ポットホール発生箇所 応急処置後 写真 -1 局所沈沈下部のコア調調査 より脆弱化しした混合物に輪輪荷重が作用し, ひび割れ部部の噛み合せや水水の擦り磨きででひび割れの角角欠けが助長さされ, ひび割れかららの浸水によりり表層と基層のの層間はく離にに伴い発展するももので, 主としして表基層が飛飛散する

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1 土木学会論文集 E1( 舗装工学 ), Vol.7, No.3( 舗装工学論文集第 19 巻 ),I_17-I_24,214. 排水性舗装の基層以深の劣化を要因としたポットホール発生予測手法の一提案 橋爪謙治 1 橋本和明 2 明石行雄 3 全邦釘 4 1 正会員西日本高速道路エンジニアリング四国 ( 株 )( 香川県高松市花園町三丁目 1 番 1 号 ) kenji.hashizume@w-e-shikoku.co.jp 2 正会員西日本高速道路エンジニアリング四国 ( 株 )( 香川県高松市花園町三丁目 1 番 1 号 ) 3 正会員西日本高速道路エンジニアリング四国 ( 株 )( 香川県高松市花園町三丁目 1 番 1 号 ) 4 正会員工博愛媛大学大学院理工学研究科 ( 愛媛県松山市文京町 2 番 5 号 ) 排水性舗装の損傷進行の把握を目的として, 高精度な路面性状車両で, 同一箇所の隔月計測を実施した結果, この場所では短期間でひび割れ発生からポットホールへ進展する事象を確認した. この様な損傷は従来の評価 ( ひび割れ, わだち, 平坦性 ) 指標や調査頻度では早期に発見, 予測できない. 本論文は, 高精度で取得した路面の高さ情報を解析することで, 排水性舗装特有の局所沈下量という新たな評価指標を提案するとともに, 損傷要因に応じた損傷進行における成長曲線モデルを導くことで, ポットホール発生予測を提案するものである. Key Words : pot-hole, porous asphalt pavement, evaluation indicator, growth curve model 1. はじめに我が国の高速道路は, 表層部に排水性舗装 ( ポーラスアスファルト舗装 ) が標準採用されており, 密粒舗装より排水性舗装の占める割合が増加している. また, 損傷形態については, 従前の密粒舗装では表層あるいは表基層部の損傷が主体であったが, 排水性舗装においては本来機能である雨水の浸透により, 基層及び路盤など深層部に至る構造的損傷が散見されている. 現在, 高速道路では, 安全性や走行快適性の観点から 3 年に 1 回の頻度で路面性状調査を実施し, さらには特定箇所について基層以深の損傷など舗装構造体の評価を目的とし,FWD 測定やコア 開削調査を実施している. この調査結果が適切な維持管理を行うための基礎資料となっている. 当社の道路管理区間で, 排水性舗装に生じる損傷のうち, 路面のひび割れ確認後,3 ヶ月程度と比較的短期間でポットホールが散見する事象が発生した. この事象は前述した路面性状調査頻度では早期発見が難しく, 従来の評価指標からポットホール発生時期の追究はできなかった. この対応として定期的に日常点検を実施しているが, 事後保全となっているのが現状である. 筆者らは路面の横断形状が高精度に測定できる光切断法を使用した測定器を搭載した路面性状調査車両 ( 以下, 路面性状車 ) を使用し, 幅方向 1.68 mm, 進行方向 5.6mm ピッチで高さ測定した 1). 本論は, 路面高さを定期的に測定することで, ポットホールの発生個所を推定するための新たな評価指標を提案するとともに, 予防保全となる補修計画に資する排水性舗装の損傷成長曲線モデルを作成し, 維持管理する手法を提案するものである. なお, 本論は特定した評価区間において実施したものであり, その他の区間については気象条件, 交通特性, 舗装構成 ( 路床材質 ) が異なるため, 評価指標, 評価値がそのまま適用できるとは限らない. 2. ポットホールの損傷形態ポットホールとは, アスファルト混合物が剥奪飛散することで路面に小穴が生じる事象をいい, 道路管理上, 速やかな対応が求められる事象である. 発生機構は 2 つに大別できる. ひとつは, 舗装表面に発生したひび割れからの浸水に I_17

