産業・流通・水分野 / インダストリアルプロダクツビジネスユニット事業戦略

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1 産業 流通 水分野について Hitachi IR Day 年 6 月 8 日 株式会社日立製作所執行役副社長産業機器統括本部長株式会社日立産機システム取締役会長 青木優和

2 はじめに [ 管掌事業範囲 ] 青木副社長産業機器統括本部長株式会社日立産機システム取締役会長 フロント 産業 流通 水分野 産業 流通 BU 水 BU 電力 エネルギー アーバン ヘ金ル融スケ 社ア会 プラットフォーム サービス & プラットフォーム BU プロダクト インダストリアルプロダクツ BU 日立産機システム 2

3 産業 流通分野の概要 お客さま プロダクト OT IT を強みにデジタルソリューションを提供 ニーズ 産業 ( スマートマニュファクチャリング ) 生産の安定化 効率化 最適化 流通 ( スマートロジスティクス ) ロジスティクスの高度化 保守 サービス ( スマートメンテナンス ) 保守品質向上 経営管理系 IT セキュリティ 生産計画 制御最適化ソリューション 製造実行システム ビッグデータ処理 Cloud サプライチェーン最適化ソリューション エネルギー 設備マネジメント 産業設備ソリューション AI ロジスティクスソリューション アナリティクス メンテナンス & リペア 品質 安全検証 設備 O&M OT Lumada エッジコンピューティング インバーター IoT コントローラーマーキング Racrew *1 HiMoveRO *2 AirLinx 現場系 プロダクト UPS 空気圧縮機変圧器 インテリジェントキャリー ソーター FitLive *1 小型 低床式自律搬送ロボット *2 産業用ロボット自律走行装置 ( 搭載しているロボットはファナック製 ) OT: Operational Technology O&M: Operation and Maintenance UPS: Uninterruptible Power Supply( 無停電電源装置 ) 3

4 2018 中期経営計画の進捗 サルエアー社の買収 プロダクト OT IT によるシナジー創出へ 北米を中心に顧客基盤を獲得 デジタルソリューションの拡大 IoT プラットフォーム Lumada の活用による強化 製造業を中心とした顧客との協創推進 プロダクトの強化 インダストリアルプロダクツ BU と日立産機システムとの一体運営 大型から小型までの産業機器を集約し事業基盤を強化 4

5 2021 中期経営計画に向けて めざす姿 : 産業系顧客に対してのベストソリューションパートナー プロダクトからデジタルソリューションまでを一括提供 製品 保守で培ってきた幅広い顧客層にアプローチ 成長戦略 循環型事業拡大とグローバル展開加速 ターゲット顧客の拡大 ( 日立産機やサルエアー社の顧客基盤活用 ) プロダクト OT IT によるサービス ソリューション事業拡大 5

6 将来の見通しに関するリスク情報 本資料における当社の今後の計画 見通し 戦略等の将来予想に関する記述は 当社が現時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており 実際の業績等の結果は見通しと大きく異なることがありえます その要因のうち 主なものは以下の通りです 主要市場 ( 特に日本 アジア 米国および欧州 ) における経済状況および需要の急激な変動 為替相場変動 資金調達環境 株式相場変動 原材料 部品の不足および価格の変動 長期契約におけるコストの変動および契約の解除 信用供与を行った取引先の財政状態 製品需給の変動 製品需給 為替相場および原材料価格の変動並びに原材料 部品の不足に対応する当社および子会社の能力 新技術を用いた製品の開発 タイムリーな市場投入 低コスト生産を実現する当社および子会社の能力 価格競争の激化 人材の確保 社会イノベーション事業強化に係る戦略 企業買収 事業の合弁および戦略的提携の実施並びにこれらに関連する費用の発生 事業再構築のための施策の実施 持分法適用会社への投資に係る損失 主要市場 事業拠点 ( 特に日本 アジア 米国および欧州 ) における社会状況および貿易規制等各種規制 コスト構造改革施策の実施 自社の知的財産の保護および他社の知的財産の利用の確保 当社 子会社または持分法適用会社に対する訴訟その他の法的手続 製品やサービスに関する欠陥 瑕疵等 地震 津波等の自然災害 感染症の流行およびテロ 紛争等による政治的 社会的混乱 情報システムへの依存および機密情報の管理 退職給付に係る負債の算定における見積り 6

