Hitachi Smart Transformation Project

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ゆたかかくはり
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1 Hitachi Smart Transformation Project Hitachi IR Day 年 6 月 11 日株式会社日立製作所執行役副社長 CTrO 岩田眞二郎

2 中表紙 Hitachi Smart Transformation Project [ 目次 ] 1. Hitachi Smart Transformation Projectの概要 2. Hitachi Smart Transformation Projectの進捗状況中計達成に向けた具体的な取組み 4. まとめ

3 1-1. Hitachi Smart Transformation Project の位置づけ成長に向けた収益力キャッシュ創出力の強化社会イノベーション事業強化による事業成長イノベーショングローバルスマトラ * の目的コスト構造改革 1,000 億円超 / 年のコスト削減継続 SG&A 比率の適正化投資スマトラ * コスト構造改革 CCC 改革事業基盤の整備利益キャッシュ創出 CCC 改革キャッシュ創出をめざしたオペレーションへの変革運転効率の最大化に向けた事業ごとのリードタイム短縮事業基盤整備社会イノベーション事業を支える組織業務 IT の構築 CCC : Cash Conversion Cycle ( 運転資金手持日数 ) * スマトラ : Hitachi Smart Transformation Project SG&A : Selling, General & Administrative expenses( 販売費及び一般管理費 ) 3

4 1-2. 成長を支える事業基盤整備の考え方社会イノベーション事業強化の戦略を踏まえた事業基盤の抜本的改革スマトラ Simplicity 業務企業戦略 IT 業務標準業務プロセス構築整流化組織 / 人員最適な組織 / 人員構成の実現 Transparency 組織 / 人員日立の文化 ( 社員意識 ) マーケットインスピード経営人事評価成長文化業務 IT 業務組織 / 人員コストキャッシュの見える化 M&A 等を考慮した日立グループの経営基盤としての IT を整備 Productivity 価値の創出を実現する業務の構築顧客との協創顧客対応力強化を実現する組織 4

5 1-3. めざす姿グローバルで勝てる構造への変革 CCC めざす姿 1 コスト構造改革スマトラ効果 : 4,200 億円超 * 日 FY2015 見通し 3 2 CCC *2 改革 CCC:76.5 日 1 80 日 FY2013 FY2014 バブルサイズは売上規模を示す 3 事業基盤整備 5.5% 7% 営業利益率 * 年度からの累計 *2 製造サービス等の CCC(Cash Conversion Cycle) 5

6 Hitachi Smart Transformation Project [ 目次 ] 1. Hitachi Smart Transformation Projectの概要 2. Hitachi Smart Transformation Projectの進捗状況中計達成に向けた具体的な取組み 4. まとめ

7 2-1. Hitachi Smart Transformation Project の進捗 ( スマトラ効果 ) スマトラ効果 4,200 億円超の実現に向けた着実な遂行 2014 年度 ( 実績 ) 上積み目標を達成計画実績 900 億円 1,000 億円 2015 年度 ( 見通し ) 中計必達に向けてさらに上積み計画 1,000 億円 1,100 億円超をめざす ( 億円 ) 4,000 3,200 4,200 累計効果 3,000 2,000 1, 年度実績 1,100 2, ,100 1, 年度実績 2013 年度実績 2014 年度実績 1,100 1, 年度見通し単年度効果 7

8 2-2. Hitachi Smart Transformation Project の進捗 ( コスト構造 ) 売上原価の低減を継続すると共に SG&A の低減に注力営業利益 SG&A * 売上原価 100% 80% 4.7% 20.7% 5.6% 20.9% 6.2% 21.2% 6.7% 売上原価の低減実現すべき原価達成に向けた売上原価の設計実現企画段階でのコスト作りこみサプライヤー等との協創強化設計業務等の高度化高効率化 60% 40% 74.6% 73.5% 72.6% SG&A の低減国内固定費の総見直し国内人員の最適化間接業務 BPO 化加速 IT コストの適正化 0% 2012 年度 2013 年度 2014 年度 2015 年度実績実績実績見通し BPO : Business Process Outsourcing * SG&Aには研究開発費を含む国内外間接材の低減海外間接材低減の徹底 8

