船舶・海洋事業説明会（2008年3月12日開催）

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よしたかふじした
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1 船舶海洋事業説明会 2008 年 3 月 12 日代表取締役常務執行役員船舶海洋事業本部長飯島史郎 1

2 1. 船舶海洋事業セグメントの位置付け 2

3 1 船舶海洋事業セグメントの位置付け 2006 年その他船舶海洋 10% その他 8% 船舶海洋中量産品原動機航空宇宙機械鉄構中量産品航空宇宙機械鉄構原動機連結受注高船舶海洋 3,142 億円 [ 全社 32,747 億円 ] 連結売上高船舶海洋 2,471 億円 [ 全社 30,685 億円 ] 3

4 2 受注売上営業損益率推移営業損益率 1.4% -4.8% 3, % 受注 3,400 2,074 2,226 2,471 2,800 売上 2,226 2,422 1, 年以前の受注分を示す ( 見通し ) 4

5 2. 船舶海洋事業の現状 5

6 1 船舶海洋事業の体制本社技術本部船舶海洋事業本部長崎研究所 ( 船海研 ) ( 振動研 ) ( 強度研 ) ( トライボロジ研 ) 長崎造船所下関造船所神戸造船所横浜製作所長崎造船所本社長崎研究所下関造船所神戸造船所横浜製作所 6

7 2 船舶海洋事業の人員規模技術本部船舶海洋事業本部長崎研究所 ( 船海研 ) ( 振動研 ) ( 強度研 ) 長崎造船所 * 船舶海洋事業関連人員下関造船所神戸造船所横浜製作所研究 50* 設計研究陣 1,100 名を堅持人員規模設計工作その他事業本部合計 1,020 3, 長崎造船所 562 2, 下関造船所神戸造船所横浜製作所合計 4,870 2, , 長崎造船所長崎研究所下関造船所神戸造船所本社横浜製作所 7

8 3 船舶海洋事業の工場設備概要技術本部船舶海洋事業本部設備長崎研究所 ( 船海研 ) 推進性能水槽耐航性能水槽長崎造船所下関造船所神戸造船所横浜製作所建造ドック建造船台修繕ドック香焼工場本工場 ( 立神 ) 敷地面積 (m 2) 1,200, , , , , x x x x x60.0 1,000, ,000 17, , ,000 主要造船設備ドック船台長さ (m )x 幅 (m ) 能力 ( 重量トン ) 長さ x 幅能力 ( 重量トン ) 400.0x x , , x , x , x , x16.3 4, x , x , x x , x ,000 - 長崎造船所長崎研究所クレーン G: ゴライアス J: ジブ G 1,200tx1 G 300tx2 G 600tx2 下関造船所 J 50tx1 G 150tx2 J 150tx4 J 150tx1 J 80tx1 神戸造船所 J 50tx3 24,500 本社横浜製作所 J 200tx1 J 120tx1 J 100tx4 J 80tx3 J 40tx1 J 16tx6 8

9 長崎造船所香焼工場敷地面積 :120 万m2 9

10 長崎造船所本工場 ( 立神 ) 敷地面積 : 35 万m2 10

11 神戸造船所本工場敷地面積 : 21 万m 本館設計開発センター船殻工場第 3 船台第 4 船台第 1 ドック第 4 ドック 11

下関造船所江浦工場敷地面積 : 13 万m2 1 7 4 5 3 2 6 大和工場 8 9 巌流島

12 下関造船所江浦工場敷地面積 : 13 万m 大和工場 8 9 巌流島事務所船台第 1 ドック第 2 ドック組立溶接工場内業工場舟艇工場ユニットキャビン工場管工場 12

13 横浜製作所本牧工場敷地面積 : 15 万m 事務所第 1 ドック第 2 ドック第 3 ドック 13

14 長崎研究所深堀地区 1 浦上地区耐航性能水槽 (LxBxD=160.0m x 30.0m x 3.3m) 2 推進性能水槽 (LxBxD=285.0m x 12.5m x 6.5m) 14