2 ポットホール発生箇所 応急処置後 写真 -1 局所沈沈下部のコア調調査 より脆弱化しした混合物に輪輪荷重が作用し, ひび割れ部部の噛み合せや水水の擦り磨きででひび割れの角角欠けが助長さされ, ひび割れかららの浸水によりり表層と基層のの層間はく離にに伴い発展するももので, 主としして表基層が飛飛散する. 二つ目は, アスファルトト混合物層の底底面から生じたたひび割れがアススファルト混合合物層を貫通し, 浸水によりり路盤及び路床がが泥濘化するこことや, 写真 -1 のように基層層以 深のアスファァルト混合物のの脆弱化により, 空隙の発生生や支持力低下にに伴い進展するるもので, アスファルト混合合物層全体が飛散散する 2). 排水性舗装装に局所的な沈沈下が生じる原原因は, 排水基基面となる基層上上の滞水がひびび割れや施工目目地から路盤へへ浸入し, ひび割割れの進展に伴伴い路盤の細粒粒分が噴出するることで空隙が生生じる 3). この空隙により生生じた局所的なな沈下領域は, 基層にくぼみをを生じさせ, 雨水水等が滞水する. この水の介在在が表層や基層層部の脆弱化をを助長する 4). また, 供用年数数が経過してももなお建設時のの舗装が現存ししている箇所は, 舗装各層が密密着し, 雨水のの浸透や滞水ががないことが知らられている 5). 以上の見解解から, 排水性性舗装のポットホール損傷形形態は, 水溜まりり部 ( 局所沈下下領域 ) がポッットホール発生生に起因する要因因として検討しした. (a) H25.1 (b) H25.11 (c) H25.12 (d) H26. 1 (e) H26. 2 徐々々に進展して発発生するのでははなく,1 ヶ月 ( 平成 25 年 12 月から平成 26 年 1 月 ) という短い期間ののなかで表面 化したことが窺ええる. 従来の密密粒舗装の場合合は, ポット ホーールの前兆としして, 亀甲状ののひび割れが発発生したのち, 降雨雨など外的要因因が引き金とななってポットホホールが発生 する. このため, 路面性状調査査でのひび割れれ率は維持管 理を行ううえで有有効な指標でああった. しかし, 排水性性舗装の場合は, 写真 -2 のように 1 ヶ月 という短い期間のの中で, 突然ポポットホールがが発生した. この場合, ひび割割れ率等を管理理指標とするこことが困難と なる. 4. 高さ情報を活用した評価価指標の提案 (1) 高さ情報の取取得原理 写真 -2 可視画像にによる損傷推移 光切断法は撮影影対象物に対しして直上からレレーザにより 線状状のマーカー ( 以下, スリッットレーザーとという ) を照 射しカメラで斜めめから撮影する ( 図 -1). 撮影対象物が平平面の場合, マーカーは直線線として映るが, 凹凸の場合はは歪んで映る. この原理で高高精度な高さ情報報を面的に取得得することがでできる. 3. 排水性性舗装の損傷推推移 (1) 定期測定定排水性舗装装でのポットホホールの発生時時期を確認するるために, 高速道道路の 27km/ 車線を対象に光光切断法によるる形状測定とカララーラインスキキャンカメラをを利用し, 路面面状況を平成 25 年 1 月から平平成 26 年 2 月の隔月, 定期測測定した. (2) 可視画像像による損傷推推移測定区間内内でポットホーールが確認でききた箇所の可視視画像による損傷傷推移を写真 -2 に示す. この結果かから, 当該箇所所のポットホーールはひび割れれが (2) 光切断法を用用いた横断形状状測定光切断法の原理理を利用して, スリットレーーザのマーカーを車両進行方向向に直角に配置置し, 本線横断断方向の形状測定定が可能となっった. 測定ピッッチは 1.68mm, 誤差 ±1mm 以下下で, 図 -2 のようにひび割れれも撮影するこことが可能である 1). 測定対対象物に対してスリットレーザーを直上から照射 進行方方向 エリアカメラで斜めから撮影 図 -1 光切断法法の概念図 I_18