9 2-3. 営業利益の偏差要因 (2013 年度 2014 年度 ) 5,382 億円プロジェクト効果が業績改善成長投資の創出に貢献事業再編影響 * 210 億円売価下落 1,000 億円 Hitachi Smart Transformation Project 効果 +1,000 億円事業開発投資 300 億円人件費および償却費増加 750 億円大規模フロシェクトコストアッフ影響収束 +160 億円為替影響 +300 億円事業規模増 +900 億円原価低減他 +2,002 億円 6,004 億円前年同期比 +621 億円電力通信建機悪化 480 億円 2013 年度実績 ( 米国会計基準 ) * 火力事業統合および日立マクセルの持分法化による影響 2014 年度実績 ( 米国会計基準 ) 9

10 2-4. Hitachi Smart Transformation Project の進捗 (CCC( 製造サービス等 )) End to End の業務プロセスを見直しキャッシュ創出力を強化 CCC ( 日 ) 日改善 76.5 棚卸資産手持ち日数の改善モジュラーデザイン / 部品標準化の展開加速棚卸資産設計の推進加速徹底したリードタイム短縮 60.0 売掛 / 買掛手持ち日数の改善入出金管理手法の高度化 50.0 海外プロジェクトのキャッシュフロー管理強化年度実績 2014 年度実績 2015 年度見通し電子債権の適用範囲の拡大 10

11 Hitachi Smart Transformation Project [ 目次 ] 1. Hitachi Smart Transformation Projectの概要 2. Hitachi Smart Transformation Projectの進捗状況中計達成に向けた具体的な取組み 4. まとめ

12 3-1. プロジェクト推進上の課題事業環境変化に追随できる事業構造確立に向けたさらなる変革課題スマトラ活動コスト構造改革売上原価の低減事業環境変化を見据えた原価低減力強化プロジェクトマネジメント強化 SG&A の低減国内外人員の適正化 3-5 CCC 改革棚卸資産圧縮需給変動に即応できるコアバリューチェーン構築 3-6 売掛 / 買掛改善キャッシュフローマネジメントの強化 3-7 成長を支える事業基盤の整備業務プロセス改革グローバル IT 基盤整備社会イノベーション事業を支える業務 IT の構築

13 中計達成に向けたシナリオ ( 営業利益 ) スマトラ活動断行による目標営業利益の必達 6,004 億円事業再編影響 * 120 億円売価下落 1,000 億円 Hitachi Smart Transformation Project 効果 +1,000 億円事業開発投資 370 億円その他 150 億円事業規模増加 +800 億円原価低減他 + 約 2,000 億円 6,600 億円前年同期比 +595 億円人件費および償却費増加 700 億円大規模プロジェクトコストアップ影響収束 +140 億円 2014 年度実績 ( 米国会計基準 ) * 空調事業再編による影響 2015 年度見通し ( 米国会計基準 ) 13

14 3-3. 事業環境変化を見据えた原価低減力強化収益率のさらなる向上を実現するためのマネジメントサイクルのさらなるスピードアップマネジメントサイクル事業環境変化への対応力強化収益向上マネジメント意思決定に即応できるシナリオ準備とローリングの徹底追加施策断行事業リスクの早期吸収施策実行売上費用状況の早期把握と項目別追加低減の迅速な執行日立 IT 技術を応用した経営ダッシュボート拡充環境変化の早期把握経営ダッシュボードの拡充シナリオプランニング目標コスト実現のための原価低減額の上積み 14

プロジェクトマネジメント強化施策をグループ横断で展開プロジェクトマネージャー育成グローバルプロジェクトリーダー研修の実行プロジェクトマネジメントプラットフォームの共有化社内ベストプラクティスの横展開プロジェクトサポートの実施

15 ラットフォームプロジェクトマネージャー育ロジェクトマネジメントプポート3-4. プロジェクトマネジメント強化プロジェクトマネジメント強化によるリスク抑止収益確保プロジェクトマネジメント EPC 基盤強化活動具体的な展開例プ過去の成功失敗事例をもとにプロジェクトマネジメントノウハウを集約プロジェクトマネジメント強化施策をグループ横断で展開プロジェクトマネージャー育成グローバルプロジェクトリーダー研修の実行プロジェクトマネジメントプラットフォームの共有化社内ベストプラクティスの横展開プロジェクトサポートの実施専門チームによるプロジェクトマネジメント支援成プェクトサロジプロジェクトマネジメント人財育成研修 (19 コース ) 基本リテラシー教育成功失敗事例研究社内外知見の導入実績のある社内ベストプラクティスツールを他部門へ横展開展開ツール例社内専門チームによるプロジェクトマネジメント支援開始 ( ベトナム都市交通案件他 ) EPC : Engineering Procurement Construction 15

