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1 八尾市公共施設マネジメント実施計画 平成 29 年 6 月 八尾市

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3 目次 1 はじめに 背景と目的 計画の位置付け 計画期間 計画対象施設 進行管理 公共施設を取り巻く現状 人口動向 ( 八尾市人口ビジョン 総合戦略 より) 公共施設の現状 ( 八尾市公共施設マネジメント基本方針 より) 公共施設の将来費用 公共施設マネジメントに関する基本方針 公共施設マネジメントに関する取り組み方針 公共施設マネジメントの推進 公共施設マネジメントの実践 公共施設の保全について 再編再配置を含む機能更新について スケジュール案 公共施設の保全について 短中期修繕計画 (P16~19 参照 ) 再編再配置を含む機能更新について 優先的に検討すべき施設 (P20~P22 参照 ) 再編再配置を含む機能更新について 新たな行政課題等 (P23~P24 参照 ) その他の取り組みについて... 25

4 1 はじめに 1.1 背景と目的本市では 平成 25 年度 (2013 年度 ) に今後予測される人口構成などの社会情勢や財政環境の変化を見据え 持続可能な行政運営を進める上で必要となる公共施設 ( 建物施設 ) のあり方についての基本方針となる 八尾市公共施設マネジメント基本方針 を策定し 同年度から平成 26 年度 (2014 年度 ) にかけて公共施設 ( 建物施設 ) の現状を改めて把握すべく 施設の 劣化状況調査 を実施しました また 平成 27 年 (2015 年 )8 月には 八尾市公共施設マネジメント基本方針 を改訂し 建物施設だけでなく 土木インフラ等を含めた公共施設等全体の今後の管理の基本的な方針として改めて取りまとめました 上記の経過等を踏まえて 今後の公共施設 ( 建物施設 ) に対する具体的なマネジメントを実施するための計画として 八尾市公共施設マネジメント実施計画 ( 以下 本計画 と言う ) を策定することと致します 1.2 計画の位置付け本市では平成 27 年 (2015 年 )8 月に 八尾市第 5 次総合計画 の基本理念を基に 八尾市公共施設マネジメント基本方針 を改訂し 八尾市公共施設マネジメント基本方針改訂版 ( 八尾市公共施設等総合管理計画 ) ( 以下 基本方針 と言う ) を策定しました これは 公共施設等 ( 土木インフラ等を含む ) の今後のあり方についての基本的な方向性を示したもので 本計画はこの 基本方針 に示されている基本的な方向性を踏襲しつつ 建物施設に対して より具体的なマネジメントを実施していくための計画として位置付けます 八尾市総合計画 ( 第 5 次 ) 八尾市公共施設マネジメント基本方針改訂版 ( 八尾市公共施設等総合管理計画 ) 八尾市公共施設マネジメント実施計画 ( 建物施設 ) 各インフラ関連施設等の個別計画 ( 長寿命化計画 保全計画等 ) 図 1 本計画の位置づけ 1

5 1.3 計画期間 本計画の計画期間は 平成 29 年度 (2017 年度 ) から平成 33 年度 (2021 年度 ) までの 5 年間と します 1.4 計画対象施設 本計画は 原則として中心となる建物の延床面積が 200 m2以上の一般公共施設及び小 中学校 施設を対象とします なお 市営住宅については既に 八尾市営住宅機能更新事業計画 を策定しており 土木インフ ラ等についても 八尾市都市基盤施設維持管理基本方針 を策定し 各分類ごとに長寿命化計画等 を策定済み もしくは今後策定することとしています また 地方公営企業会計の施設等について はそれぞれの経営戦略等の中で検討を進めることを基本としておりますが それぞれ本計画と連携 を図りながらマネジメントを進めていくこととします 1.5 進行管理本計画は公共施設マネジメントの実効性を高めるために策定した計画であり 実行結果については 平成 27 年 (2015 年 )8 月に策定した 基本方針 で示されている今後のマネジメントの方向性にフィードバックするとともに PDCA サイクルにより社会情勢や財政状況 環境等の変化に応じて適宜見直しを行います 一般公共施設 一般会計の建物施設のうち 市営住宅 学校園を除く公共施設 2

6 2 公共施設を取り巻く現状 2.1 人口動向 ( 八尾市人口ビジョン 総合戦略 より) 平成 23 年度 (2011 年度 ) からの 10 ヵ年を計画期間とする八尾市総合計画の 想定人口 においては それまでの転出傾向から転出入の均衡まで改善する想定により 平成 32 年 (2020 年 ) に 25 万 8 千人の人口を見込んでいます この総合計画における 想定人口 の考え方で 平成 72 年 (2060 年 ) まで推計した場合には 本市の人口は 15 万 5 千人まで減少すると予想されます また まち ひと しごと創生法 の施行に合わせ 国から各自治体へと提供された人口推計ワークシートでは その基礎を 社会保障人口問題研究所で実施された人口推計に置いており それによると 本市の平成 72 年 (2060 年 ) の人口は 16 万 5 千人と推計されています また 民間機関である日本創生会議の推計でもほぼこの 想定人口 に沿った推移となっています 以上を踏まえ平成 28 年 (2016 年 )3 月に策定した 八尾市人口ビジョン 総合戦略 における将来人口の展望では 法の趣旨に沿って 国や大阪府における人口ビジョンも踏まえ 出生率を平成 42 年 (2030 年 ) に 1.80 平成 52 年 (2040 年 ) 以降を 2.07 と設定し 総合計画期間以降の推計を実施すると平成 72 年 (2060 年 ) の人口は 19 万 7 千人となる としています このように本市では国 府の政策を踏まえながら様々な施策を講ずることで 平成 72 年 (2060 年 ) の人口 19 万 7 千人をめざすとともに 活力ある地域社会の持続可能性を高め 本市における長期の人口展望としていくこととしていますが いずれにせよ国及び大阪府ともに人口推計で減少を見込む中で 本市の人口推計においても減少傾向は避けられないところです ( 千人 ) 八尾市の人口の長期的見通し 八尾市総合計画 ( 想定人口 ) 出生率増加社人研推計準拠民間機関推計準拠 八尾市総合計画 ( 想定人口 ) 年 2015 年 2020 年 2025 年 2030 年 2035 年 2040 年 2045 年 2050 年 2055 年 2060 年 図 2-1 八尾市の人口の長期的見通し 八尾市人口ビジョン 総合戦略 より 3