3 中央破線 高さ画像 ( 黒色が低い ) ひび割れ 外側線 レーンマーク Dmax A A' 図 -4 従来のわだち評価概念図 1 9 A-A' 横断プロファイル 局所沈下 高さ (mm) 図 -2 わだち測定の例 図 -3 路面高さ情報の推移 ( 画像処理結果 ) (3) 高さ情報による損傷推移本論は路面高さを利用して局所的な不等沈下を明示できる画像処理で検討を実施した. 局所的な不等沈下を明示するには, 路面の不陸やわだちの影響を除くことが必要である. このため式 (1) のとおり路面高さの移動平均を求めて対象ピクセルの路面高さを引算した.,,, ここで, 入力画像 :, 出力画像 :,, ひび割れ , n = 3mm とする 外側線内側からの距離幅 (mm) (mm) ポットホール発生箇所 ひび割れ 応急処置後 (a) H25.1 (b) H25.11 (c) H25.12 (d) H26. 1 (e) H26. 2 (1) (2) 式 (1), 式 (2) で画像処理を行い, 局所的に沈下している範囲を明示した ( 図 -3). 図中に示すとおりポットホールが出現する領域は 3 ヶ月前から局所的に沈下していることがわかる. つまり, 局所的な沈下領域がポットホール発生の先行指標になることを意味する. (4) 評価指標としての局所沈下量の提案 a) 従来評価による局所沈下量把握における課題従来評価であるわだち量 ( 図 -4) は, ある区間のわだちが全体的に大きい箇所の傾向を捉えるのに適している. 破線 : 局所沈下領域実線 : わだち量が小さい区間の横断形状 図 -5 局所沈下量の概念図 また, 排水性舗装は密粒度舗装に比べ耐流動性に優れる混合物であることから, わだち量が小さい区間で局所的な沈下が生じる. この沈下領域はポットホール発生の危険性が高いが, 従来の評価指標では把握することができない. b) 局所沈下量排水性舗装の損傷推移は局所的な沈下領域が縦断方向に拡大することから, ポットホール発生の先行指標として局所沈下量を提案できる. 局所沈下量の算出方法は, 評価地点のわだち量とを差分した値を局所的な相対わだち量として評価するものである ( 図 -5). ここでとは評価地点から前後 1m の縦断区間におけるわだち量の中央値と定義する. なお, 図 -3 に示すポットホール発生箇所における局所沈下量は, 平成 25 年 1 月時点では mm 程度であったが, 平成 26 年 1 月には 25mm を超過し, 局所沈下量の増加がポットホール発生の危険度を示すことが窺える. 5. 局所沈下量の成長曲線モデル (1) 排水性舗装の破壊形態土工区間におけるポットホール発生までの排水性舗装の破壊形態の概念を図 -6 に示す. 供用後土工部の初期圧密による一次 ( クリープ ) 変化を経て, 弾性領域を保持した状態である潜伏期間 ( 二次クリープ ) に進展する. この期間は基層以深の損傷進行が初期段階であることから変形量が微小で, 路面に沈下として現れない状態から, 一次クリープ 二次クリープ 時間 (t) ポットホール発生 三次クリープ 図 -6 排水性舗装の破壊形態概念図 I_19

4 貫通ひび割れが亀甲状に生じるまでの期間を想定している. 亀甲状のクラックが表面化した後は, 舗装本来の荷重分散機能の低下により, 塑性領域に至ることから加速的に損傷が進行するものと仮定した. (2) 成長曲線モデル成長曲線 ( 潜在曲線 ) モデルとは, ある個々のデータについて, 時間的要素である経過期間について縦断的データの解析を行ったものをいうこととする. このモデルは属性の違いによる個体差について説明変数で記述することができる 6). ここでいう観測変数は, 局所沈下量の評価区間 1m とした縦断的データであり, 損傷進行 ( 成長 ) を示したものである. なお, サンプル数は 52 箇所とした. 前項の仮定に基づき, 初期値である 1 月時点の可視画像を確認した. 亀甲状のひび割れの有無によって沈下領域が弾性体と塑性体の 2 つの属性に分類した結果, 変化傾向の違いを確認した ( 図 -7). また, 道路構造の違いについて局所沈下の推移傾向を確認した ( 図 -8). ここでは, これまでの点検結果から盛土区間においてポットホール発生箇所が多く確認されていることから 切土 盛土 に分類した. 次に, 道路線形の違いについて局所沈下の推移傾向を確認した ( 図 -9). サグ部は路面排水が滞りやすく, 舗装体の損傷を助長する要因である水の介在が懸念される区間であることから サグ その他 に分類した. さらには, 評価地点前後 1m の区間における損傷程度を示す について, 局所沈下量の進行性への影響について分析する. 進行 遅い (a) 切土部の局所沈下推移進行 早い (b) 盛土部の局所沈下推移図 -8 道路構造の違いによる損傷進行進行 遅い (a) サグ部以外の局所沈下推移 進行 遅い 進行 早い (a) 弾性領域の局所沈下推移 進行 早い (b) サグ部の局所沈下推移図 -9 道路線形の違いによる損傷進行これらの因子以外にも路線特性や材料特性による違いが考えられるが, サンプルデータが特定区間内であること, 因子が多いほど後述する分析が複雑となることから, 本論はこれらの属性を説明変数として設定した. (b) 塑性領域の局所沈下推移 図 -7 変形領域の違いによる損傷進行 (3) 成長曲線モデルの分析結果成長曲線モデルを分析した結果, 弾性領域は一次式, 塑性領域は二次式をあてはめたモデルを構築した. なお, I_2