16 3-5. 国内外人員の適正化 ( グローバルシェアードサービスの拡大 ) グローバルでの間接業務の BPO 化基盤を整備 < 間接業務の BPO 化推進状況 > 財務人財調達中国アジアインド欧州米州日本海外間接業務領域地域ともに BPO 化を拡大財務業務の BPO 拡大給与計算業務の BPO 開始 2014 年度までに稼働 2015 年度以降に稼働 < 国内間接業務の集約スキーム > グループ各社日立グループ財務業務シェアード化会社分割一部事業譲渡 BPO ベンダー財務国内間接業務会社分割株式譲渡によりグループ内シェアード会社の事業の一部を BPO ベンダーへ移管グループ各社グループ各社人財業務調達業務シェアード化シェアード化 BPO 化人財グループ内シェアード会社への業務集約対象拡大 (177 社 19 万人 ) 16

17 3-6. 需給変動に即応できるコアバリューチェーン構築 End to End 視点で機能別施策を連携しトータルリードタイムを短縮グローバル PSI 業務構築グローバル物流スキーム出荷の多頻度化による輸送リードタイム短縮混載による物流費低減中国欧州で立上げ IoT 活用モノづくり保守物流需給調整の一元化 10 事業体で適用中リードタイム短縮在庫圧縮在庫営業設計モジュラーデザイン製品のモジュラー化による棚卸資産圧縮設計リードタイム短縮 32/64 製品適用中グローバル分散設計ビッグデータ解析によるトータルリードタイム短縮つながる工場による生産 SCM 全体最適化 4 事業体で試行開始製造調達グローバル調達現地調達強化による調達リードタイム短縮設計業務の最適分担設計コスト低減対象 14/17 事業体で活用 17 事業体で適用中 PSI : Production, Sales and Inventory SCM : Supply Chain Management 17

18 3-7. キャッシュフローマネジメントの強化運転資金効率を向上させキャッシュ創出力を強化一品ごと受注設計ノの作中量産モり方( 固有性) 量産業態別キャッシュ管理の強化キャッシュ改善に向けた PDCA( 例 : プロジェクト型 ) 契約条件重視棚卸資産重視化成金属原料素材販売 AMS 素材部材型部品販売電力インフラ情報交通 ( システム ) 情報 ( ハート ) 産機都市建機 B2B 完成品販売国際ハイテクプロジェクト型メティコ AP 中量産型量産型工機 B2C 完成品販売提案契約デリバリー共通売掛買掛共通棚卸資産案件別 / 契約単位別予算の策定パイプライン管理契約前フェーズゲート管理資金負担コストの設定取引条件基準の整備キャッシュニュートラル実績見通しの見える化予算実算管理の徹底リードタイム短縮 / 棚卸資産設計モノの売り方電力 : 電力システム社交通 : 交通システム社建機 : 日立建機工機 : 日立工機化成 : 日立化成 AP : 日立アプライアンスインフラ : インフラシステム社都市 : 都市開発システム社メディコ : 日立メディコ産機 : 日立産機金属 : 日立金属 AMS : 日立オートモティブシステムズ情報 : 情報通信システム社国際 : 日立国際電気ハイテク : 日立ハイテクノロジーズシステム 18

19 3-8. 社会イノベーション事業を支える業務 IT の構築 (1) グローバルでマーケットイン型の高効率経営を実現する事業基盤の構想具体化マーケットイン型の組織体制へお客さまフロント機能 ( 営業エンジニアリング SI コンサルティング ) ヘルスケアエネルギー金融地域北米中国業務主要検討事項業務プロセス手続きルールの標準化全体最適視点での標準業務プロセス見積スピード向上 / プロジェクト管理強化アナリティクス制御機能 ( 共通プラットフォーム ) 情報プラットフォーム事業制御プラットフォーム事業プロダクトソフトウェアサービス機能 ( グローバルに競争力ある事業 ) 産業機器事業情報機器ソフトウェア事業保守サービス事業組織 / 人員権限 / 責任範囲の明確化各組織の役割レポートラインフロント組織での見積り権限等 IT 業務を支える共通 IT 基盤の構築 19