7 2.2 公共施設の現状 ( 八尾市公共施設マネジメント基本方針 より) 施設数量平成 26 年度 (2014 年度 ) 末時点の財産台帳によると 本市が保有する公共施設のうち建物施設は 271 施設 1,252 棟あり 延床面積合計は約 65 万m2です 施設分類別にみると 学校教育施設の値が最も大きく 延床面積で全体の約 52% を占めています 学校教育施設と市営住宅を除く公共施設の延床面積は 175,135 m2で全体の約 27% となっています 表 2-1 施設概要 八尾市公共施設マネジメント基本方針 より 施設分類 施設数建物棟数延床面積施設 % 棟 % m2 % コミュニティ施設 % % 16, % 学校教育施設 % % 334, % 子育て支援施設 % % 17, % 福祉施設 % % 18, % 生涯学習施設 6 2.2% 6 0.5% 16, % 文化施設 7 2.6% % 19, % スポーツ施設 7 2.6% 7 0.6% 23, % 市営住宅 % % 137, % 庁舎等 5 1.8% 8 0.6% 27, % 病院施設 1 0.4% 2 0.2% 1, % 環境衛生施設 8 3.0% % 12, % 交通施設 3 1.1% 3 0.2% 4, % 消防施設 % % 5, % 墓地 / 斎場等 5 1.8% % 3, % 防災施設 % % 1, % その他 % % 5, % 総計 ,641 - 消防施設, 5,120 m2, 0.8% 墓地 / 斎場等, 3,641 m2, 0.6% 交通施設, 4,840m2, 0.7% 環境衛生施設, 12,407m2, 1.9% 病院施設, 1,495m2, 0.2% 庁舎等, 27,985m2, 4.3% 防災施設, 1,537 m2, 0.2% その他, 5,891 m2, 0.9% コミュニティ施設, 16,736 m2, 2.6% 市営住宅, 137,101 m2, 21.2% 延床面積合計 646,641 m2 学校教育施設, 334,405 m2, 51.7% スポーツ施設, 23,320 m2, 3.6% 文化施設, 19,066 m2, 2.9% 生涯学習施設, 16,964 m2, 2.6% 福祉施設, 18,197 m2, 2.8% 子育て支援施設, 17,937 m2, 2.8% 図 2-2 施設分類別延床面積 八尾市公共施設マネジメント基本方針 より 4

8 2.2.2 施設特性別割合施設分類によって 延床面積別の建物棟数の構成は異なっており スポーツ施設 庁舎等 生涯学習施設 福祉施設のように面積が大きい建物棟の割合が高い施設分類から 公園施設や防災施設 ( 備蓄倉庫 ) のように大半が小規模な建物棟等で構成される施設分類まで その内実は多岐にわたります 建物の規模についてみると 棟数全体の 1,252 棟に対して 延床面積が 10~100 m2未満の小規模な建物が全体の約 43% を占めています 建物の構造種別についてみると 延床面積が 500 m2以上の大規模な建物は 鉄筋コンクリート造が 95% 以上を占めているのに対し 規模が小さくなるにつれて鉄骨造やコンクリートブロック 木造といった建物の比率が大きくなっています また 10 m2以下の小規模建物については アルミや亜鉛合板といった資材を用いた建物が全体の約 2.6% を占めています 349 棟 28% 114 棟 9% 252 棟 20% 537 棟 43% 棟数比率 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% ~10 m2 10~100 m2 100~500 m2 500 m2 ~ 図 2-3 施設規模別施設割合 八尾市公共施設マネジメント基本方針 より 13.2% 2.6% 22.8% 17.5% 2.6% 41.2% 0.4% 6.0% 19.2% 37.5% 10.3% 26.7% 図 2-4 構造種別別施設割合 八尾市公共施設マネジメント基本方針 より 5 1.2% 0.4% 2.8% 61.1% 20.2% 14.3% 1.4% 0.3% 95.7% 2.6% ~10m2 10~100m2 100~500m2 500m2~ 延床面積 鉄骨造 軽量鉄骨造 鉄筋コンクリート造 鉄骨鉄筋コンクリート造 コンクリートブロック その他 ( アルミ 亜鉛合板等 ) 木造

9 延床面積 ( m2 ) 建築年別施設整備状況本市における公共施設の整備時期についてみると 昭和 41 年 (1966 年 )~ 昭和 55 年 (1980 年 ) の 15 年間に集中しており その期間までに延床面積の約 6 割におよぶ建物が整備されています とりわけ 昭和 46 年 (1971 年 ) 以降の 5 年間に学校教育施設が大量に整備されているのが顕著に目立ち これらの建物は建設から 30 年以上経過しているため 今後 老朽化の進行とともに大規模修繕 更新費の増大が危惧されます また 整備時期が集中する上記 15 年間以外の期間においても大規模な建物を整備しており これらの施設についても将来的には 大規模修繕 更新への対応を図る必要があります 200, , , , ,000 建設されてから 30 年以上経過した公共施設全施設の約 66.5%( 延床面積の比率 ) 66.5% 58.3% 73.6% 82.3% 96.8% 88.6% 91.8% 99.9% 100% 100% 90% 80% 70% 60% コミュニティ施設学校教育施設子育て支援施設福祉施設生涯学習施設文化施設スポーツ施設市営住宅庁舎等 100,000 80, % 50% 40% 病院施設環境衛生施設交通施設 60,000 40,000 20, % S28 -S % 4.3% S36 -S40 S41 -S45 S46 -S50 S51 -S55 S56 -S60 S61 -H2 建設年代 H3 -H7 H8 -H12 H13 -H17 H18 -H22 H23 不明 -H27 30% 20% 10% 0% 消防施設墓地 / 斎場等防災施設その他累計割合 図 2-5 建築年別施設整備状況 八尾市公共施設マネジメント基本方針 より 6