5 分析に使用したサンプルは測定時点が個体ごとにそろっていないため, 沈下の進行度合いを重視した. 潜在変数である一次式のモデルの 傾き 切片, 二次式のモデルの 係数 に対し, 時間経過を示す観測変量と属性を示す説明変数の関係をパス図として図示した. このパス図内の単心円はその変数内の誤差を示し, 楕円は潜在変数, 四角枠は既知である観測変数及び説明変数, 矢印は要因と結果を示す因果関係を示すパス係数を示している 6). 提案する予測式はできる限りシンプルであることが望ましい. 説明変数を道路構造では盛土とその他 ( ここでは切土 ), サグ部とその他として設定し, モデルは盛土 サグ部であれば従属変数への影響があるため 1, 切土 サグ部以外であれば影響しないため とした. a) 弾性領域の一次式のモデル弾性領域のパス図を図 -1 に示す. このモデルの適合度検定結果は良好で, カイ二乗分布内の自由度 25 における値は , 有意な差 (1% 未満で有意 ) を示す有意確率は.3% であった. このパス係数の推定結果から導き出した一次式を表 -1 に示す. 傾き については説明変数のサグ, 盛土, の影響を受ける. 切片 については説明変数のサグの影響を受ける. これは盛土区間でかつサグ部区間である重複区間で最も局所沈下の進行が早いことが考察できる. また, 弾性領域の路面状況は微細なひび割れがあり, 高さ画像で局所沈下領域が不明確である ( 写真 -3). b) 塑性領域の二次式のモデル塑性領域のパス図を図 -11 に示す. このモデルの適合度検定結果は良好で, カイ二乗分布内の自由度 27 における値は , 有意な差 (1% 未満で有意 ) を示す有意確率は.8% であった. このパス係数の推定結果から導き出した二次式を表 -2 に示す. なお, ここでは二次式を式 (3) とする. 図 -1 弾性領域における成長曲線モデル (a) 可視画像 (b) 高さ画像 写真 -3 弾性領域における局所沈下 1. 高さ (mm) -5. (3) 係数 a については説明変数の盛土の影響を受けるが, の影響は受けない. 係数 b についてはサグの影響を受ける. 弾性領域と同様にサグ部は塑性領域への推移も早い. また, 塑性領域の路面状況は亀甲状ひび割れの角欠けがあり, 高さ画像で局所沈下領域が確認できる ( 写真 -4). 係数 b 係数 a 表 -1 弾性領域における一次式 サグ部 その他 盛土 y=(.94+.3ω)x+5.97 y=(.75+.3ω)x+3.49 切土 y=(.6+.3ω)x+5.97 y=(.41+.3ω)x+3.49 y :, x : 経過月数 ( 月 ) ω : (mm) 図 -11 塑性領域における成長曲線モデル I_21