15 長崎研究所 LxBxD=160mx30mx3.3m 動画船舶海洋研究室振動研究室強度研究室トライポロジ研究室化学研究室燃焼伝熱研究室他総勢 : 410 名内研究員 :360 名 15

16 主要製品紹介大型船 : 長崎造船所香焼工場新造船特殊船メンブレン型 LNG 船 LPG 船客船モス型 LNG 船 VLCC 地球深部探査船メガコンテナ船 (8000TEU 超 ) 上五島石油備蓄基地 16

17 主要製品紹介中型船 : 長崎造船所本工場 ( 立神 ), 神戸造船所新造船大型コンテナ船 (6000~8000TEU) 特殊船艦艇 ( 新造修繕 ) 護衛艦有人潜水調査船自動車運搬船潜水艦深海巡航探査機超大型フェリー油回収船 17

18 主要製品紹介小型船 : 下関造船所大型フェリー新造船特殊船横浜製作所改造修繕船クリスタルハーモニー自動車運搬船巡視艇飛鳥 Ⅱ 改造漁業取締船メンブレム型 LNG 船内航 RO/RO 船海洋地球研究船護衛艦 18

19 3. 船舶海洋事業の見通し 19

20 1 新造船建造需要予測年の必要船舶量予測は 07 年比で 1.7~1.8 倍全船種平均で年率 3.9~4.2% の伸び百万 GT 100 小型船その他 PCTC/RORO 等 LPG/LNG 実績予測ベースケース伸率 3.9% ハイケース伸率 4.2% 対象船舶 : 100GT 以上コンテナタンカー ( ケミカル含 ) バルカー

21 年の設備能力予測世界の設備能力は現在の 58 百万 GT から 2010 年には 85 百万 GT に拡大し 2015 年までには韓国中国の建設 / 計画中の設備が稼動すれば 125 百万 GT に拡大する日本韓国中国その他年 2010 年 2015 年百万 GT シェア百万 GT シェア百万 GT シェア日本年 2010 年 2015 年日本韓国中国 14 その他韓国中国その他世界

22 3 竣工量推移と将来需給ハランス百万 GT 10 年の供給能力は 8500 万トン 15 年の供給能力は万トン 15 年は需要に対し 2.3~2.8 倍の供給能力となる竣工量実績その他予測大競争時代 15 年 :125 百万 GT 供給能力予測需要予測ハイケース需要予測ヘースケース欧州中国小型船その他 PCTC/RORO 等 LNG/LPG コンテナ 20 韓国バルカー 10 0 日本タンカー西暦 22

23 4. 大競争時代に対する事業戦略 23

24 市場環境の変化と戦略構造不況時 (S50 年代 ) 新造需要の絶対値が極小燃料費 100ドル台 /ton 環境規制なしそれなりの造船所百万 GT コストオンリーの競争大競争時代造船ブーム時の約 2 倍の需要燃料費 500 ドル /ton 顧客燃費重視 CO2 NOx SOx への規制強化新興造船所が大半を占める技術 + コストの競争当方にとっては好都合な環境基本戦略技術対応力強化 ( 性能環境ニーズ変化への対応力 ) コスト競争力強化約 2 倍 20 高度成長期 10 0 構造不況期京都議定書 :CO2 6%(~2012 年 ) 安定期成熟期洞爺湖サミット環境規制強化 24

25 2 技術戦略燃費性能改善と環境規制対応への社の総合力で対応約 1000 名の設計陣開発オリエンテッドの体制強化船種別商品企画チーム体制社内他事業本部とのコラボ強化技術本部 ( 全要素技術において支援受け ) 原動機事業本部 ( タービン技術ディーゼル技術脱硝脱硫技術でコラボ ) 機械鉄構事業本部 ( 脱硫技術でコラボ ) 25

26 2 技術戦略 ( 具体的な取組 ) (1) 商品企画燃料高騰環境規制強化を技術力差別化の好機と捉える技術力リソースの活用と強化設計陣 : 1,020 名研究陣 : 50 名研究施設 : 試験水槽等他事業本部との連携原動機 ( ターヒンティーセル脱硝技術 ) 機械鉄構 ( 脱硫技術 ) 船舶海洋部門研究開発費 ( 億円 ) 平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度 ( 注 ) 平成 17,18 年は有価証券報告書より以降は同予想値船種別商品企画チーム営業設計 ( 本社 ) 工作研究所 26

