分科会 2 ワークショップ母乳育児支援の困難を乗り越える最初の 1 か月 WORKSHOP: OVERCOMING DIFFICULTIES OF SUPPORTING BREASTFEEDING DURING THE FIRST MONTH 滝元宏 ( 小児科医 2006 年認定 ) Moto

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かおりみおか
5 years ago
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1 分科会 1 ワークショップホントウソどっちだろう? ~ 母乳育児にまつわる諸説 ~ IS IT FAKE OR FACT? ~INVESTIGATION OF BREASTFEEDING MYTH~ 菅原光子 MITSUKO SUGAWARA CNM IBCLC 戸田千 YUKI TODA MD IBCLC 吉澤志麻 SHIMA YOSHIZAWA RN IBCLC 1. 母乳育児にまつわる諸説をとりあげ < ホント >< ウソ >< どっちだろう > に振り分けて現状を把握する 2. 母親はどのような手段で母乳育児に関する情報を得ているのか実際にネットで検索して課題をあげることができる 3. 適切な情報源を知ることができ提案できる 4. 不適切な情報のもとで母乳育児をしている母親に IBCLC として支援ができる現代の子育て中の母親は子育てでわからないことや不安なことがあると情報源として WEB サイトやアプリを活用することが多くなっている時間関係なく調べられることですぐに情報が得られるというメリットがあるその情報の発信源は産科医師小児科医師助産師育児経験のある母親育児中の母親など様々であるその他の情報源として保健師栄養士実母や義母そして友人地域の子育てセンターなどが挙げられるだろう母乳育児にまつわる情報の中には諸説人伝てのアドバイスなど根拠が明示されず信憑性が高いとは言えないものを散見するこれらの情報を頼りに懸命に母乳で子どもを育てる母親を支援するケースでは母乳育児がつらい早くやめたいと訴えるような困難を抱えていることもある今回は母乳育児にまつわる明らかにウソエビデンスはあるのだろうか? と思われる諸説をとりあげまたグループごとに実際ネットで母乳育児に関するワードで検索を行う IBCLC は根拠に基づく情報のもとに支援する責任と義務がある根拠と明示されない情報での母乳育児をしている母親へ IBCLC としてどのように情報発信して母親をエンパワーメントして支援していくのかをグループでディスカッションする時間としたい

2 分科会 2 ワークショップ母乳育児支援の困難を乗り越える最初の 1 か月 WORKSHOP: OVERCOMING DIFFICULTIES OF SUPPORTING BREASTFEEDING DURING THE FIRST MONTH 滝元宏 ( 小児科医 2006 年認定 ) Motohiro Taki, MD, IBCLC 東京都保健医療公社在原病院菊池啓子 ( 助産師 2006 年認定 ) Keiko Kikuchi, CNM, IBCLC 春ウイメンズクリニック洞口信子 ( 助産師 2009 年認定 ) Nobuko Horaguchi, CNM, IBCLC 仙台医療センター 1 出産から 1 か月健診までの日常の母乳育児支援において支援する上で感じている困難をあげることができる 2 グループ内であげられた困難をシェアしその要因となる共通の課題を明確にする 3 出産から 1 か月健診までの日常の母乳育児支援においてあげられた課題に対し必要な情報や対応方法について考える 4 出産から 1 か月健診までの母乳育児支援において改善すべきことや必要なことを明確にし今後の活動に生かすことができるようにする厚生労働省による平成 27 年度乳幼児栄養調査によると日本の妊娠中の女性の 90% 以上が母乳で育てたいと希望しているが生後 1 ヶ月での母乳育児率は 50% ほどに留まっている母乳育児に関する様々な時には矛盾する情報に不安感や困難感を抱きながら母乳育児をしている母親が見受けられることも多く適切な情報提供や支援が十分とは言えない現実がある IBCLC として日々母乳育児支援活動を行う中で様々な課題や臨床現場で支援が困難なケースに遭遇しつなげていくことの難しさを実感することが多々あるこのワークショップでは一般的に産科施設で関わることが多い分娩後から 1 ヶ月健診までの母乳育児支援について IBCLC 一人一人が日々困難に感じていることにフォーカスを当て個々の体験にとどまらずシェアし共通の課題を明確にしていきたいと思うその中で今回のワークショップでは経時的に 1 出産から退院まで 22 週間健診時 31 ヶ月健診時それぞれの時期に困難に感じている状況課題について IBCLC としての役割実践どのような対応方法があるのか改善できることをグループワークを通して考え学び今後の活動につなげていきたい年に一度の IBCLC 同士本音で語り合える場です普段の悩みをシェアしながら明日に向かってのヒントを一緒に考えていきましょう