10 2.2.4 劣化状況調査の結果 本市では 基本方針 に基づき 平成 25 年度 (2013 年度 ) から平成 26 年度 (2014 年度 ) にか けて建物施設のハード面での現状を把握するために 劣化状況調査 を実施しました 同調査では 一般公共施設及び学校園施設を対象に 建築物点検マニュアル 同解説 ( 財団法人建築保全センター H17.8) に示される点検項目の内 建築物の保全を図るうえで特に重要な部位 設備の項目 ( 付属物を除く ) に対して 劣化の状況を示す判定基準を用いて 項目ごとに A B C D の4 段階で評価判定し 調査結果を6 部位 ( 屋根 ( 屋上 ) 外装( 外壁 ) 内装 機械設備 電気設備 屋外 ) に集約しました 6 部位のうち特に施設の屋根 ( 屋上 ) 外装 ( 外壁 ) は 内部環境を風雨等外部環境から守るた めに 建築物として最も根幹を成す重要な部位 ( 機能 ) でありますが この屋根 ( 屋上 ) 外装 ( 外 壁 ) の調査結果をまとめると以下のとおりとなります 図 2-6 劣化状況調査結果 D 評価であったものが屋根については全体の7% 外装についても全体の9% 見られました 本市では平成 27 年度 (2015 年度 ) まで集中的に耐震化事業を推進しており 合わせて屋上防水や外壁の改修工事等を実施したため 概ね状況は改善しておりますが 施設の安全性の確保のためにもこの結果について再度精査する必要があります 7

11 2.3 公共施設の将来費用 将来コストの試算について将来コストの試算にあたっては 財団法人地域総合整備財団 が総務省の協力のもとに作成した 公共施設等更新費用試算ソフト をはじめ 各種文献 ( 平成 17 年建築物ライフサイクルコスト ( 国土交通省大臣官房長営繕監修 ) 建築着工統計 工事費予定額の分析 ( 建設物価調査会 ) 等 ) を参考に将来コストを算出します 将来コストは 以下に示す方法で更新費 ( 建替え費 ) と修繕 大規模修繕費を積み上げて概算したものです 以下に算出のイメージを示します 将来コスト = 更新費 + 修繕費 + 大規模修繕費 更新費 = 更新単価 ( 円 / m2 ) 施設延床面積 ( m2 ) 修繕費 = 修繕単価 ( 円 / m2 ) 施設延床面積 ( m2 ) 大規模修繕費 = 大規模修繕単価 ( 円 / m2 ) 施設延床面積 ( m2 ) 費用を積み上げる時期 更新費 建設年から耐用年数で計上 修繕費 現在から修繕サイクルごとに計上 大規模修繕費 現在から大規模修繕サイクルごとに計上 図 2-7 将来コストの試算イメージ 8

12 2.3.2 将来費用の試算結果建物施設の将来コストについては 平成 17 年建築物ライフサイクルコスト ( 国土交通省大臣官房長営繕監修 ) や 建築着工統計 工事費予定額の分析 ( 建設物価調査会 ) などの既往文献を参考に試算しました 今後 40 年間で約 2,433 億 1,000 万円 1 年当たりの費用は約 60 億 8,000 万円となります 図 2-8 公共施設の将来費用 公共施設にこれまでかけてきた費用過去 5 年間で公共施設等のうち 建物施設にかけてきた費用 ( 維持修繕費 + 投資的経費 ) を事業費ベースで見ると 年平均で約 79 億 9,000 万円となりますが これはこの間に学校園耐震化事業を集中的に実施した結果であり その学校園耐震化事業を除くと年平均で約 48 億 9,000 万円となります これを将来かかる年平均費用 ( 約 60 億 8,000 万円 ) と比較すると 今後はこれまでの約 1.2 倍の費用が必要となる計算になります 表 2-2 過去 5 年間の投資的経費 + 維持修繕費 ( 建物施設にかかる負担分 ) 単位 : 千円 年度総務費民生費衛生費土木費消防費教育費うち学校園合計 耐震化事業 学校園 耐震化事業除く H23 211, , ,181 1,434, ,055 1,878, ,508 4,265,234 4,131,726 H24 366, , , , ,866 2,855,711 1,505,504 5,005,120 3,499,616 H25 623, , , ,231 1,081,488 5,433,947 2,877,268 8,074,785 5,197,517 H26 842, , , , ,436 6,332,712 4,787,873 8,843,820 4,055,947 H27 774, , , , ,731 11,603,852 6,227,471 13,778,079 7,550,608 5 年平均 563, , , , ,915 5,620,924 3,106,325 7,993,407 4,887,082 土木費は公営住宅のみ 9

13 3 公共施設マネジメントに関する基本方針 3.1 公共施設マネジメントに関する取り組み方針本市では 基本方針 のとおり 市民サービスの維持 向上を図るため 以下に示す方向性に沿って全市的に公共施設マネジメントを進めていきます 公共施設マネジメントの方向性 方向性 1: 施設の長期的 計画的な保全 ( 施設の長寿命化と安全性確保 ) 建物の長期保全の仕組みづくり 建物の長期保全の実現可能性 方向性 2: 施設の複合化 統合化による適正な公共サービスの提供 公共施設のサービス適正化 ( 効率的な配置の検討 ) 再編 再配置の方針策定 方向性 3: 施設管理 運営の効率化や新たな財源の確保 施設の管理運営手法の見直し 公共施設の支出に対する財源の確保 広域連携による公共施設のあり方の検討 方向性 4: 施設の不動産としての有効活用 行政需要の検討 余剰施設の利活用計画の策定 方向性 5: 公共施設マネジメントを実践する仕組みと組織づくり 組織 人員体制の見直し 情報の一元管理 統一的な基準による公会計制度への対応 方向性 6: まちづくりの視点を持った公共施設マネジメントの実践 まちづくりを意識した各種計画との整合性の確保 方向性 7: 広域連携 広域的な視野を持った取り組みの推進 図 3-1 今後のマネジメントの方向性のイメージ 10