27 2 技術戦略 ( 具体的な取組 ) (2) 燃費性能差大型フェリー自動車運搬船コンテナ船 LNG 船 MOSS 型 LNG 船メンブレン型 LNG 船燃費競争力を更に拡大居住性向上等でも優位確保燃費競争力を更に拡大荷役効率等でも優位確保燃費競争力を更に拡大大重量コンテナでも優位確保安全性で優位な MOSS 型船の建造継続 15% 以上の燃費性能改善で競争力強化 27

28 2 技術戦略 ( 具体的な取組 ) (3) 環境対策 CO2 規制 2003 年に IMO で検討開始早ければ数年以内に規制開始船海原動機共同で 30% 削減プロジェクトを立ち上げ予定 NOx 規制 2005 年 ~2015 年段階的に規制強化原動機で数年内に船内組込みタイプの脱硝装置を開発予定船海で効率的なプラント構成を検討 SOx 規制 2005 年 2010 年と段階的に規制強化原動機機鉄で船内組込用として触媒式脱硫装置の採用検討推進 28

29 3 コスト競争力強化戦略設備力生産プロセス変革と外部リソース活用基盤設備の整備強化ドック内作業地上化 ( ブロック大型化搭載クレーン能力増強 ) ルール変更への対応設備 ( ブラスト塗装 ) 生産プロセス変革 (MATES を製造現場へ拡大 ) 造船現場 = どんぶり勘定 IT 化デジタル化でロス排除据えポン化 ( ブロック寸法精度向上レーザ切断溶接計測 ) 外部リソースの活用教育の充実 29

機電課機装係宮崎班一般管 Gリーダー : 桝元 ( 副 ) 備考 MF3-PO10 (1ST

鋼板印字 ( 鋼板への加工指示自動罫書 ) NO,1/2 L,O,CLR 注意事項 FO 管は

30 3 コストダウンの取り組み (1) 作業内容の指示理解の容易化 MATES を活用した生産プロセス変革 1 プロダクトモデル (3D 製品情報 ) 3D 作業指示機電課機装係宮崎班一般管 Gリーダー : 桝元 ( 副 ) 備考 MF3-PO10 (1ST FLAT) 組立手順 3D 表示造船固有の 3 次元モデル表現管部品名バルブ名取付順鋼板印字 ( 鋼板への加工指示自動罫書 ) NO,1/2 L,O,CLR 注意事項 FO 管は必ず内部確認手入をし取付けることバルブはハンドルの位置向きに十分注意し手直し無きように! 切り替え盲は系統図を確認して取付けること油パッキンを必ず使用する! 安全一口メモ床板を剥ぐ場合は縄張りと立入禁止の表示を掲示する狭隘区画につき火気使用時十分注意のこと手足体の位置に注意する ( 急に立ち上らない打つぞ!) 前船 F/B S76 F/B PL0941(150A) 貫通ピース張りきりの為手直しを行った無理やり締めこまず確認すること施工上のポイント作業日程目標工数鋼板鋼板印字装置 30

3 コストダウンの取り組み (2) 高精度生産管理 MATES を活用した生産プロセス変革 2 <

ブロック搭載状況個人毎の日々作業指示実績統合日程管理により, 日々の工場内進捗をモニター指示

生産計画と配員管理 ( 各ステージ日程 ) 下向き溶接線 3 次元モデルから単位作業毎の標準時間を積上げ

31 3 コストダウンの取り組み (2) 高精度生産管理 MATES を活用した生産プロセス変革 2 < 迅速な PDCA サイクルを回す > プロダクトモデル (3D 製品情報 ) 生産管理革新工場モニターブロック搭載状況個人毎の日々作業指示実績統合日程管理により, 日々の工場内進捗をモニター指示総組の定盤配置計画物量標準時間把握船殻立向き溶接線艤装高精度の作業量に基づく生産計画と配員管理 ( 各ステージ日程 ) 下向き溶接線 3 次元モデルから単位作業毎の標準時間を積上げ船殻 : 姿勢別溶接長姿勢別溶接長パイプ / 艤装品ステージ毎物量作業時間の見積り艤装 : 艤装品数 x 標準時間 31