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8 インダストリアルプロダクツビジネスユニット事業戦略 Hitachi IR Day 年 6 月 8 日 株式会社日立製作所執行役副社長産業機器統括本部長株式会社日立産機システム取締役会長 青木優和

9 インダストリアルプロダクツビジネスユニット事業戦略 Contents 1. 事業概要 現状分析 2. 事業戦略 3. 業績推移 4. まとめ 9

10 1-1. 事業概要 産業ビジネスに貢献する強いプロダクト事業 資源 エネルギーライフサイエンス産業 流通社会インフラ Oil & Gas マイニンク 新エネ医薬 食品 生活用品製造業 物流 eコマース上下水道 道路 鉄道 インダストリアルプロダクツ BU 日立産機システム 事業分野構成比 * 機械 圧縮機 マーキング自律搬送ロボットなど ドライブ 55% 30% オートメーション受変 配電 15% モーター インバーター UPS PCS IoT コントローラー 変圧器 受変制御 プロダクト 事業の社会 環境価値 製造業 資源 エネルギー分野などのニーズに応えるキープロダクトをグローバルに提供する 対応する SDGs *2017 年度売上収益構成比 UPS: Uninterruptible Power Supply PCS: Power Conditioning System SDGs: Sustainable Development Goals( 持続可能な開発目標 ) 10

11 1-2. 日立グループ内の位置づけ お客さま ニーズ プロダクト OT IT を強みにデジタルソリューションを提供 産業 ( スマートマニュファクチャリング ) 生産の安定化 効率化 最適化 流通 ( スマートロジスティクス ) ロジスティクスの高度化 保守 サービス ( スマートメンテナンス ) 保守品質向上 経営管理系 IT OT セキュリティビッグデータ処理 生産計画 制御最適化ソリューション 製造実行システム リアルタイム性 Cloud エネルギー 設備マネジメント Lumada エッジコンピューティング AI ロジスティクスソリューション アナリティクス 稼働情報 メンテナンス & リペア品質 安全検証設備 O&M AirLinx ( 空気圧縮機遠隔モニタリング ) 現場系 プロダクト インバーター UPS 空気圧縮機 IoT コントローラー マーキング 変圧器 Racrew *1 HiMoveRO *2 インテリジェントキャリー ソーター FitLive ( 空気圧縮機クラウド監視サービス ) *1 小型 低床式自律搬送ロボット *2 産業用ロボット自律走行装置 ( 搭載しているロボットはファナック製 ) OT: Operational Technology O&M: Operation and Maintenance つながる機器 つなげる機器 11

12 中期経営計画の進捗 量産 : 循環型事業 *1 のグローバル展開加速 成長への投資拡大非量産 : 事業規模 注力領域の見直し 収益改善 再成長への基盤強化共通 : プロダクト起点のIoT デジタルソリューション展開強化 量産プロダクト 非量産プロダクト 3,723 1,740 1, 年度実績 売上収益 ( 億円 ) 3,444 1,950 1, 年度実績 3,693 (3,600) *3 2,403 1, 年度実績 4,000 3,950 (4,200) *3 2,300 1, 年度見通し 目標 *2 量産プロダクト 2,610 1,340 量産プロダクト 非量産プロダクト 2.1% 2015 年度実績 調整後営業利益率 4.6% 2016 年度実績 6.0% (5.4%) * 年度実績 8.0% EBIT 率 1.3% 2.5% 5.9% 7.2% 7.0% (4.7%) *3 (7.1%) *3 非量産プロダクト 8.4% (8.1%) * 年度目標 *2 見通し 成果 サルエアー社買収による空気圧縮機事業の拡大 IoT 対応プロダクト サービスの拡充 構造改革推進により黒字浮上 選択と集中による事業の重点化 課題 グローバル事業の更なる拡大 デジタルソリューション IoT 対応プロダクト強化 システム連携強化 *1 循環型事業 : 交換部品などのアフターマーケットがあり継続的なリプレース市場のある事業 * 年 6 月 1 日時点 * 年 6 月 8 日時点 EBIT: 受取利息及び支払利息調整後税引前当期利益 収益力の更なる強化 成長市場 ( 物流など ) での受注拡大 12