14 3.1.1 施設の長期的 計画的な保全 ( 施設の長寿命化と安全性確保 ) 基本方針 継続利用する施設については 安全性を確保しつつ 長寿命化をめざします 定期的な施設点検の実施により 保有する施設 建物の状態を的確に把握します 施設や建物の状態に応じた適切な維持管理手法を検討します 建物の性能やサービスの提供状況などを踏まえて 対策の優先順位を設定し 効率的 重点的に保全を行う施設を明確にします 本市の保有する施設全体を横並びで見た予算配分の最適化を図ることにより 計画の実現性を確保します 具体的な取り組み内容 点検情報等のデータベース化 ライフサイクルコスト分析等による将来予測 客観的な手法による対策優先順位の検討など 施設の複合化 統合化による適正な公共サービスの提供 基本方針 市民ニーズに的確に対応した施設の効率的な配置を検討します 一定のサービス ( 機能 ) が維持できる場合 ハコ ( 建物 ) については可能な限り複合化や統合化などを図り 修繕 更新費用の縮減につなげます 取り組みをより効果的なものとするため 特に課題のある施設や規模の大きい施設を優先的に検討の対象とするなど 見直しの優先性を考慮します 大規模修繕 建替えや施設機能の陳腐化のタイミングに合わせて提供するサービスのあり方を検討し その適正化を図ります 提供されるサービス が 市が提供するサービスとして存続させることが妥当か というソフト面に関する分析と サービス提供に活用する建物 が 建物を現状のままで使い続けても良いか というハード面に関する分析を踏まえ 今後のあり方について検討します 具体的な取り組み内容 近隣の類似施設の機能集約 同一機能を有する施設の複合化など 11

15 3.1.3 施設管理 運営の効率化や新たな財源の確保 基本方針 庁内における管理主体のあり方や提供するサービスの内容 かかる事業運営コストを含めた施設管理運営の効率化を図ります 限られた財源を効果的に活用するため 公設公営だけでなく民間を活用した事業手法を導入する可能性について検討します 公共施設の修繕 更新に充当できる新たな財源を確保するため 保有施設を利用して収入や資金を確保することについて検討します 具体的な取り組み内容 効率的な業務委託の検討 実質的な業務量に対応した人員の適正配置 PFI/PPP の検討 ESCO 事業の導入 余剰スペースの有効活用など 施設の不動産としての有効活用 具体的な取り組み内容 本市がサービス提供に利用しない建物施設について市民の便益向上や財政健全化のために有効に活用していきます 現状の目的に沿った利活用を継続することが望ましくない建物施設については 他用途への転用について検討するとともに 資産の売却なども選択肢の一つとして検討します 具体的な取り組み内容 民間や地域への売却 移譲 PRE( 公的不動産 ) 有効活用の検討など 公共施設マネジメントを実践する仕組みと組織づくり 基本方針 全庁的な視点で意思決定が可能であり 維持管理に関する PDCA サイクルを確立し 建物の現状把握と対策が確実に行われる体制を構築します 結果のフィードバックと継続的な改善が可能な環境を整備するため 意思決定に必要な情報を一元的に管理する仕組みについて検討します 公共施設等に関する情報を効率的に整理 分析し 本計画の進捗に役立てるためにも 固定資産台帳をはじめとした 統一的な基準による公会計制度との連携を図ります 具体的な取り組み内容 公共施設マネジメント推進体制の構築 情報管理システムの構築など 12

16 3.1.6 まちづくりの視点を持った公共施設マネジメントの実践 基本方針 公共施設の整備はまちづくり全体に大きな影響を与えるため 都市計画マスタープラン や 立地適正化計画 等 まちづくりに関する各種計画との整合性を図ります 具体的な取り組み内容 計画の相互フィードバック 関係会議の実施など 広域連携 基本方針 国や大阪府 近隣自治体との公共施設の相互利用やサービス連携 役割分担等をはじめとしたさらなる連携の可能性を視野に入れながら公共施設マネジメントの取り組みを進めていきます 具体的な取り組み内容 関連する他自治体との公共施設の共同利用や複合化 建物の賃借など 13

17 3.2 公共施設マネジメントの推進一般的に施設に求められる機能には大別して 安全性 利便性 快適性 環境性 多様性 可変性 バリアフリー性等が考えられますが それらの中でも安全性については 人命の安全に直接的に関わる重要な機能であり 最優先で確保しなければならない機能と言えます これらのことから前途した公共施設マネジメントに関する7つの取り組み方針の中でも特に 方向性 1の 施設の長期的 計画的な保全 ( 施設の長寿命化と安全性確保 ) が重要であると考えます そこで 全庁的に公共施設マネジメントの考え方を取り入れ 公共施設における機能的寿命 経済的寿命 物理的寿命の関係を総合的に勘案しながら 公共施設の保全を実施していくことで 総合的 計画的な長寿命化と安全性の確保を図っていくこととしますが この施設の長寿命化については 単年度における保全サイクルと 施設の将来の有効活用等を含めた検討を必要とする長期的な保全サイクルの二段階に分けて考える必要があります 前者は短期的視点からの修繕計画であり 後者は長期的視点からの複合化計画等も含めた施設の再編再配置 ( 長期的計画 ) をも検討しようというものであり ここでは方向性 2の 施設の複合化 統合化による適正な公共サービスの提供 の考え方のもと マネジメントを進めていくことが重要となります したがって本計画における本市の公共施設マネジメントについては施設の長寿命化を実施していくために 長期的視点からの再編再配置も視野に入れつつ 短期的視点からの修繕を含む保全を計画的に実施していくことに軸足を置くこととします ただし その他の方向性についてもできるところから実践していきます 保全と再編再配置について 施設の保全と再編再配置は公共施設の質と量の問題であり 前者については短期的 後者につい ては長期的な時間軸の中で公共施設マネジメントの両輪として進めていくこととします 14