6 表 -2 塑性領域における二次式 サグ部 その他 盛土 y=.54 x y=.54 x 切土 y=.29 x y=.29 x y :, x : 経過月数 ( 月 ) (a) 可視画像 (b) 高さ画像写真 -4 塑性領域における局所沈下 2mm 1mm mm 2mm (a) サグ部における損傷成長曲線 (b) サグ部以外の一般部における損傷成長曲線 図 -12 盛土区間の成長曲線 1. 高さ (mm) -5. 1mm mm (4) 成長曲線の提案弾性体領域である一次式と, 塑性体領域である二次式を組合せることにより, 局所沈下量を予測する成長曲線が提案できる. 一次式の傾きはの影響を受けることから, ここでは当該区間の測定値を勘案し, m,1mm,2mm の 3 ケースを設定した. また, 危険度の閾値として塑性領域の二次式の係数 b の値及び可視画像による確認結果から, 亀甲状のひび割れが顕在化する mm 以上を 注意領域, ポットホールが発生した箇所における実績値から 25mm 以上を 要注意領域 とし, 一次式から二次式へ推移する時期は塑性領域へ推移する局所沈下量 mm に至る直前とした. 当該区間の盛土は脆弱な材料で構成され, 下層部の支持力低下が懸念されることから盛土区間の損傷進行が著しい. さらには, 雨水の排水が一般部より困難な状況であるサグ部か否かによって, 局所沈下の進行が異なることを考慮する必要がある. 以上のことから盛土区間における成長曲線については, 2 つのモデルを提案する ( 図 -12). 切土区間における成長曲線についても盛土と同様に 2 つのモデルを提案する ( 図 -13). 盛土区間に比べ弾性領域の期間が長く, 損傷進行は緩やかな進行傾向を示す. しかし, 注意領域に達すると特にサグ部の進行は盛土区間のその他一般部と同様の傾向を示すことから軽視できない. 6. 路面高さ情報による予防保全対策 (1) 成長曲線の提案ポットホール発生領域における局所沈下進行について, 成長曲線を基に予測を実施した. 本検討成長曲線の解析区間において, 路面性状調査を平成 26 年 4 月に実施し, 新たな指標である局所沈下量を算出した. この結果を初期値とし, 前項で述べた 4 つの要因に分類し, 各地点の局所沈下予測量を算出した. なお, 便宜上 1 地点を 1m としている. 図 -14 に検討区間である土工区間 23km/ 車線の予測結果を示す. (a) サグ部における損傷成長曲線 対象箇所数 ( 個 /1m) 要注意 : 局所沈下量 25mm 以上注意 : 局所沈下量 mm 以上 (b) サグ部以外の一般部における損傷成長曲線 図 -13 切土区間の成長曲線 図 -14 ポットホール予測結果 ( 全土工区間 23km/ 車線 ) I_22

7 対象箇所数 ( 個 /1m) 要注意 : 局所沈下量 25mm 以上 注意 : 局所沈下量 mm 以上 予測区間の決定 予測区間の諸元整理 図 - ポットホール予測結果 ( 盛土 サグ部区間 3km/ 車線 ) 図 -16 予測手法フロー 半年後の予測結果が要注意領域 箇所 /1m, 注意領域 54 箇所 /1m となる. 危険領域 ( 注意領域以上 ) の地点毎に予測量を算出していることから, 危険箇所が点在する場合はパッチングなどの延命処置, 一定区間に集中している場合は大規模舗装改良による更新時期, 及び補修範囲 費用の算定など補修計画策定に資する資料として活用できる. 次に, 検討区間のうち, 盛土かつサグ部区間 3km/ 車線の予測結果を図 - 示す. 現状として, 部分補修など維持管理が施されている事から, ポットホール発生に至る危険性は小さい. しかし, 損傷進行 ( 成長 ) が著しいことから, 当該区間においては注意領域に至る前に応急処置を実施することが望ましい. 本論の検討に採用したデータは,1 月から 2 月の冬季期間であること, 近隣の路線に比べポットホールの発生頻度が高い区間であることから, 提案したモデルは安全側の結果を導くものとなっている. よって, 定期測定を継続することで, 季節変動による違いを反映する必要がある. また, 他の路線へ適用するには, 舗装構成や補修状況, 交通量などの路線によって成長曲線モデルは異なってくる. 舗装の損傷を助長する要因分析と, 局所沈下量が増大していく時期が明確となる成長曲線モデルについて検討することが今後の課題である. (2) 予測手法の提案本論はある特定箇所でのポットホール発生に至る推移に基づくものである. 一般的な場所でのポットホール発 損傷推移の傾向分析 成長曲線モデルの作成 路面性状車による高さ測定の実施予測値の算出 局所沈下量の算出 ) 定期測定として隔月 5 ヵ月分が必要 補修計画の策定 7 12 生箇所を予測する方法を図 -16 のとおり提案する. 今後もこの予測手法による予測値と損傷推移について検証する必要がある. 5. まとめ本研究で得られた知見と今後の課題を以下に示す. (1) 排水性舗装特有の損傷である基層以深の劣化に伴う局所沈下の評価は, 従来の密粒舗装を対象とした路面評価指標では把握が困難である. (2) 排水性舗装の局所沈下の早期発見は, 高精度の高さ情報の取得で可能となる. (3) 路面高さ情報の画像処理を実施するとポットホール発生領域の可視化が可能である. (4) 排水性舗装特有の損傷である基層以深の劣化に伴う局所沈下を定量的に評価する指標として, 局所沈下量で評価できる. (5) 成長曲線モデルの分析結果から, 局所沈下量への影響度を示すパス係数の高い説明変数として, 土工分類 ( 盛土 切土 ), 滞水しやすさによる分類 ( サグ部, その他 ) で説明できる. (6) 排水性舗装の局所沈下量がここでは mm を超えると路面上に亀甲状のひび割れが発生し, 弾性領域から塑性領域へ推移した. (7) 排水性舗装の局所沈下量がここでは 25mm を超えると塑性領域で加速的に損傷が進行した. (8) 成長曲線モデルによって排水性舗装の局所沈下量に基づく予測が可能であるが, 定期測定による実測値を蓄積することで, 予防保全に寄与する現場に即した評価指標について検討していきたい. 参考文献 1) 林ほか : 路面性状調査車による排水性舗装の骨材飛散評価手法の提案, 土木学会第 68 回年次学術講演会, 平成 25 年 9 月 2) 北海道における道路舗装の耐久性向上と補修に関する検討委員会 : 北海道における道路舗装の耐久性向上と補修に関する技術ハンドブック, 平成 25 年 12 月 3) 高橋茂樹ほか : 高速道路における長期供用中のアスファルト安定処理層の損傷報告, 土木学会第 67 回年次学術講演会, 平成 24 年 9 月 4) 鎌田修, 山田優 : 水浸ホイールトラッキング実験による橋面舗装でのポットホールの発生とその要因, 舗装工学論文集, 土木学会,No,6,pp ,21. 5) 吉野公朗ほか : 高速道路におけるアスファルト舗装の 解体新書 プロジェクト- 調査結果 -, 土木学会第 68 回年次学術講演会, 平成 25 年 9 月 6) 豊田秀樹 : 共分散構造分析 [ 応用編 ],pp ,2. I_23