13 インダストリアルプロダクツビジネスユニット事業戦略 Contents 1. 事業概要 現状分析 2. 事業戦略 3. 業績推移 4. まとめ 13

14 2-1. 市場動向とその対応 伸長市場 伸長分野へのアプローチ強化 主要地域別名目 GDP * 注力市場 ( 単位 :1,000 億ドル ) 年実績 年実績 年予測 日本 欧州 アジア 中国 北米 [2012 年比 ] [119%] [127%] [152%] [166%] [127%] 北米 中国 市場規模が大きく安定成長 IoTソリューションビジネス需要大市場の伸びが高くインフラ投資大製造業が多くプロダクト需要大 IoTソリューションビジネス拡大 市場環境 ニーズ 重点事業 デジタル化人件費高騰食の安全志向低炭素社会省エネルギー 自動化 省力化 IoT 化環境調和 高効率化トレーサビリティ強化セキュリティ強化 空気圧縮機マーキングドライブ オートメーション IoTソリューション * 出典 :IMF 2018 年 4 月時点情報 14

15 2-2. めざす姿 産業ビジネスに貢献する強いプロダクト事業 基本方針 重点事業拡大とグローバル展開加速 ( 循環型事業 ) プロダクト OT IT によるサービス ソリューション事業拡大 伸長事業へのリソース集中と戦略的投資 重点事業 事業の位置付け方針 グローバル 空気圧縮機 マーキング 成長のエンジン ( 循環型事業の推進 ) グローバル投資の継続サルエアー社を加えたグローバル展開 IoT 対応製品の拡充 サービス事業の拡大 IoT ドライブ オートメーション 高付加価値分野への転換 エッジコンピューティングへの対応 顧客との協創 ( ビルトイン型 ) IoT 市場向け製品力の強化 IoT 対応コントローラーの機能強化 M2M 通信デバイスの拡充 IoT ソリューション 成長市場への対応 伸長業種 ( 物流など ) への展開ロボット 自動化ニーズの取り込み 15

16 2-3. 事業構成 重点事業拡大とグローバル展開加速 強化方針 自己成長 ( オーガニック ) とアライアンスの組み合わせによる成長加速ー重点事業の拡大 重点地域攻略 ( 北米 中国 ) ー ( 億円 ) 売上収益 ( 事業別 ) 海外売上収益 ( 地域別 ) 単位 : 億円 重点事業比率 50% 3,444 59% 3,693 61% 3,950 他事業 単位 : 億円海外事業比率 25% % 1,087 32% 1,255 他欧州 アジア 重点事業 中国 空気圧縮機 北米 2016 年度 ( 実績 ) 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 2016 年度 ( 実績 ) 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 16

17 2-4. 空気圧縮機成長戦略 (1) 2015 年 2017 年 空気圧縮機事業 2018 年度売上収益 1,000 億円超 サルエアー社 / 日立シナジー最大化 製品ラインアップと地域補完の強化 ( 北米 中国 ) 顧客層の拡大と販売網の強化グローバル調達と生産の最適化 グローバル No.1 製品の創出 ソリューション拡大 高効率実現 : 高効率エアーエンド開発超小型化 : アモルファスモーター採用 IoT 対応 : 通信接続機能の標準搭載 グローバル市場動向 ポジション * 空気圧縮機市場約 1 兆円 A 社 B 社 C 社 D 社 日立 A 社 B 社日立 C 社 D 社 サルエアー社 その他 その他 * 日立推計 定置式 サルエアー社買収によるフルラインアップ化 オイルフリー 給油式 ポータブル 小型 B 社 日立 A 社 B 社 日立 A 社 B 社 日立 A 社 大型 世界 3 位 世界 2 位をめざす 17

18 2-4. 空気圧縮機成長戦略 (2) サルエアー社買収による新規顧客獲得 ( 米国市場事例 ) 優良顧客の一挙獲得による プロダクト デジタルソリューション への展開強化 素材 資源系大手顧客 サービス エンターテイメント系産業 レンタル リテール系チャネル Air over the fence 噴水駆動用システム ダウ ケミカルコンプレッサーステーション 天然ガスアプリケーション Bellagio Las Vegas サーキット路面乾燥用 写真提供 :Baker Hughes. 18