18 3.2.2 推進体制について公共施設マネジメントを推進していくために各担当課がそれぞれの役割を担いつつ 全庁横断的に取り組みを進めていきます 施設所管課は日常的に各施設の劣化状況や利用状況等の確認 把握に努め その機能や将来的な方向性についての検討 立案を行い 公共施設マネジメント担当課は 基本方針 や本計画との整合性を図りつつ 全庁横断的な視点をもって施設所管課と連携し 財政担当課や建築 営繕担当課 財産活用担当課等の関係課との調整を行います なお 副市長 関係部局長で組織する公共施設マネジメント推進会議にて公共施設マネジメント全体を総括します 市民 施設利用者 図 3-2 公共施設マネジメント推進体制 15

19 4 公共施設マネジメントの実践 4.1 公共施設の保全について今後 公共施設の老朽化に伴い 施設の保全に関する経費はますます膨大なものになってくることが予想されます このため 保全に要する経費の効率化を図りつつ 施設の健全な機能を長期的に維持管理する公共施設マネジメントの仕組みづくりが重要となります その仕組みの一つとして 施設が建設され使用開始された後 取り壊しに至るまでの一生にわたって行われる業務 ( ライフサイクル ) を 総合的 計画的 組織的に実施する いわゆる計画保全と呼ばれる中長期的な視点から 各部材 設備機器等を予め設定した時期に計画的に更新する仕組みの構築が考えられますが そこに至る前に現状では限られた財源の中で 多くの施設で修繕の積み残しが発生している可能性があり 事実 平成 25 年度 (2013 年度 ) から平成 26 年度 (2014 年度 ) にかけて実施した 劣化状況調査 の結果 公共施設の中には安全性の確保ができているとは言い難い状況にあるものが存在していました 本市では平成 27 年度 (2015 年度 ) まで集中的に耐震化事業を推進しており 合わせて各改修工事等を実施し 概ね状況は改善していますが まずは取り組みの第一歩として安全性について疑問があるものについて精査し 優先的に修繕等を行うことで施設の安全性を確保し 今後 計画的な保全が実施できるようにしていくこととします 短中期修繕計画施設に生じる躯体の様々な劣化現象を未然に抑制 防止して 物理的耐用年数を長くするためには コンクリートや鉄筋を劣化させる物質がコンクリート中に浸入するのを防ぐことが最も基本な考え方であり また 施設の内部環境を守るためには 施設の外部環境を適切に保全することが最も大事な要素となります そのためには 施設の外回りである外壁と屋上の修繕 改修工事を適切に実施し 防水等の機能を維持することが最も重要です また 外壁や屋上のひび割れによる落下防止等は人命確保に直接的に関わる事であり安全性の確保という視点からも重要な視点と言えます すなわち 今後 限られた財源の中 施設の安全性を確保し 効率的 効果的に長寿命化を行っていくためには これら外壁と屋上の修繕 改修工事等に係る優先順位から検討することが重要となります したがって施設の安全性の確保のために修繕 改修が必要とされる内容を外壁と屋上の状況を中心に精査し 優先順位を定め 本計画期間内にて平準化して計画的に修繕 改修等を実施することとします (1) 優先的に修繕等を実施すべき施設平成 25 年度 (2013 年度 ) から平成 26 年度 (2014 年度 ) にかけて建物施設のハード面での現状を把握するために実施した 劣化状況調査 の結果を活用します この調査では 建築物点検マニュアル 同解説 ( 財団法人建築保全センター H17.8) に示される点検項目の内 建築物の保全を図るうえで特に重要な部位 設備の項目 ( 付属物を除く ) に対して 劣化の状況を示す判定基準を用いて 項目ごとに A B C D の4 段階で評価判定し 調査結果を6 部位 ( 屋根 ( 屋上 ) 外装 ( 外壁 ) 内装 機械設備 電気設備 屋外) 16

20 に集約していますが このうち 屋根 ( 屋上 ) 外装( 外壁 ) による判定を活用 再度精査しつつ 施設の今後の活用の方向性等も考慮し 総合的に判断します 具体的には 劣化状況調査 の結果をその後の工事履歴等から時点修正し 結果として 屋根 ( 屋上 ) 外装( 外壁 ) の判定結果が D 評価であるものを優先的に修繕等を実施すべき施設として以下のとおり選定することとします 表 4-1 優先的に修繕等を実施すべき施設一覧 施設名棟建設年築年数 延床面積 ( m2 ) 屋根 評価 外装 文化会館 同左 S63(1988) 29 14,658 D D 桂老人福祉センター 同左 S49(1974) 43 1,402 A D 安中老人福祉センター 同左 S51(1976) A D 消防署高安出張所 同左 S58(1983) D D 生涯学習センター 同左 H6(1994) 23 9,905 B D 10 教室棟 S43(1968) D D 龍華小学校 34 教室棟 S54(1979) 38 1,806 D D 35 教室棟 S55(1980) 37 1,718 D D 管理教室棟 S56(1981) 36 2,368 D D 南山本小学校 長池小学校 管理教室棟 S34(1959) 58 1,175 D D 管理教室棟 S43(1968) 49 1,127 D D 教室棟 S47(1972) 45 1,109 D D 6-5 教室棟 S52(1977) D D 美園小学校 1 管理 特別教室棟 S47(1972) 45 1,500 D D 高美南小学校 4 機械室 S49(1974) D D 龍華中学校 2 特別教室棟 S44(1969) 48 1,751 D D 10 教室棟 S50(1975) D D 大正中学校 特別教室棟 S58(1983) D D 24 機械室 S57(1982) D D 成法中学校 31 管理教室棟 S58(1983) 34 2,267 D D 32 特別教室棟 S59(1984) 33 1,540 D D 教室棟 S36(1961) D D 曙川中学校 教室棟 S39(1964) D D 8 特別教室棟 S43(1968) 49 1,150 D D 5-1 教室棟 S36(1961) D D 志紀中学校 5-2 教室棟 S35(1960) D D 7 管理教室棟 S46(1971) D A 22 特別教室棟 S60(1985) D D 亀井中学校 管理 特別 普通教室棟 S56(1981) 36 5,195 D D 小 中学校の棟の欄に記載の数字は学校施設台帳で管理している棟番号 17

