境整備部 テーマ : 学習環境をサポートする

17 学習環境部の取組 ことばの学びプロジェクト 1 校内掲示充実 Can Do Board 3 指導力向上 C,R,Eの紹介ミテクルカード 2 児童生徒発信 放送委員会 給食委員会 体育館後方掲示物をご覧ください

18 ことばの学び プロジェクト 文部科学省指定英語教育強化地域拠点事業 英語 国語教育部 テーマ : 豊かな言葉を活用させる 言葉を一つのツールとして 自分の思いや考えを伝え 相手の思いや考えを受け止めることができる児童生徒の育成

19 ことばの学び プロジェクト 文部科学省指定英語教育強化地域拠点事業 英語教育の先進的な取組平成 27~28 年度 1 小学校 1~4 年生での外国語活動の実施 (1)1 2 年 月 2 コマ 3 4 年 月 4 コマ (2) 学級担任と AET によるティームティーチング 2 小学校 5 6 年生での英語科の実施 (1) 週 2 時間 (2) 担任 + 中学校籍教員 +AET によるティームティーチング 3 中学校での英語授業を英語で実施 (1) 週 1 時間程度 (2) 教科担任と AET によるティームティーチング 4 英語検定 GTEC と公開授業 (1) 英語検定の実施 (3 カ年 ) (2)GTEC の実施 (8 9 年 年 1 回 ) (3) 公開授業 ( 報告会 ) の実施 (4) 東宇治高等学校との共同研究

20 言葉を一つのツールとして 自分の思いや 考えを伝え 相手の思いや考えを受け止め ることができる児童生徒の育成 ことばの学びプロジェクト 一貫校の利点を生かす 一貫した指導方法を探る 発達段階に応じた授業改善を図る 年間指導計画 学習到達目標 CAN-DO リスト形式 早期化 (1~4 年 ) 教科化 (5 6 年 ) 高度化 (7~9 年 高校 )

21 文部科学省指定英語教育強化地域拠点事業 ことばの学び プロジェクト 年間指導計画 ( 別資料 )1~6 年 外国語活動 国語科

22 文部科学省指定英語教育強化地域拠点事業 ことばの学び プロジェクト 学習到達目標 (CAN-DO 形式 ) Grade( 小 ~ 高 ) 英語 国語

23 文部科学省指定英語教育強化地域拠点事業 ことばの学び プロジェクト 英語 国語教育部 具体的な取組

24 小学校全体 ことばの学びプロジェクト 学級担任を中心とした指導の充実を図る (1)Classroom English Check Sheet 授業において英語の指示を増やし 児童が英語での指示を理解できるようにする (2) 模擬授業 研究授業の実施英語を使う必然性を持たせる場面を設定し 教員と児童 児童同士のやりとりを充実できるようにする

25 (3) 見通しカード ( 授業の進め方 ) ことばの学びプロジェクト Today s class 1Greetings * 元気に挨拶 天気 曜日 日時など 2Song /Chants * 英語の音に触れる 3 分間ライティング (5 6 年 ) 3ActivityⅠ ~Ⅲ * 英語を使う必然性を探る 4Review * 自己評価 ( 振り返りカード等 )

26 教材開発に当たっては 科学研究費 JPS KAKENHI Grant Number の助成を受けています 大学等の外部専門機関との連携により研究を推進するため 本校は 2014 年度より科研費の研究協力者となっています 科研費の目的は 国語と英語が連携した豊かな言葉の教育 実現のための教材を開発し その成果を検証するとともに 成果を教育現場に還元することです

27 教材開発 ことばの学びプロジェクト ヘボン式ローマ字教材の開発 3 年のローマ字指導について国語科において ヘボン式ローマ字を指導 英語における音と文字の綴り方に繋がるヘボン式の練習帳 ヘボンさんものがたり を作成

28 小学校 ( 高学年 ) ことばの学びプロジェクト 第 5 6 学年 * 短時間学習の実施 ( 週 3 回各 15 分 ) * 英語科としての評価の検討と実施 * 中学校籍教員と担任 +AET( 一部 ) による指導 *7 年生へつながる 読み 書き 指導

29 ことばの学びプロジェクト 3 分間ライティング 宇治市の一部小学校でも同じ指導 宇治市の小学校教員研修会でも報告 5 年生段階で ほぼ全員が 4 本線に 一定のスピードで正確にアルファベット ( 大文字 ) が書けるレベルに到達

30 中学校英語科 ことばの学びプロジェクト All English をめざした英語の授業 ( 高度化 ) 英語で 英語を教えるって?

31 英語で表現する力 ( やりとりする 力 ) の育成 ことばの学びプロジェクト 英語を使って英語を学ぶ 教える授業づくり 教材の視覚化ワークシートの工夫表現する場面の設定 等 意味のあるやりとり ( 会話の発展 即興性のある会話 )

32 Pattern Practice ことばの学びプロジェクト What sports do you like? What sports do you like? What sports do you like? 本当にすきなの? I like tennis. I like soccer. I like baseball. After Teacher Good job! What sports do you like?

33 1 minute talk ことばの学びプロジェクト What sports do you like? I like soccer. I like Honda. Do you know him? After She likes tennis. Student もっと話したいのに Because it s interesting for her. What sports does she like? I like tennis. It is very interesting. How about you? Yes, I do. He lives in Italy. I want to go to Italy. Teacher

34

35

36

37 生徒の変容 ( アンケートより ) ことばの学びプロジェクト 英語を好きな生徒が増えてきている 授業中に先生が英語を使って授業していると感じている生徒が多い 授業中に英語を使っていると感じている生徒も多い 英語の授業は英語でやりとりするものという意識が高まってきている

38 文部科学省指定 英語教育強化地域拠点事業 英語教育研究中間報告会 夢を目標に 目標を現実へ 全日制課程 普通科 文理探求 英語探求 創立 昭和48年４月 京都府立東宇治高等学校 平成２４ ２５年 京都グローバルコミュニケーション校 指定 どの授業も落ち着いた雰囲気で進められ 英語の授業 ではAETが入ったTTによる授業も行われます

39 東宇治高等学校 英語力を強化する指導改善の取組 (H24) 英語によるコミュニケーション能力 論理的思考力を強化する指導改善の取組 (H25) 〇 4 技能のバランスの取れた育成〇評価方法の開発と改善〇 GTEC 等の活用 第 1 学年 中高接続の取組 学習到達目標 (Can-Do 形式 ) に基づいたパフォーマンス課題 (4 技能 ) の計画的な実施 第 2 学年 学習到達目標 (Can-Do 形式 ) に基づいたパフォーマンス課題 (4 技能 ) の計画的な実施 第 3 学年 スキルの高度化 ~Debate Retelling など

40 東宇治高等学校

41 東宇治高等学校

42 ことばの学びプロジェクト * 英語科と国語科との関連性を意識した年間指導計画 学習到達目標を設定することができた 児童の言語への気付きを促す指導内容 ( 音 アクセント リズム 語順などの文の構造など ) をより精選し 授業改善を行っていく必要がある

43 ことばの学びプロジェクト * 言葉で伝えるということの必然性を大切にし やりとりの充実を図る * 指導方法と評価のあり方について検証

44 ご清聴ありがとうございました 宇治黄檗学園宇治市立宇治小学校黄檗中学校京都府立東宇治高等学校