19 2-4. 空気圧縮機成長戦略 (3) サルエアー社買収による新規顧客獲得 ( 中国市場事例 ) 優良顧客の一挙獲得による プロダクト デジタルソリューション への展開強化 自動車製造工場 Oil & Gas EV 製造工場 マイニング ( 銅鉱山 ) 19

20 2-4. 空気圧縮機成長戦略 (4) 業界優位のコネクテッドプロダクト事業へ 保守 サービス提案によるスマートメンテナンス実現 通信接続機能を標準搭載へ 自社端末デバイス 自社接続サービス日立グループクラウド基盤活用 Lumadaへの展開販売 サービスチャネルへのデータ提供 累計台数推移 4,000 つなげるキャリア閉域網よりセキュアに接続サービス Lumada Lumada PC 日立プライベートクラウド DB キャリア閉域網 Web Server FitLive サービス ファイアウォール Internet コネクテッド台数増大 2020 年度目標 累計 10,000 台 820 稼働データ活用によるスマートメンテナンス ダウンタイム削減 計画的保守予兆診断メニューへの展開 2, 上期年 2016 下期年 2017 上期年 2017 下期年 2018 上期年 2018 下期年上期 2016 年度下期上期 2017 年度下期 2018 上期年度下期 つながる機器 2017 年 10 月空気圧縮機主要機種に標準搭載 AirLinx( サルエアー社 ) As a service 化 - Pay per use などへの展開 - 20

21 2-5. マーキング成長戦略 製品ポートフォリオ拡充による大手顧客獲得新製品投入による新規顧客創出 サルエアー社顧客への展開 LAN 事業領域拡大とグローバル成長戦略加速 製品ポートフォリオ拡充 インク式 ( 世界 3 位 )+ レーザー式など製品拡充 特化型 総合メーカー (3 社 ) マーキング市場約 4,000 億円 * トータルマーキング コネクテッドプロダクトの実現 KDDIのグローバル通信プラットフォームを導入 Lumada PC Lumada KDDI 連携グローバル通信プラットフォーム 環境 衛生対応とトレーサビリティ強化 有機則非該当 ( 耐エタノール性強化 ) サルエアー社顧客 インフラ 建設 他 インクの自社開発強化 温度検知トレーサビリティ ( 流通品質管理向け ) 上 / 下限での温度変化により不可逆的に発色 サルエアー社顧客への展開 製造 飲料 食品 下限逸脱 上限逸脱 生活用品 * 日立推計 北米工場 欧州工場アジア工場日本工場 エネルギー & マイニング 薬品 化粧品 21

22 2-6. ドライブ オートメーション事業戦略 (1) ビルトイン型製品力強化 : 機械 装置の小型化 高効率化 高応答実現日立グループ内注力事業へのドライブ技術による貢献 アモルファス合金採用世界最高水準の高効率 (IE5 * ) 超薄型扁平構造 コア ( 鉄心 ) ローター 巻線 協創による顧客製品の高付加価値化 アモルファスモーター ビルトイン大容量サーボドライブ 高トルク 高精度省エネルギー装置の長寿命化 IoT 化ニーズ対応 磁石 日本産業技術大賞内閣総理大臣賞 ビルトイン PM モーター 空気圧縮機用 ( アモルファスモーター一体型 ) 工作機用 空気圧縮機用 * 国際電気標準会議が規定する 世界最高クラスのモーター効率 ポンプ用 PM モーター : Permanent Magnet Synchronous Motor 射出成型機用 22

23 2-6. ドライブ オートメーション事業戦略 (2) 協創による顧客製品の高付加価値化 ビルトイン型製品力強化 : ロバスト化 機械 装置の小型化 高度制御化日立グループ内注力事業へのドライブ技術による貢献 日立グループ内への導入実例 洋上風力用 建設機械用 発電機 PCS 発電機 AC 走行モーター 鉄道車両用 昇降機用 駆動用モーター AC:Alternating Current PM モーター 標準型エレベーターアーバンエース 23