21 (2) 短中期修繕計画の進行管理施設の状況は日々変化しているため 状況に応じて柔軟に対応する必要があります したがって適宜見直しを行いつつ 表 4-1 について更新を行っていくこととします 手法についても単に大規模な修繕工事を実施することのみにこだわるのではなく 各施設の今後の方向性も考慮し 近く建替え等を含む更新の可能性があるもの等については二重投資とならないような手法を また 同時期に実施した方が効率的となるような工事が必要な場合については同時施工とする等の検討を行いつつ 安全性の確保を第一に考えて取り組みを進めていきます 今後の保全サイクルの構築について施設の保全実施には 単年度におけるサイクルと 施設の将来の有効活用等を含めた検討を必要とする長期的なサイクルの二段階に分けて考える必要があります 前者は短期的視点からの修繕サイクルであり 後者は長期的視点からの改修 サイクルです この二つの保全サイクルを組織的 計画的に継続することにより 市有施設全体としての保全システムが円滑に稼働することとなり 施設の状況が悪化することを未然に防ぐ計画的な保全につながります 改修 建築物等の改良及び模様替え並びに建築設備及び建築物の附帯施設等の更新 (= 新たな機能の向上を図る ) (1) 修繕サイクルについて既に公共施設等においては安全性の確保のために法令に基づく各種法定点検や 施設管理者が施設の安全性確保及び利用者の快適性確保等のために日常的に行う点検 ( 以下 日常点検 と言う ) が実施されています 今後はこれらの点検結果をさらに有効的に活用することが施設の安全性の確保や長寿命化にとって大変重要となってきます 特に法定点検のうち建築基準法第 12 条に規定されている点検 ( 以下 12 条点検 と言う ) と日常点検の点検結果を 計画的に予算化へと繋げる仕組みづくりの構築が 効率的 効果的な公共施設マネジメントへと繋がると考えます 以下にサイクルとして (1) 点検 (2) 計画 (3) 保全の実行 の3 項目を分けて整理します 1 点検 12 条点検の周期は 建築基準法に定められている通り 有資格者による専門的な点検であり 建築は 3 年に 1 回 建築設備は毎年実施することを基本としています 日常点検は 日々の見回り時における気付きの視点や別途定める 施設保全マニュアル を参考に実施するものとします この 12 条点検と日常点検がお互いの情報を補完し合えるように データベースとして共有していきます 2 計画保全を適正に実行するためには 点検結果や不具合情報を集約し 関係部署でその情報を共有し 保全の優先順位付けを継続して行うことが必要です こうした計画の策定において 点検結果をど 18

22 のような指標に基づいて優先順位を定めていくかが大変重要でありますが 施設の安全性に係る支障の大小を座標軸にして 評価していきます また 全庁的な計画策定にあたっては 関係部署間における情報共有を行います 3 保全の実行施設の各点検結果に関する情報を基にした優先順位に従って客観的 計画的に予算化された項目について適正に改修又は修繕を行うことが実行 ( 実施 ) です しかし 限られた財源の中 全ての不具合項目について予算化し 改修や修繕を実施することは不可能であるとも言えます このことから 当該年度に予算化されなかった不具合項目については 次年度以降も引き続き点検による継続的な監視を続けていくこととします (2) 改修サイクルについて長期的な改修サイクルは 市の大きな施策に関する事業であり 市有施設全体として施設間の使用調整やそこで実施されるサービス内容の検討が必要であるほか 費用としても大きな金額が想定されることから 効率的利活用方法や技術的方法について 協議 検討を行った上で 計画的に進めるものとします 以上の保全サイクルにより施設の計画的な保全を実施していきます 19

23 4.2 再編再配置を含む機能更新について本市の公共施設マネジメントについては短期的な視点では修繕を含む保全を計画的に実施していくことに軸足を置くこととしましたが 市民ニーズの変化や政策等により機能再編が必要となる施設については再編再配置を含む機能更新も合わせて検討していくことが必要です 公共施設機能更新等の考え方の原則 基本方針 における 公共施設マネジメントに関する取り組み方針 を踏まえ 公共施設機 能更新等の考え方の原則 をあらためて以下のとおり設定します 原則 1. 施設の長期的 計画的な維持更新継続して活用を続ける施設については 建物の構造 目的等により詳細は異なりますが 施設全体に対して計画的に修繕を行うことで長寿命化 ( 目標耐用年数 60 年以上 ) を図ります また 目標耐用年数に到達する施設については建物の劣化状況等の状態と今後も継続していくべき施設かどうかの機能性等を十分に検討し 継続 廃止等の方向性を判断の上 財源との整合性を図りながら計画的に更新を行います 建築物の耐久計画に関する考え方 ( 社団法人日本建築学会 ) によると 建築物の耐用年数について官公庁施設の躯体では普通の品質の場合は 50~80 年の範囲で 60 年以上が望ましいとされています 原則 2. 施設の複合化 統合化による適正な公共サービスの検討現状及び将来の市民ニーズに的確に対応していくため 近隣の類似施設との機能集約や複合化 既存施設の転用による新規サービスの提供 同一機能を有する施設の統合化等 効率的な施設の配置検討を行い 公共施設サービスの適正化を図ります 原則 3. 市民との協働公共施設の再配置等は市民生活に少なからず影響を与えますが 市民利用の多い施設について特にその影響は大きいと考えます したがって施設の目的に応じて市民との協働で機能更新等を進めます 原則 4. 各方針 計画等との整合性 各施設所管課にて策定している方針 計画等について十分考慮したうえでの検討を行います 優先的に検討すべき施設本市では市民と行政の協働のまちづくりを進めていくために 八尾市市民参画と協働のまちづくり基本条例 に基づき 学校区を中心とした地域コミュニティの活性化を推進してきました 今後もこの八尾スタイルの地域分権を推進していくためには地域コミュニティの活動の場の更なる充実が重要であると考えるため その拠点となるコミュニティセンター等 ( 出張所 コミュニティセンター 人権コミュニティセンター ) については優先的に検討を行うこととします 20