32 3 コストダウンの取り組み (3) 高精度ものづくり据えポン化を指向 MATES を活用した生産プロセス変革 3 高精度搭載ブロックドック内作業の工期短縮工数低減を目的に, 部品精度向上高精度ブロック製作を目指す切断精度向上, 高精度曲げ, 溶接歪の極小化ピタッと合う! レーザ切断機導入船殻のレーザ溶接化 3 次元計測システム仕上り精度の検証 32

33 3 コストダウンの取り組み (4)MATES の概要 ~ Mitsubishi Advanced Total Engineering system of Ship ~ 長崎造船所 ( 設計工作 ) が約 30 年を掛け作り上げた造船 3D システム市販システムと何処が違うのか? 詳細設計工作支援に必要な属性 ( 例 : 板厚材質骨断面情報 ) の種類や情報量を充分に持っている属性の種類情報量の多さにも関わらずデーターインプットが実用的 ( 長年取組の狙いはインプット簡便化 ) 造船システムの国内シェア (2007 年 1 月 ~12 月竣工実績 GTベース ) 市販システム (E) 3% 市販システム (D) 3% 自社システム (C) 6% 自社システム (B) 15% 市販システム (A) 20% MATES 53% 造工 17 社 MATES は設計工作管理一元化の中心ツールに出来る 33

34 3 コスト競争力強化戦略設備力生産プロセス変革と外部リソース活用基盤設備の整備強化ドック内作業地上化 ( ブロック大型化搭載クレーン能力増強 ) ルール変更への対応設備 ( ブラスト塗装 ) 生産プロセス変革 (MATES を製造現場へ拡大 ) 造船現場 = どんぶり勘定 IT 化デジタル化でロス排除据えポン化 ( ブロック寸法精度向上レーザ切断溶接計測 ) 外部リソースの活用教育の充実 34

35 3 コストダウンの取り組み (5) 外部リソースの活用ベトナム修繕事業 (FS 実施中 ) 三菱重工計画通り進展すれば 2010 年操業開始新造船については今後の市場動向を見て判断イメージ図新造ヤード合弁会社ベトナム造船所 MOL 丸紅修繕ヤード 35

36 3 コスト競争力強化戦略設備力生産プロセス変革と外部リソース活用基盤設備力強化ドック内作業地上化 ( ブロック大型化搭載クレーン能力増強 ) ルール変更への対応設備 ( ブラスト塗装 ) 生産プロセス変革 (MATES を製造現場へ拡大 ) 造船現場 = どんぶり勘定 IT 化デジタル化でロス排除据えポン化 ( ブロック寸法精度向上レーザ切断溶接計測 ) 外部リソースの活用教育の充実 36

37 5. 船舶海洋事業の目指す方向 (1) 健全事業化を重視建造隻数拡大利益拡大のバブルはまもなく終焉胃袋の拡大は餓死の元 3,000 億円規模での健全事業を目指す (2) 技術力を中心にものづくり革新で勝負持てるリソースの整備と最大活用の取組みちょっと高いが三菱の船が性能も良く安心 (3) 海外展開事業統合もメニューの内視野を広げあらゆる施策に柔軟に対応 37

38 END ご清聴ありがとうございました 38

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船舶・海洋事業説明会

船舶・海洋事業説明会船舶海洋事業説明会 2008.06.16 船舶海洋事業本部長飯島史郎 1 3/12 事業説明会サマリー 1. 船舶海洋事業概要 1 体制人員設備 2 主要製品 2. 市場環境 1 海上荷動量予測 2 竣工量推移と需給バランス 3. 大競争時代に対する事業戦略 1 技術力の更なる強化 2 コスト競争力の強化 2 1. 船舶海洋事業概要 1 体制人員設備技術本部船舶海洋事業本部