24 2-6. ドライブ オートメーション事業戦略 (3) IoT コントローラーによる制御 (OT) と情報 (IT) の融合 市場動向 *1 産業用 IoT デバイス *2 数は急拡大 : 2016 年度 30 億台 2021 年度 95 億台 (CAGR 26%) IoT コントローラーによる最適生産 生産現場で情報アプリを実行 ( 制御と共存 ) 情報系プログラム言語 遠隔プログラミング対応既設システムのオープン化による最適制御 情報アプリケーション (C 言語プログラム ) 制御アプリケーション ( ラダープログラム ) Lumada 組込みコンテナ セキュリティ RT-Linux 共通制御基盤 採用ポイント 事例 ( 加工ライン ) 品質のリアルタイム分析 見える化 C 言語による汎用性 : 顧客での変更可能 ( フーリエ変換 マハラノビス距離など ) データ連携機能 ( 制御 情報 ) リアルタイムモニタリング : OPC *3 サーバー ビジュアライゼーション 稼働の見える化 エッジコンピューティング IoT コントローラー 協調制御 IoT コントローラー IoT コントローラー 既設 PLC 既設 PLC 既設 PLC 既設 PLC 生産ラインA 生産ラインB 工程 1 工程 2 工程 3 工程 4 *1 出典 : 総務省平成 29 年版情報通信白書 *2 産業 ビル用オートメーション 照明 エネルギー関連などの工業 産業用途の機器 *3 産業オートメーション分野における データ交換の相互運用を行うための標準規格 CAGR: Compound Average Growth Rate ( 年平均成長率 ) PLC: Programmable Logic Controller 24

25 2-7.IoT ソリューション事業拡大 (1) プロダクト起点の IoT デジタルソリューション展開強化 IoT ソリューションへの取り組み強化ロボット 自動化 SI 事業の拡大 スマートマニュファクチャリング 顧客事例 ( 金属加工機械メーカー ) 株式会社アマダホールディングス 土岐事業所 T876 工場 顧客との協創による無人 365 日ノンストップの一貫 IoT ラインの構築 出荷工程 現場設備のつなげる化 設備稼働の見える化 最短 3 時間の当日出荷体制構築に貢献 前工程 完成工程 熱処理工程 SI: Systems Integration 産業 流通 BU と連携した更なる顧客協創の深耕プロダクト システムの提供から デジタルソリューションの提供へ発展 25

26 2-7.IoT ソリューション事業拡大 (2) プロダクト起点の IoT デジタルソリューション展開強化 IoT ソリューションへの取り組み強化ロボット 自動化 SI 事業の拡大 スマートロジスティクス 顧客事例 ( 物流センター ) 株式会社 MonotaRO 笠間ディストリビューションセンター * Racrewを起点としたIoTソリューション 産業 流通 BU 連携による物流センターの高度化 経営ダッシュボード センター内見える化 ビッグデータ解析 人工知能 (AI) リソース計画最適化 作業スケジュール最適化 高度 WMS 新型ピッキングシステム ( 生産性を従来の2~3 倍化 ) No Walking Racrewによりピッキングオペレーションを効率化 Smart Routing WCSがRacrew 位置情報を管理 最短ルート選択 Various Stock Shelves さまざまなサイズの保管商品に対応可能 運行制御最適化 Racrew WCS 稼働最適制御現場可視化 AI + カメラロボット 3Dセンサー * 工業用間接資材通信販売最大手の株式会社 MonotaRO( モノタロウ ) の物流拠点 (2017 年 4 月本格稼働 ) WCS:Warehouse Control System WMS:Warehouse Management System 26

27 2-8. キャッシュ創出力強化とコスト戦略 業務効率の向上 販管費 量産 非量産 パープロ * 向上 固定費率低減 間接業務改革推進による固定費率低減 改善ポイント (2015 年度比 ) 10 グロスマージン グロスマージン 量産 非量産 グローバル調達の強化による直接材料費低減 サルエアー社との部品共通化 中国およびアジア地域調達拡大 新製品開発時の原価企画管理徹底 年度 ( 実績 ) 年度 ( 実績 ) 販売費および一般管理費 (SG&A) 率 年度 ( 実績 ) 年度 ( 見通し ) キャッシュ創出力 量産 非量産 業務プロセス改革による CCC 改善 ( 棚残圧縮 リードタイム短縮 ) サルエアー社とのシナジー創出 プロジェクト収支管理の徹底 End to End のプロセス改革による製品リードタイム短縮 CCC 2016 年度 ( 実績 ) 日 2017 年度 ( 実績 ) 日 2018 年度 ( 見通し ) 97.4 日 * 一人あたりの生産性 CCC:Cash Conversion Cycle 27