24 (1) 地域拠点一覧 ( 建設年順 ) No. 施設名 建設年 築年数 延床面積 ( m2 ) 1 桂人権コミュニティセンター S38(1963) 54 1, 安中人権コミュニティセンター S42(1967) 志紀コミュニティセンター S49(1974) 久宝寺コミュニティセンター S54(1979) 緑ケ丘コミュニティセンター S56(1981) 南高安コミュニティセンター S57(1982) 竹渕コミュニティセンター S59(1984) 曙川コミュニティセンター S59(1984) 高安コミュニティセンター ( 歴史民俗資料館併設 ) S62(1987) 山本コミュニティセンター ( 山本図書館併設 ) H8(1996) 21 4, 大正コミュニティセンター ( 水防センター併設 ) H26(2014) 3 1, 龍華コミュニティセンター ( 龍華図書館併設 ) H27(2015) 2 3,520.0 歴史民俗資料館は別棟であるため面積はコミュニティセンター分のみ 桂人権コミュニティセンター 緑ヶ丘コミュニティセンター 久宝寺コミュニティセンター 山本コミュニティセンター 高安コミュニティセンター 竹渕コミュニティセンター 安中人権コミュニティセンター 龍華コミュニティセンター 曙川コミュニティセンター 南高安コミュニティセンター 志紀コミュニティセンター 大正コミュニティセンター 図 4-1 地域拠点位置図 21

25 (2) 建設年別整備状況 公共施設機能更新等の考え方の原則 の中で継続して活用を続ける施設については長寿命化を図ることとしていますが 一般的に建設後 30 年以上経過する施設に対しては大規模修繕等の対応が必要となり 60 年以上経過すると更新等の検討が必要となります 地域拠点の建設年を見ると ほとんどの施設が建設後 30 年以上経過しており これらについては何らかの対策を行う必要があると判断します (3) 地域拠点全体としての方向性について 地域分権推進による地域のまちづくりの中心的な役割を果たすよう配置について検討します 市民生活の身近な拠り所となる総合行政の拠点へと発展できるよう 地域のネットワークを強みにした総合行政の場として出張所の機能を再編し 充実していきます 地域拠点としての機能を充実させるべく類似機能を有する近隣の施設との複合化を検討します (4) 地域拠点の検討について 1 桂 安中人権コミュニティセンターについて 公共施設機能更新等の考え方の原則 から建設後 50 年以上が経過する桂人権コミュニティセンター 安中人権コミュニティセンターについては特に優先的に検討を進めていく必要がありますが この2 施設の近隣には 優先的に修繕等を実施すべき施設一覧 (P17 参照 ) に記載のある桂老人福祉センターや安中老人福祉センターをはじめ市営住宅等の多くの公共施設が整備されています また 桂小学校については特色ある学校づくりに向けて教育内容や施設整備の検討を行っています これらについては個別施設を点として捉えるのではなく 他の公共施設や公有地等も含めた地域全体のまちづくりとして計画的に検討を進めていくこととします 2 久宝寺 緑ヶ丘 南高安 曙川 高安コミュニティセンターについて 公共施設機能更新等の考え方の原則 や 地域拠点全体としての方向性 近隣の施設の動向等を鑑みつつ 建設後 30 年以上が経過する上記施設については長寿命化もしくは複合化等の検討を進めます なお 上記施設と同様に建設後 30 年以上が経過する志紀コミュニティセンターについては平成 27 年度 (2016 年度 ) に実施した耐震補強工事に合わせて機能更新 ( 長寿命化 ) 済であり 竹渕コミュニティセンターについては近隣に所在する竹渕小学校区集会所の廃止に伴い平成 29 年度 (2018 年度 ) 中の竣工をめざし 現在建替えを進めています 22

26 4.2.3 新たな行政課題等本市では地域コミュニティの活動の拠点となるコミュニティセンター等について優先的に検討を進めることとしましたが まちづくりや行政課題等の視点からみると以下の施設についても検討を進めていく必要があります (1) 文化会館 生涯学習センターについて 優先的に修繕等を実施すべき施設一覧 (P17 参照 ) に記載のある文化会館 生涯学習センターについては施設規模 対象圏域 機能面等からも本市全体への影響が特に大きいと考えられるため 安全性の確保のみでなく施設のあり方を含めた検討も進めます 1 文化会館 ( 建設 : 昭和 63 年 (1988 年 ) 延床面積 :14,658 m2 ) 本市における文化の情報と交流の場を市民に提供し 市民の自主的な文化活動の展開によって市民文化の創造及び振興を図ることを目的として設置されましたが 一般公共施設の中でも市役所本庁舎の次に規模の大きな施設であり また まちづくりの視点からは本市の 都市核 の中でも 中心核 として位置付けられている近鉄八尾駅周辺に所在しているため 文化サービスの拠点としての必要性も含めたあり方について検討を行います 都市核 都市の拠点のこと 八尾市都市計画マスタープランでは 近鉄八尾駅周辺を 中心核 JR 八尾駅及び近鉄河内山本駅周辺を 副次核 JR 久宝寺駅及び大阪市営地下鉄八尾南駅周辺 を 新都市核 として位置付けています 2 生涯学習センター ( 建設 : 平成 6 年 (1994 年 ) 延床面積 :9,905 m2 ) 市民の生涯学習を推進し 市民の教養 文化の発展と健康と生きがいのある市民生活の向上を図ることを目的として設置され 住民に身近な保健と福祉の総合的機能である保健センター機能を有しています 本市では 地方自治法の一部改正により中核市の指定要件を満たすようになったため 新たな権限を有することで市民サービスの向上につなげていくべく平成 30 年度の中核市移行に向けて準備を進めていますが 中核市移行によりこれまで大阪府が設置 運営していた保健所を市が運営することになります 保健所は広域的 専門的 技術的拠点及び健康危機管理の拠点としての機能を有しますが この新たに公衆衛生の拠点となる保健所の機能と保健センター機能との連携強化を図り 市民主役の健康づくりをより強く推し進めていけるように検討を進めます また 近隣施設との複合化等についても検討を行います (2) その他 新たな行政課題等に対応するため以下の施設についても検討を行います 1 歴史民俗資料館 ( 建設 : 昭和 62 年 (1987 年 ) 延床面積 :1,194 m2 ) 平成 28 年度 (2016 年度 ) に 続日本紀 に記載がある弓削道鏡と称徳天皇ゆかりの由義寺の手がかりとなる貴重な遺構が発見されました これは本市が歴史の貴重な舞台として また河内地域の中心地として栄えてきた証の一つであり 今後はこれを契機に 歴史資産のまち やお とし 23