3 分科会 3 乳児期の母乳育児支援と地域連携 ~ 母親が自信をもって母乳育児を楽しむために ~ BREASTFEEDING SUPPORT BEYOND NEWBORN PERIOD AND COMMUNITY NETWORK FOR MOTHERS TO ENJOY BREASTFEEDING WITH CONFIDENCE 古賀浩子 Hiroko Koga, RN,CNM,IBCLC 江田明日香 Asuka Eda, MD,IBCLC 1 地域における乳児とその母親への参加者それぞれの母乳育児支援について参加者それぞれの現状を共有する 2 地域で IBCLC が果たす役割について考え支援者間での良好な連携方法を探る母親は産後に赤ちゃんの体重の増えは順調?! 母乳や粉ミルクは足りている?! 授乳間隔は〇時間以上空けるの? 乳腺炎などトラブルの予防や対処法は? など様々な戸惑いを感じることが多い児の月齢が進めば親の悩みも変化しどんな風に離乳食を始めるの? 離乳食を始めたらおっぱいがつまりやすいって本当? など補完食に関連する栄養相談も多く寄せられるようになるインターネットなどで得た情報を参考にする母親も多く現状との違いによって母親やその家族の不安は膨らむばかりである IBCLCは母親とその家族が母乳育児から始まる子育てを安心して楽しめるよう支援する役割がある特に乳児期は地域の中でも個々の育ちに合わせた支援を継続的に行う必要がある地域における母親の支援先は赤ちゃん訪問や小児科クリニック乳児健診子育て広場など多岐にわたるため支援者同士が円滑に連携をとることが求められるまた 2018 年に改訂された母乳育児がうまくいくための 10 のステップ ~ 施設として必須の要件 ~ は産科施設のみならず地域においても必須の要件と考えられる IBCLC は地域の支援先がこれらの要件を満たすために中核となって行動することが求められるだろうこの分科会では前半では参加者よる地域連携の実例紹介を後半にはいくつかの事例についてグループワークを行い学習目標の到達を目指すディスカッションの中から参加者それぞれが地域に戻って早速実践できる支援連携方法を共有できればと考えている

4 分科会 4 基礎疾患のある児への母乳育児支援 BREASTFEEDING SUPPORT TO INFANTS, MOTHERS AND FAMILIES WITH MEDICAL CONDITIONS 吉田久美子 Kumiko Yoshida, CNM,RN,IBCLC 一般社団法人キッズラバルカこども訪問看護ステーション mom 林珠巨 Tamami Hayashi, NS,IBCLC 川口市立医療センター NICU 安原肇 Hajime Yasuhara, MD,IBCLC 奈良県総合医療センター新生児集中治療部 1. 基礎疾患のある児の特徴を知る 2. 基礎疾患のある児を出産した母親とその家族の心理的社会的特徴を知る 3. 事例を通して基礎疾患のある児の母乳育児支援の実際を知り今後の支援に活かすことができる基礎疾患のある児の多くは周産期の問題や先天的な要因のために NICU に入院することが多く退院後の医療も継続する基礎疾患のある児の母乳育児支援は入院中からの搾乳や授乳などの直接支援だけでなくこれら周産期の問題や先天的な要因に対する家族の気持ちを整理することや基礎疾患に伴う生活上の変化や心理社会的な問題が生じるなどその母親家族をトータルとして考え母乳育児が退院後も継続できるようサポートしていく必要があるさらに家族の状況はそれぞれの家族で異なるため母親家族同僚 (IBCLC だけではない ) やその家族に関わる支援者とのコミュニケーションはより重要となる当日はグループワークを行う予定であるが事例検討を通してこれまでの支援の経験などを共有し自らのもしくは参加者の経験がこれから出会うかもしれない母親家族の母乳育児も含めた育児支援に活かせるような場にしたい

5 分科会 5 コミュニケーションスキルの基本のキ ~ 聴く力を体感しよう! THE ABCS OF COMMUNICATION SKILLS~ LET S EXPERIENCE THE POWER OF LISTENING! 高橋有紀子小児科医 IBCLC FABM Yukiko Takahashi, MD, IBCLC,FABM 大矢公江小児科医 IBCLC Kimie Ohya, MD, IBCLC 1. コミュニケーションスキルの基本を確認する 2. 相手の経験感情を共に感じ聴く聴いてもらう実践を通して相手に寄り添うことと寄り添う中で支援者自身の問題とも向き合うことの意味を体感する母乳育児支援者が目指す支援の一つに母親が自ら持っている力に気づき自信を持って母乳育児できるようになるということがあげられる信頼関係のある相手に十分に話を聴いてもらうことで母親が抱えている問題を整理して向き合えるようになると自身の力で問題解決できるようになる支援の場でこういった変化はしばしば経験されるコミュニケーションスキルは母乳育児支援において欠かせないものであるしかし机上の学習だけではよくわからない難しい使ってみたが上手くいった実感が持てないだから苦手に感じてしまうなど悩むことがあるかもしれないこの分科会ではコミュニケーションスキルの基本を確認した上で参加者に聴く聴いてもらう体験をしてもらうことを主眼とするこの経験を通じて相手に寄り添うことひいては寄り添うなかで支援者自身の問題とも向き合うことについても体感していただき今後の支援に活かせるような機会をつくることを目標にする

Microsoft Word - 44回神戸抄録.docx

Microsoft Word - 44回神戸抄録.docx Neo-BFHI とファミリーセンタードケア Neo-BFHI and Family Centered Care 大山牧子 ( 新生児科医医学博士 IBCLC) Makiko Ohyama, MD, PhD, IBCLC 1. ファミリーセンタードケアの概念を知る 2.Neo-BFHI はファミリーセンタードケアを母乳栄養母乳育児の側面からとらえたものであることを理解する 3. 母乳育児支援者として

分科会 2 ワークショップ 母乳育児支援の困難を乗り越える 最初の 1 か月 WORKSHOP: OVERCOMING DIFFICULTIES OF SUPPORTING BREASTFEEDING DURING THE FIRST MONTH 滝元宏 ( 小児科医 2006 年認定 ) Moto

分科会 2 ワークショップ母乳育児支援の困難を乗り越える最初の 1 か月 WORKSHOP: OVERCOMING DIFFICULTIES OF SUPPORTING BREASTFEEDING DURING THE FIRST MONTH 滝元宏 ( 小児科医 2006 年認定 ) Moto