28 インダストリアルプロダクツビジネスユニット事業戦略 Contents 1. 事業概要 現状分析 2. 事業戦略 3. 業績推移 4. まとめ 28

29 3-1. 業績推移 売上収益 ( 単位 : 億円 ) 3,723 為替影響 70 資源 エネルギー系市場悪化 209 3,444 為替影響 +25 資源 エネルギー系市場悪化 211 サルエアー社買収効果 +388 グローバル事業拡大 +47 3,693 為替影響 26 サルエアー社買収効果 +118 重点事業 グローバル事業拡大 , 年度 ( 実績 ) 2016 年度 ( 実績 ) 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 調整後営業利益 ( 単位 : 億円 ) 77 売上減 90 ロスコスト削減 +38 サルエアー社買収効果 +10 原価構造 223 構造低減他売上減改革 157 改革 為替影響原価 +75 原価 9 低減為替影響低減 サルエアー社買収効果 +41 重点事業 グローバル事業拡大 年度 ( 実績 ) 為替 2016 年度 ( 実績 ) 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 影響

30 3-2. 業績推移 2015 年度 ( 実績 ) 2016 年度 ( 実績 ) 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 海外売上収益比率 27% 25% 29% 32% 売上収益 ( 億円 ) 5,000 調整後営業利益 /EBIT( 億円 ) 500 4,000 3,000 2,000 3,723 量産 1,740 3,444 1, (4.6%) 3,693 2, (6.0%) 216 (5.9%) 3,950 2, (8.4%) 278 (7.0%) ,000 非量産 1, (2.1%) 50 (1.3%) 1, (2.5%) 1,290 1, 年度 ( 実績 ) 2016 年度 ( 実績 ) 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 0 売上収益調整後営業利益 ( 率 ) EBIT( 率 ) 30

31 インダストリアルプロダクツビジネスユニット事業戦略 Contents 1. 事業概要 現状分析 2. 事業戦略 3. 業績推移 4. まとめ 31

32 4. まとめ 2018 年度計画 2018 年度 2015 年度比 売上収益 3,950 億円 +227 億円 (+6.1%) 調整後営業利益 ( 率 ) 331 億円 (8.4%) +254 億円 EBIT( 率 ) 278 億円 (7.0%) +228 億円 海外売上収益比率 32% +5% 重点事業拡大とグローバル展開加速 ( 循環型事業 ) 伸長事業へのリソース集中と戦略的投資 プロダクト OT IT によるサービス ソリューション事業拡大 ( 産業 流通 BU など日立グループ総合力結集 ) 32

33 将来の見通しに関するリスク情報 本資料における当社の今後の計画 見通し 戦略等の将来予想に関する記述は 当社が現時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており 実際の業績等の結果は見通しと大きく異なることがありえます その要因のうち 主なものは以下の通りです 主要市場 ( 特に日本 アジア 米国および欧州 ) における経済状況および需要の急激な変動 為替相場変動 資金調達環境 株式相場変動 原材料 部品の不足および価格の変動 長期契約におけるコストの変動および契約の解除 信用供与を行った取引先の財政状態 製品需給の変動 製品需給 為替相場および原材料価格の変動並びに原材料 部品の不足に対応する当社および子会社の能力 新技術を用いた製品の開発 タイムリーな市場投入 低コスト生産を実現する当社および子会社の能力 価格競争の激化 人材の確保 社会イノベーション事業強化に係る戦略 企業買収 事業の合弁および戦略的提携の実施並びにこれらに関連する費用の発生 事業再構築のための施策の実施 持分法適用会社への投資に係る損失 主要市場 事業拠点 ( 特に日本 アジア 米国および欧州 ) における社会状況および貿易規制等各種規制 コスト構造改革施策の実施 自社の知的財産の保護および他社の知的財産の利用の確保 当社 子会社または持分法適用会社に対する訴訟その他の法的手続 製品やサービスに関する欠陥 瑕疵等 地震 津波等の自然災害 感染症の流行およびテロ 紛争等による政治的 社会的混乱 情報システムへの依存および機密情報の管理 退職給付に係る負債の算定における見積り 33

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