27 て本市が有する豊富な歴史性や文化財を活かした魅力発信を進めていきます 歴史民俗資料館は 市内に散在する美術 古文書 民俗 考古等の文化財及び文化財に係る資料を収集 保存するとともに 展示して広く一般に公開し 文化の向上と文化財の保護に資することを目的として設置されていますが 今後 由義寺等の新たに発見された本市の歴史的な魅力を効果的に発信していくための拠点として必要な機能やそれにふさわしい規模等についてあらためて検討を行うこととします 2 ( 仮称 ) 八尾子どもセンター現在 核家族化や共働き世帯の増加等日常生活における市民ニーズは多様化してきており 児童虐待防止の対応として児童家庭や教育に関する相談件数は増加傾向にあります 本市では 平成 27 年 (2015 年 ) に 八尾市こどもいきいき未来計画 を策定し 保護者や子どもの育ちに応じた切れ目のない支援の充実を目標に掲げ 子ども 子育て支援の取り組みを進めてきました 特に相談 支援については保健 福祉 子育て 教育等各分野における専門性を発揮し対応してきましたが 今後はこれまで以上に各分野の連携や相談体制の強化 交流活動の促進等が求められています また 国においても子ども家庭支援の拠点整備等が検討されている中 これら国の動向や社会情勢を見極めながら現在ある相談機能の複合化や連携強化等により切れ目なく子ども 子育てを総合的に支援する拠点となることをめざし ( 仮称 ) 八尾子どもセンター整備に向けた取り組みを進めていきます 24

28 5 スケジュール案 本計画の中で提示した各項目について以下のとおり進めていくこととします なお 前述のとおり本計画においては公共施設の保全 ( 安全性の確保 ) を最優先に考えます 5.1 公共施設の保全について 短中期修繕計画 (P16~19 参照 ) 優先的に修繕等を実施すべき施設一覧 (P17 参照 ) に記載のある施設のうち 屋根 ( 屋上 ) 外装 ( 外壁 ) の評価が D であるものについては 財政状況を考慮しつつ平準化を行い 本計画期間内 ( 平成 29 年度 (2017 年度 )~ 平成 33 年度 (2021 年度 )) の中で対応し 安全性を確保することとします また この間に保全サイクルの構築を行い 施設の状況が悪化することを未然に防ぐ計画的な保全につなげます 5.2 再編再配置を含む機能更新について 優先的に検討すべき施設 (P20~P22 参照 ) 地域拠点のうち 桂人権コミュニティセンターと安中人権コミュニティセンターについては 4.2.2(4)1 桂 安中人権コミュニティセンターについて に記載した考え方のもと 本計画期間内 ( 平成 29 年度 (2017 年度 )~ 平成 33 年度 (2021 年度 )) にて一定の方向性が見出せるように基本構想等の策定を行います その他の地域拠点については適宜検討を進めます 5.3 再編再配置を含む機能更新について 新たな行政課題等 ( P23~P24 参照 ) 文化会館 生涯学習センターについては 4.2.3(1) 文化会館 生涯学習センターについて に記載した考え方のもと 平成 29 年度 (2017 年度 ) よりそれぞれのあり方について検討を始めます また この2 施設については 優先的に修繕等を実施すべき施設一覧 (P17 参照 ) にも記載のある安全性の確保が必要な施設でもあるため 方向性に沿った形での修繕等を実施することとします 歴史民俗資料館については由義寺の遺構の調査に合わせ そのあり方についての検討を進めます ( 仮称 ) 八尾子どもセンターについては平成 29 年度 (2017 年度 ) に機能や役割等についての考え方を取りまとめます なお 施設の整備等については必要な機能から見た適正な規模についての精査を行いつつ計画的に進めていくこととします 5.4 その他の取り組みについて本市では上記 5.1 ~ 5.3 に記載のある事項について優先的に取り組みを進めていきますが これら以外の消防施設等のその他の施設についても当然ながら老朽化対策や適正配置等の検討は進めていかなければなりません また 人口減少や少子高齢化をはじめとした社会情勢の変化に対応するためには 本市だけの取り組みとして進めていくのではなく 公共施設マネジメントに関する取り組み方針 の方向性 7 広域連携 のとおり 国や大阪府 近隣自治体との広域連携も検討する必要があります このように 本計画に記載していないその他の施設についても社会情勢の変化や多様化する市民ニーズに柔軟に対応するため 国等の動向も踏まえつつ 必要に応じて適宜検討 取り組みを進めることとします 25

29 26

30 刊行物番号 H29-51 八尾市公共施設マネジメント実施計画 平成 29 年 (2017 年 )6 月発行発行 : 八尾市政策企画部政策推進課 大阪府八尾市本町一丁目 1 番 1 号電話 : FAX :

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