8 ONE APPROACH ON FORECASTING METHODS FOR POTHOLES TRIGGERED BY THE DETERIORATION OF THE COURSES DEEPER THAN BINDER COURSE OF POROUS ASPHALT PAVEMENT Kenji HASHIZUME, Kazuaki HASHIMOTO, Yukio AKASHI and Pang-jo CHUN With an aim to grasp the damage progress on porous asphalt pavement, those data has been measured every other month using the high-accuracy pavement-condition measuring vehicle at the sites. Afterwards, it is confirmed that the cracks have progressed to potholes in a short time at the concerned place. Such the damages could not be detected and forecasted at their early stage with the traditional evaluation indicators (cracks, rutting, and surface roughness) and the conventional frequency of investigations. This paper is to propose (i) the new evaluation factors, the partial settlement values specific to porous asphalt pavement, based on the analysis of the high-accuracy surface profile, and (ii) the forecasting method of potholes occurrence, introducing the growth curve models for the damage progresses specific to the damage factors. I_24

写真 -1 調査箇所 A (2 ヶ月経過 ) 写真 -2 調査箇所 A (34 ヶ月経過 ) 写真 -3 調査箇所 B (2 ヶ月経過 ) 13% の残存率となった 発生形態の異なるひび割れに対しシール材の注入を行った場合に 残存率の減少傾向に差が見られることが分かった トップダウンクラックが発生し

写真 -1 調査箇所 A (2 ヶ月経過 ) 写真 -2 調査箇所 A (34 ヶ月経過 ) 写真 -3 調査箇所 B (2 ヶ月経過 ) 13% の残存率となった 発生形態の異なるひび割れに対しシール材の注入を行った場合に 残存率の減少傾向に差が見られることが分かった トップダウンクラックが発生し 舗装の予防的修繕工法に関する調査報告 ( 独 ) 土木研究所寒地土木研究所寒地道路保全チーム 金子雅之熊谷政行丸山記美雄 舗装の 予防的修繕工法 は 舗装の破損に対して延命化を図る工法として期待され シール材の注入や路面切削など積極的に取り入れられている しかし その延命効果に関する検証が行われておらず 明確にする必要がある 平成 18 年度に試験施工として 発生形態が異なるひび割れ箇所において シール材の注入を行い追跡調査を行っている

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