20 ネジメントントロールマ環境変化への対応スピード向上ペレーションコオペレーションオ3-9. 社会イノベーション事業を支える業務 IT の構築 (2) 案件パイプライン管理を起点とした業績業務の一気通貫管理パイプライン情報を起点に受注前プロジェクト管理を強化業績管理実績見通し情報に基づく先手管理のさらなる強化受注前プロジェクト管理パイプライン管理営業見積受注見積契約管理設計進捗管理調達プロジェクト管理調達管理製造生産管理据付重点案件の選定とプロジェクトリスク管理強化早期ソーシングによる原価低減力強化パイプライン情報に基づく高効率生産の実現パイプライン管理システム販売管理システム調達システム生産管理システム見える化基盤オペレーションの効率アップ会計システム営業活動の重点化高度化業務情報の整流化 20

21 コスト構造改革3-10. 今後の計画 2015 中期経営計画の達成に向けた効果の刈り取りと次期中計を見据えた施策への着手生産コスト直接材コスト間接コスト CCC 改革事業基盤整備 2014 年度グローバル SCM 改革コスト構造改革モジュラーデザイングローバル分散設計集約購買加速調達エンジニアリング強化グローバルロジティクス改革共通経費集約国内外のシェアードサービス導入拡大本社改革 / グループ構造改革領域別機能別改革 2015 年度 CCC 改革事業基盤整備パイプラインフェーズゲート管理プロセス強化入出金条件改善部署間連携強化業務効率化精度向上経営見える化基盤の構築 2016 年度 ~ プロセス視点の改革社会イノベーション事業を支える事業基盤の確立 21

22 Hitachi Smart Transformation Project [ 目次 ] 1. Hitachi Smart Transformation Projectの概要 2. Hitachi Smart Transformation Projectの進捗状況中計達成に向けた具体的な取組み 4. まとめ

23 年度の目標 2015 中計達成に向け事業環境の変化に応じたプロジェクトの成果刈取りプロジェクトの効果全社計画間接コスト 2014 年度 ( 単年度 ) 400 億円 2015 年度 ( 単年度 ) 450 億円 2015 年度までの累計 *1 1,950 億円営業利益 SG&A *2 5.6% 20.9% 6.2% 6.7% 21.2% 生産コスト直接材コスト 600 億円 550 億円 2,250 億円売上原価 73.5% 72.6% 小計 1,000 億円 1,000 億円 4,200 億円 CCC 事業リスク変動分含む合計 * 年度比 2015 年度までの累計 *2 SG&A には研究開発費を含む 1,000 億円 +α 4,200 億円 +α 2013 年度実績 2014 年度実績 2015 年度見通し 23

24 24

25 将来の見通しに関するリスク情報本資料における当社の今後の計画見通し戦略等の将来予想に関する記述は当社が現時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており実際の業績等の結果は見通しと大きく異なることがありえますその要因のうち主なものは以下の通りです主要市場 ( 特に日本アジア米国および欧州 ) における経済状況および需要の急激な変動為替相場変動 ( 特に円 / ドル円 / ユーロ相場 ) 資金調達環境株式相場変動新技術を用いた製品の開発タイムリーな市場投入低コスト生産を実現する当社および子会社の能力急速な技術革新長期契約におけるコストの変動および契約の解除原材料部品の不足および価格の変動製品需給の変動製品需給為替相場および原材料価格の変動並びに原材料部品の不足に対応する当社および子会社の能力価格競争の激化社会イノベーション事業強化に係る戦略企業買収事業の合弁および戦略的提携の実施およびこれらに関連する費用の発生事業再構築のための施策の実施コスト構造改革施策の実施主要市場事業拠点 ( 特に日本アジア米国および欧州 ) における社会状況および貿易規制等各種規制製品開発等における他社との提携関係自社特許の保護および他社特許の利用の確保当社子会社または持分法適用関連会社に対する訴訟その他の法的手続製品やサービスに関する欠陥瑕疵等持分法適用関連会社への投資に係る損失地震津波等の自然災害感染症の流行およびテロ紛争等による政治的社会的混乱情報システムへの依存および機密情報の管理退職給付債務に係る見積り人材の確保 25

会社分割による産業機器事業の再編について

2018 年 10 月 25 日株式会社日立製作所執行役社長兼 CEO 東原敏昭 ( コード番号 :6501) ( 上場取引所 : 東名 ) 会社分割による産業機器事業の再編について 2021 中期経営計画を見据え産業流通水分野のプロダクト事業を強化株式会社日立製作所 ( 執行役社長兼 CEO: 東原敏昭 / 以下日立 ) は電力エネルギー産業流通水アーバン金融社会